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選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 9月10日(日)11時25分23秒
  ◯円柱に抱きついてみる秋の暮
 ああ、そういうことありますね。とくに子どものころなど。

◯花野へと倒れてみたい柱かな
 たまには柱も倒れたくなると思う。

◯柱から女あらはれ無月かな
 どんな女か。妖艶な女だとドキドキ。

◯原状に復すあめつち烏瓜
 世界をリセットするわけですか。

◯秋暑し環状線に終着駅
 大崎止まり。車庫に入ります、降りてください。

◯新藁にゼラチン状が付着せり
 う、気持ち悪い。エイリアンのヌメヌメか:笑

◯病状をぽつりと葡萄棚の下
 葡萄棚の下が秀逸。

◯節穴でつながつてゐる夜半の秋
 たしかに視線で繋がっていると思う:笑

◯大理石のトルソ鶏頭の微熱
 なんとなくわかる。いい感じの句。

◯理容師の鋏一式冷やかに
 冷やかで切れ味鋭く、静かに光って。

◯峡谷を渡れ爺婆鵙日和
 渡れ、わたれ。倒れるなよと自分に言い聞かせるワタシ。

◯秋の蚊とウエストポーチの男来る
 イヤなタイプ。来るなよ:笑

◯虫の夜の木目あらはに床柱
 なんとなく見つめているのでしょう。

◯白き壁見るとはなしに見て秋思
 物悲しい白。
 
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 9月10日(日)06時33分27秒
  ○いなびかり柱の多き美術館
いなびかりと柱は仲良し。美術館なら外廊下とかでしょうか。天井が高くて空間が広そう。

○花野へと倒れてみたい柱かな
そういう柱もあるでしょう。

○賞状の巻癖強し牽牛花
牽牛花の字面もあってます。

○病状をたづねる電話夕紅葉
○病状をぽつりと葡萄棚の下
あいつもこいつも。どちらもしみじみと感じる年頃なのです。

○秋夕焼厨にかをる鰹節
とにかく美味しそう。

○独唱の良き節回し月を待つ
もの凄くよい声で浪々と。。

○露草へ人工関節来て座る
少し不自由そうな動きと湿りと。

○大理石のトルソ鶏頭の微熱
色のコントラストも鮮やかで異国情緒あり。

○理容師の鋏一式冷やかに
鋏の秋。

○ワレモコウの揺れて時間はたつぷり
句またがりとカタカナの隙間感よきかな。

○犬の目に犬の目薬今朝の秋
猫の目ではダメな気がする。

○虫すだくたつぷりと本広げをり
たっぷりとしたよい夜。

○白き壁見るとはなしに見て秋思
秋思とは白いもの。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 9月10日(日)06時05分59秒
  ☆円柱に抱きついてみる秋の暮
 ちょうどよき太さだったのだろう。ふと我に返るとちょっと恥ずかしかったりする。

☆花野へと倒れてみたい柱かな
 柱の気持になった句は初めて見たかも。言われてみれば倒れたいと思っているような。

☆電柱の上につぎつぎ月が乗る
 「乗る」が上手。

☆月を待つ原状復帰されし部屋
 月を待つ風情で、実は次の賃借人を待っている。

☆病状をぽつりと葡萄棚の下
 根治を祈念。

☆ロボットに関節多し秋の風
 なぜだか痛風を思う。

☆関節の動く人形星月夜
 操り人形だろうか。そこはかとない哀愁。

☆秋夕焼厨にかをる鰹節
 削りたての感じ。美味しいお出汁になるのを待っている。

☆理容師の鋏一式冷やかに
 プロの七つ道具とはそういうものかも。

☆残さるる葡萄の皮の多面体
 こういうところを拾い上げられるのが俳句のよろしさ。

☆新築の家ばかりなり萩の雨
 新興住宅地の萩。渋い。

☆虫すだくたつぷりと本広げをり
 知的に豊穣な夜を待つ。

☆虫の夜の木目あらはに床柱
 床柱のある家って今やブルジョアかも。

☆目頭をやさしく圧して虫の夜
 ひと作業終えて、そろそろ寝る支度。

 

柱状節理句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 9月10日(日)00時25分17秒
  投句一覧です。

【柱】
いなびかり柱の多き美術館
おしろいの花電柱にまとはりぬ
円柱でつくられてゐし案山子かな
円柱に抱きついてみる秋の暮
円柱に皹美しき九月かな
花野へと倒れてみたい柱かな
花野来て柱のごとき男かな
鶏頭のまとわりついて柱時計
魂柱を揺らしてゐたる秋思かな
尋めゆきて柱のやうな毒茸
柱から女あらはれ無月かな
柱も梁もいま月光の大伽藍
虫の足柱頭の先敏感に
電柱の上につぎつぎ月が乗る
東区を行けば芒と電柱と

【状】
ゑのころ草甲状腺が腫れてゐる
簡潔な挨拶状やかりんの実
月を待つ原状復帰されし部屋
原状に復すあめつち烏瓜
玄人に落鮎の状況を聞く
秋暑し環状線に終着駅
賞状のわづかな折り目稲の花
賞状の巻癖強し牽牛花
状差しの転居葉書やつづれさせ
状態の遷移してゐる夜長かな
新藁にゼラチン状が付着せり
村芝居文字よれよれの果し状
病状をたづねる電話夕紅葉
病状をぽつりと葡萄棚の下
坊主から尼へ花野で離縁状

【節】
かわいやの火恋し頃の貝殻節
スーダラ節のハミング台風逸れ
ロボットに関節多し秋の風
関節の動く人形星月夜
教会は遠くにあれど万聖節
秋夕焼厨にかをる鰹節
節穴でつながつてゐる夜半の秋
天高く泣きつつ植木等節
灯火親しむ寅造の節回し
洞穴よりぎすのひと節近づき来
独唱の良き節回し月を待つ
武蔵国で聴く五輪節鉦叩
変節の男の握る鬼胡桃
夜長にはジャズと節足動物と
露草へ人工関節来て座る

【理】
ツイッターの料理かんたん松茸も
高邁な理屈をこねて放屁虫
秋茄子をもいで理詰めの女かな
秋高し理容室にはネジリン棒
星飛んで数理情報科学の子
千年の古都理知的な鵙の声
大理石のトルソ鶏頭の微熱
燈火親し神楽坂から理科大へ
不義理なる男の啜るとろろ汁
夕陽静かなり木守柿の倫理
理に落ちて理が立つてゐる秋の水
理を尽しEDの秋乗り越えよ
理科室に揮発してゆく朝の霧
理想とか現実だとか馬肥ゆる
理容師の鋏一式冷やかに

【当季雑詠】
ちょんの間のティッシュが軽舞秋の暮
ハワイアン音楽流し秋彼岸
ワレモコウの揺れて時間はたつぷり
鰯雲街のどんどん四角張る
峡谷を渡れ爺婆鵙日和
銀漢の尾が触れさらに暗き森
犬の目に犬の目薬今朝の秋
残さるる葡萄の皮の多面体
秋の蚊とウエストポーチの男来る
秋の空暮れ帯状の雲残る
新築の家ばかりなり萩の雨
水の秋バンドエイドの端剥がれ
虫すだくたつぷりと本広げをり
虫の夜の木目あらはに床柱
白き壁見るとはなしに見て秋思
穂を上げよ秋の田に帆船のごと
無事に産み生まれ厄日の母と子よ
目頭をやさしく圧して虫の夜

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:9月13日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

ご挨拶

 投稿者:らら  投稿日:2017年 9月 9日(土)01時55分53秒
  これからもずっと拝見いたしますが、
微力ですので、投句は気まぐれにということでおゆるしを。
 

ららさんありがとうございます。

 投稿者:海太  投稿日:2017年 9月 6日(水)23時12分41秒
  過分なお言葉感謝申し上げます。
これからもよろしくお願い致します。
 

柱状節理句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 9月 6日(水)19時40分5秒
  出題です。

【柱】
【状】
【節】
【理】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:9月9日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

ららさん、いらっしゃいませ

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 9月 6日(水)19時34分25秒
   以前からこちらはご覧になっていた由、今後ともよろしくお願いします。
初参加のご挨拶など、よろしくお願いします。
 

月犬さん

 投稿者:ぽぽな  投稿日:2017年 9月 6日(水)11時38分52秒
  いつも集計をありがとうございます!
みなさまお祝いのお言葉をいただきまして、ありがとうございます!
みなさんとご一緒できて光栄です☆
引き続き良い一日を!おやすみなさい(夜なり)

https://ja-jp.facebook.com/PoponaTsukino/

 

