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選句です

 投稿者:松本てふこ  投稿日:2018年 2月11日(日)23時45分23秒
  ★タイ米の炊ける匂ひや春隣
タイ米、輸入され始めた頃は何かと物議を醸した印象でしたが、
今はエスニック料理のお店などで普通に食べてますね。
春隣の取り合わせがちょうどいい。

★春の野やおむすびにして米うまし
食レポとしても優秀な句。
「おにぎり」じゃなくて「おむすび」なんですよね。

★立春の米とぐ指の力かな
寒さはまだまだ続きそうだけれど、
しゃんとしよう、元気にやろう、という
ささやかな宣言のような、力強い指。

★看板の株の字薄れ猫の恋
「猫の恋」の取り合わせ方が巧み。

★汐干狩暴走族の元総長
バイクの改造と暴走に明け暮れた日々から一転、
早起きして家族を車に乗せ、
子供達を気にかけるよき父親になっていたりするのでしょうか…
ついつい、「暴走族の元総長」を自称しているらしい
某絵本作家のことを思い出してしまいます(笑)


★暴言のなかつたやうに石鹸玉
日常にないわけではない光景なんですが、
こう詠まれると無性に怖い。

★暴言をおのれに吐きぬ余寒なほ
しんどい。「なほ」が出口のない気持ちを
さらに追いつめていくようで。

★暴走族パシリのひとり花種蒔く
不良が好きなので暴走族の句をつい取ってしまう…!
もはや大喜利でも出てこなさそうなあり得なさなのですが、
とんちんかんなことをしているところに、
彼の全く顧みられていない立場が見えて哀しいです。

★暴投の球追つてゆく春の雲
大事な勝負のかかった試合、というよりは
草野球のように楽しさ一番なんじゃないかな。
春の雲が教えてくれています。

★砂時計落ちきる前の春の闇
砂時計の背後の闇がよく見える句なのですが、
「落ちきる前」を切り取って詠んだところに
この句の個性が見えます。


★落書きに梵字のかたち春の月
「かたち」としたのはなんでかな、と
ひっかかるところもあるのですが、
春の月の穏やかさと光量の程よさに魅力を感じました。

★落人の里に紅梅また紅梅
かつてここに暮らした死者たちが残した
何らかの気持ちのように思えて
紅梅が不思議な迫力を持つ。
「また」の過剰さも良い。

★落武者のやうに卒業証書受く
全然おめでたくないけれど、
粛々と「かたじけない」と言いそうな表情で
証書を受け取っているであろう姿は
そういえなくも…ない?

★残雪はジャングルジムが好きらしき
ジャングルジムって日当たりのいいところにある印象があるので
そうかなあと思うところもありますが、
絵としてまとまっているように思います。

★探梅や気付きの声のひそやかに
梅をどう詠むかっていうのは、春が近づく喜びを
どう表現するかってことなんだよなあなどと
しみじみしてしまいました。
 
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年 2月11日(日)22時29分27秒
  ○山笑ふ朝昼晩と米喰ひて
山の見える宿かな。農家もありか。

○春の野やおむすびにして米うまし
外で食べるおむすびはことさらに。

○春寒や横抱きにして米袋
抱えた重みを感じます。

○米丸とヨネスケ坐る梅日和
ながーい師弟関係、梅日和ですなァ。。

○株安のニュース蜆汁すする
庶民として聞き流す食事時のニュース。

○暴言のなかつたやうに石鹸玉
石鹸玉は無心に空へ。

○日脚伸ぶ手紙に落手てふ言葉
しぶい!

○落札の木槌の響く余寒かな
現実に聞いたことはないのですが、余寒な感じ。

○テーブルにヘヤピン春はまだ浅し
ヘヤピンがあるという、ささやかな違和感。

○ふらここを降りてしばらくふらふらす
もう止めといた方がいいかも。

○愛あれば体温上がる二月かな
愛あればと言われては、そうですかとしか。

○建国記念の日や顎が鳴るほどあくび
外れなくてよかったです。建国記念日ではなく建国記念の日やで決まりですね。

○残雪はジャングルジムが好きらしき
ジャングルジムに残る雪。いい光景。

○春光の金具艶めくハイヒール
ヒールの部分が金物のやつね。脚に自信がないと履けないだろうな。

○風向きのつぎつぎ変はる大ジャンプ
冬季五輪にワクワクドキドキ。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 2月11日(日)20時14分52秒
  ☆タイ米の炊ける匂ひや春隣
 タイ米を真正面から衒いなく詠った句を初めて拝読。なんかイイね。

☆春の野やおむすびにして米うまし
 おむすびじゃなくても旨いけど、おむすびにすると尚更。

☆春寒や横抱きにして米袋
 担いだ方が効率が良い。

☆白米のまあるく盛られ風光る
 仏飯かな。

☆看板の株の字薄れ猫の恋
 どこかで見たなぁ的景色のよろしさ。

☆春立つや株価の灯る掲示板
 点っているのではなくて灯っているのね。

☆汐干狩暴走族の元総長
 今は更生していいお父さん。

☆暴言のなかつたやうに石鹸玉
 なかったことにはさせない。

☆暴力的速さスピードスケートは
 アイスホッケーの方が本当は暴力的だけれど。

☆テーブルにヘヤピン春はまだ浅し
 そのまま置いておくとさび付いたりする。

☆ふらここを降りてしばらくふらふらす
 三半規管をやられている。

☆愛あれば体温上がる二月かな
 愛が欲しい。

☆残雪はジャングルジムが好きらしき
 ジャングルジムの下は雪掻きしずらいからね。

☆春光の金具艶めくハイヒール
 赤いエナメルのピンヒール。

☆踏切のためらひ少し冴返る
 警報音の鳴る刹那。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 2月11日(日)20時13分53秒
  ○タイ米の炊ける匂ひや春隣
調理法によってはジャポニカよりインディカ。

○山笑ふ朝昼晩と米喰ひて
俺ってごはん喰なんだよな。この俳人を知っています。

○春の野やおむすびにして米うまし
ごもっともです。

○米粒の波音となり春となり
音響さんごくろうさん。

○サボテンの子株毛だらけ春の月
なんか可愛い。

○春めくや社名の(株)に前後ろ
確かに。

○獲れたての白魚ツツと暴飲す
おお旨そう。こういう肴んときはチビチビゆっくり飲もうね。

○暴投の球追つてゆく春の雲
ああ捕手の宿命。

○下落合的な焼鳥残る雪
山本晋也監督の名作B級映画。思い出します。

○日脚伸ぶ手紙に落手てふ言葉
奥ゆかしい。

○落札の木槌の響く余寒かな
サザビーズのピカソか。

○落武者のやうに卒業証書受く
いいね、この生徒。応援したい。

○鬼は外そとへ出てゆく女たち
うーむ。。。

○蟻穴を壁を登つてゐるところ
これは新しい季語になるかも。

○建国記念の日や顎が鳴るほどあくび
紀元節の起源なんて、まさにあくび物。一日あくび、あくび。
 

米株暴落句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 2月11日(日)15時54分52秒
  遅くなりましてすみません。投句一覧です。

【米】
タイ米の炊ける匂ひや春隣
亜米利加人ふえ凍鶴の檻あり
遠き目の新米教師磯遊び
山笑ふ朝昼晩と米喰ひて
酒米のおにぎり春の山かなた
春の野やおむすびにして米うまし
春寒や横抱きにして米袋
白米のまあるく盛られ風光る
米丸とヨネスケ坐る梅日和
米炊けて光る飯粒春の月
米朝は落語に限る追儺かな
米粒の波音となり春となり
本籍は米国恋猫ミャーン
立春の米とぐ指の力かな

【株】
(株)鶯餅商事の春の駒
サボテンの子株毛だらけ春の月
株安のニュース蜆汁すする
株分けの会社を始め儲けたる
株分けの小さき鉢なる君子蘭
看板の株の字薄れ猫の恋
細菌の株がシャーレに春寒し
桜餅提げて株屋の訪ね来し
春めくや社名の(株)に前後ろ
春立つや株価の灯る掲示板
切株が嬉しいひとり遍路かな
切株の古りて菫を咲かせたる
大量の切株すみれまじるなり
乱高下したる株価や日の永し

【暴】
獲れたての白魚ツツと暴飲す
汐干狩暴走族の元総長
探梅行をとこ交じりてやや粗暴
冬林檎その男凶暴につき
飯蛸の隠れ家暴露して孤独
暴飲暴食してさういへば針供養
暴君が暖をとるため野を焼けり
暴君として薄氷砕きけり
暴君に仕ふるごとき猫の恋
暴言のなかつたやうに石鹸玉
暴言をおのれに吐きぬ余寒なほ
暴走族パシリのひとり花種蒔く
暴投の球追つてゆく春の雲
暴力的速さスピードスケートは
乱暴に降つてくるなり春の雪

【落】
下落合的な焼鳥残る雪
海苔茶漬さらりなにやら腑に落ちる
砂時計落ちきる前の春の闇
持ち物が手からぽろりと雛人形
頭から落ちるとみえて飛ぶスキー
日脚伸ぶ手紙に落手てふ言葉
漫談も落語もあまた春の星
落ちてより腸となりたる椿かな
落ちて行くのも幸せだよと猫の恋
落ちのない話ぽろぽろはうれん草
落札の木槌の響く余寒かな
落書きに梵字のかたち春の月
落人の里に紅梅また紅梅
落武者のやうに卒業証書受く

【当季雑詠】
テーブルにヘヤピン春はまだ浅し
ふらここを降りてしばらくふらふらす
愛あれば体温上がる二月かな
霞草のビタミンAはミの部分
鬼は外そとへ出てゆく女たち
蟻穴を壁を登つてゐるところ
建国記念の日や顎が鳴るほどあくび
県境にまばらなる野火伯備線
三月の麒麟がこの先ゆれます
残雪はジャングルジムが好きらしき
春光の金具艶めくハイヒール
疎らなる幅の石段木の芽張る
探梅や気付きの声のひそやかに
踏切のためらひ少し冴返る
風向きのつぎつぎ変はる大ジャンプ
落柿舎を廻れる水の温みけり

