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平身低頭句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年11月 5日(日)01時41分49秒
  投句一覧です。

【平】
ひよんの笛鳴りて源平合戦図
金平糖触れ合つてゐる文化の日
紅葉から雨つぶ平家物語
紅葉且つ散る目標は平均点
新米に平らかに張る山の水
雪平のなかのいちじく煮つむべし
短日や声高くして「平和(ピンフ)のみ」
冬の蜂平面ばかり行きにけり
冬めくや立平幾三郎教諭
日向ぼこ平らになってくる思考
晩秋の雨に平らな故郷かな
平べつたい懐炉ずれゆき尾てい骨
平らかに土を均して秋惜しむ
平穏にへちまの糸になる日まで
平積みにされる歳時記暮の秋
夜学子の平たき声で別れをり
鵙去りて平均律の第二巻

【身】
マネキンの八頭身の毛皮かな
移動車の身体検査乳首凍つ
柿の葉や身も世もありてもみぢせり
残る虫明かるきところ身に合わず
秋思あり黄身と白身をわけてたり
秋麗や身軽になつてゆく歩幅
焼芋の細身を選び街の人
身のうちに父の父の血肌寒し
身を伏せて写真撮る人薄紅葉
身辺のつるつるにして冬に入る
全身をまづほぐされし秋刀魚かな
鶴渡る半身浴の薄き肩
半身浴聖者のごとき夜長かな
晩秋に卵の白身残されて
立冬や捨て身の猫の目の燃ゆる

【低】
最低の次のもの買ふ小春かな
志低きぼくらの山眠る
秋の蠅低空飛行きそけふも
秋灯下タロットカードへ低き声
重低音みぬちに響く夜長かな
石焼いも低体温のポメラニアン
低音の声の混ぢりし運動会
低音の男が独り言つ夜寒
低血圧の男かなかな鳴いてゐる
冬の暮日に愛されし低き屋根
冬帝の足音低く来たりけり
背の低い女を包む毛布かな
背の低い方が男かハロウィーン
背信の言い訳のあと低く咳く
藁塚の上を低空飛行せり

【頭】
この蛇は未だ路頭に迷ひをり
ゐのこづちすすり泣いてる山頭火
案山子から頭脳流出してゐたる
鶏頭の芯までとどく雨の針
鶏頭の膨らんでゐし前頭葉
山眠る辺に白き頭痛薬
冬日あふるるダヴィンチの頭蓋骨
頭から尻尾まで喰ひ冬に入る
頭頂の枯野肛門火事現場
頭痛薬一錠増えてうそ寒し
頭部なきギリシャ彫刻蔦かづら
幼子の頭撫でたる菊日和
立冬の亀頭真北を指してをり
蘆刈の頭のうごく蘆の丈
饅頭の割られて乾く夜長かな

【当季雑詠】
アルペジオ途切れ途切れに木の実降る
おのが手の著るき節々露寒し
ドア開けばパチンコの音褞袍出づ
トイレットペーパーやわらかき良夜
バケットの固きを齧る後の月
はろばろと紅葉したる川面かな
ゆるやかに自転車秋の野となれり
烏瓜墓に萎れし花ばかり
柿熟れて空き店舗また空き店舗
口中にこころ残れる夜寒かな
秋落暉関東平野かヾやかす
鯛焼買へり夜の吹奏楽部
冬隣見知らぬ人の影拾う
頭痛の身平らに冬の低気圧
平服の人の集まる文化の日
夜なべして毛玉をなべて取り尽くす
立冬のレールに柩滑り入る
留守番の窓のぼんやり花八手

(以上)

15句選(特選、逆選なし)
選句締切:11月8日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 
 

平身低頭句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年11月 1日(水)23時03分34秒
   次回(今回?)のお題は苑をさんから頂きました。

【平】
【身】
【低】
【頭】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:11月4日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

平身低頭

 投稿者:苑を  投稿日:2017年11月 1日(水)21時04分47秒
編集済
  すみません。多く選句してしまいました。
しかーし、いまさら減らすわけにはいきませぬ。
賑やかしということで御容赦。
 

興味本位句会・作者発表

 投稿者:百花  投稿日:2017年11月 1日(水)20時26分40秒
編集済
  興味本位句会・作者発表です。
間違いありましたら、お知らせください。
早めの選句のご協力、ありがとうございました。


興行の幟の誤字や天高し         京急   む百ぽけ亜亞
塩味の和人が遊ぶ良夜かな        京急
図書本をそっと戻しぬ運動会       京急   洋
明治節体位崩して水含む         京急   む月
藁塚の香に擦り寄りし下半身       京急   月

うめもどきつるうめもどき興亡史     なむ   ゆ由苑亞
母の伝香り松茸味しめぢ         なむ
身の芯を一斉千本の芒          なむ   月
瓢箪の位の低い方の顔          なむ   七
落花生としていくたび割られをる     なむ   百け七

色鳥や行基瓦の元興寺          百花   月由
薄味の珈琲に慣れ柿羊羹         百花   洋
本尊は秘仏や廻す秋日傘         百花   むぽけ
菊人形一位のなみだ注がるる       百花
麦とろや三寸二分の弥勒仏        百花

遊興費減らして秋刀魚焼いてをり     朝比古  ゆ海洋
秋の朝蓋のあかあか味の素        朝比古  月京亜由
ふしだらな本焼べてゐる焚火かな     朝比古  ゆ月京海苑亞七
深秋の薄闇に立つ位牌かな        朝比古  む京ぽ亜苑
蓑虫の青空拒むかたちかな        朝比古  月苑

もはや興湧かぬ手中の胡桃かな      月犬   朝ゆ洋由苑亞
味うすき宿の味噌汁秋時雨        月犬   むぽけ苑亞七
本当にさみしい峠の赤とんぼ       月犬
部位示す牛の絵ありてやや寒し      月犬   朝ゆむ京百ぽ洋け由苑亞
半島の白磁の壺や冬遠音         月犬   京百亞

冬に入る火を興しては亡ぼして      ぽぽな  月海亜由
朝寒し味見するとき目を瞑る       ぽぽな  朝京
本ひらく夜長へ船出するごとく      ぽぽな  朝京海亜
一位の実ともし鎮守の杜昏れる      ぽぽな  月海
その中に寡黙な小鳥いる日向       ぽぽな  朝ゆ海洋け亜苑七

山椒の実一粒ほどの興奮         海太   月七
焼海苔派味付海苔派一葉落つ       海太   朝洋苑
敬老の日や本人確認がとれぬ       海太   け
落穂拾ひヘルメット位は被れ       海太
八千草を妣に供へてすぐ帰る       海太   百

鵯わたる興ののらない遊園地       洋子
十月の味つけ海苔を囲いこむ       洋子   け
鶴来るカレーライスのある絵本      洋子   百由亞
一位の実黙つていれば舐められる     洋子
ぼんやりと七人姉妹朱欒抱く       洋子

宵闇の甕に鎮まる紹興酒         亞子   朝ゆむ京ぽ洋け由苑
三味の音のかすかに乗りし秋の風     亞子   京ぽ七
横長の絵本めくれば流れ星        亞子   月京百ぽ苑
長き夜の俎の位置鍋の位置        亞子   ゆむ京百亜苑
秋一夜鉛筆削る音のする         亞子   京百ぽけ

種採りのだんだん興に乗つてきし     由季   朝ゆ百海洋け亜苑亞
長き夜にたつぷり七味唐辛子       由季   苑
本堂にことさら響く秋の声        由季   け亜
コスモスの位置情報を受信する      由季   朝亜
興行の無かつたやうな芒原        由季   朝京海洋亜七
朝市の定位置の店赤とんぼ        由季   むけ

即興で作る鼻唄星月夜          けんじ  京苑七
酸味から始まる歯痛十三夜        けんじ  ゆむ海亞七
本体は鏡の向こう花カンナ        けんじ  ゆ月百海亜由七
秋の昼三位の旗のやや低く        けんじ  ゆ
弾かるる角度にありし葡萄の実      けんじ  海ぽ

かりがねの声がきらいで興ざめる     七
味見する役目が回る芋煮会        七    朝む百海洋け亜由亞
不本意なM嬢といる秋の暮        七
在位歴五十年妻秋深し          七    ゆむ月百亜
朝寒や過ぎし日の夢湯で戻す       七    百
ぶらさがり健康器濡れ秋時雨       七    朝京

興味薄るる新聞記事や冬に入る      亜紀
草の絮興行チケット渡さるる       亜紀
味見して足せる塩味冬近し        亜紀   朝七
屋根裏の本の山々秋深む         亜紀   ぽ
位置情報うやむやにして銀杏散る     亜紀   ゆ洋由
冬立ちぬべつこう飴の明るさに      亜紀   ぽ由苑亞
抽斗に金具の取つ手露寒し        亜紀
銭湯の富士は快晴文化の日        亜紀   朝む百洋由苑亞七

即興のテナーサックス紅葉散る      苑を   ぽ
賞味期限切れの秋刀魚を焼きはじむ    苑を   洋
古本屋から秋蝶の出てゆきぬ       苑を   月海亜由亞七
頭蓋骨位の南瓜だと思ふ         苑を   朝ゆむ海ぽ洋け由亞七
ハロウィン前夜見たことのない路地がある 苑を   海

解説は大木正興秋ふかむ         ゆかり  ぽ
味覚てふ報酬ありて天高し        ゆかり
ひとり坐す本寸法の夜長かな       ゆかり  む
ものあれば位置あり竜田姫おはす     ゆかり  月
長編の揃へる秋の整骨院         ゆかり
 

