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選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 3月12日(日)21時15分35秒
  〇チューリップ開き全室南向き
いいですね、健康的で。引っ越したい。

〇永き日の全自動てふ機械かな
全自動主婦。

〇うつりゆく気球の影や春の山
つい色とりどりの空を見上げますが、地面に重なり合う影にも興趣がありますね。

〇ガラス球いくつも吊し修司の忌
修司には繊細な面もあったのですね。

〇春の土正しく均し野球かな
ピッチャーマウンドの高さも正しく。

〇凍ゆるむ正方形の菱形に
ゆるみ方が数式に則って。

〇結び目を手で探りたる朧かな
その後のことは知りませんが。。

〇結界と知らず手折りし桃の花
その後のことは知りませんが。。

〇結界のしるしの石や蝶の昼
一枚の石が結界の「しるし」。

〇結納の道具一式春灯
ああ懐かしい。。

〇結論はついに言はない蕗の薹
かすかな苦さが残るのも人生の機微。

〇髪結いの亭主見ながら木の芽和え
見ているのはその髪結いさん?

〇ケセラセラぺんぺん草も言ふてをる
そうでしたか、そうだったんですか。もっと早くそれを聞きたかった。

〇ちりめんじやこちりめんじやこと睦み合ふ
あのごちゃごちゃ重なっている状態をなんと優しく見ていることでしょう。
 
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 3月12日(日)17時43分55秒
編集済
  ◎永き日の全自動てふ機械かな
永日が似合う。洗濯機かなんかだろうけど、我が家には全自動麻雀卓があります。なんとも日永です。

◎湖の全景見えて花の冷え
見えるなあ。

◎全方位男女交際春の蟻
春情っていそがしいよね。

◎土恋しミドリ安全作業靴
ミドリ安全.com。こんなメーカーよく知っていますねえ。

◎うつりゆく気球の影や春の山
見える、見える。

◎おぼろ夜のはだか電球まめ電球
このおぼろ夜の神社裏を知っています。

◎ガラス球いくつも吊し修司の忌
天井桟敷の美術っぽい。

◎球場へ向かふ人人鳥雲に
おお、待ちわびた球春。

◎虫出しの雷地球儀を滑る指
春雷、地球儀、指。俳句です。

◎冷凍の平らなご飯涅槃西風
タッパなのかラップに包まれているのか、ご飯の白さが見えます。

◎結界のしるしの石や蝶の昼
巧い。

◎結納の道具一式春灯
本物のスルメとか使った昔風の豪勢なやつ。

◎子のそばを母は離れず雛納
細かい作業です。ひとつひとつ丁寧に紙にくるんで大事に箱に戻します。

◎人力車行く黒塀や春灯し
置屋から料亭、待合。よきかな。
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 3月12日(日)13時45分2秒
  ◯満天星躑躅全力で咲くつもり
 躑躅はちょっと狂った感じで好きじゃなけど、たしかに全力で咲いてますね。

◯うつりゆく気球の影や春の山
 いい光景。

◯たんぽぽの球体移動はればれと
 おお、あれを球体移動ととらえましたか!

◯亀鳴くやジン一本の冷凍庫
 あれこれ蔵わずにジン一本だけという潔さ。まあ、ただの呑兵衛:笑

◯山ほどのちりめんじゃこを凍らせる
 大量のいただき物でしょうか。冷凍するしかないっすね。

◯人間の赤子泣きをり凍てゆるむ
 人間の赤子って、なんだかすごい言い方:笑

◯簡単に至る結論亀鳴けり
 案外そんなもの。亀も鳴くね。

◯結び目を手で探りたる朧かな
 なんの結び目か隠しているところがグー。

◯結界と知らず手折りし桃の花
 そりゃあかん。なにか恐ろしいことが起こる。

◯結界のしるしの石や蝶の昼
 その石を過ぎた蝶の影。いいですね。

◯ケセラセラぺんぺん草も言ふてをる
 ぺんぺん草ならきっとそう言う。

◯ちりめんじやこちりめんじやこと睦み合ふ
 鯛じゃなくてちりめんじゃこかあ。たしかに睦み合っているようにも見える。涅槃像も見えてきました:笑

◯子のそばを母は離れず雛納
 壊されてしまいそうで心配なのか。いや、大切に扱うことを教えているのでしょうね。

◯小遣値下げ蛍烏賊は譲れぬ
 季節のもの、小遣下げられてもこれは食べなきゃならぬ。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 3月12日(日)06時39分44秒
  ☆チューリップ開き全室南向き
 お部屋の向きは結構大事。

☆全行程徒歩で行くらし春の山
 バス乗継ぎの旅ではないのね。

☆全身を脱毛したい花粉症
 むずむず、花粉症の方のお気持ちなのでしょう。解るような気がする。

☆全部入り主義者と下る春の坂
 全部入りだと1,000円超になってしまうラーメンもあるからね、全部入り主義ってブルジョア。

☆満天星躑躅全力で咲くつもり
 満天星躑躅っぽさ横溢。

☆うつりゆく気球の影や春の山
 上手くて嫌味のない俳句。春がイイね。

☆暖かな雨北半球を濡らしをり
 俳句的な大きな視点。

☆凍ゆるむ正方形の菱形に
 分かるようで分からないもどかしさの愉悦。

☆羊蹄や愛の言葉に凍りつき
 心凍らせて。

☆はだら雪微かにきしむ連結器
 連結器ってとてもindustrialっぽいのになぜか詩的。

☆結界と知らず手折りし桃の花
 知らぬが仏。

☆たつぷりと蕎麦湯のありて日永かな
 幸せな時間。

☆小遣値下げ蛍烏賊は譲れぬ
 譲るな譲るなよ。

☆朧夜のブエノスアイレスから悲鳴
 地球の裏側から。
 

全球凍結句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 3月12日(日)00時49分2秒
  投句一覧です。

【全】
チューリップ開き全室南向き
につぽんの全域なべて霾れり
永き日の全自動てふ機械かな
完全に口開かるる蜆かな
湖の全景見えて花の冷え
青き踏む全権大使夫人かな
全巻を揃へて小さき春休
全行程徒歩で行くらし春の山
全身を脱毛したい花粉症
全部入り主義者と下る春の坂
全方位男女交際春の蟻
卒業歌緊張ながき全休符
池之端左卜全似の柳
土恋しミドリ安全作業靴
満天星躑躅全力で咲くつもり

【球】
うつりゆく気球の影や春の山
おぼろ夜のはだか電球まめ電球
かひやぐら青空球児好児立つ
ガラス球いくつも吊し修司の忌
しやぼんだまひとつ離れて地球めく
たんぽぽの球体移動はればれと
球根植う中央高き上木鉢
球場の個数で測る春の土砂
球場へ向かふ人人鳥雲に
球審がポークと言つたから梅見
桜ちらほら門球のおぢいさん
春の土正しく均し野球かな
暖かな雨北半球を濡らしをり
虫出しの雷地球儀を滑る指

【凍】
きつちりと凍り豆腐の暮春かな
解凍後乗れますとあり春の雲
亀鳴くやジン一本の冷凍庫
山ほどのちりめんじゃこを凍らせる
人間の赤子泣きをり凍てゆるむ
蝶いまだ凍え飯舘村遠し
凍ゆるむ正方形の菱形に
凍返ることばの裏のうらのうら
白たんほぽ解凍できぬ言葉かな
羊蹄や愛の言葉に凍りつき
冷凍のベジタブルから春の声
冷凍の浅蜊を戻し季語とせむ
冷凍の平らなご飯涅槃西風
冷凍の餃子を焦がし鳥雲に

【結】
かはるがはる結ぶおにぎり春の雨
はだら雪微かにきしむ連結器
ぺんぺん草クロツキーモデル髪を結ひ
簡単に至る結論亀鳴けり
靴紐の結べばほどけ雲雀東風
結び目を手で探りたる朧かな
結界と知らず手折りし桃の花
結界のしるしの石や蝶の昼
結婚は墓場か四苦かシネラリア
結審へかかる一生復活祭
結納の道具一式春灯
結論はついに言はない蕗の薹
日永かな結び目ゆるむ登山靴
髪結いの亭主見ながら木の芽和え
連結の揺れ少し来る遅日かな

【当季雑詠】
ケセラセラぺんぺん草も言ふてをる
コヒーの滓かわきだす鷽のそら
たつぷりと蕎麦湯のありて日永かな
ちりめんじやこちりめんじやこと睦み合ふ
まなうらに咲く故郷の桜かな
よく見ればハート鈴生り花なづな
旧友とここで散会竹の秋
子のそばを母は離れず雛納
春の宵温水プールの音ぼやけ
小遣値下げ蛍烏賊は譲れぬ
笑ひ顔ばかり思ふ日蓬餅
人力車行く黒塀や春灯し
数式の消されしセルも陽炎える
波音を聞くや効かずや猫の恋
母の子の両側に咲くチューリップ
剪定の長尺物や人の妻
朧夜のブエノスアイレスから悲鳴

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:3月15日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

すみません

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 3月 8日(水)22時39分36秒
  集計に間違いがありました。
元を直しています。

けんじさん、百花さんすみませんでした。
 

全球凍結句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 3月 8日(水)20時38分35秒
  出題です。

