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選句です

 投稿者:由季  投稿日:2018年 1月30日(火)23時55分14秒
  ○狐罠しかけ消息不明なり
無責任ですね。

○消点のどこにもない絵いぬふぐり
専門的です。

○へうきんな防毒面や春近し
本当は笑えませんが・・・。

○着ぶくれの防弾チョッキめく男
そういう人、います。

○劇団の稽古場至近日脚伸ぶ
稽古の声が聞こえてくるのでしょうか。

○団地行きバスのつぎつぎ冬の星
団地へ帰る人をのせて。

○ぼたん雪ウルトラ警備隊員へ
粉雪などより相応しいように思います。

○劇団員毛布引つ張りあひ眠る
劇団員は苦労しているんですね・・。

○性格は学級委員寒牡丹
思い当たる人がいます。

○全員がVサインする囲炉裏かな
囲炉裏はインスタ映えする。

○朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
ダイナミック。

○雪だるま歪なままに公民館
誰かが作り逃げした。

○白菜の十ほど残る雪の畑
目に浮かびます。

○立春のリターンエース決まりけり
サービスエースより控えめでいいですね。
 
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2018年 1月30日(火)20時39分21秒
  ○春どなり歩きたさうな消火栓
季語がよかった。消火栓がどっきりとさせて、
でもそんなこともあるかもと不思議に思わされる。

○寒暁の部室に吊るす防具かな
静かな存在感。

○風花す防潮堤の高さかな
寒くて晴れてて綺麗。

○春を待つ坊ちやん団子差し入れに
のほほんといい風景。

○ぼたん雪ウルトラ警備隊員へ
正義を守るのですね。

○甲板に船員と見る冬の虹
刹那の美しさ。

○全員がVサインする囲炉裏かな
スマホで撮っているのかな? リアルな楽しさ。

○蝋梅や客員教授足早に
客員教授なだけに、授業から授業へ気が抜けないのでしょうか。

○朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
大胆な木、そして火の勢い。

○極寒のハチ公前に遅れけり
たくさんの人をかき分けながら。

○手袋や指三本の裏返り
この手袋の持ち主の指は長い気がします。

○着ぶくれてまあるい緑の山手線
山手線と着ぶくれの面白い取り合わせ。

○日脚伸ぶ終点までをうとうとと
バスでしょうか。気持ちよさそう。

○白菜の十ほど残る雪の畑
雪も少し溶けだした冬の昼間。空間の広がりが気持ちよい。
 

選句します

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年 1月30日(火)17時28分45秒
  ○寒晴のやうに一切消去せむ
一切消去のあとの淋しさと爽快感が一気に押し寄せてくる。

○春どなり歩きたさうな消火栓
春どなりは人でも物でもちょっとうきうきしてくるのです。

○沢庵の賞味期限が消してある
賞味と消費は違うけれどねぇ、歯ごたえがだんだんと。。。

○寄生虫予防協会日脚伸ぶ
今の時期が一番のんびりできるのかも。

○着ぶくれの防弾チョッキめく男
ぴちっとダウンベストを着込んで。w

○予防とてなるときはなる毛糸編む
予防していてもね、なってしまったら覚悟しておとなしく自宅療養。

○劇団の稽古場至近日脚伸ぶ
稽古場までの道のり、日に日に日が伸びてきたのがわかるのでしょう。

○春を待つ坊ちやん団子差し入れに
坊ちゃん団子と季語の響き合いが良い。

○団欒の炬燵家族のひとり欠け
炬燵の一辺が空席のまま。

○全員がVサインする囲炉裏かな
部活か同窓会か、記念写真の一齣。

○朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
幾年も砂浜にそのままだった朽ち舟なんでしょう。

○紙と木の家に紙と木冬日向
自然から生まれた日本の家。

○探梅の団体割引で行きぬ
梅見のバスツアーですねっ。

○白菜の十ほど残る雪の畑
点々と雪を被った白菜が見えます。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年 1月29日(月)21時35分8秒
  ○沢庵の賞味期限が消してある
誰がどうして消したのか謎です。食べるのに問題はないでしょう。でも消してあるのですね。

○寒暁の部室に吊るす防具かな
寒稽古の途中ですか。

○消防団員募るポスター春来る
やはり募るのは春ですよね。

○春を待つ坊ちやん団子差し入れに
確かにカラフルで小振りで待春によろしいかと。一六タルトよりこっちが好きです。

○団体に一名足りず雪の苑
団体割引に届きませんでしたか。雪の苑がなかなか。

○団地行きバスのつぎつぎ冬の星
冬の星で家に帰る安堵のようです。

○ややこしき会員登録春を待つ
あるなー。

○性格は学級委員寒牡丹
あはは。わたしも知ってます。

○雪の貨車見送る駅員午前二時
しんとした駅。

○全員がVサインする囲炉裏かな
旅館で記念写真か。明るい。

○寒椿太きしつぽのはみ出せり
葉も花もきっしりだからね。

○朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
火が大きくなって。

○数学が好きで空舞ふ鷹も好き
いいな。自己肯定的で。

○白菜の十ほど残る雪の畑
よく見えます。
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 1月29日(月)17時18分23秒
  ◯消点のどこにもない絵いぬふぐり
 ベタッと、反遠近法の画家。

◯寒暁の部室に吊るす防具かな
 剣道部か。お疲れ様。

◯予防とてなるときはなる毛糸編む
 なんだかモタモタ毛糸編んでるようで可笑しい。

◯霜溶けて次のバイトへ劇団員
 よくしらないけど演劇関係の人ってたいへんなんだなあ。ご苦労様。

◯長身の応援団長冬の虹
 うむ、だいたい団長はデカイね。嗚呼、花の応援団。

◯葱は一把団体は二十名から
 私は一本買い。ふたりに一把は多すぎる。

◯毛皮団長付け髭の糊残る
 変なの出てきたね:笑

◯しんがりは寒気団準構成員
 暴力団か。最近構成員減ってるとか。

◯劇団員毛布引つ張りあひ眠る
 ああ、ここにも劇団員の苦労話が。

◯甲板に船員と見る冬の虹
 若干、冬の虹が強引な気もするが、景色としてはグー。

◯根深汁ゆつくり啜る劇団員
 またまた劇団員か、久しぶりに実家に帰ったのかな、よかったね。

◯性格は学級委員寒牡丹
 はい、なむ。様私も存じ上げています:笑

◯寒椿太きしつぽのはみ出せり
 狐が寒椿をみている図だろうか。違うか。

◯煮込まれて真面目になつてゆく鱈よ
 言い得て妙。生のときはタラっとしてるね。
 

選句しました

 投稿者:ことは  投稿日:2018年 1月28日(日)21時52分28秒
  ○雪女消え入りさうに立つてゐる
つい招き入れてしまいそうです。

○沢庵の賞味期限が消してある
まぁいいか、沢庵だから、という共通理解がありそうです。

○寒暁の部室に吊るす防具かな
熱が冷めて、また熱を入れての日々精進でしょうか。

○早梅や薄くかほりし防虫剤
最近の防虫剤は自然に近くてよいです。

○劇団の稽古場至近日脚伸ぶ
明るいうちに家に帰れる日もあったりして。

○団体に一名足りず雪の苑
雪のせいか、雪の精か。戻ってくるでしょうか。

○団地行きバスのつぎつぎ冬の星
大きい団地に家の灯もつぎつぎと。

○日向ぽこぽこ団子虫みーつけた
気持ちがよい日です。

○悴みし団体客の関西弁
スピードにおされて少し寒さが和らぎそうです。

○劇団員毛布引つ張りあひ眠る
舞台の夢を見つつでしょうか。

○雪の貨車見送る駅員午前二時
雪の日は駅員さに感謝感謝です。

○朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
火も音も寒さを忘れさせてくれそうです。

○冬眠の蛇もとぐろを弛ませり
油断しますね。

○白菜の十ほど残る雪の畑
今夜は鍋に決まり。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 1月28日(日)17時45分11秒
編集済
  ○春どなり歩きたさうな消火栓
火事は冬の季語。春隣りが生きています。

○消点のどこにもない絵いぬふぐり
そういう絵、意外とあります。

○へうきんな防毒面や春近し
ぶぶ・・ホントへうきんですね。でもすごく有能。季語はなぜ?

