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すみません

 投稿者:月犬  投稿日:2017年12月 6日(水)19時55分8秒
  間違いがありました。
元を修正しています。
ゆかりさん、ごめんなさい。
 
 

出前一丁句会

 投稿者:月犬  投稿日:2017年12月 6日(水)15時28分42秒
編集済
  結果発表です。早めの選句ありがとうございました。
間違いありましたらご一報ください。

ひさかたの冬日を浴びて出土品     裕美  む百亜ぽ由ゆ亞
鯛焼食む前歯の熱を上げながら     裕美  海
一括変換にて咲かせる寒桜       裕美  亜け由
丁寧におりがみを折る冬やすみ     裕美  朝け
湯たんぽのあはれ島流しとなりぬ    裕美  あ
冬銀河製造機たるトイピアノ      裕美
同じ姓持つや毛糸を編んでゐる     裕美  む海あ由ゆ

その場所に綿虫も出る花嫁も      海太  由
れんこんを日の出る前に掘りにけり   海太  亞
ははの前で葛湯吹いてはなりませぬ   海太  朝京
日の当る午前がよろし枯木山      海太  裕月亜由亞
本心は一切見せず懐手         海太  月ぽけ
のんびりとおでん頬ばり一本気     海太
常吉に丁半博打風花す         海太  む
識見は丁目随一や木の葉髪       海太
でもでもと二の足踏んで冬ざれて    海太  京
すてきねと呼ばれてみても隙間風    海太

出奔のやうに蟷螂枯れにけり      朝比古 京
前貼りはなべて手作り小六月      朝比古 む海月亞
冬蜂に一筆箋の広さかな        朝比古 月京亜由亞
丁字路に終はりし銀杏落葉かな     朝比古 あ
二の酉の短き距離に迷ひけり      朝比古 あけゆ

出入口閉ざして雪の伽藍かな      月犬  京
弘前の雪は昏いといふ女        月犬  苑海百京け亞
一群の男ら囲む夜の焚火        月犬  京ゆ
丁寧なお辞儀で消えし雪女       月犬  朝苑海ぽけ由
焼芋の皮むきながら聞く話       月犬  苑亜あけ

おもちゃ箱出てゆくおもちゃ冬の星   ぽぽな 朝む苑海百亜け亞
前の人風邪ひいている電車かな     ぽぽな 裕朝百京あけ亞
十字架に一人残して冬暮れる      ぽぽな 海京
花柄の泣くのに丁度いい布団      ぽぽな 朝月あけゆ亞
古暦名画の女立ち通し         ぽぽな 百京ゆ

たましひの出口入口吸入器       なむ  裕月亜あゆ
金沢のあたり前田のくりすます     なむ  裕海百ゆ
一連の土葬許可証冬の虹        なむ
太葱と豆腐一丁らしき湯気       なむ  裕苑月亜ぽ
山眠る音のひとつにがらんどう     なむ  裕苑月亜

駅からの夜道出窓に聖樹光       京急  む百
寄鍋に前傾したり無意識下       京急
一声や魚跳ねたる冬市場        京急  裕
横丁は寒風真直ぐみな住居       京急
冬日浴ぶ囲碁盤女系の応接間      京急  む

玄関にポインセチアの出っ張れり    亞子  裕海月け由ゆ
雪雲の近づいてくる不動前       亞子  あ
歳末の仏頂面の一張羅         亞子  裕む苑由
八丁堀へ行く海鼠喰うために      亞子  朝苑
曖昧な水辺に終わる芋煮会       亞子  あ

寒気来よ姓は出光名は佐三       苑を  裕む
冬ひばり前方後円墳頭上        苑を
一二三んのまんまる笑顔ふゆぬくし   苑を  海
冬うらら番頭はんと丁稚どん      苑を  む海亜ぽ
霙降る明るい未来降るごとく      苑を  裕百

寒柝の小さく聞こえ出版社       あんこ 朝苑京ぽ由亞
十二月星のひかりの食前酒       あんこ 百ぽゆ
暮れてゆく一本の道狐罠        あんこ 月亞
しぐるるや八丁堀の印刷所       あんこ む苑亜由
ジーンズのまつすぐ乾く冬の月     あんこ 裕朝む苑百月ぽゆ亞

外出と書いて直帰や黒マフラー     亜紀  朝
皇居前広場の松や冬青空        亜紀  ぽ
ラグビーの一番速き男かな       亜紀  朝ゆ
丁字路を右に折れたる冬の川      亜紀  京
また今日も布団ひろげる六畳間     亜紀  朝苑百京
信号の変はるを待つてゐるマスク    亜紀  ぽ
短冊の文字の不揃ひ初時雨       亜紀
自転車の空気満タン冬うらら      亜紀

出る杭の打たれ強さや霜柱       百花
炉火の前炎うごくを見て眠し      百花  む月
前山の狐へ一枚後ろへ二枚       百花  月
一丁を二人で食べる十二月       百花  朝む苑海京亜ぽあ由ゆ亞
画素数の増ゆる水面や冬日差し     百花  ゆ

出口から入る店内黒コート       けんじ 由
駅前の小さきケーキ屋夕時雨      けんじ 朝む苑亜ぽ
小六月一枚買ひし葉書かな       けんじ あ
丁度良い固さに手袋の馴染む      けんじ 朝
寒柝の遠くなつてから眠る       けんじ 裕苑海百亞

入出場記録の合はず冬帽子       由季  け
水面の上飛ぶ鴨の前のめり       由季  月け
一張羅着て集まりて薬喰        由季  あ
丁寧に素早く作る葛湯かな       由季  裕京亜亞
一文字に結びマスクの中の口      由季  百ぽ

出口しかない駅からの冬銀河      ゆかり あ
以前から好意を持つて花八手      ゆかり 海月ぽあ由
一般の人に紛れて河豚頼む       ゆかり 亜ぽけ由
丁度いいポインセチアの現はるる    ゆかり 裕百
入口にまづ焼藷の香のありて      ゆかり 海百け
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年12月 6日(水)14時41分53秒
  ◯おもちゃ箱出てゆくおもちゃ冬の星
ちゃちゃちゃっと。たーくさん遊べ!

◯ひさかたの冬日を浴びて出土品
出土品は冬日に似合うなあ。

◯れんこんを日の出る前に掘りにけり
たいへんだけどどこか神々しい。

◯寒柝の小さく聞こえ出版社
遅くまで灯の消えない社員三人の出版社。でも力作揃い。

◯弘前の雪は昏いといふ女
むむむ、太宰っぽい。

◯前の人風邪ひいている電車かな
これは気になります。

◯前貼りはなべて手作り小六月
むふふリアル。

◯日の当る午前がよろし枯木山
午後ははやいし、寒くなりますから。

◯冬蜂に一筆箋の広さかな
大きさの限定に一筆箋はなかなか。

◯暮れてゆく一本の道狐罠
行きか帰りか? 寒さがつのります。

◯一丁を二人で食べる十二月
どことなく歳末感がある不思議。

◯花柄の泣くのに丁度いい布団
昔は家の中に(それしかないデザインとして)結構花柄があふれていました(魔法瓶とか)。ある種郷愁の景。

◯丁寧に素早く作る葛湯かな
そう、それが極意。

◯ジーンズのまつすぐ乾く冬の月
痛いほどの乾き。

◯寒柝の遠くなつてから眠る
余韻ある寒夜感。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年12月 6日(水)00時52分6秒
  ○たましひの出口入口吸入器
 エクトプラズムですね。「入口」と「吸入器」に同じ字を使ったのが雑というべきか一気呵成というべきか。

○ひさかたの冬日を浴びて出土品
 頭韻を踏んだ「ひさかたの冬日」の調べがいいですね。

○玄関にポインセチアの出っ張れり
 季節的出っ張り感がいいですね。玄関、置き場所としてポインセチアには寒くないかなあとつい余計なことを案じてしまいます。

○金沢のあたり前田のくりすます
 「当たり前だのクラッカー」ですね。加賀藩も他藩に負けず関沢孝三郎、岡田秀之助、浅津富之助らの藩士を渡欧させているので、調べたらもしかするとほんとに「前田のくりすます」があるかも知れません。

○十二月星のひかりの食前酒
 きらきらとまあ、いやったらしい句を。

○ラグビーの一番速き男かな
 ぶっちぎりでトライを決めたのですね。

○一群の男ら囲む夜の焚火
 不穏ですね。

○一丁を二人で食べる十二月
 『一杯のかけそば』の豆腐版ですね。漢数字が多くて(というか一と二が二回出るだけだけど)楽しいです。

○花柄の泣くのに丁度いい布団
 「花柄」がいい具合に感傷的でいいですね。

○丁度良い固さに手袋の馴染む
 新品が馴染んできたのか、冷たくて固くなっていたのが体温で馴染んできたのか、どちらでしょうね。

○ジーンズのまつすぐ乾く冬の月
 これ、すばらしいです。干しっぱなしの洗濯物にまつわる景が立ち上がります。

○画素数の増ゆる水面や冬日差し
 実景に対して、モザイク状のものが精彩になってゆくような感じの捉え方を、気がつけばデジタルカメラとパソコンによって私たちは学習してしまったのですね。

○古暦名画の女立ち通し
 水瓶かなにかを持っていたら重くて大変ですね。

○同じ姓持つや毛糸を編んでゐる
 ♪同姓時代~

○二の酉の短き距離に迷ひけり
 狭い境内なのにはぐれちゃったんですね。

 