(以上)

15句選(特選、逆選なし)
選句締切:2月7日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

米株暴落句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 2月 7日(水)23時19分54秒
   出題です。

【米】
【株】
【暴】
【落】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:2月10日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

皆既月食句会

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 2月 7日(水)22時13分21秒
  結果です。間違いありましたらご一報ください。

いつせいに皆んな右向き寒明くる     海太  亜
既製品ばかりのオフィス二月来る     海太  亞
月餅の中に白餡まれに兎         海太  苑あ洋百ゆ
「衣食住、衣食住」と春立ちぬ      海太
節分や己れの足は二本きり        海太  あ

魚だつた記憶皆うすらひの下       なむ  月こけ海ゆ
みちのくの祖父祖母既にいぬふぐり    なむ  月
如月や順次滅びてゆく書店        なむ  け由
春が来て甘食二つ胸に当つ        なむ  裕ゆ
春を待つぼくぽんこつの耕運機      なむ  朝苑裕

寒鯉や皆勤賞貰つて空し         裕美  月
白梅紅梅既視感を閉じ込めよ       裕美  あ
新しき紙の匂ひの二月かな        裕美  朝こ亜洋け由
甘食のどれも上向き春隣         裕美  朝むこ苑亜洋由百亞ゆ
沈黙の塊として雪降れり         裕美  朝洋

「皆の衆」流れてきたり梅見茶屋     朝比古 む洋海亞ゆ
残雪の既成事実のごとき朝        朝比古 むこけ
幸せな人と仰ぎぬ春の月         朝比古 由
掌を広げて食へり年の豆         朝比古 む苑
すこしづつ馬鹿になりゆく日向ぼこ    朝比古 む月こ苑亜洋由百海

皆同じ顔して流氷ながめをり       月犬  むあ亜裕洋け由百海亞
穴を出る手配は既に終へし蛇       月犬  裕
冬木の芽たしかに赤き二月かな      月犬
定食にひと品添えて木の芽和       月犬  朝
炉明かりの宿に平和なふたりかな     月犬  朝むこ苑亜

月冴ゆる皆の両目の静かなり       ことは 裕
寒月や鬼の子既に眠りけり        ことは 亞
梅二月町内会の湯気の濃き        ことは 裕
おでん食う被災は遠くならねども     ことは
落語家の背中にひかり冬終わる      ことは 月あ亜け海

極寒のスーパームーンを皆見上ぐ     亞子
既視感のパウダースノーにまみれてる   亞子
とある日のラインダンスの息白し     亞子  朝む月苑洋由海ゆ
三寒のA定食や四温待つ         亞子  百
夜寒さてどこかにはある非常食      亞子  あけ由百

なやらひの皆川猿時うそぶきぬ      あんこ
既視感のふくらんでゆく毛糸編み     あんこ 朝亜海亞ゆ
振り向けば尼僧のやうな寒月よ      あんこ 朝由海亞
雪原のしばらく続き食堂車        あんこ 朝む月こ苑亜け百亞
雪降れり聴覚検査さるるごと       あんこ 朝む苑け由ゆ

さつきから皆いぬふぐり跨ぎけり     洋子  月こ由海ゆ
ほんたうは既婚者らしい懐手       洋子  月け海ゆ
画用紙の余白たつぷり寒の月       洋子  こ苑亜
日向ぼこ彫塑館から食堂へ        洋子  亞
皮ジャンにあふ内分泌代謝科医      洋子  裕

二月皆みづいろとなり駆け回る      苑を  こ裕
既婚かと聞かれ白梅匂ひけり       苑を  む月こ洋け由百海ゆ
月夜野のびーどろの鳴る二月かな     苑を  む月
草餅を食らへば宇宙人気分        苑を  海亞
象の鼻ゆるりと春を揺らしをり      苑を  あ亜裕海

五蘊皆大事に春を待つ凡夫        百花  む月
八百長のこの既視感や鬼は外       百花  海
大寒の玉体や籠る月の蝕         百花
鮃の身ほぐして混ぜて離乳食       百花
スーパーブルーブラッドムーン風邪ひきぬ 百花

吊橋に山彦の皆凍りゆく         亜紀  月由百
まなうらに残る既視感滝凍る       亜紀  む苑裕洋亞ゆ
方眼紙の升目を埋めて二月来る      亜紀  こあ洋
窓際の卓に食券春を待つ         亜紀  け
春光へ飛び出すクレー打ちにけり     亜紀  む
玄関の先にスコップ春立てり       亜紀  苑あ裕洋由
鬼やらひ豆より速きトイプードル     亜紀  亞
均等に育つ筋肉ラガーメン        亜紀  朝あ

皆様の右手上空鳥雲に          由季  朝こ苑あ亜け海亞ゆ
既知の顔ばかりを並べ探梅行       由季  朝亜裕け百
月へ行く時代まだ来ずヒヤシンス     由季  あ裕百
立春の食パンの耳切り落とす       由季  苑あ亜け百ゆ
皆甘きものを持ち寄る四温かな      由季  亜洋百

皆少し狂ひ始めし春祭          けんじ 月こ裕洋ゆ
もう既に十分な数の豆打         けんじ
月並みの謝辞置き去りの春の土      けんじ あ
食塩をひとつまみ入れ春立てり      けんじ 朝由亞
春の夜の影と影とのすれ違ふ       けんじ 月こ苑裕百

皆んなつて誰誰誰と豆を撒く       ゆかり 百
既定値のままでも春となりにけり     ゆかり
月面のやうな頬にて春野行く       ゆかり あ
食通に連れまはさるる追儺かな      ゆかり 洋
冬眠の守宮をそっと逃がしけり      ゆかり
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 2月 7日(水)21時36分58秒
  ○「皆の衆」流れてきたり梅見茶屋
 梅見って出店が烏賊を焼いていたり、なんだかやかましいですよね。

○さつきから皆いぬふぐり跨ぎけり
 最初のひとが跨いだのですね。

○皆少し狂ひ始めし春祭
 松崎陽平『狂いだすのは三月』

○皆様の右手上空鳥雲に
 バスガイドでしょうか。

○魚だつた記憶皆うすらひの下
 この句会、しずかに前世ものが流行っていませんか。

○ほんたうは既婚者らしい懐手
 懐手がなんとも所帯じみていますよね。

○まなうらに残る既視感滝凍る
 雪景色と凍滝はなぜか既視感がありますよね。

○既婚かと聞かれ白梅匂ひけり
 フェロモンを放ってしまったのですね。

○既視感のふくらんでゆく毛糸編み
 しあわせそうでいいですね。

○とある日のラインダンスの息白し
 日の字に二本足を足せば月だけど、そういう題詠でいいのかなあ。

○月餅の中に白餡まれに兎
 フォーチュンクッキーみたいなものでしょうか。

○甘食のどれも上向き春隣
 甘食って今でも売っているのでしょうか。

○春が来て甘食二つ胸に当つ
 二句目、中学生みたいなばかばかしさがいいですね。

○立春の食パンの耳切り落とす
 信長の首みたいな食パンですね。

○雪降れり聴覚検査さるるごと
 はい。まさに。

 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2018年 2月 7日(水)17時30分49秒
  ◯「皆の衆」流れてきたり梅見茶屋
昭和の梅見茶屋。

◯皆同じ顔して流氷ながめをり
よくわかります。

◯皆様の右手上空鳥雲に
俳句好きのガイドさん。

◯まなうらに残る既視感滝凍る
滝らしい。

◯寒月や鬼の子既に眠りけり
子どもですもの。

◯既視感のふくらんでゆく毛糸編み
去年のセーターでしょうか?

◯既製品ばかりのオフィス二月来る
まったくそう。

◯振り向けば尼僧のやうな寒月よ
イメージの飛躍に一票。

◯甘食のどれも上向き春隣
春を待つ感じがいい。

◯掌を広げて食へり年の豆
広げる、そうだそうだった。

◯食塩をひとつまみ入れ春立てり
廚ごとの、いい季節感。

◯雪原のしばらく続き食堂車
いまやなかなか乗れない食堂車。

◯草餅を食らへば宇宙人気分
・・・おかしい。

◯日向ぼこ彫塑館から食堂へ
朝倉彫塑館かな。

◯鬼やらひ豆より速きトイプードル
とりあわせがおもしろい。

 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2018年 2月 7日(水)03時33分2秒
  ◯「皆の衆」流れてきたり梅見茶屋
どうせこの世はそんなとこ。

◯さつきから皆いぬふぐり跨ぎけり
どうせ睾丸そんなとこ。

◯皆同じ顔して流氷ながめをり
どうせ大した顔でなし。

◯皆様の右手上空鳥雲に
どうせ空には雲ばかり。

◯魚だつた記憶皆うすらひの下
どうせ私はおこぜです。

◯ほんたうは既婚者らしい懐手
どうせ私は行かず後家。

◯既婚かと聞かれ白梅匂ひけり
どうせ私は嘘をつく。

◯既視感のふくらんでゆく毛糸編み
どうせ私の鼻膨らむ。

◯八百長のこの既視感や鬼は外
どうせ協会救われぬ。

◯とある日のラインダンスの息白し
どうせ日劇足揃う。

◯振り向けば尼僧のやうな寒月よ
どうせ尼にも毛が生えぬ。

◯草餅を食らへば宇宙人気分
どうせ私はトミー・リー・ジョーンズ。

◯すこしづつ馬鹿になりゆく日向ぼこ
どうせ昔は政治家で。

◯象の鼻ゆるりと春を揺らしをり
どうせ花子はもういない。

◯落語家の背中にひかり冬終わる
どうせ浮気は円楽で。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 2月 7日(水)01時58分27秒
編集済
  ○皆んなつて誰誰誰と豆を撒く
 昔、子供に言ったことばを、鬼にも。

