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山体崩壊句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月30日(日)01時05分10秒
  投句一覧です。

【山】
見れば見るほどぱんぱんで春の山
山なりのスローカーブや春深し
山なりのボールを受くる遅日かな
山のあな忌駅舎に一つ燕の巣
山系は霞の底へ薄墨へ
山車をひく絵巻のなかの肉体美
山藤をくぐり脈絡なく血族
山彦に山彦重ね春惜む
山分けのそら豆あをく茹で上がる
喪服着て周りはどれも笑ふ山
大盛と山盛ありて夏近し
葉桜の山道をゆくバスの中

【体】
げんげ野に裸体のマネキン捨てに行く
卯の花腐し人骨のある体かな
黄金週間ダビデの裸体見にゆかむ
行く春のをんなごころと体力と
春陰や初体験のフラフープ
体からからだ出てゆく暖かさ
体格に勝る相手と陽炎へる
体幹の弱し寺山修司の忌
体言止めの句ばかり昭和の日の句会
体内の時計遅るる暮春かな
宙空へ体ゆさはりごと抛る
肉体よ春蝉赤いリボン引く

【崩】
アネモネの根元崩さぬよう手のひら
うららかに崩れ始める投手かな
ゴールデンウィークまたもジェンガの崩れたる
ペンギンカフェオーケストラ崩れ落ちるやうに春逝く
まぼろしの蛇崩川に夏来る
やや暗き蛇崩川の躑躅かな
雲の峰どれも崩して芭蕉の字
海ほほづき空のあはあは崩れたり
煮崩れしものの淋しき春の風邪
蛇崩川跡を訪ねて藤の花
崩れ際てふたんぽぽの絮まろし
蜃気楼崩れる父は大の字に

【壊】
すこしづつ壊れてゆく絵かぎろへる
すべての時計が壊れて戻る西行忌
たんぽぽのどこか壊れてゐる黄色
壊れもの扱ふやうに夜の新樹
壊滅と言ひて指出す四月尽
壊滅の町あり夏の雲ひとつ
壊滅は避けよ夏蜜柑はまだか
行く春の破壊神なる四歳児
春の雲壊るるとなく失せにけり
松の花すこし壊れた母と住む
惜春の砂場の砂の山壊す
陽炎を出てより壊れやすい鳥

【当季雑詠】
あけぼのすぎ霞み改元まぢかなり
フレームを作る指先青葉光
橋渡り終えて燕の空となる
金雀枝の散るたびに窓ぬれてゐる
行く春の彼と大気が不安定
黒南風やハシビロコウは立ち尽くす
黒猫の視線惑はす薄暑光
昭和の日なり人の山人の川
逝く春やちらり塩分早見表
定期券手のひら花菜畑匂う
八重桜反古の厚さに花弁あり
暮れかぬる風の源まで歩き
母の日や弁当箱は曲げわつぱ
萍の孤独まあるい光噛む

(以上)

12句選(特選、逆選なし)
選句締切:5月3日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 
 

山体崩壊句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月26日(水)23時09分22秒
  出題です。

【山】
【体】
【崩】
【壊】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:4月29日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

有村架純句会結果です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 4月26日(水)22時11分59秒
  有村架純句会、以下結果です。
集計に間違いありましたらご一報ください。

有職の家系代々柳絮とぶ        なむ  ら
萍の微風吹動モネの村         なむ
数条の架線の撓み鳥曇         なむ  百
本年は少し不純に土手青む       なむ  由け
遠縁にあたると告げて燕去る      なむ  朝らあ苑洋ゆ
不意にオーチンチンの歌ひこばえる   なむ  月海苑ゆ

有り体に言つてしまへば春愁      朝比古 月
村消えて山吹の花残りたる       朝比古 月百あ洋亜
橋架けて小手毬の花見にゆかむ     朝比古 海
純粋な空色のありつばくらめ      朝比古
逝く春の水際に水の音しづか      朝比古 む百あ苑亜

半島に有刺鉄線松の花         月犬  むら由苑亜
ああ、あれが渋民村の春の虹      月犬  む百海苑
夏めいて私の書架の暗さかな      月犬  洋亜
葉桜の不純な夜となりにけり      月犬  朝むらゆ
栗の花こぼれ不眠の映写技師      月犬

桜蘂ふるふる有色人種われ       らくだ 海由
逃水や鬼あし生みし石田村       らくだ
司書消えて蜃気楼めく閉架図書     らくだ 月由洋
純血に黄金比あり春の駒        らくだ
五分前の有価証券うららなり      らくだ

アロハシャツ亀有公園闊歩闊歩     洋子  苑
羽村からマイマイズ井戸ニセアカシア  洋子  ら百ゆ
卯の花腐し架空の犬やさしい      洋子  月由け
純愛や真つ赤な海鞘を喰ふもやう    洋子  月あけ
金魚買ふチャック・べリーあひるあるき 洋子

目借時有線流るる定食屋        あんこ 月海け
ふらここの大きく村を一跨ぎ      あんこ 朝月由苑洋ゆけ
十字架の小さく浮かぶ八重桜      あんこ 朝ら百
若草へ胡座純米酒を抱へ        あんこ む
水菜より架空のひかり流れをり     あんこ ゆ

春惜しむ音や有明コロシアム      亜紀
たんぽぽの絮の行方は有らぬ方     亜紀
村道の緋のこんもりと躑躅かな     亜紀  朝ら洋
青き踏む架空スポット攻めながら    亜紀  月海ゆ
雪柳純白といふお年頃         亜紀  ら洋
制服のデザイン変はる青葉風      亜紀  海あゆ
引越の取捨選択や花は葉に       亜紀

天寿国海市の消印有磯海        百花  月
廃村や杉菜のかこむ石仏        百花  むら亜
青き踏む十字架胸に弾ませて      百花
チョコレートのカカオの純度高く春   百花
白藤の白き匂ひといふをかぐ      百花  あ由

亀鳴くや有人宇宙探査船        由季
行く春の村一番に高き場所       由季  朝月海あ苑洋亜け
晩春の書架がレールを滑りたり     由季  む百あ苑ゆけ
春惜しみゐる純粋な京ことば      由季  朝
土筆摘む有刺鉄線うちそとの      由季  百あ亜
春光の選手を運ぶ担架かな       由季  朝百洋

有り余る釘ありあまる春の蝿      けんじ むら百海由苑洋亜ゆ
古草や広き村営野球場         けんじ む百洋
春月や高架下から飲みはじむ      けんじ 朝むら海あ由苑ゆ
純粋にキリンが好きで春の風      けんじ む洋亜
早朝の駅前通り風信子         けんじ あ

蟻穴を出づ有頂天倶楽部        苑を
連翹の村ひとりづつゐなくなる     苑を  あゆ
朧夜や高架橋下の赤提灯        苑を  む亜
端つこの純情さうなチューリップ    苑を  朝ら百海由亜け
玄関の四隅に残る寒さかな       苑を  むゆ

反論は挙手にて有楽椿かな       海太
町一つ村にしようか花は葉に      海太  け
春の虹架かるところを終の地と     海太  朝
純情の果ての強情草の餅        海太  月百由苑け
将門の首に蝶ネクタイなんぞ      海太  け

有線のバロック迅し花は葉に      ゆかり 月亜け
村人のどしどし集ふ春の宵       ゆかり 朝海由苑洋け
ばりばりと架線の光る霾ぐもり     ゆかり 朝あ由亜
純粋培養異性交遊春暑し        ゆかり ら海
春蝉も気圧のなせる事象かな      ゆかり
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 4月26日(水)21時43分51秒
  ○目借時有線流るる定食屋
聞き入ってしまうとお昼が終わってしまいます。

○有線のバロック迅し花は葉に
渋い選局の喫茶店。長居しそう。

○ふらここの大きく村を一跨ぎ
高台にあるふらここ。ふもとの村を飛び越えます。

○行く春の村一番に高き場所
泣きたいときによく来ます。

○村人のどしどし集ふ春の宵
トリック的。取り合えず矢部が来ます。

○町一つ村にしようか花は葉に
逆はあってもこれは抵抗にあいそう。町のままでいいです。

○卯の花腐し架空の犬やさしい
実際の犬が苦手なのだろうか。組み合わせが面白い。

○晩春の書架がレールを滑りたり
重厚感たっぷり。ぎぎぎ。

○純愛や真つ赤な海鞘を喰ふもやう
この際なんでも食べます。

○純情の果ての強情草の餅
寅さんですかね。

○端つこの純情さうなチューリップ
見た目に騙されませんよ。

○本年は少し不純に土手青む
草だって不純でもいいじゃないか。

○将門の首に蝶ネクタイなんぞ
ちょっと似合うかも。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月26日(水)21時41分32秒
  ○有り余る釘ありあまる春の蝿
 これ、リフレインでしかも繰り返しの二回目は平仮名表記するなど、じつに技巧を尽くして無意味なことを言っていて、いいですねえ。

○ふらここの大きく村を一跨ぎ
 漫画のコマ割りから飛び出るようなダイナミックさがありますね。

○羽村からマイマイズ井戸ニセアカシア
 片仮名表記の取り合わせが絶妙ですね。すごい。

○連翹の村ひとりづつゐなくなる
 春の妖気が感じられますね。

○春月や高架下から飲みはじむ
 高架下というと、かなり限定的なアングルで春月が見える訳ですね。構図が面白いです。

○青き踏む架空スポット攻めながら
 「架空スポット」が造語なのか何かの分野の用語なのかよく分からなかったのですが、全体に勢いがあるので頂きました。

○晩春の書架がレールを滑りたり
 人間が書架をスライドさせている感じを消していて、なんだかかっこいいです。余談ながら「はつなつの書架」にしたら駄洒落だなあ、と思いました。