伊達公子句会

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 9月 6日(水)11時19分14秒
  結果発表です。早めの選句、みなさまありがとうございます。
午前中に集計終わるなんて、奇跡(笑)のようです。
間違いありましたら、ご一報ください。

名も知らぬ飛蝗の木乃伊さま神社   なむ  ら洋
なかんづく女衒の達が扇置く     なむ
公人燈火親しき仲にもあの一書    なむ
虫の音に五爵公候伯子男       なむ  ら
目玉焼きダブルでとろり今朝の秋   なむ  ぽ

日独伊同盟の過去霧深し       らら  百
達筆の恋文白き曼珠沙華       らら  ぽ海
教会の鐘の音に降る公孫樹の実    らら  む百洋亞
花野より今宵も手拍子足拍子     らら  海
朝顔の蔓宙を這ひ宙つかみ      らら

伊太利亜の港のをんな鰯雲      苑を  ゆ
達人が包丁を研ぐ秋日和       苑を  ぽ
公衆電話ボックスに一葉落つ     苑を  月亞
草の絮吹けば子守唄に変はる     苑を  亜あけ
月夜かな羊羹に刺す爪楊枝      苑を  朝む百ぽ亜あけ由洋海

うっすらと木乃伊にほつれ月あかり  ぽぽな 朝百ゆ由亞
配達の人朝顔に触れてゆく      ぽぽな 朝ら苑あけゆ由亞
公道をそれて銀木犀の風       ぽぽな む百亜あ洋
雨粒にひかり継子のしりぬぐい    ぽぽな あ
秋を歩む鳥の名をよく知る人と    ぽぽな 苑あけ洋亞

長き夜の伊呂八以呂波の筆遣い    月犬
友達の彼女に渡す月夜茸       月犬  ゆ
秋の虹消えて人民公社かな      月犬
子も眠り妻も眠りて温め酒      月犬  朝む
猫の眼に湖がある九月かな      月犬  朝らむ百ぽ亜あけゆ海

到来や伊予の薫りの青蜜柑      朝比古 む
君達と呼ばれてゐたり休暇明     朝比古 百月ぽ苑ゆ由洋海亞
公園に人影ひとつ月明り       朝比古
焼菓子の砂糖の光り秋桜       朝比古 むあけ
写真機の暗幕捲り秋の昼       朝比古 らむ亜あ亞

無月なり伊万里の皿のくわりんたう  洋子  む苑亜けゆ由海
颱風や俵屋宗達かくまひぬ      洋子  月亞
井の頭公園ぬけて鉦叩        洋子  苑海
撫子は雲のにほひのしてゐたり    洋子  ら
赤蜻蛉およげたいやきくんおよげ   洋子  ら月あ

月よ今もんじゃは紀伊半島の形    亞子  むゆ洋海
友達の友達に聞く鹿の事       亞子  朝らむぽ苑由洋海
ハチ公の尻尾は太し二日月      亞子  百けゆ洋
秋うららまばたきわすれ赤子の目   亞子  百月あ
星月夜エンドロールはのぼりゆく   亞子  月ぽ苑亜海

星月夜木乃伊の部屋を後にして    由季  ぽけ洋
爽やかや日々上達の卵焼       由季  月ぽ亜けゆ亞
虫の夜に滑り込みたる公用車     由季  らぽ苑亜あけ洋
子規庵に少年ふたり鉦叩       由季  む月苑亜ゆ海亞
秋の潮満ちてあふるる伊達眼鏡    由季
公家顔の高校教師葛の花       由季  ら亜けゆ洋亞

開幕のベル仲秋の紀伊國屋      けんじ 海
達人の構え蟷螂の横座り       けんじ 月亞
次々と色鳥公園の南口        けんじ
きちきちばつた感情を持つ電子機器  けんじ 亜
夜半過ぎどの草むらにも鈴虫     けんじ

秋思ふと伊太利と紙に書きしより   あんこ 月ぽ
達人と呼ばれし男秋夕焼       あんこ
終点の公団住宅夜食提げ       あんこ 朝ら百洋
撫子を一途な風のとほりけり     あんこ 百亜由亞
誤変換されて背高泡立草       あんこ 亜由

秋日濃し古地図片手に紀尾井町    亜紀  朝百月由海亞
天高し伊達政宗の前に立ち      亜紀  朝百苑あ由
公文式ドリル片づけゐのこづち    亜紀  ら百由
練習曲は子犬のワルツ秋の薔薇    亜紀
秋晴の写真に笑ふ親子かな      亜紀
贅肉を筋肉に変へつづれさせ     亜紀  朝海
片隅の整地ローラー秋の暮      亜紀  むゆ
水出しの緑茶いただく野分後     亜紀  あ海
謹呈の句集拝読夕かなかな      亜紀  朝百

いろはのい・以・伊・移・意・秋深む 百花  ら
人知れず月下に唸る俳人達      百花
公達の秋の扇がかくす口       百花  朝らゆ
萩月の菓子に小さき蝶結び      百花  らむけゆ
溝蕎麦の紅の透けゆく水の音     百花  ぽ

祝言を伊賀で挙げたる秋茄子     海太  月苑亞
月光を派手に伊太利亜人と浴ぶ    海太  朝ぽ苑け由
野球場に達者なプレー秋の風     海太
ぽり公と呼ばれむつつり太閤忌    海太  洋
ぽんぽんろん子の倍満や震災忌    海太
なんたつてコスモス明日つて日曜   海太  苑亜
様々な霧のトンネル家出中      海太  むあ由

木賊刈る伊東ゆかりの小指かな    ゆかり 月
速達を開けずに捨てる曼珠沙華    ゆかり 朝月ぽ苑け由洋
公文式の赤き筆入蚯蚓鳴く      ゆかり
囮いまぴかぴかの拡張子かな     ゆかり
職人の頭巾に菊と書かれをり     ゆかり 朝月苑由
 

選句しました。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年 9月 6日(水)10時51分33秒
  ぽぽぽん(ぽぽなさま)ブラボー!!

◯うっすらと木乃伊にほつれ月あかり
浮かびあがっている。

◯祝言を伊賀で挙げたる秋茄子
三つの名詞のバランスよし。

◯君達と呼ばれてゐたり休暇明
新任の女性教師かな。

◯爽やかや日々上達の卵焼
日々やれば。

◯達人の構え蟷螂の横座り
達人がノーマルとはかぎらない。

◯配達の人朝顔に触れてゆく
さりげなくていい景色。

◯颱風や俵屋宗達かくまひぬ
宗達だったらわたくしもかくまいたい。
かくまって虎の絵を描いてもらいたい。

◯教会の鐘の音に降る公孫樹の実
音が聞こえてきます。

◯公家顔の高校教師葛の花
歴史の先生におられました。

◯公衆電話ボックスに一葉落つ
めっきり減りましたが。

◯子規庵に少年ふたり鉦叩
狭い縁側から足をおろして
ぶらぶらさせてます。

◯撫子を一途な風のとほりけり
色気は二の次よ。

◯写真機の暗幕捲り秋の昼
修学旅行のクラス全員記念写真という感じ。

◯秋を歩む鳥の名をよく知る人と
ひとり思い浮かんだ。

◯秋日濃し古地図片手に紀尾井町
「濃し」になんともいえぬ実感。
 

すごい

 投稿者:らら  投稿日:2017年 9月 6日(水)05時17分47秒
  毎回、海太さんの書いた講評が面白くて、つい、おじゃましてしまいましたが、
今回の海太さんの選句の書き出し、第一字を拾ってゆくと、縦にお祝の言葉になっている。
皆様、とっくにお気づきでしょうけど・・・

ぽぽなさん、すごい!
海太さん、 すごい!
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 9月 6日(水)01時54分44秒
  ◯開幕のベル仲秋の紀伊國屋
祝 開幕、ヨッ!紀伊國屋っ!