選句しました。

 投稿者:  投稿日:2017年11月 1日(水)18時46分57秒
  ○興行の無かつたやうな芒原
唐突に消えてしまった感じ。

○山椒の実一粒ほどの興奮
あ、もうこのくらいで満足。

○即興で作る鼻唄星月夜
気分がいいのね。

○三味の音のかすかに乗りし秋の風
かすかなら許せる音。

○酸味から始まる歯痛十三夜
痛覚過敏気味。

○味うすき宿の味噌汁秋時雨
わびさびの精神を楽しみせう。

○味見して足せる塩味冬近し
ちょっと疲れてます。

○ふしだらな本焼べてゐる焚火かな
焼き芋を焼いたらどんな味だろう。

○古本屋から秋蝶の出てゆきぬ
出来過ぎる情景。

○本体は鏡の向こう花カンナ
実体には棘があります。

○頭蓋骨位の南瓜だと思ふ
かなり重いですね、この例え。

○瓢箪の位の低い方の顔
ハタ坊っぽい顔。

○その中に寡黙な小鳥いる日向
けっこうこわい。

○銭湯の富士は快晴文化の日
文化の日は何故か快晴。今年はどうかな。

○落花生としていくたび割られをる
ブラックユ-モアな人生。
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年11月 1日(水)11時52分23秒
  ◯うめもどきつるうめもどき興亡史
科が違うのですね。

◯もはや興湧かぬ手中の胡桃かな
どれだけ手の中に……。

◯興行の幟の誤字や天高し
誤植は場所・大小にかかわらず永遠です。

◯種採りのだんだん興に乗つてきし
わかるわかる。

◯酸味から始まる歯痛十三夜
なんかわかる。

◯味うすき宿の味噌汁秋時雨
宿の質素感が……。

◯味見する役目が回る芋煮会
外ごはんいいです。

◯ふしだらな本焼べてゐる焚火かな
焚火もできない世の中になってしまった。

◯古本屋から秋蝶の出てゆきぬ
象蝶度が高い(笑)。

◯鶴来るカレーライスのある絵本
絵本はなんでもあり。

◯頭蓋骨位の南瓜だと思ふ
頭ではなく頭蓋骨。ハロウィーン!

◯部位示す牛の絵ありてやや寒し
蓋も鶏も!

◯銭湯の富士は快晴文化の日
明るい明るい。

◯冬立ちぬべつこう飴の明るさに
質感が冬。

◯半島の白磁の壺や冬遠音
音にもっていったところが綺麗。
 

選句しました。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年11月 1日(水)09時50分51秒
  ○うめもどきつるうめもどき興亡史
興亡史がなかなか。

○もはや興湧かぬ手中の胡桃かな
胡桃の手触りが伝わります。

○種採りのだんだん興に乗つてきし
そういうものなのですよね。

○宵闇の甕に鎮まる紹興酒
どんどん美味しくなっていきそうな。

○即興で作る鼻唄星月夜
いい夜なんですね。

○焼海苔派味付海苔派一葉落つ
どうでもいいようなこと差異が味わいというものです。

○長き夜にたつぷり七味唐辛子
一味ではなく七味でなくいはね。

○味うすき宿の味噌汁秋時雨
旅先ならではのしみじみ感。

○ふしだらな本焼べてゐる焚火かな
めらめらと燃えてゆくのが見えます。

○横長の絵本めくれば流れ星
絵本から流れてゆくようなメルヘン。

○深秋の薄闇に立つ位牌かな
静かです。

○長き夜の俎の位置鍋の位置
こちらも静かです。決まった位地に収まっている。

○部位示す牛の絵ありてやや寒し
この絵はお馴染みですね。やや寒というので焼肉屋ではなく肉屋の前かな。

○その中に寡黙な小鳥いる日向
寡黙なで穏やかな秋の日を思います。

○銭湯の富士は快晴文化の日
文化の日はこれですね。

○冬立ちぬべつこう飴の明るさに
明るい明るい。

○蓑虫の青空拒むかたちかな
そうだったのか。そういえばそうですね。

 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2017年10月31日(火)23時48分36秒
  ○うめもどきつるうめもどき興亡史
上五中七まで同じ句をいくつか見たことありますが、興亡史はなかなか。

○もはや興湧かぬ手中の胡桃かな
飽きた、というのと興が湧かないというのでは随分ニュアンスが違いますね。

○宵闇の甕に鎮まる紹興酒
暗いものを重ねたところ。

○色鳥や行基瓦の元興寺
行基瓦がどのようなものか知りませんが、なにやら渋い。

○冬に入る火を興しては亡ぼして
「亡ぼして」がちょっといいと思いました。

○秋の朝蓋のあかあか味の素
味の素、最近見かけません。

○味見する役目が回る芋煮会
役目というよりは、共感を得たくて。

○古本屋から秋蝶の出てゆきぬ
出て行くところに着目したのが味わい。

○鶴来るカレーライスのある絵本
不思議な明るさのある取り合わせ。

○本体は鏡の向こう花カンナ
鏡には映っていない?

○位置情報うやむやにして銀杏散る
散る感じがそういえば。

○頭蓋骨位の南瓜だと思ふ
ハロウィンですし。

○部位示す牛の絵ありてやや寒し
説明的な言い方がかえって味わいに。

○銭湯の富士は快晴文化の日
文化の日に銭湯と言うのもなかなか味わい深い。

○冬立ちぬべつこう飴の明るさに
すっきり納得。
 

選句します

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年10月31日(火)23時19分22秒
  〇興行の無かつたやうな芒原
撤収風のように速し

〇興行の幟の誤字や天高し
やってしまった、、

〇種採りのだんだん興に乗つてきし
調子に乗り出すと楽し

〇冬に入る火を興しては亡ぼして
亡ぼして、に独自性

〇秋の朝蓋のあかあか味の素
昭和の食卓に赤い蓋のボトル

〇味見する役目が回る芋煮会
世話役の極み

〇古本屋から秋蝶の出てゆきぬ
掘り出し物を求めて

〇本ひらく夜長へ船出するごとく
今宵も良き船旅に

〇本体は鏡の向こう花カンナ
夢とうつつの境界

〇本堂にことさら響く秋の声
高き天井といふ空間

〇コスモスの位置情報を受信する
コスモスの花は宇宙と交信

〇在位歴五十年妻秋深し
この秋深しの貴重な希少価値

〇深秋の薄闇に立つ位牌かな
大切なものの佇まい

〇長き夜の俎の位置鍋の位置
寸分たがわぬやうに置く

〇その中に寡黙な小鳥いる日向
その日向がある、おかげさま
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年10月31日(火)21時44分34秒
  ○興行の幟の誤字や天高し
気づかなかったことにしてください。

○種採りのだんだん興に乗つてきし
そのうち踊りだしそうです。

○宵闇の甕に鎮まる紹興酒
すごくうまそう。

○十月の味つけ海苔を囲いこむ
あとは食べないと。

○味うすき宿の味噌汁秋時雨
上品なお味で。

○味見する役目が回る芋煮会
嬉しいのか恐怖なのか。

○敬老の日や本人確認がとれぬ
名簿には載ってますが。実話っぽい。

○本尊は秘仏や廻す秋日傘
秘仏だからこそ本尊。雰囲気を楽しみましょう。

○本堂にことさら響く秋の声
土足厳禁私語厳禁。

○朝市の定位置の店赤とんぼ
今日もいつもの買います。

○頭蓋骨位の南瓜だと思ふ
ハロウィンか遺体鑑定か。

○部位示す牛の絵ありてやや寒し
人間は何でも食べます。恐ろしや。

○その中に寡黙な小鳥いる日向
少し心配になります。

○秋一夜鉛筆削る音のする
ギリっ。ぎりっ。

○落花生としていくたび割られをる
転生しても落花生。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年10月31日(火)18時57分33秒
  ◯もはや興湧かぬ手中の胡桃かな
 あきちゃった。

◯興行の無かつたやうな芒原
 ちょっとまえまで赤いテントあったのに。

◯種採りのだんだん興に乗つてきし
 このかんじよくわかる。

◯宵闇の甕に鎮まる紹興酒
 ぷつぷつと美味しくなっていそう。

◯遊興費減らして秋刀魚焼いてをり
 秋刀魚オイシいです。

◯焼海苔派味付海苔派一葉落つ
 焼海苔派。

◯賞味期限切れの秋刀魚を焼きはじむ
 ちょっと冒険。

◯薄味の珈琲に慣れ柿羊羹
 濃いの駄目なのかな。

◯味見する役目が回る芋煮会
 ラッキー。

◯図書本をそっと戻しぬ運動会
 ちょっと秘密ぽい。

◯位置情報うやむやにして銀杏散る
 ふだんは把握されているのかな。

◯頭蓋骨位の南瓜だと思ふ
 なるほど。

◯部位示す牛の絵ありてやや寒し
 このイラスト好みます。

◯その中に寡黙な小鳥いる日向
 以外とふだんは寡黙かも。

◯銭湯の富士は快晴文化の日
 晴れてないと富士山見えない。
 

選句です

 投稿者:ぽぽな  投稿日:2017年10月31日(火)06時38分44秒
  ○解説は大木正興秋ふかむ
大木正興!音楽はいいね。

○興行の幟の誤字や天高し
とほほ感がいいですね。あっけらかんと気持ちよし。

○宵闇の甕に鎮まる紹興酒
紹興酒!がストライクですね。

○即興のテナーサックス紅葉散る
紅葉もインプロで散りにけり。

○三味の音のかすかに乗りし秋の風
乗ったのが良かったです。

○味うすき宿の味噌汁秋時雨
この薄味が妙に旅情だったりします。

○横長の絵本めくれば流れ星
横長!がいいね。スローモーションで見えて来ます。

○屋根裏の本の山々秋深む
山々が良かったです。

○本尊は秘仏や廻す秋日傘
前立を拝んで帰ります。

○深秋の薄闇に立つ位牌かな
ありがとうございます。

○頭蓋骨位の南瓜だと思ふ
ジャックオランタン感がいいです。

○部位示す牛の絵ありてやや寒し
目の付け所にグッと来ます。

○秋一夜鉛筆削る音のする
独特の音です。

○弾かるる角度にありし葡萄の実
角度、が非凡。

○冬立ちぬべつこう飴の明るさに
冬は甘いものが嬉しいですね。

ありがとうございました。

https://ja-jp.facebook.com/PoponaTsukino/

 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年10月30日(月)04時47分50秒
  ◯興行の無かつたやうな芒原
龔。

