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点滴静注句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 2月 8日(水)23時36分48秒
  出題です。

【点】
【滴】
【静】
【注】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:2月11日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 
 

対決姿勢句会結果発表

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 2月 8日(水)23時25分42秒
  結果です。集計に間違いありましたらご一報ください。

中出しは絶対あかん種浸し      海太
華麗なる決め技鶯の谷渡り      海太
人間に勃ち姿あり亀の鳴く      海太  て月
民法婚姻とは勢のある種選み     海太
共白髪対面座位で囀りぬ       海太  て
和服昆布巻決まり手は春炬燵     海太
国の補助金で剪定容姿端麗に     海太
習ふより挿れろ勢で芋植ゑよ     海太
近くの蜆より対岸の蛤        海太  月七
平和に決め手朝顔を蒔きなはれ    海太
主人は早いのよ遅梅の姿見習つて   海太
席同じく威勢よく君と鞦韆      海太

一機上昇地対空初雲雀        なむ  百七亜
地下鉄に東風決戦は金曜日      なむ  海ゆ
やや小首傾ぐ姿や内裏雛       なむ  朝百七
薄氷や伊勢別宮に我ひとり      なむ
キャンディが三粒もうすぐ春ですね  なむ  月海苑せ

梅咲いてやっと対々和三暗刻     らくだ 朝月む海
同着の決勝写真ひこばえる      らくだ 海
姿見に見せびらかす春のコート    らくだ
さえずりの狭き庭にも勢力図     らくだ むけせ
三寒四温ギプスの下で濃くなる毛   らくだ てむ

対岸に春が溢れてゐてひとり     苑を  朝百むら海由亜ゆけ
決断のできない蛇が穴の中      苑を  朝月ら海由亜せ
さつきまで姿見にゐた雪女郎     苑を  月むら洋由ゆけせ
威勢よき声に売られて栄螺馬刀    苑を
頬ふくらませ風船のふくらんで    苑を

一対の雉鳩寄り添ふ雪解川      月犬  せ
春近し採決近し猫会議        月犬  む七ゆ
立春の夜の姿見濡れてをり      月犬  朝て百むら苑洋亜ゆ
地勢図のところどころに梅咲きぬ   月犬  百海由
飴玉の真つ赤な嘘や春隣       月犬  け

対岸に母置去りに春の月       朝比古 て月百亜ゆせ
会ふ時を決めて別るるマスクかな   朝比古 て百七由ゆ
姿見の裏の閑けさ春浅し       朝比古 て百む苑洋亜ゆ
勢ひのなくなつてきし鬼やらひ    朝比古 け
息入れて紙風船の軽さかな      朝比古 む苑洋七亜ゆ

対人恐怖症ほうれん草おいしい    洋子  朝月苑七由け
うたたねや鶯まつと決めてゐる    洋子  七
きさらぎの髪編む姿いとおしき    洋子
また痩せて伊勢丹裏の猫の恋     洋子  てむら苑七ゆ
いぬふぐり曇つてしまふ眼鏡かな   洋子  朝て苑由

鬼やらひ対面すればあつけなく    由季
ヒーローの決めポーズして豆撒く子  由季  朝百海亜
竈猫姿見えぬと思つたら       由季  月洋
立春の侯教室の勢力図        由季  む亜
魚氷に上る勢ひで結婚す       由季  てむら海苑
対戦相手春光の逆光に        由季  朝

立春大吉対岸のひと笑ふ       亜紀  海
決裁の箱に入りたる年の豆      亜紀  朝百らけ
姿見の代はりの玻璃戸春近し     亜紀  七けせ
勢力の均衡保ちつつ蒲公英      亜紀  月七由け
スーパーマンのマントなびくよ春の空 亜紀  朝洋七
大幅に違ふ方針春北風        亜紀
雨止んで茶筅の立つる春のいろ    亜紀

投了で終わる対局はだら雪      けんじ て百ら海苑ゆせ
白梅の決めかねてゐる暗さかな    けんじ て月百海苑洋由ゆせ
半身の姿のままに卒業す       けんじ
勢いと惰性の日々よ春の鹿      けんじ せ
春寒やファスナー硬く閉めらるる   けんじ 苑

一対の雛人形に父母ゐます      百花  月洋
決定打一本春の甲子園        百花
姿良き鶯餅のひとくち目       百花  朝ら七亜
運勢の良き年といふ花種蒔く     百花  朝てら由
甘さうな写真の顔の春苺       百花  せ
対案は肉食いホルモン食って雪    せせい

立春やお好み焼きに決定し      せせい け
節分や旅行行く姉の姿かな      せせい
情勢はビビンバに成る春立つ日    せせい
悲愴聴き詩の投稿の春を待つ     せせい

亀鳴けば対岸にいる魚の啼く     七   海洋
決断のなかなか出来ず猫の恋     七   朝せ
姿見に細身に映る妻の笑み      七
囀りや勢いの良い奴一羽二羽     七
宇治山と云う人の来てかぎろへり   七   てら海苑洋ゆ
記念写真はいチ-ズして冴返る    七   百け

対岸の橋のたもとの春着かな     てふこ 月海亜
決選投票前の沈丁花が匂ふ      てふこ け
寒明の寝姿はまだ人めきて      てふこ 百ゆ
立春のお伊勢参りをせむといふ    てふこ せ
回りつつ浮くレコードや梅日和    てふこ む苑洋由亜ゆ

春なので一対一で逢つてみる     ゆかり てら由亜けせ
早春や決め手はまたもヒラメ筋    ゆかり ら洋由亜
姿見を布で覆ひて春の留守      ゆかり む洋せ
勢といふ字に似たる春の犬      ゆかり 朝月む苑洋七由亜
何もせぬ鉢にも春のつぼみかな    ゆかり 月百ら苑洋七由け
 

選をします

 投稿者:せせい  投稿日:2017年 2月 8日(水)22時58分36秒
  ○一対の雉鳩寄り添ふ雪解川
季語は「雪解川」。「一対」に意味の重みが。

○春なので一対一で逢つてみる
季語は「春」。「春なので」にむしろ理屈では割り切れぬ思いが。

○対岸に母置去りに春の月
季語は「春の月」。ちょっとしたことを大袈裟に詠んで居るのかもしれません。

○投了で終わる対局はだら雪
季語は「はだら雪」。将棋の投了図などが思い浮かびます。素人目にはどうして終わったのかわからない事も。

○決断のできない蛇が穴の中
何ともユーモラス。秋に穴に入った蛇がまだ穴の中と言う事でしょうか。「冬眠」と言う季語が思い浮かびました。

○決断のなかなか出来ず猫の恋
季語は「猫の恋」。優柔不断さは猫のせい?

○白梅の決めかねてゐる暗さかな
季語は「白梅」。「暗さ」にイメージの幅が読み手によってあると思いました。

○さつきまで姿見にゐた雪女郎
季語は「雪女郎」。ユーモラスですね。雪女郎とて人の子なのかもしれません。

○姿見の代はりの玻璃戸春近し
季語は「春近し」。鏡など無くとも代用物さえあれば、そして春は近い。

○姿見を布で覆ひて春の留守
季語は「春」。何があったのかと空想を刺激する句。

○さえずりの狭き庭にも勢力図
季語は「さえずり」。同じ鳥の間でもありそうで、違う鳥ならなおさら・・

○勢いと惰性の日々よ春の鹿
季語は「春の鹿」。忙しない日々に動物の慰安。

○立春のお伊勢参りをせむといふ
季語は「立春」。いい日旅立ちですね。

○キャンディが三粒もうすぐ春ですね
季語は「春近し」。キャンディーズの歌詞が思い浮かんで来ました。

○甘さうな写真の顔の春苺
季語は「春苺」。写真にうっとり。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 2月 8日(水)20時28分39秒
  ◯春なので一対一で逢つてみる
はじめの一歩には春がいいです。

◯対岸に春が溢れてゐてひとり
もうすぐこちらにも春が訪れます。

◯対人恐怖症ほうれん草おいしい
そのうちポパイになれるといいですね。

◯決裁の箱に入りたる年の豆
全て食べなくてもいいんですよ。おなか壊さないように。

◯決選投票前の沈丁花が匂ふ
不穏なのか、不正があるのか。

◯立春やお好み焼きに決定し
恵方巻きを食べすぎました。

◯さつきまで姿見にゐた雪女郎
また冬になったら現れますよ。ほほほ。

◯姿見の代はりの玻璃戸春近し
時間がないので。とりあえず髪を整えます。

◯姿見を布で覆ひて春の留守
姿見が留守番している感じが面白い。

◯さえずりの狭き庭にも勢力図
本能ですからね。困ったものです。

◯勢ひのなくなつてきし鬼やらひ
はじめに張り切りすぎました。

◯勢力の均衡保ちつつ蒲公英
外来種が多いですが。

◯飴玉の真つ赤な嘘や春隣
合成着色料がたっぷり入ってます。舌も真っ赤。

◯何もせぬ鉢にも春のつぼみかな
素晴らしき生命力。

◯記念写真はいチ-ズして冴返る
何かまずいものが写ったようです。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 2月 8日(水)20時20分37秒
  ○対岸に春が溢れてゐてひとり
 春愁にして孤愁ですね。

○対岸に母置去りに春の月
 お月様は見ている。

○投了で終わる対局はだら雪
 緊張が最後に解けた感があります。

○会ふ時を決めて別るるマスクかな
 いま会っている人と次に会う約束をして「じゃね」とか云うと読むのが普通ですが、「もう会わない」というためにもう一回だけ会うような気もします。マスクの下の本心は残酷です。

○春近し採決近し猫会議
 敢えて三段切れにしているところに緊迫感がありますね。

○地下鉄に東風決戦は金曜日
 わざわざ地下鉄にしなくてもいいような内容なので、理に落ちず面白いです。

○白梅の決めかねてゐる暗さかな
 白梅感が横溢しています。

○さつきまで姿見にゐた雪女郎
 テレポーテーションですね。

○寒明の寝姿はまだ人めきて
 猫かなにかでしょうか。

○姿見の裏の閑けさ春浅し
 湿り気なども感じられます。

○立春の夜の姿見濡れてをり
 妖気がありますね。

○また痩せて伊勢丹裏の猫の恋
 二世代前の新宿ピットインあたりを思い出します。

○宇治山と云う人の来てかぎろへり
  「世をうぢ山と人はいふなり」を「余をうぢ山と人はいふなり」だと間違えて覚えているような可笑しさがありますね。

○回りつつ浮くレコードや梅日和
 反っているのですね。

○息入れて紙風船の軽さかな
 はい、体積のわりに軽くなります。

 