◯月よ今もんじゃは紀伊半島の形
第 二次変形、第三次は津軽・下北半島。

◯無月なり伊万里の皿のくわりんたう
六 個ほど皿に並べてみたい。

◯君達と呼ばれてゐたり休暇明
十 分に英気を養いました。

◯達筆の恋文白き曼珠沙華
三 枚書いて行き詰まる。

◯友達の友達に聞く鹿の事
回 り回って馬にも聞く。

◯井の頭公園ぬけて鉦叩
角 を曲がれば轡虫。

◯花野より今宵も手拍子足拍子
川 の中では平泳ぎ立ち泳ぎ。

◯子規庵に少年ふたり鉦叩
俳 人予備軍。

◯月夜かな羊羹に刺す爪楊枝
句 に成らずして、苦になった。

◯秋日濃し古地図片手に紀尾井町
賞 でたい紀伊・尾張・井伊の足跡。

◯水出しの緑茶いただく野分後
受 付で緑茶引換券を貰ってね。

◯星月夜エンドロールはのぼりゆく
賞 の取れそうな映画でした。

◯猫の眼に湖がある九月かな
記 しておこう、猫の眼を写真に収めて。

◯贅肉を筋肉に変へつづれさせ
念 願の体脂肪率10%台に。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 9月 5日(火)21時33分7秒
  ◯月よ今もんじゃは紀伊半島の形

もんじぁ屋で言う?月よ!って。酔狂。

◯星月夜木乃伊の部屋を後にして

え?しかと?

◯名も知らぬ飛蝗の木乃伊さま神社

ヘンな神社。

◯君達と呼ばれてゐたり休暇明

君達!なんて最近よばれないなぁ。

◯速達を開けずに捨てる曼珠沙華

なんか訳あり。

◯友達の友達に聞く鹿の事

駱駝のことも聞きたい。

◯ハチ公の尻尾は太し二日月

尻尾ぱたぱたとかしてそう。

◯ぽり公と呼ばれむつつり太閤忌

ハチ公もぽり公も愛されています。

◯教会の鐘の音に降る公孫樹の実

やっぱりベチャっとか落ちるのかな。

◯公家顔の高校教師葛の花

いました。

◯公道をそれて銀木犀の風

ついそちらのほうへ。

◯終点の公団住宅夜食提げ

今夜は「草枕」読むらしい。

◯虫の夜に滑り込みたる公用車

黒のなかへ黒。

◯月夜かな羊羹に刺す爪楊枝

爪楊枝が異物にみえてくる。

◯秋を歩む鳥の名をよく知る人と

ついていきます。
 

選句です。

 投稿者:由季  投稿日:2017年 9月 5日(火)20時59分47秒
  ○うっすらと木乃伊にほつれ月あかり
昨日にはなかったほつれだとしたら怖い。

○月光を派手に伊太利亜人と浴ぶ
派手かつお洒落。

○天高し伊達政宗の前に立ち
像と言わなかったのがいいですね。

○無月なり伊万里の皿のくわりんたう
ちょっと高級なかりんとう。

○君達と呼ばれてゐたり休暇明
まんざらでもない。

○速達を開けずに捨てる曼珠沙華
残念なお便りだとわかっている。

○配達の人朝顔に触れてゆく
さりげなさがいいです。

○友達の友達に聞く鹿の事
鹿の事、のとぼけ具合。

○公文式ドリル片づけゐのこづち
あれはもう本当に機械的に片付ける感じ。

○撫子を一途な風のとほりけり
あるかな、と思いつつも撫子がよい。

○月夜かな羊羹に刺す爪楊枝
独特の感触ですね。

○誤変換されて背高泡立草
誤変換されたまま増殖していく。

○秋日濃し古地図片手に紀尾井町
地名が渋いです。

○職人の頭巾に菊と書かれをり
それが粋なのでしょう。

○様々な霧のトンネル家出中
様々がちょっと面白かった。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 9月 5日(火)20時56分3秒
  ○うっすらと木乃伊にほつれ月あかり
 ときどきは動くので…。

○伊太利亜の港のをんな鰯雲
 ううむ、港々に女あり、ですね。

○月よ今もんじゃは紀伊半島の形
 月島ですね。

○無月なり伊万里の皿のくわりんたう
 ずいぶん高級な普段使いですね。

○君達と呼ばれてゐたり休暇明
 休暇中に古い森田健作のDVDボックスでも観たんでしょう。

○爽やかや日々上達の卵焼
 美味しそうですね。

○配達の人朝顔に触れてゆく
 これ、人為的に触れてゆくのかなあ、狭隘で自ずと触れるのかなあ。後者に一票。

○友達の彼女に渡す月夜茸
 横恋慕ですね。

○ハチ公の尻尾は太し二日月
 二日月と比べたらなんだって太いです。

○公家顔の高校教師葛の花
 生き物として弱そうです。

○公達の秋の扇がかくす口
 うまい具合に秋の扇を使っていますね。

○子規庵に少年ふたり鉦叩
 今思うと、子規ってすごく少年っぽいですよね。

○萩月の菓子に小さき蝶結び
 高級感があります。

○猫の眼に湖がある九月かな
 これ、いいなあ。

○片隅の整地ローラー秋の暮
 重いコンダラのことですね。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 9月 5日(火)20時42分45秒
  ぽぽなさん、受賞おめでとうごさいます。
これからもよろしくお願いします。

○月光を派手に伊太利亜人と浴ぶ
もちろん全裸。

○星月夜木乃伊の部屋を後にして
無事に出られるといいですね。

○無月なり伊万里の皿のくわりんたう
古伊万里ではないのでそれなりの味。

○爽やかや日々上達の卵焼
秋が終わる頃には料亭の味。

○速達を開けずに捨てる曼珠沙華
どうせ催促ですから。

○配達の人朝顔に触れてゆく
朝早くからご苦労様です。

○ハチ公の尻尾は太し二日月
今度確認してきます。

○公家顔の高校教師葛の花
すごく人気者か学級崩壊か。

○虫の夜に滑り込みたる公用車
緊急招集。最近物騒なので。

○焼菓子の砂糖の光り秋桜
なんともうまそう。

○草の絮吹けば子守唄に変はる
いい夢が見れそう。

○萩月の菓子に小さき蝶結び
職人の丁寧な仕事っぷり。

○月夜かな羊羹に刺す爪楊枝
ちょっと高級な竹楊枝で頂きます。

○秋を歩む鳥の名をよく知る人と
重宝します。外来種にも詳しいといいな。

○猫の眼に湖がある九月かな
超巨大な猫とかね。

 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 9月 5日(火)20時20分46秒
編集済
  ぽぽなさん、このたびはおめでとうございます★
誌上で作品を拝見することを楽しみにしています。

○天高し伊達政宗の前に立ち
どこまでも気持ちよい。

○配達の人朝顔に触れてゆく
しぐさがよく見えます。指が朝露に濡れて、また仕事に戻る。

○公道をそれて銀木犀の風
違う道に入ったような、心持ちも違うような。

○虫の夜に滑り込みたる公用車
闇の中、どんな密談が行われるのか。

○雨粒にひかり継子のしりぬぐい
結構可愛い花ですよね。ひかりがやさしい。

○秋うららまばたきわすれ赤子の目
びっくりしたような大きな目が秋らしい。

○焼菓子の砂糖の光り秋桜
全体に甘いんですけど、ここまで綺麗だと惹かれます。

○草の絮吹けば子守唄に変はる
懐かしい調べ。

○月夜かな羊羹に刺す爪楊枝
しみじみと月を楽しみつつ。

○写真機の暗幕捲り秋の昼
写真機、暗幕。古い響きが秋の昼に合う。

○秋を歩む鳥の名をよく知る人と
鳴き声ごとに、見かけるごとに教えてくれる。楽しそうな散策。

○水出しの緑茶いただく野分後
一息、ほっとした時間。

○赤蜻蛉およげたいやきくんおよげ
なんだか切ない。

○猫の眼に湖がある九月かな
暑さが少し和らいで、猫も安心しているのでしょうか。

○様々な霧のトンネル家出中
なんだか無頼な気持ち。
 

選句します

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 9月 5日(火)17時56分23秒
  ぽぽなさま、この度はおめでとうございます♪
ご一緒の句座で大変光栄です~。

○無月なり伊万里の皿のくわりんたう
伊万里焼の皿に映えたりくわりんたう。

○爽やかや日々上達の卵焼
継続は日々の精進のたまもの。

○公家顔の高校教師葛の花
話し言葉もおっとりと。

○公道をそれて銀木犀の風
銀木犀の香に誘われるように。

○虫の夜に滑り込みたる公用車
エンジン音の静かなな黒塗り。

○きちきちばつた感情を持つ電子機器
これからどんどん増えてゆくのだろう。

○子規庵に少年ふたり鉦叩
少年達の放課後。

○草の絮吹けば子守唄に変はる
メルヘン街道。

○撫子を一途な風のとほりけり
一途な風が撫子とよく合う。

○なんたつてコスモス明日つて日曜
明るくって元気っていいなぁ。

○月夜かな羊羹に刺す爪楊枝
月夜も羊羹も上等。

○誤変換されて背高泡立草
はじまりはひとつの誤変換だった。

○写真機の暗幕捲り秋の昼
観光地の昭和チックな集合写真。

○星月夜エンドロールはのぼりゆく
終わりなき宇宙のように延々と。

○猫の眼に湖がある九月かな
詩的な表現が素敵。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 9月 5日(火)10時44分48秒
  ○月光を派手に伊太利亜人と浴ぶ
ニコラス・ケイジがいいな。「月の輝く夜に」を思った。

○祝言を伊賀で挙げたる秋茄子
なんとも「あきなすび」がよろしいのです。

○天高し伊達政宗の前に立ち
仙台青葉城公園!あそこなら天高し!

