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往生要集句会結果発表

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 7月 5日(水)23時42分36秒
  結果です。間違いありましたら、ご一報ください。

路地を割る夜汽車金魚に既往症    なむ  月亞海ゆ
剥いて剥いて生の玉葱ほどの夜叉   なむ  月洋海
注意書に要返却とあるトマト     なむ  け海みゆ
蚊遣火を集めて終る路地の通夜    なむ  百月由
少年よ寸志を抱け冷奴        なむ  百ゆ

往来を癒して風鈴売行けり      朝比古 月け
水虫の足生きてゐる感じかな     朝比古 月亞亜み
アロハシャツ着て口癖は「要するに」 朝比古 百む亜ゆ
蝿帳の卓に集めし小鉢かな      朝比古 け亞
扇風機軋みて首の戻り来し      朝比古 あ亜み

往診の歯医者来てをり立葵      由季  百むけ海
梅雨湿り生薬之図の細密に      由季  百
要員の余つてゐたるブールかな    由季  け洋ゆ
くぐるとき風の集まる茅の輪かな   由季  百む月け亞亜
ゐたはずの集合写真柚子の花     由季  むあけ洋亜

カンナ燃える道往診の医師急ぐ    月犬  亞洋み
梅雨寒や寄生虫館に灯が点る     月犬  むあ洋み
遠くからサイレン夏雲要町      月犬
やはらかく拍つ手に緋鯉集まりぬ   月犬  亞
寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ   月犬  朝むあ洋由亜海

往来に水を打っては立ちつくす    亞子  朝月け洋由亜み
透けるべく生ハム削がれ小暑かな   亞子  けゆ
要件は一行で済み蝉しぐれ      亞子  朝海
熱帯魚電気のごとく集散す      亞子  百あ海ゆ
蟻の道往路を行けば復路あり     亞子  百月由

結果往来!道に迷うて蛍火に     海太  むゆ
慎ましき性生活に添へて薔薇     海太  朝むゆ
君が必要蛍袋に詰めてでも      海太  百あけみ
水知らずの人集ひをり滝壺に     海太  む
仰臥して被せてもらふ木下闇     海太  洋み

七月の往復ハガキ鰐がゐる      洋子  あ亞海
昼寝覚めカナリアほしい双生児    洋子  朝あ亞
夏痩せてウタダヒカリが要るといふ  洋子
花茣座の集合写真痩せてゐる     洋子  あ
油照り壊れてゐてもかまいません   洋子  月ゆ

往路雨復路大雨かたつむり      亜紀  む月亞み
学生の街の食堂梅雨明くる      亜紀  朝あ
ひとつづつ探る要因サングラス    亜紀  海
要点を列挙してゆく夏帽子      亜紀  朝洋
ファンらしき人の集結雲の峰     亜紀  あ由み
路地裏を走つて来たる虹の橋     亜紀
パレードの為に陣取るかき氷     亜紀
マスキングテープに記す冷蔵庫    亜紀  ゆ

往信の印字の滲み夏薊        あんこ
二の鳥居くぐる花嫁半夏生      あんこ 百月け亞
ポンポンダリア要約すれば君が好き  あんこ 百由亜
つやつやとプールサイドへ集まりぬ  あんこ 百朝亞洋由亜み
ウクレレを抱へてゐたる夕端居    あんこ 朝む月亞由亜海ゆ

往来の中に紛れしサングラス     けんじ 朝由亜
叔母の注ぐ泡の絶妙生ビール     けんじ 由み
羽蟻来し重要事項説明書       けんじ
草いきれ集団下校の最後尾      けんじ 朝むあ洋由亜
届かない高さに竹の皮光り      けんじ 朝

筒鳥や往復はがきへ切手二枚     百花
生ビールちびりちびりと古希の昼   百花  海
隠れ喪や要ゆるびし扇子の香     百花
来いといへばすぐに集まる鰻の日   百花  けみ
冷し瓜はんぶんこしてスプーンで   百花

住職の娘嫁ぐや冷し瓜        みやさと 百朝む由海
生協のひとと駆け落ち夏の果て    みやさと 月け亞由
蛍狩り要らざるものを捨てざりき   みやさと
集合体恐怖症的走馬燈        みやさと
昼顔やフランケンシュタインの恋   みやさと あゆ
鴎外忌百年前のティーカップ     みやさと 洋

往年の歌ビストロの梅雨晴間     ゆかり
空梅雨の星空といふ生命体      ゆかり
必要も母も要らない夏の浜      ゆかり 海
梅雨晴や忘れがちなる収集日     ゆかり
順繰りに直すものあり梅雨晴間    ゆかり 洋亜
 
 

では

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 7月 5日(水)23時29分0秒
  あと30分ほどお待ち下さい。  

せせいさん

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 7月 5日(水)23時20分58秒
  すみませんが、これ以上こちらの句会の雰囲気をかき乱さないで下さい。

月犬さん、せせいさんの選は数えなくてよいです。悪しからず。
 

よくわからない

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 7月 5日(水)23時07分57秒
  ことになりました。
私が判断することではないかとも思いますので、
集計発表は明日ということでお願いします。
ゆかりさん、よろしくお願いします。
 

ふむ

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 7月 5日(水)22時53分46秒
  なんだかやっかいなことになりにけり。
集計しばらくおまちください。
 

選句します

 投稿者:せせい  投稿日:2017年 7月 5日(水)22時50分35秒
  〇往信の印字の滲み夏薊
季語は「夏薊」。滲みに俳味が。

〇筒鳥や往復はがきへ切手二枚
季語は「ツツドリ」。最近の官製はがき値上がりを想いました。

〇空梅雨の星空といふ生命体
季語は「空梅雨」。生命体の壮大さ。

〇生協のひとと駆け落ち夏の果て
季語は「夏の果て」。ロマンチックな考え方。

〇アロハシャツ着て口癖は「要するに」
季語は「アロハシャツ」。インナワード「要するに」。

〇夏痩せてウタダヒカリが要るといふ
季語は「夏痩せ」。宇多田ヒカルの跋扈。

〇蛍狩り要らざるものを捨てざりき
季語は「蛍狩り」。捨てられないのが俳句的な様な気がしました。

〇つやつやとプールサイドへ集まりぬ
季語は「プール」。何か人間が美化し始める夏。

〇集合体恐怖症的走馬燈
季語は「走馬灯」。毒菌の凝集見たいな。

〇草いきれ集団下校の最後尾
季語は「草いきれ」。ラストには副班長がいるのでしょうか。

〇鴎外忌百年前のティーカップ
季語は「鴎外忌」。アンティークの魅力。

〇少年よ寸志を抱け冷奴
季語は「冷奴」。大志ではなくて寸志。そこがユーモラスですね。

〇届かない高さに竹の皮光り
季語は「竹の皮」。届かない高さに俳句的ロマンがある様な。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 7月 5日(水)22時41分32秒
編集済
  ○結果往来!道に迷うて蛍火に
 「結果オーライ」というあまりいい意味では使わない慣用句とかけた一発芸ですが、じゃんけんで負けたみたいに螢になってしまったようです。

○路地を割る夜汽車金魚に既往症
 摂津の引用でできている句ですが、「既往症」が作者自身の告白のようでもあります。

○慎ましき性生活に添へて薔薇
 どこに添えるのでしょうか。

○透けるべく生ハム削がれ小暑かな
 あの生ハム削ぎ器はなんという道具なのだろうと検索したのですが、「生ハムの原木 パレタセラーナ 約4kg 【専用固定式ホルダー、ナイフセット】」みたいな売り方をしていて、セット販売なのですね。季語の斡旋の巧みさによって、今まさに刻々と腐ってゆく芳香を感じます。

○アロハシャツ着て口癖は「要するに」
 アロハシャツを着た日本人は気が短そうな人が多いような気がします。

○注意書に要返却とあるトマト
 俳句形式を逆手にとったような句ですね。トマトの前で切れない方が面白いでしょう。

○要員の余つてゐたるブールかな
 うっ、よく見ると「プール」ではないのですね。

○熱帯魚電気のごとく集散す
 「自動ドアひらくたび散る熱帯魚 岡田由季」を思い出させます。

○ウクレレを抱へてゐたる夕端居
 抱えているだけで、弾いているとはひとことも言っていないところが眼目でしょう。

○マスキングテープに記す冷蔵庫
 引越でしょうか。

○少年よ寸志を抱け冷奴
 大志を抱いたらどうなってしまうのでしょう。

○昼顔やフランケンシュタインの恋
 「昼顔」の「顔」の字がにわかに別の意味を持ち始めます。

○油照り壊れてゐてもかまいません
 あれ、ほんとに暑苦しいですよね。
 

選句しました

 投稿者:みやさと  投稿日:2017年 7月 5日(水)03時32分45秒
  〇カンナ燃える道往診の医師急ぐ
カンナの鮮やかな赤色のもたらす緊迫感。ドラマのワンシーンみたいです。

