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選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 4月19日(水)14時43分4秒
  〇ごみ箱を空にしてから春惜しむ
メールのごみ箱。断捨離は簡単にできるものから。

〇ふくらみて紙風船に空遠し
なんだか紙風船が私のようで。。

〇花ふヾけふヾけ空海風信帖
とてもワクワクします。

〇空へ道続いてゐたり花菜畑
道が切れるところまで菜の花畑なのですね。日差しも感じます。

〇山側の小さき改札藤の雨
藤房からのしたたりも見えます。

〇巡礼の錫杖の音よ山吹草
光りあふれる春ですね。

〇飛花落花吉野けぶれる山雨かな
行ってみたい感。

〇蝿生る二十一世紀の幽居
幽居であっても生まれるものがある安心感。

〇谷足に体重の乗る遅桜
ちょっと怖い感じが出てます。

〇日は谷へやわらかく差しイースター
谷底へこそ光を。

〇復活祭大涌谷に立つけむり
「雲仙地獄の殉教」など思い出す句ですね。

〇ものの芽のひとつとしての私かな
瀧の一滴は物質ですが、これは生き物ですから心添いやすいですね。

〇山笑ひ川笑ひ吾も笑へりき
三人の老婆より、明るく、若々しいです。
 
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 4月19日(水)10時54分53秒
  ◯ごみ箱を空にしてから春惜しむ
一升瓶空にしてから金惜しむ

◯スーザンは空つぽ春の鐘が鳴る
ターザンは空から春のつたが鳴る

◯そこここに空き家のありて暮の春
後家ばかり狙うて暮らす鰥夫かな

◯葉桜や空手の形をつぎつぎと
自転車やつぎつぎと出す空手形

◯一人づつ渡る吊り橋山笑ふ
一人づつ落ちる吊り橋川迷惑

◯山中の五百羅漢の花見かな
劇中の嵐寛扮す天狗かな

◯楽しげな幽霊でした棕櫚でした
苦しげなユーレイティ酒乱でした

◯行く春を惜しむ幽体離脱かな
行く春を臨死体験して鬼籍

◯谷啓のガチョーンと春の月昇る
谷ヤンがマミヤン飲んで行こか~

◯谷風やあさき契りの花の雲
雷電はちぎつては投げては殺し

◯ふさはしき切手名残の春に貼る
ふさふさの髪切つて残る毛は抜く

◯新郎は蛙王女は泣いてをり
もう一人心労神父泣いてをる

◯老人の走つてゆきぬ花の下
同人の連れ立ちて食ふ団子かな
 

選句

 投稿者:由季  投稿日:2017年 4月18日(火)22時25分25秒
  ○スーザンは空つぽ春の鐘が鳴る
言葉の勢いで取らされてしまいます。

○葉桜や空手の形をつぎつぎと
切れの良い動きが見えます。

○すこしだけ山苧環をおもいだす
可愛い花ですよね。少しだけ思い出すのにふさわしい。

○山側の小さき改札藤の雨
納得感あり。しっとりしています。

○切なきは鋸山の菫かな
そう言われると切なくなってくる。

○楽しげな幽霊でした棕櫚でした
棕櫚が意外で楽しい。

○春なのに幽霊が遊びに来る
幽霊とは楽しいものなのですね。

○幽かなる号令あらむ蝌蚪の列
ばらばらに動いているようで統率されているのかも。

○朧夜の幽かに匂ふ湯の香かな
春の夜らしくて風情あり。

○しゃぼん玉みんなで飛ばす風の谷
風の谷がメルヘン。

○日は谷へやわらかく差しイースター
自然な感じのイースターの句です。

○芋植える人のカタチのままでゐる
芋にならなくてよかった。

○老人の走つてゆきぬ花の下
何故だか尋常ならざる老人に思えます。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 4月18日(火)18時31分30秒
  ◯スーザンは空つぽ春の鐘が鳴る

空つぽのスーザン人気でそう。

◯葉桜や空手の形をつぎつぎと

なんか右翼っぽいけど。

◯永き日を山手線に運ばせる

一日中根っこがはえたみたいに座っていても可。

◯山側の小さき改札藤の雨

海側もあるんだろうか。

◯山中の五百羅漢の花見かな

羅漢さまかわいい。

◯大山にUFOのゐる朧かな

大山にはおとうふもある。

◯掛軸の幽霊のしかかる暮春

鬼気迫る幽霊。

◯幽かなる号令あらむ蝌蚪の列

げろげろ。

◯谷啓のガチョーンと春の月昇る

階段からおちてあけなく死んでしまった谷啓。

◯谷啓鵞鳥と言うて田螺鳴かす

ガチョーンって鵞鳥だったのか。

◯遠くから砲声聞こえ蝶の昼

今にも怖いロケット飛んできそうな日本。

◯骨壷の遊女ぎしぎし養花天

まだ成仏できてないのかも。

◯老人の走つてゆきぬ花の下

ほっときましょう。

 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 4月18日(火)10時57分45秒
  ゆかりさん、ファイルよろしくね。

◯ゆりは空あやめは曽良春惜しむ
 う~むむ、洒落かあ。

◯花ふヾけふヾけ空海風信帖
 すごいね、空海風信帖が出てきました。

◯三椏の花塗替へる空の色
 わりとこういうの好きだなあ。自分ではつくれないから。

◯城址の弥生の空をあはれとす
 そうか、あはれとするのか。

◯葉桜や空手の形をつぎつぎと
 気合い一筋。葉桜との取り合わせがグー、かと。

◯すこしだけ山苧環をおもいだす
 ヤマオダマキというのですか、不思議なものを思い出しますね。

◯山を包装して雉の香を毀す
 なんだかすごいね。圧倒されます:笑

◯山側の小さき改札藤の雨
 いい風情。

◯楽しげな幽霊でした棕櫚でした
 ほお、棕櫚でしたか、などと年寄りふたりが話している。

◯掛軸の幽霊のしかかる暮春
 きゃ、怖い。

◯春なのに幽霊が遊びに来る
 季節を問わずに来るね、あいつら。

◯シーサーの尾のぴんと立つ遅日かな
 うむ、たしかにぴんと立ってるね。

◯ふさはしき切手名残の春に貼る
 大事な手紙には切手にも気を使うのね。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 4月17日(月)20時45分48秒
  ○そこここに空き家のありて暮の春
暮の春って感じですねえ。そここことか使うの難しいのですが、いい感じ。

○ビル街の土曜の空にしやぼん玉
昨日までの一週間はよそに置いておいて。飛ばす、軽く明るいシャボン玉。

○葉桜や空手の形をつぎつぎと
葉桜と空手のはきはき感がいい。

○一人づつ渡る吊り橋山笑ふ
騒ぎながら、笑いながら。全体的に健康でいい。

○永き日を山手線に運ばせる
山手線がいいですね、いかにも運ばせるですよね。永き日だし。

○山側の小さき改札藤の雨
題も生きているし、景もいい。

○山中の五百羅漢の花見かな
不思議な世界。不思議な桜。

○楽しげな幽霊でした棕櫚でした
なんだろう、この明るさ。幽霊がきちんと感じられる。

○掛軸の幽霊のしかかる暮春
こちらは恐い。のしかかる暮春がそれでいてかすかな色気。

○幽かなる号令あらむ蝌蚪の列
確かに。いきなり揃ったりしますものね。上五中七に脱帽。

○厠には少年の幽霊春の雪
こちらもほんのり寂しくて色っぽい。

○れんぎようへ繋がつてゆく雑司ヶ谷
雑司ヶ谷の休日のようです。

○老人の走つてゆきぬ花の下
この尋常でない感じ。いかにも花。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 4月17日(月)19時34分59秒
  ◎花ふヾけふヾけ空海風信帖
よきかな。風信雲書。

◎葉桜や空手の形をつぎつぎと
気合入って凛とした少女を思わせます。

◎一人づつ渡る吊り橋山笑ふ
揺れるからなあ。

◎巡礼の錫杖の音よ山吹草
しゃりーん。

◎花の雲幽体離脱してゐたり
雲から桜の下の自分を見下ろすのですね。

◎掛軸の幽霊のしかかる暮春
怖いよー。

◎幽かなり迦陵頻伽と花の酔
いいね。ちなみに私がむかし作った編集プロダクションは「迦陵頻伽舎」といいます。

◎朧夜の幽かに匂ふ湯の香かな
この幽かに、はいい。

◎しゃぼん玉みんなで飛ばす風の谷
ナウシカとその一党。

◎谷啓のガチョーンと春の月昇る
谷啓のあれは彼の麻雀用語で、ロンとかツモの替り。この場合さしずめ一筒で和了か。

◎ものの芽のひとつとしての私かな
そうですよ。

◎行く春の行方目で追ふピンボール
懐かしい。

◎踏切の音のあはひに散るさくら
目に見えます。
 

選句します

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 4月17日(月)17時25分59秒
  ○ビル街の土曜の空にしやぼん玉
人気のないオフィス街、土曜日の空。

○空家から空家へ満天星の花へ
昆虫たちは空家でもおかまいなし。

○一人づつ渡る吊り橋山笑ふ
ひとりづつ渡らないと揺れが怖すぎるから。

○山側の小さき改札藤の雨
山間の小さな駅の改札、あるある!