選句します

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 2月 8日(水)17時22分35秒
  ○一機上昇地対空初雲雀
ホバリングが上手。

○春なので一対一で逢つてみる
ぜひぜひ。

○対岸に春が溢れてゐてひとり
対岸は賑やかそう。

○対岸に母置去りに春の月
せつない景。

○対岸の橋のたもとの春着かな
お洒落してお出かけ。

○ヒーローの決めポーズして豆撒く子
風呂敷のマントひる返し、昭和感。

○決断のできない蛇が穴の中
優柔不断感。

○早春や決め手はまたもヒラメ筋
鍛え加減が大事。

○姿見の裏の閑けさ春浅し
すらっと感がまだ寒々しい。

○姿良き鶯餅のひとくち目
二口目からはぐだぐだ。

○立春の夜の姿見濡れてをり
立春の夜だから特別。

○勢といふ字に似たる春の犬
落ち着きのなさ加減が春の犬なのだ。

○立春の侯教室の勢力図
あるある、しばらくいるとわかる。

○回りつつ浮くレコードや梅日和
浮く、の措辞がうまい。写生が効いている。

○息入れて紙風船の軽さかな
息を吹き入れて完成。
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2017年 2月 8日(水)13時13分28秒
  ○春なので一対一で逢つてみる
とりあえず合ってみる所から。

○対岸に春が溢れてゐてひとり
このひとりは心地よいのです。

○対人恐怖症ほうれん草おいしい
赤いところの甘さに癒されます。

○会ふ時を決めて別るるマスクかな
安定した関係。

○決断のできない蛇が穴の中
自己を投影しているのでしょうか。

○早春や決め手はまたもヒラメ筋
ヒラメ筋の語感が効いています。

○白梅の決めかねてゐる暗さかな
微妙に暗いですね。

○さつきまで姿見にゐた雪女郎
怖。

○運勢の良き年といふ花種蒔く
良い花が咲きますように。

○勢といふ字に似たる春の犬
ジャックラッセルテリアっぽい。

○勢力の均衡保ちつつ蒲公英
間隔の空き方がそんなかんじ。

○地勢図のところどころに梅咲きぬ
地勢図が渋いです。

○いぬふぐり曇つてしまふ眼鏡かな
何をしても曇ってしまうのです。

○何もせぬ鉢にも春のつぼみかな
楽しみですね。何が咲くのかな。

○回りつつ浮くレコードや梅日和
浮くが春っぽくてよいですね。
 

選句しました。

 投稿者:  投稿日:2017年 2月 8日(水)12時20分46秒
  ○一機上昇地対空初雲雀
美しき声を残して揚げ雲雀

○近くの蜆より対岸の蛤
まあそんなもんかなちょい高望み

○対人恐怖症ほうれん草おいしい
菠薐草食べればもしやキン肉マン

○うたたねや鶯まつと決めてゐる
あこがれの楽隠居してみんとてさ

○会ふ時を決めて別るるマスクかな
口と鼻少しいじってみましたの

○春近し採決近し猫会議
猫語通訳募集中春の夜

○やや小首傾ぐ姿や内裏雛
百年の孤独やれやれ首痛し

○姿見の代はりの玻璃戸春近し
ガラス戸に映るたれかのドッペルゲンガ-

○姿良き鶯餅のひとくち目
桜餅鶯餅に猪子餅

○また痩せて伊勢丹裏の猫の恋
痩せ薬変身薬惚れ薬

○勢といふ字に似たる春の犬
獣婚法成立確定春夕べ

○勢力の均衡保ちつつ蒲公英
たんぽぽのぽぽのあたりがクオ-タ-

○スーパーマンのマントなびくよ春の空
遠くから一反木綿飛んでくる

○何もせぬ鉢にも春のつぼみかな
宅鉢のバイトの僧に鷽の声

○息入れて紙風船の軽さかな
空気抜く抱き人形の重さかな
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 2月 7日(火)22時17分46秒
  ◯一対の雛人形に父母ゐます

ひさびさに押入れの奥からお雛様だしてきた。

◯亀鳴けば対岸にいる魚の啼く

ひそかに交信してるのか。

◯早春や決め手はまたもヒラメ筋

ヒラメ筋!きたえてます。

◯白梅の決めかねてゐる暗さかな

白梅のニュアンス。

◯さつきまで姿見にゐた雪女郎

雪女郎っていろいろ出没するんですね。

◯姿見の裏の閑けさ春浅し

なにかうっすら積もっています。

◯姿見を布で覆ひて春の留守

そう。布かける。留守にするんですから。

◯立春の夜の姿見濡れてをり

気配ありますね。

◯竈猫姿見えぬと思つたら

あら。あら。

◯勢といふ字に似たる春の犬

そういえば。

◯スーパーマンのマントなびくよ春の空

赤いマントのスパーマンのブローチ所有してます。

◯宇治山と云う人の来てかぎろへり

へんなひと来た。

◯何もせぬ鉢にも春のつぼみかな

ごろごろ~ごろごろ~

◯回りつつ浮くレコードや梅日和

丘をぉ~越えてぇ~行こう~。

◯息入れて紙風船の軽さかな

ひそかな多幸感。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 2月 7日(火)15時44分34秒
  ○対人恐怖症ほうれん草おいしい
菠薐草の青臭い食感。

○投了で終わる対局はだら雪
明るくて清々しくて淋しい。

○白梅の決めかねてゐる暗さかな
紅梅になくて白梅にある。

○姿見の裏の閑けさ春浅し
浅春の空気感。

○立春の夜の姿見濡れてをり
濡れてます。

○また痩せて伊勢丹裏の猫の恋
日が当たらないのですよね。あの辺り。

○魚氷に上る勢ひで結婚す
そんなもんです。

○勢といふ字に似たる春の犬
似てます。

○いぬふぐり曇つてしまふ眼鏡かな
巧い季語。

○キャンディが三粒もうすぐ春ですね
ばかばかしさがいのち。

○宇治山と云う人の来てかぎろへ
春の揺らぎ。

○何もせぬ鉢にも春のつぼみかな
あるある。

○回りつつ浮くレコードや梅日和
梅日和のレトロ感。

○春寒やファスナー硬く閉めらるる
噛まないように気をつけましょう。

○息入れて紙風船の軽さかな
これぞ紙風船ですね。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 2月 7日(火)11時18分16秒
  ◯亀鳴けば対岸にいる魚の啼く
亀井静香VS田村魚菜。

◯対岸に春が溢れてゐてひとり
春日局+杉村春子+三波春夫+角川春樹+春やすこ・けいこ+村上春樹+春風亭昇太VS劇団ひとり。

◯対岸の橋のたもとの春着かな
橋下徹VS橋本崇戴。

◯投了で終わる対局はだら雪
●加藤一二三VS◯藤井聡太。

◯梅咲いてやっと対々和三暗刻
坊や哲VS出目徳。

◯立春大吉対岸のひと笑ふ
立川談春VS寺内大吉。

◯ヒーローの決めポーズして豆撒く子
日色ともゑVSチャンドラ・ボース。

◯決断のできない蛇が穴の中
ショパン猪狩VS毒蝮三太夫。

◯地下鉄に東風決戦は金曜日
東国原英夫VSFRIDAY。

◯同着の決勝写真ひこばえる
アパパネVSサンテミリオン。

◯白梅の決めかねてゐる暗さかな
お蔦VS早瀬主税。

◯魚氷に上る勢ひで結婚す
山口優夢HW江渡華子。

◯地勢図のところどころに梅咲きぬ
宍戸梅軒VS穴山梅雪。

◯キャンディが三粒もうすぐ春ですね
正司歌江+照枝+花江VSグリコ三人。

◯宇治山と云う人の来てかぎろへり
喜撰法師VS宇治原史規+宇治みさ子。
 

選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2017年 2月 5日(日)18時33分46秒
  ◯春なので一対一で逢つてみる
 なぜ、と聞いてはいけない、春はそういう季節なのです。

◯対岸に春が溢れてゐてひとり
 なんてさびしい。でも主体は対岸の春を見てしあわせなのかもしれない。

◯投了で終わる対局はだら雪
 負けた側の心理、はだら雪だと「疲れた」か。悔しい感じでもなく、かといって清々しているわけでもなく。そんな気がしました。

◯決裁の箱に入りたる年の豆
 会社で豆まき、めずらしいですね。自営業の仕事場かな。次の日仕事が始まって初めて発見される豆。

◯決断のできない蛇が穴の中
 寒がりなんでしょう。こたつむりの人間みたいなもので^^;

◯早春や決め手はまたもヒラメ筋
 ヒラメ筋!何の決め手か分かりませんが、とにかくヒラメ筋!歩くにも運動するにも立ちっぱなしの仕事にもヒラメ筋は大事。「またも」というのが微妙に可笑しい。

◯さつきまで姿見にゐた雪女郎
 春が来たので消えてしまったんですね。

◯姿良き鶯餅のひとくち目
 食べるのがもったいないと思う和菓子の世界。持ち上げるだけで形変わるし粉は落ちるし。でももちろん、パクっと食べます。ああ、食べたくなってきた。

◯立春の夜の姿見濡れてをり
 前出の「雪女郎」の句とセットみたい^^;床でなく姿見が濡れているのは怖い。

◯また痩せて伊勢丹裏の猫の恋
 毎夜、凄絶な戦いを繰り広げているんでしょうか。それとも振られまくっているのか。

◯運勢の良き年といふ花種蒔く
 花を育てることで更に運気が上がります。

◯魚氷に上る勢ひで結婚す
 なるほど、そして氷上で待ち構えている相手に捕まっちゃうのですね^^;

