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選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2017年 4月 9日(日)18時24分1秒
  ◯いちめんなの花さやうなら人類
 ディストピアSFの最後の場面みたい。菜の花からすればユートピア。

◯神は人に人は仏に二輪草
 天孫降臨から西方浄土まで。二輪草の取り合わせが「同行二人」ぽい。

◯口八丁手八丁なり鳥の恋
 たしかに。羽八丁というか^^;ついでに尾も八丁になる鳥もいるかも^^;

◯左手のアルペジオからしやぼん玉
 きれい。のだめカンタービレの、きらきら星のシーンを思い浮かべました。

◯陽炎や千手のどれもさやうなら
 そういう見え方もあるのか。なんてさみしい。

◯蒲公英の絮の接触不良かな
 いやー、どこでもくっつくやつですから、接触不良なんてまれです。

◯朝寝するたび不眠症だと思ふ
 あはは、なんてずうずうしい。と思うのは私が不眠と縁がないないからです^^;

◯夜もすがら不在で通す三鬼の忌
 三鬼忌ならしょうがない。四月馬鹿だとそうはいかない。

◯笑ふ山眺めて足湯十五分
 春の山見て鳥の声など聞こえて、足湯。いいなあ。

◯足跡に海の満ちゆく潮干狩
 きれい。潮干狩という時、海は満ちるということを忘れていた気がする。

◯足先へゆるりと流れ甘茶仏
 甘茶をかけたのはもうン十年も昔の思い出……。

◯百本の足持て走る春の夢
 いや~~!夢の中でも百足になんてなりたくないです。

◯海のない県は八県飛花落花
 桜のない県はないですね。

◯出てきてもさみしい四六の蟇である
 四六の蟇でこんなに孤独感がでるとは。蟇、数が減ってるんでしょうか。
 
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 4月 9日(日)17時38分59秒
  ◯いちめんなの花さやうなら人類
 はい、さようなら。たまどうしてるのかなあ。

◯神は人に人は仏に二輪草
 神と仏と人と二輪草。なかなかの取り合わせかと。

◯人買ひの朧ひとさらひの霞
 人買ひとひとさらひは好き。

◯左手のアルペジオからしやぼん玉
 きれいね。

◯散る花を追ひ駆けてをり手風琴
 これもきれいね。

◯私小手先だけで芹摘みますの
 そうですか、なんかだまされた感じ:笑

◯手に負えぬ感情教育花疲れ
 フローベールです。手に負えません。

◯子安貝拾ひて不意に泣き出せり
 涙もろいのね。

◯随意筋不随意筋へ蝌蚪の紐
 しっかり想像すると気持ち悪いね。

◯馬刀貝の戯曲のやうに不憫かな
 どんな戯曲なんだよ~、と言いたくもなる。

◯足跡に海の満ちゆく潮干狩
 満ち潮、もうそろそろ帰る時刻ですよ。

◯片足で十秒立てず落第す
 どんな学校やねん。わたしも立てません。

◯パンジーの一斉に首かしげをり
 たしかに、首かしげておりますね。

◯野遊びや匍匐前進老人会
 可笑しいけど切ないね、いずれ私も。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 4月 9日(日)16時54分0秒
  ○いちめんなの花さやうなら人類
たまも好きだったし、同名のスウェーデン映画も観た。どっちもさよなら、だけどね。

○さくらさくら人に埋もれてゆくさくら
上野も目黒川もひどいもんです。

○もうふた風も吹けば人間青柳
柳の姿、面白い。

○九人ゐてふたりが消えし花見かな
怪しい二人。

○口ふくむ人肌ほどの甘茶なり
薬っぽい味しますよね。

○人買ひの朧ひとさらひの霞
「朧」って奴と「霞」って奴。あいつら悪い女衒の二人組。

○手先より口先が好き春灯し
手先だけの男と口先だけの男。どっちがいいのか。

○朝寝するたび不眠症だと思ふ
そうそう。

○笑ふ山眺めて足湯十五分
いい時間だなあ。

○足場から全容見ゆる花の雲
ガテン系現場性がいい。

○足先へゆるりと流れ甘茶仏
花まつり。よきかな。

○囀や足漕ぎボート進まざる
あれで結構進むよ。囀がいい。

○てのひらの窪みに春の水の綺羅
星のごとく。

○背もたれにしんなり掛けて春コート
しんなりが素材の薄さを感じさせます。

 

人手不足句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月 9日(日)13時10分39秒
  たいへんお待たせしました。投句一覧です。
ちなみに【人】【手】【不】【足】は二度目だと厳しい
ご指摘を頂きました(前回は2015/4/4締切)。
まことに申し訳ありません。
真摯に受け止め今後の改善に努める所存です。

【人】
いちめんなの花さやうなら人類
けふまでの人と花見て別れ行く
さくらさくら人に埋もれてゆくさくら
もうふた風も吹けば人間青柳
九人ゐてふたりが消えし花見かな
口ふくむ人肌ほどの甘茶なり
神は人に人は仏に二輪草
人型のクッキー数多春愁
人知れず散り始めたる桜かな
人波に紛るるやうに鳥雲に
人買ひの朧ひとさらひの霞
天地人の人をいただく黄水仙
夜桜のあれは他人の空似なり
蕨餅ひとつは宇宙人らしい
萍と萍ふはり倭人伝

【手】
言い訳は手短にして花の宴
口八丁手八丁なり鳥の恋
左手のアルペジオからしやぼん玉
散る花を追ひ駆けてをり手風琴
私小手先だけで芹摘みますの
邪鬼の手と無邪気の足や春灯
手に負えぬ感情教育花疲れ
手回しの蓄音機から囀が
手鏡の奥の満天星躑躅かな
手先より口先が好き春灯し
春愁に二円切手を貼って出す
人海の交差点なる木の芽時
鉄棒を逆手に握りチューリップ
陽炎や千手のどれもさやうなら

【不】
はこべらもつくしも知らぬ峰不二子
蒲公英の絮の接触不良かな
子安貝拾ひて不意に泣き出せり
次々と書類に不備やオキザリス
手加減を加へてをりぬ花吹雪
春昼の不覚妻子の顔忘る
諸葛菜不通の道を迂回する
随意筋不随意筋へ蝌蚪の紐
朝寝するたび不眠症だと思ふ
馬刀貝の戯曲のやうに不憫かな
晩春やとことん私不感症
不機嫌ま面は遺伝と蠅生まる
不満なら消えてしまへよ花筏
夜もすがら不在で通す三鬼の忌

【足】
ムダ足をフムフムフムと蜥蜴出づ
春泥に重き足ある故郷かな
笑ふ山眺めて足湯十五分
足もとのかたくりの花ふんはりす
足を崩す花の筵の起伏かな
足首を回す土筆の踊り出す
足場から全容見ゆる花の雲
足跡に海の満ちゆく潮干狩
足先へゆるりと流れ甘茶仏
足立区や蒲公英の絮飛んでゐる
馬券師の師の足跡や春の旅
百本の足持て走る春の夢
不揃ひの君の前髪桜草
片足で十秒立てず落第す
囀や足漕ぎボート進まざる

【当季雑詠】
せちがらい世になりました鳥帰る
タンドーリチキンでてくる花の雲
てのひらの窪みに春の水の綺羅
ドライヤーのスイッチ切れば朧月
パンジーの一斉に首かしげをり
ビタミンの不足がちなる山笑ふ
花鳥のちらちら会席料理かな
花曇グラスに溶かしゆくミルク
海のない県は八県飛花落花
犬連れて信号を待つ桜東風
高層の住宅ばかり春灯し
今生の落ちては芽吹く椿かな
自転車で轢きそうになる飛燕かな
出てきてもさみしい四六の蟇である
背もたれにしんなり掛けて春コート
野遊びや匍匐前進老人会

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:4月12日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

只今投句十一名

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月 9日(日)01時36分47秒
  いかんなあ。なんだか常態化している感がありますが、日曜の正午くらいに開けます。まだの方、よろしくお願いします。  

人手不足句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月 5日(水)23時26分12秒
  出題です。

【人】
【手】
【不】
【足】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:4月8日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

名場面集句会結果発表

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 4月 5日(水)23時16分38秒
  名場面集句会結果発表です。
間違いありましたらご一報ください。

今朝からは蠅と名乗れる蛆素性     なむ  月百ゆ
芹・蓬・韮・稽古場のベニヤ板     なむ  ら海七洋
陽炎や縦に主審と捕手の面       なむ  百ゆ
文集に名無しと書いて卒業す      なむ  朝ら洋け由
燐寸擦るすらむは春のすりらんか    なむ  月ら海

名にし負ふ京の老舗の桜餅       海太  ら七
童心に返る風呂場もぶらんこも     海太  あけ
面倒を形にすれば海雲なり       海太  む由ゆせ
猫の声集め朝寝を妨害す        海太  せ
鳥つるむ仮にその場をA地点      海太  朝月ら百七け由亜せ

アイウエオ順の名刺や弥生尽      朝比古 む海
春暑しカレーの匂ふ野球場       朝比古 む海洋由ゆ
撞くたびに増えて紙風船の面      朝比古 百海あけ
海原は春の光を蒐集す         朝比古 せ
やはらかく影運ばるる春日傘      朝比古 月む亜

名を訊けば朧と答え笑ひけり      月犬  らあ七由ゆせ
画数の多い朧の溶けて夜        月犬  朝ゆせ
正面に夜桜背後から腐臭        月犬  亜
集合の時間を決めぬ花見かな      月犬  む洋
かぎろへるもののひとつに老裸体    月犬  海洋ゆ亜

