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選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 5月28日(日)21時38分27秒
  〇あまがえる中原中也あふれてる
え~? アル中ですか~? 詩人て多いですね、そういうの。

〇雲の峰いつそう空を大きくす
形あるものと比較するからかしらん?

〇上空に北京から来た暑さゐて
おもてなしを・・・

〇鳰の巣へ円空仏のやうなもの
信心深い、鳰。

〇やさぐれて吹かれてゐたり蜘蛛の糸
なかなかお客さんが来てくれないのですね。

〇梅雨寒や錦糸卵を散りばめる
家に籠らねばならないときはコレ。

〇ひきがへる横隔膜のありさうな
んなはずは無いのですが。

〇昼寝覚からだに膜の残りたる
輪廻して羊膜を被ったまま生まれた赤ちゃんに。

〇薄膜を壊さぬやうに田水沸く
薄膜にしては厚い。

〇キャラメルの一粒重し蟻の列
御神輿みたい。

〇しばらくは蛍袋に閉ぢ籠もる
敦盛草もいいな・・・。

〇にせものの空本物の揚羽蝶
アゲハチョウはピンで留められ背景に空の写真。

〇十分に乾ひてゐたり蟻地獄
さらさらと音が聞こえそう。

〇怖ろしき生き物のゐる夜店かな
生き物は恐ろしいですね。


★朝比古さん、14句選ですので、あと一句お願いします!!
 
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 5月28日(日)19時07分14秒
  ◯このたびは中有の祭囃子かな
比叡山の荒法師。

◯海中の都も梅雨に入るころか
二位尼(平時子)。

◯経理部の中山さんと著莪の花
堀河内大臣(中山忠親)。

◯中華街路地裏深く金魚売
金売吉次。

◯恋遠し冷し中華に紅生姜
滝口入道(斎藤時頼)・横笛。

◯闇に脱ぎ抛れば虚空白浴衣
祇王・祇女・仏御前。

◯空が落ち滅ぶ妄想風薫る
平清盛。

◯鼓膜からつながるこの世蝉丸忌
琵琶法師。

◯夜振火に粘膜騒ぐふたりかな
藤原信頼・源義朝。

◯しばらくは蛍袋に閉ぢ籠もる
源頼朝。

◯にせものの空本物の揚羽蝶
富樫左衛門・武蔵坊弁慶。

◯夏帽子旧街道を行く一行
源義経・武蔵坊弁慶・片岡八郎・亀井六郎・鷲尾三郎。

◯小博打に負け釣堀に来てをりぬ
雅仁(後白河天皇)。

◯怖ろしき生き物のゐる夜店かな
白河天皇。
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 5月28日(日)12時03分27秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯闇に脱ぎ抛れば虚空白浴衣
 ふっと消える白。夏の闇の深さ。

◯空想科学読本虹の架かりをり
 空想科学と虹の出会い

◯上空に北京から来た暑さゐて
 そりゃ暑いわ。

◯薄暑光空つぽの部屋契約す
 そうそう、カーテンもないし薄暑光溢れて空っぽ。

◯緋目高に分相応の空ありぬ
 そうかもしれない。

◯鳰の巣へ円空仏のやうなもの
 それはいったいなんなのでせうか。

◯湖沼学語り尽くして糸蚯蚓
 湖沼学がグー!

◯梅雨寒や錦糸卵を散りばめる
 う~む、不思議な句。

◯ひきがへる横隔膜のありさうな
 たしかにそんな感じ。

◯鼓膜からつながるこの世蝉丸忌
 これやこの……鼓膜だけが頼りの蝉丸さん。

◯昼寝覚からだに膜の残りたる
 そんな感じはたしかにある。

◯キャラメルの一粒重し蟻の列
 ちょっと重すぎるけど、みんなでがんばるね。

◯しばらくは蛍袋に閉ぢ籠もる
 ずっと閉じ籠っていたら。

◯怖ろしき生き物のゐる夜店かな
 背後にそんな気配ある夜店。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 5月28日(日)09時58分42秒
  ◎ここからが中野サンプラザの日陰
おもしろい発見。

◎中華飯店までの坂道緑さす
明るいなあ。すごく明るい。

◎中盤の長き中座よ五月闇
あまり長いとソフト利用を疑われます。

◎恋遠し冷し中華に紅生姜
いいえて妙。

◎空つぽの水筒の中夏めきて
振ってみてのぞいてみて諦める。

◎青空を仰ぎて浴ぶるシャワーかな
夏ですねえ。

◎鳰の巣へ円空仏のやうなもの
ありそう。

◎しつけ糸ゆつくり引いて更衣
洗い張りに出したやつね。

◎やさぐれて吹かれてゐたり蜘蛛の糸
蜘蛛のやさぐれ。そりゃあ吹かれるわ。

◎一本の糸引き抜きて初浴衣
できたて。

◎麦の秋体操着から垂れる糸
見えます。

◎キャラメルの一粒重し蟻の列
諦めずになんとかするんですね、あの人たち。

◎小博打に負け釣堀に来てをりぬ
わっかるなあ。

◎釣堀や加藤一二三のやうな雲
うん、後ろからのぞきこむかたち。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 5月28日(日)07時54分45秒
  ☆経理部の中山さんと著莪の花
 ちょっと屈んだ感じにほのかな恋心。

☆土曜日の冷し中華の酸つぱくて
 最近はごまだれタイプを所望。

☆梅雨兆すウルトラマンの中の人
 これから一年で一番辛い季節。

☆雲の峰いつそう空を大きくす
 俳句らしい断定。

☆空想科学読本虹の架かりをり
 読んだことないけど、ちょっと興味あり。

☆薄暑光空つぽの部屋契約す
 店舗は居抜きもあるけれど、普通の部屋は確かに空っぽ。

☆麦の秋体操着から垂れる糸
 体操着に郷愁。

☆昼寝覚からだに膜の残りたる
 確かに昼寝覚らしい。

☆しばらくは蛍袋に閉ぢ籠もる
 メルヘンだけれど、ちょっと大人の事情も見え隠れ。

☆小博打に負け釣堀に来てをりぬ
 だめだめサラリーマンのペーソス。

☆釣堀や加藤一二三のやうな雲
 釣堀に弱い。加藤一二三、将棋界のレジェンドだけれど意外と敵も多い。

☆麦の秋かつての職場仲間かな
 かつての職場仲間とは悲しい場面で再会することが多いけれど、麦秋がイイね。

☆怖ろしき生き物のゐる夜店かな
 店主のことだったりして。
 

中空糸膜句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月28日(日)00時29分7秒
  投句一覧です。数字を詠み込んだ句が多いのは、どこかの副産物なのでしょうか。

【中】
あまがえる中原中也あふれてる
ここからが中野サンプラザの日陰
このたびは中有の祭囃子かな
哀しみは中位なりサングラス
海中の都も梅雨に入るころか
経理部の中山さんと著莪の花
中に居るゴリラが笑ふ夏の雨
中華街路地裏深く金魚売
中華飯店までの坂道緑さす
中盤の長き中座よ五月闇
土曜日の冷し中華の酸つぱくて
梅雨兆すウルトラマンの中の人
白々とまなぶた閉ぢし水中り
雷にピクリともせず読書中
恋遠し冷し中華に紅生姜

【空】
闇に脱ぎ抛れば虚空白浴衣
雲の峰いつそう空を大きくす
空が落ち滅ぶ妄想風薫る
空つぽの水筒の中夏めきて
空席のすぐになくなる夏の雲
空想科学読本虹の架かりをり
空欄の消えぬ消し跡草苺
空欄を埋めんと蜘蛛の子の生るる
初夏の空間知覚あしのうら
上空に北京から来た暑さゐて
青空を仰ぎて浴ぶるシャワーかな
薄暑光空つぽの部屋契約す
緋目高に分相応の空ありぬ
鳰の巣へ円空仏のやうなもの

【糸】
しつけ糸ゆつくり引いて更衣
やさぐれて吹かれてゐたり蜘蛛の糸
一本の糸引き抜きて初浴衣
羽化終えて風が攫ひし糸蜻蛉
湖沼学語り尽くして糸蚯蚓
香水に辿り着きたる赤い糸
糸からまる足踏みミシンゆすらうめ
糸が出て壊れ始める薄暑光
糸屑を拾ひ集めて閑古鳥
糸通しすぐにこはれて薄暑光
糸電話夏を購買する程か
梅雨寒や錦糸卵を散りばめる
麦の秋体操着から垂れる糸
夕さりの縦糸として枇杷の雨