選句です。

 投稿者:由季  投稿日:2017年12月 6日(水)00時09分52秒
  ○その場所に綿虫も出る花嫁も
「屍の出でゆく門」のめでたいバージョン

○ひさかたの冬日を浴びて出土品
かなり久方ですね。

○寒柝の小さく聞こえ出版社
出版社も小さいのでしょうね。年末進行で忙しそう。

○玄関にポインセチアの出っ張れり
今ひとつ場所に馴染んでいない感じが伝わります。

○出口から入る店内黒コート
黒コートが関係者っぽい。

○以前から好意を持つて花八手
花八手の朴訥そうな感じがいいですね、

○日の当る午前がよろし枯木山
よろしいよろしい。

○一括変換にて咲かせる寒桜
思ったほど咲かなかったのでしょうか。

○一般の人に紛れて河豚頼む
何者、と思わせるところが楽しい。

○歳末の仏頂面の一張羅
語呂がよい。歳末は一張羅が似合います。

○冬蜂に一筆箋の広さかな
冬蜂ならではの感じがします。

○しぐるるや八丁堀の印刷所
江戸時代のことまでイメージさせます。

○一丁を二人で食べる十二月
ひとり半丁は結構多いです。

○丁寧なお辞儀で消えし雪女
こういう雪女もの、取らされてしまいますね。

○同じ姓持つや毛糸を編んでゐる
同じ姓だけれども何らかの緊張関係がありそう。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年12月 5日(火)22時15分14秒
  ○おもちゃ箱出てゆくおもちゃ冬の星
楽しい子供時代を卒業します。

○玄関にポインセチアの出っ張れり
きれいだけど邪魔。何回か倒すかも。

○入出場記録の合はず冬帽子
ずっと中に住んでるとか、分裂したとか。

○弘前の雪は昏いといふ女
一目を忍ぶ不倫旅行。

○水面の上飛ぶ鴨の前のめり
気合十分。でも落ち着いて。

○前の人風邪ひいている電車かな
マスクをしてほしいな。自分がすればいいか。

○一括変換にて咲かせる寒桜
マジシャン的開花。あっという間に。

○一般の人に紛れて河豚頼む
すごく目立ってますから、残念。

○本心は一切見せず懐手
切り札は最後までとっておきます。

○花柄の泣くのに丁度いい布団
よく干してください。

○丁寧なお辞儀で消えし雪女
成仏しましたか。

○丁寧におりがみを折る冬やすみ
時間もあるし楽しみましょう。

○焼芋の皮むきながら聞く話
皮むきに夢中になりすぎてよく聞いてませんけど。

○二の酉の短き距離に迷ひけり
油断大敵。

○入口にまづ焼藷の香のありて
最近スーパーでも売ってます。

 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年12月 5日(火)18時47分20秒
  ○たましひの出口入口吸入器
下五の季語への収束がすごい。

○出口しかない駅からの冬銀河
あえて出口しかない、と言い切るから冬銀河が悠々と広がる。

○以前から好意を持つて花八手
えっ、そうなんだ。

○雪雲の近づいてくる不動前
その後の雪まで見えてきそう。

○前の人風邪ひいている電車かな
ありますね。当たり前なのによいなあ。

○一張羅着て集まりて薬喰
おいしそうだ。

○小六月一枚買ひし葉書かな
小六月っぽい。

○一丁を二人で食べる十二月
こちらは十二月っぽい。年末はお金がキビしい?

○花柄の泣くのに丁度いい布団
なんだか色褪せたピンクが浮かぶ。

○丁字路に終はりし銀杏落葉かな
鮮やか。最後の華やかさ。

○焼芋の皮むきながら聞く話
ふんふん。あちちちっ

○湯たんぽのあはれ島流しとなりぬ
島流し、よかったです。

○同じ姓持つや毛糸を編んでゐる
そうなんだ~と一時盛り上がり、後は黙々。

○二の酉の短き距離に迷ひけり
実感でしょうか。なかなかない句では。

○曖昧な水辺に終わる芋煮会
でも、楽しそうだ。
 

選句です

 投稿者:ぽぽな  投稿日:2017年12月 5日(火)06時31分24秒
  ○ひさかたの冬日を浴びて出土品
ひさかたの、が悠久の時を思わせいいですね。

○寒柝の小さく聞こえ出版社
遅くまでお疲れ様です。

○以前から好意を持つて花八手
穏やかな好意、八手っぽいです。

○駅前の小さきケーキ屋夕時雨
小さな灯が点ります。

○皇居前広場の松や冬青空
美しいではないですか。

○十二月星のひかりの食前酒
いいですね。お二人かしら。

○一般の人に紛れて河豚頼む
むむ、大物。

○本心は一切見せず懐手
ポーカーフェイスに懐手は必須アイテムっぽい。

○一丁を二人で食べる十二月
小さい器つけてくれますね。

○太葱と豆腐一丁らしき湯気
他の人に運ばれてくのかな。遠くから見てるのが面白いです。

○丁寧なお辞儀で消えし雪女
初めと終わりはポライト。

○冬うらら番頭はんと丁稚どん
なんだか和みます。

○ジーンズのまつすぐ乾く冬の月
履くときの冷たい感触まで伝わります。

○一文字に結びマスクの中の口
個人的には口あいてます。
○信号の変はるを待つてゐるマスク
映像見えました。

ありがとうございました。
 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年12月 4日(月)23時12分37秒
  〇おもちゃ箱出てゆくおもちゃ冬の星
やっとこやっとこ繰り出して。

〇たましひの出口入口吸入器
自由自在に幽体離脱。

〇ひさかたの冬日を浴びて出土品
ほんにひさかた、何千年ぶり。

〇駅前の小さきケーキ屋夕時雨
お持たせに重宝しております。

〇日の当る午前がよろし枯木山
やはりここは、午前中に。

〇一括変換にて咲かせる寒桜
一斉にわっとお目出度くね。

〇一般の人に紛れて河豚頼む
この紛れた感が究極です。

〇冬蜂に一筆箋の広さかな
冬蜂にとっては宇宙的広さ。

〇しぐるるや八丁堀の印刷所
家内工業てきな印刷所らしい。

〇一丁を二人で食べる十二月
二人で食べる位が程よい。

〇太葱と豆腐一丁らしき湯気
太葱も豆腐も良い按配。

〇丁寧に素早く作る葛湯かな
ちゃちゃっと手際よくが大事。

〇冬うらら番頭はんと丁稚どん
ボケとツッコミみたいに名コンビ。

〇山眠る音のひとつにがらんどう
小さな音でもよく拾って響きが良いのでっす。

〇焼芋の皮むきながら聞く話
絶妙な相槌についつい言わなくていいことまで。
 

選句です

 投稿者:京急  投稿日:2017年12月 4日(月)22時08分22秒
  ◯寒柝の小さく聞こえ出版社
小出版社と読みました。

◯出入口閉ざして雪の伽藍かな
自然のアート

◯出奔のやうに蟷螂枯れにけり
蟷螂は男

◯ははの前で葛湯吹いてはなりませぬ
孟母

◯弘前の雪は昏いといふ女
明るいの反対とは違う昏さ。

◯前の人風邪ひいている電車かな
写実性

◯一群の男ら囲む夜の焚火
寒いから

◯十字架に一人残して冬暮れる
実はよくわからない。が、気になる。

◯冬蜂に一筆箋の広さかな
冬のヌーディストビーチ

◯一丁を二人で食べる十二月
どのように食べるかでエロくなる

◯丁字路を右に折れたる冬の川
構図がエロがかっている

◯丁寧に素早く作る葛湯かな
何を急いでいるのか、エロい

◯でもでもと二の足踏んで冬ざれて
でも最後はエロ

◯また今日も布団ひろげる六畳間
エロチカの逸品 やるせない日常感がお美事です!

◯古暦名画の女立ち通し
立っている女のエロチシズム

 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年12月 4日(月)10時29分15秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯たましひの出口入口吸入器
 たいへんなんだよね。まさにたましひの出口入口だと思う。

◯玄関にポインセチアの出っ張れり
 けっこうじゃまになったりするね。

◯以前から好意を持つて花八手
 静かな好意は花八手にふさわしい。

◯水面の上飛ぶ鴨の前のめり
 ほんと、前のめり。

◯前貼りはなべて手作り小六月
 あらら、前貼り登場:笑

◯日の当る午前がよろし枯木山
 いい景色。

◯炉火の前炎うごくを見て眠し
 ああ、眠い眠い。ほんとに眠い。

◯前山の狐へ一枚後ろへ二枚
 よくわからん。そこが素敵。

◯冬蜂に一筆箋の広さかな
 よたよたと。一筆箋でも広すぎる。

◯暮れてゆく一本の道狐罠
 不思議な句。好きです。

◯本心は一切見せず懐手
 そんな感じじゃね、懐手の人って。

◯花柄の泣くのに丁度いい布団
 鼻水と涙でぐしゃぐしゃ。

◯太葱と豆腐一丁らしき湯気
 歳とると豆腐一丁は多すぎるなあ。半丁で十分。

◯ジーンズのまつすぐ乾く冬の月
 乾いているんじゃないぜ、凍っておるんじゃよ。

◯山眠る音のひとつにがらんどう
 山眠る音がいいですね。がらんどうもまた。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年12月 3日(日)22時09分36秒
編集済
  〇おもちゃ箱出てゆくおもちゃ冬の星
夜のトテチテタ・・

