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雨晴海岸句会

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 5月17日(水)23時33分38秒
編集済
  結果発表です。
集計に間違いありましたら、ご一報ください。

青羊歯の気配雨読の午后深し         なむ  月洋ゆ海け
汗拭いてピー本日は晴天なり         なむ
海叩く驟雨や薬壜割れる           なむ
一枚はどこか岸辺の夏帽子          なむ
居住いのずれて守宮の夫婦かな        なむ

緑雨よりあんたの気風に惚れたのさ      海太
晴のち金魚、鉢から逃げた、のち快晴     海太  月
オレが無人駅だつたころ姉は海だつた梅雨の  海太  むゆ
夏三人の岸が死んだ一人は・・        海太
「けちんぼ!」と言はれ思はず蟻を見る    海太  けせ

逆光の斜め前より青時雨           朝比古 苑海
夏晴や交互に挙ぐる鉄唖鈴          朝比古 ゆ百
住職の海の家から出で来たる         朝比古 月あ由亜ゆ
対岸へ手を振つてをり夏帽子         朝比古
逆光の青葉時雨を行きにけり         朝比古 洋せ

雨の浜パラソルひとつ去りがたし       月犬  む百海
晴れ晴れとひとりぼつちや雲の峰       月犬  朝む
海鳴りの宿空っぽの金魚玉          月犬  むあ由洋ゆけ
岸壁に白シャツの子ら整列す         月犬  朝由苑百
はつなつの曇りがちなる江戸切子       月犬  海け

上簇の夜半の雨となりにけり         あんこ
梅干して短き晴れ間使ひきる         あんこ 由け
緑さす若宮大路から海へ           あんこ む亜け
対岸の白鷺きまり悪さうに          あんこ
ハンモック雲と仲良くしてゐたり       あんこ 朝苑洋

かたつむり雨粒ひとつぶひとつぶ       洋子  む百
ひとけなき晴海埠頭とんぼ生る        洋子  海
海老蔵の目ぢからつよし青あらし       洋子  亜
岸辺から玉葱さげてきたりけり        洋子  月け
青梅線人参の花茄子の花           洋子  む由苑百せ

初夏やクレーコートに雨はらり        百花  由海
晴女晴男ゐて梅雨に入る           百花
虹立つや涙に海の記憶あり          百花  朝ゆ
岸壁の縦の縞より雲の峰           百花
小者には小者の矜持サングラス        百花  朝む亜海

雨粒の等速となり梅雨に入る         けんじ 由苑ゆ
少しづつ晴れて悲しき花あやめ        けんじ あ
海に出てまづ掛け直すサングラス       けんじ 朝由ゆ百
対岸に並ぶ三人アロハシャツ         けんじ 朝月由苑洋亜百
老人の中の少年鉄線花            けんじ 朝亜海

青葉時雨雨落石の凹みかな          亜紀  海
蔦青葉行間に降る雨の音           亜紀
晴天ののちの白雲夏薊            亜紀  せ
海原へ海亀の四肢ぱたぱたん         亜紀  月苑洋せ
三線の風に乗りくる夏の海          亜紀  あ百
岸恵子の語り始まる麦の秋          亜紀  あ苑百せ
きのふけふまたががんぼのゐる戸板      亜紀  苑
夕焼を連れ立つ旅の駱駝かな         亜紀  月け

雨後の薔薇大きく息をしてゐたる       由季  朝あ苑亜百海けせ
郭公や晴をとこ対雨をんな          由季  せ
母の日の海岸すこし歩きけり         由季  朝月あ苑洋亜ゆけ
櫂で押す岸の感触夏はじめ          由季  むあ苑洋亜ゆ百
ブラジリアン柔術道場虎が雨         由季  あ亜

五月雨をあつめて雨男来たる         苑を  む百せ
晴れのち曇り静かなる蟻地獄         苑を  朝月洋け
押入のそれ海水着ではないか         苑を  朝むあ洋ゆ
岸和田と言へば夏日の喝と射す        苑を  む由せ
近づくとみせ翻る金魚かな          苑を  朝あ由亜百け

走梅雨猿の話を聞きました          せせい 月由洋ゆ
走梅雨晴間のフレンチトーストよ       せせい あ由苑
海へ行くイワシの缶で英気付け        せせい
岸壁の母は今猶躑躅咲く           せせい
蚊に刺され右手を顎に付けにけり       せせい

梅の実のした梅の実の色に雨         ゆかり 月洋亜海せ
晴れ女ばかり遠くの夕立見る         ゆかり けせ
赤潮を分け五月雨の河すすめ         ゆかり 月海せ
はつなつの男は向こう岸に傷         ゆかり
雨降れば木の家は六月の音          ゆかり む月あ洋亜
 
 

選句します

 投稿者:せせい  投稿日:2017年 5月17日(水)22時53分39秒
  ◯雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
季語は「薔薇」。薔薇が息をしている、非常に個性的にとらえ方です。

◯五月雨をあつめて雨男来たる
季語は「五月雨」。五月雨を集めて早し最上川を思い出しました。

◯梅の実のした梅の実の色に雨
季語は「梅の実」。「色」に雨。「した」も気に成りました。

◯郭公や晴をとこ対雨をんな
季語は「郭公」。面白比較ですね。「対」が輝いている。

◯晴れ女ばかり遠くの夕立見る
季語は「夕立」。「晴れ女」と言う括り。イメージが鮮明に成りました。

◯晴天ののちの白雲夏薊
季語は「夏薊」。「白雲」の際立ち。晴天の輝き。そして地には夏薊。

◯海原へ海亀の四肢ぱたぱたん
季語は「海亀」。まだ子亀でしょうかね。可愛らしさが感じられました。

◯赤潮を分け五月雨の河すすめ
季語は「五月雨」。意気軒高な句。大量発生した微生物までが見える様でした。

◯岸恵子の語り始まる麦の秋
季語は「麦の秋」。楽しみに思う、岸恵子と麦秋。

◯岸和田と言へば夏日の喝と射す
季語は「夏日」。大阪府岸和田市。喝と射す夏日。ポエジーの隆起。

◯「けちんぼ!」と言はれ思はず蟻を見る
季語は「蟻」。「思はず」ですね。蟻が餌を巣に運ぶ。

◯逆光の青葉時雨を行きにけり
季語は「青葉時雨」。写真に撮りたくなるかもしれませんね。

◯青梅線人参の花茄子の花
季語は「人参の花茄子の花」。車窓からの風景であろう、触発された。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 5月17日(水)20時17分7秒
  ◯雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
一層鮮やかに。

◯青羊歯の気配雨読の午后深し
羊歯と雨読みの組み合わせがいい。

◯晴れのち曇り静かなる蟻地獄
惨劇の前の静けさ。

◯晴れ女ばかり遠くの夕立見る
分散しないと干ばつになります。

◯梅干して短き晴れ間使ひきる
有意義な使い方、なのか。

◯海鳴りの宿空っぽの金魚玉
金魚鉢が共鳴して鳴りそう。

◯母の日の海岸すこし歩きけり
いろいろ懐かしんでますね。

◯緑さす若宮大路から海へ
定番コース。もちろん由比ヶ浜へ。

◯岸辺から玉葱さげてきたりけり
安かったのでおすそ分け。

◯「けちんぼ!」と言はれ思はず蟻を見る
はいそうです。蟻だってそうですから。

◯はつなつの曇りがちなる江戸切子
かなり湿度も高いので。

◯近づくとみせ翻る金魚かな
そんなにじらさなくても。

◯夕焼を連れ立つ旅の駱駝かな
朝ごはんまでには帰るように。

 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 5月17日(水)00時21分7秒
  ◯雨の浜パラソルひとつ去りがたし
雨浜直子。

◯雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
大息内蔵助。

◯逆光の斜め前より青時雨
逆光昭廣。

◯初夏やクレーコートに雨はらり
初夏豊。

◯青羊歯の気配雨読の午后深し
青歯朶幸男。

◯青葉時雨雨落石の凹みかな
新井落石。

◯梅の実のした梅の実の色に雨
梅実辰夫。

◯ひとけなき晴海埠頭とんぼ生る
エド晴海。

◯赤潮を分け五月雨の河すすめ
赤潮太郎。

◯はつなつの曇りがちなる江戸切子
江戸切子猫八。

◯小者には小者の矜持サングラス
桂小矜持。

◯老人の中の少年鉄線花
老人トーマス。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 5月16日(火)23時55分10秒
  〇かたつむり雨粒ひとつぶひとつぶ
かたつむりひとつぶひとつぶよくかんで。