○葉桜の不純な夜となりにけり
 葉桜って生命感を通り越してわさわさと暑苦しい感じがありますよね。そういうネガティブなイメージを「不純」でうまく捉えていると感じました。

○遠縁にあたると告げて燕去る
 異種婚姻譚の一種でしょうか。渡り鳥だけに遠縁にあたると告げられたら、うかつにも信じてしまいそうです。

○玄関の四隅に残る寒さかな
 リアリティはありますが、類想句もありそうな気がします。

○水菜より架空のひかり流れをり
 「ひかり」の措辞として「流れをり」が効いているなと感じました。

○制服のデザイン変はる青葉風
 なんの制服かは言及していないのですが、「青葉風」で想像がふくらみますね。

○不意にオーチンチンの歌ひこばえる
 どこ行ったと思っていたものが、時ならず復活したのですね。

 

選句です

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 4月26日(水)21時13分18秒
  〇半島に有刺鉄線松の花
断崖絶壁の半島の突端

〇有り余る釘ありあまる春の蝿
どこもかしこも有り余る

〇有線のバロック迅し花は葉に
有線で聞くバロックが新鮮

〇行く春の村一番に高き場所
一番の名所なのだ

〇村消えて山吹の花残りたる
山吹の花の黄色が印象的

〇廃村や杉菜のかこむ石仏
尋ねる人もなく。。。

〇ばりばりと架線の光る霾ぐもり
霾ぐもりとのコントラスト

〇夏めいて私の書架の暗さかな
外の明るさとの温度差

〇朧夜や高架橋下の赤提灯
思わず引き込まれてゆくのですね

〇純粋にキリンが好きで春の風
ほんわかと心地よいです

〇端つこの純情さうなチューリップ
控えめで謙虚なのです

〇逝く春の水際に水の音しづか
静寂に心洗われて。

〇土筆摘む有刺鉄線うちそとの
根こそぎ摘んでゆくのね。w
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 4月26日(水)18時25分14秒
  ◯有り余る釘ありあまる春の蝿

釘がありあまってるとなぜか安心する。

◯ふらここの大きく村を一跨ぎ

イメージトレーニング。

◯古草や広き村営野球場

むやみに広い野球場のゆったり感って今や貴重かも。

◯行く春の村一番に高き場所

一番だけどしょぼい高さ。

◯村消えて山吹の花残りたる

山吹っていつまでたってもなぜか元気。

◯村人のどしどし集ふ春の宵

第一村人発見。

◯村道の緋のこんもりと躑躅かな

白い躑躅もこんもり。

◯夏めいて私の書架の暗さかな

暗めの書架がある家っていいです。

◯司書消えて蜃気楼めく閉架図書

何かこわいこと起きそう。

◯春光の選手を運ぶ担架かな

担架って基本歩けなくなった人を運びます。

◯純粋にキリンが好きで春の風

キリンって近くでみるとよだれスゴいですよ。

◯雪柳純白といふお年頃

かなりのくせ者感ただよいます。

◯遠縁にあたると告げて燕去る

え?だから?
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 4月26日(水)13時40分6秒
編集済
  ○アロハシャツ亀有公園闊歩闊歩
アロハにカッポカッポがお気楽そうでよいではないですか。

○半島に有刺鉄線松の花
松の花の静けさに緊張感を感じます。

○有り余る釘ありあまる春の蝿
ありあまるが晩春というか夏近しというか。

○ああ、あれが渋民村の春の虹
渋民村できまりです。

○ふらここの大きく村を一跨ぎ
いいですね。ふらここらしい。

○行く春の村一番に高き場所
村なればこそ。

○村人のどしどし集ふ春の宵
なんの相談なんでしょ。

○春月や高架下から飲みはじむ
そうです。そうです。

○晩春の書架がレールを滑りたり
図書館、それとも三段本棚、いずれにしても沢山の本の匂い。

○純情の果ての強情草の餅
ああ草の餅。もう若くはないのね。

○遠縁にあたると告げて燕去る
生きとし生けるものみな親族。

○逝く春の水際に水の音しづか
しんとします。

○不意にオーチンチンの歌ひこばえる
うーむ。どこ行ったんででしょうね。ひこばえる。。。
 

選句しました

 投稿者:由季  投稿日:2017年 4月25日(火)23時10分22秒
  ○桜蘂ふるふる有色人種われ
なんだか嬉しそうなところがよいです。

○半島に有刺鉄線松の花
色々思わせる句。

○有り余る釘ありあまる春の蝿
日曜日の昼っぽい。

○ふらここの大きく村を一跨ぎ
大きく出ましたね。楽しい嘘です。

○村人のどしどし集ふ春の宵
どしどしに勢いを感じます。青年部の寄り合いか。

○ばりばりと架線の光る霾ぐもり
なんだか凄みのある光景。ばりばりに納得。

○卯の花腐し架空の犬やさしい
優しさが胸に染みます。

○司書消えて蜃気楼めく閉架図書
図書館ってそういうところある。

○春月や高架下から飲みはじむ
から、なのでそれから延々飲み歩くのですね。春月だし。

○純情の果ての強情草の餅
こういうことはありそうです。

○端つこの純情さうなチューリップ
まだ開く前の可憐な姿に着目。

○本年は少し不純に土手青む
そう感じるのはは自分の心持ち。

○白藤の白き匂ひといふをかぐ
白き匂い。なんだか色っぽいです。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 4月25日(火)18時51分59秒
  ○行く春の村一番に高き場所
春の果てまで見渡せそう。

○村消えて山吹の花残りたる
恐さゆえに、山吹がさらに鮮やか。

○連翹の村ひとりづつゐなくなる
こちらは村日が消えますが、うるさいような連翹が残されていてなお不気味。

○ばりばりと架線の光る霾ぐもり
ばりばりと音をさせながら光っているようで、不思議。

○春月や高架下から飲みはじむ
春の月を飲んでいるようにも読めるし、上五で切って、しみじみお酒と向き合っているようにも。
どちらにせよ、すきです。

○晩春の書架がレールを滑りたり
ほんと、晩春て感じですね。

○純愛や真つ赤な海鞘を喰ふもやう
純愛だからこそ? なんとなくリアルな感触。

○遠縁にあたると告げて燕去る
その後を知りたいなあ。

○制服のデザイン変はる青葉風
可愛く変わってたらいいね。

○逝く春の水際に水の音しづか
本当に春が終わる感じがします。

○早朝の駅前通り風信子
空気が綺麗な感じが風信子でします。

○土筆摘む有刺鉄線うちそとの
だんだん夢中になっていく。

○白藤の白き匂ひといふをかぐ
白き匂ひ、どんなだろう。

 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 4月25日(火)15時05分30秒
  ◯桜蘂ふるふる有色人種われ
桜色人種。

◯目借時有線流るる定食屋
♪かえるのうたがきこえて来るよ。

◯有り余る釘ありあまる春の蝿
蟻余る道穴塔。

◯ああ、あれが渋民村の春の虹
かにかくに春の虹なら消えやすし。

◯行く春の村一番に高き場所
♪俺は村中で一番ホモだと言われた男。

◯村人のどしどし集ふ春の宵
♪そうだ村の村長さんが
ソーダ飲んで死んだそうだ、
葬式饅頭でっかいそうだ。

◯橋架けて小手毬の花見にゆかむ
♪一かけ二かけ三かけて
四かけた踊りは止められぬ。

◯春月や高架下から飲みはじむ
♪赤提灯が月にひらひら揺れている、
ここは花園裏通り、
肩を竦めるガード下。

◯青き踏む架空スポット攻めながら
青き尻踏む、自慰スポットを責めながら。

◯純粋培養異性交遊春暑し
♪不純異性交遊YOU!YOU!
それじゃイケないかい?
今素肌で触れ合いたい。

◯端つこの純情さうなチューリップ
真ん中の薄情さうなストリッパー。

◯制服のデザイン変はる青葉風
♪このまま何時間でも、
抱いていたいけど
(セーラー服と一晩中)。

◯不意にオーチンチンの歌ひこばえる
♪一黒二赤三紫、あのチンポコよどこいった。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 4月24日(月)21時14分59秒
  〇有り余る釘ありあまる春の蝿
春の蠅。近頃あまり見なくなったけれど。

〇ああ、あれが渋民村の春の虹
渋民村の春の虹。見たいです。

〇羽村からマイマイズ井戸ニセアカシア
カタカナの印象がすてき。

〇古草や広き村営野球場
広くて草の生え放題。さすが村営。

〇村消えて山吹の花残りたる
山吹はすごくおおきな株になるのですね。ながく枝垂れて風に吹かれて。

〇十字架の小さく浮かぶ八重桜
景がセンチメンタル。

〇春光の選手を運ぶ担架かな
どした・どした・と声あげそう。

〇数条の架線の撓み鳥曇
佐渡のあの電線ですね。鐘楼のところの。

〇晩春の書架がレールを滑りたり
ああ、欲しい。

〇純情の果ての強情草の餅
まさに。

〇端つこの純情さうなチューリップ
すみっこはやはり風当りが強いものですから。。

〇逝く春の水際に水の音しづか
ゆったりと寄せて来て、極楽のような音がするのですね。

〇土筆摘む有刺鉄線うちそとの
外側だけでなく、やっぱり手を伸ばしてしまいます。
 

選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2017年 4月23日(日)18時12分32秒
  ◯半島に有刺鉄線松の花
 松の花がぴったり、というと松にかわいそうかもしれませんが、やっぱりピッタリ。