うぐいすやふたつ名どれもみな嫌い   らくだ 月
毎年よ花見するなら競馬場       らくだ 月む百海由ゆせ
正六面体ころがして花筵        らくだ 海あ亜
集金の釣り銭足りぬ春時雨       らくだ むけ
落款の篆書蛙の目借時         らくだ む

エープリルフールごつごつと書く宛名  洋子  あけ由亜
からだごと共同浴場おほきな接骨木   洋子
すももちる仮面ライダー末子らし    洋子  七由
おぼろ夜の浴槽ほそながい画集     洋子  む百あけ由
鮑食ふブルゾンちえみふふとかいふ   洋子

競漕の叫び続けしチーム名       あんこ
式場へ靴音高く雪やなぎ        あんこ け
斜面より若駒運命のごとく       あんこ 朝
佐保姫のくるぶし星の集まりぬ     あんこ 朝亜
朧夜のレコード盤の回りだす      あんこ 七洋け亜

実名の伏せらてゐし新社員       けんじ 亜せ
場所取りのブルーシートよ春時雨    けんじ 月七
夕暮れの正面玄関から田螺       けんじ ゆ亜せ
集会の昼は持ち寄り花曇        けんじ 由
剥き出しのコイルに触るる蝶生る    けんじ 朝あ七

いない子の名前を呼べば田螺鳴く    七   月百せ
ぎしぎしの踏んづけられて場末かな   七   月ら洋
面目ない様子で止まる春の蠅      七   月むら百け由せ
みつみつと集合するや春の闇      七   百亜
朧の夜ダウンロ-ドする予知夢かな   七   あ

花冷の名店街を突き進む        由季  朝月洋けゆ
重馬場と言はれ膨大春の土       由季  海け
面妖な言ひ訳を聞く花の昼       由季  ら百七ゆ亜
陽炎の向うに女子の集まりぬ      由季  朝百あ洋ゆせ
朧月前ゆく人の名古屋帯        由季  ら海あ
花屑を付けて場所後の力士かな     由季  む海洋亜

名ばかりの自宅警備や桜咲く      せせい
場所取りは桜咲くよりはるか前     せせい
面白い完全体の暖かし         せせい
集合し写真三枚春の雨         せせい 洋
菓子を食べ春のジュースを飲んで居る  せせい 洋

四月来る真新しきは名刺入れ      百花  らけ
場所取りの空色シート花の雨      百花  月
夜の桜ひたと暴悪大笑面        百花
死後にでる全集ひとつ雪の果      百花  朝ら七洋由
逆転の雄叫び握り拳上げ        百花

フリージア名前の入りしボールペン   亜紀  あ
君の名を問ひし先輩朝桜        亜紀  百海
場内の拍手総立ち春の雪        亜紀  朝
面倒なことをさくつと春の雲      亜紀  朝あ七洋け由ゆ
春うれひ詩集に愛の文字ひろひ     亜紀  朝七
蝌蚪の紐集合体といふ光        亜紀  朝む七ゆ
さくらさくら濠埋めつくす桜色     亜紀
春寒し白亜のビルの避雷針       亜紀  月らあ

雑草といふ名の草の萌えてをり     ゆかり むら百海七亜せ
風呂場から龍馬の妻となり朧      ゆかり むせ
春灯や対面座位の影揺るる       ゆかり 月海
集合し行列したる花の午後       ゆかり 朝あ
目的を持ち春陰の神保町        ゆかり 由
 

選句です

 投稿者:せせい  投稿日:2017年 4月 5日(水)22時51分18秒
  〇いない子の名前を呼べば田螺鳴く
季語は「田螺鳴く」。代理返事見たいな。
〇実名の伏せらてゐし新社員
季語は「新社員」。「伏せられて」だとは思いましたが、いい句だと思いました。
〇雑草といふ名の草の萌えてをり
季語は「草萌え」。牧野博士の言を思い出しますね。「雑草という名の草など存在しない」んだと。そういう言い方があって初めて逆にこの句の魅力が増したようにも感じました。
〇名を訊けば朧と答え笑ひけり
季語は「朧」。ユーモアの有る季語の用法。
〇画数の多い朧の溶けて夜
季語は「朧」。季語の漢字に着目した句。メカニックな感じがしました。
〇風呂場から龍馬の妻となり朧
季語は「朧」。寺田谷事件でしょうか。歴史を感じました。
〇毎年よ花見するなら競馬場
季語は「花見」。どうしても子規の「毎年よ彼岸の入りの寒いのは」を思い出しますが、あれは子規の母親が思わず言った言葉を素直に句にしたものでしたが、この句では「競馬場」が花見の場になって居りユーモラスでした。
〇面倒を形にすれば海雲なり
季語は「海雲」。象徴的な可視化。
〇面目ない様子で止まる春の蠅
季語は「春の蠅」。小林一茶の句を思い出しました。何となくユーモラスかと。
〇夕暮れの正面玄関から田螺
季語は「田螺」。付いて来ちゃったのでしょうね。
〇海原は春の光を蒐集す
季語は「春の光」。「蒐集す」がいいですね。
〇猫の声集め朝寝を妨害す
季語は「朝寝」。猫の声を集めという行為がユーモラスでした。
〇陽炎の向うに女子の集まりぬ
季語は「陽炎」。何か幻想的な雰囲気も。
〇鳥つるむ仮にその場をA地点
季語は「鳥つるむ」。極めてドライなとらえ方。「A地点」という言い方が乾いた抒情を呼び寄せます。
 

選句しました

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 4月 4日(火)23時20分27秒
  〇エープリルフールごつごつと書く宛名
油性マジックで黒々と。

〇雑草といふ名の草の萌えてをり
雑草に魅せられた絵本作家。

〇実名の伏せらてゐし新社員
実は御曹司だった。

〇花屑を付けて場所後の力士かな
ダイナミックな取り組みでした。

〇正面に夜桜背後から腐臭
夜桜の美しさとゴミとの対比。

〇正六面体ころがして花筵
白昼堂々と。

〇面妖な言ひ訳を聞く花の昼
妖しげな花の昼。

〇夕暮れの正面玄関から田螺
ちょっとコミカルげ笑える。

〇みつみつと集合するや春の闇
なにかわからぬものの集合する時間。

〇佐保姫のくるぶし星の集まりぬ
メルヘンチックな表現。

〇かぎろへるもののひとつに老裸体
ぼわ~ん。

〇やはらかく影運ばるる春日傘
いかにも春、いかにも春日傘。

〇鳥つるむ仮にその場をA地点
仮に、が効いている。

〇朧夜のレコード盤の回りだす
謎めいた雰囲気。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月 4日(火)22時59分28秒
  ○花冷の名店街を突き進む
 寒いのでおもてではなくデパートの中を通り抜けているのでしょうか。名店街など目もくれない感じがいいですね。

○今朝からは蠅と名乗れる蛆素性
 出世魚みたいに名前が変わるのですね。

○名を訊けば朧と答え笑ひけり
 なんとも言えない妖気がありますね。

○画数の多い朧の溶けて夜
 溶けて月とか溶けて龍とか、どうせならそこまで馬鹿に徹してほしいですね。

○春暑しカレーの匂ふ野球場
 すごい場末感がありますね。

○毎年よ花見するなら競馬場
 子規のお母上ですね。

○面倒なことをさくつと春の雲
 「さくつと」とか「さくさく」って、1980年代頃のパソコン雑誌の記事のせいだったかで特定の意味を帯びて、しかもいまだに死語になっていなくてすごいですね。

○面倒を形にすれば海雲なり
 「もずく」と読むのですね。そのままいやになってぐじゅぐじゅになったようなかたちですね。

○面妖な言ひ訳を聞く花の昼
 「面妖」は「うる星やつら」のせいで特定の意味を帯びて、しかもいまだに死語になっていなくてすごいですね。

○夕暮れの正面玄関から田螺
 総理夫人付の田螺でしょうか。

○陽炎や縦に主審と捕手の面
 ピッチャーから見て、マウンドとホームベースのあいだに陽炎が立っているのでしょうか。「縦に主審と捕手の面」が妙に可笑しいです。

○陽炎の向うに女子の集まりぬ
 「女子」というのも今日び特殊な意味を帯びているような気がしますが、どう特殊なのかうまく言えません。

○蝌蚪の紐集合体といふ光
 蝌蚪の紐が光を帯びているのですね。いまにもオタマジャクシがうじゃうじゃ出てきそうです。

○かぎろへるもののひとつに老裸体
 ううむ。エロいのだかグロいのだか…。
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2017年 4月 4日(火)22時36分8秒
  ○エープリルフールごつごつと書く宛名
ごつごつがイメージを広げます。

○名を訊けば朧と答え笑ひけり
少しやりすぎのようだが雰囲気あり。

○春暑しカレーの匂ふ野球場
匂いのことって結構覚えていたりします。

○毎年よ花見するなら競馬場
「毎年よ」っていうのがなんだか可笑しい。
競馬場は綺麗なところ多いですよね。

○すももちる仮面ライダー末子らし
豆知識。そうなんだ・・。

○面倒なことをさくつと春の雲
そういう人はうらやましい。

○面倒を形にすれば海雲なり
黒っぽい色もそんな気がする。

○面目ない様子で止まる春の蠅
愛嬌があります。

○おぼろ夜の浴槽ほそながい画集
どこにかかるのかわからないずらずらした書き方が効いている。

○死後にでる全集ひとつ雪の果
大成功してもそんなもの。

○集会の昼は持ち寄り花曇
健全な集まりですね。

○文集に名無しと書いて卒業す
青臭いところがいいです。

○鳥つるむ仮にその場をA地点
B地点では何が起こるのか・・・。

○目的を持ち春陰の神保町
用もなくうろうろするのが似合う場所ではありますが。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 4月 4日(火)21時16分21秒
  ◯エープリルフールごつごつと書く宛名
宛先が嘘なのか、そもそも架空の住所なのか。

