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選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2018年 1月23日(火)20時22分35秒
  ◯乾パンの缶詰積まれ山眠る
 そうだ乾パン買っておこう。

◯乾麺の匂ひかすかに冬の昼
 乾麺はそこそこストック。

◯使へない乾電池ある冬の家
 乾電池の捨て方むずかしい。

◯はづせない湿布は残す寒の風呂
 風呂のなかでふやけるけど。

◯干されたる真白き布巾春近し
 爽快。

◯戸を叩く布教のふたり枇杷の花
 地味なひとたいていふたり。

◯春近き布より鳩の生まれたり
 のどか。

◯大寒の利尻昆布は鍋の底
 いいお出汁でます。

◯久女忌の醤油を垂らし薩摩揚
 なんか薩摩揚がしっくりする。

◯多摩ニュータウンに老いてゆく狸
 狸!いい味だしてる。

◯黒胡椒がりりと擦れば雪催ひ
 がりりががりりとくる。

◯擦過音続く動画や夜半の冬
 ふるいフィルムかな。

◯星さえざえと靴擦れの帰り道
 ずいぶん歩いちゃったなぁ。

◯セーターに顔の出てくる日曜日
 「大人はわかってくれない」のジャンピエールレオ?
 
 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年 1月23日(火)17時20分24秒
  ○小正月乾燥ワカメ十倍に
ちょっとの量が物凄い量になりますね。w

○冬満月乾電池にもある寿命
取り合せが面白いです。

○冬麗の部屋すぐ乾く台布巾
綺麗に片付いた部屋、しょして台所が見えます。

○一晩で毛布の天地反転す
寒い時期になかなかの寝相です。

○戸を叩く布教のふたり枇杷の花
枇杷の花のつき具合が納得かも。

○久女忌の醤油を垂らし薩摩揚
薩摩揚はこれが一番美味しそう。

○雪もよひ多摩川沿いの古墳群
ブラタモリ見ました~。

○ワッペンのやうな擦傷春隣
瘡蓋、手で引っ掻かないでね。

○擦り傷のやうな失恋日向ぼこ
傷は比較的浅めで良かった。

○擦傷の血のやはらかし榾明り
中七の措辞が生生しいですね。

○星さえざえと靴擦れの帰り道
靴擦れのひりひりがより際立ちます。

○この世の果てに冬草の戦ぎをり
枯れることなく戦いでいるのが好いなぁ。

○大寒や順番に歯を磨きたる
洗面所はことのほか寒いんで入れ替わり立ち代わりに。

○恋をするどのふくらはぎにも日脚伸ぶ
みな魅力的な美脚でっす。
 

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2018年 1月23日(火)01時07分30秒
  雪だ! 雪だ!
よろしくお願いいたします。


○乾パンを口にふくみて氷湖の上
乾パンって口の中の水分が持っていかれるし、あまり普段食べない。こんなシチュエーションがちょうどいいと思う。

○乾麺の匂ひかすかに冬の昼
カップめんの独特な匂いを思い出します。冬の昼ぴったり。

○小正月乾燥ワカメ十倍に
なんだか、放っておかれていそうです。どこまでもふえるわかめ。

○はづせない湿布は残す寒の風呂
残しちゃうんかい!と突っ込みを。この投げやり感、いいですねー。

○一晩で毛布の天地反転す
毛布が反転しているのではなく、自分の寝相のせいかもね。

○一枚の布となりたる雪野原
真っ白でいいなあ。

○寒夜この布巾なにいろともつかず
使い倒されてますね。「かんやこの」の語感の良さ、大好き。

○春近き布より鳩の生まれたり
すべてを生み出す春はもうすぐ。

○大寒の利尻昆布は鍋の底
少し濁ったスープの中でもわかる存在感。

○多摩校舎から天才と寒波来る
天才、クールな人なのだろうな。

○擦るたび人現るる火鉢かな
ハクション大魔王のような、マッチ売りの少女のような。

○いくたびも雪確かめて子は眠り
雪の中大変な思いで幼稚園にお迎えに行ったら、なかなか帰らずに薄着で外に飛び出して大変でした。やはり子供に雪は特別。大人にもですが。

○セーターに顔の出てくる日曜日
ハイネックとかタートルネックの、すぽんという感じが浮かんで楽しい。

○柔軟剤香る三寒四温かな
三寒四温の、四温のときなのかなと思います。
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2018年 1月22日(月)23時49分40秒
  ○緊張に乾くくちびる着膨れて
身体的なものと精神的なものがつながっている。

○ 使へない乾電池ある冬の家
他にも使えない、使わないものがたくさんありそう。

○ 夜咄のくちびる乾きはじめたり
話している人の口元が見えます。

○ 一枚の布となりたる雪野原
ちょっとありそうかなと思いましたが、タイムリーで奇麗。

○ 寄り道の田園調布冬ひなた
実際には田園ではないが田園の文字が使われていることが効果的。
ブラタモリ見ましたか。

○ 大寒の利尻昆布は鍋の底
鍋底の黒々とした昆布が印象的。

○ 布きれのやうな紙きれ冬すみれ
どちらでも良さそうなささやかさが楽しい。

○寒林に駅舎の見えて多摩湖線
きっと多摩湖線はそんな感じ。

○ 雪もよひ多摩川沿いの古墳群
古墳って、周りを歩いてみても。上ってみても実態がつかめない。

○ ワッペンのやうな擦傷春隣
赤チンが塗ってある?

○ 擦り傷のやうな失恋日向ぼこ
痛いが深くない。すぐ癒える。

○チョコレート一粒貰ふ黒手套
屋外で歩いてるときなどチョコレート貰うと嬉しい。

○ 冬銀河ひとり来たりてひとり去る
生き死にに関係あることなのかなと思いました。

○恋をするどのふくらはぎにも日脚伸ぶ
なんだか眩しいです。

 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年 1月22日(月)20時41分14秒
  ○夜咄のくちびる乾きはじめたり
冬の室内は乾きやすいのです。

○寄り道の田園調布冬ひなた
住民ではなく寄ってみたんですね。冬ひなたが巧い。

○大寒の利尻昆布は鍋の底
まず出汁とり。大きめの昆布だろうな。

○寒林に駅舎の見えて多摩湖線
駅舎の見えて、そうそう。

○久女忌の醤油を垂らし薩摩揚
噛み締めることにします。

○雪もよひ多摩川沿いの古墳群
雪が降りそうな日の丘陵が見えてきます。

○多摩校舎から天才と寒波来る
おお!

○黒胡椒がりりと擦れば雪催ひ
匂いも。

○擦り傷のやうな失恋日向ぼこ
擦り傷と言っても日向ぼこしても実は。

○星さえざえと靴擦れの帰り道
靴擦れは如何んともしがたい。さえざえがしみる。

○セーターに顔の出てくる日曜日
日曜日の顔が。

○柔軟剤香る三寒四温かな
暖かくなれば洗濯もまた楽し。

○大寒や順番に歯を磨きたる
宿か家か。寒い朝の感じが伝わります。

○誰か死んだ夜に転がる寒卵
どんな夜にも誰か死んでいるに違いないのだけれど、卵の白さが不穏です。

 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 1月22日(月)19時38分38秒
  ☆小正月乾燥ワカメ十倍に
 ふえるワカメちゃん。

☆夜咄のくちびる乾きはじめたり
 佳境。

☆寄り道の田園調布冬ひなた
 田園調布も良いけれど、」松濤あたりもなかなかよろしき風情。

☆ジャズ・ピアニスト寒星を研磨して
 アドリブで。

☆多摩ニュータウンに老いてゆく狸
 多摩ニュータウンと共に老いゆく。

☆多摩校舎から天才と寒波来る
 あ、あいつか。

☆初夢や少女となりてマッチ擦る
 正夢にならないように。

☆星さえざえと靴擦れの帰り道
 さえざえとひりひりと。

☆いくたびも雪確かめて子は眠り
 雪の少ない土地の子なのだろう。

☆セーターに顔の出てくる日曜日
 普段はワイシャツだから。安息感あり。

☆チョコレート一粒貰ふ黒手套
 さすがに「Give me a chocolate!」とは言わなかっただろう。

☆手探りで止めしアラーム寒波来る
 普段アラームを止めるところまで眠ったことが殆ど無いから、なんだか羨ましい。

☆初旅の荷にブラジャーの三日分
 あぁ、あれは毎日変えるものなのか。

☆大寒や順番に歯を磨きたる
 なんとなく湯治場のような風情。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2018年 1月22日(月)19時04分9秒
  ○乾パンを口にふくみて氷湖の上
寒そう。口のモソモソした動きが見える。

○いたづらのやうにおでんの結び昆布
いたづらがよかった。

○一枚の布となりたる雪野原
一枚の布、がいいなあ。皴のなく張られた布の連想から、
だれもまだ踏んでいない真っ白な雪野を思う。

○春近き布より鳩の生まれたり
手品ですかね。こう春近きが絶妙。命を生んだみたい。

○久女忌の醤油を垂らし薩摩揚
久女忌がいい。香ばしい匂い。

○雪もよひ多摩川沿いの古墳群
こないだのブラタモリかな。季語がいいです。

○ワッペンのやうな擦傷春隣
乾き始めた擦り傷のような気がします。癒えるとともに春が。

○靴擦れやこれから猫になる途中
発想が面白い。「綿の国星」の猫のまねをしている女子中学生の話を思い出しました。

○星さえざえと靴擦れの帰り道
こちらの靴擦れは、一日の終わり、いろいろその日のことを思い出している感慨。

○セーターに顔の出てくる日曜日
なんてことない景だけど、休みのうきうき感を感じます。

○チョコレート一粒貰ふ黒手套
掌で受けているような。黒と質感の違う黒のよさ。

○みんな風邪だね星拾へさうな眼で
口語体と、星星拾へさうな眼の絶妙な比喩にやられましたよ。

○柔軟剤香る三寒四温かな
昨今の外国のもののようなきつい匂いの柔軟剤を連想しました。
季語が合ってると思います。

○伸びをして大きな欠伸すれば春
体を伸ばして春を呼ぶ。あるいは春を感じている。その心持ちがいいなあ。

 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 1月22日(月)18時11分37秒
  雪、しんしんと降っております。