〇雨の浜パラソルひとつ去りがたし
雨の砂浜もまた良きかな。

〇雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
少し崩れた花形を蘇らせる力のような。

〇五月雨をあつめて雨男来たる
芭蕉さんもびっくり。

〇夏晴や交互に挙ぐる鉄唖鈴
両方一度により樂なので。

〇海に出てまづ掛け直すサングラス
新調のサングラスかしらん。

〇三線の風に乗りくる夏の海
三線・さんしん・夏の海。。

〇岸恵子の語り始まる麦の秋
岸恵子さんの朗読は、ちょっと重たい声でした。

〇岸壁に白シャツの子ら整列す
小公子ばんざい。

〇対岸に並ぶ三人アロハシャツ
おいちゃん万歳。

〇櫂で押す岸の感触夏はじめ
恋はじめ。おせおせ・・。

〇近づくとみせ翻る金魚かな
翻るためのスペースというのも必要なのですね。

〇青梅線人参の花茄子の花
人参の花って、季節によって丈が凄いことになることも。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月16日(火)23時47分39秒
  ○雨粒の等速となり梅雨に入る
 どの季節でも雨粒は地表近くでは空気抵抗と釣り合って等速運動となるのですが、このしれっと置かれた「梅雨に入る」の説得力の見事さ、なんということでしょう。

○青羊歯の気配雨読の午后深し
 気配ということは青羊歯が視界にあるわけではないのですね。すてきな午後です。

○走梅雨猿の話を聞きました
 だから何なんだ、というか、「…の話を聞きました」の馬鹿さが絶妙ですね。

○夏晴や交互に挙ぐる鉄唖鈴
 きちんと指導を受けるわけでもなく、絶倫な老人がまったく自己流にそんなことをやっているような絵が浮かびます。

○オレが無人駅だつたころ姉は海だつた梅雨の
 生物も無生物もこのように輪廻するのですね。何かのパロディなのだと思うのですが、出典が分かりません。

○押入のそれ海水着ではないか
 「海水着」ってプールが普及する前にできた言葉なんでしょうか。生身魂が着ていたようなものが、押入から出てきたのですね。ちなみに私の家の押入には叔母の結婚式のときのものらしい鯛の尾頭付きがしまわれていました。押入は時間軸を超越しています。

○海に出てまづ掛け直すサングラス
 まるで俳人のような作中主体ですね。

○海鳴りの宿空っぽの金魚玉
 民宿かなにかなのでしょうか。大ざっぱな宿で、なんとも旅情がありますね。

○住職の海の家から出で来たる
 わざとやっているのかも知れないけど、主語と述語が遠くて「住職の」の「の」が主格に読みづらいですね。「海の家から住職の出で来たる」ではいけないのでしょうか。

○虹立つや涙に海の記憶あり
 壮大なロマンを感じます。

○母の日の海岸すこし歩きけり
 母と一緒なのか、そうでないのか句からは分かりませんが、どっちでもよくて「母の日の」と置くだけで読者に委ねているのでしょう。

○一枚はどこか岸辺の夏帽子
 古い写真でしょうか。今となってはどこだかぜんぜん思い出せない、思い出の写真なのでしょう。

○櫂で押す岸の感触夏はじめ
 「感触」をもうひとこと、何か言いたい気もします。

 

選句しました

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 5月16日(火)23時01分24秒
  〇雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
雨つぶを払うような深呼吸。

〇梅の実のした梅の実の色に雨
梅の実の色に雨の措辞、確かに。

〇海老蔵の目ぢからつよし青あらし
これぞ目ぢから、という目ですね。

〇住職の海の家から出で来たる
ミスマッチ感がグッド。

〇母の日の海岸すこし歩きけり
ゆっくりと母なる海を見ながら。

〇緑さす若宮大路から海へ
由比ガ浜へ吹き抜ける風。

〇対岸に並ぶ三人アロハシャツ
三人のおやじ並んで。

〇櫂で押す岸の感触夏はじめ
あの感触は岸の感触だったのか。

〇ブラジリアン柔術道場虎が雨
虎が雨、渋い。

〇雨降れば木の家は六月の音
雨と木の家と六月の音、良い雰囲気。

〇近づくとみせ翻る金魚かな
思わせぶりなひらひら感。

〇小者には小者の矜持サングラス
みんなそれなりに。

〇老人の中の少年鉄線花
ぶれない軸が少年のそれかも。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 5月16日(火)21時41分32秒
  ◯青羊歯の気配雨読の午后深し

贅沢な午后。

◯走梅雨猿の話を聞きました

友人も聞かされたそうです。

◯梅の実のした梅の実の色に雨

梅のつらなりと雨のつらなり。

◯晴れのち曇り静かなる蟻地獄

とにかく何かを運んでいるのんです。

◯押入のそれ海水着ではないか

海水着との遭遇のしかたが可笑しい。

◯海原へ海亀の四肢ぱたぱたん

ぱたんぱたんじゃなくてぱたぱたん。

◯海鳴りの宿空っぽの金魚玉

渋いお宿。

◯母の日の海岸すこし歩きけり

もはや歩けるだけでうれしい。

◯対岸に並ぶ三人アロハシャツ

やっぱりおじさんかな・・・この三人。

◯櫂で押す岸の感触夏はじめ

‘’夏はじめ‘’がなんか古風。

◯ハンモック雲と仲良くしてゐたり

さいきん雲のことが気になって気になって。

◯雨降れば木の家は六月の音

木の家で六月の音を聴いているひとっていいなぁ。

◯逆光の青葉時雨を行きにけり

目眩のするような青葉時雨でしょうか。
 

選句しました。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 5月16日(火)20時03分46秒
  ○雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
してます。

○雨粒の等速となり梅雨に入る
そして雨は降り続く。

○逆光の斜め前より青時雨
青時雨のひかりの粒子が見えるよう。

○走梅雨晴間のフレンチトーストよ
甘い匂いがいっばい。

○海原へ海亀の四肢ぱたぱたん
ぞろぞろと。可愛くてよいではないか。

○母の日の海岸すこし歩きけり
いいですね。海と母は近いけど、その風を感じながら。

○岸恵子の語り始まる麦の秋
あの声が聞こえる。麦の秋が懐かしいような洒落た風景になる。

○岸壁に白シャツの子ら整列す
岸壁というのがどこか不穏。

○対岸に並ぶ三人アロハシャツ
陽気で暢気そうでよいではないか。

○櫂で押す岸の感触夏はじめ
川か湖でしょうか。出て行くときのあの感じには開放感のようなものがありますね。

○きのふけふまたががんぼのゐる戸板
同じかがんぼではないやもしれぬが、いくら見ても同じに見える。

○ハンモック雲と仲良くしてゐたり
可愛くてよいではないか。

○青梅線人参の花茄子の花
田圃ではなく畑のつづく山あに入っていくのですね。
 

選句しました

 投稿者:由季  投稿日:2017年 5月15日(月)23時12分44秒
  ○雨粒の等速となり梅雨に入る
本降りになった感じでしょうか。

○初夏やクレーコートに雨はらり
クレーコートの質感。

○走梅雨猿の話を聞きました
聞いておかないと猿の惑星になるかも・・。

○走梅雨晴間のフレンチトーストよ
走梅雨晴間の無理やりなところがおかしい。

○梅干して短き晴れ間使ひきる
充実していますね。

○海に出てまづ掛け直すサングラス
海に来た、という気分が盛り上がります。

○海鳴りの宿空っぽの金魚玉
場末感出てます。

○住職の海の家から出で来たる
取り合わせが可笑しいです。

○岸壁に白シャツの子ら整列す
臨海学校でしょうか。白シャツの白が眩しいです。

○岸和田と言へば夏日の喝と射す
海辺ですからね。実感ありすぎです。

○対岸に並ぶ三人アロハシャツ
何なんでしょう。三人というのが面白い気がします。

○近づくとみせ翻る金魚かな
金魚はこういう動きをする。

○青梅線人参の花茄子の花
ローカル線の風情ですね。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 5月15日(月)18時56分32秒
  ○雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
薔薇がますます開いてゆく感じ。

○少しづつ晴れて悲しき花あやめ
あやめだから、上五中七がいい。

○走梅雨晴間のフレンチトーストよ
なんだか甘くて美味しそう。

○押入のそれ海水着ではないか
何だと思ってたんでしょうか。

○海鳴りの宿空っぽの金魚玉
鄙びた宿にドラマ。

○三線の風に乗りくる夏の海
明るい音階で踊り出す。

○住職の海の家から出で来たる
軽妙なおかしさ。

○母の日の海岸すこし歩きけり
母の日がいいと思う。

○岸恵子の語り始まる麦の秋
岸恵子と麦の秋がよい響きあい。

○櫂で押す岸の感触夏はじめ
気持ちの良い舟遊び。

○ブラジリアン柔術道場虎が雨
雄々しい声が響いていそうです。

○雨降れば木の家は六月の音
六月の音が、いい。雨とそれ以外といろいろ思わせます。

○近づくとみせ翻る金魚かな
金魚のゆったりとした光るような泳ぎ。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 5月14日(日)11時07分23秒
  ◯青羊歯の気配雨読の午后深し
 静かな気配を青羊歯に託したところが素晴らしいかと。