○寒暁の部室に吊るす防具かな
部室。寒稽古ですね。(吊す・ですね。cf吊る)

○妊娠予防週間竜の玉ころり
予防週間・・・・。

○どどどつと熱燗どつくりの団体
嬉しいような大変な団体客。

○団地行きバスのつぎつぎ冬の星
朝夕一時だけのつぎつぎ。

○日向ぽこぽこ団子虫みーつけた
ぽこぽこ・・かわいい。

○劇団員毛布引つ張りあひ眠る
なかなか大変なことです。

○先生の着膨れてゐる職員室
え? 昔!は職員室が一番あったか~い部屋でしたよ。

○二度見せし欠員募集寒桜
なかなか苦しい再就職。

○紙と木の家に紙と木冬日向
縁側の外側は雨戸を何枚もスライドさせて仕舞う仕組みなのですね。

○数学が好きで空舞ふ鷹も好き
鷹の描く、楕円・レム二スケート曲線・蝸牛線・リサジュー曲線・外サイクロイド・・・あ、勉強してしまいました。

○雪だるま歪なままに公民館
始業前に作って、そのままだからかな。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 1月28日(日)08時37分48秒
  ◎着ぶくれの防弾チョッキめく男
キーファー・サザーランドっぽい胸回りの厚い男、います。

◎風花す防潮堤の高さかな
よき景。風花以外は考えられない。

◎劇団の稽古場至近日脚伸ぶ
二十代の吉田日出子と笹野高史(笑)が突然見えてきた。

◎団体に一名足りず雪の苑
六義園の入口でそんなことあったなあ。

◎毛皮団長付け髭の糊残る
宝塚だったら面白いので、そう思い込んでとります。

◎悴みし団体客の関西弁
悴んでてもうるさいだろ、な。

◎性格は学級委員寒牡丹
この俳人を知っています。

◎全員がVサインする囲炉裏かな
古民家系の旅館の写真、見たことある。

◎紙と木の家に紙と木冬日向
リフレインよきかな。

◎手袋や指三本の裏返り
手袋あるある。

◎雪だるま歪なままに公民館
公民館あるある。

◎着ぶくれてまあるい緑の山手線
まんなか通るは。。。

◎白菜の十ほど残る雪の畑
見たことあるなあ。

◎立春のリターンエース決まりけり
サーヴィスエースじゃないところがいい。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 1月28日(日)06時39分40秒
  ☆狐罠しかけ消息不明なり
 横溝正史的事件発生。

☆雪女消え入りさうに立つてゐる
 雪女という季語の本意かもしれない。

☆沢庵の賞味期限が消してある
 四五日だったら平気だけれど。

☆寒暁の部室に吊るす防具かな
 早朝寒稽古の季節。

☆霜溶けて次のバイトへ劇団員
 チケット販売のノルマもこなさないと。

☆団地行きバスのつぎつぎ冬の星
 家族が待っている感じ、冬の星がなんとなくあたたかい。

☆劇団員毛布引つ張りあひ眠る
 雑魚寝。

☆甲板に船員と見る冬の虹
 ロマンあり。

☆根深汁ゆつくり啜る劇団員
 たまにしか頂けない御馳走はゆっくりと味わって。

☆寒波来る基地に南無阿弥陀仏の字
 信心は大事。

☆寒鰤や幼なじみの紅ほのか
 幼なじみと酌み交わすよろしさ。

☆朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
 舟は朽ちたら再生しないのかな。

☆煮込まれて真面目になつてゆく鱈よ
 だんだん純白になってゆく鱈。たしかに真面目になってゆく感じがする。

☆数学が好きで空舞ふ鷹も好き
 なんとなく誇らしげで、程よきナルシシズム。
 

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2018年 1月28日(日)02時32分0秒
  よろしくお願いします。

○狐罠しかけ消息不明なり
自分が罠にかかってしまったのでは。

○春どなり歩きたさうな消火栓
本当に歩いてしまうかも。春になったら。

○沢庵の賞味期限が消してある
漬物だから多少過ぎても大丈夫でしょう。でもこれ、確実に期限切れだろうなあ…

○へうきんな防毒面や春近し
漫画家の鳥山明さんの自画像を思い出しました。確かになんか剽軽。発見!

○寒暁の部室に吊るす防具かな
剣道の籠手とかでしょうか。全然乾かないんですよね、冬場は汗が。たえず冷たくてじめっとしている。

○予防とてなるときはなる毛糸編む
毛糸編む、に諦めを感じます。お大事に。

○劇団の稽古場至近日脚伸ぶ
住まいをかえて、より一層稽古に励む所存。

○団体に一名足りず雪の苑
雪に浮かれて遊んでいるのか、寒くてトイレが近いのか。
あれ? そこにある雪の像、さっきまではなかったような…

○団地行きバスのつぎつぎ冬の星
次々来てくれるなら駅から遠くてもいいですね。それにしても寒い。

○日向ぽこぽこ団子虫みーつけた
元気で無邪気。

○劇団員毛布引つ張りあひ眠る
下積みの劇団員はこんな感じなのかも。

○寒椿太きしつぽのはみ出せり
犬かな? たぬきかな? 隠れている場所(化けている物?)がいい。

○朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
大迫力! 冬場なら舟も乾燥していてよく燃えそうです。

○白菜の十ほど残る雪の畑
よくくしゃくしゃになった、もうよく分からないのが残っていますよね。
 

消防団員句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月28日(日)00時16分15秒
  投句一覧です。

【消】
これは消え残りし雪女郎の指
艶消しの結婚指輪笹子鳴く
寒晴のやうに一切消去せむ
歓声の明るしスケーター消えて
狐罠しかけ消息不明なり
春どなり歩きたさうな消火栓
消しゴムの角の丸まり草城忌
消点のどこにもない絵いぬふぐり
雪女消え入りさうに立つてゐる
大人来て消え始めたる焚火かな
沢庵の賞味期限が消してある
肥の国に消えた大根の手掛りが
無意識の消去ボタンや氷柱折る
夜焚火のあたりの履歴抹消す

【防】
へうきんな防毒面や春近し
一点の攻防続く冬青空
咳ひとつ防犯マークの寄り目かな
寒暁の部室に吊るす防具かな
寄生虫予防協会日脚伸ぶ
熊祭る消防団員ねむるかな
消防団員募るポスター春来る
早梅や薄くかほりし防虫剤
着ぶくれの防弾チョッキめく男
妊娠予防週間竜の玉ころり
認知症の進行防ぐ玉子酒
風花す防潮堤の高さかな
予防とてなるときはなる毛糸編む
炉火に防護服の男来てをりぬ

【団】
どどどつと熱燗どつくりの団体
鴛鴦鳴けり肉を入れない肉団子
寒卵団子のやうに串にさし
劇団の稽古場至近日脚伸ぶ
春を待つ坊ちやん団子差し入れに
霜溶けて次のバイトへ劇団員
団体に一名足りず雪の苑
団地行きバスのつぎつぎ冬の星
団欒の炬燵家族のひとり欠け
長身の応援団長冬の虹
日向ぽこぽこ団子虫みーつけた
葱は一把団体は二十名から
毛皮団長付け髭の糊残る
悴みし団体客の関西弁

【員】
しんがりは寒気団準構成員
ぼたん雪ウルトラ警備隊員へ
ややこしき会員登録春を待つ
劇団員毛布引つ張りあひ眠る
甲板に船員と見る冬の虹
根深汁ゆつくり啜る劇団員
性格は学級委員寒牡丹
雪の貨車見送る駅員午前二時
雪をんな元拓殖銀行員
先生の着膨れてゐる職員室
全員がVサインする囲炉裏かな
隊員のトランシーバー春近し
二度見せし欠員募集寒桜
蝋梅や客員教授足早に

【当季雑詠】
寒椿太きしつぽのはみ出せり
寒波来る基地に南無阿弥陀仏の字
寒鰤や幼なじみの紅ほのか
朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
極寒のハチ公前に遅れけり
紙と木の家に紙と木冬日向
煮込まれて真面目になつてゆく鱈よ
手袋や指三本の裏返り
数学が好きで空舞ふ鷹も好き
雪だるま歪なままに公民館
探梅の団体割引で行きぬ
着ぶくれてまあるい緑の山手線
冬眠の蛇もとぐろを弛ませり
冬籠小さき扉の開きし籠
日脚伸ぶ終点までをうとうとと
白菜の十ほど残る雪の畑
立春のリターンエース決まりけり

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:1月31日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

消防団員句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月25日(木)00時32分4秒
   出題です。

【消】
【防】
【団】
【員】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:1月27日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

乾布摩擦句会・作者発表です。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 1月24日(水)21時58分14秒
  乾布摩擦句会・作者発表です。
早めの選句のご協力、ありがとうございました。
間違いがありましたらご連絡下さい。


背嚢と乾パンが二個冬日向       なむ   海
冬太き影どつしりと布袋尊       なむ   月
護摩行の外は大地を這ふ吹雪      なむ   海百
明明白白擦りおろす大根の嵩      なむ   ゆ
冬銀河ひとり来たりてひとり去る    なむ   海月由ゆ

冬麗の部屋すぐ乾く台布巾       裕美   亜け
いたづらのやうにおでんの結び昆布   裕美   月あ百けゆ
多摩ニュータウンに老いてゆく狸    裕美   月朝洋百け亞
寒の風呂擦り傷を強く押さえつつ    裕美
みんな風邪だね星拾へさうな眼で    裕美   月あ

乾パンの缶詰積まれ山眠る       朝比古  洋
襤褸布のやうに猿股脱がれあり     朝比古  百
久女忌の醤油を垂らし薩摩揚      朝比古  あ苑亜洋
ワッペンのやうな擦傷春隣       朝比古  むあ由亜け
柔軟剤香る三寒四温かな        朝比古  むあ苑裕ゆ

雪の夜に痩せて皿には乾ぶだう     月犬
戸を叩く布教のふたり枇杷の花     月犬   海む亜洋亞ゆ
寒の水摩滅の砥石に浴びせけり     月犬
擦り傷のやうな失恋日向ぼこ      月犬   む苑由亜け亞
誰か死んだ夜に転がる寒卵       月犬   海苑

乾物を水に放てば雪もよい       亞子
大寒の利尻昆布は鍋の底        亞子   む苑由裕洋百ゆ
寒林に駅舎の見えて多摩湖線      亞子   む苑由
星さえざえと靴擦れの帰り道      亞子   あ朝苑亜洋
凍鶴の谷見下ろせる摩崖仏       亞子

ゆるゆると乾燥したりはうれん草    洋子   け
布きれのやうな紙きれ冬すみれ     洋子   海由百
歯磨きの口よりあふれ冬青草      洋子
靴擦れやこれから猫になる途中     洋子   海あゆ
雪目して布袋寅泰ゆらゆらす      洋子   月けゆ