〇往来に水を打っては立ちつくす
悩みごとでもあるのかなって。打ち水って、内省的な感じがあります。

〇往路雨復路大雨かたつむり
絵本みたいでかわいいです。かたつむりを応援したい。無事におうちに帰れたのだろうか。

〇叔母の注ぐ泡の絶妙生ビール
叔母さんの意外な特技。最後に生ビールが見えるところが好き。ぐいっと飲みたいです。

〇水虫の足生きてゐる感じかな
水虫との共生生活なのかな。ふしぎ。

〇梅雨寒や寄生虫館に灯が点る
目黒の寄生虫館でしょうか。湿る空気に滲む光。

〇君が必要蛍袋に詰めてでも
ストレートの剛速球。蛍袋は、口を縛れなさそうな形なので、ちょっとこころもとない。君は螢めいたひとなのかなあ。恋の句です。

〇注意書に要返却とあるトマト
ひ、ひとくちかじってしまった場合は……どうなるんでしょう。奇妙な味わいがあって面白いです。

〇つやつやとプールサイドへ集まりぬ
夏の少年少女ノスタルジー!つやつやと、が好きです。

〇来いといへばすぐに集まる鰻の日
こういうお友達、良いですね。何年ぶりでも気さくに話せそう。

〇ファンらしき人の集結雲の峰
誰のファンなんだろう?でもきっと楽しそうな独特の空気があるのかな。

〇仰臥して被せてもらふ木下闇
木下闇の優しさ。被せてくれるひとは誰なのでしょう。

〇扇風機軋みて首の戻り来し
あ、うちのも昔そうだった!首をこうがっと掴んで、「おいひとりじめすんなよ~」って。夏は郷愁の季節なのかも。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 7月 4日(火)23時59分17秒
  ◯往診の歯医者来てをり立葵
歯医者おじさん(ハーイ)歯医者おじさん(アッヌガッ)。

◯七月の往復ハガキ鰐がゐる
八月の往復ビンタ薬要る。

◯住職の娘嫁ぐや冷し瓜
先代先々代住職を往職とも。

◯路地を割る夜汽車金魚に既往症
割れても末に往かんとぞ思ふ。

◯生ビールちびりちびりと古希の昼
古希古希古希と缶ビール。

◯剥いて剥いて生の玉葱ほどの夜叉
剥いて剥いて仮性の辛さ。

◯ひとつづつ探る要因サングラス
1カケ2ハゲ3イナダ。

◯注意書に要返却とあるトマト
貸トマト食べられません食うまでは。

◯必要も母も要らない夏の浜
発情は執拗の母。

◯要件は一行で済み蝉しぐれ
一献啓上オセンキャラメル妻肥やせ。

◯熱帯魚電気のごとく集散す
♪誰が名づけた魚なのか、こんな感じのネオンテトラ。

◯ウクレレを抱へてゐたる夕端居
♪あ~嫌んなっちゃった、あ~あ~顎外れた。

◯寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ
♪夕焼け空が真っ赤っか、お猿がくるりと尻掻いた。
 

選句しました。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 7月 4日(火)23時19分45秒
  〇往来に水を打っては立ちつくす
ビフォーアフターにも惚れているのです。

〇往来の中に紛れしサングラス
往来に紛れてしまうと手も足も出ません。

〇水虫の足生きてゐる感じかな
生きてゐる感じがいい。

〇アロハシャツ着て口癖は「要するに」
ちょっとした違和感も着ている。

〇ポンポンダリア要約すれば君が好き
理屈っぽいのは好きの裏返し。

〇くぐるとき風の集まる茅の輪かな
風との一体感。

〇つやつやとプールサイドへ集まりぬ
つやつやが、粋ですね。

〇草いきれ集団下校の最後尾
最後尾、なんとなく誰かに追われているような。

〇ウクレレを抱へてゐたる夕端居
牧信二とも違う。

〇ゐたはずの集合写真柚子の花
ゐたはず、に込められたつつましやかな思い。

〇寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ
夕焼けに同化してゆくお猿。

〇順繰りに直すものあり梅雨晴間
修理の順番待ちの梅雨晴れ間。

〇扇風機軋みて首の戻り来し
拙宅の扇風機もそうでやんす。
 

選句しました

 投稿者:由季  投稿日:2017年 7月 4日(火)22時51分7秒
  ○往来に水を打っては立ちつくす
朝から暑いのです。

○往来の中に紛れしサングラス
紛れているつもりで目立っているかも。

○住職の娘嫁ぐや冷し瓜
冷し瓜に味わいがあります。

○叔母の注ぐ泡の絶妙生ビール
こういう世慣れた感じの叔母がひとりくらいはいそう。

○生協のひとと駆け落ち夏の果て
生協がなんだか切ない。

○ポンポンダリア要約すれば君が好き
自分では作れない句。

○つやつやとプールサイドへ集まりぬ
若さが眩しいです。

○蚊遣火を集めて終る路地の通夜
個人の人柄が偲ばれます。

○草いきれ集団下校の最後尾
少し遅れ気味。

○ウクレレを抱へてゐたる夕端居
ウクレレのリラックス感。

○ファンらしき人の集結雲の峰
相当の人数がいるのでしょう。

○寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ
こういうときの猿は人間により近い感じ。

○蟻の道往路を行けば復路あり
先がある安心感。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 7月 4日(火)18時31分27秒
  ◯カンナ燃える道往診の医師急ぐ

むかしむかしの映画のワンシーンみたい。

◯往来に水を打っては立ちつくす

筋力不足痛感。

◯梅雨寒や寄生虫館に灯が点る

寄生虫館!たいてい雨が降ってた気がする。

◯剥いて剥いて生の玉葱ほどの夜叉

あんまり怖くない夜叉。

◯要員の余つてゐたるブールかな

誰も来ないプール。

◯つやつやとプールサイドへ集まりぬ

夏休みだー。

◯草いきれ集団下校の最後尾

虫とかすぐ発見して凝視しているおくれがちの子がいました。

◯要点を列挙してゆく夏帽子

そうそう列挙されても暑さで思考停止になってます。

◯ゐたはずの集合写真柚子の花

あれ。

◯鴎外忌百年前のティーカップ

明治か大正かな。森茉莉所有だったかも。

◯寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ

猿って夕焼けが異常にすきみたいです。

◯仰臥して被せてもらふ木下闇

闇がおおいかぶさってくるかんじもするけど、ただ担架をまっているのかしら。

◯順繰りに直すものあり梅雨晴間

さしあたって何だろう。雨漏り?
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年 7月 4日(火)16時21分12秒
  ◯カンナ燃える道往診の医師急ぐ
カンナが緊急感を。暗くないところがいい。

◯往路雨復路大雨かたつむり
喜んでいます。

◯七月の往復ハガキ鰐がゐる
ハガキに横たわっているような鰐。

◯路地を割る夜汽車金魚に既往症
オマージュってことで。

◯水虫の足生きてゐる感じかな
そうなのかも、案外。

◯生協のひとと駆け落ち夏の果て
このなまなましい感じはすごい。

◯昼寝覚めカナリアほしい双生児
つがいが必要ですね。

◯二の鳥居くぐる花嫁半夏生
花嫁半夏生のリズム良し。

◯くぐるとき風の集まる茅の輪かな
先日くぐってまいりました。そんな感じ。

◯つやつやとプールサイドへ集まりぬ
日焼けした若い肉体が見えます・・・。

◯やはらかく拍つ手に緋鯉集まりぬ
太いのがたくさん集まりそう。

◯蝿帳の卓に集めし小鉢かな
蠅帳、おなつかしや。 昭和は蠅も元気だった。

◯ウクレレを抱へてゐたる夕端居
軽味が出ました。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 7月 3日(月)21時43分54秒
  ○往診の歯医者来てをり立葵
サービスが充実。やはり自転車ですか。

○往来に水を打っては立ちつくす
往来の通過待ち。怪しいものではありませぬ。

○往来を癒して風鈴売行けり
風鈴で涼しくなった頃がうらやましい。

○生協のひとと駆け落ち夏の果て
食には困らないか。

○透けるべく生ハム削がれ小暑かな
厚切りでも美味しくないらしい。

○二の鳥居くぐる花嫁半夏生
多くの幸がありますように。

○君が必要蛍袋に詰めてでも
デットオアアライブなのか。

○注意書に要返却とあるトマト
見本です。

○要員の余つてゐたるブールかな
そろそろ忙しくなります。

○くぐるとき風の集まる茅の輪かな
妖精とか。

○蝿帳の卓に集めし小鉢かな
あとはビール。ちびちびやりましょう。

○来いといへばすぐに集まる鰻の日
鰻は持参してください、と言われ不参加。

○ゐたはずの集合写真柚子の花
パラレルワールドですかね。

 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 7月 3日(月)21時32分23秒
  ○七月の往復ハガキ鰐がゐる
意外な飛びの面白さ。

○学生の街の食堂梅雨明くる
懐かしい健やかさ。

○昼寝覚めカナリアほしい双生児
不思議な感じがいい。

○梅雨寒や寄生虫館に灯が点る
蘇りそう。

○君が必要蛍袋に詰めてでも
こういう乱暴なろまんてぃっくは好きです。

○花茣座の集合写真痩せてゐる
情けさもご愛敬。

○草いきれ集団下校の最後尾
一年生かな。一生懸命に暑い中、付いていく。懐かしい草の強い匂い。

○熱帯魚電気のごとく集散す
そんな感じあるような。

○ファンらしき人の集結雲の峰
「らしき」がいいですね。雲の峰で大らかでまたよい。

○ゐたはずの集合写真柚子の花
写ってなかったんですね。不思議な存在の記憶。

○寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ
いい風景。

○扇風機軋みて首の戻り来し
そろそろ買い替え時?