◯有り余る釘ありあまる春の蝿
 どちらも有り余ってもありがたくない^^;

◯有職の家系代々柳絮とぶ
 そういうお家は柳絮のごとき代々なのでしょう。

◯羽村からマイマイズ井戸ニセアカシア
 おお西多摩!ふつうかたつむりのことを言う時はまいまいだと思うので、まいまいずをカタカナにすると英語の複数形か所有形みたいで、そこへさらにカタカナでしかも「ニセアカシア」を持ってこられると怪しい呪文でも唱えられたみたいな気がして可笑しい。
 こんなへんな読みをしなければ、普通に遺跡ときれいな花の景なんですけどね、どうもスミマセン^^;

◯村道の緋のこんもりと躑躅かな
 真っ赤なつつじはとくに「こんもり」感があります。

◯廃村や杉菜のかこむ石仏
 人も動物もいない、時間が止まった村。色気のない杉菜と石仏の取り合わせが渋いです。

◯十字架の小さく浮かぶ八重桜
 そのかみの隠れキリシタンの里っぽい。

◯春月や高架下から飲みはじむ
 ううむ、「飲みはじむ」といいつつ、最後まで高架下ではなかろうか。

◯純粋培養異性交遊春暑し
 純粋培養だとヤバイかもです。それとも、お互いそうだからさっぱり進展しないという意味か?

◯雪柳純白といふお年頃
 お年頃と言われると、そういう時代もあった気がする……。

◯端つこの純情さうなチューリップ
 「純情さうな」のは実は純情ではない場合があります。

◯葉桜の不純な夜となりにけり
 イケナイ想像をしてしまふ^^;

◯遠縁にあたると告げて燕去る
 気になる~。なんだか気を持たせるような言い方で謎が残った感がおもしろい。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 4月23日(日)12時06分57秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯天寿国海市の消印有磯海
 なんだかおめでたい手紙が来たわけね。

◯目借時有線流るる定食屋
 定食屋もすっかり様変わりしておしゃれになりました。昔のちょっとさびれた定食屋が懐かしい。

◯有り体に言つてしまへば春愁
 そうですか、有り体にね。

◯有線のバロック迅し花は葉に
 バロック迅しが眼目。いいですね。

◯ふらここの大きく村を一跨ぎ
 すごいね。

◯行く春の村一番に高き場所
 それはどこですか。火の見櫓です、きっと。

◯村消えて山吹の花残りたる
 さみしいです。

◯卯の花腐し架空の犬やさしい
 やさしい犬でよかった。架空でもキングのクージョみたいな凶暴なヤツいます。

◯司書消えて蜃気楼めく閉架図書
 おお、いいですね。ミステリアス。

◯青き踏む架空スポット攻めながら
 それはポケモンの巣のことですかあ。

◯純愛や真つ赤な海鞘を喰ふもやう
 どーいう意味ですか:笑

◯純情の果ての強情草の餅
 言い得て妙。

◯不意にオーチンチンの歌ひこばえる
 不意に聞こえると最初びっくり、あと大笑い。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 4月23日(日)10時23分30秒
  ○半島に有刺鉄線松の花
近くて遠いあの半島。。。

○有り余る釘ありあまる春の蝿
過剰さに一票。

○ああ、あれが渋民村の春の虹
かにかくに。。。

○古草や広き村営野球場
やたらに広いのを造ったのですね。

○廃村や杉菜のかこむ石仏
強制廃村、集団離村。。。

○春月や高架下から飲みはじむ
まずは一杯。

○晩春の書架がレールを滑りたり
高級書架をお持ちですね。

○朧夜や高架橋下の赤提灯
二軒目。

○若草へ胡座純米酒を抱へ
よき風情。

○純粋にキリンが好きで春の風
私は純粋にカバが好きです。

○葉桜の不純な夜となりにけり
ちょっとドキドキします。

○玄関の四隅に残る寒さかな
残る寒さ、がよくわかります。

○逝く春の水際に水の音しづか
静寂に一票。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 4月23日(日)08時26分4秒
  ☆ふらここの大きく村を一跨ぎ
 小さな村落。俳句的メルヘン。

☆行く春の村一番に高き場所
 村全景を見下ろしながら春を惜しむ。

☆村人のどしどし集ふ春の宵
 どしどし集って何が始まるのだろう。祭りの相談だろうか。

☆村道の緋のこんもりと躑躅かな
 手入れされた躑躅、たしかにこんもり感ある。

☆ばりばりと架線の光る霾ぐもり
 なんだか危険な予兆。

☆十字架の小さく浮かぶ八重桜
 日本人は簡単に宗旨替えしたりする。

☆春の虹架かるところを終の地と
 終活半ばの感慨だろうか。

☆春月や高架下から飲みはじむ
 仲間飲み、ひとり飲みの王道。接待、逢引は別の選択を。

☆春光の選手を運ぶ担架かな
 担架が主役の句、なかなか無いかも。

☆春惜しみゐる純粋な京ことば
 多少不純な方がぐっとくる。

☆端つこの純情さうなチューリップ
 見かけはね。でも実態は不純だったりする。

☆葉桜の不純な夜となりにけり
 不純な夜、いいですなぁ。

☆遠縁にあたると告げて燕去る
 宝くじに当ったりするとこういう輩が涌いてくるのかも。
 

有村架純句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月23日(日)01時11分21秒
  投句一覧です。しかし『ひよっこ』、面白いですねえ。

【有】
アロハシャツ亀有公園闊歩闊歩
たんぽぽの絮の行方は有らぬ方
亀鳴くや有人宇宙探査船
蟻穴を出づ有頂天倶楽部
桜蘂ふるふる有色人種われ
春惜しむ音や有明コロシアム
天寿国海市の消印有磯海
半島に有刺鉄線松の花
反論は挙手にて有楽椿かな
目借時有線流るる定食屋
有り体に言つてしまへば春愁
有り余る釘ありあまる春の蝿
有職の家系代々柳絮とぶ
有線のバロック迅し花は葉に

【村】
ああ、あれが渋民村の春の虹
ふらここの大きく村を一跨ぎ
羽村からマイマイズ井戸ニセアカシア
古草や広き村営野球場
行く春の村一番に高き場所
村消えて山吹の花残りたる
村人のどしどし集ふ春の宵
村道の緋のこんもりと躑躅かな
町一つ村にしようか花は葉に
逃水や鬼あし生みし石田村
廃村や杉菜のかこむ石仏
連翹の村ひとりづつゐなくなる
萍の微風吹動モネの村

【架】
ばりばりと架線の光る霾ぐもり
卯の花腐し架空の犬やさしい
夏めいて私の書架の暗さかな
橋架けて小手毬の花見にゆかむ
司書消えて蜃気楼めく閉架図書
十字架の小さく浮かぶ八重桜
春の虹架かるところを終の地と
春月や高架下から飲みはじむ
春光の選手を運ぶ担架かな
数条の架線の撓み鳥曇
青き踏む架空スポット攻めながら
青き踏む十字架胸に弾ませて
晩春の書架がレールを滑りたり
朧夜や高架橋下の赤提灯

【純】
チョコレートのカカオの純度高く春
若草へ胡座純米酒を抱へ
春惜しみゐる純粋な京ことば
純愛や真つ赤な海鞘を喰ふもやう
純血に黄金比あり春の駒
純情の果ての強情草の餅
純粋な空色のありつばくらめ
純粋にキリンが好きで春の風
純粋培養異性交遊春暑し
雪柳純白といふお年頃
端つこの純情さうなチューリップ
本年は少し不純に土手青む
葉桜の不純な夜となりにけり

【当季雑詠】
引越の取捨選択や花は葉に
遠縁にあたると告げて燕去る
金魚買ふチャック・べリーあひるあるき
栗の花こぼれ不眠の映写技師
玄関の四隅に残る寒さかな
五分前の有価証券うららなり
春蝉も気圧のなせる事象かな
将門の首に蝶ネクタイなんぞ
水菜より架空のひかり流れをり
制服のデザイン変はる青葉風
逝く春の水際に水の音しづか
早朝の駅前通り風信子
土筆摘む有刺鉄線うちそとの
白藤の白き匂ひといふをかぐ
不意にオーチンチンの歌ひこばえる

(以上)

13句選(特選、逆選なし)
選句締切:4月26日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

有村架純句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月19日(水)23時24分37秒
  出題です。

【有】
【村】
【架】
【純】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:4月22日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

空山幽谷句会結果発表

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 4月19日(水)23時13分24秒
  結果です。間違いありましたら、ご一報ください。

ビル街の土曜の空にしやぼん玉   なむ  朝ら亜あ苑
山側の小さき改札藤の雨      なむ  亜あ月洋由百ゆ苑
幽かなる号令あらむ蝌蚪の列    なむ  朝らあ洋由せ
おぼつかぬ飛び方巣立鳥の谷    なむ  ら
骨壷の遊女ぎしぎし養花天     なむ  洋

スーザンは空つぽ春の鐘が鳴る   月犬  洋由海ゆ
切なきは鋸山の菫かな       月犬  由
厠には少年の幽霊春の雪      月犬  あ
谷啓のガチョーンと春の月昇る   月犬  朝ら亜む洋海苑せ
遠くから砲声聞こえ蝶の昼     月犬  洋苑
新郎は蛙王女は泣いてをり     月犬  海