◯花冷の名店街を突き進む
花見へまっしぐら。せっかくなので帰りにでも名店にも寄りましょう。

◯四月来る真新しきは名刺入れ
気合はわかります。服とか財布は古いままなのか。

◯式場へ靴音高く雪やなぎ
晴れ晴れしさが靴音から感じられる。

◯重馬場と言はれ膨大春の土
競馬場丸ごと春の土に早変わり。

◯童心に返る風呂場もぶらんこも
子供が並んで待ってますからほどほどに。

◯撞くたびに増えて紙風船の面
球は究極の多面体

◯面倒なことをさくつと春の雲
後でツケが回ってきますよ。

◯面目ない様子で止まる春の蠅
でも許しませんよ。

◯おぼろ夜の浴槽ほそながい画集
取り合わせが面白い。

◯集金の釣り銭足りぬ春時雨
だから釣りがないようにってお願いしてあったでしょ。

◯文集に名無しと書いて卒業す
名無しが5人ぐらいいると逆に恥ずかしい。

◯鳥つるむ仮にその場をA地点
集合場所としては不確定すぎる。そのまま流れ解散に。

◯朧夜のレコード盤の回りだす
音楽は聞こえない。静かに回り続けて、しかもエンドレス。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 4月 4日(火)18時10分5秒
  ◯花冷の名店街を突き進む

なぜか早足になってる。

◯ぎしぎしの踏んづけられて場末かな

ぎしぎし!おしたしで食べると元気になりそう。

◯花屑を付けて場所後の力士かな

稀勢の里の腕の付け根の内出血。

◯芹・蓬・韮・稽古場のベニヤ板

何の稽古だろう。どうも貧乏なようだ。

◯春暑しカレーの匂ふ野球場

さっき食べたのに又食べたくなるカレー。

◯面倒なことをさくつと春の雲

大人っぽい。

◯死後にでる全集ひとつ雪の果

もしかして断捨離の運命かも。

◯集合し写真三枚春の雨

哀愁がある。可笑しい。

◯集合の時間を決めぬ花見かな

誰もこなかったりして。

◯文集に名無しと書いて卒業す

確信犯です。

◯陽炎の向うに女子の集まりぬ

近頃おばあさんも女子と言うらしいですね。

◯かぎろへるもののひとつに老裸体

うん。しみじみ。

◯菓子を食べ春のジュースを飲んで居る

歯も骨もとけそうなコワイ予感。

◯朧夜のレコード盤の回りだす

チゴイネルワイゼン。「レコード返してください。お宅にあるはずです・・・」


 

選句しました。

 投稿者:  投稿日:2017年 4月 3日(月)23時28分36秒
  ○雑草といふ名の草の萌えてをり
踏まれても踏まれても萌えて明るく。

○名にし負ふ京の老舗の桜餅
老舗、しかも京都、と聴いただけで美味しそう、ほんまかいな。

○名を訊けば朧と答え笑ひけり
ガングロにあらず、今はガン白源氏名朧。

○芹・蓬・韮・稽古場のベニヤ板
屋根にはぺんぺん草、ベニヤ板が風ではためく。

○場所取りのブルーシートよ春時雨
雨が降ろうが槍が降ろうが場所取りは命がけ。

○すももちる仮面ライダー末子らし
そうねえ、一般的に末子は自由気儘。

○面妖な言ひ訳を聞く花の昼
面妖と花の昼がやけに似合う。

○面倒なことをさくつと春の雲
ヒトの関係もサクっとね。

○死後にでる全集ひとつ雪の果
遺稿集かな。効き過ぎ感の雪の果。

○春うれひ詩集に愛の文字ひろひ
現代詩にあまり登場しない、愛の文字、そう?

○蝌蚪の紐集合体といふ光
なぜかどこかで見たような、既視感のある句だわ。

○鳥つるむ仮にその場をA地点
闘鶏の場をB級地点。

○剥き出しのコイルに触るる蝶生る
時には病むことも必要。

○朧夜のレコード盤の回りだす
霊のいたずらか。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 4月 3日(月)20時04分35秒
  ○エープリルフールごつごつと書く宛名
その宛名も本当でしょうか?
ごつごつでいろいろ思ってしまうのです。

○フリージア名前の入りしボールペン
すぐにインクの切れるペンでないように。

○名を訊けば朧と答え笑ひけり
軽いホラーのよう。

○朧月前ゆく人の名古屋帯
背中が語る女っぷり。

○童心に返る風呂場もぶらんこも
風呂場の体も快く揺れるし、ぶらんこもそう。
童心がいい感じ。

○正六面体ころがして花筵
なんで転がしているのかはわからずとも、
締めの花筵でなんだか景色が見えてくるのです。

○撞くたびに増えて紙風船の面
紙風船が手から生まれていくようです。斬新。

○面倒なことをさくつと春の雲
そして、軽やかに流れていくのでしょうか、人も。

○おぼろ夜の浴槽ほそながい画集
浴槽自体がもう朧で画集のよう。マトリョーシカみたいな魅力。

○集合し写真三枚春の雨
三枚目でようやく表情もほぐれて。春の雨のしっとり感。

○陽炎の向うに女子の集まりぬ
笑っているのでしょうか。触れようとしても触れられず。

○春寒し白亜のビルの避雷針
さらに寒さが応えそう。

○剥き出しのコイルに触るる蝶生る
不思議な感覚

○朧の夜ダウンロ-ドする予知夢かな
予知夢をダウンロードとは、面白い発想。
朧の夜もいい。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 4月 3日(月)03時44分21秒
  ◯アイウエオ順の名刺や弥生尽
カキクケ草間彌生。

◯君の名を問ひし先輩朝桜
ポッポポッポポポポポ鼠先輩。

◯雑草といふ名の草の萌えてをり
オリエンタル福田萌。

◯朧月前ゆく人の名古屋帯
ドン・ガバチョ名古屋章。

◯花屑を付けて場所後の力士かな
ミラクル稀勢の里。

◯芹・蓬・韮・稽古場のベニヤ板
ラララハイネ芹洋子。

◯重馬場と言はれ膨大春の土
グランプリボスオルフェーヴル。

◯春暑しカレーの匂ふ野球場
アラフォー吉田羊。

◯毎年よ花見するなら競馬場
レースコース子規。

◯春灯や対面座位の影揺るる
シルエット奈良林祥。

◯正六面体ころがして花筵
トミーズ雅ザキヤマ弘也。

◯撞くたびに増えて紙風船の面
デュオ平山泰代後藤悦治郎。

◯かぎろへるもののひとつに老裸体
デヴィ人麻呂。

◯燐寸擦るすらむは春のすりらんか
セイロン修司。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 4月 2日(日)21時21分57秒
  〇いない子の名前を呼べば田螺鳴く
呼んでも答えナシ。

〇君の名を問ひし先輩朝桜
取られちゃいそう。

〇今朝からは蠅と名乗れる蛆素性
これ、出世でしょうか。

〇雑草といふ名の草の萌えてをり
近頃やたらに名前を忘れてしまって。

〇毎年よ花見するなら競馬場
あら、ぜひ呼んでください。

〇撞くたびに増えて紙風船の面
そして。。

〇面目ない様子で止まる春の蠅
早々とお邪魔します、とか。

〇面妖な言ひ訳を聞く花の昼
聞いてみたい。

〇陽炎や縦に主審と捕手の面
確かに。「縦」に笑いました。

〇おぼろ夜の浴槽ほそながい画集
左右に開いてますます細長い画集いっぱいに浴槽。

〇みつみつと集合するや春の闇
近頃明るいから、なかなかそうもいかんぜよ。

〇陽炎の向うに女子の集まりぬ
見かけは確かに女子ばかり。

〇鳥つるむ仮にその場をA地点
仮の世ですから。
 

選句

 投稿者:らくだ  投稿日:2017年 4月 2日(日)17時31分33秒
  ◯雑草といふ名の草の萌えてをり
 あらひどい。とはいえ、全部の名前なんて知らないのでそういうことになっちゃう。

◯四月来る真新しきは名刺入れ
 そうか、学生は名刺入れなんて持ってないですもんね。新入社員の必須アイテムその1。

◯名にし負ふ京の老舗の桜餅
 そう言われてもよく知らないので、どこか思い浮かぶわけではないが京都の説得力。

◯名を訊けば朧と答え笑ひけり
 朝には消えてしまう。安倍晴明の式神かも。

◯朧月前ゆく人の名古屋帯
 振り返らないでほしい。顔がないかも。

◯ぎしぎしの踏んづけられて場末かな
 だれも気にしないし。でもすぐ立ち上がるし。

◯芹・蓬・韮・稽古場のベニヤ板
 川岸から土手を上がって掘っ立て小屋っぽい建物までの植生^^;ベニヤ板がなんとも俳味。

◯面目ない様子で止まる春の蠅
 面目なさそうでもうっとうしいからなぁ……

◯面妖な言ひ訳を聞く花の昼
 あはは、ややあきれ、やや腹立ち、ややばかにした感じ。「面妖」はやっぱり俳句的。

◯死後にでる全集ひとつ雪の果
 渋い。雪の果の取り合わせでなんとなく、全集といっても冊数は少ない気がする。

◯文集に名無しと書いて卒業す
 青春だ。それともすでに放浪希望なのか。

◯春寒し白亜のビルの避雷針
 あまりにピタッとハマりすぎてきれいなのでいただきます^^;

◯鳥つるむ仮にその場をA地点
 空中ということもあります。B地点は餌場か。

◯燐寸擦るすらむは春のすりらんか
 うまい。スリランカの春は知りませんが、ひらがなが暖かい春の感じでいい。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 4月 2日(日)16時51分34秒
編集済
  ○アイウエオ順の名刺や弥生尽
名刺ホルダー、私もそろそろ整理しとかなきゃ。