◯緊張に乾くくちびる着膨れて
 受験でしょうか。センター試験って、必ず雪がふるような。

◯使へない乾電池ある冬の家
 使用済みの乾電池溜まります。年末の大掃除で捨てればよかったのにね。

◯冬満月乾電池にもある寿命
 何にでも寿命があります。そろそろ……私も:笑

◯夜咄のくちびる乾きはじめたり
 自分の咄にコーフン状態。

◯いたづらのやうにおでんの結び昆布
 あっ、たしかにそんな感じ。

◯寒夜この布巾なにいろともつかず
 布巾にもいろいろ苦労があって、いわく言いがたい色になるのでしょう。

◯春近き布より鳩の生まれたり
 春を呼ぶマジシャン、いいですね。

◯冬太き影どつしりと布袋尊
 どっしりしてます、お尻もでかそう。

◯多摩ニュータウンに老いてゆく狸
 あそこには老いたタヌキと人間。

◯摩訶般若波羅蜜寂光院に雪
 荘厳というべきか、ゴージャスというべきか。

◯みんな風邪だね星拾へさうな眼で
 うるんでるのか。星拾うという発想が素敵かと。

◯雪目して布袋寅泰ゆらゆらす
 でかいからね、布袋くん。ゆらゆらするね。

◯冬銀河ひとり来たりてひとり去る
 で誰もいなくなる。

◯恋をするどのふくらはぎにも日脚伸ぶ
 よかったね、失恋じゃないのね。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 1月22日(月)08時30分49秒
編集済
  ◎乾麺の匂ひかすかに冬の昼
あ、そろそろ昼餉。

◎干されたる真白き布巾春近し
よき景。黄ばんでなくてよかった。

◎戸を叩く布教のふたり枇杷の花
あ、来る来る。

◎大寒の利尻昆布は鍋の底
お湯の沸く小さな泡と底の昆布。よきかな。

◎寒林に駅舎の見えて多摩湖線
西武戦線異状なし。

◎雪もよひ多摩川沿いの古墳群
よき眺め。

◎多摩校舎から天才と寒波来る
とうとう来たか。

◎摩訶般若波羅蜜寂光院に雪
絵にも描けない美しさ。

◎ワッペンのやうな擦傷春隣
なおりかけなんでしょうが痛そう。

◎擦り傷のやうな失恋日向ぼこ
ふむふむ。

◎擦るたび人現るる火鉢かな
可笑しい。秀逸。

◎初夢や少女となりてマッチ擦る
寒い初夢だなあ。

◎セーターに顔の出てくる日曜日
可愛い。

◎柔軟剤香る三寒四温かな
幸せそうだなあ。ライオンのCMに使えそう。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2018年 1月21日(日)18時55分19秒
  ◯冬満月乾電池にもある寿命
柄本明+高田純次。

◯背嚢と乾パンが二個冬日向
小日向文世+日向明子。

◯寄り道の田園調布冬ひなた
星セント・ルイス+長嶋茂雄。

◯戸を叩く布教のふたり枇杷の花
久本雅美+柴田理恵。

◯布きれのやうな紙きれ冬すみれ
坂東すみれ+坂本すみれ。

◯ジャズ・ピアニスト寒星を研磨して
アキコ・グレース+髙木里代子。

◯護摩行の外は大地を這ふ吹雪
新井貴浩+堂林翔太。

◯摩訶般若波羅蜜寂光院に雪
建礼門院徳子+大納言典侍(輔子)。

◯靴擦れやこれから猫になる途中
江戸家小猫+猫ひろし。

◯初夢や少女となりてマッチ擦る
中森明菜+久保浩。

◯大量に捨て擦り疵の冬林檎
美空ひばり+並木路子。

◯誰か死んだ夜に転がる寒卵
小林旭+板東英二。

◯冬銀河ひとり来たりてひとり去る
横溝正史+劇団ひとり。

◯恋をするどのふくらはぎにも日脚伸ぶ
畠山みどり+橋幸夫。
 

乾布摩擦句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月21日(日)13時34分23秒
  お待たせしました。投句一覧です。

【乾】
ゆるゆると乾燥したりはうれん草
乾パンの缶詰積まれ山眠る
乾パンを口にふくみて氷湖の上
乾物を水に放てば雪もよい
乾麺の匂ひかすかに冬の昼
緊張に乾くくちびる着膨れて
使へない乾電池ある冬の家
小正月乾燥ワカメ十倍に
雪の夜に痩せて皿には乾ぶだう
冬終る乾いた言葉湿らせて
冬満月乾電池にもある寿命
冬麗の部屋すぐ乾く台布巾
背嚢と乾パンが二個冬日向
夜といふ温めの燗と乾きもの
夜咄のくちびる乾きはじめたり

【布】
いたづらのやうにおでんの結び昆布
はづせない湿布は残す寒の風呂
一晩で毛布の天地反転す
一枚の布となりたる雪野原
寒夜この布巾なにいろともつかず
干されたる真白き布巾春近し
寄り道の田園調布冬ひなた
戸を叩く布教のふたり枇杷の花
春近き布より鳩の生まれたり
大寒の利尻昆布は鍋の底
冬太き影どつしりと布袋尊
布きれのやうな紙きれ冬すみれ
霧氷剥がして布状のペーストに
襤褸布のやうに猿股脱がれあり

【摩】
ジャズ・ピアニスト寒星を研磨して
寒の水摩滅の砥石に浴びせけり
寒林に駅舎の見えて多摩湖線
久女忌の醤油を垂らし薩摩揚
虎落笛とは日朝の摩擦音
護摩行の外は大地を這ふ吹雪
歯磨きの口よりあふれ冬青草
雪もよひ指先にある摩擦熱
雪もよひ多摩川沿いの古墳群
多摩ニュータウンに老いてゆく狸
多摩校舎から天才と寒波来る
読初や摩太伝第五章より
摩訶般若波羅蜜寂光院に雪
夜といふ魔法の時間雪しんしん

【擦】
ワッペンのやうな擦傷春隣
寒の風呂擦り傷を強く押さえつつ
靴擦れやこれから猫になる途中
黒胡椒がりりと擦れば雪催ひ
擦り傷のやうな失恋日向ぼこ
擦るたび人現るる火鉢かな
擦過音続く動画や夜半の冬
擦傷の血のやはらかし榾明り
初夢や少女となりてマッチ擦る
星さえざえと靴擦れの帰り道
大量に捨て擦り疵の冬林檎
冬の月あらはにさるる擦過
白雪を擦つて延ばす委任状
明明白白擦りおろす大根の嵩

【当季雑詠】
いくたびも雪確かめて子は眠り
この世の果てに冬草の戦ぎをり
セーターに顔の出てくる日曜日
チョコレート一粒貰ふ黒手套
みんな風邪だね星拾へさうな眼で
手探りで止めしアラーム寒波来る
柔軟剤香る三寒四温かな
初旅の荷にブラジャーの三日分
伸びをして大きな欠伸すれば春
雪目して布袋寅泰ゆらゆらす
大寒や順番に歯を磨きたる
誰か死んだ夜に転がる寒卵
着水のつもりの鴨へ厚氷
冬銀河ひとり来たりてひとり去る
凍鶴の谷見下ろせる摩崖仏
二月来る女房の尻の重きこと
恋をするどのふくらはぎにも日脚伸ぶ

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:1月24日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

すみません

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月20日(土)22時14分12秒
  諸般の事情により締切を半日ほどずらします。1/21(日)13:007ごろに投句一覧を公開しますので、よろしくお願いします。  

乾布摩擦句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月17日(水)23時28分19秒
   出題です。

【乾】
【布】
【摩】
【擦】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:1月20日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

南北融和句会・作者発表

 投稿者:百花  投稿日:2018年 1月17日(水)22時49分23秒
  南北融和句会・作者発表です。
早めの選句のご協力ありがとうございました。
間違いありましたら、ご連絡ください。


夜焚火や南総里見八犬伝       なむ   洋あ
旅順高寮歌斉唱北帰行        なむ
金融業の甥つ子とゐる春炬燵     なむ   月裕亞あけ
凍凪や能登和辛子は酒で溶く     なむ   ゆ百海
荒井由美的なる寒紅の伝言      なむ

南国の花に噎せたる冬の花舗     月犬   ゆ百亜由亞
北国の少女寒紅つよくひく      月犬   亜京
トンビ着て金融筋の男かな      月犬   む百苑
寄添へば夜は平和な兎かな      月犬   京
枯蓮を抜けて阿弗利加象の尻     月犬   朝百苑

南に熱あれば氷柱があると言ふ    海太
西からポルシェ北からはラッセル車  海太   裕亞け
融通は要らぬ枯木として生きる    海太   朝ゆ裕亜洋亞け
明治大正昭和平成鯨泳ぐ       海太   む裕洋苑あ
手のひらに五本の指と雪明り     海太   百京あ

南洲翁遺訓の冴えや人は宝      百花
北ヘ行く電車にひとり雪女      百花   朝ゆ裕海
雪女郎湯殿に融けし恋いくつ     百花   亜京
和三盆の味でありんす雪女      百花
鷹の目を眼鏡に隠し初句会      百花

凍し唇の熱き夜を乞ふ南極2号    京急   月
初夢や北朝鮮で吉本新喜劇      京急
氷塊を融かし動かす尿を視る     京急   月裕
和膳持つ女の脛や雪催        京急   裕百亞
風邪治る咳飛ぶ駅で深呼吸      京急   裕

