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選句です

 投稿者:本松天道  投稿日:2019年 7月21日(日)11時41分59秒
  ○古びゆくものも盛られし夏料理
確かに

○古書といふ海きらきらと夏の雲
著者の想いが一つ一つ輝いて

○古書店を巡る自転車夏の夕
田舎では、古書店巡りもきつい夏

○古刹への道ちよいと逸れラムネ抜く
ちよいとが、いたずらっぽくてイイ!

○読まぬまま古新聞や朝曇
自治会の資源回収日を思い出しました

○海の家年代物の風抜ける
言い切りで強い印象を残しますね

○形代を流せば吾子の手を放す
リズムもいいですね

○代はりならいくらでもゐる夏薊
羨ましい!人手不足で悩んでいます

○代読のこゑ消えゆくや夏怒濤
立ち眩みを思い出します

○白シャツの代読長し優勝杯
短めの挨拶がなにより

○小さめの胸に大きなキャンプの火
今宵は何かありそうな

○小生が口癖なひと雲の峰
今時化石的存在

○猫が毛を舐める小暑の南窓
ほっこりとした場景

○やかんごと冷やす麦茶や香り満つ
麦茶の正当な作り方?

○建前は会合とめどなく麦酒
飲めれば理由は何でもOK

○麦笛を吹いて少年汽車を待つ
大正浪漫の世界

○おほかたは三回で剥くバナナかな
4回で剥ぎます

○芸人とヤクザの狭間罌粟坊主
アッ!へンだな~と

○睦言の蚊遣の渦の尽くるまで
1cmで約一時間、レギュラーサイズで7時間
 
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2019年 7月21日(日)07時47分45秒
  ☆古書店に草田男さがす草田男忌
 孫弟子の方だろうか。

☆古書店を巡る自転車夏の夕
 なにやら健全。

☆古代魚の寄り添つてくる昼寝覚
 寄り来るではなくて寄り添ってくるのが怖い。

☆海の家年代物の風抜ける
 そんな気もしてくる。

☆白シャツの代読長し優勝杯
 区会議員が幹事をやっている草野球大会。

☆黒南風に艶磨かれて小人河馬
 小人って最近あまり見ない二文字。

☆小生が口癖なひと雲の峰
 硬派を気取る。

☆走馬灯眠り小さくやつてきし
 走馬灯から睡魔灯へ。

☆仏壇に小さきカレー夏の暮
 仏飯に故人の好物を。

☆母と子が小麦粉ふるう夏休み
 一緒にパン作りかな。

☆ゆきあたりばつたり生きてきて麦酒
 ある意味良い生き方やね。

☆本題に入るところへ来る麦茶
 当たり障りのない麦茶。

☆友達の家うすうすの麦茶かな
 近所の中華料理店の麦茶と同じ。

☆冷麦に単純な日の暮れにけり
 西日になると単純に見えるのかな。

☆麦笛を吹いて少年汽車を待つ
 昭和30年代というレトロ。

☆アロハシャツ着て客引きの若旦那
 だから客が来ないんだね。

☆待つ顔の少し四角き藍浴衣
 寅さんっぽい顔。

☆代々木から歩きはじめし熱帯夜
 代々木までは山手線で。

☆箱庭に佇んでゐるガッチャマン
 だれだだれだだれだ。

 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2019年 7月21日(日)06時52分1秒
  ◎ブーゲンビリア水牛の行く古き道
おおらかな牧歌性。心がなごみます。

◎古書といふ海きらきらと夏の雲
南海堂。

◎古傷の辺りに触るる浴衣かな
変に糊のきいたやつ。

◎避暑の子の古風な襟のワンピース
少女の頃の岸田今日子と少年平岡公威の軽井沢エピソードみたい。ジンときます。

◎海の家年代物の風抜ける
もうちょいでジュラシック。

◎胡瓜揉むどこか遠くで代がはり
毎秒2,3件は、あるだろうな。

◎千年を三日で終える古代蓮
行田の王将。

◎熱帯魚灯して代々木ゼミナール
そうなの。ほんと?

◎ふるさとを舌で潰してゆで小豆
ほろ甘いね。

◎黒南風に艶磨かれて小人河馬
カタカナ表記じゃないと妙に新鮮。

◎小生が口癖なひと雲の峰
この若い「女性」を知っています。ときおり「拙者」ともいいます。

◎扇風機ドアに小さきドア付いて
猫用。やさしいんだなあ。

◎土用凪小龍包を啜り込む
慌てると舌を火傷しますぞ。

◎仏壇に小さきカレー夏の暮
小皿に盛って、ね。福神漬けも、ね。

◎やかんごと冷やす麦茶や香り満つ
いかにも。

◎建前は会合とめどなく麦酒
とめどなく頻繁にオシッコに並ぶ。

◎芸人とヤクザの狭間罌粟坊主
嗚呼フランク・シナトラ。

◎頭の外に転がる石や著莪の花
何度もやるとカラッポになるよ、ほんとだよ。

◎睦言の蚊遣の渦の尽くるまで
わあヤラシー、でもちょっとうらやましい。
 

古代小麦句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月21日(日)00時47分44秒
  投句一覧です。