ふくらみて紙風船に空遠し     朝比古 百苑
山猫のやうな野良猫冴返る     朝比古 せ
汝が影を枝垂桜は幽閉す      朝比古 亜ゆ
渓谷へ花舞ひ落ちて舞ひ上がり   朝比古
老人の走つてゆきぬ花の下     朝比古 あ洋由海苑

ミサイルと空母のニュース梨の花  らくだ
永き日を山手線に運ばせる     らくだ あ洋苑
蝿生る二十一世紀の幽居      らくだ 亜百ゆ
しゃぼん玉みんなで飛ばす風の谷  らくだ 朝亜む由
春眠をよぎるスーパーカブの音   らくだ 朝亜せ

空家から空家へ満天星の花へ    洋子  亜ゆ
すこしだけ山苧環をおもいだす   洋子  月由せ
楽しげな幽霊でした棕櫚でした   洋子  あ月由海苑
れんぎようへ繋がつてゆく雑司ヶ谷 洋子  あゆ
芋植える人のカタチのままでゐる  洋子  由ゆ

花ふヾけふヾけ空海風信帖     苑を  らむ月百ゆ
濃山吹あの世の入口が見える    苑を  ら
春なのに幽霊が遊びに来る     苑を  朝ら月由
桜しべ谷川俊太郎歩む       苑を
山笑ひ川笑ひ吾も笑へりき     苑を  百

三椏の花塗替へる空の色      由季  月ゆ
一人づつ渡る吊り橋山笑ふ     由季  朝亜むあ海苑
掛軸の幽霊のしかかる暮春     由季  ら亜むあ月洋
復活祭大涌谷に立つけむり     由季  ら百せ
シーサーの尾のぴんと立つ遅日かな 由季  月
ふさはしき切手名残の春に貼る   由季  月海苑

空へ道続いてゐたり花菜畑     あんこ 百苑せ
巡礼の錫杖の音よ山吹草      あんこ ら亜む百
花の雲幽体離脱してゐたり     あんこ む
日は谷へやわらかく差しイースター あんこ 朝亜由百
踏切の音のあはひに散るさくら   あんこ 朝亜む苑

そこここに空き家のありて暮の春  亜紀  朝あ海せ
葉桜や空手の形をつぎつぎと    亜紀  むあ月洋由海ゆ
飛花落花吉野けぶれる山雨かな   亜紀  百せ
朧夜の幽かに匂ふ湯の香かな    亜紀  む由ゆ
谷足に体重の乗る遅桜       亜紀  百苑
行く春の行方目で追ふピンボール  亜紀  朝む

城址の弥生の空をあはれとす    百花  月
山中の五百羅漢の花見かな     百花  らあ洋海
幽かなり迦陵頻伽と花の酔     百花  らむゆ
谷風やあさき契りの花の雲     百花  海せ
汐見坂更けては黄泉のさくら散る  百花

青空に鳶舞ひ風が光る今      せせい
金華山春の栗鼠見て大手門     せせい
幽かなる春光捕らえる努力かな   せせい
谷川や花冷え続き早歩き      せせい
猫の子の精緻に止まり鳴きにけり  せせい ら

ゆりは空あやめは曽良春惜しむ   海太  月
山を包装して雉の香を毀す     海太  月
探幽かいつぱいの菜の花なのか   海太
谷啓鵞鳥と言うて田螺鳴かす    海太  洋
腹黒いが都忘れほどでもなし    海太  ゆ

ごみ箱を空にしてから春惜しむ   ゆかり 朝海百
大山にUFOのゐる朧かな     ゆかり 朝洋
行く春を惜しむ幽体離脱かな    ゆかり 海せ
かんたんに谷間を作るさくらかな  ゆかり せ
ものの芽のひとつとしての私かな  ゆかり む百せ
 

選句します

 投稿者:せせい  投稿日:2017年 4月19日(水)22時51分44秒
  〇そこここに空き家のありて暮の春
季語は「暮の春」。空き家が増えて来た。
〇空へ道続いてゐたり花菜畑
季語は「花菜」。飛行機雲みたいなものを想いました。
〇すこしだけ山苧環をおもいだす
季語は「苧環」。すこしだけ、がポイントですね。
〇山猫のやうな野良猫冴返る
季語は「冴返る」。猫に触発されて。
〇飛花落花吉野けぶれる山雨かな
季語は「飛花落花」。山雨に感じ入り。
〇行く春を惜しむ幽体離脱かな
季語は「行く春」。幽体離脱がユーモラス。
〇幽かなる号令あらむ蝌蚪の列
季語は「蝌蚪」。オタマジャクシにも秩序が。
〇かんたんに谷間を作るさくらかな
季語は「さくら」。「かんたんに」に思い入れが。
〇谷啓のガチョーンと春の月昇る
季語は「春の月」。登る月にもギャグ性が。
〇谷風やあさき契りの花の雲
季語は「花の雲」。あさき契りにも深い思い入れがありそう。
〇復活祭大涌谷に立つけむり
季語は「復活祭」。国立公園にイースター。
〇ものの芽のひとつとしての私かな
季語は「ものの芽」。私も自然の一部。
〇春眠をよぎるスーパーカブの音
季語は「春眠」。何かよぎる物が。
 

選句しました。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 4月19日(水)22時40分50秒
  ○ビル街の土曜の空にしやぼん玉
人のいないビル街は空も広い。

○ふくらみて紙風船に空遠し
紙風船のあるようなないような重量を感じます。

○空へ道続いてゐたり花菜畑
田中裕明を思い出すけど色彩の明るさがいいですね。

○一人づつ渡る吊り橋山笑ふ
とても二人は乗れない感じの吊り橋。でも楽しき山歩き。

○永き日を山手線に運ばせる
ただ回りつづけるのですね。

○山側の小さき改札藤の雨
山側、巧いです。

○楽しげな幽霊でした棕櫚でした
幽霊とも棕櫚ともつかず。

○谷啓のガチョーンと春の月昇る
春月感あり。

○谷足に体重の乗る遅桜
谷底に桜なんでしょうか。

○ふさはしき切手名残の春に貼る
春らしい切手。もうしばらく使えませんね。

○遠くから砲声聞こえ蝶の昼
蝶だけが舞っている。怖い。

○踏切の音のあはひに散るさくら
音なく散るさくら。

○老人の走つてゆきぬ花の下
老人だって走るときには走ります。

 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月19日(水)22時34分25秒
編集済
  ○スーザンは空つぽ春の鐘が鳴る
 お馬鹿タレントにそんな名前の人がいたようないなかったような…。駄目押しのような「鐘が鳴る」がいいですね。

○花ふヾけふヾけ空海風信帖
 「風信帖」、初めて知りました。「ふヾけふヾけ」の表記がいいですね。

○空家から空家へ満天星の花へ
 なにが移動しているのか明かされずに「空家」と「満天星の花」を並列しているところが面白いですね。読んでいるうちに「満天星の花」のフォルムが「空家」なのかとか、思えてきます。

○三椏の花塗替へる空の色
 ちょっと観音開きっぽい気もします。三椏の花が空の色を塗替へるのか、空の色が三椏の花を塗替へるのか。どっちにしても通い合う感じがいいのだと思います。

○葉桜や空手の形をつぎつぎと
 そういう、変な人がいるわけですね。

○山側の小さき改札藤の雨
 鉄道はときどき山も海もないようなところで「山側」とか「海側」とかいうので(例えば井の頭線で、どっちが山側なのか一般市民は分かるのか)混乱するのですが、とにかく改札口がふたつあるくらいの規模の駅のさびれた方に藤の花が咲いて雨が降っているような情景なのでしょう。

○汝が影を枝垂桜は幽閉す
 枝垂桜のある種の不吉さを捉えていると思います。

○蝿生る二十一世紀の幽居
 「二十一世紀の幽居」がなんとも面白いですね。

○幽かなり迦陵頻伽と花の酔
 「迦陵頻伽」に騙されて採ってしまいました。

○朧夜の幽かに匂ふ湯の香かな
 硫黄臭ですね。

○れんぎようへ繋がつてゆく雑司ヶ谷
 墓地でしょうか。「雑司ヶ谷」という地名と、「れんぎようへ繋がつてゆく」といういささか強引な措辞が絶妙に効いていると思います。

○芋植える人のカタチのままでゐる
 終止形と連体形が同じであることを生かして、うまいことやった感じがします。なんだか読んでいて腰痛に襲われます。

○腹黒いが都忘れほどでもなし
 「都忘れ」ってそんなに腹黒いのでしょうか。

 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 4月19日(水)14時43分4秒
  〇ごみ箱を空にしてから春惜しむ
メールのごみ箱。断捨離は簡単にできるものから。

〇ふくらみて紙風船に空遠し
なんだか紙風船が私のようで。。

〇花ふヾけふヾけ空海風信帖
とてもワクワクします。

〇空へ道続いてゐたり花菜畑
道が切れるところまで菜の花畑なのですね。日差しも感じます。

〇山側の小さき改札藤の雨
藤房からのしたたりも見えます。

〇巡礼の錫杖の音よ山吹草
光りあふれる春ですね。

〇飛花落花吉野けぶれる山雨かな
行ってみたい感。

〇蝿生る二十一世紀の幽居
幽居であっても生まれるものがある安心感。

〇谷足に体重の乗る遅桜
ちょっと怖い感じが出てます。

〇日は谷へやわらかく差しイースター
谷底へこそ光を。

〇復活祭大涌谷に立つけむり
「雲仙地獄の殉教」など思い出す句ですね。

〇ものの芽のひとつとしての私かな
瀧の一滴は物質ですが、これは生き物ですから心添いやすいですね。

〇山笑ひ川笑ひ吾も笑へりき
三人の老婆より、明るく、若々しいです。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 4月19日(水)10時54分53秒
  ◯ごみ箱を空にしてから春惜しむ
一升瓶空にしてから金惜しむ