【全】
【球】
【凍】
【結】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:3月11日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

団体旅行句会結果発表

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 3月 8日(水)20時30分35秒
編集済
  結果発表です。間違いありましたらご一報ください。

団塊の世代で雲雀打ち上げよう    海太
世間体気にしてゐたる嫁菜飯     海太
旅ゆけば駿河の国で田螺鳴く     海太  むら亜
ねえ行くの行かないの蛇の出るところ 海太  月あ洋
白魚の白ならジンクホワイトで    海太  百

雛の夜を抜けて阿頼耶識の旅団    なむ  月亜ゆ
鞄のなかに数体の誕生仏       なむ  洋
旅荘から川へ無数のかざぐるま    なむ  あけ
雛壇の裏なる暗夜行路かな      なむ  百苑由
島唄やふらここ高く低く漕ぐ     なむ  あ苑

楽団員募集広告風光る        らくだ 朝百苑洋亜由
春昼の体重計は嘘をつく       らくだ 月あ亜
旅に出るまでは仔馬のままでいい   らくだ 朝あ洋亜由
行き先は白木蓮に告げてゆけ     らくだ 海洋由
枯色に色差すごとく雉あゆむ     らくだ

団地から遠足の子等こぼれ出づ    朝比古 む百海け
体幹を鍛へてゐたり猫の戀      朝比古
ガリ版の旅の栞や花菜風       朝比古 むけ
波音は行李の小豆春深し       朝比古 むら苑洋亜
部屋のやや暗きところの種袋     朝比古 む月あ苑亜由ゆ

桜咲く応援団に誘はれる       苑を  朝む百
体育教師明るし鳥曇に入る      苑を  朝洋
のどけしや駅前旅館から伴淳     苑を  む月海
虻飛んで行進曲の先頭に       苑を  朝む百洋
恋猫の目の金色が動き出す      苑を  朝あゆ

霾ぐもり静かに並ぶ弁護団      月犬  あ亜由け
全体の見えぬ花見とまたなりぬ    月犬  亜け
旅程にはなけれど朧の海に寄る    月犬  ら海
特朗普の兵の行進草朧        月犬
嗚呼だれも往きて還らぬ朧かな    月犬  む百海け

馬の仔の地団駄ふんでゐたりけり   洋子  月
ややこしい一体感や鳥の恋      洋子  ら海ゆ
蝌蚪生る田川飛旅子の鞄かな     洋子  月ら由
ざら紙の野ざらし紀行わらび餅    洋子  月
春の闇お相撲さんの匂いかな     洋子  む月亜ゆ

小粉団の花や再びインターホン    あんこ 月海洋
花守の体のすこし透けはじむ     あんこ 朝ら百苑洋由ゆけ
旅客機の腹の銀色石牡丹       あんこ け
団地行きバスに揺られる春大根    あんこ 月ら百苑亜由
沈丁のまるく香りし小学校      あんこ 由ゆけ

山笑ふ団塊ジュニア連れ立ちて    由季
体育の記憶ちりちり春の暮      由季  む苑け
三月の旅に洗濯物白し        由季  ゆ
アネモネやバスの行先確認し     由季  朝
春めきてみたらし団子歯で抜きぬ   由季  あけ
旅に出ると言ひ置き枝垂梅の下    由季  苑洋

春野なり神器三種の串団子      百花
俗にゐて俗体通す鶯菜        百花  らゆ
春ショール旅程は帰路の予約から   百花  むら亜
新入生行きも帰りも同じ道      百花  あ苑由
旧き良き木造家屋むめ香る      百花  ら

団長の振りたる小旗風光る      亜紀  朝海洋け
飼猫と体鍛へてをれば春       亜紀  海あ
旅人になりたくて吹くしやぼん玉   亜紀  朝らあ苑由
行く先はゆくゆく決める春の川    亜紀  朝百洋ゆ
白梅やあんこみたらし串だんご    亜紀  苑
廃船の傾いでゐたる黄沙かな     亜紀  む月百
うすらひの正体を知るポリバケツ   亜紀  朝ゆ
永き日のマウスパッドを滑りゆく   亜紀  海あ

団らんの中心にある春炬燵      けんじ
体操の反りの曖昧春椎茸       けんじ ゆ
旅立の朝に幾つも名草の芽      けんじ
行進の先頭に蒲公英の絮       けんじ 海苑亜ゆ
不都合なもの現るる春の土      けんじ 朝百ら由

団の字を横顔として春の海      ゆかり
鳥曇けふも体位のことばかり     ゆかり 月海
刻一刻春星として終はる旅      ゆかり 海
改行もやむなき春のうれひかな    ゆかり らけ
春泥として伊弉諾に返納す      ゆかり 百
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 3月 8日(水)19時00分36秒
  ◯春めきてみたらし団子歯で抜きぬ
やっぱり団子はこう食べないと。焼き鳥と同じ。

◯団地から遠足の子等こぼれ出づ
がやがやと集合します。

◯団長の振りたる小旗風光る
なるべく高く振ってください。迷子続出します。

◯霾ぐもり静かに並ぶ弁護団
なんか怖くて胡散臭い。

◯花守の体のすこし透けはじむ
実は花の精とか。

◯全体の見えぬ花見とまたなりぬ
ではドローンで撮影しましょう。

◯体育の記憶ちりちり春の暮
運動が苦手な人にはこの「ちりちり」わかります。

◯ガリ版の旅の栞や花菜風
懐かしい。年齢がばれそう。

◯旅客機の腹の銀色石牡丹
空の高さを感じます。

◯旅荘から川へ無数のかざぐるま
すこし怖い。発電しているとか。

◯改行もやむなき春のうれひかな
とりあえず一休みしましょう。

◯沈丁のまるく香りし小学校
着実に春が来てます。

◯嗚呼だれも往きて還らぬ朧かな
毒ガスなのか。

 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 3月 7日(火)23時35分8秒
  ○雛の夜を抜けて阿頼耶識の旅団
 阿頼耶識がぞわぞわと群をなして駐屯している感じが「旅団」にあって、じつに怖いです。

○ややこしい一体感や鳥の恋
 ぜんぜん一対一でない感じが、ほんとうに人間離れしてややこしいですよね。

○花守の体のすこし透けはじむ
 この句会、パターンのようにこんな感じの花守の句が毎年出されません?

○俗にゐて俗体通す鶯菜
 鶯菜とは、俗にしては質素ですね。

○体操の反りの曖昧春椎茸
 よくぞ春椎茸なんて変なものを持ってきましたね。しんなりとした質感がじつに上五中七と響き合っています。

○三月の旅に洗濯物白し
なんかきりりとした感じがあります。余寒に合いそうな白さです。

○行く先はゆくゆく決める春の川
 春の気分があります。

○行進の先頭に蒲公英の絮
 いつか吹くために絮を持っているのですね。

○うすらひの正体を知るポリバケツ
 庭に出しっぱなしで雨水がたまったようなあれですね。

○春の闇お相撲さんの匂いかな
 椿油のような匂いなのでしょうか。「お相撲さん」というゆるい言い方がじつに効いています。

○沈丁のまるく香りし小学校
 「まるく」がいいですね。

○部屋のやや暗きところの種袋
 先送りした生命が詰まっていそうです。

○恋猫の目の金色が動き出す
 目が幽体離脱するみたいな感じがいいです。

 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2017年 3月 7日(火)22時59分44秒
  ○楽団員募集広告風光る
明るい感じがします。

○霾ぐもり静かに並ぶ弁護団
大きな裁判なのでしょうね。重苦しい雰囲気。

○花守の体のすこし透けはじむ
花時が近づいているのでしょうか。

○旅に出るまでは仔馬のままでいい
なんだか切ないですね。

○旅人になりたくて吹くしやぼん玉
淡い願望のままで終わりそう。

○蝌蚪生る田川飛旅子の鞄かな
鞄、とワンクッション置いたところが巧み。

○行き先は白木蓮に告げてゆけ
白木蓮なら受け止めてくれるかも。

○新入生行きも帰りも同じ道
あたりまえですが新入生の真面目に歩く様子が可愛い。

○雛壇の裏なる暗夜行路かな
ただならぬ感じがします。

○団地行きバスに揺られる春大根
平和な暮らし。

○沈丁のまるく香りし小学校
沈丁香りはノスタルジックです。

○不都合なもの現るる春の土
二時間ドラマでしょうか。

○部屋のやや暗きところの種袋
明るいところには置かないでしょうね。
種袋の存在感があります。
 

選句しました

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 3月 7日(火)17時21分19秒
編集済
  ○楽団員募集広告風光る
学生時代にちょっと齧っただけだけどね。

