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市村正親・句会、作者発表

 投稿者:百花  投稿日:2017年11月29日(水)22時25分47秒
  市村正親・句会、作者発表です。
早めの選句のご協力、有難うございました。


風呂敷は市松模様しぐれけり       月犬   海ぽ亞
村中が火事半鐘は連打され        月犬   裕
正直な木樵の小さき焚火かな       月犬   ぽ
冬の昼舌の触れたる親不知        月犬   百裕あけゆ亜亞
海馬(トド)撃ちが来るよ毛皮で銃抱いて 月犬   百

都市ひとつ滅びよ寒波カンパネラ     なむ   け海
一村の婆さま侘助合唱団         なむ
我ながら正義なき日の懐手        なむ   月あ由
子はくしやみ親水つ洟五能線       なむ   月
ぐわらんどう残して酉の市の跡      なむ

やすらかな人も混じりて年の市      朝比古  ゆ海亞
鹿鍋や死語となりゆく村八分       朝比古  百け
黒板に正の字残る冬休          朝比古  けぽ亞
ちちははとゐてこそばゆき炬燵かな    朝比古  月苑ゆぽ亞
焼藷の右手左手また右手         朝比古  裕月苑由けゆ亜亞

雪山の見えるバス停「市役所前」     苑を   朝百由海亞
ジャンパーの集まつて来る過疎の村    苑を   朝裕あけ海亞京
正座して白障子には枝の影        苑を   百裕京
印肉を押す親指の冷えてをり       苑を   む亞京
年下の義姉てぶくろ脱ぎ始む       苑を   朝裕月亞

鮫の影ゆく海底の古代都市        ぽぽな  百む裕あ苑由ゆ海亜亞京
農村に降る雪大都市に降る雪       ぽぽな
月凍る正義はときに刃物めき       ぽぽな  月け
親パンダ子パンダ冬日差の中       ぽぽな  む裕苑亜
刻々と雨水となるラガーかな       ぽぽな

市川市の市旗の市の字酉の市       裕美   百海
冬眠の栗鼠ごと市町村合併        裕美
包丁を正しく使ふ雪女          裕美   朝百むあ由け亜京
冬夕焼母親声を出さず泣く        裕美   む月ゆぽ
咳の夜怪談ばかり集めゐて        裕美   あ京

古書市に見交わすマスクの常連と     京急   朝む苑由ゆ海亜
村男微動だにせず冬の駅         京急   む月由
暖房を消し人肌の正しかり        京急   月ゆ
ピグモンの親は悪玉冬のダム       京急
点眼に仰げば駅のクリスマス       京急   むあ由亜

葉牡丹や市電ガッタン遠去かる      亞子   朝月苑け海
冬すみれ村を越えれば村に出る      亞子   百む苑けぽ亜
寒灯の点れば消えぬ校正室        亞子   亜京
親方の長いマフラー風起きる       亞子   京
手袋の片方残る寒夕焼          亞子   あ亜

神無月市場の床のいつも濡れ       由季   朝裕け海ぽ亞京
すぐわかる村の中心木守柿        由季   朝裕ぽ亜京
短日の正誤表またすべり落つ       由季   百む裕苑ゆ亜
大根を提げて親善大使かな        由季   朝け
市役所のうしろに山の眠りをり      由季   朝月あ苑ゆ亜

合併の市名冷たし目に耳に        百花   海亜
一村の義民の墓や雪の音         百花   む月
正直な反応なりし嚏かな         百花   あ
親であることの淋しき一茶の忌      百花
他人事ならず野薊の帰り咲        百花

市議会の議長の横の黒マスク       けんじ  海
村営温泉狐の二匹遠巻きに        けんじ  朝裕げあ
正式な依頼は後日青木の実        けんじ  月あ由ぽ
親方のマントの下のアップリケ      けんじ  裕ゆ
二つ目の今川焼のカレー味        けんじ

絨毯の立て掛けてあり蚤の市       あんこ  朝む裕苑由ゆ海ぽ亜京
足下に村見えてきし雪螢         あんこ  百
寒林を抜け大学の正門へ         あんこ  朝百苑由ゆ
大胆な葱父親のラーメンは        あんこ  ゆ
SEの淡き説明白マスク          あんこ  む由

濃紺の市松模様冬ぬくし         亜紀   海亞
村民の集まるところ時雨かな       亜紀
正直の嘘を見破る納豆汁         亜紀
親方と同じ方向く冬帽子         亜紀   朝百むあ苑由けぽ亞
小説の最後の頁羽毛布団         亜紀   ぽ
捲ること忘れられたる古暦        亜紀   朝苑け亞京
木枯しや工場地帯灯さるる        亜紀   あぽ
前方の座席倒れてくる夜寒        亜紀   百裕あ苑けゆぽ京

篠笛を吹いて余市のふゆかもめ      海太   百
原野幻夜ふくろ村に古地図垂れ      海太   京
涼と凉どちらも正義ゆりかもめ      海太
子は春日井私の親はみそさざい      海太

ぼろ市を抜けて日向に馬二頭       ゆかり  海京
選手村時代の住居冬日向         ゆかり  苑
矯正の金具かなしき蕪汁         ゆかり  月由ぽ
親とゐる老後旺盛な石蕗         ゆかり  む由
縦縞の等圧線や冬日向          ゆかり
 
 

選句します。

 投稿者:京急  投稿日:2017年11月29日(水)19時16分4秒
編集済
  ★ぼろ市を抜けて日向に馬二頭
   三頭でなく、二頭はエロい。

★鮫の影ゆく海底の古代都市
   海洋自体がエロい。

★神無月市場の床のいつも濡れ
   床の虹色がエロい。

★絨毯の立て掛けてあり蚤の市
   絨毯の匂いがエロい。

★ジャンパーの集まって来る過疎の村
   エロ事相談

★すぐわかる村の中心木守柿
   シンボルのある村はエロい。

★原野幻夜ふくろ村に古地図垂れ
   垂れ がエロい。

★寒灯の点れば消えぬ校正室
   非常にエロティックな長編に取り掛かる。

★正座して白障子には枝の影
   正座となれば、縄か鞭か蝋燭か。

★包丁を正しく使ふ雪女
   見たい。

★印肉を押す親指の冷えてをり
    淫肉がエロい冷感症

★親分の長いマフラー風起きる
    貴乃花の目は鶴太郎に似てエロい。

★咳の夜怪談ばかり集めゐて
   エロ寒い。

★捲ること忘れられたる古暦
   一月四日のままが可笑しい。

★前方の座席倒れてくる夜寒
    座席での情事がエロい。



 

失礼しました、選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年11月29日(水)18時29分40秒
  ◎やすらかな人も混じりて年の市
中には。

◎鮫の影ゆく海底の古代都市
尾のゆっくりした動きが見えます。

◎神無月市場の床のいつも濡れ
そういう場所。

◎雪山の見えるバス停「市役所前」
羨ましい地方都市。

◎濃紺の市松模様冬ぬくし
キリッとしたタイプ(あっエンブレム)。

◎風呂敷は市松模様しぐれけり
季語でぐぐっと和風に。

◎ジャンパーの集まつて来る過疎の村
ハデなロゴがついていたりして。

◎黒板に正の字残る冬休
黒板こそ正しい正の字の場所。

◎ちちははとゐてこそばゆき炬燵かな
近い近い。

◎印肉を押す親指の冷えてをり
印肉が冷たそう。

◎親方と同じ方向く冬帽子
そうなりますね。

◎冬の昼舌の触れたる親不知
ついつい。

◎捲ること忘れられたる古暦
存在感あり。

◎焼藷の右手左手また右手
あちちもまた楽し。

◎年下の義姉てぶくろ脱ぎ始む
弟とは。
 

すみません

 投稿者:亞子  投稿日:2017年11月29日(水)18時10分4秒
  ちょっとトラブルあって、後ほどアップします。
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年11月29日(水)17時56分46秒
  ◎年下の義姉てぶくろ脱ぎ始む
弟の目線というもの。
 

選句しました

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年11月29日(水)17時21分32秒
  ○古書市に見交わすマスクの常連と
眼を見ればわかる常連同士。

