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選句です。

 投稿者:松本てふこ  投稿日:2017年 6月 7日(水)02時58分24秒
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  ◯紫陽花や雨に目覚める銅の樋
擬人化がまさかの爽やかさ。

◯神楽坂赤銅色の夏の月
ナルシスティックな香りが漂いますね。

◯青銅(ブロンズ)の地獄の門へ蟻の列
道具立てとか、どう考えても重厚にやりすぎなんですが、
清々しいなーと思って。

◯銅鑼の音のほはんほははん雲の峰
「風死す」を使いたくなるような
夏の真昼を連想しました。
雲の峰の正攻法な使い方が成功してますね。

◯現像のされぬフィルムよ蛍籠
フィルムと蛍籠の取り合わせの意図を
色々想像して楽しくなっています。
どちらもある意味、蔵するものですよね。

◯現像の途中のやうな幽霊来
うまいこと言った!
そういえば、幽霊の俳句って作ったことなかったな。
作りたくなりました。

◯黒南風や書庫に無数の肖像画
白南風ではなく黒南風なの、わかるなあ。
「無数」と言えるほど作品は多く残っていないけど、
ベラスケスの肖像画の不思議な陰影を思い出しました。

◯仏像に凭れてゐたるビキニかな
軽みがいい。

◯文芸に忖度のいろ蓮浮葉
時事ネタ!w
蓮浮葉を取り合わせたところに相当な意地の悪さを感じます。
文芸はこうでなければ。

◯人でなしも七割は水ところてん
皮肉と虚無。
ところてんのちょっとなげやりに見えるセレクトがいいですね。

◯水無月の人工島の灯りゐる
夜に、島ではないところから島を見ている。
あの島は、作られた島。
水無月がいいんですよね、この句。

◯竹婦人ほどけゆく夜の深さかな
巧い。

◯佳き人の良き音たててシャワーかな
音がいい、ってなかなかユニークかつスケベな発想だなと思います。
褒めてます。
 
 
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