乾パンを口にふくみて氷湖の上     百花   あ裕亞
一枚の布となりたる雪野原       百花   あ由裕亞
読初や摩太伝第五章より        百花
初夢や少女となりてマッチ擦る     百花   海む朝
着水のつもりの鴨へ厚氷        百花   け

夜咄のくちびる乾きはじめたり     あんこ  月朝苑由亞ゆ
寄り道の田園調布冬ひなた       あんこ  海朝苑由
ジャズ・ピアニスト寒星を研磨して   あんこ  海朝
擦傷の血のやはらかし榾明り      あんこ  亜
いくたびも雪確かめて子は眠り     あんこ  朝裕百け亞
大寒や順番に歯を磨きたる       あんこ  朝苑亜ゆ

小正月乾燥ワカメ十倍に        由季   朝裕亜亞ゆ
春近き布より鳩の生まれたり      由季   月あ裕洋け亞
雪もよひ指先にある摩擦熱       由季
冬の月あらはにさるる擦過       由季
乾麺の匂ひかすかに冬の昼       由季   む裕洋
初旅の荷にブラジャーの三日分     由季   朝亞ゆ

冬終る乾いた言葉湿らせて       海太
霧氷剥がして布状のペーストに     海太
虎落笛とは日朝の摩擦音        海太
白雪を擦つて延ばす委任状       海太   け
二月来る女房の尻の重きこと      海太   亞ゆ

冬満月乾電池にもある寿命       けんじ  海月亜
一晩で毛布の天地反転す        けんじ  裕亜百ゆ
雪もよひ多摩川沿いの古墳群      けんじ  むあ苑由亜
擦るたび人現るる火鉢かな       けんじ  む裕百
手探りで止めしアラーム寒波来る    けんじ  朝

緊張に乾くくちびる着膨れて      亜紀   月由
干されたる真白き布巾春近し      亜紀   む洋
夜といふ魔法の時間雪しんしん     亜紀
黒胡椒がりりと擦れば雪催ひ      亜紀   苑洋
セーターに顔の出てくる日曜日     亜紀   むあ朝苑裕洋
伸びをして大きな欠伸すれば春     亜紀   あ
チョコレート一粒貰ふ黒手套      亜紀   あ朝由

夜といふ温めの燗と乾きもの      苑を   百
寒夜この布巾なにいろともつかず    苑を   月裕百亞
摩訶般若波羅蜜寂光院に雪       苑を   海む月百亞
大量に捨て擦り疵の冬林檎       苑を   海
この世の果てに冬草の戦ぎをり     苑を   亜

使へない乾電池ある冬の家       ゆかり  月由洋百け亞
はづせない湿布は残す寒の風呂     ゆかり  裕洋百け
多摩校舎から天才と寒波来る      ゆかり  む朝苑裕け
擦過音続く動画や夜半の冬       ゆかり  洋
恋をするどのふくらはぎにも日脚伸ぶ  ゆかり  海月由亜
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月24日(水)21時15分23秒
  ○小正月乾燥ワカメ十倍に
 小正月と取り合わせるとなんだかめでたいですね。

○夜咄のくちびる乾きはじめたり
 しゃべくり続けて唇を舐めるいとまもないのですね。

○いたづらのやうにおでんの結び昆布
 最初に考えた人のしゃれっけが楽しいですよね。下五、字余りにするかなあ。

○一晩で毛布の天地反転す
 豪快な寝相ですね。

○戸を叩く布教のふたり枇杷の花
 ひとりだと怪しそうですからね。

○大寒の利尻昆布は鍋の底
 おっ、日高昆布ではないのですね。贅沢そうです。

○靴擦れやこれから猫になる途中
 バンパイヤ俳句ですね。靴擦れを見ると変身する…。

○明明白白擦りおろす大根の嵩
 8+5+7のリズムで嵩を増していますね。

○柔軟剤香る三寒四温かな
 三寒四温との取り合わせがすばらしいですね。

○初旅の荷にブラジャーの三日分
 これ、自分ではない、例えば相部屋となった人の荷物に唖然とした句なのかなあ。

○雪目して布袋寅泰ゆらゆらす
 布袋寅泰にも弱点はあったのですね。

○大寒や順番に歯を磨きたる
 こら、開けっぱなしにするな、とか言いながら家族が寒い中ばたばたしている情景を思い浮かべました。

○冬銀河ひとり来たりてひとり去る
 いのちが明滅しているのですね。

○二月来る女房の尻の重きこと
 尻軽よりはよいと思います。

 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2018年 1月24日(水)15時15分51秒
  ◯乾パンを口にふくみて氷湖の上
そんな寒いところで何しているんでしょうか?

◯使へない乾電池ある冬の家
あるある、ごろごろと。

◯小正月乾燥ワカメ十倍に
わわっとね。理研かな?

◯夜咄のくちびる乾きはじめたり
冬の乾燥はひとしお。

◯一枚の布となりたる雪野原
ありありと。

◯寒夜この布巾なにいろともつかず
布巾への目線、オカシイです。

◯戸を叩く布教のふたり枇杷の花
なぜかふたりで来る。

◯春近き布より鳩の生まれたり
明るい。

◯多摩ニュータウンに老いてゆく狸
リアルです。

◯摩訶般若波羅蜜寂光院に雪
雪が目立つ配置。

◯擦り傷のやうな失恋日向ぼこ
擦り傷ならまだまだ。

◯いくたびも雪確かめて子は眠り
夢に出るかな?

◯初旅の荷にブラジャーの三日分
どういう数え方なのかしらん。

◯二月来る女房の尻の重きこと
どどんと。でもしあわせそうです。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2018年 1月24日(水)08時45分43秒
  ◯ゆるゆると乾燥したりはうれん草
甘味も増しておいしいかも。

◯使へない乾電池ある冬の家
捨てるタイミングが難しいです。

◯冬麗の部屋すぐ乾く台布巾
もうパリパリ。

◯いたづらのやうにおでんの結び昆布
3回捻ってみました。

◯はづせない湿布は残す寒の風呂
意外な効用が。でも後に入る人はいやかも。

◯春近き布より鳩の生まれたり
世の中何が起きても不思議はありません。

◯多摩ニュータウンに老いてゆく狸
人に化けてこっそり暮らしてますから大丈夫。

◯多摩校舎から天才と寒波来る
多分自称。寒波は本物。

◯ワッペンのやうな擦傷春隣
最近子供は転ばなくなったのでなかなか見ない光景。

◯擦り傷のやうな失恋日向ぼこ
後からじわじわ系。結構きつそう。

◯白雪を擦つて延ばす委任状
白雪が不思議と違和感がないです。

◯いくたびも雪確かめて子は眠り
大人もそうです。理由は違いますが。

◯雪目して布袋寅泰ゆらゆらす
お疲れですね。少し休みを取りましょう。

◯着水のつもりの鴨へ厚氷
何事も事前リサーチは重要かと。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 1月23日(火)23時58分53秒
  ○使へない乾電池ある冬の家
冬は電池の消耗が激しいとか。単に低温で使えないとか、温めると使えるとか。

○夜といふ温めの燗と乾きもの
おじゃまします。。。

○いたづらのやうにおでんの結び昆布
昆布。結ぶの、意外と難しいですね。

○はづせない湿布は残す寒の風呂
出るころには 剥がれていますが。

○一晩で毛布の天地反転す
和室ですね。ベッドでは落ちちゃうから。

○寒夜この布巾なにいろともつかず
なにいろとも・・・ね。

○大寒の利尻昆布は鍋の底
おじゃまします。。。

○布きれのやうな紙きれ冬すみれ
最近の造花って、布だったり紙だったり本物だったり。

○襤褸布のやうに猿股脱がれあり
おと=さん!

○護摩行の外は大地を這ふ吹雪
うちはあつい、そとはさむい。

○多摩ニュータウンに老いてゆく狸
古狸になる団塊の世代。

○摩訶般若波羅蜜寂光院に雪
大原寂光院。静か。

○擦るたび人現るる火鉢かな
福沢諭吉さん、いらっしゃいませー。

○いくたびも雪確かめて子は眠り
かわいい。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2018年 1月23日(火)20時22分35秒
  ◯乾パンの缶詰積まれ山眠る
 そうだ乾パン買っておこう。

◯乾麺の匂ひかすかに冬の昼
 乾麺はそこそこストック。

◯使へない乾電池ある冬の家
 乾電池の捨て方むずかしい。

◯はづせない湿布は残す寒の風呂
 風呂のなかでふやけるけど。

◯干されたる真白き布巾春近し
 爽快。

◯戸を叩く布教のふたり枇杷の花
 地味なひとたいていふたり。

◯春近き布より鳩の生まれたり
 のどか。

◯大寒の利尻昆布は鍋の底
 いいお出汁でます。

◯久女忌の醤油を垂らし薩摩揚
 なんか薩摩揚がしっくりする。

◯多摩ニュータウンに老いてゆく狸
 狸!いい味だしてる。

◯黒胡椒がりりと擦れば雪催ひ
 がりりががりりとくる。

◯擦過音続く動画や夜半の冬
 ふるいフィルムかな。

◯星さえざえと靴擦れの帰り道
 ずいぶん歩いちゃったなぁ。

◯セーターに顔の出てくる日曜日
 「大人はわかってくれない」のジャンピエールレオ?
 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年 1月23日(火)17時20分24秒
  ○小正月乾燥ワカメ十倍に
ちょっとの量が物凄い量になりますね。w