○合併の市名冷たし目に耳に
なかなか馴染めない新しき市名。

○鮫の影ゆく海底の古代都市
タイムスリップしたような不思議な感覚に。

○絨毯の立て掛けてあり蚤の市
結構掘り出し物だったりする。

○すぐわかる村の中心木守柿
あの柿の木があるお屋敷。

○冬すみれ村を越えれば村に出る
峠を越えてもまた峠。

○寒灯の点れば消えぬ校正室
締切にとにかく間に合うように残業。

○短日の正誤表またすべり落つ
ぱらぱら捲るたびにすっと。。

○包丁を正しく使ふ雪女
正しい所作の美しき。

○親パンダ子パンダ冬日差の中
丁度良い大小のパンダが愛らしい。

○冬の昼舌の触れたる親不知
気になるとついつい、ねっ。

○市役所のうしろに山の眠りをり
聳える山々にいつも守られているようだ。

○手袋の片方残る寒夕焼
片方だけの手袋の所在なさ加減。

○焼藷の右手左手また右手
あちちあちちですね。w

○点眼に仰げば駅のクリスマス
気が付けば、ライトアップが綺麗な季節となっていた。
 

選句です

 投稿者:ぽぽな  投稿日:2017年11月29日(水)11時41分37秒
  ○神無月市場の床のいつも濡れ
神無月が面白いです。

○風呂敷は市松模様しぐれけり
由緒ただしきものが中に。

○絨毯の立て掛けてあり蚤の市
毛の匂いもしそう。いい感じです。

○すぐわかる村の中心木守柿
そしてあっという間に車窓は次の村へ。

○冬すみれ村を越えれば村に出る
小さい村が固まっているかな。

○矯正の金具かなしき蕪汁
もう少しの辛抱ね。

○黒板に正の字残る冬休
何数えたのかな。

○正式な依頼は後日青木の実
まずはアンオフィシャルな通知。そういうものなのですね。

○正直な木樵の小さき焚火かな
おとぎ話のよう。

○ちちははとゐてこそばゆき炬燵かな
思春期か、はたまた第2の思春期か。

○親方と同じ方向く冬帽子
良き弟子です。

○冬夕焼母親声を出さず泣く
うう。泣けます。

○小説の最後の頁羽毛布団
よく眠らずにたどり着きました。お休みなさい。

○前方の座席倒れてくる夜寒
くるな、くるな、という感じわかります。

○木枯しや工場地帯灯さるる
妙な明るさがかえってとても寒げです。

ありがとうございました。
 

御歳暮

 投稿者:海太  投稿日:2017年11月29日(水)08時41分47秒
編集済
  ◯ぼろ市を抜けて日向に馬二頭
駰。

◯やすらかな人も混じりて年の市
韵。

◯古書市に見交わすマスクの常連と
酳。

◯合併の市名冷たし目に耳に
霣。

◯鮫の影ゆく海底の古代都市
夤。

◯市議会の議長の横の黒マスク
癮。

◯市川市の市旗の市の字酉の市
螾。

◯神無月市場の床のいつも濡れ
櫽。

◯雪山の見えるバス停「市役所前」
霣。

◯都市ひとつ滅びよ寒波カンパネラ
氤。

◯濃紺の市松模様冬ぬくし
恁。

◯風呂敷は市松模様しぐれけり
湮。

◯葉牡丹や市電ガッタン遠去かる
慇。

◯絨毯の立て掛けてあり蚤の市
磤。

◯ジャンパーの集まつて来る過疎の村
鋆。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年11月28日(火)23時19分48秒
  ○やすらかな人も混じりて年の市
 気の立った人ばかりじゃありませんよね。

○古書市に見交わすマスクの常連と
 ライバル同士で、片方がいいものをさらってはもう片方がくやしい思いをする関係なんでしょうね。

○鮫の影ゆく海底の古代都市
 今は鮫が文明の主なのですね。

○絨毯の立て掛けてあり蚤の市
 広げたら大変なことになりますからね。でも売れるかなあ。

○寒林を抜け大学の正門へ
 正門に至るまでが長いのですね。

○短日の正誤表またすべり落つ
 売るんじゃなければ書き写せばいいのに。

○暖房を消し人肌の正しかり
 はい。正しいです。

○ちちははとゐてこそばゆき炬燵かな
 これ、朝比古さんかなあ。「ちちはは」になんともいえぬ調子があります。

○親方のマントの下のアップリケ
 「アップリケ」って、今でも言うかなあ。昭和40年代感があります。

○大胆な葱父親のラーメンは
 ざくざくと、しかもどかっと入れるわけですね。

○冬の昼舌の触れたる親不知
 熱いものを昼に食べたあとでしょうか。「冬の昼」が効いていないようで効いていると思います。

○冬夕焼母親声を出さず泣く
 若い母親が例えば家族のことで泣いているのか、歳をとった母親が例えば我が身のことで泣いているのか。読む人に任せた作りになっています。

○市役所のうしろに山の眠りをり
 平野がせまい地形なのでしょうか。

○焼藷の右手左手また右手
 技巧的でいやったらしいですね。句集の中に一句くらいこういうのがあってもいいよね、という…。

○前方の座席倒れてくる夜寒
 夜行バスでしょうか。

 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年11月28日(火)22時56分41秒
  〇神無月市場の床のいつも濡れ
そして掃除が行き届いてます。

〇都市ひとつ滅びよ寒波カンパネラ
語呂と勢いでとりました。バルスの仲間とか。

〇葉牡丹や市電ガッタン遠去かる
市電の様子がよく見えていいと思います。

〇ジャンパーの集まつて来る過疎の村
ボランティアの人とか科捜研の人とか。

〇鹿鍋や死語となりゆく村八分
都会にいても村八分みたいなものです。

〇冬すみれ村を越えれば村に出る
どこまで行っても目的地につかなそう。

〇月凍る正義はときに刃物めき
誰も傷つけないといいですが。

〇黒板に正の字残る冬休
何か数えたのか、それとも名前か。

〇包丁を正しく使ふ雪女
料理に使うかどうかわかりませんが。ふふ。

〇親方と同じ方向く冬帽子
頼もしい後継者が育っているようです。

〇大根を提げて親善大使かな
とりあえず大根踊りをしましょう。

〇冬の昼舌の触れたる親不知
どうしても気になります。

〇捲ること忘れられたる古暦
新しい暦まだ買ってませんけど。

〇焼藷の右手左手また右手
絶対に落としませんよ。

〇前方の座席倒れてくる夜寒
常に平行を保ちます。

 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2017年11月28日(火)21時35分27秒
  ○古書市に見交わすマスクの常連と
古書店の常連っていいですね。

○鮫の影ゆく海底の古代都市
映像として素敵です。

○雪山の見えるバス停「市役所前」
バス停にはまだ雪が降っていないのでしょうね。

○絨毯の立て掛けてあり蚤の市
立てかけてあるところがリアル。

○村男微動だにせず冬の駅
村男という言葉自体日常ではあまり使わないだけに、只者で無い感じがします。

○我ながら正義なき日の懐手
何もできない感が懐手であらわされています。

○寒林を抜け大学の正門へ
キャンパス前の並木道を寒林と捉えている。

○矯正の金具かなしき蕪汁
あれは痛いし、辛いですね。

○正式な依頼は後日青木の実
青木の実がちょうど良い具合。

○包丁を正しく使ふ雪女
どこで覚えたのでしょう。

○親とゐる老後旺盛な石蕗
親御さんもお元気そう。

○親方と同じ方向く冬帽子
従順な冬帽子。

○SEの淡き説明白マスク
確かに彼らの説明は淡々と。

○焼藷の右手左手また右手
熱いからか、暖を取るためか。

○点眼に仰げば駅のクリスマス
イルミネーションが滲みます。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年11月28日(火)08時00分14秒
  ○古書市に見交わすマスクの常連と
目と目で同好の士を認め合うのですね。

○鮫の影ゆく海底の古代都市
ロマンを感じます。

○葉牡丹や市電ガッタン遠去かる
葉牡丹と市電のレトロ感。遠去かるに哀感。

○絨毯の立て掛けてあり蚤の市
厚みのありそうな絨毯。

○選手村時代の住居冬日向
選手村というノスタルジー。いまはなき住居を思っているのかも。東京オリンピックの選手村はワシントンハイツまで遡る。

○冬すみれ村を越えれば村に出る
冬すみれの明るさが沁みます。

○寒林を抜け大学の正門へ
ありますね。

○短日の正誤表またすべり落つ
私の場合、ついになくなったりしてます。

○ちちははとゐてこそばゆき炬燵かな
実家の炬燵でしょうか。こそばゆいって分かります。

○親パンダ子パンダ冬日差の中
パンダばかりが騒がれてと思うんだけど、あの動きのかわいさには負けちゃう。

○親方と同じ方向く冬帽子
親方と同じ方い親方ってものの存在感。

○捲ること忘れられたる古暦
あ、うちのことだ。

○市役所のうしろに山の眠りをり
静かな光景。

○焼藷の右手左手また右手
灼けたのを取り出したところなんですね。

○前方の座席倒れてくる夜寒
長距離バスでみんな眠る頃。

 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年11月27日(月)21時09分39秒
  ○鮫の影ゆく海底の古代都市
ゆうらりと。ぼこぼこと見える石の都市。

○ジャンパーの集まつて来る過疎の村
季語の使い方が巧み。

○村営温泉狐の二匹遠巻きに
小さく温泉が見えるんでしょうね。鄙びた風情。

○我ながら正義なき日の懐手
懐手が悲しくておかしい。

○正式な依頼は後日青木の実
何を依頼するのだろか。

○正直な反応なりし嚏かな
これは嚔という季語だなあ。

○包丁を正しく使ふ雪女
綺麗なのに変に神経質。おかしなコワさ。

○親方と同じ方向く冬帽子
若人でしょうか。冬帽子が表情が見えていい。

○冬の昼舌の触れたる親不知
虫歯になる前に対処を。

○咳の夜怪談ばかり集めゐて
咳をこぼしながら。語る声も聞こえてきそう。

○市役所のうしろに山の眠りをり
地方の風景が見える。市役所のうしろ、がいい。

○手袋の片方残る寒夕焼
なんでか片方残ってますよね。赤く照らされて。

○前方の座席倒れてくる夜寒
夜行バスかな。皆眠りながら、どこかへ向かうのですね。

○点眼に仰げば駅のクリスマス
イルミネーションが見えたのでしょうか。点眼という導入の意外性。

○木枯しや工場地帯灯さるる
乾いた明るさ。まさに冬。
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年11月27日(月)16時58分47秒
  ◯葉牡丹や市電ガッタン遠去かる
 発車オーライ、チンチン、ガッタンと。葉牡丹の停留所、いい風情。