【古】
ダリアダリア古き怒りの戻る夜は
ブーゲンビリア水牛の行く古き道
まな板に古い傷跡蕗を剥く
炎天よ翳るな青よ古びるな
古き良き言の葉伝へ蓮ひらく
古びゆくものも盛られし夏料理
古株と新米つなぐ巴旦杏
古希迎え炎帝凌ぐ身の辛さ
古書といふ海きらきらと夏の雲
古書店に草田男さがす草田男忌
古書店を巡る自転車夏の夕
古傷の辺りに触るる浴衣かな
古代魚の寄り添つてくる昼寝覚
古代史を孑孑浮いたり沈んだり
古本の甘きにほひや夜の秋
古刹への道ちよいと逸れラムネ抜く
中古車と遊ぶ赤鬼にうの花
読まぬまま古新聞や朝曇
避暑の子の古風な襟のワンピース

【代】
ナイターの代打あっさり三振す
マスクメロンお車代のポチ袋
悪代官姿で空へラムネ壜
海の家年代物の風抜ける
幾代餅巴里祭の人老いて乱
形代を流せば吾子の手を放す
胡瓜揉むどこか遠くで代がはり
千年を三日で終える古代蓮
代はりならいくらでもゐる夏薊
代金は頂きません金亀虫
代替りしてをり古都の冷奴
代読のこゑ消えゆくや夏怒濤
代入法熱帯魚群れなしてゐる
代役の女優つかのまを白靴
代役の派手に転べりさくらんぼ
代々と語り継がれてあつぱつぱ
熱帯魚灯して代々木ゼミナール
白シャツの代読長し優勝杯
白南風や代休の日の京浜線

【小】
ふるさとを舌で潰してゆで小豆
わが傘も蝙蝠ぶらさがり小路
遠泳の小さくなりて戻りけり
花韮や小さき灯り点る窓
空蝉の小さき方を手のひらに
古九谷の小さき箸置きうりもみ
黒南風に艶磨かれて小人河馬
小さめの胸に大きなキャンプの火
小芝居や砂糖も載せて鵜飼舟
小生が口癖なひと雲の峰
親嘆く小学生の夏休み
扇風機ドアに小さきドア付いて
走馬灯眠り小さくやつてきし
土用凪小龍包を啜り込む
猫が毛を舐める小暑の南窓
仏壇に小さきカレー夏の暮
片蔭を決壊小学生わらわら
母と子が小麦粉ふるう夏休み
門前の小僧習はぬ空蝉を

【麦】
いまどきの紙の麦稈帽子かな
こぼさじと麦酒飲み干す薄暮かな
やかんごと冷やす麦茶や香り満つ
ゆきあたりばつたり生きてきて麦酒
夏も食ふ鯛焼きの肌小麦色
建前は会合とめどなく麦酒
紙箱の麦藁帽子のぞくなり
少年の麦わら帽子東京タワー
朝日立つ鳥居に駿馬麦の夏
朝涼や水飴となる麦芽糖
曇天の喉に冷麦太きこと
本題に入るところへ来る麦茶
友達の家うすうすの麦茶かな
夕端居だいぶ湿気つた蕎麦ぼうろ
例のもの用意しました麦こがし
冷麦に単純な日の暮れにけり
麦秋はどこまでも終わらない悦
麦笛を吹いて少年汽車を待つ
麦飯の麦飯前歯にて噛む独居

【当季雑詠】
アロハシャツ着て客引きの若旦那
おほかたは三回で剥くバナナかな
サングラスかけ銃口となるは我
つまさきを見つめて立つ子ジキタリス
嘘つけば屋上屋の大西日
勧誘の人の来てゐる夏邸
芸人とヤクザの狭間罌粟坊主
向日葵やいつのまにやら地を眺め
身を細う柿の若葉の夜を眠る
青水無月卓球台に弾かるる
待つ顔の少し四角き藍浴衣
代々木から歩きはじめし熱帯夜
頭の外に転がる石や著莪の花
日盛や負荷かけて見る心電図
箱庭に佇んでゐるガッチャマン
発泡酒片手に連呼する名前
百年を見据ゑし人や夏木立
不死男忌や街路樹に瘤あまたあり
睦言の蚊遣の渦の尽くるまで
涼風や恵山のほむら宥めをり
麦星のパン粉こぼるるパン屋かな

(以上)

19句選(特選、逆選なし)
選句締切:7月24日(水)21時(JST)
★★★★★★★★★★★★★★★★★
集計の方の負荷軽減のため、選句締切を水曜21:00(JST)に
繰り上げましたので、ご理解ご協力をお願い致します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★