○無月なり伊万里の皿のくわりんたう
無月と花林糖の黒が伊万里に鎮まりかえっている。

○君達と呼ばれてゐたり休暇明
新学期。複数形になるっきゃない学校というところ。

○速達を開けずに捨てる曼珠沙華
落選とか、そういう知らせね。

○配達の人朝顔に触れてゆく
爽やかさを感じるのです。朝、がいいのね。

○友達の友達に聞く鹿の事
可笑しい。鹿のことと見合ってる。

○井の頭公園ぬけて鉦叩
夜の井の頭公園を自分が通っている気がしました。

○虫の夜に滑り込みたる公用車
密談が始まりそうな。

○子規庵に少年ふたり鉦叩
連れてこられたのでしょうか。並んで庭を見ている後ろ姿、とかがいいな。

○なんたつてコスモス明日つて日曜
うん。コスモスだよね。

○秋を歩む鳥の名をよく知る人と
ご一緒したいです。

○職人の頭巾に菊と書かれをり
よくわかんないけどかっこいい。

○星月夜エンドロールはのぼりゆく
空を見上げると見えたのでしょう。
 

選句です

 投稿者:ぽぽな  投稿日:2017年 9月 4日(月)22時55分49秒
  ゆかりちゃん、百花さん、お祝いのお言葉ありがとうございます。みなさんと句会ご一緒できて幸です。これからもどうぞよろしくお願いします☆

○月光を派手に伊太利亜人と浴ぶ
派手に、というのが伊太利亜的ですね。

○秋思ふと伊太利と紙に書きしより
フェラーリ今期優勝の可能性はまだあります。

○星月夜木乃伊の部屋を後にして
ミイラの部屋、というのがいいです。

○君達と呼ばれてゐたり休暇明
学校かな。

○爽やかや日々上達の卵焼
なんて素敵な朝でしょう。

○速達を開けずに捨てる曼珠沙華
中味を知っているから。

○達人が包丁を研ぐ秋日和
気持ちいい!

○達筆の恋文白き曼珠沙華
昔代筆業ありましたね。

○友達の友達に聞く鹿の事
鹿の事、がとぼけていていいです。

○虫の夜に滑り込みたる公用車
遅くまでお疲れさまです。

○月夜かな羊羹に刺す爪楊枝
粋ですね。乙ですね。

○溝蕎麦の紅の透けゆく水の音
水の音が良かったです。

○星月夜エンドロールはのぼりゆく
フォースの覚醒という感じです。

○猫の眼に湖がある九月かな
静かな時間。

○目玉焼きダブルでとろり今朝の秋
エッグベネディクト好きです!

https://ja-jp.facebook.com/PoponaTsukino/

 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 9月 3日(日)20時09分2秒
編集済
  ららさん、早めの選句ありがとうございます。

◯秋思ふと伊太利と紙に書きしより
 お仏蘭西や巴里でないところがよい。

◯祝言を伊賀で挙げたる秋茄子
 おめでたいことです。

◯木賊刈る伊東ゆかりの小指かな
 こういう句はどうかと思うが、採ってしまいますワタシ:笑

◯君達と呼ばれてゐたり休暇明
 休みの間に性格というか人が変わったような奴。きっとすぐ元に戻るね。

◯爽やかや日々上達の卵焼
 毎日の修行が大事。たかが卵焼きと言うなかれ。

◯速達を開けずに捨てる曼珠沙華
 意味深なような、なにもないような。曼珠沙華効果か。

◯達人の構え蟷螂の横座り
 横座りがなんとも素敵。

◯颱風や俵屋宗達かくまひぬ
 ほんとかなあ、と突っ込みひとつ。

◯公衆電話ボックスに一葉落つ
 あるある、でもケータイがなかったころのお話ね。

◯子規庵に少年ふたり鉦叩
 こういう素直な少年が俳句の世界に入っていく悲劇:笑

◯秋うららまばたきわすれ赤子の目
 難しい句やね。いろいろ想像してもなかなか像が結ばない、ワタシの非力。

◯秋日濃し古地図片手に紀尾井町
 暇なのね、いいことです。

◯職人の頭巾に菊と書かれをり
 その菊は一体なんであろうか、まさか皇室御用達ではあるまいな。

◯星月夜エンドロールはのぼりゆく
 そうね、下がっていくエンドロールはないね。横移動はあるかも。

◯赤蜻蛉およげたいやきくんおよげ
 泳げ、およげ。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 9月 3日(日)18時21分38秒
  〇うっすらと木乃伊にほつれ月あかり
夜分におじゃまして。なんの木乃伊か分かりませんが。

〇天高し伊達政宗の前に立ち
時代と天命を知る、伊達政宗。大好きです。

〇日独伊同盟の過去霧深し
人類の戦の歴史を振り返ると、これからのことも空しくなりますが。

〇君達と呼ばれてゐたり休暇明
なんだか素敵な先生です。

〇ハチ公の尻尾は太し二日月
あ、気が付きませんでした。こんど良く見てみましょ。

〇教会の鐘の音に降る公孫樹の実
街路樹の公孫樹、なるべく雄の木を植えるようですが、中には実を降らすのも。

〇公道をそれて銀木犀の風
一本入ると閑静な住宅街。

〇公文式ドリル片づけゐのこづち
お勉強は朝のうちに、ってえらいのね。

〇終点の公団住宅夜食提げ
陸の孤島と呼ばれる、終点の団地。

〇秋うららまばたきわすれ赤子の目
思わずお見合い状態のおばさんと。

〇撫子を一途な風のとほりけり
一目惚れの撫子に触れて。風の片想い。

〇謹呈の句集拝読夕かなかな
頂いたらすぐ目を通さないと、すぐ日が経ってしまいます。

〇月夜かな羊羹に刺す爪楊枝
芋羊羹、芋名月。

〇秋日濃し古地図片手に紀尾井町
古地図って魅力的。

〇猫の眼に湖がある九月かな
猫の目の色、青や緑もあって魅入るのです。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 9月 3日(日)13時09分1秒
編集済
  ◎月よ今もんじゃは紀伊半島の形
ちゃんと土手を構築しないからそうなる。

◎到来や伊予の薫りの青蜜柑
到来もの。よきかな。

◎無月なり伊万里の皿のくわりんたう
贅沢な盛り付け。

◎友達の友達に聞く鹿の事
鹿の事なら、私も聞きたい。

◎教会の鐘の音に降る公孫樹の実
よき風情。

◎公道をそれて銀木犀の風
よき私道。

◎子も眠り妻も眠りて温め酒
よき時間。

◎子規庵に少年ふたり鉦叩
神妙な顔が見えます。

◎焼菓子の砂糖の光り秋桜
これは旨そう。

◎萩月の菓子に小さき蝶結び
仙台銘菓萩の月のメニューには無いようですが、あってもいい。

◎月夜かな羊羹に刺す爪楊枝
光沢が見えます。

◎写真機の暗幕捲り秋の昼
鳩の出る寸前。

◎猫の眼に湖がある九月かな
フィンランドフォレストキャットか。凄い深みある眼してますよ。

◎片隅の整地ローラー秋の暮
見えます。

◎様々な霧のトンネル家出中
思春期感に溢れています。
 

選句

 投稿者:らら  投稿日:2017年 9月 3日(日)09時39分43秒
編集済
  *いろはのい・以・伊・移・意・秋深む   いい!
*名も知らぬ飛蝗の木乃伊さま神社     鰯の頭も。
* 配達の人朝顔に触れてゆく       タッチ魔
* 友達の友達に聞く鹿の事        馬のことは?
*公家顔の高校教師葛の花        春風亭昇太似1
* 公達の秋の扇がかくす口        春風亭昇太似2
*公文式ドリル片づけゐのこづち     優等生
*終点の公団住宅夜食提げ        バツイチ
*虫の夜に滑り込みたる公用車      黒塗り
*虫の音に五爵公候伯子男        博識
*萩月の菓子に小さき蝶結び       上品
*撫子は雲のにほひのしてゐたり     過敏症
*写真機の暗幕捲り秋の昼        昭和写真館
*赤蜻蛉およげたいやきくんおよげ    懐古
*猫の眼に湖がある九月かな       岩合カメラマン絶賛
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 9月 3日(日)02時16分58秒
  ☆うっすらと木乃伊にほつれ月あかり
 ほつれまで詠う、それが俳人の性なのかも。