◯一村の義民の墓や雪の音
 百姓一揆。正助とか苔丸とかカムイ伝世界。

◯村営温泉狐の二匹遠巻きに
 村営温泉なら入浴料もきっと銭湯なみか、65歳以上は無料とか。お狐さまも無料にしましょう。

◯村男微動だにせず冬の駅
 村男がいいですね。普通の言い方なのかなあ、村女とか村子供とか。村じじいとか。

◯我ながら正義なき日の懐手
 かといって悪をなしたわけではないのね。懐手はたしかにそんな感慨をもたらしそう。

◯矯正の金具かなしき蕪汁
 これは歯の矯正金具なんだろうね。蕪汁との取り合わせ、たしかにかなしい。

◯月凍る正義はときに刃物めき
 ここにも正義が出てきました。怖い正義:笑

◯正式な依頼は後日青木の実
 仮依頼ってあるんですか。あるかもしれない。青木の実がいいですね。

◯暖房を消し人肌の正しかり
 人肌の温みにまさるものはない、と。

◯ちちははとゐてこそばゆき炬燵かな
 たしかにこそばゆいね:笑

◯子はくしやみ親水つ洟五能線
 五能線乗ってみたいなあ。

◯冬夕焼母親声を出さず泣く
 母はいつも声を出さずに泣いてをります。

◯市役所のうしろに山の眠りをり
 市長も助役も役人もみんな眠っている。

◯焼藷の右手左手また右手
 アチチ、アチチと。

◯年下の義姉てぶくろ脱ぎ始む
 作者の視線のエロス。「年下の義姉」で決まりましたね。
 

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2017年11月27日(月)06時02分54秒
  よろしくお願いいたします。

○鮫の影ゆく海底の古代都市
今はもう鮫の都市。

○神無月市場の床のいつも濡れ
魚市場でしょうか。

○絨毯の立て掛けてあり蚤の市
雑な感じに。

○ジャンパーの集まつて来る過疎の村
過疎感出てます

○すぐわかる村の中心木守柿
こういう木は残っていってほしい。

○村営温泉狐の二匹遠巻きに
入りたいのでしょうか。

○村中が火事半鐘は連打され
パニックが伝わってきて、こわい

○正座して白障子には枝の影
きりっとした。

○短日の正誤表またすべり落つ
落ちます、落ちます。季語がきいている。

○親パンダ子パンダ冬日差の中
のどか、のどか。

○親方のマントの下のアップリケ
親方!かわいい!

○冬の昼舌の触れたる親不知
どうしても触れたくなります。

○焼藷の右手左手また右手
あちちちちち。

○前方の座席倒れてくる夜寒
長距離バスとかなのかもしれませんね。

○年下の義姉てぶくろ脱ぎ始む
エロスを感じます
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年11月26日(日)17時39分12秒
  ◎古書市に見交わすマスクの常連と
語らず、目と目で会釈。

◎鮫の影ゆく海底の古代都市
いいね、この映像。

◎絨毯の立て掛けてあり蚤の市
ものすごく重そうなヤツ。

◎一村の義民の墓や雪の音
義民が効いています。

◎村男微動だにせず冬の駅
いそう。

◎冬すみれ村を越えれば村に出る
村境のマークは祠かなんか。

◎短日の正誤表またすべり落つ
小さい紙だもんね。

◎包丁を正しく使ふ雪女
料理教室へ通っていたのでしょうね。

◎印肉を押す親指の冷えてをり
ぬりっとして気持ち悪い。

◎親とゐる老後旺盛な石蕗
老老介護。

◎親パンダ子パンダ冬日差の中
よきかな。

◎親方と同じ方向く冬帽子
無言の指導。見る順番は大事。

◎冬夕焼母S親声を出さず泣く
何があったのか。辛いなこれ。

◎SEの淡き説明白マスク
分りすぎている人の説明って淡白です。

◎点眼に仰げば駅のクリスマス
にじむ灯。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年11月26日(日)17時19分21秒
  〇鮫の影ゆく海底の古代都市
いつ発見されるか分からない海底都市。

〇市川市の市旗の市の字酉の市
ホントに市の字が。川の字も。

〇篠笛を吹いて余市のふゆかもめ
余市ね。。。

〇雪山の見えるバス停「市役所前」
雪山の見える駅の一つ先の「市役所前」。

〇鹿鍋や死語となりゆく村八分
「村八分」が死語になったのは「二分」のほうが無くなったから。
八分は村に限らずあるからして。

〇足下に村見えてきし雪螢
峠感。

〇冬すみれ村を越えれば村に出る
町村合併を拒む、村、村。

〇寒林を抜け大学の正門へ
大学構内の寒林。

〇正座して白障子には枝の影
そんな部屋をひとつ欲しいです。

〇短日の正誤表またすべり落つ
書き込む訳でもなし、捨てるわけにもいかず。

〇包丁を正しく使ふ雪女
教えてもらわなきゃ。

〇親方と同じ方向く冬帽子
なんの親方かしらん。外の仕事らしい。

〇冬の昼舌の触れたる親不知
食後に歯をせせっている?

〇海馬(トド)撃ちが来るよ毛皮で銃抱いて
これから撃ちに行くのですね。実見でなくとも実感あり。

〇前方の座席倒れてくる夜寒
ひとこと言ってからだと有難いのだけど。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年11月26日(日)15時06分29秒
  ☆古書市に見交わすマスクの常連と
 マスクをしていても分る、特徴ある眼。

☆神無月市場の床のいつも濡れ
 掃除が行き届いている。

☆雪山の見えるバス停「市役所前」
 全国に何か所あるだろう「市役所前」のバス停。その中で雪山が見えるのは少ないかもね。

☆葉牡丹や市電ガッタン遠去かる
 幸せそうな下町の風景。

☆絨毯の立て掛けてあり蚤の市
 くるくるっと巻かれて。

☆ジャンパーの集まつて来る過疎の村
 決してジャケットやブルゾンじゃないのだ。

☆すぐわかる村の中心木守柿
 ひとつふたつだけ赤々と。

☆村営温泉狐の二匹遠巻きに
 ふるさと創生の際に造られたのだろうか。

☆寒林を抜け大学の正門へ
 辺鄙な場所の大学、あるね。

☆包丁を正しく使ふ雪女
 刃傷沙汰には使わない。

☆親方と同じ方向く冬帽子
 この冬帽子は弟子じゃないと思う。

☆大根を提げて親善大使かな
 東京だと練馬大根か亀戸大根か。

☆捲ること忘れられたる古暦
 日捲りだと特にね。

☆市役所のうしろに山の眠りをり
 あたかも吏員まで眠っているよう。

☆年下の義姉てぶくろ脱ぎ始む
 思わせぶりに。
 

市村正親句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年11月26日(日)13時17分29秒
  お待たせ致しました。投句一覧です。

【市】
ぼろ市を抜けて日向に馬二頭
やすらかな人も混じりて年の市
古書市に見交わすマスクの常連と
合併の市名冷たし目に耳に
鮫の影ゆく海底の古代都市
市議会の議長の横の黒マスク
市川市の市旗の市の字酉の市
篠笛を吹いて余市のふゆかもめ
神無月市場の床のいつも濡れ
雪山の見えるバス停「市役所前」
都市ひとつ滅びよ寒波カンパネラ
濃紺の市松模様冬ぬくし
風呂敷は市松模様しぐれけり
葉牡丹や市電ガッタン遠去かる
絨毯の立て掛けてあり蚤の市

【村】
ジャンパーの集まつて来る過疎の村
すぐわかる村の中心木守柿
一村の義民の墓や雪の音
一村の婆さま侘助合唱団
原野幻夜ふくろ村に古地図垂れ
鹿鍋や死語となりゆく村八分
選手村時代の住居冬日向
足下に村見えてきし雪螢
村営温泉狐の二匹遠巻きに
村男微動だにせず冬の駅
村中が火事半鐘は連打され
村民の集まるところ時雨かな
冬すみれ村を越えれば村に出る
冬眠の栗鼠ごと市町村合併
農村に降る雪大都市に降る雪

【正】
我ながら正義なき日の懐手
寒灯の点れば消えぬ校正室
寒林を抜け大学の正門へ
矯正の金具かなしき蕪汁
月凍る正義はときに刃物めき
黒板に正の字残る冬休
正座して白障子には枝の影
正式な依頼は後日青木の実
正直な反応なりし嚏かな
正直な木樵の小さき焚火かな
正直の嘘を見破る納豆汁
短日の正誤表またすべり落つ
暖房を消し人肌の正しかり
包丁を正しく使ふ雪女
涼と凉どちらも正義ゆりかもめ

【親】
ちちははとゐてこそばゆき炬燵かな
ピグモンの親は悪玉冬のダム
印肉を押す親指の冷えてをり
子はくしやみ親水つ洟五能線
子は春日井私の親はみそさざい
親であることの淋しき一茶の忌
親とゐる老後旺盛な石蕗
親パンダ子パンダ冬日差の中
親方と同じ方向く冬帽子
親方のマントの下のアップリケ
親方の長いマフラー風起きる
大根を提げて親善大使かな
大胆な葱父親のラーメンは
冬の昼舌の触れたる親不知
冬夕焼母親声を出さず泣く

【当季雑詠】
SEの淡き説明白マスク
ぐわらんどう残して酉の市の跡
海馬(トド)撃ちが来るよ毛皮で銃抱いて
咳の夜怪談ばかり集めゐて
捲ること忘れられたる古暦
刻々と雨水となるラガーかな
市役所のうしろに山の眠りをり
手袋の片方残る寒夕焼
縦縞の等圧線や冬日向
小説の最後の頁羽毛布団
焼藷の右手左手また右手
前方の座席倒れてくる夜寒
他人事ならず野薊の帰り咲
点眼に仰げば駅のクリスマス
二つ目の今川焼のカレー味
年下の義姉てぶくろ脱ぎ始む
木枯しや工場地帯灯さるる