【膜】
ひきがへる横隔膜のありさうな
角膜の覚えてゐたるダリヤの?
牛乳の被膜のやうや夏霞
鼓膜からつながるこの世蝉丸忌
行行子かたいそざいの鼓膜かな
水中花ゆつくりひらく鼓膜に穴
青蘆や虚実皮膜の恋愛論
前梅雨や我のどこかに横隔膜
昼寝覚からだに膜の残りたる
薄膜を壊さぬやうに田水沸く
半透膜ありし記憶や夏の空
膜出来て清涼飲料水を飲む
夜振火に粘膜騒ぐふたりかな
緑蔭のふたりを分かつ薄き膜

【当季雑詠】
キャラメルの一粒重し蟻の列
しばらくは蛍袋に閉ぢ籠もる
にせものの空本物の揚羽蝶
夏闇へ灰皿なげてゐたりけり
夏帽子旧街道を行く一行
薫風や土に気配をデッサンす
自転車の巡査へ茅花流しかな
十分に乾ひてゐたり蟻地獄
小博打に負け釣堀に来てをりぬ
水音の速きへ蔦の茂りけり
短夜に辣油一滴落としけり
釣堀や加藤一二三のやうな雲
二合半や感極まつて流す汗
麦の秋かつての職場仲間かな
怖ろしき生き物のゐる夜店かな
黙し来てずぶりと抉る真桑瓜
緑蔭の三・三・二・一・昼餉どき


(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:5月31日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

中空糸膜句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月24日(水)23時41分48秒
  出題です。

【中】
【空】
【糸】
【膜】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:5月27日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

いらっしゃいませ

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月24日(水)23時30分10秒
  みやさとさん、いらっしゃいませ。
よろしかったら差し支えない範囲で簡単な自己紹介と初参加のご感想をお願いします。
 

吸汗速乾句会結果

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 5月24日(水)23時15分13秒
  結果です。間違いありましたらご一報ください。

吸ふひとと吸はれるひとと夏柳    なむ   朝ゆ海由
汗だくの汁だくを抱くダクト下    なむ   月百せ
今朝からは通勤快速の卯月      なむ
光琳と乾山ティーシャツ五百円    なむ   月洋せ
マロニエの花マカロニに犬の鼻    なむ

明易や吸取紙に残る文字       朝比古  百み亜洋由
少々の汗浮いてをりビール瓶     朝比古  百む
速報のやうに流れて夏の雲      朝比古  由
冷奴乾きしところ無かりけり     朝比古  みむ亜洋
文士村氷掻く音とほくより      朝比古

血を吸ひて藪蚊身重く飛行せり    月犬   百ゆ海
初恋やシャツ汗臭き十五歳      月犬   百
失速の長距離走者雲の峰       月犬   朝む
遠雷や乾く河原の水蛭子       月犬   苑
もう誰も棲まぬ生家や額の花     月犬   朝みむ

B型の吸血鬼より夏見舞       みやさと 苑
夏の灯や呼吸を数へ終はりけり    みやさと
アンドロイドが汗疹は夏の季語と言ふ みやさと 洋
さみだるる低速ミキサーの虐殺    みやさと 月
乾笑を暴かるることなき五月     みやさと
炎帝の財布の中の写真かな      みやさと 百ゆむ亜由
ソーダ水私を嫌ふ人の指       みやさと 月ゆ
あひびきはいつも泉のあるところ   みやさと 朝む由せ

過呼吸にきづかれたらし子カマキリ  洋子   海せ
玉の汗きみの喰べるのを見てゐる   洋子   み由
高速でからだをめぐる梅酒かな    洋子   月海せ
乾草のにほい文豪のやうなこども   洋子   み苑せ
浮巣見てみんな歩いてゐるのだし   洋子   月みゆ苑

緑陰に棄てよ記憶と吸うた息     海太   洋
吉野家の汁だくこれは汗だくに    海太   せ
速記録調べてみれば蟻の塔      海太   せ
よく乾く言葉かき氷ひと匙      海太   月百苑む亜洋
微熱とは源氏蛍の熱さほど      海太   朝みゆ苑亜せ

薔薇の香を思ひ切り吸ふ日曜日    亜紀   朝百み
汗かいてだんだん楽になるパジャマ  亜紀   百ゆ海洋由
青葉風速達便を待つてゐる      亜紀   由
郭公や煎餅缶の乾燥剤        亜紀   む洋
休み時間に探す先頭蟻の列      亜紀
青梅雨やロボットがまた何か言ふ   亜紀   苑海洋

ナース等の黒き靴下吸蔓       由季   ゆ海せ
汗ばみて浜の夕日に間に合ひぬ    由季   亜
月見草島の時間を速めをり      由季   み苑洋
松葉牡丹咲く乾パンの缶が開く    由季   海
傷口の毒を吸ひ出す青芒       由季   朝百

白き薔薇空気の美味さを吸収し    せせい
スクワットインドの汗と思ひけり   せせい  月みゆ苑海由
速達は空気切り裂く風薫る      せせい
青嵐乾燥材に吹き付ける       せせい
ぼうたんや木の床靴が騒がして    せせい

修二忌やグラスの底を吸ふストロー  百花   苑む洋
汗拭の真白に紺のイニシアル     百花   朝苑
快速の止まらぬ父の日の出勤     百花   朝ゆ苑亜由
アヴェマリア色あざやかに乾く薔薇  百花   月海
就活の夏のスーツは立ったまま    百花

吸盤を噛み締めてをり夏料理     苑を   ゆむ
汗だくのまヽで飛び込む会議室 ゝ  苑を   朝月百亜
快速は鈍行となり若葉青葉      苑を   月ゆ
炎天や海辺の乾物屋昏し       苑を   朝月む亜洋由
岩魚跳ね原始人と手話で語る     苑を

税金を吸ひ上げてゐる雲の峰     ゆかり  海せ
汗といふ結界を張り生きてゐる    ゆかり  亜
麦秋を振り切れてゐる速度計     ゆかり  朝亜
夏の夜の底の積層乾電池       ゆかり  百
夏向きの音楽をかけ客を待つ     ゆかり  み海む亜由せ
 

選句します

 投稿者:せせい  投稿日:2017年 5月24日(水)22時55分37秒
  ○ナース等の黒き靴下吸蔓
季語は「吸蔓」。黒き靴下がヴィヴィッド。

○過呼吸にきづかれたらし子カマキリ
季語は「子カマキリ」。昆虫に対しても最重要警戒。

○税金を吸ひ上げてゐる雲の峰
季語は「雲の峰」。雷が発生しそうな雰囲気の中、「税金」がくきやか。

○汗だくの汁だくを抱くダクト下
季語は「汗」。「ダクト下」で大胆な。印象が深かったです。

○吉野家の汁だくこれは汗だくに
つゆだくですね。汗だくと言う組み合わせ。吉野家で句会をやるのもいいのかもと思いました。

○高速でからだをめぐる梅酒かな
季語は「梅酒」。高速でめぐる梅酒。俳味を感じました。

○速記録調べてみれば蟻の塔
季語は「蟻」。オーストラリア見聞録でしょうか。東南アジアなど熱帯地方であればありそうな蟻の塔。異国情緒を感じると共に、それを「速記録」から観取する、そこに俳句であると思いました。

○乾草のにほい文豪のやうなこども
季語は「乾草」。名前が龍之介とかだったのでしょうか。顔が村上春樹に似て居るとかいろいろと想像できる句だと思いました。

○光琳と乾山ティーシャツ五百円
季語は「ティーシャツ」?尾形光琳、尾形乾山らの御大のティーシャツ。500円がユーモラスですね。

○あひびきはいつも泉のあるところ
季語は「泉」。「あひびき」と言うとツルゲーネフの翻訳を思い出します。二葉亭四迷ですね。でもこの句ではそういった歴史的文脈を捨象して楽しめました。

○夏向きの音楽をかけ客を待つ
季語は「夏」。夏向きと言えばサザンとかでしょうか。「客を待つ」にハッとしました。

○微熱とは源氏蛍の熱さほど
季語は「螢」。比較の仕方がいいと思いました。源氏物語も想起できましたしね。
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2017年 5月24日(水)16時48分18秒
  ○吸ふひとと吸はれるひとと夏柳
解釈は色々。夏柳でさらりと。

○明易や吸取紙に残る文字
ブルーブラックのインクで途切れ途切れに。

○スクワットインドの汗と思ひけり
インドの汗、面白いです。

○汗かいてだんだん楽になるパジャマ
馴染んでくる感じでしょうが「楽に」が巧み。

○玉の汗きみの喰べるのを見てゐる
何をしていても見てしまう年頃。

○快速の止まらぬ父の日の出勤
休日ダイヤ。母の日ではなく父の日であることに納得。

○青葉風速達便を待つてゐる
青葉風が運んできてくれますように。

○速報のやうに流れて夏の雲
そこだけ違う速さで流れていく雲、ありますね。

○炎天や海辺の乾物屋昏し
いかにもありそう。いかにも昏そう。

○あひびきはいつも泉のあるところ
あひびきという表記の怪しさ、泉の爽やかさ。

○炎帝の財布の中の写真かな
戦争映画などで若い兵士が家族や恋人の写真を出して見せると、たいていその人は死にますね。

○夏向きの音楽をかけ客を待つ
どんな音楽かは人それぞれ。

 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 5月24日(水)09時52分37秒
  ◯修二忌やグラスの底を吸ふストロー

ずずずず・・・。修司忌ではなくて修二忌?

