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せせいさん

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月28日(水)23時43分7秒
   せせいさんは、ご自分でもっとのびのびできる句会があると思いますので、他をお探し下さい。  
 

歴代一位句会

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 6月28日(水)23時37分13秒
  集計です。間違いありましたらご一報ください。
せせいさん、いい加減なことは止めてくださいね。
こちらは23時まで待っているのですよ。
正直なところ、句会で怒ったりしたくはないのですよ。

病歴に水虫あせも火事ヲタク     なむ  洋
夏野菜代金適宜この箱へ       なむ  月け
木苺を摘む朝一といふ時間      なむ
うまくゆく順位でいへば木下闇    なむ  ゆ
帰還兵の汀のごとく冷奴       なむ

夏の蝶履歴を消してゆくごとし    朝比古 む由洋海亞ゆ
代読の表彰状や花氷         朝比古 むあ
かき氷一気に食ぶるなどやめよ    朝比古
三伏の薄暗がりに立つ位牌      朝比古 月む
夕凪やふにやりと眠る赤ん坊     朝比古 あ由百亜け

遍歴の天幕旅団月涼し        月犬
代々の竹婦人並べ干されをり     月犬  け
一匹の小鬼生まれて梅雨の闇     月犬  むあ海ゆ
瓜揉むに方位気にする女かな     月犬  朝洋海
父の忌やゆらり緋鯉の影動く     月犬

巡歴を終へて水母となつてをり    海太  百洋
代々の金魚の名前みなハナコ     海太  む由洋け亞
一階を薔薇で埋めて二階に住む    海太  あ百洋亞ゆ
兜虫位の意地を見せてくれ      海太  月由ゆ
屁の河童ほどの寂しさ浮いてこい   海太  月む亞

歴然と蚊の声のする納戸かな     亞子  朝由洋ゆ
志ん生一代燦々となめくじり     亞子
短夜の鴨居に下がる一張羅      亞子  朝月むあ由亜洋ゆ
苔の花位牌ひねもす前を向き     亞子  朝月む亜
香水にぶつかる香水エレベータ    亞子  海

水打つて歴女あつまる古本屋     洋子  百亜
永代橋ぽつぽつと雨ソーダ水     洋子  あ
鳰の巣へ一眼レフの尖るなり     洋子  朝あ亞ゆ
昼寝覚め出窓の位置をみうしなふ   洋子  け海
クレヨンの黄色とりあふ木下闇    洋子  あけゆ

歴然と曲がつてゐたる網戸かな    けんじ む
炎昼や支店の消えて代理店      けんじ 海
代休はいつも月曜柚子の花      けんじ 亜
一抹の不安ハンモックのしなり    けんじ 朝あ由亜
電位差は電圧のことソーダ水     けんじ 月ゆ
蘭鋳へ方位磁石の針止まる      けんじ 月あ
いつまでも向き定まらず竹婦人    けんじ 百亜

歴代の猫の写真よ額の花       あんこ むゆ
ひつじ草代役で行く美術館      あんこ 由亜海
一点の差に終はりたる夕焼かな    あんこ むけ
白日傘互ひの位置を計りをり     あんこ 月由亜洋け亞
エイリアン現れさうな冷蔵庫     あんこ 由百亞

なめくぢりよべの軌跡の歴残と    亜紀  由
歴史家の家に常駐ひきがへる     亜紀  月由洋け
代議士の離党届やさみだるる     亜紀
一向にすすまぬ事案かたつむり    亜紀  け海
決勝へ残る順位や緑さす       亜紀
棒読みの台詞まはしや心太      亜紀  朝あ
窓際に並ぶ面々雲の峰        亜紀  由
かき氷ハーフタイムのメンバー表   亜紀

ハイビスカス歴史の中の慰霊の日   百花  月
代返に使ふ声色夏期講習       百花  亞
白虹は一色である尾瀬の朝      百花
灰皿と碁盤の位置と夕凪と      百花  むあ亜け亞
夏痩せや顔から胸の辺りまで     百花  ゆ

紫陽花のつづきに座るお歴々     由季  朝むあ亜洋亞
夏料理シェアし代官山の裏      由季  海
まくなぎの一匹に触れ終了す     由季  百海
五位鷺の水ごと昏くなつてゆく    由季  朝月百洋亞
空梅雨や一円玉は一グラム      由季  朝百亜け亞
歴史的写真のなかのサングラス    由季  朝ゆ

沖縄忌藤の木を見て納得す      せせい
さくらんぼ代表太宰治かな      せせい
一献を重ねて信用梅雨晴間      せせい 百
位置確か夏の雨より確かかな     せせい
カルピスが紫色で癒される      せせい 百海

遍歴のことはさておき心太      ゆかり 洋
代々木にて地下鉄を降り夏の森    ゆかり 朝百亜海亞
一転し涙にじませ夏料理       ゆかり
猫もまた定位置のある端居かな    ゆかり 月海
廃校に夏草を刈るひと集ふ      ゆかり 朝百け
 

では

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 6月28日(水)23時15分32秒
  締め切りますね。これから集計に入ります。
なんだかなあ。
 

せせいさん

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 6月28日(水)23時01分54秒
  もう少し待ちます。いつもぎりぎりね:笑  

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月28日(水)20時48分51秒
  ○夏の蝶履歴を消してゆくごとし
 ずいぶん人間感情が投影されていますね。

○歴史的写真のなかのサングラス
 マッカーサーしか思い出せないのはなぜだろう。

○歴然と蚊の声のする納戸かな
 はい。歴然と聞こえます。

○歴代の猫の写真よ額の花
 猫とか社長とか、パターンになっているような気がしますが、「額の花」を持ってきたことによって「猫のひたいほどの…」という別の慣用句を呼び込むことに成功して妙にねじれた可笑しさをたたえています。

○一階を薔薇で埋めて二階に住む
 一階は死者の部屋なのでしょうか。

○一匹の小鬼生まれて梅雨の闇
 「小」が妙に効いていますね。

○短夜の鴨居に下がる一張羅
 「愛の巣」感があります。

○鳰の巣へ一眼レフの尖るなり
 「尖るなり」がすばらしいですね。ズームレンズがぐっと伸びる感じが捉えられています。

○うまくゆく順位でいへば木下闇
 木下闇だったら、すごくうまく行ったような気もします。

○兜虫位の意地を見せてくれ
 へたれているわけですね。

○電位差は電圧のことソーダ水
 ソーダ水のぴしぴし感がうまく表現されています。

○クレヨンの黄色とりあふ木下闇
 そのうち、人の画用紙に描き始めます。

○夏痩せや顔から胸の辺りまで
 脇腹や下半身は充実しているのですね。
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年 6月28日(水)12時03分10秒
  ◯夏の蝶履歴を消してゆくごとし
すーっとフェイドアウト。

◯紫陽花のつづきに座るお歴々
「つづき」が感じ。

◯代々の金魚の名前みなハナコ
明るい。名前は大事です。

◯代々木にて地下鉄を降り夏の森
神宮という大きな森が都心の真ん中にある不思議。

◯代返に使ふ声色夏期講習
今でも?

◯一階を薔薇で埋めて二階に住む
二階でかぐ香りやいかに。

◯空梅雨や一円玉は一グラム
百枚百グラムと思うと、意義深い。

◯鳰の巣へ一眼レフの尖るなり
ぐぐっとレンズが飛び出してる様子か?

◯灰皿と碁盤の位置と夕凪と
暑い日が暮れてさて。

◯五位鷺の水ごと昏くなつてゆく
全体がぼーっと水墨化。

◯白日傘互ひの位置を計りをり
日傘の、なんというか「わがまま」な感じが出ています。

◯エイリアン現れさうな冷蔵庫
中に居るのではなく現れて開けると。

◯屁の河童ほどの寂しさ浮いてこい
河童が浮いてきそうな・・・。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 6月28日(水)09時58分40秒
  ◯夏の蝶履歴を消してゆくごとし
現。

◯ひつじ草代役で行く美術館
件。

◯炎昼や支店の消えて代理店
元。

◯夏料理シェアし代官山の裏
減。

◯代々木にて地下鉄を降り夏の森
舷。

◯まくなぎの一匹に触れ終了す
限。

◯一向にすすまぬ事案かたつむり
厳。

◯一匹の小鬼生まれて梅雨の闇
幻。

◯瓜揉むに方位気にする女かな
験。

◯昼寝覚め出窓の位置をみうしなふ
眩。

◯猫もまた定位置のある端居かな
間。

◯カルピスが紫色で癒される
源。

◯香水にぶつかる香水エレベータ
嫌。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 6月27日(火)21時37分16秒
  ◯歴史家の家に常駐ひきがへる
何か重要な見落としを主張しているとか。

◯夏野菜代金適宜この箱へ
味は帰ってからのお楽しみ。

◯代々の金魚の名前みなハナコ
何代目かは不明です。

◯代々の竹婦人並べ干されをり
古くなって捨てられないほどの愛着。色とか臭いとか大丈夫なのか。

◯一向にすすまぬ事案かたつむり
つまり休憩中。

◯一点の差に終はりたる夕焼かな
どうせなら大差のほうがあきらめもつきます。

◯空梅雨や一円玉は一グラム
はい。でも百円は百グラムではありません。

◯灰皿と碁盤の位置と夕凪と
煙が真っすぐ上がっていきます。

◯昼寝覚め出窓の位置をみうしなふ
なぜ出窓なのか。非常口なのか。

◯白日傘互ひの位置を計りをり
上下にかわすか、それとも直接対決で。

◯クレヨンの黄色とりあふ木下闇
仲良くしてね。

◯廃校に夏草を刈るひと集ふ
本当は肝試しだったり。

◯夕凪やふにやりと眠る赤ん坊
何か横切ったのでしょう。

 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 6月27日(火)17時50分59秒
  ◯夏の蝶履歴を消してゆくごとし