○雛の夜を抜けて阿頼耶識の旅団
怪しさ満点。

○霾ぐもり静かに並ぶ弁護団
無言の圧力。

○春昼の体重計は嘘をつく
デザートは別腹の真相。

○全体の見えぬ花見とまたなりぬ
だんだんと人押し寄せて。

○春ショール旅程は帰路の予約から
おとなの休日。段取りは必須。

○旅に出るまでは仔馬のままでいい
いつまでも傍に置いておきたい。

○旅ゆけば駿河の国で田螺鳴く
古き良き日本の田園風景。

○行進の先頭に蒲公英の絮
引き寄せられるように野に出てゆく人々。

○団地行きバスに揺られる春大根
肝っ玉母さんのおつかい。長閑~。

○波音は行李の小豆春深し
聞くほどに穏やかになる音。

○春の闇お相撲さんの匂いかな
鬢付油のあまやかな匂い。

○部屋のやや暗きところの種袋
じっと出番を待っている。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 3月 7日(火)16時21分12秒
  ◯楽団員募集広告風光る

なぜか自衛隊員募集に似てる。

◯小粉団の花や再びインターホン

もしかして留守かな。

◯団長の振りたる小旗風光る

小旗がしょぼい。

◯花守の体のすこし透けはじむ

こんなふうに消えていけたらいいな。

◯鞄のなかに数体の誕生仏

仏さんをポケットにしまっていたオジさん思い出す。
すりきれた渋いチノパンはいてた。

◯体育教師明るし鳥曇に入る

むやみに明るいんですね。

◯旅に出ると言ひ置き枝垂梅の下

すきなタイプ。

◯旅に出るまでは仔馬のままでいい

ずっと仔馬だったらどうするんだろ。

◯ねえ行くの行かないの蛇の出るところ

この言いよう・・・。やってれば。

◯虻飛んで行進曲の先頭に

虻もやるねぇ。

◯行き先は白木蓮に告げてゆけ

たしかに白木蓮はガチかも。

◯行く先はゆくゆく決める春の川

うん。

◯波音は行李の小豆春深し

小豆のおと聞こえてきます。

 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 3月 7日(火)10時17分14秒
  ○楽団員募集広告風光る
著名な楽団とは思えず。明るさがいいです。

○花守の体のすこし透けはじむ
花守の非在。花らしい。

○体育の記憶ちりちり春の暮
いろんな意味で体育苦手の私には実感あり。

○旅に出ると言ひ置き枝垂梅の下
なんだか可笑しい。言い置いてみたかったのね。

○旅人になりたくて吹くしやぼん玉
そうなのか。しゃぼん玉って少し悲しい。

○行進の先頭に蒲公英の絮
行進ってものは少し可笑しい。

○新入生行きも帰りも同じ道
そうそう最初は寄り道もなし。

○雛壇の裏なる暗夜行路かな
雛壇裏にはドラマがある。

○団地行きバスに揺られる春大根
外は大根畑。のどか。

○波音は行李の小豆春深し
ラジオの時代。

○島唄やふらここ高く低く漕ぐ
ふらここの時間。

○白梅やあんこみたらし串だんご
よいですなー。梅よりだんご。

○部屋のやや暗きところの種袋
明るいところには置かない。たいていやや暗。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 3月 6日(月)21時30分24秒
  ○春めきてみたらし団子歯で抜きぬ
勢いよく、甘さも春めいて。

○霾ぐもり静かに並ぶ弁護団
静かなドラマを感じます。

○飼猫と体鍛へてをれば春
薄着になりますしね。猫も一緒ってのがいい。

○春昼の体重計は嘘をつく
で、鍛えてるのに~

○旅に出るまでは仔馬のままでいい
なんだろう、この柔らかい哀しみ。

○旅人になりたくて吹くしやぼん玉
儚くも美しい。旅人になりたいってのがいいです。

○旅荘から川へ無数のかざぐるま
鄙びていて、回る無数の色が幻想的。

○ねえ行くの行かないの蛇の出るところ
子どものつぶやきみたい。怖いものにつながっていく
イメージもいい。

○新入生行きも帰りも同じ道
当たり前なんだけど、新入生で何か異なる感慨がします。

○永き日のマウスパッドを滑りゆく
つい、いろいろネットサーフィンしてしまう。

○島唄やふらここ高く低く漕ぐ
島唄の感じと、ふらここの波が響き合っている。

○部屋のやや暗きところの種袋
音も暗く静か。

○恋猫の目の金色が動き出す
魔の時間。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 3月 6日(月)06時24分53秒
  ◯小粉団の花や再びインターホン
ピンポンダッシュか!

◯団地から遠足の子等こぼれ出づ
豆か!

◯団長の振りたる小旗風光る
安田サーカスか!

◯ややこしい一体感や鳥の恋
知恵の輪か!

◯飼猫と体鍛へてをれば春
暇か!

◯鳥曇けふも体位のことばかり
謝国権か!

◯のどけしや駅前旅館から伴淳
三木のり平も入れたらんか!

◯刻一刻春星として終はる旅
死んだんか!

◯旅程にはなけれど朧の海に寄る
耄碌したか!

◯行き先は白木蓮に告げてゆけ
鈴木真砂女か!ちょっと違ったか?

◯行進の先頭に蒲公英の絮
つかこうへいか!

◯永き日のマウスパッドを滑りゆく
欧米か!

◯嗚呼だれも往きて還らぬ朧かな
薩摩飛脚か!
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 3月 5日(日)18時11分17秒
  〇楽団員募集広告風光る
リズムが合わせられる方ならどなたでも。。

〇桜咲く応援団に誘はれる
容姿、年齢、不問、とか。。

〇団地から遠足の子等こぼれ出づ
拾ってください、記憶の中の団地の子等。。

〇花守の体のすこし透けはじむ
篝火の熱気のせいでしょうか。。

〇虻飛んで行進曲の先頭に
わらしべに結んであるのでしょうか。。

〇行く先はゆくゆく決める春の川
せっかちは大敵。。

〇雛壇の裏なる暗夜行路かな
裏が表になったときには。。

〇団地行きバスに揺られる春大根
膝の上も下も揺られて。。

〇春泥として伊弉諾に返納す
今更とは思いますが。。

〇廃船の傾いでゐたる黄沙かな
四千年も、ってことは無いでしょうが。。

〇白魚の白ならジンクホワイトで
踊り食いに限るとでも。。

〇不都合なもの現るる春の土
だから掘っちゃいけないって。。

〇嗚呼だれも往きて還らぬ朧かな
是非ご一緒にあちらで。。
 

選句です

 投稿者:らくだ  投稿日:2017年 3月 5日(日)14時36分31秒
  ◯ややこしい一体感や鳥の恋
 鳥から見れば人間のほうがややこしいかもしれない。

◯花守の体のすこし透けはじむ
 あらー、あちらの方だったんですね。でも花の下だとそれもありと思う。

◯俗にゐて俗体通す鶯菜
 それもまた悟りの境地。

◯春ショール旅程は帰路の予約から
 堅実なひとだ。でも、いわゆる団体ツアーじゃないってことですね。帰路を確保したらあとは目一杯好きなことする派か。

◯旅ゆけば駿河の国で田螺鳴く
 あはは、なんかバカにされてるようで、でも腹が立たない感じが好き。

◯旅人になりたくて吹くしやぼん玉
 タンポポの綿毛とかしゃぼん玉とか、ぽわーっと漂っていくものをみると旅に出たいと思う。
 代わりに飛ばすせつなさ。

◯旅程にはなけれど朧の海に寄る
 春の海はチャンスがあれば寄りたいです。

◯蝌蚪生る田川飛旅子の鞄かな
 鞄の中に生まれてずっと蝌蚪のままでいそうな感じがする。

◯改行もやむなき春のうれひかな
 改行しておさまったんでしょうか。

◯団地行きバスに揺られる春大根
 団地で降りるとは限らないけど、なんとものどかでゆかいな景。

◯波音は行李の小豆春深し
 音効さん。でもテクニック必須。

◯旧き良き木造家屋むめ香る
 そういう家には梅が一番似合う。

◯不都合なもの現るる春の土
 いろんな芽が出ると同時に、いろんな虫も出る。それともサスペンス劇場みたく白骨でも出たのかしらん?
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 3月 5日(日)13時16分9秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯小粉団の花や再びインターホン
 留守なんじゃない?反対に居留守使ってるのかなあ。

◯雛の夜を抜けて阿頼耶識の旅団
 難しい句だなあ、好き。

◯馬の仔の地団駄ふんでゐたりけり
 ふ~む、あれを地団駄と見るか。

◯春昼の体重計は嘘をつく
 そうかも知れぬ。

◯鳥曇けふも体位のことばかり
 なんのことやら:笑

◯のどけしや駅前旅館から伴淳
 はは、懐かしい名前。

◯蝌蚪生る田川飛旅子の鞄かな
 なんかありそうで可笑しい。

◯ざら紙の野ざらし紀行わらび餅
 三つ並べただけなのに、「ざら」→「ざら」→「わら」でいい味の世界が出現。

◯ねえ行くの行かないの蛇の出るところ
 行きます、ちょっと待ってくださいな、心の準備。

◯団地行きバスに揺られる春大根
 買い物帰りか、それとも団地に向かう行商のおばさんか。

◯春の闇お相撲さんの匂いかな
 なんだろう?相撲女子の句かなあ。

◯廃船の傾いでゐたる黄沙かな
 大正時代あたりの油絵みたいな感じの光景。

◯部屋のやや暗きところの種袋
 やや暗きというのがいいのかどうかね。その疑問を種子袋が救っている感じ。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 3月 5日(日)13時05分18秒
  ◎桜咲く応援団に誘はれる
嗚呼花の応援団。