◯種採りのだんだん興に乗つてきし
鵾。

◯冬に入る火を興しては亡ぼして
緡。

◯遊興費減らして秋刀魚焼いてをり
褰。

◯酸味から始まる歯痛十三夜
閫。

◯味見する役目が回る芋煮会
餛。

◯ふしだらな本焼べてゐる焚火かな
琿。

◯古本屋から秋蝶の出てゆきぬ
蠱。

◯本ひらく夜長へ船出するごとく
鯀。

◯本体は鏡の向こう花カンナ
髠。

◯一位の実ともし鎮守の杜昏れる
俒。

◯頭蓋骨位の南瓜だと思ふ
惛。

◯その中に寡黙な小鳥いる日向
鶤。

◯ハロウィン前夜見たことのない路地がある
跟。

◯弾かるる角度にありし葡萄の実
慁。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年10月29日(日)23時43分56秒
  〇興行の幟の誤字や天高し
ときどきありますね、興ざめですが。

〇種採りのだんだん興に乗つてきし
なんだか宗教的陶酔のようなアブナサ。

〇味見する役目が回る芋煮会
役目が回る、とはありそうな。

〇横長の絵本めくれば流れ星
流れ星の長く引く線が見えてきます。

〇鶴来るカレーライスのある絵本
鶴とカレーライスが逆なような気がして立ち止まった句。

〇本体は鏡の向こう花カンナ
どこの世界でしょうか。

〇在位歴五十年妻秋深し
在位歴五十年夫秋深し。

〇長き夜の俎の位置鍋の位置
主婦には何とも言えない秋思観。

〇部位示す牛の絵ありてやや寒し
食べられるために生きている牛さん。美味しくてごめんなさい。

〇秋一夜鉛筆削る音のする
ナイフじゃない、フッ。

〇銭湯の富士は快晴文化の日
みごとな日本晴。これぞ日本。

〇朝寒や過ぎし日の夢湯で戻す
それ、出来たらいいなあぁぁぁぁ。

〇八千草を妣に供へてすぐ帰る
すぐ帰りましょう。

〇半島の白磁の壺や冬遠音
半島の有意な白磁の壺。

〇落花生としていくたび割られをる
輪廻を繰り返してまた落花生・・・・悲し。
 

あ、

 投稿者:月犬  投稿日:2017年10月29日(日)23時03分57秒
  今回も集計は百花さんがやってくれます。
前回同様、早めに選句していただけるといいですね。
よろしくお願いいたします。
 

選句致します

 投稿者:京急  投稿日:2017年10月29日(日)21時27分53秒
編集済
  ○興行の無かったやうな芒原
 佐藤信の黒テント。

○宵闇の甕に鎮まる紹興酒
 エロさほのかに。

○即興で作る鼻唄星月夜
 いける宇多田と思ひがち。

○三味の音のかすかに乗りし秋の風
 猫逃げてかなりエロ度が高い風。

○秋の朝蓋のあかあか味の素
 アンディ―・ウイリアムスの良き時代。

○長き夜にたつぷり七味唐辛子
 それぞれにサインがあるかとも思ふ。

○ふしだらな本焼べてゐる焚火かな
 ふしだらでない本こそがエロいかも。

○横長の絵本めくれば流れ星
 縦長ですといけません。

○本ひらく夜長へ船出するごとく
 本は体の一部です。

○深秋の薄闇に立つ位牌かな
 サスペンス・エロ

○長き夜の俎の位置鍋の位置
 存在感ある台所

○部位示す牛の絵ありてやや寒し
 部位の言葉にエロがある

○ぶらさがり健康器濡れ秋時雨
 ああ濡れてゐる

○秋一夜鉛筆削る音のする
 耳敏きエロ

○半島の白磁の壺や冬遠音
 エロスの匂ひ
 
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年10月29日(日)15時57分53秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯山椒の実一粒ほどの興奮
 それが大事だと思う。

◯色鳥や行基瓦の元興寺
 ああ、あれを行基瓦というのか。

◯冬に入る火を興しては亡ぼして
 火の興亡。よろしいね。

◯秋の朝蓋のあかあか味の素
 あの赤。「あ」の畳み掛けもよし。

◯ふしだらな本焼べてゐる焚火かな
 ふしだらな本がグー。

◯横長の絵本めくれば流れ星
 流れ星の旅を描いた絵本か。たしかに横長がぴったり。

◯古本屋から秋蝶の出てゆきぬ
 出来過ぎな句。

◯身の芯を一斉千本の芒
 う~む、難しいこと言いますね。

◯本体は鏡の向こう花カンナ
 うまい、と思う。

◯ものあれば位置あり竜田姫おはす
 たしかに、とは言え強引にもってきた竜田姫が可笑しい。

◯一位の実ともし鎮守の杜昏れる
 これもうまいと思う。

◯在位歴五十年妻秋深し
 妻の在位歴がなんとも可笑しい。

◯明治節体位崩して水含む
 明治節バレ句、不敬罪:笑

◯蓑虫の青空拒むかたちかな
 そうも見える。

◯藁塚の香に擦り寄りし下半身
 なんとなく自然にそうなるのはまだ若いからか。藁塚フェチ:笑
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年10月29日(日)14時27分39秒
  ◎興行の幟の誤字や天高し
ありそう。意識的な誤字もありそう。

◎宵闇の甕に鎮まる紹興酒
これはそうとう旨そう。

◎酸味から始まる歯痛十三夜
いやだなあ。辛そう。

◎味うすき宿の味噌汁秋時雨
そのうえぬるかったりして。こんな宿はいやだ。

◎味見する役目が回る芋煮会
責任重大。

◎ひとり坐す本寸法の夜長かな
なぜか志ん朝を思い出します。

◎本尊は秘仏や廻す秋日傘
回す秋日傘が、いい。

◎在位歴五十年妻秋深し
金婚式。漬物石のように素晴らしい。

◎深秋の薄闇に立つ位牌かな
合掌。

◎朝市の定位置の店赤とんぼ
安心します。

◎長き夜の俎の位置鍋の位置
巧い。

◎頭蓋骨位の南瓜だと思ふ
そう思ったのなら仕方ありません。

◎部位示す牛の絵ありてやや寒し
あれあると、じっと見てしまいます。

◎明治節体位崩して水含む
明治節がいい。おからだ御自愛いただきたい。

◎銭湯の富士は快晴文化の日
あけっぴろげに明るいなあ。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年10月29日(日)14時02分20秒
  ○うめもどきつるうめもどき興亡史
 両方とも落葉木なので、枯れるまでいろいろと興亡があったのでしょう。上五中七のなんだか雑然としたひらがな表記が効いています。

○もはや興湧かぬ手中の胡桃かな
 ツボの刺激ってたまにやるからいいんでしょうね。

○種採りのだんだん興に乗つてきし
 めんどくさいなあ、と思っていた大抵のものは、うかつにも楽しくなってしまうのですよね。

○宵闇の甕に鎮まる紹興酒
 これから飲まれる時間がやってくるのですね。「宵闇」が効いています。

○遊興費減らして秋刀魚焼いてをり
 グリルの手入れがめんどくさいので焼魚には手を出していなかったのですが、ついにそんなことになっていたのですか。

○酸味から始まる歯痛十三夜
 歯を磨いても気持ち悪いあの感じですね。

○ふしだらな本焼べてゐる焚火かな
 いつの日か「焚火」が歳時記から消えるんじゃないかとも思うのですが、昔はこうでした。

○本体は鏡の向こう花カンナ
 鏡の手前のものはなかったことにするのですね(^^);

○位置情報うやむやにして銀杏散る
 「いちじょうほう」「いちょう」と音韻的に似たものを重ねて面白い効果があります。

○在位歴五十年妻秋深し
 引退する機会を逸してしまったのでしょうね。いえ、おめでたい限りです。

○秋の昼三位の旗のやや低く
 運動会って、変なことが最後まで気になったりしますよね。

○長き夜の俎の位置鍋の位置
 変わらないことが重要なのです。

○頭蓋骨位の南瓜だと思ふ
 人間のだとはどこにも書いてないけど、でかかったんでしょう。

○部位示す牛の絵ありてやや寒し
 食べ物としての肉ではなく、動物を食べていることを強制的に思い出さされるので、嫌な人はいやでしょうね。「やや寒し」に気分が。

○その中に寡黙な小鳥いる日向
 秋の鳥は鳴く鳥が多いので、寡黙な小鳥がいるとはっとしますよね。

 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年10月29日(日)05時43分21秒
  ☆もはや興湧かぬ手中の胡桃かな
 ずっと弄んできたのだろう。確かに飽きてくるけど、やっぱりまた掌中に戻したりする。