投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

古代小麦句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月17日(水)20時18分38秒
  出題します。

【古】
【代】
【小】
【麦】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:7月20日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

大人計画句会・作者発表

 投稿者:百花  投稿日:2019年 7月17日(水)15時35分12秒
  大人計画句会・作者発表です。早めの選句のご協力ありがとうございました。
間違いありましたら、この板にご連絡ください。

山影大なりいこーる虹と解く      なむ
滴りの岩襞人に似せた神        なむ
もの計るときは全裸の初年兵      なむ   京さ
赤富士つたつて画風が違ふぢやん    なむ   月京洋さ
ダム湖この梅雨の亡者のありどころ   なむ   金月
角打ちの涼しき月となりにけり     なむ   朝オゆち月百由

遠き目の大谷直子あつぱつぱ      朝比古  ゆ
神様を人が揺らして神輿かな      朝比古  裕天オゆち京百洋由さ
宇宙から計測さるる帰省かな      朝比古  天京百さ
画家の家作家の家や棕櫚の花      朝比古  裕天オ金ち亜
窓からの日の届かざり竹婦人      朝比古  む裕月京由

煙幕や素通り辛し大鰻         天道   洋
悪妻は仙人草のようなもの       天道
炎帝や限界のある温度計        天道   けさ
画用紙に滴る汗のグラデーション    天道
薄壁や洩れる嗚咽と月見草       天道   月亜
夏霖の夜机上の憂さの昨日今日     天道

大いなる出アフリカや胡麻の花     さち   月
旧友のすっかり東京人や夏       さち   朝裕オち京あ
姪たちの計算高さ七変化        さち   オ
水馬の水の油彩画めいてをり      さち   ゆ金
なぜそこでカメラフラッシュ日雷    さち   け

四万六千日大粒の餃子かな       裕美   オ月百由あ亜
恋人を鸚鵡が真似る夏の夕       裕美   朝金由け
夏の日や体温計の先光る        裕美   ち
画数の多きもの売る夜店かな      裕美   朝オゆ金洋け
うすものの向かふに木々の見えにけり  裕美   ゆ金百あ

結界か青大将のどさと落つ       月犬   オ金洋亜
あつけない人の死しづか片かげり    月犬   天金洋
計量を終えてうな牛食ふてをり     月犬   ゆさ
画面には一本の滝無音なり       月犬   む裕京百洋
釣堀に雨降って無人          月犬   天オ京洋由あ

梅雨晴れて樟の大きな影のなか     金魚   朝天
罰せられ罪を得るなり仙人草      金魚
腕時計の硝子のひかり杜若       金魚   む
画鋲撒きたき違法駐車も道も灼け    金魚   ち
差し込みて足りぬ物差し梅雨入穴    金魚   ゆけ

サンダルの大人とほくの木に登る    洋子   朝裕オゆ月由け亜
体重のちがふ愛人むぎこがし      洋子   天オゆ金由け亜
ごはごはのスカート梅干す計画     洋子   さ
ポンポンダーリア灰色の鉛筆画     洋子   裕金けさ
スカートのなかに玉虫がゐるはず    洋子   オゆ月

雷閉じて大夜解くとき鸚鵡かな     京急   月
海鷂魚もらひ人馬貧しき永田町     京急
田の口を乱歩で計る白靴や       京急
甘豆腐画に一閃の蛇待つわ       京急
みんみんや楮流るる角の川       京急

ひまわりと顔の大きな先生と      オイ子  むち月京由あ亜
鰺刺の並ぶ人工島のへり        オイ子  裕
仇敵は蚊よ計略をめぐらしつ      オイ子
教室の画鋲の跡や大夕焼        オイ子  む朝裕ち洋け
脱ぐといふ苦しきかたち蝉の殻     オイ子  む朝ゆ金由あさ

高きからジャズピアノたつぷり大葉   あんこ  オ京
恋人の言葉不ぞろひ金魚草       あんこ  百け亜
計量スプーン螺旋を描き夏の夜     あんこ  け
缶ビール二本目笑ふ大画面       あんこ  洋け
人間違ひされし冷し中華かな      あんこ  裕月亜

クラシック聞けば大人し熱帯魚     亜紀   天百さ
家人といふ忙しなき人夕立晴      亜紀   由あ
計量スプーン擦切り一杯星涼し     亜紀   朝オち
端つこに画架のぽつんと夏館      亜紀   む天ゆ百洋由
アイネクライネナハトムジーク実梅落つ 亜紀   ち月由あけ
返球に動かぬ足や雲の峰        亜紀   む裕ゆち京百あさ
総立ちの駅のホームや夏燕       亜紀   むゆ金ち京百由あさ
蟻塚を飽かず見てゐる三連休      亜紀   天月京由あ
決戦の踏みしだかるる夏の芝      亜紀   あ