○巡礼の錫杖の音よ山吹草
山吹草の色合いの素朴さが似合う。

○掛軸の幽霊のしかかる暮春
暮春の夕暮れ時はさもありなん。

○汝が影を枝垂桜は幽閉す
籠の中の鳥のように。

○蝿生る二十一世紀の幽居
ゴミ屋敷はた汚屋敷か。

○しゃぼん玉みんなで飛ばす風の谷
みんなで飛ばすがいいですね~

○谷啓のガチョーンと春の月昇る
シャボン玉ホリデーを思い出す。

○日は谷へやわらかく差しイースター
穏やかなイースター日和。

○春眠をよぎるスーパーカブの音
夢かうつつか現かゆめか。

○踏切の音のあはひに散るさくら
踏切の音が聞こえているんでしょうね。w
 

選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2017年 4月16日(日)18時25分26秒
  ◯ビル街の土曜の空にしやぼん玉
 ビジネス街のビルの屋上で、週末だけのしゃぼん玉の集いがあるのです。

◯花ふヾけふヾけ空海風信帖
 風信帖をググって書道でお手本にするらしいと知ると、なるほどこの表記なのかと納得。墨文字と桜の花びらのイメージが重なってきれい。

◯山中の五百羅漢の花見かな
 五百羅漢が花見をしているんですね、お酒でも供えたらさぞや賑やかそう。

◯巡礼の錫杖の音よ山吹草
 巡礼は多分白装束、山吹の黄色との明るさと、錫杖の音のちょっとこの世ならざる雰囲気と。

◯濃山吹あの世の入口が見える
 見えても見ないほうが良いです。入りたいなら別ですが。

◯掛軸の幽霊のしかかる暮春
 うひゃ~、春なのに!「のしかかる」が幽霊なのに重量を感じて可笑しい。

◯春なのに幽霊が遊びに来る
 うひゃ~、春なのに!(その2^^; でもこっちは楽しそう。

◯幽かなり迦陵頻伽と花の酔
 うらやましい、そんなの見えるんですか。それとももはやあの世なのか。

◯幽かなる号令あらむ蝌蚪の列
 なるほど、あるかも。「幽か」だから言う事聞かないのもいるかも。

◯おぼつかぬ飛び方巣立鳥の谷
 「おぼつかぬ」がぴったり。個人的にはアホウドリの初飛翔を連想しました。

◯谷啓のガチョーンと春の月昇る
 春の月だからちょっと抑えめのガチョーンで。

◯復活祭大涌谷に立つけむり
 大涌谷への観光も「復活」してよかったです。

◯猫の子の精緻に止まり鳴きにけり
 「精緻」とはよくぞ言ったり。というか、単にぎこちないだけだと思います。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 4月16日(日)05時50分22秒
  ☆ごみ箱を空にしてから春惜しむ
 なにごとも清めてから。

☆そこここに空き家のありて暮の春
 これからどんどん増えてゆく。

☆ビル街の土曜の空にしやぼん玉
 ほどよき倦怠感。

☆一人づつ渡る吊り橋山笑ふ
 ゆらゆらと揺れる余韻。

☆大山にUFOのゐる朧かな
 板橋か渋谷か鳥取かはたまた他の地か。個人的には大山ハッピーロードだと思いたい。

☆春なのに幽霊が遊びに来る
 それはご同慶申し上げます。なんか楽しそう。

☆幽かなる号令あらむ蝌蚪の列
 確かにありそう。

☆しゃぼん玉みんなで飛ばす風の谷
 みんなで飛ばすと楽しいかもね。

☆谷啓のガチョーンと春の月昇る
 昇る昇る。

☆日は谷へやわらかく差しイースター
 景が浮かんでくる句は良い句。

☆行く春の行方目で追ふピンボール
 最近、スマートボール以上に見ない気がする。

☆春眠をよぎるスーパーカブの音
 後部座席に岡持を載せて。

☆踏切の音のあはひに散るさくら
 確かにあの音に急かされているよう。

 

あっ

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 4月16日(日)00時09分27秒
  とほほ。(>_<)すみません  

空山幽谷句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月16日(日)00時06分19秒
  投句一覧です。

【空】
ごみ箱を空にしてから春惜しむ
スーザンは空つぽ春の鐘が鳴る
そこここに空き家のありて暮の春
ビル街の土曜の空にしやぼん玉
ふくらみて紙風船に空遠し
ミサイルと空母のニュース梨の花
ゆりは空あやめは曽良春惜しむ
花ふヾけふヾけ空海風信帖
空へ道続いてゐたり花菜畑
空家から空家へ満天星の花へ
三椏の花塗替へる空の色
城址の弥生の空をあはれとす
青空に鳶舞ひ風が光る今
葉桜や空手の形をつぎつぎと

【山】
すこしだけ山苧環をおもいだす
一人づつ渡る吊り橋山笑ふ
永き日を山手線に運ばせる
金華山春の栗鼠見て大手門
山を包装して雉の香を毀す
山側の小さき改札藤の雨
山中の五百羅漢の花見かな
山猫のやうな野良猫冴返る
巡礼の錫杖の音よ山吹草
切なきは鋸山の菫かな
大山にUFOのゐる朧かな
濃山吹あの世の入口が見える
飛花落花吉野けぶれる山雨かな

【幽】
花の雲幽体離脱してゐたり
楽しげな幽霊でした棕櫚でした
掛軸の幽霊のしかかる暮春
行く春を惜しむ幽体離脱かな
春なのに幽霊が遊びに来る
探幽かいつぱいの菜の花なのか
汝が影を枝垂桜は幽閉す
蝿生る二十一世紀の幽居
幽かなり迦陵頻伽と花の酔
幽かなる号令あらむ蝌蚪の列
幽かなる春光捕らえる努力かな
厠には少年の幽霊春の雪
朧夜の幽かに匂ふ湯の香かな

【谷】
おぼつかぬ飛び方巣立鳥の谷
かんたんに谷間を作るさくらかな
しゃぼん玉みんなで飛ばす風の谷
れんぎようへ繋がつてゆく雑司ヶ谷
渓谷へ花舞ひ落ちて舞ひ上がり
桜しべ谷川俊太郎歩む
谷啓のガチョーンと春の月昇る
谷啓鵞鳥と言うて田螺鳴かす
谷川や花冷え続き早歩き
谷足に体重の乗る遅桜
谷風やあさき契りの花の雲
日は谷へやわらかく差しイースター
復活祭大涌谷に立つけむり

【当季雑詠】
シーサーの尾のぴんと立つ遅日かな
ふさはしき切手名残の春に貼る
ものの芽のひとつとしての私かな
芋植える人のカタチのままでゐる
遠くから砲声聞こえ蝶の昼
行く春の行方目で追ふピンボール
骨壷の遊女ぎしぎし養花天
山笑ひ川笑ひ吾も笑へりき
汐見坂更けては黄泉のさくら散る
春眠をよぎるスーパーカブの音
新郎は蛙王女は泣いてをり
踏切の音のあはひに散るさくら
猫の子の精緻に止まり鳴きにけり
腹黒いが都忘れほどでもなし
老人の走つてゆきぬ花の下



(以上)

13句選(特選、逆選なし)
選句締切:4月19日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

亜紀さん、やらかしましたね

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月12日(水)23時29分9秒
  くくくくく。  

空山幽谷句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月12日(水)23時17分31秒
  出題です。

【空】
【山】
【幽】
【谷】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:4月15日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

人手不足句会結果です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 4月12日(水)22時42分19秒
  以下結果です。
間違いありましたら、ご一報ください。

もうふた風も吹けば人間青柳     海太  むゆ
私小手先だけで芹摘みますの     海太  月け
晩春やとことん私不感症       海太
ムダ足をフムフムフムと蜥蜴出づ   海太
せちがらい世になりました鳥帰る   海太

萍と萍ふはり倭人伝         なむ
邪鬼の手と無邪気の足や春灯     なむ  洋け
夜もすがら不在で通す三鬼の忌    なむ  ら七由洋ゆ
馬券師の師の足跡や春の旅      なむ  けゆ
海のない県は八県飛花落花      なむ  ら海苑亜けゆ

九人ゐてふたりが消えし花見かな   月犬  む朝海
言い訳は手短にして花の宴      月犬  由洋けゆ
春昼の不覚妻子の顔忘る       月犬  百苑ゆ
春泥に重き足ある故郷かな      月犬  朝由
出てきてもさみしい四六の蟇である  月犬  ら七苑

蕨餅ひとつは宇宙人らしい      苑を  洋ゆ
散る花を追ひ駆けてをり手風琴    苑を  月あ洋
朝寝するたび不眠症だと思ふ     苑を  むら百洋ゆ
足立区や蒲公英の絮飛んでゐる    苑を  由海洋亜
犬連れて信号を待つ桜東風      苑を  あ由百亜

人波に紛るるやうに鳥雲に      朝比古 け
手鏡の奥の満天星躑躅かな      朝比古 あ由苑洋
蒲公英の絮の接触不良かな      朝比古 らあ由ゆ
足跡に海の満ちゆく潮干狩      朝比古 月ら百亜
背もたれにしんなり掛けて春コート  朝比古 むあ七由苑亜