○冬満月乾電池にもある寿命
取り合せが面白いです。

○冬麗の部屋すぐ乾く台布巾
綺麗に片付いた部屋、しょして台所が見えます。

○一晩で毛布の天地反転す
寒い時期になかなかの寝相です。

○戸を叩く布教のふたり枇杷の花
枇杷の花のつき具合が納得かも。

○久女忌の醤油を垂らし薩摩揚
薩摩揚はこれが一番美味しそう。

○雪もよひ多摩川沿いの古墳群
ブラタモリ見ました~。

○ワッペンのやうな擦傷春隣
瘡蓋、手で引っ掻かないでね。

○擦り傷のやうな失恋日向ぼこ
傷は比較的浅めで良かった。

○擦傷の血のやはらかし榾明り
中七の措辞が生生しいですね。

○星さえざえと靴擦れの帰り道
靴擦れのひりひりがより際立ちます。

○この世の果てに冬草の戦ぎをり
枯れることなく戦いでいるのが好いなぁ。

○大寒や順番に歯を磨きたる
洗面所はことのほか寒いんで入れ替わり立ち代わりに。

○恋をするどのふくらはぎにも日脚伸ぶ
みな魅力的な美脚でっす。
 

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2018年 1月23日(火)01時07分30秒
  雪だ! 雪だ!
よろしくお願いいたします。


○乾パンを口にふくみて氷湖の上
乾パンって口の中の水分が持っていかれるし、あまり普段食べない。こんなシチュエーションがちょうどいいと思う。

○乾麺の匂ひかすかに冬の昼
カップめんの独特な匂いを思い出します。冬の昼ぴったり。

○小正月乾燥ワカメ十倍に
なんだか、放っておかれていそうです。どこまでもふえるわかめ。

○はづせない湿布は残す寒の風呂
残しちゃうんかい!と突っ込みを。この投げやり感、いいですねー。

○一晩で毛布の天地反転す
毛布が反転しているのではなく、自分の寝相のせいかもね。

○一枚の布となりたる雪野原
真っ白でいいなあ。

○寒夜この布巾なにいろともつかず
使い倒されてますね。「かんやこの」の語感の良さ、大好き。

○春近き布より鳩の生まれたり
すべてを生み出す春はもうすぐ。

○大寒の利尻昆布は鍋の底
少し濁ったスープの中でもわかる存在感。

○多摩校舎から天才と寒波来る
天才、クールな人なのだろうな。

○擦るたび人現るる火鉢かな
ハクション大魔王のような、マッチ売りの少女のような。

○いくたびも雪確かめて子は眠り
雪の中大変な思いで幼稚園にお迎えに行ったら、なかなか帰らずに薄着で外に飛び出して大変でした。やはり子供に雪は特別。大人にもですが。

○セーターに顔の出てくる日曜日
ハイネックとかタートルネックの、すぽんという感じが浮かんで楽しい。

○柔軟剤香る三寒四温かな
三寒四温の、四温のときなのかなと思います。
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2018年 1月22日(月)23時49分40秒
  ○緊張に乾くくちびる着膨れて
身体的なものと精神的なものがつながっている。

○ 使へない乾電池ある冬の家
他にも使えない、使わないものがたくさんありそう。

○ 夜咄のくちびる乾きはじめたり
話している人の口元が見えます。

○ 一枚の布となりたる雪野原
ちょっとありそうかなと思いましたが、タイムリーで奇麗。

○ 寄り道の田園調布冬ひなた
実際には田園ではないが田園の文字が使われていることが効果的。
ブラタモリ見ましたか。

○ 大寒の利尻昆布は鍋の底
鍋底の黒々とした昆布が印象的。

○ 布きれのやうな紙きれ冬すみれ
どちらでも良さそうなささやかさが楽しい。

○寒林に駅舎の見えて多摩湖線
きっと多摩湖線はそんな感じ。

○ 雪もよひ多摩川沿いの古墳群
古墳って、周りを歩いてみても。上ってみても実態がつかめない。

○ ワッペンのやうな擦傷春隣
赤チンが塗ってある?

○ 擦り傷のやうな失恋日向ぼこ
痛いが深くない。すぐ癒える。

○チョコレート一粒貰ふ黒手套
屋外で歩いてるときなどチョコレート貰うと嬉しい。

○ 冬銀河ひとり来たりてひとり去る
生き死にに関係あることなのかなと思いました。

○恋をするどのふくらはぎにも日脚伸ぶ
なんだか眩しいです。

 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年 1月22日(月)20時41分14秒
  ○夜咄のくちびる乾きはじめたり
冬の室内は乾きやすいのです。

○寄り道の田園調布冬ひなた
住民ではなく寄ってみたんですね。冬ひなたが巧い。

○大寒の利尻昆布は鍋の底
まず出汁とり。大きめの昆布だろうな。

○寒林に駅舎の見えて多摩湖線
駅舎の見えて、そうそう。

○久女忌の醤油を垂らし薩摩揚
噛み締めることにします。

○雪もよひ多摩川沿いの古墳群
雪が降りそうな日の丘陵が見えてきます。

○多摩校舎から天才と寒波来る
おお!

○黒胡椒がりりと擦れば雪催ひ
匂いも。

○擦り傷のやうな失恋日向ぼこ
擦り傷と言っても日向ぼこしても実は。

○星さえざえと靴擦れの帰り道
靴擦れは如何んともしがたい。さえざえがしみる。

○セーターに顔の出てくる日曜日
日曜日の顔が。

○柔軟剤香る三寒四温かな
暖かくなれば洗濯もまた楽し。

○大寒や順番に歯を磨きたる
宿か家か。寒い朝の感じが伝わります。

○誰か死んだ夜に転がる寒卵
どんな夜にも誰か死んでいるに違いないのだけれど、卵の白さが不穏です。

 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 1月22日(月)19時38分38秒
  ☆小正月乾燥ワカメ十倍に
 ふえるワカメちゃん。

☆夜咄のくちびる乾きはじめたり
 佳境。

☆寄り道の田園調布冬ひなた
 田園調布も良いけれど、」松濤あたりもなかなかよろしき風情。

☆ジャズ・ピアニスト寒星を研磨して
 アドリブで。

☆多摩ニュータウンに老いてゆく狸
 多摩ニュータウンと共に老いゆく。

☆多摩校舎から天才と寒波来る
 あ、あいつか。

☆初夢や少女となりてマッチ擦る
 正夢にならないように。

☆星さえざえと靴擦れの帰り道
 さえざえとひりひりと。

☆いくたびも雪確かめて子は眠り
 雪の少ない土地の子なのだろう。

☆セーターに顔の出てくる日曜日
 普段はワイシャツだから。安息感あり。

☆チョコレート一粒貰ふ黒手套
 さすがに「Give me a chocolate!」とは言わなかっただろう。

☆手探りで止めしアラーム寒波来る
 普段アラームを止めるところまで眠ったことが殆ど無いから、なんだか羨ましい。

☆初旅の荷にブラジャーの三日分
 あぁ、あれは毎日変えるものなのか。

☆大寒や順番に歯を磨きたる
 なんとなく湯治場のような風情。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2018年 1月22日(月)19時04分9秒
  ○乾パンを口にふくみて氷湖の上
寒そう。口のモソモソした動きが見える。

○いたづらのやうにおでんの結び昆布
いたづらがよかった。

○一枚の布となりたる雪野原
一枚の布、がいいなあ。皴のなく張られた布の連想から、
だれもまだ踏んでいない真っ白な雪野を思う。

○春近き布より鳩の生まれたり
手品ですかね。こう春近きが絶妙。命を生んだみたい。

○久女忌の醤油を垂らし薩摩揚
久女忌がいい。香ばしい匂い。

○雪もよひ多摩川沿いの古墳群
こないだのブラタモリかな。季語がいいです。

○ワッペンのやうな擦傷春隣
乾き始めた擦り傷のような気がします。癒えるとともに春が。

○靴擦れやこれから猫になる途中
発想が面白い。「綿の国星」の猫のまねをしている女子中学生の話を思い出しました。

○星さえざえと靴擦れの帰り道
こちらの靴擦れは、一日の終わり、いろいろその日のことを思い出している感慨。

○セーターに顔の出てくる日曜日
なんてことない景だけど、休みのうきうき感を感じます。

○チョコレート一粒貰ふ黒手套
掌で受けているような。黒と質感の違う黒のよさ。

○みんな風邪だね星拾へさうな眼で
口語体と、星星拾へさうな眼の絶妙な比喩にやられましたよ。

○柔軟剤香る三寒四温かな
昨今の外国のもののようなきつい匂いの柔軟剤を連想しました。
季語が合ってると思います。

○伸びをして大きな欠伸すれば春
体を伸ばして春を呼ぶ。あるいは春を感じている。その心持ちがいいなあ。

 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 1月22日(月)18時11分37秒
  雪、しんしんと降っております。

◯緊張に乾くくちびる着膨れて
 受験でしょうか。センター試験って、必ず雪がふるような。

◯使へない乾電池ある冬の家
 使用済みの乾電池溜まります。年末の大掃除で捨てればよかったのにね。

◯冬満月乾電池にもある寿命
 何にでも寿命があります。そろそろ……私も:笑

◯夜咄のくちびる乾きはじめたり
 自分の咄にコーフン状態。

◯いたづらのやうにおでんの結び昆布
 あっ、たしかにそんな感じ。

◯寒夜この布巾なにいろともつかず
 布巾にもいろいろ苦労があって、いわく言いがたい色になるのでしょう。

◯春近き布より鳩の生まれたり
 春を呼ぶマジシャン、いいですね。

◯冬太き影どつしりと布袋尊
 どっしりしてます、お尻もでかそう。

◯多摩ニュータウンに老いてゆく狸
 あそこには老いたタヌキと人間。

◯摩訶般若波羅蜜寂光院に雪
 荘厳というべきか、ゴージャスというべきか。

◯みんな風邪だね星拾へさうな眼で
 うるんでるのか。星拾うという発想が素敵かと。

◯雪目して布袋寅泰ゆらゆらす
 でかいからね、布袋くん。ゆらゆらするね。

◯冬銀河ひとり来たりてひとり去る
 で誰もいなくなる。

◯恋をするどのふくらはぎにも日脚伸ぶ
 よかったね、失恋じゃないのね。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 1月22日(月)08時30分49秒
編集済
  ◎乾麺の匂ひかすかに冬の昼
あ、そろそろ昼餉。