手品師みたいにね。

◯紫陽花のつづきに座るお歴々

お歴々!かわいらしい。

◯巡歴を終へて水母となつてをり

いきつくさきはやっぱり水母だったのね。

◯病歴に水虫あせも火事ヲタク

しょぼすぎる病歴のわりに過激な趣味。

◯遍歴のことはさておき心太

はやく聞きたい。

◯歴史家の家に常駐ひきがへる

家でもときどきひきがえると遭遇します。常駐しているようです。


◯歴然と蚊の声のする納戸かな

たしかに歴然!です。

◯代々の金魚の名前みなハナコ

花子という象もいました。

◯一階を薔薇で埋めて二階に住む

つかのまいい匂いしそう。二階に外階段ついてる。


◯短夜の鴨居に下がる一張羅

一張羅ってなんか大正モダン。

◯瓜揉むに方位気にする女かな

微妙な気配がきになるのよ。

◯五位鷺の水ごと昏くなつてゆく

儚い墨絵みたいなテイスト。

◯白日傘互ひの位置を計りをり

鬼気迫るライバル意識。
 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 6月27日(火)16時06分4秒
  ○紫陽花のつづきに座るお歴々
お歴々も七変化のように。

○水打つて歴女あつまる古本屋
程よきかしましさ。

○ひつじ草代役で行く美術館
都合よきときに都合よく。

○代休はいつも月曜柚子の花
慎ましやかにちゃっかりと。

○代々木にて地下鉄を降り夏の森
夏の森の緑の生命力が半端ない。

○一抹の不安ハンモックのしなり
毎度一瞬頭を過るのである。

○空梅雨や一円玉は一グラム
一グラムが軽く感じてしまう日よ。

○短夜の鴨居に下がる一張羅
翌朝は遅刻厳禁。

○灰皿と碁盤の位置と夕凪と
いつものメンツがいつもの位置で。

○苔の花位牌ひねもす前を向き
苔の花が味わい深く。

○白日傘互ひの位置を計りをり
気づかれたくない知人とか。

○いつまでも向き定まらず竹婦人
居心地が悪かったのかしら。

○夕凪やふにやりと眠る赤ん坊
柔らかでぷよぷよでかわいい。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 6月27日(火)11時43分20秒
  〇巡歴を終へて水母となつてをり
う~ん、巡歴が終わっても輪廻は終わりません。

〇水打つて歴女あつまる古本屋
その手の本がメインの古本屋さん。

〇代々木にて地下鉄を降り夏の森
地下鉄がいいですね。実際はJRであっても。森の量感と湿度を感じます。

〇まくなぎの一匹に触れ終了す
終了って・・・。他人事なのね。

〇一階を薔薇で埋めて二階に住む
倉庫の上に住んでいるのかな? 出荷前の薔薇とか・・。

〇一献を重ねて信用梅雨晴間
なにやら怪しげな関係の信用ですね。

〇空梅雨や一円玉は一グラム
虚しさを感じてしまいます。

〇五位鷺の水ごと昏くなつてゆく
水ごと昏く、というのが良いですね。作者も昏くなっていきますが。

〇いつまでも向き定まらず竹婦人
暑そう!!

〇エイリアン現れさうな冷蔵庫
新しく買った冷蔵庫は、しばらくそんな感じです。

〇カルピスが紫色で癒される
色の違うカルピスで、気分転換しましょう。

〇廃校に夏草を刈るひと集ふ
廃校前には、村の皆が運動会にも入学式にも集まったのですね。

〇夕凪やふにやりと眠る赤ん坊
「ふにゃり」に即物感があります。
 

選句しました。

 投稿者:由季  投稿日:2017年 6月26日(月)22時39分35秒
  ○なめくぢりよべの軌跡の歴残と
粘着質に光っています。

○夏の蝶履歴を消してゆくごとし
黒い影が過ぎるのはそんな感じ。

○歴史家の家に常駐ひきがへる
歴史家と蟇はいい取り合わせ。

○歴然と蚊の声のする納戸かな
嫌な納戸ですね。声と言ったのがよかった。

○ひつじ草代役で行く美術館
どんなシチュエーションでしょう。
場所は上野をイメージしました。

○代々の金魚の名前みなハナコ
それでも名前をつける、ある意味律儀。

○一抹の不安ハンモックのしなり
ギシギシいうのが不安を感じさせます。

○短夜の鴨居に下がる一張羅
明日の予定が楽しみです。

○兜虫位の意地を見せてくれ
結構な意地な気がします。

○白日傘互ひの位置を計りをり
女性同士の微妙な関係でしょうか。

○エイリアン現れさうな冷蔵庫
そんな冷蔵庫ありそうな、無さそうな。

○窓際に並ぶ面々雲の峰
学校の窓を連想。健康的な感じがします。

○夕凪やふにやりと眠る赤ん坊
生まれたて感あり。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 6月26日(月)18時00分7秒
  ○紫陽花のつづきに座るお歴々
同じまるみとボリューム感?

○永代橋ぽつぽつと雨ソーダ水
雨がソーダ水へ移行したかのようなイメージが面白い。

○代読の表彰状や花氷
あまり感情がこもってなさそうな感じがします。

○一階を薔薇で埋めて二階に住む
なんだか怖いような綺麗さ。

○一匹の小鬼生まれて梅雨の闇
幻想的な梅雨の闇。

○一抹の不安ハンモックのしなり
気~を~つ~け~て~~

○短夜の鴨居に下がる一張羅
明日はどこへお出かけ?

○鳰の巣へ一眼レフの尖るなり
シャッターチャンス。

○灰皿と碁盤の位置と夕凪と
ぬるい穏やかな時間。

○蘭鋳へ方位磁石の針止まる
蘭鋳は不思議な力持っていそう。

○クレヨンの黄色とりあふ木下闇
小さい子ですかね。声も聴こえるし、色の対比もいい。

○棒読みの台詞まはしや心太
心太ぽい。

○夕凪やふにやりと眠る赤ん坊
どこまでも静かで伸びやか。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 6月25日(日)17時23分1秒
  ◎夏の蝶履歴を消してゆくごとし
ふむ。消してゆくなあ。

◎紫陽花のつづきに座るお歴々
見えるようだ。

◎歴然と曲がつてゐたる網戸かな
あるなあ。外れているだけと思ったのに。

◎歴代の猫の写真よ額の花
それぞれの思い出。

◎代々の金魚の名前みなハナコ
今度のハナコ、二代前のハナコ。

◎代読の表彰状や花氷
この間表彰状ではなくて 弔辞の代読を連続で聞きました。

◎一点の差に終はりたる夕焼かな
白球か楕円球か蹴球か。青春だなあ。

◎一匹の小鬼生まれて梅雨の闇
よく生まれます。

◎短夜の鴨居に下がる一張羅
よき風情。

◎灰皿と碁盤の位置と夕凪と
両サイドにお盆を置いて載せるのがいい。

◎三伏の薄暗がりに立つ位牌
あんまり寝ない。

◎苔の花位牌ひねもす前を向き
あんまり裏返らない。

◎屁の河童ほどの寂しさ浮いてこい
その寂しさに一票。
 

選句しました。

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 6月25日(日)12時58分14秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯ハイビスカス歴史の中の慰霊の日
 こういう句も大事。

◯歴史家の家に常駐ひきがへる
 あ、なんだかいいですね。歴史家とひきがえるってぴったり。ちょっと松本清張的。

◯夏野菜代金適宜この箱へ
 百円とかではなく、適宜がいいかと。でもいくらにしたものかちょっと迷いますね。

◯短夜の鴨居に下がる一張羅
 明日はお出かけですね。少し寂しげ。

◯兜虫位の意地を見せてくれ
 はい、努力してみます。

◯五位鷺の水ごと昏くなつてゆく
 ああ、そんな感じありますねえ。うまい。

◯三伏の薄暗がりに立つ位牌
 位牌かああ。思いつかなかった。

◯苔の花位牌ひねもす前を向き
 お、ここにも位牌。たしかにいつも前を向いているな。苔の花がグー。

◯電位差は電圧のことソーダ水
 そうなんですか、電気関係はまるでわからぬ。ソーダ水がいいですね

◯猫もまた定位置のある端居かな
 あるある。うちの黒猫病気で昨日点滴やりました。すこし回復。

◯白日傘互ひの位置を計りをり
 日傘が触れ合わぬよう気を遣っているのでしょうね。

◯蘭鋳へ方位磁石の針止まる
 北向きにいるのですね。あの頭に針を呼び寄せるものが潜んでいるのかもしれませんが。

◯屁の河童ほどの寂しさ浮いてこい
 可笑しいけどさみしいね。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 6月25日(日)06時15分43秒
  ☆紫陽花のつづきに座るお歴々
 お歴々かぁ。お雛壇の人たちとも言う。

☆歴史的写真のなかのサングラス
 マッカーサーかな。

☆歴然と蚊の声のする納戸かな
 歴然とという言いぶりの可笑しさ。

☆代々木にて地下鉄を降り夏の森
 都営大江戸線代々木から明治神宮へ。

☆一抹の不安ハンモックのしなり
 せっかくの安息から一転…なんてことにならないように。

☆空梅雨や一円玉は一グラム
 豆知識。

☆短夜の鴨居に下がる一張羅
 明日、いやもう今日か。おめかしの支度は楽しい。

☆鳰の巣へ一眼レフの尖るなり
 尖るは俳句的発見。

☆瓜揉むに方位気にする女かな
 あまり気にしない方がよろしいのでは。

☆五位鷺の水ごと昏くなつてゆく
 周囲の景に溶け込んで。

☆苔の花位牌ひねもす前を向き
 言われてみれば。

☆廃校に夏草を刈るひと集ふ
 廃校もときどききれいにしてあげないと。

☆棒読みの台詞まはしや心太
 素人芝居のお稽古。この心太はあまり美味しくなさそう。
 

歴代一位句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月25日(日)00時27分59秒
  投句一覧です。