◯明易や吸取紙に残る文字

吸取紙っていろいろなノイズひろうからひかれる。

◯緑陰に棄てよ記憶と吸うた息

なにも緑陰に棄てていくことないのに。

◯アンドロイドが汗疹は夏の季語と言ふ

うるさがたのアンドロイド。

◯汗かいてだんだん楽になるパジャマ

ライナスの毛布のようなかんじかな。

◯月見草島の時間を速めをり

たしかにこういうことできそう。

◯よく乾く言葉かき氷ひと匙

よく喋るひとなのかな。口がカラカラ。

◯炎天や海辺の乾物屋昏し

渋いおじいさん座ってそう。

◯郭公や煎餅缶の乾燥剤

シリカゲルとかいろんな音。

◯光琳と乾山ティーシャツ五百円

はぁい~。買います。

◯冷奴乾きしところ無かりけり

絹ごし豆腐でしょうか。

◯青梅雨やロボットがまた何か言ふ

話かけると反応しなくて無視してるとボソボソ言ってくるスーパー銭湯のロボット知ってます。
 

選句しました。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 5月23日(火)21時51分11秒
  〇明易や吸取紙に残る文字
昨晩の奮闘努力の結果なのです。

〇汗だくのまヽで飛び込む会議室
そのまま会議突入で汗の引く間もなく。

〇汗といふ結界を張り生きてゐる
そうか、汗は結界だったのね。

〇汗ばみて浜の夕日に間に合ひぬ
その一瞬に間に合って良かった。

〇快速の止まらぬ父の日の出勤
父の日であろうと父は出勤。

〇麦秋を振り切れてゐる速度計
麦秋を爆走。

〇よく乾く言葉かき氷ひと匙
乾きし言の葉をかき氷ひと匙が潤す。

〇炎天や海辺の乾物屋昏し
光の明暗を描いてうまし。

〇冷奴乾きしところ無かりけり
冷奴の冷奴たる所以。

〇炎帝の財布の中の写真かな
写真も汗をかいて。

〇夏向きの音楽をかけ客を待つ
音楽は、ハワイアンはたチューブ。

〇微熱とは源氏蛍の熱さほど
繊細な感性。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 5月23日(火)16時11分4秒
  ◎吸盤を噛み締めてをり夏料理
酢蛸に冷酒。

◎修二忌やグラスの底を吸ふストロー
ズズーと音がする。

◎少々の汗浮いてをりビール瓶
すぐ飲も、はやく呑も。

◎失速の長距離走者雲の峰
棄権したほうがいい。命にかかわります。

◎よく乾く言葉かき氷ひと匙
ふむ、ありそう。

◎炎天や海辺の乾物屋昏し
光と影の、これでもか的コントラスト。

◎郭公や煎餅缶の乾燥剤
缶を開ける音カッコン。

◎冷奴乾きしところ無かりけり
当たり前だけど、なんとも雅味あり。

◎あひびきはいつも泉のあるところ
ラブホテル『泉』か。

◎もう誰も棲まぬ生家や額の花
静寂。

◎炎帝の財布の中の写真かな
じっと見てしまう。

◎夏向きの音楽をかけ客を待つ
Bob Marley - One Love
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 5月23日(火)11時55分39秒
  ◯ナース等の黒き靴下吸蔓
黒木香でございます。

◯過呼吸にきづかれたらし子カマキリ
かまきり夫人の五月みどりですわよ。

◯吸ふひとと吸はれるひとと夏柳
もっと吸ってえ、柳ゆり菜よーん。

◯血を吸ひて藪蚊身重く飛行せり
Hey、アシュリー・グリーン。

◯税金を吸ひ上げてゐる雲の峰
米倉涼子、金を追う。

◯スクワットインドの汗と思ひけり
真理アンヌもびっくり。

◯汗かいてだんだん楽になるパジャマ
パジャマー、伴淳三郎。

◯高速でからだをめぐる梅酒かな
ウメッシュ、大島優子。

◯アヴェマリア色あざやかに乾く薔薇
阿部マリアと申します。よろしくお願いします。

◯松葉牡丹咲く乾パンの缶が開く
松葉牡丹博徒、矢野竜子こと藤純子。

◯夏向きの音楽をかけ客を待つ
日野てる子の想い出。

◯青梅雨やロボットがまた何か言ふ
励ましロボット、いとうまい子。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 5月23日(火)11時21分44秒
  ○B型の吸血鬼より夏見舞
陽気そうな吸血鬼じゃないですか。ご用心。

○修二忌やグラスの底を吸ふストロー
ちゅるちゅると音がして。吸い尽くすってとこあるかも。

○スクワットインドの汗と思ひけり
インドの汗ってのが秀逸。

○汗拭の真白に紺のイニシアル
明るい日差しが見えるよう。

○快速の止まらぬ父の日の出勤
休日出勤ご苦労さましです。

○月見草島の時間を速めをり
月見草の時間というのはある気がします。

○よく乾く言葉かき氷ひと匙
冷たいのか、サッパリしてるのか。

○遠雷や乾く河原の水蛭子
河原の石と乾涸らびてゆく生物。

○乾草のにほい文豪のやうなこども
こどものような文豪は溢れているけど、ここをひっくりかえすと俳句になる。

○青梅雨やロボットがまた何か言ふ
喋るロボットってうるさいのよね。

○微熱とは源氏蛍の熱さほど
平家蛍だと熱はない「感じ」は確かに。

○浮巣見てみんな歩いてゐるのだし
「見て」で切るのか切らぬのか、それが問題だ。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月22日(月)22時18分30秒
  ○ナース等の黒き靴下吸蔓
 なんとも淫靡ですね。ピンピンしてるぜ、という状態でしょうか。

○吸ふひとと吸はれるひとと夏柳
 夏柳がめちゃくちゃ暑苦しそうですね。

○吸盤を噛み締めてをり夏料理
 すずしげですね。

○血を吸ひて藪蚊身重く飛行せり
 血を吸うのはメスの蚊だという、知識がうっとうしい気もしますが、身重とまで言ったところがよいのでしょう。

○スクワットインドの汗と思ひけり
 ヒンズースクワットって、どこがヒンズーなんだろうと釈然としない気持ちを納得させているのですね。

○汗かいてだんだん楽になるパジャマ
 身になじんでくる感じでしょうか。

○快速の止まらぬ父の日の出勤
 中央線でしょうか。

○快速は鈍行となり若葉青葉
 京王線でしょうか。

○ソーダ水私を嫌ふ人の指
 ソーダの緑色を包む指が見えるようです。

○炎帝の財布の中の写真かな
 炎帝って擬人法だから押し進めると財布を持っていても不思議はないのですが、写真に写る炎帝の妻も子も暑いのでしょうね。

○微熱とは源氏蛍の熱さほど
 よく知らないのですが、螢って発熱するのでしょうか。だまされてしまいそうです。

○浮巣見てみんな歩いてゐるのだし
 そりゃ歩いているんだから見るくらいの余裕はあるかもしれないけど、いったい誰が語りかけているのでしょう? 鳥?

 

初選句です!