◎干されたる真白き布巾春近し
よき景。黄ばんでなくてよかった。

◎戸を叩く布教のふたり枇杷の花
あ、来る来る。

◎大寒の利尻昆布は鍋の底
お湯の沸く小さな泡と底の昆布。よきかな。

◎寒林に駅舎の見えて多摩湖線
西武戦線異状なし。

◎雪もよひ多摩川沿いの古墳群
よき眺め。

◎多摩校舎から天才と寒波来る
とうとう来たか。

◎摩訶般若波羅蜜寂光院に雪
絵にも描けない美しさ。

◎ワッペンのやうな擦傷春隣
なおりかけなんでしょうが痛そう。

◎擦り傷のやうな失恋日向ぼこ
ふむふむ。

◎擦るたび人現るる火鉢かな
可笑しい。秀逸。

◎初夢や少女となりてマッチ擦る
寒い初夢だなあ。

◎セーターに顔の出てくる日曜日
可愛い。

◎柔軟剤香る三寒四温かな
幸せそうだなあ。ライオンのCMに使えそう。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2018年 1月21日(日)18時55分19秒
  ◯冬満月乾電池にもある寿命
柄本明+高田純次。

◯背嚢と乾パンが二個冬日向
小日向文世+日向明子。

◯寄り道の田園調布冬ひなた
星セント・ルイス+長嶋茂雄。

◯戸を叩く布教のふたり枇杷の花
久本雅美+柴田理恵。

◯布きれのやうな紙きれ冬すみれ
坂東すみれ+坂本すみれ。

◯ジャズ・ピアニスト寒星を研磨して
アキコ・グレース+髙木里代子。

◯護摩行の外は大地を這ふ吹雪
新井貴浩+堂林翔太。

◯摩訶般若波羅蜜寂光院に雪
建礼門院徳子+大納言典侍(輔子)。

◯靴擦れやこれから猫になる途中
江戸家小猫+猫ひろし。

◯初夢や少女となりてマッチ擦る
中森明菜+久保浩。

◯大量に捨て擦り疵の冬林檎
美空ひばり+並木路子。

◯誰か死んだ夜に転がる寒卵
小林旭+板東英二。

◯冬銀河ひとり来たりてひとり去る
横溝正史+劇団ひとり。

◯恋をするどのふくらはぎにも日脚伸ぶ
畠山みどり+橋幸夫。
 

乾布摩擦句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月21日(日)13時34分23秒
  お待たせしました。投句一覧です。

【乾】
ゆるゆると乾燥したりはうれん草
乾パンの缶詰積まれ山眠る
乾パンを口にふくみて氷湖の上
乾物を水に放てば雪もよい
乾麺の匂ひかすかに冬の昼
緊張に乾くくちびる着膨れて
使へない乾電池ある冬の家
小正月乾燥ワカメ十倍に
雪の夜に痩せて皿には乾ぶだう
冬終る乾いた言葉湿らせて
冬満月乾電池にもある寿命
冬麗の部屋すぐ乾く台布巾
背嚢と乾パンが二個冬日向
夜といふ温めの燗と乾きもの
夜咄のくちびる乾きはじめたり

【布】
いたづらのやうにおでんの結び昆布
はづせない湿布は残す寒の風呂
一晩で毛布の天地反転す
一枚の布となりたる雪野原
寒夜この布巾なにいろともつかず
干されたる真白き布巾春近し
寄り道の田園調布冬ひなた
戸を叩く布教のふたり枇杷の花
春近き布より鳩の生まれたり
大寒の利尻昆布は鍋の底
冬太き影どつしりと布袋尊
布きれのやうな紙きれ冬すみれ
霧氷剥がして布状のペーストに
襤褸布のやうに猿股脱がれあり

【摩】
ジャズ・ピアニスト寒星を研磨して
寒の水摩滅の砥石に浴びせけり
寒林に駅舎の見えて多摩湖線
久女忌の醤油を垂らし薩摩揚
虎落笛とは日朝の摩擦音
護摩行の外は大地を這ふ吹雪
歯磨きの口よりあふれ冬青草
雪もよひ指先にある摩擦熱
雪もよひ多摩川沿いの古墳群
多摩ニュータウンに老いてゆく狸
多摩校舎から天才と寒波来る
読初や摩太伝第五章より
摩訶般若波羅蜜寂光院に雪
夜といふ魔法の時間雪しんしん

【擦】
ワッペンのやうな擦傷春隣
寒の風呂擦り傷を強く押さえつつ
靴擦れやこれから猫になる途中
黒胡椒がりりと擦れば雪催ひ
擦り傷のやうな失恋日向ぼこ
擦るたび人現るる火鉢かな
擦過音続く動画や夜半の冬
擦傷の血のやはらかし榾明り
初夢や少女となりてマッチ擦る
星さえざえと靴擦れの帰り道
大量に捨て擦り疵の冬林檎
冬の月あらはにさるる擦過
白雪を擦つて延ばす委任状
明明白白擦りおろす大根の嵩

【当季雑詠】
いくたびも雪確かめて子は眠り
この世の果てに冬草の戦ぎをり
セーターに顔の出てくる日曜日
チョコレート一粒貰ふ黒手套
みんな風邪だね星拾へさうな眼で
手探りで止めしアラーム寒波来る
柔軟剤香る三寒四温かな
初旅の荷にブラジャーの三日分
伸びをして大きな欠伸すれば春
雪目して布袋寅泰ゆらゆらす
大寒や順番に歯を磨きたる
誰か死んだ夜に転がる寒卵
着水のつもりの鴨へ厚氷
冬銀河ひとり来たりてひとり去る
凍鶴の谷見下ろせる摩崖仏
二月来る女房の尻の重きこと
恋をするどのふくらはぎにも日脚伸ぶ

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:1月24日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

すみません

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月20日(土)22時14分12秒
  諸般の事情により締切を半日ほどずらします。1/21(日)13:007ごろに投句一覧を公開しますので、よろしくお願いします。  

乾布摩擦句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月17日(水)23時28分19秒
   出題です。

【乾】
【布】
【摩】
【擦】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:1月20日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

南北融和句会・作者発表

 投稿者:百花  投稿日:2018年 1月17日(水)22時49分23秒
  南北融和句会・作者発表です。
早めの選句のご協力ありがとうございました。
間違いありましたら、ご連絡ください。


夜焚火や南総里見八犬伝       なむ   洋あ
旅順高寮歌斉唱北帰行        なむ
金融業の甥つ子とゐる春炬燵     なむ   月裕亞あけ
凍凪や能登和辛子は酒で溶く     なむ   ゆ百海
荒井由美的なる寒紅の伝言      なむ

南国の花に噎せたる冬の花舗     月犬   ゆ百亜由亞
北国の少女寒紅つよくひく      月犬   亜京
トンビ着て金融筋の男かな      月犬   む百苑
寄添へば夜は平和な兎かな      月犬   京
枯蓮を抜けて阿弗利加象の尻     月犬   朝百苑

南に熱あれば氷柱があると言ふ    海太
西からポルシェ北からはラッセル車  海太   裕亞け
融通は要らぬ枯木として生きる    海太   朝ゆ裕亜洋亞け
明治大正昭和平成鯨泳ぐ       海太   む裕洋苑あ
手のひらに五本の指と雪明り     海太   百京あ

南洲翁遺訓の冴えや人は宝      百花
北ヘ行く電車にひとり雪女      百花   朝ゆ裕海
雪女郎湯殿に融けし恋いくつ     百花   亜京
和三盆の味でありんす雪女      百花
鷹の目を眼鏡に隠し初句会      百花

凍し唇の熱き夜を乞ふ南極2号    京急   月
初夢や北朝鮮で吉本新喜劇      京急
氷塊を融かし動かす尿を視る     京急   月裕
和膳持つ女の脛や雪催        京急   裕百亞
風邪治る咳飛ぶ駅で深呼吸      京急   裕

狐火となりて鴨南蛮すする      洋子   ゆ由京
北杜夫かくれてゐたり雪達磨     洋子   朝
寒紅の蜜蝋融ける匂ひかな      洋子   京海
柊を挿す鳥の子和紙ふんはり     洋子   月
雪目して気狂いピエロ見てゐたり   洋子   海

高円寺南の路地を湯ざめして     あんこ  朝む月亜由洋亞苑け
息白く北鎌倉をゆく二人       あんこ  朝月ゆ亜由海苑け
融通のきかぬ男と御神渡り      あんこ
福寿草和音の弾む保育園       あんこ  朝亜苑
青銅の龍の口より氷柱かな      あんこ  む百け

南方熊楠百年鯨吠ゆ         苑を   月洋亞
極北の小屋でうるめを焼いてをり   苑を   朝京
冬青空すべての融資断られ      苑を   月裕由
平和島駅に粉雪ちらちらす      苑を   朝む由あ
桶洗ふ鰰漬けるためにかな      苑を   裕京

