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白百日紅句会結果

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 7月12日(水)18時02分55秒
編集済
  早めの選句ありがとうございました。
結果発表です。間違いありましたら、ご一報ください。

夏草の婚家夜な夜な白蛇伝      なむ  ゆ
ジオラマの八百八町大西日      なむ  ゆ百由亞
向日葵の列に敬礼して去りぬ     なむ  月ゆけ由海亞亜
夏富士や皿に由々しき紅生姜     なむ  け
王族に生まれて死んで大蚯蚓     なむ  あ苑亞

白くなるまで夜濯ぎを繰返す     苑を  月ゆけ由海
一匹の鱏百匹の熱帯魚        苑を  百
日々草きのふはきのふけふは晴れ   苑を
金魚掬ふちひさき背に紅の帯     苑を  む百
縁側に立て掛けられてゐる日傘    苑を  朝洋あ

一行の一人白靴白過ぎて       朝比古 ゆ桃苑け由海亜
百匹を叩きし後の蠅叩        朝比古 月ゆむ桃洋百苑由海
日直の名前を消して夏休       朝比古 月むあ苑け
紅の天鵞絨の椅子さみだるる     朝比古 ゆ
がつくりと仕舞はれてゆく扇風機   朝比古 む桃苑け由亞

白靴で鬼ヶ島から来たと言う     亞子  朝由海亜
片かげり百閒の声猫の声       亞子
淡々と日日草の日々過ごす      亞子
紅見せて水なまめかす夏の鯉     亞子  ゆ百亜
炎昼を割って岡持遠ざかる      亞子  朝月ゆむ百あ苑由亜

慣れきったかもめのような白Tシャツ 桃子  洋け
百数える途中にひらく網戸かな    桃子  百け亜
日曜日ミニトマトの数蔕の数     桃子  月け
口紅の蓋に馬づら梅雨の雷      桃子  ゆ
右腕のほくろの軌跡青すだれ     桃子  ゆあ

七月の夕暮白い母の声        月犬  朝洋海亞
百余年生きて遠くの花火かな     月犬  朝あ亞
月涼し今日は昨日へ終列車      月犬
紅い花食ふて山椒魚静か       月犬  む桃洋亞亜
愚図愚図と沈むなさつさと浮いて来い 月犬  桃亞

白一重くれなゐ一重野ばらの日    百花
七夕や御百度石のやうに月      百花  桃亜
病葉と青柿を掃く日課かな      百花  ゆ
捩花の紅うすければ甘い巻き     百花
小蠅ほらほらと叩くに老眼鏡     百花  むけ

白じらと嘘 だつて七夕なんだもん  海太
百物語九十九話までは聴けた     海太  月あ
尺取の一歩目まづは日本橋      海太
血を吸ひ過ぎて紅孔雀となる藪蚊   海太  月桃洋
蛞蝓のまなこできみを見つめたら   海太  桃洋

白靴がブックオフのやうなにほひ   洋子  桃
石工のねむれずにゐる百日草     洋子
西日濃き屋根裏部屋のある映画    洋子  月
百日紅こだわりのないぬいぐるみ   洋子  あけ
七夕や畳屋そつときてゐたり     洋子  由亞

白髪のまた増えてゐる冷し酒     亜紀  月ゆ海
百会押すことを習うて夕端居     亜紀
百円玉一つで足らぬ雲の峰      亜紀  桃苑け
日日草取り壊されてゆく校舎     亜紀  朝む海
グラジオラス注がれてゆく紅茶かな  亜紀  洋百あ由
地下鉄の入口出口虹二重       亜紀
黒揚羽知りつつ変はる世代かな    亜紀

萍や東の空の白々と         あんこ
朝顔の百の迷路となりにけり     あんこ 月亜
ががんぼや日付の変はる頃の雨    あんこ 朝桃洋苑由亜
紅の座蒲団並び夏料理        あんこ 朝桃洋百苑け亜
短夜やソースざぶざぶかけてゐる   あんこ 朝桃洋百苑由海亜

白きもの横切つて行く熱帯夜     けんじ 月ゆむ百苑海亞
仏法僧鳴く百一手目の王手      けんじ む海
日盛や腕にまとわりつく粘り     けんじ 百
口紅の艶の残りて梅雨晴間      けんじ 海
きりきりと天牛虫のいる木陰     けんじ あ亞亜

白靴の巡つてゐたるワイナリー    由季  む百あ
炎昼の百葉箱に辿りつく       由季  朝亞
うず高きチョコレートパフェ日雷   由季  朝む桃苑海亞亜
人形に刷く頬紅や夕薄暑       由季  苑海
乗り捨ててゆくレンタカー紅の花   由季  朝あけ
合歓の花明日の予報はずつと雨    由季  月洋

白黒のホッピー天然色の夏      ゆかり 月
落人の里なれば百物語        ゆかり 朝
向日葵に親子あるらしバスを待つ   ゆかり む百あ
紅生姜色のルージュや夏の雲     ゆかり 朝洋由亞
冷房と黄色い籠のマーケット     ゆかり む洋あ苑由
 
 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 7月12日(水)17時32分2秒
編集済
  ○一行の一人白靴白過ぎて
おニュー感で一際目立ってしまった。

○白靴で鬼ヶ島から来たと言う
不思議ちゃんここにあり。

○七夕や御百度石のやうに月
まろやかな丸み。

○朝顔の百の迷路となりにけり
つるが絡まってしまひけり。

○百数える途中にひらく網戸かな
え~っというガックリ感。

○うず高きチョコレートパフェ日雷
非日常の高揚感。

○ががんぼや日付の変はる頃の雨
静かに進む時計の針と。

○向日葵の列に敬礼して去りぬ
きびきびとした所作が美しい。

○紅い花食ふて山椒魚静か
なんでも血肉にしてしまう。

○紅の座蒲団並び夏料理
紅の色が夏の緑によく映える。

○紅見せて水なまめかす夏の鯉
ちらっと感がなまめかしい。

○きりきりと天牛虫のいる木陰
木陰の天牛虫の臨戦態勢。

○炎昼を割って岡持遠ざかる
炎昼を割って・・といふ詩的寂寥感。

○短夜やソースざぶざぶかけてゐる
残業あとの空腹感。
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年 7月12日(水)13時40分8秒
  ◯七月の夕暮白い母の声
白い母の声に共感。

◯白きもの横切つて行く熱帯夜
ぎょぎょっ。今日も熱帯夜になりそう。

◯ジオラマの八百八町大西日
八百八町と大きく出たところに一票。

◯炎昼の百葉箱に辿りつく
校舎のうしろにひっそりとありましたね、百葉箱。

◯百余年生きて遠くの花火かな
あっぱれというべきでしょう。

◯うず高きチョコレートパフェ日雷
季語がいいと思う。

◯向日葵の列に敬礼して去りぬ
向日葵への畏怖の念。

◯紅い花食ふて山椒魚静か
そして身ぬちが赤く染まっている。

◯紅生姜色のルージュや夏の雲
紅ショウガ色としか飛べないような赤、ありますね。

◯がつくりと仕舞はれてゆく扇風機
感じ感じ。

◯きりきりと天牛虫のいる木陰
かみきりきりきり。

◯王族に生まれて死んで大蚯蚓
ここは蚯蚓の王族と読みたい。

◯愚図愚図と沈むなさつさと浮いて来い
気持ち、わかります。

◯七夕や畳屋そつときてゐたり
職人とは。いつのまにか、そしてさっさと作業を済ませる。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 7月12日(水)08時01分21秒
編集済
  ◯一行の一人白靴白過ぎて
白々しい。