 投稿者:みやさと  投稿日:2017年 5月22日(月)14時05分30秒
  〇薔薇の香を思ひ切り吸ふ日曜日
こんな日曜日、ぜいたくでいいなあ。五月の薔薇の甘い香りを感じました。

〇明易や吸取紙に残る文字
何の文字が残っていたのでしょう。

〇スクワットインドの汗と思ひけり
インドの汗にふしぎなリアリティを感じました。壮大です。

〇玉の汗きみの喰べるのを見てゐる
きみのことが好きなんだ。でも、たぶんきみは見られたくないと思ってそうです。ちょっとどきどきします。

〇乾草のにほい文豪のやうなこども
どの文豪かでだいぶイメージが変わります。

〇よく乾く言葉かき氷ひと匙
乾くと軽くなります。そんなふうに届いて欲しい言葉なのかな、と思いました。

〇月見草島の時間を速めをり
SF俳句だ!確かに月見草ってそういうところがあるように思います。島の外側と内側とで時間の流れが違うんですね。

〇冷奴乾きしところ無かりけり
つ……つややかです。思わず食べたくなります。

〇微熱とは源氏蛍の熱さほど
ほのかな光と熱と儚さが好きです。熱いような冷たいような。

〇もう誰も棲まぬ生家や額の花
かなしい。もう誰もいない家に、額の花だけは咲いているのかも。

〇浮巣見てみんな歩いてゐるのだし
私も歩いていかなくちゃ。

〇夏向きの音楽をかけ客を待つ
どの音楽かで世代がバレそうです。夏が似合う音楽ってありますね。
 

そうか

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 5月22日(月)12時51分55秒
  扇子だったのか。  

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 5月22日(月)12時28分21秒
  〇血を吸ひて藪蚊身重く飛行せり
血を分けたという陳腐な身重。

〇明易や吸取紙に残る文字
吸取紙だけは売ってないので、入っている便箋を買いました。暑い。

〇薔薇の香を思ひ切り吸ふ日曜日
見て通るだけじゃ済まないご近所の薔薇。犬連れて。

〇汗かいてだんだん楽になるパジャマ
新品がなじむまで。

〇汗だくのまヽで飛び込む会議室 ゝ
最後のゝは扇子ですね。

〇汗だくの汁だくを抱くダクト下
そこしか空いていなかった昼。

〇初恋やシャツ汗臭き十五歳
汗といっても臭いではなく匂いだった十五歳。

〇少々の汗浮いてをりビール瓶
う~ん、美味そう。開会の挨拶は早く切り上げてください。

〇よく乾く言葉かき氷ひと匙
信用できない言葉でしょうか。

〇夏の夜の底の積層乾電池
自分で処置できない何モノかが暑苦しい夜。

〇炎帝の財布の中の写真かな
身分証明書になる写真付のものを常に携帯。

〇傷口の毒を吸ひ出す青芒
傷付けたヒトが吸い出してくれるのを待つココロ。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 5月22日(月)09時51分54秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯スクワットインドの汗と思ひけり
 インドの汗か。暑苦しいなあ。

◯汗だくのまヽで飛び込む会議室 ゝ
 外回りの営業はたいへんだろうね。誰もいない会議室でクーラーガンガン。末尾のゝはなんだろう。

◯汗だくの汁だくを抱くダクト下
 駄句:笑

◯さみだるる低速ミキサーの虐殺
 怖!

◯快速は鈍行となり若葉青葉
 田舎。

◯高速でからだをめぐる梅酒かな
 たかが梅酒とあなどってはいかん。

◯アヴェマリア色あざやかに乾く薔薇
 アヴェマリアがよろしいかと。

◯よく乾く言葉かき氷ひと匙
 乾く言葉がよろしいかと。

◯炎天や海辺の乾物屋昏し
 うん、けっこう暗いよね。

◯光琳と乾山ティーシャツ五百円
 光琳買う、乾山いらない。

◯ソーダ水私を嫌ふ人の指
 そんな奴とソーダ水飲むなよ。

◯浮巣見てみんな歩いてゐるのだし
 吟行ですか、みんな浮巣の句ばかり詠んだりして。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 5月21日(日)15時07分36秒
  ☆吸ふひとと吸はれるひとと夏柳
 吸われている…何故か昭和のころの大谷直子を思い出してしまった。

☆薔薇の香を思ひ切り吸ふ日曜日
 酒と薔薇の日々。傍らにはFour Roses。

☆汗だくのまヽで飛び込む会議室 ゝ
 外回りご苦労様。これ、会議やってるのかな、ただ涼んでいるような気も。

☆汗拭の真白に紺のイニシアル
 清潔感とそこはかとない青春性。

☆快速の止まらぬ父の日の出勤
 高円寺または阿佐ヶ谷在住の作者。

☆失速の長距離走者雲の峰
 ロスオリンピックのときの瀬古利彦だろうか。

☆麦秋を振り切れてゐる速度計
 アウトバーンをBMWで。「麦秋を」ってところ、とても俳句的な措辞。

☆炎天や海辺の乾物屋昏し
 乾物屋、もうすでに懐かしい響き。今の若人は乾物屋って何を売ってるのかも分からないのでは。

☆あひびきはいつも泉のあるところ
 これ、逢引きか合挽きかいずれかで大きく解釈が違うけれど、前者だとちょっとつまらないかな。

☆もう誰も棲まぬ生家や額の花
 センチメンタルには額の花がよく似合う。

☆傷口の毒を吸ひ出す青芒
 「水曜スペシャル川口浩探検隊」のワンシーンのような。ハブに噛まれてしまった隊員。

☆微熱とは源氏蛍の熱さほど
 平家は平熱って感じなのだろうか。
 

吸汗速乾句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月21日(日)13時48分36秒
  たいへんお待たせしました。投句一覧です。

【吸】
B型の吸血鬼より夏見舞
ナース等の黒き靴下吸蔓
夏の灯や呼吸を数へ終はりけり
過呼吸にきづかれたらし子カマキリ
吸ふひとと吸はれるひとと夏柳
吸盤を噛み締めてをり夏料理
血を吸ひて藪蚊身重く飛行せり
修二忌やグラスの底を吸ふストロー
税金を吸ひ上げてゐる雲の峰
白き薔薇空気の美味さを吸収し
明易や吸取紙に残る文字
緑陰に棄てよ記憶と吸うた息
薔薇の香を思ひ切り吸ふ日曜日

【汗】
アンドロイドが汗疹は夏の季語と言ふ
スクワットインドの汗と思ひけり
汗かいてだんだん楽になるパジャマ
汗だくのまヽで飛び込む会議室 ゝ
汗だくの汁だくを抱くダクト下
汗といふ結界を張り生きてゐる
汗ばみて浜の夕日に間に合ひぬ
汗拭の真白に紺のイニシアル
吉野家の汁だくこれは汗だくに
玉の汗きみの喰べるのを見てゐる
初恋やシャツ汗臭き十五歳
少々の汗浮いてをりビール瓶

【速】
さみだるる低速ミキサーの虐殺
快速の止まらぬ父の日の出勤
快速は鈍行となり若葉青葉
月見草島の時間を速めをり
高速でからだをめぐる梅酒かな
今朝からは通勤快速の卯月
失速の長距離走者雲の峰
青葉風速達便を待つてゐる
速記録調べてみれば蟻の塔
速達は空気切り裂く風薫る
速報のやうに流れて夏の雲
麦秋を振り切れてゐる速度計

【乾】
アヴェマリア色あざやかに乾く薔薇
よく乾く言葉かき氷ひと匙
炎天や海辺の乾物屋昏し
遠雷や乾く河原の水蛭子
夏の夜の底の積層乾電池
郭公や煎餅缶の乾燥剤
乾笑を暴かるることなき五月
乾草のにほい文豪のやうなこども
光琳と乾山ティーシャツ五百円
松葉牡丹咲く乾パンの缶が開く
青嵐乾燥材に吹き付ける
冷奴乾きしところ無かりけり

【当季雑詠】
あひびきはいつも泉のあるところ
ソーダ水私を嫌ふ人の指
ぼうたんや木の床靴が騒がして
マロニエの花マカロニに犬の鼻
もう誰も棲まぬ生家や額の花
炎帝の財布の中の写真かな
夏向きの音楽をかけ客を待つ
岩魚跳ね原始人と手話で語る
休み時間に探す先頭蟻の列
就活の夏のスーツは立ったまま
傷口の毒を吸ひ出す青芒
青梅雨やロボットがまた何か言ふ
微熱とは源氏蛍の熱さほど
浮巣見てみんな歩いてゐるのだし
文士村氷掻く音とほくより


(以上)

12句選(特選、逆選なし)
選句締切:5月24日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

只今投句十名

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月21日(日)00時28分28秒
  のど自慢が終わる頃まで待ちますので、まだの方はよろしくお願いします。  

訂正です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 5月17日(水)23時58分21秒
  元を直しました。すみません、ボケ進行中です。  

吸汗速乾句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月17日(水)23時40分28秒
  出題です。