夜桜のあれは他人の空似なり     らくだ 七百洋け
春愁に二円切手を貼って出す     らくだ 朝百海苑洋
はこべらもつくしも知らぬ峰不二子  らくだ 七け
片足で十秒立てず落第す       らくだ 月
自転車で轢きそうになる飛燕かな   らくだ

いちめんなの花さやうなら人類    洋子  む月ら七百海苑亜ゆ
口八丁手八丁なり鳥の恋       洋子  ら朝七海け
馬刀貝の戯曲のやうに不憫かな    洋子  月
足もとのかたくりの花ふんはりす   洋子  あ
タンドーリチキンでてくる花の雲   洋子  あ百亜

人型のクッキー数多春愁       由季  け
鉄棒を逆手に握りチューリップ    由季  朝あ苑洋亜け
次々と書類に不備やオキザリス    由季  朝七ゆ
足場から全容見ゆる花の雲      由季  む朝七百海ゆ
天地人の人をいただく黄水仙     由季  朝海苑
笑ふ山眺めて足湯十五分       由季  むらあ七苑亜

人知れず散り始めたる桜かな     けんじ 朝
手回しの蓄音機から囀が       けんじ 洋
不満なら消えてしまへよ花筏     けんじ
足首を回す土筆の踊り出す      けんじ 海
パンジーの一斉に首かしげをり    けんじ 月朝七百苑

さくらさくら人に埋もれてゆくさくら 亜紀  む朝あ七由百海
人海の交差点なる木の芽時      亜紀  亜
手加減を加へてをりぬ花吹雪     亜紀  七由
不揃ひの君の前髪桜草        亜紀  苑
ビタミンの不足がちなる山笑ふ    亜紀
高層の住宅ばかり春灯し       亜紀  あ苑
花曇グラスに溶かしゆくミルク    亜紀  海苑
てのひらの窪みに春の水の綺羅    亜紀  む

神は人に人は仏に二輪草       百花  月ら海ゆ
陽炎や千手のどれもさやうなら    百花  ら由
子安貝拾ひて不意に泣き出せり    百花  月朝洋
足先へゆるりと流れ甘茶仏      百花  むらあ亜
花鳥のちらちら会席料理かな     百花  由

口ふくむ人肌ほどの甘茶なり     あんこ む
左手のアルペジオからしやぼん玉   あんこ 月ら七由百亜けゆ
諸葛菜不通の道を迂回する      あんこ 朝け
囀や足漕ぎボート進まざる      あんこ む亜
ドライヤーのスイッチ切れば朧月   あんこ

けふまでの人と花見て別れ行く    七   海
手に負えぬ感情教育花疲れ      七   月
不機嫌ま面は遺伝と蠅生まる     七
百本の足持て走る春の夢       七   ら朝百け
野遊びや匍匐前進老人会       七   月

人買ひの朧ひとさらひの霞      ゆかり む月海洋
手先より口先が好き春灯し      ゆかり む
随意筋不随意筋へ蝌蚪の紐      ゆかり 月由亜
足を崩す花の筵の起伏かな      ゆかり あ百
今生の落ちては芽吹く椿かな     ゆかり あ亜
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月12日(水)22時12分9秒
  ○いちめんなの花さやうなら人類
 「さやうなら人類」と言っているのに、どうしてこんなにピースフルなのでしょうね。

○もうふた風も吹けば人間青柳
 柳のばけもの性を感じさせます。

○神は人に人は仏に二輪草
 省略されているのは「与えた」でしょうか「なった」でしょうか。

○蕨餅ひとつは宇宙人らしい
 宇宙人食べちゃったらどうしましょう。

○言い訳は手短にして花の宴
 遅刻でしょうか。仕事の不始末でしょうか。お尻でも触ってしまったのでしょうか。

○左手のアルペジオからしやぼん玉
 いいですね。伴奏の分際で…。

○蒲公英の絮の接触不良かな
 はずれかかっているのですね。「接触不良」、よく出ましたね。

○次々と書類に不備やオキザリス
 「オキザリス」という変な名前が効いていますね。

○春昼の不覚妻子の顔忘る
 春眠不覚暁を下敷きにしつつ、ずいぶんとんでもないものを忘れてしまいましたね。

○朝寝するたび不眠症だと思ふ
 寝てるじゃねえか、バキッ!

○夜もすがら不在で通す三鬼の忌
 不道徳感が横溢していますね。

○足場から全容見ゆる花の雲
 次の瞬間、とかオチがありそうです。

○馬券師の師の足跡や春の旅
 すごい師ですね。

○海のない県は八県飛花落花
 ほんとうに八県なのか確かめていないのですが、「飛花落花」がじつに効いていますね。

 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 4月12日(水)20時50分9秒
  ○人型のクッキー数多春愁
好きな人とか嫌いな人とか思い浮かべて食べましょう。

○人波に紛るるやうに鳥雲に
人を隠すなら人波、鳥なら鳥雲に。

○夜桜のあれは他人の空似なり
本人だとしても気づかないふりをするのが良策。

○言い訳は手短にして花の宴
約束に遅れても花の宴なので許される。でも今回だけです。

○口八丁手八丁なり鳥の恋
成就しなさそう。

○左手のアルペジオからしやぼん玉
魔法使いのように。

○私小手先だけで芹摘みますの
僕は片腕で大木を倒します。付き合ってください。

○邪鬼の手と無邪気の足や春灯
狂気と無垢の共存。人の本質とか。

○鉄棒を逆手に握りチューリップ
逆上がりなのか。気合十分。

○はこべらもつくしも知らぬ峰不二子
でも他に色々知ってます。うふふ。

○諸葛菜不通の道を迂回する
迂回すると意外な発見があるでしょう。

○馬券師の師の足跡や春の旅
伝説の馬券師。きっと師を超えてみせます。

○百本の足持て走る春の夢
よほど急いでいるのか。逆効果かも。

○海のない県は八県飛花落花
正解。確認はしてませんが。

 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 4月12日(水)18時33分52秒
  ○ いちめんなの花さやうなら人類
桜の花と人類の関係

○左手のアルペジオからしやぼん玉
メルヘンチック

○人海の交差点なる木の芽時
新年度という出発点

○ 鉄棒を逆手に握りチューリップ
ぐるんと回ってチューリップ


○随意筋不随意筋へ蝌蚪の紐
混沌加減がまさしく


○ 笑ふ山眺めて足湯十五分
じわっと温まって至福

○足跡に海の満ちゆく潮干狩
時間経過を巧みに表現

○足先へゆるりと流れ甘茶仏
艶めいたお姿

○足立区や蒲公英の絮飛んでゐる
地名の喚起力

○囀や足漕ぎボート進まざる
時間が止まったような空間

○タンドーリチキンでてくる花の雲
語順が良かったですね

○海のない県は八県飛花落花
よく数えて下さいました

○犬連れて信号を待つ桜東風
いつもの散歩もちょっとウキウキ

○今生の落ちては芽吹く椿かな
繰り返しという生命

○ 背もたれにしんなり掛けて春コート
しんなりの質感がグッド
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 4月12日(水)18時25分50秒
  ◯人買ひの朧ひとさらひの霞

ちいさい頃ひとさらいとかホント怖かった。
空缶ひとつ持たされて人買いに売られそうになったことあった。
今だにトラウマ。

◯夜桜のあれは他人の空似なり

ドキッとしますね。

◯蕨餅ひとつは宇宙人らしい

たしかに蕨餅あやしい。

◯言い訳は手短にして花の宴

二時間とか遅れて来るひといます。

◯散る花を追ひ駆けてをり手風琴

ブルーシートだらけのところではないですね。

◯邪鬼の手と無邪気の足や春灯

おとなりの猫そうです。

◯手回しの蓄音機から囀が

うすぐらい洋館のようなお住まいでしょうか。

◯手鏡の奥の満天星躑躅かな

うつるんです。

◯春愁に二円切手を貼って出す

二円切手には哀愁がある。

◯鉄棒を逆手に握りチューリップ

このばあいチューリップは何色なのかしら。赤。

◯子安貝拾ひて不意に泣き出せり

慟哭しちゃったりして周囲のひとから顰蹙をかいます。

◯朝寝するたび不眠症だと思ふ

不眠症って理不尽。

◯夜もすがら不在で通す三鬼の忌

こういう態度!好感がもてます。

◯足立区や蒲公英の絮飛んでゐる

杉並や。世田谷や。練馬区や・・・・。葛飾や。
入れ替えるとずいぶん蒲公英の趣がかわる。
やっぱり足立区渋い。
 

選句しました。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 4月12日(水)18時19分23秒
  ○いちめんなの花さやうなら人類
なの花とさやうならの「な」が響き合いますね。

