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選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 3月18日(日)13時53分35秒
  ◎うららかや指で登りし地図の山
2万5千分の1。等高線を指でなぞる。

◎山岳ガイド年齢不詳風光る
これでもかというぐらいの日焼け。

◎針山を母の髪出づ春の暮
針の滑りは髪でとる。

◎初音聞く坂の途中で二度目聞く
よきかな。

◎赤坂に九丁目あり暮れかぬる
乃木坂のほうか。

◎春の虹死ねばやさしい男達
反省します。

◎切手にもたんぽぽ咲いて速達来
あるね。

◎速達の包冷たし夜半の春
ドキッとします。

◎そつぽ向く易者がふたり花の下
仲が悪いんだろうなあ。

◎大忍者図鑑の中の花吹雪
大の字で笑わされました。

◎ぬいぐるみ足から干して囀れり
洗うとなるとたいへん。

◎岩塩の産地カタカナ鳥曇
ヒマラヤンブラックソルトとか、ケウラとか。

◎元気ですおたまじゃくしの尻尾ほど
のそりゃ相当元気だ。

◎春風やユンボを横に地鎮祭
ユンボの上にも四天王幡。
 
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 3月18日(日)05時24分34秒
  ☆たくさんの色を用ゐて山笑ふ
 呵々大笑。

☆ふらここに山田太郎を座らせる
 ?僕のあだなを知ってるかい…って古いな。

☆山笑ふすぐ踊る癖をやめたい
 やめなくてもイイと思う。

☆山本が来て大荒れの花見かな
 酒乱。

☆花の坂登れば海の見える街
 こういう街に住みたい。

☆坂道を花屑もつれ合ひながら
 よろしき風合い。

☆花辛夷嘉門達夫が町に来る
 ほどよき人選。

☆春の虹死ねばやさしい男達
 本当は死ぬ前からやさしいのだけれど。

☆お主とか拙者とか云ひ卒業す
 演劇部だろうか。

☆参加者に風船わたす係かな
 すこし腰を屈めて。

☆永き日の岩にゴリラとゴリラの子
 岩が即物的でイイね。

☆元気ですおたまじゃくしの尻尾ほど
 それはご同慶の限り。

☆春愁バケツいつぱい貝の殻
 演芸用だろうか装飾品用だろうか。

☆春風やユンボを横に地鎮祭
 直会の後すぐに着工。
 

山坂達者句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 3月18日(日)00時29分1秒
  投句一覧です。

【山】
うららかや指で登りし地図の山
たくさんの色を用ゐて山笑ふ
ふらここに山田太郎を座らせる
空といふ明るき鏡山笑ふ
山あれば川が気になる草の餅
山岳ガイド年齢不詳風光る
山手線一周すれば桜咲く
山笑ふすぐ踊る癖をやめたい
山笑ふ口内炎に舌の触る
山本が来て大荒れの花見かな
蛇穴を出るとき山はくすぐったい
針山を母の髪出づ春の暮
代々の蝶休みたる山の門
夕東風や山に可愛い七つの子

【坂】
花の坂登れば海の見える街
花虻の坂ぽこぽこと墓苑まで
坂おほき街を柳のたなびきぬ
坂上る心拍数に木の芽風
坂道を花屑もつれ合ひながら
昨日よりなだらかにして春の坂
初音聞く坂の途中で二度目聞く
赤坂に九丁目あり暮れかぬる
大坂志郎大坂なおみ蝉丸忌
遅き日の坂本君と漫画本
脳裏には松坂牛をみどりの日
梅の香のゆるゆる坂を上りきし
白藤や水伸びてくる坂の駅
薔薇の芽や田園調布の坂あるく

【達】
トモダチが友達になり卒業す
ホモだちの友達雁の別れかな
花辛夷嘉門達夫が町に来る
春の虹死ねばやさしい男達
上達の感じられない蜷の道
上達を目指さぬ囲碁部春火鉢
切手にもたんぽぽ咲いて速達来
速達の行き交つてゐる卒業期
速達の包冷たし夜半の春
達人となるまで石鹸玉を割る
達人の名言集やしやぼん玉
同じ絵を踏み友達のやうな人
友達と蝶と友達と蝶と
友達の深爪ゴールデンウイーク

【者】
お主とか拙者とか云ひ卒業す
すもも咲き庭師の役者ゐなくなる
そつぽ向く易者がふたり花の下
偽善者となるやならずや山笑ふ
幸福者のみ着用可春の服
参加者に風船わたす係かな
蛇穴を出るに出られぬ小心者
主催者はこびと春の夜のままごと
春雨やいつもの角に易者居り
春光の部外者として競り市に
春宵のご飯を食うてゐる指揮者
春炬燵曲者ぶつた俳人と
大忍者図鑑の中の花吹雪
卓上に置いて貧者の春灯

【当季雑詠】
ヴァセリンをすり込む春の夜の習ひ
ぬいぐるみ足から干して囀れり
ねこやなぎ呪文のやうにほぐれだす
永き日の岩にゴリラとゴリラの子
花の夜の厨の卓に拡大鏡
花蘇枋四方から鳴るクラクション
割れし声に何度も混ざり芽吹く如し
岩塩の産地カタカナ鳥曇
元気ですおたまじゃくしの尻尾ほど
春三日月とは瞳孔の縮む音
春愁バケツいつぱい貝の殻
春風やユンボを横に地鎮祭
春眠に来て米を研ぐ女かな
石鹸の泡のつんつん木の芽風
土の春ひかりと仔犬くるくるす
二段目の抽斗にあり春の星
八十八夜ポテトチップの袋開け
風光る土手でドラマのロケーション

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:3月21日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

山坂達者句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 3月15日(木)12時52分12秒
  出題します。
【山】
【坂】
【達】
【者】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:3月17日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

失礼しました!

 投稿者:裕美  投稿日:2018年 3月15日(木)04時29分43秒
  「触」の句、投句し忘れてしまっていました。
次から気をつけます…
 

一触即発句会

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 3月14日(水)22時01分44秒
  集計です。間違いありましたらご一報ください。

百聞も一見もなく亀鳴けり      なむ  百洋
八重咲きの椿触れれば落椿      なむ
おしやべりを怒られて即つくしんぼ  なむ  ら火あ由
人呼んで彼岸太郎と発します     なむ  朝ゆ
リア王の扮装で来て虻の昼      なむ  百ら哲あ洋ゆ

指先にのせる一滴の春月       ぽぽな あ
蝶と蝶触れて離れて観世音      ぽぽな む百月苑亜あ
即席のラーメン軽い春愁       ぽぽな む海
発熱の予感モンシロチョウ匂う    ぽぽな む裕苑哲亞海ゆ
春の月沈没船の夢の中        ぽぽな 月ゆ

春一番カラーコーンを積み重ね    朝比古 亞あけ
犬ふぐり犬のふぐりの触れてをり   朝比古 む百月洋ゆ
幾度も「即ち」と言ひ卒業す     朝比古 火あ洋けゆ
彼方より発破の音や雪解山      朝比古 ぽ
猫の恋余罪追及するごとし      朝比古 裕

噂では一人死にたる野焼かな     月犬  火け
梅の夜や引鉄に指触れている     月犬  裕洋
即答は控へよ朧の夜である      月犬  ら亜哲海洋け
奇声だけ発して戻る恋の猫      月犬  ら裕哲洋け
いちまいの薄氷として終はりけり   月犬  む百ら亜

一言の翼となりて初桜        裕美  朝哲海
朧月即席麺ふやける匂ひ       裕美
発声練習沈丁花どこかで開く     裕美  あ海洋
苗札の少し後ろに反り返る      裕美  朝ら火苑亜哲亞洋

夏みかん一箱しづこならどうする   海太  百裕月火苑亞ゆ
外に出よ触るるばかりに春電車    海太
三寒を射る即席ラーメンの緒     海太
亀鳴くやサウス・ポーチン発電所   海太  火苑亜亞
発毛を促すやうな蝌蚪の紐      海太  朝ら月火亜由ゆ

一面に見たくない顔つちふるよ    らくだ 月火海け
てのひらの触れる記憶や春の昼    らくだ 苑ぽ
チューリップ発売開始即売切     らくだ 火苑
舌の絵と発音記号さえずれり     らくだ むぽ洋
韋駄天の集う場所なり芝を焼く    らくだ

逃げ水の一つ目小僧ゆるんでる    洋子  ぽ
蛙の目借り時みみに触れこゑに触れ  洋子
田螺鳴く即席ラーメンほぼ空つぽ   洋子
鳥雲に入る足足足足を発掘      洋子
エイプリールフール白い箱のはなし  洋子  裕苑亜哲ぽけ

のどけしや画面一杯にひふみん    苑を  む百ら裕火亜由ゆ
アネモネや耳を触つて眠る癖     苑を  む百ら亜哲由ぽ洋ゆ
古書骨董即売会つちふれり      苑を  月ぽ
危機一髪薔薇の芽にある発火点    苑を  月亞け
チューリップ畑記憶喪失になる    苑を  ら月あ洋

一塊の雲流れ着く紫雲英かな     哲哉  朝裕苑亞海
春の月鎖骨に触るる犬の舌      哲哉  朝むあ由ゆ
湯に躍る即席麺と朧夜と       哲哉  あ
雪虫に挑発されてゐるらしく     哲哉  朝
眠れずの夜を侵しゆく黄水仙     哲哉  月亞由

木の芽時一気にあおる鉄の鍋     亞子  月亜洋
触診に桃の匂いの来ていたり     亞子  む百裕哲洋ゆ
不意に終わる即興劇や春の夜     亞子  朝亜哲あ由ぽけ
発条抜けてシャープペンシルただの棒 亞子  裕哲由海ぽ
夕東風や主人だけ知る種麹      亞子  裕ゆ

一番で忘れし校歌花ミモザ      あんこ 裕亞由海ぽけゆ
蟻穴を出づ触覚の痛さうに      あんこ 月亞け
即興の歌口づさみ豆の花       あんこ 朝むら火苑亜由海ぽ
踏青や発掘の穴とほく見え      あんこ け
石段の鉤のかたちよ桃の花      あんこ

囀りが家の周りを一巡す       けんじ 朝裕苑亜あ由ぽ洋
一向に進まぬ会議帰る雁       けんじ 海
地虫出づまづ触角の摘まれり     けんじ 月
特大の即席ラーメン春の水      けんじ
発言の所在は末黒の芒        けんじ あ海
懐かしき本の漫画化鳥雲       けんじ