◯スーザンは空つぽ春の鐘が鳴る
ターザンは空から春のつたが鳴る

◯そこここに空き家のありて暮の春
後家ばかり狙うて暮らす鰥夫かな

◯葉桜や空手の形をつぎつぎと
自転車やつぎつぎと出す空手形

◯一人づつ渡る吊り橋山笑ふ
一人づつ落ちる吊り橋川迷惑

◯山中の五百羅漢の花見かな
劇中の嵐寛扮す天狗かな

◯楽しげな幽霊でした棕櫚でした
苦しげなユーレイティ酒乱でした

◯行く春を惜しむ幽体離脱かな
行く春を臨死体験して鬼籍

◯谷啓のガチョーンと春の月昇る
谷ヤンがマミヤン飲んで行こか~

◯谷風やあさき契りの花の雲
雷電はちぎつては投げては殺し

◯ふさはしき切手名残の春に貼る
ふさふさの髪切つて残る毛は抜く

◯新郎は蛙王女は泣いてをり
もう一人心労神父泣いてをる

◯老人の走つてゆきぬ花の下
同人の連れ立ちて食ふ団子かな
 

選句

 投稿者:由季  投稿日:2017年 4月18日(火)22時25分25秒
  ○スーザンは空つぽ春の鐘が鳴る
言葉の勢いで取らされてしまいます。

○葉桜や空手の形をつぎつぎと
切れの良い動きが見えます。

○すこしだけ山苧環をおもいだす
可愛い花ですよね。少しだけ思い出すのにふさわしい。

○山側の小さき改札藤の雨
納得感あり。しっとりしています。

○切なきは鋸山の菫かな
そう言われると切なくなってくる。

○楽しげな幽霊でした棕櫚でした
棕櫚が意外で楽しい。

○春なのに幽霊が遊びに来る
幽霊とは楽しいものなのですね。

○幽かなる号令あらむ蝌蚪の列
ばらばらに動いているようで統率されているのかも。

○朧夜の幽かに匂ふ湯の香かな
春の夜らしくて風情あり。

○しゃぼん玉みんなで飛ばす風の谷
風の谷がメルヘン。

○日は谷へやわらかく差しイースター
自然な感じのイースターの句です。

○芋植える人のカタチのままでゐる
芋にならなくてよかった。

○老人の走つてゆきぬ花の下
何故だか尋常ならざる老人に思えます。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 4月18日(火)18時31分30秒
  ◯スーザンは空つぽ春の鐘が鳴る

空つぽのスーザン人気でそう。

◯葉桜や空手の形をつぎつぎと

なんか右翼っぽいけど。

◯永き日を山手線に運ばせる

一日中根っこがはえたみたいに座っていても可。

◯山側の小さき改札藤の雨

海側もあるんだろうか。

◯山中の五百羅漢の花見かな

羅漢さまかわいい。

◯大山にUFOのゐる朧かな

大山にはおとうふもある。

◯掛軸の幽霊のしかかる暮春

鬼気迫る幽霊。

◯幽かなる号令あらむ蝌蚪の列

げろげろ。

◯谷啓のガチョーンと春の月昇る

階段からおちてあけなく死んでしまった谷啓。

◯谷啓鵞鳥と言うて田螺鳴かす

ガチョーンって鵞鳥だったのか。

◯遠くから砲声聞こえ蝶の昼

今にも怖いロケット飛んできそうな日本。

◯骨壷の遊女ぎしぎし養花天

まだ成仏できてないのかも。

◯老人の走つてゆきぬ花の下

ほっときましょう。

 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 4月18日(火)10時57分45秒
  ゆかりさん、ファイルよろしくね。

◯ゆりは空あやめは曽良春惜しむ
 う~むむ、洒落かあ。

◯花ふヾけふヾけ空海風信帖
 すごいね、空海風信帖が出てきました。

◯三椏の花塗替へる空の色
 わりとこういうの好きだなあ。自分ではつくれないから。

◯城址の弥生の空をあはれとす
 そうか、あはれとするのか。

◯葉桜や空手の形をつぎつぎと
 気合い一筋。葉桜との取り合わせがグー、かと。

◯すこしだけ山苧環をおもいだす
 ヤマオダマキというのですか、不思議なものを思い出しますね。

◯山を包装して雉の香を毀す
 なんだかすごいね。圧倒されます:笑

◯山側の小さき改札藤の雨
 いい風情。

◯楽しげな幽霊でした棕櫚でした
 ほお、棕櫚でしたか、などと年寄りふたりが話している。

◯掛軸の幽霊のしかかる暮春
 きゃ、怖い。

◯春なのに幽霊が遊びに来る
 季節を問わずに来るね、あいつら。

◯シーサーの尾のぴんと立つ遅日かな
 うむ、たしかにぴんと立ってるね。

◯ふさはしき切手名残の春に貼る
 大事な手紙には切手にも気を使うのね。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 4月17日(月)20時45分48秒
  ○そこここに空き家のありて暮の春
暮の春って感じですねえ。そここことか使うの難しいのですが、いい感じ。

○ビル街の土曜の空にしやぼん玉
昨日までの一週間はよそに置いておいて。飛ばす、軽く明るいシャボン玉。

○葉桜や空手の形をつぎつぎと
葉桜と空手のはきはき感がいい。

○一人づつ渡る吊り橋山笑ふ
騒ぎながら、笑いながら。全体的に健康でいい。

○永き日を山手線に運ばせる
山手線がいいですね、いかにも運ばせるですよね。永き日だし。

○山側の小さき改札藤の雨
題も生きているし、景もいい。

○山中の五百羅漢の花見かな
不思議な世界。不思議な桜。

○楽しげな幽霊でした棕櫚でした
なんだろう、この明るさ。幽霊がきちんと感じられる。

○掛軸の幽霊のしかかる暮春
こちらは恐い。のしかかる暮春がそれでいてかすかな色気。

○幽かなる号令あらむ蝌蚪の列
確かに。いきなり揃ったりしますものね。上五中七に脱帽。

○厠には少年の幽霊春の雪
こちらもほんのり寂しくて色っぽい。

○れんぎようへ繋がつてゆく雑司ヶ谷
雑司ヶ谷の休日のようです。

○老人の走つてゆきぬ花の下
この尋常でない感じ。いかにも花。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 4月17日(月)19時34分59秒
  ◎花ふヾけふヾけ空海風信帖
よきかな。風信雲書。

◎葉桜や空手の形をつぎつぎと
気合入って凛とした少女を思わせます。

◎一人づつ渡る吊り橋山笑ふ
揺れるからなあ。

◎巡礼の錫杖の音よ山吹草
しゃりーん。

◎花の雲幽体離脱してゐたり
雲から桜の下の自分を見下ろすのですね。

◎掛軸の幽霊のしかかる暮春
怖いよー。

◎幽かなり迦陵頻伽と花の酔
いいね。ちなみに私がむかし作った編集プロダクションは「迦陵頻伽舎」といいます。

◎朧夜の幽かに匂ふ湯の香かな
この幽かに、はいい。

◎しゃぼん玉みんなで飛ばす風の谷
ナウシカとその一党。

◎谷啓のガチョーンと春の月昇る
谷啓のあれは彼の麻雀用語で、ロンとかツモの替り。この場合さしずめ一筒で和了か。

◎ものの芽のひとつとしての私かな
そうですよ。

◎行く春の行方目で追ふピンボール
懐かしい。

◎踏切の音のあはひに散るさくら
目に見えます。
 

選句します

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 4月17日(月)17時25分59秒
  ○ビル街の土曜の空にしやぼん玉
人気のないオフィス街、土曜日の空。

○空家から空家へ満天星の花へ
昆虫たちは空家でもおかまいなし。

○一人づつ渡る吊り橋山笑ふ
ひとりづつ渡らないと揺れが怖すぎるから。

○山側の小さき改札藤の雨
山間の小さな駅の改札、あるある!