○天地人の人をいただく黄水仙
天ではなく人。黄水仙の明るさが好きが心地よいです。

○手鏡の奥の満天星躑躅かな
どこまでも奧がありそう。

○春愁に二円切手を貼って出す
すこし古びた春愁なんですね。

○鉄棒を逆手に握りチューリップ
逆上がりの鉄棒とチューリップ。お約束のようで可愛い。

○春昼の不覚妻子の顔忘る
不覚ではなく確信犯なんでしょ。

○笑ふ山眺めて足湯十五分
十五分の幸せ。

○不揃ひの君の前髪桜草
桜草で愛しさが伝わります。

○パンジーの一斉に首かしげをり
パンジーって同じ方を向いているのよね。

○花曇グラスに溶かしゆくミルク
グラスの中の花曇。春の愁いっぽいかも。

○海のない県は八県飛花落花
思わず数えますが飛花落花。わからなくなる。

○高層の住宅ばかり春灯し
マンション群の窓の灯り。それぞれの生活が灯る。

○出てきてもさみしい四六の蟇である
なんだか納得。たらりたらり。

○背もたれにしんなり掛けて春コート
しんなりは言い得て妙。

 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 4月12日(水)07時06分14秒
編集済
  ◯いちめんなの花さやうなら人類
イケメンなのかな?左様なら心酔。

◯けふまでの人と花見て別れ行く
「♪明日はいらない さざんかの宿」大川栄策。

◯さくらさくら人に埋もれてゆくさくら
怒人混夢(ドットコム)。

◯九人ゐてふたりが消えし花見かな
「♪ふたり咲いても 冬の花」大川栄策。

◯神は人に人は仏に二輪草
仏はフランス。

◯人買ひの朧ひとさらひの霞
人たらしの秀吉。

◯天地人の人をいただく黄水仙
直江兼続の役をいただく妻夫木聡。

◯口八丁手八丁なり鳥の恋
煮込みうどんは八丁味噌。

◯春愁に二円切手を貼って出す
80円不足と付箋ある手紙。

◯足首を回す土筆の踊り出す
「♪つくしてもつくしても あゝ他人の妻」大川栄策。

◯足場から全容見ゆる花の雲
金は上野か浅草信用金庫。

◯足立区や蒲公英の絮飛んでゐる
港区ならば鰡飛んで。

◯花曇グラスに溶かしゆくミルク
「♪くもりガラスを 手で拭いて」大川栄策。

◯海のない県は八県飛花落花
山の付く県は十七花粉飛ぶ。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 4月11日(火)22時55分57秒
  〇いちめんなの花さやうなら人類
え?

〇さくらさくら人に埋もれてゆくさくら
ソメイヨシノの哀歌。

〇夜桜のあれは他人の空似なり
日中でも。夜桜となるとなおさら。。。

〇左手のアルペジオからしやぼん玉
左手。しゃぼん玉のもったり感が。

〇春愁に二円切手を貼って出す
二円切手を41枚貼って出してみたい。

〇春昼の不覚妻子の顔忘る
わざとじゃなくって?

〇朝寝するたび不眠症だと思ふ
それじゃ朝寝をやめて昼寝にしましょ。

〇足を崩す花の筵の起伏かな
筵の下の凸凹がムズイ・・・。

〇足場から全容見ゆる花の雲
仕事中は見ないでくださいね、危ないから。

〇足跡に海の満ちゆく潮干狩
そろそろ帰りましょ。

〇百本の足持て走る春の夢
50人のムカデ競争! 夢で良かった。

〇タンドーリチキンでてくる花の雲
花よりタンドリーチキン。

〇パンジーの一斉に首かしげをり
トランプ風が吹いたのでしょうか。

〇犬連れて信号を待つ桜東風
桜東風が信号でわんストップ (^^♪
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2017年 4月11日(火)21時22分15秒
  ○さくらさくら人に埋もれてゆくさくら
風情は無いが実感あり。

○言い訳は手短にして花の宴
遅れた言い訳なんて誰も真剣に聞いていません。

○左手のアルペジオからしやぼん玉
パパパっと生まれてくる。

○手鏡の奥の満天星躑躅かな
画数の多いところが良かった。

○陽炎や千手のどれもさやうなら
そんなはずはないがそう見えてくる。

○蒲公英の絮の接触不良かな
吹いて少し確かめている仕種がそんな風にも。

○手加減を加へてをりぬ花吹雪
加えているのは神の手でしょうか。

○随意筋不随意筋へ蝌蚪の紐
不のお題で不随意筋までは出てくるが、蝌蚪の紐が面白い。

○夜もすがら不在で通す三鬼の忌
三鬼もそうだったことでしょう。

○春泥に重き足ある故郷かな
心理的な重さとも。

○足立区や蒲公英の絮飛んでゐる
東京の地名の句に弱い。

○花鳥のちらちら会席料理かな
庭の見える席でしょうね。いいですね。

○犬連れて信号を待つ桜東風
日常感にあふれています。

○背もたれにしんなり掛けて春コート
しんなりがいいですね。パリッとしたトレンチなどではなく。
 

選句しました。

 投稿者:  投稿日:2017年 4月11日(火)10時58分59秒
  ○いちめんなの花さやうなら人類
スウエ-デン、て、王政廃止されたの?ゲイな王様だったのか。

○さくらさくら人に埋もれてゆくさくら
どちらが主役かわからない。

○夜桜のあれは他人の空似なり
ドッペルゲンガ-だよ。

○口八丁手八丁なり鳥の恋
いかにもな、鳥らしい恋だわ。

○左手のアルペジオからしやぼん玉
きれい。

○はこべらもつくしも知らぬ峰不二子
そうだったのか、不二子さんは実は月よりの使者か。

○次々と書類に不備やオキザリス
失敗は酸っぱい。

○手加減を加へてをりぬ花吹雪
けっこう痛い。

○夜もすがら不在で通す三鬼の忌
三鬼ですから。

○笑ふ山眺めて足湯十五分
街中足湯も人気。

○足場から全容見ゆる花の雲
バベルの塔を修理中。

○パンジーの一斉に首かしげをり
同調しないと生きられないらしい。

○出てきてもさみしい四六の蟇である
根源的寂しがり屋なの。

○背もたれにしんなり掛けて春コート
年季が入ってます。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 4月10日(月)14時03分44秒
  ○さくらさくら人に埋もれてゆくさくら
桜に群がる人々の集団的熱狂がよく見えます。

○散る花を追ひ駆けてをり手風琴
音がふんわり追いかけている感じ。

○手鏡の奥の満天星躑躅かな
鏡の中に光る花。

○鉄棒を逆手に握りチューリップ
逆上がり? すっきりとした明るい詠みぶりが好き。

○蒲公英の絮の接触不良かな
上手く着地できなかったのかな? 面白い視点。

○笑ふ山眺めて足湯十五分
何とも気持ちよい風景。

○足もとのかたくりの花ふんはりす
いい時間が流れています。

○足を崩す花の筵の起伏かな
必ずしも平らではないですしね。
不安定に足を直しながら、見る桜もよいかもしれませんね。

○足先へゆるりと流れ甘茶仏
仏様にかける甘茶って、ゆるりという重さ、流れがありますよね。
それがよくわかる。

○タンドーリチキンでてくる花の雲
スパイシーな匂いと不思議に合う花の雲。

○犬連れて信号を待つ桜東風
一人と一匹の桜時間。

○高層の住宅ばかり春灯し
高いマンションばかり。春灯も少し寂しそう。

○今生の落ちては芽吹く椿かな
椿は業を感じさせる花なので、ここまでくっきり言い切るとより鮮明に見えてきます。

○背もたれにしんなり掛けて春コート
春のやわらかさ、少しの冷え。ほのぼのとした時間。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 4月10日(月)06時11分4秒
  ☆さくらさくら人に埋もれてゆくさくら
 桜ではなく、人に埋もれてゆくのだね。都心のお花見。

☆九人ゐてふたりが消えし花見かな
 あとはよしなに。

☆人知れず散り始めたる桜かな
 桜の名所ではないところに密やかに咲くさくら。

☆天地人の人をいただく黄水仙
 おめでとうございます。

☆口八丁手八丁なり鳥の恋
 手練手管。

☆春愁に二円切手を貼って出す
 二円切手、結構余らせたりする。

☆鉄棒を逆手に握りチューリップ
 逆上がりの練習だろうか。頑張って。

☆子安貝拾ひて不意に泣き出せり
 子安貝の唐突さに一票。

☆次々と書類に不備やオキザリス
 一か所間違えると芋づる式に。

☆諸葛菜不通の道を迂回する
 のんびり行こう。

☆春泥に重き足ある故郷かな
 故郷ってそういうものかも。

☆足場から全容見ゆる花の雲
 足場がいいね。

☆百本の足持て走る春の夢
 百足虫になった夢だったのだろうか。

☆パンジーの一斉に首かしげをり
 さっと吹く風。首をかしげる形態、パンジーだなぁと納得感
 

選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2017年 4月 9日(日)18時24分1秒
  ◯いちめんなの花さやうなら人類
 ディストピアSFの最後の場面みたい。菜の花からすればユートピア。

◯神は人に人は仏に二輪草
 天孫降臨から西方浄土まで。二輪草の取り合わせが「同行二人」ぽい。

◯口八丁手八丁なり鳥の恋
 たしかに。羽八丁というか^^;ついでに尾も八丁になる鳥もいるかも^^;