春の夜の一案としてあみだくじ    亜紀  朝むら裕火由洋
佐保姫の触るれば目覚めゆく大和   亜紀  む百
永き日や即席麺に湯を注ぎ      亜紀  朝苑あけ
難解な発音記号つちふれり      亜紀  月あけ
蟻穴を出づるや保育園の庭      亜紀  朝む苑由洋
しばらくはふらここにゐる現在地   亜紀  む百ら火あ由洋ゆ
負け試合より帰り来し春コート    亜紀  朝火苑哲亞あ由
駅からの道を確かむ桜東風      亜紀  百苑ぽ
原石は未だ原石風光る        亜紀  百

一命はたんぽぽの上に宿りたる    百花  月海
合コンの触媒としてレタス食む    百花  火け
即物はボタン具象は穴よ春爛漫    百花  亞海
竜天に発車時刻の正確さ       百花  朝
中空に魔女が船置く春の海      百花  らゆ

梅林の古き一樹に会ひに来し     由季  朝百ら哲ぽ
蟻穴を出て触角の落ち着かず     由季  百亞け
春の虹即インスタにあふれたり    由季  ぽ
かたばみの咲いてロケット発射場   由季  月火苑哲亞
シンバルの一音響く春の星      由季  苑哲ぽ
発音を真似る口元チューリップ    由季  朝百火亜亞あ海ぽけゆ

チューリップ日本一となりにけり   火尖
空き部屋のパネルに触れて暖かし   火尖
風船を配る即戦力の我        火尖  裕亜亞由ゆ
揮発せぬやうにと言はれ青き踏む   火尖  む百ら亜由
乗継ぎのバス停春の時雨かな     火尖  む百裕亞

一発が欲しいと云はれ石鹸玉     ゆかり むら亜哲由海
からめあふ触手と触手春の星     ゆかり 裕哲
冴返る即席めんのぐらぐらと     ゆかり
発射するものがないので春眠す    ゆかり 月海
一輪車の少女に春の手足かな     ゆかり 朝ら裕月火苑亜哲亞海ぽけ
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 3月14日(水)21時27分13秒
  ○のどけしや画面一杯にひふみん
 半年くらい前に観た歌謡番組、伊藤咲子が古い歌を歌うバックで、来賓席のひふみんが両手にひまわりを持ってリズムに合わせ左右に振っていたその映像が記憶にずっと残り困っています。あんなに本来の業績とは別のところで絵になる人ってあんまりいないんじゃないかなあ。そう、「のどけしや」なのです。

○一番で忘れし校歌花ミモザ
 小学校、中学、高校、大学と行くにつれ、あとの方ほど校歌を思い出せないですよね。「花ミモザ」といえば卒業式の練習の頃を思い出しているのでしょうか。

○夏みかん一箱しづこならどうする
 「夏みかん酢っぱしいまさら純潔など 鈴木しづ子」を踏まえているわけですね。確かに原句は一箱をまったくイメージし得ないところで成り立っているので、可笑しさが後を引きますね。

○アネモネや耳を触つて眠る癖
 季語が恋愛初期を感じさせますね。

○犬ふぐり犬のふぐりの触れてをり
 まったくもう、牧野富太郎博士ったらとんでもない命名をしたんだから…。

○春の月鎖骨に触るる犬の舌
 私は犬を飼ったことがないのですが(というかテレビのオバQで犬が恐いという感情を刷り込まれた世代です)、その触感を想像します。

○触診に桃の匂いの来ていたり
 お、共感覚俳句ですね。

○幾度も「即ち」と言ひ卒業す
 黒歴史を感じます。

○風船を配る即戦力の我
 ブラックだなあ。

○人呼んで彼岸太郎と発します
 お彼岸限定なのですね。

○発熱の予感モンシロチョウ匂う
 ううう、気色悪いです。

○しばらくはふらここにゐる現在地
 あんまりずっといるとスマホに自宅として登録されてしまいます。「現在地」がなんともそういうテクノロジーの怖さを感じさせる言葉です。

○リア王の扮装で来て虻の昼
 「虻の昼」がいいですね。野外でいったいなにをやっているのだか。

○春の月沈没船の夢の中
 「春の月」が、そこで切れるのだか夢の中のものなのだか曖昧な作りなのがいいですね。

○中空に魔女が船置く春の海
 恐いよ~。

○発音を真似る口元チューリップ
 句を読んで、自分の口で確かめてしまいました。

○発毛を促すやうな蝌蚪の紐
 量だけはありますからね。

○夕東風や主人だけ知る種麹
 企業秘密なのでしょう。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2018年 3月14日(水)21時14分24秒
  ○一番で忘れし校歌花ミモザ
吹奏楽部だと一番も知りません。

○一面に見たくない顔つちふるよ
新聞の一面と解釈しました。時事ネタ?

○一輪車の少女に春の手足かな
どこまでも自由自在に。

○噂では一人死にたる野焼かな
どこまでも他人事、という風刺でしょうか。

○春一番カラーコーンを積み重ね
1つでは心もとなくとも重ねれば無敵。そうでもないか。

○蟻穴を出づ触覚の痛さうに
全身の痛点をやられました。産道を抜けたのかも。

○蟻穴を出て触角の落ち着かず
とりあえず前方注意。

○合コンの触媒としてレタス食む
じつはこのレタスは僕が育てました、とかで話が盛り上がったりして。

○永き日や即席麺に湯を注ぎ
でもたった3分で出来ちゃいます。ゆっくり食べましょう。

○幾度も「即ち」と言ひ卒業す
卒業後はほとんど使わないかも。

○即答は控へよ朧の夜である
空気読んでくださいね。

○不意に終わる即興劇や春の夜
春は気まぐれ、飽きるのも早い。

○危機一髪薔薇の芽にある発火点
トラップが多すぎます。

○奇声だけ発して戻る恋の猫
不完全燃焼ですな。

○踏青や発掘の穴とほく見え
発掘が終わったら元の野に戻してください。

○難解な発音記号つちふれり
電子辞書に発音してもらいましょう。

○エイプリールフール白い箱のはなし
まともに話を聞いて良いのやら。

○発音を真似る口元チューリップ
チューリップの花壇があったら文章になってるかも。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2018年 3月14日(水)13時14分53秒
  ○春の夜の一案としてあみだくじ
 あみだくじのあの図いいなぁ。

○百聞も一見もなく亀鳴けり
 しのごの言うな。かな。

○木の芽時一気にあおる鉄の鍋
 チャーハンかな?

○囀りが家の周りを一巡す
 ちかごろ目白もひよも来てる。

○アネモネや耳を触つて眠る癖
 スイート。

○犬ふぐり犬のふぐりの触れてをり
 なんか犬楽しそう。

○触診に桃の匂いの来ていたり
 白衣の清潔な看護婦さんいそう。

○梅の夜や引鉄に指触れている
 地雷踏んじゃいそう。

○幾度も「即ち」と言ひ卒業す
 白黒つけたい人なのね。

○即答は控へよ朧の夜である
 大人になるとね。そうかも。

○奇声だけ発して戻る恋の猫
 とぼけた猫。

○舌の絵と発音記号さえずれり
 あの舌の絵いろんなものに見えてくる。

○発声練習沈丁花どこかで開く
 集中してないね。

○しばらくはふらここにゐる現在地
 現地情報確認。

○チューリップ畑記憶喪失になる
 夥しいチューリップ見たら記憶をなくしそう。

○リア王の扮装で来て虻の昼
 次は虻が狙ってる。

○蟻穴を出づるや保育園の庭
 きょとんとしてる蟻。

○苗札の少し後ろに反り返る
 で?っていう余韻。
 

選句です

 投稿者:ぽぽな  投稿日:2018年 3月14日(水)10時01分46秒
  ○シンバルの一音響く春の星
おもちゃのシンバルっぽい。

○一番で忘れし校歌花ミモザ
校歌感あります。

○一輪車の少女に春の手足かな
春の手足で決まり!

○逃げ水の一つ目小僧ゆるんでる
言葉の関節が緩んだ感じが逃げ水っぽい。

○梅林の古き一樹に会ひに来し
やっと会えたね。

○囀りが家の周りを一巡す
自然のサラウンドスピーカーがベストですね。

○アネモネや耳を触つて眠る癖
それを知ることのできる間柄。

○てのひらの触れる記憶や春の昼
皮膚の記憶は言葉になる前感あり。

○古書骨董即売会つちふれり
つちふる感満載。

○春の虹即インスタにあふれたり
時宜の句。

○即興の歌口づさみ豆の花
いいね。

○不意に終わる即興劇や春の夜
その余韻が味わい深いですね。

○舌の絵と発音記号さえずれり
映像出ました!

○発条抜けてシャープペンシルただの棒
棒の種類思った。おかしい。

○彼方より発破の音や雪解山
映画で見たよう。

○エイプリールフール白い箱のはなし
象徴的ドラマ感濃厚。

○駅からの道を確かむ桜東風
旅の趣。いいですね。

○発音を真似る口元チューリップ
可愛いですね。

ありがとうございました。

http://www.facebook.com/PoponaTsukino

 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2018年 3月14日(水)05時08分39秒
  ◯一塊の雲流れ着く紫雲英かな
一介の雲助。

◯一言の翼となりて初桜
人ごとの桜。

◯一向に進まぬ会議帰る雁
IKKOの雁。

◯一発が欲しいと云はれ石鹸玉
一髪の謂れ。

◯一番で忘れし校歌花ミモザ
ニチバンのエロミモザ。

◯一命はたんぽぽの上に宿りたる
一名のボボ。

◯一面に見たくない顔つちふるよ
イケメンの拓。

◯一輪車の少女に春の手足かな
一厘の波留。

◯即興の歌口づさみ豆の花
卒倒の与太。

◯即席のラーメン軽い春愁
足跡のオーメン。

◯即答は控へよ朧の夜である
続投の控え。

◯即物はボタン具象は穴よ春爛漫
俗物のアンポンタン。

◯発言の所在は末黒の芒
八軒の鈴木。

◯発射するものがないので春眠す
覇者の寸民。

◯発条抜けてシャープペンシルただの棒
発情の欲棒。

◯発声練習沈丁花どこかで開く
ハッセーのシクラメン。

◯発熱の予感モンシロチョウ匂う
初音のミク。

◯発音を真似る口元チューリップ
嘉葎雄の元兄。
 

選句しました

 投稿者:由季  投稿日:2018年 3月13日(火)22時12分10秒
  ○のどけしや画面一杯にひふみん
「ひふみん」の音も春っぽい。

○一発が欲しいと云はれ石鹸玉
狙って一発が出るものでもないし、困ります。

○一番で忘れし校歌花ミモザ
一番覚えていれば良いほうです。

○春の夜の一案としてあみだくじ
一案の苦し紛れな感じがいいですね。

○囀りが家の周りを一巡す
そうそう、囀りながら移動するのです。

○アネモネや耳を触つて眠る癖
ライナスの毛布のように安心。

○春の月鎖骨に触るる犬の舌
あたたかく湿った感じが春の夜に合う。

○おしやべりを怒られて即つくしんぼ
ちょっと可愛すぎるけれど許しましょう。

○即興の歌口づさみ豆の花
豆の花のひらひらが即興と通じる。

○不意に終わる即興劇や春の夜
きっと始まりも終わりも唐突なのでしょう。

○風船を配る即戦力の我
自らを即戦力とアピールしなければならない状況がツライ。

○揮発せぬやうにと言はれ青き踏む
青という字が上手く使われています。

○発条抜けてシャープペンシルただの棒
あの、どうしようもない感じ、わかります。無季ですが春っぽいかも?