(以上)

15句選(特選、逆選なし)
選句締切:11月29日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

すみません

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年11月25日(土)22時27分46秒
  諸般の事情で11/26(日)13:00頃開けます。投句、ゆるゆるとどうぞ。  

市村正親句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年11月22日(水)22時11分26秒
   出題します。

【市】
【村】
【正】
【親】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:11月25日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

ううむ

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年11月22日(水)21時55分17秒
  丸山隆平、市村正親、石橋杏奈、高畑充希、宮川大輔、片桐仁、峯村リエ、向井理。ううむ…  

泥棒役者句会

 投稿者:月犬  投稿日:2017年11月22日(水)21時07分8秒
  結果発表です。間違いありましたらご一報ください。

泥付きの大根積まれをりて晴天      なむ  苑け
冬鳥棒一本を残す            なむ  月苑
その他の子凩の役びゅーんびゅん     なむ  裕苑
医者が来てガバリと寒い部屋になる    なむ  ゆ亜け
へいへいほへいへいほーのちやんちやんこ なむ

丸々と兎は泥を跳ねてをり        海太  け
山眠る泥の勲章付けて子ら        海太
隆々と敷く寒鯉の泥なりし        海太  京亞
平凡に落ち竜の玉泥まみれ        海太  裕月由け
市つあんに棒を持たせて鶴凍てて     海太
村西監督の欲棒の前にて鮪        海太  月
正面の如意棒いまは枯柳         海太  裕京
親猫もぶつきら棒で炬燵猫        海太  由け
石松の役はやらぬと都鳥         海太
橋幸夫歌手か役者か木枯吹く       海太
杏はイエス鮟鱇はノー毒味役       海太
奈良奈落役の行者と冬の鵙        海太  京
高目空振り打者も走者も冬の草      海太
畑見れば葱と長州の間者と        海太  裕
充たされて患者は鴨となつてをり     海太  京
希望とは鯨引かれ者の小唄        海太  月

泥食ふて生きるが如きラガーかな     京急  むゆ月亜亞
棒状の客運ぶバス冬冴ゆる        京急  朝亞け
オーバーに薄毛が決まる部長役      京急  ゆ
屏風よりはみ出さず為す豪の者      京急  月
密談のすべてを聞きぬ冬の蝿       京急  百ぽ

泥炭の香り濃き酒寒北斗         ぽぽな 亞
段違い平行棒に冬の人          ぽぽな 朝ゆ由
寡黙なる退役軍人冬日向         ぽぽな むゆ百京苑
神無月医者と患者と向かい合う      ぽぽな 朝百
黄落の奥から魔女の親子くる       ぽぽな ゆ苑亜海

泥水に寒月映ることもあり        月犬  朝京
棒状の男と女マスクして         月犬
代役の正座くずせぬ冬座敷        月犬  むゆ百ぽけ
高齢者倶楽部で飼ひし兎かな       月犬  百由
ショーウインドー毛皮の下の裸体かな   月犬  裕む百苑海亞

蓮掘のすこし離れて泥すすむ       亞子  由
棒伸びて掛軸下がる浮寝鳥        亞子  む京亜海
悪役の四割は髭革ジャンパー       亞子  ゆ百亜
冬帽に眉毛埋めて医者嫌い        亞子  亜海
おでん煮る母半身の術使い        亞子

泥沼となりて空には鷲一羽        苑を
編棒くるる鳩時計くくるくく       苑を  む百亜海け
北風役の子が嚔する大団円        苑を  亞
七五三剽軽者の血筋なり         苑を  裕朝ゆ由
冬空や石屋が墓石運び去る        苑を  朝む月亜

泥色の焼藷割つて黄金色         朝比古 裕む百苑
棒読みの電子音声冬の月         朝比古 亜ぽ亞け
短日や役者絵の目の釣り上り       朝比古 む由亞
小六月著者近影のみな若し        朝比古 裕むゆ亜ぽ亞け
生きてゐて人寒がつてゐたりけり     朝比古 月

冬夕焼磨かれ抜きし泥団子        裕美  朝む百亜由海亞
クリスマスイブ棒読みの三博士      裕美  む百苑由亞
冬ぬくし役所広司の九州弁        裕美
冬館ノートの作者不明の詩        裕美  朝むゆ
裏山のここにも竹が凍ててゐる      裕美  朝月苑

泥眼をたたむ霜夜の三面鏡        百花  京亞
棒のごとく閘室はあり冬銀河       百花  由
羽子板市役者の顔が似てをらぬ      百花  朝京由海ぽ
天狼やひしひし芭蕉忍者説        百花  海
沼杉の気根の息や冬泉          百花  ゆ京海

泥舟の泥となり行く冬の月        亜紀  朝百京苑
泥試合めきて枯野の停留所        亜紀  月海
棒磁石砂鉄を立たせ冬に入る       亜紀  裕朝由ぽ
棒立ちの試合結果やちやんちやんこ    亜紀  由
淡々と役を演じる小夜時雨        亜紀  ぽ
曲者とウルトラマンのゐる小春      亜紀  裕朝
駅で買ふ弁当勤労感謝の日        亜紀  百ぽ
印肉の凹んできたる冬日和        亜紀  京由ぽけ

泥沼の試合展開冬の鳥          けんじ ぽ
冬の蠅撹拌棒の端を持つ         けんじ ぽ
聞き役のひとりもおらぬ冬薔薇      けんじ 朝京海
歯医者から聞こえし悲鳴狸汁       けんじ
竜の玉六本目の指が邪魔         けんじ 海
蝋燭のやうな髑髏とゐる枯野       けんじ

泥酔の男を乗せて冬銀河         由季  裕むゆ京苑亜
黄落期棒に当たりし犬もゐて       由季  月
綿虫へ手を差しのべる娘役        由季  海ぽ
忍者屋敷の庭の落葉の深きかな      由季  裕ゆ亜
水鳥と棒ばかりなる日曜日        由季  裕月苑ぽ亞

泥酔の泥は虫らし冬銀河         ゆかり
編み棒のおしりの玉の年季かな      ゆかり 裕苑亜亞
役に立つ役人のゐる牡丹鍋        ゆかり 月苑ぽけ
息白き労働者からゐなくなる       ゆかり 月百け
まんなかに裸木のある上り坂       ゆかり 海け
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年11月22日(水)20時41分47秒
  ○丸々と兎は泥を跳ねてをり
真っ白な兎がどんどん黒くなります。

○泥付きの大根積まれをりて晴天
新鮮で栄養たっぷり。

○平凡に落ち竜の玉泥まみれ
このまま世俗にまみれてください。

○親猫もぶつきら棒で炬燵猫
そういうところも魅力。

○編棒くるる鳩時計くくるくく
編み物がはかどりすぎてもうこんな時間。

○棒状の客運ぶバス冬冴ゆる
微動だにしない人々を右から左へ運びます。

○棒読みの電子音声冬の月
最近は流暢なものもあって区別がつきません・

○代役の正座くずせぬ冬座敷
いっそのこと代役とバラシてしまえば楽になりますが

○役に立つ役人のゐる牡丹鍋
もちろん鍋奉行。

○医者が来てガバリと寒い部屋になる
無茶苦茶威圧感あり。でも名医。

○小六月著者近影のみな若し
それが人情。

○息白き労働者からゐなくなる
AIの弊害とか。

○まんなかに裸木のある上り坂
待ち合わせ場所として最適。

○印肉の凹んできたる冬日和
凹みが戻る暇もないほどの多忙。お疲れ様です。

 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年11月22日(水)14時42分53秒
  ◯泥眼をたたむ霜夜の三面鏡
たそがれてます…。

◯泥食ふて生きるが如きラガーかな
うんうん言える言える。

◯泥炭の香り濃き酒寒北斗
スコッチには北斗が似合う。

◯冬夕焼磨かれ抜きし泥団子
テカりが見えます。

◯隆々と敷く寒鯉の泥なりし
なかなか奥行きのある句かと。

◯クリスマスイブ棒読みの三博士
子どもかな。三博士が棒立ちして棒読み。

◯編み棒のおしりの玉の年季かな
年季はそこに出ます。

◯棒状の客運ぶバス冬冴ゆる
無表情でスマホを見ている客ばかり?

◯棒読みの電子音声冬の月
AIが進化すれば、声色も自在になるのかな。

◯短日や役者絵の目の釣り上り
基本「見栄」ですからね。

◯北風役の子が嚔する大団円
北風がクシャミしてどうする?