【歴】
なめくぢりよべの軌跡の歴残と
ハイビスカス歴史の中の慰霊の日
沖縄忌藤の木を見て納得す
夏の蝶履歴を消してゆくごとし
紫陽花のつづきに座るお歴々
巡歴を終へて水母となつてをり
水打つて歴女あつまる古本屋
病歴に水虫あせも火事ヲタク
遍歴のことはさておき心太
遍歴の天幕旅団月涼し
歴史家の家に常駐ひきがへる
歴史的写真のなかのサングラス
歴然と蚊の声のする納戸かな
歴然と曲がつてゐたる網戸かな
歴代の猫の写真よ額の花

【代】
さくらんぼ代表太宰治かな
ひつじ草代役で行く美術館
永代橋ぽつぽつと雨ソーダ水
炎昼や支店の消えて代理店
夏野菜代金適宜この箱へ
夏料理シェアし代官山の裏
志ん生一代燦々となめくじり
代議士の離党届やさみだるる
代休はいつも月曜柚子の花
代々の金魚の名前みなハナコ
代々の竹婦人並べ干されをり
代々木にて地下鉄を降り夏の森
代読の表彰状や花氷
代返に使ふ声色夏期講習

【一】
かき氷一気に食ぶるなどやめよ
まくなぎの一匹に触れ終了す
一階を薔薇で埋めて二階に住む
一献を重ねて信用梅雨晴間
一向にすすまぬ事案かたつむり
一転し涙にじませ夏料理
一点の差に終はりたる夕焼かな
一匹の小鬼生まれて梅雨の闇
一抹の不安ハンモックのしなり
空梅雨や一円玉は一グラム
短夜の鴨居に下がる一張羅
白虹は一色である尾瀬の朝
木苺を摘む朝一といふ時間
鳰の巣へ一眼レフの尖るなり

【位】
うまくゆく順位でいへば木下闇
位置確か夏の雨より確かかな
瓜揉むに方位気にする女かな
灰皿と碁盤の位置と夕凪と
兜虫位の意地を見せてくれ
決勝へ残る順位や緑さす
五位鷺の水ごと昏くなつてゆく
三伏の薄暗がりに立つ位牌
苔の花位牌ひねもす前を向き
昼寝覚め出窓の位置をみうしなふ
電位差は電圧のことソーダ水
猫もまた定位置のある端居かな
白日傘互ひの位置を計りをり
蘭鋳へ方位磁石の針止まる

【当季雑詠】
いつまでも向き定まらず竹婦人
エイリアン現れさうな冷蔵庫
かき氷ハーフタイムのメンバー表
カルピスが紫色で癒される
クレヨンの黄色とりあふ木下闇
夏痩せや顔から胸の辺りまで
帰還兵の汀のごとく冷奴
香水にぶつかる香水エレベータ
窓際に並ぶ面々雲の峰
廃校に夏草を刈るひと集ふ
父の忌やゆらり緋鯉の影動く
棒読みの台詞まはしや心太
夕凪やふにやりと眠る赤ん坊
屁の河童ほどの寂しさ浮いてこい

(以上)

13句選(特選、逆選なし)
選句締切:6月28日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

歴代一位句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月21日(水)23時27分52秒
  出題です。

【歴】
【代】
【一】
【位】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:6月24日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

徹底取材句会

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 6月21日(水)23時21分34秒
  結果発表です。
間違いありましたら、ご一報ください。

徹頭も徹尾も兜虫なるぞ        なむ   け洋ゆ
白靴の底に裏面史顔面史        なむ
病葉を取れど朽ちなむ滑り台      なむ   せ
逸材といはれてけふの蝸牛       なむ   朝由洋亜せ
湯あがりの肩に山椒魚の影       なむ   百あけ由

一徹に閑かに待ちて蟻地獄       朝比古  月亞亜
兵隊のやうにプールの底磨く      朝比古  あけゆせ
鳥取に砂集まりて梅雨に入る      朝比古  む百海み
廃材の上に立ちたる羽抜鶏       朝比古  む月由ゆ
含羞は極彩色の熱帯魚         朝比古  月百み

蛇を見よ徹頭徹尾蛇である       月犬   ゆみせ
このあたり底だな百足も這つてをる   月犬   け由
手に取れば肉の冷たき蝸牛       月犬   百あ由洋亞亜み
黒南風や廃材のごと酔ひつぶれ     月犬   朝む由ゆ亜
停まるたびバスの車窓に額の花     月犬   あけせ

蠅が飛ぶ星一徹を避けて飛ぶ      亞子   む海洋亜
猫が来て午睡の底を覗きけり      亞子   む月百海け由洋ゆ亜み
夏蝶のふわり明るき取水口       亞子   百あゆ
緩衝材ぷちぷちぷちぷ旱梅雨      亞子   むみ
短夜の切取線上の鋏          亞子   あけ亜

紫陽花が徹子の部屋にあふれをり    由季   あ
あいの風いちばん底の田にをりぬ    由季   海あ
取扱品目になし竹婦人         由季   け亜
材料の多きレシピや梅雨籠       由季   朝け
十薬を辿つて歩く徹夜ハイ       由季
船底をドックに曝す暑さかな      由季   む百ゆ亜

花擬宝珠徹子に訊いてからなら食ふ   海太
滴りのピューレピューロと平成の底   海太
取手競輪逃げてなんぼの暑さかな    海太   む亞せ
材木の青嶺に鳥を鳴かせし過去     海太
花沙羅の落ちしと遺書を認める     海太   由

糸とんぼ徹子の部屋へ来てゐたり    洋子   け由み
水無月を丸底フラスコすきとほる    洋子   朝月海み
美しく取りあふ美しいあぢさゐ     洋子
画材屋とコトリ屋ならぶ入道雲     洋子   朝む亞ゆ亜み
梯子から梯子あをすももただよふ    洋子

滝落つる徹底的といふ無心       亜紀   月亞
夜の底をけぶりて薔薇の花崩る     亜紀   海
取り置きの書籍一冊梅雨夕焼      亜紀   朝亞み
材木座海岸までを白日傘        亜紀   朝月由洋亞ゆせ
角材の積まれてありぬ梅雨の月     亜紀   朝け亞せ
一列に進む白壁蟻の列         亜紀   海
向き合うて屈む線香花火かな      亜紀   朝む月海由洋亞みせ

さぼてんの花徹夜して園子温      あんこ  けみせ
水槽の底より次々と海月        あんこ  む洋亞ゆ亜
雨の音取り出す真夜の缶ビール     あんこ  む百ゆ亜
食材の鍋に踊りしキャンプ場      あんこ  海洋
金魚草子どもの顔で告白す       あんこ  朝せ

撤収を余儀なくされし昼寝かな     けんじ  月由ゆ
底上げの長靴底上げのラムネ瓶     けんじ  海洋
取り分を尺取虫の主張せり       けんじ
食材の全て持ち寄り夏料理       けんじ  月百亞み
紫陽花の内へ内へと朽ちにけり     けんじ  朝あ洋亜
枯れ井戸を慰めてゐし白雨かな     けんじ  百

徹夜して老鶯鳴き損なふ朝(あした)  せせい
底に居る蟻を見下ろしながら食べ    せせい
取説を汚して仕舞ふ施設かな      せせい
材木が襲ふ幻想熱帯夜         せせい  月百あ
揚羽来て羽根振るはせて自己の位置   せせい

桃鉄の夜を徹したる楸邨忌       みやさと せ
底光りする声の師や昼寝覚       みやさと 百洋亞
炎天や取締役の鬱血痕         みやさと
端居して晩飯と画材のにほひ      みやさと 朝洋
ところてんゆふべはおたのしみでしたね みやさと 月
言ひそびれたる言の葉やラムネ飲む   みやさと
得恋用はなうた歌ひ星涼し       みやさと
少年の肢体を包む夏蒲団        みやさと 百海あ洋亞

梅雨寒や徹夜中継みる体力       百花
藍ゆかた天底離るにまかせをり     百花   海
取り敢へず食べて夏痩せ待つてをり   百花   む海け由せ
夏暁や句材にはかに光のなか      百花
膝へ置くあんみつの盆滝の音      百花   む海ゆみ

梅雨寒を灯す武満徹かな        ゆかり  月
もやもやの底くつきりと箱眼鏡     ゆかり  朝百由亞せ
取扱説明書だけあり麦酒        ゆかり  あけ
材木のやや傾いてさみだるる      ゆかり  朝月あ亜
海紅豆みて緑道を折り返す       ゆかり  あ
 

選句します

 投稿者:せせい  投稿日:2017年 6月21日(水)22時54分35秒
  ○さぼてんの花徹夜して園子温
季語は「さぼてんの花」。映画監督ですね。元は詩を書いていたようです。季語との相性を想いました。