たぶん南国で生まれた冬の波     裕美   由海
北風の寒太郎から火のにほひ     裕美   百京海
融雪剤少し怒つたやうに置く     裕美   朝由あけ
和菓子乗せ手のひらぢゆうの淑気かな 裕美   百
冬の靄ミニSLの行つたきり     裕美   由あけ

風花の鴨川沿いを南下かな      亞子   ゆ海洋苑
雪雲は北山杉をあやつリぬ      亞子   百
餅と餅小豆にまみれ融合す      亞子   ゆ
白うさぎ和英と英和隣合う      亞子   百由京海洋け
悠然と鯨は夢を裏返す        亞子   朝ゆ裕亜由京苑あけ

夜噺に南の島は出てこない      朝比古  月京洋
久女忌やまだ北窓の開けられず    朝比古  海
金融のビルの際行く夜鷹蕎麦     朝比古  む
和室から和室へ行けり雪女      朝比古  む月亜由洋亞苑け
待春の音してサクマドロップス    朝比古  む由海亞苑あ

冬薔薇南京錠のかけてある      由季   朝月ゆ裕亜海洋亞あ
凍つる夜の北極星の探し方      由季   月ゆ百亞け
案外に融通の利く雪女        由季   月亞け
春隣猫の集まる和室かな       由季   朝亜京あ
南下する電車に揺られ小正月     由季   裕亜あ
富士山の見える北限春隣       由季   むゆ亜

東南の部屋に目覚めて雪しんしん   亜紀   洋け
帰路急ぐ吾の靴音冬北斗       亜紀
融通のきかぬ男と雪女        亜紀
和へ物を一品添へて春を待つ     亜紀   朝月亞苑
冬夕焼空港にバス待つてをり     亜紀   百海あ
店先へ並べ干す笊日脚伸ぶ      亜紀   む苑
味噌汁にひとつ投入寒卵       亜紀   海
寒紅やみな熟年といふ齢       亜紀   むゆ百

寒林を大きく曲がる南武線      けんじ  朝ゆ裕亜洋亞苑
北口の小さき改札冬の靄       けんじ  海洋あ
融通のきかぬ幹事と冬座敷      けんじ  由苑
和定食なくて山盛り寒卵       けんじ  洋
寝返りを出来る高さの炬燵かな    けんじ  むゆ

噴門に南北のある燗の酒       ゆかり  む百京亞
北口の地下道ほそし夜半の冬     ゆかり  む裕由京
一月の焦げついてゐる融資かな    ゆかり
鱈で行く和風パスタのレシピかな   ゆかり  月洋
寒晴の青さのことを一日いふ     ゆかり  む亜苑あけ
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2018年 1月17日(水)20時41分30秒
編集済
  ◯高円寺南の路地を湯ざめして
この辺にあったお店が見つかりません。

◯東南の部屋に目覚めて雪しんしん
今日はずる休みします。

◯西からポルシェ北からはラッセル車
雪で立ち往生のポルシェの負け。

◯息白く北鎌倉をゆく二人
どんなに混んでいても周りが見えてませんから。

◯凍つる夜の北極星の探し方
悪寒が強い方にあります。

◯案外に融通の利く雪女
ツケがきくらしい。

◯金融業の甥つ子とゐる春炬燵
家族割引とかあるんでしょうか。

◯融雪剤少し怒つたやうに置く
これで溶けなかったらマジ許さない、とか。

◯融通は要らぬ枯木として生きる
そう言ってもまた無心に来るんでしょ。

◯白うさぎ和英と英和隣合う
あまり使わない白い方が和英。

◯和室から和室へ行けり雪女
あちこちからご指名が。

◯寒晴の青さのことを一日いふ
雪の白さで延長戦。

◯青銅の龍の口より氷柱かな
牙としてはいまいち。

◯冬の靄ミニSLの行つたきり
バックは出来ないので。軽トラで戻ってくるかも。

◯悠然と鯨は夢を裏返す
平凡な夢も大スペクタクルに。

 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2018年 1月17日(水)19時01分54秒
  ○冬薔薇南京錠のかけてある
雰囲気がよい。

○夜焚火や南総里見八犬伝
火の色の妖しいあかさ。

○北口の小さき改札冬の靄
なんとなく、このまま北へ向かうような。

○金融業の甥つ子とゐる春炬燵
不思議にほのぼのとした味わい。

○融雪剤少し怒つたやうに置く
怒っているわけではないんでしょうけど、そのたとえが上手。
動作が生き生き見えます。

○春隣猫の集まる和室かな
日当たりがよいのでしょうね。

○平和島駅に粉雪ちらちらす
平和島駅が効果的。

○明治大正昭和平成鯨泳ぐ
平成が煙のように消えてゆく。

○寒晴の青さのことを一日いふ
言いたくなるくらいいい天気だったんですね。

○手のひらに五本の指と雪明り
恋人つなぎ?

○待春の音してサクマドロップス
待春の音、がよかった。

○冬の靄ミニSLの行つたきり
音がかすかに残っている。

○冬夕焼空港にバス待つてをり
帰国でしょうか。疲れと自国に戻った安堵と。

○南下する電車に揺られ小正月
小さく楽しい。

○悠然と鯨は夢を裏返す
うーん、やっぱ頂いてしまいますね。
この大きさとイメージは魅力的です。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年 1月17日(水)17時10分46秒
  ○寒林を大きく曲がる南武線
寒林と南武線。知ってる。

○高円寺南の路地を湯ざめして
高円寺南の路地という特定が効いてる湯ざめ。

○風花の鴨川沿いを南下かな
景色が見える。下るですね。

○息白く北鎌倉をゆく二人
固有名詞はハマれば効果抜群です。

○トンビ着て金融筋の男かな
怪しさが増しますね。

○融通のきかぬ幹事と冬座敷
談合ですか。それとも宴会? 疲れそう。

○福寿草和音の弾む保育園
しぶい感じがいいですね。暖かな日差しがありそう。

○明治大正昭和平成鯨泳ぐ
この間平成になったような気がしていたのに。

○和へ物を一品添へて春を待つ
菜の花かな。蕗の薹もいいな。

○和室から和室へ行けり雪女
洋室なら溶けちゃうと思ったんでしょう。

○寒晴の青さのことを一日いふ
冬の格別な青ですね。

○枯蓮を抜けて阿弗利加象の尻
不忍池。

○待春の音してサクマドロップス
音の句だけれど色も見える気がします。

○店先へ並べ干す笊日脚伸ぶ
地味だけど温かい句。

○悠然と鯨は夢を裏返す
鯨が翻るのを人生にいちど見てみたいなァ。
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2018年 1月17日(水)16時01分56秒
  ◯寒林を大きく曲がる南武線
武蔵野感横溢。

◯高円寺南の路地を湯ざめして
高円寺感あり。

◯冬薔薇南京錠のかけてある
古風な南京錠がぴったり。

◯南国の花に噎せたる冬の花舗
「噎せる」がいい。夏の南半球から来ている。

◯南方熊楠百年鯨吠ゆ
熊に鯨。おっきいです。

◯噴門に南北のある燗の酒
噴門とはよく出ました。

◯西からポルシェ北からはラッセル車
北海道の広さ。

◯凍つる夜の北極星の探し方
冷え冷え煌々。
むかし視力検査に使われてたと聞きました。

◯案外に融通の利く雪女
はは、そうかも。

◯金融業の甥つ子とゐる春炬燵
甥っ子が微妙でいい。

◯融通は要らぬ枯木として生きる
きっぱり。

◯和へ物を一品添へて春を待つ
和えるとはステキな言い方。

◯和室から和室へ行けり雪女
畳が濡れて‥‥。

◯和膳持つ女の脛や雪催
和服、ということ。

◯待春の音してサクマドロップス
まだ現役でしょうか?
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2018年 1月17日(水)13時57分27秒
  ◯寒林を大きく曲がる南武線
 南武線っていいですね。

◯高円寺南の路地を湯ざめして
 この空気感ある。

◯冬薔薇南京錠のかけてある
 おしゃれな古道具屋さんかな。

◯東南の部屋に目覚めて雪しんしん
 ぬくぬくの布団のなかの雪しんしん。いいなぁ。

◯南方熊楠百年鯨吠ゆ
 鯨と熊楠。ワイルドなイメージがひろがる。

◯風花の鴨川沿いを南下かな
 出町柳あたりかな。

◯夜噺に南の島は出てこない
 出てこない南の島が気になる。

◯夜焚火や南総里見八犬伝
 よくわからないけど犬がいるね。

◯北口の小さき改札冬の靄
 木造の駅舎。

◯融通は要らぬ枯木として生きる
 渋い。おしゃれ。

◯鱈で行く和風パスタのレシピかな
 鱈子じゃなくて鱈。

◯白うさぎ和英と英和隣合う
 なんかほっこりする。

◯明治大正昭和平成鯨泳ぐ
 なんか説得されてる。

◯和室から和室へ行けり雪女
 水たまりできてる。

◯和定食なくて山盛り寒卵
 すごく元気でそう。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2018年 1月17日(水)09時05分45秒
  ◯たぶん南国で生まれた冬の波
♪南国土佐で生まれたことにして。ペギー葉山