◯七月の夕暮白い母の声
嘘々しい。

◯白きもの横切つて行く熱帯夜
おどろおどろしい。

◯白くなるまで夜濯ぎを繰返す
甲斐甲斐しい。

◯白靴で鬼ヶ島から来たと言う
桃太郎らしい。

◯白髪のまた増えてゐる冷し酒
特異体質らしい。

◯百匹を叩きし後の蠅叩
汚らしい。

◯仏法僧鳴く百一手目の王手
迷人らしい。

◯うず高きチョコレートパフェ日雷
糖尿予備軍らしい。

◯向日葵の列に敬礼して去りぬ
元警察官らしい。

◯日日草取り壊されてゆく校舎
関係ないらしい。

◯口紅の艶の残りて梅雨晴間
事後らしい。

◯人形に刷く頬紅や夕薄暑
オタクらしい。

◯短夜やソースざぶざぶかけてゐる
脳溢血予備軍らしい。
 

選句しました

 投稿者:由季  投稿日:2017年 7月11日(火)23時29分42秒
  ○一行の一人白靴白過ぎて
悪目立ちしてしまう。キャラクターが見える。

○白くなるまで夜濯ぎを繰返す
洗濯物ではなく自分が白くなるのですね。

○白靴で鬼ヶ島から来たと言う
白靴は法螺も堂々と言うのです。

○ジオラマの八百八町大西日
ジオラマの八百八町はいいですね。

○百匹を叩きし後の蠅叩
嫌だけれどありそうでもあり。

○ががんぼや日付の変はる頃の雨
この静かな感じ、良いですね。

○向日葵の列に敬礼して去りぬ
こんな映像見たような気がします。

○グラジオラス注がれてゆく紅茶かな
なんとなく優雅な感じですね。

○紅生姜色のルージュや夏の雲
安そうなところが夏らしい。

○がつくりと仕舞はれてゆく扇風機
首をつかまれてがっくりと。

○炎昼を割って岡持遠ざかる
割って、が巧みです。

○七夕や畳屋そつときてゐたり
畳屋はきっとそっと来るのでしょう。

○短夜やソースざぶざぶかけてゐる
ヘルシー志向と対極に。

○冷房と黄色い籠のマーケット
即物的な捉え方が上手いです。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 7月11日(火)23時29分21秒
  ◯一行の一人白靴白過ぎて
気合が入ってます。エナメルとか。

◯慣れきったかもめのような白Tシャツ
もはやこれを着ていないと誰かわかりません。

◯白くなるまで夜濯ぎを繰返す
漂白の字のごとし。

◯百円玉一つで足らぬ雲の峰
3枚くらいで一雨来ます。

◯百数える途中にひらく網戸かな
気が短い。実は英語だったり。

◯向日葵の列に敬礼して去りぬ
戦時中かと思ったらただの酔っ払いとか。

◯日直の名前を消して夏休
黒板の真ん中にデカデカと「夏休みだ、やった」の文字。

◯日曜日ミニトマトの数蔕の数
つまみ食いするとすぐにバレるということか。

◯夏富士や皿に由々しき紅生姜
むむっ。あれほど嫌いといったのに。

◯紅の座蒲団並び夏料理
還暦祝いです。

◯乗り捨ててゆくレンタカー紅の花
恋多き女優の人生みたい、とか。

◯百日紅こだわりのないぬいぐるみ
どんなポーズでも喜んで。

◯がつくりと仕舞はれてゆく扇風機
そうそう、首のあたりがきつそう。

◯小蠅ほらほらと叩くに老眼鏡
無心であれば見えずとも気合で落とします。エイ。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 7月11日(火)21時56分5秒
  ○一行の一人白靴白過ぎて
下ろしたてかな。妙に目立つんですよね。

○白きもの横切つて行く熱帯夜
熱帯夜にはなにかが通りますが確認できません。

○百円玉一つで足らぬ雲の峰
自販機かな。

○百匹を叩きし後の蠅叩
かなり草臥れてますね。

○うず高きチョコレートパフェ日雷
日雷で懐かしい光景と重なります。

○ががんぼや日付の変はる頃の雨
降ってきたんだなーとぼんやり。

○日直の名前を消して夏休
いまもあるんですか。日直。

○紅の座蒲団並び夏料理
小さめな座布団がずらっと。

○人形に刷く頬紅や夕薄暑
和人形でしょうか。職人さんかな。

○がつくりと仕舞はれてゆく扇風機
このがつくり、いいですね。

○炎昼を割って岡持遠ざかる
見えますね。時間の向こうにと深読みもしたくなる。

○王族に生まれて死んで大蚯蚓
大仰な言い方で乾涸らびた大蚯蚓が見えてきます。

○短夜やソースざぶざぶかけてゐる
チープそうな感じが好きです。

○冷房と黄色い籠のマーケット
ぎんぎんに冷えていそう。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 7月11日(火)21時38分20秒
  ○白靴の巡つてゐたるワイナリー
楽しい旅のほろ酔い加減。

○百物語九十九話までは聴けた
白石加代子の声でしょうか。

○百余年生きて遠くの花火かな
この花火は感慨深い。

○向日葵に親子あるらしバスを待つ
向日葵に親子があるという発想がいいです。

○日直の名前を消して夏休
懐かしい風景。

○グラジオラス注がれてゆく紅茶かな
静かないい時間。

○乗り捨ててゆくレンタカー紅の花
ここから歩いていくのでしょうか。紅の花がいい。

○百日紅こだわりのないぬいぐるみ
百日紅のつるんとした幹と夥しい花、
そこに即物的なぬいぐるみが響いています。

○きりきりと天牛虫のいる木陰
長い触角が見える。

○右腕のほくろの軌跡青すだれ
腕だけが見えているような、少しドキッとします。

○炎昼を割って岡持遠ざかる
炎昼を割って、がいいなあ。

○縁側に立て掛けられてゐる日傘
近所の人がちょっとお邪魔している感じ。

○王族に生まれて死んで大蚯蚓
面白い発想。

○冷房と黄色い籠のマーケット
普通のスーパーにも読めるし、東南アジアの小さなうらぶれた市場のようにも見える。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 7月11日(火)21時09分37秒
  ○白きもの横切つて行く熱帯夜
ゆめうつつ。

○白靴の巡つてゐたるワイナリー
男とはかぎらないのです。

○ジオラマの八百八町大西日
昼間から大西日を覗く暑さ。

○一匹の鱏百匹の熱帯魚
客の前のガラスに鱏が張り付いてる水族館。

○百数える途中にひらく網戸かな
開かないでも出入りできるモノだったら怖い。

○百匹を叩きし後の蠅叩
数えたの!

○向日葵に親子あるらしバスを待つ
随分待たされているのね。

○日盛や腕にまとわりつく粘り
暑さ130パーセント。

○グラジオラス注がれてゆく紅茶かな
同じ色のような紅茶。

○金魚掬ふちひさき背に紅の帯
角隠しをするころを背から想像してる父親。

○紅の座蒲団並び夏料理
冷房が効いて厚めのざぶとん。

○紅見せて水なまめかす夏の鯉
黒もなかなかよ。

○炎昼を割って岡持遠ざかる
家が頼んだのではないけれど。見ている。

○短夜やソースざぶざぶかけてゐる
徹夜。そんな時刻になんの料理を。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 7月11日(火)12時34分52秒
  ◯慣れきったかもめのような白Tシャツ

かもめのようなと言いつつちょっとシニカル。

◯七月の夕暮白い母の声

七夕がせつない。

◯百匹を叩きし後の蠅叩

ぎもちわるー。

◯ががんぼや日付の変はる頃の雨

ががんぼ。

◯グラジオラス注がれてゆく紅茶かな

合羽橋の蝋細工のような感触。

◯血を吸ひ過ぎて紅孔雀となる藪蚊

薮蚊の妄想たのしい。

◯紅い花食ふて山椒魚静か

キクチサヨコ山をおりたらどうじゃ。

◯紅の座蒲団並び夏料理

シンプルな抽象画のような座布団。

◯紅生姜色のルージュや夏の雲

唇がたこ焼きに見えてくる。

◯縁側に立て掛けられてゐる日傘

どんな日傘だろう。

◯合歓の花明日の予報はずつと雨

しずかにずつと降っていてほしい。

◯短夜やソースざぶざぶかけてゐる

さっきはなんだかむきになってしまった。

◯冷房と黄色い籠のマーケット

腕とか鳥肌。黄色い籠に肉片。たぶん牛。

◯蛞蝓のまなこできみを見つめたら

サイコパスか。
 

選句しました

 投稿者:桃子  投稿日:2017年 7月11日(火)08時28分0秒
  お久しぶりです。久々なのでトチ狂っていますが、よろしくお願いします。

・一行の一人白靴白過ぎて
全部言っちゃっているような気もしますが、あえてこの場面設定で白靴に着目したのが面白いです。

・白靴がブックオフのやうなにほひ
白靴は新品!と仮定すると、真新しい革の匂いから、ブックオフ独特の、消毒の匂い、かくしきれない古くさい匂い、蛍光灯の白々した照明、フローリングなどが浮かびます。

・百円玉一つで足らぬ雲の峰
100円玉を入れて、この人は雲の峰を作ってるんでしょうか。

・百匹を叩きし後の蠅叩
チープなプラスチックの蠅叩が、深淵な雰囲気を纏って、そのギャップがたまりません。

・うず高きチョコレートパフェ日雷
サクランボがてっぺんに乗ってるような、昔風の喫茶店のチョコパフェかな。日雷がわざとらしくなく、それでいて甘いムードをいい感じに冷ましています。