◯宇治山と云う人の来てかぎろへり
 山が訪ねてきたみたいな可笑しさと、「かぎろへり」からくる妖しさ。

◯何もせぬ鉢にも春のつぼみかな
 はい、世話もろくにしないのにちゃんと芽が出て花が咲く、ありがたいです。

◯息入れて紙風船の軽さかな
 はかない感じが伝わってきて、好きです。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 2月 5日(日)17時32分5秒
  ◎対岸に春が溢れてゐてひとり
優しい孤独。

◎梅咲いてやっと対々和三暗刻
文句いわない。和了れればよしとしたもんだ。

◎春近し採決近し猫会議
ついに例のあのことを決めるのね。

◎さつきまで姿見にゐた雪女郎
いたかも。

◎姿見の裏の閑けさ春浅し
春の畳が冷えている。

◎姿見を布で覆ひて春の留守
春の留守って。。。なんか可笑しい。

◎立春の夜の姿見濡れてをり
怖さがいい。

◎さえずりの狭き庭にも勢力図
獰猛なヒヨドリが陣取ってメジロとか追っ払う。

◎また痩せて伊勢丹裏の猫の恋
昔ピットインの前あたりに猫いたなあ。

◎魚氷に上る勢ひで結婚す
勢いというより諦観。

◎勢といふ字に似たる春の犬
あ、あの犬だ。知ってる知ってる。

◎立春の侯教室の勢力図
軟派、硬派、ガリ勉系そして静かに麻雀派。

◎回りつつ浮くレコードや梅日和
浮くってことは反ってるってこと。

◎三寒四温ギプスの下で濃くなる毛
骨折も長引くと痒い。

◎息入れて紙風船の軽さかな
巧い。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 2月 5日(日)14時59分50秒
  〇一機上昇地対空初雲雀
落雲雀はまず揚雲雀。下五の雲雀のけなげさ。

〇対岸に春が溢れてゐてひとり
これ私でしょうか。

〇対岸に母置去りに春の月
やっぱり私らしい・・。

〇投了で終わる対局はだら雪
囲碁ですね。

〇ヒーローの決めポーズして豆撒く子
この子が鬼の歴史的意味を知るのを待ちます。

〇会ふ時を決めて別るるマスクかな
凄いセールス術。これ、必須。

〇決裁の箱に入りたる年の豆
おつかれさま。

〇白梅の決めかねてゐる暗さかな
日中の梅の暗さ。夜間の梅の明るさ。

〇やや小首傾ぐ姿や内裏雛
やや、入れ損ねたのを買ってしまった。。

〇寒明の寝姿はまだ人めきて
眠る山から笑う山へ、切り替えがちょっとできずに。

〇姿見の裏の閑けさ春浅し
鏡の側はいろいろ賑やかですが。

〇立春の夜の姿見濡れてをり
鏡も夜は布を掛けてあげてください。

〇地勢図のところどころに梅咲きぬ
日本のところどころにある神社。

〇何もせぬ鉢にも春のつぼみかな
かわいいですね。なんの花だっけ、って。

〇記念写真はいチ-ズして冴返る
取り終わったその一瞬が情緒不安のいっとき。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 2月 5日(日)10時39分45秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯一対の雛人形に父母ゐます
 なんだか泣ける。

◯近くの蜆より対岸の蛤
 蜆でも私はいいよ。蛤高いね。あ、蜆もけっこう高いな。

◯対岸に母置去りに春の月
 置き去りにするのかよ、すごいね。

◯対岸の橋のたもとの春着かな
 その橋渡っちゃえば?

◯対人恐怖症ほうれん草おいしい
 ほうれん草食べ過ぎてもよくないらしいけど。

◯梅咲いてやっと対々和三暗刻
 なんで自摸るまで待てないのかなあ:笑

◯決断のできない蛇が穴の中
 まだ寒いと思う。もう少し寝てなさい。

◯白梅の決めかねてゐる暗さかな
 そんな感じもする。

◯さつきまで姿見にゐた雪女郎
 たしかにゐたね。

◯人間に勃ち姿あり亀の鳴く
 まったく:笑。なんだかバレ句多いなあ。春だからか。

◯竈猫姿見えぬと思つたら
 竈猫から恋猫へ。

◯勢といふ字に似たる春の犬
 そう言われればそんな気もするから不思議。

◯勢力の均衡保ちつつ蒲公英
 そんな感じするね。

◯キャンディが三粒もうすぐ春ですね
 はは、キャンディーズ。スーちゃん逝って残る二粒。

◯何もせぬ鉢にも春のつぼみかな
 なんにもしなくても蕾をつける、手がかからなくていいですね。
 

選句です

 投稿者:松本てふこ  投稿日:2017年 2月 5日(日)06時34分41秒
  ◯共白髪対面座位で囀りぬ
私は意気地がないので、「対」で最初に考えたのは
「対面座位」だったのに別の単語で作ってしまいました。
さらっとバレ句なのがいいですね。老いと性。

◯春なので一対一で逢つてみる
川柳っぽいのですが、季感はあるんですよね。
そんなに深く考えないで、楽しそうだから逢ってみようかな、
くらいのテンションで判断しているところがいいと思います。

◯対岸に母置去りに春の月
姥捨て…?民話のワンシーンのように出てくる春の月が
この句に逆説的なリアリティを与えています。

◯投了で終わる対局はだら雪
春先に将棋のA級順位戦の最終戦があるので、説得力がありますね。

◯会ふ時を決めて別るるマスクかな
次会う時は春、次会う時はマスクを外しているはず、
みたいな、今とは違う未来の姿を思い描きつつ別れる関係性って
恋愛未満のようで素敵だなと思います。

◯白梅の決めかねてゐる暗さかな
色々説明をすっ飛ばして感覚だけで押し切ってる。
親切ではないけれど、その感覚が推せるなーと思って。


◯姿見の裏の閑けさ春浅し
「浅し」が渋い。

◯人間に勃ち姿あり亀の鳴く
下ネタのスケールを大きくしたことが面白さの要因か。
二句切れ上等、と「亀鳴けり」で収めますね。

◯立春の夜の姿見濡れてをり
こわっ!

◯また痩せて伊勢丹裏の猫の恋
百貨店裏のロケーションが妙にせつない。都会の恋猫。

◯運勢の良き年といふ花種蒔く
運試しみたいですね。

◯魚氷に上る勢ひで結婚す
山口優夢の結婚句を思い起こさせますが、
「自然な流れで…」というコメントのような
不自然さがある山口句とは違い(まあそこが面白いのですが)
不自然さを引き受けつつ進んでいく強さを感じます。

◯いぬふぐり曇つてしまふ眼鏡かな
中七はちょっと甘い気がするのですが取り合わせの妙に惹かれました。

◯宇治山と云う人の来てかぎろへり
名字が宇治山なのかな?
そんなに深刻な用事ではなさそう。

◯三寒四温ギプスの下で濃くなる毛
ぎくしゃくした構成と発想の妙のハーモニーのおかしみ。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 2月 5日(日)05時27分27秒
  ☆対岸に春が溢れてゐてひとり
 春愁感横溢。なぜか菜の花畑が目に浮かんできた。

☆対人恐怖症ほうれん草おいしい
 何とも言えないシュール感。

☆対戦相手春光の逆光に
 青春やね。

☆梅咲いてやっと対々和三暗刻
 まぁ、満貫あれば御の字。

☆ヒーローの決めポーズして豆撒く子
 男の子やね。

☆決裁の箱に入りたる年の豆
 既決か未決かが問題だ。

☆決断のできない蛇が穴の中
 うじうじと。

☆決断のなかなか出来ず猫の恋
 優柔不断。

☆やや小首傾ぐ姿や内裏雛
 姫君へ。

☆姿良き鶯餅のひとくち目
 粉がはらりと落ちて。

☆立春の夜の姿見濡れてをり
 有体に言ってしまえば結露だけれど、艶っぽいね。

☆運勢の良き年といふ花種蒔く
 いい花が咲きそう。

☆勢といふ字に似たる春の犬
 なぜかフレンチブルドックの顔が浮かんできた。

☆いぬふぐり曇つてしまふ眼鏡かな
 よいお湿り。

☆スーパーマンのマントなびくよ春の空
 待ってました。
 

対決姿勢句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 2月 5日(日)01時25分41秒
  投句一覧です。

【対】
一機上昇地対空初雲雀
一対の雛人形に父母ゐます
一対の雉鳩寄り添ふ雪解川
鬼やらひ対面すればあつけなく
亀鳴けば対岸にいる魚の啼く
共白髪対面座位で囀りぬ
近くの蜆より対岸の蛤
春なので一対一で逢つてみる
対案は肉食いホルモン食って雪
対岸に春が溢れてゐてひとり
対岸に母置去りに春の月
対岸の橋のたもとの春着かな
対人恐怖症ほうれん草おいしい
対戦相手春光の逆光に
中出しは絶対あかん種浸し
投了で終わる対局はだら雪
梅咲いてやっと対々和三暗刻
立春大吉対岸のひと笑ふ

【決】
うたたねや鶯まつと決めてゐる
ヒーローの決めポーズして豆撒く子
華麗なる決め技鶯の谷渡り
会ふ時を決めて別るるマスクかな
決裁の箱に入りたる年の豆
決選投票前の沈丁花が匂ふ
決断のできない蛇が穴の中
決断のなかなか出来ず猫の恋
決定打一本春の甲子園
春近し採決近し猫会議
早春や決め手はまたもヒラメ筋
地下鉄に東風決戦は金曜日
同着の決勝写真ひこばえる
白梅の決めかねてゐる暗さかな
平和に決め手朝顔を蒔きなはれ
立春やお好み焼きに決定し
和服昆布巻決まり手は春炬燵

【姿】
きさらぎの髪編む姿いとおしき
さつきまで姿見にゐた雪女郎
やや小首傾ぐ姿や内裏雛
寒明の寝姿はまだ人めきて
国の補助金で剪定容姿端麗に
姿見に見せびらかす春のコート
姿見に細身に映る妻の笑み
姿見の代はりの玻璃戸春近し
姿見の裏の閑けさ春浅し
姿見を布で覆ひて春の留守
姿良き鶯餅のひとくち目
主人は早いのよ遅梅の姿見習つて
人間に勃ち姿あり亀の鳴く
節分や旅行行く姉の姿かな
半身の姿のままに卒業す
立春の夜の姿見濡れてをり
竈猫姿見えぬと思つたら