狐火となりて鴨南蛮すする      洋子   ゆ由京
北杜夫かくれてゐたり雪達磨     洋子   朝
寒紅の蜜蝋融ける匂ひかな      洋子   京海
柊を挿す鳥の子和紙ふんはり     洋子   月
雪目して気狂いピエロ見てゐたり   洋子   海

高円寺南の路地を湯ざめして     あんこ  朝む月亜由洋亞苑け
息白く北鎌倉をゆく二人       あんこ  朝月ゆ亜由海苑け
融通のきかぬ男と御神渡り      あんこ
福寿草和音の弾む保育園       あんこ  朝亜苑
青銅の龍の口より氷柱かな      あんこ  む百け

南方熊楠百年鯨吠ゆ         苑を   月洋亞
極北の小屋でうるめを焼いてをり   苑を   朝京
冬青空すべての融資断られ      苑を   月裕由
平和島駅に粉雪ちらちらす      苑を   朝む由あ
桶洗ふ鰰漬けるためにかな      苑を   裕京

たぶん南国で生まれた冬の波     裕美   由海
北風の寒太郎から火のにほひ     裕美   百京海
融雪剤少し怒つたやうに置く     裕美   朝由あけ
和菓子乗せ手のひらぢゆうの淑気かな 裕美   百
冬の靄ミニSLの行つたきり     裕美   由あけ

風花の鴨川沿いを南下かな      亞子   ゆ海洋苑
雪雲は北山杉をあやつリぬ      亞子   百
餅と餅小豆にまみれ融合す      亞子   ゆ
白うさぎ和英と英和隣合う      亞子   百由京海洋け
悠然と鯨は夢を裏返す        亞子   朝ゆ裕亜由京苑あけ

夜噺に南の島は出てこない      朝比古  月京洋
久女忌やまだ北窓の開けられず    朝比古  海
金融のビルの際行く夜鷹蕎麦     朝比古  む
和室から和室へ行けり雪女      朝比古  む月亜由洋亞苑け
待春の音してサクマドロップス    朝比古  む由海亞苑あ

冬薔薇南京錠のかけてある      由季   朝月ゆ裕亜海洋亞あ
凍つる夜の北極星の探し方      由季   月ゆ百亞け
案外に融通の利く雪女        由季   月亞け
春隣猫の集まる和室かな       由季   朝亜京あ
南下する電車に揺られ小正月     由季   裕亜あ
富士山の見える北限春隣       由季   むゆ亜

東南の部屋に目覚めて雪しんしん   亜紀   洋け
帰路急ぐ吾の靴音冬北斗       亜紀
融通のきかぬ男と雪女        亜紀
和へ物を一品添へて春を待つ     亜紀   朝月亞苑
冬夕焼空港にバス待つてをり     亜紀   百海あ
店先へ並べ干す笊日脚伸ぶ      亜紀   む苑
味噌汁にひとつ投入寒卵       亜紀   海
寒紅やみな熟年といふ齢       亜紀   むゆ百

寒林を大きく曲がる南武線      けんじ  朝ゆ裕亜洋亞苑
北口の小さき改札冬の靄       けんじ  海洋あ
融通のきかぬ幹事と冬座敷      けんじ  由苑
和定食なくて山盛り寒卵       けんじ  洋
寝返りを出来る高さの炬燵かな    けんじ  むゆ

噴門に南北のある燗の酒       ゆかり  む百京亞
北口の地下道ほそし夜半の冬     ゆかり  む裕由京
一月の焦げついてゐる融資かな    ゆかり
鱈で行く和風パスタのレシピかな   ゆかり  月洋
寒晴の青さのことを一日いふ     ゆかり  む亜苑あけ
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2018年 1月17日(水)20時41分30秒
編集済
  ◯高円寺南の路地を湯ざめして
この辺にあったお店が見つかりません。

◯東南の部屋に目覚めて雪しんしん
今日はずる休みします。

◯西からポルシェ北からはラッセル車
雪で立ち往生のポルシェの負け。

◯息白く北鎌倉をゆく二人
どんなに混んでいても周りが見えてませんから。

◯凍つる夜の北極星の探し方
悪寒が強い方にあります。

◯案外に融通の利く雪女
ツケがきくらしい。

◯金融業の甥つ子とゐる春炬燵
家族割引とかあるんでしょうか。

◯融雪剤少し怒つたやうに置く
これで溶けなかったらマジ許さない、とか。

◯融通は要らぬ枯木として生きる
そう言ってもまた無心に来るんでしょ。

◯白うさぎ和英と英和隣合う
あまり使わない白い方が和英。

◯和室から和室へ行けり雪女
あちこちからご指名が。

◯寒晴の青さのことを一日いふ
雪の白さで延長戦。

◯青銅の龍の口より氷柱かな
牙としてはいまいち。

◯冬の靄ミニSLの行つたきり
バックは出来ないので。軽トラで戻ってくるかも。

◯悠然と鯨は夢を裏返す
平凡な夢も大スペクタクルに。

 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2018年 1月17日(水)19時01分54秒
  ○冬薔薇南京錠のかけてある
雰囲気がよい。

○夜焚火や南総里見八犬伝
火の色の妖しいあかさ。

○北口の小さき改札冬の靄
なんとなく、このまま北へ向かうような。

○金融業の甥つ子とゐる春炬燵
不思議にほのぼのとした味わい。

○融雪剤少し怒つたやうに置く
怒っているわけではないんでしょうけど、そのたとえが上手。
動作が生き生き見えます。

○春隣猫の集まる和室かな
日当たりがよいのでしょうね。

○平和島駅に粉雪ちらちらす
平和島駅が効果的。

○明治大正昭和平成鯨泳ぐ
平成が煙のように消えてゆく。

○寒晴の青さのことを一日いふ
言いたくなるくらいいい天気だったんですね。

○手のひらに五本の指と雪明り
恋人つなぎ?

○待春の音してサクマドロップス
待春の音、がよかった。

○冬の靄ミニSLの行つたきり
音がかすかに残っている。

○冬夕焼空港にバス待つてをり
帰国でしょうか。疲れと自国に戻った安堵と。

○南下する電車に揺られ小正月
小さく楽しい。

○悠然と鯨は夢を裏返す
うーん、やっぱ頂いてしまいますね。
この大きさとイメージは魅力的です。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年 1月17日(水)17時10分46秒
  ○寒林を大きく曲がる南武線
寒林と南武線。知ってる。

○高円寺南の路地を湯ざめして
高円寺南の路地という特定が効いてる湯ざめ。

○風花の鴨川沿いを南下かな
景色が見える。下るですね。

○息白く北鎌倉をゆく二人
固有名詞はハマれば効果抜群です。

○トンビ着て金融筋の男かな
怪しさが増しますね。

○融通のきかぬ幹事と冬座敷
談合ですか。それとも宴会? 疲れそう。

○福寿草和音の弾む保育園
しぶい感じがいいですね。暖かな日差しがありそう。

○明治大正昭和平成鯨泳ぐ
この間平成になったような気がしていたのに。

○和へ物を一品添へて春を待つ
菜の花かな。蕗の薹もいいな。

○和室から和室へ行けり雪女
洋室なら溶けちゃうと思ったんでしょう。

○寒晴の青さのことを一日いふ
冬の格別な青ですね。

○枯蓮を抜けて阿弗利加象の尻
不忍池。

○待春の音してサクマドロップス
音の句だけれど色も見える気がします。

○店先へ並べ干す笊日脚伸ぶ
地味だけど温かい句。

○悠然と鯨は夢を裏返す
鯨が翻るのを人生にいちど見てみたいなァ。
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2018年 1月17日(水)16時01分56秒
  ◯寒林を大きく曲がる南武線
武蔵野感横溢。

◯高円寺南の路地を湯ざめして
高円寺感あり。

◯冬薔薇南京錠のかけてある
古風な南京錠がぴったり。

◯南国の花に噎せたる冬の花舗
「噎せる」がいい。夏の南半球から来ている。

◯南方熊楠百年鯨吠ゆ
熊に鯨。おっきいです。

◯噴門に南北のある燗の酒
噴門とはよく出ました。

◯西からポルシェ北からはラッセル車
北海道の広さ。

◯凍つる夜の北極星の探し方
冷え冷え煌々。
むかし視力検査に使われてたと聞きました。

◯案外に融通の利く雪女
はは、そうかも。

◯金融業の甥つ子とゐる春炬燵
甥っ子が微妙でいい。

◯融通は要らぬ枯木として生きる
きっぱり。

◯和へ物を一品添へて春を待つ
和えるとはステキな言い方。

◯和室から和室へ行けり雪女
畳が濡れて‥‥。

◯和膳持つ女の脛や雪催
和服、ということ。

◯待春の音してサクマドロップス
まだ現役でしょうか?
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2018年 1月17日(水)13時57分27秒
  ◯寒林を大きく曲がる南武線
 南武線っていいですね。

◯高円寺南の路地を湯ざめして
 この空気感ある。

◯冬薔薇南京錠のかけてある
 おしゃれな古道具屋さんかな。

◯東南の部屋に目覚めて雪しんしん
 ぬくぬくの布団のなかの雪しんしん。いいなぁ。

◯南方熊楠百年鯨吠ゆ
 鯨と熊楠。ワイルドなイメージがひろがる。

◯風花の鴨川沿いを南下かな
 出町柳あたりかな。

◯夜噺に南の島は出てこない
 出てこない南の島が気になる。

◯夜焚火や南総里見八犬伝
 よくわからないけど犬がいるね。

◯北口の小さき改札冬の靄
 木造の駅舎。

◯融通は要らぬ枯木として生きる
 渋い。おしゃれ。

◯鱈で行く和風パスタのレシピかな
 鱈子じゃなくて鱈。

◯白うさぎ和英と英和隣合う
 なんかほっこりする。

◯明治大正昭和平成鯨泳ぐ
 なんか説得されてる。

◯和室から和室へ行けり雪女
 水たまりできてる。

◯和定食なくて山盛り寒卵
 すごく元気でそう。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2018年 1月17日(水)09時05分45秒
  ◯たぶん南国で生まれた冬の波
♪南国土佐で生まれたことにして。ペギー葉山