大好きで大嫌ひなのアマリリス     けんじ  天
人としてどうなのと言う人に蟻     けんじ  天金
日時計の天辺に立つ兜虫        けんじ  金京百あ
夏の夜のホラー映画の一人かな     けんじ
未確認飛行物体烏賊釣火        けんじ  天あさ

夕焼を大音量で聞いてゐる       由季   む朝裕天オゆ金京百洋けさ亜
人型のクッキーを焼く楸邨忌      由季   む裕天オ百洋さ
計算の位置に涼しく星のあり      由季   朝裕さ亜
巴旦杏画力向上委員会         由季   む
大の字のつく小国や月見草       由季   天ゆ
一人づつ手花火の火をもらひけり    由季   む朝裕オち百洋亜

大好きと言はれ辣韭つや増しぬ     百花   む朝ち由亜
白玉や人疑ふを二度三度        百花   ちけ
計算の途中気づきし桃の傷       百花   亜
ジャムになる予定の杏画材とす     百花   朝ち
塩漬けの茎を長めに島らつきよう    百花   む洋

かほ大きひとに抱かれて蓮の花     ちか   天金月京洋
黴の香の駄菓子屋に人集りけり     ちか   裕金
パリー祭ピンクの砂の砂時計      ちか   む朝あ亜
主役だけよかつた映画夏の雨      ちか   朝由あけ
さうめんのうへのピンクのさくらんぼ  ちか   京百さ

さみだれや穴守稲荷大鳥居       ゆかり  月あ
人口の減少止める羽蟻の夜       ゆかり
計画の明るい家族夏の雲        ゆかり  百亜
向日葵がかつて画用紙だつた午後    ゆかり  裕洋亜
使用済電池を舐める晩夏かな      ゆかり  む朝ち月け
 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2019年 7月17日(水)05時03分23秒
  〇サンダルの大人とほくの木に登る
不思議な読後感。

〇ひまわりと顔の大きな先生と
バイタリティのある先生でしょう。

〇結界か青大将のどさと落つ
どさとで音が聞こえるようです。

〇四万六千日大粒の餃子かな
大粒の餃子が美味しいこと

〇大好きと言はれ辣韭つや増しぬ
褒められてのびます。

〇夕焼を大音量で聞いてゐる
視覚と聴覚のコラボレーション。

〇一人づつ手花火の火をもらひけり
一人づつ大勢のひとがもらいました。

〇体重のちがふ愛人むぎこがし
好みの多様性。


〇恋人の言葉不ぞろひ金魚草
まだお互いに言葉足らずで。

〇パリー祭ピンクの砂の砂時計
ポップなピンク色が可愛い。

〇計画の明るい家族夏の雲
みんな前向き。

〇計算の位置に涼しく星のあり
上手く計算出来そう。

〇計算の途中気づきし桃の傷
ふと気づいてしまったら気になって仕方ない。

〇画家の家作家の家や棕櫚の花
いかにも庭にありそうですね。

〇向日葵がかつて画用紙だつた午後
いっぱい写生してくれました。

〇人間違ひされし冷し中華かな
人間違ひで宇宙的なインパクト。

〇薄壁や洩れる嗚咽と月見草
昭和チックなアパート。
 

選句しました。

 投稿者:京野さち  投稿日:2019年 7月17日(水)00時09分43秒
編集済
  ○クラシック聞けば大人し熱帯魚
 普通に癒されて、という事なのでしょうが。ベートーヴェンやワーグナーを聞いて恐怖のあまり、というケースも考えられますね。

○夕焼を大音量で聞いてゐる
 「を」が秀逸。「夕焼けの中を」と「夕焼けというものを」の両方が一句に入り込んでいます。

○人型のクッキーを焼く楸邨忌
 人形焼きでなく人型のクッキーが変化球で良いですね。

○神様を人が揺らして神輿かな
 確かに。主役は神様。

○ごはごはのスカート梅干す計画
 そのスカートほどの皺が梅に着いたら丁度良い漬かり具合、なんて。

○もの計るときは全裸の初年兵
 徴兵制とは、そういう人間も軍人になるということ。

○宇宙から計測さるる帰省かな
 俯瞰ここに極まれり。

○炎帝や限界のある温度計
 今年の炎帝は何かおかしい、早く来すぎだと思っていたら音沙汰なくなるし。どうやら欧州で猛威を振るっている?