〇ひさかたの冬日を浴びて出土品
やっぱりお日様はいいですねえとか。

〇駅からの夜道出窓に聖樹光
なにげに凝った飾りもあって。

〇金沢のあたり前田のくりすます
加賀藩の前田は高山右近をかばいましたねえ・・。

〇弘前の雪は昏いといふ女
弘前の女は昏いと雪女・・・

〇十二月星のひかりの食前酒
食前酒の出る会席。

〇前の人風邪ひいている電車かな
前の人で良かったなんて思っていると隣へ座った方がゴホゴホ始めてほんとユウウツ。

〇丁度いいポインセチアの現はるる
季節になると立ち止まってしまう、買う、毎年。

〇ジーンズのまつすぐ乾く冬の月
前も後ろも同じ幅ですから。

〇また今日も布団ひろげる六畳間
食っちゃあ寝の一部屋。

〇一文字に結びマスクの中の口
マスクを取ればモンローふうの口に。

〇寒柝の遠くなつてから眠る
遠くなると眠り薬のような寒柝。

〇古暦名画の女立ち通し
一か月ならまだしも一年ってこともありますね。見てる方が疲れる。

〇入口にまづ焼藷の香のありて
スーパーの入り口。

〇霙降る明るい未来降るごとく
ごとく、ですよ、あくまでもごとく。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年12月 3日(日)11時56分9秒
  ◯おもちゃ箱出てゆくおもちゃ冬の星
お餅屋の茶茶茶 お餅屋の茶茶茶 茶茶茶お餅屋の茶茶茶 空にキラキラおほしさま。

◯玄関にポインセチアの出っ張れり
ポインは赤ちゃんが吸うためにあるんやでぇ お父ちゃんのもんと違うのんやでぇ。

◯以前から好意を持つて花八手
好きだった好きだった 嘘じゃなかった好きだった こんな八つ手があの時に あればよかった。

◯金沢のあたり前田のくりすます
雲といっしよに金沢越えて ゆけば街道は日本晴れ オイラ旅人一本刀。

◯弘前の雪は昏いといふ女
弘前の空灰色の空 ほんとの空が見たいという 拗ねてあまえた智恵子。

◯前貼りはなべて手作り小六月
スポットライトに照らされて そろりそろりと帯を解く かぶりつきの若いお兄さん ゆっくり見てね ハイドーゾ。

◯鯛焼食む前歯の熱を上げながら
まいにちまいにち ぼくらはてっぱんの うえでやかれて いやになっちゃうよ。

◯一二三んのまんまる笑顔ふゆぬくし
1・2・3バ 2・2・3バ およねおよねおよね産婆。

◯十字架に一人残して冬暮れる
声は二度と聞けない あの人はあの人は 私だけの十字架。

◯一丁を二人で食べる十二月
一丁でも豆腐 にそくでもサンダル さんそうでもヨット。

◯丁寧なお辞儀で消えし雪女
わたしは純情な雪女 あなたの寂しさに恋したの あなたにさよなら ああさよなら。

◯冬うらら番頭はんと丁稚どん
丁稚だって丁稚だって 夢があるんだ丁稚だって こんな思いをいつまでもさせばよかった、尻を叩かれ泣きじゃくる。

◯寒柝の遠くなつてから眠る
さぁ眠りなさい 疲れきった体を投げだして 遠いその寒柝を。

◯同じ姓持つや毛糸を編んでゐる
あなた変わりはないですか 日毎寒さがつのります 着てはもらえぬセーターを 寒さこらえて編んでます。

◯入口にまづ焼藷の香のありて
やっきぃいも いしぃやぁきぃいもっ。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年12月 3日(日)10時32分12秒
  ○おもちゃ箱出てゆくおもちゃ冬の星
人が寝静まったときおもちゃが勝手に出て行く感じがいいですね。朝は知らん顔で戻っている。

○寒柝の小さく聞こえ出版社
社長と従業員一人くらいの出版社かと思う。頑張れよ。

○駅前の小さきケーキ屋夕時雨
こちらは小さいと言っているが贔屓の人は多そう。

○弘前の雪は昏いといふ女
こういうこと言いたがる女(ひとと読んで下さい)、いるいる感あり。

○歳末の仏頂面の一張羅
さて、どこへ行くところなんでしょ。

○しぐるるや八丁堀の印刷所
日本橋でも人形町でもなく八丁堀ですよね。

○一丁を二人で食べる十二月
良い時間と良い関係のようですが、他にはなにもないのか。それでも良い時間と良い関係。

○太葱と豆腐一丁らしき湯気
一人鍋的湯豆腐でしょうか。美味しそう。

○丁寧なお辞儀で消えし雪女
こちらも思わずお辞儀してしまうと思う。

○八丁堀へ行く海鼠喰うために
こちらの八丁堀も渋さが光る。馴染みの店なのね。

○ジーンズのまつすぐ乾く冬の月
乾いたのが湿り始めてはいると思うが(凍ってるかも)、まつすぐがなんかいい。

○また今日も布団ひろげる六畳間
朝はまるめ、夜は引っ張って広げるんだと思う。

○寒柝の遠くなつてから眠る
遠のく音が聞こえます。だんだん眠くなります。

○山眠る音のひとつにがらんどう
がらんどうという音。わかる。

○焼芋の皮むきながら聞く話
剥く方に6、7割集中。

 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年12月 3日(日)08時21分42秒
  ◎おもちゃ箱出てゆくおもちゃ冬の星
要らなくなったのか卒業なのか、いずれ出て行くおもちゃ。冬の星が楽しくも切ない。

◎ひさかたの冬日を浴びて出土品
日を浴びると崩れるかも。ひさかたの枕詞の遣い方が巧い。

◎駅からの夜道出窓に聖樹光
出窓が妙。幸せそうな家。

◎寒気来よ姓は出光名は佐三
日比谷の出光美術館は佐三コレクション。入館無料、紅茶も無料だったけど、いまはどうかな。

◎駅前の小さきケーキ屋夕時雨
チェーン系じゃないとモタない。なるべく買ってあげるよーに。

◎前貼りはなべて手作り小六月
男優用のは面倒くさい。しかし前貼りが俳句に登場するとは。。。

◎炉火の前炎うごくを見て眠し
あの火、催眠術みたいだよね。

◎歳末の仏頂面の一張羅
いろんな想像ができて、もの凄く可笑しい。

◎しぐるるや八丁堀の印刷所
印刷所がギリギリ。製本屋だと哀しすぎるかも。

◎一丁を二人で食べる十二月
よき風情。

◎常吉に丁半博打風花す
人生劇場の吉良常。内田吐夢のだと辰巳柳太郎。ちなみに飛車角は鶴田浩二。

◎冬うらら番頭はんと丁稚どん
茶川一郎、大村昆、芦屋雁之助、芦屋小雁。ただただ懐かしい面々。

◎ジーンズのまつすぐ乾く冬の月
ふむ、なるほど。でも月が出る前に取り込んだほうがいい。あ、部屋干しか。

◎冬日浴ぶ囲碁盤女系の応接間
女系が面白い。でもあれって碁盤としか言わないんだけど。

◎同じ姓持つや毛糸を編んでゐる
結婚が幸せだと思える時期、誰にでもあったね。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年12月 3日(日)06時13分56秒
  ☆おもちゃ箱出てゆくおもちゃ冬の星
 「おもちゃのチャチャチャ」そらにきらきら おほしさま♪ 野坂昭如氏の作詞って結構びっくり。

☆外出と書いて直帰や黒マフラー
 サウナに寄って、昼酒や。

☆寒柝の小さく聞こえ出版社
 結構遅くまで残業。

☆ははの前で葛湯吹いてはなりませぬ
 はい、わかりました。

☆駅前の小さきケーキ屋夕時雨
 ひと昔前のフランチャイズの不二家さんのイメージ。

☆前の人風邪ひいている電車かな
 スマホをマスクでいじっている。

☆ラグビーの一番速き男かな
 花形ウイング。

☆一丁を二人で食べる十二月
 現代版一杯のかけそばだろうか。

☆花柄の泣くのに丁度いい布団
 枕を濡らしながら。

☆丁度良い固さに手袋の馴染む
 皮手袋の質感。

☆丁寧なお辞儀で消えし雪女
 こうなると名残り惜しい気がするから不思議。

☆丁寧におりがみを折る冬やすみ
 千羽鶴だろうか。

☆八丁堀へ行く海鼠喰うために
 なじみの女将のところへ。

☆ジーンズのまつすぐ乾く冬の月
 履いた時の冷たさ。

☆また今日も布団ひろげる六畳間
 万年床にしないのが矜持。
 

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2017年12月 3日(日)02時42分30秒
  よろしくお願いいたします。

○たましひの出口入口吸入器
あのモヤモヤはたましいだったのか!

○寒気来よ姓は出光名は佐三
語感がいいです。

○玄関にポインセチアの出っ張れり
なぜか門松風に。

○金沢のあたり前田のくりすます
クラッカー! 百万石!