◯冬薔薇南京錠のかけてある
♪冬薔薇が咲いた冬薔薇が咲いた 南京錠掛けて。マイク真木

◯風花の鴨川沿いを南下かな
♪鴨の河原に風花舞って。三橋美智也

◯久女忌やまだ北窓の開けられず
♪窓を開ければミサイルが見える。淡谷のり子

◯息白く北鎌倉をゆく二人
♪あなた私が見えますか 吐いた息で見えません。水森かおり

◯北ヘ行く電車にひとり雪女
♪窓は夜露に濡れて 北へ帰る雪女ひとり。小林旭

◯北口の小さき改札冬の靄
♪改札口の君の顔 靄で見えないことでした。野口五郎

◯北風の寒太郎から火のにほひ
♪風か火火火か寒太郎さんか。小畑実

◯寒紅の蜜?融ける匂ひかな
♪寒紅が濃すぎたかしら 蜂蜜にすればよかったかしら。大月みやこ

◯凍凪や能登和辛子は酒で溶く
♪欠けた徳利に和辛子のつまみ。坂本冬美

◯白うさぎ和英と英和隣合う
♪大きな袋を肩にかけ 赤井英和来かかると。小鳩くるみ

◯雪目して狂いピエロ見てゐたり
♪大丈夫大丈夫 雪目してみせる僕は。初音ミク

◯待春の音してサクマドロップス
♪クリクリ楕円の小さなドロップ。楠トシエ

◯冬夕焼空港にバス待つてをり
♪何も知らずにバスは行ったわ。テレサ・テン

◯味噌汁にひとつ投入寒卵
♪あの人この人寒卵だって みんな入れるのさ。千昌夫
 

選句です。

 投稿者:京急  投稿日:2018年 1月16日(火)22時38分3秒
  ◯狐火となりて鴨南蛮すする
   雰囲気が出ていますね。僕はチキン南蛮。

◯噴門に南北のある燗の酒
   なるほど。東西では人間らしくない。

◯夜噺に南の島は出てこない
   な、なるほどー。ジャワ島もダメか。

◯極北の小屋でうるめを焼いてをり
    やっぱ、極北でしょ、ユンケル飲みつつ。

◯北口の地下道ほそし夜半の冬
    子象も無理なのか。

◯北国の少女寒紅つよくひく
    ショッキングピンクがイイ。

◯北国の寒太郎から火のにほひ
   にほひがエロひ。寒太郎って誰?

◯寒紅の蜜蝋融ける匂ひかな
    エロ男の鼻先真っ赤

◯雪女郎湯殿に融けし恋いくつ
   ひとちゅ、ふたちゅ、みっちゅ.......

◯寄添へば夜は平和な兎かな
    何となくドスケべっぽい俗味がたまらない。

◯春隣猫の集まる和室かな
    キャットウォークで腹上がくすぐったいわ。

◯白うさぎ和英と英和隣合う
    永井英和はどうしているか、急に気になる。

◯桶洗ふ鰰漬けるためにかな
    北の料理人

◯手のひらに五本の指と雪明り
    エロい。少なくとも元ヤクザではない安堵。

◯悠然と鯨は夢を裏返す
    ホエールズじゃない。ベイスターズ!

 

選句

 投稿者:由季  投稿日:2018年 1月16日(火)22時23分0秒
  ○たぶん南国で生まれた冬の波
どこを生まれた地点とするかなんてわからないですが、気持ちの問題。

○狐火となりて鴨南蛮すする
よくわからないのですが鴨南蛮への執着がすごいです。

○高円寺南の路地を湯ざめして
高円寺と湯冷めはあいますね。

○南国の花に噎せたる冬の花舗
噎せそう。色合いも目にまぶしくて。

○息白く北鎌倉をゆく二人
北鎌倉だと良いムードの二人ですね。

○北口の地下道ほそし夜半の冬
細いかも。寒そう。

○冬青空すべての融資断られ
ドラマでしか見たことありませんが。

○融雪剤少し怒つたやうに置く
融雪剤もあまり見たこと無いのですが、なんとなくリアリティを感じました。

○融通のきかぬ幹事と冬座敷
皆の意見を聞きすぎると、幹事は務まらないのです。

○白うさぎ和英と英和隣合う
隣り合うのはわかります。なんでうさぎなんだろう。

○平和島駅に粉雪ちらちらす
殺風景な駅だった記憶が。

○和室から和室へ行けり雪女
洋室は似合わないので通らない。

○待春の音してサクマドロップス
音に着目がいいですね。
何故かハッカばかり残ってしまう。

○冬の靄ミニSLの行つたきり
すぐ一周しそうなのに、なかなか帰ってこない不安。

○悠然と鯨は夢を裏返す
鯨と夢は合いすぎなくらいです。
 

選句します

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年 1月16日(火)17時23分2秒
  ○寒林を大きく曲がる南武線
大きく曲がるが効いています。

○高円寺南の路地を湯ざめして
いろいろと顔出すところが。

○冬薔薇南京錠のかけてある
あまりに美しくひとりじめ。

○南国の花に噎せたる冬の花舗
あるある、ちょっとした場違い感。

○息白く北鎌倉をゆく二人
息白くが似合う二人。

○富士山の見える北限春隣
小さくても富士山。

○北国の少女寒紅つよくひく
ちょっと背伸びをしたくて。

○雪女郎湯殿に融けし恋いくつ
雪女郎自身も融けてしまひけり。

○融通は要らぬ枯木として生きる
覚悟を決めて潔し。

○春隣猫の集まる和室かな
なんだかんだで炬燵のある和室が好き。

○福寿草和音の弾む保育園
オルガンの伴奏に歌う子等の声。

○和室から和室へ行けり雪女
雪女の通ったあとの冷たき畳。

○寒晴の青さのことを一日いふ
あまりに青くて物申す。

○南下する電車に揺られ小正月
房総あたりにのんびりと。

○悠然と鯨は夢を裏返す
夢を裏返すの展開が良い。
 

選句です。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 1月16日(火)01時08分45秒
  ○南国の花に噎せたる冬の花舗
ガラスの窓に囲まれた花舗。一歩入って噎せる。

○噴門に南北のある燗の酒
呑む角度で南北軸が 7°20′ずれるの?

○雪雲は北山杉をあやつリぬ
北山杉の山が揺れてます。

○凍つる夜の北極星の探し方
探すまでもなく、北極星は意外によく見えます。

○北風の寒太郎から火のにほひ
火事かしら。

○トンビ着て金融筋の男かな
何か変な小説を想像しそう。

○凍凪や能登和辛子は酒で溶く
おいしそう。ですが本当はどうでしょうか。

○白うさぎ和英と英和隣合う
本立てに 白うさぎが調和するのはなぜかしら。

○和菓子乗せ手のひらぢゆうの淑気かな
すてきな和菓子だったんですね。

○和膳持つ女の脛や雪催
きりりと掛けた襷が見えます。

○寒紅やみな熟年といふ齢
熟年の方の寒紅、あの色ですね。

○枯蓮を抜けて阿弗利加象の尻
不忍池から動物園へ。寒そう。。

○手のひらに五本の指と雪明り
なんだか温かい心持ちです。

○青銅の龍の口より氷柱かな
朝にはすっかり氷ったのね。神社の御手洗。

○冬夕焼空港にバス待つてをり
空の広さがぐーんとまた広がります。
 

小津

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月15日(月)15時23分51秒
  orz  

(無題)

 投稿者:裕美  投稿日:2018年 1月15日(月)12時23分33秒
  小津ってなんだろう…。失礼しました。  

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2018年 1月15日(月)01時38分25秒
  よろしくお願いします。小津

○寒林を大きく曲がる南武線
南武線、乗ったことないのですが感じがすごく分かりました。先頭に乗っていますね。

○冬薔薇南京錠のかけてある
冬のバラ園。閉鎖されている部分も多そうです。

○西からポルシェ北からはラッセル車
北国の広い道路を思い浮かべました。

○北ヘ行く電車にひとり雪女
より住みやすい場所を探してでしょうか。

○北口の地下道ほそし夜半の冬
夜の地下道はなんとなく怖いです。ふゆならなおさら。

○金融業の甥つ子とゐる春炬燵
距離感が近くて面白いです。どんなシチュエーションなんだろう。

○冬青空すべての融資断られ
困った果てに見上げる青空。空は何も言ってはくれない。

○氷塊を融かし動かす尿を視る
こういうことしたくなってしまう気持ちはわかります。でもさむそうです。

○融通は要らぬ枯木として生きる
ごつごつと頑固者。

○明治大正昭和平成鯨泳ぐ
ゆったりと、悠然と。歴史全部飲み込むように。

○和膳持つ女の脛や雪催
旅行に来ているのでしょうか。見てますね。

○桶洗ふ鰰漬けるためにかな
この「かな」、詠嘆と同時に少し疑問ぽくて面白いです。

○南下する電車に揺られ小正月
暖かいところへご旅行でしょうか。良い旅を!