・ががんぼや日付の変はる頃の雨
日付の変はる頃の雨 が、詩的。

・紅い花食ふて山椒魚静か
山椒魚は小動物を食べるので、花なんて食べないだろうけど、この山椒魚は赤い花を食べた。間違って口に入った感じじゃなくて、自ら食べた。なぜかはわかりませんが。そこに神秘的なムードがあります。そのあと黙っちゃったから、ほんとに花だけ食べたことになります。花を食べる山椒魚。土っぽい色の山椒魚に、赤い花が鮮烈です。

・紅の座蒲団並び夏料理
なんとなく、親戚の集い。

・がつくりと仕舞はれてゆく扇風機
夏の時は散々使って、扇風機も首を上げていることが多いですが。秋めいてくると、下向いてることが多くなりますね。仕舞われるまでの扇風機のストーリーがうかびます。

・愚図愚図と沈むなさつさと浮いて来い
小さい頃、お風呂でよく、こういう気持ちでした。

・短夜やソースざぶざぶかけてゐる
短夜とソースが合うったら。

・蛞蝓のまなこできみを見つめたら
最後が思わせぶりなのが少し残念ですが、蛞蝓のまなこで見るという視点が好きです。

・七夕や御百度石のやうに月
七夕が合いすぎちゃっている気がしますが、お百度石のように月 は面白い。

・血を吸ひ過ぎて紅孔雀となる藪蚊
ごちゃごちゃで説明過多だけど、ここまでくるとおもしろいですね。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 7月10日(月)15時07分56秒
  ◎白きもの横切つて行く熱帯夜
こわい。

◎白靴の巡つてゐたるワイナリー
御一緒したい。

◎百匹を叩きし後の蠅叩
そろそろ研ぎに出さねば。

◎仏法僧鳴く百一手目の王手
御名御璽。

◎うず高きチョコレートパフェ日雷
目の前にくると少し後悔します。季語がいい。

◎向日葵に親子あるらしバスを待つ
高低があるだけで確か親子関係はないと思います。

◎日直の名前を消して夏休
1学期の最後の日直の名前が9月まで残っていたことあったなあ。

◎日日草取り壊されてゆく校舎
ものがなしい。

◎金魚掬ふちひさき背に紅の帶
かわいい浴衣のの女の子。

◎紅い花食ふて山椒魚静か
つげ性むんむん。

◎がつくりと仕舞はれてゆく扇風機
巧い。

◎炎昼を割って岡持遠ざかる
元気な出前。よきかな。

◎小蠅ほらほらと叩くに老眼鏡
御同病。

◎冷房と黄色い籠のマーケット
端的なとらえかた、いいですね。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 7月 9日(日)13時41分56秒
  ○一行の一人白靴白過ぎて
 それがゼミの教授だったりします。

○夏草の婚家夜な夜な白蛇伝
 異種婚姻譚でしょうか。

○白きもの横切つて行く熱帯夜
 「熱帯夜」が最近の言葉なので、「白きもの」が幽霊とか古風なものではないような気がして…。ナースかな。

○白くなるまで夜濯ぎを繰返す
 夜が白んで来たのでしょうか。

○白髪のまた増えてゐる冷し酒
 こんどご一緒にいかがでしょう。

○ジオラマの八百八町大西日
 江戸東京博物館とかでしょうか。

○百匹を叩きし後の蠅叩
 数えたんでしょうか。

○向日葵の列に敬礼して去りぬ
 八月になるとそんなドラマをやっているような…。

○病葉と青柿を掃く日課かな
 ご苦労様です。

○口紅の蓋に馬づら梅雨の雷
 そういえば昔、多湖輝の『頭の体操』の表紙だったか挿絵だったかに、口紅の蓋を立てて見るとなんだか分かる絵がありましたよね。

○紅の天鵞絨の椅子さみだるる
 季語が醸し出すしっとり感がいいですね。

○紅見せて水なまめかす夏の鯉
 「水なまめかす」が眼目ですね。濃厚に水のにおいを感じます。

○右腕のほくろの軌跡青すだれ
 それ、いぼかも知れません。

○炎昼を割って岡持遠ざかる
 いいなあ。
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 7月 9日(日)11時43分46秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯白きもの横切つて行く熱帯夜
 亡霊か、それともなにか脳と身体の不調か。

◯白くなるまで夜濯ぎを繰返す
 そのうちボロボロになりそう。

◯白黒のホッピー天然色の夏
 最近ホッピー飲まなくなったなあ。

◯白髪のまた増えてゐる冷し酒
 冷で日本酒ばかり飲んでおる。たしかに白髪も増えた。

◯朝顔の百の迷路となりにけり
 朝顔市か、行ったことないけど迷路っぽいのかなあ。

◯百匹を叩きし後の蠅叩
 なんだか汚い気もするけど、案外10000匹くらい叩きつぶして、黒光りしているのかもしれぬ、やだなあ。

◯百物語九十九話までは聴けた
 そこで止めたのはエラいのか、臆病なのか。

◯向日葵の列に敬礼して去りぬ
 そういえば敬礼したくなるなあ。

◯西日濃き屋根裏部屋のある映画
 なんの映画だろう、当然邦画だとは思うが、気になる:笑

◯日直の名前を消して夏休
 わかる。

◯日曜日ミニトマトの数蔕の数
 同数。

◯血を吸ひ過ぎて紅孔雀となる藪蚊
 そんなことはないけど、おおげさ感がいいね。

◯炎昼を割って岡持遠ざかる
 炎昼を割るのか、いい表現だと思う。

◯合歓の花明日の予報はずつと雨
 なんだか静かでいいなあ。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 7月 9日(日)06時41分14秒
  ☆七月の夕暮白い母の声
 夕暮も母の声も白いのだろう。なぜだか切ない風情。

☆白靴で鬼ヶ島から来たと言う
 ハイカラに変身した桃太郎。

☆炎昼の百葉箱に辿りつく
 百葉箱の中は比較的涼しいらしい。

☆百余年生きて遠くの花火かな
 めでたいね。

☆落人の里なれば百物語
 二三聴いてみたい。

☆うず高きチョコレートパフェ日雷
 ドラマティックパフェ。

☆ががんぼや日付の変はる頃の雨
 鬱々と。

☆日日草取り壊されてゆく校舎
 母校が取り壊されるのは結構つらい感慨。

☆紅の座蒲団並び夏料理
 屋形船っぽい風情。

☆紅生姜色のルージュや夏の雲
 紅生姜色かぁ。CMのキャッチコピーには絶対ならないだろう、艶っぽくない言い振りが可笑しい。

☆乗り捨ててゆくレンタカー紅の花
 旅のお供。

☆炎昼を割って岡持遠ざかる
 ホンダスーパーカブの後部座席に揺れている。

☆縁側に立て掛けられてゐる日傘
 縁側からの出入りって身内の人っぽくてイイね。

☆短夜やソースざぶざぶかけてゐる
 ウスターソースかソイソースか。個人的にはこれはアジフライ。
 

白百日紅句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 7月 9日(日)00時39分7秒
編集済
  投句一覧です。一部文字化けがありましたが、秘密裡に直してあります。

【白】
一行の一人白靴白過ぎて
夏草の婚家夜な夜な白蛇伝
慣れきったかもめのような白Tシャツ
七月の夕暮白い母の声
白きもの横切つて行く熱帯夜
白くなるまで夜濯ぎを繰返す
白じらと嘘 だつて七夕なんだもん
白一重くれなゐ一重野ばらの日
白靴がブックオフのやうなにほひ
白靴で鬼ヶ島から来たと言う
白靴の巡つてゐたるワイナリー
白黒のホッピー天然色の夏
白髪のまた増えてゐる冷し酒
萍や東の空の白々と

【百】
ジオラマの八百八町大西日
一匹の鱏百匹の熱帯魚
炎昼の百葉箱に辿りつく
七夕や御百度石のやうに月
石工のねむれずにゐる百日草
朝顔の百の迷路となりにけり
百円玉一つで足らぬ雲の峰
百会押すことを習うて夕端居
百数える途中にひらく網戸かな
百匹を叩きし後の蠅叩
百物語九十九話までは聴けた
百余年生きて遠くの花火かな
仏法僧鳴く百一手目の王手
片かげり百閒の声猫の声
落人の里なれば百物語

【日】
うず高きチョコレートパフェ日雷
ががんぼや日付の変はる頃の雨
月涼し今日は昨日へ終列車
向日葵に親子あるらしバスを待つ
向日葵の列に敬礼して去りぬ
尺取の一歩目まづは日本橋
西日濃き屋根裏部屋のある映画
淡々と日日草の日々過ごす
日盛や腕にまとわりつく粘り
日直の名前を消して夏休
日々草きのふはきのふけふは晴れ
日日草取り壊されてゆく校舎
日曜日ミニトマトの数蔕の数
病葉と青柿を掃く日課かな