○雑草といふ名の草の萌えてをり
雑草といふ名、名の草。構造がちと複雑で面白い。

○花屑を付けて場所後の力士かな
巡業ですね。

○春暑しカレーの匂ふ野球場
大昔の川崎球場。

○風呂場から龍馬の妻となり朧
おりょう。。。とりあえず何か着なさい。

○毎年よ花見するなら競馬場
その手があったか。

○面倒を形にすれば海雲なり
そうともいえる。

○面目ない様子で止まる春の蠅
見たことあります。

○おぼろ夜の浴槽ほそながい画集
裸のマハ。

○集金の釣り銭足りぬ春時雨
よくある。

○集合の時間を決めぬ花見かな
われわれは解散の時間も決めない。

○蝌蚪の紐集合体といふ光
そんな感じ。

○やはらかく影運ばるる春日傘
春日傘の説明になってしまいそうなところ、ぎりぎり踏ん張っている。

○落款の篆書蛙の目借時
篆書体を読み解こうとするとたしかに眠くなります。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 4月 2日(日)16時27分54秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯いない子の名前を呼べば田螺鳴く
 亡くなった子だろうか、切ない。

◯うぐいすやふたつ名どれもみな嫌い
 ふたつ名というのか。なるほど、知らなかった。

◯花冷の名店街を突き進む
 突き進んでどこへ行くというのか:笑

◯今朝からは蠅と名乗れる蛆素性
 なるほど、でもなにやら汚い:笑

◯ぎしぎしの踏んづけられて場末かな
 場末感あり、ギシギシ効果。

◯場所取りのブルーシートよ春時雨
 せっかくの場所取りも水の泡。

◯場所取りの空色シート花の雨
 上に同じく、もとい同じ句。こういうことってあるのね:笑

◯毎年よ花見するなら競馬場
 その手があったか。楽しみふたつ。

◯春灯や対面座位の影揺るる
 前にも対面座位登場しましたね、同じ作者だと可笑しいね:笑。でも詩情あり。

◯面目ない様子で止まる春の蠅
 いかにも蠅感充溢。

◯やはらかく影運ばるる春日傘
 春日傘感あふれております。

◯春寒し白亜のビルの避雷針
 たしかに寒そうではある。

◯鳥つるむ仮にその場をA地点
 B地点では亀かタニシが鳴くのだろうか。

◯燐寸擦るすらむは春のすりらんか
 こういう巫山戯た句好きだけど。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 4月 2日(日)15時44分39秒
  ☆花冷の名店街を突き進む
 名店街、なにやら懐かしい響き。花見の席までの近道なのだろうか。

☆画数の多い朧の溶けて夜
 朧、確かに画数多い。溶けたら夜になる…うむ詩的。

☆場内の拍手総立ち春の雪
 スタンディングオベーション。演奏会会場の外は静かな春の雪。ドラマのワンシーンのよう。

☆斜面より若駒運命のごとく
 この若駒はデビュー前のサラブレッドのような気がする。

☆面倒なことをさくつと春の雲
 面倒なことはさくっと終わらないことが多いからね。春の雲の鷹揚さが癒し。

☆佐保姫のくるぶし星の集まりぬ
 くるぶしが星の高さっちゅう、すこぶる大きな姫を想像してしまった。

☆死後にでる全集ひとつ雪の果
 生きている間に全集を編まれる人って確かに稀。

☆集合し行列したる花の午後
 桜があると何故か教条的な雰囲気。ひとりぐらい反旗を翻してもいいかな。

☆春うれひ詩集に愛の文字ひろひ
 ロマンチストは憂うものなのだ。

☆文集に名無しと書いて卒業す
 こういう斜に構えた態度は、若気の至りなんだけれど、後日読み返すととても恥ずかしかったりする。

☆陽炎の向うに女子の集まりぬ
 ここは男子より確かに女子だろう。

☆蝌蚪の紐集合体といふ光
 蛙の卵、集まっていると意外と光っているものなのかな。

☆鳥つるむ仮にその場をA地点
 A地点からB地点まで行く間にすでに恋をしていたのです…って古いね。

☆剥き出しのコイルに触るる蝶生る
 こわごわと触れて、こわごわと生まれる。
 

名場面集句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月 2日(日)15時00分28秒
  たいへんお待たせしました。投句一覧です。

【名】
アイウエオ順の名刺や弥生尽
いない子の名前を呼べば田螺鳴く
うぐいすやふたつ名どれもみな嫌い
エープリルフールごつごつと書く宛名
フリージア名前の入りしボールペン
花冷の名店街を突き進む
競漕の叫び続けしチーム名
君の名を問ひし先輩朝桜
今朝からは蠅と名乗れる蛆素性
雑草といふ名の草の萌えてをり
四月来る真新しきは名刺入れ
実名の伏せらてゐし新社員
名にし負ふ京の老舗の桜餅
名ばかりの自宅警備や桜咲く
名を訊けば朧と答え笑ひけり
朧月前ゆく人の名古屋帯

【場】
からだごと共同浴場おほきな接骨木
ぎしぎしの踏んづけられて場末かな
花屑を付けて場所後の力士かな
画数の多い朧の溶けて夜
芹・蓬・韮・稽古場のベニヤ板
式場へ靴音高く雪やなぎ
重馬場と言はれ膨大春の土
春暑しカレーの匂ふ野球場
場所取りのブルーシートよ春時雨
場所取りの空色シート花の雨
場所取りは桜咲くよりはるか前
場内の拍手総立ち春の雪
童心に返る風呂場もぶらんこも
風呂場から龍馬の妻となり朧
毎年よ花見するなら競馬場

【面】
すももちる仮面ライダー末子らし
斜面より若駒運命のごとく
春灯や対面座位の影揺るる
正面に夜桜背後から腐臭
正六面体ころがして花筵
撞くたびに増えて紙風船の面
面倒なことをさくつと春の雲
面倒を形にすれば海雲なり
面白い完全体の暖かし
面目ない様子で止まる春の蠅
面妖な言ひ訳を聞く花の昼
夜の桜ひたと暴悪大笑面
夕暮れの正面玄関から田螺
陽炎や縦に主審と捕手の面

【集】
おぼろ夜の浴槽ほそながい画集
みつみつと集合するや春の闇
海原は春の光を蒐集す
佐保姫のくるぶし星の集まりぬ
死後にでる全集ひとつ雪の果
集会の昼は持ち寄り花曇
集金の釣り銭足りぬ春時雨
集合し行列したる花の午後
集合し写真三枚春の雨
集合の時間を決めぬ花見かな
春うれひ詩集に愛の文字ひろひ
猫の声集め朝寝を妨害す
文集に名無しと書いて卒業す
陽炎の向うに女子の集まりぬ
蝌蚪の紐集合体といふ光

【当季雑詠】
かぎろへるもののひとつに老裸体
さくらさくら濠埋めつくす桜色
やはらかく影運ばるる春日傘
菓子を食べ春のジュースを飲んで居る
逆転の雄叫び握り拳上げ
春寒し白亜のビルの避雷針
鳥つるむ仮にその場をA地点
剥き出しのコイルに触るる蝶生る
目的を持ち春陰の神保町
落款の篆書蛙の目借時
燐寸擦るすらむは春のすりらんか
朧の夜ダウンロ-ドする予知夢かな
朧夜のレコード盤の回りだす
鮑食ふブルゾンちえみふふとかいふ

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:4月5日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

只今投句十三名

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月 2日(日)01時30分58秒
  心当たりのある人は投句願います。のど自慢が終わった頃に開けます。  

名場面集句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 3月30日(木)00時29分1秒
  出題です。

【名】
【場】
【面】
【集】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:4月1日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

単純計算句会・作者発表

 投稿者:百花  投稿日:2017年 3月29日(水)20時35分36秒
  単純計算句会・作者発表です。
早めの選句のご協力、ありがとうございました。


単細胞だつて都忘れは覚えてる     海太
純潔や囀りぐらい許したれ       海太   月洋
観桜や体重計のよく回り        海太
忍術と算術ふしぎしのぶ草       海太
近親にちちははいもといぬふぐり    海太   苑あ

単三の二個分地虫穴を出づ       なむ
産休の純ちやん先生草若葉       なむ   亜
お彼岸の銭湯華氏の寒暖計       なむ   亜け
ものの芽に触れた分だけ精算す     なむ   け
買ひ足した鶯餅と桜餅         なむ   朝由

簡単な道の続きし花菜風        朝比古  あ亜
貫けぬものに純愛ライラック      朝比古  む
春塵の集まつてゐる座高計       朝比古  百む洋由亜ゆ
啓蟄や漢方薬と算盤と         朝比古  ら
ぞろぞろと本社を出でし新社員     朝比古  百苑

朧夜の単三電池二本分         月犬   あら
麺麭に塗る純粋蜂蜜春深し       月犬
計り知れぬ夜の深さや紫木蓮      月犬
算盤の少年少女燕来る         月犬   海
春愁の象の尻尾が揺れ止まぬ      月犬   朝百苑洋亜

三連単当たった春の夢だった      らくだ  む
朧夜は名前を変える純喫茶       らくだ  朝月あ洋由亜けゆ
ああ春のめざまし時計ことさらに    らくだ  百あ亜けゆ
ご破算で願いましては恋の猫      らくだ  む月ゆ
つばめにはそら色で書く招待状     らくだ  朝百苑由ゆ

ことさらに単刀直入鳥の恋       洋子   月海亜
純喫茶「丘」のかたすみ草団子     洋子   百む海
白シャツの舌に横たふ体温計      洋子
たそがれの算盤塾いちめんなのはな   洋子   苑
亀の鳴く遠くの沼はすべて青      洋子   月あ由