◯小六月著者近影のみな若し
いいではないですか。
◯ショーウインドー毛皮の下の裸体かな
毛皮がなんとも。

◯水鳥と棒ばかりなる日曜日
不忍池で先日。
 

選句です

 投稿者:ぽぽな  投稿日:2017年11月22日(水)10時10分20秒
  ○泥沼の試合展開冬の鳥
贔屓が勝っていたところから急に、、、ということありますよね。

○冬の蠅撹拌棒の端を持つ
持つ、で決まり。

○棒磁石砂鉄を立たせ冬に入る
目に浮かびます。

○棒読みの電子音声冬の月
なんとなく健気です。

○羽子板市役者の顔が似てをらぬ
名前がないとわからなかったりしそうです。

○代役の正座くずせぬ冬座敷
心は大きく動いています。

○淡々と役を演じる小夜時雨
人生は劇場とも言いますね。

○綿虫へ手を差しのべる娘役
いいね。

○役に立つ役人のゐる牡丹鍋
牡丹鍋が面白い。

○小六月著者近影のみな若し
時間は前に進みますものね。

○印肉の凹んできたる冬日和
見えます。

○駅で買ふ弁当勤労感謝の日
弁当が新鮮に見えます。

○水鳥と棒ばかりなる日曜日
何の棒だろう。

○密談のすべてを聞きぬ冬の蝿
おそるべし。

ありがとうございました。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年11月22日(水)08時12分34秒
  ◯泥試合めきて枯野の停留所
宮 本むさくるしVS佐々木こずかれし。

◯冬夕焼磨かれ抜きし泥団子
川 に流せば元の泥。

◯編棒くるる鳩時計くくるくく
大 阪のおばちゃんやってくるくる。

◯棒伸びて掛軸下がる浮寝鳥
輔 弼しているのですね。

◯羽子板市役者の顔が似てをらぬ
片 岡仁左衛門→片岡千恵蔵。

◯聞き役のひとりもおらぬ冬薔薇
桐 全葉落ちて天下の冬を知る。

◯綿虫へ手を差しのべる娘役
仁 義道徳の精神。

◯天狼やひしひし芭蕉忍者説
峯 から峯、群れから離れて、あゝ年老いた白き狼よ。

◯冬帽に眉毛埋めて医者嫌い
村 山富市。

◯ショーウインドー毛皮の下の裸体かな
リ サ・スティッグマイヤー。

◯まんなかに裸木のある上り坂
エ イリアン+乃木坂+欅坂。

◯黄落の奥から魔女の親子くる
向 こうからやって来るのは、サマンサとタバサ。

◯沼杉の気根の息や冬泉
井 の中の蛙、泉の中の杉。

◯竜の玉六本目の指が邪魔
理 屈では解明出来ぬ謎。
 

選句です。

 投稿者:由季  投稿日:2017年11月21日(火)22時54分10秒
  ○冬夕焼磨かれ抜きし泥団子
大人には無い集中力で作りました。

○平凡に落ち竜の玉泥まみれ
最後に落とし穴が。

○蓮掘のすこし離れて泥すすむ
冷たそうです。

○クリスマスイブ棒読みの三博士
いかにも。微笑ましい。

○親猫もぶつきら棒で炬燵猫
ふてぶてしい顔が見えます。

○段違い平行棒に冬の人
「冬の人」の唐突感がよいです。

○棒のごとく閘室はあり冬銀河
専門用語が良い味わい。

○棒磁石砂鉄を立たせ冬に入る
鉄分に季感があります。

○棒立ちの試合結果やちやんちやんこ
負けましたね。テレビ観戦か。

○羽子板市役者の顔が似てをらぬ
このゆるい感じいいですね。

○短日や役者絵の目の釣り上り
お約束で吊り上っています。

○高齢者倶楽部で飼ひし兎かな
穏やかに愛されていそう。

○七五三剽軽者の血筋なり
三歳でもう隠しがたく表れます。

○印肉の凹んできたる冬日和
年末の風情です。
 

選句します

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年11月21日(火)17時26分30秒
  ○泥食ふて生きるが如きラガーかな
団子状のスクラムはそんな感じ。

○泥酔の男を乗せて冬銀河
地上と天上の大差。

○冬夕焼磨かれ抜きし泥団子
冬夕焼の頃に完成の泥団子の美しさ。

○編み棒のおしりの玉の年季かな
使い込まれた飴色がいいですね。

○編棒くるる鳩時計くくるくく
鳩時計のある居間で日がな一日編み物を。

○棒伸びて掛軸下がる浮寝鳥
ひょいっと掛けかえるのも手慣れた仕草。

○棒読みの電子音声冬の月
感情の起伏のなさが寒々しい。

○悪役の四割は髭革ジャンパー
髭、髯、鬚、もいろいろ。

○医者が来てガバリと寒い部屋になる
白衣に反応してゐたる。

○小六月著者近影のみな若し
最新データ再読み込み不要なり。

○冬帽に眉毛埋めて医者嫌い
目深に被りたい気持ち、ありますね。

○忍者屋敷の庭の落葉の深きかな
動くたびに落葉がかさりと音立てて。

○黄落の奥から魔女の親子くる
黄落の明るさが楽しげ。

○冬空や石屋が墓石運び去る
冬空が重たいようでいて軽さもある。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年11月21日(火)16時42分32秒
編集済
  ○泥舟の泥となり行く冬の月
冬の月の冷たい明るさがすべて。

○泥色の焼藷割つて黄金色
美味しそう!

○泥酔の男を乗せて冬銀河
乗ってしまいそうな彼奴に此奴が浮かびます。

○泥付きの大根積まれをりて晴天
冬青空! 私としては「て」は省きたい。

○クリスマスイブ棒読みの三博士
幼稚園の聖誕劇かな。可愛い。

○冬鳥棒一本を残す
確かに。

○編み棒のおしりの玉の年季かな
少し黒ずんでてかてかに。

○その他の子凩の役びゅーんびゅん
その他大勢で舞台を走り抜ける。

○寡黙なる退役軍人冬日向
横顔が素敵な気がする。

○役に立つ役人のゐる牡丹鍋
かなり危ない話をしているのですね。

○ショーウインドー毛皮の下の裸体かな
夜のショーウインドーが似合う。

○黄落の奥から魔女の親子くる
黄に映えるお揃いの黒い帽子と黒い服。見とれそう。

○水鳥と棒ばかりなる日曜日
日曜日がなんだかいい。

○裏山のここにも竹が凍ててゐる
日本の風景のひとつ。
 

選句します。

 投稿者:京急  投稿日:2017年11月20日(月)20時55分23秒
  ◯泥舟の泥となり行く冬の月
  完全犯罪

◯泥眼をたたむ霜夜の三面鏡
   霜夜のみ

◯泥水に寒月映ることもあり
  無用ノ介

◯泥酔の男を乗せて冬銀河
  媚薬だな

◯隆々と敷く寒鯉の泥なりし
   魚エロい。

◯正面の如意棒いまは枯柳
   経年劣化

◯棒伸びて掛軸下がる浮寝鳥
   妙な趣味

◯羽子板市役者の顔が似てをらぬ
   美男美女

◯寡黙なる退役軍人冬日向
   現役かな

◯聞き役のひとりもおらぬ冬薔薇
    寂寥愛撫

◯充たされて患者は鴨となってをり
   満足です

◯奈良奈落役の行者と冬の鵙
   カップル

◯印肉の凹んできたる冬日向
   職人感覚

◯沼杉の気根の息や冬泉
   沼杉!気根!


 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年11月19日(日)21時30分45秒
編集済
  〇泥舟の泥となり行く冬の月
あのお話は冬の夜でしたかしらね。

〇泥色の焼藷割つて黄金色
石焼き芋は泥色ではないけれど。

〇冬夕焼磨かれ抜きし泥団子
子供等が置いて行ったごちそう。

〇クリスマスイブ棒読みの三博士
背の高低も棒のごとしで。

〇編棒くるる鳩時計くくるくく
17音が楽しい。

〇悪役の四割は髭革ジャンパー
四割で妥当のような気にもなります。

〇寡黙なる退役軍人冬日向
言いたくないことが沢山。

〇代役の正座くずせぬ冬座敷
冬座敷、ピタリですね・・。

〇高齢者倶楽部で飼ひし兎かな
時代は移り変わり・・。

〇神無月医者と患者と向かい合う
なかなか向かい合ってはいただけませんが。

〇息白き労働者からゐなくなる
腹の黒い人は??

〇ショーウインドー毛皮の下の裸体かな
省略しましたね。

〇駅で買ふ弁当勤労感謝の日
今日は特別、コンビニではなく駅弁。

〇密談のすべてを聞きぬ冬の蝿
聞いてても言えない悲しさが。
 

選句です。

 投稿者:月犬  投稿日:2017年11月19日(日)17時14分22秒
  句数が多くて頭くらくらしてきました:笑

◯泥試合めきて枯野の停留所
 バスの停留所で口論にでもなったのか。

◯泥食ふて生きるが如きラガーかな
 うん、これはいいね。ちょっと出来過ぎな感じもするけど。

◯平凡に落ち竜の玉泥まみれ
 人間もつつましく暮らしても、泥まみれになる。

◯黄落期棒に当たりし犬もゐて
 当たったのかよ、棒に。宝くじではないのか。

◯村西監督の欲棒の前にて鮪
 まったく:笑

◯冬鳥棒一本を残す
 ここでは珍しい自由律。少ない音数が残された棒の寂寞感をよく伝えてると思う。

◯役に立つ役人のゐる牡丹鍋
 なにかよからぬ密談でしょうか。牡丹鍋が怪しい感じを醸し出している。

◯希望とは鯨引かれ者の小唄
 おしい。「け」があれば、か行全音使った句になったのに。

◯息白き労働者からゐなくなる
 う~む、最近労働者という言葉きかないですね。ふしぎな句。

◯屏風よりはみ出さず為す豪の者
 可笑しい。多少はみ出してもいいんじゃなかろうか:笑

◯水鳥と棒ばかりなる日曜日
 冬の池って、だいたいそんな感じ。上手い!