【紅】
グラジオラス注がれてゆく紅茶かな
夏富士や皿に由々しき紅生姜
金魚掬ふちひさき背に紅の帯
血を吸ひ過ぎて紅孔雀となる藪蚊
口紅の艶の残りて梅雨晴間
口紅の蓋に馬づら梅雨の雷
紅い花食ふて山椒魚静か
紅の座蒲団並び夏料理
紅の天鵞絨の椅子さみだるる
紅見せて水なまめかす夏の鯉
紅生姜色のルージュや夏の雲
乗り捨ててゆくレンタカー紅の花
人形に刷く頬紅や夕薄暑
百日紅こだわりのないぬいぐるみ
捩花の紅うすければ甘い巻き

【当季雑詠】
がつくりと仕舞はれてゆく扇風機
きりきりと天牛虫のいる木陰
右腕のほくろの軌跡青すだれ
炎昼を割って岡持遠ざかる
縁側に立て掛けられてゐる日傘
王族に生まれて死んで大蚯蚓
愚図愚図と沈むなさつさと浮いて来い
合歓の花明日の予報はずつと雨
黒揚羽知りつつ変はる世代かな
七夕や畳屋そつときてゐたり
小蠅ほらほらと叩くに老眼鏡
短夜やソースざぶざぶかけてゐる
地下鉄の入口出口虹二重
冷房と黄色い籠のマーケット
蛞蝓のまなこできみを見つめたら

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:7月12日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

白百日紅句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 7月 6日(木)00時45分57秒
  出題です。

【白】
【百】
【日】
【紅】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:7月8日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

往生要集句会結果発表

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 7月 5日(水)23時42分36秒
  結果です。間違いありましたら、ご一報ください。

路地を割る夜汽車金魚に既往症    なむ  月亞海ゆ
剥いて剥いて生の玉葱ほどの夜叉   なむ  月洋海
注意書に要返却とあるトマト     なむ  け海みゆ
蚊遣火を集めて終る路地の通夜    なむ  百月由
少年よ寸志を抱け冷奴        なむ  百ゆ

往来を癒して風鈴売行けり      朝比古 月け
水虫の足生きてゐる感じかな     朝比古 月亞亜み
アロハシャツ着て口癖は「要するに」 朝比古 百む亜ゆ
蝿帳の卓に集めし小鉢かな      朝比古 け亞
扇風機軋みて首の戻り来し      朝比古 あ亜み

往診の歯医者来てをり立葵      由季  百むけ海
梅雨湿り生薬之図の細密に      由季  百
要員の余つてゐたるブールかな    由季  け洋ゆ
くぐるとき風の集まる茅の輪かな   由季  百む月け亞亜
ゐたはずの集合写真柚子の花     由季  むあけ洋亜

カンナ燃える道往診の医師急ぐ    月犬  亞洋み
梅雨寒や寄生虫館に灯が点る     月犬  むあ洋み
遠くからサイレン夏雲要町      月犬
やはらかく拍つ手に緋鯉集まりぬ   月犬  亞
寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ   月犬  朝むあ洋由亜海

往来に水を打っては立ちつくす    亞子  朝月け洋由亜み
透けるべく生ハム削がれ小暑かな   亞子  けゆ
要件は一行で済み蝉しぐれ      亞子  朝海
熱帯魚電気のごとく集散す      亞子  百あ海ゆ
蟻の道往路を行けば復路あり     亞子  百月由

結果往来!道に迷うて蛍火に     海太  むゆ
慎ましき性生活に添へて薔薇     海太  朝むゆ
君が必要蛍袋に詰めてでも      海太  百あけみ
水知らずの人集ひをり滝壺に     海太  む
仰臥して被せてもらふ木下闇     海太  洋み

七月の往復ハガキ鰐がゐる      洋子  あ亞海
昼寝覚めカナリアほしい双生児    洋子  朝あ亞
夏痩せてウタダヒカリが要るといふ  洋子
花茣座の集合写真痩せてゐる     洋子  あ
油照り壊れてゐてもかまいません   洋子  月ゆ

往路雨復路大雨かたつむり      亜紀  む月亞み
学生の街の食堂梅雨明くる      亜紀  朝あ
ひとつづつ探る要因サングラス    亜紀  海
要点を列挙してゆく夏帽子      亜紀  朝洋
ファンらしき人の集結雲の峰     亜紀  あ由み
路地裏を走つて来たる虹の橋     亜紀
パレードの為に陣取るかき氷     亜紀
マスキングテープに記す冷蔵庫    亜紀  ゆ

往信の印字の滲み夏薊        あんこ
二の鳥居くぐる花嫁半夏生      あんこ 百月け亞
ポンポンダリア要約すれば君が好き  あんこ 百由亜
つやつやとプールサイドへ集まりぬ  あんこ 百朝亞洋由亜み
ウクレレを抱へてゐたる夕端居    あんこ 朝む月亞由亜海ゆ

往来の中に紛れしサングラス     けんじ 朝由亜
叔母の注ぐ泡の絶妙生ビール     けんじ 由み
羽蟻来し重要事項説明書       けんじ
草いきれ集団下校の最後尾      けんじ 朝むあ洋由亜
届かない高さに竹の皮光り      けんじ 朝

筒鳥や往復はがきへ切手二枚     百花
生ビールちびりちびりと古希の昼   百花  海
隠れ喪や要ゆるびし扇子の香     百花
来いといへばすぐに集まる鰻の日   百花  けみ
冷し瓜はんぶんこしてスプーンで   百花

住職の娘嫁ぐや冷し瓜        みやさと 百朝む由海
生協のひとと駆け落ち夏の果て    みやさと 月け亞由
蛍狩り要らざるものを捨てざりき   みやさと
集合体恐怖症的走馬燈        みやさと
昼顔やフランケンシュタインの恋   みやさと あゆ
鴎外忌百年前のティーカップ     みやさと 洋

往年の歌ビストロの梅雨晴間     ゆかり
空梅雨の星空といふ生命体      ゆかり
必要も母も要らない夏の浜      ゆかり 海
梅雨晴や忘れがちなる収集日     ゆかり
順繰りに直すものあり梅雨晴間    ゆかり 洋亜
 

では

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 7月 5日(水)23時29分0秒
  あと30分ほどお待ち下さい。  

せせいさん

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 7月 5日(水)23時20分58秒
  すみませんが、これ以上こちらの句会の雰囲気をかき乱さないで下さい。

月犬さん、せせいさんの選は数えなくてよいです。悪しからず。
 

よくわからない

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 7月 5日(水)23時07分57秒
  ことになりました。
私が判断することではないかとも思いますので、
集計発表は明日ということでお願いします。
ゆかりさん、よろしくお願いします。
 

ふむ

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 7月 5日(水)22時53分46秒
  なんだかやっかいなことになりにけり。
集計しばらくおまちください。
 

選句します

 投稿者:せせい  投稿日:2017年 7月 5日(水)22時50分35秒
  〇往信の印字の滲み夏薊
季語は「夏薊」。滲みに俳味が。

〇筒鳥や往復はがきへ切手二枚
季語は「ツツドリ」。最近の官製はがき値上がりを想いました。

〇空梅雨の星空といふ生命体
季語は「空梅雨」。生命体の壮大さ。

〇生協のひとと駆け落ち夏の果て
季語は「夏の果て」。ロマンチックな考え方。

〇アロハシャツ着て口癖は「要するに」
季語は「アロハシャツ」。インナワード「要するに」。

〇夏痩せてウタダヒカリが要るといふ
季語は「夏痩せ」。宇多田ヒカルの跋扈。

〇蛍狩り要らざるものを捨てざりき
季語は「蛍狩り」。捨てられないのが俳句的な様な気がしました。

〇つやつやとプールサイドへ集まりぬ
季語は「プール」。何か人間が美化し始める夏。

〇集合体恐怖症的走馬燈
季語は「走馬灯」。毒菌の凝集見たいな。

〇草いきれ集団下校の最後尾
季語は「草いきれ」。ラストには副班長がいるのでしょうか。

〇鴎外忌百年前のティーカップ
季語は「鴎外忌」。アンティークの魅力。

〇少年よ寸志を抱け冷奴
季語は「冷奴」。大志ではなくて寸志。そこがユーモラスですね。

〇届かない高さに竹の皮光り
季語は「竹の皮」。届かない高さに俳句的ロマンがある様な。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 7月 5日(水)22時41分32秒
編集済
  ○結果往来!道に迷うて蛍火に
 「結果オーライ」というあまりいい意味では使わない慣用句とかけた一発芸ですが、じゃんけんで負けたみたいに螢になってしまったようです。