○蛇を見よ徹頭徹尾蛇である
季語は「蛇」。リアリティー。鉄が句すら感じられました。デッサンして居る様にも。

○桃鉄の夜を徹したる楸邨忌
季語は「楸邨忌」。7月3日ですね。ファミコン的なゲームと楸邨。詩的な共鳴を感じました。

○もやもやの底くつきりと箱眼鏡
季語は「箱眼鏡」。「もやもや」「くっきり」、こう言ったきびきびとした言葉使いが印象的でした。

○兵隊のやうにプールの底磨く
季語は「プール」。ソルジャーの様にプールの底をごしごしと。

○取り敢へず食べて夏痩せ待つてをり
季語は「夏痩せ」。怠惰な態度に却って俳諧味があるかと。

○取手競輪逃げてなんぼの暑さかな
季語は「暑さ」。茨城県取手市。逃げきってなんぼ。暑さが感じられました。

○病葉を取れど朽ちなむ滑り台
季語は「病葉」。植物の運命。滑り台が意味ありげに有る。

○逸材といはれてけふの蝸牛
季語は「蝸牛」。逸材とは特筆すべき言葉。エスカルゴ的な料理方面のイメージも湧きました。

○角材の積まれてありぬ梅雨の月
季語は「梅雨の月」。どこぞの空き地。資材置き場に梅雨の月。

○材木座海岸までを白日傘
季語は「白日傘」。鎌倉の海。何かモネの絵さえも浮かんで来ました。

○金魚草子どもの顔で告白す
季語は「金魚草」。「子どもの顔」が気にかかりました。何か意味深な。

○向き合うて屈む線香花火かな
季語は「花火」。夏の夜の風物詩みたいな感じですね。

○停まるたびバスの車窓に額の花
季語は「額の花」。6月は紫陽花の季節ですね。小粋な詠みぶりだと思いました。
 

選句しました

 投稿者:みやさと  投稿日:2017年 6月21日(水)22時16分32秒
  さぼてんの花徹夜して園子温
園子温を徹夜!ちょっと重たそうな感じとさぼてんの花の取り合わせが面白いです。

糸とんぼ徹子の部屋へ来てゐたり
徹子の部屋の永遠性が際立っているというか、迷い込んだ糸とんぼが出られなさそうです。

蛇を見よ徹頭徹尾蛇である
い、言われてみれば!

水無月を丸底フラスコすきとほる
丸底フラスコ、かたちがかわいくて好きなのでした。確かにどことなく水無月っぽいような……。

猫が来て午睡の底を覗きけり
猫ってひとに見えないものを見ていそう。

取り置きの書籍一冊梅雨夕焼
読むのが待ち遠しい本のある喜び。

手に取れば肉の冷たき蝸牛
ひんやりじめじめ。なんだろう、かたつむりも生きているんだなあ、って思います。

鳥取に砂集まりて梅雨に入る
美しき砂の国……叙情!

画材屋とコトリ屋ならぶ入道雲
こういう街に住んでみたいな。

緩衝材ぷちぷちぷちぷ旱梅雨
あっなんか夢中になっちゃう感じ、わかります!

食材の全て持ち寄り夏料理
何ができたのか、想像がふくらみます。

含羞は極彩色の熱帯魚
言い切りの強さにしびれました。

向き合うて屈む線香花火かな
青春の思い出……!

膝へ置くあんみつの盆滝の音
水の音が聞こえてくるような、臨場感が好きです。

 

選句します。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 6月21日(水)22時13分31秒
  〇一徹に閑かに待ちて蟻地獄
待たれてゐるといふ恐ろしさ。

〇蠅が飛ぶ星一徹を避けて飛ぶ
蝿はなんでも知ってゐる。

〇水槽の底より次々と海月
湧いてくるようにつぎつぎと。

〇猫が来て午睡の底を覗きけり
なんでもお見通しの猫。

〇雨の音取り出す真夜の缶ビール
雨音と缶ビールを開けるプシュッとが響く。

〇取扱品目になし竹婦人
ないものはないと言うてをる。。

〇手に取れば肉の冷たき蝸牛
肉の冷たきがリアルだ。

〇逸材といはれてけふの蝸牛
明日はまた別なのね。

〇画材屋とコトリ屋ならぶ入道雲
異業種なれど仲良しで。

〇黒南風や廃材のごと酔ひつぶれ
梅雨を呼ぶ風のような重苦しさ、そんな日もあるさ。

〇材木のやや傾いてさみだるる
ややが良い感じでさみだるる。

〇紫陽花の内へ内へと朽ちにけり
大きな紫陽花の毬だからこそ。

〇船底をドックに曝す暑さかな
曝すという措辞がもたらす暑さ。

〇短夜の切取線上の鋏
切り取り線を切ってゆく音が聞こえる。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月21日(水)21時55分36秒
  ○蛇を見よ徹頭徹尾蛇である
 結局のところ蛇は蛇だとしか言っていないのだけど、なんとも堅い言い回しがいいですね。

○徹頭も徹尾も兜虫なるぞ
 ううむ、兜虫って徹尾感があまりないんだけど、徹頭感がそれを補って余りある感じですね。

○撤収を余儀なくされし昼寝かな
 「掃除機かけるからどいて!」

○水槽の底より次々と海月
 水槽の側面が真っ青で海月がライトアップされている感じがあります。

○猫が来て午睡の底を覗きけり
 午睡感がありますね。

○兵隊のやうにプールの底磨く
 デッキブラシって軍艦の甲板っぽいですよね。

○雨の音取り出す真夜の缶ビール
 これ、わざとそう書いているのだと思うけど、缶ビールを取り出すのではなく、雨の音を取り出すようにも読めて面白いです。

○夏蝶のふわり明るき取水口
 ぎらぎらした光が見えるようですね。

○画材屋とコトリ屋ならぶ入道雲
 わざわざ片仮名にした「コトリ屋」といい、街角と入道雲を強引に取り合わせたことといい、どこか現実ではない郷愁のなかのような味わいがありますね。

○黒南風や廃材のごと酔ひつぶれ
 目が覚めたら夢の島にいそうですね。

○材木座海岸までを白日傘
 地名一発勝負ですね。

○廃材の上に立ちたる羽抜鶏
 「立ちたる」という措辞にぎくっとしますね。

○船底をドックに曝す暑さかな
 旅先のスケッチでしょうか。珍しいものを見ましたね。

○膝へ置くあんみつの盆滝の音
 テーブルではない方にすばらしい景色があるのでしょうか。
 

選句

 投稿者:亞子  投稿日:2017年 6月21日(水)17時28分40秒
  ◯一徹に閑かに待ちて蟻地獄
いろんな生き物がいて、
日々サバイバルしているのだ。

◯滝落つる徹底的といふ無心
説得されます。

◯もやもやの底くつきりと箱眼鏡
もやもやがくっきり、ほんとうだ。

◯水槽の底より次々と海月
水槽の大きさに関係ないゆらゆら感。

◯底光りする声の師や昼寝覚
その声聞いた事があります。

◯取り置きの書籍一冊梅雨夕焼
書店を応援したいなぁ。

◯取手競輪逃げてなんぼの暑さかな
勝った感じがありません。

◯手に取れば肉の冷たき蝸牛
この冷たさ背筋に来ます。

◯画材屋とコトリ屋ならぶ入道雲
小鳥屋さん、昔はもっとあった気がする。
明るくて夏休み感あり。

◯角材の積まれてありぬ梅雨の月
人気なく、つかの間の月がいい感じ。

◯材木座海岸までを白日傘
ちょっと昔の湘南。

◯食材の全て持ち寄り夏料理
ざっくばらんが夏。

◯向き合うて屈む線香花火かな
玉が落ちるまで・・・。

◯少年の肢体を包む夏蒲団
この夏で少年期が終るのです。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 6月21日(水)14時35分39秒
  ◯徹頭も徹尾も兜虫なるぞ

兜虫の佇まい。こんなふうかも。

◯蠅が飛ぶ星一徹を避けて飛ぶ

本能的に知ってるのかな。

◯水槽の底より次々と海月

はがれるように増殖。

◯底光りする声の師や昼寝覚

ドスのきいた声かしら。

◯底上げの長靴底上げのラムネ瓶

長靴とラムネ瓶って似合う。

◯猫が来て午睡の底を覗きけり

猫は覗き込むのが得意。

◯手に取れば肉の冷たき蝸牛

ひんやりしてそう。熱くはなさそう。

◯逸材といはれてけふの蝸牛

と言われても腑に落ちない言われよう。

◯材木座海岸までを白日傘

えれがんと。

◯食材の鍋に踊りしキャンプ場

おいしそう。たのしそう。

◯端居して晩飯と画材のにほひ

お庭ではあじさいが揺れてます。

◯向き合うて屈む線香花火かな

あぶないはなれて。はなれて。

◯紫陽花の内へ内へと朽ちにけり

そうね。

◯少年の肢体を包む夏蒲団

肢体っていうんだからいくつぐらいだろう。

 

選句です。

 投稿者:由季  投稿日:2017年 6月20日(火)23時50分47秒
  ○糸とんぼ徹子の部屋へ来てゐたり
存在感のあるようなないような。

○撤収を余儀なくされし昼寝かな
お父さんのボヤきでしょうか。

○このあたり底だな百足も這つてをる
底感が伝わりました。

○もやもやの底くつきりと箱眼鏡
くっきりするまでの時間の経過。

○猫が来て午睡の底を覗きけり
底に少し怖さがあっていいですね。

○取り敢へず食べて夏痩せ待つてをり
すごく無駄な感じが可笑しい。

○手に取れば肉の冷たき蝸牛
嘘っぽいけどイメージは伝わります。

○逸材といはれてけふの蝸牛
毎日蝸牛がいる。そのなかでも逸材。

○黒南風や廃材のごと酔ひつぶれ
あまりよろしくない状態です。

○材木座海岸までを白日傘
湘南に白日傘がぴったり。

○廃材の上に立ちたる羽抜鶏
羽抜鶏でも少しくらいは優位にたちたい。

○花沙羅の落ちしと遺書を認める
文学的な遺書です。肝心なことが書いてなさそうです。

○向き合うて屈む線香花火かな
なつかしさを感じます。

○湯あがりの肩に山椒魚の影
意外な取り合わせだけれど、山椒魚のぬーぼーとした感じにあっているかも。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 6月20日(火)22時26分15秒
  ○さぼてんの花徹夜して園子温
チクチク、というかザクザクきます。