○風邪治る咳飛ぶ駅で深呼吸
治ったのもつかの間、また引きそうだ。

○悠然と鯨は夢を裏返す
鯨と夢は合う気がする。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月14日(日)22時02分5秒
編集済
  ○寒林を大きく曲がる南武線
 多摩丘陵を遠く近くに南武線ってじつは旅情があります。

○狐火となりて鴨南蛮すする
 胴体も手足もないものが鴨南蛮をすすっているのですね。前世はなんだったんだろう。

○冬薔薇南京錠のかけてある
 柵の向こうに薔薇だけがあって、しかも鍵がかかっていて誰も近寄れないのって、確かにたまにありますよね。省略が効いていて面白いです。

○南国の花に噎せたる冬の花舗
 毒々しい色彩と香りの花なのですね。

○風花の鴨川沿いを南下かな
 寒そうです。

○息白く北鎌倉をゆく二人
 逢い引きですね。高校生の時、ダブルデートで北鎌倉から山越えして鎌倉に出た記憶があります。

○凍つる夜の北極星の探し方
 知識としては小学生の時から知っていても、空をそんなに見渡せる場所があまりなく、四十くらいになって光が丘公園の真ん中から、おお、あれが北斗七星というものか、とか感動しながら見た記憶があって、それ、ほんとに「凍つる夜」でした。

○富士山の見える北限春隣
 もう…。4Kの宣伝番組観たでしょ。

○北ヘ行く電車にひとり雪女
 昔は野菜のおばさんのように集団で雪女が乗っていたのに…。

○餅と餅小豆にまみれ融合す
 果敢に詠みましたね。ううむ。

○融通は要らぬ枯木として生きる
 擬枯木法の句ですね。

○凍凪や能登和辛子は酒で溶く
 能登和辛子って知らないけど、なんだかかっこいいです。

○寒紅やみな熟年といふ齢
 大寒のジャンルとしては熟女かな

○寝返りを出来る高さの炬燵かな
 滅茶苦茶可笑しいですね、これ。

○悠然と鯨は夢を裏返す
 すごい、母音U音で頭韻を踏んでいますね。調べが整っていると気持ちいいです。
 

選句です。

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 1月14日(日)19時04分27秒
  やけに雪女でますね:笑

◯高円寺南の路地を湯ざめして
 弁天湯か。私は先ほど東中野の銭湯アクア東中野から戻ったところ。混んでた。けっこうゲイのカップルいるよ。

◯冬薔薇南京錠のかけてある
 なにやら妖しげ。南京錠と薔薇の斡旋がいいです。

◯凍し唇の熱き夜を乞ふ南極2号
 南極2号なんていつの話?可笑しい。

◯南方熊楠百年鯨吠ゆ
 お、粘菌と鯨の対比が見事。熊楠の大きさがよく出ている。

◯夜噺に南の島は出てこない
 そう思う。出るとしたら北方の島。

◯息白く北鎌倉をゆく二人
 知人の叔母が北鎌倉で和菓子屋をやっているので、一昨年の正月に初詣のついでにたずねました。鎌倉から歩くと遠い。疲れ果てました。

◯凍つる夜の北極星の探し方
 教えてください、ウソ:笑。知ってるもん。

◯案外に融通の利く雪女
 そうかなあ。そんなもんかもしれぬが。

◯金融業の甥つ子とゐる春炬燵
 インサイダー取引規制に引っかからないように要注意。

◯冬青空すべての融資断られ
 やだなあ、こんな句。昔を思い出す。

◯氷塊を融かし動かす尿を視る
 うむ、私も昔やったぜ:笑

◯鱈で行く和風パスタのレシピかな
 どうかなあ、あまり美味しくなさそう。「行く」という決意よろし。

◯柊を挿す鳥の子和紙ふんはり
 ふんはりしてる。

◯和へ物を一品添へて春を待つ
 芹とか。

◯和室から和室へ行けり雪女
 たまには洋室のベッドでどうよ。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 1月14日(日)10時06分22秒
  ◎高円寺南の路地を湯ざめして
あの沿線の青春。

◎噴門に南北のある燗の酒
北が食道側、南が胃側。こりゃ発見です。酒旨そう。

◎富士山の見える北限春隣
北関東のどのあたりかな。

◎北口の地下道ほそし夜半の冬
侘びしさに一票。

◎トンビ着て金融筋の男かな
亡くなった高品格に演らせたい。

◎金融のビルの際行く夜鷹蕎麦
街金とかサラ金の缶詰ビルの脇ね。いい感じです。

◎平和島駅に粉雪ちらちらす
競艇で有金擦ったあと。

◎明治大正昭和平成鯨泳ぐ
明治大正昭和平成の七七は遣句として万能。一回しか使えないけど。

◎和室から和室へ行けり雪女
洋室だと床暖があったりするので危険です。

◎寒紅やみな熟年といふ齢
う、なんか濃い。噎せそう。

◎寒晴の青さのことを一日いふ
我が家の91歳母はそんな感じです。

◎寝返りを出来る高さの炬燵かな
いいなあ。立派な炬燵。

◎青銅の龍の口より氷柱かな
この神社知っています。

◎待春の音してサクマドロップス
カランコロン。あの缶が懐かしい。

◎店先へ並べ干す笊日脚伸ぶ
よき風情。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 1月14日(日)07時18分18秒
  ☆寒林を大きく曲がる南武線
 これは南多摩から府中本町に向かう辺りかと思う。

☆高円寺南の路地を湯ざめして
 どちらかというと銭湯路地のイメージは高円寺北なんだけれど。高円寺と湯冷めってなんか妙に響きあう照応。

☆冬薔薇南京錠のかけてある
 これは深紅の薔薇。そこはかとない艶っぽさと背徳感。

☆極北の小屋でうるめを焼いてをり
 暖を取りながら。

☆息白く北鎌倉をゆく二人
 北鎌倉がよろしき風情。

☆北ヘ行く電車にひとり雪女
 朱里エイコだ・・・って古いね。

☆北杜夫かくれてゐたり雪達磨
 ぼくのおじさん的に。

☆融雪剤少し怒つたやうに置く
 融雪剤が必要なときってそんな心持なんだろうね。

☆融通は要らぬ枯木として生きる
 意固地で頑固。でも愛すべき人物なのだろう。

☆春隣猫の集まる和室かな
 これは犬じゃ絵にならない。畳に日だまり。

☆福寿草和音の弾む保育園
 個人的にはほっこりする景なんだけれど、最近じゃ近隣問題らしい。

☆平和島駅に粉雪ちらちらす
 平和島のハードボイルド感が際立つ。

☆和へ物を一品添へて春を待つ
 これは相手のあることだろう。添えられた人がうらやましい。

☆枯蓮を抜けて阿弗利加象の尻
 阿弗利加で決まり。

☆悠然と鯨は夢を裏返す
 俳句的虚構が見事に嵌まった感。



 

南北融和句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月14日(日)00時41分23秒
編集済
  投句一覧です。

【南】
たぶん南国で生まれた冬の波
寒林を大きく曲がる南武線
狐火となりて鴨南蛮すする
高円寺南の路地を湯ざめして
冬薔薇南京錠のかけてある
凍し唇の熱き夜を乞ふ南極2号
東南の部屋に目覚めて雪しんしん
南に熱あれば氷柱があると言ふ
南国の花に噎せたる冬の花舗
南洲翁遺訓の冴えや人は宝
南方熊楠百年鯨吠ゆ
風花の鴨川沿いを南下かな
噴門に南北のある燗の酒
夜噺に南の島は出てこない
夜焚火や南総里見八犬伝

【北】
帰路急ぐ吾の靴音冬北斗
久女忌やまだ北窓の開けられず
極北の小屋でうるめを焼いてをり
初夢や北朝鮮で吉本新喜劇
西からポルシェ北からはラッセル車
雪雲は北山杉をあやつリぬ
息白く北鎌倉をゆく二人
凍つる夜の北極星の探し方
富士山の見える北限春隣
北ヘ行く電車にひとり雪女
北口の小さき改札冬の靄
北口の地下道ほそし夜半の冬
北国の少女寒紅つよくひく
北杜夫かくれてゐたり雪達磨
北風の寒太郎から火のにほひ
旅順高寮歌斉唱北帰行

【融】
トンビ着て金融筋の男かな
案外に融通の利く雪女
一月の焦げついてゐる融資かな
寒紅の蜜蝋融ける匂ひかな
金融のビルの際行く夜鷹蕎麦
金融業の甥つ子とゐる春炬燵
雪女郎湯殿に融けし恋いくつ
冬青空すべての融資断られ
氷塊を融かし動かす尿を視る
餅と餅小豆にまみれ融合す
融雪剤少し怒つたやうに置く
融通のきかぬ幹事と冬座敷
融通のきかぬ男と御神渡り
融通のきかぬ男と雪女
融通は要らぬ枯木として生きる

【和】
寄添へば夜は平和な兎かな
春隣猫の集まる和室かな
鱈で行く和風パスタのレシピかな
凍凪や能登和辛子は酒で溶く
白うさぎ和英と英和隣合う
柊を挿す鳥の子和紙ふんはり
福寿草和音の弾む保育園
平和島駅に粉雪ちらちらす
明治大正昭和平成鯨泳ぐ
和へ物を一品添へて春を待つ
和菓子乗せ手のひらぢゆうの淑気かな
和三盆の味でありんす雪女
和室から和室へ行けり雪女
和膳持つ女の脛や雪催
和定食なくて山盛り寒卵

【当季雑詠】
桶洗ふ鰰漬けるためにかな
寒紅やみな熟年といふ齢
寒晴の青さのことを一日いふ
枯蓮を抜けて阿弗利加象の尻
荒井由美的なる寒紅の伝言
手のひらに五本の指と雪明り
寝返りを出来る高さの炬燵かな
青銅の龍の口より氷柱かな
雪目して気狂いピエロ見てゐたり
待春の音してサクマドロップス
鷹の目を眼鏡に隠し初句会
店先へ並べ干す笊日脚伸ぶ
冬の靄ミニSLの行つたきり
冬夕焼空港にバス待つてをり
南下する電車に揺られ小正月
風邪治る咳飛ぶ駅で深呼吸
味噌汁にひとつ投入寒卵
悠然と鯨は夢を裏返す

(以上)

15句選(特選、逆選なし)
選句締切:1月17日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

南北融和句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月10日(水)22時18分22秒
   出題です。

【南】
【北】
【融】
【和】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:1月13日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

初恋相手句会

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 1月10日(水)22時12分11秒
  結果です。間違いありましたらご一報ください。