○昼顔やフランケンシュタインの恋
昼顔からまさかの展開。今回、恋方面の句、多いような。
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 7月 3日(月)10時23分18秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯往来に水を打っては立ちつくす
 ふっと一息。

◯往来を癒して風鈴売行けり
 もう見かけることはないけど。

◯往路雨復路大雨かたつむり
 さんざんじゃね。

◯路地を割る夜汽車金魚に既往症
 う~む、作り込み過ぎという気もするが、好き:笑

◯水虫の足生きてゐる感じかな
 さっさと治療しなさい:笑

◯生協のひとと駆け落ち夏の果て
 団地妻的:笑、日活ロマンポルノかな。

◯二の鳥居くぐる花嫁半夏生
 いい光景。

◯剥いて剥いて生の玉葱ほどの夜叉
 よくわからぬが、夜叉がいい。

◯くぐるとき風の集まる茅の輪かな
 これは涼しそう。

◯蚊遣火を集めて終る路地の通夜
 弔問の人も去り、静かに蚊遣火の後始末。

◯ウクレレを抱へてゐたる夕端居
 ハワイ的端居を楽しんでいるのですね。

◯蟻の道往路を行けば復路あり
 たしかにそうだね、ときどき帰れない蟻もいるのかもしれないけど。

◯油照り壊れてゐてもかまいません
 うるさいんだよね、この暑い日中に。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 7月 3日(月)07時20分38秒
  ◎往診の歯医者来てをり立葵
季語がいい。自転車が見えるような気がする。

◎往路雨復路大雨かたつむり
リズムがいい。かたつむりが動かない。

◎結果往来!道に迷うて蛍火に
往来往来。

◎住職の娘嫁ぐや冷し瓜
兼題の「往」の文字を忘れるくらいめでたい。

◎慎ましき性生活に添へて薔薇
知恵だね。

◎梅雨寒や寄生虫館に灯が点る
閉館の時間。どこか物悲しい。

◎アロハシャツ着て口癖は「要するに」
この人近所の居酒屋にいます。

◎くぐるとき風の集まる茅の輪かな
吸引感。

◎水知らずの人集ひをり滝壺に
見ず知らず、がいい。

◎草いきれ集団下校の最後尾
よそ見、わき見の子。

◎ウクレレを抱へてゐたる夕端居
曲は「小さな竹の橋の下で」

◎ゐたはずの集合写真柚子の花
記憶の不思議。

◎寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ
よきかな。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 7月 2日(日)16時52分25秒
  ☆往来に水を打っては立ちつくす
 もわもわむしむしと。

☆往来の中に紛れしサングラス
 紛れやすいね。

☆住職の娘嫁ぐや冷し瓜
 それはめでたい。

☆学生の街の食堂梅雨明くる
 餌のような盛り方なんだけどやっぱり旨い。

☆慎ましき性生活に添へて薔薇
 何事も慎ましさは大事。

☆昼寝覚めカナリアほしい双生児
 脈略の無さに詩的空間。

☆要件は一行で済み蝉しぐれ
 そういうメールがもらう方としてはありがたい。

☆つやつやとプールサイドへ集まりぬ
 青春性横溢。

☆草いきれ集団下校の最後尾
 先頭と最後尾は上級生なんだよね。いつもご苦労様。

☆要点を列挙してゆく夏帽子
 てきぱきと。

☆ウクレレを抱へてゐたる夕端居
 平和的風景のよろしさ。

☆寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ
 人間もときどき。

☆届かない高さに竹の皮光り
 どちらかというと皮を脱いだ地肌の方が光るんだけど、こういう虚構もありかな。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 7月 2日(日)12時57分32秒
  〇往診の歯医者来てをり立葵
寝たきりの方や施設への往診、ちかごろ普通になってきて良かった。

〇住職の娘嫁ぐや冷し瓜
大乗仏教ならではの景。

〇二の鳥居くぐる花嫁半夏生
なんだか清々しい。おしあわせに。

〇梅雨湿り生薬之図の細密に
体調不良の時期、生薬の図の細い線に見入る。

〇アロハシャツ着て口癖は「要するに」
ちっとも要してないのに、口癖で連発する方とか。

〇ポンポンダリア要約すれば君が好き
あら、ありがと。

〇君が必要蛍袋に詰めてでも
親指姫でしょうか。

〇くぐるとき風の集まる茅の輪かな
気がするのね。

〇つやつやとプールサイドへ集まりぬ
わかいのね・・・

〇蚊遣火を集めて終る路地の通夜
なんだかジンときます。

〇熱帯魚電気のごとく集散す
フィラメントへ集まる電気のように。

〇蟻の道往路を行けば復路あり
行きっぱなしは怖い。

〇少年よ寸志を抱け冷奴
大志の前の準備運動!
 

往生要集句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 7月 2日(日)00時28分56秒
  投句一覧です。

【往】
カンナ燃える道往診の医師急ぐ
往信の印字の滲み夏薊
往診の歯医者来てをり立葵
往年の歌ビストロの梅雨晴間
往来に水を打っては立ちつくす
往来の中に紛れしサングラス
往来を癒して風鈴売行けり
往路雨復路大雨かたつむり
結果往来!道に迷うて蛍火に
七月の往復ハガキ鰐がゐる
住職の娘嫁ぐや冷し瓜
筒鳥や往復はがきへ切手二枚
路地を割る夜汽車金魚に既往症

【生】
学生の街の食堂梅雨明くる
空梅雨の星空といふ生命体
叔母の注ぐ泡の絶妙生ビール
慎ましき性生活に添へて薔薇
水虫の足生きてゐる感じかな
生ビールちびりちびりと古希の昼
生協のひとと駆け落ち夏の果て
昼寝覚めカナリアほしい双生児
透けるべく生ハム削がれ小暑かな
二の鳥居くぐる花嫁半夏生
梅雨寒や寄生虫館に灯が点る
梅雨湿り生薬之図の細密に
剥いて剥いて生の玉葱ほどの夜叉

【要】
アロハシャツ着て口癖は「要するに」
ひとつづつ探る要因サングラス
ポンポンダリア要約すれば君が好き
隠れ喪や要ゆるびし扇子の香
羽蟻来し重要事項説明書
遠くからサイレン夏雲要町
夏痩せてウタダヒカリが要るといふ
君が必要蛍袋に詰めてでも
蛍狩り要らざるものを捨てざりき
注意書に要返却とあるトマト
必要も母も要らない夏の浜
要員の余つてゐたるブールかな
要件は一行で済み蝉しぐれ

【集】
くぐるとき風の集まる茅の輪かな
つやつやとプールサイドへ集まりぬ
やはらかく拍つ手に緋鯉集まりぬ
花茣座の集合写真痩せてゐる
蚊遣火を集めて終る路地の通夜
集合体恐怖症的走馬燈
水知らずの人集ひをり滝壺に
草いきれ集団下校の最後尾
熱帯魚電気のごとく集散す
梅雨晴や忘れがちなる収集日
蝿帳の卓に集めし小鉢かな
要点を列挙してゆく夏帽子
来いといへばすぐに集まる鰻の日

【当季雑詠】
ウクレレを抱へてゐたる夕端居
パレードの為に陣取るかき氷
ファンらしき人の集結雲の峰
マスキングテープに記す冷蔵庫
ゐたはずの集合写真柚子の花
鴎外忌百年前のティーカップ
寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ
蟻の道往路を行けば復路あり
仰臥して被せてもらふ木下闇
順繰りに直すものあり梅雨晴間
少年よ寸志を抱け冷奴
扇風機軋みて首の戻り来し
昼顔やフランケンシュタインの恋
届かない高さに竹の皮光り
油照り壊れてゐてもかまいません
冷し瓜はんぶんこしてスプーンで
路地裏を走つて来たる虹の橋