○糸とんぼ徹子の部屋へ来てゐたり
ゲストではありませんが許可します。

○徹頭も徹尾も兜虫なるぞ
尾はあるかわかりませんが存在感を感じます。

○このあたり底だな百足も這つてをる
ナウシカに出てきそう。

○猫が来て午睡の底を覗きけり
そっと来て一鳴きして帰ります。

○兵隊のやうにプールの底磨く
よく見かけます。頑張ってください。

○取り敢へず食べて夏痩せ待つてをり
秋にはまた元通り。

○取扱説明書だけあり麦酒
逆だと悲劇。そういう家電持ってます。

○取扱品目になし竹婦人
ではこちらの商品はいかがでしょう、と冷凍枕を買わされます。

○角材の積まれてありぬ梅雨の月
なるべく濡れないようにしてあげてください。

○材料の多きレシピや梅雨籠
手に入らない調味料が多いので塩胡椒とマヨネーズで。

○短夜の切取線上の鋏
真っすぐ切れないんです。残念。

○停まるたびバスの車窓に額の花
ちょうどいい高さなんです。花が痛まないといいですが。

○湯あがりの肩に山椒魚の影
油断すると太古の姿に戻ります。

 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 6月20日(火)18時46分19秒
  ○紫陽花が徹子の部屋にあふれをり
トゥ~ルル トゥルル♪ あの調べが聞こえてきそう。

○あいの風いちばん底の田にをりぬ
空と地の美しい合間。

○兵隊のやうにプールの底磨く
兵隊のやうに、とは面白い把握。

○夏蝶のふわり明るき取水口
口にして気持ちよい句。景もすきです。

○取扱説明書だけあり麦酒
取説だけあって、本体はないのでしょうか。
麦酒がなんとも面白い余白を感じさせます。

○手に取れば肉の冷たき蝸牛
肉の冷たき、がよかった。

○材木が襲ふ幻想熱帯夜
いや~、こわい~~
熱帯夜と材木の取り合わせのイメージの喚起力。

○材木のやや傾いてさみだるる
こちらは正当俳句。しっとりと季語が響いています。

○海紅豆みて緑道を折り返す
色の対比が鮮やか。

○紫陽花の内へ内へと朽ちにけり
立ち枯れていく感じがよくわかる。

○少年の肢体を包む夏蒲団
ただ単に少年が横たわっているだけなんですけど、
肢体としたことで、妙に色っぽい。

○短夜の切取線上の鋏
取り合わせがいい。

○停まるたびバスの車窓に額の花
上手いなあ。確かにそういうことある。

○湯あがりの肩に山椒魚の影
山椒魚を見ているのでしょうか。作者と山椒魚の一瞬の出会い。

 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 6月20日(火)08時44分59秒
編集済
  ◯蠅が飛ぶ星一徹を避けて飛ぶ
蠅星由里子蠅
                 蠅   蠅
星一徹

◯あいの風いちばん底の田にをりぬ
杉山愛風.福原愛風.はるな愛風.アイカゼ・ジョージ
吉田底沙保里.亀田底興毅.森田底一義ロミ山田底

◯水無月を丸底フラスコすきとほる
◯◯ンシ◯◯・ザビエル

◯底上げの長靴底上げのラムネ瓶
織田ゴム長靴
伊達正ラムネ

◯猫が来て午睡の底を覗きけり
午睡←覗猫ひろし

◯夜の底をけぶりて薔薇の花崩る
ピート・

ー   ズ
コロムビア・
ロ   ー


◯藍ゆかた天底離るにまかせをり
宮里藍                         水谷ゆかた.江夏ゆかた

◯取り敢へず食べて夏痩せ待つてをり
食マツコデラックス食石塚英彦食彦摩呂食渡辺直美食柳原可奈子→待山田優

◯鳥取に砂集まりて梅雨に入る
砂丘砂丘鈴木砂羽砂押邦信坂東真砂子砂丘砂丘

◯食材の鍋に踊りしキャンプ場
キャンプ場踊なべやかん踊眞鍋かをり踊キャンプ場

◯一列に進む白壁蟻の列
蟻樽美酒研二-蟻鉄拳-蟻デーモン小暮閣下-蟻小梅太夫

◯向き合うて屈む線香花火かな
泉鏡(花屈む火)野葦平

◯少年の肢体を包む夏蒲団
夏蒲団KinKi Kids夏蒲団

◯膝へ置くあんみつの盆滝の音
あんみつ滝廉太郎.大あんみつ滝秀治
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 6月19日(月)18時32分33秒
  〇もやもやの底くつきりと箱眼鏡
箱眼鏡って不思議ですね。水中でなく、言葉に当ててもくっきりというのは無いんでしょうか。

〇底光りする声の師や昼寝覚
夢の中にも師が師が師が・ああ暑い。

〇猫が来て午睡の底を覗きけり
覗かれている夢を見ましたか。舐められていたりして?

〇雨の音取り出す真夜の缶ビール
グラスに移すときの楽しみ。

〇夏蝶のふわり明るき取水口
景が気持ちよく見えてきます。

〇手に取れば肉の冷たき蝸牛
子供の頃の触感が蘇ります。

〇鳥取に砂集まりて梅雨に入る
言われてみれば。。河川工事が進んで海岸線が後退しているのが普通ですが。

〇材木が襲ふ幻想熱帯夜
だいぶお疲れですね。お大事に。

〇食材の全て持ち寄り夏料理
真夏の闇汁かもしれない。大騒ぎでしょうね。

〇含羞は極彩色の熱帯魚
若冲が描けばやっぱり極彩色かも。ぽっと赤らんでは無しね。

〇枯れ井戸を慰めてゐし白雨かな
せめてもの慰めの一時。もの(枯井戸)にも情を語らせるのは兜太ではなく虚子風かと。

〇少年の肢体を包む夏蒲団
麻の夏布団、ちょっと動くと手や足が出て。どの位までが少年かしらん。

〇船底をドックに曝す暑さかな
此度のイージス艦の事故も・・大変ですね。

〇湯あがりの肩に山椒魚の影
宿の廊下に水槽が。。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 6月18日(日)11時48分5秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯一徹に閑かに待ちて蟻地獄
 たしかに。

◯滝落つる徹底的といふ無心
 そのとおり。

◯撤収を余儀なくされし昼寝かな
 しょうがないなあ。

◯梅雨寒を灯す武満徹かな
 そんな感じもする。

◯水無月を丸底フラスコすきとほる
 フラスコはどれも透き通っているのだよ。

◯猫が来て午睡の底を覗きけり
 やな猫じゃ。

◯材木が襲ふ幻想熱帯夜
 とんでもない幻想やね。

◯材木のやや傾いてさみだるる
 傾けて立てかけてないと倒れるです。

◯材木座海岸までを白日傘
 おしゃれやな。

◯食材の全て持ち寄り夏料理
 持ってくるまでに腐ったりしないかなあ。

◯廃材の上に立ちたる羽抜鶏
 エラそうでなにやら可笑しい:笑

◯ところてんゆふべはおたのしみでしたね
 はい、おたのしみでした。

◯含羞は極彩色の熱帯魚
 はじらいはないと思うけど、そんな感じなのね。

◯向き合うて屈む線香花火かな
 そのまんま、なんだけど。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 6月18日(日)07時38分50秒
  ◎蠅が飛ぶ星一徹を避けて飛ぶ
私が蠅でも避ける。

◎水槽の底より次々と海月
スカイツリーの下にある水族館か。あそこクラゲだけが充実してる。

◎猫が来て午睡の底を覗きけり
訳知りの猫。

◎雨の音取り出す真夜の缶ビール
よき風情。

◎取り敢へず食べて夏痩せ待つてをり
待っても無駄。

◎取手競輪逃げてなんぼの暑さかな
差してなんぼの選手も。それにしてもバンクは暑い。

◎鳥取に砂集まりて梅雨に入る
あれは集まって出来ているのか。

◎画材屋とコトリ屋ならぶ入道雲
南仏のあの海辺の街ですね。

◎緩衝材ぷちぷちぷちぷ旱梅雨
最後の「ぷち」が完了せずに「ぷ」で終わっているところに倦怠感があって、おもしろい。

◎黒南風や廃材のごと酔ひつぶれ
呑みすぎだよ。

◎廃材の上に立ちたる羽抜鶏
似合いすぎるくらい似合う。

◎向き合うて屈む線香花火かな
確かに。

◎船底をドックに曝す暑さかな
見えます。

◎膝へ置くあんみつの盆滝の音
よき風情。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 6月18日(日)07時16分4秒
  ☆もやもやの底くつきりと箱眼鏡
 箱眼鏡の箱眼鏡たる所以。

☆水無月を丸底フラスコすきとほる
 丸底が美しい。

☆取り置きの書籍一冊梅雨夕焼
 取り置きっていい言葉だなぁ。すでに死語に近いかもしれないけれど。

☆逸材といはれてけふの蝸牛
 フレンチレストラン用だろうか。

☆画材屋とコトリ屋ならぶ入道雲
 日常なんだけれどふと気付くと非日常的だったりする。

☆角材の積まれてありぬ梅雨の月
 積むか立て掛けるか。

☆黒南風や廃材のごと酔ひつぶれ
 泥酔ってやつね。

☆材木のやや傾いてさみだるる
 売り物は大事に。

☆材木座海岸までを白日傘
 鎌倉婦人の美しい所作。

☆材料の多きレシピや梅雨籠
 こういうレシピの時に限って調味に失敗したりする。

☆端居して晩飯と画材のにほひ
 画材の意外性。

☆金魚草子どもの顔で告白す
 純粋無垢を装って。

☆向き合うて屈む線香花火かな
 並ぶパターンも好きだけど。いずれにせよ淡い恋愛感情。

☆紫陽花の内へ内へと朽ちにけり
 言われてみれば…って本当にそうかな。
 

徹底取材句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月18日(日)00時43分22秒
編集済
  投句一覧です。