○路地を割る夜汽車金魚に既往症
 摂津の引用でできている句ですが、「既往症」が作者自身の告白のようでもあります。

○慎ましき性生活に添へて薔薇
 どこに添えるのでしょうか。

○透けるべく生ハム削がれ小暑かな
 あの生ハム削ぎ器はなんという道具なのだろうと検索したのですが、「生ハムの原木 パレタセラーナ 約4kg 【専用固定式ホルダー、ナイフセット】」みたいな売り方をしていて、セット販売なのですね。季語の斡旋の巧みさによって、今まさに刻々と腐ってゆく芳香を感じます。

○アロハシャツ着て口癖は「要するに」
 アロハシャツを着た日本人は気が短そうな人が多いような気がします。

○注意書に要返却とあるトマト
 俳句形式を逆手にとったような句ですね。トマトの前で切れない方が面白いでしょう。

○要員の余つてゐたるブールかな
 うっ、よく見ると「プール」ではないのですね。

○熱帯魚電気のごとく集散す
 「自動ドアひらくたび散る熱帯魚 岡田由季」を思い出させます。

○ウクレレを抱へてゐたる夕端居
 抱えているだけで、弾いているとはひとことも言っていないところが眼目でしょう。

○マスキングテープに記す冷蔵庫
 引越でしょうか。

○少年よ寸志を抱け冷奴
 大志を抱いたらどうなってしまうのでしょう。

○昼顔やフランケンシュタインの恋
 「昼顔」の「顔」の字がにわかに別の意味を持ち始めます。

○油照り壊れてゐてもかまいません
 あれ、ほんとに暑苦しいですよね。
 

選句しました

 投稿者:みやさと  投稿日:2017年 7月 5日(水)03時32分45秒
  〇カンナ燃える道往診の医師急ぐ
カンナの鮮やかな赤色のもたらす緊迫感。ドラマのワンシーンみたいです。

〇往来に水を打っては立ちつくす
悩みごとでもあるのかなって。打ち水って、内省的な感じがあります。

〇往路雨復路大雨かたつむり
絵本みたいでかわいいです。かたつむりを応援したい。無事におうちに帰れたのだろうか。

〇叔母の注ぐ泡の絶妙生ビール
叔母さんの意外な特技。最後に生ビールが見えるところが好き。ぐいっと飲みたいです。

〇水虫の足生きてゐる感じかな
水虫との共生生活なのかな。ふしぎ。

〇梅雨寒や寄生虫館に灯が点る
目黒の寄生虫館でしょうか。湿る空気に滲む光。

〇君が必要蛍袋に詰めてでも
ストレートの剛速球。蛍袋は、口を縛れなさそうな形なので、ちょっとこころもとない。君は螢めいたひとなのかなあ。恋の句です。

〇注意書に要返却とあるトマト
ひ、ひとくちかじってしまった場合は……どうなるんでしょう。奇妙な味わいがあって面白いです。

〇つやつやとプールサイドへ集まりぬ
夏の少年少女ノスタルジー!つやつやと、が好きです。

〇来いといへばすぐに集まる鰻の日
こういうお友達、良いですね。何年ぶりでも気さくに話せそう。

〇ファンらしき人の集結雲の峰
誰のファンなんだろう?でもきっと楽しそうな独特の空気があるのかな。

〇仰臥して被せてもらふ木下闇
木下闇の優しさ。被せてくれるひとは誰なのでしょう。

〇扇風機軋みて首の戻り来し
あ、うちのも昔そうだった!首をこうがっと掴んで、「おいひとりじめすんなよ~」って。夏は郷愁の季節なのかも。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 7月 4日(火)23時59分17秒
  ◯往診の歯医者来てをり立葵
歯医者おじさん(ハーイ)歯医者おじさん(アッヌガッ)。

◯七月の往復ハガキ鰐がゐる
八月の往復ビンタ薬要る。

◯住職の娘嫁ぐや冷し瓜
先代先々代住職を往職とも。

◯路地を割る夜汽車金魚に既往症
割れても末に往かんとぞ思ふ。

◯生ビールちびりちびりと古希の昼
古希古希古希と缶ビール。

◯剥いて剥いて生の玉葱ほどの夜叉
剥いて剥いて仮性の辛さ。

◯ひとつづつ探る要因サングラス
1カケ2ハゲ3イナダ。

◯注意書に要返却とあるトマト
貸トマト食べられません食うまでは。

◯必要も母も要らない夏の浜
発情は執拗の母。

◯要件は一行で済み蝉しぐれ
一献啓上オセンキャラメル妻肥やせ。

◯熱帯魚電気のごとく集散す
♪誰が名づけた魚なのか、こんな感じのネオンテトラ。

◯ウクレレを抱へてゐたる夕端居
♪あ~嫌んなっちゃった、あ~あ~顎外れた。

◯寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ
♪夕焼け空が真っ赤っか、お猿がくるりと尻掻いた。
 

選句しました。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 7月 4日(火)23時19分45秒
  〇往来に水を打っては立ちつくす
ビフォーアフターにも惚れているのです。

〇往来の中に紛れしサングラス
往来に紛れてしまうと手も足も出ません。

〇水虫の足生きてゐる感じかな
生きてゐる感じがいい。

〇アロハシャツ着て口癖は「要するに」
ちょっとした違和感も着ている。

〇ポンポンダリア要約すれば君が好き
理屈っぽいのは好きの裏返し。

〇くぐるとき風の集まる茅の輪かな
風との一体感。

〇つやつやとプールサイドへ集まりぬ
つやつやが、粋ですね。

〇草いきれ集団下校の最後尾
最後尾、なんとなく誰かに追われているような。

〇ウクレレを抱へてゐたる夕端居
牧信二とも違う。

〇ゐたはずの集合写真柚子の花
ゐたはず、に込められたつつましやかな思い。

〇寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ
夕焼けに同化してゆくお猿。

〇順繰りに直すものあり梅雨晴間
修理の順番待ちの梅雨晴れ間。

〇扇風機軋みて首の戻り来し
拙宅の扇風機もそうでやんす。
 

選句しました

 投稿者:由季  投稿日:2017年 7月 4日(火)22時51分7秒
  ○往来に水を打っては立ちつくす
朝から暑いのです。

○往来の中に紛れしサングラス
紛れているつもりで目立っているかも。

○住職の娘嫁ぐや冷し瓜
冷し瓜に味わいがあります。

○叔母の注ぐ泡の絶妙生ビール
こういう世慣れた感じの叔母がひとりくらいはいそう。

○生協のひとと駆け落ち夏の果て
生協がなんだか切ない。

○ポンポンダリア要約すれば君が好き
自分では作れない句。

○つやつやとプールサイドへ集まりぬ
若さが眩しいです。

○蚊遣火を集めて終る路地の通夜
個人の人柄が偲ばれます。

○草いきれ集団下校の最後尾
少し遅れ気味。

○ウクレレを抱へてゐたる夕端居
ウクレレのリラックス感。

○ファンらしき人の集結雲の峰
相当の人数がいるのでしょう。

○寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ
こういうときの猿は人間により近い感じ。

○蟻の道往路を行けば復路あり
先がある安心感。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 7月 4日(火)18時31分27秒
  ◯カンナ燃える道往診の医師急ぐ

むかしむかしの映画のワンシーンみたい。

◯往来に水を打っては立ちつくす

筋力不足痛感。

◯梅雨寒や寄生虫館に灯が点る

寄生虫館!たいてい雨が降ってた気がする。

◯剥いて剥いて生の玉葱ほどの夜叉

あんまり怖くない夜叉。

◯要員の余つてゐたるブールかな

誰も来ないプール。

◯つやつやとプールサイドへ集まりぬ

夏休みだー。

◯草いきれ集団下校の最後尾

虫とかすぐ発見して凝視しているおくれがちの子がいました。

◯要点を列挙してゆく夏帽子

そうそう列挙されても暑さで思考停止になってます。

◯ゐたはずの集合写真柚子の花

あれ。

◯鴎外忌百年前のティーカップ

明治か大正かな。森茉莉所有だったかも。

◯寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ

猿って夕焼けが異常にすきみたいです。

◯仰臥して被せてもらふ木下闇

闇がおおいかぶさってくるかんじもするけど、ただ担架をまっているのかしら。

◯順繰りに直すものあり梅雨晴間

さしあたって何だろう。雨漏り?
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年 7月 4日(火)16時21分12秒
  ◯カンナ燃える道往診の医師急ぐ
カンナが緊急感を。暗くないところがいい。