【吸】
【汗】
【速】
【乾】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:5月20日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

雨晴海岸句会

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 5月17日(水)23時33分38秒
編集済
  結果発表です。
集計に間違いありましたら、ご一報ください。

青羊歯の気配雨読の午后深し         なむ  月洋ゆ海け
汗拭いてピー本日は晴天なり         なむ
海叩く驟雨や薬壜割れる           なむ
一枚はどこか岸辺の夏帽子          なむ
居住いのずれて守宮の夫婦かな        なむ

緑雨よりあんたの気風に惚れたのさ      海太
晴のち金魚、鉢から逃げた、のち快晴     海太  月
オレが無人駅だつたころ姉は海だつた梅雨の  海太  むゆ
夏三人の岸が死んだ一人は・・        海太
「けちんぼ!」と言はれ思はず蟻を見る    海太  けせ

逆光の斜め前より青時雨           朝比古 苑海
夏晴や交互に挙ぐる鉄唖鈴          朝比古 ゆ百
住職の海の家から出で来たる         朝比古 月あ由亜ゆ
対岸へ手を振つてをり夏帽子         朝比古
逆光の青葉時雨を行きにけり         朝比古 洋せ

雨の浜パラソルひとつ去りがたし       月犬  む百海
晴れ晴れとひとりぼつちや雲の峰       月犬  朝む
海鳴りの宿空っぽの金魚玉          月犬  むあ由洋ゆけ
岸壁に白シャツの子ら整列す         月犬  朝由苑百
はつなつの曇りがちなる江戸切子       月犬  海け

上簇の夜半の雨となりにけり         あんこ
梅干して短き晴れ間使ひきる         あんこ 由け
緑さす若宮大路から海へ           あんこ む亜け
対岸の白鷺きまり悪さうに          あんこ
ハンモック雲と仲良くしてゐたり       あんこ 朝苑洋

かたつむり雨粒ひとつぶひとつぶ       洋子  む百
ひとけなき晴海埠頭とんぼ生る        洋子  海
海老蔵の目ぢからつよし青あらし       洋子  亜
岸辺から玉葱さげてきたりけり        洋子  月け
青梅線人参の花茄子の花           洋子  む由苑百せ

初夏やクレーコートに雨はらり        百花  由海
晴女晴男ゐて梅雨に入る           百花
虹立つや涙に海の記憶あり          百花  朝ゆ
岸壁の縦の縞より雲の峰           百花
小者には小者の矜持サングラス        百花  朝む亜海

雨粒の等速となり梅雨に入る         けんじ 由苑ゆ
少しづつ晴れて悲しき花あやめ        けんじ あ
海に出てまづ掛け直すサングラス       けんじ 朝由ゆ百
対岸に並ぶ三人アロハシャツ         けんじ 朝月由苑洋亜百
老人の中の少年鉄線花            けんじ 朝亜海

青葉時雨雨落石の凹みかな          亜紀  海
蔦青葉行間に降る雨の音           亜紀
晴天ののちの白雲夏薊            亜紀  せ
海原へ海亀の四肢ぱたぱたん         亜紀  月苑洋せ
三線の風に乗りくる夏の海          亜紀  あ百
岸恵子の語り始まる麦の秋          亜紀  あ苑百せ
きのふけふまたががんぼのゐる戸板      亜紀  苑
夕焼を連れ立つ旅の駱駝かな         亜紀  月け

雨後の薔薇大きく息をしてゐたる       由季  朝あ苑亜百海けせ
郭公や晴をとこ対雨をんな          由季  せ
母の日の海岸すこし歩きけり         由季  朝月あ苑洋亜ゆけ
櫂で押す岸の感触夏はじめ          由季  むあ苑洋亜ゆ百
ブラジリアン柔術道場虎が雨         由季  あ亜

五月雨をあつめて雨男来たる         苑を  む百せ
晴れのち曇り静かなる蟻地獄         苑を  朝月洋け
押入のそれ海水着ではないか         苑を  朝むあ洋ゆ
岸和田と言へば夏日の喝と射す        苑を  む由せ
近づくとみせ翻る金魚かな          苑を  朝あ由亜百け

走梅雨猿の話を聞きました          せせい 月由洋ゆ
走梅雨晴間のフレンチトーストよ       せせい あ由苑
海へ行くイワシの缶で英気付け        せせい
岸壁の母は今猶躑躅咲く           せせい
蚊に刺され右手を顎に付けにけり       せせい

梅の実のした梅の実の色に雨         ゆかり 月洋亜海せ
晴れ女ばかり遠くの夕立見る         ゆかり けせ
赤潮を分け五月雨の河すすめ         ゆかり 月海せ
はつなつの男は向こう岸に傷         ゆかり
雨降れば木の家は六月の音          ゆかり む月あ洋亜
 

選句します

 投稿者:せせい  投稿日:2017年 5月17日(水)22時53分39秒
  ◯雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
季語は「薔薇」。薔薇が息をしている、非常に個性的にとらえ方です。

◯五月雨をあつめて雨男来たる
季語は「五月雨」。五月雨を集めて早し最上川を思い出しました。

◯梅の実のした梅の実の色に雨
季語は「梅の実」。「色」に雨。「した」も気に成りました。

◯郭公や晴をとこ対雨をんな
季語は「郭公」。面白比較ですね。「対」が輝いている。

◯晴れ女ばかり遠くの夕立見る
季語は「夕立」。「晴れ女」と言う括り。イメージが鮮明に成りました。

◯晴天ののちの白雲夏薊
季語は「夏薊」。「白雲」の際立ち。晴天の輝き。そして地には夏薊。

◯海原へ海亀の四肢ぱたぱたん
季語は「海亀」。まだ子亀でしょうかね。可愛らしさが感じられました。

◯赤潮を分け五月雨の河すすめ
季語は「五月雨」。意気軒高な句。大量発生した微生物までが見える様でした。

◯岸恵子の語り始まる麦の秋
季語は「麦の秋」。楽しみに思う、岸恵子と麦秋。

◯岸和田と言へば夏日の喝と射す
季語は「夏日」。大阪府岸和田市。喝と射す夏日。ポエジーの隆起。

◯「けちんぼ!」と言はれ思はず蟻を見る
季語は「蟻」。「思はず」ですね。蟻が餌を巣に運ぶ。

◯逆光の青葉時雨を行きにけり
季語は「青葉時雨」。写真に撮りたくなるかもしれませんね。

◯青梅線人参の花茄子の花
季語は「人参の花茄子の花」。車窓からの風景であろう、触発された。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 5月17日(水)20時17分7秒
  ◯雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
一層鮮やかに。

◯青羊歯の気配雨読の午后深し
羊歯と雨読みの組み合わせがいい。

◯晴れのち曇り静かなる蟻地獄
惨劇の前の静けさ。

◯晴れ女ばかり遠くの夕立見る
分散しないと干ばつになります。

◯梅干して短き晴れ間使ひきる
有意義な使い方、なのか。

◯海鳴りの宿空っぽの金魚玉
金魚鉢が共鳴して鳴りそう。

◯母の日の海岸すこし歩きけり
いろいろ懐かしんでますね。

◯緑さす若宮大路から海へ
定番コース。もちろん由比ヶ浜へ。

◯岸辺から玉葱さげてきたりけり
安かったのでおすそ分け。

◯「けちんぼ!」と言はれ思はず蟻を見る
はいそうです。蟻だってそうですから。

◯はつなつの曇りがちなる江戸切子
かなり湿度も高いので。

◯近づくとみせ翻る金魚かな
そんなにじらさなくても。

◯夕焼を連れ立つ旅の駱駝かな
朝ごはんまでには帰るように。

 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 5月17日(水)00時21分7秒
  ◯雨の浜パラソルひとつ去りがたし
雨浜直子。

◯雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
大息内蔵助。

◯逆光の斜め前より青時雨
逆光昭廣。

◯初夏やクレーコートに雨はらり
初夏豊。

◯青羊歯の気配雨読の午后深し
青歯朶幸男。

◯青葉時雨雨落石の凹みかな
新井落石。

◯梅の実のした梅の実の色に雨
梅実辰夫。

◯ひとけなき晴海埠頭とんぼ生る
エド晴海。

◯赤潮を分け五月雨の河すすめ
赤潮太郎。

◯はつなつの曇りがちなる江戸切子
江戸切子猫八。

◯小者には小者の矜持サングラス
桂小矜持。

◯老人の中の少年鉄線花
老人トーマス。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 5月16日(火)23時55分10秒
  〇かたつむり雨粒ひとつぶひとつぶ
かたつむりひとつぶひとつぶよくかんで。