見まちがふ単位千円春ショール     百花
うららかや純水飲んで純粋に      百花   朝
計画は子供優先春休み         百花   らゆ
暗算の途中まとはる春の蠅       百花   月あ洋由ら亜け
鯉の餌をとんびの攫ふ春の昼      百花   あ

単語帳いちまい繰りてつくしんぼ    亜紀   朝苑海あ洋由ら
単四の電池納めて春の暮        亜紀   海
純然たる順路まつすぐ初桜       亜紀   海け
小計を足せば合計蝌蚪の足       亜紀   百むらゆ
算盤を真似る指先夜半の春       亜紀   む月けゆ
風光る常設展の水彩画         亜紀
さくらさくら立ち止まること許されず  亜紀   由
若草や歌詞を覚えてゐる途中      亜紀   百あら

花時の単純泉に浸りをり        由季   月海洋亜けゆ
あたたかや純粋はちみつ蓄へる     由季   海
文字数の計算通り馬酔木咲く      由季
検算の三人がかりフリージア      由季   朝百苑洋らけ
単車から降りて三人梅見せり      由季   苑む

簡単なかたちの春のなめくぢり     苑を   百む由ゆ
純情な振りしてスイトピー淡し     苑を   む海
花種を蒔いて都市計画了る       苑を   百由らゆ
人生は引き算が良し竹の秋       苑を   月海け
さくらさくら記憶喪失してからの    苑を   む洋ら

単線の区間に入る遅日かな       あんこ  朝百苑む月洋らけゆ
蒲公英の絮とぶ純情な空よ       あんこ  朝苑由亜ゆ
みづうみの時計工場春の雲       あんこ  朝洋け
低予算映画蓬を摘む手より       あんこ  海洋由け
花筵「ペッパー警部」踊り出す     あんこ  朝苑海亜

単調に咀嚼してゐる石牡丹       けんじ  あ
純粋に殻残さるる蜆汁         けんじ
計量を終へしボクサー春の月      けんじ  朝苑む月亜
亀鳴くやつるかめ算に首三つ      けんじ  月洋ら
春見上げ東京タワーの深き反り     けんじ  百あ由

単細胞なりにめでたき春の水      ゆかり  ら
純情な商店街の春夕焼         ゆかり  朝苑海あ
体温計振り切れ春炬燵に伏す      ゆかり  月
燃え上がる算盤塾の日永かな      ゆかり
ゆふつづを指し春場所は飛翔せり    ゆかり
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 3月29日(水)19時30分25秒
編集済
  ○花時の単純泉に浸りをり
 検索してしまいました。「単純温泉とは成分が単純なのではなく、含有成分の量が一定量に達していないものを言います」なのですね。でも季語との取り合わせですごく気持ちよさそうです。

○簡単なかたちの春のなめくぢり
 「なめくぢり」はそのままだと夏の季語なのですね。強引に「春の」としてもっともらしく俳句のかたちに整えているけど、春だろうが夏だろうが「簡単なかたち」が変わるわけでもない馬鹿馬鹿しさをしれっと提示するところがじつに飄逸です。

○単線の区間に入る遅日かな
 単線の区間に入るまでがすでに長旅だった気分が「遅日」から感じられます。

○蒲公英の絮とぶ純情な空よ
 空が純情だと詠む、それがいいですね。

○朧夜は名前を変える純喫茶
 じつに不純です。

○ああ春のめざまし時計ことさらに
 「春眠不覚暁」の一バリエーションだと思いますが、「ああ」とか「ことさらに」とかいちいち大袈裟で面白いです。

○花種を蒔いて都市計画了る
 花種までが予算執行だったのですね。その植物の維持は別の通常予算なのでしょうか。プロジェクトってそんなものだという感慨があります。

○計画は子供優先春休み
 家族計画の自動販売機みたいなものを思い浮かべたのですが、ちょっと違うかも知れません。

○春塵の集まつてゐる座高計
 よく座高計なんて変なものを詠みましたね。健康診断の時期以外はほこりがたまるにまかせているのでしょう。

○小計を足せば合計蝌蚪の足
 「蝌蚪の足」がすごく効いていて可笑しいです。

○ご破算で願いましては恋の猫
 なんだか破れかぶれで、人間の恋がご破算になってしまったような感じがします。

○算盤を真似る指先夜半の春
 指を動かしながら暗算しているのですね。

○つばめにはそら色で書く招待状
 写実的に考えると訳が分からなくなりますが、なんだか明るくて好きです。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 3月29日(水)18時33分7秒
  〇花時の単純泉に浸りをり
効能が強そう。長湯してください。

〇単線の区間に入る遅日かな
のどかな旅の一日。電車の通過待ちも一興。

〇純然たる順路まつすぐ初桜
やっと咲いた枝はここ、と矢印。

〇朧夜は名前を変える純喫茶
怪しげな人々の集まりに最適。

〇ああ春のめざまし時計ことさらに
うるさい、と時計に八つ当たり。

〇お彼岸の銭湯華氏の寒暖計
せっかくの輸入物なので使ってみました。でも熱いかぬるいか入るまでわからない。

〇みづうみの時計工場春の雲
きれいな水と正確な時計があってます。

〇ものの芽に触れた分だけ精算す
課金制なのか、罰金なのか。

〇暗算の途中まとはる春の蠅
計算間違えを蠅のせいにしないように。

〇検算の三人がかりフリージア
でも結果が三人三様。

〇算盤を真似る指先夜半の春
そろばんが苦手な人には憧れです。

〇人生は引き算が良し竹の秋
断捨離。季語を効いてます。

〇低予算映画蓬を摘む手より
予算より内容が大事。俳句と同じ。
 

選句します

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 3月29日(水)17時20分7秒
編集済
  ○ことさらに単刀直入鳥の恋
ことさらにがミソです。

○花時の単純泉に浸りをり
お花見のあとじっくりあったまります。

○簡単な道の続きし花菜風
その道は海へと続きそう。

○蒲公英の絮とぶ純情な空よ
いつまでもそうありたい。

○産休の純ちやん先生草若葉
復帰を心待ちに。

○朧夜は名前を変える純喫茶
妖しき名前になりそう。

○ああ春のめざまし時計ことさらに
あと10分、いや5分でも寝ていたい。

○お彼岸の銭湯華氏の寒暖計
年代ものの味わい。

○計量を終へしボクサー春の月
まずはひと息。

○春塵の集まつてゐる座高計
最近ではあまり使われていないのですね。

○暗算の途中まとはる春の蠅
ぶ~んの音で集中できず。

○花筵「ペッパー警部」踊り出す
昭和の若手組連中の出し物的。。。

○春愁の象の尻尾が揺れ止まぬ
象でもあるんですね。尻尾に語らせたところが良い。
 

選句

 投稿者:らくだ  投稿日:2017年 3月29日(水)01時39分15秒
  ◯単語帳いちまい繰りてつくしんぼ
 一枚繰るごとににょきと伸びるのです。

◯単細胞なりにめでたき春の水
 それぞれの理解の度合いがあるのです。

◯単線の区間に入る遅日かな
 ここからはのんびりと。

◯朧夜の単三電池二本分
 光量か、動力か。朧夜だとあまりパワフルでない感じ。

◯花種を蒔いて都市計画了る
 やさしい都市計画。

◯計画は子供優先春休み
 子供がいればどうしてもそうなりますね。

◯小計を足せば合計蝌蚪の足
 うまいなぁ。理詰めの解釈は野暮という感じの、蝌蚪の足。

◯暗算の途中まとはる春の蠅
 そういう時にかぎって鬱陶しい。

◯亀鳴くやつるかめ算に首三つ
 さて足は何本か。

◯啓蟄や漢方薬と算盤と
 木の芽時は調子悪くなりますので。

◯検算の三人がかりフリージア
 絶対ミスは許されないのですね。

◯さくらさくら記憶喪失してからの
 どんな醜態を晒したやら。飲み過ぎにはご注意。

◯若草や歌詞を覚えてゐる途中
 なんとものどか。途中と言いつつ、最後まで覚え切るつもりがなさそうなところがいい。
 

選句

 投稿者:由季  投稿日:2017年 3月28日(火)22時37分0秒
  ○簡単なかたちの春のなめくぢり
複雑だったら怖いけど。

○単語帳いちまい繰りてつくしんぼ
懐かしい感じです。

○蒲公英の絮とぶ純情な空よ
純情などといって嫌味にならないのは蒲公英の絮ならでは。

○朧夜は名前を変える純喫茶
名前だけですか。

○花種を蒔いて都市計画了る
都市計画ってずっと続いていくような気もするのですが、いったんの区切りという感じ。

○春塵の集まつてゐる座高計
座高自体が過去のものとなりました。

○暗算の途中まとはる春の蠅
集中を乱しに来る。

○低予算映画蓬を摘む手より
一生懸命アングルとか工夫して。

○さくらさくら立ち止まること許されず
通り抜けでしょうか。

○つばめにはそら色で書く招待状
メルヘンですね。

○亀の鳴く遠くの沼はすべて青
亀の位置はどこだろう。遠くの青がよい。

○春見上げ東京タワーの深き反り
反っているのは自分ではないでしょうか。

○買ひ足した鶯餅と桜餅
満たされる感じ。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 3月28日(火)20時46分30秒
  ◯花時の単純泉に浸りをり

いろいろあって。やれやれ。

◯単語帳いちまい繰りてつくしんぼ

輪っかの?