○前の人風邪ひいている電車かな
マスクしたくなりますね。

○日の当る午前がよろし枯木山
よろしい。

○一声や魚跳ねたる冬市場
活気がありますね。

○歳末の仏頂面の一張羅
こちらも語感よし。

○太葱と豆腐一丁らしき湯気
分かるのか!と思わず突っ込んでしまう面白さ。

○丁度いいポインセチアの現はるる
ポインセチアって、ずっと付き合う植物じゃない感じですよね。こういう感じです。

○丁寧に素早く作る葛湯かな
こぼさないように、しかししっかり、だまにならないように。

○ジーンズのまつすぐ乾く冬の月
厚いので、昼の間に乾ききらなかったのでしょうか。月と合いますね。

○寒柝の遠くなつてから眠る
近くの拍子木は神経にきますもんね。

○山眠る音のひとつにがらんどう
分かる気がします。

○霙降る明るい未来降るごとく
霙、というところに、逆に明るい未来はこないのではと思ってしまう。
 

出前一丁句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年12月 3日(日)01時33分31秒
  投句一覧です。

【出】
おもちゃ箱出てゆくおもちゃ冬の星
その場所に綿虫も出る花嫁も
たましひの出口入口吸入器
ひさかたの冬日を浴びて出土品
れんこんを日の出る前に掘りにけり
駅からの夜道出窓に聖樹光
外出と書いて直帰や黒マフラー
寒気来よ姓は出光名は佐三
寒柝の小さく聞こえ出版社
玄関にポインセチアの出っ張れり
出る杭の打たれ強さや霜柱
出口から入る店内黒コート
出口しかない駅からの冬銀河
出入口閉ざして雪の伽藍かな
出奔のやうに蟷螂枯れにけり
入出場記録の合はず冬帽子

【前】
ははの前で葛湯吹いてはなりませぬ
以前から好意を持つて花八手
駅前の小さきケーキ屋夕時雨
寄鍋に前傾したり無意識下
金沢のあたり前田のくりすます
弘前の雪は昏いといふ女
皇居前広場の松や冬青空
十二月星のひかりの食前酒
水面の上飛ぶ鴨の前のめり
雪雲の近づいてくる不動前
前の人風邪ひいている電車かな
前貼りはなべて手作り小六月
鯛焼食む前歯の熱を上げながら
冬ひばり前方後円墳頭上
日の当る午前がよろし枯木山
炉火の前炎うごくを見て眠し

【一】
のんびりとおでん頬ばり一本気
ラグビーの一番速き男かな
一括変換にて咲かせる寒桜
一群の男ら囲む夜の焚火
一声や魚跳ねたる冬市場
一張羅着て集まりて薬喰
一二三んのまんまる笑顔ふゆぬくし
一般の人に紛れて河豚頼む
一連の土葬許可証冬の虹
歳末の仏頂面の一張羅
十字架に一人残して冬暮れる
小六月一枚買ひし葉書かな
前山の狐へ一枚後ろへ二枚
冬蜂に一筆箋の広さかな
暮れてゆく一本の道狐罠
本心は一切見せず懐手

【丁】
しぐるるや八丁堀の印刷所
一丁を二人で食べる十二月
横丁は寒風真直ぐみな住居
花柄の泣くのに丁度いい布団
識見は丁目随一や木の葉髪
常吉に丁半博打風花す
太葱と豆腐一丁らしき湯気
丁字路に終はりし銀杏落葉かな
丁字路を右に折れたる冬の川
丁度いいポインセチアの現はるる
丁度良い固さに手袋の馴染む
丁寧なお辞儀で消えし雪女
丁寧におりがみを折る冬やすみ
丁寧に素早く作る葛湯かな
冬うらら番頭はんと丁稚どん
八丁堀へ行く海鼠喰うために

【当季雑詠】
ジーンズのまつすぐ乾く冬の月
すてきねと呼ばれてみても隙間風
でもでもと二の足踏んで冬ざれて
また今日も布団ひろげる六畳間
一文字に結びマスクの中の口
画素数の増ゆる水面や冬日差し
寒柝の遠くなつてから眠る
古暦名画の女立ち通し
山眠る音のひとつにがらんどう
自転車の空気満タン冬うらら
焼芋の皮むきながら聞く話
信号の変はるを待つてゐるマスク
短冊の文字の不揃ひ初時雨
冬銀河製造機たるトイピアノ
冬日浴ぶ囲碁盤女系の応接間
湯たんぽのあはれ島流しとなりぬ
同じ姓持つや毛糸を編んでゐる
二の酉の短き距離に迷ひけり
入口にまづ焼藷の香のありて
曖昧な水辺に終わる芋煮会
霙降る明るい未来降るごとく

(以上)

15句選(特選、逆選なし)
選句締切:12月6日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

出前一丁句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年11月29日(水)22時41分57秒
   出題します。

【出】
【前】
【一】
【丁】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:12月2日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

市村正親・句会、作者発表

 投稿者:百花  投稿日:2017年11月29日(水)22時25分47秒
  市村正親・句会、作者発表です。
早めの選句のご協力、有難うございました。


風呂敷は市松模様しぐれけり       月犬   海ぽ亞
村中が火事半鐘は連打され        月犬   裕
正直な木樵の小さき焚火かな       月犬   ぽ
冬の昼舌の触れたる親不知        月犬   百裕あけゆ亜亞
海馬(トド)撃ちが来るよ毛皮で銃抱いて 月犬   百

都市ひとつ滅びよ寒波カンパネラ     なむ   け海
一村の婆さま侘助合唱団         なむ
我ながら正義なき日の懐手        なむ   月あ由
子はくしやみ親水つ洟五能線       なむ   月
ぐわらんどう残して酉の市の跡      なむ

やすらかな人も混じりて年の市      朝比古  ゆ海亞
鹿鍋や死語となりゆく村八分       朝比古  百け
黒板に正の字残る冬休          朝比古  けぽ亞
ちちははとゐてこそばゆき炬燵かな    朝比古  月苑ゆぽ亞
焼藷の右手左手また右手         朝比古  裕月苑由けゆ亜亞

雪山の見えるバス停「市役所前」     苑を   朝百由海亞
ジャンパーの集まつて来る過疎の村    苑を   朝裕あけ海亞京
正座して白障子には枝の影        苑を   百裕京
印肉を押す親指の冷えてをり       苑を   む亞京
年下の義姉てぶくろ脱ぎ始む       苑を   朝裕月亞

鮫の影ゆく海底の古代都市        ぽぽな  百む裕あ苑由ゆ海亜亞京
農村に降る雪大都市に降る雪       ぽぽな
月凍る正義はときに刃物めき       ぽぽな  月け
親パンダ子パンダ冬日差の中       ぽぽな  む裕苑亜
刻々と雨水となるラガーかな       ぽぽな

市川市の市旗の市の字酉の市       裕美   百海
冬眠の栗鼠ごと市町村合併        裕美
包丁を正しく使ふ雪女          裕美   朝百むあ由け亜京
冬夕焼母親声を出さず泣く        裕美   む月ゆぽ
咳の夜怪談ばかり集めゐて        裕美   あ京

古書市に見交わすマスクの常連と     京急   朝む苑由ゆ海亜
村男微動だにせず冬の駅         京急   む月由
暖房を消し人肌の正しかり        京急   月ゆ
ピグモンの親は悪玉冬のダム       京急
点眼に仰げば駅のクリスマス       京急   むあ由亜

葉牡丹や市電ガッタン遠去かる      亞子   朝月苑け海
冬すみれ村を越えれば村に出る      亞子   百む苑けぽ亜
寒灯の点れば消えぬ校正室        亞子   亜京
親方の長いマフラー風起きる       亞子   京
手袋の片方残る寒夕焼          亞子   あ亜

神無月市場の床のいつも濡れ       由季   朝裕け海ぽ亞京
すぐわかる村の中心木守柿        由季   朝裕ぽ亜京
短日の正誤表またすべり落つ       由季   百む裕苑ゆ亜
大根を提げて親善大使かな        由季   朝け
市役所のうしろに山の眠りをり      由季   朝月あ苑ゆ亜

合併の市名冷たし目に耳に        百花   海亜
一村の義民の墓や雪の音         百花   む月
正直な反応なりし嚏かな         百花   あ
親であることの淋しき一茶の忌      百花
他人事ならず野薊の帰り咲        百花

市議会の議長の横の黒マスク       けんじ  海
村営温泉狐の二匹遠巻きに        けんじ  朝裕げあ
正式な依頼は後日青木の実        けんじ  月あ由ぽ
親方のマントの下のアップリケ      けんじ  裕ゆ
二つ目の今川焼のカレー味        けんじ

絨毯の立て掛けてあり蚤の市       あんこ  朝む裕苑由ゆ海ぽ亜京
足下に村見えてきし雪螢         あんこ  百
寒林を抜け大学の正門へ         あんこ  朝百苑由ゆ
大胆な葱父親のラーメンは        あんこ  ゆ
SEの淡き説明白マスク          あんこ  む由

濃紺の市松模様冬ぬくし         亜紀   海亞
村民の集まるところ時雨かな       亜紀
正直の嘘を見破る納豆汁         亜紀
親方と同じ方向く冬帽子         亜紀   朝百むあ苑由けぽ亞
小説の最後の頁羽毛布団         亜紀   ぽ
捲ること忘れられたる古暦        亜紀   朝苑け亞京
木枯しや工場地帯灯さるる        亜紀   あぽ
前方の座席倒れてくる夜寒        亜紀   百裕あ苑けゆぽ京

篠笛を吹いて余市のふゆかもめ      海太   百
原野幻夜ふくろ村に古地図垂れ      海太   京
涼と凉どちらも正義ゆりかもめ      海太
子は春日井私の親はみそさざい      海太

ぼろ市を抜けて日向に馬二頭       ゆかり  海京
選手村時代の住居冬日向         ゆかり  苑
矯正の金具かなしき蕪汁         ゆかり  月由ぽ
親とゐる老後旺盛な石蕗         ゆかり  む由
縦縞の等圧線や冬日向          ゆかり
 

選句します。

 投稿者:京急  投稿日:2017年11月29日(水)19時16分4秒
編集済
  ★ぼろ市を抜けて日向に馬二頭
   三頭でなく、二頭はエロい。

★鮫の影ゆく海底の古代都市
   海洋自体がエロい。

★神無月市場の床のいつも濡れ
   床の虹色がエロい。

★絨毯の立て掛けてあり蚤の市
   絨毯の匂いがエロい。

★ジャンパーの集まって来る過疎の村
   エロ事相談

★すぐわかる村の中心木守柿
   シンボルのある村はエロい。

★原野幻夜ふくろ村に古地図垂れ
   垂れ がエロい。

★寒灯の点れば消えぬ校正室
   非常にエロティックな長編に取り掛かる。

★正座して白障子には枝の影
   正座となれば、縄か鞭か蝋燭か。

★包丁を正しく使ふ雪女
   見たい。

★印肉を押す親指の冷えてをり
    淫肉がエロい冷感症

★親分の長いマフラー風起きる
    貴乃花の目は鶴太郎に似てエロい。

★咳の夜怪談ばかり集めゐて
   エロ寒い。

★捲ること忘れられたる古暦
   一月四日のままが可笑しい。

★前方の座席倒れてくる夜寒
    座席での情事がエロい。



 