○しばらくはふらここにゐる現在地
ふらここの揺れを感じます。現在地とあえて言いなおした所が新鮮。

○蟻穴を出づるや保育園の庭
蟻にとっては、災難以外の何物でもない。

○発毛を促すやうな蝌蚪の紐
なんでもそう思えるんですね。あまり気にしないほうがいいですよ。

○負け試合より帰り来し春コート
コートをひるがえしても、カッコがつかない。

○眠れずの夜を侵しゆく黄水仙
詠み振りがなんだかうつくしい。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2018年 3月13日(火)17時22分36秒
  ○指先にのせる一滴の春月
春月の柔らかい光を感じます。

○春一番カラーコーンを積み重ね
春は工事が多く、重量感と風の強さが響き合っています。

○囀りが家の周りを一巡す
零れては鳴いて。賑やかな春。

○春の月鎖骨に触るる犬の舌
ご主人にじゃれているんでしょうね。優しいシーン。

○蝶と蝶触れて離れて観世音
観世音への飛び方がいい。

○おしやべりを怒られて即つくしんぼ
たちまちシーンと。

○永き日や即席麺に湯を注ぎ
土曜日の昼。のんびり。

○幾度も「即ち」と言ひ卒業す
校長先生の話でも代表の言葉でも、臨場感あり。

○湯に躍る即席麺と朧夜と
夜食でしょうか。

○不意に終わる即興劇や春の夜
アングラっぽい。

○難解な発音記号つちふれり
不思議な記号ありますよね。つちふれりで、地球以外の言葉のようです。

○発言の所在は末黒の芒
政治家のよう。何もかも埋没。

○発声練習沈丁花どこかで開く
強い香りが届いて、揃った声がよく合う。

○しばらくはふらここにゐる現在地
スマホの画面から現実のシーンに瞬時に移るような不思議な魅力。

○チューリップ畑記憶喪失になる
チューリップ畑がいい。

○リア王の扮装で来て虻の昼
べったり濃いメイクしていそう。刺されてしまったのか。

○発音を真似る口元チューリップ
英会話サークルが浮かびました。口元の動きとチューリップがいいです。

○負け試合より帰り来し春コート
色々と想像してしまいます。
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2018年 3月13日(火)15時37分27秒
  ◯一塊の雲流れ着く紫雲英かな
紫雲英野の広さ。

◯一番で忘れし校歌花ミモザ
二番は出ませんねなかなか。

◯一輪車の少女に春の手足かな
フレッシュな素肌感が伝わる。

◯夏みかん一箱しづこならどうする
どうしましょう。

◯春一番カラーコーンを積み重ね
生真面目な作業服の男が浮かぶ。

◯蟻穴を出づ触覚の痛さうに
そうだ。痛そう。

◯蟻穴を出て触角の落ち着かず
そうだ。ういういしい。

◯即物はボタン具象は穴よ春爛漫
よくわからないが、言い得て妙感あり。

◯風船を配る即戦力の我
なにごとも自覚は大事。

◯かたばみの咲いてロケット発射場
郊外のひろびろ田園感がロケットを輝かせる。

◯危機一髪薔薇の芽にある発火点
真っ赤に燃え咲くというわけ。危機一髪がおもしろい。

◯亀鳴くやサウス・ポーチン発電所
架空の発電所(ですよね?)と亀のすっとぼけた距離がいい。

◯発熱の予感モンシロチョウ匂う
蝶は案外熱っぽいんです。

◯乗継ぎのバス停春の時雨かな
おおごとでない春の感じ。

◯発音を真似る口元チューリップ
UとOの音の連打がいい。

◯苗札の少し後ろに反り返る
小学校の校庭の隅。

◯負け試合より帰り来し春コート
さらりと、それほど落ち込んでない。

◯眠れずの夜を侵しゆく黄水仙
上五中七のダラダラ感が不眠を表す。
フィニッシュが華麗。
 

選句です。

 投稿者:哲哉  投稿日:2018年 3月13日(火)04時05分19秒
  ○シンバルの一音響く春の星
その余韻の中に輝きあり。

○一言の翼となりて初桜
君がそう言ってくれるだけで僕は空も飛べる。

○一発が欲しいと云はれ石鹸玉
そんなこと言われても・・・。

○一輪車の少女に春の手足かな
細くて白く、あどけない手足。

○梅林の古き一樹に会ひに来し
梅の木にも大人とこどもがいます。

○アネモネや耳を触つて眠る癖
指摘されると照れてしまう。

○からめあふ触手と触手春の星
クラゲでしょうか。イソギンチャクかな。

○触診に桃の匂いの来ていたり
花の方の桃ですね。触診、くすぐったくて少しどきどきしてしまいます。

○即答は控へよ朧の夜である
ご、ごめんなさい。と言ってしまう説得力。

○不意に終わる即興劇や春の夜
エチュードはぬるっと終わるもの。大体どちらかが言葉を続けられなくなります。

○かたばみの咲いてロケット発射場
宇宙へのロマン。かたばみが星に見えます。

○奇声だけ発して戻る恋の猫
嫌われちゃったかな。

○発条抜けてシャープペンシルただの棒
僕の筆箱の中身が一瞬にしてすべてただの棒になっちゃった。

○発熱の予感モンシロチョウ匂う
熱が出るときって感覚がすごく鋭敏になるかすごく鈍るかどちらかですよね。あれ、何なんでしょう。モンシロチョウの匂い、新鮮。

○エイプリールフール白い箱のはなし
たぶん、信じてもらえない。

○リア王の扮装で来て虻の昼
リア王、シェークスピアもびっくりのシュールな喚起力。

○苗札の少し後ろに反り返る
観察眼に脱帽。

○負け試合より帰り来し春コート
かける言葉を選びます。
 

選句追加

 投稿者:苑を  投稿日:2018年 3月12日(月)22時20分42秒
  すみません17句になってます。1句追加です。

○苗札の少し後ろに反り返る
読むのに丁度いい反り。
 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年 3月12日(月)21時39分36秒
  ○のどけしや画面一杯にひふみん
笑顔にほのぼの。

○一発が欲しいと云はれ石鹸玉
そういわれてもねぇ、しゃぼん玉吹いてから考えよ。

○一輪車の少女に春の手足かな
春の手足がのびやか。

○木の芽時一気にあおる鉄の鍋
勢いがあって美味しそうな匂いがしてくる。

○囀りが家の周りを一巡す
良き処にお住まいですね。

○アネモネや耳を触つて眠る癖
安眠できそうやなぁ。

○蝶と蝶触れて離れて観世音
いかにも春の昼の静かな景。

○即興の歌口づさみ豆の花
豆の花の庶民的な感じが良きかな。

○即答は控へよ朧の夜である
後で後悔しないように、慌てない慌てない。

○不意に終わる即興劇や春の夜
ぷっつん感が春なのだ。

○風船を配る即戦力の我
必要とされているって凄い。

○揮発せぬやうにと言はれ青き踏む
揮発せぬやうに、が良く出ました~。

○亀鳴くやサウス・ポーチン発電所
音の響きが妙に決まっている。

○いちまいの薄氷として終はりけり
それもまたありでせう。

○エイプリールフール白い箱のはなし
白い、が象徴的。

○発音を真似る口元チューリップ
可愛い。

○発毛を促すやうな蝌蚪の紐
まずはアプローチから。

○苗札の少し後ろに反り返る
もう芽が出てきそうな気配。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年 3月12日(月)20時49分3秒
  ○シンバルの一音響く春の星
類句はあるかもだけれど春星の瞬きが見えます。

○一塊の雲流れ着く紫雲英かな
紫雲英田が広がってくる。

○一輪車の少女に春の手足
そうだね。

○夏みかん一箱しづこならどうする
しづこ、平仮名表記も含めよい選択。

○囀りが家の周りを一巡す
一羽が飛べばみんな飛ぶ。

○てのひらの触れる記憶や春の昼
春の昼が幼かった子供とかを思わせる。

○蝶と蝶触れて離れて観世音
見たことのある光景。

○チューリップ発売開始即売切
チューリップを売ったわれではないですよね。

○永き日や即席麺に湯を注ぎ
食事時間ではないときなのかな。

○即興の歌口づさみ豆の花
自分だけのなんかいいことあった日かも。

○かたばみの咲いてロケット発射場
かたばみ咲いていそう。

○亀鳴くやサウス・ポーチン発電所
ここも亀が鳴きそう。

○発熱の予感モンシロチョウ匂う
匂うのよ発熱の前は。

○エイプリールフール白い箱のはなし
このエイプリールフール句の取り合わせは凄くいい。

○駅からの道を確かむ桜東風
桜東風がまさに華があってよい日っぽい。

○穴を出づるや保育園の庭
よいところに出ましたね。蟻さん(だと勝手に思う)。

○試合より帰り来し春コート
応援に行ってきた感じ。
 

選句しました

 投稿者:火尖  投稿日:2018年 3月12日(月)02時25分54秒
  ○のどけしや画面一杯にひふみん
ひふみんの音は任天堂のゲーム「ピクミン」にも通じ読み手の心裡に働きかける。