【徹】
さぼてんの花徹夜して園子温
一徹に閑かに待ちて蟻地獄
花擬宝珠徹子に訊いてからなら食ふ
糸とんぼ徹子の部屋へ来てゐたり
紫陽花が徹子の部屋にあふれをり
蛇を見よ徹頭徹尾蛇である
滝落つる徹底的といふ無心
徹頭も徹尾も兜虫なるぞ
徹夜して老鶯鳴き損なふ朝(あした)
撤収を余儀なくされし昼寝かな
桃鉄の夜を徹したる楸邨忌
梅雨寒や徹夜中継みる体力
梅雨寒を灯す武満徹かな
蠅が飛ぶ星一徹を避けて飛ぶ

【底】
あいの風いちばん底の田にをりぬ
このあたり底だな百足も這つてをる
もやもやの底くつきりと箱眼鏡
水槽の底より次々と海月
水無月を丸底フラスコすきとほる
底に居る蟻を見下ろしながら食べ
底光りする声の師や昼寝覚
底上げの長靴底上げのラムネ瓶
滴りのピューレピューロと平成の底
猫が来て午睡の底を覗きけり
白靴の底に裏面史顔面史
兵隊のやうにプールの底磨く
夜の底をけぶりて薔薇の花崩る
藍ゆかた天底離るにまかせをり

【取】
雨の音取り出す真夜の缶ビール
炎天や取締役の鬱血痕
夏蝶のふわり明るき取水口
取り敢へず食べて夏痩せ待つてをり
取り置きの書籍一冊梅雨夕焼
取り分を尺取虫の主張せり
取扱説明書だけあり麦酒
取扱品目になし竹婦人
取手競輪逃げてなんぼの暑さかな
取説を汚して仕舞ふ施設かな
手に取れば肉の冷たき蝸牛
鳥取に砂集まりて梅雨に入る
美しく取りあふ美しいあぢさゐ
病葉を取れど朽ちなむ滑り台

【材】
逸材といはれてけふの蝸牛
夏暁や句材にはかに光のなか
画材屋とコトリ屋ならぶ入道雲
角材の積まれてありぬ梅雨の月
緩衝材ぷちぷちぷちぷ旱梅雨
黒南風や廃材のごと酔ひつぶれ
材木が襲ふ幻想熱帯夜
材木のやや傾いてさみだるる
材木の青嶺に鳥を鳴かせし過去
材木座海岸までを白日傘
材料の多きレシピや梅雨籠
食材の全て持ち寄り夏料理
食材の鍋に踊りしキャンプ場
端居して晩飯と画材のにほひ
廃材の上に立ちたる羽抜鶏

【当季雑詠】
ところてんゆふべはおたのしみでしたね
一列に進む白壁蟻の列
花沙羅の落ちしと遺書を認める
海紅豆みて緑道を折り返す
含羞は極彩色の熱帯魚
金魚草子どもの顔で告白す
言ひそびれたる言の葉やラムネ飲む
枯れ井戸を慰めてゐし白雨かな
向き合うて屈む線香花火かな
紫陽花の内へ内へと朽ちにけり
十薬を辿つて歩く徹夜ハイ
少年の肢体を包む夏蒲団
船底をドックに曝す暑さかな
短夜の切取線上の鋏
停まるたびバスの車窓に額の花
梯子から梯子あをすももただよふ
湯あがりの肩に山椒魚の影
得恋用はなうた歌ひ星涼し
膝へ置くあんみつの盆滝の音
揚羽来て羽根振るはせて自己の位置

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:6月21日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

徹底取材句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月14日(水)23時23分20秒
  出題です。

【徹】
【底】
【取】
【材】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:6月17日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

結果です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 6月14日(水)23時15分8秒
  十二連敗句会結果発表です。
集計に間違いありましたらご一報ください。

亜紀さん=亜、亞子さん=亞と表記しています。

はたた神十中八九おこりんぼ     なむ  月せ
包帯のとれて術後の虹二重      なむ  由海ゆ
空梅雨やゴリラが連打するおなか   なむ  由せ
敗北に北の字ありて帰省かな     なむ  月亞ゆ
芒種なり路地に旧知の大鴉      なむ  月由亞
ふたりして事後の蜜豆三丁目     なむ  月苑海亞七ゆ

灼けてをる十円玉の平等院      海太  む月苑亜由亞ゆ百せ
夏燕二重国籍でもツンと       海太  百
言ふなれば連帯責任蟻の道      海太  月苑
夏草か葵か敗者らしいのは      海太  せ
蜘蛛の子の集まつて来る小言かな   海太

短夜の東十条あたりかな       朝比古 む苑洋亜海亞七ゆ
二色刷り広告ゆけり蝸牛       朝比古 七
アロハシャツ勝鬨橋に連なりて    朝比古 月苑洋ゆ百
蟻の列敗れしものへ続きけり     朝比古 む亜
ゆらゆらと媼のたたむ日傘かな    朝比古 亞

十人の僧侶の読経油照り       月犬  亜
まだゐるよ瀧を眺めるあの二人    月犬  朝苑洋由海亞ゆ
歩行器の母連れ梯梧の花の下     月犬  せ
薔薇どれも腐敗してゆく気配あり   月犬  朝苑洋亜亞七ゆせ
玉を巻く芭蕉正午の鐘が鳴る     月犬  む苑亞

麦星や額・口・胸に切る十字     百花  海
二親とゐる夕焼のシルエット     百花  朝む
六月の花嫁墓碑に名を連ね      百花
アメリカの一州ならず敗戦忌     百花
冷奴もめんを好む男なり       百花  朝海ゆ

十薬の隙を這い出す蜥蜴かな     苑を  朝洋亜
密やかに二階はありて炎天下     苑を  朝む月洋由亞七ゆ百
連ドラを見たりサイダーを飲んだり  苑を  む洋亜由海七
敗残や幾たび夏の過ぎて夏      苑を  百
色即是空空即是色海月        苑を  む

デッサン室しずか野にふゆる十薬   洋子  七
七月の二兎を追うひと荒れてをり   洋子  月百せ
夏鴨の小鴨連ねてすれちがふ     洋子
ワンピース敗れてしまふ熱帯夜    洋子  海ゆ
蛍とぶ石膏室の石膏像        洋子  七せ

十二の夏十五少年漂流記       亞子  月海七
蠅と蠅二重サッシの中にいる     亞子  む洋亜七
青葉若葉よ連綿と徳川家       亞子  む亜海七
敗色の濃厚なりし豆御飯       亞子  朝苑洋
夕暮のメモにまみれて冷蔵庫     亞子  朝む月苑洋亜由七ゆ百せ

十薬や十円玉を使ひきり       亜紀  海
二塁ベース踏めず卯の花腐しかな   亜紀  朝せ
緑雨なる二俣川を連れ立ちぬ     亜紀
敗因を探つてゆけば時鳥       亜紀
重役の面々が行く濃紫陽花      亜紀  苑せ
せはしなく時を行き来す蟻の列    亜紀

水掻きを隠す十指の汗ばめる     由季  朝む亞百
片影の細りゆく刻二条城       由季  百
栗の花連続ドラマたたみこむ     由季  海七
氷菓手に敗戦チーム集まりぬ     由季  朝
人呼ぶにスイッチを押す朝薄暑    由季

ゆふべ視た夢の続きはアイリスに   七
蜘蛛の囲をつたい二階の人に逢ふ   七   月亜由百
かげろふに連れられて行くあぶな坂  七
敗因はよくわからない五月闇     七   月
黒鍵の音占拠する蟇         七   洋亜

孔子様十有五にしてアマリリス    せせい
二種類の酒を飲み干す夏の蜂     せせい
信じない連続攻撃毛虫焼く      せせい
敗戦に言ひ訳数多花菖蒲       せせい
紫陽花や風呂で大きな音が鳴る    せせい 朝む苑洋亜由海亞ゆ百

十薬の切れ目が土の切れ目かな    ゆかり 由百せ
二度見してうつむいてまた海紅豆   ゆかり
報告も連絡もせず梅雨に入る     ゆかり 朝苑由亞
敗荷の輪廻いちめん蓮の花      ゆかり せ
紫陽花の白にみなぎる緑かな     ゆかり 洋由百
 

選句します

 投稿者:せせい  投稿日:2017年 6月14日(水)22時55分56秒
  ○はたた神十中八九おこりんぼ
季語は「はたた神」。「十中八九」がユーモラスかと。

○灼けてをる十円玉の平等院
季語は「灼く」。藤原頼通公建設の平等院。「十円玉」にその画像あり。

○十薬の切れ目が土の切れ目かな
季語は「十薬」。「金の切れ目が縁の切れ目」を上手く俳句に転用して居ます。

○七月の二兎を追うひと荒れてをり
季語は「七月」。荒れに詩を見ました。

○二塁ベース踏めず卯の花腐しかな
季語は「卯の花腐し」。慙愧の念が句に。

○空梅雨やゴリラが連打するおなか
季語は「空梅雨」。ゴリラの迫力に俳味が。

○歩行器の母連れ梯梧の花の下
季語は「梯梧の花」。母子の暫しの交感。

○夏草か葵か敗者らしいのは
季語は「夏草か葵」。面白い比較ですね。句味がありました。

○敗荷の輪廻いちめん蓮の花
季語は「蓮の花」。晩秋の季語を持ってきて「輪廻」とはお見事、と思いました。

○薔薇どれも腐敗してゆく気配あり
季語は「薔薇」。腐敗の予感が逆に薔薇の花を際立たせていますね。

○蛍とぶ石膏室の石膏像
季語は「螢」。トルソーが思い浮かびますね。石膏像だからと言ってトルソーとは限りませんが、真っ先に「トルソー」が思い浮かびました。デッサンをする画学生も思い浮かびました。

○重役の面々が行く濃紫陽花
季語は「濃紫陽花」。重役の面々に印書深さがありました。濃紫陽花と言う季語との連携感もあるかと。

○夕暮のメモにまみれて冷蔵庫
季語は「冷蔵庫」。レシピなど。メモの内容が想像力を掻き立てます。

 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 6月14日(水)22時23分40秒
  〇灼けてをる十円玉の平等院
灼けたままの方が古銭の価値は高いそうですね。

〇十薬の切れ目が土の切れ目かな
そんな所に住んでいます。

〇水掻きを隠す十指の汗ばめる
合掌の内側は水掻きでしたか。

〇夏燕二重国籍でもツンと
燕は渡り鳥ですからまあね。

〇七月の二兎を追うひと荒れてをり
荒れますね。あ、私のことじゃなかったですか。。

〇蜘蛛の囲をつたい二階の人に逢ふ
マニ教の世界図の二階でしょうか。

〇片影の細りゆく刻二条城
二条城は影が少なかった記憶があるけれど、今はどうなんでしょうか。

〇密やかに二階はありて炎天下
な~に?二階さん?時事句?