失礼しました、選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年11月29日(水)18時29分40秒
  ◎やすらかな人も混じりて年の市
中には。

◎鮫の影ゆく海底の古代都市
尾のゆっくりした動きが見えます。

◎神無月市場の床のいつも濡れ
そういう場所。

◎雪山の見えるバス停「市役所前」
羨ましい地方都市。

◎濃紺の市松模様冬ぬくし
キリッとしたタイプ(あっエンブレム)。

◎風呂敷は市松模様しぐれけり
季語でぐぐっと和風に。

◎ジャンパーの集まつて来る過疎の村
ハデなロゴがついていたりして。

◎黒板に正の字残る冬休
黒板こそ正しい正の字の場所。

◎ちちははとゐてこそばゆき炬燵かな
近い近い。

◎印肉を押す親指の冷えてをり
印肉が冷たそう。

◎親方と同じ方向く冬帽子
そうなりますね。

◎冬の昼舌の触れたる親不知
ついつい。

◎捲ること忘れられたる古暦
存在感あり。

◎焼藷の右手左手また右手
あちちもまた楽し。

◎年下の義姉てぶくろ脱ぎ始む
弟とは。
 

すみません

 投稿者:亞子  投稿日:2017年11月29日(水)18時10分4秒
  ちょっとトラブルあって、後ほどアップします。
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年11月29日(水)17時56分46秒
  ◎年下の義姉てぶくろ脱ぎ始む
弟の目線というもの。
 

選句しました

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年11月29日(水)17時21分32秒
  ○古書市に見交わすマスクの常連と
眼を見ればわかる常連同士。

○合併の市名冷たし目に耳に
なかなか馴染めない新しき市名。

○鮫の影ゆく海底の古代都市
タイムスリップしたような不思議な感覚に。

○絨毯の立て掛けてあり蚤の市
結構掘り出し物だったりする。

○すぐわかる村の中心木守柿
あの柿の木があるお屋敷。

○冬すみれ村を越えれば村に出る
峠を越えてもまた峠。

○寒灯の点れば消えぬ校正室
締切にとにかく間に合うように残業。

○短日の正誤表またすべり落つ
ぱらぱら捲るたびにすっと。。

○包丁を正しく使ふ雪女
正しい所作の美しき。

○親パンダ子パンダ冬日差の中
丁度良い大小のパンダが愛らしい。

○冬の昼舌の触れたる親不知
気になるとついつい、ねっ。

○市役所のうしろに山の眠りをり
聳える山々にいつも守られているようだ。

○手袋の片方残る寒夕焼
片方だけの手袋の所在なさ加減。

○焼藷の右手左手また右手
あちちあちちですね。w

○点眼に仰げば駅のクリスマス
気が付けば、ライトアップが綺麗な季節となっていた。
 

選句です

 投稿者:ぽぽな  投稿日:2017年11月29日(水)11時41分37秒
  ○神無月市場の床のいつも濡れ
神無月が面白いです。

○風呂敷は市松模様しぐれけり
由緒ただしきものが中に。

○絨毯の立て掛けてあり蚤の市
毛の匂いもしそう。いい感じです。

○すぐわかる村の中心木守柿
そしてあっという間に車窓は次の村へ。

○冬すみれ村を越えれば村に出る
小さい村が固まっているかな。

○矯正の金具かなしき蕪汁
もう少しの辛抱ね。

○黒板に正の字残る冬休
何数えたのかな。

○正式な依頼は後日青木の実
まずはアンオフィシャルな通知。そういうものなのですね。

○正直な木樵の小さき焚火かな
おとぎ話のよう。

○ちちははとゐてこそばゆき炬燵かな
思春期か、はたまた第2の思春期か。

○親方と同じ方向く冬帽子
良き弟子です。

○冬夕焼母親声を出さず泣く
うう。泣けます。

○小説の最後の頁羽毛布団
よく眠らずにたどり着きました。お休みなさい。

○前方の座席倒れてくる夜寒
くるな、くるな、という感じわかります。

○木枯しや工場地帯灯さるる
妙な明るさがかえってとても寒げです。

ありがとうございました。
 

御歳暮

 投稿者:海太  投稿日:2017年11月29日(水)08時41分47秒
編集済
  ◯ぼろ市を抜けて日向に馬二頭
駰。

◯やすらかな人も混じりて年の市
韵。

◯古書市に見交わすマスクの常連と
酳。

◯合併の市名冷たし目に耳に
霣。

◯鮫の影ゆく海底の古代都市
夤。

◯市議会の議長の横の黒マスク
癮。

◯市川市の市旗の市の字酉の市
螾。

◯神無月市場の床のいつも濡れ
櫽。

◯雪山の見えるバス停「市役所前」
霣。

◯都市ひとつ滅びよ寒波カンパネラ
氤。

◯濃紺の市松模様冬ぬくし
恁。

◯風呂敷は市松模様しぐれけり
湮。

◯葉牡丹や市電ガッタン遠去かる
慇。

◯絨毯の立て掛けてあり蚤の市
磤。

◯ジャンパーの集まつて来る過疎の村
鋆。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年11月28日(火)23時19分48秒
  ○やすらかな人も混じりて年の市
 気の立った人ばかりじゃありませんよね。

○古書市に見交わすマスクの常連と
 ライバル同士で、片方がいいものをさらってはもう片方がくやしい思いをする関係なんでしょうね。

○鮫の影ゆく海底の古代都市
 今は鮫が文明の主なのですね。

○絨毯の立て掛けてあり蚤の市
 広げたら大変なことになりますからね。でも売れるかなあ。

○寒林を抜け大学の正門へ
 正門に至るまでが長いのですね。

○短日の正誤表またすべり落つ
 売るんじゃなければ書き写せばいいのに。

○暖房を消し人肌の正しかり
 はい。正しいです。

○ちちははとゐてこそばゆき炬燵かな
 これ、朝比古さんかなあ。「ちちはは」になんともいえぬ調子があります。

○親方のマントの下のアップリケ
 「アップリケ」って、今でも言うかなあ。昭和40年代感があります。

○大胆な葱父親のラーメンは
 ざくざくと、しかもどかっと入れるわけですね。

○冬の昼舌の触れたる親不知
 熱いものを昼に食べたあとでしょうか。「冬の昼」が効いていないようで効いていると思います。

○冬夕焼母親声を出さず泣く
 若い母親が例えば家族のことで泣いているのか、歳をとった母親が例えば我が身のことで泣いているのか。読む人に任せた作りになっています。

○市役所のうしろに山の眠りをり
 平野がせまい地形なのでしょうか。

○焼藷の右手左手また右手
 技巧的でいやったらしいですね。句集の中に一句くらいこういうのがあってもいいよね、という…。

○前方の座席倒れてくる夜寒
 夜行バスでしょうか。

 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年11月28日(火)22時56分41秒
  〇神無月市場の床のいつも濡れ
そして掃除が行き届いてます。

〇都市ひとつ滅びよ寒波カンパネラ
語呂と勢いでとりました。バルスの仲間とか。

〇葉牡丹や市電ガッタン遠去かる
市電の様子がよく見えていいと思います。

〇ジャンパーの集まつて来る過疎の村
ボランティアの人とか科捜研の人とか。

〇鹿鍋や死語となりゆく村八分
都会にいても村八分みたいなものです。

〇冬すみれ村を越えれば村に出る
どこまで行っても目的地につかなそう。

〇月凍る正義はときに刃物めき
誰も傷つけないといいですが。

〇黒板に正の字残る冬休
何か数えたのか、それとも名前か。

〇包丁を正しく使ふ雪女
料理に使うかどうかわかりませんが。ふふ。

〇親方と同じ方向く冬帽子
頼もしい後継者が育っているようです。

〇大根を提げて親善大使かな
とりあえず大根踊りをしましょう。

〇冬の昼舌の触れたる親不知
どうしても気になります。

〇捲ること忘れられたる古暦
新しい暦まだ買ってませんけど。

〇焼藷の右手左手また右手
絶対に落としませんよ。

〇前方の座席倒れてくる夜寒
常に平行を保ちます。

 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2017年11月28日(火)21時35分27秒
  ○古書市に見交わすマスクの常連と
古書店の常連っていいですね。

○鮫の影ゆく海底の古代都市
映像として素敵です。

○雪山の見えるバス停「市役所前」
バス停にはまだ雪が降っていないのでしょうね。

○絨毯の立て掛けてあり蚤の市
立てかけてあるところがリアル。

○村男微動だにせず冬の駅
村男という言葉自体日常ではあまり使わないだけに、只者で無い感じがします。

○我ながら正義なき日の懐手
何もできない感が懐手であらわされています。

○寒林を抜け大学の正門へ
キャンパス前の並木道を寒林と捉えている。

○矯正の金具かなしき蕪汁
あれは痛いし、辛いですね。

○正式な依頼は後日青木の実
青木の実がちょうど良い具合。

○包丁を正しく使ふ雪女
どこで覚えたのでしょう。

○親とゐる老後旺盛な石蕗
親御さんもお元気そう。

○親方と同じ方向く冬帽子
従順な冬帽子。

○SEの淡き説明白マスク
確かに彼らの説明は淡々と。

○焼藷の右手左手また右手
熱いからか、暖を取るためか。

○点眼に仰げば駅のクリスマス
イルミネーションが滲みます。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年11月28日(火)08時00分14秒
  ○古書市に見交わすマスクの常連と
目と目で同好の士を認め合うのですね。