○一面に見たくない顔つちふるよ
重ね塗りするようにどんよりとした季語を持ってきて、本当に見たくないんだなって。

○一輪車の少女に春の手足かな
いい。

○噂では一人死にたる野焼かな
噂で終わらせる腹積もりなのか、野焼きの臭いがすごい。

○夏みかん一箱しづこならどうする
戸惑うだろうか。いまさらとか言わず戸惑ってほしい気がする。

○春の夜の一案としてあみだくじ
一案としてという遠慮とか、それがあみだくじであるところとか、そういうことで生まれる空気が、これこそ春の夜だと思わせる。

○合コンの触媒としてレタス食む
重要な役ではあるが、願ってのものではない。レタスを処理して皿を空け注文と会話を促す。

○おしやべりを怒られて即つくしんぼ
即つくしんぼの音の良さと、それが怒られてそうなったというコミカルさと

○チューリップ発売開始即売切
チューリップの一物の句として読む。その方が面白い。

○幾度も「即ち」と言ひ卒業す
ちょっと気取ったところが可笑しい

○即興の歌口づさみ豆の花
豆の花が奏功

○かたばみの咲いてロケット発射場
辺鄙だけど開けたところにある発射場。かたばみが眩しい。

○亀鳴くやサウス・ポーチン発電所
何となく東アジア感漂う架空地名(多分)が不思議な味を出している。

○しばらくはふらここにゐる現在地
簡単に自分の現在地が分かる時代の俯瞰の視点。

○発音を真似る口元チューリップ
唇を突き出して舌を歯の裏に当ててとか言われても分からないし苦手でしたが、チューリップもってくるのはうまい。

○発毛を促すやうな蝌蚪の紐
目から入って毛根に働きかけるような効果が確認されました。

○苗札の少し後ろに反り返る
それにしてもこの句の佇まいが、少し後ろに反り返る苗札をよく表している。

○負け試合より帰り来し春コート
肩を落とした様子と、春コートの明るく軽やかな感じがちぐはぐで面白い。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 3月11日(日)19時43分28秒
  ゆかりさん、ファイルよろしくお願いします。

◯一命はたんぽぽの上に宿りたる
 そうですか、一命ですか。たいへん重い言葉だと思う。

◯一面に見たくない顔つちふるよ
 そんなときはさっさとかえればいいと思う。

◯一輪車の少女に春の手足かな
 春の手足がすごくいいと思う。

◯夏みかん一箱しづこならどうする
 どうすると言われてもしづこ困っちゃうと思う。

◯木の芽時一気にあおる鉄の鍋
 ちょっといっちゃった人ではないかと思う。

◯蟻穴を出づ触覚の痛さうに
 ほんとに痛そうだと思う。

◯犬ふぐり犬のふぐりの触れてをり
 すこし恥ずかしいと思う。

◯地虫出づまづ触角の摘まれり
 地虫かわいそうだと思う。

◯蝶と蝶触れて離れて観世音
 観世音きっと嬉しいのだと思う。

◯古書骨董即売会つちふれり
 どのみち埃だらけだと思う。

◯かたばみの咲いてロケット発射場
 打ち上げ失敗だと思う。

◯危機一髪薔薇の芽にある発火点
 触らないほうがいいと思う。

◯難解な発音記号つちふれり
 もうなにがなんだか分からなくなっているのだと思う。

◯発射するものがないので春眠す
 もうおしまいなのだと思う。

◯チューリップ畑記憶喪失になる
 あ、ここにも行っちゃった人がいると思う。

◯春の月沈没船の夢の中
 空母レキシントンのことだと思う。

◯発毛を促すやうな蝌蚪の紐
 促しても生えてこないと思う。

◯眠れずの夜を侵しゆく黄水仙
 眠れずの夜ってちょっと不思議な言い方だと思う。
 

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2018年 3月11日(日)16時19分11秒
  ○のどけしや画面一杯にひふみん
ひふみんの存在、かわいくてずるいと思うんです。

〇一塊の雲流れ着く紫雲英かな
小さなころ見た風景。最近はレンゲを見ません。

○一番で忘れし校歌花ミモザ
一番すら覚えていなかったりも。ミモザがぼんやりとしていていいです。

○一輪車の少女に春の手足かな
伸びやかで元気いっぱいなのでしょう。噂では一人死にたる野焼かな

○夏みかん一箱しづこならどうする
しづこ、誰なんだ。

〇春の夜の一案としてあみだくじ
ゆっくりとした時間。

〇囀りが家の周りを一巡す
鳴きながら飛んでいたのかな。

○からめあふ触手と触手春の星
イソギンチャク辺りかなあと思いました。空の星と海底の対比。

○触診に桃の匂いの来ていたり
いい匂いのお医者さん、いそうですね。
でも確かにこの桃は果実の匂いな気がする。

○梅の夜や引鉄に指触れている
和風ハードボイルドな世界。

○風船を配る即戦力の我
今はまだ雌伏の時。頑張れ!

〇奇声だけ発して戻る恋の猫
どうやら不首尾に終わったらしい。これからよく聞こえる時期ですね。

○発条抜けてシャープペンシルただの棒
ふふふとなってしまいました。確かに。

○発熱の予感モンシロチョウ匂う
匂うが面白いです。予兆ってありますよね。

○エイプリールフール白い箱のはなし
なんだろう。どんな話だろう。とても引かれます。

〇乗継ぎのバス停春の時雨かな
みんな小さな屋根の下に。

〇猫の恋余罪追及するごとし
めちゃくちゃ責めてますよね、あの声。

〇夕東風や主人だけ知る種麹
個人的には秘伝の味とか、使いつぎ足されているものにちょっと得体のしれない怖さを感じる。
 

選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2018年 3月11日(日)14時53分7秒
  ◯のどけしや画面一杯にひふみん
 いつも笑っている印象のこの人はたしかにのどか。

◯一発が欲しいと云はれ石鹸玉
 期待に答えられたのかどうか。ものすごく大きなやつが出来たかも。

◯一輪車の少女に春の手足かな
 一輪車と少女が合体することで、手足が「春の手足」になります。

◯春の夜の一案としてあみだくじ
 適当さがいいのか。一本まちがえてもおぼろのせいにしたりして。

◯梅林の古き一樹に会ひに来し
 梅の木の病気があって心配でもありますが、毎年会いに来る老樹というのはあると思う。

◯アネモネや耳を触つて眠る癖
 アネモネと耳が呼応してとても春っぽい。そして、眠りに入る癖として耳というのは意外とリアルな気がします。

◯おしやべりを怒られて即つくしんぼ
 てへ。つくしんぼのおかげでさほど深刻でなく、おちゃめな感じがします。

◯即興の歌口づさみ豆の花
 この即興歌もきっと豆の花みたいに軽快でかわいいんでしょう。

◯即答は控へよ朧の夜である
 なるほど。もったいぶるのでなく、ぼんやり感というかまったり感?が必要なのでは。

◯奇声だけ発して戻る恋の猫
 まあ、できればファイトせずに済めば苦労はないですから^^;とはいえ、やっぱり負けたってことかしらん?

◯揮発せぬやうにと言はれ青き踏む
 すてきだ。注意しないと揮発してしまうなんてまさに春。

◯いちまいの薄氷として終はりけり
 それでもいつかとけてしまう春の終わりのせつなさ。

◯しばらくはふらここにゐる現在地
 浮遊感。しばらくののちは、風まかせ。そして誰もそのさきをしらない。

◯チューリップ畑記憶喪失になる
 そうなったら楽かなぁと思うこともあります。チューリップが明るくてカラフルだから、一瞬飛んでしまっただけでしょう。

◯リア王の扮装で来て虻の昼
 なんだか偉そうなのに滑稽な感じが好き。句としては、扮装をしているのは人なんでしょうが、虻のもこもこのところと羽がマントのように見えなくもない。

◯中空に魔女が船置く春の海
 厳しい冬が終わったから、魔女も一息入れているところでしょうか。

◯発毛を促すやうな蝌蚪の紐
 あのうにゅうにゅした動きはたしかにそんな感じ。

◯苗札の少し後ろに反り返る
 見やすいように、という作業した人の人となりが出ています。


久しぶりに参加させていただきました。ありがとうございました。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 3月11日(日)10時55分26秒
  ○のどけしや画面一杯にひふみん
 鼻の穴の白髪が気になる~。

○夏みかん一箱しづこならどうする
 ほんと、どうするかしら。

○梅林の古き一樹に会ひに来し
 思い出が沢山ありそう。

○百聞も一見もなく亀鳴けり
 この開き直りがいいな。

○アネモネや耳を触つて眠る癖
 むにゃむにゃ・・・・

○蟻穴を出て触角の落ち着かず
 発見!

○犬ふぐり犬のふぐりの触れてをり
 即物描写?

○佐保姫の触るれば目覚めゆく大和
 沈んだ大和を目覚めさせてください。

○触診に桃の匂いの来ていたり
 この句、果実の桃と思う。

○蝶と蝶触れて離れて観世音
 なむなむ。

○揮発せぬやうにと言はれ青き踏む
 揮発しそうな人って、もしかして精神を病んでいる?

○いちまいの薄氷として終はりけり
 とてもいいけど、他人のことよね?

○しばらくはふらここにゐる現在地
 久しく乗っていないぶらんこ。乗りたくなりました。

○リア王の扮装で来て虻の昼
 そういえば、虻ってそんな色合い。

○駅からの道を確かむ桜東風
 ゆるゆると歩いてみたい景色です。

○原石は未だ原石風光る
 そう、これからが私の人生です、って。頑張れ!!

○乗継ぎのバス停春の時雨かな
 濡れてよし。

○発音を真似る口元チューリップ
 幼児の英語教室。かわいい。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 3月11日(日)09時56分36秒
  ◎のどけしや画面一杯にひふみん
あの人、敬虔なクリスチャンなのです。

◎一発が欲しいと云はれ石鹸玉
バッターかざぐるま?