◯左手のアルペジオからしやぼん玉
 きれい。のだめカンタービレの、きらきら星のシーンを思い浮かべました。

◯陽炎や千手のどれもさやうなら
 そういう見え方もあるのか。なんてさみしい。

◯蒲公英の絮の接触不良かな
 いやー、どこでもくっつくやつですから、接触不良なんてまれです。

◯朝寝するたび不眠症だと思ふ
 あはは、なんてずうずうしい。と思うのは私が不眠と縁がないないからです^^;

◯夜もすがら不在で通す三鬼の忌
 三鬼忌ならしょうがない。四月馬鹿だとそうはいかない。

◯笑ふ山眺めて足湯十五分
 春の山見て鳥の声など聞こえて、足湯。いいなあ。

◯足跡に海の満ちゆく潮干狩
 きれい。潮干狩という時、海は満ちるということを忘れていた気がする。

◯足先へゆるりと流れ甘茶仏
 甘茶をかけたのはもうン十年も昔の思い出……。

◯百本の足持て走る春の夢
 いや~~!夢の中でも百足になんてなりたくないです。

◯海のない県は八県飛花落花
 桜のない県はないですね。

◯出てきてもさみしい四六の蟇である
 四六の蟇でこんなに孤独感がでるとは。蟇、数が減ってるんでしょうか。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 4月 9日(日)17時38分59秒
  ◯いちめんなの花さやうなら人類
 はい、さようなら。たまどうしてるのかなあ。

◯神は人に人は仏に二輪草
 神と仏と人と二輪草。なかなかの取り合わせかと。

◯人買ひの朧ひとさらひの霞
 人買ひとひとさらひは好き。

◯左手のアルペジオからしやぼん玉
 きれいね。

◯散る花を追ひ駆けてをり手風琴
 これもきれいね。

◯私小手先だけで芹摘みますの
 そうですか、なんかだまされた感じ:笑

◯手に負えぬ感情教育花疲れ
 フローベールです。手に負えません。

◯子安貝拾ひて不意に泣き出せり
 涙もろいのね。

◯随意筋不随意筋へ蝌蚪の紐
 しっかり想像すると気持ち悪いね。

◯馬刀貝の戯曲のやうに不憫かな
 どんな戯曲なんだよ~、と言いたくもなる。

◯足跡に海の満ちゆく潮干狩
 満ち潮、もうそろそろ帰る時刻ですよ。

◯片足で十秒立てず落第す
 どんな学校やねん。わたしも立てません。

◯パンジーの一斉に首かしげをり
 たしかに、首かしげておりますね。

◯野遊びや匍匐前進老人会
 可笑しいけど切ないね、いずれ私も。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 4月 9日(日)16時54分0秒
  ○いちめんなの花さやうなら人類
たまも好きだったし、同名のスウェーデン映画も観た。どっちもさよなら、だけどね。

○さくらさくら人に埋もれてゆくさくら
上野も目黒川もひどいもんです。

○もうふた風も吹けば人間青柳
柳の姿、面白い。

○九人ゐてふたりが消えし花見かな
怪しい二人。

○口ふくむ人肌ほどの甘茶なり
薬っぽい味しますよね。

○人買ひの朧ひとさらひの霞
「朧」って奴と「霞」って奴。あいつら悪い女衒の二人組。

○手先より口先が好き春灯し
手先だけの男と口先だけの男。どっちがいいのか。

○朝寝するたび不眠症だと思ふ
そうそう。

○笑ふ山眺めて足湯十五分
いい時間だなあ。

○足場から全容見ゆる花の雲
ガテン系現場性がいい。

○足先へゆるりと流れ甘茶仏
花まつり。よきかな。

○囀や足漕ぎボート進まざる
あれで結構進むよ。囀がいい。

○てのひらの窪みに春の水の綺羅
星のごとく。

○背もたれにしんなり掛けて春コート
しんなりが素材の薄さを感じさせます。

 

人手不足句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月 9日(日)13時10分39秒
  たいへんお待たせしました。投句一覧です。
ちなみに【人】【手】【不】【足】は二度目だと厳しい
ご指摘を頂きました(前回は2015/4/4締切)。
まことに申し訳ありません。
真摯に受け止め今後の改善に努める所存です。

【人】
いちめんなの花さやうなら人類
けふまでの人と花見て別れ行く
さくらさくら人に埋もれてゆくさくら
もうふた風も吹けば人間青柳
九人ゐてふたりが消えし花見かな
口ふくむ人肌ほどの甘茶なり
神は人に人は仏に二輪草
人型のクッキー数多春愁
人知れず散り始めたる桜かな
人波に紛るるやうに鳥雲に
人買ひの朧ひとさらひの霞
天地人の人をいただく黄水仙
夜桜のあれは他人の空似なり
蕨餅ひとつは宇宙人らしい
萍と萍ふはり倭人伝

【手】
言い訳は手短にして花の宴
口八丁手八丁なり鳥の恋
左手のアルペジオからしやぼん玉
散る花を追ひ駆けてをり手風琴
私小手先だけで芹摘みますの
邪鬼の手と無邪気の足や春灯
手に負えぬ感情教育花疲れ
手回しの蓄音機から囀が
手鏡の奥の満天星躑躅かな
手先より口先が好き春灯し
春愁に二円切手を貼って出す
人海の交差点なる木の芽時
鉄棒を逆手に握りチューリップ
陽炎や千手のどれもさやうなら

【不】
はこべらもつくしも知らぬ峰不二子
蒲公英の絮の接触不良かな
子安貝拾ひて不意に泣き出せり
次々と書類に不備やオキザリス
手加減を加へてをりぬ花吹雪
春昼の不覚妻子の顔忘る
諸葛菜不通の道を迂回する
随意筋不随意筋へ蝌蚪の紐
朝寝するたび不眠症だと思ふ
馬刀貝の戯曲のやうに不憫かな
晩春やとことん私不感症
不機嫌ま面は遺伝と蠅生まる
不満なら消えてしまへよ花筏
夜もすがら不在で通す三鬼の忌

【足】
ムダ足をフムフムフムと蜥蜴出づ
春泥に重き足ある故郷かな
笑ふ山眺めて足湯十五分
足もとのかたくりの花ふんはりす
足を崩す花の筵の起伏かな
足首を回す土筆の踊り出す
足場から全容見ゆる花の雲
足跡に海の満ちゆく潮干狩
足先へゆるりと流れ甘茶仏
足立区や蒲公英の絮飛んでゐる
馬券師の師の足跡や春の旅
百本の足持て走る春の夢
不揃ひの君の前髪桜草
片足で十秒立てず落第す
囀や足漕ぎボート進まざる

【当季雑詠】
せちがらい世になりました鳥帰る
タンドーリチキンでてくる花の雲
てのひらの窪みに春の水の綺羅
ドライヤーのスイッチ切れば朧月
パンジーの一斉に首かしげをり
ビタミンの不足がちなる山笑ふ
花鳥のちらちら会席料理かな
花曇グラスに溶かしゆくミルク
海のない県は八県飛花落花
犬連れて信号を待つ桜東風
高層の住宅ばかり春灯し
今生の落ちては芽吹く椿かな
自転車で轢きそうになる飛燕かな
出てきてもさみしい四六の蟇である
背もたれにしんなり掛けて春コート
野遊びや匍匐前進老人会

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:4月12日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

只今投句十一名

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月 9日(日)01時36分47秒
  いかんなあ。なんだか常態化している感がありますが、日曜の正午くらいに開けます。まだの方、よろしくお願いします。  

人手不足句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月 5日(水)23時26分12秒
  出題です。

【人】
【手】
【不】
【足】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:4月8日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

名場面集句会結果発表

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 4月 5日(水)23時16分38秒
  名場面集句会結果発表です。
間違いありましたらご一報ください。

今朝からは蠅と名乗れる蛆素性     なむ  月百ゆ
芹・蓬・韮・稽古場のベニヤ板     なむ  ら海七洋
陽炎や縦に主審と捕手の面       なむ  百ゆ
文集に名無しと書いて卒業す      なむ  朝ら洋け由
燐寸擦るすらむは春のすりらんか    なむ  月ら海

名にし負ふ京の老舗の桜餅       海太  ら七
童心に返る風呂場もぶらんこも     海太  あけ
面倒を形にすれば海雲なり       海太  む由ゆせ
猫の声集め朝寝を妨害す        海太  せ
鳥つるむ仮にその場をA地点      海太  朝月ら百七け由亜せ

アイウエオ順の名刺や弥生尽      朝比古 む海
春暑しカレーの匂ふ野球場       朝比古 む海洋由ゆ
撞くたびに増えて紙風船の面      朝比古 百海あけ
海原は春の光を蒐集す         朝比古 せ
やはらかく影運ばるる春日傘      朝比古 月む亜

名を訊けば朧と答え笑ひけり      月犬  らあ七由ゆせ
画数の多い朧の溶けて夜        月犬  朝ゆせ
正面に夜桜背後から腐臭        月犬  亜
集合の時間を決めぬ花見かな      月犬  む洋
かぎろへるもののひとつに老裸体    月犬  海洋ゆ亜