◎団地から遠足の子等こぼれ出づ
リュックしょって二人また三人。ぽろぽろと。

◎体育の記憶ちりちり春の暮
ちりちり、いいね。

◎ガリ版の旅の栞や花菜風
いつの時代の話か、と思うけどあの匂い懐かしい。

◎のどけしや駅前旅館から伴淳
森繁だよ。

◎春ショール旅程は帰路の予約から
きちんとしてるなあ。

◎旅ゆけば駿河の国で田螺鳴く
虎造ぶし。いいね。

◎虻飛んで行進曲の先頭に
よきかな。ブラバン。

◎波音は行李の小豆春深し
音声さん、オヒョイか。。。

◎春の闇お相撲さんの匂いかな
鬢付け、甘ったるいんだ、あれ。

◎廃船の傾いでゐたる黄沙かな
見たかも。黄沙は付きすぎのようでいて、この場合はありですね。

◎部屋のやや暗きところの種袋
ふむ、見えます。

◎嗚呼だれも往きて還らぬ朧かな
こんなこと正面から嗚呼って言ってしまうところに一票。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 3月 5日(日)06時10分39秒
  ☆楽団員募集広告風光る
 手作りポスターかしらん。

☆桜咲く応援団に誘はれる
 嗚呼花の応援団。

☆団長の振りたる小旗風光る
 リーダーは苦労が多い。

☆花守の体のすこし透けはじむ
 花と同化してくる。

☆体育教師明るし鳥曇に入る
 風紀担当の場合が多いね。

☆旅に出るまでは仔馬のままでいい
 かわいい仔馬には旅をさせよ。

☆旅人になりたくて吹くしやぼん玉
 旅人と詩人は表裏一体。

☆アネモネやバスの行先確認し
 バスで行先を間違えると修復しにくいね。

☆虻飛んで行進曲の先頭に
 聖者の行進だろうか。虻、存外悲しい雰囲気が漂う不思議。

☆行く先はゆくゆく決める春の川
 急がず騒がず。たゆたう春の川の鷹揚さ。

☆うすらひの正体を知るポリバケツ
 青いやつ。

☆不都合なもの現るる春の土
 埋めちゃえ。

☆恋猫の目の金色が動き出す
 ぎらぎらと。
 

団体旅行句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 3月 5日(日)00時54分35秒
  投句一覧です。

【団】
楽団員募集広告風光る
桜咲く応援団に誘はれる
山笑ふ団塊ジュニア連れ立ちて
春めきてみたらし団子歯で抜きぬ
春野なり神器三種の串団子
小粉団の花や再びインターホン
雛の夜を抜けて阿頼耶識の旅団
団の字を横顔として春の海
団らんの中心にある春炬燵
団塊の世代で雲雀打ち上げよう
団地から遠足の子等こぼれ出づ
団長の振りたる小旗風光る
馬の仔の地団駄ふんでゐたりけり
霾ぐもり静かに並ぶ弁護団

【体】
ややこしい一体感や鳥の恋
花守の体のすこし透けはじむ
鞄のなかに数体の誕生仏
飼猫と体鍛へてをれば春
春昼の体重計は嘘をつく
世間体気にしてゐたる嫁菜飯
全体の見えぬ花見とまたなりぬ
俗にゐて俗体通す鶯菜
体育の記憶ちりちり春の暮
体育教師明るし鳥曇に入る
体幹を鍛へてゐたり猫の戀
体操の反りの曖昧春椎茸
鳥曇けふも体位のことばかり

【旅】
ガリ版の旅の栞や花菜風
のどけしや駅前旅館から伴淳
刻一刻春星として終はる旅
三月の旅に洗濯物白し
春ショール旅程は帰路の予約から
旅に出ると言ひ置き枝垂梅の下
旅に出るまでは仔馬のままでいい
旅ゆけば駿河の国で田螺鳴く
旅客機の腹の銀色石牡丹
旅人になりたくて吹くしやぼん玉
旅荘から川へ無数のかざぐるま
旅程にはなけれど朧の海に寄る
旅立の朝に幾つも名草の芽
蝌蚪生る田川飛旅子の鞄かな

【行】
アネモネやバスの行先確認し
ざら紙の野ざらし紀行わらび餅
ねえ行くの行かないの蛇の出るところ
虻飛んで行進曲の先頭に
改行もやむなき春のうれひかな
行き先は白木蓮に告げてゆけ
行く先はゆくゆく決める春の川
行進の先頭に蒲公英の絮
新入生行きも帰りも同じ道
雛壇の裏なる暗夜行路かな
団地行きバスに揺られる春大根
特朗普の兵の行進草朧
波音は行李の小豆春深し

【当季雑詠】
うすらひの正体を知るポリバケツ
永き日のマウスパッドを滑りゆく
旧き良き木造家屋むめ香る
枯色に色差すごとく雉あゆむ
春の闇お相撲さんの匂いかな
春泥として伊弉諾に返納す
沈丁のまるく香りし小学校
島唄やふらここ高く低く漕ぐ
廃船の傾いでゐたる黄沙かな
白魚の白ならジンクホワイトで
白梅やあんこみたらし串だんご
不都合なもの現るる春の土
部屋のやや暗きところの種袋
恋猫の目の金色が動き出す
嗚呼だれも往きて還らぬ朧かな

(以上)

13句選(特選、逆選なし)
選句締切:3月8日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

団体旅行句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 3月 1日(水)21時31分34秒
  出題です。

【団】
【体】
【旅】
【行】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:3月4日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

終末時計句会結果発表

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 3月 1日(水)21時22分30秒
  集計です。間違いありましたら、ご一報ください。

終電の無人の窓の春の燭      なむ
末吉をそつと上巳の段に置く    なむ
亀鳴かず春の時雨となりにけり   なむ  海
貝寄風や計器の針が落ち着かぬ   なむ  てけ由
春の季語ほとんど酒の名となりぬ  なむ  百ゆ

青き踏む中途半端な終り方     海太  け由
末つ子が可愛いなんて塾朧     海太
ある時は寄居虫ある時は羅漢    海太  む百洋
オギノ式計算機あゝひなまつり   海太
まだ早いいやもう遅いクロッカス  海太  由

いろいろのこと終らせて猫の恋   朝比古 月海洋亜由ゆ
ひりひりと末梢神経てふ朧     朝比古 洋七
午後四時の再放送や春眠し     朝比古 ゆ
計る人ちよいちよい春の競技場   朝比古 むて
春の夢指のあはひを砂零れ     朝比古 百あ亜け

沈丁花終りのページ捲りをり    あんこ 亜け
末黒野や麓の街の光りだす     あんこ 亜け
春の雨父の時計を裏返す      あんこ 朝月百亜け由ゆ
透明な計量カップ春の風邪     あんこ て海洋亜由ゆ
チューリップ終りの方は寝てゐたり あんこ 朝て洋七ゆ

芋植うることも今年で終りとす   月犬  朝
行く末は暗いふらここ漕ぐばかり  月犬  洋
花の島正午の時報鳴りにけり    月犬  てあ
虫出しの雷や深夜の大時計     月犬  む
朧夜のコロシアムから獅子の声   月犬  てあ

つばくらめ終の住処へついてくる  洋子  朝て百あ海亜由
週末は蜆を食べて生きてゐる    洋子  朝百由ゆ
紫雲英田にねてゐる犬の時間割   洋子  む月百海亜七け由
水草生う砂時計の砂のひつそり   洋子  あけ
おほつぶのたんぽぽ地球は平たい  洋子  あ七

終りあることの安らぎ揚雲雀    百花  朝月海亜ゆ
蕗味噌や末席に居る実力者     百花  てけゆ
浅春のめくるトランプ時事ニュース 百花
計り売る蜆パックの一円差     百花  む海ゆ
下萌や野草の名札ならび立ち    百花

終刊となりし雑誌や春の雪     亜紀  朝むて七
しやぼん玉すぐにお終ひ繰返し   亜紀  朝む百洋七け由
末席に控へてをればつくしんぼ   亜紀
時価といふ今に価値あり草萌ゆる  亜紀
永き日の計器の針の恙なし     亜紀
高音の発声練習冴返る       亜紀
霾るや半音上げて歌ふ歌詞     亜紀  む七由
駒音に少し遅れて春の月      亜紀  むて海洋

引鶴の声終幕の大団円       けんじ 月海亜
末法の世にもいくつも木の実植う  けんじ 月
風車時折何か呟けり        けんじ 百あ海洋
計画のまたも見直し二月尽     けんじ 朝月七
蛇出づと穴の次々塞がるる     けんじ 百

スケート場終日流すビートルズ   由季  朝むてゆ
受付の椅子末端に花の冷      由季  亜
白梅や時計ちらちら見る男     由季  月ゆ
鳥曇血圧計に腕預け        由季  朝月てあ洋
わたくしの前で区切られ春の列   由季  朝む百亜七け

くりかえす繰り言終わる木の芽時  七   海洋
世も末じゃ世も末じゃ世や虻唸る  七   むて百
時間です空欄のまま鳥帰る     七   月海
蛇穴を出れば時計狂いだし     七   月あ洋亜
早春の少年少女眼嵌め       七