◯単線の区間に入る遅日かな

のんびり。

◯純潔や囀りぐらい許したれ

うん。そうする。

◯朧夜は名前を変える純喫茶

あやしい世界。

◯みづうみの時計工場春の雲

山も見える。

◯春塵の集まつてゐる座高計

座高計!今でもあるのかしら。

◯暗算の途中まとはる春の蠅

妙に人なつこい。

◯亀鳴くやつるかめ算に首三つ

亀のとぼけかたおかしい。

◯検算の三人がかりフリージア

フリージアがぴったり。

◯低予算映画蓬を摘む手より

よりがいらない。

◯さくらさくら記憶喪失してからの

新鮮かも。

◯春愁の象の尻尾が揺れ止まぬ

日本に象は50頭ぐらいいるみたい。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 3月28日(火)18時34分42秒
  ○簡単な道の続きし花菜風
花菜風がいい。単純な道の形と黄色い花の揺れが明るくよく見える。

○単語帳いちまい繰りてつくしんぼ
学生が訥々と覚えているのかな。つくしんぼで膝も見えるかんじ。

○単調に咀嚼してゐる石牡丹
面白い視点。

○朧夜の単三電池二本分
17字のうちに滑らかに引き込まれる魅力。

○純情な商店街の春夕焼
懐かしき佳き風情。

○朧夜は名前を変える純喫茶
朧夜と純喫茶の不思議な響きあい。
名前を変えるのもことさら不思議で魅力的。

○ああ春のめざまし時計ことさらに
春眠暁を覚えず、ですね。
こういうふうに詠むと、音がよく聞えます。

○暗算の途中まとはる春の蠅
うっとうしくも、なんだかおかしい場面。

○亀の鳴く遠くの沼はすべて青
物語のよう。

○近親にちちははいもといぬふぐり
この句も導入からすらすらっと17字の中に引き込まれていきます。

○鯉の餌をとんびの攫ふ春の昼
既に高きに輪を描いて。明るい春の昼の中。

○若草や歌詞を覚えてゐる途中
もう少しで覚え終わるのでしょうか。

○春見上げ東京タワーの深き反り
春見上げが、最初よくわからなかったのですが、
タワーを見上げて反りを発見した時に
「春を見上げたんだ」というのが次第にじわじわきました。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 3月28日(火)18時23分5秒
  ◯ことさらに単刀直入鳥の恋
鳥越恋太郎。

◯花時の単純泉に浸りをり
泉純子。

◯単語帳いちまい繰りてつくしんぼ
筑紫単井。

◯単四の電池納めて春の暮
春暮四千代。

◯あたたかや純粋はちみつ蓄へる
純粋亭八光。

◯純喫茶「丘」のかたすみ草団子
車岡次郎。

◯純情な商店街の春夕焼
ねじめ焼一。

◯純情な振りしてスイトピー淡し
松田振子。

◯純然たる順路まつすぐ初桜
初桜田順子。

◯算盤の少年少女燕来る
算盤少年少女合唱隊。

◯人生は引き算が良し竹の秋
秋竹良。

◯低予算映画蓬を摘む手より
テー・ズーイー。

◯花筵「ペッパー警部」踊り出す
根本出鶴代。増田花子。
 

選句しました。

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 3月27日(月)16時20分55秒
  ◯ことさらに単刀直入鳥の恋
 ことさらが可笑しい。鳥の恋ならそうかも知れない。見習おう:笑

◯花時の単純泉に浸りをり
 単純泉は年寄りにはいいらしい。

◯単線の区間に入る遅日かな
 のんびりと外房線の旅。

◯純潔や囀りぐらい許したれ
 そや、許したらんかい!

◯朧夜は名前を変える純喫茶
 怪しい名前にかわるのかなあ。

◯計量を終へしボクサー春の月
 明日のジョー、ドヤ街の泪橋にかかる春月。

◯体温計振り切れ春炬燵に伏す
 それほどの高熱か、病院行けよ。

◯ご破算で願いましては恋の猫
 はい、敗残の恋猫あわれ、チャッチャッチャ:笑

◯暗算の途中まとはる春の蠅
 う~っ、五月蝿いとはこのことやね、最初からやりなおし。

◯亀鳴くやつるかめ算に首三つ
 この句会亀を鳴かせるのが異常に好きみたい:笑

◯算盤を真似る指先夜半の春
 そんな子いたなあ、計算のときすぐ指はじくヤツ。後藤くんという名前だった。

◯人生は引き算が良し竹の秋
 さんざん足し算してからの引き算かもしれぬ。

◯亀の鳴く遠くの沼はすべて青
 ほらね、また鳴かせたよ:笑
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 3月27日(月)13時36分32秒
編集済
  ◎簡単なかたちの春のなめくぢり
言いえて妙なり。

◎三連単当たった春の夢だった
万、十万、百万馬券。この頃しょっちゅう出ます。

◎単線の区間に入る遅日かな
ここからは単線。停車時間の長い駅が増えます。

◎貫けぬものに純愛ライラック
貫くと、臆病者と蔑まれて破局します。

◎純喫茶「丘」のかたすみ草団子
純喫茶の反対語は特殊喫茶。美人、ゴーゴー、ジャズ、歌声、ノーパン、ゲーム、メイド、名曲、同伴などの喫茶のようなサービスがないという意味です。

◎純情な振りしてスイトピー淡し
純情可憐。。。嗚呼ムスターファ。

◎計量を終へしボクサー春の月
ほっとするんだろうね。春の月はいい。

◎春塵の集まつてゐる座高計
木製のあれ、もう使わないらしいね。

◎小計を足せば合計蝌蚪の足
巧い。

◎ご破算で願いましては恋の猫
シャ。

◎算盤を真似る指先夜半の春
真似てるんじゃなくて、頭のなかの算盤で暗算しているのです。

◎さくらさくら記憶喪失してからの
記憶喪失、からの桜。シュールなり。

◎単車から降りて三人梅見せり
いいね。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 3月27日(月)11時23分5秒
  ○単語帳いちまい繰りてつくしんぼ
いまもあの輪っかのついた単語帳使うんでしょうか。ひとつの言葉とひとつの土筆。なんだか可愛い。

○単線の区間に入る遅日かな
のどかな風景が広がって。

○蒲公英の絮とぶ純情な空よ
どこかにきっとある空。

○純情な商店街の春夕焼
見たことがある気がする光景。

○計量を終へしボクサー春の月
決戦前の月。

○たそがれの算盤塾いちめんなのはな
小さな塾なんでしょうか。子供達が来る前の夕暮れの菜の花。

○検算の三人がかりフリージア
全員が合うといいですね。きっと大丈夫でしょう。

○ぞろぞろと本社を出でし新社員
全員リクルートスーツ。

○つばめにはそら色で書く招待状
明るい空という招待状。

○花筵「ペッパー警部」踊り出す
ピンクレディ世代。どうか小父さん達ではありませんように。

○近親にちちははいもといぬふぐり
四人家族の普通の暮らしのある、あった、幸せ。

○春愁の象の尻尾が揺れ止まぬ
春愁と象はよく似合う。

○単車から降りて三人梅見せり
単車と梅見のささやかな違和が可笑しい。

 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 3月27日(月)00時10分57秒
  〇簡単なかたちの春のなめくぢり
あまり詳しくは見ませんが、簡単そうな姿。

〇単線の区間に入る遅日かな
ゆったりのんびり、風景を楽しめそう。

〇純喫茶「丘」のかたすみ草団子
持参のホットなお茶で丘での一服。

〇ああ春のめざまし時計ことさらに
春眠をむさぼってもおれず五分おきに三回は鳴らして。

〇花種を蒔いて都市計画了る
ステキな都市計画です。

〇春塵の集まつてゐる座高計
座高は測らなくても見ただけで分かりますもん。

〇小計を足せば合計蝌蚪の足
合計の蝌蚪の脚が楽しい。

〇検算の三人がかりフリージア
もし三人のが一致してたら検算も一回で済みますね。

〇ぞろぞろと本社を出でし新社員
二度とこないかもしれない本社での入社式かな?

〇つばめにはそら色で書く招待状
透明なそら色だから書いたつもり。

〇若草や歌詞を覚えてゐる途中
若草に寝っ転がって孫に教えてもらってる。

〇春見上げ東京タワーの深き反り
タワーの上から見下ろしても深い反り。

〇春愁の象の尻尾が揺れ止まぬ
はな子の尻尾を思い出して泪。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 3月26日(日)19時09分59秒
  ☆単語帳いちまい繰りてつくしんぼ
 単語帳懐かしいね。

☆単線の区間に入る遅日かな
 ここからはスローライフ。

☆うららかや純水飲んで純粋に
 純粋、そう簡単じゃないけれど。

☆蒲公英の絮とぶ純情な空よ
 いい風情。

☆純情な商店街の春夕焼
 高円寺かな。

☆朧夜は名前を変える純喫茶
 二毛作営業。

☆みづうみの時計工場春の雲
 きれいな水が要るらしい。

☆計量を終へしボクサー春の月
 前日軽量になって久しい。

☆検算の三人がかりフリージア
 金融業のシビアなところ。

☆つばめにはそら色で書く招待状
 気分。

☆花筵「ペッパー警部」踊り出す
 ぱかぱかっとね。

☆春愁の象の尻尾が揺れ止まぬ
 花子も逝ってしまった。

☆買ひ足した鶯餅と桜餅
 メインは羊羹だったのだろうか。
 

単純計算句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 3月26日(日)18時28分5秒
  たいへんお待たせしました。投句一覧です。

【単】
ことさらに単刀直入鳥の恋
花時の単純泉に浸りをり
簡単なかたちの春のなめくぢり
簡単な道の続きし花菜風
見まちがふ単位千円春ショール
三連単当たった春の夢だった
単語帳いちまい繰りてつくしんぼ
単細胞だつて都忘れは覚えてる
単細胞なりにめでたき春の水
単三の二個分地虫穴を出づ
単四の電池納めて春の暮
単線の区間に入る遅日かな
単調に咀嚼してゐる石牡丹
朧夜の単三電池二本分