◯走梅雨猿の話を聞きました
 聞いちゃったのね:笑

◯梅の実のした梅の実の色に雨
 いい風情かと。

◯晴のち金魚、鉢から逃げた、のち快晴
 そういえば丼で金魚を一尾飼うというアホなことが流行ってます。まったく。

◯晴れのち曇り静かなる蟻地獄
 なんだかこわいなあ。

◯海原へ海亀の四肢ぱたぱたん
 卵から孵ったばかりのウミガメの赤ちゃん、必死にぱたぱたしてます。

◯住職の海の家から出で来たる
 海パンにアロハの住職か:笑

◯赤潮を分け五月雨の河すすめ
 「五月雨の河すすめ」がいいですね。

◯母の日の海岸すこし歩きけり
 なんでもない光景なのに、なぜだか惹かれます。

◯岸辺から玉葱さげてきたりけり
 カレーでも作るのかなあ、いや肉じゃがか。

◯対岸に並ぶ三人アロハシャツ
 朝比古さんが書かれたように、たしかに阿保っぽい:笑

◯雨降れば木の家は六月の音
 木の家!その音私も聞いてみたい。

◯夕焼を連れ立つ旅の駱駝かな
 おお、サンタナ!キャラバンサライ!!
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 5月14日(日)07時54分1秒
  ◎かたつむり雨粒ひとつぶひとつぶ
一滴づつの美しさ。

◎雨の浜パラソルひとつ去りがたし
去りがたい寂寥。

◎五月雨をあつめて雨男来たる
来るな。

◎晴れ晴れとひとりぼつちや雲の峰
わかる。

◎オレが無人駅だつたころ姉は海だつた梅雨の
わっかるかなあ、わっかんないだろうなあ。

◎押入のそれ海水着ではないか
一種残骸。

◎海鳴りの宿空っぽの金魚玉
この宿いいね。

◎緑さす若宮大路から海へ
材木座。

◎岸和田と言へば夏日の喝と射す
喝がいい。

◎櫂で押す岸の感触夏はじめ
堅牢なような脆弱なような。

◎雨降れば木の家は六月の音
メルヘン。

◎小者には小者の矜持サングラス
この人知っています。

◎青梅線人参の花茄子の花
よき沿線風景。
 

やっぱり・・・。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 5月14日(日)07時41分34秒
  5年くらい放置したけっかメールボックス内があきれるほど魑魅魍魎となっていました。送信メール!どしどし送ってしまってごめんなさい。やらかしてしまった。反省しています。  

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 5月14日(日)07時28分10秒
  ☆雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
 運動の後のように。

☆晴れのち曇り静かなる蟻地獄
 曇りだねぇ。

☆晴れ晴れとひとりぼつちや雲の峰
 ひとりも悪くない。

☆押入のそれ海水着ではないか
 今年こそ。

☆海に出てまづ掛け直すサングラス
 格好から入るタイプ。

☆虹立つや涙に海の記憶あり
 ほどよき甘さ。

☆母の日の海岸すこし歩きけり
 母を想うのか母になったのか。

☆岸壁に白シャツの子ら整列す
 整列させられる年頃。

☆対岸に並ぶ三人アロハシャツ
 なんとなく阿保っぽい。

☆ハンモック雲と仲良くしてゐたり
 仲良きことはよろしきかな。

☆近づくとみせ翻る金魚かな
 ツンデレってこういう感じだろうか。

☆小者には小者の矜持サングラス
 あはは。

☆老人の中の少年鉄線花
 可愛がられる子っているんだよなぁ。
 

雨晴海岸句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月14日(日)02時07分58秒
編集済
  投句一覧です。

【雨】
かたつむり雨粒ひとつぶひとつぶ
雨の浜パラソルひとつ去りがたし
雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
雨粒の等速となり梅雨に入る
逆光の斜め前より青時雨
五月雨をあつめて雨男来たる
初夏やクレーコートに雨はらり
上簇の夜半の雨となりにけり
青羊歯の気配雨読の午后深し
青葉時雨雨落石の凹みかな
走梅雨猿の話を聞きました
蔦青葉行間に降る雨の音
梅の実のした梅の実の色に雨
緑雨よりあんたの気風に惚れたのさ

【晴】
ひとけなき晴海埠頭とんぼ生る
夏晴や交互に挙ぐる鉄唖鈴
郭公や晴をとこ対雨をんな
汗拭いてピー本日は晴天なり
少しづつ晴れて悲しき花あやめ
晴のち金魚、鉢から逃げた、のち快晴
晴れのち曇り静かなる蟻地獄
晴れ女ばかり遠くの夕立見る
晴れ晴れとひとりぼつちや雲の峰
晴女晴男ゐて梅雨に入る
晴天ののちの白雲夏薊
走梅雨晴間のフレンチトーストよ
梅干して短き晴れ間使ひきる

【海】
オレが無人駅だつたころ姉は海だつた梅雨の
押入のそれ海水着ではないか
海に出てまづ掛け直すサングラス
海へ行くイワシの缶で英気付け
海原へ海亀の四肢ぱたぱたん
海叩く驟雨や薬壜割れる
海鳴りの宿空っぽの金魚玉
海老蔵の目ぢからつよし青あらし
三線の風に乗りくる夏の海
住職の海の家から出で来たる
赤潮を分け五月雨の河すすめ
虹立つや涙に海の記憶あり
母の日の海岸すこし歩きけり
緑さす若宮大路から海へ

【岸】
はつなつの男は向こう岸に傷
一枚はどこか岸辺の夏帽子
夏三人の岸が死んだ一人は・・
岸恵子の語り始まる麦の秋
岸壁に白シャツの子ら整列す
岸壁の縦の縞より雲の峰
岸壁の母は今猶躑躅咲く
岸辺から玉葱さげてきたりけり
岸和田と言へば夏日の喝と射す
対岸に並ぶ三人アロハシャツ
対岸の白鷺きまり悪さうに
対岸へ手を振つてをり夏帽子
櫂で押す岸の感触夏はじめ

【当季雑詠】
「けちんぼ!」と言はれ思はず蟻を見る
きのふけふまたががんぼのゐる戸板
はつなつの曇りがちなる江戸切子
ハンモック雲と仲良くしてゐたり
ブラジリアン柔術道場虎が雨
雨降れば木の家は六月の音
蚊に刺され右手を顎に付けにけり
逆光の青葉時雨を行きにけり
居住いのずれて守宮の夫婦かな
近づくとみせ翻る金魚かな
小者には小者の矜持サングラス
青梅線人参の花茄子の花
夕焼を連れ立つ旅の駱駝かな
老人の中の少年鉄線花

(以上)

13句選(特選、逆選なし)
選句締切:5月17日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

ここで言うのも変ですが

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月13日(土)21時46分11秒
  洋子さん、そちらのメールボックス、いらないものを消して下さい。あふれています。何度も投句してくるので、メールを送ったら、事情がわかりました。掲示板からの確認メールが同じ理由で届いていないのだと思います。  

月犬さん

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月10日(水)23時57分52秒
  まがいものには泣かれろ、です。  

ゆかりさん

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 5月10日(水)22時16分47秒
  ありがとうございました。
エクセルまがいのMacのアプリ使っているせいかもしれません。
とは言ってもこれまではうまく作動していたのですが。
ちょっと調べてみます。
 

雨晴海岸句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月10日(水)21時48分34秒
  出題です。

【雨】
【晴】
【海】
【岸】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:5月13日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

回転寿司句会・作者発表

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月10日(水)21時44分19秒
  作者発表です。技術的困難があってゆかりが発表しますが、
集計は月犬さんです。ありがとうございました。

矢車を回す風の名剣之助        なむ
すでに薔薇転じて背徳のオペラ     なむ  月海
誰かさんこつそり無寿限無麦畑     なむ
番台の祖母菖蒲湯の司令塔       なむ  海
ややべたついて蟇蛙紳士録       なむ  月

代打出る九回表こどもの日       らくだ 百け
はつなつの転校生の白い顔       らくだ 七百由洋
恵比寿紙つけて立夏の新聞       らくだ
フランスへ行く馬のこと修司の忌    らくだ むあ
すくと立つあやめ密集して静か     らくだ 月海百洋

氷塊の回つてゐたりかき氷       朝比古 洋け
組み立てて乗る自転車や麦の秋     朝比古 む苑らあ亜百由洋けゆ
蘭鋳のひらひら寿命全うす       朝比古 む苑ら海あ亜由
ゆつくりと老いゆく司書や鉄線花    朝比古 月亜け
行く春の夜の匂ひのインク瓶      朝比古 海七亜百け

柏餅乗せて回覧板来たる        月犬  むら百由け
ダンサーの自転激しき五月かな     月犬  亜
寿と一字天に差し出す幟かな      月犬  苑
五月くる司祭は太き指持てり      月犬  苑由
五月雨や壁に鍼灸経絡図        月犬  らけ

五月来るポチは回つてタマ眠り     海太  苑
転んでから痛いと判る若葉寒      海太  朝
走り梅雨寿退社即出産         海太  亜由
夏怒涛司葉子は鳥取県         海太  朝七ゆ
ジューンブライドを迫る女や梅雨の闇  海太  月ゆ