◯往路雨復路大雨かたつむり
喜んでいます。

◯七月の往復ハガキ鰐がゐる
ハガキに横たわっているような鰐。

◯路地を割る夜汽車金魚に既往症
オマージュってことで。

◯水虫の足生きてゐる感じかな
そうなのかも、案外。

◯生協のひとと駆け落ち夏の果て
このなまなましい感じはすごい。

◯昼寝覚めカナリアほしい双生児
つがいが必要ですね。

◯二の鳥居くぐる花嫁半夏生
花嫁半夏生のリズム良し。

◯くぐるとき風の集まる茅の輪かな
先日くぐってまいりました。そんな感じ。

◯つやつやとプールサイドへ集まりぬ
日焼けした若い肉体が見えます・・・。

◯やはらかく拍つ手に緋鯉集まりぬ
太いのがたくさん集まりそう。

◯蝿帳の卓に集めし小鉢かな
蠅帳、おなつかしや。 昭和は蠅も元気だった。

◯ウクレレを抱へてゐたる夕端居
軽味が出ました。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 7月 3日(月)21時43分54秒
  ○往診の歯医者来てをり立葵
サービスが充実。やはり自転車ですか。

○往来に水を打っては立ちつくす
往来の通過待ち。怪しいものではありませぬ。

○往来を癒して風鈴売行けり
風鈴で涼しくなった頃がうらやましい。

○生協のひとと駆け落ち夏の果て
食には困らないか。

○透けるべく生ハム削がれ小暑かな
厚切りでも美味しくないらしい。

○二の鳥居くぐる花嫁半夏生
多くの幸がありますように。

○君が必要蛍袋に詰めてでも
デットオアアライブなのか。

○注意書に要返却とあるトマト
見本です。

○要員の余つてゐたるブールかな
そろそろ忙しくなります。

○くぐるとき風の集まる茅の輪かな
妖精とか。

○蝿帳の卓に集めし小鉢かな
あとはビール。ちびちびやりましょう。

○来いといへばすぐに集まる鰻の日
鰻は持参してください、と言われ不参加。

○ゐたはずの集合写真柚子の花
パラレルワールドですかね。

 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 7月 3日(月)21時32分23秒
  ○七月の往復ハガキ鰐がゐる
意外な飛びの面白さ。

○学生の街の食堂梅雨明くる
懐かしい健やかさ。

○昼寝覚めカナリアほしい双生児
不思議な感じがいい。

○梅雨寒や寄生虫館に灯が点る
蘇りそう。

○君が必要蛍袋に詰めてでも
こういう乱暴なろまんてぃっくは好きです。

○花茣座の集合写真痩せてゐる
情けさもご愛敬。

○草いきれ集団下校の最後尾
一年生かな。一生懸命に暑い中、付いていく。懐かしい草の強い匂い。

○熱帯魚電気のごとく集散す
そんな感じあるような。

○ファンらしき人の集結雲の峰
「らしき」がいいですね。雲の峰で大らかでまたよい。

○ゐたはずの集合写真柚子の花
写ってなかったんですね。不思議な存在の記憶。

○寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ
いい風景。

○扇風機軋みて首の戻り来し
そろそろ買い替え時?

○昼顔やフランケンシュタインの恋
昼顔からまさかの展開。今回、恋方面の句、多いような。
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 7月 3日(月)10時23分18秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯往来に水を打っては立ちつくす
 ふっと一息。

◯往来を癒して風鈴売行けり
 もう見かけることはないけど。

◯往路雨復路大雨かたつむり
 さんざんじゃね。

◯路地を割る夜汽車金魚に既往症
 う~む、作り込み過ぎという気もするが、好き:笑

◯水虫の足生きてゐる感じかな
 さっさと治療しなさい:笑

◯生協のひとと駆け落ち夏の果て
 団地妻的:笑、日活ロマンポルノかな。

◯二の鳥居くぐる花嫁半夏生
 いい光景。

◯剥いて剥いて生の玉葱ほどの夜叉
 よくわからぬが、夜叉がいい。

◯くぐるとき風の集まる茅の輪かな
 これは涼しそう。

◯蚊遣火を集めて終る路地の通夜
 弔問の人も去り、静かに蚊遣火の後始末。

◯ウクレレを抱へてゐたる夕端居
 ハワイ的端居を楽しんでいるのですね。

◯蟻の道往路を行けば復路あり
 たしかにそうだね、ときどき帰れない蟻もいるのかもしれないけど。

◯油照り壊れてゐてもかまいません
 うるさいんだよね、この暑い日中に。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 7月 3日(月)07時20分38秒
  ◎往診の歯医者来てをり立葵
季語がいい。自転車が見えるような気がする。

◎往路雨復路大雨かたつむり
リズムがいい。かたつむりが動かない。

◎結果往来!道に迷うて蛍火に
往来往来。

◎住職の娘嫁ぐや冷し瓜
兼題の「往」の文字を忘れるくらいめでたい。

◎慎ましき性生活に添へて薔薇
知恵だね。

◎梅雨寒や寄生虫館に灯が点る
閉館の時間。どこか物悲しい。

◎アロハシャツ着て口癖は「要するに」
この人近所の居酒屋にいます。

◎くぐるとき風の集まる茅の輪かな
吸引感。

◎水知らずの人集ひをり滝壺に
見ず知らず、がいい。

◎草いきれ集団下校の最後尾
よそ見、わき見の子。

◎ウクレレを抱へてゐたる夕端居
曲は「小さな竹の橋の下で」

◎ゐたはずの集合写真柚子の花
記憶の不思議。

◎寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ
よきかな。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 7月 2日(日)16時52分25秒
  ☆往来に水を打っては立ちつくす
 もわもわむしむしと。

☆往来の中に紛れしサングラス
 紛れやすいね。

☆住職の娘嫁ぐや冷し瓜
 それはめでたい。

☆学生の街の食堂梅雨明くる
 餌のような盛り方なんだけどやっぱり旨い。

☆慎ましき性生活に添へて薔薇
 何事も慎ましさは大事。

☆昼寝覚めカナリアほしい双生児
 脈略の無さに詩的空間。

☆要件は一行で済み蝉しぐれ
 そういうメールがもらう方としてはありがたい。

☆つやつやとプールサイドへ集まりぬ
 青春性横溢。

☆草いきれ集団下校の最後尾
 先頭と最後尾は上級生なんだよね。いつもご苦労様。

☆要点を列挙してゆく夏帽子
 てきぱきと。

☆ウクレレを抱へてゐたる夕端居
 平和的風景のよろしさ。

☆寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ
 人間もときどき。

☆届かない高さに竹の皮光り
 どちらかというと皮を脱いだ地肌の方が光るんだけど、こういう虚構もありかな。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 7月 2日(日)12時57分32秒
  〇往診の歯医者来てをり立葵
寝たきりの方や施設への往診、ちかごろ普通になってきて良かった。

〇住職の娘嫁ぐや冷し瓜
大乗仏教ならではの景。

〇二の鳥居くぐる花嫁半夏生
なんだか清々しい。おしあわせに。

〇梅雨湿り生薬之図の細密に
体調不良の時期、生薬の図の細い線に見入る。

〇アロハシャツ着て口癖は「要するに」
ちっとも要してないのに、口癖で連発する方とか。

〇ポンポンダリア要約すれば君が好き
あら、ありがと。

〇君が必要蛍袋に詰めてでも
親指姫でしょうか。

〇くぐるとき風の集まる茅の輪かな
気がするのね。

〇つやつやとプールサイドへ集まりぬ
わかいのね・・・

〇蚊遣火を集めて終る路地の通夜
なんだかジンときます。

〇熱帯魚電気のごとく集散す
フィラメントへ集まる電気のように。

〇蟻の道往路を行けば復路あり
行きっぱなしは怖い。

〇少年よ寸志を抱け冷奴
大志の前の準備運動!
 