◎春の夜の一案としてあみだくじ
面白い。

◎アネモネや耳を触つて眠る癖
既視感あるが、何度でも採ります。

◎犬ふぐり犬のふぐりの触れてをり
小型犬、可愛い。

◎佐保姫の触るれば目覚めゆく大和
敷島感、でっかくていい。

◎春の月鎖骨に触るる犬の舌
大型犬っぽくて、うらやましい。

◎触診に桃の匂いの来ていたり
きみ、風邪ひいてるね。

◎蝶と蝶触れて離れて観世音
観音像の曲線が見えます。

◎即興の歌口づさみ豆の花
季語が効いています。

◎即席のラーメン軽い春愁
あの軽さ。

◎揮発せぬやうにと言はれ青き踏む
みずからの蓋を閉めよ。

◎舌の絵と発音記号さえずれり
ああ見たことあるなあ。

◎発熱の予感モンシロチョウ匂う
間違いなく発熱します。

◎いちまいの薄氷として終はりけり
この境涯はなかなかいい。

◎しばらくはふらここにゐる現在地
ひとりぼっち感がいい。

◎蟻穴を出づるや保育園の庭
ああ、あそこに出たか。

◎乗継ぎのバス停春の時雨かな
疑いようもなく春の時雨。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 3月11日(日)07時57分53秒
  ☆一塊の雲流れ着く紫雲英かな
 おだやかな日和。

☆一言の翼となりて初桜
 なんとなく解るような感覚。

☆一輪車の少女に春の手足かな
 バランスを取りながら。

☆春の夜の一案としてあみだくじ
 よい案が出たね。

☆梅林の古き一樹に会ひに来し
 愛されている梅。

☆囀りが家の周りを一巡す
 ゆるりと。

☆春の月鎖骨に触るる犬の舌
 鎖骨の持主、女性であってほしい。

☆永き日や即席麺に湯を注ぎ
 3分待つ間の永日感。

☆即興の歌口づさみ豆の花
 即興で歌を作れるのは才能と思う。

☆不意に終わる即興劇や春の夜
 春の夜の不穏な感じ。

☆人呼んで彼岸太郎と発します
 香具師だろうか。売れないかも。

☆雪虫に挑発されてゐるらしく
 その挑発には乗ってもよろしい。

☆竜天に発車時刻の正確さ
 勿論、到着時刻も正確。JR東海だな。

☆蟻穴を出づるや保育園の庭
 園児に見つめられて。

☆発音を真似る口元チューリップ
 破裂音を真似るときって意外と艶っぽい。

☆発毛を促すやうな蝌蚪の紐
 促すねぇ。

☆苗札の少し後ろに反り返る
 うむ、俳句だ。

☆負け試合より帰り来し春コート
 ちょっと背を丸めて。
 

一触即発句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 3月11日(日)01時27分40秒
  投句一覧です。

【一】
シンバルの一音響く春の星
チューリップ日本一となりにけり
のどけしや画面一杯にひふみん
一塊の雲流れ着く紫雲英かな
一言の翼となりて初桜
一向に進まぬ会議帰る雁
一発が欲しいと云はれ石鹸玉
一番で忘れし校歌花ミモザ
一命はたんぽぽの上に宿りたる
一面に見たくない顔つちふるよ
一輪車の少女に春の手足かな
噂では一人死にたる野焼かな
夏みかん一箱しづこならどうする
指先にのせる一滴の春月
春の夜の一案としてあみだくじ
春一番カラーコーンを積み重ね
逃げ水の一つ目小僧ゆるんでる
梅林の古き一樹に会ひに来し
百聞も一見もなく亀鳴けり
木の芽時一気にあおる鉄の鍋
囀りが家の周りを一巡す

【触】
アネモネや耳を触つて眠る癖
からめあふ触手と触手春の星
てのひらの触れる記憶や春の昼
外に出よ触るるばかりに春電車
蛙の目借り時みみに触れこゑに触れ
蟻穴を出づ触覚の痛さうに
蟻穴を出て触角の落ち着かず
空き部屋のパネルに触れて暖かし
犬ふぐり犬のふぐりの触れてをり
合コンの触媒としてレタス食む
佐保姫の触るれば目覚めゆく大和
春の月鎖骨に触るる犬の舌
触診に桃の匂いの来ていたり
地虫出づまづ触角の摘まれり
蝶と蝶触れて離れて観世音
梅の夜や引鉄に指触れている
八重咲きの椿触れれば落椿

【即】
おしやべりを怒られて即つくしんぼ
チューリップ発売開始即売切
永き日や即席麺に湯を注ぎ
幾度も「即ち」と言ひ卒業す
古書骨董即売会つちふれり
冴返る即席めんのぐらぐらと
三寒を射る即席ラーメンの緒
春の虹即インスタにあふれたり
即興の歌口づさみ豆の花
即席のラーメン軽い春愁
即答は控へよ朧の夜である
即物はボタン具象は穴よ春爛漫
田螺鳴く即席ラーメンほぼ空つぽ
湯に躍る即席麺と朧夜と
特大の即席ラーメン春の水
不意に終わる即興劇や春の夜
風船を配る即戦力の我
朧月即席麺ふやける匂ひ

【発】
かたばみの咲いてロケット発射場
危機一髪薔薇の芽にある発火点
奇声だけ発して戻る恋の猫
揮発せぬやうにと言はれ青き踏む
亀鳴くやサウス・ポーチン発電所
人呼んで彼岸太郎と発します
雪虫に挑発されてゐるらしく
舌の絵と発音記号さえずれり
鳥雲に入る足足足足を発掘
踏青や発掘の穴とほく見え
難解な発音記号つちふれり
発言の所在は末黒の芒
発射するものがないので春眠す
発条抜けてシャープペンシルただの棒
発声練習沈丁花どこかで開く
発熱の予感モンシロチョウ匂う
彼方より発破の音や雪解山
竜天に発車時刻の正確さ

【当季雑詠】
いちまいの薄氷として終はりけり
エイプリールフール白い箱のはなし
しばらくはふらここにゐる現在地
チューリップ畑記憶喪失になる
リア王の扮装で来て虻の昼
駅からの道を確かむ桜東風
懐かしき本の漫画化鳥雲
蟻穴を出づるや保育園の庭
原石は未だ原石風光る
春の月沈没船の夢の中
乗継ぎのバス停春の時雨かな
石段の鉤のかたちよ桃の花
中空に魔女が船置く春の海
猫の恋余罪追及するごとし
発音を真似る口元チューリップ
発毛を促すやうな蝌蚪の紐
苗札の少し後ろに反り返る
負け試合より帰り来し春コート
眠れずの夜を侵しゆく黄水仙
夕東風や主人だけ知る種麹
韋駄天の集う場所なり芝を焼く

(以上)

18句選(特選、逆選なし)
選句締切:3月14日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

自己紹介

 投稿者:火尖  投稿日:2018年 3月10日(土)12時30分11秒
  西川火尖(かせん)です。
炎環にいます。
いままで参加のタイミングを逃して来ましたが、今後よろしくお願いします。
手土産に哲哉くん連れてきました。

初回、中々振るわなかったですが多彩な句とテンポの早い選評、面白かったです。
一触即発も参加します。
よろしくお願いします。

 

自己紹介と感想

 投稿者:哲哉  投稿日:2018年 3月 9日(金)18時26分26秒
  みなさま、「四人囃子句会」、ありがとうございました。
改めまして、若林哲哉と申します。
「萌」、「奎」に所属しつつ、「金沢大学俳句会」で代表などやっております。
句会に飢えていた僕が火尖さんに「句会したいよ~!」とわがままをいったところ、
「良い掲示板句会がある」ということで、初参加させていただきました。
(と言いつつ、心細かったので火尖さんに保護者としてついてきてもらいました。)

句会、とても楽しかったです。普段はここまで出句数の多い句会に参加できていないので、
母数が80句以上!贅沢・・・16句も選べる!贅沢!いろんな人のお話が聞ける!贅沢!
と非常に面白く参加させていただきました。次回も参加します。
ちなみに雪国に住んでいるのでラッセル車はとても身近です。

若輩者ですがよろしくお願いします!
 

一触即発句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 3月 8日(木)22時47分34秒
   出題します。

【一】
【触】
【即】
【発】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:3月10日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

いらっしゃいませ

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 3月 8日(木)22時47分10秒
   火尖さん、哲哉さん、ようこそ。よろしかったら簡単な自己紹介と初参加のご感想をお聞かせ下さい。  

四人囃子句会

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 3月 7日(水)23時13分31秒
  集計です。間違いありましたら、ご一報ください。


氷上の四人のそだねそだね春      なむ  ぽ
意図もなく人体はやがて風船      なむ
いかのぼり囃されすぎてなみだぐむ   なむ  火哲洋百由
凝視するお子さまランチうららけし   なむ  け
ふらここの此処ぽつかりと日が当たる  なむ  朝亜あ由ゆ

牡丹雪空の四隅のあをあをと      朝比古 亜由ゆぽ
白梅に人ひそひそと集まりぬ      朝比古 月洋百由
はろばろと春の祭の囃かな       朝比古
子を隠す小さき炬燵塞ぎけり      朝比古 百
乾杯の挨拶止めよ春の宴        朝比古

春の雨四条大橋あたりから       ぽぽな さ亜あ
人形を抱けば眠れる春の雪       ぽぽな 亜洋百
小噺に春愁の頬ほどけけり       ぽぽな さ
子を人に預けて朧夜となりぬ      ぽぽな 火苑あ洋由ゆ
春の月おとぎ話を聞いている      ぽぽな 朝洋百

四人目は田螺のやうな男なり      月犬  朝火哲亜苑海洋由ゆ
梅の夜幽かに人体模型鳴る       月犬  むさ亜苑けぽ
噺家の後家が梅見て酔ふてをり     月犬  洋
病める子の窓にぽつかり春の月     月犬  む哲さぽ
昼酒や蛇みな穴を出たところ      月犬  む哲さ亜苑あ洋由ゆ

「涅槃雪」中継=四条河原町      さち  む
日曜日一人静と人一人         さち  ぽ
木蓮や持て囃されても童貞       さち  哲海洋
雛収め子供料金との別れ        さち
雁帰る途に逆らひ上京す        さち  あ

すかんぽ齧る四冊の恐竜図鑑      洋子  百ゆ
ネアンデルタール人田螺鳴いてゐる   洋子  月あ
タンポポの囃し立ててるこゑなるか   洋子  月
クロッカスお針子さんの椅子がある   洋子  月亜苑海由ぽ
鳥止まらず素泊まりの人しづかなり   洋子  海あ

午後四時のラジオの時報春の風邪    亜紀  朝む火ゆ
人形のまつ毛長々春の宵        亜紀  朝哲け
囃すごと止まぬ囀り帝釈天       亜紀  朝月さ苑海
まだ知らぬ子犬の名前春の風      亜紀  火海ぽ
パン焼けて弥生の空となりにけり    亜紀  火哲百
洗濯機回す午後なり卒業期       亜紀  朝火あ
ふちねこのこちらを向きたる春の塵   亜紀  月
桃の日のシンクつやつやしてゐたり   亜紀  朝む哲苑あ百

春一番本で埋まりし四畳半       由季  月哲亜け百ぽ
春めける二人羽織の箸と口       由季  朝む哲亜苑海け
漫才の出囃子に乗り三月来       由季  火け
菜の花や男女わからぬ子らの声     由季  む哲苑海け百
人形の配置の変はる朧かな       由季  むさ亜け洋

囀や部屋を四角くして返す       あんこ 朝哲亜苑海け洋百ゆぽ
たましひの呟く一人静かな       あんこ
次々と囃すがごとくしやぼん玉     あんこ 朝苑百由ぽ
新しき楽譜配られ風信子        あんこ 朝む月哲亜けぽ
はくれんの空に混み合うてゐたり    あんこ さけ由