〇雨の浜パラソルひとつ去りがたし
雨の砂浜もまた良きかな。

〇雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
少し崩れた花形を蘇らせる力のような。

〇五月雨をあつめて雨男来たる
芭蕉さんもびっくり。

〇夏晴や交互に挙ぐる鉄唖鈴
両方一度により樂なので。

〇海に出てまづ掛け直すサングラス
新調のサングラスかしらん。

〇三線の風に乗りくる夏の海
三線・さんしん・夏の海。。

〇岸恵子の語り始まる麦の秋
岸恵子さんの朗読は、ちょっと重たい声でした。

〇岸壁に白シャツの子ら整列す
小公子ばんざい。

〇対岸に並ぶ三人アロハシャツ
おいちゃん万歳。

〇櫂で押す岸の感触夏はじめ
恋はじめ。おせおせ・・。

〇近づくとみせ翻る金魚かな
翻るためのスペースというのも必要なのですね。

〇青梅線人参の花茄子の花
人参の花って、季節によって丈が凄いことになることも。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月16日(火)23時47分39秒
  ○雨粒の等速となり梅雨に入る
 どの季節でも雨粒は地表近くでは空気抵抗と釣り合って等速運動となるのですが、このしれっと置かれた「梅雨に入る」の説得力の見事さ、なんということでしょう。

○青羊歯の気配雨読の午后深し
 気配ということは青羊歯が視界にあるわけではないのですね。すてきな午後です。

○走梅雨猿の話を聞きました
 だから何なんだ、というか、「…の話を聞きました」の馬鹿さが絶妙ですね。

○夏晴や交互に挙ぐる鉄唖鈴
 きちんと指導を受けるわけでもなく、絶倫な老人がまったく自己流にそんなことをやっているような絵が浮かびます。

○オレが無人駅だつたころ姉は海だつた梅雨の
 生物も無生物もこのように輪廻するのですね。何かのパロディなのだと思うのですが、出典が分かりません。

○押入のそれ海水着ではないか
 「海水着」ってプールが普及する前にできた言葉なんでしょうか。生身魂が着ていたようなものが、押入から出てきたのですね。ちなみに私の家の押入には叔母の結婚式のときのものらしい鯛の尾頭付きがしまわれていました。押入は時間軸を超越しています。

○海に出てまづ掛け直すサングラス
 まるで俳人のような作中主体ですね。

○海鳴りの宿空っぽの金魚玉
 民宿かなにかなのでしょうか。大ざっぱな宿で、なんとも旅情がありますね。

○住職の海の家から出で来たる
 わざとやっているのかも知れないけど、主語と述語が遠くて「住職の」の「の」が主格に読みづらいですね。「海の家から住職の出で来たる」ではいけないのでしょうか。

○虹立つや涙に海の記憶あり
 壮大なロマンを感じます。

○母の日の海岸すこし歩きけり
 母と一緒なのか、そうでないのか句からは分かりませんが、どっちでもよくて「母の日の」と置くだけで読者に委ねているのでしょう。

○一枚はどこか岸辺の夏帽子
 古い写真でしょうか。今となってはどこだかぜんぜん思い出せない、思い出の写真なのでしょう。

○櫂で押す岸の感触夏はじめ
 「感触」をもうひとこと、何か言いたい気もします。

 

選句しました

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 5月16日(火)23時01分24秒
  〇雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
雨つぶを払うような深呼吸。

〇梅の実のした梅の実の色に雨
梅の実の色に雨の措辞、確かに。

〇海老蔵の目ぢからつよし青あらし
これぞ目ぢから、という目ですね。

〇住職の海の家から出で来たる
ミスマッチ感がグッド。

〇母の日の海岸すこし歩きけり
ゆっくりと母なる海を見ながら。

〇緑さす若宮大路から海へ
由比ガ浜へ吹き抜ける風。

〇対岸に並ぶ三人アロハシャツ
三人のおやじ並んで。

〇櫂で押す岸の感触夏はじめ
あの感触は岸の感触だったのか。

〇ブラジリアン柔術道場虎が雨
虎が雨、渋い。

〇雨降れば木の家は六月の音
雨と木の家と六月の音、良い雰囲気。

〇近づくとみせ翻る金魚かな
思わせぶりなひらひら感。

〇小者には小者の矜持サングラス
みんなそれなりに。

〇老人の中の少年鉄線花
ぶれない軸が少年のそれかも。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 5月16日(火)21時41分32秒
  ◯青羊歯の気配雨読の午后深し

贅沢な午后。

◯走梅雨猿の話を聞きました

友人も聞かされたそうです。

◯梅の実のした梅の実の色に雨

梅のつらなりと雨のつらなり。

◯晴れのち曇り静かなる蟻地獄

とにかく何かを運んでいるのんです。

◯押入のそれ海水着ではないか

海水着との遭遇のしかたが可笑しい。

◯海原へ海亀の四肢ぱたぱたん

ぱたんぱたんじゃなくてぱたぱたん。

◯海鳴りの宿空っぽの金魚玉

渋いお宿。

◯母の日の海岸すこし歩きけり

もはや歩けるだけでうれしい。

◯対岸に並ぶ三人アロハシャツ

やっぱりおじさんかな・・・この三人。

◯櫂で押す岸の感触夏はじめ

‘’夏はじめ‘’がなんか古風。

◯ハンモック雲と仲良くしてゐたり

さいきん雲のことが気になって気になって。

◯雨降れば木の家は六月の音

木の家で六月の音を聴いているひとっていいなぁ。

◯逆光の青葉時雨を行きにけり

目眩のするような青葉時雨でしょうか。
 

選句しました。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 5月16日(火)20時03分46秒
  ○雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
してます。

○雨粒の等速となり梅雨に入る
そして雨は降り続く。

○逆光の斜め前より青時雨
青時雨のひかりの粒子が見えるよう。

○走梅雨晴間のフレンチトーストよ
甘い匂いがいっばい。

○海原へ海亀の四肢ぱたぱたん
ぞろぞろと。可愛くてよいではないか。

○母の日の海岸すこし歩きけり
いいですね。海と母は近いけど、その風を感じながら。

○岸恵子の語り始まる麦の秋
あの声が聞こえる。麦の秋が懐かしいような洒落た風景になる。

○岸壁に白シャツの子ら整列す
岸壁というのがどこか不穏。

○対岸に並ぶ三人アロハシャツ
陽気で暢気そうでよいではないか。

○櫂で押す岸の感触夏はじめ
川か湖でしょうか。出て行くときのあの感じには開放感のようなものがありますね。

○きのふけふまたががんぼのゐる戸板
同じかがんぼではないやもしれぬが、いくら見ても同じに見える。

○ハンモック雲と仲良くしてゐたり
可愛くてよいではないか。

○青梅線人参の花茄子の花
田圃ではなく畑のつづく山あに入っていくのですね。
 

選句しました

 投稿者:由季  投稿日:2017年 5月15日(月)23時12分44秒
  ○雨粒の等速となり梅雨に入る
本降りになった感じでしょうか。

○初夏やクレーコートに雨はらり
クレーコートの質感。

○走梅雨猿の話を聞きました
聞いておかないと猿の惑星になるかも・・。

○走梅雨晴間のフレンチトーストよ
走梅雨晴間の無理やりなところがおかしい。

○梅干して短き晴れ間使ひきる
充実していますね。

○海に出てまづ掛け直すサングラス
海に来た、という気分が盛り上がります。

○海鳴りの宿空っぽの金魚玉
場末感出てます。

○住職の海の家から出で来たる
取り合わせが可笑しいです。

○岸壁に白シャツの子ら整列す
臨海学校でしょうか。白シャツの白が眩しいです。

○岸和田と言へば夏日の喝と射す
海辺ですからね。実感ありすぎです。

○対岸に並ぶ三人アロハシャツ
何なんでしょう。三人というのが面白い気がします。

○近づくとみせ翻る金魚かな
金魚はこういう動きをする。

○青梅線人参の花茄子の花
ローカル線の風情ですね。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 5月15日(月)18時56分32秒
  ○雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
薔薇がますます開いてゆく感じ。