初旅や少しづつ減るラムネ菓子    裕美  洋由け
恋愛至上主義者の日記果てにけり   裕美  朝百月海由
正月のひしめき合つて相撲部屋    裕美
なまはげの手先がやけに美しい    裕美  朝百月海苑洋由け亞ゆ
似た顔になれない我のゐる狗日    裕美

御慶かな初老の犬と二人きり     なむ  亞
恋の歌一首死守せり歌がるた     なむ
初東風や相模鉄道厚木線       なむ  亜苑
チューハイ屋手に手に金杯の馬券   なむ  海亞
父踏んで蹈鞴を踏んで屠蘇の席    なむ  あ苑洋

ハンケチを銜へてゐたり初手水    朝比古 む海苑洋亞
片恋の人も混じりし初詣       朝比古 あけゆ
生涯の喧嘩相手や日向ぼこ      朝比古 月亜苑由亞
手袋や指のあはひの頼りなく     朝比古
ねんごろに拭いて仕舞ひぬ節の重   朝比古 裕百苑

初景色むおんの波の勢ひよく     海太
恋はひかりね初霞の中からポッ    海太
読初の相性のよき文庫本       海太  朝む京洋由
手の込んだ雑煮を持て余す博士    海太  裕
若水や吾が生涯をちよろちよろと   海太  京

初風呂や身体の果に爪光る      亞子  む百あ亜京洋由ゆ
恋の映画に長い長いマフラー     亞子  朝あ亜海苑京ゆ
年始客女難の相を語りけり      亞子  月海
手袋の手手袋の手を手繰る      亞子  裕む亜ゆ
鏡餅ひび割るる音響きけり      亞子  百

父に似た顔の映りて初鏡       月犬  京洋亞
恋の日の少年としてユリカモメ    月犬  苑
相槌を打ちつつ海鼠噛んでをり    月犬  朝裕百亜苑京洋由亞ゆ
廃屋に煙のごとき花八手       月犬  朝百あ苑京洋由亞
振り向かぬ背中綿虫殖えてゆく    月犬  あ海け

初空いつぱいチシャ猫の笑ひかな   苑を  む百あ洋亞
すぐ揺れる繭玉色のやうな恋     苑を  む百亜京け亞
鏡餅或ひは相撲道にひび       苑を  裕ゆ
女系家族ひとり手酌の年酒かな    苑を  む海京洋
御元日つぎつぎと餅ふくれをり    苑を  亜け

初夢の逆光を来るカウボーイ     あんこ 裕む百亜苑京け亞
白息ひとつ扉の閉まる恋       あんこ 亜苑京
女正月勝手なことを言ふ手相     あんこ 裕月け
手紙書く降る雪閉ぢこめるごと    あんこ 裕
送電線の続いてゐたる二日かな    あんこ 朝百月苑け亞ゆ
遠吠の聞こえてきたり初御空     あんこ 朝百月亜海京由

乗初の下り電車のまぶしさに     由季
恋の話聞くことのなし三が日     由季  裕海
ロボットやも知れぬ相手と初電話   由季  朝百あ亜京洋けゆ
手動ドア開け初乗りの電車かな    由季  朝あ洋ゆ
新築のタワーマンション松の内    由季  裕あ京

初電車家の国旗を数へゆく      京急  ゆ
小春空老ひてなお恋瑞々し      京急
流行風邪相談室に詩人待つ      京急  海ゆ
手相見の前を火の用心通る      京急  朝むあ亜苑洋けゆ
無神者に斜光眩しきミサ始      京急  海

縫初の手にはロシアの古い驢馬    洋子  月
恋人の義足うまれたての梟      洋子  月
ななくさがゆモンゴルのお相撲さん  洋子
ゆるゆると舞踏の手なり春襲     洋子  月
左右の手ひらひらさせて福茶かな   洋子  朝あ由

乗初の日射しに句帳開きけり     百花  月由
秘する恋してみたきかな莫枕     百花
相性の良さのありあり初鴉      百花  む
御手洗の日本てぬぐひ初詣      百花  亜
あらたまの座右の銘や「ぬかにくぎ」 百花  む亜由亞

乗初の古代アンデス文明展      けんじ 月あ苑
恋一つまだ知らぬ子の歌留多かな   けんじ む海京
相応の出来三度目の福笑       けんじ 朝裕百由
手掛かりを賀正に書かれても困る   けんじ 裕月由ゆ
双六の同じところでまた戻り     けんじ 朝あ亞

うぶすなの松の林や初詣       亜紀  裕
占ひの初回無料といふ寒暮      亜紀  月
後方に初富士控へ完走す       亜紀
恋猫の戻つて来たる段ボール     亜紀  む由け亞
冬帽子相棒のごと置かれあり     亜紀  けゆ
待春を包むバンダナ手弁当      亜紀  む百海
原稿の余白白々寒に入る       亜紀  け
一息のすがしき朝や寒の水      亜紀  朝

十秒で叔父が駆け込む初写真     ゆかり 裕あけ
恋愛に好き嫌ひあり寒卵       ゆかり
寒晴の続くや土蔵相模跡       ゆかり む
手の早き噂のひとと海鼠見る     ゆかり 裕月海
近道の日陰を選ぶ七日かな      ゆかり 洋
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月10日(水)21時49分22秒
  ○初電車家の国旗を数へゆく
 子どもの頃そんなことをしたような気も。

○初風呂や身体の果に爪光る
 あれを「身体の果」といいましたか。

○片恋の人も混じりし初詣
 恋人いるんなら祈ることないじゃん、という気もして、じつは「片恋の人ばかりゐる」なのでは…。

○恋の映画に長い長いマフラー
 7+6+4のリズムのせいかほんとに長そうですね。

○ロボットやも知れぬ相手と初電話
 ううむ、もはや近未来的でもなく気がつくとそうなっているような…。

○鏡餅或ひは相撲道にひび
 時事的ですね。

○相槌を打ちつつ海鼠噛んでをり
 海鼠を噛むリズムで相槌を打っているような気がします。

○冬帽子相棒のごと置かれあり
 いいですね。

○流行風邪相談室に詩人待つ
 どういう状況なのでしょう。病院ではないのですよね。なにかのイベントで詩人にじかに相談できる機会がやってきたのに自分がはやり風邪を引いている、とかそんな感じでしょうか。

○なまはげの手先がやけに美しい
 女人かも知れません。

○手掛かりを賀正に書かれても困る
 ときどき判じ物のような年賀状がありますよね。

○手相見の前を火の用心通る
 手相見が不憫ですが、そういうこともあるのでしょう。

○手袋の手手袋の手を手繰る
 「手袋の手エ」とリズムを整えて読むのでしょうね。

○手動ドア開け初乗りの電車かな
 寒冷地仕様ですね。

○送電線の続いてゐたる二日かな
 おお、高円寺。(と断定)

 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2018年 1月10日(水)15時17分16秒
  ◯ハンケチを銜へてゐたり初手水
ありありと。

◯御慶かな初老の犬と二人きり
いいコンビ。

◯初空いつぱいチシャ猫の笑ひかな
口が見えてきます。

◯初夢の逆光を来るカウボーイ
強いアメリカに諧謔の逆光。

◯父に似た顔の映りて初鏡
年々の実感。

◯すぐ揺れる繭玉色のやうな恋
揺れる繭玉色がきれい。

◯恋猫の戻つて来たる段ボール
箱が好き好き。

◯生涯の喧嘩相手や日向ぼこ
生涯とはありがたいこと。

◯相槌を打ちつつ海鼠噛んでをり
首の微妙な振りが見えます。

◯チューハイ屋手に手に金杯の馬券
おめでとう。

◯なまはげの手先がやけに美しい
ありますね、こうゆう発見。

◯廃屋に煙のごとき花八手
措辞がいい。

◯あらたまの座右の銘や「ぬかにくぎ」
初笑いなり。

◯双六の同じところでまた戻り
あららとほほ感。

◯送電線の続いてゐたる二日かな
そんなことに思いいたるのが二日。

今年もよろしくお願いします。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2018年 1月 9日(火)22時16分39秒
  ○十秒で叔父が駆け込む初写真
叔父の仕事始。

○初夢の逆光を来るカウボーイ
ローレンローレンローレン。縁起がいいのか悪いのか。

○初旅や少しづつ減るラムネ菓子
じっくりゆったりとした時間。

○すぐ揺れる繭玉色のやうな恋
移り気に注意。

○片恋の人も混じりし初詣
ドキドキ、わくわく。たぶん何も起きないけど。

○恋猫の戻つて来たる段ボール
お帰り。戦勝は得られたかな。

○ロボットやも知れぬ相手と初電話
大丈夫、こちらもロボットですから。

○女正月勝手なことを言ふ手相
悪いことは信じませんよ。

○冬帽子相棒のごと置かれあり
いつも一緒。いろんなものを隠してくれます。

○なまはげの手先がやけに美しい
きっといい人ですね。

○手相見の前を火の用心通る
色恋沙汰に注意ということですかね。

○原稿の余白白々寒に入る
何も書けない。春になっても書けないかも。

○御元日つぎつぎと餅ふくれをり
景気よくいきましょう。

○振り向かぬ背中綿虫殖えてゆく
はやく振り向かないと大変なことになりますよ。

○送電線の続いてゐたる二日かな
どこまでもどこまでも。新たな長い一年の始まり。

 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2018年 1月 9日(火)20時49分16秒
  ○遠吠の聞こえてきたり初御空
戌年の初めはそんな感じでしょうか。