夏来る人差し指の回すピザ       あんこ 由けゆ
自転車の残されてゐる藤の花      あんこ 苑月海由洋け
寿の金色の文字著莪の花        あんこ 朝
青蔦の壁より司書の現れし       あんこ 海七
緑さす四阿新しきページ        あんこ むら海

回送のタクシー過ぎし薄暑かな     けんじ 朝む苑ら海七亜ゆ
転送のメール次々藜喰ふ        けんじ
寿の文字の金色新樹光         けんじ 朝百
司会にも酒振る舞われ金魚草      けんじ 百由
ひめぢよをんなにもつかないぜんおんぷ けんじ ら海あ七洋ゆ

どの道を行けども躑躅先回り      由季  朝月ら海あ七亜百けゆ
転倒の記憶の迫る新樹光        由季  亜ゆ
いくつかの文字寿で消す立夏      由季  朝百
島に会ふ白蛇何を司どる        由季  あ
はつなつを軽やかに跳ぶ行司かな    由季  朝む月ら百洋けゆ

回天や世の終りには桜ちる       百花
まらうどの転べころべと春逝けり    百花
喜寿までの食費の試算蟻の影      百花  む月海七亜由け
閉架式図書館司書の更衣        百花  あ由ゆ
湧き出づる水増えてをり燕子花     百花  らあ

33回転そら豆のゆめをみてゐる    洋子  む苑らゆ
変身などしたしぼうたん転がる     洋子  月
母の日の寿司桶に鮨あまつてゐる    洋子  あ百け
青蛙あつまつてゐる雑司ヶ谷      洋子  む苑あ七亜ゆ
子亀買ひ自転車のうしろ自転車     洋子  あ

回線の途切れてしまふ新樹の夜     亜紀
回収の遅れて来たる黄金虫       亜紀
転がしてゆけば点々苜蓿        亜紀  あ
寿福寺の石畳へと雨蛙         亜紀  朝苑七洋
君なにを司るもの麦の秋        亜紀
母の日の薬缶磨いて始まりぬ      亜紀  む苑百
ボサノバに溶けゆく氷風薫る      亜紀  む
本当に捨てていいのか青嵐       亜紀  朝月百由洋ゆ

初夏の膝のあたりを回遊魚       七   朝あ
メ-デ-歌少し高めに転調す      七   苑
弁当屋寿閉店夏の朝          七
司書試験また不合格瓜の花       七
青歯朶のいつも共同謀議中       七   月ら洋
百年の孤独を鳴けりあまがえる     七
キツネノボタン醒めない夢にしまう   七   あ

回廊の真中に夏が直立す        苑を  月ら海亜洋ゆ
自転車倒れ夏草に死の匂ひ       苑を  月洋
ラヂオから寿限無寿限無の昼寝かな   苑を  朝ら七亜由洋
司祭から手渡されたるカーネーション  苑を
屋根裏の不健全図書西日射す      苑を  朝む七

二回目はお茶までゆるす青葉風     ゆかり 海七け
夏雲の見よや回転エビ固め       ゆかり む七
はつなつや寿荘また福寿荘       ゆかり 朝苑亜洋
背の高き司令塔ゐて青嵐        ゆかり 苑由
樹のうへの花ぞ白なれ南風       ゆかり

(以上)
 

選句ありがとうございました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 5月10日(水)21時40分15秒
  ちょっとアプリの調子がおかしくて集計遅れます。
ゆかりさん、メール見てください。

よろしくお願いします。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月10日(水)20時38分6秒
  ○33回転そら豆のゆめをみてゐる
 レトロ俳句といえばそうなんだけど、CDプレイヤーみたいに液晶で秒を刻んでいるような今どきのものではない時間と空間のありようが感じられますね。いいなあ。

○どの道を行けども躑躅先回り
 躑躅が先回りしている、という意味ですよね。

○夏来る人差し指の回すピザ
 皿回しのように人差し指の先でピザをくるくる回している、というなかばあり得ない景ですね。

○回送のタクシー過ぎし薄暑かな
 夜通し仕事をしていた運転手さんの帰宅でしょうか。炎昼とかでない、どうにでもなる感じがいいですね。

○回廊の真中に夏が直立す
 これ、「夏立つ」のバリエーションで、「戦争が廊下の奥に立つてゐた」とかも混ざっているのですね。

○組み立てて乗る自転車や麦の秋
 分解して電車とか自動車とかで運ぶタイプの自転車を、出先で組み立てた訳ですね。そういうものを所有しているよろこびも伝わってきます。

○転倒の記憶の迫る新樹光
これ、まさに転倒しつつある意識の動きなのでしょうか。「記憶の迫る」がよいです。

○夏怒涛司葉子は鳥取県
 出たな、wikipedia俳句。題から浮かんだ人名を検索して季語をつければできあがり。

○青蛙あつまつてゐる雑司ヶ谷
 地名が効いている感じがします。谷とか窪は強いです。

○閉架式図書館司書の更衣
 図書館司書、制服なんか着ていたかなあと思いつつ、限定された空間の微妙な色情を感じます。

○ジューンブライドを迫る女や梅雨の闇
 雨季の集客のためのキャンペーンでしかないので、そんなものに乗ってしまってはいけないのですが、なんともうっとうしい感じが字余りに込められています。

○はつなつを軽やかに跳ぶ行司かな
 力士もろとも土俵下に転落するような人もいて、行司ってそんな敏捷な印象がないだけに、句としては面白いです。

○ひめぢよをんなにもつかないぜんおんぷ
 だまし絵のように「をんな」が見えてじつにいいです。

○本当に捨てていいのか青嵐
 つい青嵐につられてしまいますよね。

 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 5月10日(水)20時37分31秒
  ○どの道を行けども躑躅先回り
行けども行けども、そして振り返っても躑躅というホラー。

○夏来る人差し指の回すピザ
大きな生地をくるくる。手品師の気分。

○代打出る九回表こどもの日
草野球の一風景。逆転なるか。

○二回目はお茶までゆるす青葉風
三回目があるといいですね。

○柏餅乗せて回覧板来たる
固くならないうちにどうぞ。

○氷塊の回つてゐたりかき氷
つまりセルフサービス。

○自転車の残されてゐる藤の花
この後の足取りが不明、とか。そろそろ帰ってきてください。

○組み立てて乗る自転車や麦の秋
途中まで車で運んで旅先でのサイクリングを楽しみます。麦の穂が見えます。

○喜寿までの食費の試算蟻の影
何事も楽観的なのがいいです。

○母の日の寿司桶に鮨あまつてゐる
気合をいれて作りすぎました。パックして持ち帰ります。

○ゆつくりと老いゆく司書や鉄線花
非人間的な存在。実は年をとらないとか。

○はつなつを軽やかに跳ぶ行司かな
のこった、のこった。軽やかな横っ飛び。

○五月雨や壁に鍼灸経絡図
一家に一枚あったら便利かも。秘孔とか。

○行く春の夜の匂ひのインク瓶
独特な形とにおい。ペンをつける度に夜が広がります。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 5月10日(水)11時10分18秒
  ◯回廊の真中に夏が直立す

目眩のするような新緑の繁茂がおしよせています。

◯氷塊の回つてゐたりかき氷

千鳥の旗もひらひら。

◯はつなつの転校生の白い顔

緊張してるんでしょうか。

◯自転車の残されてゐる藤の花

パイナップルラーメン屋閉店してた。自転車おきわすれてた。

◯自転車倒れ夏草に死の匂ひ

事件です。

◯組み立てて乗る自転車や麦の秋

火野正平の「チャリオ」ですか。

◯はつなつや寿荘また福寿荘

最近はビラとかハイツとかコンプレックスとかも。

◯ラヂオから寿限無寿限無の昼寝かな

うとうとうとうと。

◯寿福寺の石畳へと雨蛙

あんがい無防備にひょっこり。

◯すくと立つあやめ密集して静か

でもすぐたらっとしてしまうあやめ。

◯はつなつを軽やかに跳ぶ行司かな

お茶目な行司さん。

◯ひめぢよをんなにもつかないぜんおんぷ

棒もないしヒゲもないしほくろもない。

◯青歯朶のいつも共同謀議中

そんなふう。

◯本当に捨てていいのか青嵐

物置片付けています。
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2017年 5月 9日(火)23時26分26秒
  ○夏来る人差し指の回すピザ
陽気な夏が来ます。

○柏餅乗せて回覧板来たる
そんなおつきあいも昔はあったのでしょう。

○はつなつの転校生の白い顔
年度の途中の転校生はワケアリ感あり。

○自転車の残されてゐる藤の花
「残されてゐる」という措辞が巧み。

○組み立てて乗る自転車や麦の秋
ささっと組み立てて。麦の秋がよいです。

○ラヂオから寿限無寿限無の昼寝かな
寝つきが良さそう。

○喜寿までの食費の試算蟻の影
気が滅入るような試算ですね。

○走り梅雨寿退社即出産
勢いを感じます。

○蘭鋳のひらひら寿命全うす
寿命まで生きる金魚、いいですね。

○五月くる司祭は太き指持てり
確かに司祭の大きな手、太い指、イメージがあります。
聖五月ですね。

○司会にも酒振る舞われ金魚草
おめでたいことなのですね。金魚草の明るさ。

○背の高き司令塔ゐて青嵐
青嵐がぴったりすぎるくらい。

○閉架式図書館司書の更衣
いつのまにかひっそりと更衣をしていた。

○本当に捨てていいのか青嵐
断捨離ブームもひと段落しました。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 5月 9日(火)23時08分17秒
  〇どの道を行けども躑躅先回り
わっと咲いてぐたっと萎びる躑躅が先回りの人生。