(以上)

13句選(特選、逆選なし)
選句締切:7月5日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

往生要集句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月28日(水)23時50分21秒
  出題です。

【往】
【生】
【要】
【集】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:7月1日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

せせいさん

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月28日(水)23時43分7秒
   せせいさんは、ご自分でもっとのびのびできる句会があると思いますので、他をお探し下さい。  

歴代一位句会

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 6月28日(水)23時37分13秒
  集計です。間違いありましたらご一報ください。
せせいさん、いい加減なことは止めてくださいね。
こちらは23時まで待っているのですよ。
正直なところ、句会で怒ったりしたくはないのですよ。

病歴に水虫あせも火事ヲタク     なむ  洋
夏野菜代金適宜この箱へ       なむ  月け
木苺を摘む朝一といふ時間      なむ
うまくゆく順位でいへば木下闇    なむ  ゆ
帰還兵の汀のごとく冷奴       なむ

夏の蝶履歴を消してゆくごとし    朝比古 む由洋海亞ゆ
代読の表彰状や花氷         朝比古 むあ
かき氷一気に食ぶるなどやめよ    朝比古
三伏の薄暗がりに立つ位牌      朝比古 月む
夕凪やふにやりと眠る赤ん坊     朝比古 あ由百亜け

遍歴の天幕旅団月涼し        月犬
代々の竹婦人並べ干されをり     月犬  け
一匹の小鬼生まれて梅雨の闇     月犬  むあ海ゆ
瓜揉むに方位気にする女かな     月犬  朝洋海
父の忌やゆらり緋鯉の影動く     月犬

巡歴を終へて水母となつてをり    海太  百洋
代々の金魚の名前みなハナコ     海太  む由洋け亞
一階を薔薇で埋めて二階に住む    海太  あ百洋亞ゆ
兜虫位の意地を見せてくれ      海太  月由ゆ
屁の河童ほどの寂しさ浮いてこい   海太  月む亞

歴然と蚊の声のする納戸かな     亞子  朝由洋ゆ
志ん生一代燦々となめくじり     亞子
短夜の鴨居に下がる一張羅      亞子  朝月むあ由亜洋ゆ
苔の花位牌ひねもす前を向き     亞子  朝月む亜
香水にぶつかる香水エレベータ    亞子  海

水打つて歴女あつまる古本屋     洋子  百亜
永代橋ぽつぽつと雨ソーダ水     洋子  あ
鳰の巣へ一眼レフの尖るなり     洋子  朝あ亞ゆ
昼寝覚め出窓の位置をみうしなふ   洋子  け海
クレヨンの黄色とりあふ木下闇    洋子  あけゆ

歴然と曲がつてゐたる網戸かな    けんじ む
炎昼や支店の消えて代理店      けんじ 海
代休はいつも月曜柚子の花      けんじ 亜
一抹の不安ハンモックのしなり    けんじ 朝あ由亜
電位差は電圧のことソーダ水     けんじ 月ゆ
蘭鋳へ方位磁石の針止まる      けんじ 月あ
いつまでも向き定まらず竹婦人    けんじ 百亜

歴代の猫の写真よ額の花       あんこ むゆ
ひつじ草代役で行く美術館      あんこ 由亜海
一点の差に終はりたる夕焼かな    あんこ むけ
白日傘互ひの位置を計りをり     あんこ 月由亜洋け亞
エイリアン現れさうな冷蔵庫     あんこ 由百亞

なめくぢりよべの軌跡の歴残と    亜紀  由
歴史家の家に常駐ひきがへる     亜紀  月由洋け
代議士の離党届やさみだるる     亜紀
一向にすすまぬ事案かたつむり    亜紀  け海
決勝へ残る順位や緑さす       亜紀
棒読みの台詞まはしや心太      亜紀  朝あ
窓際に並ぶ面々雲の峰        亜紀  由
かき氷ハーフタイムのメンバー表   亜紀

ハイビスカス歴史の中の慰霊の日   百花  月
代返に使ふ声色夏期講習       百花  亞
白虹は一色である尾瀬の朝      百花
灰皿と碁盤の位置と夕凪と      百花  むあ亜け亞
夏痩せや顔から胸の辺りまで     百花  ゆ

紫陽花のつづきに座るお歴々     由季  朝むあ亜洋亞
夏料理シェアし代官山の裏      由季  海
まくなぎの一匹に触れ終了す     由季  百海
五位鷺の水ごと昏くなつてゆく    由季  朝月百洋亞
空梅雨や一円玉は一グラム      由季  朝百亜け亞
歴史的写真のなかのサングラス    由季  朝ゆ

沖縄忌藤の木を見て納得す      せせい
さくらんぼ代表太宰治かな      せせい
一献を重ねて信用梅雨晴間      せせい 百
位置確か夏の雨より確かかな     せせい
カルピスが紫色で癒される      せせい 百海

遍歴のことはさておき心太      ゆかり 洋
代々木にて地下鉄を降り夏の森    ゆかり 朝百亜海亞
一転し涙にじませ夏料理       ゆかり
猫もまた定位置のある端居かな    ゆかり 月海
廃校に夏草を刈るひと集ふ      ゆかり 朝百け
 

では

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 6月28日(水)23時15分32秒
  締め切りますね。これから集計に入ります。
なんだかなあ。
 

せせいさん

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 6月28日(水)23時01分54秒
  もう少し待ちます。いつもぎりぎりね:笑  

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月28日(水)20時48分51秒
  ○夏の蝶履歴を消してゆくごとし
 ずいぶん人間感情が投影されていますね。

○歴史的写真のなかのサングラス
 マッカーサーしか思い出せないのはなぜだろう。

○歴然と蚊の声のする納戸かな
 はい。歴然と聞こえます。

○歴代の猫の写真よ額の花
 猫とか社長とか、パターンになっているような気がしますが、「額の花」を持ってきたことによって「猫のひたいほどの…」という別の慣用句を呼び込むことに成功して妙にねじれた可笑しさをたたえています。

○一階を薔薇で埋めて二階に住む
 一階は死者の部屋なのでしょうか。

○一匹の小鬼生まれて梅雨の闇
 「小」が妙に効いていますね。

○短夜の鴨居に下がる一張羅
 「愛の巣」感があります。

○鳰の巣へ一眼レフの尖るなり
 「尖るなり」がすばらしいですね。ズームレンズがぐっと伸びる感じが捉えられています。

○うまくゆく順位でいへば木下闇
 木下闇だったら、すごくうまく行ったような気もします。

○兜虫位の意地を見せてくれ
 へたれているわけですね。

○電位差は電圧のことソーダ水
 ソーダ水のぴしぴし感がうまく表現されています。

○クレヨンの黄色とりあふ木下闇
 そのうち、人の画用紙に描き始めます。

○夏痩せや顔から胸の辺りまで
 脇腹や下半身は充実しているのですね。
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年 6月28日(水)12時03分10秒
  ◯夏の蝶履歴を消してゆくごとし
すーっとフェイドアウト。

◯紫陽花のつづきに座るお歴々
「つづき」が感じ。

◯代々の金魚の名前みなハナコ
明るい。名前は大事です。

◯代々木にて地下鉄を降り夏の森
神宮という大きな森が都心の真ん中にある不思議。

◯代返に使ふ声色夏期講習
今でも?

◯一階を薔薇で埋めて二階に住む
二階でかぐ香りやいかに。

◯空梅雨や一円玉は一グラム
百枚百グラムと思うと、意義深い。

◯鳰の巣へ一眼レフの尖るなり
ぐぐっとレンズが飛び出してる様子か?