☆興行の無かつたやうな芒原
 夏までは、サーカスのテントがあったのに。

☆種採りのだんだん興に乗つてきし
 こうなると、作業効率もどんどん上がってくる。

☆宵闇の甕に鎮まる紹興酒
 興、紹興酒があったかぁ…といった感慨。「鎮まる」上手。

☆焼海苔派味付海苔派一葉落つ
 個人的には断然焼海苔派。

☆朝寒し味見するとき目を瞑る
 この感じ、中山秀征氏タイプ。

☆味見して足せる塩味冬近し
 最後に味を調える。最後にまた味見してから器に。

☆味見する役目が回る芋煮会
 うれしくもあり、不安もあり。よっぽどのことが無い限り「美味しい」と言うのが大人の対応。

☆本ひらく夜長へ船出するごとく
 良き船旅を。

☆コスモスの位置情報を受信する
 カーナビに導かれて、コスモス街道をゆく。

☆頭蓋骨位の南瓜だと思ふ
 普通に煮炊きに使う大きさの南瓜、言われてみれば。

☆部位示す牛の絵ありてやや寒し
 お肉屋さんか、焼肉屋さんか。私的には牛はランプ辺りが好き。

☆その中に寡黙な小鳥いる日向
 寡黙な小鳥って発見かも。

☆ぶらさがり健康器濡れ秋時雨
 無造作に置かれているのだろう。でもぶらさがり健康器で健康になった人いるのかな。

☆銭湯の富士は快晴文化の日
 文化の日って晴れの特異日だから、付き過ぎっちゃ付き過ぎなんだけど、快晴が気持ちよい。

 

興味本位句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年10月29日(日)04時48分59秒
  投句一覧です。

【興】
うめもどきつるうめもどき興亡史
かりがねの声がきらいで興ざめる
もはや興湧かぬ手中の胡桃かな
解説は大木正興秋ふかむ
興行の無かつたやうな芒原
興行の幟の誤字や天高し
興味薄るる新聞記事や冬に入る
山椒の実一粒ほどの興奮
種採りのだんだん興に乗つてきし
宵闇の甕に鎮まる紹興酒
色鳥や行基瓦の元興寺
草の絮興行チケット渡さるる
即興で作る鼻唄星月夜
即興のテナーサックス紅葉散る
冬に入る火を興しては亡ぼして
遊興費減らして秋刀魚焼いてをり
鵯わたる興ののらない遊園地

【味】
塩味の和人が遊ぶ良夜かな
三味の音のかすかに乗りし秋の風
酸味から始まる歯痛十三夜
秋の朝蓋のあかあか味の素
十月の味つけ海苔を囲いこむ
焼海苔派味付海苔派一葉落つ
賞味期限切れの秋刀魚を焼きはじむ
朝寒し味見するとき目を瞑る
長き夜にたつぷり七味唐辛子
薄味の珈琲に慣れ柿羊羹
母の伝香り松茸味しめぢ
味うすき宿の味噌汁秋時雨
味覚てふ報酬ありて天高し
味見して足せる塩味冬近し
味見する役目が回る芋煮会

【本】
ひとり坐す本寸法の夜長かな
ふしだらな本焼べてゐる焚火かな
横長の絵本めくれば流れ星
屋根裏の本の山々秋深む
敬老の日や本人確認がとれぬ
古本屋から秋蝶の出てゆきぬ
身の芯を一斉千本の芒
図書本をそっと戻しぬ運動会
鶴来るカレーライスのある絵本
不本意なM嬢といる秋の暮
本ひらく夜長へ船出するごとく
本尊は秘仏や廻す秋日傘
本体は鏡の向こう花カンナ
本当にさみしい峠の赤とんぼ
本堂にことさら響く秋の声

【位】
コスモスの位置情報を受信する
ものあれば位置あり竜田姫おはす
位置情報うやむやにして銀杏散る
一位の実ともし鎮守の杜昏れる
一位の実黙つていれば舐められる
菊人形一位のなみだ注がるる
在位歴五十年妻秋深し
秋の昼三位の旗のやや低く
深秋の薄闇に立つ位牌かな
朝市の定位置の店赤とんぼ
長き夜の俎の位置鍋の位置
頭蓋骨位の南瓜だと思ふ
瓢箪の位の低い方の顔
部位示す牛の絵ありてやや寒し
明治節体位崩して水含む
落穂拾ひヘルメット位は被れ

【当季雑詠】
その中に寡黙な小鳥いる日向
ハロウィン前夜見たことのない路地がある
ぶらさがり健康器濡れ秋時雨
ぼんやりと七人姉妹朱欒抱く
秋一夜鉛筆削る音のする
銭湯の富士は快晴文化の日
弾かるる角度にありし葡萄の実
抽斗に金具の取つ手露寒し
朝寒や過ぎし日の夢湯で戻す
長編の揃へる秋の整骨院
冬立ちぬべつこう飴の明るさに
麦とろや三寸二分の弥勒仏
八千草を妣に供へてすぐ帰る
半島の白磁の壺や冬遠音
蓑虫の青空拒むかたちかな
落花生としていくたび割られをる
藁塚の香に擦り寄りし下半身

(以上)

15句選(特選、逆選なし)
選句締切:11月1日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

興味本位句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年10月25日(水)21時45分14秒
  出題です。

【興】
【味】
【本】
【位】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:10月28日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

おおお

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年10月25日(水)21時42分14秒
   百花さんは完全試合達成ですね。何度目でしょうか。
「高点句に名句なし」とはしばしば言われるところですが、句会で採られるような句を作っているうちはまだまだですよね。
 

五体投地句会・作者発表

 投稿者:百花  投稿日:2017年10月25日(水)14時00分21秒
  五体投地句会・作者発表です。
久しぶりの集計です。間違いがありましたらお知らせください。
早めの選句、ありがとうございました。

霧に濡れた五つの銅貨地蔵堂     なむ
単体の南瓜と団体の葡萄       なむ    朝海ぽ百洋七
このこつまなんきんサブマリン投法  なむ    ゆ
地の塩に生きて色なき風に死す    なむ    月
メンソレータムの兄弟秋の湖     なむ    ゆあ洋七

菊五本程もて治す菊人形       朝比古   ゆむ亜百由
口元に飯粒ひとつ体育の日      朝比古   ぽ七
秋澄むや蹴られ続けて投手板     朝比古   京
天と地と人のあはひの澄みにけり   朝比古
薄紙のやうな哀しさ芒原       朝比古   ゆ

五線譜のやがて星月夜となりぬ    ぽぽな   亜七
紅葉かつ散る労働の体格に      ぽぽな   朝海亜由
一投が倒す全ピン秋高し       ぽぽな   京あ七
長き夜のスマートフォンの地図に指  ぽぽな   あ由
障子貼るスペシャリストと障子貼る  ぽぽな   京

五人来て三人眠る虫の宿       月犬    ゆ亜ぽ百洋由
組体操ゆつくり崩れゆく真昼     月犬    む京亜百洋七
投擲の柘榴ひとつの行方かな     月犬
泣く男ゐて十月の路地の奥      月犬    朝海む洋七
冬近し軒に魔除けの紅い襤褸     月犬    百

五感から性感引けば馬肥ゆる     海太    ゆ京七
四十八も体位があれば菊枕      海太    月
犬の秋放尿病に匙投げる       海太    月洋七
地の果てへ行つたつもりの女郎花   海太    月

五輌車の二輌目が好き白木槿     京急    む亜ぽ
腰痛の予兆の体位夜長かな      京急    月
土残る投手板より秋暮れる      京急    ぽ
地に入る虫の如くに頭部から     京急    百
手淫てふ独学の妙薄紅葉       京急    月

五本指ソックス茹であがる馬鈴薯   洋子    む京あ
落葉焚き体にわるい私生活      洋子    朝海ゆむあ由
大根干す丸投げされてゐたりけり   洋子    朝海亜
おでん屋が依怙地タモリ倶楽部みてる 洋子    朝海京あ
長新太のライオンのゐる囲炉裏かな  洋子    むぽ七

小鳥来てゐるをちこちの五番街    由季    む亜
白菊の傍に体側伸ばしゐる      由季    月洋
投函を済ませて身軽女郎花      由季
地上絵の鳥らしきもの秋澄めり    由季    ぽあ
長き夜の変体仮名を連ねけり     由季    亜百あ七
秋寒の勝利投手の口ごもる      由季    京百

虫集く五百羅漢の寺の中       七     むぽ百
秋時雨人体模型泣いている      七     朝海亜洋
長月のたましひ投げる遊びかな    七     ゆ月百あ
露時雨地衣類図鑑めくる指      七     ゆ月百
やや寒やド-ナツの穴売りに行く   七     ゆ

柿食うて五重の塔と映りけり     亜紀    京由
鵙高音サンドバックに体当てて    亜紀    あ
投影の指で遊べる十三夜       亜紀    月ぽ七
蓮の実の飛んで音する投句箱     亜紀
秋晴の応援団の地声かな       亜紀    朝海京ぽ百洋
舞浜で降りる集団十月尽       亜紀    朝海ゆあ由
露の夜届く木箱を解きにけり     亜紀    月洋
すぐ点かぬテレビ画面や冬近し    亜紀    朝海あ

秋澄むや神社の岩の五芒星      あんこ   む月ぽ
文体の異なる人と栗ごはん      あんこ   朝海ゆ洋由
投了のこゑ逆光の蘆の花       あんこ   む亜
月明の天地無用の箱開ける      あんこ   ぽ七
驚きしかたちに割るる石榴かな    あんこ   朝海ゆ京亜ぽ由

新米や玄米すすぐ指五本       百花
稲雀ならで穂を噛む体躯かな     百花
投げてをるわけではないが渋皮煮   百花
地平よりも水平親し月の海      百花
秋の雨五日こもりて六日の飯     百花

五時からの男とをんな仏手柑     ゆかり   月
体毛の集まつてゐる芋煮会      ゆかり   朝海京洋由
腕多き投手の魔球秋深し       ゆかり   百由
地下街に喫煙具店菊日和       ゆかり   む由
半袖の外人夫婦秋黴雨        ゆかり   む京亜あ洋由
 