持ち帰りカレー四辛春の雨       火尖  むゆ
三月号付録人体迷路かな        火尖  洋ゆ
お囃子の先に来てゐる春の夢      火尖  海け
白藤や捨子がゐたら拾おうか      火尖  月ぽ
春泥の周り囃してゐる手足       火尖  あ

四片の順に散り往く花水木       けんじ 火
佐保姫に人事異動を告げられし     けんじ 朝哲苑百由
お囃しのごと口ひらき磯巾着      けんじ 火亜ゆ
雛の客甘辛団子持参せり        けんじ さ百
卒業式下駄箱の皆がらんだう      けんじ む苑海洋

四方山の南南東に梅ひらく       海太  月さ
マッチングアプリ求む花人求月     海太
囃されてより鮮明に双つ蝶       海太  む
孔子老子孟子花子春の麻雀大会     海太  火月
返事してくださいだつて抱卵期     海太  月ゆぽ

ミニ四駆うぐひす餅にゆきあたる    哲哉  朝火さ亜あ百由ゆ
人間に生き死にのある梅見かな     哲哉  月さ海
わたくしに囃子としての桜東風     哲哉  海
ベトナムの子猫なりけり顎に傷     哲哉  火
銃に似る風呂の洗剤二月尽       哲哉  む火苑海あけ由ゆ

春風や四隅押さへる石さがす      百花  む哲さ苑け洋由
人見知りする児へ持たす雛あられ    百花  火あ洋由
春苺いちご旨しと囃すなり       百花
彼岸婆後生大事と子をさとす      百花
健気とはあのころのこと桃の花     百花  月

この丘の四方八方花大根        苑を  朝洋由
春の雷人体模型直立す         苑を  さぽ
囃されて紅梅ぽんぼんとひらく     苑を  朝け百
子猫五匹生まれ小皿の五個並ぶ     苑を  月海
春昼の階段滑り易きかな        苑を  火哲あゆ

卒業の夜も始発まで四人かな      ゆかり さ苑あけ
人類に日曜日ある朧かな        ゆかり 海ぽ
出囃子の時折聞こえ雛の日       ゆかり む亜ぽ
佐保姫の親子連れゐる谷中かな     ゆかり
まんさくを見に行くといひそれつきり  ゆかり 月さあ
 

選句です

 投稿者:ぽぽな  投稿日:2018年 3月 7日(水)22時38分11秒
  ○牡丹雪空の四隅のあをあをと
空って四隅あるんだね。

○春一番本で埋まりし四畳半
幸せね。

○氷上の四人のそだねそだね春
可愛かった。

○囀や部屋を四角くして返す
四角くして、がうまい。

○春の雷人体模型直立す
確かに直立ですね。

○人類に日曜日ある朧かな
あってよかった。

○日曜日一人静と人一人
桃源はここにも。

○梅の夜幽かに人体模型鳴る
とっても不思議な空間になりました。

○次々と囃すがごとくしやぼん玉
明るいね。

○出囃子の時折聞こえ雛の日
乙。

○クロッカスお針子さんの椅子がある
職人好き。

○まだ知らぬ子犬の名前春の風
柔らか。

○新しき楽譜配られ風信子
気持ちいいですね。

○白藤や捨子がゐたら拾おうか
身のうちの鬼子母神の目覚め。

○病める子の窓にぽつかり春の月
早く良くなってね。

○返事してくださいだつて抱卵期
心はいつも動いています。

ありがとうございました。

http://www.facebook.com/PoponaTsukino

 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 3月 7日(水)21時09分58秒
  ○すかんぽ齧る四冊の恐竜図鑑
 恐竜図鑑にしては四冊は多いですね。怪獣やポケモンではないのに、とも思います。また、「すかんぽ齧る」との離れ具合がすごいです。

○ミニ四駆うぐひす餅にゆきあたる
 ふにゃっと停まるのですね。

○牡丹雪空の四隅のあをあをと
 局所的な牡丹雪なのですね。

○午後四時のラジオの時報春の風邪
 寝床で所在なくラジオを聞いているのでしょうか。

○四人目は田螺のやうな男なり
 これ、男性遍歴のことなのかなあ。執拗にからだじゅうをねっとり舐め回すとか…。

○持ち帰りカレー四辛春の雨
 「春の雨」がなんだか効いていますね。「帰り」「カレー」「辛」の音韻的しつこさもよいです。

○囀や部屋を四角くして返す
 引越ですね。ものがなくなると囀が響いたりします。

○三月号付録人体迷路かな
 「人体迷路」というのがなんだかすごいですね。そんな歌謡曲ないかな。

○お囃しのごと口ひらき磯巾着
 はい、指を突っ込んだりします。

○子を人に預けて朧夜となりぬ
 うちの場合は年寄りを預けてですが、忘れていた感じがあります。

○ふらここの此処ぽつかりと日が当たる
 たんぽぽのぽぽのあたりを思い出しますが、「此処」がいいですね。

○銃に似る風呂の洗剤二月尽
 たしかに引き金がついていて、出てくるものは危険です。

○春昼の階段滑り易きかな
 お気をつけ下さい。私、十日くらい前に階段落ちしました。骨は折れませんでしたが、内出血で大腿が広域的に変色して
まだ腫れています。

○昼酒や蛇みな穴を出たところ
 うわばみでしょうか。

○桃の日のシンクつやつやしてゐたり
 変なものを詠みましたね。

○返事してくださいだつて抱卵期
 なんだか横柄ですね。
 

おはようございます

 投稿者:京野さち  投稿日:2018年 3月 7日(水)06時41分15秒
  けんじさんご指摘ありがとうございます。「合うて」は「合ひて」のウ音便ですから歴史的仮名遣いでも「合うて」で良いのですね。「分かっていない」とは私の事でしょうね(苦笑)お目汚し失礼しました。  

選句

 投稿者:由季  投稿日:2018年 3月 6日(火)22時51分43秒
  ○この丘の四方八方花大根
紫の色合いがいいなと思いました。

○ミニ四駆うぐひす餅にゆきあたる
ミニ四駆、結構激しそうだけれど、うぐいす餅は無事でしょうか。

○牡丹雪空の四隅のあをあをと
牡丹雪って、空間の感覚を狂わせます。

○四人目は田螺のやうな男なり
田螺と言われたらそんなような。

○春風や四隅押さへる石さがす
風で飛んでしまうから、と思うと当たり前だけれど、「さがす」がのんびり気分。

○佐保姫に人事異動を告げられし
物腰は柔らかでも有無を言わせず。

○人見知りする児へ持たす雛あられ
お守りのように握りしめて。

○白梅に人ひそひそと集まりぬ
白梅らしさがあります。

○いかのぼり囃されすぎてなみだぐむ
そんな時代もあった、かも?

○次々と囃すがごとくしやぼん玉
囃すがごとく、賑やかに。

○クロッカスお針子さんの椅子がある
椅子を出してきたところがなかなか。

○子を人に預けて朧夜となりぬ
たまには、と思っても気になって。

○はくれんの空に混み合うてゐたり
既にあるかもしれないけれど上手いです。

○ふらここの此処ぽつかりと日が当たる
そういう不思議なぶらんこなのです。

○銃に似る風呂の洗剤二月尽
なんだか響き合っている。

○昼酒や蛇みな穴を出たところ
ゆるゆる感がいいですね。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 3月 6日(火)21時55分14秒
  ○すかんぽ齧る四冊の恐竜図鑑
 好きな子は四冊全部の名前と特徴も言えて。すかんぽの野生味。

○ミニ四駆うぐひす餅にゆきあたる
 ミニ四駆。ウイーリーしてたのかな。

○春一番本で埋まりし四畳半
 八畳でも本だらけ。

○囀や部屋を四角くして返す
 返すときは原状回復して。

○佐保姫に人事異動を告げられし
 立春から即。

○人形を抱けば眠れる春の雪
 眼をつぶる抱き人形。なつかし。

○白梅に人ひそひそと集まりぬ
 白梅らしいひそひそ。

○いかのぼり囃されすぎてなみだぐむ
 そんなつもりじゃなかったのに。高く上がり過ぎて。

○次々と囃すがごとくしやぼん玉
 賑やかに湧いてくるしゃぼん玉。

○囃されて紅梅ぽんぼんとひらく
 ぽん・ぼん・ぼん・ぽん。八重紅梅。

○菜の花や男女わからぬ子らの声
 幼稚園・保育園の子等。

○子を隠す小さき炬燵塞ぎけり
 子供の頃、よく潜った堀炬燵。

○雛の客甘辛団子持参せり
 自分の好きなものを持参。かわいい。

○パン焼けて弥生の空となりにけり
 弥生としたところがほっかり温かい。

○春の月おとぎ話を聞いている
 怖くないほうの、おとぎ話。

○桃の日のシンクつやつやしてゐたり
 つやつや磨けるシンクが欲しい。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2018年 3月 6日(火)21時22分19秒
  ○この丘の四方八方花大根
 やわらかい花大根の群れ。

○四人目は田螺のやうな男なり
 そうとうマニヤックな人だろうな。

○春風や四隅押さへる石さがす
 そうそう石が必要ですね。

○囀や部屋を四角くして返す
 何回か経験してるあの四角は印象的。

○三月号付録人体迷路かな
 付録っていいね。

○人形を抱けば眠れる春の雪
 ライナスの毛布的なかな。

○人見知りする児へ持たす雛あられ
 この児童タイプ。

○白梅に人ひそひそと集まりぬ
 なんだかヘンな集まりぽい。

○いかのぼり囃されすぎてなみだぐむ
 泣きそうっていい。

○噺家の後家が梅見て酔ふてをり
 噺家と後家と梅ってそろっちゃったね。

○木蓮や持て囃されても童貞
 木蓮がシブいかな。

○子を人に預けて朧夜となりぬ
 ひさびさのしずかな夜。

○春の月おとぎ話を聞いている
 まいばん聞きたい。

○人形の配置の変はる朧かな
 この気配朧ですね。

○卒業式下駄箱の皆がらんだう
 整然とがらんどうですね。

○昼酒や蛇みな穴を出たところ
 みんなこっちへ向かってるのかしら。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2018年 3月 6日(火)20時43分19秒
編集済
  ◯春一番本で埋まりし四畳半
そろそろ片付け時。

◯春風や四隅押さへる石さがす
ピクニックシートかブルーシートですかね。

◯卒業の夜も始発まで四人かな
これからはしばらくそれぞれの生活。

◯囀や部屋を四角くして返す
引っ越しシーズン。こんなに広かったんですね。

◯春めける二人羽織の箸と口
春ゆえのぎこちなさ。

◯人形のまつ毛長々春の宵
しかも夜中にどんどん伸びます。

◯梅の夜幽かに人体模型鳴る
鳴るパーツがいっぱいありますから。

◯お囃子の先に来てゐる春の夢
どんどん近づいて来て楽し気。

◯漫才の出囃子に乗り三月来
どーもー、で始まる挨拶。

◯囃されて紅梅ぽんぼんとひらく
よいしょ。それもういっちょ。

◯凝視するお子さまランチうららけし
大人になっても食べたいときがありますから。

◯菜の花や男女わからぬ子らの声
大学生でもたまに区別つきません。

◯新しき楽譜配られ風信子
春っぽくていいです。

◯はくれんの空に混み合うてゐたり
景色がよく見えます。「て」の前はウ音便なのでこれで正しいのでは?