◯冬薔薇南京錠のかけてある
♪冬薔薇が咲いた冬薔薇が咲いた 南京錠掛けて。マイク真木

◯風花の鴨川沿いを南下かな
♪鴨の河原に風花舞って。三橋美智也

◯久女忌やまだ北窓の開けられず
♪窓を開ければミサイルが見える。淡谷のり子

◯息白く北鎌倉をゆく二人
♪あなた私が見えますか 吐いた息で見えません。水森かおり

◯北ヘ行く電車にひとり雪女
♪窓は夜露に濡れて 北へ帰る雪女ひとり。小林旭

◯北口の小さき改札冬の靄
♪改札口の君の顔 靄で見えないことでした。野口五郎

◯北風の寒太郎から火のにほひ
♪風か火火火か寒太郎さんか。小畑実

◯寒紅の蜜?融ける匂ひかな
♪寒紅が濃すぎたかしら 蜂蜜にすればよかったかしら。大月みやこ

◯凍凪や能登和辛子は酒で溶く
♪欠けた徳利に和辛子のつまみ。坂本冬美

◯白うさぎ和英と英和隣合う
♪大きな袋を肩にかけ 赤井英和来かかると。小鳩くるみ

◯雪目して狂いピエロ見てゐたり
♪大丈夫大丈夫 雪目してみせる僕は。初音ミク

◯待春の音してサクマドロップス
♪クリクリ楕円の小さなドロップ。楠トシエ

◯冬夕焼空港にバス待つてをり
♪何も知らずにバスは行ったわ。テレサ・テン

◯味噌汁にひとつ投入寒卵
♪あの人この人寒卵だって みんな入れるのさ。千昌夫
 

選句です。

 投稿者:京急  投稿日:2018年 1月16日(火)22時38分3秒
  ◯狐火となりて鴨南蛮すする
   雰囲気が出ていますね。僕はチキン南蛮。

◯噴門に南北のある燗の酒
   なるほど。東西では人間らしくない。

◯夜噺に南の島は出てこない
   な、なるほどー。ジャワ島もダメか。

◯極北の小屋でうるめを焼いてをり
    やっぱ、極北でしょ、ユンケル飲みつつ。

◯北口の地下道ほそし夜半の冬
    子象も無理なのか。

◯北国の少女寒紅つよくひく
    ショッキングピンクがイイ。

◯北国の寒太郎から火のにほひ
   にほひがエロひ。寒太郎って誰?

◯寒紅の蜜蝋融ける匂ひかな
    エロ男の鼻先真っ赤

◯雪女郎湯殿に融けし恋いくつ
   ひとちゅ、ふたちゅ、みっちゅ.......

◯寄添へば夜は平和な兎かな
    何となくドスケべっぽい俗味がたまらない。

◯春隣猫の集まる和室かな
    キャットウォークで腹上がくすぐったいわ。

◯白うさぎ和英と英和隣合う
    永井英和はどうしているか、急に気になる。

◯桶洗ふ鰰漬けるためにかな
    北の料理人

◯手のひらに五本の指と雪明り
    エロい。少なくとも元ヤクザではない安堵。

◯悠然と鯨は夢を裏返す
    ホエールズじゃない。ベイスターズ!

 

選句

 投稿者:由季  投稿日:2018年 1月16日(火)22時23分0秒
  ○たぶん南国で生まれた冬の波
どこを生まれた地点とするかなんてわからないですが、気持ちの問題。

○狐火となりて鴨南蛮すする
よくわからないのですが鴨南蛮への執着がすごいです。

○高円寺南の路地を湯ざめして
高円寺と湯冷めはあいますね。

○南国の花に噎せたる冬の花舗
噎せそう。色合いも目にまぶしくて。

○息白く北鎌倉をゆく二人
北鎌倉だと良いムードの二人ですね。

○北口の地下道ほそし夜半の冬
細いかも。寒そう。

○冬青空すべての融資断られ
ドラマでしか見たことありませんが。

○融雪剤少し怒つたやうに置く
融雪剤もあまり見たこと無いのですが、なんとなくリアリティを感じました。

○融通のきかぬ幹事と冬座敷
皆の意見を聞きすぎると、幹事は務まらないのです。

○白うさぎ和英と英和隣合う
隣り合うのはわかります。なんでうさぎなんだろう。

○平和島駅に粉雪ちらちらす
殺風景な駅だった記憶が。

○和室から和室へ行けり雪女
洋室は似合わないので通らない。

○待春の音してサクマドロップス
音に着目がいいですね。
何故かハッカばかり残ってしまう。

○冬の靄ミニSLの行つたきり
すぐ一周しそうなのに、なかなか帰ってこない不安。

○悠然と鯨は夢を裏返す
鯨と夢は合いすぎなくらいです。
 

選句します

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年 1月16日(火)17時23分2秒
  ○寒林を大きく曲がる南武線
大きく曲がるが効いています。

○高円寺南の路地を湯ざめして
いろいろと顔出すところが。

○冬薔薇南京錠のかけてある
あまりに美しくひとりじめ。

○南国の花に噎せたる冬の花舗
あるある、ちょっとした場違い感。

○息白く北鎌倉をゆく二人
息白くが似合う二人。

○富士山の見える北限春隣
小さくても富士山。

○北国の少女寒紅つよくひく
ちょっと背伸びをしたくて。

○雪女郎湯殿に融けし恋いくつ
雪女郎自身も融けてしまひけり。

○融通は要らぬ枯木として生きる
覚悟を決めて潔し。

○春隣猫の集まる和室かな
なんだかんだで炬燵のある和室が好き。

○福寿草和音の弾む保育園
オルガンの伴奏に歌う子等の声。

○和室から和室へ行けり雪女
雪女の通ったあとの冷たき畳。

○寒晴の青さのことを一日いふ
あまりに青くて物申す。

○南下する電車に揺られ小正月
房総あたりにのんびりと。

○悠然と鯨は夢を裏返す
夢を裏返すの展開が良い。
 

選句です。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 1月16日(火)01時08分45秒
  ○南国の花に噎せたる冬の花舗
ガラスの窓に囲まれた花舗。一歩入って噎せる。

○噴門に南北のある燗の酒
呑む角度で南北軸が 7°20′ずれるの?

○雪雲は北山杉をあやつリぬ
北山杉の山が揺れてます。

○凍つる夜の北極星の探し方
探すまでもなく、北極星は意外によく見えます。

○北風の寒太郎から火のにほひ
火事かしら。

○トンビ着て金融筋の男かな
何か変な小説を想像しそう。

○凍凪や能登和辛子は酒で溶く
おいしそう。ですが本当はどうでしょうか。

○白うさぎ和英と英和隣合う
本立てに 白うさぎが調和するのはなぜかしら。

○和菓子乗せ手のひらぢゆうの淑気かな
すてきな和菓子だったんですね。

○和膳持つ女の脛や雪催
きりりと掛けた襷が見えます。

○寒紅やみな熟年といふ齢
熟年の方の寒紅、あの色ですね。

○枯蓮を抜けて阿弗利加象の尻
不忍池から動物園へ。寒そう。。

○手のひらに五本の指と雪明り
なんだか温かい心持ちです。

○青銅の龍の口より氷柱かな
朝にはすっかり氷ったのね。神社の御手洗。

○冬夕焼空港にバス待つてをり
空の広さがぐーんとまた広がります。
 

小津

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月15日(月)15時23分51秒
  orz  

(無題)

 投稿者:裕美  投稿日:2018年 1月15日(月)12時23分33秒
  小津ってなんだろう…。失礼しました。  

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2018年 1月15日(月)01時38分25秒
  よろしくお願いします。小津

○寒林を大きく曲がる南武線
南武線、乗ったことないのですが感じがすごく分かりました。先頭に乗っていますね。

○冬薔薇南京錠のかけてある
冬のバラ園。閉鎖されている部分も多そうです。

○西からポルシェ北からはラッセル車
北国の広い道路を思い浮かべました。

○北ヘ行く電車にひとり雪女
より住みやすい場所を探してでしょうか。

○北口の地下道ほそし夜半の冬
夜の地下道はなんとなく怖いです。ふゆならなおさら。

○金融業の甥つ子とゐる春炬燵
距離感が近くて面白いです。どんなシチュエーションなんだろう。

○冬青空すべての融資断られ
困った果てに見上げる青空。空は何も言ってはくれない。

○氷塊を融かし動かす尿を視る
こういうことしたくなってしまう気持ちはわかります。でもさむそうです。

○融通は要らぬ枯木として生きる
ごつごつと頑固者。

○明治大正昭和平成鯨泳ぐ
ゆったりと、悠然と。歴史全部飲み込むように。

○和膳持つ女の脛や雪催
旅行に来ているのでしょうか。見てますね。

○桶洗ふ鰰漬けるためにかな
この「かな」、詠嘆と同時に少し疑問ぽくて面白いです。

○南下する電車に揺られ小正月
暖かいところへご旅行でしょうか。良い旅を!