◯生きてゐて人寒がつてゐたりけり
 死人は寒がらない、生きているから寒い。

◯冬空や石屋が墓石運び去る
 もう縁者もいなくなった墓なのか。まあ、私は墓はいらないけど。

◯裏山のここにも竹が凍ててゐる
 「裏山」がいいですね。寒いです。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年11月19日(日)15時27分10秒
  ○泥食ふて生きるが如きラガーかな
 韻律にはまるなら「如き」をとってしまいたいですね。

○泥酔の男を乗せて冬銀河
 泥酔の男、天に召されたのですね。

○段違い平行棒に冬の人
 「冬の人」っていう大ざっぱな言い方がいいですね。公園の遊具で、着膨れた大人がなにかをしようとしている場面でしょうか。

○オーバーに薄毛が決まる部長役
 全体を読めばオーバーがまあ季語なわけですが、最初は大げさのほうの意かなと読み始める作りになっていて、しかも字面がバーコードまで想起させます。

○悪役の四割は髭革ジャンパー
 四割ってけっこう微妙な数字で可笑しいです。

○寡黙なる退役軍人冬日向
 謹厳実直な感じなのですね。

○代役の正座くずせぬ冬座敷
 なんの代役なのか明示しないところが妙に可笑しいです。

○医者が来てガバリと寒い部屋になる
 「ええい、仮病すな」とか言って布団や毛布を全部はぐのですね。三鬼のパロディが楽しいです。

○七五三剽軽者の血筋なり
 そうじゃない方の血筋の親の感慨ですね。

○小六月著者近影のみな若し
 「小六月」が、そういうものに寛大な共同体であることを感じさせますね。

○冬館ノートの作者不明の詩
 「ノートの」と「ノートに」だったらどっちがいいのかなあ。どうも最近、こういう場合に助詞を配慮することのわざとらしさを指摘する風潮を感じ、私は息苦しいです。気分の問題なので、具体的な事実を上げることは避けますが…。

○忍者屋敷の庭の落葉の深きかな
 落葉を踏む前に足を上げる訓練を積んでいるので大丈夫です。

○黄落の奥から魔女の親子くる
 ハロウィンでしょうか。保護者同伴の魔女は、節度があってほんとに可愛いです。

○沼杉の気根の息や冬泉
 ラクウショウですね。気根のあるあたりは、人間界とは異なる締まった空気感があります。

 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年11月19日(日)09時59分58秒
  ◎泥色の焼藷割つて黄金色
旨そう。

◎泥食ふて生きるが如きラガーかな
タックルされた後泥食う。最近はみなマウスピースをしているので、外してペッペします。

◎泥酔の男を乗せて冬銀河
あ痛た。見てたのか。

◎冬夕焼磨かれ抜きし泥団子
泥遊びの子が根気強く丁寧に作ります。

◎クリスマスイブ棒読みの三博士
この聖夜劇、見えるようです。

◎編棒くるる鳩時計くくるくく
ようこそ此処へ。

◎棒伸びて掛軸下がる浮寝鳥
掛軸掛けるじゃなくて外すときか。あの棒ね。

◎寡黙なる退役軍人冬日向
米国の俳優だとして、誰が演じればいいかなあ。

◎代役の正座くずせぬ冬座敷
なんの代役なのか。お見合いだったりしたら可笑しいね。

◎短日や役者絵の目の釣り上り
東洲斎。

◎小六月著者近影のみな若し
確かに。

◎冬館ノートの作者不明の詩
あるある。備え付けノートに詩。だいたいどうしようもない詩だけど。

◎ショーウインドー毛皮の下の裸体かな
ふむ。確かにツルッツル。

◎冬空や石屋が墓石運び去る
無縁となりて墓じまい。世相です。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年11月19日(日)07時48分0秒
  ☆泥舟の泥となり行く冬の月
 かちかち山。個人的にはあまり好きじゃない民話。

☆泥水に寒月映ることもあり
 寒々しく。

☆冬夕焼磨かれ抜きし泥団子
 ぴかぴかつるつる。

☆段違い平行棒に冬の人
 ルーマニア人、はたまたロシア人か。

☆棒磁石砂鉄を立たせ冬に入る
 磁界の不思議。

☆棒状の客運ぶバス冬冴ゆる
 これは通学じゃなくて通勤と思う。

☆羽子板市役者の顔が似てをらぬ
 ずばり言ってくれて何故か溜飲が下がる思い。

☆聞き役のひとりもおらぬ冬薔薇
 みなてんでに話している。柳沢慎吾氏の家がこうらしい。

☆曲者とウルトラマンのゐる小春
 曲者はバルタン星人か。

☆七五三剽軽者の血筋なり
 着物を汚しちゃったりする。

☆神無月医者と患者と向かい合う
 意外と言われていない景色のような気がする。

☆冬館ノートの作者不明の詩
 個人営業の喫茶店とかにも。

☆冬空や石屋が墓石運び去る
 冬空、少々曇っているような。

☆裏山のここにも竹が凍ててゐる
 和風の冬の佇まい。
 

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2017年11月19日(日)07時17分44秒
  よろしくお願いいたします。

○泥色の焼藷割つて黄金色
鮮やかな対比。

○泥酔の男を乗せて冬銀河
なんだか死んでしまいそうで、とっても心配です。

○平凡に落ち竜の玉泥まみれ
凋落してしまった…

○正面の如意棒いまは枯柳
わたしの地元にこんな七不思議がありました。

○編み棒のおしりの玉の年季かな
細かいところを見ていますねー。説得力あります。

○棒磁石砂鉄を立たせ冬に入る
砂鉄の立った様子は、寒そうです。

○その他の子凩の役びゅーんびゅん
思い思いの動きをしていそうでかわいい。

○曲者とウルトラマンのゐる小春
平和な戦いになりそう。

○七五三剽軽者の血筋なり
ちょろちょろするわが子をよく叱っていますが、わたしも小さい頃はまたちょろちょろしていました。

○小六月著者近影のみな若し
たしかに。

○忍者屋敷の庭の落葉の深きかな
侵入者対策ですね。

○畑見れば葱と長州の間者と
なぜそんなところに!

○ショーウインドー毛皮の下の裸体かな
ショーウィンドーで面白みが出た。

○水鳥と棒ばかりなる日曜日
井の頭公園辺りを連想します。
 

泥棒役者句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年11月19日(日)02時02分39秒
  投句一覧です。

【泥】
丸々と兎は泥を跳ねてをり
山眠る泥の勲章付けて子ら
泥眼をたたむ霜夜の三面鏡
泥試合めきて枯野の停留所
泥舟の泥となり行く冬の月
泥沼となりて空には鷲一羽
泥沼の試合展開冬の鳥
泥色の焼藷割つて黄金色
泥食ふて生きるが如きラガーかな
泥水に寒月映ることもあり
泥酔の男を乗せて冬銀河
泥酔の泥は虫らし冬銀河
泥炭の香り濃き酒寒北斗
泥付きの大根積まれをりて晴天
冬夕焼磨かれ抜きし泥団子
平凡に落ち竜の玉泥まみれ
隆々と敷く寒鯉の泥なりし
蓮掘のすこし離れて泥すすむ

【棒】
クリスマスイブ棒読みの三博士
黄落期棒に当たりし犬もゐて
市つあんに棒を持たせて鶴凍てて
親猫もぶつきら棒で炬燵猫
正面の如意棒いまは枯柳
村西監督の欲棒の前にて鮪
段違い平行棒に冬の人
冬の蠅撹拌棒の端を持つ
冬鳥棒一本を残す
編み棒のおしりの玉の年季かな
編棒くるる鳩時計くくるくく
棒のごとく閘室はあり冬銀河
棒磁石砂鉄を立たせ冬に入る
棒状の客運ぶバス冬冴ゆる
棒状の男と女マスクして
棒伸びて掛軸下がる浮寝鳥
棒読みの電子音声冬の月
棒立ちの試合結果やちやんちやんこ

【役】
オーバーに薄毛が決まる部長役
その他の子凩の役びゅーんびゅん
悪役の四割は髭革ジャンパー
杏はイエス鮟鱇はノー毒味役
羽子板市役者の顔が似てをらぬ
寡黙なる退役軍人冬日向
橋幸夫歌手か役者か木枯吹く
石松の役はやらぬと都鳥
代役の正座くずせぬ冬座敷
淡々と役を演じる小夜時雨
短日や役者絵の目の釣り上り
冬ぬくし役所広司の九州弁
聞き役のひとりもおらぬ冬薔薇
北風役の子が嚔する大団円
綿虫へ手を差しのべる娘役
役に立つ役人のゐる牡丹鍋

【者】
医者が来てガバリと寒い部屋になる
希望とは鯨引かれ者の小唄
曲者とウルトラマンのゐる小春
高目空振り打者も走者も冬の草
高齢者倶楽部で飼ひし兎かな
歯医者から聞こえし悲鳴狸汁
七五三剽軽者の血筋なり
充たされて患者は鴨となつてをり
小六月著者近影のみな若し
神無月医者と患者と向かい合う
息白き労働者からゐなくなる
天狼やひしひし芭蕉忍者説
冬館ノートの作者不明の詩
冬帽に眉毛埋めて医者嫌い
奈良奈落役の行者と冬の鵙
忍者屋敷の庭の落葉の深きかな
畑見れば葱と長州の間者と
屏風よりはみ出さず為す豪の者

【当季雑詠】
おでん煮る母半身の術使い
ショーウインドー毛皮の下の裸体かな
へいへいほへいへいほーのちやんちやんこ
まんなかに裸木のある上り坂
印肉の凹んできたる冬日和
駅で買ふ弁当勤労感謝の日
黄落の奥から魔女の親子くる
沼杉の気根の息や冬泉
水鳥と棒ばかりなる日曜日
生きてゐて人寒がつてゐたりけり
冬空や石屋が墓石運び去る
密談のすべてを聞きぬ冬の蝿
裏山のここにも竹が凍ててゐる
竜の玉六本目の指が邪魔
蝋燭のやうな髑髏とゐる枯野