選句しました。

 投稿者:  投稿日:2017年10月25日(水)12時41分14秒
  ○五感から性感引けば馬肥ゆる
残るは食欲ばかりなり。

○五線譜のやがて星月夜となりぬ
美しい旋律。

○口元に飯粒ひとつ体育の日
楽しそう。

○組体操ゆつくり崩れゆく真昼
スロ-モ-ションを見るよう。

○単体の南瓜と団体の葡萄
おもしろい。

○一投が倒す全ピン秋高し
気持ちよさそう。

○犬の秋放尿病に匙投げる
匙を投げないで下さい。

○投影の指で遊べる十三夜
鳩よ、より狐か。

○泣く男ゐて十月の路地の奥
男は背中で泣く。

○月明の天地無用の箱開ける
おお、光よ。

○メンソレータムの兄弟秋の湖
冷ややかな関係。

○長き夜の変体仮名を連ねけり
夜が長いとこう言うことをしたくなります。

○長新太のライオンのゐる囲炉裏かな
あたたかそう。
 

選句しました

 投稿者:由季  投稿日:2017年10月24日(火)22時00分21秒
  ○柿食うて五重の塔と映りけり
奈良を満喫。

○菊五本程もて治す菊人形
期間中手直しも必要。職人の手つき。

○五人来て三人眠る虫の宿
残る二人が意味深ですね。

○紅葉かつ散る労働の体格に
屋外労働も心地よい季節です。

○体毛の集まつてゐる芋煮会
人間関係も濃そう。

○文体の異なる人と栗ごはん
俳句ではよくあります。

○落葉焚き体にわるい私生活
たまにはアウトドアしてみる都会人。

○腕多き投手の魔球秋深し
劇画的表現。

○地下街に喫煙具店菊日和
このお店はみたことがあります。

○長き夜のスマートフォンの地図に指
スマホに指は当たり前ですが、ぴったりはまっている。

○驚きしかたちに割るる石榴かな
そう見えてきました。

○半袖の外人夫婦秋黴雨
全然寒そうではないのが不思議です。

○舞浜で降りる集団十月尽
カラフルな集団が見えます。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年10月24日(火)20時56分9秒
  ◯五人来て三人眠る虫の宿

あとの二人はお湯につかってやっぱりうつらうつら。

◯秋時雨人体模型泣いている

お天気な日も悲しそうな顔してます。

◯組体操ゆつくり崩れゆく真昼

スロー映像の妙。

◯体毛の集まつてゐる芋煮会

毛深いひとびとの存在感。

◯単体の南瓜と団体の葡萄

葡萄も団体とか言われてるし。

◯白菊の傍に体側伸ばしゐる

傍にがなんかとぼけてる。

◯文体の異なる人と栗ごはん

文体が異なる人という言い方。なるほど。

◯犬の秋放尿病に匙投げる

放尿病って愉快。

◯泣く男ゐて十月の路地の奥

ゴールデン街とかのせまいとこに居そう。

◯秋晴の応援団の地声かな

おっす!

◯メンソレータムの兄弟秋の湖

なつかしい近江兄弟。

◯半袖の外人夫婦秋黴雨

アメリカ人とか冬でもTシャツのイメージ。

◯露の夜届く木箱を解きにけり

木箱がしづかな夜をかんじます。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年10月24日(火)19時12分9秒
  ○五本指ソックス茹であがる馬鈴薯
五本指ソックスがリアル。馬鈴薯もホクホク、美味しそ。

○落葉焚き体にわるい私生活
でも、楽しそ。落葉焚きの音と煙がいい演出。

○鵙高音サンドバックに体当てて
孤独な修練。

○一投が倒す全ピン秋高し
うーん、爽快。

○長月のたましひ投げる遊びかな
受け取ってどこに投げましょか。長月が意外に効いていると思う。

○おでん屋が依怙地タモリ倶楽部みてる
これもおいしそうだなあ。最近、観てないなあ、タモリ倶楽部。
空耳ア~ワ~♪はまだやってるのでしょか。

○地上絵の鳥らしきもの秋澄めり
鳥らしき、がよかったです。空気が綺麗で全景がだんだん見えてくる感じ。

○長き夜のスマートフォンの地図に指
辿りながら、いろいろ思うのでしょうか。

○すぐ点かぬテレビ画面や冬近し
昔のブラウン管。季語がいい。

○メンソレータムの兄弟秋の湖
不思議だけど、秋の湖が合っている。

○長き夜の変体仮名を連ねけり
夜も字のごとく、長くうねっていきます。

○半袖の外人夫婦秋黴雨
寒くないのかな、と思うんですけどね。元気な夫婦が見えてくる。

○舞浜で降りる集団十月尽
ランドか、お酒飲むならシーか。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年10月24日(火)10時23分4秒
  〇菊五本程もて治す菊人形
少しの乱れも許さない・・・

〇五人来て三人眠る虫の宿
二人は外へ・・・

〇虫集く五百羅漢の寺の中
幸せな五百羅漢・・・

〇組体操ゆつくり崩れゆく真昼
圧死しなかっただろうか・・・

〇単体の南瓜と団体の葡萄
団体を単体にして口へ・・・

〇秋寒の勝利投手の口ごもる
純情・・・

〇長月のたましひ投げる遊びかな
受け手はどなた・・・

〇腕多き投手の魔球秋深し
千手観音・・・

〇秋晴の応援団の地声かな
声の枯れるのがすぐそこに・・・

〇地に入る虫の如くに頭部から
セーターの季節・・・

〇露時雨地衣類図鑑めくる指
共生の大先輩・・・

〇長き夜の変体仮名を連ねけり
相転移仮名・・・

〇冬近し軒に魔除けの紅い襤褸
中国系・・・
 

選句です

 投稿者:ぽぽな  投稿日:2017年10月23日(月)22時51分17秒
編集済
  ○五人来て三人眠る虫の宿
長旅でくたびれた子供たちかな。大人の時間はもう少し続きそう。

○五輌車の二輌目が好き白木槿
二両目いいですよね。

○秋澄むや神社の岩の五芒星
二条城近くのあそこですね。

○虫集く五百羅漢の寺の中
愛宕念仏寺良かったです。

○口元に飯粒ひとつ体育の日
お弁当の時間が一番楽しいね。

○単体の南瓜と団体の葡萄
団体のぶどう!

○土残る投手板より秋暮れる
長い試合でした。

○投影の指で遊べる十三夜
狐が王者。

○月明の天地無用の箱開ける
21世紀的なもの。

○秋晴の応援団の地声かな
心底頑張り嗄れ気味。

○地上絵の鳥らしきもの秋澄めり
ナスカのハチドリ。本物見てみたいです。

○驚きしかたちに割るる石榴かな
まさに。

○長新太のライオンのゐる囲炉裏かな
こねこのおんぶ、好きです。

ありがとうございました。

https://ja-jp.facebook.com/PoponaTsukino/

 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年10月23日(月)18時16分31秒
  今回の集計は百花さんです。選句、あまり遅い時間にならないといいですね。

◯五時からの男とをんな仏手柑
 仏手柑とはふしぎな形をしたものですねえ。私はまだ写真でしか見たことがない。見てみたい。

◯秋澄むや神社の岩の五芒星
 岩に五芒星が刻まれているのですね。面白い!見てみたい。

◯腰痛の予兆の体位夜長かな
 気をつけて励んでください。見たくはない。

◯四十八も体位があれば菊枕
 体位句は二句か、もう少し出ると思ったが:笑。菊枕がなにやらいやらしいなあ。

◯白菊の傍に体側伸ばしゐる
 あ、これも体位句に数えていいかもしれない。

◯犬の秋放尿病に匙投げる
 「秋の犬」といえば秋の句になるわけね。「春の犬」あり、「夏の犬」「冬の犬」もありと、便利だね。放尿は病気なのか。匙投げられちゃったね。

◯長月のたましひ投げる遊びかな
 たましひのキャッチボール。いいですね。

◯投影の指で遊べる十三夜
 あ、象だとかネズミだとか手で作った影を障子に映すやつね。よくやった。

◯地の塩に生きて色なき風に死す
 「あなたがたは地の塩である」(山上の垂訓)。信仰心の篤い作者なのだろう。不心得者の私にはよくわからないが、なんとなく惹かれる。

◯地の果てへ行つたつもりの女郎花
 行ったつもりが面白し。

◯露時雨地衣類図鑑めくる指
 今流行りの苔類とは違うのね。地衣類と指の呼応がよき具合。美しい指だと勝手に想像する。

◯手淫てふ独学の妙薄紅葉
 たしかに独学。美しいはずの薄紅葉がなにやらおかしな具合になってきます:笑

◯露の夜届く木箱を解きにけり
 何が入っているんだろうね。ミステリアス。チャカとか白い粉とか。夜霧に紛れて不審な船が置いていった木箱だろう。
 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年10月22日(日)22時50分1秒
  〇菊五本程もて治す菊人形
ちょっと手直しして美男美女に。