◯灰皿と碁盤の位置と夕凪と
暑い日が暮れてさて。

◯五位鷺の水ごと昏くなつてゆく
全体がぼーっと水墨化。

◯白日傘互ひの位置を計りをり
日傘の、なんというか「わがまま」な感じが出ています。

◯エイリアン現れさうな冷蔵庫
中に居るのではなく現れて開けると。

◯屁の河童ほどの寂しさ浮いてこい
河童が浮いてきそうな・・・。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 6月28日(水)09時58分40秒
  ◯夏の蝶履歴を消してゆくごとし
現。

◯ひつじ草代役で行く美術館
件。

◯炎昼や支店の消えて代理店
元。

◯夏料理シェアし代官山の裏
減。

◯代々木にて地下鉄を降り夏の森
舷。

◯まくなぎの一匹に触れ終了す
限。

◯一向にすすまぬ事案かたつむり
厳。

◯一匹の小鬼生まれて梅雨の闇
幻。

◯瓜揉むに方位気にする女かな
験。

◯昼寝覚め出窓の位置をみうしなふ
眩。

◯猫もまた定位置のある端居かな
間。

◯カルピスが紫色で癒される
源。

◯香水にぶつかる香水エレベータ
嫌。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 6月27日(火)21時37分16秒
  ◯歴史家の家に常駐ひきがへる
何か重要な見落としを主張しているとか。

◯夏野菜代金適宜この箱へ
味は帰ってからのお楽しみ。

◯代々の金魚の名前みなハナコ
何代目かは不明です。

◯代々の竹婦人並べ干されをり
古くなって捨てられないほどの愛着。色とか臭いとか大丈夫なのか。

◯一向にすすまぬ事案かたつむり
つまり休憩中。

◯一点の差に終はりたる夕焼かな
どうせなら大差のほうがあきらめもつきます。

◯空梅雨や一円玉は一グラム
はい。でも百円は百グラムではありません。

◯灰皿と碁盤の位置と夕凪と
煙が真っすぐ上がっていきます。

◯昼寝覚め出窓の位置をみうしなふ
なぜ出窓なのか。非常口なのか。

◯白日傘互ひの位置を計りをり
上下にかわすか、それとも直接対決で。

◯クレヨンの黄色とりあふ木下闇
仲良くしてね。

◯廃校に夏草を刈るひと集ふ
本当は肝試しだったり。

◯夕凪やふにやりと眠る赤ん坊
何か横切ったのでしょう。

 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 6月27日(火)17時50分59秒
  ◯夏の蝶履歴を消してゆくごとし

手品師みたいにね。

◯紫陽花のつづきに座るお歴々

お歴々!かわいらしい。

◯巡歴を終へて水母となつてをり

いきつくさきはやっぱり水母だったのね。

◯病歴に水虫あせも火事ヲタク

しょぼすぎる病歴のわりに過激な趣味。

◯遍歴のことはさておき心太

はやく聞きたい。

◯歴史家の家に常駐ひきがへる

家でもときどきひきがえると遭遇します。常駐しているようです。


◯歴然と蚊の声のする納戸かな

たしかに歴然!です。

◯代々の金魚の名前みなハナコ

花子という象もいました。

◯一階を薔薇で埋めて二階に住む

つかのまいい匂いしそう。二階に外階段ついてる。


◯短夜の鴨居に下がる一張羅

一張羅ってなんか大正モダン。

◯瓜揉むに方位気にする女かな

微妙な気配がきになるのよ。

◯五位鷺の水ごと昏くなつてゆく

儚い墨絵みたいなテイスト。

◯白日傘互ひの位置を計りをり

鬼気迫るライバル意識。
 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 6月27日(火)16時06分4秒
  ○紫陽花のつづきに座るお歴々
お歴々も七変化のように。

○水打つて歴女あつまる古本屋
程よきかしましさ。

○ひつじ草代役で行く美術館
都合よきときに都合よく。

○代休はいつも月曜柚子の花
慎ましやかにちゃっかりと。

○代々木にて地下鉄を降り夏の森
夏の森の緑の生命力が半端ない。

○一抹の不安ハンモックのしなり
毎度一瞬頭を過るのである。

○空梅雨や一円玉は一グラム
一グラムが軽く感じてしまう日よ。

○短夜の鴨居に下がる一張羅
翌朝は遅刻厳禁。

○灰皿と碁盤の位置と夕凪と
いつものメンツがいつもの位置で。

○苔の花位牌ひねもす前を向き
苔の花が味わい深く。

○白日傘互ひの位置を計りをり
気づかれたくない知人とか。

○いつまでも向き定まらず竹婦人
居心地が悪かったのかしら。

○夕凪やふにやりと眠る赤ん坊
柔らかでぷよぷよでかわいい。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 6月27日(火)11時43分20秒
  〇巡歴を終へて水母となつてをり
う~ん、巡歴が終わっても輪廻は終わりません。

〇水打つて歴女あつまる古本屋
その手の本がメインの古本屋さん。

〇代々木にて地下鉄を降り夏の森
地下鉄がいいですね。実際はJRであっても。森の量感と湿度を感じます。

〇まくなぎの一匹に触れ終了す
終了って・・・。他人事なのね。

〇一階を薔薇で埋めて二階に住む
倉庫の上に住んでいるのかな? 出荷前の薔薇とか・・。

〇一献を重ねて信用梅雨晴間
なにやら怪しげな関係の信用ですね。

〇空梅雨や一円玉は一グラム
虚しさを感じてしまいます。

〇五位鷺の水ごと昏くなつてゆく
水ごと昏く、というのが良いですね。作者も昏くなっていきますが。

〇いつまでも向き定まらず竹婦人
暑そう!!

〇エイリアン現れさうな冷蔵庫
新しく買った冷蔵庫は、しばらくそんな感じです。

〇カルピスが紫色で癒される
色の違うカルピスで、気分転換しましょう。

〇廃校に夏草を刈るひと集ふ
廃校前には、村の皆が運動会にも入学式にも集まったのですね。

〇夕凪やふにやりと眠る赤ん坊
「ふにゃり」に即物感があります。
 

選句しました。

 投稿者:由季  投稿日:2017年 6月26日(月)22時39分35秒
  ○なめくぢりよべの軌跡の歴残と
粘着質に光っています。

○夏の蝶履歴を消してゆくごとし
黒い影が過ぎるのはそんな感じ。

○歴史家の家に常駐ひきがへる
歴史家と蟇はいい取り合わせ。

○歴然と蚊の声のする納戸かな
嫌な納戸ですね。声と言ったのがよかった。

○ひつじ草代役で行く美術館
どんなシチュエーションでしょう。
場所は上野をイメージしました。

○代々の金魚の名前みなハナコ
それでも名前をつける、ある意味律儀。

○一抹の不安ハンモックのしなり
ギシギシいうのが不安を感じさせます。

○短夜の鴨居に下がる一張羅
明日の予定が楽しみです。

○兜虫位の意地を見せてくれ
結構な意地な気がします。

○白日傘互ひの位置を計りをり
女性同士の微妙な関係でしょうか。

○エイリアン現れさうな冷蔵庫
そんな冷蔵庫ありそうな、無さそうな。

○窓際に並ぶ面々雲の峰
学校の窓を連想。健康的な感じがします。

○夕凪やふにやりと眠る赤ん坊
生まれたて感あり。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 6月26日(月)18時00分7秒
  ○紫陽花のつづきに座るお歴々
同じまるみとボリューム感?

○永代橋ぽつぽつと雨ソーダ水
雨がソーダ水へ移行したかのようなイメージが面白い。

○代読の表彰状や花氷
あまり感情がこもってなさそうな感じがします。

○一階を薔薇で埋めて二階に住む
なんだか怖いような綺麗さ。

○一匹の小鬼生まれて梅雨の闇
幻想的な梅雨の闇。

○一抹の不安ハンモックのしなり
気~を~つ~け~て~~

○短夜の鴨居に下がる一張羅
明日はどこへお出かけ?

○鳰の巣へ一眼レフの尖るなり
シャッターチャンス。

○灰皿と碁盤の位置と夕凪と
ぬるい穏やかな時間。

○蘭鋳へ方位磁石の針止まる
蘭鋳は不思議な力持っていそう。

○クレヨンの黄色とりあふ木下闇
小さい子ですかね。声も聴こえるし、色の対比もいい。

○棒読みの台詞まはしや心太
心太ぽい。

○夕凪やふにやりと眠る赤ん坊
どこまでも静かで伸びやか。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 6月25日(日)17時23分1秒
  ◎夏の蝶履歴を消してゆくごとし
ふむ。消してゆくなあ。

◎紫陽花のつづきに座るお歴々
見えるようだ。

◎歴然と曲がつてゐたる網戸かな
あるなあ。外れているだけと思ったのに。

◎歴代の猫の写真よ額の花
それぞれの思い出。

◎代々の金魚の名前みなハナコ
今度のハナコ、二代前のハナコ。

◎代読の表彰状や花氷
この間表彰状ではなくて 弔辞の代読を連続で聞きました。

◎一点の差に終はりたる夕焼かな
白球か楕円球か蹴球か。青春だなあ。

◎一匹の小鬼生まれて梅雨の闇
よく生まれます。

◎短夜の鴨居に下がる一張羅
よき風情。

◎灰皿と碁盤の位置と夕凪と
両サイドにお盆を置いて載せるのがいい。

◎三伏の薄暗がりに立つ位牌
あんまり寝ない。

◎苔の花位牌ひねもす前を向き
あんまり裏返らない。

◎屁の河童ほどの寂しさ浮いてこい
その寂しさに一票。
 

選句しました。

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 6月25日(日)12時58分14秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯ハイビスカス歴史の中の慰霊の日
 こういう句も大事。