☆月光を派手に伊太利亜人と浴ぶ
 ご陽気に。

☆天高し伊達政宗の前に立ち
 青葉城だろうか。

☆速達を開けずに捨てる曼珠沙華
 そんなこともある。

☆配達の人朝顔に触れてゆく
 類想・類句はありそうだけれど、爽籟感あり。

☆友達の友達に聞く鹿の事
 鹿の事が意外によろしき風情。

☆公達の秋の扇がかくす口
 おーほっほっほっほ。お歯黒も隠す。

☆終点の公団住宅夜食提げ
 終バスに乗って。

☆子も眠り妻も眠りて温め酒
 家呑みの一人酒、侘しいねぇ。

☆謹呈の句集拝読夕かなかな
 作者の顔を思い浮かべながら。

☆月夜かな羊羹に刺す爪楊枝
 トリビアルな視点が俳句的。

☆秋日濃し古地図片手に紀尾井町
 あの界隈、結構見どころ多い。

☆職人の頭巾に菊と書かれをり
 菊の絵ではなくて、菊の文字なのね。

☆猫の眼に湖がある九月かな
 湖畔の宿。看板猫かも。

☆贅肉を筋肉に変へつづれさせ
 ある程度年を取ると、これがなかなか変わらない。
 

伊達公子句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 9月 3日(日)00時49分17秒
  投句一覧です。

【伊】
いろはのい・以・伊・移・意・秋深む
うっすらと木乃伊にほつれ月あかり
伊太利亜の港のをんな鰯雲
開幕のベル仲秋の紀伊國屋
月よ今もんじゃは紀伊半島の形
月光を派手に伊太利亜人と浴ぶ
秋の潮満ちてあふるる伊達眼鏡
秋思ふと伊太利と紙に書きしより
祝言を伊賀で挙げたる秋茄子
星月夜木乃伊の部屋を後にして
長き夜の伊呂八以呂波の筆遣い
天高し伊達政宗の前に立ち
到来や伊予の薫りの青蜜柑
日独伊同盟の過去霧深し
無月なり伊万里の皿のくわりんたう
名も知らぬ飛蝗の木乃伊さま神社
木賊刈る伊東ゆかりの小指かな

【達】
なかんづく女衒の達が扇置く
君達と呼ばれてゐたり休暇明
人知れず月下に唸る俳人達
爽やかや日々上達の卵焼
速達を開けずに捨てる曼珠沙華
達人が包丁を研ぐ秋日和
達人と呼ばれし男秋夕焼
達人の構え蟷螂の横座り
達筆の恋文白き曼珠沙華
配達の人朝顔に触れてゆく
野球場に達者なプレー秋の風
友達の彼女に渡す月夜茸
友達の友達に聞く鹿の事
颱風や俵屋宗達かくまひぬ

【公】
ハチ公の尻尾は太し二日月
ぽり公と呼ばれむつつり太閤忌
井の頭公園ぬけて鉦叩
教会の鐘の音に降る公孫樹の実
公園に人影ひとつ月明り
公家顔の高校教師葛の花
公衆電話ボックスに一葉落つ
公人燈火親しき仲にもあの一書
公達の秋の扇がかくす口
公道をそれて銀木犀の風
公文式ドリル片づけゐのこづち
公文式の赤き筆入蚯蚓鳴く
次々と色鳥公園の南口
秋の虹消えて人民公社かな
終点の公団住宅夜食提げ
虫の夜に滑り込みたる公用車

【子】
きちきちばつた感情を持つ電子機器
ぽんぽんろん子の倍満や震災忌
雨粒にひかり継子のしりぬぐい
花野より今宵も手拍子足拍子
子も眠り妻も眠りて温め酒
子規庵に少年ふたり鉦叩
秋うららまばたきわすれ赤子の目
秋晴の写真に笑ふ親子かな
焼菓子の砂糖の光り秋桜
草の絮吹けば子守唄に変はる
虫の音に五爵公候伯子男
萩月の菓子に小さき蝶結び
撫子は雲のにほひのしてゐたり
撫子を一途な風のとほりけり
練習曲は子犬のワルツ秋の薔薇
囮いまぴかぴかの拡張子かな

【当季雑詠】
なんたつてコスモス明日つて日曜
謹呈の句集拝読夕かなかな
月夜かな羊羹に刺す爪楊枝
誤変換されて背高泡立草
溝蕎麦の紅の透けゆく水の音
写真機の暗幕捲り秋の昼
秋を歩む鳥の名をよく知る人と
秋日濃し古地図片手に紀尾井町
職人の頭巾に菊と書かれをり
水出しの緑茶いただく野分後
星月夜エンドロールはのぼりゆく
赤蜻蛉およげたいやきくんおよげ
朝顔の蔓宙を這ひ宙つかみ
猫の眼に湖がある九月かな
片隅の整地ローラー秋の暮
目玉焼きダブルでとろり今朝の秋
夜半過ぎどの草むらにも鈴虫
様々な霧のトンネル家出中
贅肉を筋肉に変へつづれさせ

(以上)

15句選(特選、逆選なし)
選句締切:9月6日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

あららららん(^^♪

 投稿者:百花  投稿日:2017年 9月 2日(土)23時38分9秒
  ぽぽなさん、おめでとうございます!  

ところで

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 9月 2日(土)02時12分4秒
   我らがぽぽにゃん、月野ぽぽなさんが第63回角川俳句賞を受賞されました。おめでとうございます。  

はい

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 8月31日(木)00時02分11秒
  元を直しております。  

遅れてすみません!

 投稿者:ぽぽな  投稿日:2017年 8月30日(水)23時54分51秒
  選句です

○秋落暉東京臨海副都心
オール漢字がいい感じ。ビル街に見えたりする。

○逝く夏のわたせせいぞう色の海
なつかし。

○長き夜の死海の泥に包む肌
とってもお肌にいいんです。

○颱風の海がみたいと言ふ女
危ない恋が始まるかな。

○林火忌や浜に小き火を焚いて
横浜の人なんですね。

○第二幕あをき霧よりはじまりぬ
ちょっと北欧の劇っぽい。

○幕の内弁当松茸のうすうすと
ありそう。

○ラケットのガットの張りや秋澄めり
巧い!

○弓張月棺の上のサキソフォン
大好きだったのですね。

○栗ごはん月は地球に引っ張られ
栗ごはん、が良かったです。

○星飛んでファイルに知らぬ拡張子
面白い。

○張り強き弦に替へたる夜半の秋
ギターかな。

○つるかめ算旅人算の夜長かな
宿題頑張れ。

○喰ふ口の言ふ口となり秋の風
口っていろいろできる。

https://ja-jp.facebook.com/PoponaTsukino/

 

伊達公子句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 8月30日(水)23時49分8秒
  出題です。

【伊】
【達】
【公】
【子】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:9月2日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

海浜幕張句会

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 8月30日(水)23時20分4秒
編集済
  結果発表です。間違いありましたら、ご一報ください。


地蔵盆誰もなんにもゐない海     なむ  海
ずかと来て浜の無月と呟きぬ     なむ  月け
秋灯し喪服を畳む幕の裏       なむ  朝由亞洋
弓張月棺の上のサキソフォン     なむ  亞けぽ
地下を裂くサックス全都台風裡    なむ  亜
夜長こそわが恥かしき住処なれ    なむ  海ゆ

逝く夏のわたせせいぞう色の海    朝比古 ゆぽ
横浜に買ふシウマイや秋の雲     朝比古 むあ苑亞洋
秋灯のうすうす透きて鯨幕      朝比古 苑亜
新走り張詰めるまで酌みにけり    朝比古 月む
喰ふ口の言ふ口となり秋の風     朝比古 あ由百ゆぽ

海坊主チャンドラボース鳥黐に    海太
殷賑の浜にドドンパ馬肥ゆる     海太
処除幕を掲げドゥテルテ秋の航    海太
乳糖も破れたら夜なべして張れ    海太  月
秋刀魚より宮尊旨し直虎忌      海太