◯銃に似る風呂の洗剤二月尽
気合も入ります。いっそ水鉄砲に洗剤を入れてみては。

◯人形の配置の変はる朧かな
間違い探しってことで。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2018年 3月 6日(火)20時29分54秒
  ○ミニ四駆うぐひす餅にゆきあたる
モーターの音が聴こえる。

○春の雨四条大橋あたりから
浮世絵の世界。

○卒業の夜も始発まで四人かな
始発がいいですね。時間、音、寒さ、匂い…いろいろ想像できます。

○ネアンデルタール人田螺鳴いてゐる
不思議な句。昔から田螺はいたのでしょうか。
でも、こう取り合わすとなんだか納得してしまいます。

○人見知りする児へ持たす雛あられ
雛あられの質感とよく合っている。切ない、そして優しい。

○子を人に預けて朧夜となりぬ
大人の心と時間。

○ふらここの此処ぽつかりと日が当たる
実は結構膝が熱くなる春の日射しが感じられます。

○まんさくを見に行くといひそれつきり
「~を見に行くといひそれつきり」はありそうだけど、
まんさくがいい。なんだかふらりとどこか行きそうな感じがする。

○雁帰る途に逆らひ上京す
尖がった青春。

○銃に似る風呂の洗剤二月尽
銃に似る、が言いえて妙。

○春昼の階段滑り易きかな
春昼の明るさと寒さ。気を付けてください。

○春泥の周り囃してゐる手足
泥はねすら楽しそう。

○洗濯機回す午後なり卒業期
学生は授業ないから洗濯していると考えてもいいし、
卒業の今の時期に春の光の中、洗濯しながら卒業を思い出していると
してもいい。

○昼酒や蛇みな穴を出たところ
もう結構酔っちゃった感じ、いい感じ。で、蛇が呆れてる。

○鳥止まらず素泊まりの人しづかなり
素泊まりで静かなんかい。

○桃の日のシンクつやつやしてゐたり
このイメージの重ね方は好きです。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2018年 3月 6日(火)18時17分3秒
  ◯四人目は田螺のやうな男なり
五 人目の男はトニー谷氏。

◯囀や部屋を四角くして返す
人 が住めば埃は四隅に田丸美寿々。

◯春めける二人羽織の箸と口
囃 すだけだけなら猿でもデキルとハイド。

◯人間に生き死にのある梅見かな
子 を連れて行く今生の梅宮辰夫。

◯人類に日曜日ある朧かな
の んびりと命の洗濯駿河太郎。

◯お囃子の先に来てゐる春の夢
悪 夢ならお囃子で消してもら王貞治。

◯わたくしに囃子としての桜東風
戯 れに囃子を入れてその甘利明。

◯木蓮や持て囃されても童貞
で もね童貞拾った恋だもの布団の中で寝コロムビアローズ。

◯囃すごと止まぬ囀り帝釈天
散 るがごとく咲くがご徳川家康。

◯クロッカスお針子さんの椅子がある
ら しいと思ったら張り子の虎造。

◯まだ知らぬ子犬の名前春の風
し るもしらぬも逢坂の関口宏。

◯菜の花や男女わからぬ子らの声
た くさんの子どもたくさんの菜のハナ肇。

◯子猫五匹生まれ小皿の五個並ぶ
官 女猫もちょうど三匹イルカ。

◯銃に似る風呂の洗剤二月尽
女の 執念は恐ろ椎名桔平。

◯卒業式下駄箱の皆がらんだう
白い 手紙だけがぽつんと追手風親方。

◯鳥止まらず素泊まりの人しづかなり
肌 を温め合う人も伊豆佐太郎。

 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年 3月 5日(月)23時57分34秒
  ○四人目は田螺のやうな男なり
いるいる。四人目あたりかも。

○春風や四隅押さへる石さがす
野遊びですな。風もほどよく吹いている。

○卒業の夜も始発まで四人かな
そして別れゆく。、

○囀や部屋を四角くして返す
そしてアパートを出て行く日。

○佐保姫に人事異動を告げられし
栄転ではなさそうな。

○春めける二人羽織の箸と口
春がよろしいようで。

○梅の夜幽かに人体模型鳴る
鳴りましたか。

○次々と囃すがごとくしやぼん玉
いかにもいかにも。

○囃すごと止まぬ囀り帝釈天
帝釈天、囀っていそう。

○クロッカスお針子さんの椅子がある
クロッカスがとてもいい。

○菜の花や男女わからぬ子らの声
明るい。幸せだなー。

○子を人に預けて朧夜となりぬ
妖しくもある。

○銃に似る風呂の洗剤二月尽
風呂の、としたのがなかなか。

○卒業式下駄箱の皆がらんだう
なにもない淋しさと潔さ。

○昼酒や蛇みな穴を出たところ
なにがあろうと酒。

○桃の日のシンクつやつやしてゐたり
シンクを磨いたのはお父さんかも、という願いを込めて。
 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年 3月 4日(日)16時27分10秒
  〇ミニ四駆うぐひす餅にゆきあたる
リアルな臨場感があります。

〇牡丹雪空の四隅のあをあをと
すぐに止んでしまう牡丹雪。。。

〇四人目は田螺のやうな男なり
田螺ってあなた!、と思わずツッコミ。

〇春の雨四条大橋あたりから
底冷えの京都にも春の気配。

〇春一番本で埋まりし四畳半
積ん読の山がいくつもありそう。

〇囀や部屋を四角くして返す
最後は綺麗に掃除を済ませて。

〇春めける二人羽織の箸と口
あっちゃこっちゃと、てんやわんや。

〇人形を抱けば眠れる春の雪
それももうそろそろ卒業なのかもね。

〇梅の夜幽かに人体模型鳴る
梅の夜の冷気が。

〇お囃しのごと口ひらき磯巾着
暫く見ていても飽きない。

〇出囃子の時折聞こえ雛の日
時折、がミソですね。

〇クロッカスお針子さんの椅子がある
お針子さんの椅子、っていい感じ。

〇新しき楽譜配られ風信子
期待感にぴりっと引き締まる。

〇ふらここの此処ぽつかりと日が当たる
ピンポイントに日当たる場所。

〇人形の配置の変はる朧かな
うやむや、あいまいもこ、おぼろですね~。

〇昼酒や蛇みな穴を出たところ
いきなりの深酒、効きますなぁ。

♪初めましての皆さま、どうぞよろしくお願いいたします♪
 

選句です。

 投稿者:京野さち  投稿日:2018年 3月 4日(日)15時15分49秒
  ○ミニ四駆うぐひす餅にゆきあたる
 二物衝撃。俳句としても、文字通りの意味でも。

○四方山の南南東に梅ひらく
 今年の恵方は南南東、いつにも増して目出度い。

○春の雨四条大橋あたりから
 実は今回「四条大橋」を詠もうとするも断念しましたので、それをシンプルに詠んだ句には入れざるを得ません。

○春風や四隅押さへる石さがす
 花見と言わずに花見の準備の様子を詠む。

○卒業の夜も始発まで四人かな
 四人の仲の良さは相当なのでしょうね。「も」とあるので何度もこういう状況があったのでしょう。

○春の雷人体模型直立す
 人体模型の取り合わせらしく怖いが、「怖い」の一言では片付かない。春の知らせに人体模型の態度が改まったのか。

○人間に生き死にのある梅見かな
 花見に比べて梅見にはこういうイメージが何故かありますね。

○梅の夜幽かに人体模型鳴る
 人体模型の取り合わせその2。こちらは季語のお陰か昔の怪談話風味が強い。

○小噺に春愁の頬ほどけけり
 小さな喜びが春らしい。

○囃すごと止まぬ囀り帝釈天
 「男はつらいよ」シリーズの冒頭のイメージ(世代では全くありませんが)。

○雛の客甘辛団子持参せり
 親視点の雛の日。

○病める子の窓にぽつかり春の月
 入院していたら季節を感じるのは窓の外からでしょうね。

○はくれんの空に混み合うてゐたり
 情景がパッと想像できます。ただ歴史的仮名遣いなら「合うて」は「合ふて」では?

○まんさくを見に行くといひそれつきり
 春の別れ。

○人形の配置の変はる朧かな
 もしや見間違いでは。

○昼酒や蛇みな穴を出たところ
 これは飲み過ぎでは。
 

選句です。

 投稿者:哲哉(若林哲哉と申します。よろしくお願い申し上げます。)  投稿日:2018年 3月 4日(日)13時11分46秒
  ◯四人目は田螺のやうな男なり

きっと猫背で、内気で、ぱっとしない。

◯春一番本で埋まりし四畳半

僕の部屋です。

◯春風や四隅押さへる石さがす

お花見のブルーシート。石探しもなんだかわくわくしてしまう。

◯囀や部屋を四角くして返す

抽象としての四角か、それとも部屋にあった物をすべて処分したのか。


◯佐保姫に人事異動を告げられし

普通に部署が変わるなら良いけど、神さまと一緒に仕事することになったら大変そう。

◯春めける二人羽織の箸と口

息ぴったり。二人羽織って後ろの人あたたかそうですよね。

◯人形のまつ毛長々春の宵

リアルで動き出しそうなこと。

◯いかのぼり囃されすぎてなみだぐむ

空に揚がるいかのぼりの孤独感。羽生結弦の会見を思い出す。

◯木蓮や持て囃されても童貞

こういう同級生います。(大学1年生談。)

◯菜の花や男女わからぬ子らの声

声を聞いている側にも分からないし、喋っている子たちにもわからない、男女なんて。


◯新しき楽譜配られ風信子

吹奏楽部かと。まっすぐな青春性。


◯病める子の窓にぽつかり春の月

春の月とは空の穴なのかもしれない。

◯パン焼けて弥生の空となりにけり

いい匂い、いい景色、いい気分。

◯春昼の階段滑り易きかな

階段のせいなのか、あるいは人間の方が油断してしまうからなのか。

◯昼酒や蛇みな穴を出たところ

何と道楽な。

◯桃の日のシンクつやつやしてゐたり

「女の子」とは決して呼べない女性の姿が。偉い人だ。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 3月 4日(日)12時43分9秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯四方山の南南東に梅ひらく
 いちばん日当たりがいいのでしょうね。