◯歴史家の家に常駐ひきがへる
 あ、なんだかいいですね。歴史家とひきがえるってぴったり。ちょっと松本清張的。

◯夏野菜代金適宜この箱へ
 百円とかではなく、適宜がいいかと。でもいくらにしたものかちょっと迷いますね。

◯短夜の鴨居に下がる一張羅
 明日はお出かけですね。少し寂しげ。

◯兜虫位の意地を見せてくれ
 はい、努力してみます。

◯五位鷺の水ごと昏くなつてゆく
 ああ、そんな感じありますねえ。うまい。

◯三伏の薄暗がりに立つ位牌
 位牌かああ。思いつかなかった。

◯苔の花位牌ひねもす前を向き
 お、ここにも位牌。たしかにいつも前を向いているな。苔の花がグー。

◯電位差は電圧のことソーダ水
 そうなんですか、電気関係はまるでわからぬ。ソーダ水がいいですね

◯猫もまた定位置のある端居かな
 あるある。うちの黒猫病気で昨日点滴やりました。すこし回復。

◯白日傘互ひの位置を計りをり
 日傘が触れ合わぬよう気を遣っているのでしょうね。

◯蘭鋳へ方位磁石の針止まる
 北向きにいるのですね。あの頭に針を呼び寄せるものが潜んでいるのかもしれませんが。

◯屁の河童ほどの寂しさ浮いてこい
 可笑しいけどさみしいね。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 6月25日(日)06時15分43秒
  ☆紫陽花のつづきに座るお歴々
 お歴々かぁ。お雛壇の人たちとも言う。

☆歴史的写真のなかのサングラス
 マッカーサーかな。

☆歴然と蚊の声のする納戸かな
 歴然とという言いぶりの可笑しさ。

☆代々木にて地下鉄を降り夏の森
 都営大江戸線代々木から明治神宮へ。

☆一抹の不安ハンモックのしなり
 せっかくの安息から一転…なんてことにならないように。

☆空梅雨や一円玉は一グラム
 豆知識。

☆短夜の鴨居に下がる一張羅
 明日、いやもう今日か。おめかしの支度は楽しい。

☆鳰の巣へ一眼レフの尖るなり
 尖るは俳句的発見。

☆瓜揉むに方位気にする女かな
 あまり気にしない方がよろしいのでは。

☆五位鷺の水ごと昏くなつてゆく
 周囲の景に溶け込んで。

☆苔の花位牌ひねもす前を向き
 言われてみれば。

☆廃校に夏草を刈るひと集ふ
 廃校もときどききれいにしてあげないと。

☆棒読みの台詞まはしや心太
 素人芝居のお稽古。この心太はあまり美味しくなさそう。
 

歴代一位句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月25日(日)00時27分59秒
  投句一覧です。

【歴】
なめくぢりよべの軌跡の歴残と
ハイビスカス歴史の中の慰霊の日
沖縄忌藤の木を見て納得す
夏の蝶履歴を消してゆくごとし
紫陽花のつづきに座るお歴々
巡歴を終へて水母となつてをり
水打つて歴女あつまる古本屋
病歴に水虫あせも火事ヲタク
遍歴のことはさておき心太
遍歴の天幕旅団月涼し
歴史家の家に常駐ひきがへる
歴史的写真のなかのサングラス
歴然と蚊の声のする納戸かな
歴然と曲がつてゐたる網戸かな
歴代の猫の写真よ額の花

【代】
さくらんぼ代表太宰治かな
ひつじ草代役で行く美術館
永代橋ぽつぽつと雨ソーダ水
炎昼や支店の消えて代理店
夏野菜代金適宜この箱へ
夏料理シェアし代官山の裏
志ん生一代燦々となめくじり
代議士の離党届やさみだるる
代休はいつも月曜柚子の花
代々の金魚の名前みなハナコ
代々の竹婦人並べ干されをり
代々木にて地下鉄を降り夏の森
代読の表彰状や花氷
代返に使ふ声色夏期講習

【一】
かき氷一気に食ぶるなどやめよ
まくなぎの一匹に触れ終了す
一階を薔薇で埋めて二階に住む
一献を重ねて信用梅雨晴間
一向にすすまぬ事案かたつむり
一転し涙にじませ夏料理
一点の差に終はりたる夕焼かな
一匹の小鬼生まれて梅雨の闇
一抹の不安ハンモックのしなり
空梅雨や一円玉は一グラム
短夜の鴨居に下がる一張羅
白虹は一色である尾瀬の朝
木苺を摘む朝一といふ時間
鳰の巣へ一眼レフの尖るなり

【位】
うまくゆく順位でいへば木下闇
位置確か夏の雨より確かかな
瓜揉むに方位気にする女かな
灰皿と碁盤の位置と夕凪と
兜虫位の意地を見せてくれ
決勝へ残る順位や緑さす
五位鷺の水ごと昏くなつてゆく
三伏の薄暗がりに立つ位牌
苔の花位牌ひねもす前を向き
昼寝覚め出窓の位置をみうしなふ
電位差は電圧のことソーダ水
猫もまた定位置のある端居かな
白日傘互ひの位置を計りをり
蘭鋳へ方位磁石の針止まる

【当季雑詠】
いつまでも向き定まらず竹婦人
エイリアン現れさうな冷蔵庫
かき氷ハーフタイムのメンバー表
カルピスが紫色で癒される
クレヨンの黄色とりあふ木下闇
夏痩せや顔から胸の辺りまで
帰還兵の汀のごとく冷奴
香水にぶつかる香水エレベータ
窓際に並ぶ面々雲の峰
廃校に夏草を刈るひと集ふ
父の忌やゆらり緋鯉の影動く
棒読みの台詞まはしや心太
夕凪やふにやりと眠る赤ん坊
屁の河童ほどの寂しさ浮いてこい

(以上)

13句選(特選、逆選なし)
選句締切:6月28日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

歴代一位句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月21日(水)23時27分52秒
  出題です。

【歴】
【代】
【一】
【位】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:6月24日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

徹底取材句会

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 6月21日(水)23時21分34秒
  結果発表です。
間違いありましたら、ご一報ください。

徹頭も徹尾も兜虫なるぞ        なむ   け洋ゆ
白靴の底に裏面史顔面史        なむ
病葉を取れど朽ちなむ滑り台      なむ   せ
逸材といはれてけふの蝸牛       なむ   朝由洋亜せ
湯あがりの肩に山椒魚の影       なむ   百あけ由

一徹に閑かに待ちて蟻地獄       朝比古  月亞亜
兵隊のやうにプールの底磨く      朝比古  あけゆせ
鳥取に砂集まりて梅雨に入る      朝比古  む百海み
廃材の上に立ちたる羽抜鶏       朝比古  む月由ゆ
含羞は極彩色の熱帯魚         朝比古  月百み

蛇を見よ徹頭徹尾蛇である       月犬   ゆみせ
このあたり底だな百足も這つてをる   月犬   け由
手に取れば肉の冷たき蝸牛       月犬   百あ由洋亞亜み
黒南風や廃材のごと酔ひつぶれ     月犬   朝む由ゆ亜
停まるたびバスの車窓に額の花     月犬   あけせ

蠅が飛ぶ星一徹を避けて飛ぶ      亞子   む海洋亜
猫が来て午睡の底を覗きけり      亞子   む月百海け由洋ゆ亜み
夏蝶のふわり明るき取水口       亞子   百あゆ
緩衝材ぷちぷちぷちぷ旱梅雨      亞子   むみ
短夜の切取線上の鋏          亞子   あけ亜

紫陽花が徹子の部屋にあふれをり    由季   あ
あいの風いちばん底の田にをりぬ    由季   海あ
取扱品目になし竹婦人         由季   け亜
材料の多きレシピや梅雨籠       由季   朝け
十薬を辿つて歩く徹夜ハイ       由季
船底をドックに曝す暑さかな      由季   む百ゆ亜

花擬宝珠徹子に訊いてからなら食ふ   海太
滴りのピューレピューロと平成の底   海太
取手競輪逃げてなんぼの暑さかな    海太   む亞せ
材木の青嶺に鳥を鳴かせし過去     海太
花沙羅の落ちしと遺書を認める     海太   由

糸とんぼ徹子の部屋へ来てゐたり    洋子   け由み
水無月を丸底フラスコすきとほる    洋子   朝月海み
美しく取りあふ美しいあぢさゐ     洋子
画材屋とコトリ屋ならぶ入道雲     洋子   朝む亞ゆ亜み
梯子から梯子あをすももただよふ    洋子

滝落つる徹底的といふ無心       亜紀   月亞
夜の底をけぶりて薔薇の花崩る     亜紀   海
取り置きの書籍一冊梅雨夕焼      亜紀   朝亞み
材木座海岸までを白日傘        亜紀   朝月由洋亞ゆせ
角材の積まれてありぬ梅雨の月     亜紀   朝け亞せ
一列に進む白壁蟻の列         亜紀   海
向き合うて屈む線香花火かな      亜紀   朝む月海由洋亞みせ