終日禁煙てふ看板やかぎろへる   てふこ
うららかや漢方の名に末の文字   てふこ あ洋
花時の安請け合ひをしてしまふ   てふこ 朝あ七由
計算をせぬ物言ひや花菜漬     てふこ 月七
港すぐそこなる河津桜かな     てふこ あ海七ゆ

なほ点る春闇最終退場す      ゆかり あ
端末の壁紙として残る鴨      ゆかり む七け由
バリヤーのごとく固有時ねこやなぎ ゆかり
中国四千年の計量スプーン春の風  ゆかり 月百
痕跡をなほし春一番と知る     ゆかり け
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 3月 1日(水)20時58分48秒
  ○いろいろのこと終らせて猫の恋
 例えば自分の恋は終わって猫の恋を聞いているのは切ないですね。「いろいろのこと」がいろいろに読めます。

○スケート場終日流すビートルズ
 「レボリューションNo9」とか「ユー・ノウ・マイ・ネーム」とか変な曲も流すのでしょうか。

○終りあることの安らぎ揚雲雀
 何につけ終わりがないのは地獄です。

○週末は蜆を食べて生きてゐる
 平日はお酒をがんがん飲んでいるのでしょうか。めりはりのある暮らしですね。

○蕗味噌や末席に居る実力者
 どの世界の実力者なのか明確にしていないところがいいですね。

○午後四時の再放送や春眠し
 優雅ですね。

○春の雨父の時計を裏返す
 状況は分かりませんが、時間軸から自由になりたかったのでしょうか。

○白梅や時計ちらちら見る男
 犯罪のにおいがしますね。待ちぶせでしょうか。

○計り売る蜆パックの一円差
 一円差って、何グラム違うのでしょうね。

○透明な計量カップ春の風邪
 これ、すごく風邪の気分があります。

○チューリップ終りの方は寝てゐたり
 せがんで連れて行ってもらった映画とかでしょうか。「チューリップ」で年齢をほのめかすあたりが、もう少しひねりたい気もします。

○港すぐそこなる河津桜かな
 絵が浮かびます。

○春の季語ほとんど酒の名となりぬ
 「チューリップ」とか「鳥の巣」とか…。
 

選句しました。

 投稿者:由季  投稿日:2017年 2月28日(火)23時49分48秒
  ○いろいろのこと終らせて猫の恋
状況がよくわかりませんが気になる句。

○しやぼん玉すぐにお終ひ繰返し
その通りですね。

○つばくらめ終の住処へついてくる
何故か燕に好かれる家があります。

○青き踏む中途半端な終り方
どこで終えても中途半端な気がします。

○週末は蜆を食べて生きてゐる
蜆の栄養を過信しているのが可笑しい。

○端末の壁紙として残る鴨
季語としては無理がありそうだけれど面白い。

○花時の安請け合ひをしてしまふ
花時だしオッケー。

○紫雲英田にねてゐる犬の時間割
好きな人が通る時間とかあるのです。

○春の雨父の時計を裏返す
色々裏返す句はありますがこれは良い味わい。

○貝寄風や計器の針が落ち着かぬ
風のせいでもないと思うのですが。

○透明な計量カップ春の風邪
透明は使いやすい。春の風邪とよい距離感。

○まだ早いいやもう遅いクロッカス
確かに今が盛りというのがわかりにくい。

○霾るや半音上げて歌ふ歌詞
私は下げるばかりですが。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2017年 2月28日(火)22時05分31秒
  ○しやぼん玉すぐにお終ひ繰返し
淡々と続く日常と同じ。

○青き踏む中途半端な終り方
まだ草が少なかったのでまた来ましょう。

○沈丁花終りのページ捲りをり
終わってしまう悲しさを感じます。

○端末の壁紙として残る鴨
よほどきれいだったのか可愛かったのか。変な顔だったとか。

○蕗味噌や末席に居る実力者
気が抜けません。味が分からない。

○末黒野や麓の街の光りだす
対比が美しい。時間の経過も感じます。

○紫雲英田にねてゐる犬の時間割
次の時間は公園です。

○春の雨父の時計を裏返す
いろいろな思い出が感じられます。

○貝寄風や計器の針が落ち着かぬ
きりがないので窓を閉めるか、針を手で止めましょう。

○水草生う砂時計の砂のひつそり
ゆっくりと流れる時間を感じます。

○わたくしの前で区切られ春の列
人気店でしょうか。また明日並びましょう。

○痕跡をなほし春一番と知る
春までに直ってよかったです。

○春の夢指のあはひを砂零れ
つかめそうでつかめないもどかしさ。何かの暗示か。
 

選句しました。

 投稿者:  投稿日:2017年 2月28日(火)18時54分1秒
  ○しやぼん玉すぐにお終ひ繰返し
小さくなれるキノコを囓り、大きなシャボン玉に入って浮遊したい。

○終刊となりし雑誌や春の雪
終刊となった魅力的名雑誌多々。

○ひりひりと末梢神経てふ朧
もはや朧で痛みも感じ無くなりましたとさ。

○端末の壁紙として残る鴨
壁紙でも残ればいいじゃん、かも。

○花時の安請け合ひをしてしまふ
頭にも花咲いてしまう季節です。

○紫雲英田にねてゐる犬の時間割
いっしょに寝ようハチ公。

○計画のまたも見直し二月尽
いつものことや。

○計算をせぬ物言ひや花菜漬
いい人だわ~。きっと漬け物上手。

○おほつぶのたんぽぽ地球は平たい
たんぽぽの原でうつぶせするとそう思う。

○チューリップ終りの方は寝てゐたり
春眠。

○わたくしの前で区切られ春の列
行列の好きな江戸の人。

○港すぐそこなる河津桜かな
すがすがしい希望に満ちた明るい春です。

○霾るや半音上げて歌ふ歌詞
ちょっと軽快に。





 

選句しました

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 2月28日(火)17時26分32秒
  2017/02/28(火) 16:11
○いろいろのこと終らせて猫の恋
変化を楽しみませう。

○つばくらめ終の住処へついてくる
覚えていてくれた嬉しさ。

○引鶴の声終幕の大団円
引き際はド派手に。

○終りあることの安らぎ揚雲雀
そう、安らぎと感じる年代になった。

○沈丁花終りのページ捲りをり
一端ここで一区切り。人生も。

○受付の椅子末端に花の冷
背中を風がすーすー。

○末黒野や麓の街の光りだす
生命の再生のように。

○紫雲英田にねてゐる犬の時間割
犬にだって予定があるんだす。

○春の雨父の時計を裏返す
なんとなく仕草まで似てきた。

○蛇穴を出れば時計狂いだし
動けば変化してゆく世。

○透明な計量カップ春の風邪
熱っぽくて気怠いけど陽気。

○わたくしの前で区切られ春の列
あ~ん、とさりげなく悔しがる。

○春の夢指のあはひを砂零れ
指に残る砂の感触。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 2月28日(火)16時10分48秒
  ◯いろいろのこと終らせて猫の恋

トイレも流しもぴかぴかにしたし金柑の甘露煮もつくったし。

◯くりかえす繰り言終わる木の芽時

木の芽時って何かがこわれだすのかな。

◯しやぼん玉すぐにお終ひ繰返し

やめどきを模索中。

◯うららかや漢方の名に末の文字

あ!肉桂もはいってる。

◯ひりひりと末梢神経てふ朧

このところ朧なことがふえてる。

◯行く末は暗いふらここ漕ぐばかり

漕ぐまえにまずふらここにすわる筋肉が残っているかいなか。

◯ある時は寄居虫ある時は羅漢

羅漢かわいい。

◯風車時折何か呟けり

そういわれると何か言ってる気がする。

◯蛇穴を出れば時計狂いだし

やはり時差あるでしょうね。

◯鳥曇血圧計に腕預け

おだやかな暮らしぶり。

◯透明な計量カップ春の風邪

体が熱っぽいときは計量カップが妙に魅力的に見えたりする。

◯チューリップ終りの方は寝てゐたり

たしかに最近はたいてい終わりのほう寝てる。

◯駒音に少し遅れて春の月

しぶい。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 2月28日(火)06時42分35秒
  ◯いろいろのこと終らせて猫の恋
猫水富美加。

◯くりかえす繰り言終わる木の芽時
木の芽ナナ。

◯つばくらめ終の住処へついてくる
小燕一茶。

◯引鶴の声終幕の大団円
高千穂引鶴

◯終りあることの安らぎ揚雲雀
美空揚雲雀

◯亀鳴かず春の時雨となりにけり
亀田降雨期。

◯紫雲英田にねてゐる犬の時間割
ミシェル・ワーントル。

◯時間です空欄のまま鳥帰る
鳥光子。

◯風車時折何か呟けり
中谷弥七。

◯計り売る蜆パックの一円差
グレゴリー・パック。

◯透明な計量カップ春の風邪
春風邪ますみ。

◯駒音に少し遅れて春の月
三浦冤罪行。

◯港すぐそこなる河津桜かな
河津清桜郎。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 2月27日(月)22時12分36秒
  ○つばくらめ終の住処へついてくる
のどやかで沁みる光景。