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:11月22日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

泥棒役者句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年11月15日(水)22時17分4秒
   出題します。

【泥】
【棒】
【役】
【者】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:11月18日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

毛様体筋句会

 投稿者:月犬  投稿日:2017年11月15日(水)21時55分20秒
  結果です。間違いありましたらご一報ください。

凩やドアは手動の両毛線       なむ  裕苑亜京あぽ亞
靴箱の手紙は寒し名無し樣      なむ  月
秘宝館解体工事冬銀河        なむ  裕苑月あ由ゆ
自分だけ筋を通せば隙間風      なむ  月ぽ
短日や人のかたちに人抜ける     なむ

発毛チャレンジ冬帽を買替へる    百花
様々なこと忘れたる紅葉かな     百花  ぽ
体裁を気にする案山子揚げにけり   百花
筋切りの位置の違ひや薬喰      百花
残る虫りりりるるると鳴き交し    百花  朝由

冬うらら猫の毛の載る猫の舌     裕美
殿様に続き小姓の踏む落葉      裕美  亜月百
蜜柑香る体となりて一人きり     裕美  京月亞洋ゆ
大鍋の牛筋みんなジャンパーで    裕美  京亞
山茶花の花びらの影吹かれをり    裕美  む

人形の睫毛密なり冬館        ぽぽな 朝裕苑亜あ亞洋由
模様ごと麒麟は冬の首伸ばす     ぽぽな 裕苑京月百亞洋由ゆ
手袋の手に天体が触れている     ぽぽな 裕苑
裸木の筋骨うつくしき夜明け     ぽぽな 亜
神無月バケツを置けば雨が鳴る    ぽぽな 朝む亜京あ百亞

毛深きをトリマー往還したる寒    京急
枯蘆やここより恋の様変り      京急  月洋
牡蠣剥くやアドリア海の女体山    京急  月
寝落ちして筋肉緩み切る炬燵     京急  百ゆ
加湿器のけむりほろほろ卵酒     京急  裕亜洋ゆ

水際に羽毛遠くに浮寝鳥       月犬  百ぽ
様様のひと思ひ出す燗の酒      月犬  朝
二の酉の夜の体となりにけり     月犬  朝む苑ゆ
ひと筋の煙枯野はなほさみし     月犬  あ
福耳の男がかぶる鳥打帽       月犬  あ百洋ゆ

毛糸編む母二か所から灯されて    朝比古 亜ぽ由ゆ
小春日の乱視に辛き模様かな     朝比古 月
体幹を鍛へてゐたり冬の虹      朝比古 裕ぽ
凩の町筋ばつてきたりけり      朝比古 ぽ亞洋由ゆ
さざなみの光にまみれ浮寝鳥     朝比古 月

三毛とトラ並んで餌を待つ冬日    苑を  朝む亜京あ
窓開けてする模様替へ月冴ゆる    苑を  京百洋由
体育館裏でウルメを噛んだりし    苑を
室咲や不随意筋が縮んでゆく     苑を
はやばやとコートに五割引の札    苑を  朝裕む

人類は秋脱毛し増毛し        亞子
秋深し様方宛に手紙出す       亞子  む苑亜由
明朝体とめはねはらい鶴来る     亞子  あ洋
筋肉のごとく波打つさつまいも    亞子  朝裕亜あ百ぽ由
秋灯を決して夜のまだらかな     亞子

湯豆腐や睫毛と眉毛濃かりけり    洋子  月
僧侶はおくれる模様かれかまきり   洋子  む苑
チェリストの体のひみつ毛糸編む   洋子  月
白さざんか筋肉質のホームレス    洋子  む苑京亞
神の留守きのぼりしてる予告編    洋子  あ

毛繕ひしてゐる猫や冬隣       亜紀  ぽ
二の腕の毛深きことも冬に入る    亜紀  朝百
当面は様子見といふ冬の蝿      亜紀  裕月百由
様変はりしたる茶房や蔦枯るる    亜紀  苑
並びゐて違ふ体格黄落期       亜紀  裕あぽゆ
筋肉の収縮弛緩冬紅葉        亜紀
短日や翌々日の筋肉痛        亜紀  朝む京百
辞めてゆく人の私物や露深む     亜紀  裕む京亞洋由ゆ
十分な高さのジャンプ冬の虹     亜紀  む

湯ざめして育毛剤を振つてゐる    あんこ 朝苑亜亞洋
毛糸編む宇宙の模様繰り返し     あんこ 亜京由ゆ
梟の鳴くや天体望遠鏡        あんこ ぽ
闇鍋の筋らしきもの噛んでゐる    あんこ 朝裕ぽ亞洋由ゆ
返り花ひとつ職場へ戻りをり     あんこ 苑由

口中にいつまでも飴毛糸編む     由季  裕む苑亜京亞洋
先様へ届く頃なる冬の月       由季  亜ぽ
刑務所の体育館の日短か       由季  朝む苑あぽ亞
筋肉を伸ばしゐる猫花八手      由季
枯芝を急ぐ一日署長かな       由季  朝あゆ
斉唱に混じる裏声菊日和       由季  むあ百

このあたり毛布上派の絶滅す     ゆかり
湯豆腐に昆布いちまいの様式美    ゆかり 京月百亞
検体の湯気こそ良けれ神の留守    ゆかり
牛乳が作る筋肉石蕗の花       ゆかり 京
次に来るときは裸木散り急ぐ     ゆかり
 

senkudesu

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年11月15日(水)21時12分45秒
  ○毛糸編む母二か所から灯されて
 名のある画家の作品のようにすばらしいですね。

○模様ごと麒麟は冬の首伸ばす
 「冬の麒麟」ではなく「冬の首」であるところが、いかにも縮こまりがちな感じでいいですね。

○毛糸編む宇宙の模様繰り返し
 「宇宙の模様」という得体の知れない形容がいいですね。

○二の酉の夜の体となりにけり
 二の酉のころの夜の寒さを実感します。

○秘宝館解体工事冬銀河
 諸行無常な感じがいいです。

○並びゐて違ふ体格黄落期
 なにかしら思い知る感慨を感じます。

○蜜柑香る体となりて一人きり
 湯上がりでしょうか。

○闇鍋の筋らしきもの噛んでゐる
 噛み続けているあいだにまともな食べ物がみんなに食べられてしまうのでしょうね。

○寝落ちして筋肉緩み切る炬燵
 連れ合いが寝落ちして、手持ち無沙汰に筋肉の様子を観察している感があります。

○凩の町筋ばつてきたりけり
 凩がきびしい感じがします。

○加湿器のけむりほろほろ卵酒
 「ほろほろ」がなんともいいですね。

○枯芝を急ぐ一日署長かな
 あわただしそうですね。

○辞めてゆく人の私物や露深む
 飲み物のおまけのフィギュアとかつまらないものが職場の抽斗に残っているのですよね。

○福耳の男がかぶる鳥打帽
 鳥打帽が似合わない雰囲気なのかも知れませんね。
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2017年11月14日(火)23時42分16秒
  ○人形の睫毛密なり冬館
密、まで言ったところが怪しげです。

○毛糸編む母二か所から灯されて
母はあちこちに目配りが必要だから、そういう中間的なところに座っていそう。

○秋深し様方宛に手紙出す
様方宛によくいただきます。

○窓開けてする模様替へ月冴ゆる
冷たい夜の空気にリアリティ。

○当面は様子見といふ冬の蝿
当面といいつつ、ずっと様子見していそう。

○模様ごと麒麟は冬の首伸ばす
模様ごとが上手いです。

○毛糸編む宇宙の模様繰り返し
編んでいるとだんだん宇宙的な気分になってきます。

○秘宝館解体工事冬銀河
実は愛着があったり。

○闇鍋の筋らしきもの噛んでゐる
闇鍋句の展開のひとつですが、筋はありそうだし納得。

○筋肉のごとく波打つさつまいも
確かに筋肉っぽいです。

○凩の町筋ばつてきたりけり
寒そうな町。筋ばるとはなるほど。

○残る虫りりりるるると鳴き交し
残る虫のオノマトペとしてよくわかります。

○辞めてゆく人の私物や露深む
あまりよくない辞め方だったのかな。

○返り花ひとつ職場へ戻りをり
ちょっとしたきっかけが必要なのです。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年11月14日(火)18時38分59秒
  ◯口中にいつまでも飴毛糸編む
 虫歯になりそうでもやめられない。

◯人形の睫毛密なり冬館
 マスカラとか睫毛に気合をいいれてるらしい。

◯湯ざめして育毛剤を振つてゐる
 可笑しい。

◯枯蘆やここより恋の様変り
 憑き物がおちたみたいなかんじ。

◯窓開けてする模様替へ月冴ゆる
 きもちいい。

◯模様ごと麒麟は冬の首伸ばす
 たしかに。

◯蜜柑香る体となりて一人きり
 手も蜜柑色になります。

◯明朝体とめはねはらい鶴来る
 調子にのって鶴がやって来そう。

◯闇鍋の筋らしきもの噛んでゐる
 なんだなんだとさわがない余裕。

◯凩の町筋ばつてきたりけり
 人も筋ばってきてます。

◯加湿器のけむりほろほろ卵酒
 風邪なおりそう。

◯辞めてゆく人の私物や露深む
 さみしい。

◯神無月バケツを置けば雨が鳴る
 いいかんじ。

◯福耳の男がかぶる鳥打帽
 フクミミ。
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年11月14日(火)14時42分39秒
  ◯口中にいつまでも飴毛糸編む
季節到来。