手鏡に秋冷の海もちかえる      ぽぽな 朝あ苑亜
黒髪は風です秋の浜あゆむ      ぽぽな 海由
月あかり人形劇の幕ひらく      ぽぽな 朝む苑亞け
山の水旨し桔梗の蕾張る       ぽぽな 百亜洋
秋の日をのせワッフルの出来上がり  ぽぽな あ苑亞

秋落暉東京臨海副都心        苑を  洋ぽ
良夜横浜崎陽軒に寄るべし      苑を  海
幕の内弁当松茸のうすうすと     苑を  けぽ
菊日和父のいつもの一張羅      苑を  朝百亜亞
プテラノドン飛んで秋天広がりぬ   苑を  由亞

颱風の海がみたいと言ふ女      月犬  朝あ由苑けぽ
林火忌や浜に小き火を焚いて     月犬  ぽ
天幕に影慌ただしき月夜かな     月犬  朝由けゆ
鵙声を張り上げ天に抗ひぬ      月犬
かき氷食べ自信家の赤き舌      月犬  百ゆ

海は日を上げ子離れの菊日和     百花  むあ
浜荻の声の高さの夕べかな      百花  苑
秋風のテントひとつや鯨幕      百花
鷹渡るイヤと言ひ張る子もあらん   百花  海
天国は白衣に交じる酔芙蓉      百花

長き夜の死海の泥に包む肌      あんこ 朝百洋ゆぽ
さはやかに「横浜」告ぐるアナウンス あんこ 海由亜
第二幕あをき霧よりはじまりぬ    あんこ 月む亜洋けゆぽ
星飛んでファイルに知らぬ拡張子   あんこ 月由苑百亜洋けぽ
どの道を通れど続く阿波踊      あんこ 朝む由百亜亞ゆ

庭は海原月光は棒となり       亞子  月海洋け
歌途切れ浜辺いつしか月の色     亞子  月
幕ふわり落ちて出づるやお月さま   亞子  むあ苑百
栗ごはん月は地球に引っ張られ    亞子  朝月海由苑百ゆぽ
月の出を待つや森にある窪み     亞子  朝月由百洋け

海に向くスターバックスカフェ秋暑  由季  海亜
秋の浜子連れ狼めく父子       由季  朝月海亞ゆ
揚花火今のにて幕かもしれず     由季  むけ
張りのある音して秋の花火かな    由季  亞
警備員多すぎるなり月の夜      由季  あ苑百洋ゆ

秋の海コーヒーミルの手に軽し    亜紀  け
海風の淋しかりけり赤とんぼ     亜紀
横浜の雨の匂ひといふ秋思      亜紀  朝苑ゆ
煙幕を突つ切るやうに芒原      亜紀  朝由洋け
幕間のシャンパンの泡秋兆す     亜紀
ラケットのガットの張りや秋澄めり  亜紀  朝むあ苑ぽ
変はりたるギターの音色秋彼岸    亜紀  あけ
栞紐ながなが釣瓶落しかな      亜紀  あ百洋

深海に半透明な茄子の馬       けんじ む百洋
浜辺より始まつてゐし秋思かな    けんじ ゆ
幕切れの爽やかエンドロールの薄明り けんじ 海
仲秋やギターの張りの緩みゆく    けんじ
信号の複眼蜩のいない街       けんじ あ亜

乾いたアサガオ海岸線の記憶     洋子  月あ亜亞
芝浜や談志のこゑのだだちゃ豆    洋子  む亜
麒麟草でる幕のないワンピース    洋子  海由亞
やつ張り行く竜胆を跨いで行く    洋子  月海あ百
つるかめ算旅人算の夜長かな     洋子  月苑ゆぽ

海せまき町を蜻蛉と坂道と      ゆかり 月由亞
横浜の横のひときは天高し      ゆかり む海
幕間をバジリコの香や涼あらた    ゆかり む
張り強き弦に替へたる夜半の秋    ゆかり ぽ
靴下と戻り鰹を買ひにけり      ゆかり む亜亞洋
 

あとお一人

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 8月30日(水)23時03分46秒
  選句まだですが、締め切り時間過ぎましたので集計にはいります。  

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 8月30日(水)21時56分53秒
  ○逝く夏のわたせせいぞう色の海
 今でもありありと思い出せるわたせせいぞうの絵柄であるが、確かにひとつの季節が死んでしまった感がある。「逝く夏」という表記はあまり好きではないが、この場合効いている。

○長き夜の死海の泥に包む肌
 美容用のパックだろうか。死んだように肌を預ける感じがなんとも「死海の泥」である。

○横浜の雨の匂ひといふ秋思
 潮の香りも混じっているのだろうか。地名が効いている。

○秋の浜子連れ狼めく父子
 「子連れ狼」は観ていなかったのでよく分からないが、ある種の暑苦しさを感じる。

○浜辺より始まつてゐし秋思かな
 自分の感情が自分の外側のある一点から始まっているという把握がよい。

○第二幕あをき霧よりはじまりぬ
 ドライアイスと青いフットライトでしょうか。いかにも第二幕です。

○天幕に影慌ただしき月夜かな
 これ、中八がなんとかならないのかなあ。天幕に影慌ただし+季語五音ではいけないのか。

○栗ごはん月は地球に引っ張られ
 栗ごはんを食べながらそういうことを感じられるってすごい。

○かき氷食べ自信家の赤き舌
 うそつきではなく、ちょっとひねって自信家なのがいいです。

○つるかめ算旅人算の夜長かな
 これ、「旅人算」という名前がすごく効いています。

○どの道を通れど続く阿波踊
 実景としては出番待ちや出番の終わった連がそこここにたむろしているような気もするのですが、「続く」と言い切ったところに文藝上の真がありますね。

○喰ふ口の言ふ口となり秋の風
 咀嚼し終わったのですね。

○警備員多すぎるなり月の夜
 じつは全員、族なのです。

○夜長こそわが恥かしき住処なれ
 係り結びですね。

 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 8月30日(水)20時49分45秒
  ◯秋の海コーヒーミルの手に軽し
いい朝を迎えたようですね。

◯庭は海原月光は棒となり
もはや地球全部が我が家です。

◯颱風の海がみたいと言ふ女
ルート検索したので一人で行ってください。

◯ずかと来て浜の無月と呟きぬ
それではあっしは帰りやすぜ。

◯煙幕を突つ切るやうに芒原
どこにも逃げ場はないようです。

◯月あかり人形劇の幕ひらく
ひょっこりひょうたん島野外ステージ。

◯第二幕あをき霧よりはじまりぬ
ムード満点、わくわくします。

◯天幕に影慌ただしき月夜かな
そこは見なかったことにしてください。

◯幕の内弁当松茸のうすうすと
しかも中国産。

◯揚花火今のにて幕かもしれず
しばし余韻を楽しみましょう。

◯弓張月棺の上のサキソフォン
向こうでもいい演奏を。

◯星飛んでファイルに知らぬ拡張子
ウイルス感染ですよ。

◯月の出を待つや森にある窪み
月見にいい場所を見つけました。

◯変はりたるギターの音色秋彼岸
違いがわかる人にはわかります、と言ってみたい。

 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 8月30日(水)18時05分0秒
  ◯秋落暉東京臨海副都心

道路灯がぽつぽつともるころ。

◯深海に半透明な茄子の馬

まだかろうじて茄子の馬。

◯長き夜の死海の泥に包む肌

なんか効きそう。

◯庭は海原月光は棒となり

鮫もくるかも。

◯横浜に買ふシウマイや秋の雲

瓢箪型の醤油ツボ。まだついてくるのかな。

◯煙幕を突つ切るやうに芒原

わりとえんえんと続く煙幕。でられない怖さ。

◯秋灯し喪服を畳む幕の裏

ゆっくり畳んでいます。

◯第二幕あをき霧よりはじまりぬ

グリコよこどり僕の横ふかい霧。

◯山の水旨し桔梗の蕾張る

きもちのいいひととき。

◯星飛んでファイルに知らぬ拡張子

なんだろうあやしげ。

◯靴下と戻り鰹を買ひにけり

靴下のとり扱いちょっと面白い。

◯警備員多すぎるなり月の夜

刺繍の上手な警備員知ってます。

◯月の出を待つや森にある窪み

あちこちでじっとしてる。

◯栞紐ながなが釣瓶落しかな

栞紐ながながのニュアンスがアンニュイで大人っぽい。
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年 8月30日(水)17時55分40秒
  ◯海せまき町を蜻蛉と坂道と
「海せまき」が実感のコトバ。尾道か?