○なほ点る春闇最終退場す
なほ、で最後の煌めきが最終退場を描き出す。

○うららかや漢方の名に末の文字
そうですよね、多いですよね。季語がいいなあ。

○花の島正午の時報鳴りにけり
なんとも明るい。眩しいくらい明るい。

○花時の安請け合ひをしてしまふ
安請け合いという展開がいい。しちゃうかもしれない。

○風車時折何か呟けり
回る風車を見ながら、動く唇がよく見える。

○蛇穴を出れば時計狂いだし
体内時計も現実の時計も。

○水草生う砂時計の砂のひつそり
時間もひっそり。静かな空間。

○鳥曇血圧計に腕預け
季語もいいし、景色もいい。

○おほつぶのたんぽぽ地球は平たい
寝転がってたんぽぽを見ていて、あ、大きいな
そして、背中の地球は平たいなと思ったのかな。
なんだかリアルで、でもキュートな詠みぶり。

○港すぐそこなる河津桜かな
そうですよね、すぐ海ですよね。
そのままの実景なのに、なんて豊かで美しい河津桜。
春の波のうねりがよく見えるからでしょうね。
この句、すごく好き。

○春の夢指のあはひを砂零れ
夢から覚めた後も、砂が指に残っていそう。
そんな不思議なような、恐いような感触の句。

○朧夜のコロシアムから獅子の声
ローマ帝国にタイムスリップしたかのような。
朧夜が幻想へ誘う装置として効いている。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 2月26日(日)21時39分53秒
  〇しやぼん玉すぐにお終ひ繰返し
近頃、口で吹かないでお道具振っているだけだったりって淋しくない?

〇つばくらめ終の住処へついてくる
引っ越しのとき、燕の巣も移したのでしょうか。

〇週末は蜆を食べて生きてゐる
一週間ぶんのオルニチン。

〇世も末じゃ世も末じゃ世や虻唸る
なかなか最後の日は来ませんけど。

〇ある時は寄居虫ある時は羅漢
ある時は主婦、ある時は俳人。。。遊び放題。

〇紫雲英田にねてゐる犬の時間割
一緒に寝ているのかな?

〇春の雨父の時計を裏返す
じっくり眺めて紛い物であるのを確認。

〇風車時折何か呟けり
ちょっと風が吹いたときだけ廻る風車。楚々としてすてき。

〇中国四千年の計量スプーン春の風
「中国四千年の」は取ってつけたようでいてなかなか。

〇わたくしの前で区切られ春の列
並んでいるとつい並びたくなる方かも。

〇蛇出づと穴の次々塞がるる
後戻りのできない人生。??

〇春の季語ほとんど酒の名となりぬ
寒造りの新酒は春先出るので、なのかしらん。。

〇春の夢指のあはひを砂零れ
春愁ですねえ。
 

選句です。

 投稿者:松本てふこ  投稿日:2017年 2月26日(日)17時00分28秒
  ◯スケート場終日流すビートルズ
ビートルズの句って大抵作り手のノスタルジーが色濃く出過ぎて
「う、うん…そうか…」ってなることが多いのですが、
この句のビートルズは「単なる素材」という感じがして
いいなと思います。

◯つばくらめ終の住処へついてくる
もう人生の終わりを見据えている自分の側に
ひたむきな若い命がいる面映さ。
ちょっと色っぽさもあり。

◯終刊となりし雑誌や春の雪
紙媒体の美学。

◯世も末じゃ世も末じゃ世や虻唸る
呪文のよう。

◯蕗味噌や末席に居る実力者
「実力者」という言い方に諧謔味を感じます。

◯花の島正午の時報鳴りにけり
二句切れがちょっと気になるけど、
桜が咲き乱れる島に時報が響く空気の
まったりとした質感が伝わります。

◯貝寄風や計器の針が落ち着かぬ
貝寄風って難しいなーと思ってたんですが、
こういう取り合わせ方があったか、と。
風と落ち着かなさはちょっとつきすぎかなと思うんですが。

◯計る人ちよいちよい春の競技場
春ひとり、の能村登四郎の句が反転したような。

◯鳥曇血圧計に腕預け
遥かなところへ意識を飛ばす感じ、分かるなあ。

◯透明な計量カップ春の風邪
「春の風邪」で甘さがちょっと足されるところが
いいですね。

◯チューリップ終りの方は寝てゐたり
のどかなコンサートかしら。
チューリップという季語が持つ喚起力をうまく利用している。

◯駒音に少し遅れて春の月
ファンタジック。この時期に将棋の句を出されると
すぐ取っちゃいますね…。

◯朧夜のコロシアムから獅子の声
帝政ローマのような世界!
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2017年 2月26日(日)13時05分24秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯いろいろのこと終らせて猫の恋
 またいろいろやっかいなことが始まります。

◯引鶴の声終幕の大団円
 大団円にふさわしい引鶴の声。

◯終りあることの安らぎ揚雲雀
 幸せな一生だったのか、それとも不幸せな一生だったのか。どちらにしても終りは来る。

◯末法の世にもいくつも木の実植う
 まだ未来にかける気持ちがあってよろしいかと。

◯紫雲英田にねてゐる犬の時間割
 はい、犬にも時間割があるのですよ。

◯時間です空欄のまま鳥帰る
 はい、もう時間なのです、どうしようもないね。

◯春の雨父の時計を裏返す
 うむ、いい感じ。春の雨がふさわしい。

◯白梅や時計ちらちら見る男
 次の予定が気になってしょうがないのね、風流とは正反対の男も梅見:笑

◯計画のまたも見直し二月尽
 なんの計画?

◯計算をせぬ物言ひや花菜漬
 それがいいね、計算ばかりしてしゃべる人ときどきいる。

◯蛇穴を出れば時計狂いだし
 ありゃ、なんかおかしいぞ。

◯中国四千年の計量スプーン春の風
 大きく出ましたね、たかが「塩:小さじ1/2」なのに:笑

◯鳥曇血圧計に腕預け
 病院にいくとつい無料の血圧計に腕を差し込む私。血圧は一応正常です。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2017年 2月26日(日)08時14分39秒
編集済
  ◎しやぼん玉すぐにお終ひ繰返し
だから、どんどん作って空じゅう埋め尽くしたいと思ったなあ。

◎スケート場終日流すビートルズ
1960年頃だと終日「美しき青きドナウ」とかウインナワルツが流れていたなあ。

◎終刊となりし雑誌や春の雪
いま思えば、いい雑誌はすべて廃刊になってしまったなあ。

◎世も末じゃ世も末じゃ世や虻唸る
この虻知っています。「じゃ世や」の部分がいい。

◎端末の壁紙として残る鴨
苦吟の労に一票。

◎ある時は寄居虫ある時は羅漢
変わり身の人生こうあるべき。

◎紫雲英田にねてゐる犬の時間割
よきかな、大型犬。

◎計り売る蜆パックの一円差
ありそう。

◎計る人ちよいちよい春の競技場
いるいる。ブルーのジャケットに白ズボンみたいな人々。

◎虫出しの雷や深夜の大時計
これは巧い。

◎わたくしの前で区切られ春の列
ありそう。

◎駒音に少し遅れて春の月
まさに本日0時を越して、佐藤天彦名人(29)への挑戦者は稲葉陽八段(28)に決まりました。

◎霾るや半音上げて歌ふ歌詞
ほんの少しキイが低いこと、あるね。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2017年 2月26日(日)07時30分2秒
  ☆しやぼん玉すぐにお終ひ繰返し
 すこしだけアンニュイに。

☆スケート場終日流すビートルズ
 日本が一番幸せだった頃のような気がする。

☆つばくらめ終の住処へついてくる
 うい奴。

☆芋植うることも今年で終りとす
 芋植える他に終わらせることは何だったのだろう。

☆終りあることの安らぎ揚雲雀
 何にしろだらだら続くのは苦行かも。

☆終刊となりし雑誌や春の雪
 主宰が逝去された結社だろうか。

☆週末は蜆を食べて生きてゐる
 蜆、健康的。

☆花時の安請け合ひをしてしまふ
 頼まれると嫌と言えない性格、治らないね。

☆春の雨父の時計を裏返す
 しっとりとした情感。

☆計画のまたも見直し二月尽
 年度末までには決めてね。

☆鳥曇血圧計に腕預け
 あの心音のどくどくする違和感。

☆チューリップ終りの方は寝てゐたり
 何かの講演だろうか。つまらなかったんだねぇ。

☆わたくしの前で区切られ春の列
 昨今はラーメン食べるにも並んだりする。

 

終末時計句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 2月26日(日)03時01分34秒
  投句一覧です。

【終】
いろいろのこと終らせて猫の恋
くりかえす繰り言終わる木の芽時
しやぼん玉すぐにお終ひ繰返し
スケート場終日流すビートルズ
つばくらめ終の住処へついてくる
なほ点る春闇最終退場す
芋植うることも今年で終りとす
引鶴の声終幕の大団円
終りあることの安らぎ揚雲雀
終刊となりし雑誌や春の雪
終電の無人の窓の春の燭
終日禁煙てふ看板やかぎろへる
青き踏む中途半端な終り方
沈丁花終りのページ捲りをり