うぐいすやふたつ名どれもみな嫌い   らくだ 月
毎年よ花見するなら競馬場       らくだ 月む百海由ゆせ
正六面体ころがして花筵        らくだ 海あ亜
集金の釣り銭足りぬ春時雨       らくだ むけ
落款の篆書蛙の目借時         らくだ む

エープリルフールごつごつと書く宛名  洋子  あけ由亜
からだごと共同浴場おほきな接骨木   洋子
すももちる仮面ライダー末子らし    洋子  七由
おぼろ夜の浴槽ほそながい画集     洋子  む百あけ由
鮑食ふブルゾンちえみふふとかいふ   洋子

競漕の叫び続けしチーム名       あんこ
式場へ靴音高く雪やなぎ        あんこ け
斜面より若駒運命のごとく       あんこ 朝
佐保姫のくるぶし星の集まりぬ     あんこ 朝亜
朧夜のレコード盤の回りだす      あんこ 七洋け亜

実名の伏せらてゐし新社員       けんじ 亜せ
場所取りのブルーシートよ春時雨    けんじ 月七
夕暮れの正面玄関から田螺       けんじ ゆ亜せ
集会の昼は持ち寄り花曇        けんじ 由
剥き出しのコイルに触るる蝶生る    けんじ 朝あ七

いない子の名前を呼べば田螺鳴く    七   月百せ
ぎしぎしの踏んづけられて場末かな   七   月ら洋
面目ない様子で止まる春の蠅      七   月むら百け由せ
みつみつと集合するや春の闇      七   百亜
朧の夜ダウンロ-ドする予知夢かな   七   あ

花冷の名店街を突き進む        由季  朝月洋けゆ
重馬場と言はれ膨大春の土       由季  海け
面妖な言ひ訳を聞く花の昼       由季  ら百七ゆ亜
陽炎の向うに女子の集まりぬ      由季  朝百あ洋ゆせ
朧月前ゆく人の名古屋帯        由季  ら海あ
花屑を付けて場所後の力士かな     由季  む海洋亜

名ばかりの自宅警備や桜咲く      せせい
場所取りは桜咲くよりはるか前     せせい
面白い完全体の暖かし         せせい
集合し写真三枚春の雨         せせい 洋
菓子を食べ春のジュースを飲んで居る  せせい 洋

四月来る真新しきは名刺入れ      百花  らけ
場所取りの空色シート花の雨      百花  月
夜の桜ひたと暴悪大笑面        百花
死後にでる全集ひとつ雪の果      百花  朝ら七洋由
逆転の雄叫び握り拳上げ        百花

フリージア名前の入りしボールペン   亜紀  あ
君の名を問ひし先輩朝桜        亜紀  百海
場内の拍手総立ち春の雪        亜紀  朝
面倒なことをさくつと春の雲      亜紀  朝あ七洋け由ゆ
春うれひ詩集に愛の文字ひろひ     亜紀  朝七
蝌蚪の紐集合体といふ光        亜紀  朝む七ゆ
さくらさくら濠埋めつくす桜色     亜紀
春寒し白亜のビルの避雷針       亜紀  月らあ

雑草といふ名の草の萌えてをり     ゆかり むら百海七亜せ
風呂場から龍馬の妻となり朧      ゆかり むせ
春灯や対面座位の影揺るる       ゆかり 月海
集合し行列したる花の午後       ゆかり 朝あ
目的を持ち春陰の神保町        ゆかり 由
 

選句です

 投稿者:せせい  投稿日:2017年 4月 5日(水)22時51分18秒
  〇いない子の名前を呼べば田螺鳴く
季語は「田螺鳴く」。代理返事見たいな。
〇実名の伏せらてゐし新社員
季語は「新社員」。「伏せられて」だとは思いましたが、いい句だと思いました。
〇雑草といふ名の草の萌えてをり
季語は「草萌え」。牧野博士の言を思い出しますね。「雑草という名の草など存在しない」んだと。そういう言い方があって初めて逆にこの句の魅力が増したようにも感じました。
〇名を訊けば朧と答え笑ひけり
季語は「朧」。ユーモアの有る季語の用法。
〇画数の多い朧の溶けて夜
季語は「朧」。季語の漢字に着目した句。メカニックな感じがしました。
〇風呂場から龍馬の妻となり朧
季語は「朧」。寺田谷事件でしょうか。歴史を感じました。
〇毎年よ花見するなら競馬場
季語は「花見」。どうしても子規の「毎年よ彼岸の入りの寒いのは」を思い出しますが、あれは子規の母親が思わず言った言葉を素直に句にしたものでしたが、この句では「競馬場」が花見の場になって居りユーモラスでした。
〇面倒を形にすれば海雲なり
季語は「海雲」。象徴的な可視化。
〇面目ない様子で止まる春の蠅
季語は「春の蠅」。小林一茶の句を思い出しました。何となくユーモラスかと。
〇夕暮れの正面玄関から田螺
季語は「田螺」。付いて来ちゃったのでしょうね。
〇海原は春の光を蒐集す
季語は「春の光」。「蒐集す」がいいですね。
〇猫の声集め朝寝を妨害す
季語は「朝寝」。猫の声を集めという行為がユーモラスでした。
〇陽炎の向うに女子の集まりぬ
季語は「陽炎」。何か幻想的な雰囲気も。
〇鳥つるむ仮にその場をA地点
季語は「鳥つるむ」。極めてドライなとらえ方。「A地点」という言い方が乾いた抒情を呼び寄せます。
 

選句しました

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 4月 4日(火)23時20分27秒
  〇エープリルフールごつごつと書く宛名
油性マジックで黒々と。

〇雑草といふ名の草の萌えてをり
雑草に魅せられた絵本作家。

〇実名の伏せらてゐし新社員
実は御曹司だった。

〇花屑を付けて場所後の力士かな
ダイナミックな取り組みでした。

〇正面に夜桜背後から腐臭
夜桜の美しさとゴミとの対比。

〇正六面体ころがして花筵
白昼堂々と。

〇面妖な言ひ訳を聞く花の昼
妖しげな花の昼。

〇夕暮れの正面玄関から田螺
ちょっとコミカルげ笑える。

〇みつみつと集合するや春の闇
なにかわからぬものの集合する時間。

〇佐保姫のくるぶし星の集まりぬ
メルヘンチックな表現。

〇かぎろへるもののひとつに老裸体
ぼわ~ん。

〇やはらかく影運ばるる春日傘
いかにも春、いかにも春日傘。

〇鳥つるむ仮にその場をA地点
仮に、が効いている。

〇朧夜のレコード盤の回りだす
謎めいた雰囲気。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月 4日(火)22時59分28秒
  ○花冷の名店街を突き進む
 寒いのでおもてではなくデパートの中を通り抜けているのでしょうか。名店街など目もくれない感じがいいですね。

○今朝からは蠅と名乗れる蛆素性
 出世魚みたいに名前が変わるのですね。

○名を訊けば朧と答え笑ひけり
 なんとも言えない妖気がありますね。

○画数の多い朧の溶けて夜
 溶けて月とか溶けて龍とか、どうせならそこまで馬鹿に徹してほしいですね。

○春暑しカレーの匂ふ野球場
 すごい場末感がありますね。

○毎年よ花見するなら競馬場
 子規のお母上ですね。

○面倒なことをさくつと春の雲
 「さくつと」とか「さくさく」って、1980年代頃のパソコン雑誌の記事のせいだったかで特定の意味を帯びて、しかもいまだに死語になっていなくてすごいですね。

○面倒を形にすれば海雲なり
 「もずく」と読むのですね。そのままいやになってぐじゅぐじゅになったようなかたちですね。

○面妖な言ひ訳を聞く花の昼
 「面妖」は「うる星やつら」のせいで特定の意味を帯びて、しかもいまだに死語になっていなくてすごいですね。

○夕暮れの正面玄関から田螺
 総理夫人付の田螺でしょうか。

○陽炎や縦に主審と捕手の面
 ピッチャーから見て、マウンドとホームベースのあいだに陽炎が立っているのでしょうか。「縦に主審と捕手の面」が妙に可笑しいです。

○陽炎の向うに女子の集まりぬ
 「女子」というのも今日び特殊な意味を帯びているような気がしますが、どう特殊なのかうまく言えません。

○蝌蚪の紐集合体といふ光
 蝌蚪の紐が光を帯びているのですね。いまにもオタマジャクシがうじゃうじゃ出てきそうです。

○かぎろへるもののひとつに老裸体
 ううむ。エロいのだかグロいのだか…。
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2017年 4月 4日(火)22時36分8秒
  ○エープリルフールごつごつと書く宛名
ごつごつがイメージを広げます。