○皆同じ顔して流氷ながめをり
 意識しないでもそんな顔。

○吊橋に山彦の皆凍りゆく
 やまびこの白くなっていくのが目に見えるよう。

○既婚かと聞かれ白梅匂ひけり
 白梅が良いですね、清潔な匂い。

○既知の顔ばかりを並べ探梅行
 気の知れた仲間との吟行は楽しい。

○月へ行く時代まだ来ずヒヤシンス
 とある酒場でのひとりごと。

○月餅の中に白餡まれに兎
 むむ・兎が・ねえ。

○甘食のどれも上向き春隣
 山型が上向きとは。春隣が良いです。

○三寒のA定食や四温待つ
 なんだか侘しさが目に見えるようなA定食。

○雪原のしばらく続き食堂車
 そんな旅をしてみたいです。

○立春の食パンの耳切り落とす
 卵サンドをつくりましたか。

○すこしづつ馬鹿になりゆく日向ぼこ
 誰のことを言っているのでしょう・・

○皆甘きものを持ち寄る四温かな
 一品持ち寄り句会。

○春の夜の影と影とのすれ違ふ
 朧な人におぼろな影。

○夜寒さてどこかにはある非常食
 さあて・さて・・・・・どこかしらん・・
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2018年 2月 7日(水)00時26分16秒
  ○さつきから皆いぬふぐり跨ぎけり
自分だけ踏んでゆくわけにもいかない。

○皆同じ顔して流氷ながめをり
その表情が目に浮かびます。

○吊橋に山彦の皆凍りゆく
山彦といえども。

○既婚かと聞かれ白梅匂ひけり
何か訳ありの場面ですね。

○とある日のラインダンスの息白し
「とある日」のトボケ味がいいです。

○幸せな人と仰ぎぬ春の月
自分はそうでないとしても。
お裾分けしてもらえそう。

○振り向けば尼僧のやうな寒月よ
あんまり納得はしませんが、発想の飛躍に一票。

○新しき紙の匂ひの二月かな
いいですね。二月の清潔で明るい感じ。

○如月や順次滅びてゆく書店
家の方は順調に滅びています。

○甘食のどれも上向き春隣
上向きへの着目が春っぽいです。

○食塩をひとつまみ入れ春立てり
何らかの化学反応。

○すこしづつ馬鹿になりゆく日向ぼこ
馬鹿になっても幸福な感じがします。

○玄関の先にスコップ春立てり
立春らしさたっぷり。

○雪降れり聴覚検査さるるごと
あの独特のシンとした感じ。

○夜寒さてどこかにはある非常食
はい。どこかにはあります。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2018年 2月 6日(火)21時56分51秒
  ◯皆同じ顔して流氷ながめをり
圧倒的な存在感。口あんぐり。

◯皆様の右手上空鳥雲に
絶好のタイミングを逃さない。さすがプロ。

◯魚だつた記憶皆うすらひの下
今となっては肺呼吸。

◯ほんたうは既婚者らしい懐手
確信犯的。火遊びもほどほどに。

◯既婚かと聞かれ白梅匂ひけり
曖昧がよろしいかと。

◯既知の顔ばかりを並べ探梅行
なんとなく安心。どんどん行きましょう。

◯残雪の既成事実のごとき朝
雪には有無を言わせぬ説得力があります。

◯新しき紙の匂ひの二月かな
これがいい匂いかどうかは人によるかも。

◯如月や順次滅びてゆく書店
みんなアマ〇ンのせいです。

◯雪原のしばらく続き食堂車
北欧のような風景。SLでもいいです。

◯窓際の卓に食券春を待つ
きっと誰よりも早く春に気づくでしょう。

◯立春の食パンの耳切り落とす
耳も美味しく食べましょう。

◯雪降れり聴覚検査さるるごと
普段は聞こえない音も聞こえたりして。

◯夜寒さてどこかにはある非常食
もう食べちゃいました。

◯落語家の背中にひかり冬終わる
おあとがよろしいようで。

 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2018年 2月 6日(火)17時33分52秒
  ○「皆の衆」流れてきたり梅見茶屋
  川下りでしょうか。

○皆少し狂ひ始めし春祭
 気がつかないくらい静かにね。

○皆同じ顔して流氷ながめをり
 寒くてガチガチ。

○まなうらに残る既視感滝凍る
 焼き付いてる。

○既婚かと聞かれ白梅匂ひけり
 意味深ですね。

○とある日のラインダンスの息白し
 むかしのサイレントフィルムを見てるみたい。
 永遠にリピートしていて。

○月餅の中に白餡まれに兎
 兎あたった人ラッキーです。

○新しき紙の匂ひの二月かな
 クンクン。

○方眼紙の升目を埋めて二月来る
 瞑想的。

○甘食のどれも上向き春隣
 甘食!懐かしい。

○食通に連れまはさるる追儺かな
 連れまわされたい。

○すこしづつ馬鹿になりゆく日向ぼこ
 あら向こうから誰か来る。名前が出てこない。

○皆甘きものを持ち寄る四温かな
 熱いお茶を用意してます。

○玄関の先にスコップ春立てり
 スコップ仕事したね。

○沈黙の塊として雪降れり
 しんしん。
 

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2018年 2月 5日(月)21時55分4秒
  ○皆少し狂ひ始めし春祭
だってやっと春が来たのですものノノノ。

○皆同じ顔して流氷ながめをり
おお、おお、このようなものなのか、と。

○月冴ゆる皆の両目の静かなり
目が静かという表現に心惹かれました。あいにく寝てしまっていたのですが、見たかったなあ。感覚を共有したかったです。

○二月皆みづいろとなり駆け回る
水色という色が巧み。

○まなうらに残る既視感滝凍る
うーん、うまい。

○既知の顔ばかりを並べ探梅行
そんな関係もいいですね。

○穴を出る手配は既に終へし蛇
もうすぐもうすぐ。春を待つ。

○月へ行く時代まだ来ずヒヤシンス
ヒアシンスって、どうしてこんなに宇宙関連の言葉と合うのだろう。

○梅二月町内会の湯気の濃き
節分のイベントか何かでしょうか。活気ある町内会が想像されます。

○春が来て甘食二つ胸に当つ
何をやっているのですか(笑)

○玄関の先にスコップ春立てり
こどものスコップと読みました。あたたかくなれば公園の砂場にもこどもたちが集まりますね。

○春の夜の影と影とのすれ違ふ
どちらもぼんやりと薄い影。

○春を待つぼくぽんこつの耕運機
すごい比喩! そして語感の良さ。

○象の鼻ゆるりと春を揺らしをり
象もあたたかいほうがいいよね。のんびり。

○皮ジャンにあふ内分泌代謝科医
内分泌代謝科医、ワイルド。
 

選句しました。

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年 2月 5日(月)19時32分16秒
  〇いつせいに皆んな右向き寒明くる
右向けば春です。

〇皆同じ顔して流氷ながめをり
みな感動という素顔。

〇皆様の右手上空鳥雲に
はとバスのガイドさんの白い手袋が見えます。

〇既視感のふくらんでゆく毛糸編み
毛糸編むほどにに記憶が蘇る。

〇既知の顔ばかりを並べ探梅行
旧知のお仲間がいて楽し。

〇画用紙の余白たつぷり寒の月
寒の月が煌々と。余白があるからこそ。

〇新しき紙の匂ひの二月かな
二月の季感と響き合う。

〇甘食のどれも上向き春隣
ほの甘い雰囲気が春隣。

〇雪原のしばらく続き食堂車
急がない旅を満喫中。

〇立春の食パンの耳切り落とす
すぱっと切り落とす感じが立春。

〇すこしづつ馬鹿になりゆく日向ぼこ
日向ぼこってそうなんですよね。ほど良いぬくぬく。

〇皆甘きものを持ち寄る四温かな
甘きもの持ち寄っておしゃべり姦しく。

〇象の鼻ゆるりと春を揺らしをり
春を揺らしをり、がいいですね。

〇落語家の背中にひかり冬終わる
落語家さんの未来も明るいですね。

〇炉明かりの宿に平和なふたりかな
外には雪がちらついて。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2018年 2月 5日(月)18時39分25秒
  ○皆同じ顔して流氷ながめをり
光景に圧倒されている感じが「皆同じ顔」でよく伝わります。
「皆同じ顔」ってよく見るけど、こういう使い方もできるんですね。

○皆様の右手上空鳥雲に
バスガイドがこのまま鳥になるかのよう。
気持ちよいしらべと風景。

○白梅紅梅既視感を閉じ込めよ
梅園てこんな感じ。

○月へ行く時代まだ来ずヒヤシンス
ヒヤシンスが通信しているようです。

○月並みの謝辞置き去りの春の土
はにかみと温もりと。

○月面のやうな頬にて春野行く
こういう人と野遊びしたら楽しそう。

○月餅の中に白餡まれに兎
月と兎のイメージもあって楽しい。

○方眼紙の升目を埋めて二月来る
一年で一番短い二月と方眼紙は合うのですね。

○立春の食パンの耳切り落とす
サンドイッチかな。春に合う。

○均等に育つ筋肉ラガーメン
そういわれてみるとそうかも、思ってしまう。

○玄関の先にスコップ春立てり
雪掻きの後? 春のきざしです。

○象の鼻ゆるりと春を揺らしをり
いいなあ。のんびりと大らかに。

○節分や己れの足は二本きり
走って追って。影が交差して。ふと気づいた感じがいい。

○夜寒さてどこかにはある非常食
うちは食べてしまったか、賞味期限が来ているか。

○落語家の背中にひかり冬終わる
話し終えたあとの挨拶の時に見えた背中、と解釈しました。
温かい笑い声と拍手とともに、冬も終わるのでしょうか。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年 2月 5日(月)11時58分21秒
  ○皆様の右手上空鳥雲に
見上げて鳥は見えなくとも春は見える。