【勢】
さえずりの狭き庭にも勢力図
また痩せて伊勢丹裏の猫の恋
威勢よき声に売られて栄螺馬刀
運勢の良き年といふ花種蒔く
魚氷に上る勢ひで結婚す
習ふより挿れろ勢で芋植ゑよ
情勢はビビンバに成る春立つ日
勢いと惰性の日々よ春の鹿
勢といふ字に似たる春の犬
勢ひのなくなつてきし鬼やらひ
勢力の均衡保ちつつ蒲公英
席同じく威勢よく君と鞦韆
地勢図のところどころに梅咲きぬ
薄氷や伊勢別宮に我ひとり
民法婚姻とは勢のある種選み
立春のお伊勢参りをせむといふ
立春の侯教室の勢力図
囀りや勢いの良い奴一羽二羽

【当季雑詠】
いぬふぐり曇つてしまふ眼鏡かな
キャンディが三粒もうすぐ春ですね
スーパーマンのマントなびくよ春の空
飴玉の真つ赤な嘘や春隣
宇治山と云う人の来てかぎろへり
雨止んで茶筅の立つる春のいろ
何もせぬ鉢にも春のつぼみかな
回りつつ浮くレコードや梅日和
甘さうな写真の顔の春苺
記念写真はいチ-ズして冴返る
三寒四温ギプスの下で濃くなる毛
春寒やファスナー硬く閉めらるる
息入れて紙風船の軽さかな
大幅に違ふ方針春北風
悲愴聴き詩の投稿の春を待つ
頬ふくらませ風船のふくらんで

(以上)

15句選(特選、逆選なし)
選句締切:2月8日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

ううむ

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 2月 2日(木)20時09分43秒
  「愛称走る」ぢやだめでせう。
と一点しか入らなかつたゆかりが云ふ。
 

貴婦人という愛称

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 2月 2日(木)11時46分26秒
  は、国鉄の蒸気機関車C57のことでしたか!
 

対決姿勢句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 2月 2日(木)00時15分56秒
  出題です。

【対】
【決】
【姿】
【勢】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:2月4日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

うわっ

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 2月 1日(水)23時33分27秒
  不調だ…。  

仮面夫婦句会まとめです

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 2月 1日(水)23時30分3秒
  おまたせしました。
結果発表です。間違いありましたらご一報ください。

その動機仮に雑魚寝にあるとする    なむ
雪女急募齢不問委細面談        なむ  百洋
銀盤の掃除夫華麗なる滑走       なむ  百月苑
百号の裸婦並び春遠からじ       なむ  てら由亜洋せ
年内立春寒雷居士と樹氷女史      なむ  海百せ

船長は仮性包茎なれど鶴        海太  て
越後にて面接月と竹馬と        海太  洋
英雄は夫を好む酢海鼠も        海太
一婦悪妻転じてヒップ白菜       海太  月
郎郎郎より闇鍋の下駄とふ仮説     海太
松の木にしかめつ面の梟が       海太
居合抜習ひし夫や綿虫斬る       海太  けせ
一介の寡婦や雪折堪忍やで       海太
代々の位牌に隙間風供へる       海太  らあ

重ね着や仮の世の恩なんぞ多き     百花  月
福豆を食うとき外す鬼の面       百花  て海む苑あ由けゆ
避寒宿ひらがなで読む夫木抄      百花
婦人誌の色あざやかに春を待つ     百花  朝
鴨の陣一羽はばたき散会す       百花  月ら苑由け

凍鶴の仮縫されてゐるごとし      朝比古 む月あ亜ゆ
春近し人形焼の面崩れ         朝比古 あ亜せ
待春の不二夫の描きし治虫かな     朝比古 て苑ゆ
情婦より娼婦よろしき障子かな     朝比古 てむ
大寒の砂を濡らして鎮めけり      朝比古

仮病にも上手下手あり日向ぼこ     らくだ 海む百苑由亜ゆせ
B面てなんですかとは鬼やらい     らくだ 海苑由け
犬橇で来て馬橇で帰るデヴィ夫人    らくだ 月
たいやきと焼き芋で夫婦喧嘩      らくだ せ
みかん置くベランダバードウォッチング らくだ せ

仮に名を春と呼びたる猫不明      月犬  むら苑けゆせ
面一本二月の空の堅さかな       月犬  苑
鱶擲たれ水夫ひとりに鎮まる眼     月犬
蝶凍てて婦人は爪を紅く塗る      月犬  朝あ洋
寝返りうてばもうすでに春の闇     月犬  朝てらあ亜

雪だるま仮縫ひ室のしずかなり     洋子  む亜ゆ
冬のばら画面のくらいテレビかな    洋子  月苑
寒月に赤塚不二夫思ふかな       洋子  海月あ由
雪折れのさくら婦人体温計       洋子  せ
やぶかうじあたらしき靴魔女めきて   洋子  百月あ

マネキンに仮縫ひの服冬の夜      あんこ む百ら由亜洋ゆ
氷面鏡足の先まで光かな        あんこ ら
手袋の夫の手大きくハンドルへ     あんこ け
セーターを潜りて主婦の顔となり    あんこ む由亜ゆ
寒梅へ強き風来し表門         あんこ け

仮りに君が蝶だとしても放たずおく   苑を  朝て海ゆ
鍋を覗けば顔面に湯気 熱ッ!     苑を   海月
つまり夫れは霜の声だと思ふのです   苑を  むら洋
婦人靴売場で消えし雪をんな      苑を  てむ由洋けゆ
夜といふ隠れ家のあり葱を焼く     苑を  朝海む百らあ由亜洋ゆ

仮の名を明かさぬままに雪女      亜紀  朝海
雪といふひとつの仮説積もりけり    亜紀  朝て百ら洋
面の皮厚くなりたる枯野かな      亜紀  海百
夫婦仲良き隣人や水仙花        亜紀  朝百苑由
貴婦人の愛称走る冬銀河        亜紀  あ
肘掛に肘のやすらふ春隣        亜紀  百らあ
勧告は三段階に空つ風         亜紀  て百由け
北風や動物園の檻の外         亜紀  海

平仮名で記名されたる雪女       けんじ ゆせ
鯛焼のまづ断面の作られり       けんじ て百せ
玄関で夫待つてゐし兎かな       けんじ 朝て月苑亜洋せ
冬草の天婦羅食べたから平気      けんじ 月洋
かんじきの浮力をしかと受け止むる   けんじ 朝百

蝋梅の坂の上なる仮住まひ       由季  て海ら苑亜洋ゆ
譜面台二人にひとつ春近し       由季  てむ月ら苑あ亜け
壁越しにパンダの夫婦日脚伸ぶ     由季  むせ
寒禽の鳴く婦人科の待ち時間      由季  朝あ洋ゆ
春を待つ仮パスワードパスワード    由季  てら苑亜ゆせ

仮定法過去はさびしえ大寒裡      せせい
面識は無けれど気が合ふ冬林檎     せせい 朝由けせ
夫からのメールを受ける大寒裡     せせい
婦人から色よい返事大寒裡       せせい
歯が欠けて冬の鼠を夢想する      せせい 海む洋

待春の仮名で人と逢つてゐる      てふこ 朝海らけ
面接の窓に早梅探しをり        てふこ 朝月由亜洋
冬暁の小高き山として夫        てふこ 海百け
大寒や職業欄に主婦と書く       てふこ むけ
淡々と怒り続けて根深汁        てふこ 朝苑由亜け

仮縫ひのやうにまつすぐ日脚伸ぶ    ゆかり
水鳥をあつめて水面ひかり増す     ゆかり 月
同伴の夫人の話題日脚伸ぶ       ゆかり
春を待つ婦人雑誌の付録かな      ゆかり
照り返すひかりも春を待つ日暮     ゆかり
 

しばしお待ち下さい

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 2月 1日(水)23時07分43秒
  ちょっと確認したいことがあり、
集計少し遅れます。
 

選句します

 投稿者:せせい  投稿日:2017年 2月 1日(水)22時56分39秒
  ◯仮に名を春と呼びたる猫不明
季語は「春」?でしょうか。ユーモラスな句。「仮に」から待春の季語かとも。
◯仮病にも上手下手あり日向ぼこ
季語は「日向ぼこ」。仮病の奥深さ。
◯平仮名で記名されたる雪女
季語は「雪女」。誰にでも分かり易くという趣旨ではないでしょうか。
◯春近し人形焼の面崩れ
季語は「春近し」。崩壊の予感があったのかもしれません。
◯鯛焼のまづ断面の作られり
季語は「鯛焼」。メカニックな感じの鯛焼き。
◯面識は無けれど気が合ふ冬林檎
季語は「冬林檎」。縁でしょうか。
◯居合抜習ひし夫や綿虫斬る
季語は「綿虫」。日本の古武道の神髄。
◯玄関で夫待つてゐし兎かな
季語は「兎」。待つ時間は長し。
◯壁越しにパンダの夫婦日脚伸ぶ
季語は「日脚伸ぶ」。パンダの授精は難しいらしい。
◯たいやきと焼き芋で夫婦喧嘩
ユーモラスですね、そんなことで喧嘩するのかと。
◯雪折れのさくら婦人体温計
季語は「雪折れ」。婦人体温計の存在感。
◯百号の裸婦並び春遠からじ
季語は「春近し」。力作が想像されます。
◯みかん置くベランダバードウォッチング
季語は「みかん」。楽しそうです。
◯春を待つ仮パスワードパスワード
季語は「春を待つ」。パスワードの繰り返しが何かを想像させます
◯年内立春寒雷居士と樹氷女史
年内立春と言えば古今和歌集を思い出しますが、「樹氷女史」とは工夫の表現だと思いました。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 2月 1日(水)22時00分39秒
  ○マネキンに仮縫ひの服冬の夜
 オーソドックスだけどマネキンという変なものの感じがよく表れていると思います。

○仮に名を春と呼びたる猫不明
 猫が来なくなったのですね。古風ですてきな猫だったのでしょう。

○仮りに君が蝶だとしても放たずおく
 偏執的ですね。

○仮病にも上手下手あり日向ぼこ
 という話を日向ぼっこしながらしたのでしょうか。

○雪だるま仮縫ひ室のしずかなり
 仮縫ひ室は黙々と縫っているからしずかという読みを否定するような「雪だるま」が効いていますね。雪だるまに征服されそうな怖さがあります。