〇五人来て三人眠る虫の宿
マッサージチェアにいつの間にか寝息が。

〇五線譜のやがて星月夜となりぬ
音を奏でるように美しき夜。

〇五輌車の二輌目が好き白木槿
二輛目のボックス席がお気に入り。

〇小鳥来てゐるをちこちの五番街
お洒落で明るい雰囲気。

〇紅葉かつ散る労働の体格に
勤労の筋肉は一味違う。

〇秋時雨人体模型泣いている
秋時雨に反応したのかも。

〇組体操ゆつくり崩れゆく真昼
スローモーションよりリアル。

〇大根干す丸投げされてゐたりけり
丸投げってああた、結構な数ありますよ。

〇投了のこゑ逆光の蘆の花
勝者と敗者、逆光が効いています。

〇驚きしかたちに割るる石榴かな
そう言われて納得感。

〇長き夜の変体仮名を連ねけり
書と向き合う静かな時間。

〇半袖の外人夫婦秋黴雨
基礎体温が違うんでしょうね~。
 

選句いたします。

 投稿者:京急  投稿日:2017年10月22日(日)17時21分5秒
  ○ 柿食うて五重の塔と映りけり
パロディーとしてイヤミがなく、エロい。
○五感から性感引けぱ馬肥ゆる
五感の中に無理やり性感を押し込み、エロい。
○五本指ソックス茹であがる馬鈴薯
性欲を刺激するソックスがエロい。
○組体操ゆっくり崩れゆく真昼
ゆっくりエロい。
○体毛の集まってゐる芋煮会
体毛の集まる芋  で切るのもエロい。
○一投が倒す全ピン秋高し
ボウリングのことではないとしてエロい。
○秋寒の勝利投手の口ごもる
一年中口ごもる夜帝のカツトシがむっつりエロい。
○秋澄むや蹴られ続けて投手板
マゾッホの目がエロい。
○おでん屋の依怙地やタモリ倶楽部みてる
タモリ倶楽部の揺れるヒップがエロい。
○秋晴の応援団の地声かな
ときどきエロい声が混じる。
○驚きしかたちに割れる石榴かな
常習ならばエロすぎる。
◯障子貼るスペシャリストと障子貼る
作者の音感に脱帽。スペシャがエロい。
○半袖の外人夫婦秋黴雨
半袖一枚がエロい。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年10月22日(日)14時14分31秒
  ◎菊五本程もて治す菊人形
そんな気もするが、嘘かも。でもそれでいい。

◎五本指ソックス茹であがる馬鈴薯
働く主婦のソックスが見えます。

◎五輌車の二輌目が好き白木槿
こういうこだわり、あります。

◎秋澄むや神社の岩の五芒星
安部さん系の神社。

◎小鳥来てゐるをちこちの五番街
マリーという娘と遠い昔に暮しました。

◎虫集く五百羅漢の寺の中
目黒の五百羅漢寺は鉄筋コンクリート。ちなみに住職は佐山拓郎。

◎組体操ゆつくり崩れゆく真昼
組み上げるときより崩すときが醍醐味。

◎落葉焚き体にわるい私生活
私生活、がいい。

◎投了のこゑ逆光の蘆の花
投了の声って、聞こえないぐらい小さい。逆光がいい。

◎泣く男ゐて十月の路地の奥
います。

◎地下街に喫煙具店菊日和
紀伊国屋書店の地下にあったような。。。

◎長新太のライオンのゐる囲炉裏かな
懐かしい。ついでに久里洋二も思い出しました。

◎半袖の外人夫婦秋黴雨
ああ、いますね。大リーグ中継を見てても隣の人がダウン着てるのにこっちは半袖Tシャツとか。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年10月22日(日)12時32分0秒
  ○菊五本程もて治す菊人形
 「治す」の漢字の選び方がなんだか医師みたいで面白いですね。

○五感から性感引けば馬肥ゆる
 五感って視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚なんだけど、性感を引けばあとは食べるだけだみたいな滅茶苦茶さが楽しいですね。

○五人来て三人眠る虫の宿
 駄目駄目、眠ったふりしてるだけだから。

○文体の異なる人と栗ごはん
 同業者って意外と話する機会がないですよね。

○落葉焚き体にわるい私生活
 「体にわるい姿勢」というのを音韻的に内包していますね。

○このこつまなんきんサブマリン投法
 関東人なのでちょっと分からないところもあるのですが、「この、こつまなんきん」というのは「このカボチャ野郎」くらいの罵倒表現なのでしょうか。季節がら日本シリーズで活躍した往年の足立投手や山田投手を思い出します。

○長月のたましひ投げる遊びかな
 語の連結の具合が俳句自動生成ロボット「ゆかりり」みたいな句ですね(「ゆかりり」にも頭韻を踏む機能があって「なめらかに足腰を待つ秋の風」みたいなものを詠むので…)。

○露時雨地衣類図鑑めくる指
 「地衣類」、初めて知りました。「めくる指」がいいですね。季語とあいまって図鑑ならではの上質紙の質感を感じます。

○メンソレータムの兄弟秋の湖
 行く秋を近江兄弟と惜しんで下さい。

○やや寒やド-ナツの穴売りに行く
 このあいだデパートの地下でド-ナツの穴だけ売っていました。

○驚きしかたちに割るる石榴かな
 「驚きしかたち」という措辞の固さが石榴っぽい気もします。

○薄紙のやうな哀しさ芒原
 薄紙が哀しいという感覚と、しかもそれを芒原で感じているところがいいですね。

○舞浜で降りる集団十月尽
 これ、「十月尽」と言っているだけで、ハロウィーンとも仮装とも言っていないのだけど、そう感じさせるところがすごいですね。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年10月22日(日)08時13分1秒
  ◯紅葉かつ散る労働の体格に
東京都郊外のとある工事現場。

◯秋時雨人体模型泣いている
南野陽子によく似た体型。

◯体毛の集まつてゐる芋煮会
西村山郡河北町眺望の丘。

◯単体の南瓜と団体の葡萄
北九州市の軟体の海鼠。

◯文体の異なる人と栗ごはん
白ごはんは文体の同じ人と。

◯落葉焚き体にわるい私生活
發見された三大疾病。

◯大根干す丸投げされてゐたりけり
中海に浮かぶ大根島の大字大根字大根の光景。

◯おでん屋が依怙地タモリ倶楽部みてる
一萬円札出されても釣が無い。

◯泣く男ゐて十月の路地の奥
九萬九千日も参詣したけどご利益無し。

◯秋晴の応援団の地声かな
一筒の大砲から出る号砲よりも大きく。

◯すぐ点かぬテレビ画面や冬近し
九筒のような丸ばっかりで目が回る。

◯驚きしかたちに割るる石榴かな
一素人の目から見てとても卑猥な割れ方。

◯舞浜で降りる集団十月尽
九素のように横三列縦三列。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年10月22日(日)05時54分47秒
  ☆紅葉かつ散る労働の体格に
 ガテン系のような気がする。

☆秋時雨人体模型泣いている
 泣いているのかぁ。ちゃんと手入れしてあげないとね。

☆体毛の集まつてゐる芋煮会
 むさいむさい。

☆単体の南瓜と団体の葡萄
 韻文としての俳句のよろしさ横溢。

☆文体の異なる人と栗ごはん
 のろけだね。

☆落葉焚き体にわるい私生活
 体にわるいこと、愉悦。

☆大根干す丸投げされてゐたりけり
 やることはやる。

☆おでん屋が依怙地タモリ倶楽部みてる
 拘りが強い。電車倶楽部の回が好き。

☆泣く男ゐて十月の路地の奥
 女じゃなくて男というところ眼目。

☆秋晴の応援団の地声かな
 高い空に吸い込まれてゆくように。

☆すぐ点かぬテレビ画面や冬近し
 懐かしいタイプ。真空管か。

☆驚きしかたちに割るる石榴かな
 俳句的発見の妙。

☆舞浜で降りる集団十月尽
 ネズミの耳つけて。
 

五体投地句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年10月22日(日)00時21分26秒
  投句一覧です。

【五】
柿食うて五重の塔と映りけり
菊五本程もて治す菊人形
五感から性感引けば馬肥ゆる
五時からの男とをんな仏手柑
五人来て三人眠る虫の宿
五線譜のやがて星月夜となりぬ
五本指ソックス茹であがる馬鈴薯
五輌車の二輌目が好き白木槿
秋澄むや神社の岩の五芒星
小鳥来てゐるをちこちの五番街
新米や玄米すすぐ指五本
虫集く五百羅漢の寺の中
霧に濡れた五つの銅貨地蔵堂

【体】
稲雀ならで穂を噛む体躯かな
口元に飯粒ひとつ体育の日
紅葉かつ散る労働の体格に
腰痛の予兆の体位夜長かな
四十八も体位があれば菊枕
秋時雨人体模型泣いている
組体操ゆつくり崩れゆく真昼
体毛の集まつてゐる芋煮会
単体の南瓜と団体の葡萄
白菊の傍に体側伸ばしゐる
文体の異なる人と栗ごはん
落葉焚き体にわるい私生活
鵙高音サンドバックに体当てて

【投】
このこつまなんきんサブマリン投法
一投が倒す全ピン秋高し
犬の秋放尿病に匙投げる
秋寒の勝利投手の口ごもる
秋澄むや蹴られ続けて投手板
大根干す丸投げされてゐたりけり
長月のたましひ投げる遊びかな
土残る投手板より秋暮れる
投げてをるわけではないが渋皮煮
投影の指で遊べる十三夜
投函を済ませて身軽女郎花
投了のこゑ逆光の蘆の花
投擲の柘榴ひとつの行方かな
蓮の実の飛んで音する投句箱
腕多き投手の魔球秋深し

【地】
おでん屋が依怙地タモリ倶楽部みてる
泣く男ゐて十月の路地の奥
月明の天地無用の箱開ける
秋晴の応援団の地声かな
地に入る虫の如くに頭部から
地の塩に生きて色なき風に死す
地の果てへ行つたつもりの女郎花
地下街に喫煙具店菊日和
地上絵の鳥らしきもの秋澄めり
地平よりも水平親し月の海
長き夜のスマートフォンの地図に指
天と地と人のあはひの澄みにけり
露時雨地衣類図鑑めくる指