〇代打出る九回表こどもの日
親が代打だったりして。

〇柏餅乗せて回覧板来たる
賞味期限をつい見たりして。

〇はつなつの転校生の白い顔
前の学校でいじめにあってたのかも。

〇組み立てて乗る自転車や麦の秋
はるばる運んでは組み立ててサイクリング。

〇いくつかの文字寿で消す立夏
壽スタンプ発売。

〇寿の文字の金色新樹光
金色はお祝いの金額を思わせます。

〇母の日の寿司桶に鮨あまつてゐる
みんなが一品持って集まったから。

〇司会にも酒振る舞われ金魚草
金魚草(食べられる)が浮いている酒・・。

〇すくと立つあやめ密集して静か
葉の緑の豊かさに支えられて。

〇はつなつを軽やかに跳ぶ行司かな
ときどきビックリするような行司さんがおられます。

〇行く春の夜の匂ひのインク瓶
夜の匂ひの・・・メランコリイ。

〇母の日の薬缶磨いて始まりぬ
近頃ホーローの薬缶なのでなつかしい。

〇本当に捨てていいのか青嵐
断捨離ってなかなか進まないですね。
 

選句しました。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 5月 9日(火)22時37分16秒
  〇どの道を行けども躑躅先回り
ミステリーツアーに紛れ込んだよう。

〇回送のタクシー過ぎし薄暑かな
やっと来たと思ったら、回送。がっくり。

〇回廊の真中に夏が直立す
ふとそう思わせる力がある、それが夏。

〇ダンサーの自転激しき五月かな
ブレイクしまくりのダンス。

〇組み立てて乗る自転車や麦の秋
部品から組み立ててゆく手作り感。

〇転倒の記憶の迫る新樹光
眠っていた潜在記憶ですね。

〇はつなつや寿荘また福寿荘
知らない町をあるいていて遭遇する割合高し。

〇ラヂオから寿限無寿限無の昼寝かな
夢うつつ感が余計に眠気を誘う。

〇喜寿までの食費の試算蟻の影
経済観念しっかりと。

〇走り梅雨寿退社即出産
おめでた感&スピード感

〇蘭鋳のひらひら寿命全うす
全きひらひら感。

〇ゆつくりと老いゆく司書や鉄線花
スリムで髪はひっつめのきちんとした感じ。

〇青蛙あつまつてゐる雑司ヶ谷
ちょっと湿った空気感。

〇行く春の夜の匂ひのインク瓶
インク瓶のレトロ感が良いなぁ。
 

選句しました。

 投稿者:  投稿日:2017年 5月 9日(火)21時12分17秒
  ○どの道を行けども躑躅先回り
この道もあの道も母先回り

○回送のタクシー過ぎし薄暑かな
退職後出す回想記執筆中

○二回目はお茶までゆるす青葉風
三回目はなんだコ-ヒ-長い春

○はつなつの転校生の白い顔
引き籠もり十年となる蒼白し

○夏雲の見よや回転エビ固め
夏の浜必殺するめ固めで遊ぶ

○ラヂオから寿限無寿限無の昼寝かな
夢の中まで滑舌悪しじゅげむじゅげむと

○喜寿までの食費の試算蟻の影
あくまでも試算なのだよ毛呂赤字

○寿福寺の石畳へと雨蛙
平成蛙合戦寿福寺境内にて

○夏怒涛司葉子は鳥取県
鳥取県植田正治、尾崎翠、名探偵コナン

○青蛙あつまつてゐる雑司ヶ谷
漱石の巨大墓石の青蛙

○青蔦の壁より司書の現れし
蔓科植物群に愛でられし司書

○ひめぢよをんなにもつかないぜんおんぷ
ヒメジヨヲンハルジヨヲン大島弓子

○屋根裏の不健全図書西日射す
屋根裏の本と住人虫干しに

○行く春の夜の匂ひのインク瓶
あの夜の夢を瓶詰めにして手枕に
 

投句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 5月 9日(火)15時52分53秒
  ○どの道を行けども躑躅先回り
躑躅って眩暈する感じがあるので、先回りはぴったり。

○初夏の膝のあたりを回遊魚
特に若い女子っぽい、この膝は。回遊魚いそう。

○組み立てて乗る自転車や麦の秋
麦の秋が気持ちの良い風を俳句に連れてきてくれます。

○転がしてゆけば点々苜蓿
何を転がしているのかわからないけど、
苜蓿で作者の視線と足元の動きがよく見えて、臨場感あります。

○母の日の寿司桶に鮨あまつてゐる
家族で祝ったんでしょうか。あまった鮨に
楽しさも母が老いることの切なさも。

○蘭鋳のひらひら寿命全うす
ひらひら寿命全うす、がすばらしい。
軽やかな大往生。

○フランスへ行く馬のこと修司の忌
何となく遠い眼差しになります。

○青蛙あつまつてゐる雑司ヶ谷
雑司ヶ谷がいい。

○島に会ふ白蛇何を司どる
神様のお使い?

○閉架式図書館司書の更衣
薄着になった司書とは、雰囲気があります。

○キツネノボタン醒めない夢にしまう
新しい物語のはじまり。

○ひめぢよをんなにもつかないぜんおんぷ
平仮名が効いている。平仮名だから全音符の
あののびっぱなしの感じが視覚から聴こえる。

○子亀買ひ自転車のうしろ自転車
連なる自転車は友達同士か、きょうだいか、親子か。
今日から子亀との時間がはじまるのです。

○湧き出づる水増えてをり燕子花
燕子花なので、この水は凛として綺麗そう。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 5月 9日(火)06時52分43秒
編集済
  ◯どの道を行けども躑躅先回り
先回りしたのは大躑躅伺郎。

◯回送のタクシー過ぎし薄暑かな
過ぎたのは北原薄暑。

◯回廊の真中に夏が直立す
直立したのは井伊回廊。

◯二回目はお茶までゆるす青葉風
ゆるすのは二回目俊博。

◯すでに薔薇転じて背徳のオペラ
転じたのは二宮背徳。

◯自転車の残されてゐる藤の花
残されたのは自転車一九。

◯喜寿までの食費の試算蟻の影
試算したのは蟻の影稲子。

◯蘭鋳のひらひら寿命全うす
全うしたのは江戸川蘭鋳。

◯青蔦の壁より司書の現れし
現れたのは荒木司書。

◯番台の祖母菖蒲湯の司令塔
番台に立ったのは徳富祖母。

◯すくと立つあやめ密集して静か
静かなのは勝密集。

◯ひめぢよをんなにもつかないぜんおんぷ
おんぶされたのは加賀ひめぢよ。

◯行く春の夜の匂ひのインク瓶
匂ったのはインクレディ。

◯緑さす四阿新しきページ
緑さしたのは四阿千代之介。
 

選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2017年 5月 7日(日)20時21分57秒
  ◯33回転そら豆のゆめをみてゐる
 33回転のレトロ感とそら豆のゆめのファンタジーの相性。

◯どの道を行けども躑躅先回り
 躑躅はちょっと飽きますね。

◯回送のタクシー過ぎし薄暑かな
 待ってる時だと気分的に1~2度体感温度が上がりそう。

◯回廊の真中に夏が直立す
 回廊に囲まれた中庭でしょうか、ギラッと夏。回廊の影とのコントラストが夏。

◯柏餅乗せて回覧板来たる
 理想的なご近所関係。

◯組み立てて乗る自転車や麦の秋
 自転車がいちばん気持ちいい季節です。

◯ラヂオから寿限無寿限無の昼寝かな
 はじめは聞いていたんでしょうね。おまじないみたいで眠くなっちゃった。

◯蘭鋳のひらひら寿命全うす
 何年ぐらい生きたんでしょう。ご冥福をお祈りします。

◯はつなつを軽やかに跳ぶ行司かな
 はつなつっぽい。行司も気が抜けません。

◯ひめぢよをんなにもつかないぜんおんぷ
 棒もひれひれもついていない全音符。ぱっと見た時「をんな」が目に入って^^;、表記の勝利。

◯五月雨や壁に鍼灸経絡図
 渋い。晴れていても薄暗い部屋じゃないかしらん。五月雨でさらに暗い。

◯青歯朶のいつも共同謀議中
 そう言われるとそんな気になる青歯朶効果。

◯湧き出づる水増えてをり燕子花
 花が喜んでいそう。

◯緑さす四阿新しきページ
 心ゆくまでひとりの時間、それがうれしい緑の季節。
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 5月 7日(日)18時36分20秒
  ゆかりさんファイルよろしく。