◯人形の睫毛密なり冬館
例外なく密という気がします。

◯湯ざめして育毛剤を振つてゐる
人生のせつなさ。

◯凩やドアは手動の両毛線
先日乗った高尾から先も手動でした。

◯湯豆腐に昆布いちまいの様式美
モノトーン。

◯模様ごと麒麟は冬の首伸ばす
うまいっ。

◯刑務所の体育館の日短か
見て来たような……。

◯蜜柑香る体となりて一人きり
これはでも明るい。

◯闇鍋の筋らしきもの噛んでゐる
あやしさむんむん。

◯大鍋の牛筋みんなジャンパーで
なんか納得のジャンパー。外ですね。

◯白さざんか筋肉質のホームレス
季語が効いてます。

◯凩の町筋ばつてきたりけり
わかります。

◯辞めてゆく人の私物や露深む
これを俳句にするとは。

◯神無月バケツを置けば雨が鳴る
音で知る雨、いいですね。

*うかつにも誤植 失礼しました。
秋灯を決して夜のまだらかな
秋灯を消して夜のまだらかな
 

選句です

 投稿者:ぽぽな  投稿日:2017年11月14日(火)09時46分10秒
  ○水際に羽毛遠くに浮寝鳥
透き通る水面が見えます。

○毛糸編む母二か所から灯されて
部屋の電気と手元の電気でしょうか。なんだかスポットライトのようにも思えて母恋です。

○毛繕ひしてゐる猫や冬隣
見えます。見えます。

○凩やドアは手動の両毛線
ああ、両毛線。

○先様へ届く頃なる冬の月
贈り物。それが月と思っても良いですしね。

○様々なこと忘れたる紅葉かな
芭蕉翁への愛ですね。

○刑務所の体育館の日短か
かなしみがあります。

○体幹を鍛へてゐたり冬の虹
冬がぴったり。

○並びゐて違ふ体格黄落期
面白い意識の方向ですね。というかそういうもので、それを言えたことが見どころ。

○梟の鳴くや天体望遠鏡
良い空間。

○闇鍋の筋らしきもの噛んでゐる
あややや。

○筋肉のごとく波打つさつまいも
げにげに。

○自分だけ筋を通せば隙間風
くちびる寒し、の時期ですね。

○凩の町筋ばつてきたりけり
とんがり具合が筋張り具合。

ありがとうございました。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年11月13日(月)20時28分30秒
  〇水際に羽毛遠くに浮寝鳥
その鳥の羽ともかぎりませんが。

〇二の腕の毛深きことも冬に入る
温泉に浸かっているおサルさん。

〇窓開けてする模様替へ月冴ゆる
私は閉めてしますが。。

〇殿様に続き小姓の踏む落葉
回遊式庭園。

〇湯豆腐に昆布いちまいの様式美
様式美に惹かれました。

〇当面は様子見といふ冬の蝿
他にしようが無いのでしょう。

〇模様ごと麒麟は冬の首伸ばす
首伸ばすがキリンにぴったり。

〇筋肉のごとく波打つさつまいも
傑作!

〇寝落ちして筋肉緩み切る炬燵
でれ~~、っと。だってあったかいんだもの。

〇短日や翌々日の筋肉痛
一日、それ自体が短くて翌々日がすぐ来るような、短日、みたいです。

〇神無月バケツを置けば雨が鳴る
調子良すぎ。

〇斉唱に混じる裏声菊日和
やっぱり目立ちますか。

〇福耳の男がかぶる鳥打帽
目立ちます。
 

投句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年11月13日(月)18時49分21秒
  〇三毛とトラ並んで餌を待つ冬日
これは冬日ですね。きちんと手を揃えて、待ってる姿がたまらん。

〇人形の睫毛密なり冬館
恐いくらいの静けさ。

〇凩やドアは手動の両毛線
以前、遊びに行ったときにしらなくて、地元の人に教わった記憶が(苦笑)

〇刑務所の体育館の日短か
季語が絶妙。

〇秘宝館解体工事冬銀河
秘宝館! そして意外な季語への飛び方が素晴らしい。

〇並びゐて違ふ体格黄落期
輝く黄葉の中で、妙に目についてしまうリアルさ。

〇明朝体とめはねはらい鶴来る
不思議で軽妙な季語への落とし込み。説得されてしまったです。

〇ひと筋の煙枯野はなほさみし
「なほさみし」って言いすぎになることもあるけれど、
この場合はより枯野のわびしさ、所在なさを感じさせてくれます。

〇筋肉のごとく波打つさつまいも
すごい斬新な見立てだなあ。いいなあ!

〇枯芝を急ぐ一日署長かな
足取りとか足音が聞こえてくる。

〇神の留守きのぼりしてる予告編
これも不思議な句。どんな予告編だろうか。

〇神無月バケツを置けば雨が鳴る
最初は間遠で、次第にどんどんリズミカルに長くなる。
神がいないからか。

〇斉唱に混じる裏声菊日和
緊張も感じます。

〇福耳の男がかぶる鳥打帽
妙に耳がおかしい。
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年11月13日(月)15時36分53秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯湯豆腐や睫毛と眉毛濃かりけり
 湯豆腐のシンプルさとの対比の妙か。

◯靴箱の手紙は寒し名無し樣
 私へのてがみかどうかがあやしい。

◯枯蘆やここより恋の様変り
 恋はいつでも様変わり。そういうものね。

◯小春日の乱視に辛き模様かな
 辛い辛い、くらくらします。

◯殿様に続き小姓の踏む落葉
 うつむいて、太刀を持って。行く先には何が待ち構えているのか。

◯湯豆腐に昆布いちまいの様式美
 うむ、様式美とまで言いますか。

◯当面は様子見といふ冬の蝿
 いつも様子見ではなかろうか。

◯模様ごと麒麟は冬の首伸ばす
 たしかにたしかに。模様ごとだね。

◯チェリストの体のひみつ毛糸編む
 チェロ弾きはだいたい秘密を抱えておるね。

◯牡蠣剥くやアドリア海の女体山
 これは可笑しい。アドリア海だものねえ。

◯秘宝館解体工事冬銀河
 たしかにもう秘宝館なんてはやらない。冬銀河といい感じ。

◯蜜柑香る体となりて一人きり
 蜜柑食べすぎかと。

◯自分だけ筋を通せば隙間風
 ひとりよがりの無理筋かもしれぬ。

◯さざなみの光にまみれ浮寝鳥
 こういった景はときどきみます。きれいですね
 

選句しました。

 投稿者:京急  投稿日:2017年11月12日(日)22時52分7秒
編集済
  ○口中にいつまでも飴毛糸編む
明らかに性的欲求不満の徴候。エロい。

○三毛とトラ並んで餌を待つ冬日
愛猫家が「よしよし。」と目を細めるとき。

○凩やドアは手動の両毛線
毛で両毛線には完敗しました。他の客が気づかないとドアは開いたまま、寒風が。

○窓開けてする模様替へ月冴ゆる
昼ではなく、夜というところにリアリティを感じました。

○湯豆腐に昆布いちまいの様式美
これが日本の生きる道。セコいなどとは言わせない。

○模様ごと麒麟は冬の首伸ばす
巧い句ですね。

○毛糸編む宇宙の模様繰り返し
これまた巧い句ですね。

○蜜柑香る体となりて一人きり
愛媛の実家から送られてきた蜜柑箱の蜜柑で生き抜く。本当に香ります。

○牛乳の作る筋肉石蕗の花
アメリカに騙されました。属国だからどうしようもない。

○大鍋の牛筋みんなジャンパーで
なぜジャンパーを脱がないのかというと、監督が脱がないから。

○短日や翌々日の筋肉痛
歳取ると実感でわかる。

○白さざんか筋肉質のホームレス
ホームレスと実際に話すとわかる。人は体が動くから働くのではない。

○辞めていく人の私物や露深む
わが国では一般的に男性の場合だと、正社員の十一月退社はワケあり。

○神無月バケツを置けば雨が鳴る
サンプリングすると奇妙なサウンドになる。

 

選句します

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年11月12日(日)22時47分13秒
編集済
  ○口中にいつまでも飴毛糸編む
口中であめ玉転がしながら至福のひととき。

○三毛とトラ並んで餌を待つ冬日
定位置に二匹並んでがいつものスタイル。


○人形の睫毛密なり冬館
密なり、が良いですね。

○湯ざめして育毛剤を振つてゐる
最後に儀式のようにふりふり。

○毛糸編む母二か所から灯されて
手元が楽になりました。

○凩やドアは手動の両毛線
降り遅れないように。

○秋深し様方宛に手紙出す
居候的な暮らし。

○先様へ届く頃なる冬の月
先様という言い方にワンクッションあり。w

○殿様に続き小姓の踏む落葉
順番通り粛々と

○毛糸編む宇宙の模様繰り返し
ひたすら地味にこつこつと。

○筋肉のごとく波打つさつまいも
良く分かります。成りが良いですね。

○裸木の筋骨うつくしき夜明け
枝振りが隆々として美しい。

○加湿器のけむりほろほろ卵酒
風邪気味なんですね、咽を大切に。

○神無月バケツを置けば雨が鳴る
ブリキのバケツに雨だれが。
 

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