〇アロハシャツ勝鬨橋に連なりて
アロハシャツと勝鬨。ムム・・。

〇敗残や幾たび夏の過ぎて夏
日本は今でも敵国条項の縛りのなか。現実にいつでも攻撃される可能性があるのですね。

〇紫陽花の白にみなぎる緑かな
見るほどに、白と緑のいきいきと。

〇紫陽花や風呂で大きな音が鳴る
温泉や風呂屋なら響いて気持ち良いけれど、自宅での大きな音は事件です。

〇夕暮のメモにまみれて冷蔵庫
新しく買った冷蔵庫は正面に磁石が使えなくて、綺麗だけど不便。メモこそ冷蔵庫!
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月14日(水)22時15分57秒
編集済
  ○灼けてをる十円玉の平等院
 平等院は焼け落ちたことはあったんでしたっけ。炎天下の十円玉から思いを馳せたものでしょう。

○短夜の東十条あたりかな
 地名が効いていますね。

○まだゐるよ瀧を眺めるあの二人
 これ、「まだゐるよ」と言っている人の方が「あの二人」よりずっといる訳ですよね。茶屋の従業員かなにかがそろそろ心中を疑い始めた頃合いなのでしょう。

○包帯のとれて術後の虹二重
 「どうですか、見えますか」「あのう、先生、なんか二重に見えるんですけど…」

○密やかに二階はありて炎天下
 一階は店でてんやわんやなのかも知れません。

○アロハシャツ勝鬨橋に連なりて
 「連なりて」というのは横並びではありませんね。勝鬨橋の歩道は狭くて、縦に連なるしかないのです。

○ワンピース敗れてしまふ熱帯夜
 「破れて」ではないので着衣のことではないのでしょう。

○敗北に北の字ありて帰省かな
 海鳴りだけを聞いているのでしょうか。

○薔薇どれも腐敗してゆく気配あり
 美しいものは腐敗するのです。

○ふたりして事後の蜜豆三丁目
 「蜜豆」が淫靡ですね。「蜜豆三丁目」という連なりも淫靡です。

○紫陽花や風呂で大きな音が鳴る
 放屁でしょうか。

○夕暮のメモにまみれて冷蔵庫
 これは冷蔵庫が季語だった時代ではなくて、現代でしょう。

○冷奴もめんを好む男なり
 かっこいいですね。
 

選句しました。

 投稿者:  投稿日:2017年 6月14日(水)12時11分53秒
  ○デッサン室しずか野にふゆる十薬
モチ-フと対峙している集中感がよく出てるなあ。

○十二の夏十五少年漂流記
少年期にはまり、中年期で漂流実行。

○短夜の東十条あたりかな
東十条がいい付き加減。

○二色刷り広告ゆけり蝸牛
あの粘液でグリッタ-効果か。

○密やかに二階はありて炎天下
なにか得体の知れないモノでも潜んでいるのでしょうか。

○蠅と蠅二重サッシの中にいる
引き裂かれてしまいました。

○栗の花連続ドラマたたみこむ
そうか、あの香りの独特さはそれだったのか。

○青葉若葉よ連綿と徳川家
ご近所の徳川末裔の知人は昨年お亡くなりになりました。

○連ドラを見たりサイダーを飲んだり
まったりするのもたまにはいいね。

○薔薇どれも腐敗してゆく気配あり
腐敗までも華やかなり。

○ふたりして事後の蜜豆三丁目
何か、再確認ですのね。

○蛍とぶ石膏室の石膏像
蛍の恋い。

○夕暮のメモにまみれて冷蔵庫
この頃は声で教えてくれます冷蔵庫。
 

選句

 投稿者:亞子  投稿日:2017年 6月14日(水)10時38分51秒
編集済
  ◯灼けてをる十円玉の平等院
焦げ色の十円玉になお平等院の灼けが……。

◯水掻きを隠す十指の汗ばめる
おっ隠していたのか。

◯短夜の東十条あたりかな
最近北区が気分らしい。

◯まだゐるよ瀧を眺めるあの二人
口語で旧で変テコリンな味わい。

◯密やかに二階はありて炎天下
暑過ぎて音がなくなるようなあの感じ。

◯報告も連絡もせず梅雨に入る
メガ級やれやれ。

◯敗北に北の字ありて帰省かな
あまり落ち込んでいない感じがよいです。

◯薔薇どれも腐敗してゆく気配あり
薔薇は「枯れ」じゃなくて「腐敗」がお似合い。

◯ふたりして事後の蜜豆三丁目
なんか「都々逸」ないい感じ。

◯ゆらゆらと媼のたたむ日傘かな
全体がゆらゆらです。

◯玉を巻く芭蕉正午の鐘が鳴る
どんどん暑くなる!

◯紫陽花や風呂で大きな音が鳴る
紫陽花と風呂の日常が合うのですね。

◯芒種なり路地に旧知の大鴉
そういう関係、わかります。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 6月14日(水)07時51分13秒
  ◯十二の夏十五少年漂流記
島中未知。

◯十薬や十円玉を使ひきり
箱中無銭。

◯短夜の東十条あたりかな
都中北区。

◯麦星や額・口・胸に切る十字
山中鹿介。

◯まだゐるよ瀧を眺めるあの二人
心中未遂。

◯包帯のとれて術後の虹二重
瞼中刃入。

◯栗の花連続ドラマたたみこむ
股中膨張。

◯青葉若葉よ連綿と徳川家
図中葵紋。

◯連ドラを見たりサイダーを飲んだり
忙中閑有。

◯ワンピース敗れてしまふ熱帯夜
淫中加虐。

◯ふたりして事後の蜜豆三丁目
最中夢中。

◯紫陽花や風呂で大きな音が鳴る
湯中放屁。

◯冷奴もめんを好む男なり
越中褌好。
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2017年 6月14日(水)00時55分32秒
  ○灼けてをる十円玉の平等院
先週のお題「銅」の続きでしょうか。

○十薬の切れ目が土の切れ目かな
十薬にとって土は金より大事。

○まだゐるよ瀧を眺めるあの二人
誰の視点でしょうか。微笑ましく思っているのでしょうか。

○蜘蛛の囲をつたい二階の人に逢ふ
『蜘蛛の糸』と『ロミオとジュリエット』の合わさったような・・。

○包帯のとれて術後の虹二重
手術成功か失敗かわからず怖いです。

○密やかに二階はありて炎天下
お店などにプライベートな二階がある。

○空梅雨やゴリラが連打するおなか
ゴリラのその姿を生で見てみたい。

○報告も連絡もせず梅雨に入る
梅雨入りいってもその日から雨続きというわけでもなく、こんなものです。

○連ドラを見たりサイダーを飲んだり
だらだらしている感じが出ていていいですね。

○紫陽花の白にみなぎる緑かな
これからの紫陽花です。

○紫陽花や風呂で大きな音が鳴る
なんだか気になりますね。結構外に響いているのです。

○夕暮のメモにまみれて冷蔵庫
風水てきにはNGだそうですがついこうなります。

○芒種なり路地に旧知の大鴉
旧知がよかったと思いました。
 

選句しました。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 6月13日(火)23時26分34秒
  〇灼けてをる十円玉の平等院
あちちあちですね。w

〇十人の僧侶の読経油照り
読経の地を這うような重低音が響く。

〇十薬の隙を這い出す蜥蜴かな
いかにもありそうな景。

〇短夜の東十条あたりかな
なんと良き地名。

〇蜘蛛の囲をつたい二階の人に逢ふ
スパイダーマンとも違う。

〇蠅と蠅二重サッシの中にいる
退路を断たれてしまったのか。

〇青葉若葉よ連綿と徳川家
地道に地道に。

〇連ドラを見たりサイダーを飲んだり
プハーっとリラックスタイム。

〇蟻の列敗れしものへ続きけり
続く蟻の列が物悲しい。

〇薔薇どれも腐敗してゆく気配あり
美しきものにもくる終り。

〇黒鍵の音占拠する蟇
黒鍵を動かない蟇が可笑しい。

〇紫陽花や風呂で大きな音が鳴る
風呂場で反響して響く音。

〇夕暮のメモにまみれて冷蔵庫
メモにまみれてが妙にリアル。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 6月13日(火)15時07分45秒
  ◯十薬の隙を這い出す蜥蜴かな