○凍鶴の仮縫されてゐるごとし
 きれいですね。

○平仮名で記名されたる雪女
 「ゆき」でしょうか。

○蝋梅の坂の上なる仮住まひ
 春に先駆けて咲く臘梅には仮住まい感がありますね。

○福豆を食うとき外す鬼の面
 お父さんでしょうか。

○待春の不二夫の描きし治虫かな
 伝記的な事実は知りませんが、いかにもありそうですね。「待春の」だと大家になる前でしょうか。

○セーターを潜りて主婦の顔となり
 それまでは妻の顔だったのですね。

○寒禽の鳴く婦人科の待ち時間
 寒々として不安ですね。

○婦人靴売場で消えし雪をんな
 溶けちゃったんでしょうか。

○春を待つ仮パスワードパスワード
 アカウント申請に気がはやっているのでしょうか。

○夜といふ隠れ家のあり葱を焼く
 場違いに巧い句ですね。

 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 2月 1日(水)20時35分4秒
  ◯仮に名を春と呼びたる猫不明
そのうち家族が増えて帰ってきます。

◯待春の仮名で人と逢つてゐる
オフ会とか。念のため仮面もしてます。

◯B面てなんですかとは鬼やらい
レコードかカセットテープか。リバースとかも懐かしい。

◯譜面台二人にひとつ春近し
丁度いい配分。

◯福豆を食うとき外す鬼の面
なるべく見つからないように気をつけましょう。

◯面識は無けれど気が合ふ冬林檎
また機会があればどこかでお会いしましょう。

◯居合抜習ひし夫や綿虫斬る
せっかく習得したのでもっと大きいものに挑戦して下さい。

◯手袋の夫の手大きくハンドルへ
バスとかトラックとか。ハンドルが大きく回ります。

◯冬暁の小高き山として夫
テレビが見えないからと移動を余儀なくされます。

◯大寒や職業欄に主婦と書く
もちろん「逃げ恥」。

◯婦人靴売場で消えし雪をんな
着替えてしまうともうわからないかも。

◯鴨の陣一羽はばたき散会す
次の集合は2日後。

◯寒梅へ強き風来し表門
まだ散りませんように。

◯勧告は三段階に空つ風
役所的配慮。でも実際はいきなり第三段階で。

◯淡々と怒り続けて根深汁
味がしみて旨いかも。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 1月31日(火)23時15分53秒
  ◯マネキンに仮縫ひの服冬の夜

春のワンピースかな。

◯雪といふひとつの仮説積もりけり

100個ぐらいただただ白い紙の模型をつくるらしい。

◯蝋梅の坂の上なる仮住まひ

日あたりもよさそう。

◯越後にて面接月と竹馬と

なにやら土着的な面接。

◯雪女急募齢不問委細面談

意外なひと来そう。東電OLとか。

◯面接の窓に早梅探しをり

うはのそら。

◯つまり夫れは霜の声だと思ふのです

ぼんやりとしたやりとり。さいきんふえてる。

◯玄関で夫待つてゐし兎かな

おなかすいてるね。この兎。

◯寒禽の鳴く婦人科の待ち時間

ねじ式の産婦人科女医がでてきて「シリツ」します。とか言いそう。

◯蝶凍てて婦人は爪を紅く塗る

チゴイネルワイゼン。

◯冬草の天婦羅食べたから平気

うん。

◯百号の裸婦並び春遠からじ

おー。

◯婦人靴売場で消えし雪をんな

てことは靴屋にも出没?

◯歯が欠けて冬の鼠を夢想する

ねずみ男に「吸血木の種」飛ばされるかも。コワイ。

◯夜といふ隠れ家のあり葱を焼く

しあわせな夜。
 

選句しました

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 1月31日(火)21時22分57秒
  〇マネキンに仮縫ひの服冬の夜
春への期待感としんと更け行く夜の静けさと。

〇仮病にも上手下手あり日向ぼこ
演技力が大事。w

〇雪だるま仮縫ひ室のしずかなり
珍しい雪にみんなはしゃいで。

〇凍鶴の仮縫されてゐるごとし
凍鶴を仮縫という着想に驚き。

〇蝋梅の坂の上なる仮住まひ
坂の上が似合う蝋梅。

〇春近し人形焼の面崩れ
たまに崩れている人形焼、ありますね。

〇譜面台二人にひとつ春近し
卒業式のシーズンですね。

〇面接の窓に早梅探しをり
窓の外に目が行く余裕あり。

〇玄関で夫待つてゐし兎かな
毎晩お出迎え。

〇セーターを潜りて主婦の顔となり
スイッチの切替。

〇百号の裸婦並び春遠からじ
圧倒的な大きさ。

〇春を待つ仮パスワードパスワード
仮パスワード、春が楽しみ。

〇寝返りうてばもうすでに春の闇
春の闇だからこそ。

〇淡々と怒り続けて根深汁
その醒めた感じが根深汁。

〇夜といふ隠れ家のあり葱を焼く
昼と夜があってバランスが取れているのですね。
 

選句しました

 投稿者:由季  投稿日:2017年 1月31日(火)17時19分46秒
  ○マネキンに仮縫ひの服冬の夜
マネキンの句も仮縫いの句も多いですがこれは良い感じです。

○仮病にも上手下手あり日向ぼこ
下手な仮病ほど可愛い。

○B面てなんですかとは鬼やらい
何歳くらいまで通じるのでしょう。

○福豆を食うとき外す鬼の面
あたりまでだけど何処か可笑しい。

○面識は無けれど気が合ふ冬林檎
合ってみると違うかもしれないけれど。

○面接の窓に早梅探しをり
不安な気持ちがそうさせる。

○寒月に赤塚不二夫思ふかな
しみじみ思うのがよさそう。

○夫婦仲良き隣人や水仙花
ほのぼのしています。

○セーターを潜りて主婦の顔となり
スーツから着替えるのでしょう。

○百号の裸婦並び春遠からじ
肌色が春っぽいかも。

○婦人靴売場で消えし雪をんな
悲しいストーリーがありそう。

○鴨の陣一羽はばたき散会す
ビジュアルが伝わってくる。

○勧告は三段階に空つ風
お役所的。

○淡々と怒り続けて根深汁
こういう人います。根深汁が良く合っています。

○夜といふ隠れ家のあり葱を焼く
そういう精神状態と葱の取り合わせが味わい深し。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 1月30日(月)21時15分33秒
  〇凍鶴の仮縫されてゐるごとし
突っ立ったま、ぎこちなく暮れてゆくのでしょうか。

〇春近し人形焼の面崩れ
甘い匂いと湯気とたゆたう春っぽさと。

〇松の木にしかめつ面の梟が
物語のシーンのよう。

〇譜面台二人にひとつ春近し
譜面台の句はたくさんあるけど、二人にひとつ、ってのが秀逸。
春近しも、二人の物語めいたものを想像させていい。

〇福豆を食うとき外す鬼の面
鬼から人間に戻って。ただそれだけなのだけど、
なんだかそれ以上のものを感じる。

〇寒月に赤塚不二夫思ふかな
明るくて寂しい寒月。

〇寒禽の鳴く婦人科の待ち時間
寒禽と婦人科がこうも合うとは思わなかった!

〇貴婦人の愛称走る冬銀河
貴婦人の愛称が走る、って不思議。
そして冬銀河。美しく躍動的な宇宙。

〇蝶凍てて婦人は爪を紅く塗る
嗚呼、デカダンス。

〇やぶかうじあたらしき靴魔女めきて
確かに、おニューの靴って魔女っぽいのあるものね。

〇寝返りうてばもうすでに春の闇
この眠りは甘くて柔らかい。

〇代々の位牌に隙間風供へる
隙間風に家族の歴史を感じる。

〇肘掛に肘のやすらふ春隣
ちょっとしたくつろぎの時間の心地よさを春隣から思うのです。

〇北風や動物園の檻の外
動物園の檻の外にいるのは人間? そして、そこに吹く北風。
動物園の動物ではなく、その外を詠むと違う景色が見えて面白いです。

〇夜といふ隠れ家のあり葱を焼く
なんだか愁いがあって、長い冬の夜のひとりの時間が味わい深い。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 1月30日(月)17時42分15秒
  ○仮に名を春と呼びたる猫不明
春と呼ばれて春になり浮かれてどこかへ。

○仮病にも上手下手あり日向ぼこ
ばれても平気の暢気あり。

○蝋梅の坂の上なる仮住まひ
蝋梅が絶妙。

○B面てなんですかとは鬼やらい
B面は死語となっても豆撒きはつづく。ほどよい付き筋。

○冬のばら画面のくらいテレビかな
なにもおきないけど、どこかに不吉感

○譜面台二人にひとつ春近し
練習中。

○福豆を食うとき外す鬼の面
鬼も一緒に。ご苦労さん。

○面一本二月の空の堅さかな
剣道一直線。

○銀盤の掃除夫華麗なる滑走
なんかお洒落。


○玄関で夫待つてゐし兎かな
愛しい。

○待春の不二夫の描きし治虫かな
春はまた来る。治虫も不二夫ももういない。


○夫婦仲良き隣人や水仙花
健やかな暮らしというものがある。

○鴨の陣一羽はばたき散会す
散会が言い得て妙。

○春を待つ仮パスワードパスワード
仮であること、繰り返しによるリズムに待春感。

○淡々と怒り続けて根深汁
怖いけど慈愛かも
 

選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2017年 1月29日(日)16時41分35秒
  ◎マネキンに仮縫ひの服冬の夜
 仕上がりはまだ先、という状態としんとした冬の夜が響いていると思う。

◎仮に名を春と呼びたる猫不明
 仮でしかも春だと、そりゃ好き勝手にどっか行っちゃいます^^;

◎雪といふひとつの仮説積もりけり
 きれいな哲学。いずれ消えること込みで仮説なのか、てな説明も野暮ですね。

◎待春の仮名で人と逢つてゐる
 ううむ、待春の仮名だと明るい未来っぽいけど、でもなんかいけないことしてそう^^;

◎蝋梅の坂の上なる仮住まひ
 花の時期の仮住まいでラッキー!