○計算の位置に涼しく星のあり
 学究タイプ。内容のみならず、淡々とした物言いも。

○計量を終えてうな牛食ふてをり
 余程すき家に行きたかったのですね。

○ポンポンダーリア灰色の鉛筆画
 「灰色」と言っても、うまい人なら濃淡で色合いを表現できそう。

○赤富士つたつて画風が違ふぢやん
 静岡対山梨。

○さうめんのうへのピンクのさくらんぼ
 さくらんぼを放っておくと、食紅が落ちてきて本来の薄い色が現れてきます。

○総立ちの駅のホームや夏燕
 動くに動けない沢山の人と、上空を悠々と飛ぶ燕。夏の二面性の対比も出ています。

○脱ぐといふ苦しきかたち蝉の殻
 それを脱いだ本体は柔らかかったりしますが。

○返球に動かぬ足や雲の峰
 これも鮮やかな対比。「雲の峰」の締めが良いですね。

○未確認飛行物体烏賊釣火
 字面ほどには怖くなく、むしろコメディ風味を感じるのはなぜでしょう。時間帯としては夜のはずですが。
 

今回はスカスカです

 投稿者:けんじ  投稿日:2019年 7月16日(火)23時48分7秒
  ○サンダルの大人とほくの木に登る
むかしは木登りうまかったんだぞ。いまはそうでもないけど。

○夕焼を大音量で聞いてゐる
むかしの車のCMみたいですね。

○体重のちがふ愛人むぎこがし
愛人って本当は猫なんでしょ。

○白玉や人疑ふを二度三度
白くあり続けるためには慎重さは必要です、とか。

○恋人の言葉不ぞろひ金魚草
もう恥ずかしくて聞いてられないので好きにやってください。

○恋人を鸚鵡が真似る夏の夕
サイテイ、とかカイショウナシ、とかね。

○炎帝や限界のある温度計
炎天には限界がないのでそのうち温度計壊れますから。

○計量スプーン螺旋を描き夏の夜
溶け残らないようよく混ぜましょう。

○ポンポンダーリア灰色の鉛筆画
当たり前のような、でも考えてみると灰色って不思議。

○画数の多きもの売る夜店かな
焼き玉蜀黍とか、林檎飴とか、薔薇とか?

○缶ビール二本目笑ふ大画面
酔ってくると意味なく笑い出します。

○教室の画鋲の跡や大夕焼
日が当たるとくっきり見えますね。

○主役だけよかつた映画夏の雨
脇役だけいい映画も多いようで。両方足せばいいかも。

○アイネクライネナハトムジーク実梅落つ
何泣いてんだ、収穫にはまだ早いぞ。

○なぜそこでカメラフラッシュ日雷
謝罪しようと思ったのに、無茶苦茶話ずらいタイミングでパシャパシャ。

○差し込みて足りぬ物差し梅雨入穴
物差し抜けなくなっても知りませんよ。

○使用済電池を舐める晩夏かな
感電しないと思ったら意外とびりびりきますよ。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2019年 7月16日(火)23時13分11秒
  ○さみだれや穴守稲荷大鳥居
いだてん。個人的にも最近なじみができたこともあり、
さみだれに染み入るものを感じるのです。

○ひまわりと顔の大きな先生と
なんだか泣ける。

○四万六千日大粒の餃子かな
さりげない合わせ方がよい。それにうまそ。

○家人といふ忙しなき人夕立晴
ほんとそう。この季語にぶっきらぼうな愛を感じる。

○旧友のすっかり東京人や夏
ちょっと寂しい感じに夏という大づかみな季語がドンピシャ。

○パリー祭ピンクの砂の砂時計
パリー、ピンク。響きと字面の良さ。
なぜか椎名林檎の「マ・シェリ」の歌が浮かぶ。

○日時計の天辺に立つ兜虫
アンタが王様

○主役だけよかつた映画夏の雨
そうゆう映画ほど覚えてそう。夏の雨がよい。

○アイネクライネナハトムジーク実梅落つ
季語は動くかもしれない。でも、あの調べに
何かの実が落ちるというぶつけ方と発想は素晴らしい。

○うすものの向かふに木々の見えにけり
そこはなかとなく夏。

○蟻塚を飽かず見てゐる三連休
ほかのものも見ようぜ。

○決戦の踏みしだかるる夏の芝
はるか昔の戦いともスポーツとも。

○総立ちの駅のホームや夏燕
怖いような美しいような。

○脱ぐといふ苦しきかたち蝉の殻
そうか、その発想はなかった。

○釣堀に雨降って無人
当たり前の風景がリズムによって特別なものに変わる、それが型の力の一つなのか。

○返球に動かぬ足や雲の峰
切ない。

○未確認飛行物体烏賊釣火
最後に笑ってしまいました。
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2019年 7月16日(火)22時41分58秒
  〇サンダルの大人とほくの木に登る
奇行をする大人。