○風邪治る咳飛ぶ駅で深呼吸
治ったのもつかの間、また引きそうだ。

○悠然と鯨は夢を裏返す
鯨と夢は合う気がする。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月14日(日)22時02分5秒
編集済
  ○寒林を大きく曲がる南武線
 多摩丘陵を遠く近くに南武線ってじつは旅情があります。

○狐火となりて鴨南蛮すする
 胴体も手足もないものが鴨南蛮をすすっているのですね。前世はなんだったんだろう。

○冬薔薇南京錠のかけてある
 柵の向こうに薔薇だけがあって、しかも鍵がかかっていて誰も近寄れないのって、確かにたまにありますよね。省略が効いていて面白いです。

○南国の花に噎せたる冬の花舗
 毒々しい色彩と香りの花なのですね。

○風花の鴨川沿いを南下かな
 寒そうです。

○息白く北鎌倉をゆく二人
 逢い引きですね。高校生の時、ダブルデートで北鎌倉から山越えして鎌倉に出た記憶があります。

○凍つる夜の北極星の探し方
 知識としては小学生の時から知っていても、空をそんなに見渡せる場所があまりなく、四十くらいになって光が丘公園の真ん中から、おお、あれが北斗七星というものか、とか感動しながら見た記憶があって、それ、ほんとに「凍つる夜」でした。

○富士山の見える北限春隣
 もう…。4Kの宣伝番組観たでしょ。

○北ヘ行く電車にひとり雪女
 昔は野菜のおばさんのように集団で雪女が乗っていたのに…。

○餅と餅小豆にまみれ融合す
 果敢に詠みましたね。ううむ。

○融通は要らぬ枯木として生きる
 擬枯木法の句ですね。

○凍凪や能登和辛子は酒で溶く
 能登和辛子って知らないけど、なんだかかっこいいです。

○寒紅やみな熟年といふ齢
 大寒のジャンルとしては熟女かな

○寝返りを出来る高さの炬燵かな
 滅茶苦茶可笑しいですね、これ。

○悠然と鯨は夢を裏返す
 すごい、母音U音で頭韻を踏んでいますね。調べが整っていると気持ちいいです。
 

選句です。

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 1月14日(日)19時04分27秒
  やけに雪女でますね:笑

◯高円寺南の路地を湯ざめして
 弁天湯か。私は先ほど東中野の銭湯アクア東中野から戻ったところ。混んでた。けっこうゲイのカップルいるよ。

◯冬薔薇南京錠のかけてある
 なにやら妖しげ。南京錠と薔薇の斡旋がいいです。

◯凍し唇の熱き夜を乞ふ南極2号
 南極2号なんていつの話?可笑しい。

◯南方熊楠百年鯨吠ゆ
 お、粘菌と鯨の対比が見事。熊楠の大きさがよく出ている。

◯夜噺に南の島は出てこない
 そう思う。出るとしたら北方の島。

◯息白く北鎌倉をゆく二人
 知人の叔母が北鎌倉で和菓子屋をやっているので、一昨年の正月に初詣のついでにたずねました。鎌倉から歩くと遠い。疲れ果てました。

◯凍つる夜の北極星の探し方
 教えてください、ウソ:笑。知ってるもん。

◯案外に融通の利く雪女
 そうかなあ。そんなもんかもしれぬが。

◯金融業の甥つ子とゐる春炬燵
 インサイダー取引規制に引っかからないように要注意。

◯冬青空すべての融資断られ
 やだなあ、こんな句。昔を思い出す。

◯氷塊を融かし動かす尿を視る
 うむ、私も昔やったぜ:笑

◯鱈で行く和風パスタのレシピかな
 どうかなあ、あまり美味しくなさそう。「行く」という決意よろし。

◯柊を挿す鳥の子和紙ふんはり
 ふんはりしてる。

◯和へ物を一品添へて春を待つ
 芹とか。

◯和室から和室へ行けり雪女
 たまには洋室のベッドでどうよ。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 1月14日(日)10時06分22秒
  ◎高円寺南の路地を湯ざめして
あの沿線の青春。

◎噴門に南北のある燗の酒
北が食道側、南が胃側。こりゃ発見です。酒旨そう。

◎富士山の見える北限春隣
北関東のどのあたりかな。

◎北口の地下道ほそし夜半の冬
侘びしさに一票。

◎トンビ着て金融筋の男かな
亡くなった高品格に演らせたい。

◎金融のビルの際行く夜鷹蕎麦
街金とかサラ金の缶詰ビルの脇ね。いい感じです。

◎平和島駅に粉雪ちらちらす
競艇で有金擦ったあと。

◎明治大正昭和平成鯨泳ぐ
明治大正昭和平成の七七は遣句として万能。一回しか使えないけど。

◎和室から和室へ行けり雪女
洋室だと床暖があったりするので危険です。

◎寒紅やみな熟年といふ齢
う、なんか濃い。噎せそう。

◎寒晴の青さのことを一日いふ
我が家の91歳母はそんな感じです。

◎寝返りを出来る高さの炬燵かな
いいなあ。立派な炬燵。

◎青銅の龍の口より氷柱かな
この神社知っています。

◎待春の音してサクマドロップス
カランコロン。あの缶が懐かしい。

◎店先へ並べ干す笊日脚伸ぶ
よき風情。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 1月14日(日)07時18分18秒
  ☆寒林を大きく曲がる南武線
 これは南多摩から府中本町に向かう辺りかと思う。

☆高円寺南の路地を湯ざめして
 どちらかというと銭湯路地のイメージは高円寺北なんだけれど。高円寺と湯冷めってなんか妙に響きあう照応。

☆冬薔薇南京錠のかけてある
 これは深紅の薔薇。そこはかとない艶っぽさと背徳感。

☆極北の小屋でうるめを焼いてをり
 暖を取りながら。

☆息白く北鎌倉をゆく二人
 北鎌倉がよろしき風情。

☆北ヘ行く電車にひとり雪女
 朱里エイコだ・・・って古いね。

☆北杜夫かくれてゐたり雪達磨
 ぼくのおじさん的に。

☆融雪剤少し怒つたやうに置く
 融雪剤が必要なときってそんな心持なんだろうね。

☆融通は要らぬ枯木として生きる
 意固地で頑固。でも愛すべき人物なのだろう。

☆春隣猫の集まる和室かな
 これは犬じゃ絵にならない。畳に日だまり。

☆福寿草和音の弾む保育園
 個人的にはほっこりする景なんだけれど、最近じゃ近隣問題らしい。

☆平和島駅に粉雪ちらちらす
 平和島のハードボイルド感が際立つ。

☆和へ物を一品添へて春を待つ
 これは相手のあることだろう。添えられた人がうらやましい。

☆枯蓮を抜けて阿弗利加象の尻
 阿弗利加で決まり。

☆悠然と鯨は夢を裏返す
 俳句的虚構が見事に嵌まった感。



 

南北融和句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月14日(日)00時41分23秒
編集済
  投句一覧です。

【南】
たぶん南国で生まれた冬の波
寒林を大きく曲がる南武線
狐火となりて鴨南蛮すする
高円寺南の路地を湯ざめして
冬薔薇南京錠のかけてある
凍し唇の熱き夜を乞ふ南極2号
東南の部屋に目覚めて雪しんしん
南に熱あれば氷柱があると言ふ
南国の花に噎せたる冬の花舗
南洲翁遺訓の冴えや人は宝
南方熊楠百年鯨吠ゆ
風花の鴨川沿いを南下かな
噴門に南北のある燗の酒
夜噺に南の島は出てこない
夜焚火や南総里見八犬伝

【北】
帰路急ぐ吾の靴音冬北斗
久女忌やまだ北窓の開けられず
極北の小屋でうるめを焼いてをり
初夢や北朝鮮で吉本新喜劇
西からポルシェ北からはラッセル車
雪雲は北山杉をあやつリぬ
息白く北鎌倉をゆく二人
凍つる夜の北極星の探し方
富士山の見える北限春隣
北ヘ行く電車にひとり雪女
北口の小さき改札冬の靄
北口の地下道ほそし夜半の冬
北国の少女寒紅つよくひく
北杜夫かくれてゐたり雪達磨
北風の寒太郎から火のにほひ
旅順高寮歌斉唱北帰行

【融】
トンビ着て金融筋の男かな
案外に融通の利く雪女
一月の焦げついてゐる融資かな
寒紅の蜜蝋融ける匂ひかな
金融のビルの際行く夜鷹蕎麦
金融業の甥つ子とゐる春炬燵
雪女郎湯殿に融けし恋いくつ
冬青空すべての融資断られ
氷塊を融かし動かす尿を視る
餅と餅小豆にまみれ融合す
融雪剤少し怒つたやうに置く
融通のきかぬ幹事と冬座敷
融通のきかぬ男と御神渡り
融通のきかぬ男と雪女
融通は要らぬ枯木として生きる

【和】
寄添へば夜は平和な兎かな
春隣猫の集まる和室かな
鱈で行く和風パスタのレシピかな
凍凪や能登和辛子は酒で溶く
白うさぎ和英と英和隣合う
柊を挿す鳥の子和紙ふんはり
福寿草和音の弾む保育園
平和島駅に粉雪ちらちらす
明治大正昭和平成鯨泳ぐ
和へ物を一品添へて春を待つ
和菓子乗せ手のひらぢゆうの淑気かな
和三盆の味でありんす雪女
和室から和室へ行けり雪女
和膳持つ女の脛や雪催
和定食なくて山盛り寒卵

【当季雑詠】
桶洗ふ鰰漬けるためにかな
寒紅やみな熟年といふ齢
寒晴の青さのことを一日いふ
枯蓮を抜けて阿弗利加象の尻
荒井由美的なる寒紅の伝言
手のひらに五本の指と雪明り
寝返りを出来る高さの炬燵かな
青銅の龍の口より氷柱かな
雪目して気狂いピエロ見てゐたり
待春の音してサクマドロップス
鷹の目を眼鏡に隠し初句会
店先へ並べ干す笊日脚伸ぶ
冬の靄ミニSLの行つたきり
冬夕焼空港にバス待つてをり
南下する電車に揺られ小正月
風邪治る咳飛ぶ駅で深呼吸
味噌汁にひとつ投入寒卵
悠然と鯨は夢を裏返す

(以上)

15句選(特選、逆選なし)
選句締切:1月17日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

南北融和句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月10日(水)22時18分22秒
   出題です。

【南】
【北】
【融】
【和】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:1月13日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

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