◎氷面鏡足の先まで光かな
 スケートリンクじゃない氷の上だといいなぁ。冷たくて寒そうだけどよく晴れてキラキラした景を想像しました。

◎譜面台二人にひとつ春近し
 高校の部活のワンシーンとか、恋未満のドキドキ感を妄想しました^^;

◎つまり夫れは霜の声だと思ふのです
 寒夜のふとした瞬間の空耳。

◎百号の裸婦並び春遠からじ
 その大きさで並んでいれば寒さも緩みそう。

◎鴨の陣一羽はばたき散会す
 そうそう、みんなつられちゃう。

◎春を待つ仮パスワードパスワード
 春になったらパスワードが変身して花咲くように化けて組み変わってしまいそうな可笑しさ。

◎寝返りうてばもうすでに春の闇
 寝ている間に春になっているなんて。冬眠の熊みたい。羨ましい。

◎代々の位牌に隙間風供へる
 古い家で古い家柄、いずれ自分もそこに並ぶということなのか。

◎肘掛に肘のやすらふ春隣
 春隣らしい。温室効果のある日当たりの良い部屋でしょう。羨ましい。

◎夜といふ隠れ家のあり葱を焼く
 ひとりの夜を隠れ家と思えば、けっこういい気分になれるかも。葱焼いてるからふたりの夜じゃないでしょう……と思ったけど、やっぱ密会?
 

選句しました。

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 1月29日(日)10時56分57秒
  ◯重ね着や仮の世の恩なんぞ多き
 はい、たしかに左様です。

◯凍鶴の仮縫されてゐるごとし
 なんとなくわかります。

◯水鳥をあつめて水面ひかり増す
 きれいな句の姿。

◯冬のばら画面のくらいテレビかな
 そろそろ買い換えどきかと。

◯鍋を覗けば顔面に湯気 熱ッ!
 あちゃ、危ねえな。

◯譜面台二人にひとつ春近し
 いい感じ。

◯面接の窓に早梅探しをり
 あまり乗り気じゃない面接ということね。

◯寒月に赤塚不二夫思ふかな
 下落合あたりを歩いているのでしょう。

◯銀盤の掃除夫華麗なる滑走
 フィギュアなどテレビで見ていると掃除の人の滑走見事。しかし、掃除夫とは言わないなあ。

◯犬橇で来て馬橇で帰るデヴィ夫人
 これは可笑しい。

◯玄関で夫待つてゐし兎かな
 奥方は待ってないのね。兎が可愛いね。

◯一婦悪妻転じてヒップ白菜
 これも可笑しい。

◯冬草の天婦羅食べたから平気
 これも可笑しい。

◯やぶかうじあたらしき靴魔女めきて
 サタンめく革靴履いている男もいます、隣に。

◯鴨の陣一羽はばたき散会す
 たしかにそんな感じだなあ。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 1月29日(日)10時25分42秒
編集済
  〇マネキンに仮縫ひの服冬の夜
春の服でしょうね。優しい雰囲気。

〇仮病にも上手下手あり日向ぼこ
本人は上手だと思っているのが可笑しい。

〇雪といふひとつの仮説積もりけり
そうですか、雪は仮説でしたか。何か納得。

〇雪女急募齢不問委細面談
雪女を、ではなく、雪女役の募集でしょうね。わたしにも出来るかな。

〇鯛焼のまづ断面の作られり
まさに。よく気が付きました。(作られりって言い方あったかしら? 終止・らる、連体・らるる、 では?)

〇面の皮厚くなりたる枯野かな
だんだん厚くなるのよ、当然よ、って何に当たっているのやら。

〇銀盤の掃除夫華麗なる滑走
華麗ですね、さすが専門家。

〇冬暁の小高き山として夫
山眠る、まんまの夫。

〇夫婦仲良き隣人や水仙花
近所に悟られないように喧嘩するのも技術。

〇かんじきの浮力をしかと受け止むる
履いてみたい。

〇やぶかうじあたらしき靴魔女めきて
そう思えるような靴を買ってみたい。

〇勧告は三段階に空つ風
いきなり×では反感だけが。

〇年内立春寒雷居士と樹氷女史
いいお名前ですね。

〇肘掛に肘のやすらふ春隣
この肘掛け椅子もなかなか手に入らない。

〇夜といふ隠れ家のあり葱を焼く
夜。ほっとしますね。葱で一杯。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 1月29日(日)09時43分18秒
  ◎マネキンに仮縫ひの服冬の夜
当たり前の景だが、冬の夜が案外効いています。

◎仮に名を春と呼びたる猫不明
以前、立春当日にシーズーの子犬(♀)が届いたことがあって「春が来た」で「春」と名づけました。可愛いヤツだったなあ。ああ懐かしい。

◎仮病にも上手下手あり日向ぼこ
あんまり上手だと病院に拉致される。

◎雪だるま仮縫ひ室のしずかなり
静寂、よきかな。

◎凍鶴の仮縫されてゐるごとし
所在なさ。

◎譜面台二人にひとつ春近し
吹奏楽器系かな。

◎福豆を食うとき外す鬼の面
たしかに。

◎つまり夫れは霜の声だと思ふのです
霜の声。漢詩にありそう。

◎壁越しにパンダの夫婦日脚伸ぶ
見たような記憶がある。

◎セーターを潜りて主婦の顔となり
巧い。

◎情婦より娼婦よろしき障子かな
恭々しき障子。

◎大寒や職業欄に主婦と書く
うん、無職とは書きたくないね。

◎婦人靴売場で消えし雪をんな
試着するたびに靴がビショビショ。

◎歯が欠けて冬の鼠を夢想する
鼠というより鼠男を連想。

◎夜といふ隠れ家のあり葱を焼く
麻布龍土町あたりの「夜」という居酒屋。ありそう。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 1月29日(日)07時10分52秒
  ◯仮の名を明かさぬままに雪女
滝裕可里。

◯仮りに君が蝶だとしても放たずおく
飯田蝶子。

◯仮病にも上手下手あり日向ぼこ
上西小百合。

◯待春の仮名で人と逢つてゐる
町春草。

◯蝋梅の坂の上なる仮住まひ
坂上田梅麻呂

◯B面てなんですかとは鬼やらい
黛まどか。

◯鍋を覗けば顔面に湯気 熱ッ!
上島竜兵。

◯福豆を食うとき外す鬼の面
鬼貫八郎。

◯面の皮厚くなりたる枯野かな
森喜朗。

◯寒月に赤塚不二夫思ふかな
タモリ。

◯冬暁の小高き山として夫
猫ひろしの嫁。

◯歯が欠けて冬の鼠を夢想する
イモトアヤコ。

◯年内立春寒雷居士と樹氷女史
加藤楸邨。田中裕子。

◯北風や動物園の檻の外
坂下千里子。

◯夜といふ隠れ家のあり葱を焼く
永田耕衣。
 

選句です

 投稿者:松本てふこ  投稿日:2017年 1月29日(日)01時57分49秒
  ◯仮りに君が蝶だとしても放たずおく
仮定としての季語だけれど、字余りとイヤーな束縛っぷりに
妙に説得力を感じてしまって。

◯雪といふひとつの仮説積もりけり
紫陽花は全て残像?ならば、雪もひとつの仮説。
妄想とリアルのバランスが不思議。

◯蝋梅の坂の上なる仮住まひ
すっごくありそう。蝋梅のちょうどよさ!

◯船長は仮性包茎なれど鶴
鶴の登場の仕方が圧倒的に変。
理解できてる気がしないけど、気になる。

◯鯛焼のまづ断面の作られり
そうなんですよね…

◯譜面台二人にひとつ春近し
ささやかな心の浮き立ち。
ベッタベタながら季語が作者の心に
ぴったり寄り添っているように思う。

◯福豆を食うとき外す鬼の面
散文では…と言いかけて
う、でも、と読み返してしまう。

◯玄関で夫待つてゐし兎かな
不穏な匂いを感じ取ってしまった。

◯待春の不二夫の描きし治虫かな
昭和の戦後だなあという気持ちに。

◯情婦より娼婦よろしき障子かな
障子をもってきたところが手柄。
言ってることのかなりのしょうもなさが
何故か句の魅力を高めていてずるい。

◯百号の裸婦並び春遠からじ
大きな母性に包まれる気分?
ちょうどちょっと大柄な女性くらいのサイズでしょうかね。

◯婦人靴売場で消えし雪をんな
なんだろう、せつないな。

◯勧告は三段階に空つ風
空っ風の切実さというか恐怖というか。
「に」が正解なのか若干迷ってます。

◯春を待つ仮パスワードパスワード
春はすぐそこ、だけど…というわけで?

◯寝返りうてばもうすでに春の闇
句またがり、そして冬から春への
季感のうつりかわりの捉え方が巧み。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 1月29日(日)01時24分39秒
  ☆仮の名を明かさぬままに雪女
 それって当たり前じゃないという気もするけれど、雪女っぽいかも。

☆仮りに君が蝶だとしても放たずおく
 束縛したい。

☆雪といふひとつの仮説積もりけり
 最後まで実体を見せないものに雪。

☆待春の仮名で人と逢つてゐる
 向こうは源氏名だったりする。

☆面識は無けれど気が合ふ冬林檎
 ネット社会の生んだ日常。

☆面接の窓に早梅探しをり
 安定剤代わりに。

☆玄関で夫待つてゐし兎かな
 すでに家族。

☆夫婦仲良き隣人や水仙花
 微笑ましき隣人。うらやましくもある。

☆寒禽の鳴く婦人科の待ち時間
 これはおめでたの方じゃない気がする。

☆蝶凍てて婦人は爪を紅く塗る
 妙な艶やかさ。

☆婦人誌の色あざやかに春を待つ
 けばい色あい。

☆かんじきの浮力をしかと受け止むる
 かんじき、履いたことが無いけれど、こういうものなのかも。

☆寝返りうてばもうすでに春の闇
 ここから深い眠り。

☆淡々と怒り続けて根深汁
 一番怖いやつ。

☆夜といふ隠れ家のあり葱を焼く
 発想のよろしさ。
 

仮面夫婦句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 1月29日(日)00時24分13秒
  投句一覧です。