往生要集句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 7月 2日(日)00時28分56秒
  投句一覧です。

【往】
カンナ燃える道往診の医師急ぐ
往信の印字の滲み夏薊
往診の歯医者来てをり立葵
往年の歌ビストロの梅雨晴間
往来に水を打っては立ちつくす
往来の中に紛れしサングラス
往来を癒して風鈴売行けり
往路雨復路大雨かたつむり
結果往来!道に迷うて蛍火に
七月の往復ハガキ鰐がゐる
住職の娘嫁ぐや冷し瓜
筒鳥や往復はがきへ切手二枚
路地を割る夜汽車金魚に既往症

【生】
学生の街の食堂梅雨明くる
空梅雨の星空といふ生命体
叔母の注ぐ泡の絶妙生ビール
慎ましき性生活に添へて薔薇
水虫の足生きてゐる感じかな
生ビールちびりちびりと古希の昼
生協のひとと駆け落ち夏の果て
昼寝覚めカナリアほしい双生児
透けるべく生ハム削がれ小暑かな
二の鳥居くぐる花嫁半夏生
梅雨寒や寄生虫館に灯が点る
梅雨湿り生薬之図の細密に
剥いて剥いて生の玉葱ほどの夜叉

【要】
アロハシャツ着て口癖は「要するに」
ひとつづつ探る要因サングラス
ポンポンダリア要約すれば君が好き
隠れ喪や要ゆるびし扇子の香
羽蟻来し重要事項説明書
遠くからサイレン夏雲要町
夏痩せてウタダヒカリが要るといふ
君が必要蛍袋に詰めてでも
蛍狩り要らざるものを捨てざりき
注意書に要返却とあるトマト
必要も母も要らない夏の浜
要員の余つてゐたるブールかな
要件は一行で済み蝉しぐれ

【集】
くぐるとき風の集まる茅の輪かな
つやつやとプールサイドへ集まりぬ
やはらかく拍つ手に緋鯉集まりぬ
花茣座の集合写真痩せてゐる
蚊遣火を集めて終る路地の通夜
集合体恐怖症的走馬燈
水知らずの人集ひをり滝壺に
草いきれ集団下校の最後尾
熱帯魚電気のごとく集散す
梅雨晴や忘れがちなる収集日
蝿帳の卓に集めし小鉢かな
要点を列挙してゆく夏帽子
来いといへばすぐに集まる鰻の日

【当季雑詠】
ウクレレを抱へてゐたる夕端居
パレードの為に陣取るかき氷
ファンらしき人の集結雲の峰
マスキングテープに記す冷蔵庫
ゐたはずの集合写真柚子の花
鴎外忌百年前のティーカップ
寄り添ひて猿は夕焼け見てをりぬ
蟻の道往路を行けば復路あり
仰臥して被せてもらふ木下闇
順繰りに直すものあり梅雨晴間
少年よ寸志を抱け冷奴
扇風機軋みて首の戻り来し
昼顔やフランケンシュタインの恋
届かない高さに竹の皮光り
油照り壊れてゐてもかまいません
冷し瓜はんぶんこしてスプーンで
路地裏を走つて来たる虹の橋

(以上)

13句選(特選、逆選なし)
選句締切:7月5日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

往生要集句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月28日(水)23時50分21秒
  出題です。

【往】
【生】
【要】
【集】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:7月1日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

せせいさん

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月28日(水)23時43分7秒
   せせいさんは、ご自分でもっとのびのびできる句会があると思いますので、他をお探し下さい。  

歴代一位句会

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 6月28日(水)23時37分13秒
  集計です。間違いありましたらご一報ください。
せせいさん、いい加減なことは止めてくださいね。
こちらは23時まで待っているのですよ。
正直なところ、句会で怒ったりしたくはないのですよ。

病歴に水虫あせも火事ヲタク     なむ  洋
夏野菜代金適宜この箱へ       なむ  月け
木苺を摘む朝一といふ時間      なむ
うまくゆく順位でいへば木下闇    なむ  ゆ
帰還兵の汀のごとく冷奴       なむ

夏の蝶履歴を消してゆくごとし    朝比古 む由洋海亞ゆ
代読の表彰状や花氷         朝比古 むあ
かき氷一気に食ぶるなどやめよ    朝比古
三伏の薄暗がりに立つ位牌      朝比古 月む
夕凪やふにやりと眠る赤ん坊     朝比古 あ由百亜け

遍歴の天幕旅団月涼し        月犬
代々の竹婦人並べ干されをり     月犬  け
一匹の小鬼生まれて梅雨の闇     月犬  むあ海ゆ
瓜揉むに方位気にする女かな     月犬  朝洋海
父の忌やゆらり緋鯉の影動く     月犬

巡歴を終へて水母となつてをり    海太  百洋
代々の金魚の名前みなハナコ     海太  む由洋け亞
一階を薔薇で埋めて二階に住む    海太  あ百洋亞ゆ
兜虫位の意地を見せてくれ      海太  月由ゆ
屁の河童ほどの寂しさ浮いてこい   海太  月む亞

歴然と蚊の声のする納戸かな     亞子  朝由洋ゆ
志ん生一代燦々となめくじり     亞子
短夜の鴨居に下がる一張羅      亞子  朝月むあ由亜洋ゆ
苔の花位牌ひねもす前を向き     亞子  朝月む亜
香水にぶつかる香水エレベータ    亞子  海

水打つて歴女あつまる古本屋     洋子  百亜
永代橋ぽつぽつと雨ソーダ水     洋子  あ
鳰の巣へ一眼レフの尖るなり     洋子  朝あ亞ゆ
昼寝覚め出窓の位置をみうしなふ   洋子  け海
クレヨンの黄色とりあふ木下闇    洋子  あけゆ

歴然と曲がつてゐたる網戸かな    けんじ む
炎昼や支店の消えて代理店      けんじ 海
代休はいつも月曜柚子の花      けんじ 亜
一抹の不安ハンモックのしなり    けんじ 朝あ由亜
電位差は電圧のことソーダ水     けんじ 月ゆ
蘭鋳へ方位磁石の針止まる      けんじ 月あ
いつまでも向き定まらず竹婦人    けんじ 百亜

歴代の猫の写真よ額の花       あんこ むゆ
ひつじ草代役で行く美術館      あんこ 由亜海
一点の差に終はりたる夕焼かな    あんこ むけ
白日傘互ひの位置を計りをり     あんこ 月由亜洋け亞
エイリアン現れさうな冷蔵庫     あんこ 由百亞

なめくぢりよべの軌跡の歴残と    亜紀  由
歴史家の家に常駐ひきがへる     亜紀  月由洋け
代議士の離党届やさみだるる     亜紀
一向にすすまぬ事案かたつむり    亜紀  け海
決勝へ残る順位や緑さす       亜紀
棒読みの台詞まはしや心太      亜紀  朝あ
窓際に並ぶ面々雲の峰        亜紀  由
かき氷ハーフタイムのメンバー表   亜紀

ハイビスカス歴史の中の慰霊の日   百花  月
代返に使ふ声色夏期講習       百花  亞
白虹は一色である尾瀬の朝      百花
灰皿と碁盤の位置と夕凪と      百花  むあ亜け亞
夏痩せや顔から胸の辺りまで     百花  ゆ

紫陽花のつづきに座るお歴々     由季  朝むあ亜洋亞
夏料理シェアし代官山の裏      由季  海
まくなぎの一匹に触れ終了す     由季  百海
五位鷺の水ごと昏くなつてゆく    由季  朝月百洋亞
空梅雨や一円玉は一グラム      由季  朝百亜け亞
歴史的写真のなかのサングラス    由季  朝ゆ

沖縄忌藤の木を見て納得す      せせい
さくらんぼ代表太宰治かな      せせい
一献を重ねて信用梅雨晴間      せせい 百
位置確か夏の雨より確かかな     せせい
カルピスが紫色で癒される      せせい 百海

遍歴のことはさておき心太      ゆかり 洋
代々木にて地下鉄を降り夏の森    ゆかり 朝百亜海亞
一転し涙にじませ夏料理       ゆかり
猫もまた定位置のある端居かな    ゆかり 月海
廃校に夏草を刈るひと集ふ      ゆかり 朝百け
 

では

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 6月28日(水)23時15分32秒
  締め切りますね。これから集計に入ります。
なんだかなあ。
 

せせいさん

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 6月28日(水)23時01分54秒
  もう少し待ちます。いつもぎりぎりね:笑  

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 6月28日(水)20時48分51秒
  ○夏の蝶履歴を消してゆくごとし
 ずいぶん人間感情が投影されていますね。

○歴史的写真のなかのサングラス
 マッカーサーしか思い出せないのはなぜだろう。

○歴然と蚊の声のする納戸かな
 はい。歴然と聞こえます。

○歴代の猫の写真よ額の花
 猫とか社長とか、パターンになっているような気がしますが、「額の花」を持ってきたことによって「猫のひたいほどの…」という別の慣用句を呼び込むことに成功して妙にねじれた可笑しさをたたえています。

○一階を薔薇で埋めて二階に住む
 一階は死者の部屋なのでしょうか。

○一匹の小鬼生まれて梅雨の闇
 「小」が妙に効いていますね。

○短夜の鴨居に下がる一張羅
 「愛の巣」感があります。

○鳰の巣へ一眼レフの尖るなり
 「尖るなり」がすばらしいですね。ズームレンズがぐっと伸びる感じが捉えられています。

○うまくゆく順位でいへば木下闇
 木下闇だったら、すごくうまく行ったような気もします。

○兜虫位の意地を見せてくれ
 へたれているわけですね。

○電位差は電圧のことソーダ水
 ソーダ水のぴしぴし感がうまく表現されています。

○クレヨンの黄色とりあふ木下闇
 そのうち、人の画用紙に描き始めます。

○夏痩せや顔から胸の辺りまで
 脇腹や下半身は充実しているのですね。
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2017年 6月28日(水)12時03分10秒
  ◯夏の蝶履歴を消してゆくごとし
すーっとフェイドアウト。

◯紫陽花のつづきに座るお歴々
「つづき」が感じ。

◯代々の金魚の名前みなハナコ
明るい。名前は大事です。

◯代々木にて地下鉄を降り夏の森
神宮という大きな森が都心の真ん中にある不思議。

◯代返に使ふ声色夏期講習
今でも?