○鮫の影ゆく海底の古代都市
ロマンを感じます。

○葉牡丹や市電ガッタン遠去かる
葉牡丹と市電のレトロ感。遠去かるに哀感。

○絨毯の立て掛けてあり蚤の市
厚みのありそうな絨毯。

○選手村時代の住居冬日向
選手村というノスタルジー。いまはなき住居を思っているのかも。東京オリンピックの選手村はワシントンハイツまで遡る。

○冬すみれ村を越えれば村に出る
冬すみれの明るさが沁みます。

○寒林を抜け大学の正門へ
ありますね。

○短日の正誤表またすべり落つ
私の場合、ついになくなったりしてます。

○ちちははとゐてこそばゆき炬燵かな
実家の炬燵でしょうか。こそばゆいって分かります。

○親パンダ子パンダ冬日差の中
パンダばかりが騒がれてと思うんだけど、あの動きのかわいさには負けちゃう。

○親方と同じ方向く冬帽子
親方と同じ方い親方ってものの存在感。

○捲ること忘れられたる古暦
あ、うちのことだ。

○市役所のうしろに山の眠りをり
静かな光景。

○焼藷の右手左手また右手
灼けたのを取り出したところなんですね。

○前方の座席倒れてくる夜寒
長距離バスでみんな眠る頃。

 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年11月27日(月)21時09分39秒
  ○鮫の影ゆく海底の古代都市
ゆうらりと。ぼこぼこと見える石の都市。

○ジャンパーの集まつて来る過疎の村
季語の使い方が巧み。

○村営温泉狐の二匹遠巻きに
小さく温泉が見えるんでしょうね。鄙びた風情。

○我ながら正義なき日の懐手
懐手が悲しくておかしい。

○正式な依頼は後日青木の実
何を依頼するのだろか。

○正直な反応なりし嚏かな
これは嚔という季語だなあ。

○包丁を正しく使ふ雪女
綺麗なのに変に神経質。おかしなコワさ。

○親方と同じ方向く冬帽子
若人でしょうか。冬帽子が表情が見えていい。

○冬の昼舌の触れたる親不知
虫歯になる前に対処を。

○咳の夜怪談ばかり集めゐて
咳をこぼしながら。語る声も聞こえてきそう。

○市役所のうしろに山の眠りをり
地方の風景が見える。市役所のうしろ、がいい。

○手袋の片方残る寒夕焼
なんでか片方残ってますよね。赤く照らされて。

○前方の座席倒れてくる夜寒
夜行バスかな。皆眠りながら、どこかへ向かうのですね。

○点眼に仰げば駅のクリスマス
イルミネーションが見えたのでしょうか。点眼という導入の意外性。

○木枯しや工場地帯灯さるる
乾いた明るさ。まさに冬。
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年11月27日(月)16時58分47秒
  ◯葉牡丹や市電ガッタン遠去かる
 発車オーライ、チンチン、ガッタンと。葉牡丹の停留所、いい風情。

◯一村の義民の墓や雪の音
 百姓一揆。正助とか苔丸とかカムイ伝世界。

◯村営温泉狐の二匹遠巻きに
 村営温泉なら入浴料もきっと銭湯なみか、65歳以上は無料とか。お狐さまも無料にしましょう。

◯村男微動だにせず冬の駅
 村男がいいですね。普通の言い方なのかなあ、村女とか村子供とか。村じじいとか。

◯我ながら正義なき日の懐手
 かといって悪をなしたわけではないのね。懐手はたしかにそんな感慨をもたらしそう。

◯矯正の金具かなしき蕪汁
 これは歯の矯正金具なんだろうね。蕪汁との取り合わせ、たしかにかなしい。

◯月凍る正義はときに刃物めき
 ここにも正義が出てきました。怖い正義:笑

◯正式な依頼は後日青木の実
 仮依頼ってあるんですか。あるかもしれない。青木の実がいいですね。

◯暖房を消し人肌の正しかり
 人肌の温みにまさるものはない、と。

◯ちちははとゐてこそばゆき炬燵かな
 たしかにこそばゆいね:笑

◯子はくしやみ親水つ洟五能線
 五能線乗ってみたいなあ。

◯冬夕焼母親声を出さず泣く
 母はいつも声を出さずに泣いてをります。

◯市役所のうしろに山の眠りをり
 市長も助役も役人もみんな眠っている。

◯焼藷の右手左手また右手
 アチチ、アチチと。

◯年下の義姉てぶくろ脱ぎ始む
 作者の視線のエロス。「年下の義姉」で決まりましたね。
 

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2017年11月27日(月)06時02分54秒
  よろしくお願いいたします。

○鮫の影ゆく海底の古代都市
今はもう鮫の都市。

○神無月市場の床のいつも濡れ
魚市場でしょうか。

○絨毯の立て掛けてあり蚤の市
雑な感じに。

○ジャンパーの集まつて来る過疎の村
過疎感出てます

○すぐわかる村の中心木守柿
こういう木は残っていってほしい。

○村営温泉狐の二匹遠巻きに
入りたいのでしょうか。

○村中が火事半鐘は連打され
パニックが伝わってきて、こわい

○正座して白障子には枝の影
きりっとした。

○短日の正誤表またすべり落つ
落ちます、落ちます。季語がきいている。

○親パンダ子パンダ冬日差の中
のどか、のどか。

○親方のマントの下のアップリケ
親方!かわいい!

○冬の昼舌の触れたる親不知
どうしても触れたくなります。

○焼藷の右手左手また右手
あちちちちち。

○前方の座席倒れてくる夜寒
長距離バスとかなのかもしれませんね。

○年下の義姉てぶくろ脱ぎ始む
エロスを感じます
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年11月26日(日)17時39分12秒
  ◎古書市に見交わすマスクの常連と
語らず、目と目で会釈。

◎鮫の影ゆく海底の古代都市
いいね、この映像。

◎絨毯の立て掛けてあり蚤の市
ものすごく重そうなヤツ。

◎一村の義民の墓や雪の音
義民が効いています。

◎村男微動だにせず冬の駅
いそう。

◎冬すみれ村を越えれば村に出る
村境のマークは祠かなんか。

◎短日の正誤表またすべり落つ
小さい紙だもんね。

◎包丁を正しく使ふ雪女
料理教室へ通っていたのでしょうね。

◎印肉を押す親指の冷えてをり
ぬりっとして気持ち悪い。

◎親とゐる老後旺盛な石蕗
老老介護。

◎親パンダ子パンダ冬日差の中
よきかな。

◎親方と同じ方向く冬帽子
無言の指導。見る順番は大事。

◎冬夕焼母S親声を出さず泣く
何があったのか。辛いなこれ。

◎SEの淡き説明白マスク
分りすぎている人の説明って淡白です。

◎点眼に仰げば駅のクリスマス
にじむ灯。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年11月26日(日)17時19分21秒
  〇鮫の影ゆく海底の古代都市
いつ発見されるか分からない海底都市。

〇市川市の市旗の市の字酉の市
ホントに市の字が。川の字も。

〇篠笛を吹いて余市のふゆかもめ
余市ね。。。

〇雪山の見えるバス停「市役所前」
雪山の見える駅の一つ先の「市役所前」。

〇鹿鍋や死語となりゆく村八分
「村八分」が死語になったのは「二分」のほうが無くなったから。
八分は村に限らずあるからして。

〇足下に村見えてきし雪螢
峠感。

〇冬すみれ村を越えれば村に出る
町村合併を拒む、村、村。

〇寒林を抜け大学の正門へ
大学構内の寒林。

〇正座して白障子には枝の影
そんな部屋をひとつ欲しいです。

〇短日の正誤表またすべり落つ
書き込む訳でもなし、捨てるわけにもいかず。

〇包丁を正しく使ふ雪女
教えてもらわなきゃ。

〇親方と同じ方向く冬帽子
なんの親方かしらん。外の仕事らしい。

〇冬の昼舌の触れたる親不知
食後に歯をせせっている?

〇海馬(トド)撃ちが来るよ毛皮で銃抱いて
これから撃ちに行くのですね。実見でなくとも実感あり。

〇前方の座席倒れてくる夜寒
ひとこと言ってからだと有難いのだけど。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年11月26日(日)15時06分29秒
  ☆古書市に見交わすマスクの常連と
 マスクをしていても分る、特徴ある眼。

☆神無月市場の床のいつも濡れ
 掃除が行き届いている。

☆雪山の見えるバス停「市役所前」
 全国に何か所あるだろう「市役所前」のバス停。その中で雪山が見えるのは少ないかもね。

☆葉牡丹や市電ガッタン遠去かる
 幸せそうな下町の風景。

☆絨毯の立て掛けてあり蚤の市
 くるくるっと巻かれて。

☆ジャンパーの集まつて来る過疎の村
 決してジャケットやブルゾンじゃないのだ。

☆すぐわかる村の中心木守柿
 ひとつふたつだけ赤々と。

☆村営温泉狐の二匹遠巻きに
 ふるさと創生の際に造られたのだろうか。

☆寒林を抜け大学の正門へ
 辺鄙な場所の大学、あるね。

☆包丁を正しく使ふ雪女
 刃傷沙汰には使わない。

☆親方と同じ方向く冬帽子
 この冬帽子は弟子じゃないと思う。

☆大根を提げて親善大使かな
 東京だと練馬大根か亀戸大根か。

☆捲ること忘れられたる古暦
 日捲りだと特にね。

☆市役所のうしろに山の眠りをり
 あたかも吏員まで眠っているよう。

☆年下の義姉てぶくろ脱ぎ始む
 思わせぶりに。
 

市村正親句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年11月26日(日)13時17分29秒
  お待たせ致しました。投句一覧です。