【純】
あたたかや純粋はちみつ蓄へる
うららかや純水飲んで純粋に
蒲公英の絮とぶ純情な空よ
貫けぬものに純愛ライラック
産休の純ちやん先生草若葉
純喫茶「丘」のかたすみ草団子
純潔や囀りぐらい許したれ
純情な商店街の春夕焼
純情な振りしてスイトピー淡し
純粋に殻残さるる蜆汁
純然たる順路まつすぐ初桜
麺麭に塗る純粋蜂蜜春深し
朧夜は名前を変える純喫茶

【計】
ああ春のめざまし時計ことさらに
お彼岸の銭湯華氏の寒暖計
みづうみの時計工場春の雲
花種を蒔いて都市計画了る
観桜や体重計のよく回り
計り知れぬ夜の深さや紫木蓮
計画は子供優先春休み
計量を終へしボクサー春の月
春塵の集まつてゐる座高計
小計を足せば合計蝌蚪の足
体温計振り切れ春炬燵に伏す
白シャツの舌に横たふ体温計
文字数の計算通り馬酔木咲く

【算】
ご破算で願いましては恋の猫
たそがれの算盤塾いちめんなのはな
ものの芽に触れた分だけ精算す
暗算の途中まとはる春の蠅
亀鳴くやつるかめ算に首三つ
啓蟄や漢方薬と算盤と
検算の三人がかりフリージア
算盤の少年少女燕来る
算盤を真似る指先夜半の春
人生は引き算が良し竹の秋
低予算映画蓬を摘む手より
忍術と算術ふしぎしのぶ草
燃え上がる算盤塾の日永かな

【当季雑詠】
さくらさくら記憶喪失してからの
さくらさくら立ち止まること許されず
ぞろぞろと本社を出でし新社員
つばめにはそら色で書く招待状
ゆふつづを指し春場所は飛翔せり
花筵「ペッパー警部」踊り出す
亀の鳴く遠くの沼はすべて青
近親にちちははいもといぬふぐり
鯉の餌をとんびの攫ふ春の昼
若草や歌詞を覚えてゐる途中
春見上げ東京タワーの深き反り
春愁の象の尻尾が揺れ止まぬ
単車から降りて三人梅見せり
買ひ足した鶯餅と桜餅
風光る常設展の水彩画

(以上)

13句選(特選、逆選なし)
選句締切:3月29日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

只今投句十名

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 3月26日(日)00時23分30秒
  大相撲の優勝が決まったあとで投句一覧をお送りします。
まだの方、よろしくお願いします。
 

単純計算句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 3月22日(水)23時29分0秒
  出題です。

【単】
【純】
【計】
【算】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:3月25日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

千古不斧句会結果発表

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 3月22日(水)23時17分36秒
  結果発表です。
間違いありましたら、ご一報ください。

砂丘から繰る数千のいかのぼり      なむ  朝ら由ゆ
このあたり古都あり水草生ふあたり    なむ
実はその水温むのが不快です       なむ  月苑け由七洋ゆ
断つ捌く手斧一丁遠雪崩         なむ  月
けんけんぱした跡残る朧かな       なむ  朝七

千葉行の黄色い電車春の昼        朝比古 月苑七洋ゆ
山笑ふ赤子の古びゆく早さ        朝比古 む海百由洋
不揃ひの積み重ねられ春きやべつ     朝比古
佳き形の斧琴菊の余寒かな        朝比古
鳥雲に入るかに見せて雲の下       朝比古 せ

四字熟語千と一とがひこばえて      らくだ 海
たんぽぽとなかよし古い猫車       らくだ 朝苑あ百亜由ゆ
菜の花の現場不在証明せよ        らくだ
切株に斧刺さりたる夕霞         らくだ 朝むあ百け亜洋
麗らかやピンクあふるる洋菓子店     らくだ 朝苑あ百亜由七ゆ

千駄木は暗き町なり恋の猫        月犬
初蝶に古墳の森の暗さかな        月犬  朝らあ由ゆせ
親不孝通り渡れば涅槃西風        月犬  む海苑
ひとふりの手斧の行方月朧        月犬  海苑け七せ
暖かき雨が遠くの馬濡らす        月犬  朝む苑あ百亜由ゆ

千離宮愛顧の椿弓で射る         海太
古い猫新しい妻シクラメン        海太  朝ら月苑百亜由七ゆ
猫の子を不発弾と思ひ抱く        海太
斧一本かざして鳥の恋捌く        海太
今夜なのね春の布団が届くのは      海太  朝月苑け亜洋ゆ

どうだん散り初む一千一秒物語      洋子  あ七せ
エープリルフール古書店閑古鳥      洋子  せ
花さんしゅゆ高幡不動までのみち     洋子  あ
かげろふへ大量の斧しまはれし      洋子  あけ由
おぼろ夜の田端機関車庫機関車      洋子  ゆ

千円はいつも新札新社員         百花  せ
彼岸会や古傷隠す五体あり        百花
老いらくの恋とや不老松咲けり      百花  海
鍬と鋤まれには斧へ草矢うつ       百花
かげろふや笑顔苦しむ様をする      百花

花時の千石船を見送りぬ         由季  朝海
古びたる亀古びたる声で鳴く       由季  朝月百七洋せ
片栗の咲いて不穏な村となる       由季  月海苑け亜ゆ
ゴブリンの斧を滴る春の水        由季  苑あせ
通販の斧のいろいろ春の宵        由季  む月百亜洋

春キャベツ皿いつぱいの千切りに     亜紀  七
古き良き絵本を開き春の月        亜紀  由
不参加の空席ひとつヒヤシンス      亜紀  ら苑七洋
朧夜の物語めく銀の斧          亜紀  あ七せ
ちぎり絵の紅き富士山あたたかし     亜紀
お宝のひとつは絵画うららけし      亜紀
高階の応接室や春霞           亜紀  せ

伝説の千本ノック暖かし         せせい 朝む海苑亜
古び行く伝統芸能水温む         せせい 海
藤原不比等が好きと土筆摘む       せせい 海由洋
斧出してアックマントは時代春      せせい
暖かし哲学書でも読もうかな       せせい

レプリカの千手観音春彼岸        七   由
山鳥の声に惹かれて古道行く       七   け
五色不動ずらり列べる春の寺       七   むせ
斧を見て映画シャイニング        七
道具屋で古い斧買い街を出る       七   洋
時間軸ずらしてみたり亀の鳴       七
春うらら保温時間のとうに過ぎ      七   由ゆせ

春宵の千本鳥居抜けてゆく        あんこ ら月苑け亜ゆ
境内の古き桜に触れてみし        あんこ
不老不死あるやもしれぬ山桜       あんこ らむ海百けゆせ
さへづりや斧の刃鈍く光りたる      あんこ 朝
春星の窓餞別のメロンパン        あんこ け

千本の桜吹雪くや失語症         苑を  らむ海百
古着屋に軍靴軍服春ショール       苑を  らむ洋
この小函門外不出残る雪         苑を  ら月
ヒーローに剣怪獣に鎌と斧        苑を  ら海百
桜餅三つ目に手を出してゐる       苑を  むあけ亜

千枚の鱗開きし春の鳥          けんじ 海
古書店の梯子の軋み春時雨        けんじ 朝らむ苑あ亜洋
不揃いなままに土筆の揺れてをり     けんじ む月百亜
いつまでも見比べてゐし斧と芹      けんじ ら月海あ亜由七洋ゆ
紋様の伸びて完成蝶の羽         けんじ ら月あせ

千円で行ける寄り道春灯し        ゆかり む月百洋
卒業の古式ゆかしき袴かな        ゆかり 朝らけ亜七
数学に不比等の呪ひ雪柳         ゆかり む月百け七
斧の音のなかつたやうに囀れり      ゆかり け洋せ
認証を春のマスクで押し通す       ゆかり らあ百け由七
 

選句です

 投稿者:せせい  投稿日:2017年 3月22日(水)22時52分57秒
  ◯どうだん散り初む一千一秒物語
特異な作家稲垣氏が思い浮かびます。足穂さんですね。作品を読んで見たく思いました。
◯千円はいつも新札新社員
新社員はスーツだけでは無くて、新札までピシッとして。これはいいと思いました。
◯エープリルフール古書店閑古鳥
季語は「四月馬鹿」。歴史を感じます。
◯古びたる亀古びたる声で鳴く
そう聞こえただけかもしれませんが、俳句は主観も命ですね。
◯初蝶に古墳の森の暗さかな
季語は「初蝶」。仁徳天皇古墳陵などが思い浮かびました。
◯五色不動ずらり列べる春の寺
仏の壮観さですね。五色不動を調べたくなりました。
◯不老不死あるやもしれぬ山桜
不思議な感じの句ですね。山桜を見ているとそんな感慨が浮かんでくるのかもしれません。
◯ゴブリンの斧を滴る春の水
ゴブリンとは意外な発想ですね。でも季語の「春の水」と合って居る様な気がします。
◯ひとふりの手斧の行方月朧
季語は「月朧」。「行方」に俳味を感じました。「ひとふりの」と言う措辞にも惹かれますね。
◯斧の音のなかつたやうに囀れり
鳥は呑気なものですね。斧の音との対比も興味深いです。
◯朧夜の物語めく銀の斧
季語は「朧夜」。「物語めく」に惹かれました。物語めく銀の斧とは魅力的です。
◯高階の応接室や春霞
季語は「春霞」。「応接室」の具体性の秘匿差がこちらの想像力を掻き立てます。
◯春うらら保温時間のとうに過ぎ
季語は「春うらら」。ユーモラスですね。
◯鳥雲に入るかに見せて雲の下
季語は「鳥雲に入る」。ユーモラスですね。
◯紋様の伸びて完成蝶の羽
季語は「蝶」。蝶の神秘。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 3月22日(水)21時57分22秒
  ○砂丘から繰る数千のいかのぼり
 大きな景でいいですね。