◯乾いたアサガオ海岸線の記憶
アサガオと海岸線が響いている、

◯横浜に買ふシウマイや秋の雲
横浜のソウルフードとなりにけり。

◯秋の浜子連れ狼めく父子
たしかそういう映像がありました。

◯月あかり人形劇の幕ひらく
開幕のドキドキ感。

◯秋灯し喪服を畳む幕の裏
「幕の裏」という場所のの特殊性が出てます。

◯麒麟草でる幕のないワンピース
でも捨てられない。持っているだけでよい。

◯菊日和父のいつもの一張羅
季語が効いてます。

◯弓張月棺の上のサキソフォン
音楽葬だといいな。

◯張りのある音して秋の花火かな
高くあがりそう。

◯どの道を通れど続く阿波踊
まったくまったく。

◯プテラノドン飛んで秋天広がりぬ
雄大な秋空。

◯靴下と戻り鰹を買ひにけり
不思議な並びは、リアルかも。

◯秋の日をのせワッフルの出来上がり
わわっおいしそう。
 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 8月30日(水)17時30分4秒
  2017/08/30(水) 13:45
○海に向くスターバックスカフェ秋暑
夏の名残の海を見ながらブラックコーヒー&読書タイム

○乾いたアサガオ海岸線の記憶
海岸線の記憶に成るほどと。

○手鏡に秋冷の海もちかえる
下五のもちかえる、の展開が巧み。

○さはやかに「横浜」告ぐるアナウンス
横浜という地名のインパクト大ですね。

○芝浜や談志のこゑのだだちゃ豆
だだちゃ豆、香りも味も深みあり、そして談志の芝浜も。

○秋灯のうすうす透きて鯨幕
秋灯の雰囲気ですね。

○第二幕あをき霧よりはじまりぬ
あをき霧が幻想的。

○菊日和父のいつもの一張羅
一張羅があれば万能な父。

○山の水旨し桔梗の蕾張る
沢の水で育つ桔梗の美しき。

○星飛んでファイルに知らぬ拡張子
星飛んでが正にきっかけ。

○どの道を通れど続く阿波踊
あっちの道もこっちの道も踊り三昧。

○靴下と戻り鰹を買ひにけり
なんでもそろうアーケード商店街っていいなぁ。

○信号の複眼蜩のいない街
油蝉はよく鳴いているが、蜩がなかなかいないのが残念。

○地下を裂くサックス全都台風裡
台風裡の外とまた違った地下のサックスの音の嵐の対比。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 8月30日(水)17時02分56秒
  〇深海に半透明な茄子の馬
う。水漬く〇〇〇であらせられましたか。

〇長き夜の死海の泥に包む肌
使用前、使用後。写真では塗ってない肌の部分もつるんと!?

〇幕ふわり落ちて出づるやお月さま
人形劇の一シーン。かわいい。

〇やつ張り行く竜胆を跨いで行く
野菊でなく竜胆。どんな所かしらん。

〇菊日和父のいつもの一張羅
母はいくつも持っているけれど。

〇栗ごはん月は地球に引っ張られ
栗名月。

〇山の水旨し桔梗の蕾張る
掬って飲める辺りの桔梗、清純なかんじ。

〇星飛んでファイルに知らぬ拡張子
うわ、危ない危ない。星の王子さまではなさそうなので、うっかり開かないように。

〇かき氷食べ自信家の赤き舌
青でなく緑でなく、赤。

〇どの道を通れど続く阿波踊
横丁から覗いてあるく阿波踊。人の山で見えない。

〇喰ふ口の言ふ口となり秋の風
なにか言わないといけない関係って。。

〇警備員多すぎるなり月の夜
なんのデモでしょうか。

〇月の出を待つや森にある窪み
森で待つ月の出。最高。

〇栞紐ながなが釣瓶落しかな
あ、もう夕ご飯の支度しなきゃ、とか?
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 8月30日(水)16時12分17秒
  ○手鏡に秋冷の海もちかえる
蓋を開けるたび海が冷たく輝くのですね。

○颱風の海がみたいと言ふ女
面倒そうな奴なとこがよいです。

○横浜に買ふシウマイや秋の雲
買わねば。

○横浜の雨の匂ひといふ秋思
一昔前の歌謡曲っぽい秋思。

○浜荻の声の高さの夕べかな
浜荻の揺れる様が見えます。

○月あかり人形劇の幕ひらく
たったひとりのための人形劇を想像。

○秋灯のうすうす透きて鯨幕
お通夜ですね。

○幕ふわり落ちて出づるやお月さま
村芝居っぽい。

○ラケットのガットの張りや秋澄めり
ぴーんと秋ですね。

○栗ごはん月は地球に引っ張られ
栗ごはんの黄が月の黄を呼び出す感じが面白い。

○星飛んでファイルに知らぬ拡張子
宇宙人侵略の合図では。

○つるかめ算旅人算の夜長かな
夏休み最終日。

○警備員多すぎるなり月の夜
なにかあれば警備警備の世の中です。仕方ないにしても、なんだかなの気分。

○秋の日をのせワッフルの出来上がり
ふわふわほかほか。美味しい匂いも。
 

選句です。

 投稿者:由季  投稿日:2017年 8月30日(水)10時52分15秒
  ○海せまき町を蜻蛉と坂道と
小さな湾を囲む町をイメージ。

○颱風の海がみたいと言ふ女
やっかいだけれど、ほっておけない女。

○さはやかに「横浜」告ぐるアナウンス
やはり横花がふさわしいかと。

○黒髪は風です秋の浜あゆむ
風です、の言い切りに一票。

○煙幕を突つ切るやうに芒原
芒原を突っ切る感じ、わかります。

○秋灯し喪服を畳む幕の裏
静かな時間。幕、でいろいろ思わされます。

○天幕に影慌ただしき月夜かな
ドラマチックですね。

○麒麟草でる幕のないワンピース
とっておきのワンピースなのです。

○栗ごはん月は地球に引っ張られ
栗ごはんが絶妙です。

○星飛んでファイルに知らぬ拡張子
それヤバイやつだ。

○どの道を通れど続く阿波踊
本場の阿波踊はこんな感じなのでしょうか。

○プテラノドン飛んで秋天広がりぬ
プテラノドンのプが効いている。

○喰ふ口の言ふ口となり秋の風
ずっと観察していたのですね。

○月の出を待つや森にある窪み
窪みに弱い。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 8月30日(水)10時28分22秒
  ○海は日を上げ子離れの菊日和
新しい出発。晴れた海と菊日和が清々しい。

○乾いたアサガオ海岸線の記憶
夏の思い出のようでもあります。

○手鏡に秋冷の海もちかえる
「もちかえる」がよかった。

○颱風の海がみたいと言ふ女
道行の前触れのよう。

○横浜に買ふシウマイや秋の雲
崎陽軒。あの硬いごはんと一緒にたまに食べたくなる。

○幕ふわり落ちて出づるやお月さま
学校の劇みたい。お月さま、で物語の始まりを感じます。

○やつ張り行く竜胆を跨いで行く
頑固な娘の手洗いしぐさが見えるようです。

○ラケットのガットの張りや秋澄めり
目の付け所がいいなあ。季語もいい。

○喰ふ口の言ふ口となり秋の風
辛いこと言われていそう。喰ふ口、からの導入なので、
言葉を発する相手は親しいひとなのでしょうね。

○警備員多すぎるなり月の夜
いい晩なのに。怖い。

○秋の日をのせワッフルの出来上がり
香ばしきお茶の時間★

○信号の複眼蜩のいない街
「の」はなくてもよいかも。皮肉な実景が見える。

○変はりたるギターの音色秋彼岸
転調の音が聴こえます。

○栞紐ながなが釣瓶落しかな
暗くなった後から物語は佳境へ。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 8月29日(火)07時14分30秒
  ◯海に向くスターバックスカフェ秋暑
APAに向くシアトルズベストコーヒー。

◯地蔵盆誰もなんにもゐない海
トワ・エ・モワッと。

◯庭は海原月光は棒となり
海原お浜小浜VS月亭八光。

◯さはやかに「横浜」告ぐるアナウンス
よこはま たそがれ 火照るのワタシ。

◯横浜の横のひときは天高し
横浜の邪な横山。

◯黒髪は風です秋の浜あゆむ
鬘は禿です真由子です。

◯秋の浜子連れ狼めく父子
乳母車秋の怒濤にチャンとあり。

◯良夜横浜崎陽軒に寄るべし
無月なら神戸来来軒。

◯幕切れの爽やかエンドロールの薄明り
尻切れのシッカロールの薄ぼこり。

◯麒麟草でる幕のないワンピース
麒麟児が突っ張る幕内の土俵。

◯やつ張り行く竜胆を跨いで行く
奴鍼に行く国道を跨いで行く。

◯栗ごはん月は地球に引っ張られ
月9は野球に引っ張られ。

◯鷹渡るイヤと言ひ張る子もあらん
嫌よ嫌よもキスのうち。

◯夜長こそわが恥かしき住処なれ
煙立ち籠め万年布団こそ。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 8月27日(日)17時54分36秒
編集済
  ◎海は日を上げ子離れの菊日和
早い方がいい。18歳かなあ。