○名を訊けば朧と答え笑ひけり
少しやりすぎのようだが雰囲気あり。

○春暑しカレーの匂ふ野球場
匂いのことって結構覚えていたりします。

○毎年よ花見するなら競馬場
「毎年よ」っていうのがなんだか可笑しい。
競馬場は綺麗なところ多いですよね。

○すももちる仮面ライダー末子らし
豆知識。そうなんだ・・。

○面倒なことをさくつと春の雲
そういう人はうらやましい。

○面倒を形にすれば海雲なり
黒っぽい色もそんな気がする。

○面目ない様子で止まる春の蠅
愛嬌があります。

○おぼろ夜の浴槽ほそながい画集
どこにかかるのかわからないずらずらした書き方が効いている。

○死後にでる全集ひとつ雪の果
大成功してもそんなもの。

○集会の昼は持ち寄り花曇
健全な集まりですね。

○文集に名無しと書いて卒業す
青臭いところがいいです。

○鳥つるむ仮にその場をA地点
B地点では何が起こるのか・・・。

○目的を持ち春陰の神保町
用もなくうろうろするのが似合う場所ではありますが。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 4月 4日(火)21時16分21秒
  ◯エープリルフールごつごつと書く宛名
宛先が嘘なのか、そもそも架空の住所なのか。

◯花冷の名店街を突き進む
花見へまっしぐら。せっかくなので帰りにでも名店にも寄りましょう。

◯四月来る真新しきは名刺入れ
気合はわかります。服とか財布は古いままなのか。

◯式場へ靴音高く雪やなぎ
晴れ晴れしさが靴音から感じられる。

◯重馬場と言はれ膨大春の土
競馬場丸ごと春の土に早変わり。

◯童心に返る風呂場もぶらんこも
子供が並んで待ってますからほどほどに。

◯撞くたびに増えて紙風船の面
球は究極の多面体

◯面倒なことをさくつと春の雲
後でツケが回ってきますよ。

◯面目ない様子で止まる春の蠅
でも許しませんよ。

◯おぼろ夜の浴槽ほそながい画集
取り合わせが面白い。

◯集金の釣り銭足りぬ春時雨
だから釣りがないようにってお願いしてあったでしょ。

◯文集に名無しと書いて卒業す
名無しが5人ぐらいいると逆に恥ずかしい。

◯鳥つるむ仮にその場をA地点
集合場所としては不確定すぎる。そのまま流れ解散に。

◯朧夜のレコード盤の回りだす
音楽は聞こえない。静かに回り続けて、しかもエンドレス。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 4月 4日(火)18時10分5秒
  ◯花冷の名店街を突き進む

なぜか早足になってる。

◯ぎしぎしの踏んづけられて場末かな

ぎしぎし!おしたしで食べると元気になりそう。

◯花屑を付けて場所後の力士かな

稀勢の里の腕の付け根の内出血。

◯芹・蓬・韮・稽古場のベニヤ板

何の稽古だろう。どうも貧乏なようだ。

◯春暑しカレーの匂ふ野球場

さっき食べたのに又食べたくなるカレー。

◯面倒なことをさくつと春の雲

大人っぽい。

◯死後にでる全集ひとつ雪の果

もしかして断捨離の運命かも。

◯集合し写真三枚春の雨

哀愁がある。可笑しい。

◯集合の時間を決めぬ花見かな

誰もこなかったりして。

◯文集に名無しと書いて卒業す

確信犯です。

◯陽炎の向うに女子の集まりぬ

近頃おばあさんも女子と言うらしいですね。

◯かぎろへるもののひとつに老裸体

うん。しみじみ。

◯菓子を食べ春のジュースを飲んで居る

歯も骨もとけそうなコワイ予感。

◯朧夜のレコード盤の回りだす

チゴイネルワイゼン。「レコード返してください。お宅にあるはずです・・・」


 

選句しました。

 投稿者:  投稿日:2017年 4月 3日(月)23時28分36秒
  ○雑草といふ名の草の萌えてをり
踏まれても踏まれても萌えて明るく。

○名にし負ふ京の老舗の桜餅
老舗、しかも京都、と聴いただけで美味しそう、ほんまかいな。

○名を訊けば朧と答え笑ひけり
ガングロにあらず、今はガン白源氏名朧。

○芹・蓬・韮・稽古場のベニヤ板
屋根にはぺんぺん草、ベニヤ板が風ではためく。

○場所取りのブルーシートよ春時雨
雨が降ろうが槍が降ろうが場所取りは命がけ。

○すももちる仮面ライダー末子らし
そうねえ、一般的に末子は自由気儘。

○面妖な言ひ訳を聞く花の昼
面妖と花の昼がやけに似合う。

○面倒なことをさくつと春の雲
ヒトの関係もサクっとね。

○死後にでる全集ひとつ雪の果
遺稿集かな。効き過ぎ感の雪の果。

○春うれひ詩集に愛の文字ひろひ
現代詩にあまり登場しない、愛の文字、そう?

○蝌蚪の紐集合体といふ光
なぜかどこかで見たような、既視感のある句だわ。

○鳥つるむ仮にその場をA地点
闘鶏の場をB級地点。

○剥き出しのコイルに触るる蝶生る
時には病むことも必要。

○朧夜のレコード盤の回りだす
霊のいたずらか。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 4月 3日(月)20時04分35秒
  ○エープリルフールごつごつと書く宛名
その宛名も本当でしょうか?
ごつごつでいろいろ思ってしまうのです。

○フリージア名前の入りしボールペン
すぐにインクの切れるペンでないように。

○名を訊けば朧と答え笑ひけり
軽いホラーのよう。

○朧月前ゆく人の名古屋帯
背中が語る女っぷり。

○童心に返る風呂場もぶらんこも
風呂場の体も快く揺れるし、ぶらんこもそう。
童心がいい感じ。

○正六面体ころがして花筵
なんで転がしているのかはわからずとも、
締めの花筵でなんだか景色が見えてくるのです。

○撞くたびに増えて紙風船の面
紙風船が手から生まれていくようです。斬新。

○面倒なことをさくつと春の雲
そして、軽やかに流れていくのでしょうか、人も。

○おぼろ夜の浴槽ほそながい画集
浴槽自体がもう朧で画集のよう。マトリョーシカみたいな魅力。

○集合し写真三枚春の雨
三枚目でようやく表情もほぐれて。春の雨のしっとり感。

○陽炎の向うに女子の集まりぬ
笑っているのでしょうか。触れようとしても触れられず。

○春寒し白亜のビルの避雷針
さらに寒さが応えそう。

○剥き出しのコイルに触るる蝶生る
不思議な感覚

○朧の夜ダウンロ-ドする予知夢かな
予知夢をダウンロードとは、面白い発想。
朧の夜もいい。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 4月 3日(月)03時44分21秒
  ◯アイウエオ順の名刺や弥生尽
カキクケ草間彌生。

◯君の名を問ひし先輩朝桜
ポッポポッポポポポポ鼠先輩。

◯雑草といふ名の草の萌えてをり
オリエンタル福田萌。

◯朧月前ゆく人の名古屋帯
ドン・ガバチョ名古屋章。

◯花屑を付けて場所後の力士かな
ミラクル稀勢の里。

◯芹・蓬・韮・稽古場のベニヤ板
ラララハイネ芹洋子。

◯重馬場と言はれ膨大春の土
グランプリボスオルフェーヴル。

◯春暑しカレーの匂ふ野球場
アラフォー吉田羊。

◯毎年よ花見するなら競馬場
レースコース子規。

◯春灯や対面座位の影揺るる
シルエット奈良林祥。

◯正六面体ころがして花筵
トミーズ雅ザキヤマ弘也。

◯撞くたびに増えて紙風船の面
デュオ平山泰代後藤悦治郎。

◯かぎろへるもののひとつに老裸体
デヴィ人麻呂。

◯燐寸擦るすらむは春のすりらんか
セイロン修司。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 4月 2日(日)21時21分57秒
  〇いない子の名前を呼べば田螺鳴く
呼んでも答えナシ。

〇君の名を問ひし先輩朝桜
取られちゃいそう。

〇今朝からは蠅と名乗れる蛆素性
これ、出世でしょうか。

〇雑草といふ名の草の萌えてをり
近頃やたらに名前を忘れてしまって。

〇毎年よ花見するなら競馬場
あら、ぜひ呼んでください。

〇撞くたびに増えて紙風船の面
そして。。

〇面目ない様子で止まる春の蠅
早々とお邪魔します、とか。

〇面妖な言ひ訳を聞く花の昼
聞いてみたい。

〇陽炎や縦に主審と捕手の面
確かに。「縦」に笑いました。

〇おぼろ夜の浴槽ほそながい画集
左右に開いてますます細長い画集いっぱいに浴槽。

〇みつみつと集合するや春の闇
近頃明るいから、なかなかそうもいかんぜよ。

〇陽炎の向うに女子の集まりぬ
見かけは確かに女子ばかり。

〇鳥つるむ仮にその場をA地点
仮の世ですから。
 

選句

 投稿者:らくだ  投稿日:2017年 4月 2日(日)17時31分33秒
  ◯雑草といふ名の草の萌えてをり
 あらひどい。とはいえ、全部の名前なんて知らないのでそういうことになっちゃう。