【市】
ぼろ市を抜けて日向に馬二頭
やすらかな人も混じりて年の市
古書市に見交わすマスクの常連と
合併の市名冷たし目に耳に
鮫の影ゆく海底の古代都市
市議会の議長の横の黒マスク
市川市の市旗の市の字酉の市
篠笛を吹いて余市のふゆかもめ
神無月市場の床のいつも濡れ
雪山の見えるバス停「市役所前」
都市ひとつ滅びよ寒波カンパネラ
濃紺の市松模様冬ぬくし
風呂敷は市松模様しぐれけり
葉牡丹や市電ガッタン遠去かる
絨毯の立て掛けてあり蚤の市

【村】
ジャンパーの集まつて来る過疎の村
すぐわかる村の中心木守柿
一村の義民の墓や雪の音
一村の婆さま侘助合唱団
原野幻夜ふくろ村に古地図垂れ
鹿鍋や死語となりゆく村八分
選手村時代の住居冬日向
足下に村見えてきし雪螢
村営温泉狐の二匹遠巻きに
村男微動だにせず冬の駅
村中が火事半鐘は連打され
村民の集まるところ時雨かな
冬すみれ村を越えれば村に出る
冬眠の栗鼠ごと市町村合併
農村に降る雪大都市に降る雪

【正】
我ながら正義なき日の懐手
寒灯の点れば消えぬ校正室
寒林を抜け大学の正門へ
矯正の金具かなしき蕪汁
月凍る正義はときに刃物めき
黒板に正の字残る冬休
正座して白障子には枝の影
正式な依頼は後日青木の実
正直な反応なりし嚏かな
正直な木樵の小さき焚火かな
正直の嘘を見破る納豆汁
短日の正誤表またすべり落つ
暖房を消し人肌の正しかり
包丁を正しく使ふ雪女
涼と凉どちらも正義ゆりかもめ

【親】
ちちははとゐてこそばゆき炬燵かな
ピグモンの親は悪玉冬のダム
印肉を押す親指の冷えてをり
子はくしやみ親水つ洟五能線
子は春日井私の親はみそさざい
親であることの淋しき一茶の忌
親とゐる老後旺盛な石蕗
親パンダ子パンダ冬日差の中
親方と同じ方向く冬帽子
親方のマントの下のアップリケ
親方の長いマフラー風起きる
大根を提げて親善大使かな
大胆な葱父親のラーメンは
冬の昼舌の触れたる親不知
冬夕焼母親声を出さず泣く

【当季雑詠】
SEの淡き説明白マスク
ぐわらんどう残して酉の市の跡
海馬(トド)撃ちが来るよ毛皮で銃抱いて
咳の夜怪談ばかり集めゐて
捲ること忘れられたる古暦
刻々と雨水となるラガーかな
市役所のうしろに山の眠りをり
手袋の片方残る寒夕焼
縦縞の等圧線や冬日向
小説の最後の頁羽毛布団
焼藷の右手左手また右手
前方の座席倒れてくる夜寒
他人事ならず野薊の帰り咲
点眼に仰げば駅のクリスマス
二つ目の今川焼のカレー味
年下の義姉てぶくろ脱ぎ始む
木枯しや工場地帯灯さるる

(以上)

15句選(特選、逆選なし)
選句締切:11月29日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

すみません

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年11月25日(土)22時27分46秒
  諸般の事情で11/26(日)13:00頃開けます。投句、ゆるゆるとどうぞ。  

市村正親句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年11月22日(水)22時11分26秒
   出題します。

【市】
【村】
【正】
【親】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:11月25日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

ううむ

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年11月22日(水)21時55分17秒
  丸山隆平、市村正親、石橋杏奈、高畑充希、宮川大輔、片桐仁、峯村リエ、向井理。ううむ…  

泥棒役者句会

 投稿者:月犬  投稿日:2017年11月22日(水)21時07分8秒
  結果発表です。間違いありましたらご一報ください。

泥付きの大根積まれをりて晴天      なむ  苑け
冬鳥棒一本を残す            なむ  月苑
その他の子凩の役びゅーんびゅん     なむ  裕苑
医者が来てガバリと寒い部屋になる    なむ  ゆ亜け
へいへいほへいへいほーのちやんちやんこ なむ

丸々と兎は泥を跳ねてをり        海太  け
山眠る泥の勲章付けて子ら        海太
隆々と敷く寒鯉の泥なりし        海太  京亞
平凡に落ち竜の玉泥まみれ        海太  裕月由け
市つあんに棒を持たせて鶴凍てて     海太
村西監督の欲棒の前にて鮪        海太  月
正面の如意棒いまは枯柳         海太  裕京
親猫もぶつきら棒で炬燵猫        海太  由け
石松の役はやらぬと都鳥         海太
橋幸夫歌手か役者か木枯吹く       海太
杏はイエス鮟鱇はノー毒味役       海太
奈良奈落役の行者と冬の鵙        海太  京
高目空振り打者も走者も冬の草      海太
畑見れば葱と長州の間者と        海太  裕
充たされて患者は鴨となつてをり     海太  京
希望とは鯨引かれ者の小唄        海太  月

泥食ふて生きるが如きラガーかな     京急  むゆ月亜亞
棒状の客運ぶバス冬冴ゆる        京急  朝亞け
オーバーに薄毛が決まる部長役      京急  ゆ
屏風よりはみ出さず為す豪の者      京急  月
密談のすべてを聞きぬ冬の蝿       京急  百ぽ

泥炭の香り濃き酒寒北斗         ぽぽな 亞
段違い平行棒に冬の人          ぽぽな 朝ゆ由
寡黙なる退役軍人冬日向         ぽぽな むゆ百京苑
神無月医者と患者と向かい合う      ぽぽな 朝百
黄落の奥から魔女の親子くる       ぽぽな ゆ苑亜海

泥水に寒月映ることもあり        月犬  朝京
棒状の男と女マスクして         月犬
代役の正座くずせぬ冬座敷        月犬  むゆ百ぽけ
高齢者倶楽部で飼ひし兎かな       月犬  百由
ショーウインドー毛皮の下の裸体かな   月犬  裕む百苑海亞

蓮掘のすこし離れて泥すすむ       亞子  由
棒伸びて掛軸下がる浮寝鳥        亞子  む京亜海
悪役の四割は髭革ジャンパー       亞子  ゆ百亜
冬帽に眉毛埋めて医者嫌い        亞子  亜海
おでん煮る母半身の術使い        亞子

泥沼となりて空には鷲一羽        苑を
編棒くるる鳩時計くくるくく       苑を  む百亜海け
北風役の子が嚔する大団円        苑を  亞
七五三剽軽者の血筋なり         苑を  裕朝ゆ由
冬空や石屋が墓石運び去る        苑を  朝む月亜

泥色の焼藷割つて黄金色         朝比古 裕む百苑
棒読みの電子音声冬の月         朝比古 亜ぽ亞け
短日や役者絵の目の釣り上り       朝比古 む由亞
小六月著者近影のみな若し        朝比古 裕むゆ亜ぽ亞け
生きてゐて人寒がつてゐたりけり     朝比古 月

冬夕焼磨かれ抜きし泥団子        裕美  朝む百亜由海亞
クリスマスイブ棒読みの三博士      裕美  む百苑由亞
冬ぬくし役所広司の九州弁        裕美
冬館ノートの作者不明の詩        裕美  朝むゆ
裏山のここにも竹が凍ててゐる      裕美  朝月苑

泥眼をたたむ霜夜の三面鏡        百花  京亞
棒のごとく閘室はあり冬銀河       百花  由
羽子板市役者の顔が似てをらぬ      百花  朝京由海ぽ
天狼やひしひし芭蕉忍者説        百花  海
沼杉の気根の息や冬泉          百花  ゆ京海

泥舟の泥となり行く冬の月        亜紀  朝百京苑
泥試合めきて枯野の停留所        亜紀  月海
棒磁石砂鉄を立たせ冬に入る       亜紀  裕朝由ぽ
棒立ちの試合結果やちやんちやんこ    亜紀  由
淡々と役を演じる小夜時雨        亜紀  ぽ
曲者とウルトラマンのゐる小春      亜紀  裕朝
駅で買ふ弁当勤労感謝の日        亜紀  百ぽ
印肉の凹んできたる冬日和        亜紀  京由ぽけ

泥沼の試合展開冬の鳥          けんじ ぽ
冬の蠅撹拌棒の端を持つ         けんじ ぽ
聞き役のひとりもおらぬ冬薔薇      けんじ 朝京海
歯医者から聞こえし悲鳴狸汁       けんじ
竜の玉六本目の指が邪魔         けんじ 海
蝋燭のやうな髑髏とゐる枯野       けんじ

泥酔の男を乗せて冬銀河         由季  裕むゆ京苑亜
黄落期棒に当たりし犬もゐて       由季  月
綿虫へ手を差しのべる娘役        由季  海ぽ
忍者屋敷の庭の落葉の深きかな      由季  裕ゆ亜
水鳥と棒ばかりなる日曜日        由季  裕月苑ぽ亞

泥酔の泥は虫らし冬銀河         ゆかり
編み棒のおしりの玉の年季かな      ゆかり 裕苑亜亞
役に立つ役人のゐる牡丹鍋        ゆかり 月苑ぽけ
息白き労働者からゐなくなる       ゆかり 月百け
まんなかに裸木のある上り坂       ゆかり 海け
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年11月22日(水)20時41分47秒
  ○丸々と兎は泥を跳ねてをり
真っ白な兎がどんどん黒くなります。