◎深海に半透明な茄子の馬
それは最早茄子の馬ではありません。

◎横浜に買ふシウマイや秋の雲
よき風情。シウマイ表記もいい。

◎横浜の横のひときは天高し
あそこかなあ。

◎芝浜や談志のこゑのだだちゃ豆
ふむ、懐かしい。

◎月あかり人形劇の幕ひらく
ひとりぼっちの羊飼いパチパチパチ。あのヨーデルが響く。

◎第二幕あをき霧よりはじまりぬ
ちょっとドキドキします。

◎幕ふわり落ちて出づるやお月さま
いっぺんに夜になるお約束。

◎幕間をバジリコの香や涼あらた
幕間にジェノヴェーゼパスタ。いい御身分です。

◎揚花火今のにて幕かもしれず
これが最後の一発かなあ、わかりにくいですよね。

◎ラケットのガットの張りや秋澄めり
55ポンドぐらい?

◎新走り張詰めるまで酌みにけり
表面張力の美学。

◎どの道を通れど続く阿波踊
メインを通らないと審査から外れます。

◎靴下と戻り鰹を買ひにけり
この不思議な生活感に惹かれます。
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 8月27日(日)11時13分18秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯海せまき町を蜻蛉と坂道と
 こういう町に住みたいと思うけど、年寄りに坂道はつらいな。

◯乾いたアサガオ海岸線の記憶
 海岸線の記憶がグー。

◯庭は海原月光は棒となり
 なんだかかっこいいですね。

◯ずかと来て浜の無月と呟きぬ
 ずかと来ましたか、それで無月、きっといい男(たぶん)だな。

◯歌途切れ浜辺いつしか月の色
 月の色の浜辺がグー。

◯秋の浜子連れ狼めく父子
 目が離せない。そのうち柳生の追っ手があらわれそう。

◯第二幕あをき霧よりはじまりぬ
 霧からはじまる第二幕、観たいです。

◯やつ張り行く竜胆を跨いで行く
 さっさと行きなさい。

◯栗ごはん月は地球に引っ張られ
 栗、月、地球の出会いよろしいかと。

◯新走り張詰めるまで酌みにけり
 受け皿ににたっぷりこぼしたあとね。

◯星飛んでファイルに知らぬ拡張子
 危ないファイル。開くとPCクラッシュします。

◯乳糖も破れたら夜なべして張れ
 なんのことやらさっぱりわからん。威張っておるのか。

◯つるかめ算旅人算の夜長かな
 子どもに教えているのかな、できの悪い子でいつまでたっても理解できない。

◯月の出を待つや森にある窪み
 森にはあちこちに窪みがありますね。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 8月27日(日)06時45分31秒
  ☆手鏡に秋冷の海もちかえる
 ひやひやと。家に着いた途端、儚く消える。

☆長き夜の死海の泥に包む肌
 全身パックだろうか。結構ブルジョア感あり。

☆颱風の海がみたいと言ふ女
 こういう女性嫌いじゃないけれど、危ういかも。

☆横浜の雨の匂ひといふ秋思
 ちょっと饐えたような潮の匂いとともに。

☆秋の浜子連れ狼めく父子
 中村錦之助ですな。冥府魔道。

☆煙幕を突つ切るやうに芒原
 煙幕とは言い得て妙。

☆月あかり人形劇の幕ひらく
 人形劇ってなぜか切ない感じがあるのは何故。

☆秋灯し喪服を畳む幕の裏
 なぜだか妙に艶っぽい。

☆天幕に影慌ただしき月夜かな
 慌ただしき、上手。できれば全体17音に収めたいところ。

☆ラケットのガットの張りや秋澄めり
 テニスかバドミントンかスカッシュか。

☆菊日和父のいつもの一張羅
 お気に入りなのだ。そして、一張羅だと、周りの人が感ずいていることを本人は知らない。

☆栗ごはん月は地球に引っ張られ
 栗ごはん句として異色。発想の飛ばし方に独自の感性。

☆どの道を通れど続く阿波踊
 これは徳島ではなくて、高円寺の感じがする。元地元民として、首肯するばかり。

☆月の出を待つや森にある窪み
 周りを伺いながら、静かに待つ。月見の風情というより狼男っぽい。
 

海浜幕張句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 8月27日(日)00時35分7秒
  投句一覧です。

【海】
海せまき町を蜻蛉と坂道と
海に向くスターバックスカフェ秋暑
海は日を上げ子離れの菊日和
海風の淋しかりけり赤とんぼ
海坊主チャンドラボース鳥黐に
乾いたアサガオ海岸線の記憶
手鏡に秋冷の海もちかえる
秋の海コーヒーミルの手に軽し
秋落暉東京臨海副都心
深海に半透明な茄子の馬
逝く夏のわたせせいぞう色の海
地蔵盆誰もなんにもゐない海
長き夜の死海の泥に包む肌
庭は海原月光は棒となり
颱風の海がみたいと言ふ女

【浜】
さはやかに「横浜」告ぐるアナウンス
ずかと来て浜の無月と呟きぬ
横浜に買ふシウマイや秋の雲
横浜の雨の匂ひといふ秋思
横浜の横のひときは天高し
歌途切れ浜辺いつしか月の色
黒髪は風です秋の浜あゆむ
芝浜や談志のこゑのだだちゃ豆
秋の浜子連れ狼めく父子
浜荻の声の高さの夕べかな
浜辺より始まつてゐし秋思かな
良夜横浜崎陽軒に寄るべし
林火忌や浜に小き火を焚いて
殷賑の浜にドドンパ馬肥ゆる

【幕】
煙幕を突つ切るやうに芒原
月あかり人形劇の幕ひらく
秋灯し喪服を畳む幕の裏
秋灯のうすうす透きて鯨幕
秋風のテントひとつや鯨幕
処除幕を掲げドゥテルテ秋の航
第二幕あをき霧よりはじまりぬ
天幕に影慌ただしき月夜かな
幕の内弁当松茸のうすうすと
幕ふわり落ちて出づるやお月さま
幕間のシャンパンの泡秋兆す
幕間をバジリコの香や涼あらた
幕切れの爽やかエンドロールの薄明り
揚花火今のにて幕かもしれず
麒麟草でる幕のないワンピース

【張】
やつ張り行く竜胆を跨いで行く
ラケットのガットの張りや秋澄めり
菊日和父のいつもの一張羅
弓張月棺の上のサキソフォン
栗ごはん月は地球に引っ張られ
山の水旨し桔梗の蕾張る
新走り張詰めるまで酌みにけり
星飛んでファイルに知らぬ拡張子
鷹渡るイヤと言ひ張る子もあらん
仲秋やギターの張りの緩みゆく
張りのある音して秋の花火かな
張り強き弦に替へたる夜半の秋
乳糖も破れたら夜なべして張れ
鵙声を張り上げ天に抗ひぬ

【当季雑詠】
かき氷食べ自信家の赤き舌
つるかめ算旅人算の夜長かな
どの道を通れど続く阿波踊
プテラノドン飛んで秋天広がりぬ
喰ふ口の言ふ口となり秋の風
靴下と戻り鰹を買ひにけり
警備員多すぎるなり月の夜
月の出を待つや森にある窪み
秋の日をのせワッフルの出来上がり
秋刀魚より宮尊旨し直虎忌
信号の複眼蜩のいない街
地下を裂くサックス全都台風裡
天国は白衣に交じる酔芙蓉
変はりたるギターの音色秋彼岸
夜長こそわが恥かしき住処なれ
栞紐ながなが釣瓶落しかな

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:8月30日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

まにょんさん

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 8月24日(木)19時53分51秒
   いらっしゃいませ。こちらは初めまして、でしたよね。よろしかったらぜひ次回から投句して下さいませ。

シュッ!

 

まにょんさま

 投稿者:亞子  投稿日:2017年 8月24日(木)10時47分1秒
  わかっていただけてうれしー。  

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