【仮】
その動機仮に雑魚寝にあるとする
マネキンに仮縫ひの服冬の夜
仮に名を春と呼びたる猫不明
仮の名を明かさぬままに雪女
仮りに君が蝶だとしても放たずおく
仮定法過去はさびしえ大寒裡
仮病にも上手下手あり日向ぼこ
仮縫ひのやうにまつすぐ日脚伸ぶ
重ね着や仮の世の恩なんぞ多き
雪だるま仮縫ひ室のしずかなり
雪といふひとつの仮説積もりけり
船長は仮性包茎なれど鶴
待春の仮名で人と逢つてゐる
凍鶴の仮縫されてゐるごとし
平仮名で記名されたる雪女
蝋梅の坂の上なる仮住まひ
郎郎郎より闇鍋の下駄とふ仮説

【面】
B面てなんですかとは鬼やらい
越後にて面接月と竹馬と
春近し人形焼の面崩れ
松の木にしかめつ面の梟が
水鳥をあつめて水面ひかり増す
雪女急募齢不問委細面談
鯛焼のまづ断面の作られり
冬のばら画面のくらいテレビかな
鍋を覗けば顔面に湯気 熱ッ!
氷面鏡足の先まで光かな
譜面台二人にひとつ春近し
福豆を食うとき外す鬼の面
面の皮厚くなりたる枯野かな
面一本二月の空の堅さかな
面識は無けれど気が合ふ冬林檎
面接の窓に早梅探しをり

【夫】
つまり夫れは霜の声だと思ふのです
英雄は夫を好む酢海鼠も
寒月に赤塚不二夫思ふかな
居合抜習ひし夫や綿虫斬る
銀盤の掃除夫華麗なる滑走
犬橇で来て馬橇で帰るデヴィ夫人
玄関で夫待つてゐし兎かな
手袋の夫の手大きくハンドルへ
待春の不二夫の描きし治虫かな
冬暁の小高き山として夫
同伴の夫人の話題日脚伸ぶ
避寒宿ひらがなで読む夫木抄
夫からのメールを受ける大寒裡
夫婦仲良き隣人や水仙花
壁越しにパンダの夫婦日脚伸ぶ
鱶擲たれ水夫ひとりに鎮まる眼

【婦】
セーターを潜りて主婦の顔となり
たいやきと焼き芋で夫婦喧嘩
一介の寡婦や雪折堪忍やで
一婦悪妻転じてヒップ白菜
寒禽の鳴く婦人科の待ち時間
貴婦人の愛称走る冬銀河
春を待つ婦人雑誌の付録かな
情婦より娼婦よろしき障子かな
雪折れのさくら婦人体温計
大寒や職業欄に主婦と書く
蝶凍てて婦人は爪を紅く塗る
冬草の天婦羅食べたから平気
百号の裸婦並び春遠からじ
婦人から色よい返事大寒裡
婦人靴売場で消えし雪をんな
婦人誌の色あざやかに春を待つ

【当季雑詠】
かんじきの浮力をしかと受け止むる
みかん置くベランダバードウォッチング
やぶかうじあたらしき靴魔女めきて
鴨の陣一羽はばたき散会す
寒梅へ強き風来し表門
勧告は三段階に空つ風
歯が欠けて冬の鼠を夢想する
春を待つ仮パスワードパスワード
照り返すひかりも春を待つ日暮
寝返りうてばもうすでに春の闇
代々の位牌に隙間風供へる
大寒の砂を濡らして鎮めけり
淡々と怒り続けて根深汁
年内立春寒雷居士と樹氷女史
肘掛に肘のやすらふ春隣
北風や動物園の檻の外
夜といふ隠れ家のあり葱を焼く

(以上)

15句選(特選、逆選なし)
選句締切:2月1日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

仮面夫婦句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 1月25日(水)22時17分12秒
  前回はなかなか開けられずすみませんでした。出題です。

【仮】
【面】
【夫】
【婦】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:1月28日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

比内地鶏句会・作者発表

 投稿者:百花  投稿日:2017年 1月25日(水)21時52分5秒
  比内地鶏句会・作者発表です。
早めの選句のご協力、ありがとうございました。


ハハが海鼠チチと心臓比べたら     海太   月七
タカヤマは遠いから都内で悴む     海太   朝月ら洋
ハハ呑気チチは寒気の地に赴任     海太   む
タカガ襖一枚に若冲の鶏を飼ふ     海太   月百ら苑ゆ七亜
きれは鳰の笛按摩笛と比較して     海太
りつぱな木の葉髪採用内定です     海太   ら七亜洋け
たかが緋寒桜の分際で地を独占     海太   ら洋
ん、となる凍鶴やがて鶏口にと     海太   け
ぽぽぼぽとゴム草履に素足枯木     海太
鍋なかにジャンパー恋敵ひとり     海太

超ミニにマント比律賓パブの路地    なむ   月海
内耳から少し鯨となりて浮く      なむ   月百らゆ七由亜洋あ
そのへんが妙に地続きカポネの忌    なむ
鶏卵の空き箱叩く霙かな        なむ   洋あ
ルンルンのとある日森のなか羆     なむ   朝海ら

比較的しづかに過ぎし女正月      月犬   由
猿曳のまだ町内を徘徊す        月犬   ゆ
ドカドカと地下足袋の来て狸汁     月犬   百ら苑ゆむ
風見鶏ふつと止まりて雪もよひ     月犬   朝海百らむ由亜あけ
吊橋の向ふから来る雪女        月犬   ら苑ゆ由亜あけ

重ね着が比翼仕立に見える人      百花
鴛鴦の妻内弁慶に添ふことも      百花
「パン生地が炬燵の中にあります」と  百花   ゆ七亜け
鶏口となりて霰に叩かるる       百花
仰ぎ見る曙杉の枯姿          百花   海

日暮れれば比丘尼を脱いで雪女     らくだ  海七
みかんみかん口内炎もなんのその    らくだ  洋
地下足袋のままで繰り出す夜のネオン  らくだ  苑む七あ
鶏団子鍋なら胸の方がいい       らくだ
底冷えのそこから右へ三軒目      らくだ  朝苑七

冬晴へ金刀比羅宮の旗なびき      あんこ  月百苑亜
内密と言はれし後の冬の空       あんこ  朝百苑ゆ由洋け
折り返し地点明るき冬菜畑       あんこ  朝月百む亜
ストーブへ鶏当番群がりぬ       あんこ  朝百ゆ由洋け
巻き戻すひとつの言葉夜の雪      あんこ  月百む亜

黄金比さぐつてゐたり雪達磨      洋子   朝百ら亜
小豆粥腸内フローラふやしたり     洋子
鐘冴ゆる赤の他人の一等地       洋子   け
熱湯へ鶏たつぷりや寒気団       洋子   朝あ
半地下のギャラリーしずか冬ざくら   洋子

待春や四人の比丘尼一人はバイ     苑を   海ゆむ七
シーツはためき海凍る稚内       苑を
地吹雪にひとかたまりの村消ゆる    苑を   朝海百む
歩きつヽ鳴きつヽ鶏は冬日喰む     苑を   月ゆ七
春隣しとしと雨が降つてます      苑を   月

比律賓の人と見てゐる浮寝鳥      朝比古  洋
内臓のやうに動きし海鼠かな      朝比古  ゆ由
独楽回る地べたの気持ち良ささうに   朝比古  由あ
神鶏の尾の垂れてきし冬の雲      朝比古  む
北窓を開き指差確認す         朝比古  らけ

身長を比べし柱春を待つ        亜紀
内訳を電話に問へば日脚伸ぶ      亜紀
性格の地が出てしまふ探梅行      亜紀   朝苑ゆ由け
六個入り鶏卵パック春立ちぬ      亜紀   月海ゆむ七由あ
指揮棒のひとりひとりへ日脚伸ぶ    亜紀   海由あ
春菜買ふ黒きビジネス鞄かな      亜紀   七由洋
白梅や風弱くなる強くなる       亜紀   月百苑

鴨の群に白鳥混じる黄金比       由季   海ゆあ
内勤の一日香る水仙花         由季
土地勘のなくて寒紅梅の下       由季   ら洋
鶏と親しくなれず冬の庭        由季   朝苑亜洋あけ
五重塔内部よりみる冬景色       由季   海苑むあ

竹馬のたけを幾つも比べてけり     けんじ
内側を繕うふてゐしちやんちやんこ   けんじ
綿入や隅に地下鉄案内所        けんじ  む
鶏肉の皮から焼きし寒の入       けんじ  朝苑亜
寒柝の音のまだらよ猫眠る       けんじ  月百亜あ

点と線比べるやうに冬景色       七    朝海け
内側に曲がる癖ある氷柱かな      七    洋け
地図上にない島にある大枯野      七    月海百苑由
冬深し鳥屋の夜の鶏料理        七
むねふかくつちかいしこといててふに  七    ら

日比谷まで海なりし夜の猫の恋     ゆかり  ら洋
翌朝の湯湯婆の内面に迫る       ゆかり  む七あけ
地下街の春の隣の花屋かな       ゆかり
怪味なる棒々鶏や御神渡        ゆかり
日脚伸ぶ何度も渡る同じ河       ゆかり  海苑む七由亜
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 1月25日(水)21時18分2秒
  ◯点と線比べるやうに冬景色
粉雪と枯木と解釈しました。美しい景。

◯りつぱな木の葉髪採用内定です
ここまで育ててきた甲斐がありました。

◯内側に曲がる癖ある氷柱かな
すこしずつ軒先が傾いているとか。

◯内密と言はれし後の冬の空
もう共犯関係。

◯翌朝の湯湯婆の内面に迫る
もちろん酒になったりはしません。

◯「パン生地が炬燵の中にあります」と
ということは足はいれられません。寒い。

◯鐘冴ゆる赤の他人の一等地
別に気にもなりませんよ、と嘯く。

◯性格の地が出てしまふ探梅行
猫を被ってましたが半日持ちません。

◯ストーブへ鶏当番群がりぬ
ちゃんと鶏小屋のカギ閉めましたか?