○泥付きの大根積まれをりて晴天
新鮮で栄養たっぷり。

○平凡に落ち竜の玉泥まみれ
このまま世俗にまみれてください。

○親猫もぶつきら棒で炬燵猫
そういうところも魅力。

○編棒くるる鳩時計くくるくく
編み物がはかどりすぎてもうこんな時間。

○棒状の客運ぶバス冬冴ゆる
微動だにしない人々を右から左へ運びます。

○棒読みの電子音声冬の月
最近は流暢なものもあって区別がつきません・

○代役の正座くずせぬ冬座敷
いっそのこと代役とバラシてしまえば楽になりますが

○役に立つ役人のゐる牡丹鍋
もちろん鍋奉行。

○医者が来てガバリと寒い部屋になる
無茶苦茶威圧感あり。でも名医。

○小六月著者近影のみな若し
それが人情。

○息白き労働者からゐなくなる
AIの弊害とか。

○まんなかに裸木のある上り坂
待ち合わせ場所として最適。

○印肉の凹んできたる冬日和
凹みが戻る暇もないほどの多忙。お疲れ様です。

 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年11月22日(水)14時42分53秒
  ◯泥眼をたたむ霜夜の三面鏡
たそがれてます…。

◯泥食ふて生きるが如きラガーかな
うんうん言える言える。

◯泥炭の香り濃き酒寒北斗
スコッチには北斗が似合う。

◯冬夕焼磨かれ抜きし泥団子
テカりが見えます。

◯隆々と敷く寒鯉の泥なりし
なかなか奥行きのある句かと。

◯クリスマスイブ棒読みの三博士
子どもかな。三博士が棒立ちして棒読み。

◯編み棒のおしりの玉の年季かな
年季はそこに出ます。

◯棒状の客運ぶバス冬冴ゆる
無表情でスマホを見ている客ばかり?

◯棒読みの電子音声冬の月
AIが進化すれば、声色も自在になるのかな。

◯短日や役者絵の目の釣り上り
基本「見栄」ですからね。

◯北風役の子が嚔する大団円
北風がクシャミしてどうする?

◯小六月著者近影のみな若し
いいではないですか。
◯ショーウインドー毛皮の下の裸体かな
毛皮がなんとも。

◯水鳥と棒ばかりなる日曜日
不忍池で先日。
 

選句です

 投稿者:ぽぽな  投稿日:2017年11月22日(水)10時10分20秒
  ○泥沼の試合展開冬の鳥
贔屓が勝っていたところから急に、、、ということありますよね。

○冬の蠅撹拌棒の端を持つ
持つ、で決まり。

○棒磁石砂鉄を立たせ冬に入る
目に浮かびます。

○棒読みの電子音声冬の月
なんとなく健気です。

○羽子板市役者の顔が似てをらぬ
名前がないとわからなかったりしそうです。

○代役の正座くずせぬ冬座敷
心は大きく動いています。

○淡々と役を演じる小夜時雨
人生は劇場とも言いますね。

○綿虫へ手を差しのべる娘役
いいね。

○役に立つ役人のゐる牡丹鍋
牡丹鍋が面白い。

○小六月著者近影のみな若し
時間は前に進みますものね。

○印肉の凹んできたる冬日和
見えます。

○駅で買ふ弁当勤労感謝の日
弁当が新鮮に見えます。

○水鳥と棒ばかりなる日曜日
何の棒だろう。

○密談のすべてを聞きぬ冬の蝿
おそるべし。

ありがとうございました。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年11月22日(水)08時12分34秒
  ◯泥試合めきて枯野の停留所
宮 本むさくるしVS佐々木こずかれし。

◯冬夕焼磨かれ抜きし泥団子
川 に流せば元の泥。

◯編棒くるる鳩時計くくるくく
大 阪のおばちゃんやってくるくる。

◯棒伸びて掛軸下がる浮寝鳥
輔 弼しているのですね。

◯羽子板市役者の顔が似てをらぬ
片 岡仁左衛門→片岡千恵蔵。

◯聞き役のひとりもおらぬ冬薔薇
桐 全葉落ちて天下の冬を知る。

◯綿虫へ手を差しのべる娘役
仁 義道徳の精神。

◯天狼やひしひし芭蕉忍者説
峯 から峯、群れから離れて、あゝ年老いた白き狼よ。

◯冬帽に眉毛埋めて医者嫌い
村 山富市。

◯ショーウインドー毛皮の下の裸体かな
リ サ・スティッグマイヤー。

◯まんなかに裸木のある上り坂
エ イリアン+乃木坂+欅坂。

◯黄落の奥から魔女の親子くる
向 こうからやって来るのは、サマンサとタバサ。

◯沼杉の気根の息や冬泉
井 の中の蛙、泉の中の杉。

◯竜の玉六本目の指が邪魔
理 屈では解明出来ぬ謎。
 

選句です。

 投稿者:由季  投稿日:2017年11月21日(火)22時54分10秒
  ○冬夕焼磨かれ抜きし泥団子
大人には無い集中力で作りました。

○平凡に落ち竜の玉泥まみれ
最後に落とし穴が。

○蓮掘のすこし離れて泥すすむ
冷たそうです。

○クリスマスイブ棒読みの三博士
いかにも。微笑ましい。

○親猫もぶつきら棒で炬燵猫
ふてぶてしい顔が見えます。

○段違い平行棒に冬の人
「冬の人」の唐突感がよいです。

○棒のごとく閘室はあり冬銀河
専門用語が良い味わい。

○棒磁石砂鉄を立たせ冬に入る
鉄分に季感があります。

○棒立ちの試合結果やちやんちやんこ
負けましたね。テレビ観戦か。

○羽子板市役者の顔が似てをらぬ
このゆるい感じいいですね。

○短日や役者絵の目の釣り上り
お約束で吊り上っています。

○高齢者倶楽部で飼ひし兎かな
穏やかに愛されていそう。

○七五三剽軽者の血筋なり
三歳でもう隠しがたく表れます。

○印肉の凹んできたる冬日和
年末の風情です。
 

選句します

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年11月21日(火)17時26分30秒
  ○泥食ふて生きるが如きラガーかな
団子状のスクラムはそんな感じ。

○泥酔の男を乗せて冬銀河
地上と天上の大差。

○冬夕焼磨かれ抜きし泥団子
冬夕焼の頃に完成の泥団子の美しさ。

○編み棒のおしりの玉の年季かな
使い込まれた飴色がいいですね。

○編棒くるる鳩時計くくるくく
鳩時計のある居間で日がな一日編み物を。

○棒伸びて掛軸下がる浮寝鳥
ひょいっと掛けかえるのも手慣れた仕草。

○棒読みの電子音声冬の月
感情の起伏のなさが寒々しい。

○悪役の四割は髭革ジャンパー
髭、髯、鬚、もいろいろ。

○医者が来てガバリと寒い部屋になる
白衣に反応してゐたる。

○小六月著者近影のみな若し
最新データ再読み込み不要なり。

○冬帽に眉毛埋めて医者嫌い
目深に被りたい気持ち、ありますね。

○忍者屋敷の庭の落葉の深きかな
動くたびに落葉がかさりと音立てて。

○黄落の奥から魔女の親子くる
黄落の明るさが楽しげ。

○冬空や石屋が墓石運び去る
冬空が重たいようでいて軽さもある。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年11月21日(火)16時42分32秒
編集済
  ○泥舟の泥となり行く冬の月
冬の月の冷たい明るさがすべて。

○泥色の焼藷割つて黄金色
美味しそう!

○泥酔の男を乗せて冬銀河
乗ってしまいそうな彼奴に此奴が浮かびます。

○泥付きの大根積まれをりて晴天
冬青空! 私としては「て」は省きたい。

○クリスマスイブ棒読みの三博士
幼稚園の聖誕劇かな。可愛い。

○冬鳥棒一本を残す
確かに。

○編み棒のおしりの玉の年季かな
少し黒ずんでてかてかに。

○その他の子凩の役びゅーんびゅん
その他大勢で舞台を走り抜ける。

○寡黙なる退役軍人冬日向
横顔が素敵な気がする。

○役に立つ役人のゐる牡丹鍋
かなり危ない話をしているのですね。

○ショーウインドー毛皮の下の裸体かな
夜のショーウインドーが似合う。

○黄落の奥から魔女の親子くる
黄に映えるお揃いの黒い帽子と黒い服。見とれそう。

○水鳥と棒ばかりなる日曜日
日曜日がなんだかいい。

○裏山のここにも竹が凍ててゐる
日本の風景のひとつ。
 

選句します。

 投稿者:京急  投稿日:2017年11月20日(月)20時55分23秒
  ◯泥舟の泥となり行く冬の月
  完全犯罪

◯泥眼をたたむ霜夜の三面鏡
   霜夜のみ

◯泥水に寒月映ることもあり
  無用ノ介

◯泥酔の男を乗せて冬銀河
  媚薬だな

◯隆々と敷く寒鯉の泥なりし
   魚エロい。

◯正面の如意棒いまは枯柳
   経年劣化

◯棒伸びて掛軸下がる浮寝鳥
   妙な趣味

◯羽子板市役者の顔が似てをらぬ
   美男美女

◯寡黙なる退役軍人冬日向
   現役かな

◯聞き役のひとりもおらぬ冬薔薇
    寂寥愛撫

◯充たされて患者は鴨となってをり
   満足です

◯奈良奈落役の行者と冬の鵙
   カップル

◯印肉の凹んできたる冬日向
   職人感覚

◯沼杉の気根の息や冬泉
   沼杉!気根!


 

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