【末】
うららかや漢方の名に末の文字
ひりひりと末梢神経てふ朧
行く末は暗いふらここ漕ぐばかり
受付の椅子末端に花の冷
週末は蜆を食べて生きてゐる
世も末じゃ世も末じゃ世や虻唸る
端末の壁紙として残る鴨
蕗味噌や末席に居る実力者
末つ子が可愛いなんて塾朧
末吉をそつと上巳の段に置く
末黒野や麓の街の光りだす
末席に控へてをればつくしんぼ
末法の世にもいくつも木の実植う

【時】
ある時は寄居虫ある時は羅漢
バリヤーのごとく固有時ねこやなぎ
花の島正午の時報鳴りにけり
花時の安請け合ひをしてしまふ
亀鳴かず春の時雨となりにけり
午後四時の再放送や春眠し
紫雲英田にねてゐる犬の時間割
時価といふ今に価値あり草萌ゆる
時間です空欄のまま鳥帰る
春の雨父の時計を裏返す
浅春のめくるトランプ時事ニュース
白梅や時計ちらちら見る男
風車時折何か呟けり

【計】
オギノ式計算機あゝひなまつり
永き日の計器の針の恙なし
貝寄風や計器の針が落ち着かぬ
計り売る蜆パックの一円差
計る人ちよいちよい春の競技場
計画のまたも見直し二月尽
計算をせぬ物言ひや花菜漬
蛇穴を出れば時計狂いだし
水草生う砂時計の砂のひつそり
中国四千年の計量スプーン春の風
虫出しの雷や深夜の大時計
鳥曇血圧計に腕預け
透明な計量カップ春の風邪

【当季雑詠】
おほつぶのたんぽぽ地球は平たい
チューリップ終りの方は寝てゐたり
まだ早いいやもう遅いクロッカス
わたくしの前で区切られ春の列
下萌や野草の名札ならび立ち
駒音に少し遅れて春の月
港すぐそこなる河津桜かな
高音の発声練習冴返る
痕跡をなほし春一番と知る
蛇出づと穴の次々塞がるる
春の季語ほとんど酒の名となりぬ
春の夢指のあはひを砂零れ
早春の少年少女眼嵌め
朧夜のコロシアムから獅子の声
霾るや半音上げて歌ふ歌詞

(以上)

13句選(特選、逆選なし)
選句締切:3月1日(水)23時(JST)
            ↑
 ★集計の方のご負担を考慮し時間を繰り上げました。
投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★★★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。★★★
(人力で集計しているので、順番を変えられるとほんとに大変なんです!!!)

ではよろしくお願い致します。
 

感謝。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 2月23日(木)20時08分15秒
  百花さんお手数ありがとうございます。
これからきを付けます。
 

改定版・UP・しました。

 投稿者:百花  投稿日:2017年 2月23日(木)11時56分10秒
  起毛素材句会・選者発表は、訂正してありますので、ご覧ください。
洋子さん、インフルエンザでなくて良かったですね。
 

遅刻しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2017年 2月23日(木)07時58分17秒
  きのうはてっきり火曜日と思いこんでいました。
もういろいろトンチンカンになってきているもようです。
百花さんいつもおせわさまです。
選句発表ぎりぎりまで待っていただいてありがとうございます。


◯遠くより火の起きあがる野焼かな

小さな野焼きがみえます。

◯起上り小法師の揺れて梅見茶屋

梅見茶屋がなんとものんびり。

◯春昼の毛繕ひして猿と猿

なかよし。

◯春眠し毛羽立つてゐる通学路

何かもやもや。

◯羊の毛刈つて名刺を交換す

さてさて商談。

◯素うどんを腹へ納める針供養

素うどんが敬虔なものに思えてきました。

◯暗きより春炬燵見え石材店

ガラス戸ごしのぼんやりとしたひかり。

◯資材課のふたりがをらぬ梅見茶屋

あら。

◯夢のごと材木屋ある日永かな

映画のワンシーンのような。

◯さわらびの水の匂ひを摘みにゆく

草の匂いも。

◯どかどかと農夫レンゲを踏み歩む

どかどか農夫!

◯春眠し急須の口を見てをれば

トンボの気分。

◯身体回復す草餅が食へるまで

草餅というけっこうハードル高いものをクリアしたんですね。

◯青空を余寒と思ふ日向かな

青いそら。
 

終末時計句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 2月23日(木)00時13分5秒
  出題です。

【終】
【末】
【時】
【計】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:2月25日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

起毛素材句会・作者発表

 投稿者:百花  投稿日:2017年 2月22日(水)23時34分27秒
編集済
  起毛素材句会・作者発表です。
★洋子さんの選を足しました。

うつむくも起きるもありて菫かな    なむ   月ら由あて苑
春眠の手足となりて毛が生える     なむ   らて
ぶつかけの素うどんでつせ梅日和    なむ   月亜苑
印材に鶏の血の色夜半の春       なむ   百
むめと読む梅の一字名うららけし    なむ   苑

春起動して賑やかな田畑かな      月犬
鞭毛の忙しそうな春の水        月犬   由ゆ
穴を出た蛇の素直な眼と合ひぬ     月犬   海あゆ
資材課のふたりがをらぬ梅見茶屋    月犬   む由亜て苑洋
どかどかと農夫レンゲを踏み歩む    月犬   朝百由あ苑洋

起きるまで犬になめられ春の夢     らくだ  む由海ゆ亜
三毛猫に雄はまれなりしゃぼん玉    らくだ
北窓を開いて酸素足しにけり      らくだ  百ゆ
春一番取材撮影お断り         らくだ  百
ぜんまいの綿から糸を紡ぎましょう   らくだ

飯蛸をゆすり起こしてゐたりけり    洋子   朝ら由
花さんしゅゆ読んだことない赤毛のアン 洋子
まんさくの花を素どほりしてきたり   洋子   ら
あらせいとう材木座から裏のはう    洋子   む亜苑
リラ冷えの服を着せあふ更衣室     洋子   あて

起上り小法師に梅の日和あり      百花
きはやかに命毛の跡雛の眉       百花
素うどんを腹へ納める針供養      百花   朝月あて洋
山毛欅芽吹く心材失せし淋しさに    百花
湧水に春を喜ぶ音ありぬ        百花   あ亜

自動起床装置の後の菠薐草       由季   月ゆ亜せ
春眠し毛羽立つてゐる通学路      由季   朝洋
ときどきは素にもどりつつ猫の恋    由季   朝百ゆ
春の闇緩衝材としてありぬ       由季   朝百ら
そのなかに起承転結春の夢       由季   せ
涅槃西風もう毛のことは気にするな   由季   朝月ら海ゆ亜て

起業家の放つ風船太平洋        亜紀   百む海て
毛繕ひしてゐる猫や水温む       亜紀   せ
ベテランも素人もゐて種を蒔く     亜紀   せ
材質の違ひを述べて春の服       亜紀   ら由ゆてせ
土地土地のお国言葉やあたたかし    亜紀
軽トラの荷台うつすら霾れる      亜紀   あ
ふらここや順番待ちといふ習ひ     亜紀   百由

白梅紅梅起きるにはまだ早い      苑を   海て
北窓開く鶏小屋に羽毛舞ふ       苑を   あ
春昼やぢいぢの好きな味の素      苑を   む月あせ
人材派遣亀鳴く昼のベンチかな     苑を   亜
さわらびの水の匂ひを摘みにゆく    苑を   朝百ら亜洋

起きなさい春の夢なら電車で見よ    海太
羊の毛刈つて名刺を交換す       海太   ら洋
蝶と蛾の違ひ素振と空振ほど      海太   せ
材木の一つに蜃気楼の梁        海太   朝らあ
身体回復す草餅が食へるまで      海太   朝月あ洋

起上り小法師の揺れて梅見茶屋     朝比古  む洋
春昼の毛繕ひして猿と猿        朝比古  百月らあ亜て苑せ洋
素魚の生き急ぎたるかたちかな     朝比古  月ゆ
春闘の人の立ち寄る画材店       朝比古  むゆて苑
仲春や街のひらひらしてきたる     朝比古  ら由あゆ亜て苑

起き上がれ春風今や吹き渡り      せせい  せ
毛利氏が心の支え春浅し        せせい  由海て
素心より大志が湧けり春の雪      せせい
グラタンは心材を成し木の芽かな    せせい
グラタンや春光今や大望に       せせい  ゆ

遠くより火の起きあがる野焼かな    あんこ  月ら海苑洋
汚れたる毛のまま眠る恋猫よ      あんこ
春の旅ましろき富士を素通りす     あんこ  朝百む由海亜苑せ
暗きより春炬燵見え石材店       あんこ  朝む月亜洋
冴返る回転展望レストラン       あんこ  朝む海ゆ亜て苑

起床即春愁のおしよせてくる      てふこ  朝百月ら由海ゆ
卒業や毛玉にまみれぬひぐるみ     てふこ  せ
雨水かな買ひこんできて水素水     てふこ
東風吹きて材木店に人をらず      てふこ  む由海苑せ
春眠し急須の口を見てをれば      てふこ  百月由海あ洋