○まなうらに残る既視感滝凍る
凍滝性がある。

○とある日のラインダンスの息白し
ラインダンスの練習中なのだあろう。

○画用紙の余白たつぷり寒の月
画用紙の質感がよいです。

○月餅の中に白餡まれに兎
兎なら当たりだと思う。

○甘食のどれも上向き春隣
甘食という響きは春の響き。

○掌を広げて食へり年の豆
数を数えつつ。

○雪原のしばらく続き食堂車
『車窓から』って番組を思い出した。

○立春の食パンの耳切り落とす
スパッと春。ふわふわの春。

○すこしづつ馬鹿になりゆく日向ぼこ
これ以上バカになるのもなァと思うも気持ちよさには負ける。

○玄関の先にスコップ春立てり
雪掻きしたのでしょうね。浅き春。

○春の夜の影と影とのすれ違ふ
朧な感じがなんとも。

○春を待つぼくぽんこつの耕運機
まだまだ頑張る所存。

○雪降れり聴覚検査さるるごと
微かな音が聞こえますか。

○炉明かりの宿に平和なふたりかな
穏やかっていいね。
 

選句しました。

 投稿者:ことは  投稿日:2018年 2月 4日(日)21時49分16秒
  さつきから皆いぬふぐり跨ぎけり
 軽やかに春らしくひょいひょいっと。

皆少し狂ひ始めし春祭
 そういう季節それでよしですね。

皆様の右手上空鳥雲に
 桜島のガイドさんがこういう感じで素敵でした。

魚だつた記憶皆うすらひの下
 エラが張っているのが当時の名残かもと思いました。

二月皆みづいろとなり駆け回る
 爽やかに凍る冬が溶けていくようです。

既婚かと聞かれ白梅匂ひけり
 感覚が研ぎ澄まされる瞬間でしょうか。

残雪の既成事実のごとき朝
 あれは夢じゃなかったんだ、と。

画用紙の余白たつぷり寒の月
 溶けあう光が綺麗です。

新しき紙の匂ひの二月かな
 透き通る季節。

方眼紙の升目を埋めて二月来る
 いつもより少ない!

甘食のどれも上向き春隣
 安定感。味も食感も姿も。

雪原のしばらく続き食堂車
 温かいコーヒーで両手に持って車窓から。

すこしづつ馬鹿になりゆく日向ぼこ
 必要な時間ですね。

春の夜の影と影とのすれ違ふ
 浮世絵のような美しさを感じます。

炉明かりの宿に平和なふたりかな
 今年も無事に冬を越せました。
 

選句しました。

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 2月 4日(日)17時49分56秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯さつきから皆いぬふぐり跨ぎけり
 ローアングル、小津安二郎か加藤泰か。

◯皆少し狂ひ始めし春祭
 ふ~ん、狂ふのね、春祭は。「春の祭典」のアレかも知れぬ。

◯寒鯉や皆勤賞貰つて空し
 空し、たしかに空し。たかだか皆勤賞。

◯魚だつた記憶皆うすらひの下
 分かるような分からぬような。

◯五蘊皆大事に春を待つ凡夫
 凡夫ゆえ、大事だと思う。

◯吊橋に山彦の皆凍りゆく
 凍るね、山彦も。吊橋がグー。

◯ほんたうは既婚者らしい懐手
 ということは、独身で押し通しているのかい。

◯みちのくの祖父祖母既にいぬふぐり
 そのうち父も母もいぬふぐり。

◯既婚かと聞かれ白梅匂ひけり
 懐手の男、いえ、独り身ですと答えたのか。

◯とある日のラインダンスの息白し
 ふむ、皆既日食と間違えたのね。

◯月夜野のびーどろの鳴る二月かな
 きれいな句。月夜野っていう地名いいですね。

◯雪原のしばらく続き食堂車
 ああ、食堂車から眺める雪原っていいだろうなあ。

◯すこしづつ馬鹿になりゆく日向ぼこ
 一挙に馬鹿になるのは難しいね、きっと。

◯春の夜の影と影とのすれ違ふ
 春の夜の影っていいですね。

◯落語家の背中にひかり冬終わる
 えっ、後光のさした落語家?
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 2月 4日(日)07時26分46秒
編集済
  ◎「皆の衆」流れてきたり梅見茶屋
おおヒデオ・ムラタ。似合うなあ。

◎皆同じ顔して流氷ながめをり
確かに。

◎五蘊皆大事に春を待つ凡夫
五蘊の仮宿泡沫に似て消え易し。くれぐれも御自愛のほど。

◎まなうらに残る既視感滝凍る
ほんとだ。凍滝の映像って。

◎既婚かと聞かれ白梅匂ひけり
これは何処かの絶世の人妻。

◎残雪の既成事実のごとき朝
文春砲に狙われる。

◎とある日のラインダンスの息白し
そうとうな佳句なので採りますが、兼題の「月」が入って無いのでは。

◎月夜野のびーどろの鳴る二月かな
沼田、後閑、上毛高原。

◎甘食のどれも上向き春隣
巧い。

◎掌を広げて食へり年の豆
確かに。

◎雪原のしばらく続き食堂車
この旅はいいですねえ。

◎すこしづつ馬鹿になりゆく日向ぼこ
いっぺんに馬鹿にならないところがいい。

◎春光へ飛び出すクレー打ちにけり
カッコいい。[射ちにけり]のほうがいいのかなあ。

◎雪降れり聴覚検査さるるごと
しんしんという無音。

◎炉明かりの宿に平和なふたりかな
しみじみとしたよき旅です。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 2月 4日(日)05時24分10秒
  ☆皆様の右手上空鳥雲に
 こんな粋なバスガイドさんがいたら嬉しいかも。

☆既視感のふくらんでゆく毛糸編み
 なんとなく分る感覚。

☆既知の顔ばかりを並べ探梅行
 探梅ってたしかに初見の人とは行かない気がする。

☆とある日のラインダンスの息白し
 ラインダンス自体が既に懐かしい語感。

☆振り向けば尼僧のやうな寒月よ
 そうだっけ。でもなんか新鮮な比喩。

☆新しき紙の匂ひの二月かな
 清廉な面持ち。

☆甘食のどれも上向き春隣
 甘食。最近コンビニでちょくちょく見る。復活の気配。

☆食塩をひとつまみ入れ春立てり
 ちょいと隠し味。引き立つ甘味。

☆雪原のしばらく続き食堂車
 食堂車もすでに懐かしい響き。北から南へ向かう列車かな。

☆定食にひと品添えて木の芽和
 定食に一品って、卵とか納豆とか冷奴が定番だけど、木の芽和とは渋い。

☆均等に育つ筋肉ラガーメン
 トップチームのメンバーは確かにそんな気がする。

☆春を待つぼくぽんこつの耕運機
 でも耕すときはばりばり働く。この擬人化はメルヘンチックで面白い。

☆雪降れり聴覚検査さるるごと
 あの電話ボックスの中に入っているような。

☆沈黙の塊として雪降れり
 夜の雪の静けさ。

☆炉明かりの宿に平和なふたりかな
 平和が一番。炉明かりがほっとあたたかい。
 

皆既月食句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 2月 4日(日)00時53分51秒
  投句一覧です。

【皆】
「皆の衆」流れてきたり梅見茶屋
いつせいに皆んな右向き寒明くる
さつきから皆いぬふぐり跨ぎけり
なやらひの皆川猿時うそぶきぬ
皆んなつて誰誰誰と豆を撒く
皆少し狂ひ始めし春祭
皆同じ顔して流氷ながめをり
皆様の右手上空鳥雲に
寒鯉や皆勤賞貰つて空し
魚だつた記憶皆うすらひの下
極寒のスーパームーンを皆見上ぐ
月冴ゆる皆の両目の静かなり
五蘊皆大事に春を待つ凡夫
吊橋に山彦の皆凍りゆく
二月皆みづいろとなり駆け回る

【既】
ほんたうは既婚者らしい懐手
まなうらに残る既視感滝凍る
みちのくの祖父祖母既にいぬふぐり
もう既に十分な数の豆打
寒月や鬼の子既に眠りけり
既婚かと聞かれ白梅匂ひけり
既視感のパウダースノーにまみれてる
既視感のふくらんでゆく毛糸編み
既製品ばかりのオフィス二月来る
既知の顔ばかりを並べ探梅行
既定値のままでも春となりにけり
穴を出る手配は既に終へし蛇
残雪の既成事実のごとき朝
白梅紅梅既視感を閉じ込めよ
八百長のこの既視感や鬼は外

【月】
とある日のラインダンスの息白し
画用紙の余白たつぷり寒の月
月へ行く時代まだ来ずヒヤシンス
月並みの謝辞置き去りの春の土
月面のやうな頬にて春野行く
月餅の中に白餡まれに兎
月夜野のびーどろの鳴る二月かな
幸せな人と仰ぎぬ春の月
振り向けば尼僧のやうな寒月よ
新しき紙の匂ひの二月かな
大寒の玉体や籠る月の蝕
冬木の芽たしかに赤き二月かな
如月や順次滅びてゆく書店
梅二月町内会の湯気の濃き
方眼紙の升目を埋めて二月来る

【食】
「衣食住、衣食住」と春立ちぬ
おでん食う被災は遠くならねども
甘食のどれも上向き春隣
三寒のA定食や四温待つ
春が来て甘食二つ胸に当つ
掌を広げて食へり年の豆
食塩をひとつまみ入れ春立てり
食通に連れまはさるる追儺かな
雪原のしばらく続き食堂車
窓際の卓に食券春を待つ
草餅を食らへば宇宙人気分
定食にひと品添えて木の芽和
日向ぼこ彫塑館から食堂へ
立春の食パンの耳切り落とす
鮃の身ほぐして混ぜて離乳食