〇ひまわりと顔の大きな先生と
顔は大きいが優しい先生。

〇四万六千日大粒の餃子かな
「粒」といったところが。

〇大好きと言はれ辣韭つや増しぬ
その好きではないのですが。

〇家人といふ忙しなき人夕立晴
きっと貴方にイライラしています。

〇体重のちがふ愛人むぎこがし
そんなところで比べないで欲しい。

〇恋人を鸚鵡が真似る夏の夕
鸚鵡は片方に惚れたりするので危険です。

〇神様を人が揺らして神輿かな
敬っているのに揺らすのですね。

〇主役だけよかつた映画夏の雨
こういう映画も悪くありません。

〇端つこに画架のぽつんと夏館
がらんとした感じがいいですね。

〇アイネクライネナハトムジーク実梅落つ
どのタイミングで落ちるのでしょうか。

〇角打ちの涼しき月となりにけり
ちょっと飲みも楽しいですね。

〇蟻塚を飽かず見てゐる三連休
大人だと想像すると可笑しい。


〇窓からの日の届かざり竹婦人
なんとなく怪しいですね。

〇総立ちの駅のホームや夏燕
あれを総立ちと言う?という可笑しさ。

〇脱ぐといふ苦しきかたち蝉の殻
上手に脱いでいますが。

〇釣堀に雨降って無人
自由律っぽくて寂しい。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2019年 7月16日(火)22時18分2秒
  ○かほ大きひとに抱かれて蓮の花
   そのまま何処かへつれていかれそう。

○煙幕や素通り辛し大鰻
   すいこまれてゆきます。

○結界か青大将のどさと落つ
   あ!蛇ですから。

○夕焼を大音量で聞いてゐる
    ちょっとこわい。

○あつけない人の死しづか片かげり
   いなくなるって不思議。

○一人づつ手花火の火をもらひけり
  火をもらうっていいなぁ。

○人型のクッキーを焼く楸邨忌
   楸邨にすこし親しみわいてきた。

○神様を人が揺らして神輿かな
   たしかに。

○画数の多きもの売る夜店かな
   玉蜀黍とか。

○画面には一本の滝無音なり
   瞑想するね。

○缶ビール二本目笑ふ大画面
   見てるとホラーじみてくる。

○教室の画鋲の跡や大夕焼
    無数の穴がある。

○向日葵がかつて画用紙だつた午後
   教室は向日葵の画用紙だらけだった。

○赤富士つたつて画風が違ふぢやん
   どんな画風だろう。

○端つこに画架のぽつんと夏館
   がらんと人の気配がない。

○塩漬けの茎を長めに島らつきよう
   沁みてくるおいしさ。

○釣堀に雨降って無人
  こいう釣堀いいなぁ。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2019年 7月16日(火)18時00分44秒
  ゆかりさん、ファイルお願いします。

〇クラシック聞けば大人し熱帯魚
病気じゃなくて?

〇四万六千日大粒の餃子かな
皮が手作りだと大粒ね。

〇夕焼を大音量で聞いてゐる
大夕焼ですね。

〇一人づつ手花火の火をもらひけり
ほのぼの。自分でろうそくの火を取りにいっても、もらいました、と。

〇人型のクッキーを焼く楸邨忌
人間探究派って、そゆことだったの?

〇恋人の言葉不ぞろひ金魚草
何日か前の言葉と不揃い。なんでかなあ。

〇神様を人が揺らして神輿かな
神様って、神出鬼没。

〇宇宙から計測さるる帰省かな
グーグルマップナビでの帰省かな?

〇計画の明るい家族夏の雲
家族計画、家族の計画。明るく。

〇日時計の天辺に立つ兜虫
暑いだろうに。

〇画面には一本の滝無音なり
あ、音量消していましたあ。

〇端つこに画架のぽつんと夏館
観光用の夏館の画架かしら。

〇うすものの向かふに木々の見えにけり
迦陵頻伽の羽衣が風になびきその向こうに豊かな緑が。

〇さうめんのうへのピンクのさくらんぼ
なにか色を乗せたくなる素麺の白。

〇角打ちの涼しき月となりにけり
昼間っから飲んでいるのではありません。

〇総立ちの駅のホームや夏燕
燕返しへスタンディングオベーション。じゃなくてイスが無い。

〇返球に動かぬ足や雲の峰
フェデラー、動きませんね。
 

選句しました。

 投稿者:京急  投稿日:2019年 7月16日(火)12時17分57秒
  ◯かほ大きひとに抱かれて蓮の花
    大顔は金持ち。

◯ひまわりと顔の大きな先生と
    大顔の先生は変態。

◯高きからジャズピアノたっぷり大葉
   低きではないのが新鮮。

◯夕焼を大音量で聞いてゐる
   そういう木造民家がある。

◯旧友のすっかり東京人や夏
   あなたも東京人定期購読者?

◯神様を人が揺らして神輿かな
    説明を超えた何かがある。

◯もの計るときは全裸の初年兵
    愚劣な戦争に変態が紛れ込む。

◯宇宙から計測さるる帰省かな
    新しい!

◯日時計の天辺に立つ兜虫
    暑くねーか。

◯画面には一本の滝無音なり
   故障中?