○巡礼の錫杖の音よ山吹草
山吹草の色合いの素朴さが似合う。

○掛軸の幽霊のしかかる暮春
暮春の夕暮れ時はさもありなん。

○汝が影を枝垂桜は幽閉す
籠の中の鳥のように。

○蝿生る二十一世紀の幽居
ゴミ屋敷はた汚屋敷か。

○しゃぼん玉みんなで飛ばす風の谷
みんなで飛ばすがいいですね~

○谷啓のガチョーンと春の月昇る
シャボン玉ホリデーを思い出す。

○日は谷へやわらかく差しイースター
穏やかなイースター日和。

○春眠をよぎるスーパーカブの音
夢かうつつか現かゆめか。

○踏切の音のあはひに散るさくら
踏切の音が聞こえているんでしょうね。w
 

選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2017年 4月16日(日)18時25分26秒
  ◯ビル街の土曜の空にしやぼん玉
 ビジネス街のビルの屋上で、週末だけのしゃぼん玉の集いがあるのです。

◯花ふヾけふヾけ空海風信帖
 風信帖をググって書道でお手本にするらしいと知ると、なるほどこの表記なのかと納得。墨文字と桜の花びらのイメージが重なってきれい。

◯山中の五百羅漢の花見かな
 五百羅漢が花見をしているんですね、お酒でも供えたらさぞや賑やかそう。

◯巡礼の錫杖の音よ山吹草
 巡礼は多分白装束、山吹の黄色との明るさと、錫杖の音のちょっとこの世ならざる雰囲気と。

◯濃山吹あの世の入口が見える
 見えても見ないほうが良いです。入りたいなら別ですが。

◯掛軸の幽霊のしかかる暮春
 うひゃ~、春なのに!「のしかかる」が幽霊なのに重量を感じて可笑しい。

◯春なのに幽霊が遊びに来る
 うひゃ~、春なのに!(その2^^; でもこっちは楽しそう。

◯幽かなり迦陵頻伽と花の酔
 うらやましい、そんなの見えるんですか。それとももはやあの世なのか。

◯幽かなる号令あらむ蝌蚪の列
 なるほど、あるかも。「幽か」だから言う事聞かないのもいるかも。

◯おぼつかぬ飛び方巣立鳥の谷
 「おぼつかぬ」がぴったり。個人的にはアホウドリの初飛翔を連想しました。

◯谷啓のガチョーンと春の月昇る
 春の月だからちょっと抑えめのガチョーンで。

◯復活祭大涌谷に立つけむり
 大涌谷への観光も「復活」してよかったです。

◯猫の子の精緻に止まり鳴きにけり
 「精緻」とはよくぞ言ったり。というか、単にぎこちないだけだと思います。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 4月16日(日)05時50分22秒
  ☆ごみ箱を空にしてから春惜しむ
 なにごとも清めてから。

☆そこここに空き家のありて暮の春
 これからどんどん増えてゆく。

☆ビル街の土曜の空にしやぼん玉
 ほどよき倦怠感。

☆一人づつ渡る吊り橋山笑ふ
 ゆらゆらと揺れる余韻。

☆大山にUFOのゐる朧かな
 板橋か渋谷か鳥取かはたまた他の地か。個人的には大山ハッピーロードだと思いたい。

☆春なのに幽霊が遊びに来る
 それはご同慶申し上げます。なんか楽しそう。

☆幽かなる号令あらむ蝌蚪の列
 確かにありそう。

☆しゃぼん玉みんなで飛ばす風の谷
 みんなで飛ばすと楽しいかもね。

☆谷啓のガチョーンと春の月昇る
 昇る昇る。

☆日は谷へやわらかく差しイースター
 景が浮かんでくる句は良い句。

☆行く春の行方目で追ふピンボール
 最近、スマートボール以上に見ない気がする。

☆春眠をよぎるスーパーカブの音
 後部座席に岡持を載せて。

☆踏切の音のあはひに散るさくら
 確かにあの音に急かされているよう。

 

あっ

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 4月16日(日)00時09分27秒
  とほほ。(>_<)すみません  

空山幽谷句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月16日(日)00時06分19秒
  投句一覧です。

【空】
ごみ箱を空にしてから春惜しむ
スーザンは空つぽ春の鐘が鳴る
そこここに空き家のありて暮の春
ビル街の土曜の空にしやぼん玉
ふくらみて紙風船に空遠し
ミサイルと空母のニュース梨の花
ゆりは空あやめは曽良春惜しむ
花ふヾけふヾけ空海風信帖
空へ道続いてゐたり花菜畑
空家から空家へ満天星の花へ
三椏の花塗替へる空の色
城址の弥生の空をあはれとす
青空に鳶舞ひ風が光る今
葉桜や空手の形をつぎつぎと

【山】
すこしだけ山苧環をおもいだす
一人づつ渡る吊り橋山笑ふ
永き日を山手線に運ばせる
金華山春の栗鼠見て大手門
山を包装して雉の香を毀す
山側の小さき改札藤の雨
山中の五百羅漢の花見かな
山猫のやうな野良猫冴返る
巡礼の錫杖の音よ山吹草
切なきは鋸山の菫かな
大山にUFOのゐる朧かな
濃山吹あの世の入口が見える
飛花落花吉野けぶれる山雨かな

【幽】
花の雲幽体離脱してゐたり
楽しげな幽霊でした棕櫚でした
掛軸の幽霊のしかかる暮春
行く春を惜しむ幽体離脱かな
春なのに幽霊が遊びに来る
探幽かいつぱいの菜の花なのか
汝が影を枝垂桜は幽閉す
蝿生る二十一世紀の幽居
幽かなり迦陵頻伽と花の酔
幽かなる号令あらむ蝌蚪の列
幽かなる春光捕らえる努力かな
厠には少年の幽霊春の雪
朧夜の幽かに匂ふ湯の香かな

【谷】
おぼつかぬ飛び方巣立鳥の谷
かんたんに谷間を作るさくらかな
しゃぼん玉みんなで飛ばす風の谷
れんぎようへ繋がつてゆく雑司ヶ谷
渓谷へ花舞ひ落ちて舞ひ上がり
桜しべ谷川俊太郎歩む
谷啓のガチョーンと春の月昇る
谷啓鵞鳥と言うて田螺鳴かす
谷川や花冷え続き早歩き
谷足に体重の乗る遅桜
谷風やあさき契りの花の雲
日は谷へやわらかく差しイースター
復活祭大涌谷に立つけむり

【当季雑詠】
シーサーの尾のぴんと立つ遅日かな
ふさはしき切手名残の春に貼る
ものの芽のひとつとしての私かな
芋植える人のカタチのままでゐる
遠くから砲声聞こえ蝶の昼
行く春の行方目で追ふピンボール
骨壷の遊女ぎしぎし養花天
山笑ひ川笑ひ吾も笑へりき
汐見坂更けては黄泉のさくら散る
春眠をよぎるスーパーカブの音
新郎は蛙王女は泣いてをり
踏切の音のあはひに散るさくら
猫の子の精緻に止まり鳴きにけり
腹黒いが都忘れほどでもなし
老人の走つてゆきぬ花の下



(以上)

13句選(特選、逆選なし)
選句締切:4月19日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

亜紀さん、やらかしましたね

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月12日(水)23時29分9秒
  くくくくく。  

空山幽谷句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月12日(水)23時17分31秒
  出題です。

【空】
【山】
【幽】
【谷】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:4月15日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

人手不足句会結果です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 4月12日(水)22時42分19秒
  以下結果です。
間違いありましたら、ご一報ください。

もうふた風も吹けば人間青柳     海太  むゆ
私小手先だけで芹摘みますの     海太  月け
晩春やとことん私不感症       海太
ムダ足をフムフムフムと蜥蜴出づ   海太
せちがらい世になりました鳥帰る   海太

萍と萍ふはり倭人伝         なむ
邪鬼の手と無邪気の足や春灯     なむ  洋け
夜もすがら不在で通す三鬼の忌    なむ  ら七由洋ゆ
馬券師の師の足跡や春の旅      なむ  けゆ
海のない県は八県飛花落花      なむ  ら海苑亜けゆ

九人ゐてふたりが消えし花見かな   月犬  む朝海
言い訳は手短にして花の宴      月犬  由洋けゆ
春昼の不覚妻子の顔忘る       月犬  百苑ゆ
春泥に重き足ある故郷かな      月犬  朝由
出てきてもさみしい四六の蟇である  月犬  ら七苑

蕨餅ひとつは宇宙人らしい      苑を  洋ゆ
散る花を追ひ駆けてをり手風琴    苑を  月あ洋
朝寝するたび不眠症だと思ふ     苑を  むら百洋ゆ
足立区や蒲公英の絮飛んでゐる    苑を  由海洋亜
犬連れて信号を待つ桜東風      苑を  あ由百亜

人波に紛るるやうに鳥雲に      朝比古 け
手鏡の奥の満天星躑躅かな      朝比古 あ由苑洋
蒲公英の絮の接触不良かな      朝比古 らあ由ゆ
足跡に海の満ちゆく潮干狩      朝比古 月ら百亜
背もたれにしんなり掛けて春コート  朝比古 むあ七由苑亜

夜桜のあれは他人の空似なり     らくだ 七百洋け
春愁に二円切手を貼って出す     らくだ 朝百海苑洋
はこべらもつくしも知らぬ峰不二子  らくだ 七け
片足で十秒立てず落第す       らくだ 月
自転車で轢きそうになる飛燕かな   らくだ

いちめんなの花さやうなら人類    洋子  む月ら七百海苑亜ゆ
口八丁手八丁なり鳥の恋       洋子  ら朝七海け
馬刀貝の戯曲のやうに不憫かな    洋子  月
足もとのかたくりの花ふんはりす   洋子  あ
タンドーリチキンでてくる花の雲   洋子  あ百亜

人型のクッキー数多春愁       由季  け
鉄棒を逆手に握りチューリップ    由季  朝あ苑洋亜け
次々と書類に不備やオキザリス    由季  朝七ゆ
足場から全容見ゆる花の雲      由季  む朝七百海ゆ
天地人の人をいただく黄水仙     由季  朝海苑
笑ふ山眺めて足湯十五分       由季  むらあ七苑亜

人知れず散り始めたる桜かな     けんじ 朝
手回しの蓄音機から囀が       けんじ 洋
不満なら消えてしまへよ花筏     けんじ
足首を回す土筆の踊り出す      けんじ 海
パンジーの一斉に首かしげをり    けんじ 月朝七百苑

さくらさくら人に埋もれてゆくさくら 亜紀  む朝あ七由百海
人海の交差点なる木の芽時      亜紀  亜
手加減を加へてをりぬ花吹雪     亜紀  七由
不揃ひの君の前髪桜草        亜紀  苑
ビタミンの不足がちなる山笑ふ    亜紀
高層の住宅ばかり春灯し       亜紀  あ苑
花曇グラスに溶かしゆくミルク    亜紀  海苑
てのひらの窪みに春の水の綺羅    亜紀  む