◯四月来る真新しきは名刺入れ
 そうか、学生は名刺入れなんて持ってないですもんね。新入社員の必須アイテムその1。

◯名にし負ふ京の老舗の桜餅
 そう言われてもよく知らないので、どこか思い浮かぶわけではないが京都の説得力。

◯名を訊けば朧と答え笑ひけり
 朝には消えてしまう。安倍晴明の式神かも。

◯朧月前ゆく人の名古屋帯
 振り返らないでほしい。顔がないかも。

◯ぎしぎしの踏んづけられて場末かな
 だれも気にしないし。でもすぐ立ち上がるし。

◯芹・蓬・韮・稽古場のベニヤ板
 川岸から土手を上がって掘っ立て小屋っぽい建物までの植生^^;ベニヤ板がなんとも俳味。

◯面目ない様子で止まる春の蠅
 面目なさそうでもうっとうしいからなぁ……

◯面妖な言ひ訳を聞く花の昼
 あはは、ややあきれ、やや腹立ち、ややばかにした感じ。「面妖」はやっぱり俳句的。

◯死後にでる全集ひとつ雪の果
 渋い。雪の果の取り合わせでなんとなく、全集といっても冊数は少ない気がする。

◯文集に名無しと書いて卒業す
 青春だ。それともすでに放浪希望なのか。

◯春寒し白亜のビルの避雷針
 あまりにピタッとハマりすぎてきれいなのでいただきます^^;

◯鳥つるむ仮にその場をA地点
 空中ということもあります。B地点は餌場か。

◯燐寸擦るすらむは春のすりらんか
 うまい。スリランカの春は知りませんが、ひらがなが暖かい春の感じでいい。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 4月 2日(日)16時51分34秒
編集済
  ○アイウエオ順の名刺や弥生尽
名刺ホルダー、私もそろそろ整理しとかなきゃ。

○雑草といふ名の草の萌えてをり
雑草といふ名、名の草。構造がちと複雑で面白い。

○花屑を付けて場所後の力士かな
巡業ですね。

○春暑しカレーの匂ふ野球場
大昔の川崎球場。

○風呂場から龍馬の妻となり朧
おりょう。。。とりあえず何か着なさい。

○毎年よ花見するなら競馬場
その手があったか。

○面倒を形にすれば海雲なり
そうともいえる。

○面目ない様子で止まる春の蠅
見たことあります。

○おぼろ夜の浴槽ほそながい画集
裸のマハ。

○集金の釣り銭足りぬ春時雨
よくある。

○集合の時間を決めぬ花見かな
われわれは解散の時間も決めない。

○蝌蚪の紐集合体といふ光
そんな感じ。

○やはらかく影運ばるる春日傘
春日傘の説明になってしまいそうなところ、ぎりぎり踏ん張っている。

○落款の篆書蛙の目借時
篆書体を読み解こうとするとたしかに眠くなります。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 4月 2日(日)16時27分54秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯いない子の名前を呼べば田螺鳴く
 亡くなった子だろうか、切ない。

◯うぐいすやふたつ名どれもみな嫌い
 ふたつ名というのか。なるほど、知らなかった。

◯花冷の名店街を突き進む
 突き進んでどこへ行くというのか:笑

◯今朝からは蠅と名乗れる蛆素性
 なるほど、でもなにやら汚い:笑

◯ぎしぎしの踏んづけられて場末かな
 場末感あり、ギシギシ効果。

◯場所取りのブルーシートよ春時雨
 せっかくの場所取りも水の泡。

◯場所取りの空色シート花の雨
 上に同じく、もとい同じ句。こういうことってあるのね:笑

◯毎年よ花見するなら競馬場
 その手があったか。楽しみふたつ。

◯春灯や対面座位の影揺るる
 前にも対面座位登場しましたね、同じ作者だと可笑しいね:笑。でも詩情あり。

◯面目ない様子で止まる春の蠅
 いかにも蠅感充溢。

◯やはらかく影運ばるる春日傘
 春日傘感あふれております。

◯春寒し白亜のビルの避雷針
 たしかに寒そうではある。

◯鳥つるむ仮にその場をA地点
 B地点では亀かタニシが鳴くのだろうか。

◯燐寸擦るすらむは春のすりらんか
 こういう巫山戯た句好きだけど。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 4月 2日(日)15時44分39秒
  ☆花冷の名店街を突き進む
 名店街、なにやら懐かしい響き。花見の席までの近道なのだろうか。

☆画数の多い朧の溶けて夜
 朧、確かに画数多い。溶けたら夜になる…うむ詩的。

☆場内の拍手総立ち春の雪
 スタンディングオベーション。演奏会会場の外は静かな春の雪。ドラマのワンシーンのよう。

☆斜面より若駒運命のごとく
 この若駒はデビュー前のサラブレッドのような気がする。

☆面倒なことをさくつと春の雲
 面倒なことはさくっと終わらないことが多いからね。春の雲の鷹揚さが癒し。

☆佐保姫のくるぶし星の集まりぬ
 くるぶしが星の高さっちゅう、すこぶる大きな姫を想像してしまった。

☆死後にでる全集ひとつ雪の果
 生きている間に全集を編まれる人って確かに稀。

☆集合し行列したる花の午後
 桜があると何故か教条的な雰囲気。ひとりぐらい反旗を翻してもいいかな。

☆春うれひ詩集に愛の文字ひろひ
 ロマンチストは憂うものなのだ。

☆文集に名無しと書いて卒業す
 こういう斜に構えた態度は、若気の至りなんだけれど、後日読み返すととても恥ずかしかったりする。

☆陽炎の向うに女子の集まりぬ
 ここは男子より確かに女子だろう。

☆蝌蚪の紐集合体といふ光
 蛙の卵、集まっていると意外と光っているものなのかな。

☆鳥つるむ仮にその場をA地点
 A地点からB地点まで行く間にすでに恋をしていたのです…って古いね。

☆剥き出しのコイルに触るる蝶生る
 こわごわと触れて、こわごわと生まれる。
 

名場面集句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月 2日(日)15時00分28秒
  たいへんお待たせしました。投句一覧です。

【名】
アイウエオ順の名刺や弥生尽
いない子の名前を呼べば田螺鳴く
うぐいすやふたつ名どれもみな嫌い
エープリルフールごつごつと書く宛名
フリージア名前の入りしボールペン
花冷の名店街を突き進む
競漕の叫び続けしチーム名
君の名を問ひし先輩朝桜
今朝からは蠅と名乗れる蛆素性
雑草といふ名の草の萌えてをり
四月来る真新しきは名刺入れ
実名の伏せらてゐし新社員
名にし負ふ京の老舗の桜餅
名ばかりの自宅警備や桜咲く
名を訊けば朧と答え笑ひけり
朧月前ゆく人の名古屋帯

【場】
からだごと共同浴場おほきな接骨木
ぎしぎしの踏んづけられて場末かな
花屑を付けて場所後の力士かな
画数の多い朧の溶けて夜
芹・蓬・韮・稽古場のベニヤ板
式場へ靴音高く雪やなぎ
重馬場と言はれ膨大春の土
春暑しカレーの匂ふ野球場
場所取りのブルーシートよ春時雨
場所取りの空色シート花の雨
場所取りは桜咲くよりはるか前
場内の拍手総立ち春の雪
童心に返る風呂場もぶらんこも
風呂場から龍馬の妻となり朧
毎年よ花見するなら競馬場

【面】
すももちる仮面ライダー末子らし
斜面より若駒運命のごとく
春灯や対面座位の影揺るる
正面に夜桜背後から腐臭
正六面体ころがして花筵
撞くたびに増えて紙風船の面
面倒なことをさくつと春の雲
面倒を形にすれば海雲なり
面白い完全体の暖かし
面目ない様子で止まる春の蠅
面妖な言ひ訳を聞く花の昼
夜の桜ひたと暴悪大笑面
夕暮れの正面玄関から田螺
陽炎や縦に主審と捕手の面

【集】
おぼろ夜の浴槽ほそながい画集
みつみつと集合するや春の闇
海原は春の光を蒐集す
佐保姫のくるぶし星の集まりぬ
死後にでる全集ひとつ雪の果
集会の昼は持ち寄り花曇
集金の釣り銭足りぬ春時雨
集合し行列したる花の午後
集合し写真三枚春の雨
集合の時間を決めぬ花見かな
春うれひ詩集に愛の文字ひろひ
猫の声集め朝寝を妨害す
文集に名無しと書いて卒業す
陽炎の向うに女子の集まりぬ
蝌蚪の紐集合体といふ光

【当季雑詠】
かぎろへるもののひとつに老裸体
さくらさくら濠埋めつくす桜色
やはらかく影運ばるる春日傘
菓子を食べ春のジュースを飲んで居る
逆転の雄叫び握り拳上げ
春寒し白亜のビルの避雷針
鳥つるむ仮にその場をA地点
剥き出しのコイルに触るる蝶生る
目的を持ち春陰の神保町
落款の篆書蛙の目借時
燐寸擦るすらむは春のすりらんか
朧の夜ダウンロ-ドする予知夢かな
朧夜のレコード盤の回りだす
鮑食ふブルゾンちえみふふとかいふ

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:4月5日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

只今投句十三名

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 4月 2日(日)01時30分58秒
  心当たりのある人は投句願います。のど自慢が終わった頃に開けます。  

名場面集句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 3月30日(木)00時29分1秒
  出題です。

【名】
【場】
【面】
【集】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:4月1日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

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