◯春一番本で埋まりし四畳半
 ああ、そんな部屋いやだなあ、本なんて読んだらさっさと売り飛ばす。

◯ネアンデルタール人田螺鳴いてゐる
 可笑しい、ネアンデルタール人の頃から田螺鳴いていたのか:笑

◯人間に生き死にのある梅見かな
 ふと、そんなこと思うわけですね、梅見ていると。

◯白梅に人ひそひそと集まりぬ
 夜の観梅なのでしょうか。湯島の白梅思い出します。10年ほど前湯島天神の隣の仕事場でよく徹夜仕事。

◯タンポポの囃し立ててるこゑなるか
 いっせいに開いたタンポポの野原って、たしかにそんな感じ。

◯囃すごと止まぬ囀り帝釈天
 うるさいくらいさえずる鳥たち。きのう葛西臨海公園の鳥類園で堪能しました。

◯クロッカスお針子さんの椅子がある
 おや、最初はなんでクロッカス?と思ったけど、今は納得。

◯孔子老子孟子花子春の麻雀大会
 この四人の麻雀、うしろから見てみたい。

◯子猫五匹生まれ小皿の五個並ぶ
 少し大きくなった仔猫ですね。かわいいです。

◯新しき楽譜配られ風信子
 さて、これから練習。なんだか清々しさに満ちている。

◯白藤や捨子がゐたら拾おうか
 はい、拾ってやってください。

◯ふちねこのこちらを向きたる春の塵
 あ、あれをふちねこというのか。ぶらさがったりしてるやつ。

◯まんさくを見に行くといひそれつきり
 それっきりですか。いいですね。わたしもそれっきりにしたいなあ:笑

◯健気とはあのころのこと桃の花
 自分で健気というのか。まあ、そういうこともあるかと。

◯返事してくださいだつて抱卵期
 またまた可笑しな句でてきたなあ。好き:笑
 

選句

 投稿者:火尖(西川火尖(かせん)といいます。よろしくお願いします)  投稿日:2018年 3月 4日(日)09時54分2秒
  ○ミニ四駆うぐひす餅にゆきあたる
予想外すぎる事故。うぐいす餅はひとたまりもない。

○午後四時のラジオの時報春の風邪
孤独

○四人目は田螺のやうな男なり
あまり期待されてない感じが面白い

○四片の順に散り往く花水木
俳句的見方

○人見知りする児へ持たす雛あられ
結局自分でも食べずに帰って来ちゃったりね。

○いかのぼり囃されすぎてなみだぐむ
どうすることもできない、手が出せない悲しさと、おかしみが少し。

○お囃しのごと口ひらき磯巾着
わらわらした感じかなぁ

○漫才の出囃子に乗り三月来
三月は賑やか

○ベトナムの子猫なりけり顎に傷
あまりかわいい猫ではないが…

○まだ知らぬ子犬の名前春の風
犬らしい名前になりそう

○孔子老子孟子花子春の麻雀大会
仙境。まるで一晩の対局に十九年かけた麻雀漫画。

○子を人に預けて朧夜となりぬ
子供を人に預けると、メモリもディスクもすかっと空白ができる。そこを朧が占めてくる。

○パン焼けて弥生の空となりにけり
三月の明るさ

○銃に似る風呂の洗剤二月尽
二月尽、いいんじゃないでしょうか。

○春昼の階段滑り易きかな
摂津幸彦句の階段を濡らす昼は春の昼だと思ってて、この階段も濡れていたのかな。

○洗濯機回す午後なり卒業期
室外の洗濯機が午後、ゴウンゴウンと動く。卒業したあとの空白と思った。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 3月 4日(日)08時32分15秒
  ◎「涅槃雪」中継=四条河原町
力技に一票。

◎午後四時のラジオの時報春の風邪
午後四時が効いています。

◎持ち帰りカレー四辛春の雨
そうとう辛いんだろうね。

◎春風や四隅押さへる石さがす
うん、さがすさがす、花見のブルーシート。

◎春めける二人羽織の箸と口
ああ見えてくる。おもしろい。

◎梅の夜幽かに人体模型鳴る
鳴りそう。

◎出囃子の時折聞こえ雛の日
つけっぱなしのラジオとか、のんびり感がいい。

◎囃されてより鮮明に双つ蝶
うん、鮮明。

◎菜の花や男女わからぬ子らの声
一面の菜の花感あり。

◎新しき楽譜配られ風信子
新曲に挑戦、気合が入る。

◎病める子の窓にぽつかり春の月
視線に愛を感じます。

◎銃に似る風呂の洗剤二月尽
ジュバッジュバッとやっつける。

◎人形の配置の変はる朧かな
あれ?と思う朧。

◎卒業式下駄箱の皆がらんだう
しーんとした空間。

◎昼酒や蛇みな穴を出たところ
みな、が効いています。

◎桃の日のシンクつやつやしてゐたり
清潔なキッチン、いいね。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 3月 4日(日)05時54分51秒
  ☆この丘の四方八方花大根
 囲まれてみたい。

☆ミニ四駆うぐひす餅にゆきあたる
 チョロQってやつかな。鶯餅の受難。

☆午後四時のラジオの時報春の風邪
 アンニュイ。

☆四人目は田螺のやうな男なり
 この男、愛すべき人物と思う。

☆囀や部屋を四角くして返す
 春日の中のお引越し。

☆佐保姫に人事異動を告げられし
 栄転か左遷か。

☆春めける二人羽織の箸と口
 二人羽織に春を感じるの俳人っぽいかも。

☆人形のまつ毛長々春の宵
 フランス人形系。

☆次々と囃すがごとくしやぼん玉
 吹き過ぎやな。

☆囃されて紅梅ぽんぼんとひらく
 うむ、この感興は白梅ではなく紅梅。

☆囃すごと止まぬ囀り帝釈天
 五月蠅いほどの。

☆新しき楽譜配られ風信子
 何となく青春性。

☆ふらここの此処ぽつかりと日が当たる
 ふらここと日は相性がイイね。

☆春の月おとぎ話を聞いている
 聞かせるのではなくて聞いているところうらやましい。

☆洗濯機回す午後なり卒業期
 家事の中では一番楽なのです。

☆桃の日のシンクつやつやしてゐたり
 磨き上げて。
 

四人囃子句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 3月 4日(日)00時45分57秒
  投句一覧です。

【四】
「涅槃雪」中継=四条河原町
この丘の四方八方花大根
すかんぽ齧る四冊の恐竜図鑑
ミニ四駆うぐひす餅にゆきあたる
牡丹雪空の四隅のあをあをと
午後四時のラジオの時報春の風邪
四人目は田螺のやうな男なり
四片の順に散り往く花水木
四方山の南南東に梅ひらく
持ち帰りカレー四辛春の雨
春の雨四条大橋あたりから
春一番本で埋まりし四畳半
春風や四隅押さへる石さがす
卒業の夜も始発まで四人かな
氷上の四人のそだねそだね春
囀や部屋を四角くして返す

【人】
たましひの呟く一人静かな
ネアンデルタール人田螺鳴いてゐる
マッチングアプリ求む花人求月
意図もなく人体はやがて風船
佐保姫に人事異動を告げられし
三月号付録人体迷路かな
春の雷人体模型直立す
春めける二人羽織の箸と口
人間に生き死にのある梅見かな
人形のまつ毛長々春の宵
人形を抱けば眠れる春の雪
人見知りする児へ持たす雛あられ
人類に日曜日ある朧かな
日曜日一人静と人一人
梅の夜幽かに人体模型鳴る
白梅に人ひそひそと集まりぬ

【囃】
いかのぼり囃されすぎてなみだぐむ
お囃しのごと口ひらき磯巾着
お囃子の先に来てゐる春の夢
タンポポの囃し立ててるこゑなるか
はろばろと春の祭の囃かな
わたくしに囃子としての桜東風
次々と囃すがごとくしやぼん玉
出囃子の時折聞こえ雛の日
春苺いちご旨しと囃すなり
小噺に春愁の頬ほどけけり
噺家の後家が梅見て酔ふてをり
漫才の出囃子に乗り三月来
木蓮や持て囃されても童貞
囃されてより鮮明に双つ蝶
囃されて紅梅ぽんぼんとひらく
囃すごと止まぬ囀り帝釈天

【子】
クロッカスお針子さんの椅子がある
ベトナムの子猫なりけり顎に傷
まだ知らぬ子犬の名前春の風
凝視するお子さまランチうららけし
孔子老子孟子花子春の麻雀大会
佐保姫の親子連れゐる谷中かな
菜の花や男女わからぬ子らの声
子を隠す小さき炬燵塞ぎけり
子を人に預けて朧夜となりぬ
子猫五匹生まれ小皿の五個並ぶ
新しき楽譜配られ風信子
雛の客甘辛団子持参せり
雛収め子供料金との別れ
白藤や捨子がゐたら拾おうか
彼岸婆後生大事と子をさとす
病める子の窓にぽつかり春の月

【当季雑詠】
はくれんの空に混み合うてゐたり
パン焼けて弥生の空となりにけり
ふちねこのこちらを向きたる春の塵
ふらここの此処ぽつかりと日が当たる
まんさくを見に行くといひそれつきり
乾杯の挨拶止めよ春の宴
雁帰る途に逆らひ上京す
健気とはあのころのこと桃の花
銃に似る風呂の洗剤二月尽
春の月おとぎ話を聞いている
春昼の階段滑り易きかな
春泥の周り囃してゐる手足
人形の配置の変はる朧かな
洗濯機回す午後なり卒業期
卒業式下駄箱の皆がらんだう
昼酒や蛇みな穴を出たところ
鳥止まらず素泊まりの人しづかなり
桃の日のシンクつやつやしてゐたり
返事してくださいだつて抱卵期

(以上)

16句選(特選、逆選なし)
選句締切:3月7日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

挨拶遅れましてすみません

 投稿者:京野さち  投稿日:2018年 3月 1日(木)22時44分51秒
  京野さちと申します。俳句歴四ヶ月ほどの新米でございます。
ゆかり様、皆様、この度は「定住漂泊句会」ありがとうございました。
軽い気持ちで参加させていただきましたが、レベルが高くて私の様なペーペーには恐れ多い所かなと思ってしまいました。


……と思ったら次回句会が早速開催されるのですね。さてどうした物でしょう。
 

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