神は人に人は仏に二輪草       百花  月ら海ゆ
陽炎や千手のどれもさやうなら    百花  ら由
子安貝拾ひて不意に泣き出せり    百花  月朝洋
足先へゆるりと流れ甘茶仏      百花  むらあ亜
花鳥のちらちら会席料理かな     百花  由

口ふくむ人肌ほどの甘茶なり     あんこ む
左手のアルペジオからしやぼん玉   あんこ 月ら七由百亜けゆ
諸葛菜不通の道を迂回する      あんこ 朝け
囀や足漕ぎボート進まざる      あんこ む亜
ドライヤーのスイッチ切れば朧月   あんこ

けふまでの人と花見て別れ行く    七   海
手に負えぬ感情教育花疲れ      七   月
不機嫌ま面は遺伝と蠅生まる     七
百本の足持て走る春の夢       七   ら朝百け
野遊びや匍匐前進老人会       七   月

人買ひの朧ひとさらひの霞      ゆかり む月海洋
手先より口先が好き春灯し      ゆかり む
随意筋不随意筋へ蝌蚪の紐      ゆかり 月由亜
足を崩す花の筵の起伏かな      ゆかり あ百
今生の落ちては芽吹く椿かな     ゆかり あ亜
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月12日(水)22時12分9秒
  ○いちめんなの花さやうなら人類
 「さやうなら人類」と言っているのに、どうしてこんなにピースフルなのでしょうね。

○もうふた風も吹けば人間青柳
 柳のばけもの性を感じさせます。

○神は人に人は仏に二輪草
 省略されているのは「与えた」でしょうか「なった」でしょうか。

○蕨餅ひとつは宇宙人らしい
 宇宙人食べちゃったらどうしましょう。

○言い訳は手短にして花の宴
 遅刻でしょうか。仕事の不始末でしょうか。お尻でも触ってしまったのでしょうか。

○左手のアルペジオからしやぼん玉
 いいですね。伴奏の分際で…。

○蒲公英の絮の接触不良かな
 はずれかかっているのですね。「接触不良」、よく出ましたね。

○次々と書類に不備やオキザリス
 「オキザリス」という変な名前が効いていますね。

○春昼の不覚妻子の顔忘る
 春眠不覚暁を下敷きにしつつ、ずいぶんとんでもないものを忘れてしまいましたね。

○朝寝するたび不眠症だと思ふ
 寝てるじゃねえか、バキッ!

○夜もすがら不在で通す三鬼の忌
 不道徳感が横溢していますね。

○足場から全容見ゆる花の雲
 次の瞬間、とかオチがありそうです。

○馬券師の師の足跡や春の旅
 すごい師ですね。

○海のない県は八県飛花落花
 ほんとうに八県なのか確かめていないのですが、「飛花落花」がじつに効いていますね。

 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 4月12日(水)20時50分9秒
  ○人型のクッキー数多春愁
好きな人とか嫌いな人とか思い浮かべて食べましょう。

○人波に紛るるやうに鳥雲に
人を隠すなら人波、鳥なら鳥雲に。

○夜桜のあれは他人の空似なり
本人だとしても気づかないふりをするのが良策。

○言い訳は手短にして花の宴
約束に遅れても花の宴なので許される。でも今回だけです。

○口八丁手八丁なり鳥の恋
成就しなさそう。

○左手のアルペジオからしやぼん玉
魔法使いのように。

○私小手先だけで芹摘みますの
僕は片腕で大木を倒します。付き合ってください。

○邪鬼の手と無邪気の足や春灯
狂気と無垢の共存。人の本質とか。

○鉄棒を逆手に握りチューリップ
逆上がりなのか。気合十分。

○はこべらもつくしも知らぬ峰不二子
でも他に色々知ってます。うふふ。

○諸葛菜不通の道を迂回する
迂回すると意外な発見があるでしょう。

○馬券師の師の足跡や春の旅
伝説の馬券師。きっと師を超えてみせます。

○百本の足持て走る春の夢
よほど急いでいるのか。逆効果かも。

○海のない県は八県飛花落花
正解。確認はしてませんが。

 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 4月12日(水)18時33分52秒
  ○ いちめんなの花さやうなら人類
桜の花と人類の関係

○左手のアルペジオからしやぼん玉
メルヘンチック

○人海の交差点なる木の芽時
新年度という出発点

○ 鉄棒を逆手に握りチューリップ
ぐるんと回ってチューリップ


○随意筋不随意筋へ蝌蚪の紐
混沌加減がまさしく


○ 笑ふ山眺めて足湯十五分
じわっと温まって至福

○足跡に海の満ちゆく潮干狩
時間経過を巧みに表現

○足先へゆるりと流れ甘茶仏
艶めいたお姿

○足立区や蒲公英の絮飛んでゐる
地名の喚起力

○囀や足漕ぎボート進まざる
時間が止まったような空間

○タンドーリチキンでてくる花の雲
語順が良かったですね

○海のない県は八県飛花落花
よく数えて下さいました

○犬連れて信号を待つ桜東風
いつもの散歩もちょっとウキウキ

○今生の落ちては芽吹く椿かな
繰り返しという生命

○ 背もたれにしんなり掛けて春コート
しんなりの質感がグッド
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 4月12日(水)18時25分50秒
  ◯人買ひの朧ひとさらひの霞

ちいさい頃ひとさらいとかホント怖かった。
空缶ひとつ持たされて人買いに売られそうになったことあった。
今だにトラウマ。

◯夜桜のあれは他人の空似なり

ドキッとしますね。

◯蕨餅ひとつは宇宙人らしい

たしかに蕨餅あやしい。

◯言い訳は手短にして花の宴

二時間とか遅れて来るひといます。

◯散る花を追ひ駆けてをり手風琴

ブルーシートだらけのところではないですね。

◯邪鬼の手と無邪気の足や春灯

おとなりの猫そうです。

◯手回しの蓄音機から囀が

うすぐらい洋館のようなお住まいでしょうか。

◯手鏡の奥の満天星躑躅かな

うつるんです。

◯春愁に二円切手を貼って出す

二円切手には哀愁がある。

◯鉄棒を逆手に握りチューリップ

このばあいチューリップは何色なのかしら。赤。

◯子安貝拾ひて不意に泣き出せり

慟哭しちゃったりして周囲のひとから顰蹙をかいます。

◯朝寝するたび不眠症だと思ふ

不眠症って理不尽。

◯夜もすがら不在で通す三鬼の忌

こういう態度!好感がもてます。

◯足立区や蒲公英の絮飛んでゐる

杉並や。世田谷や。練馬区や・・・・。葛飾や。
入れ替えるとずいぶん蒲公英の趣がかわる。
やっぱり足立区渋い。
 

選句しました。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 4月12日(水)18時19分23秒
  ○いちめんなの花さやうなら人類
なの花とさやうならの「な」が響き合いますね。

○天地人の人をいただく黄水仙
天ではなく人。黄水仙の明るさが好きが心地よいです。

○手鏡の奥の満天星躑躅かな
どこまでも奧がありそう。

○春愁に二円切手を貼って出す
すこし古びた春愁なんですね。

○鉄棒を逆手に握りチューリップ
逆上がりの鉄棒とチューリップ。お約束のようで可愛い。

○春昼の不覚妻子の顔忘る
不覚ではなく確信犯なんでしょ。

○笑ふ山眺めて足湯十五分
十五分の幸せ。

○不揃ひの君の前髪桜草
桜草で愛しさが伝わります。

○パンジーの一斉に首かしげをり
パンジーって同じ方を向いているのよね。

○花曇グラスに溶かしゆくミルク
グラスの中の花曇。春の愁いっぽいかも。

○海のない県は八県飛花落花
思わず数えますが飛花落花。わからなくなる。

○高層の住宅ばかり春灯し
マンション群の窓の灯り。それぞれの生活が灯る。

○出てきてもさみしい四六の蟇である
なんだか納得。たらりたらり。

○背もたれにしんなり掛けて春コート
しんなりは言い得て妙。

 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 4月12日(水)07時06分14秒
編集済
  ◯いちめんなの花さやうなら人類
イケメンなのかな?左様なら心酔。

◯けふまでの人と花見て別れ行く
「♪明日はいらない さざんかの宿」大川栄策。

◯さくらさくら人に埋もれてゆくさくら
怒人混夢(ドットコム)。

◯九人ゐてふたりが消えし花見かな
「♪ふたり咲いても 冬の花」大川栄策。

◯神は人に人は仏に二輪草
仏はフランス。

◯人買ひの朧ひとさらひの霞
人たらしの秀吉。

◯天地人の人をいただく黄水仙
直江兼続の役をいただく妻夫木聡。

◯口八丁手八丁なり鳥の恋
煮込みうどんは八丁味噌。

◯春愁に二円切手を貼って出す
80円不足と付箋ある手紙。

◯足首を回す土筆の踊り出す
「♪つくしてもつくしても あゝ他人の妻」大川栄策。

◯足場から全容見ゆる花の雲
金は上野か浅草信用金庫。

◯足立区や蒲公英の絮飛んでゐる
港区ならば鰡飛んで。

◯花曇グラスに溶かしゆくミルク
「♪くもりガラスを 手で拭いて」大川栄策。

◯海のない県は八県飛花落花
山の付く県は十七花粉飛ぶ。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 4月11日(火)22時55分57秒
  〇いちめんなの花さやうなら人類
え?