【当季雑詠】
すぐ点かぬテレビ画面や冬近し
メンソレータムの兄弟秋の湖
やや寒やド-ナツの穴売りに行く
驚きしかたちに割るる石榴かな
手淫てふ独学の妙薄紅葉
秋の雨五日こもりて六日の飯
障子貼るスペシャリストと障子貼る
長き夜の変体仮名を連ねけり
長新太のライオンのゐる囲炉裏かな
冬近し軒に魔除けの紅い襤褸
薄紙のやうな哀しさ芒原
半袖の外人夫婦秋黴雨
舞浜で降りる集団十月尽
露の夜届く木箱を解きにけり

(以上)

13句選(特選、逆選なし)
選句締切:10月25日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

五体投地句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年10月18日(水)22時08分20秒
  出題です。

【五】
【体】
【投】
【地】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:10月21日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

生涯現役句会

 投稿者:月犬  投稿日:2017年10月18日(水)21時21分15秒
  結果発表です。間違いありましたらご一報ください。

胃から声このどぶろくは生きてゐる   なむ  朝ゆ海亜洋由亞京
天涯孤独どの瓜坊も瓜坊も       なむ  け
現前精霊落鮎は列なして浮く      なむ
漸寒や役の行者といふ地酒       なむ  月
秋落暉橋梁影を深く濃く        なむ

生殖の仕組みのページ秋ともし     ぽぽな むゆ亞京七
竜淵に潜み天涯がらんどう       ぽぽな む百
山霧の深き現場から中継        ぽぽな あ亜洋亞
風役の子が駆けてゆく秋うらら     ぽぽな む朝ゆ百海由亞京七け
ゆく秋の雨の音する食洗機       ぽぽな むゆ月百あ海亜由亞京

角帽の書生の父や柿の秋        朝比古 け
境涯を語ることなき案山子かな     朝比古 月百海亜由京七け
秋深き現像液の匂ひかな        朝比古 あ洋由ぽ亞
役者から役者へ秋の時雨かな      朝比古
ばいの傷たしかめてより打ちにけり   朝比古 ぽ

生意気な少女の好きな野菊かな     月犬  朝百海亜京
おんおんと花野の涯に鬼泣きぬ     月犬  むゆ亜ぽ亞七
一対の耳現はるる月夜かな       月犬  む朝ゆ百あ海亜洋由ぽ亞
市役所の公孫樹激しく揺さぶりぬ    月犬  海
秋霖やしづかに錆びてゆくナイフ    月犬  朝百海亜

秋紅葉王手に羽生の指震へ       京急  む
知床の地の涯ホテル真雁が来      京急  月
深秋や黒光る魔羅現前に        京急  月
役終へて裸の楽屋鳥兜         京急  む七
青蜜柑地下霊場の寝釈迦かな      京急  む

生死そは薄皮いちまい落花生      海太
涯ててなるかと蟷螂の斧水涯      海太  月
現場監督が白粉花になり出現      海太  洋け
役所広司名演の蛇穴に入る役      海太  月
墓墓墓墓墓墓基墓墓参         海太  百洋ぽ七

鶇来る映画のなかの双生児       洋子  ゆあ
涯しないものがたりにがて飛ぶ蝗    洋子
蝗取り超現実主義者こゑ甘し      洋子  ゆ七
チョイ役でラッパーの役ピーナッツ   洋子  月あ亜由京け
銀杏にほふ夜へ夜へ引つぱらる     洋子  海

生姜きざむ話の続き気になつて     あんこ け
秋霖の夜の涯より近づけり       あんこ
鳥渡る現代文の角張りて        あんこ 朝亞京
手の中の胡桃脇役のセリフ       あんこ 洋け
木犀は己が香りの中に散り       あんこ ぽ

生ですか燻製ですか鵙の贄       けんじ 月海亞
天涯の深き空洞小鳥来る        けんじ
木の実落つ現を一つ切り取りて     けんじ 京
配役のうまくはまらず烏瓜       けんじ 月
鉄柵のどの出口にもゐのこづち     けんじ ゆあ亜由亞七

生なまと鶴の声のみ残りけり      亞子  京
風巡る花野の涯は崖である       亞子  むゆ海亜京け
表現にはにかみありて菊膾       亞子  む由
真夜中の役入れ替わる菊人形      亞子  ゆ月百海亜洋由七
房総に雲の流るる茸狩         亞子  朝あ洋

赤まんま生まれながらの楽天家     亜紀  月あ洋ぽけ
生涯はごくごくふつう万年青の実    亜紀  あ由亞七
現状を色に留めて烏瓜         亜紀  由七
行く秋のフリーハンドで描く地球    亜紀  洋ぽ亞
小鳥来る卓のメニューに顔寄せて    亜紀  む朝洋由七け
掃きながら降りる階段十三夜      亜紀  む月百あ洋由ぽ亞
紐の色違ふ紐靴草の絮         亜紀  むゆ百海け
仮装する人と行き合ふ暮の秋      亜紀  朝

星月夜生体反応ある廃墟        由季  朝ゆ百海亜ぽ
最涯ての煙突見えてくる秋野      由季  朝洋京
芒原点滅をする現在地         由季  ゆ百亜亞け
長き夜の特殊メイクの役者たち     由季  朝百亜洋ぽ
銀杏散るタイムスリップする途中    由季  あ

花野より生命体のざわざわと      七   ゆ海
行く秋の境涯などとふと浮かぶ     七   月
あなまどひ現身としてのたりかな    七
役終わり乗ってみるかな鰯雲      七   あ京
モノクロの夢の境に竈馬        七   百け

秋の暮生活のにほひ無き女       百花  七
天涯に友ありと立つ稲光        百花  あぽ京
現金は持ち歩かぬときりぎりす     百花  あ七
木守柿その大役を青空に        百花
月読や雲の奥より差すひかり      百花

生コンの滴つてゐる秋麗        ゆかり ぽ七
二百十日みづと崩るる水の涯      ゆかり
山に入り現地調達する茸        ゆかり 朝け
役人の役の役者と秋刀魚焼く      ゆかり む朝由ぽ
秋灯の酒家に土器作家と土器と     ゆかり 月
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年10月18日(水)20時55分42秒
  ○角帽の書生の父や柿の秋
厳格で近寄りがたく、でも尊敬されている父が見えます。

○生姜きざむ話の続き気になつて
とりあえず超高速ですべてきざみます。

○赤まんま生まれながらの楽天家
すぐ見た目で判断される、と不満そう。

○境涯を語ることなき案山子かな
実は悪い魔女に魔法をかけられて、とかいう映画。

○天涯孤独どの瓜坊も瓜坊も
でもみんな仲間ですから。

○風巡る花野の涯は崖である
隔離された楽園。ここから誰も出られない。

○現場監督が白粉花になり出現
ハロウィンなのでね、ちょっと頑張りました。

○山に入り現地調達する茸
カラフルとか大きいのとかは避けましょう。一応下剤も。

○芒原点滅をする現在地
その後足取りがつかめません。

○チョイ役でラッパーの役ピーナッツ
かなり多芸で陽気な双子。

○手の中の胡桃脇役のセリフ
ここで主役を食うほどの名演技を企みます。

○風役の子が駆けてゆく秋うらら
わー。

○モノクロの夢の境に竈馬
何か意味深。ここからが現?

○小鳥来る卓のメニューに顔寄せて
決して老眼ではありません。

○紐の色違ふ紐靴草の絮
これがおしゃれなんですってば。
 

選句しました。

 投稿者:  投稿日:2017年10月18日(水)19時34分50秒
  ○秋の暮生活のにほひ無き女
生活臭が無いからってイイ女というわけじゃないの。

○生コンの滴つてゐる秋麗
トンネルを出ると天国だった。

○生殖の仕組みのページ秋ともし
隠し読みする思春期の頃。

○おんおんと花野の涯に鬼泣きぬ
鬼の顔の下に泪。

○境涯を語ることなき案山子かな
燃えるゴミになります。

○生涯はごくごくふつう万年青の実
ふつうってこのごろ素敵。

○現金は持ち歩かぬときりぎりす
浪費も認知症。

○現状を色に留めて烏瓜
これ以上でも以下でもなく。

○蝗取り超現実主義者こゑ甘し
ふ~~ん、そうなんですか~!?知りませんでした~。

○真夜中の役入れ替わる菊人形
暗くなるまで待ってみよう。

○風役の子が駆けてゆく秋うらら
ヒュ~イウヒュ~ウ♪北風小僧だかんたろう~♪

○役終へて裸の楽屋鳥兜
怖いですねえコワイですねえ!!!