○少しづつ晴れて悲しき花あやめ
あやめだから、上五中七がいい。

○走梅雨晴間のフレンチトーストよ
なんだか甘くて美味しそう。

○押入のそれ海水着ではないか
何だと思ってたんでしょうか。

○海鳴りの宿空っぽの金魚玉
鄙びた宿にドラマ。

○三線の風に乗りくる夏の海
明るい音階で踊り出す。

○住職の海の家から出で来たる
軽妙なおかしさ。

○母の日の海岸すこし歩きけり
母の日がいいと思う。

○岸恵子の語り始まる麦の秋
岸恵子と麦の秋がよい響きあい。

○櫂で押す岸の感触夏はじめ
気持ちの良い舟遊び。

○ブラジリアン柔術道場虎が雨
雄々しい声が響いていそうです。

○雨降れば木の家は六月の音
六月の音が、いい。雨とそれ以外といろいろ思わせます。

○近づくとみせ翻る金魚かな
金魚のゆったりとした光るような泳ぎ。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 5月14日(日)11時07分23秒
  ◯青羊歯の気配雨読の午后深し
 静かな気配を青羊歯に託したところが素晴らしいかと。

◯走梅雨猿の話を聞きました
 聞いちゃったのね:笑

◯梅の実のした梅の実の色に雨
 いい風情かと。

◯晴のち金魚、鉢から逃げた、のち快晴
 そういえば丼で金魚を一尾飼うというアホなことが流行ってます。まったく。

◯晴れのち曇り静かなる蟻地獄
 なんだかこわいなあ。

◯海原へ海亀の四肢ぱたぱたん
 卵から孵ったばかりのウミガメの赤ちゃん、必死にぱたぱたしてます。

◯住職の海の家から出で来たる
 海パンにアロハの住職か:笑

◯赤潮を分け五月雨の河すすめ
 「五月雨の河すすめ」がいいですね。

◯母の日の海岸すこし歩きけり
 なんでもない光景なのに、なぜだか惹かれます。

◯岸辺から玉葱さげてきたりけり
 カレーでも作るのかなあ、いや肉じゃがか。

◯対岸に並ぶ三人アロハシャツ
 朝比古さんが書かれたように、たしかに阿保っぽい:笑

◯雨降れば木の家は六月の音
 木の家!その音私も聞いてみたい。

◯夕焼を連れ立つ旅の駱駝かな
 おお、サンタナ!キャラバンサライ!!
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 5月14日(日)07時54分1秒
  ◎かたつむり雨粒ひとつぶひとつぶ
一滴づつの美しさ。

◎雨の浜パラソルひとつ去りがたし
去りがたい寂寥。

◎五月雨をあつめて雨男来たる
来るな。

◎晴れ晴れとひとりぼつちや雲の峰
わかる。

◎オレが無人駅だつたころ姉は海だつた梅雨の
わっかるかなあ、わっかんないだろうなあ。

◎押入のそれ海水着ではないか
一種残骸。

◎海鳴りの宿空っぽの金魚玉
この宿いいね。

◎緑さす若宮大路から海へ
材木座。

◎岸和田と言へば夏日の喝と射す
喝がいい。

◎櫂で押す岸の感触夏はじめ
堅牢なような脆弱なような。

◎雨降れば木の家は六月の音
メルヘン。

◎小者には小者の矜持サングラス
この人知っています。

◎青梅線人参の花茄子の花
よき沿線風景。
 

やっぱり・・・。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 5月14日(日)07時41分34秒
  5年くらい放置したけっかメールボックス内があきれるほど魑魅魍魎となっていました。送信メール!どしどし送ってしまってごめんなさい。やらかしてしまった。反省しています。  

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 5月14日(日)07時28分10秒
  ☆雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
 運動の後のように。

☆晴れのち曇り静かなる蟻地獄
 曇りだねぇ。

☆晴れ晴れとひとりぼつちや雲の峰
 ひとりも悪くない。

☆押入のそれ海水着ではないか
 今年こそ。

☆海に出てまづ掛け直すサングラス
 格好から入るタイプ。

☆虹立つや涙に海の記憶あり
 ほどよき甘さ。

☆母の日の海岸すこし歩きけり
 母を想うのか母になったのか。

☆岸壁に白シャツの子ら整列す
 整列させられる年頃。

☆対岸に並ぶ三人アロハシャツ
 なんとなく阿保っぽい。

☆ハンモック雲と仲良くしてゐたり
 仲良きことはよろしきかな。

☆近づくとみせ翻る金魚かな
 ツンデレってこういう感じだろうか。

☆小者には小者の矜持サングラス
 あはは。

☆老人の中の少年鉄線花
 可愛がられる子っているんだよなぁ。
 

雨晴海岸句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月14日(日)02時07分58秒
編集済
  投句一覧です。

【雨】
かたつむり雨粒ひとつぶひとつぶ
雨の浜パラソルひとつ去りがたし
雨後の薔薇大きく息をしてゐたる
雨粒の等速となり梅雨に入る
逆光の斜め前より青時雨
五月雨をあつめて雨男来たる
初夏やクレーコートに雨はらり
上簇の夜半の雨となりにけり
青羊歯の気配雨読の午后深し
青葉時雨雨落石の凹みかな
走梅雨猿の話を聞きました
蔦青葉行間に降る雨の音
梅の実のした梅の実の色に雨
緑雨よりあんたの気風に惚れたのさ

【晴】
ひとけなき晴海埠頭とんぼ生る
夏晴や交互に挙ぐる鉄唖鈴
郭公や晴をとこ対雨をんな
汗拭いてピー本日は晴天なり
少しづつ晴れて悲しき花あやめ
晴のち金魚、鉢から逃げた、のち快晴
晴れのち曇り静かなる蟻地獄
晴れ女ばかり遠くの夕立見る
晴れ晴れとひとりぼつちや雲の峰
晴女晴男ゐて梅雨に入る
晴天ののちの白雲夏薊
走梅雨晴間のフレンチトーストよ
梅干して短き晴れ間使ひきる

【海】
オレが無人駅だつたころ姉は海だつた梅雨の
押入のそれ海水着ではないか
海に出てまづ掛け直すサングラス
海へ行くイワシの缶で英気付け
海原へ海亀の四肢ぱたぱたん
海叩く驟雨や薬壜割れる
海鳴りの宿空っぽの金魚玉
海老蔵の目ぢからつよし青あらし
三線の風に乗りくる夏の海
住職の海の家から出で来たる
赤潮を分け五月雨の河すすめ
虹立つや涙に海の記憶あり
母の日の海岸すこし歩きけり
緑さす若宮大路から海へ

【岸】
はつなつの男は向こう岸に傷
一枚はどこか岸辺の夏帽子
夏三人の岸が死んだ一人は・・
岸恵子の語り始まる麦の秋
岸壁に白シャツの子ら整列す
岸壁の縦の縞より雲の峰
岸壁の母は今猶躑躅咲く
岸辺から玉葱さげてきたりけり
岸和田と言へば夏日の喝と射す
対岸に並ぶ三人アロハシャツ
対岸の白鷺きまり悪さうに
対岸へ手を振つてをり夏帽子
櫂で押す岸の感触夏はじめ

【当季雑詠】
「けちんぼ!」と言はれ思はず蟻を見る
きのふけふまたががんぼのゐる戸板
はつなつの曇りがちなる江戸切子
ハンモック雲と仲良くしてゐたり
ブラジリアン柔術道場虎が雨
雨降れば木の家は六月の音
蚊に刺され右手を顎に付けにけり
逆光の青葉時雨を行きにけり
居住いのずれて守宮の夫婦かな
近づくとみせ翻る金魚かな
小者には小者の矜持サングラス
青梅線人参の花茄子の花
夕焼を連れ立つ旅の駱駝かな
老人の中の少年鉄線花

(以上)

13句選(特選、逆選なし)
選句締切:5月17日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

ここで言うのも変ですが

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月13日(土)21時46分11秒
  洋子さん、そちらのメールボックス、いらないものを消して下さい。あふれています。何度も投句してくるので、メールを送ったら、事情がわかりました。掲示板からの確認メールが同じ理由で届いていないのだと思います。  

月犬さん

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月10日(水)23時57分52秒
  まがいものには泣かれろ、です。  

ゆかりさん

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 5月10日(水)22時16分47秒
  ありがとうございました。
エクセルまがいのMacのアプリ使っているせいかもしれません。
とは言ってもこれまではうまく作動していたのですが。
ちょっと調べてみます。
 

雨晴海岸句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月10日(水)21時48分34秒
  出題です。

【雨】
【晴】
【海】
【岸】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:5月13日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

回転寿司句会・作者発表

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月10日(水)21時44分19秒
  作者発表です。技術的困難があってゆかりが発表しますが、
集計は月犬さんです。ありがとうございました。