【当季雑詠】
スーパーブルーブラッドムーン風邪ひきぬ
すこしづつ馬鹿になりゆく日向ぼこ
皆甘きものを持ち寄る四温かな
鬼やらひ豆より速きトイプードル
均等に育つ筋肉ラガーメン
玄関の先にスコップ春立てり
春の夜の影と影とのすれ違ふ
春を待つぼくぽんこつの耕運機
春光へ飛び出すクレー打ちにけり
象の鼻ゆるりと春を揺らしをり
節分や己れの足は二本きり
雪降れり聴覚検査さるるごと
沈黙の塊として雪降れり
冬眠の守宮をそっと逃がしけり
皮ジャンにあふ内分泌代謝科医
夜寒さてどこかにはある非常食
落語家の背中にひかり冬終わる
炉明かりの宿に平和なふたりかな

(以上)

15句選(特選、逆選なし)
選句締切:2月7日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

(無題)

 投稿者:裕美  投稿日:2018年 2月 3日(土)05時57分48秒
  ことはさん、よろしくお願いいたします☆

わたしも育児などでなかなかリアルの句会に出られないのですが、インターネットは本当に便利ですねえ。
 

どうぞよろしく

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 2月 1日(木)23時56分38秒
  私もいろいろあってリアルの句会にはなかなか出られないのですが、ネットは時間と空間を超えるのでありがたいですよね。ユビキタスなんてことばはめっきり聞かなくなりましたが…。  

はじめまして

 投稿者:ことは  投稿日:2018年 1月31日(水)22時52分48秒
  はじめまして。ことはです。

これまで身内にくっついて数回句会に出たことがあるくらいなのですが
今年から継続して俳句を作っていきたいと思っています。
句会になかなか参加できないためネット句会などを検索していたところ
こちらの掲示板と出会えました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 

皆既月食句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月31日(水)22時29分5秒
   出題です。

【皆】
【既】
【月】
【食】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:2月3日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

集計ありがとうございます。

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月31日(水)21時27分37秒
  ことはさん、いらっしゃいませ(ですよね?)。
よろしければ、差し障りのない範囲での自己紹介、初参加のご感想などお願いします。
 

消防団員句会・作者発表です。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 1月31日(水)21時15分39秒
  消防団員句会・作者発表です。
早めの選句のご協力、ありがとうございました。
間違いありましたら、ご連絡ください。


これは消え残りし雪女郎の指     裕美
早梅や薄くかほりし防虫剤      裕美    こ
毛皮団長付け髭の糊残る       裕美    む月海け洋
先生の着膨れてゐる職員室      裕美    百
煮込まれて真面目になつてゆく鱈よ  裕美    朝月

夜焚火のあたりの履歴抹消す     なむ
寒暁の部室に吊るす防具かな     なむ    裕朝百こ月苑あけ洋
どどどつと熱燗どつくりの団体    なむ    百海洋
しんがりは寒気団準構成員      なむ    月海
朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ    なむ    裕朝こ苑亜あ由けゆ

肥の国に消えた大根の手掛りが    海太
妊娠予防週間竜の玉ころり      海太    百
葱は一把団体は二十名から      海太    月け
雪をんな元拓殖銀行員        海太    洋
寒波来る基地に南無阿弥陀仏の字   海太    朝ゆ

大人来て消え始めたる焚火かな    朝比古   ゆ
着ぶくれの防弾チョッキめく男    朝比古   む亜由け洋
団体に一名足りず雪の苑       朝比古   裕むこ苑海けゆ
ぼたん雪ウルトラ警備隊員へ     朝比古   あ由
手袋や指三本の裏返り        朝比古   むあ

狐罠しかけ消息不明なり       月犬    裕朝由洋
炉火に防護服の男来てをりぬ     月犬
団欒の炬燵家族のひとり欠け     月犬    亜海け洋
雪の貨車見送る駅員午前二時     月犬    こ苑
数学が好きで空舞ふ鷹も好き     月犬    朝百苑ゆ

消点のどこにもない絵いぬふぐり   洋子    百月由
熊祭る消防団員ねむるかな      洋子
鴛鴦鳴けり肉を入れない肉団子    洋子    海
根深汁ゆつくり啜る劇団員      洋子    朝月
着ぶくれてまあるい緑の山手線    洋子    むあ

無意識の消去ボタンや氷柱折る    ことは   け
予防とてなるときはなる毛糸編む   ことは   裕月亜け
霜溶けて次のバイトへ劇団員     ことは   朝月海
二度見せし欠員募集寒桜       ことは   百ゆ
寒鰤や幼なじみの紅ほのか      ことは   朝

歓声の明るしスケーター消えて    あんこ
一点の攻防続く冬青空        あんこ
悴みし団体客の関西弁        あんこ   むこ海洋
劇団員毛布引つ張りあひ眠る     あんこ   裕朝百こ月由けゆ
寒椿太きしつぽのはみ出せり     あんこ   裕月苑け洋

沢庵の賞味期限が消してある     百花    裕朝こ苑亜
認知症の進行防ぐ玉子酒       百花    洋
寒卵団子のやうに串にさし      百花    海
全員がVサインする囲炉裏かな    百花    む苑亜あ由
白菜の十ほど残る雪の畑       百花    裕むこ苑亜あ由ゆ

春どなり歩きたさうな消火栓     苑を    裕百亜あ
寄生虫予防協会日脚伸ぶ       苑を    亜
日向ぽこぽこ団子虫みーつけた    苑を    裕百こ海
甲板に船員と見る冬の虹       苑を    朝月あ
冬眠の蛇もとぐろを弛ませり     苑を    こ

艶消しの結婚指輪笹子鳴く      由季
風花す防潮堤の高さかな       由季    むあ
春を待つ坊ちやん団子差し入れに   由季    苑亜あ海洋
蝋梅や客員教授足早に        由季    あゆ
探梅の団体割引で行きぬ       由季    亜

雪女消え入りさうに立つてゐる    亜紀    朝こ
消防団員募るポスター春来る     亜紀    苑ゆ
団地行きバスのつぎつぎ冬の星    亜紀    裕朝百こ苑由海ゆ
ややこしき会員登録春を待つ     亜紀    苑けゆ
立春のリターンエース決まりけり   亜紀    む由ゆ
日脚伸ぶ終点までをうとうとと    亜紀    あ
極寒のハチ公前に遅れけり      亜紀    あ洋
雪だるま歪なままに公民館      亜紀    む百由

消しゴムの角の丸まり草城忌     けんじ
咳ひとつ防犯マークの寄り目かな   けんじ
長身の応援団長冬の虹        けんじ   月海洋
隊員のトランシーバー春近し     けんじ   ゆ
冬籠小さき扉の開きし籠       けんじ

寒晴のやうに一切消去せむ      ゆかり   亜
へうきんな防毒面や春近し      ゆかり   裕百由け
劇団の稽古場至近日脚伸ぶ      ゆかり   裕むこ亜由海
性格は学級委員寒牡丹        ゆかり   む月苑由け
紙と木の家に紙と木冬日向      ゆかり   む百亜洋
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月31日(水)20時23分35秒
  ○大人来て消え始めたる焚火かな
 子どもだけで焚火をしていたら、思いのほかに火が大きくなってしまったのですね。

○消防団員募るポスター春来る
 なにも起きていないときの消防署はほんとに静かで、ああ春だなあなどと感じるのですよね。

○団体に一名足りず雪の苑
 吟行でしょうか。

○団地行きバスのつぎつぎ冬の星
 路線バスは無意味にどかどか続いて来ますよね。全部行ってしまうと寒いのでしょうね。

○ややこしき会員登録春を待つ
 会員になれた頃には春になっているのでしょう。

○劇団員毛布引つ張りあひ眠る
 青春ですね。

○隊員のトランシーバー春近し
 科学特捜隊でしょうか。

○二度見せし欠員募集寒桜
 ホルン募集とか具体的にパートが書いてあるのですよね。

○蝋梅や客員教授足早に
 まさか、うろたえているのでは?

○寒波来る基地に南無阿弥陀仏の字
 ムーンベースは月面基地。

○朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
 これは豪快ですね。

○数学が好きで空舞ふ鷹も好き
 どこか舌足らずなリフレインと子音sへの固執がいいですね。

○白菜の十ほど残る雪の畑
 偽装農地の風情ですね。

○立春のリターンエース決まりけり
 r音で頭韻を揃えているだけでなく、立春がサービスっぽいのですよね。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2018年 1月31日(水)19時06分23秒
  ○狐罠しかけ消息不明なり
 あら。何処へ。

○寒暁の部室に吊るす防具かな
 剣道?オブジェとしても際立ってる。

○着ぶくれの防弾チョッキめく男
 ワイルド。

○認知症の進行防ぐ玉子酒
 飲まなきゃ。

○どどどつと熱燗どつくりの団体
 こう寒いとね。

○春を待つ坊ちやん団子差し入れに
 坊ちゃんって何だ。あの人か。

○団欒の炬燵家族のひとり欠け
 そして誰もいなくなった。

○長身の応援団長冬の虹
 長身の応援団長!哀愁がある。

○毛皮団長付け髭の糊残る
 毛皮団長って何だろう。

○悴みし団体客の関西弁
 何やねん。寒ぶ!とか。

○雪をんな元拓殖銀行員
 あら。まっとうな経歴。

○寒椿太きしつぽのはみ出せり
 また来てる。

○極寒のハチ公前に遅れけり
 相当寒いよ。遅れるのなしねたのむよ。

○紙と木の家に紙と木冬日向
 風通し良さそう。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2018年 1月31日(水)09時04分33秒
編集済
  ○無意識の消去ボタンや氷柱折る
つまり氷柱が嫌いなんですかね。

○へうきんな防毒面や春近し
外れると危ないので決して笑ってはいけません。

○寒暁の部室に吊るす防具かな
いつ賊が現れても大丈夫。

○着ぶくれの防弾チョッキめく男
そういうデザインの服ユニクロで売ってます。

○予防とてなるときはなる毛糸編む
部屋でおとなしくしてれば治ります。

○団体に一名足りず雪の苑
その辺の人に協力してもらいましょう。

○団欒の炬燵家族のひとり欠け
その場にいない人の思い出で盛り上がりましょう。

○葱は一把団体は二十名から
人数が足りない分を葱で補います。

○毛皮団長付け髭の糊残る
北の国の方は女性でしたが。

○ややこしき会員登録春を待つ
春になると登録フォームとか出来るのか。

○劇団員毛布引つ張りあひ眠る
劇団員はみんなお金がないという先入観。実際大変そう。

○性格は学級委員寒牡丹
意外と打たれ弱いので気を付けましょう。

○寒椿太きしつぽのはみ出せり
何かいますよ。狸とかフェレットとか。

○朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
一気にキャンプファイヤー。ついでに証拠も消しました。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2018年 1月31日(水)06時56分41秒
  ◯どどどつと熱燗どつくりの団体
もうこりゃ、たまりまへんなぁ。

◯鴛鴦鳴けり肉を入れない肉団子
うまくもなけりゃ、栄養もありまへん。

◯寒卵団子のやうに串にさし
すっかり、おでんみたいになりましたなぁ。

◯劇団の稽古場至近日脚伸ぶ
ぐるぐるっと、角曲がったら、もうそこやおまへんか?