○小鳥来る卓のメニューに顔寄せて
蚯蚓やら、虫やら盛りだくさんアジアンカフェ。

○鉄柵のどの出口にもゐのこづち
あ、あの近道通ってきましたね。

○墓墓墓墓墓墓基墓墓参
どこかにあった、血血血血皿血・・・列べるってなぜか面白い。
 

選句いたします。

 投稿者:京急  投稿日:2017年10月18日(水)18時24分27秒
  ○胃から声このどぶろくは生きてゐる
自己客体化はユーモアの源泉。その見本ですね。
○生なまと鶴の声のみ残りけり
リアル感せまる。
○生意気な少女の好きな野菊かな
そうなんだ。知りませんでした。
○生殖の仕組みのページ秋ともし
正しく学べば決して後ろめたくありません。
○境涯を語ることなき案山子かな
案山子の凛々しさが見えてきます。
○最涯ての煙突見えてくる秋野
万歩計をベルトに健脚。明るい終末感。
○天涯に友ありと立つ稲光
感動。
○風巡る花野の涯は崖である
走り過ぎるとブレーキが効かず、天国へ。
○鳥渡る現代文の角張りて
文字に対する鋭敏な感覚。
○木の実落つ現を一つ切り取りて
鮮やかなシュールリアル。
○チョイ役でラッパーの役ピーナッツ
軽妙。
○風役の子が駆けてゆく秋うらら
全編が秋の気配するお芝居。
○役終わり乗ってみるかな鰯雲
マチネーの緊張感が途切れて空を見た。
○ゆく秋の雨の音する食洗機
凄い新鮮な句材。類句がないでしょう。
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年10月18日(水)16時51分11秒
  ◯胃から声このどぶろくは生きてゐる
どぶろくの力みなぎる呑兵衛句。

◯生ですか燻製ですか鵙の贄
わたしも聞いてみたい。

◯生殖の仕組みのページ秋ともし
季語が効いてます。

◯おんおんと花野の涯に鬼泣きぬ
鬼って実はよく泣くのですね。

◯生涯はごくごくふつう万年青の実
ふつうがよろしい。

◯一対の耳現はるる月夜かな
月夜に耳は似合います。

◯山霧の深き現場から中継
小さなライトにぼぅと浮かぶ
マイク片手の男が見えます。

◯秋深き現像液の匂ひかな
この匂いの体験者は減っている、年々。

◯鳥渡る現代文の角張りて
カクカクです。

◯芒原点滅をする現在地
芒のひかりが心象に。

◯風役の子が駆けてゆく秋うらら
風の役っていいなあ。

◯ゆく秋の雨の音する食洗機
いい感じ。

◯行く秋のフリーハンドで描く地球
円ではなく、地球を描くのが秋らしいのかと。

◯掃きながら降りる階段十三夜
中腰の作業はなかなかヘビィ。おつかれさま。

◯鉄柵のどの出口にもゐのこづち
ゐのこづち性がよく現れていると思う。
 

選句です

 投稿者:ぽぽな  投稿日:2017年10月18日(水)09時22分43秒
  ○星月夜生体反応ある廃墟
生き物のいる星。

○生コンの滴つてゐる秋麗
生コン冥利につきます。

○赤まんま生まれながらの楽天家
人生の達人。

○おんおんと花野の涯に鬼泣きぬ
おとぎ話の世界へ誘われます。

○天涯に友ありと立つ稲光
いいです。

○一対の耳現はるる月夜かな
なんの耳かな。

○秋深き現像液の匂ひかな
雰囲気あります。

○長き夜の特殊メイクの役者たち
元にもどれますように。

○役人の役の役者と秋刀魚焼く
やく、がたくさんでてきて楽しい。

○ばいの傷たしかめてより打ちにけり
その子の手順があるのですね。

○行く秋のフリーハンドで描く地球
大切に。

○掃きながら降りる階段十三夜
足元どうぞ気をつけて。

○紐の色違ふ紐靴草の絮
蛍光の紐が見えました。

○墓墓墓墓墓墓基墓墓参
大きい墓地ですね。

○木犀は己が香りの中に散り
かっこいい。

https://ja-jp.facebook.com/PoponaTsukino/

 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2017年10月17日(火)17時01分23秒
  ○胃から声このどぶろくは生きてゐる
違法でかつ美味しいのでしょう。

○境涯を語ることなき案山子かな
語られないが何かある。

○生涯はごくごくふつう万年青の実
普通がいいですね。万年青の実もいいですね。

○一対の耳現はるる月夜かな
月夜なのでそういうことも起こります。

○現状を色に留めて烏瓜
色づききれないものもあるのでしょう。

○秋深き現像液の匂ひかな
そう言われれば、秋が相応しいような気がします。

○表現にはにかみありて菊膾
はにかみがあってよかったです。

○チョイ役でラッパーの役ピーナッツ
この軽さ、なかなかですね。

○真夜中の役入れ替わる菊人形
怖いです。

○風役の子が駆けてゆく秋うらら
風役、いいですね。私は玉手箱から出る煙の役をやったことがあります。

○役人の役の役者と秋刀魚焼く
ここまで役を重ねてもらえば。

○ゆく秋の雨の音する食洗機
わかります。無理やり詩的にしているところが可笑しいです。

○小鳥来る卓のメニューに顔寄せて
眼に浮かびます。

○掃きながら降りる階段十三夜
よくわかります。十三夜が効いています。

○鉄柵のどの出口にもゐのこづち
そこはぬかりなく。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年10月17日(火)16時14分36秒
  ◯胃から声このどぶろくは生きてゐる

じわじわ沁みます。

◯赤まんま生まれながらの楽天家

鰐にたべられそうになってもうれしそうに笑ってるかな。

◯最涯ての煙突見えてくる秋野

最涯だしやっぱり煙突だね。

◯一対の耳現はるる月夜かな

一つ目小僧じゃないことはたしかです。

◯現場監督が白粉花になり出現

現場監督まさかの女装マニア?

◯山霧の深き現場から中継

現場であたらしい事件も起きそう。

◯秋深き現像液の匂ひかな

すっぱい夜。

◯手の中の胡桃脇役のセリフ

脇とはいえちからはいってます。

◯真夜中の役入れ替わる菊人形

ひっそりおこなわれるのでしょうか。

◯長き夜の特殊メイクの役者たち

不平も言わずにちょこんと座ってるひちたちかわいい。

◯行く秋のフリーハンドで描く地球

ゆらゆらしたまる?

◯小鳥来る卓のメニューに顔寄せて

楽しいひととき。

◯掃きながら降りる階段十三夜

してますね。

◯墓墓墓墓墓墓基墓墓参

墓地ってこんなかんじたしかに。

◯房総に雲の流るる茸狩

行きたいなぁ。
 

選句しました

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年10月17日(火)15時41分54秒
  ○胃から声このどぶろくは生きてゐる
腹の中から湧くエナジー。

○星月夜生体反応ある廃墟
隕石から産まれしもの。

○生意気な少女の好きな野菊かな
傷つきやすきこと多し。

○おんおんと花野の涯に鬼泣きぬ
鬼の号泣が止まらない。

○境涯を語ることなき案山子かな
覚悟と潔さ。

○風巡る花野の涯は崖である
さんずいが取れて山をいただきます。

○一対の耳現はるる月夜かな
月夜でいっそうミステリアスに。

○山霧の深き現場から中継
放送事故のように真っ白。

○芒原点滅をする現在地
事件の匂いが。

○チョイ役でラッパーの役ピーナッツ
チョイ役なれど味のある役。

○真夜中の役入れ替わる菊人形
花の咲き具合で替わるのですよ。

○長き夜の特殊メイクの役者たち
仕上がりの時間が読めない。

○ゆく秋の雨の音する食洗機
雨の音と感じるのが秋なのですね。

○秋霖やしづかに錆びてゆくナイフ
静かに且つ着実に。

○鉄柵のどの出口にもゐのこづち
お土産のように背中に付けて
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年10月17日(火)10時30分23秒
  ◯胃から声このどぶろくは生きてゐる
希少価値のある一杯。

◯花野より生命体のざわざわと
望観すれば鳥や獣そして人間。

◯星月夜生体反応ある廃墟
のんびりと寝転がっている酔っ払い。

◯生ですか燻製ですか鵙の贄
党人派ですか官僚派ですか自民党。

◯生意気な少女の好きな野菊かな
代わりに差し出す便所菊。

◯境涯を語ることなき案山子かな
表面上 は案山子、裏面はタワシ。

◯風巡る花野の涯は崖である
小石に躓いて風と共に去りぬ。

◯一対の耳現はるる月夜かな
池袋サンシャインシティプリンスホテル。

◯市役所の公孫樹激しく揺さぶりぬ
百千の銀杏に撃たれて糞死。

◯真夜中の役入れ替わる菊人形
合体と離反を毎夜繰り返し。

◯風役の子が駆けてゆく秋うらら
子供は風の子、大人は茸。

◯ゆく秋の雨の音する食洗機
東芝食洗機は生産終了。

◯銀杏にほふ夜へ夜へ引つぱらる
京都の夜は花見小路から。

◯秋霖やしづかに錆びてゆくナイフ
都会の片隅の何気ない景。

◯紐の色違ふ紐靴草の絮
知ったことか!

??東京に瓦斯火は赤し秋刀魚焼く
事が収まらなかったので失礼(狂言回しです)。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年10月16日(月)18時59分35秒
  ○赤まんま生まれながらの楽天家
結構いつも頭にきそうだけど、なんだか離れないタイプの人かも。

○鶇来る映画のなかの双生児
シュールな映画を想像しました。

○生涯はごくごくふつう万年青の実
万年青の実、の地味ながら存在感を感じさせて、
そんなに悪いもんじゃない、人生と思っている感じがします、このお方。

○天涯に友ありと立つ稲光
この友はもうおられないのかな。もしくは寓話?
どっちにせよ稲光でいろいろ広げられていい。

○一対の耳現はるる月夜かな
耳が特徴的なんですね。月の光の中。どんな人か想像が楽しい。

○現金は持ち歩かぬときりぎりす
だから、アリに負けるのでは?

○山霧の深き現場から中継
そのまま、レポーターは行方不明に…?

○秋深き現像液の匂ひかな
秋の澄んだ空気が感じられます。

○チョイ役でラッパーの役ピーナッツ
こないだ、ドラマで中山美穂がラップ歌っててビックリした。
カタカナの軽快なちりばめ方がラップっぽい句。

○役終わり乗ってみるかな鰯雲
解放感。私も乗りたい。

○ゆく秋の雨の音する食洗機
しんみりと秋の風情。

○銀杏散るタイムスリップする途中
タイムスリップとは、なるほど。

○掃きながら降りる階段十三夜
動作が見えますね。

○鉄柵のどの出口にもゐのこづち
地味だけど味わい深い句。

○房総に雲の流るる茸狩
のどけし~。
 

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