◯どの道を行けども躑躅先回り
 ほんとにどこにでも咲いている。見飽きた。

◯回廊の真中に夏が直立す
 回廊好きなのでいただきます。直立の夏もグー。

◯すでに薔薇転じて背徳のオペラ
 なんともいい調子の句ですね、定型ではないのに。

◯自転車の残されてゐる藤の花
 いつかどこかで見たような光景。

◯自転車倒れ夏草に死の匂ひ
 夏草と死の匂ひが付きすぎのような気もしますが、よくわかる。

◯変身などしたしぼうたん転がる
 わたしも変身などしたし、です。

◯喜寿までの食費の試算蟻の影
 そんな計算しなくても。蟻の影が絶妙。

◯ゆつくりと老いゆく司書や鉄線花
 そうですか、それもいいですね。ゆっくりと。

◯ジューンブライドを迫る女や梅雨の闇
 あらら、たいへんなことですね。お察しします:笑

◯すくと立つあやめ密集して静か
 たしかにそんな感じ。

◯はつなつを軽やかに跳ぶ行司かな
 ぴょんとうまく飛ぶ行司っていますね。

◯ややべたついて蟇蛙紳士録
 蟇蛙紳士録って最高に可笑しい。

◯青歯朶のいつも共同謀議中
 言われてみるとそんな感じだなあ。

◯本当に捨てていいのか青嵐
 捨てちゃえよ。
 

選句です

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 5月 7日(日)17時28分55秒
編集済
  ○33回転そら豆のゆめをみてゐる
レトロな気分で。そら豆のゆめという明るさがいいね。

○回送のタクシー過ぎし薄暑かな
タクシーを待っているのかしら。薄暑がきぶん。

○五月来るポチは回つてタマ眠り
この無意味には負ける。聖五月なんて恥ずかしいよね。

○メ-デ-歌少し高めに転調す
高めに転調しそう。思い出せないけど。

○自転車の残されてゐる藤の花
藤棚の下に自転車。画になる。

○組み立てて乗る自転車や麦の秋
遠くまで行くんだ派ね。麦の秋がぴったり。

○はつなつや寿荘また福寿荘
果たして現役か。初夏のひかりが似合うのよ、これが。

○寿と一字天に差し出す幟かな
天に差し出す。。。大きくてよいですね。

○寿福寺の石畳へと雨蛙
あの参道に雨蛙。ぴったり過ぎる。

○蘭鋳のひらひら寿命全うす
虚弱体質っぽい蘭鋳様。それはなりより。


○五月くる司祭は太き指持てり
俳句じゃなくちゃできない技。

○青蛙あつまつてゐる雑司ヶ谷
あつまるあつまる、としか思えない。

○背の高き司令塔ゐて青嵐
これが青春だ!

○母の日の薬缶磨いて始まりぬ
薬缶は焦げやすし。母よ、空焚きに注意。

 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 5月 7日(日)17時14分24秒
  ◎33回転そら豆のゆめをみてゐる
LP掛けて眠る幸せ。

◎回送のタクシー過ぎし薄暑かな
ああ、またか。がっかりする。

◎柏餅乗せて回覧板来たる
いいご近所感。

◎夏雲の見よや回転エビ固め
ばしっと決まれば雲にも威張る。

◎組み立てて乗る自転車や麦の秋
いい日旅立ち。

◎喜寿までの食費の試算蟻の影
そんな馬鹿な計算しないほうがいいが、季語「蟻の影」がすごい。

◎蘭鋳のひらひら寿命全うす
頑張れ。

◎フランスへ行く馬のこと修司の忌
凱旋門賞。

◎青蛙あつまつてゐる雑司ヶ谷
あの墓地ね。

◎はつなつを軽やかに跳ぶ行司かな
序二段あたりの取組。裸足で跳ぶ跳ぶ。

◎ボサノバに溶けゆく氷風薫る
アストラッド・ジルベルトかなんか、かったるくていいね。

◎屋根裏の不健全図書西日射す
暑い熱い屋根裏、灼けたあの手の本。どうしたもんかなあ。

◎母の日の薬缶磨いて始まりぬ
私は半日かけて鍋を一個生き返らせました。疲れた。

◎緑さす四阿新しきページ
なんて気持ちのいい句だろう。よい休日。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 5月 7日(日)15時17分10秒
  ☆どの道を行けども躑躅先回り
 躑躅らしさ横溢。

☆回送のタクシー過ぎし薄暑かな
 気分は分かる。

☆初夏の膝のあたりを回遊魚
 ちょいと元気のなくなった鮪。

☆転んでから痛いと判る若葉寒
 そういうもの。

☆いくつかの文字寿で消す立夏
 出席させていただきます。

☆はつなつや寿荘また福寿荘
 この手のアパート、最近じゃ見なくなったね。

☆ラヂオから寿限無寿限無の昼寝かな
 あぁ、幸福。

☆寿の金色の文字著莪の花
 めでたきことのうれしきかな。

☆寿の文字の金色新樹光
 めでたきことのうれしきかな。

☆寿福寺の石畳へと雨蛙
 寿福寺がいかにも。鎌倉かな。

☆夏怒涛司葉子は鳥取県
 司葉子、女優らしい女優。

☆はつなつを軽やかに跳ぶ行司かな
 異能力士同志の取組だろうか。ひらりひらりと。

☆屋根裏の不健全図書西日射す
 まとめてから駅前の処理箱へ。

☆本当に捨てていいのか青嵐
 こういうときは思い切りが大事。
 

回転寿司句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月 7日(日)13時12分57秒
  たいへんお待たせしました。投句一覧です。

【回】
33回転そら豆のゆめをみてゐる
どの道を行けども躑躅先回り
夏来る人差し指の回すピザ
回収の遅れて来たる黄金虫
回線の途切れてしまふ新樹の夜
回送のタクシー過ぎし薄暑かな
回天や世の終りには桜ちる
回廊の真中に夏が直立す
五月来るポチは回つてタマ眠り
初夏の膝のあたりを回遊魚
代打出る九回表こどもの日
二回目はお茶までゆるす青葉風
柏餅乗せて回覧板来たる
氷塊の回つてゐたりかき氷
矢車を回す風の名剣之助

【転】
すでに薔薇転じて背徳のオペラ
ダンサーの自転激しき五月かな
はつなつの転校生の白い顔
まらうどの転べころべと春逝けり
メ-デ-歌少し高めに転調す
夏雲の見よや回転エビ固め
自転車の残されてゐる藤の花
自転車倒れ夏草に死の匂ひ
組み立てて乗る自転車や麦の秋
転がしてゆけば点々苜蓿
転んでから痛いと判る若葉寒
転送のメール次々藜喰ふ
転倒の記憶の迫る新樹光
変身などしたしぼうたん転がる

【寿】
いくつかの文字寿で消す立夏
はつなつや寿荘また福寿荘
ラヂオから寿限無寿限無の昼寝かな
喜寿までの食費の試算蟻の影
恵比寿紙つけて立夏の新聞
寿と一字天に差し出す幟かな
寿の金色の文字著莪の花
寿の文字の金色新樹光
寿福寺の石畳へと雨蛙
走り梅雨寿退社即出産
誰かさんこつそり無寿限無麦畑
弁当屋寿閉店夏の朝
母の日の寿司桶に鮨あまつてゐる
蘭鋳のひらひら寿命全うす

【司】
フランスへ行く馬のこと修司の忌
ゆつくりと老いゆく司書や鉄線花
夏怒涛司葉子は鳥取県
君なにを司るもの麦の秋
五月くる司祭は太き指持てり
司会にも酒振る舞われ金魚草
司祭から手渡されたるカーネーション
司書試験また不合格瓜の花
青蛙あつまつてゐる雑司ヶ谷
青蔦の壁より司書の現れし
島に会ふ白蛇何を司どる
背の高き司令塔ゐて青嵐
番台の祖母菖蒲湯の司令塔
閉架式図書館司書の更衣

【当季雑詠】
キツネノボタン醒めない夢にしまう
ジューンブライドを迫る女や梅雨の闇
すくと立つあやめ密集して静か
はつなつを軽やかに跳ぶ行司かな
ひめぢよをんなにもつかないぜんおんぷ
ボサノバに溶けゆく氷風薫る
ややべたついて蟇蛙紳士録
屋根裏の不健全図書西日射す
五月雨や壁に鍼灸経絡図
行く春の夜の匂ひのインク瓶
子亀買ひ自転車のうしろ自転車
樹のうへの花ぞ白なれ南風
青歯朶のいつも共同謀議中
百年の孤独を鳴けりあまがえる
母の日の薬缶磨いて始まりぬ
本当に捨てていいのか青嵐
湧き出づる水増えてをり燕子花
緑さす四阿新しきページ

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:5月10日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

すみませんが

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月 6日(土)20時40分48秒
  諸般の事情につき、日曜の昼頃開けます。
ごゆるりとどうぞ。
 