十薬と蜥蜴!なんだかしっくり。

◯短夜の東十条あたりかな

大学イモの名店あります。

◯まだゐるよ瀧を眺めるあの二人

瀧フェチのふたり。

◯密やかに二階はありて炎天下

熱い二階じゃなくて密やかな二階がいいですね。

◯蠅と蠅二重サッシの中にいる

あほな蠅。

◯アロハシャツ勝鬨橋に連なりて

オッス! のしのし歩く柔道部員ぽい。

◯連ドラを見たりサイダーを飲んだり

サイダーも飲まないし連ドラも見ないけどなんだかなじむ。

◯敗色の濃厚なりし豆御飯

豆御飯おいしそう。

◯薔薇どれも腐敗してゆく気配あり

薔薇ってすぐその気配だします。

◯黒鍵の音占拠する蟇

黒鍵の音とはもっていそうなヒキガエル。

◯紫陽花の白にみなぎる緑かな

白も緑もぴかぴかしています。

◯紫陽花や風呂で大きな音が鳴る

あら。なんだなんだ。

◯夕暮のメモにまみれて冷蔵庫

家の冷蔵庫なぜかメモないです。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 6月12日(月)01時46分43秒
  ○灼けてをる十円玉の平等院
道に落ちてでもいる十円玉なのだろう。

○短夜の東十条あたりかな
あのあたりは渋いです。ことにぼんやりした夏の夜は。

○まだゐるよ瀧を眺めるあの二人
一人なら心配。二人なら可笑しい。

○アロハシャツ勝鬨橋に連なりて
アロハはやはり脳天気な感じなのですよね。

○言ふなれば連帯責任蟻の道
連帯責任というものの危うさと蟻の道の二物衝撃かも。

○報告も連絡もせず梅雨に入る
そして退職・失業。。。時代は梅雨であるとか。

○敗色の濃厚なりし豆御飯
豆御飯食べながらスポーツ観戦か。自身の問題か。前者の軽い感じととりたいな。いずれにせよ対照的な豆の明るい色が際だちます。

○薔薇どれも腐敗してゆく気配あり
そうです。そうです。咲いたとき既に。

○ふたりして事後の蜜豆三丁目
め、め、で可笑し味が倍増。

○玉を巻く芭蕉正午の鐘が鳴る
目に青々、耳に鐘。よき真昼のいっとき。

○紫陽花や風呂で大きな音が鳴る
紫陽花の高さと風呂がなんかマッチしてます。

○重役の面々が行く濃紫陽花
古き良き時代の社長シリーズの重役連を思う。

○夕暮のメモにまみれて冷蔵庫
冷蔵庫は夏の季語であることが生きているなァ。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 6月11日(日)10時46分8秒
編集済
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯はたた神十中八九おこりんぼ
 そうだと思う。真っ赤になって怒るね:笑

◯灼けてをる十円玉の平等院
 砂浜にでも落ちていたのか、アチチだね。

◯十二の夏十五少年漂流記
 わたしも12の頃に読んだかなあ。

◯七月の二兎を追うひと荒れてをり
 荒れてるのか。

◯蜘蛛の囲をつたい二階の人に逢ふ
 無理だと思う。

◯密やかに二階はありて炎天下
 じつは三階もあるのです。

◯アロハシャツ勝鬨橋に連なりて
 危ない連中ではないだろう。

◯言ふなれば連帯責任蟻の道
 そこまで言うと蟻がかわいそう。

◯敗因はよくわからない五月闇
 いやじつはよくわかっているはず。わからぬふりをしてるだけ:笑

◯敗北に北の字ありて帰省かな
 この北の意味がわからず調べてみると方角ではないのね。背を向けて逃げるとあった。

◯ふたりして事後の蜜豆三丁目
 なにやら三丁目が可笑しい。

◯夕暮のメモにまみれて冷蔵庫
 ほんと、メモだらけ。おもにレシピ。

◯芒種なり路地に旧知の大鴉
 お友達ですか。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 6月11日(日)08時23分56秒
  ◎灼けてをる十円玉の平等院
銅貨の悲哀。

◎水掻きを隠す十指の汗ばめる
隠し通してきたんだろな。これからも頑張れ。

◎短夜の東十条あたりかな
北区的浪漫。

◎二親とゐる夕焼のシルエット
よき思い出です。ジーンとするなあ。

◎密やかに二階はありて炎天下
くそ暑いなか、ひっそりと暮らす人生。

◎蠅と蠅二重サッシの中にいる
いる、いる。

◎青葉若葉よ連綿と徳川家
現在の当主を知っています。

◎連ドラを見たりサイダーを飲んだり
主婦的な、よき時間です。

◎蟻の列敗れしものへ続きけり
敗残の骸。

◎玉を巻く芭蕉正午の鐘が鳴る
正午感あり。

◎紫陽花や風呂で大きな音が鳴る
事件ですね。奇妙にリアル。

◎色即是空空即是色海月
しきそくぜ・くうくうそくぜ・しきくらげ。歌詞になりそう。

◎夕暮のメモにまみれて冷蔵庫
メモだらけのドア。生活のリアルです。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 6月11日(日)05時11分45秒
  ☆十薬の隙を這い出す蜥蜴かな
 隙が上手い表現。蜥蜴、十薬の隙よく見つけたね。

☆水掻きを隠す十指の汗ばめる
 隠すこともないけれど、ふっとそんな感覚に陥ることもある。

☆まだゐるよ瀧を眺めるあの二人
 滝の癒し効果。落語「野ざらし」のまくら的俳諧。

☆二親とゐる夕焼のシルエット
 二親という突き放した言いぶりから逆に愛情を感じる。

☆二塁ベース踏めず卯の花腐しかな
 雨天5回コールド3安打完封負け…って感じだろうか。悔しい負け。

☆密やかに二階はありて炎天下
 納戸と物干にしか使っていない二階。やっぱり階段上るの面倒だもの。

☆報告も連絡もせず梅雨に入る
 勿論相談もしない。組織じゃ生きずらい。

☆敗色の濃厚なりし豆御飯
 豆御飯美味しいけどね。

☆氷菓手に敗戦チーム集まりぬ
 あまり反省の色がないところに救いと諧味。…このチームこれからも勝てない気がする。

☆薔薇どれも腐敗してゆく気配あり
 栄華から没落へ。世の常だけれど、薔薇だと尚更。

☆紫陽花や風呂で大きな音が鳴る
 かっこーんと。桶にはケロリンと書いてあったりする。

☆夕暮のメモにまみれて冷蔵庫
 レシピ色々。西日に晒され、色褪せて。

☆冷奴もめんを好む男なり
 え、それって普通じゃなかったのかぁ。個人的には豆腐は絹より木綿が圧倒的に好き。

 

十二連敗句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月11日(日)03時17分8秒
  投句一覧です。

【十】
デッサン室しずか野にふゆる十薬
はたた神十中八九おこりんぼ
ゆふべ視た夢の続きはアイリスに
孔子様十有五にしてアマリリス
灼けてをる十円玉の平等院
十人の僧侶の読経油照り
十二の夏十五少年漂流記
十薬の隙を這い出す蜥蜴かな
十薬の切れ目が土の切れ目かな
十薬や十円玉を使ひきり
水掻きを隠す十指の汗ばめる
短夜の東十条あたりかな
麦星や額・口・胸に切る十字

【二】
まだゐるよ瀧を眺めるあの二人
夏燕二重国籍でもツンと
七月の二兎を追うひと荒れてをり
蜘蛛の囲をつたい二階の人に逢ふ
二種類の酒を飲み干す夏の蜂
二色刷り広告ゆけり蝸牛
二親とゐる夕焼のシルエット
二度見してうつむいてまた海紅豆
二塁ベース踏めず卯の花腐しかな
片影の細りゆく刻二条城
包帯のとれて術後の虹二重
密やかに二階はありて炎天下
蠅と蠅二重サッシの中にいる

【連】
アロハシャツ勝鬨橋に連なりて
かげろふに連れられて行くあぶな坂
夏鴨の小鴨連ねてすれちがふ
空梅雨やゴリラが連打するおなか
栗の花連続ドラマたたみこむ
言ふなれば連帯責任蟻の道
信じない連続攻撃毛虫焼く
青葉若葉よ連綿と徳川家
歩行器の母連れ梯梧の花の下
報告も連絡もせず梅雨に入る
緑雨なる二俣川を連れ立ちぬ
連ドラを見たりサイダーを飲んだり
六月の花嫁墓碑に名を連ね

【敗】
アメリカの一州ならず敗戦忌
ワンピース敗れてしまふ熱帯夜
夏草か葵か敗者らしいのは
蟻の列敗れしものへ続きけり
敗因はよくわからない五月闇
敗因を探つてゆけば時鳥
敗荷の輪廻いちめん蓮の花
敗残や幾たび夏の過ぎて夏
敗色の濃厚なりし豆御飯
敗戦に言ひ訳数多花菖蒲
敗北に北の字ありて帰省かな
氷菓手に敗戦チーム集まりぬ
薔薇どれも腐敗してゆく気配あり

【当季雑詠】
せはしなく時を行き来す蟻の列
ふたりして事後の蜜豆三丁目
ゆらゆらと媼のたたむ日傘かな
玉を巻く芭蕉正午の鐘が鳴る
蛍とぶ石膏室の石膏像
黒鍵の音占拠する蟇
紫陽花の白にみなぎる緑かな
紫陽花や風呂で大きな音が鳴る
重役の面々が行く濃紫陽花
色即是空空即是色海月
人呼ぶにスイッチを押す朝薄暑
蜘蛛の子の集まつて来る小言かな
夕暮のメモにまみれて冷蔵庫
冷奴もめんを好む男なり
芒種なり路地に旧知の大鴉

(以上)

13句選(特選、逆選なし)
選句締切:6月14日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

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