◯一階を薔薇で埋めて二階に住む
二階でかぐ香りやいかに。

◯空梅雨や一円玉は一グラム
百枚百グラムと思うと、意義深い。

◯鳰の巣へ一眼レフの尖るなり
ぐぐっとレンズが飛び出してる様子か?

◯灰皿と碁盤の位置と夕凪と
暑い日が暮れてさて。

◯五位鷺の水ごと昏くなつてゆく
全体がぼーっと水墨化。

◯白日傘互ひの位置を計りをり
日傘の、なんというか「わがまま」な感じが出ています。

◯エイリアン現れさうな冷蔵庫
中に居るのではなく現れて開けると。

◯屁の河童ほどの寂しさ浮いてこい
河童が浮いてきそうな・・・。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 6月28日(水)09時58分40秒
  ◯夏の蝶履歴を消してゆくごとし
現。

◯ひつじ草代役で行く美術館
件。

◯炎昼や支店の消えて代理店
元。

◯夏料理シェアし代官山の裏
減。

◯代々木にて地下鉄を降り夏の森
舷。

◯まくなぎの一匹に触れ終了す
限。

◯一向にすすまぬ事案かたつむり
厳。

◯一匹の小鬼生まれて梅雨の闇
幻。

◯瓜揉むに方位気にする女かな
験。

◯昼寝覚め出窓の位置をみうしなふ
眩。

◯猫もまた定位置のある端居かな
間。

◯カルピスが紫色で癒される
源。

◯香水にぶつかる香水エレベータ
嫌。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 6月27日(火)21時37分16秒
  ◯歴史家の家に常駐ひきがへる
何か重要な見落としを主張しているとか。

◯夏野菜代金適宜この箱へ
味は帰ってからのお楽しみ。

◯代々の金魚の名前みなハナコ
何代目かは不明です。

◯代々の竹婦人並べ干されをり
古くなって捨てられないほどの愛着。色とか臭いとか大丈夫なのか。

◯一向にすすまぬ事案かたつむり
つまり休憩中。

◯一点の差に終はりたる夕焼かな
どうせなら大差のほうがあきらめもつきます。

◯空梅雨や一円玉は一グラム
はい。でも百円は百グラムではありません。

◯灰皿と碁盤の位置と夕凪と
煙が真っすぐ上がっていきます。

◯昼寝覚め出窓の位置をみうしなふ
なぜ出窓なのか。非常口なのか。

◯白日傘互ひの位置を計りをり
上下にかわすか、それとも直接対決で。

◯クレヨンの黄色とりあふ木下闇
仲良くしてね。

◯廃校に夏草を刈るひと集ふ
本当は肝試しだったり。

◯夕凪やふにやりと眠る赤ん坊
何か横切ったのでしょう。

 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 6月27日(火)17時50分59秒
  ◯夏の蝶履歴を消してゆくごとし

手品師みたいにね。

◯紫陽花のつづきに座るお歴々

お歴々!かわいらしい。

◯巡歴を終へて水母となつてをり

いきつくさきはやっぱり水母だったのね。

◯病歴に水虫あせも火事ヲタク

しょぼすぎる病歴のわりに過激な趣味。

◯遍歴のことはさておき心太

はやく聞きたい。

◯歴史家の家に常駐ひきがへる

家でもときどきひきがえると遭遇します。常駐しているようです。


◯歴然と蚊の声のする納戸かな

たしかに歴然!です。

◯代々の金魚の名前みなハナコ

花子という象もいました。

◯一階を薔薇で埋めて二階に住む

つかのまいい匂いしそう。二階に外階段ついてる。


◯短夜の鴨居に下がる一張羅

一張羅ってなんか大正モダン。

◯瓜揉むに方位気にする女かな

微妙な気配がきになるのよ。

◯五位鷺の水ごと昏くなつてゆく

儚い墨絵みたいなテイスト。

◯白日傘互ひの位置を計りをり

鬼気迫るライバル意識。
 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 6月27日(火)16時06分4秒
  ○紫陽花のつづきに座るお歴々
お歴々も七変化のように。

○水打つて歴女あつまる古本屋
程よきかしましさ。

○ひつじ草代役で行く美術館
都合よきときに都合よく。

○代休はいつも月曜柚子の花
慎ましやかにちゃっかりと。

○代々木にて地下鉄を降り夏の森
夏の森の緑の生命力が半端ない。

○一抹の不安ハンモックのしなり
毎度一瞬頭を過るのである。

○空梅雨や一円玉は一グラム
一グラムが軽く感じてしまう日よ。

○短夜の鴨居に下がる一張羅
翌朝は遅刻厳禁。

○灰皿と碁盤の位置と夕凪と
いつものメンツがいつもの位置で。

○苔の花位牌ひねもす前を向き
苔の花が味わい深く。

○白日傘互ひの位置を計りをり
気づかれたくない知人とか。

○いつまでも向き定まらず竹婦人
居心地が悪かったのかしら。

○夕凪やふにやりと眠る赤ん坊
柔らかでぷよぷよでかわいい。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 6月27日(火)11時43分20秒
  〇巡歴を終へて水母となつてをり
う~ん、巡歴が終わっても輪廻は終わりません。

〇水打つて歴女あつまる古本屋
その手の本がメインの古本屋さん。

〇代々木にて地下鉄を降り夏の森
地下鉄がいいですね。実際はJRであっても。森の量感と湿度を感じます。

〇まくなぎの一匹に触れ終了す
終了って・・・。他人事なのね。

〇一階を薔薇で埋めて二階に住む
倉庫の上に住んでいるのかな? 出荷前の薔薇とか・・。

〇一献を重ねて信用梅雨晴間
なにやら怪しげな関係の信用ですね。

〇空梅雨や一円玉は一グラム
虚しさを感じてしまいます。

〇五位鷺の水ごと昏くなつてゆく
水ごと昏く、というのが良いですね。作者も昏くなっていきますが。

〇いつまでも向き定まらず竹婦人
暑そう!!

〇エイリアン現れさうな冷蔵庫
新しく買った冷蔵庫は、しばらくそんな感じです。

〇カルピスが紫色で癒される
色の違うカルピスで、気分転換しましょう。

〇廃校に夏草を刈るひと集ふ
廃校前には、村の皆が運動会にも入学式にも集まったのですね。

〇夕凪やふにやりと眠る赤ん坊
「ふにゃり」に即物感があります。
 

選句しました。

 投稿者:由季  投稿日:2017年 6月26日(月)22時39分35秒
  ○なめくぢりよべの軌跡の歴残と
粘着質に光っています。

○夏の蝶履歴を消してゆくごとし
黒い影が過ぎるのはそんな感じ。

○歴史家の家に常駐ひきがへる
歴史家と蟇はいい取り合わせ。

○歴然と蚊の声のする納戸かな
嫌な納戸ですね。声と言ったのがよかった。

○ひつじ草代役で行く美術館
どんなシチュエーションでしょう。
場所は上野をイメージしました。

○代々の金魚の名前みなハナコ
それでも名前をつける、ある意味律儀。

○一抹の不安ハンモックのしなり
ギシギシいうのが不安を感じさせます。

○短夜の鴨居に下がる一張羅
明日の予定が楽しみです。

○兜虫位の意地を見せてくれ
結構な意地な気がします。

○白日傘互ひの位置を計りをり
女性同士の微妙な関係でしょうか。

○エイリアン現れさうな冷蔵庫
そんな冷蔵庫ありそうな、無さそうな。

○窓際に並ぶ面々雲の峰
学校の窓を連想。健康的な感じがします。

○夕凪やふにやりと眠る赤ん坊
生まれたて感あり。
 

レンタル掲示板
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