◯ん、となる凍鶴やがて鶏口にと
たまに口を閉じるといろいろ言われる、と鶏の言う。

◯鶏と親しくなれず冬の庭
追う側か追われる側になります。

◯風見鶏ふつと止まりて雪もよひ
風が止んだのか、根元が凍ったのか、とか。

◯吊橋の向ふから来る雪女
逃げ場所はないのでとりあえず会釈でも。

◯北窓を開き指差確認す
もう春ですね、のウキウキ感
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 1月25日(水)21時02分18秒
  〇鴨の群に白鳥混じる黄金比
この白鳥は美しいです。

〇内耳から少し鯨となりて浮く
いい発想だなあ。

〇翌朝の湯湯婆の内面に迫る
大げさな詠みぶりがおかしい。
あと、「千と千尋の神隠し」先週みたから、
湯婆婆に迫っているようにも一瞬見えておかしかった。

〇地下足袋のままで繰り出す夜のネオン
これから盛り上がるんだろうな。ネオンがキラキラ見えてくる。

〇独楽回る地べたの気持ち良ささうに
地べたの気持ち、そして視点が好きでした。

〇鶏と親しくなれず冬の庭
鶏との距離感は、確かにそういう感じかも。

〇鶏卵の空き箱叩く霙かな
そして、雪になるのでしょうか。

〇熱湯へ鶏たつぷりや寒気団
寒気団がなんともいい。だから、とても美味しそう。そして、あったかそう。

〇風見鶏ふつと止まりて雪もよひ
下五の季語が抜群。景と響き合って、雪降る前の静謐な空間と時間を感じます。

〇六個入り鶏卵パック春立ちぬ
春立ちぬがなんともあってます。

〇寒柝の音のまだらよ猫眠る
確かにまだらで、その音の隙間で眠る猫の丸さまでみえてくる。

〇五重塔内部よりみる冬景色
中から外を見る、しかもその場所と季語がいいふくらみ。

〇指揮棒のひとりひとりへ日脚伸ぶ
歌う人の声と顔がどんどん見えてくる。幸せな明るさ。

〇吊橋の向ふから来る雪女
恐いけど、綺麗。映像が好きでした。

 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 1月25日(水)19時18分58秒
  ◯日比谷まで海なりし夜の猫の恋

つい最近まであのへんまで海だったらしいですね。

◯比律賓の人と見てゐる浮寝鳥

‘’比律賓人‘’じゃなくて‘’比律賓の人‘’の表記がちょっと意味深。

◯タカヤマは遠いから都内で悴む

このモノグサな感じ捨てがたい。

◯みかんみかん口内炎もなんのその

ワイルド!ふるいか。

◯りつぱな木の葉髪採用内定です

斉藤さんだぞ!!!

◯内耳から少し鯨となりて浮く

やっぱりこのばあい鯨なのかな。

◯内側に曲がる癖ある氷柱かな

内股の氷柱ありそう。

◯内密と言はれし後の冬の空

ややこしや。

◯たかが緋寒桜の分際で地を独占

まあね。

◯土地勘のなくて寒紅梅の下

こういうじょうきょう。好む。

◯ストーブへ鶏当番群がりぬ

今でも達磨ストーブなのかな?

◯鶏と親しくなれず冬の庭

相性があわないんだ。

◯鶏卵の空き箱叩く霙かな

霙!来たぁー。

◯春菜買ふ黒きビジネス鞄かな

菜の花かなんかおしたしにして熱燗かしら。
 

選句します。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 1月25日(水)17時41分20秒
  ○黄金比さぐつてゐたり雪達磨
黄金比とはなかなか面白い!

○冬晴へ金刀比羅宮の旗なびき
ブラタモリ、見てました。w

○りつぱな木の葉髪採用内定です
定年退職後の第二の職場。

○内耳から少し鯨となりて浮く
不思議ちゃんとなってゆきます。

○「パン生地が炬燵の中にあります」と
書置きのメモの字がまた美しい。

○折り返し地点明るき冬菜畑
郊外のマラソンコースの景が広がる。

○タカガ襖一枚に若冲の鶏を飼ふ
タカガと言いつつ、若冲なんです。

○鶏と親しくなれず冬の庭
同調性がいまひとつなのね。w

○鶏肉の皮から焼きし寒の入
黄金色の焼き目の旨し。

○風見鶏ふつと止まりて雪もよひ
雪もよひの寒空が身に沁みるのかも。

○寒柝の音のまだらよ猫眠る
うつらうつら、時折ぴくりと動く猫。

○巻き戻すひとつの言葉夜の雪
もう一度聞いてしっかりインプットしたい。

○吊橋の向ふから来る雪女
吊橋のあやうさとのコラボレーション。

○日脚伸ぶ何度も渡る同じ河
自転車で行ったり来たり。
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2017年 1月25日(水)15時35分34秒
  ○比較的しづかに過ぎし女正月
例年は激しいのでしょうか。

○内耳から少し鯨となりて浮く
大きなものが浮遊する感じいいですね。

○内臓のやうに動きし海鼠かな
そのままだかれど生々しい。

○内密と言はれし後の冬の空
色が少し違って見えるのかも。

○性格の地が出てしまふ探梅行
探梅で露呈する性格ってなんだか怖いです。

○地図上にない島にある大枯野
ひとひねりが効いている。

○独楽回る地べたの気持ち良ささうに
回転するのって確かに気持ちよさそう。

○ストーブへ鶏当番群がりぬ
いきものがかりですね。

○風見鶏ふつと止まりて雪もよひ
風向きが変わる感じ、わかります。

○六個入り鶏卵パック春立ちぬ
六個という数が微妙でいいです。

○指揮棒のひとりひとりへ日脚伸ぶ
合唱でしょうか。感じ出ています。

○春菜買ふ黒きビジネス鞄かな
仕事帰り。春菜の明るさがいいですね。

○吊橋の向ふから来る雪女
逃げ場所が無いです。

○日脚伸ぶ何度も渡る同じ河
日脚伸びた分余分に渡っています。

 

選句しました。

 投稿者:  投稿日:2017年 1月25日(水)13時02分16秒
  ◯ハハが海鼠チチと心臓比べたら
ハハは海鼠のように棘を持ちてチクチクとチチの心臓を刺し続ける。

◯日暮れれば比丘尼を脱いで雪女
そうだったのか!それであのシトはだまされたのね。

◯待春や四人の比丘尼一人はバイ
吉岡の僧は引用しやすいのかしら、五人目は何処。

◯タカガ襖一枚に若冲の鶏を飼ふ
こういうふうな暮らしをしてみたい。

◯りつぱな木の葉髪採用内定です
容姿端麗は強!

◯内耳から少し鯨となりて浮く
詩のような俳句だなあ。好きです。

◯翌朝の湯湯婆の内面に迫る
あんまり迫ると、まだ熱き湯が噴き出します。

◯「パン生地が炬燵の中にあります」と
そうです!炬燵の温度は発酵にベスト!

◯地下足袋のままで繰り出す夜のネオン
あんがいもてるんです。これからは地下足袋に履き替えて呑みに行きましょう(笑

◯歩きつヽ鳴きつヽ鶏は冬日喰む
なんと!見事に描けている鶏でしょう。若冲も驚嘆!

◯六個入り鶏卵パック春立ちぬ
ハイクらしい俳句だと思います。

◯春菜買ふ黒きビジネス鞄かな
ビジネス鞄持つ大統領誕生!

◯底冷えのそこから右へ三軒目
四軒目で凍てる。

◯日脚伸ぶ何度も渡る同じ河
対岸にある彼岸。


 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 1月25日(水)08時14分40秒
  ◎待春や四人の比丘尼一人はバイ
吉岡実「四人の僧侶」の女性版(なむ)

◎翌朝の湯湯婆の内面に迫る
湯湯婆の内面に一票(なむ)

◎ドカドカと地下足袋の来て狸汁
なんとなく筒井康隆の乗越駅の刑罰を思い出しました。

◎ハハ呑気チチは寒気の地に赴任
石田一松(というか添田唖蝉坊)の場合はとおさんが呑気で、はは呑気だね(なむ)

◎折り返し地点明るき冬菜畑
見たことあるような(なむ)

◎地下足袋のままで繰り出す夜のネオン
これが意外にモテる(なむ)

◎地吹雪にひとかたまりの村消ゆる
ブリザード(なむ)

◎綿入や隅に地下鉄案内所
綿入と隅の組み合わせがよい(なむ)

◎神鶏の尾の垂れてきし冬の雲
痛々しく神々しい(なむ)

◎風見鶏ふつと止まりて雪もよひ
もうじき雪がまっすぐ降ってくる(なむ)

◎六個入り鶏卵パック春立ちぬ
俳句です(なむ)

◎巻き戻すひとつの言葉夜の雪
執念を感じる、コワい(なむ)

◎五重塔内部よりみる冬景色
なかなか内部には入れないのだけど(なむ)

◎日脚伸ぶ何度も渡る同じ河
のどかさもあるが、無間地獄のようでもある(なむ)
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 1月24日(火)22時40分56秒
  ○鴨の群に白鳥混じる黄金比
 鴨の群の水平と白鳥の垂直を黄金比に見立てていてすごいです。

○待春や四人の比丘尼一人はバイ
 この界隈、何年も吉岡実のそれも「僧侶」だけで押し通す人がいて、なんとも言えず楽しいです。

○猿曳のまだ町内を徘徊す
 さっき我が家を去ったやつですね。

○内耳から少し鯨となりて浮く
 すばらしい。よく鯨が出てきましたね。

○内臓のやうに動きし海鼠かな
 エロいですね。

○内密と言はれし後の冬の空
 共犯にされようとしていたのですね。

○「パン生地が炬燵の中にあります」と
 可笑しい。夏は夏でお風呂で西瓜を冷やしているのを忘れて焚くような人に違いない。

○ドカドカと地下足袋の来て狸汁
 野趣溢れる感じがいいですね。

○性格の地が出てしまふ探梅行
 風流なことをしようとするからです。

○ストーブへ鶏当番群がりぬ
 懐かしいですね。

○タカガ襖一枚に若冲の鶏を飼ふ
 豪勢ですね。

○歩きつヽ鳴きつヽ鶏は冬日喰む
 この「つヽ」「つヽ」のビジュアルが、じつに鶏の雰囲気であります。

○六個入り鶏卵パック春立ちぬ
 立春といえば卵ですよね。

○吊橋の向ふから来る雪女
 遠くからやって来るのが見える雪女って珍しいかも。銃に弾を込めることだってできるかも知れません。
 

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