◯赤富士つたつて画風が違ふぢやん
    夏のハマっ子。

◯さうめんのうへのピンクのさくらんぼ
   さくらんぼだけ食べますよ。

◯蟻塚を飽かず見てゐる三連休
   優雅。

◯窓からの日の届かざり竹婦人
    エロと俳句の境界感が素晴らしい。

◯総立ちの駅のホームや夏燕
    ベンチのない駅、あるね。

◯釣堀に雨降って無人
    雨降って満員  も面白い。

◯返球に動かぬ足や雲の峰
    熱中症にご注意。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2019年 7月16日(火)00時03分29秒
  ◯かほ大きひとに抱かれて蓮の花
 まあ、大仏さまと解するのが自然かと。しかし渥美清でもいいのではないでしょうかね。

◯さみだれや穴守稲荷大鳥居
 実在のお稲荷さまですか。調べると面白いですね。さみだれがいいです。

◯サンダルの大人とほくの木に登る
 これはすごい句だなあ。いつかこんな句を詠めるようになりたいものだと思いましたよ。

◯ひまわりと顔の大きな先生と
 おや、またデカイ顔ですかあ。いいですね:笑

◯四万六千日大粒の餃子かな
 餃子を粒と言うか、まったく。そこがおもしろいね:笑

◯大いなる出アフリカや胡麻の花
 おお、人類史できましたね。胡麻の花がいいです。

◯雷閉じて大夜解くとき鸚鵡かな
 わけわかりません:笑。すごい句だと思います。

◯赤富士つたつて画風が違ふぢやん
 違うぢゃん:笑。可笑しい。ずっと心に残るね、この句:笑

◯アイネクライネナハトムジーク実梅落つ
 モーツァルトか伊坂幸太郎か。モーツァルトと解していただきます。伊坂幸太郎ならいただきません:笑

◯スカートのなかに玉虫がゐるはず
 ゐないよ。

◯ダム湖この梅雨の亡者のありどころ
 まるで説得力ない句。そこが取り柄か。

◯角打ちの涼しき月となりにけり
 よき風情。だけど立って呑むのはもう辛いなあ。

◯蟻塚を飽かず見てゐる三連休
 ご苦労様です。蟻も喜んでいるでしょうね。

◯使用済電池を舐める晩夏かな
 舐めるとピリッとするのでしょうか。馬鹿だね:笑

◯人間違ひされし冷し中華かな
 人間違ひ(にんげんちがひ)ってすごいなあ、と思ったら、ひとまちがいかつまらんなあ、でもそう思わせたところに一票ね。

◯窓からの日の届かざり竹婦人
 これは異論もあるね。日が届いた方が面白いという気もするがのお。

◯薄壁や洩れる嗚咽と月見草
 やだなあ。月見草でまあ、いいかと。
 

選句です

 投稿者:ちか  投稿日:2019年 7月15日(月)21時02分8秒
  ◯ひまわりと顔の大きな先生と
おおらかさがいいです。顔の大きいがむしろほめ言葉のようです。

◯大好きと言はれ辣韭つや増しぬ
辣韮のつやという絶妙なセレクトです。

◯一人づつ手花火の火をもらひけり
景がみえますね。夏だなぁ。

◯旧友のすっかり東京人や夏
すこしさみしいのですね。

◯白玉や人疑ふを二度三度
真白な白玉と、疑うという語の対比がいいですね。

◯神様を人が揺らして神輿かな
すごい例えだけど、納得してしまいます。

◯夏の日や体温計の先光る
基礎体温をつけているのかなと思いました。

◯計量スプーン擦切り一杯星涼し
擦切り一杯という言葉が新鮮です。大胆な季語の斡旋も成功していると思います。

◯ジャムになる予定の杏画材とす
画家の日常風景というかんじで好きです。

◯画家の家作家の家や棕櫚の花
別荘地でしょうか。

◯画鋲撒きたき違法駐車も道も灼け
やけくそな感じが好きです。俳句をつくることで怒りの気持ちを抑えているような。

◯教室の画鋲の跡や大夕焼
俳句っぽくて好きです。

◯アイネクライネナハトムジーク実梅落つ
リズムがいいですね。ふつうにモーツァルトかなと思ったんですけど、伊坂幸太郎の小説のアイネクライネナハトムジーク、映画化してこの秋に公開みたいですね。

◯角打ちの涼しき月となりにけり
わーいいな角打ち、あこがれです。

◯使用済電池を舐める晩夏かな
むかしは舐めていたんですよね。晩夏が合ってます。

◯総立ちの駅のホームや夏燕
東京へいく若者を村の人総出で送る景が見えました。夏燕がさわやか。

◯返球に動かぬ足や雲の峰
もう足動かない‥、わかります‥。雲の峰でバンっとカメラワークが変わるのがカッコいいです。
 

選句です

 投稿者:抹茶金魚  投稿日:2019年 7月15日(月)18時04分35秒
  ○かほ大きひとに抱かれて蓮の花
抱いてくれている人の大きな顔が間近にありつつ、蓮の大きな花も思わせます。大仏の大きな顔も普通に想像しますが。