○初風呂や身体の果に爪光る
「果」という遠さがいいですね。

○初旅や少しづつ減るラムネ菓子
すっと消える感じが初旅の清清しさと響きます。

○乗初の日射しに句帳開きけり
開くけれど句はできない。

○恋愛至上主義者の日記果てにけり
読んでみたいような、ちょっと怖いような・・・。

○恋猫の戻つて来たる段ボール
戻ってきたときは、もう恋猫でもないような。

○生涯の喧嘩相手や日向ぼこ
うらやましいですね。

○相応の出来三度目の福笑
福笑いにも少し飽きてきています。

○相槌を打ちつつ海鼠噛んでをり
海鼠の飲み込みにくさと通じ合います。

○読初の相性のよき文庫本
相性、確かにありそう。

○なまはげの手先がやけに美しい
生身の部分に惹かれます。

○手掛かりを賀正に書かれても困る
確かに困る。

○廃屋に煙のごとき花八手
煙のごとき、廃屋ならば納得です。

○あらたまの座右の銘や「ぬかにくぎ」
お正月からふざけていて楽しい。

○左右の手ひらひらさせて福茶かな
柔らかい仕種が福茶っぽい。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2018年 1月 9日(火)18時04分46秒
  ◯ハンケチを銜へてゐたり初手水
 仕草がレトロ。

◯初空いつぱいチシャ猫の笑ひかな
 チシャ猫ぶきみ。こわいことおきそう。

◯初風呂や身体の果に爪光る
 爪くすんでなくてよかったですね。

◯初旅や少しづつ減るラムネ菓子
 ラムネってそうかも。

◯父に似た顔の映りて初鏡
 すごくヤです。

◯ロボットやも知れぬ相手と初電話
 けっこう癒されたりするかも。

◯相槌を打ちつつ海鼠噛んでをり
 なんだか大人の世界。

◯読初の相性のよき文庫本
 すぐきもちよく眠れる本。

◯なまはげの手先がやけに美しい
 目の錯覚みたいのありますね。

◯手相見の前を火の用心通る
 なんか呑気な間合い。

◯手動ドア開け初乗りの電車かな
 あせったことあります。

◯女系家族ひとり手酌の年酒かな
 まったりいいですね。

◯廃屋に煙のごとき花八手
 花八手ってたしかに大正モダンぽいかも。

◯近道の日陰を選ぶ七日かな
 そうねもう七日だしね。

◯父踏んで蹈鞴を踏んで屠蘇の席
 歌舞伎役者がいるみたいでおめでたい。

 

選句します。

 投稿者:京急  投稿日:2018年 1月 9日(火)09時52分42秒
編集済
  ◯遠吠の聞こえてきたり初御空
   正月の感じ。

◯初夢の逆光を来るカウボーイ
   幸先の良い夢

◯初風呂や身体の果に爪光る
    入浴中に自分の全身を眺めているわけだ。

◯父に似た顔の映りて初鏡
    血筋は争えず。

◯すぐ揺れる繭玉色のやうな恋
    ほのかな恋

◯白息ひとつ扉の閉まる恋
    乙女チック

◯恋の映画に長い長いマフラー
    昔、カップルは一つのマフラーを
    共用した。

◯恋一つまだ知らぬ子の歌留多かな
    言い得て妙

◯ロボットやも知れぬ相手と初電話
    そういう時代

◯相槌を打ちつつ海鼠噛んでをり
    エロいなあ。

◯読初の相性のよき文庫本
    活字好きのお正月

◯女系家族ひとり手酌の年酒かな
    しみじみとした句ですね。

◯廃屋に煙のごとき花八手
    なるほど。

◯若水や吾が生涯をちょろちょろと
    ある実感

◯新築のタワーマンション松の内
    ある発見










 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年 1月 9日(火)09時22分58秒
  ○ハンケチを銜へてゐたり初手水
見えますね。

○初夢の逆光を来るカウボーイ
逆光がいいです。

○乗初の古代アンデス文明展
行きました。新年に行くのはお奨めです。

○白息ひとつ扉の閉まる恋
なんだか妖しくもあり。失恋でもあるような。

○恋の映画に長い長いマフラー
巧い。

○恋の日の少年としてユリカモメ
そんな気がします。

○初東風や相模鉄道厚木線
ローカルっぽさが明るい。

○生涯の喧嘩相手や日向ぼこ
つまり仲良しだと。

○相槌を打ちつつ海鼠噛んでをり
海鼠の食感がなかなか。

○なまはげの手先がやけに美しい
ありそう。

○手相見の前を火の用心通る
いつの時代じゃといいたいが案外ある現代の風景。

○廃屋に煙のごとき花八手
枯れもせず咲く八手の元気が見えます。

○ねんごろに拭いて仕舞ひぬ節の重
塗り物は湿気が嫌い。ねんごろ…よい心掛け。

○送電線の続いてゐたる二日かな
元日過ぎのぽかんとした空気。

○父踏んで蹈鞴を踏んで屠蘇の席
よくわかんないけど飲み過ぎだろ。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2018年 1月 9日(火)07時55分7秒
  ◯ハンケチを銜へてゐたり初手水
斎藤佑樹。

◯遠吠の聞こえてきたり初御空
舛添要一。

◯恋の映画に長い長いマフラー
アントニオ猪木。

◯恋の話聞くことのなし三が日
ゆりやんレトリィバァ。

◯恋愛至上主義者の日記果てにけり
松井須磨子。

◯恋一つまだ知らぬ子の歌留多かな
蝉丸。

◯年始客女難の相を語りけり
五味康祐。

◯流行風邪相談室に詩人待つ
田村隆一。

◯チューハイ屋手に手に金杯の馬券
壇れい。

◯なまはげの手先がやけに美しい
豊田真由子。

◯手の早き噂のひとと海鼠見る
星野仙一・・合掌。

◯女系家族ひとり手酌の年酒かな
米倉涼子。

◯待春を包むバンダナ手弁当
世良公則。

◯振り向かぬ背中綿虫殖えてゆく
ザ・ピーナッツ。

◯無神者に斜光眩しきミサ始
戸田恵梨香。
 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年 1月 8日(月)23時02分5秒
  〇遠吠の聞こえてきたり初御空
酉年から戌年へ

〇初風呂や身体の果に爪光る
身体の果、に光る爪がいいですね。

〇初夢の逆光を来るカウボーイ
顔の判別がつきそうでつかないところがもどかしくて良い。

〇すぐ揺れる繭玉色のやうな恋
淡くて繊細。

〇白息ひとつ扉の閉まる恋
印象的な余韻にひたりつつ。

〇恋の映画に長い長いマフラー
駅のホームが似合いそう。

〇ロボットやも知れぬ相手と初電話
これからは増えるんでしょうか・・。

〇初東風や相模鉄道厚木線
初東風が清々しい。

〇生涯の喧嘩相手や日向ぼこ
ほのぼの温かい。

〇相槌を打ちつつ海鼠噛んでをり
なかなか噛み切れず飲み込めず。。

〇御手洗の日本てぬぐひ初詣
昭和の日本家屋を思い出す。

〇手相見の前を火の用心通る
寒々とした素通り感。

〇手袋の手手袋の手を手繰る
手袋の手が独立した生命体のように。

〇あらたまの座右の銘や「ぬかにくぎ」
今年こそは!といきごんで。

〇御元日つぎつぎと餅ふくれをり
大家族の賑やかなお正月。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2018年 1月 8日(月)21時44分42秒
  ○十秒で叔父が駆け込む初写真
まだ間に合うよ、賑やかな親戚の声が聞こえそうです。

○初空いつぱいチシャ猫の笑ひかな
不思議なようなおめでたいような。面白い風景。

○初風呂や身体の果に爪光る
自分の体を年始にしみじみ見つめつつ、お風呂を楽しんでいる感じがします。

○乗初の古代アンデス文明展
古い時代に新年早々潜りに行ったみたいです。

○片恋の人も混じりし初詣
おお、そんなこともケースによってはあるかも。

○恋の映画に長い長いマフラー
懐かしい青春性を感じました。

○ロボットやも知れぬ相手と初電話
微妙なしゃべり方の方なんでしょか。

○手相見の前を火の用心通る
静かに運命を聴きながら、しんしんと夜は更ける。

○手動ドア開け初乗りの電車かな
両毛線。少し雪が降ってきた。

○廃屋に煙のごとき花八手
花八手がよい。

○左右の手ひらひらさせて福茶かな
ひらひら、福茶。なんだか幸福。

○振り向かぬ背中綿虫殖えてゆく
恐いような切ないような。

○新築のタワーマンション松の内
下界を見下ろしながら新年。

○双六の同じところでまた戻り
いつ上がれるのか。

○父踏んで蹈鞴を踏んで屠蘇の席
もう飲ませない方が…
 

選句です。

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 1月 7日(日)21時05分43秒
  ゆかりさん、ファイルよろしくね。

◯遠吠の聞こえてきたり初御空
 戌の年ですから。遠吠えも聞こえてくるでしょう。

◯乗初の古代アンデス文明展
 国立科学博物館ですね。2月18日まで。

◯乗初の日射しに句帳開きけり
 句帳ってみんな持ってるのですかあ。私は持ってないや。スマホにメモします。

◯占ひの初回無料といふ寒暮
 初回無料が可笑しい。何度も観てもらうものじゃないね。占いは一回こっきり。

◯縫初の手にはロシアの古い驢馬
 ロシアの古い驢馬に強く反応してしまった。

◯恋愛至上主義者の日記果てにけり
 おお、ついに果てましたか、お疲れ様でした。

◯恋人の義足うまれたての梟
 いいですね、こういう句。好きだなあ。

◯女正月勝手なことを言ふ手相
 今時女正月なんてあるのかなあ、あったら、こんな感じかも、と。

◯生涯の喧嘩相手や日向ぼこ
 生涯の喧嘩相手がいるってうらやましい。

◯年始客女難の相を語りけり
 勝手に言わせておけば:笑

◯なまはげの手先がやけに美しい
 かもしれない。

◯ゆるゆると舞踏の手なり春襲
 山海塾かなあ。最近観ていないが。

◯手の早き噂のひとと海鼠見る
 この場合、デジタル大辞泉の2か3、どちらだろう。2だと当たり前過ぎるし、3と解釈すべきか。

◯手掛かりを賀正に書かれても困る
 たしかに困る。

◯送電線の続いてゐたる二日かな
 ずっと続いてる。元旦だけ忘れたのだろうなあ。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 1月 7日(日)17時45分49秒
  ○遠吠の聞こえてきたり初御空
気のせいです。