さぼてんの花徹夜して園子温      あんこ  けみせ
水槽の底より次々と海月        あんこ  む洋亞ゆ亜
雨の音取り出す真夜の缶ビール     あんこ  む百ゆ亜
食材の鍋に踊りしキャンプ場      あんこ  海洋
金魚草子どもの顔で告白す       あんこ  朝せ

撤収を余儀なくされし昼寝かな     けんじ  月由ゆ
底上げの長靴底上げのラムネ瓶     けんじ  海洋
取り分を尺取虫の主張せり       けんじ
食材の全て持ち寄り夏料理       けんじ  月百亞み
紫陽花の内へ内へと朽ちにけり     けんじ  朝あ洋亜
枯れ井戸を慰めてゐし白雨かな     けんじ  百

徹夜して老鶯鳴き損なふ朝(あした)  せせい
底に居る蟻を見下ろしながら食べ    せせい
取説を汚して仕舞ふ施設かな      せせい
材木が襲ふ幻想熱帯夜         せせい  月百あ
揚羽来て羽根振るはせて自己の位置   せせい

桃鉄の夜を徹したる楸邨忌       みやさと せ
底光りする声の師や昼寝覚       みやさと 百洋亞
炎天や取締役の鬱血痕         みやさと
端居して晩飯と画材のにほひ      みやさと 朝洋
ところてんゆふべはおたのしみでしたね みやさと 月
言ひそびれたる言の葉やラムネ飲む   みやさと
得恋用はなうた歌ひ星涼し       みやさと
少年の肢体を包む夏蒲団        みやさと 百海あ洋亞

梅雨寒や徹夜中継みる体力       百花
藍ゆかた天底離るにまかせをり     百花   海
取り敢へず食べて夏痩せ待つてをり   百花   む海け由せ
夏暁や句材にはかに光のなか      百花
膝へ置くあんみつの盆滝の音      百花   む海ゆみ

梅雨寒を灯す武満徹かな        ゆかり  月
もやもやの底くつきりと箱眼鏡     ゆかり  朝百由亞せ
取扱説明書だけあり麦酒        ゆかり  あけ
材木のやや傾いてさみだるる      ゆかり  朝月あ亜
海紅豆みて緑道を折り返す       ゆかり  あ
 

選句します

 投稿者:せせい  投稿日:2017年 6月21日(水)22時54分35秒
  ○さぼてんの花徹夜して園子温
季語は「さぼてんの花」。映画監督ですね。元は詩を書いていたようです。季語との相性を想いました。

○蛇を見よ徹頭徹尾蛇である
季語は「蛇」。リアリティー。鉄が句すら感じられました。デッサンして居る様にも。

○桃鉄の夜を徹したる楸邨忌
季語は「楸邨忌」。7月3日ですね。ファミコン的なゲームと楸邨。詩的な共鳴を感じました。

○もやもやの底くつきりと箱眼鏡
季語は「箱眼鏡」。「もやもや」「くっきり」、こう言ったきびきびとした言葉使いが印象的でした。

○兵隊のやうにプールの底磨く
季語は「プール」。ソルジャーの様にプールの底をごしごしと。

○取り敢へず食べて夏痩せ待つてをり
季語は「夏痩せ」。怠惰な態度に却って俳諧味があるかと。

○取手競輪逃げてなんぼの暑さかな
季語は「暑さ」。茨城県取手市。逃げきってなんぼ。暑さが感じられました。

○病葉を取れど朽ちなむ滑り台
季語は「病葉」。植物の運命。滑り台が意味ありげに有る。

○逸材といはれてけふの蝸牛
季語は「蝸牛」。逸材とは特筆すべき言葉。エスカルゴ的な料理方面のイメージも湧きました。

○角材の積まれてありぬ梅雨の月
季語は「梅雨の月」。どこぞの空き地。資材置き場に梅雨の月。

○材木座海岸までを白日傘
季語は「白日傘」。鎌倉の海。何かモネの絵さえも浮かんで来ました。

○金魚草子どもの顔で告白す
季語は「金魚草」。「子どもの顔」が気にかかりました。何か意味深な。

○向き合うて屈む線香花火かな
季語は「花火」。夏の夜の風物詩みたいな感じですね。

○停まるたびバスの車窓に額の花
季語は「額の花」。6月は紫陽花の季節ですね。小粋な詠みぶりだと思いました。
 

選句しました

 投稿者:みやさと  投稿日:2017年 6月21日(水)22時16分32秒
  さぼてんの花徹夜して園子温
園子温を徹夜!ちょっと重たそうな感じとさぼてんの花の取り合わせが面白いです。

糸とんぼ徹子の部屋へ来てゐたり
徹子の部屋の永遠性が際立っているというか、迷い込んだ糸とんぼが出られなさそうです。

蛇を見よ徹頭徹尾蛇である
い、言われてみれば!

水無月を丸底フラスコすきとほる
丸底フラスコ、かたちがかわいくて好きなのでした。確かにどことなく水無月っぽいような……。

猫が来て午睡の底を覗きけり
猫ってひとに見えないものを見ていそう。

取り置きの書籍一冊梅雨夕焼
読むのが待ち遠しい本のある喜び。

手に取れば肉の冷たき蝸牛
ひんやりじめじめ。なんだろう、かたつむりも生きているんだなあ、って思います。

鳥取に砂集まりて梅雨に入る
美しき砂の国……叙情!

画材屋とコトリ屋ならぶ入道雲
こういう街に住んでみたいな。

緩衝材ぷちぷちぷちぷ旱梅雨
あっなんか夢中になっちゃう感じ、わかります!

食材の全て持ち寄り夏料理
何ができたのか、想像がふくらみます。

含羞は極彩色の熱帯魚
言い切りの強さにしびれました。

向き合うて屈む線香花火かな
青春の思い出……!

膝へ置くあんみつの盆滝の音
水の音が聞こえてくるような、臨場感が好きです。

 

選句します。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 6月21日(水)22時13分31秒
  〇一徹に閑かに待ちて蟻地獄
待たれてゐるといふ恐ろしさ。

〇蠅が飛ぶ星一徹を避けて飛ぶ
蝿はなんでも知ってゐる。

〇水槽の底より次々と海月
湧いてくるようにつぎつぎと。

〇猫が来て午睡の底を覗きけり
なんでもお見通しの猫。

〇雨の音取り出す真夜の缶ビール
雨音と缶ビールを開けるプシュッとが響く。

〇取扱品目になし竹婦人
ないものはないと言うてをる。。

〇手に取れば肉の冷たき蝸牛
肉の冷たきがリアルだ。

〇逸材といはれてけふの蝸牛
明日はまた別なのね。

〇画材屋とコトリ屋ならぶ入道雲
異業種なれど仲良しで。

〇黒南風や廃材のごと酔ひつぶれ
梅雨を呼ぶ風のような重苦しさ、そんな日もあるさ。

〇材木のやや傾いてさみだるる
ややが良い感じでさみだるる。

〇紫陽花の内へ内へと朽ちにけり
大きな紫陽花の毬だからこそ。

〇船底をドックに曝す暑さかな
曝すという措辞がもたらす暑さ。

〇短夜の切取線上の鋏
切り取り線を切ってゆく音が聞こえる。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月21日(水)21時55分36秒
  ○蛇を見よ徹頭徹尾蛇である
 結局のところ蛇は蛇だとしか言っていないのだけど、なんとも堅い言い回しがいいですね。

○徹頭も徹尾も兜虫なるぞ
 ううむ、兜虫って徹尾感があまりないんだけど、徹頭感がそれを補って余りある感じですね。

○撤収を余儀なくされし昼寝かな
 「掃除機かけるからどいて!」

○水槽の底より次々と海月
 水槽の側面が真っ青で海月がライトアップされている感じがあります。

○猫が来て午睡の底を覗きけり
 午睡感がありますね。

○兵隊のやうにプールの底磨く
 デッキブラシって軍艦の甲板っぽいですよね。

○雨の音取り出す真夜の缶ビール
 これ、わざとそう書いているのだと思うけど、缶ビールを取り出すのではなく、雨の音を取り出すようにも読めて面白いです。

○夏蝶のふわり明るき取水口
 ぎらぎらした光が見えるようですね。

○画材屋とコトリ屋ならぶ入道雲
 わざわざ片仮名にした「コトリ屋」といい、街角と入道雲を強引に取り合わせたことといい、どこか現実ではない郷愁のなかのような味わいがありますね。