〇さくらさくら人に埋もれてゆくさくら
ソメイヨシノの哀歌。

〇夜桜のあれは他人の空似なり
日中でも。夜桜となるとなおさら。。。

〇左手のアルペジオからしやぼん玉
左手。しゃぼん玉のもったり感が。

〇春愁に二円切手を貼って出す
二円切手を41枚貼って出してみたい。

〇春昼の不覚妻子の顔忘る
わざとじゃなくって?

〇朝寝するたび不眠症だと思ふ
それじゃ朝寝をやめて昼寝にしましょ。

〇足を崩す花の筵の起伏かな
筵の下の凸凹がムズイ・・・。

〇足場から全容見ゆる花の雲
仕事中は見ないでくださいね、危ないから。

〇足跡に海の満ちゆく潮干狩
そろそろ帰りましょ。

〇百本の足持て走る春の夢
50人のムカデ競争! 夢で良かった。

〇タンドーリチキンでてくる花の雲
花よりタンドリーチキン。

〇パンジーの一斉に首かしげをり
トランプ風が吹いたのでしょうか。

〇犬連れて信号を待つ桜東風
桜東風が信号でわんストップ (^^♪
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2017年 4月11日(火)21時22分15秒
  ○さくらさくら人に埋もれてゆくさくら
風情は無いが実感あり。

○言い訳は手短にして花の宴
遅れた言い訳なんて誰も真剣に聞いていません。

○左手のアルペジオからしやぼん玉
パパパっと生まれてくる。

○手鏡の奥の満天星躑躅かな
画数の多いところが良かった。

○陽炎や千手のどれもさやうなら
そんなはずはないがそう見えてくる。

○蒲公英の絮の接触不良かな
吹いて少し確かめている仕種がそんな風にも。

○手加減を加へてをりぬ花吹雪
加えているのは神の手でしょうか。

○随意筋不随意筋へ蝌蚪の紐
不のお題で不随意筋までは出てくるが、蝌蚪の紐が面白い。

○夜もすがら不在で通す三鬼の忌
三鬼もそうだったことでしょう。

○春泥に重き足ある故郷かな
心理的な重さとも。

○足立区や蒲公英の絮飛んでゐる
東京の地名の句に弱い。

○花鳥のちらちら会席料理かな
庭の見える席でしょうね。いいですね。

○犬連れて信号を待つ桜東風
日常感にあふれています。

○背もたれにしんなり掛けて春コート
しんなりがいいですね。パリッとしたトレンチなどではなく。
 

選句しました。

 投稿者:  投稿日:2017年 4月11日(火)10時58分59秒
  ○いちめんなの花さやうなら人類
スウエ-デン、て、王政廃止されたの?ゲイな王様だったのか。

○さくらさくら人に埋もれてゆくさくら
どちらが主役かわからない。

○夜桜のあれは他人の空似なり
ドッペルゲンガ-だよ。

○口八丁手八丁なり鳥の恋
いかにもな、鳥らしい恋だわ。

○左手のアルペジオからしやぼん玉
きれい。

○はこべらもつくしも知らぬ峰不二子
そうだったのか、不二子さんは実は月よりの使者か。

○次々と書類に不備やオキザリス
失敗は酸っぱい。

○手加減を加へてをりぬ花吹雪
けっこう痛い。

○夜もすがら不在で通す三鬼の忌
三鬼ですから。

○笑ふ山眺めて足湯十五分
街中足湯も人気。

○足場から全容見ゆる花の雲
バベルの塔を修理中。

○パンジーの一斉に首かしげをり
同調しないと生きられないらしい。

○出てきてもさみしい四六の蟇である
根源的寂しがり屋なの。

○背もたれにしんなり掛けて春コート
年季が入ってます。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 4月10日(月)14時03分44秒
  ○さくらさくら人に埋もれてゆくさくら
桜に群がる人々の集団的熱狂がよく見えます。

○散る花を追ひ駆けてをり手風琴
音がふんわり追いかけている感じ。

○手鏡の奥の満天星躑躅かな
鏡の中に光る花。

○鉄棒を逆手に握りチューリップ
逆上がり? すっきりとした明るい詠みぶりが好き。

○蒲公英の絮の接触不良かな
上手く着地できなかったのかな? 面白い視点。

○笑ふ山眺めて足湯十五分
何とも気持ちよい風景。

○足もとのかたくりの花ふんはりす
いい時間が流れています。

○足を崩す花の筵の起伏かな
必ずしも平らではないですしね。
不安定に足を直しながら、見る桜もよいかもしれませんね。

○足先へゆるりと流れ甘茶仏
仏様にかける甘茶って、ゆるりという重さ、流れがありますよね。
それがよくわかる。

○タンドーリチキンでてくる花の雲
スパイシーな匂いと不思議に合う花の雲。

○犬連れて信号を待つ桜東風
一人と一匹の桜時間。

○高層の住宅ばかり春灯し
高いマンションばかり。春灯も少し寂しそう。

○今生の落ちては芽吹く椿かな
椿は業を感じさせる花なので、ここまでくっきり言い切るとより鮮明に見えてきます。

○背もたれにしんなり掛けて春コート
春のやわらかさ、少しの冷え。ほのぼのとした時間。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 4月10日(月)06時11分4秒
  ☆さくらさくら人に埋もれてゆくさくら
 桜ではなく、人に埋もれてゆくのだね。都心のお花見。

☆九人ゐてふたりが消えし花見かな
 あとはよしなに。

☆人知れず散り始めたる桜かな
 桜の名所ではないところに密やかに咲くさくら。

☆天地人の人をいただく黄水仙
 おめでとうございます。

☆口八丁手八丁なり鳥の恋
 手練手管。

☆春愁に二円切手を貼って出す
 二円切手、結構余らせたりする。

☆鉄棒を逆手に握りチューリップ
 逆上がりの練習だろうか。頑張って。

☆子安貝拾ひて不意に泣き出せり
 子安貝の唐突さに一票。

☆次々と書類に不備やオキザリス
 一か所間違えると芋づる式に。

☆諸葛菜不通の道を迂回する
 のんびり行こう。

☆春泥に重き足ある故郷かな
 故郷ってそういうものかも。

☆足場から全容見ゆる花の雲
 足場がいいね。

☆百本の足持て走る春の夢
 百足虫になった夢だったのだろうか。

☆パンジーの一斉に首かしげをり
 さっと吹く風。首をかしげる形態、パンジーだなぁと納得感
 

選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2017年 4月 9日(日)18時24分1秒
  ◯いちめんなの花さやうなら人類
 ディストピアSFの最後の場面みたい。菜の花からすればユートピア。

◯神は人に人は仏に二輪草
 天孫降臨から西方浄土まで。二輪草の取り合わせが「同行二人」ぽい。

◯口八丁手八丁なり鳥の恋
 たしかに。羽八丁というか^^;ついでに尾も八丁になる鳥もいるかも^^;

◯左手のアルペジオからしやぼん玉
 きれい。のだめカンタービレの、きらきら星のシーンを思い浮かべました。

◯陽炎や千手のどれもさやうなら
 そういう見え方もあるのか。なんてさみしい。

◯蒲公英の絮の接触不良かな
 いやー、どこでもくっつくやつですから、接触不良なんてまれです。

◯朝寝するたび不眠症だと思ふ
 あはは、なんてずうずうしい。と思うのは私が不眠と縁がないないからです^^;

◯夜もすがら不在で通す三鬼の忌
 三鬼忌ならしょうがない。四月馬鹿だとそうはいかない。

◯笑ふ山眺めて足湯十五分
 春の山見て鳥の声など聞こえて、足湯。いいなあ。

◯足跡に海の満ちゆく潮干狩
 きれい。潮干狩という時、海は満ちるということを忘れていた気がする。

◯足先へゆるりと流れ甘茶仏
 甘茶をかけたのはもうン十年も昔の思い出……。

◯百本の足持て走る春の夢
 いや~~!夢の中でも百足になんてなりたくないです。

◯海のない県は八県飛花落花
 桜のない県はないですね。

◯出てきてもさみしい四六の蟇である
 四六の蟇でこんなに孤独感がでるとは。蟇、数が減ってるんでしょうか。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 4月 9日(日)17時38分59秒
  ◯いちめんなの花さやうなら人類
 はい、さようなら。たまどうしてるのかなあ。

◯神は人に人は仏に二輪草
 神と仏と人と二輪草。なかなかの取り合わせかと。

◯人買ひの朧ひとさらひの霞
 人買ひとひとさらひは好き。

◯左手のアルペジオからしやぼん玉
 きれいね。

◯散る花を追ひ駆けてをり手風琴
 これもきれいね。

◯私小手先だけで芹摘みますの
 そうですか、なんかだまされた感じ:笑

◯手に負えぬ感情教育花疲れ
 フローベールです。手に負えません。

◯子安貝拾ひて不意に泣き出せり
 涙もろいのね。

◯随意筋不随意筋へ蝌蚪の紐
 しっかり想像すると気持ち悪いね。

◯馬刀貝の戯曲のやうに不憫かな
 どんな戯曲なんだよ~、と言いたくもなる。

◯足跡に海の満ちゆく潮干狩
 満ち潮、もうそろそろ帰る時刻ですよ。

◯片足で十秒立てず落第す
 どんな学校やねん。わたしも立てません。

◯パンジーの一斉に首かしげをり
 たしかに、首かしげておりますね。

◯野遊びや匍匐前進老人会
 可笑しいけど切ないね、いずれ私も。
 

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