○春宵の千本鳥居抜けてゆく
 妖艶ですね。

○千葉行の黄色い電車春の昼
 なんともいえぬローカル感がありますね。

○たんぽぽとなかよし古い猫車
 横倒しになっていたりするのでしょうか、猫車。

○古い猫新しい妻シクラメン
 いい取り合わせですね。逆だったらぜんぜん駄目です。

○初蝶に古墳の森の暗さかな
 どこか類型的な気がしないでもないけど、手堅いですね。

○実はその水温むのが不快です
 「水温む」の本質を突いてきましたね。

○不老不死あるやもしれぬ山桜
 都市部に生活していると、ちょっとでも傷んだ桜はばしばし伐採されてしまうので、山桜ならそんなこともあるに違いないと思います。

○片栗の咲いて不穏な村となる
 ううむ、分かるような分からないような…。

○いつまでも見比べてゐし斧と芹
 うまいなあ。

○おぼろ夜の田端機関車庫機関車
 ちょっと坐りが悪いところがねらいなのでしょうか。私なら「おぼろ夜の機関車田端機関車庫」として定型と折り合いをつけようとしますが…。

○今夜なのね春の布団が届くのは
 ♪あ~あ~メリンス布団~

○春うらら保温時間のとうに過ぎ
 うららかさが気持ちよくて飲むのを忘れた水筒か何かでしょうか。

○暖かき雨が遠くの馬濡らす
 わざわざ馬を遠景にしているところが面白いです。

○麗らかやピンクあふるる洋菓子店
 バブルの頃、「アマンドピンク」という言葉がありましたよね。

 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 3月22日(水)15時40分53秒
  ◯千円で行ける寄り道春灯し

けっこう遠くまで行けそうな1000円。

◯千葉行の黄色い電車春の昼

おにぎり山へいこうかな。

◯古びたる亀古びたる声で鳴く

フルビタル亀の老人漫画ありそう。

◯古書店の梯子の軋み春時雨

古い木造の二階に住んでるのかな。

◯古着屋に軍靴軍服春ショール

軍もの屋って普通にあるけど言葉にすると不穏なニュアンス。

◯山笑ふ赤子の古びゆく早さ

あっというま。

◯実はその水温むのが不快です

そういえば。

◯藤原不比等が好きと土筆摘む

もしやかぐや姫は不比等を選んだのかしら?

◯不参加の空席ひとつヒヤシンス

よばれない人と参加しない人は違うのかな。

◯いつまでも見比べてゐし斧と芹

セリには父がいない。

◯切株に斧刺さりたる夕霞

お父さん!右足のくるぶしが痛んでるかも。

◯道具屋で古い斧買い街を出る

マカロニウエスタン?

◯斧の音のなかつたやうに囀れり

気にならない領域なのかな。

◯今夜なのね春の布団が届くのは

今夜なのねのねが秀逸。

◯通販の斧のいろいろ春の宵

100円ショップにもあるのかしら。
 

選句しました。

 投稿者:  投稿日:2017年 3月22日(水)12時35分25秒
  ○どうだん散り初む一千一秒物語
もはや超古典か。

○春キャベツ皿いつぱいの千切りに
胃の調子が悪いときはコレ。

○千葉行の黄色い電車春の昼
あの、黄色い電車がやなのよね、田舎ってかんじで、と友は云う。

○古い猫新しい妻シクラメン
このような歌があったような。

○古びたる亀古びたる声で鳴く
新種の鳴く亀が発見されるかも。

○卒業の古式ゆかしき袴かな
なんたって、曾祖母のですから。

○実はその水温むのが不快です
自律神経系統不調の季節。

○数学に不比等の呪ひ雪柳
遺伝です。

○不参加の空席ひとつヒヤシンス
風信子と空席。意味ありげだな。

○いつまでも見比べてゐし斧と芹
漢字が記号にmきえる時。

○ひとふりの手斧の行方月朧
ここで暗転。

○朧夜の物語めく銀の斧
神秘的。個人的には金がいいです。

○けんけんぱした跡残る朧かな
映画の一場面。

○認証を春のマスクで押し通す
季節ごとに認証用マスクがあります。

○麗らかやピンクあふるる洋菓子店
たまに全身ピンクファッションのおじさんを見かけます。
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2017年 3月21日(火)23時24分8秒
  ○レプリカの千手観音春彼岸
レプリカの手がいっぱいで不思議。季語はどうでしょうか。春はいらないように思うし。

○砂丘から繰る数千のいかのぼり
壮観ですね。砂丘がいいですね。

○たんぽぽとなかよし古い猫車
少し可愛すぎるかなぁと思いながら、ほのぼの感に惹かれて。

○古い猫新しい妻シクラメン
猫と妻の微妙な関係。

○古き良き絵本を開き春の月
子供のためではなく自分のため。

○山笑ふ赤子の古びゆく早さ
その変化を古びると捉えたところ。

○初蝶に古墳の森の暗さかな
なんだかかっこいい。

○実はその水温むのが不快です
視点のずらしかたが上手い。

○藤原不比等が好きと土筆摘む
は行の音が柔らか。

○いつまでも見比べてゐし斧と芹
字のことも実物のことも思わせます。

○かげろふへ大量の斧しまはれし
なんだか怪しげですね。

○春うらら保温時間のとうに過ぎ
ゆっくり冷めていく感じ。

○暖かき雨が遠くの馬濡らす
遠くの馬っていいですね。

○認証を春のマスクで押し通す
顔認証とは限らないしね。

○麗らかやピンクあふるる洋菓子店
昭和っぽい味がしそう。

 

選句しました

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 3月21日(火)23時02分59秒
  〇春宵の千本鳥居抜けてゆく
鳥居の朱色が鮮やか

〇伝説の千本ノック暖かし
懐かしさに胸が熱くなる

〇たんぽぽとなかよし古い猫車
たんぽぽの傍らにいつも猫車が

〇古い猫新しい妻シクラメン
この並列具合がなんとも良いなぁ

〇古書店の梯子の軋み春時雨
古書店独特の匂いまでよみがえる

〇卒業の古式ゆかしき袴かな
一度着てみたかった

〇不揃いなままに土筆の揺れてをり
自然のありのまま

〇片栗の咲いて不穏な村となる
不穏な村とは穏やかじゃないね

〇いつまでも見比べてゐし斧と芹
答えが出そうででないパターン

〇切株に斧刺さりたる夕霞
シュールな夕景

〇今夜なのね春の布団が届くのは
やっと熟睡できそう

〇桜餅三つ目に手を出してゐる
止まりませんなぁ

〇暖かき雨が遠くの馬濡らす
距離感を持たせて面白い

〇通販の斧のいろいろ春の宵
今夜もまたぽちっと

〇麗らかやピンクあふるる洋菓子店
パステルカラーのピンクで春の味
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 3月21日(火)21時33分1秒
  ◯春宵の千本鳥居抜けてゆく
有れば必ず通りたくなります。

◯山鳥の声に惹かれて古道行く
理由を問われての回答。

◯卒業の古式ゆかしき袴かな
普段は着ないのでレンタルで。

◯実はその水温むのが不快です
たぶん中途半端なのでしょう。

◯数学に不比等の呪ひ雪柳
すぐ人のせいにするのはやめましょう。

◯不老不死あるやもしれぬ山桜
中国奥地の仙人に聞きましょう。

◯片栗の咲いて不穏な村となる
サスペンス劇場の始まり。

◯かげろふへ大量の斧しまはれし
そして凶器の隠滅。

◯ひとふりの手斧の行方月朧
方法はかなり残忍。

◯切株に斧刺さりたる夕霞
以外なところに証拠品。

◯斧の音のなかつたやうに囀れり
悲鳴もかき消されました。

◯今夜なのね春の布団が届くのは
これが動機とは。

◯桜餅三つ目に手を出してゐる
残してももったいないので。

◯春星の窓餞別のメロンパン
これは口止めです。

◯認証を春のマスクで押し通す
国外逃亡は失敗しました。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 3月21日(火)21時29分4秒
  〇千円で行ける寄り道春灯し
でも毎日では飽きるかも。

〇千本の桜吹雪くや失語症
一瞬ですが失語症。

〇たんぽぽとなかよし古い猫車
なかよしっていいな。

〇古い猫新しい妻シクラメン
妻を夫に取り換えて読んだりして。

〇古びたる亀古びたる声で鳴く
古びたる声と聞きなしたのが安心感に繫がる。

〇山笑ふ赤子の古びゆく早さ
あららん。生まれたての赤ちゃんのシワシワ顔ね。ふっくりな児もいますが。

〇数学に不比等の呪ひ雪柳
不比等には笑いました。

〇不揃いなままに土筆の揺れてをり
早生まれと遅生まれと。それが自然。

〇不老不死あるやもしれぬ山桜
まだそんなことを言っていたいですね。

〇ヒーローに剣怪獣に鎌と斧
予定調和と言わないでください。

〇切株に斧刺さりたる夕霞
子供の絵本にあるような景。

〇暖かき雨が遠くの馬濡らす
暖かくて良かった。

〇通販の斧のいろいろ春の宵
なぜかたどり着いてしまったページに見入る。

〇認証を春のマスクで押し通す
押し通せたのかしらん。

〇麗らかやピンクあふるる洋菓子店
赤と白とが交互にあるのも。
 

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