回転寿司句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月 2日(火)20時50分15秒
  出題です。

【回】
【転】
【寿】
【司】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:5月6日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

山体崩壊句会・作者発表

 投稿者:百花  投稿日:2017年 5月 2日(火)20時40分4秒
  山体崩壊句会・作者発表です。早めの選句のご協力、ありがとうございました。


山系は霞の底へ薄墨へ            なむ    海
宙空へ体ゆさはりごと抛る          なむ    苑百
ペンギンカフェオーケストラ崩れ落ちるやうに春逝く なむ 月
すべての時計が壊れて戻る西行忌       なむ    て
萍の孤独まあるい光噛む           なむ

山なりのスローカーブや春深し        月犬    朝む海ゆ
げんげ野に裸体のマネキン捨てに行く     月犬    朝
やや暗き蛇崩川の躑躅かな          月犬    苑む亜ゆ由
松の花すこし壊れた母と住む         月犬    朝むゆ
橋渡り終えて燕の空となる          月犬    朝苑む亜海恵

喪服着て周りはどれも笑ふ山         百花    海て洋
体からからだ出てゆく暖かさ         百花    むゆ恵て洋
雲の峰どれも崩して芭蕉の字         百花
春の雲壊るるとなく失せにけり        百花    て
あけぼのすぎ霞み改元まぢかなり       百花    恵

葉桜の山道をゆくバスの中          苑を
黄金週間ダビデの裸体見にゆかむ       苑を    て洋由
まぼろしの蛇崩川に夏来る          苑を    む月
壊滅の町あり夏の雲ひとつ          苑を    月
黒南風やハシビロコウは立ち尽くす      苑を    朝む百ゆ恵洋由

山車をひく絵巻のなかの肉体美        洋子    百ゆ
卯の花腐し人骨のある体かな         洋子    月百
海ほほづき空のあはあは崩れたり       洋子
すこしづつ壊れてゆく絵かぎろへる      洋子    亜海
金雀枝の散るたびに窓ぬれてゐる       洋子    て

山分けのそら豆あをく茹で上がる       亜紀    朝月百洋
体内の時計遅るる暮春かな          亜紀    百
崩れ際てふたんぽぽの絮まろし        亜紀
壊れもの扱ふやうに夜の新樹         亜紀
母の日や弁当箱は曲げわつぱ         亜紀    朝苑む
黒猫の視線惑はす薄暑光           亜紀    海
フレームを作る指先青葉光          亜紀    苑ゆ

山なりのボールを受くる遅日かな       由季    む百亜
体格に勝る相手と陽炎へる          由季
うららかに崩れ始める投手かな        由季    月百ゆ恵て洋
行く春の破壊神なる四歳児          由季    月
昭和の日なり人の山人の川          由季    百亜て

山のあな忌駅舎に一つ燕の巣         海太    朝苑む
春陰や初体験のフラフープ          海太    洋
蜃気楼崩れる父は大の字に          海太    月
壊滅は避けよ夏蜜柑はまだか         海太    月恵洋
逝く春やちらり塩分早見表          海太    月亜由

山彦に山彦重ね春惜む            朝比古   て
体幹の弱し寺山修司の忌           朝比古   む海恵て由
煮崩れしものの淋しき春の風邪        朝比古   苑亜ゆ恵て由
惜春の砂場の砂の山壊す           朝比古   苑
暮れかぬる風の源まで歩き          朝比古

山藤をくぐり脈絡なく血族          恵     朝苑亜海ゆ洋由
肉体よ春蝉赤いリボン引く          恵     月海洋
アネモネの根元崩さぬよう手のひら      恵
陽炎を出てより壊れやすい鳥         恵     朝苑百亜由
定期券手のひら花菜畑匂う          恵

見れば見るほどぱんぱんで春の山       てふこ   苑恵由
体言止めの句ばかり昭和の日の句会      てふこ   百
ゴールデンウィークまたもジェンガの崩れたる てふこ   朝
たんぽぽのどこか壊れてゐる黄色       てふこ   朝苑百亜海ゆ恵洋由
八重桜反古の厚さに花弁あり         てふこ   亜海ゆ

大盛と山盛ありて夏近し           ゆかり   恵て洋由
行く春のをんなごころと体力と        ゆかり   月
蛇崩川跡を訪ねて藤の花           ゆかり   む海
壊滅と言ひて指出す四月尽          ゆかり
行く春の彼と大気が不安定          ゆかり   亜恵由
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2017年 5月 2日(火)16時59分36秒
  ○見れば見るほどぱんぱんで春の山
春の山はふわっとした感じなので、ぱんぱんとも違うかなぁと思いながら
新鮮味のある表現だと思いました。

○山藤をくぐり脈絡なく血族
実際は脈絡あるけど、脈絡ない感じも確かにわかる。

○大盛と山盛ありて夏近し
ダメ押しのような大盛、山盛に季節の勢いを感じます。

○黄金週間ダビデの裸体見にゆかむ
全体的にゴージャス。

○体幹の弱し寺山修司の忌
あえて鍛えない感じ。

○やや暗き蛇崩川の躑躅かな
蛇崩川流行っているのですか。画数の多いことで暗さが伝わります。

○煮崩れしものの淋しき春の風邪
淋しきは言い過ぎかもしれないけれど、煮崩れの情けなさに一票。

○たんぽぽのどこか壊れてゐる黄色
黄色は明るいけれど不安定な色でもあります。

○陽炎を出てより壊れやすい鳥
繊細なんですね。出てからというのがなるほどと思わせる。

○行く春の彼と大気が不安定
これは困った。なんとか落ち着くといいです。

○黒南風やハシビロコウは立ち尽くす
黒南風とハシビロコウがぴったりすぎ。

○逝く春やちらり塩分早見表
ちらり、というところに心情が表れています。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 5月 2日(火)11時04分58秒
  ◯山藤をくぐり脈絡なく血族

山藤をくぐる所作がなんか可笑しい。

◯山分けのそら豆あをく茹で上がる

山分けって山賊みたいね。

◯大盛と山盛ありて夏近し

おー!

◯喪服着て周りはどれも笑ふ山

笑う山々がとつぜんのしかかってきて
喪服の人々が埋まってしまうような不穏なドラマがありそう。

◯黄金週間ダビデの裸体見にゆかむ

気合いはいってますね。

◯春陰や初体験のフラフープ

あ!フラフープ!まだ物置にあるかも。

◯肉体よ春蝉赤いリボン引く

おなじ生物なのに人間と蝉ってずいぶん違う肉体のかたち。

◯体からからだ出てゆく暖かさ

体から花粉もでていってほしい。

◯うららかに崩れ始める投手かな

能天気なピッチャー。

◯たんぽぽのどこか壊れてゐる黄色

言いようにおもむき。

◯壊滅は避けよ夏蜜柑はまだか

戦争はいやだ!夏蜜柑はまだか!


◯黒南風やハシビロコウは立ち尽くす

飛びたつときはすごいらしい。
 

選句です

 投稿者:松本てふこ  投稿日:2017年 5月 2日(火)03時20分21秒
  ◯山彦に山彦重ね春惜む
音の質感をうまく言い当てた感じ。

◯喪服着て周りはどれも笑ふ山
こんな形で帰ってきたくはなかった、という苦い心境と
変わらない風景へのかすかないらだちを感じたのは読みすぎでしょうか。
本谷有希子の『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』を思い出しました。

◯大盛と山盛ありて夏近し
ポジティブな下らなさがいい。

◯黄金週間ダビデの裸体見にゆかむ
取り合わせの下世話さが一番の魅力。
「だって見たいんだもん!」という無邪気さを感じます。

◯体からからだ出てゆく暖かさ
出産のことをこう表現するとは思わなくて、びっくり。
てにをはや「からだ」の表記によって見え方がかなり変わってきそう。面白い句。

◯体幹の弱し寺山修司の忌
思わぬ切り口。

◯うららかに崩れ始める投手かな
うっ、分かる。ストライクが入らなくなって、ボールが高くなっちゃって…「うららか」がじわじわと怖い。

◯煮崩れしものの淋しき春の風邪
春の風邪が効いている。

◯すべての時計が壊れて戻る西行忌
苦みとしたたかさを秘めた季語選択。

◯春の雲壊るるとなく失せにけり
春の雲らしい質感を捉えています。

◯金雀枝の散るたびに窓ぬれてゐる
ぼかして書くことで生まれる詩情。

◯昭和の日なり人の山人の川
人ごみにだって色々ある、確かに。
量的な迫力で押すか、動きで見せるか。
 

選句です

 投稿者:  投稿日:2017年 5月 1日(月)19時17分6秒
  〇見れば見るほどぱんぱんで春の山
ぱんぱんが良い。

〇大盛と山盛ありて夏近し
似て非なるもの。山盛りの微妙な適当さ加減がおかしい。

〇体からからだ出てゆく暖かさ
暖かいと、ついうっかり。

〇体幹の弱し寺山修司の忌
寺山修司もジムなどに通って体幹を鍛えていたら、もっと長く生きて活躍できたかもしれないと思うと切ないが、そんな姿も全く想像つかない。

〇うららかに崩れ始める投手かな
草野球感。ヤジの飛ばしあいもきっと呑気な感じ。

〇煮崩れしものの淋しき春の風邪
ぐずぐずですねん。

〇たんぽぽのどこか壊れてゐる黄色
やっぱりね。健康そうに見えて、実はどこか壊れているのですね。

〇壊滅は避けよ夏蜜柑はまだか
状況はよく解らないが、今すぐ夏蜜柑を捥いでお届けしたくなる。

〇あけぼのすぎ霞み改元まぢかなり
なにか一つの時代が終わっていく寂しさや心残りが感じる。

〇橋渡り終えて燕の空となる
健康的に明るい。

〇行く春の彼と大気が不安定
季節の変わり目ですから。彼は少し休ませたほうがいいんじゃないかな。

〇黒南風やハシビロコウは立ち尽くす
黒南風がバツグンにいい。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月 1日(月)11時54分38秒
  ○山なりのスローカーブや春深し
 「春深し」に草野球感がありますね。