矢車を回す風の名剣之助        なむ
すでに薔薇転じて背徳のオペラ     なむ  月海
誰かさんこつそり無寿限無麦畑     なむ
番台の祖母菖蒲湯の司令塔       なむ  海
ややべたついて蟇蛙紳士録       なむ  月

代打出る九回表こどもの日       らくだ 百け
はつなつの転校生の白い顔       らくだ 七百由洋
恵比寿紙つけて立夏の新聞       らくだ
フランスへ行く馬のこと修司の忌    らくだ むあ
すくと立つあやめ密集して静か     らくだ 月海百洋

氷塊の回つてゐたりかき氷       朝比古 洋け
組み立てて乗る自転車や麦の秋     朝比古 む苑らあ亜百由洋けゆ
蘭鋳のひらひら寿命全うす       朝比古 む苑ら海あ亜由
ゆつくりと老いゆく司書や鉄線花    朝比古 月亜け
行く春の夜の匂ひのインク瓶      朝比古 海七亜百け

柏餅乗せて回覧板来たる        月犬  むら百由け
ダンサーの自転激しき五月かな     月犬  亜
寿と一字天に差し出す幟かな      月犬  苑
五月くる司祭は太き指持てり      月犬  苑由
五月雨や壁に鍼灸経絡図        月犬  らけ

五月来るポチは回つてタマ眠り     海太  苑
転んでから痛いと判る若葉寒      海太  朝
走り梅雨寿退社即出産         海太  亜由
夏怒涛司葉子は鳥取県         海太  朝七ゆ
ジューンブライドを迫る女や梅雨の闇  海太  月ゆ

夏来る人差し指の回すピザ       あんこ 由けゆ
自転車の残されてゐる藤の花      あんこ 苑月海由洋け
寿の金色の文字著莪の花        あんこ 朝
青蔦の壁より司書の現れし       あんこ 海七
緑さす四阿新しきページ        あんこ むら海

回送のタクシー過ぎし薄暑かな     けんじ 朝む苑ら海七亜ゆ
転送のメール次々藜喰ふ        けんじ
寿の文字の金色新樹光         けんじ 朝百
司会にも酒振る舞われ金魚草      けんじ 百由
ひめぢよをんなにもつかないぜんおんぷ けんじ ら海あ七洋ゆ

どの道を行けども躑躅先回り      由季  朝月ら海あ七亜百けゆ
転倒の記憶の迫る新樹光        由季  亜ゆ
いくつかの文字寿で消す立夏      由季  朝百
島に会ふ白蛇何を司どる        由季  あ
はつなつを軽やかに跳ぶ行司かな    由季  朝む月ら百洋けゆ

回天や世の終りには桜ちる       百花
まらうどの転べころべと春逝けり    百花
喜寿までの食費の試算蟻の影      百花  む月海七亜由け
閉架式図書館司書の更衣        百花  あ由ゆ
湧き出づる水増えてをり燕子花     百花  らあ

33回転そら豆のゆめをみてゐる    洋子  む苑らゆ
変身などしたしぼうたん転がる     洋子  月
母の日の寿司桶に鮨あまつてゐる    洋子  あ百け
青蛙あつまつてゐる雑司ヶ谷      洋子  む苑あ七亜ゆ
子亀買ひ自転車のうしろ自転車     洋子  あ

回線の途切れてしまふ新樹の夜     亜紀
回収の遅れて来たる黄金虫       亜紀
転がしてゆけば点々苜蓿        亜紀  あ
寿福寺の石畳へと雨蛙         亜紀  朝苑七洋
君なにを司るもの麦の秋        亜紀
母の日の薬缶磨いて始まりぬ      亜紀  む苑百
ボサノバに溶けゆく氷風薫る      亜紀  む
本当に捨てていいのか青嵐       亜紀  朝月百由洋ゆ

初夏の膝のあたりを回遊魚       七   朝あ
メ-デ-歌少し高めに転調す      七   苑
弁当屋寿閉店夏の朝          七
司書試験また不合格瓜の花       七
青歯朶のいつも共同謀議中       七   月ら洋
百年の孤独を鳴けりあまがえる     七
キツネノボタン醒めない夢にしまう   七   あ

回廊の真中に夏が直立す        苑を  月ら海亜洋ゆ
自転車倒れ夏草に死の匂ひ       苑を  月洋
ラヂオから寿限無寿限無の昼寝かな   苑を  朝ら七亜由洋
司祭から手渡されたるカーネーション  苑を
屋根裏の不健全図書西日射す      苑を  朝む七

二回目はお茶までゆるす青葉風     ゆかり 海七け
夏雲の見よや回転エビ固め       ゆかり む七
はつなつや寿荘また福寿荘       ゆかり 朝苑亜洋
背の高き司令塔ゐて青嵐        ゆかり 苑由
樹のうへの花ぞ白なれ南風       ゆかり

(以上)
 

選句ありがとうございました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 5月10日(水)21時40分15秒
  ちょっとアプリの調子がおかしくて集計遅れます。
ゆかりさん、メール見てください。

よろしくお願いします。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 5月10日(水)20時38分6秒
  ○33回転そら豆のゆめをみてゐる
 レトロ俳句といえばそうなんだけど、CDプレイヤーみたいに液晶で秒を刻んでいるような今どきのものではない時間と空間のありようが感じられますね。いいなあ。

○どの道を行けども躑躅先回り
 躑躅が先回りしている、という意味ですよね。

○夏来る人差し指の回すピザ
 皿回しのように人差し指の先でピザをくるくる回している、というなかばあり得ない景ですね。

○回送のタクシー過ぎし薄暑かな
 夜通し仕事をしていた運転手さんの帰宅でしょうか。炎昼とかでない、どうにでもなる感じがいいですね。

○回廊の真中に夏が直立す
 これ、「夏立つ」のバリエーションで、「戦争が廊下の奥に立つてゐた」とかも混ざっているのですね。

○組み立てて乗る自転車や麦の秋
 分解して電車とか自動車とかで運ぶタイプの自転車を、出先で組み立てた訳ですね。そういうものを所有しているよろこびも伝わってきます。

○転倒の記憶の迫る新樹光
これ、まさに転倒しつつある意識の動きなのでしょうか。「記憶の迫る」がよいです。

○夏怒涛司葉子は鳥取県
 出たな、wikipedia俳句。題から浮かんだ人名を検索して季語をつければできあがり。

○青蛙あつまつてゐる雑司ヶ谷
 地名が効いている感じがします。谷とか窪は強いです。

○閉架式図書館司書の更衣
 図書館司書、制服なんか着ていたかなあと思いつつ、限定された空間の微妙な色情を感じます。

○ジューンブライドを迫る女や梅雨の闇
 雨季の集客のためのキャンペーンでしかないので、そんなものに乗ってしまってはいけないのですが、なんともうっとうしい感じが字余りに込められています。

○はつなつを軽やかに跳ぶ行司かな
 力士もろとも土俵下に転落するような人もいて、行司ってそんな敏捷な印象がないだけに、句としては面白いです。

○ひめぢよをんなにもつかないぜんおんぷ
 だまし絵のように「をんな」が見えてじつにいいです。

○本当に捨てていいのか青嵐
 つい青嵐につられてしまいますよね。

 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 5月10日(水)20時37分31秒
  ○どの道を行けども躑躅先回り
行けども行けども、そして振り返っても躑躅というホラー。

○夏来る人差し指の回すピザ
大きな生地をくるくる。手品師の気分。

○代打出る九回表こどもの日
草野球の一風景。逆転なるか。

○二回目はお茶までゆるす青葉風
三回目があるといいですね。

○柏餅乗せて回覧板来たる
固くならないうちにどうぞ。

○氷塊の回つてゐたりかき氷
つまりセルフサービス。

○自転車の残されてゐる藤の花
この後の足取りが不明、とか。そろそろ帰ってきてください。

○組み立てて乗る自転車や麦の秋
途中まで車で運んで旅先でのサイクリングを楽しみます。麦の穂が見えます。

○喜寿までの食費の試算蟻の影
何事も楽観的なのがいいです。

○母の日の寿司桶に鮨あまつてゐる
気合をいれて作りすぎました。パックして持ち帰ります。

○ゆつくりと老いゆく司書や鉄線花
非人間的な存在。実は年をとらないとか。

○はつなつを軽やかに跳ぶ行司かな
のこった、のこった。軽やかな横っ飛び。

○五月雨や壁に鍼灸経絡図
一家に一枚あったら便利かも。秘孔とか。

○行く春の夜の匂ひのインク瓶
独特な形とにおい。ペンをつける度に夜が広がります。
 

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