手で探る勃起の角度余寒なほ      ゆかり  む海
ふとければ手穴のおほき春炬燵     ゆかり  せ
風花や小脇に素十全句集        ゆかり  む
夢のごと材木屋ある日永かな      ゆかり  む月苑洋
青空を余寒と思ふ日向かな       ゆかり  百海せ洋
 

選句します

 投稿者:せせい  投稿日:2017年 2月22日(水)22時59分11秒
  ○起き上がれ春風今や吹き渡り
季語は「春風」。やる気の元。
○自動起床装置の後の菠薐草
季語は「菠薐草」。そういうタイトルの小説もありましたね。
○ふとければ手穴のおほき春炬燵
季語は「春炬燵」。ふとければにどきっとしました。
○春昼の毛繕ひして猿と猿
サル同志。
○卒業や毛玉にまみれぬひぐるみ
ぬいぐるみの運命。
○毛繕ひしてゐる猫や水温む
猫が盛ってくる季節。
○ベテランも素人もゐて種を蒔く
混在状態。
○春の旅ましろき富士を素通りす
白い富士。
○春昼やぢいぢの好きな味の素
味の素の威力。
○蝶と蛾の違ひ素振と空振ほど
凄い違い。
○材質の違ひを述べて春の服
説明が印象的です。
○東風吹きて材木店に人をらず
閑散としている
○そのなかに起承転結春の夢
揃って居る。
○青空を余寒と思ふ日向かな
いいですね、満天の青空。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2017年 2月22日(水)08時53分9秒
  ○うつむくも起きるもありて菫かな
菫だなー。

○遠くより火の起きあがる野焼かな
そして迫ってくる。

○昼の毛繕ひして猿と猿
猿山好きには堪りません。

○ぶつかけの素うどんでつせ梅日和
美味しそう。梅日和がなかなか。

○春の旅ましろき富士を素通りす
素通り、上手い。

○あらせいとう材木座から裏のはう
なんだかお洒落。

○資材課のふたりがをらぬ梅見茶屋
あとは全員。大きい会社じゃなさそう。

○春闘の人の立ち寄る画材店
春闘のことが可笑しい。

○東風吹きて材木店に人をらず
材木は積んであるのにいつ通っても人がいないイメージ。

○夢のごと材木屋ある日永かな
材木屋の匂い、日永のぼんやり感。春の非日常な感覚。

○どかどかと農夫レンゲを踏み歩む
レンゲをこう詠むか。いいな。

○むめと読む梅の一字名うららけし
むめさん。味があります。

○冴返る回転展望レストラン
回転展望レストラン。。。

○仲春や街のひらひらしてきたる
ひらひらした街。わかる。
 

選句です。

 投稿者:松本てふこ  投稿日:2017年 2月22日(水)01時55分7秒
  ◯うつむくも起きるもありて菫かな
うつむく菫、という切り取り方にぐっときました。

◯起業家の放つ風船太平洋
わざと下手に詠んだように見えますねえ。
トランプ大統領をブラックに祝った句かも…?

◯白梅紅梅起きるにはまだ早い
なんと幸福な二度寝!

◯春昼の毛繕ひして猿と猿
「猿と猿」と詠むことで異化効果が生まれて
句がいい感じに変になった気がする。

◯春眠の手足となりて毛が生える
共感。どうせならもふもふになってしまいたい…。

◯毛利氏が心の支え春浅し
毛利氏もちょっと迷惑じゃないかしら(笑)
唐突なところがいい句です。

◯涅槃西風もう毛のことは気にするな
気にするなって言われたって無理無理!涅槃西風の斡旋がいい。

◯素うどんを腹へ納める針供養
やわらかいものと針供養を取り合わせるの、怖い。

◯材質の違ひを述べて春の服
「春の服」という、ちょっとこなれてない表現が
初々しくてよい。服の材質の違いが楽しいのは春ならではだと思う。

◯資材課のふたりがをらぬ梅見茶屋
梅見茶屋の妙なリアリティ。
大丈夫なの?このふたり。道ならぬ恋ではないの?

◯春闘の人の立ち寄る画材店
クリエイティヴィティと政治。
そんなにかけ離れたものでもないのにね。という。

◯リラ冷えの服を着せあふ更衣室
「リラ冷え」の清潔なエロス。

◯冴返る回転展望レストラン
懐かしさ。80年代後半から90年代の近郊都市の休日。

◯仲春や街のひらひらしてきたる
把握がちょっと軽いんだけどそこがいい。
 

選句します

 投稿者:亜紀  投稿日:2017年 2月21日(火)23時33分54秒
  〇起きるまで犬になめられ春の夢
春眠暁を覚えずですね。

〇自動起床装置の後の菠薐草
とにかく朝はビタミン補給。

〇春昼の毛繕ひして猿と猿
猿と猿で景がはっきり見えます。

〇涅槃西風もう毛のことは気にするな
腹は決まった。

〇ぶつかけの素うどんでつせ梅日和
お四国のうどん県。

〇春の旅ましろき富士を素通りす
新幹線であっという間に。

〇あらせいとう材木座から裏のはう
湘南の海というブランド。

〇暗きより春炬燵見え石材店
まだまだ寒い、休憩時間はぬくぬくと。

〇資材課のふたりがをらぬ梅見茶屋
直行直帰に一日。

〇人材派遣亀鳴く昼のベンチかな
雇用主は便利屋さん。

〇さわらびの水の匂ひを摘みにゆく
みずみずしい匂い。

〇冴返る回転展望レストラン
懐かしい記憶が呼び覚まされました。

〇仲春や街のひらひらしてきたる
街ゆく女性のファッション、色もデザインも軽やかになって。

〇湧水に春を喜ぶ音ありぬ
心も浮き立ちますね。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2017年 2月21日(火)22時39分16秒
  ○起きるまで犬になめられ春の夢
 官能的ですね。

○起床即春愁のおしよせてくる
 春の夢の中にいたかったのですね。

○自動起床装置の後の菠薐草
 自動起床装置ってじつはただの目覚まし時計でしょうか、

○鞭毛の忙しそうな春の水
 ペイズリーのようなものがうごめいているのですね。

○涅槃西風もう毛のことは気にするな
 言っている人と言われている人の間柄が気になりますね。

○ときどきは素にもどりつつ猫の恋
 発情したままだったら死んでしまいます。

○穴を出た蛇の素直な眼と合ひぬ
 そうやって騙されるんです。

○素魚の生き急ぎたるかたちかな
 シロウオとシラウオがあるのですね。「生き急ぎたるかたち」がいいですね。

○北窓を開いて酸素足しにけり
 春という感じがします。

○材質の違ひを述べて春の服
 新素材なので聞いてほしいのですね。

○春闘の人の立ち寄る画材店
 春闘で早く退社できたんですね。

○グラタンや春光今や大望に
 なんだかすごいグラタンです。

○冴返る回転展望レストラン
 これ、「ブラタモリ」観ながら作ったでしょう。

○仲春や街のひらひらしてきたる
 蝶とか着衣とかじゃなくて街がひらひらするのがいいと思います。

 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2017年 2月21日(火)21時10分10秒
  ○うつむくも起きるもありて菫かな
色が見えてきます。

○春昼の毛繕ひして猿と猿
のんびり平和。

○北窓開く鶏小屋に羽毛舞ふ
開いた先に鶏小屋があるんでしょうか。
羽毛が光っています。

○穴を出た蛇の素直な眼と合ひぬ
思いもかけぬ綺麗な目。

○春昼やぢいぢの好きな味の素
皆でお昼。

○素うどんを腹へ納める針供養
針供養が合っています。

○材木の一つに蜃気楼の梁
春の幻のよう。

○どかどかと農夫レンゲを踏み歩む
荒っぽいけど健康的です。

○リラ冷えの服を着せあふ更衣室
何を着せ合っているのでしょう?

○軽トラの荷台うつすら霾れる
霾る中を過ぎていく。

○春眠し急須の口を見てをれば
ほんと眠いって感じ。

○身体回復す草餅が食へるまで
回復をお祈りします。

○仲春や街のひらひらしてきたる
ひらひらと仲春、いい感じ。

○湧水に春を喜ぶ音ありぬ
春を喜ぶ音っていいですね。言われてみると納得。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2017年 2月21日(火)05時48分45秒
  ◯遠くより火の起きあがる野焼かな
遠くの野焼より近くの鯛焼。

◯起きるまで犬になめられ春の夢
犬も舐めれば棒に当たる。

◯起業家の放つ風船太平洋
大変よぉひとり勃起。

◯起床即春愁のおしよせてくる
起床鮮血。

◯手で探る勃起の角度余寒なほ
一念勃起。

◯白梅紅梅起きるにはまだ早い
早漏の甚六。

◯毛利氏が心の支え春浅し
三支の教え。

◯涅槃西風もう毛のことは気にするな
坊主丸儲け。

◯穴を出た蛇の素直な眼と合ひぬ
蛇心なき眼。

◯春の旅ましろき富士を素通りす
そうだ京都、行こう。

◯東風吹きて材木店に人をらず
あるじなしとて客な忘れそ。

◯冴返る回転展望レストラン
悲しけりゃここでお回りよ。

◯春眠し急須の口を見てをれば
急須に一升。

◯青空を余寒と思ふ日向かな
余寒あたま。
 

レンタル掲示板
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