◯春を待つ坊ちやん団子差し入れに
春よこい早くこい、って言ってはりまっせ。

◯霜溶けて次のバイトへ劇団員
恋をする暇もおまへん。

◯団体に一名足りず雪の苑
ををを・・そこのおばはん引っ張つてきなはれ。

◯団地行きバスのつぎつぎ冬の星
しもた、うちの団地は反対方向やった。

◯団欒の炬燵家族のひとり欠け
てっきり、猫かいな、と思いましたがな。

◯長身の応援団長冬の虹
みんなも応援して差し上げまひょ。

◯日向ぽこぽこ団子虫みーつけた
まぁるいまぁるいまんまるい、盆のようなもんでっせ。

◯毛皮団長付け髭の糊残る
せやかて、うちは女やさかいに。

◯悴みし団体客の関西弁
ん~ん、えらい寒いこっで、もうハワイがよろしおます。

◯しんがりは寒気団準構成員
からっきし寒うて、みかじめ料もままなりまへんにゃ。
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2018年 1月30日(火)23時55分14秒
  ○狐罠しかけ消息不明なり
無責任ですね。

○消点のどこにもない絵いぬふぐり
専門的です。

○へうきんな防毒面や春近し
本当は笑えませんが・・・。

○着ぶくれの防弾チョッキめく男
そういう人、います。

○劇団の稽古場至近日脚伸ぶ
稽古の声が聞こえてくるのでしょうか。

○団地行きバスのつぎつぎ冬の星
団地へ帰る人をのせて。

○ぼたん雪ウルトラ警備隊員へ
粉雪などより相応しいように思います。

○劇団員毛布引つ張りあひ眠る
劇団員は苦労しているんですね・・。

○性格は学級委員寒牡丹
思い当たる人がいます。

○全員がVサインする囲炉裏かな
囲炉裏はインスタ映えする。

○朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
ダイナミック。

○雪だるま歪なままに公民館
誰かが作り逃げした。

○白菜の十ほど残る雪の畑
目に浮かびます。

○立春のリターンエース決まりけり
サービスエースより控えめでいいですね。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2018年 1月30日(火)20時39分21秒
  ○春どなり歩きたさうな消火栓
季語がよかった。消火栓がどっきりとさせて、
でもそんなこともあるかもと不思議に思わされる。

○寒暁の部室に吊るす防具かな
静かな存在感。

○風花す防潮堤の高さかな
寒くて晴れてて綺麗。

○春を待つ坊ちやん団子差し入れに
のほほんといい風景。

○ぼたん雪ウルトラ警備隊員へ
正義を守るのですね。

○甲板に船員と見る冬の虹
刹那の美しさ。

○全員がVサインする囲炉裏かな
スマホで撮っているのかな? リアルな楽しさ。

○蝋梅や客員教授足早に
客員教授なだけに、授業から授業へ気が抜けないのでしょうか。

○朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
大胆な木、そして火の勢い。

○極寒のハチ公前に遅れけり
たくさんの人をかき分けながら。

○手袋や指三本の裏返り
この手袋の持ち主の指は長い気がします。

○着ぶくれてまあるい緑の山手線
山手線と着ぶくれの面白い取り合わせ。

○日脚伸ぶ終点までをうとうとと
バスでしょうか。気持ちよさそう。

○白菜の十ほど残る雪の畑
雪も少し溶けだした冬の昼間。空間の広がりが気持ちよい。
 

選句します

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年 1月30日(火)17時28分45秒
  ○寒晴のやうに一切消去せむ
一切消去のあとの淋しさと爽快感が一気に押し寄せてくる。

○春どなり歩きたさうな消火栓
春どなりは人でも物でもちょっとうきうきしてくるのです。

○沢庵の賞味期限が消してある
賞味と消費は違うけれどねぇ、歯ごたえがだんだんと。。。

○寄生虫予防協会日脚伸ぶ
今の時期が一番のんびりできるのかも。

○着ぶくれの防弾チョッキめく男
ぴちっとダウンベストを着込んで。w

○予防とてなるときはなる毛糸編む
予防していてもね、なってしまったら覚悟しておとなしく自宅療養。

○劇団の稽古場至近日脚伸ぶ
稽古場までの道のり、日に日に日が伸びてきたのがわかるのでしょう。

○春を待つ坊ちやん団子差し入れに
坊ちゃん団子と季語の響き合いが良い。

○団欒の炬燵家族のひとり欠け
炬燵の一辺が空席のまま。

○全員がVサインする囲炉裏かな
部活か同窓会か、記念写真の一齣。

○朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
幾年も砂浜にそのままだった朽ち舟なんでしょう。

○紙と木の家に紙と木冬日向
自然から生まれた日本の家。

○探梅の団体割引で行きぬ
梅見のバスツアーですねっ。

○白菜の十ほど残る雪の畑
点々と雪を被った白菜が見えます。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年 1月29日(月)21時35分8秒
  ○沢庵の賞味期限が消してある
誰がどうして消したのか謎です。食べるのに問題はないでしょう。でも消してあるのですね。

○寒暁の部室に吊るす防具かな
寒稽古の途中ですか。

○消防団員募るポスター春来る
やはり募るのは春ですよね。

○春を待つ坊ちやん団子差し入れに
確かにカラフルで小振りで待春によろしいかと。一六タルトよりこっちが好きです。

○団体に一名足りず雪の苑
団体割引に届きませんでしたか。雪の苑がなかなか。

○団地行きバスのつぎつぎ冬の星
冬の星で家に帰る安堵のようです。

○ややこしき会員登録春を待つ
あるなー。

○性格は学級委員寒牡丹
あはは。わたしも知ってます。

○雪の貨車見送る駅員午前二時
しんとした駅。

○全員がVサインする囲炉裏かな
旅館で記念写真か。明るい。

○寒椿太きしつぽのはみ出せり
葉も花もきっしりだからね。

○朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
火が大きくなって。

○数学が好きで空舞ふ鷹も好き
いいな。自己肯定的で。

○白菜の十ほど残る雪の畑
よく見えます。
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 1月29日(月)17時18分23秒
  ◯消点のどこにもない絵いぬふぐり
 ベタッと、反遠近法の画家。

◯寒暁の部室に吊るす防具かな
 剣道部か。お疲れ様。

◯予防とてなるときはなる毛糸編む
 なんだかモタモタ毛糸編んでるようで可笑しい。

◯霜溶けて次のバイトへ劇団員
 よくしらないけど演劇関係の人ってたいへんなんだなあ。ご苦労様。

◯長身の応援団長冬の虹
 うむ、だいたい団長はデカイね。嗚呼、花の応援団。

◯葱は一把団体は二十名から
 私は一本買い。ふたりに一把は多すぎる。

◯毛皮団長付け髭の糊残る
 変なの出てきたね:笑

◯しんがりは寒気団準構成員
 暴力団か。最近構成員減ってるとか。

◯劇団員毛布引つ張りあひ眠る
 ああ、ここにも劇団員の苦労話が。

◯甲板に船員と見る冬の虹
 若干、冬の虹が強引な気もするが、景色としてはグー。

◯根深汁ゆつくり啜る劇団員
 またまた劇団員か、久しぶりに実家に帰ったのかな、よかったね。

◯性格は学級委員寒牡丹
 はい、なむ。様私も存じ上げています:笑

◯寒椿太きしつぽのはみ出せり
 狐が寒椿をみている図だろうか。違うか。

◯煮込まれて真面目になつてゆく鱈よ
 言い得て妙。生のときはタラっとしてるね。
 

選句しました

 投稿者:ことは  投稿日:2018年 1月28日(日)21時52分28秒
  ○雪女消え入りさうに立つてゐる
つい招き入れてしまいそうです。

○沢庵の賞味期限が消してある
まぁいいか、沢庵だから、という共通理解がありそうです。

○寒暁の部室に吊るす防具かな
熱が冷めて、また熱を入れての日々精進でしょうか。

○早梅や薄くかほりし防虫剤
最近の防虫剤は自然に近くてよいです。

○劇団の稽古場至近日脚伸ぶ
明るいうちに家に帰れる日もあったりして。

○団体に一名足りず雪の苑
雪のせいか、雪の精か。戻ってくるでしょうか。

○団地行きバスのつぎつぎ冬の星
大きい団地に家の灯もつぎつぎと。

○日向ぽこぽこ団子虫みーつけた
気持ちがよい日です。

○悴みし団体客の関西弁
スピードにおされて少し寒さが和らぎそうです。

○劇団員毛布引つ張りあひ眠る
舞台の夢を見つつでしょうか。

○雪の貨車見送る駅員午前二時
雪の日は駅員さに感謝感謝です。

○朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
火も音も寒さを忘れさせてくれそうです。

○冬眠の蛇もとぐろを弛ませり
油断しますね。

○白菜の十ほど残る雪の畑
今夜は鍋に決まり。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 1月28日(日)17時45分11秒
編集済
  ○春どなり歩きたさうな消火栓
火事は冬の季語。春隣りが生きています。

○消点のどこにもない絵いぬふぐり
そういう絵、意外とあります。

○へうきんな防毒面や春近し
ぶぶ・・ホントへうきんですね。でもすごく有能。季語はなぜ?

