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中空糸膜句会・作者発表

 投稿者:百花  投稿日:2017年 5月31日(水)23時08分58秒
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  中空糸膜句会・作者発表です。


このたびは中有の祭囃子かな     なむ   海
闇に脱ぎ抛れば虚空白浴衣      なむ   月海
湖沼学語り尽くして糸蚯蚓      なむ   月洋ゆ由
青蘆や虚実皮膜の恋愛論       なむ
黙し来てずぶりと抉る真桑瓜     なむ   あてゆ

哀しみは中位なりサングラス     海太   せ
緋目高に分相応の空ありぬ      海太   月
香水に辿り着きたる赤い糸      海太
緑蔭のふたりを分かつ薄き膜     海太   ゆけ
二合半や感極まつて流す汗      海太

中華街路地裏深く金魚売       月犬   海あ亜由苑けせ
雲の峰いつそう空を大きくす     月犬   朝百てゆ苑せ
羽化終えて風が攫ひし糸蜻蛉     月犬   せ
夜振火に粘膜騒ぐふたりかな     月犬   海
小博打に負け釣堀に来てをりぬ    月犬   朝む海てゆ苑せ

白々とまなぶた閉ぢし水中り     朝比古
青空を仰ぎて浴ぶるシャワーかな   朝比古  む
やさぐれて吹かれてゐたり蜘蛛の糸  朝比古  む百
ひきがへる横隔膜のありさうな    朝比古  月百あ洋亜
自転車の巡査へ茅花流しかな     朝比古

あまがえる中原中也あふれてる    洋子   百あ
鳰の巣へ円空仏のやうなもの     洋子   む月百由せ
糸からまる足踏みミシンゆすらうめ  洋子   亜苑
行行子かたいそざいの鼓膜かな    洋子   せ
夏闇へ灰皿なげてゐたりけり     洋子   けせ

恋遠し冷し中華に紅生姜       苑を   む海ゆ
空想科学読本虹の架かりをり     苑を   朝月け
梅雨寒や錦糸卵を散りばめる     苑を   月百て
水中花ゆつくりひらく鼓膜に穴    苑を   あ亜
しばらくは蛍袋に閉ぢ籠もる     苑を   朝月海百あて洋ゆ亜由

土曜日の冷し中華の酸つぱくて    あんこ  朝てゆ
薄暑光空つぽの部屋契約す      あんこ  朝月てゆ由苑け
麦の秋体操着から垂れる糸      あんこ  朝む洋亜由苑け
昼寝覚からだに膜の残りたる     あんこ  朝月百て洋ゆ由け
水音の速きへ蔦の茂りけり      あんこ  洋
釣堀や加藤一二三のやうな雲     あんこ  朝むて洋ゆ由け

中盤の長き中座よ五月闇       けんじ  む
空欄の消えぬ消し跡草苺       けんじ
一本の糸引き抜きて初浴衣      けんじ  む亜苑
薄膜を壊さぬやうに田水沸く     けんじ  百亜由
十分に乾ひてゐたり蟻地獄      けんじ  百ゆ亜由苑

梅雨兆すウルトラマンの中の人    亜紀   朝あ洋苑
空席のすぐになくなる夏の雲     亜紀   由苑
糸屑を拾ひ集めて閑古鳥       亜紀
牛乳の被膜のやうや夏霞       亜紀
キャラメルの一粒重し蟻の列     亜紀   む月百
麦の秋かつての職場仲間かな     亜紀   朝あ苑
中華飯店までの坂道緑さす      亜紀   む
夏帽子旧街道を行く一行       亜紀   海

海中の都も梅雨に入るころか     百花   海て
初夏の空間知覚あしのうら      百花
しつけ糸ゆつくり引いて更衣     百花   む
鼓膜からつながるこの世蝉丸忌    百花   月海あて亜
緑蔭の三・三・二・一・昼餉どき   百花

雷にピクリともせず読書中      由季   けせ
空欄を埋めんと蜘蛛の子の生るる   由季   洋けせ
夕さりの縦糸として枇杷の雨     由季   あてゆ亜苑せ
角膜の覚えてゐたるダリヤの?    由季
にせものの空本物の揚羽蝶      由季   海百ゆ

中に居るゴリラが笑ふ夏の雨     せせい
空が落ち滅ぶ妄想風薫る       せせい  海
糸電話夏を購買する程か       せせい
膜出来て清涼飲料水を飲む      せせい
薫風や土に気配をデッサンす     せせい

経理部の中山さんと著莪の花     てふこ  朝海洋
空つぽの水筒の中夏めきて      てふこ  むあ洋亜
糸通しすぐにこはれて薄暑光     てふこ  亜由け
前梅雨や我のどこかに横隔膜     てふこ
短夜に辣油一滴落としけり      てふこ  あ洋亜け

ここからが中野サンプラザの日陰   ゆかり  朝むて洋由苑
上空に北京から来た暑さゐて     ゆかり  月百あて由
糸が出て壊れ始める薄暑光      ゆかり  洋けせ
半透膜ありし記憶や夏の空      ゆかり  けせ
怖ろしき生き物のゐる夜店かな    ゆかり  朝月海百あ苑せ
 
 
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