○山車をひく絵巻のなかの肉体美
 入り組んだ句ですね。ときどき「絵巻に描かれた山車は季語じゃない」みたいなことを言う人がいるけど、あれ、何なんでしょうね。

○山藤をくぐり脈絡なく血族
 「脈絡なく血族」が抜群にいいですね。

○体からからだ出てゆく暖かさ
 逆幽体離脱というか、からだが出ていったら魂だけ残るんでしょうかねえ。暖かいといろんなことが起こります。

○うららかに崩れ始める投手かな
 野球の句が多いですね。「崩れ始める」の形容として「うららかに」が絶妙で、なんだか人智を超えています。

○やや暗き蛇崩川の躑躅かな
 蛇崩川の句も今回多かったですね。昨今の桜の名所としての目黒川ブームの影響でしょうか。その中では、固有名詞のダークな印象を生かしたこの句を頂きます。

○煮崩れしものの淋しき春の風邪
 これは淋しい。人間として煮崩れてしまった感があります。早くお元気になるといいですね。

○たんぽぽのどこか壊れてゐる黄色
 これはうまくたんぽぽというものを捉えている気がします。

○松の花すこし壊れた母と住む
 いや、まだ先は長いので頑張りましょう。

○フレームを作る指先青葉光
 指の付け根の関節がノギスか何かのように動けばいいのですが、現実には指先で作るフレームはほとんど役に立ちませんよね。でもフィクションの中では青葉光が生き生きとして絵を描く気分です。

○黒南風やハシビロコウは立ち尽くす
 最近の俳優かなにかかと思い検索したら鳥でした。「黒南風や」が不吉でいいですね。

○八重桜反古の厚さに花弁あり
 あのむさくるしさは「反古の厚さ」だったのですね。

 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 5月 1日(月)10時58分24秒
  ◯山なりのスローカーブや春深し
スローカーブの名句として星野伸之に連絡したい。

◯山系は霞の底へ薄墨へ
薄墨の名句として根尾谷に句碑としたい。

◯山藤をくぐり脈絡なく血族
血族の名句としてブラック・アングルに掲載したい。

◯喪服着て周りはどれも笑ふ山
喪服の名句として香典を差し上げたい。

◯体幹の弱し寺山修司の忌
寺山修司忌の名句として体の弱い人を慰めたい。

◯肉体よ春蝉赤いリボン引く
肉体の名句として劇団空気座に句碑としたい。

◯蛇崩川跡を訪ねて藤の花
蛇崩川の名句として暗渠に句碑を建てたい。

◯すこしづつ壊れてゆく絵かぎろへる
絵の名句としてダリ展に紛れ込ませたい。

◯たんぽぽのどこか壊れてゐる黄色
たんぽぽの名句としてぽぽのあたりに火を点けたい。

◯橋渡り終えて燕の空となる
橋渡りの名句として酬恩庵に句碑としたい。

◯黒猫の視線惑はす薄暑光
黒猫の名句としてアジの干物を差し上げたい。

◯八重桜反古の厚さに花弁あり
八重桜の名句として反故にしたい。
 

選句しました。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 4月30日(日)22時24分43秒
  〇 山なりのボールを受くる遅日かな
ゆるい感じのキャッチボールが似合う遅日。

〇山藤をくぐり脈絡なく血族
それでもDNAは侮れない。

〇やや暗き蛇崩川の躑躅かな
実在の川の名だったのですね。

〇煮崩れしものの淋しき春の風邪
味覚も風邪の故か今一つ。

〇すこしづつ壊れてゆく絵かぎろへる
脳科学のアハ体験のよう。

〇たんぽぽのどこか壊れてゐる黄色
行く春の黄色。

〇陽炎を出てより壊れやすい鳥
陽炎の内と外のバランスの違い。

〇橋渡り終えて燕の空となる
一気に開けた空間がそこに。

〇行く春の彼と大気が不安定
ちょっとやきもき。

〇昭和の日なり人の山人の川
人の行くところ、人のあり。

〇逝く春やちらり塩分早見表
気になることは気になるが。

〇八重桜反古の厚さに花弁あり
あのぽってり感がだんだん好もしくなってきたこのごろ。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 4月30日(日)22時12分24秒
  〇山なりのボールを受くる遅日かな
小さな児のボール投げに付き合ってあげているようなほのぼの感。

〇山車をひく絵巻のなかの肉体美
実はわりと痩せた人が多いのですが、たまにオッというようなのも。

〇山分けのそら豆あをく茹で上がる
美味しそう。お相伴に与りたいですね。

〇卯の花腐し人骨のある体かな
そりゃあみんな、骨付きなんですけどね。

〇体言止めの句ばかり昭和の日の句会
そんな句がモデルだった時代ですね。

〇体内の時計遅るる暮春かな
日脚が伸びて、なんだかまだまだ何かできそうな気がしてる。

〇宙空へ体ゆさはりごと抛る
掌だけはしっかり握って。脚が外れることはありますが。

〇うららかに崩れ始める投手かな
スローモーションで投球を見ているような。

〇たんぽぽのどこか壊れてゐる黄色
それぞれが花だから、五弁とかの特徴的な形は無くて。それでいてたんぽぽ、って形、いいな。

〇陽炎を出てより壊れやすい鳥
逆なような気もしますが、これが現実です。形あるものは壊れる。

〇黒南風やハシビロコウは立ち尽くす
ハシビロコウらしくてすてき。

〇昭和の日なり人の山人の川
人が、生きているやら死んでいるやら、な怖い感じです。
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 4月30日(日)16時21分1秒
  ◯山分けのそら豆あをく茹で上がる
 茹で方意外と難しいね。

◯卯の花腐し人骨のある体かな
 グズグズでもやはり骨はある。

◯行く春のをんなごころと体力と
 をんなごころと体力かあ、なるほどね。

◯肉体よ春蝉赤いリボン引く
 よくわからぬが、面白いのでいただきます。

◯うららかに崩れ始める投手かな
 ほんとは必死にふんばってはいるのだけど。

◯ペンギンカフェオーケストラ崩れ落ちるやうに春逝く
 サイモン・ジェフス死んじゃって終わったはずなのに息子のアーサーが再結成。PCOのOがとれてPCになっちゃったけど、どうなんだろうね。秋来日公演。

◯まぼろしの蛇崩川に夏来る
 まぼろしの蛇崩川とは見事!

◯蜃気楼崩れる父は大の字に
 のんきな父なのか。大の字で往生したのか。

◯壊滅の町あり夏の雲ひとつ
 ソドムとゴモラ。東京と平壌。モスクワと北京。ワシントンとロンドン。

◯壊滅は避けよ夏蜜柑はまだか
 まだだと思う、いや永遠に夏みかんは届かないかも。

◯行く春の破壊神なる四歳児
 テッテ的に破壊します:笑

◯逝く春やちらり塩分早見表
 最近は糖質の方がきになるようです。ご飯食べない人けっこういます。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 4月30日(日)14時27分11秒
  ◎山なりのスローカーブや春深し
46歳で亡くなった山際淳司を思い出しホロリとしました。

◎山なりのボールを受くる遅日かな
遠投系はそれなりにズシリと重い。

◎山のあな忌駅舎に一つ燕の巣
新大久保。

◎体からからだ出てゆく暖かさ
漢字からひらがなが出てゆく。万葉以前の日本人を思う。

◎体幹の弱し寺山修司の忌
腎臓か。

◎まぼろしの蛇崩川に夏来る
暗渠。

◎やや暗き蛇崩川の躑躅かな
緑道。

◎蛇崩川跡を訪ねて藤の花
目黒区側。

◎松の花すこし壊れた母と住む
嗚呼。。。

◎橋渡り終えて燕の空となる
気持いい。

◎黒南風やハシビロコウは立ち尽くす
そう立ち尽くす立ち尽くす。

◎母の日や弁当箱は曲げわつぱ
旨そう。

 

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