○寒暁の部室に吊るす防具かな
部室。寒稽古ですね。(吊す・ですね。cf吊る)

○妊娠予防週間竜の玉ころり
予防週間・・・・。

○どどどつと熱燗どつくりの団体
嬉しいような大変な団体客。

○団地行きバスのつぎつぎ冬の星
朝夕一時だけのつぎつぎ。

○日向ぽこぽこ団子虫みーつけた
ぽこぽこ・・かわいい。

○劇団員毛布引つ張りあひ眠る
なかなか大変なことです。

○先生の着膨れてゐる職員室
え? 昔!は職員室が一番あったか~い部屋でしたよ。

○二度見せし欠員募集寒桜
なかなか苦しい再就職。

○紙と木の家に紙と木冬日向
縁側の外側は雨戸を何枚もスライドさせて仕舞う仕組みなのですね。

○数学が好きで空舞ふ鷹も好き
鷹の描く、楕円・レム二スケート曲線・蝸牛線・リサジュー曲線・外サイクロイド・・・あ、勉強してしまいました。

○雪だるま歪なままに公民館
始業前に作って、そのままだからかな。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 1月28日(日)08時37分48秒
  ◎着ぶくれの防弾チョッキめく男
キーファー・サザーランドっぽい胸回りの厚い男、います。

◎風花す防潮堤の高さかな
よき景。風花以外は考えられない。

◎劇団の稽古場至近日脚伸ぶ
二十代の吉田日出子と笹野高史(笑)が突然見えてきた。

◎団体に一名足りず雪の苑
六義園の入口でそんなことあったなあ。

◎毛皮団長付け髭の糊残る
宝塚だったら面白いので、そう思い込んでとります。

◎悴みし団体客の関西弁
悴んでてもうるさいだろ、な。

◎性格は学級委員寒牡丹
この俳人を知っています。

◎全員がVサインする囲炉裏かな
古民家系の旅館の写真、見たことある。

◎紙と木の家に紙と木冬日向
リフレインよきかな。

◎手袋や指三本の裏返り
手袋あるある。

◎雪だるま歪なままに公民館
公民館あるある。

◎着ぶくれてまあるい緑の山手線
まんなか通るは。。。

◎白菜の十ほど残る雪の畑
見たことあるなあ。

◎立春のリターンエース決まりけり
サーヴィスエースじゃないところがいい。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 1月28日(日)06時39分40秒
  ☆狐罠しかけ消息不明なり
 横溝正史的事件発生。

☆雪女消え入りさうに立つてゐる
 雪女という季語の本意かもしれない。

☆沢庵の賞味期限が消してある
 四五日だったら平気だけれど。

☆寒暁の部室に吊るす防具かな
 早朝寒稽古の季節。

☆霜溶けて次のバイトへ劇団員
 チケット販売のノルマもこなさないと。

☆団地行きバスのつぎつぎ冬の星
 家族が待っている感じ、冬の星がなんとなくあたたかい。

☆劇団員毛布引つ張りあひ眠る
 雑魚寝。

☆甲板に船員と見る冬の虹
 ロマンあり。

☆根深汁ゆつくり啜る劇団員
 たまにしか頂けない御馳走はゆっくりと味わって。

☆寒波来る基地に南無阿弥陀仏の字
 信心は大事。

☆寒鰤や幼なじみの紅ほのか
 幼なじみと酌み交わすよろしさ。

☆朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
 舟は朽ちたら再生しないのかな。

☆煮込まれて真面目になつてゆく鱈よ
 だんだん純白になってゆく鱈。たしかに真面目になってゆく感じがする。

☆数学が好きで空舞ふ鷹も好き
 なんとなく誇らしげで、程よきナルシシズム。
 

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2018年 1月28日(日)02時32分0秒
  よろしくお願いします。

○狐罠しかけ消息不明なり
自分が罠にかかってしまったのでは。

○春どなり歩きたさうな消火栓
本当に歩いてしまうかも。春になったら。

○沢庵の賞味期限が消してある
漬物だから多少過ぎても大丈夫でしょう。でもこれ、確実に期限切れだろうなあ…

○へうきんな防毒面や春近し
漫画家の鳥山明さんの自画像を思い出しました。確かになんか剽軽。発見!

○寒暁の部室に吊るす防具かな
剣道の籠手とかでしょうか。全然乾かないんですよね、冬場は汗が。たえず冷たくてじめっとしている。

○予防とてなるときはなる毛糸編む
毛糸編む、に諦めを感じます。お大事に。

○劇団の稽古場至近日脚伸ぶ
住まいをかえて、より一層稽古に励む所存。

○団体に一名足りず雪の苑
雪に浮かれて遊んでいるのか、寒くてトイレが近いのか。
あれ? そこにある雪の像、さっきまではなかったような…

○団地行きバスのつぎつぎ冬の星
次々来てくれるなら駅から遠くてもいいですね。それにしても寒い。

○日向ぽこぽこ団子虫みーつけた
元気で無邪気。

○劇団員毛布引つ張りあひ眠る
下積みの劇団員はこんな感じなのかも。

○寒椿太きしつぽのはみ出せり
犬かな? たぬきかな? 隠れている場所(化けている物?)がいい。

○朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
大迫力! 冬場なら舟も乾燥していてよく燃えそうです。

○白菜の十ほど残る雪の畑
よくくしゃくしゃになった、もうよく分からないのが残っていますよね。
 

消防団員句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月28日(日)00時16分15秒
  投句一覧です。

【消】
これは消え残りし雪女郎の指
艶消しの結婚指輪笹子鳴く
寒晴のやうに一切消去せむ
歓声の明るしスケーター消えて
狐罠しかけ消息不明なり
春どなり歩きたさうな消火栓
消しゴムの角の丸まり草城忌
消点のどこにもない絵いぬふぐり
雪女消え入りさうに立つてゐる
大人来て消え始めたる焚火かな
沢庵の賞味期限が消してある
肥の国に消えた大根の手掛りが
無意識の消去ボタンや氷柱折る
夜焚火のあたりの履歴抹消す

【防】
へうきんな防毒面や春近し
一点の攻防続く冬青空
咳ひとつ防犯マークの寄り目かな
寒暁の部室に吊るす防具かな
寄生虫予防協会日脚伸ぶ
熊祭る消防団員ねむるかな
消防団員募るポスター春来る
早梅や薄くかほりし防虫剤
着ぶくれの防弾チョッキめく男
妊娠予防週間竜の玉ころり
認知症の進行防ぐ玉子酒
風花す防潮堤の高さかな
予防とてなるときはなる毛糸編む
炉火に防護服の男来てをりぬ

【団】
どどどつと熱燗どつくりの団体
鴛鴦鳴けり肉を入れない肉団子
寒卵団子のやうに串にさし
劇団の稽古場至近日脚伸ぶ
春を待つ坊ちやん団子差し入れに
霜溶けて次のバイトへ劇団員
団体に一名足りず雪の苑
団地行きバスのつぎつぎ冬の星
団欒の炬燵家族のひとり欠け
長身の応援団長冬の虹
日向ぽこぽこ団子虫みーつけた
葱は一把団体は二十名から
毛皮団長付け髭の糊残る
悴みし団体客の関西弁

【員】
しんがりは寒気団準構成員
ぼたん雪ウルトラ警備隊員へ
ややこしき会員登録春を待つ
劇団員毛布引つ張りあひ眠る
甲板に船員と見る冬の虹
根深汁ゆつくり啜る劇団員
性格は学級委員寒牡丹
雪の貨車見送る駅員午前二時
雪をんな元拓殖銀行員
先生の着膨れてゐる職員室
全員がVサインする囲炉裏かな
隊員のトランシーバー春近し
二度見せし欠員募集寒桜
蝋梅や客員教授足早に

【当季雑詠】
寒椿太きしつぽのはみ出せり
寒波来る基地に南無阿弥陀仏の字
寒鰤や幼なじみの紅ほのか
朽ち舟をどかと焚火に抛りこむ
極寒のハチ公前に遅れけり
紙と木の家に紙と木冬日向
煮込まれて真面目になつてゆく鱈よ
手袋や指三本の裏返り
数学が好きで空舞ふ鷹も好き
雪だるま歪なままに公民館
探梅の団体割引で行きぬ
着ぶくれてまあるい緑の山手線
冬眠の蛇もとぐろを弛ませり
冬籠小さき扉の開きし籠
日脚伸ぶ終点までをうとうとと
白菜の十ほど残る雪の畑
立春のリターンエース決まりけり

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:1月31日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

消防団員句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月25日(木)00時32分4秒
   出題です。

【消】
【防】
【団】
【員】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:1月27日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

乾布摩擦句会・作者発表です。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 1月24日(水)21時58分14秒
  乾布摩擦句会・作者発表です。
早めの選句のご協力、ありがとうございました。
間違いがありましたらご連絡下さい。


背嚢と乾パンが二個冬日向       なむ   海
冬太き影どつしりと布袋尊       なむ   月
護摩行の外は大地を這ふ吹雪      なむ   海百
明明白白擦りおろす大根の嵩      なむ   ゆ
冬銀河ひとり来たりてひとり去る    なむ   海月由ゆ