○黒南風や廃材のごと酔ひつぶれ
 目が覚めたら夢の島にいそうですね。

○材木座海岸までを白日傘
 地名一発勝負ですね。

○廃材の上に立ちたる羽抜鶏
 「立ちたる」という措辞にぎくっとしますね。

○船底をドックに曝す暑さかな
 旅先のスケッチでしょうか。珍しいものを見ましたね。

○膝へ置くあんみつの盆滝の音
 テーブルではない方にすばらしい景色があるのでしょうか。
 

選句

 投稿者:亞子  投稿日:2017年 6月21日(水)17時28分40秒
  ◯一徹に閑かに待ちて蟻地獄
いろんな生き物がいて、
日々サバイバルしているのだ。

◯滝落つる徹底的といふ無心
説得されます。

◯もやもやの底くつきりと箱眼鏡
もやもやがくっきり、ほんとうだ。

◯水槽の底より次々と海月
水槽の大きさに関係ないゆらゆら感。

◯底光りする声の師や昼寝覚
その声聞いた事があります。

◯取り置きの書籍一冊梅雨夕焼
書店を応援したいなぁ。

◯取手競輪逃げてなんぼの暑さかな
勝った感じがありません。

◯手に取れば肉の冷たき蝸牛
この冷たさ背筋に来ます。

◯画材屋とコトリ屋ならぶ入道雲
小鳥屋さん、昔はもっとあった気がする。
明るくて夏休み感あり。

◯角材の積まれてありぬ梅雨の月
人気なく、つかの間の月がいい感じ。

◯材木座海岸までを白日傘
ちょっと昔の湘南。

◯食材の全て持ち寄り夏料理
ざっくばらんが夏。

◯向き合うて屈む線香花火かな
玉が落ちるまで・・・。

◯少年の肢体を包む夏蒲団
この夏で少年期が終るのです。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 6月21日(水)14時35分39秒
  ◯徹頭も徹尾も兜虫なるぞ

兜虫の佇まい。こんなふうかも。

◯蠅が飛ぶ星一徹を避けて飛ぶ

本能的に知ってるのかな。

◯水槽の底より次々と海月

はがれるように増殖。

◯底光りする声の師や昼寝覚

ドスのきいた声かしら。

◯底上げの長靴底上げのラムネ瓶

長靴とラムネ瓶って似合う。

◯猫が来て午睡の底を覗きけり

猫は覗き込むのが得意。

◯手に取れば肉の冷たき蝸牛

ひんやりしてそう。熱くはなさそう。

◯逸材といはれてけふの蝸牛

と言われても腑に落ちない言われよう。

◯材木座海岸までを白日傘

えれがんと。

◯食材の鍋に踊りしキャンプ場

おいしそう。たのしそう。

◯端居して晩飯と画材のにほひ

お庭ではあじさいが揺れてます。

◯向き合うて屈む線香花火かな

あぶないはなれて。はなれて。

◯紫陽花の内へ内へと朽ちにけり

そうね。

◯少年の肢体を包む夏蒲団

肢体っていうんだからいくつぐらいだろう。

 

選句です。

 投稿者:由季  投稿日:2017年 6月20日(火)23時50分47秒
  ○糸とんぼ徹子の部屋へ来てゐたり
存在感のあるようなないような。

○撤収を余儀なくされし昼寝かな
お父さんのボヤきでしょうか。

○このあたり底だな百足も這つてをる
底感が伝わりました。

○もやもやの底くつきりと箱眼鏡
くっきりするまでの時間の経過。

○猫が来て午睡の底を覗きけり
底に少し怖さがあっていいですね。

○取り敢へず食べて夏痩せ待つてをり
すごく無駄な感じが可笑しい。

○手に取れば肉の冷たき蝸牛
嘘っぽいけどイメージは伝わります。

○逸材といはれてけふの蝸牛
毎日蝸牛がいる。そのなかでも逸材。

○黒南風や廃材のごと酔ひつぶれ
あまりよろしくない状態です。

○材木座海岸までを白日傘
湘南に白日傘がぴったり。

○廃材の上に立ちたる羽抜鶏
羽抜鶏でも少しくらいは優位にたちたい。

○花沙羅の落ちしと遺書を認める
文学的な遺書です。肝心なことが書いてなさそうです。

○向き合うて屈む線香花火かな
なつかしさを感じます。

○湯あがりの肩に山椒魚の影
意外な取り合わせだけれど、山椒魚のぬーぼーとした感じにあっているかも。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 6月20日(火)22時26分15秒
  ○さぼてんの花徹夜して園子温
チクチク、というかザクザクきます。

○糸とんぼ徹子の部屋へ来てゐたり
ゲストではありませんが許可します。

○徹頭も徹尾も兜虫なるぞ
尾はあるかわかりませんが存在感を感じます。

○このあたり底だな百足も這つてをる
ナウシカに出てきそう。

○猫が来て午睡の底を覗きけり
そっと来て一鳴きして帰ります。

○兵隊のやうにプールの底磨く
よく見かけます。頑張ってください。

○取り敢へず食べて夏痩せ待つてをり
秋にはまた元通り。

○取扱説明書だけあり麦酒
逆だと悲劇。そういう家電持ってます。

○取扱品目になし竹婦人
ではこちらの商品はいかがでしょう、と冷凍枕を買わされます。

○角材の積まれてありぬ梅雨の月
なるべく濡れないようにしてあげてください。

○材料の多きレシピや梅雨籠
手に入らない調味料が多いので塩胡椒とマヨネーズで。

○短夜の切取線上の鋏
真っすぐ切れないんです。残念。

○停まるたびバスの車窓に額の花
ちょうどいい高さなんです。花が痛まないといいですが。

○湯あがりの肩に山椒魚の影
油断すると太古の姿に戻ります。

 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 6月20日(火)18時46分19秒
  ○紫陽花が徹子の部屋にあふれをり
トゥ~ルル トゥルル♪ あの調べが聞こえてきそう。

○あいの風いちばん底の田にをりぬ
空と地の美しい合間。

○兵隊のやうにプールの底磨く
兵隊のやうに、とは面白い把握。

○夏蝶のふわり明るき取水口
口にして気持ちよい句。景もすきです。

○取扱説明書だけあり麦酒
取説だけあって、本体はないのでしょうか。
麦酒がなんとも面白い余白を感じさせます。

○手に取れば肉の冷たき蝸牛
肉の冷たき、がよかった。

○材木が襲ふ幻想熱帯夜
いや~、こわい~~
熱帯夜と材木の取り合わせのイメージの喚起力。

○材木のやや傾いてさみだるる
こちらは正当俳句。しっとりと季語が響いています。

○海紅豆みて緑道を折り返す
色の対比が鮮やか。

○紫陽花の内へ内へと朽ちにけり
立ち枯れていく感じがよくわかる。

○少年の肢体を包む夏蒲団
ただ単に少年が横たわっているだけなんですけど、
肢体としたことで、妙に色っぽい。

○短夜の切取線上の鋏
取り合わせがいい。

○停まるたびバスの車窓に額の花
上手いなあ。確かにそういうことある。

○湯あがりの肩に山椒魚の影
山椒魚を見ているのでしょうか。作者と山椒魚の一瞬の出会い。

 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 6月20日(火)08時44分59秒
編集済
  ◯蠅が飛ぶ星一徹を避けて飛ぶ
蠅星由里子蠅
                 蠅   蠅
星一徹

◯あいの風いちばん底の田にをりぬ
杉山愛風.福原愛風.はるな愛風.アイカゼ・ジョージ
吉田底沙保里.亀田底興毅.森田底一義ロミ山田底

◯水無月を丸底フラスコすきとほる
◯◯ンシ◯◯・ザビエル

◯底上げの長靴底上げのラムネ瓶
織田ゴム長靴
伊達正ラムネ

◯猫が来て午睡の底を覗きけり
午睡←覗猫ひろし

◯夜の底をけぶりて薔薇の花崩る
ピート・

ー   ズ
コロムビア・
ロ   ー


◯藍ゆかた天底離るにまかせをり
宮里藍                         水谷ゆかた.江夏ゆかた

◯取り敢へず食べて夏痩せ待つてをり
食マツコデラックス食石塚英彦食彦摩呂食渡辺直美食柳原可奈子→待山田優

◯鳥取に砂集まりて梅雨に入る
砂丘砂丘鈴木砂羽砂押邦信坂東真砂子砂丘砂丘

◯食材の鍋に踊りしキャンプ場
キャンプ場踊なべやかん踊眞鍋かをり踊キャンプ場

◯一列に進む白壁蟻の列
蟻樽美酒研二-蟻鉄拳-蟻デーモン小暮閣下-蟻小梅太夫

◯向き合うて屈む線香花火かな
泉鏡(花屈む火)野葦平

◯少年の肢体を包む夏蒲団
夏蒲団KinKi Kids夏蒲団

◯膝へ置くあんみつの盆滝の音
あんみつ滝廉太郎.大あんみつ滝秀治
 

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