○初空いつぱいチシャ猫の笑ひかな
うわ、と言いつつ、見てみたい。

○初風呂や身体の果に爪光る
足の指でしょうか。

○初夢の逆光を来るカウボーイ
((+_+))の見えないところがまたぐっど。

○すぐ揺れる繭玉色のやうな恋
はっきりしなさい! とか言いそう。

○恋愛至上主義者の日記果てにけり
性も痕も尽き果てて。。。

○ロボットやも知れぬ相手と初電話
近未来の事情。

○相応の出来三度目の福笑
ひとり福笑い? 付き合いきれないですよ、それ。

○相槌を打ちつつ海鼠噛んでをり
集中力は口の中。

○なまはげの手先がやけに美しい
面を取って顔を見てみたくなったのね。

○待春を包むバンダナ手弁当
独身婚活中。。。

○廃屋に煙のごとき花八手
少し遠くから見える廃屋。

○ねんごろに拭いて仕舞ひぬ節の重
漆の四段重を毎年拭いていたのも、もうやめました。
作り置きを冷蔵庫へ入れるには パックかプラスチックが便利。

○鏡餅ひび割るる音響きけり
偶然聞いたのですね。嘘っぽいけれど羨ましい。

○送電線の続いてゐたる二日かな
ハイだった一日には見えなかった現実。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 1月 7日(日)09時36分32秒
  ◎ハンケチを銜へてゐたり初手水
確かに。

◎初空いつぱいチシャ猫の笑ひかな
ルイス・キャロル。耳から耳まで届くあの笑い。

◎初風呂や身体の果に爪光る
じっと爪の先だけ見ているんだなあ。身体の果とはよく言えています。

◎初夢の逆光を来るカウボーイ
逆光の1ドル銀貨。

◎すぐ揺れる繭玉色のやうな恋
繭玉、餅花。ああいうものがなんだか好きです。

◎恋一つまだ知らぬ子の歌留多かな
恋も無常も知らないのに、歌留多だけは異常に速い。負けます。

◎恋猫の戻つて来たる段ボール
季語はまだ相当早いと思うけど、この春はいい。

◎寒晴の続くや土蔵相模跡
お、幕末太陽伝。寒晴のなか咳をしながらフランキー堺が来るのが見える。

◎相性の良さのありあり初鴉
私にも相性よさありありの鴉がおります。あ、あいつだな、って思う。おそらく向こうも。

◎読初の相性のよき文庫本
うん、ある。私の場合は内田百閒。

◎手相見の前を火の用心通る
永代橋のこっち側あたりか。どっちも赤穂浪士の変装だったりして。江戸俳諧ですなあ。

◎手袋の手手袋の手を手繰る
手が五回。力技に一票。

◎女系家族ひとり手酌の年酒かな
家庭内婦人部はお酌もしてくれないのだ。

◎待春を包むバンダナ手弁当
見えるなあ。ギュッと縛ったバンダナ。

◎あらたまの座右の銘や「ぬかにくぎ」
新春早々笑わせてもらいました。多謝。
 

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2018年 1月 7日(日)09時26分3秒
  あっという間に人日ですね。
今年もよろしくお願いいたします!

○うぶすなの松の林や初詣
うぶすな、がいいですね。

○十秒で叔父が駆け込む初写真
おじさん、セット役だったのですね。

○初夢の逆光を来るカウボーイ
初夢の逆光、いい。カウボーイがやたらに神々しい。

○恋の話聞くことのなし三が日
聞きませんねぇ…

○鏡餅或ひは相撲道にひび
語感がとてもいい。相撲道は今とっても厳しいですね。

○女正月勝手なことを言ふ手相
かしましそう、そして余計なお世話そう。

○相応の出来三度目の福笑
だんだんつかめてきた。

○相槌を打ちつつ海鼠噛んでをり
これは話を聞いていませんよ。海鼠だもの。

○手の込んだ雑煮を持て余す博士
この博士とノートを迷っていた博士は同一人物でしょうか。博士が出てくる句はいつもどこかかわいいです。

○手の早き噂のひとと海鼠見る
この海鼠はエロティック。

○手掛かりを賀正に書かれても困る
困る!!

○手紙書く降る雪閉ぢこめるごと
丁寧な手紙。

○手袋の手手袋の手を手繰る
手が5つも!

○ねんごろに拭いて仕舞ひぬ節の重
また一年後。うちはおせち作らないので、なんだかいいなあ、丁寧だなと思いました。

○新築のタワーマンション松の内
わたしの住む地域に乱立していますが、こういうマンションほど、行事ごとのエントランスの飾りはしっかりやっています。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 1月 7日(日)07時28分20秒
  初選句…季語っぽい。
本年もよろしくお願いします。

☆遠吠の聞こえてきたり初御空
 遠吠、一昔前は東京でも聞こえてきたものだけれど。

☆恋の映画に長い長いマフラー
 殆ど映画は観ないから事実関係はわからないけれど、こう詠われるとなんとなく納得してしまう。

☆恋愛至上主義者の日記果てにけり
 恋愛至上主義、果報者かもしれない。

☆ロボットやも知れぬ相手と初電話
 そういう時代になってきた。

☆相応の出来三度目の福笑
 何事も習練によって出来栄えが向上するのだなぁ。

☆相槌を打ちつつ海鼠噛んでをり
 生返事っぽい。

☆読初の相性のよき文庫本
 相性悪しきは新書本だろうか。

☆なまはげの手先がやけに美しい
 やけにがやけに可笑しい。

☆手相見の前を火の用心通る
 この易者さん、ずいぶんと人通りの無いところで商売しているのだね。

☆手動ドア開け初乗りの電車かな
 相模線あたりかな。

☆廃屋に煙のごとき花八手
 あぁ、見たことあるような気がする。近くに棕櫚が枯れていたり。

☆一息のすがしき朝や寒の水
 すがしい。

☆左右の手ひらひらさせて福茶かな
 踊るよう。

☆双六の同じところでまた戻り
 サイコロに仕掛けでもあるのかしらなどと感じる。

☆送電線の続いてゐたる二日かな
 とりわけ二日。
 

初恋相手句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 1月 7日(日)00時36分14秒
  投句一覧です。

【初】
うぶすなの松の林や初詣
ハンケチを銜へてゐたり初手水
遠吠の聞こえてきたり初御空
後方に初富士控へ完走す
御慶かな初老の犬と二人きり
十秒で叔父が駆け込む初写真
初空いつぱいチシャ猫の笑ひかな
初景色むおんの波の勢ひよく
初電車家の国旗を数へゆく
初風呂や身体の果に爪光る
初夢の逆光を来るカウボーイ
初旅や少しづつ減るラムネ菓子
乗初の下り電車のまぶしさに
乗初の古代アンデス文明展
乗初の日射しに句帳開きけり
占ひの初回無料といふ寒暮
父に似た顔の映りて初鏡
縫初の手にはロシアの古い驢馬

【恋】
すぐ揺れる繭玉色のやうな恋
小春空老ひてなお恋瑞々し
白息ひとつ扉の閉まる恋
秘する恋してみたきかな莫枕
片恋の人も混じりし初詣
恋の映画に長い長いマフラー
恋の歌一首死守せり歌がるた
恋の日の少年としてユリカモメ
恋の話聞くことのなし三が日
恋はひかりね初霞の中からポッ
恋愛に好き嫌ひあり寒卵
恋愛至上主義者の日記果てにけり
恋一つまだ知らぬ子の歌留多かな
恋人の義足うまれたての梟
恋猫の戻つて来たる段ボール

【相】
ななくさがゆモンゴルのお相撲さん
ロボットやも知れぬ相手と初電話
寒晴の続くや土蔵相模跡
鏡餅或ひは相撲道にひび
初東風や相模鉄道厚木線
女正月勝手なことを言ふ手相
正月のひしめき合つて相撲部屋
生涯の喧嘩相手や日向ぼこ
相応の出来三度目の福笑
相性の良さのありあり初鴉
相槌を打ちつつ海鼠噛んでをり
冬帽子相棒のごと置かれあり
読初の相性のよき文庫本
年始客女難の相を語りけり
流行風邪相談室に詩人待つ

【手】
チューハイ屋手に手に金杯の馬券
なまはげの手先がやけに美しい
ゆるゆると舞踏の手なり春襲
御手洗の日本てぬぐひ初詣
手の込んだ雑煮を持て余す博士
手の早き噂のひとと海鼠見る
手掛かりを賀正に書かれても困る
手紙書く降る雪閉ぢこめるごと
手相見の前を火の用心通る
手袋の手手袋の手を手繰る
手袋や指のあはひの頼りなく
手動ドア開け初乗りの電車かな
女系家族ひとり手酌の年酒かな
待春を包むバンダナ手弁当
廃屋に煙のごとき花八手

【当季雑詠】
あらたまの座右の銘や「ぬかにくぎ」
ねんごろに拭いて仕舞ひぬ節の重
一息のすがしき朝や寒の水
鏡餅ひび割るる音響きけり
近道の日陰を選ぶ七日かな
原稿の余白白々寒に入る
御元日つぎつぎと餅ふくれをり
左右の手ひらひらさせて福茶かな
似た顔になれない我のゐる狗日
若水や吾が生涯をちよろちよろと
振り向かぬ背中綿虫殖えてゆく
新築のタワーマンション松の内
双六の同じところでまた戻り
送電線の続いてゐたる二日かな
父踏んで蹈鞴を踏んで屠蘇の席
無神者に斜光眩しきミサ始

(以上)

15句選(特選、逆選なし)
選句締切:1月10日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

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