冬麗の部屋すぐ乾く台布巾       裕美   亜け
いたづらのやうにおでんの結び昆布   裕美   月あ百けゆ
多摩ニュータウンに老いてゆく狸    裕美   月朝洋百け亞
寒の風呂擦り傷を強く押さえつつ    裕美
みんな風邪だね星拾へさうな眼で    裕美   月あ

乾パンの缶詰積まれ山眠る       朝比古  洋
襤褸布のやうに猿股脱がれあり     朝比古  百
久女忌の醤油を垂らし薩摩揚      朝比古  あ苑亜洋
ワッペンのやうな擦傷春隣       朝比古  むあ由亜け
柔軟剤香る三寒四温かな        朝比古  むあ苑裕ゆ

雪の夜に痩せて皿には乾ぶだう     月犬
戸を叩く布教のふたり枇杷の花     月犬   海む亜洋亞ゆ
寒の水摩滅の砥石に浴びせけり     月犬
擦り傷のやうな失恋日向ぼこ      月犬   む苑由亜け亞
誰か死んだ夜に転がる寒卵       月犬   海苑

乾物を水に放てば雪もよい       亞子
大寒の利尻昆布は鍋の底        亞子   む苑由裕洋百ゆ
寒林に駅舎の見えて多摩湖線      亞子   む苑由
星さえざえと靴擦れの帰り道      亞子   あ朝苑亜洋
凍鶴の谷見下ろせる摩崖仏       亞子

ゆるゆると乾燥したりはうれん草    洋子   け
布きれのやうな紙きれ冬すみれ     洋子   海由百
歯磨きの口よりあふれ冬青草      洋子
靴擦れやこれから猫になる途中     洋子   海あゆ
雪目して布袋寅泰ゆらゆらす      洋子   月けゆ

乾パンを口にふくみて氷湖の上     百花   あ裕亞
一枚の布となりたる雪野原       百花   あ由裕亞
読初や摩太伝第五章より        百花
初夢や少女となりてマッチ擦る     百花   海む朝
着水のつもりの鴨へ厚氷        百花   け

夜咄のくちびる乾きはじめたり     あんこ  月朝苑由亞ゆ
寄り道の田園調布冬ひなた       あんこ  海朝苑由
ジャズ・ピアニスト寒星を研磨して   あんこ  海朝
擦傷の血のやはらかし榾明り      あんこ  亜
いくたびも雪確かめて子は眠り     あんこ  朝裕百け亞
大寒や順番に歯を磨きたる       あんこ  朝苑亜ゆ

小正月乾燥ワカメ十倍に        由季   朝裕亜亞ゆ
春近き布より鳩の生まれたり      由季   月あ裕洋け亞
雪もよひ指先にある摩擦熱       由季
冬の月あらはにさるる擦過       由季
乾麺の匂ひかすかに冬の昼       由季   む裕洋
初旅の荷にブラジャーの三日分     由季   朝亞ゆ

冬終る乾いた言葉湿らせて       海太
霧氷剥がして布状のペーストに     海太
虎落笛とは日朝の摩擦音        海太
白雪を擦つて延ばす委任状       海太   け
二月来る女房の尻の重きこと      海太   亞ゆ

冬満月乾電池にもある寿命       けんじ  海月亜
一晩で毛布の天地反転す        けんじ  裕亜百ゆ
雪もよひ多摩川沿いの古墳群      けんじ  むあ苑由亜
擦るたび人現るる火鉢かな       けんじ  む裕百
手探りで止めしアラーム寒波来る    けんじ  朝

緊張に乾くくちびる着膨れて      亜紀   月由
干されたる真白き布巾春近し      亜紀   む洋
夜といふ魔法の時間雪しんしん     亜紀
黒胡椒がりりと擦れば雪催ひ      亜紀   苑洋
セーターに顔の出てくる日曜日     亜紀   むあ朝苑裕洋
伸びをして大きな欠伸すれば春     亜紀   あ
チョコレート一粒貰ふ黒手套      亜紀   あ朝由

夜といふ温めの燗と乾きもの      苑を   百
寒夜この布巾なにいろともつかず    苑を   月裕百亞
摩訶般若波羅蜜寂光院に雪       苑を   海む月百亞
大量に捨て擦り疵の冬林檎       苑を   海
この世の果てに冬草の戦ぎをり     苑を   亜

使へない乾電池ある冬の家       ゆかり  月由洋百け亞
はづせない湿布は残す寒の風呂     ゆかり  裕洋百け
多摩校舎から天才と寒波来る      ゆかり  む朝苑裕け
擦過音続く動画や夜半の冬       ゆかり  洋
恋をするどのふくらはぎにも日脚伸ぶ  ゆかり  海月由亜
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月24日(水)21時15分23秒
  ○小正月乾燥ワカメ十倍に
 小正月と取り合わせるとなんだかめでたいですね。

○夜咄のくちびる乾きはじめたり
 しゃべくり続けて唇を舐めるいとまもないのですね。

○いたづらのやうにおでんの結び昆布
 最初に考えた人のしゃれっけが楽しいですよね。下五、字余りにするかなあ。

○一晩で毛布の天地反転す
 豪快な寝相ですね。

○戸を叩く布教のふたり枇杷の花
 ひとりだと怪しそうですからね。

○大寒の利尻昆布は鍋の底
 おっ、日高昆布ではないのですね。贅沢そうです。

○靴擦れやこれから猫になる途中
 バンパイヤ俳句ですね。靴擦れを見ると変身する…。

○明明白白擦りおろす大根の嵩
 8+5+7のリズムで嵩を増していますね。

○柔軟剤香る三寒四温かな
 三寒四温との取り合わせがすばらしいですね。

○初旅の荷にブラジャーの三日分
 これ、自分ではない、例えば相部屋となった人の荷物に唖然とした句なのかなあ。

○雪目して布袋寅泰ゆらゆらす
 布袋寅泰にも弱点はあったのですね。

○大寒や順番に歯を磨きたる
 こら、開けっぱなしにするな、とか言いながら家族が寒い中ばたばたしている情景を思い浮かべました。

○冬銀河ひとり来たりてひとり去る
 いのちが明滅しているのですね。

○二月来る女房の尻の重きこと
 尻軽よりはよいと思います。

 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2018年 1月24日(水)15時15分51秒
  ◯乾パンを口にふくみて氷湖の上
そんな寒いところで何しているんでしょうか?

◯使へない乾電池ある冬の家
あるある、ごろごろと。

◯小正月乾燥ワカメ十倍に
わわっとね。理研かな?

◯夜咄のくちびる乾きはじめたり
冬の乾燥はひとしお。

◯一枚の布となりたる雪野原
ありありと。

◯寒夜この布巾なにいろともつかず
布巾への目線、オカシイです。

◯戸を叩く布教のふたり枇杷の花
なぜかふたりで来る。

◯春近き布より鳩の生まれたり
明るい。

◯多摩ニュータウンに老いてゆく狸
リアルです。

◯摩訶般若波羅蜜寂光院に雪
雪が目立つ配置。

◯擦り傷のやうな失恋日向ぼこ
擦り傷ならまだまだ。

◯いくたびも雪確かめて子は眠り
夢に出るかな?

◯初旅の荷にブラジャーの三日分
どういう数え方なのかしらん。

◯二月来る女房の尻の重きこと
どどんと。でもしあわせそうです。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2018年 1月24日(水)08時45分43秒
  ◯ゆるゆると乾燥したりはうれん草
甘味も増しておいしいかも。

◯使へない乾電池ある冬の家
捨てるタイミングが難しいです。

◯冬麗の部屋すぐ乾く台布巾
もうパリパリ。

◯いたづらのやうにおでんの結び昆布
3回捻ってみました。

◯はづせない湿布は残す寒の風呂
意外な効用が。でも後に入る人はいやかも。

◯春近き布より鳩の生まれたり
世の中何が起きても不思議はありません。

◯多摩ニュータウンに老いてゆく狸
人に化けてこっそり暮らしてますから大丈夫。

◯多摩校舎から天才と寒波来る
多分自称。寒波は本物。

◯ワッペンのやうな擦傷春隣
最近子供は転ばなくなったのでなかなか見ない光景。

◯擦り傷のやうな失恋日向ぼこ
後からじわじわ系。結構きつそう。

◯白雪を擦つて延ばす委任状
白雪が不思議と違和感がないです。

◯いくたびも雪確かめて子は眠り
大人もそうです。理由は違いますが。

◯雪目して布袋寅泰ゆらゆらす
お疲れですね。少し休みを取りましょう。

◯着水のつもりの鴨へ厚氷
何事も事前リサーチは重要かと。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 1月23日(火)23時58分53秒
  ○使へない乾電池ある冬の家
冬は電池の消耗が激しいとか。単に低温で使えないとか、温めると使えるとか。

○夜といふ温めの燗と乾きもの
おじゃまします。。。

○いたづらのやうにおでんの結び昆布
昆布。結ぶの、意外と難しいですね。

○はづせない湿布は残す寒の風呂
出るころには 剥がれていますが。

○一晩で毛布の天地反転す
和室ですね。ベッドでは落ちちゃうから。

○寒夜この布巾なにいろともつかず
なにいろとも・・・ね。

○大寒の利尻昆布は鍋の底
おじゃまします。。。

○布きれのやうな紙きれ冬すみれ
最近の造花って、布だったり紙だったり本物だったり。

○襤褸布のやうに猿股脱がれあり
おと=さん!

○護摩行の外は大地を這ふ吹雪
うちはあつい、そとはさむい。

○多摩ニュータウンに老いてゆく狸
古狸になる団塊の世代。

○摩訶般若波羅蜜寂光院に雪
大原寂光院。静か。

○擦るたび人現るる火鉢かな
福沢諭吉さん、いらっしゃいませー。

○いくたびも雪確かめて子は眠り
かわいい。
 

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