○結界か青大将のどさと落つ
アオダイショウは納屋の二階とか好きですね。

○夕焼を大音量で聞いてゐる
すごい比喩。

○あつけない人の死しづか片かげり
あっけないと騒ぐ余地もなかったりして。

○人としてどうなのと言う人に蟻
蟻の働きが素敵な感じです。

○体重のちがふ愛人むぎこがし
体重で比べるという非道。

○恋人を鸚鵡が真似る夏の夕
恋人と一緒にいるのでしょうか、それとも独りなのでしょうか。それによって鸚鵡の存在意義がかなり違ってきます。

○黴の香の駄菓子屋に人集りけり
万引きで潰れないか心配になるタイプの。

○日時計の天辺に立つ兜虫
甲虫は昼間の日向になんか絶対いないので、むしろ天道虫をイメージするのですが、日時計の形から兜虫ななのかなと。

○ポンポンダーリア灰色の鉛筆画
ダリアと鉛筆画の親和性が意外でした。

○画家の家作家の家や棕櫚の花
適度に異形な。

○画数の多きもの売る夜店かな
綿菓子?金魚掬い?とあれこれ考えたのですが、案外外国、中華系の夜店だったり。

○水馬の水の油彩画めいてをり
水馬の脚が水を弾くように沈む様子が、水に粘度のあるように見えるところをまさに表現しているのではと思いました。

○うすものの向かふに木々の見えにけり
被衣とか市女笠の虫の垂れ衣を想像してしまいました。

○ダム湖この梅雨の亡者のありどころ
ダム湖の底にさ迷う霊でしょうか。なぜか水自体のことを言っているようでも。不思議な味わい。

○総立ちの駅のホームや夏燕
総立ちとあるので沢山の人が立って待つしかない状況に、飛んでくる夏燕の自由の対比がいいです。

○脱ぐといふ苦しきかたち蝉の殻
むしろ蝉はスッキリ脱ぐ感じがするのですが、殻の固さを思うとそこに苦しさを見いだす感覚にも共感します。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月15日(月)11時51分17秒
  なんか【角】とか【杏】とか裏の出題があるようですね。

○サンダルの大人とほくの木に登る
 子ども心に見てはいけないものを見てしまったのでしょうね。地上に痕跡を残さなかった大人は、賊なのか間男なのか…。

○遠き目の大谷直子あつぱつぱ
 大竹しのぶでもそのまま通用しそうだけど、「あつぱつぱ」との字配りの都合としては大谷直子なのでしょうね。

○大の字のつく小国や月見草
 大日本帝国とか大韓民国とか大英帝国とか…。『元祖大四畳半大物語』みたいな、小さいものに敢えて付ける「大」ですね。

○夕焼を大音量で聞いてゐる
 これは抒情的ですね。

○体重のちがふ愛人むぎこがし
 愛人は比較の対象なのですね。

○神様を人が揺らして神輿かな
 うまいこと言いましたね。

○計量を終えてうな牛食ふてをり
 体重を経過観察している身の上なのでしょうか。インチキな気もしますが、うな牛で精力を付けて下さい。

○画数の多きもの売る夜店かな
 夜店の商品を画数の多い少ないで測りますかねえ。「金魚」「綿菓子」「萬華鏡」「山吹鉄砲」…。だいいち子どもが読むんだから、ひらがなじゃないのかなあ。

○水馬の水の油彩画めいてをり
 表面張力のたわみ具合を捉えていますね。

○端つこに画架のぽつんと夏館
 入場料とか開館時間とかを掲示して現役なのかも知れません。

○うすものの向かふに木々の見えにけり
 からだの線とかならありがちだけど、向かふに木々ってどれだけ薄いのでしょうか。

○スカートのなかに玉虫がゐるはず
 どれどれ、おじさんに見せてごらん。

○角打ちの涼しき月となりにけり
 将棋のことかと検索したら、「酒を升(ます)にはいったまま飲むこと。升飲み」という意味があるのですね。

○差し込みて足りぬ物差し梅雨入穴
 「梅雨入穴」って、すごいですね。♪あの娘は梅雨入穴ママ、やってきたのはニューオリンズ。

○総立ちの駅のホームや夏燕
 そりゃみんな立ってますけど、興奮したり感動したりしている訳ではありませんから。

○脱ぐといふ苦しきかたち蝉の殻
 そう言われてみると、肩や肩甲骨のあたりが生きながらにして蝉の殻のようにがちがちになっているような気がします。

○返球に動かぬ足や雲の峰
 優れたテニスプレーヤーは長丁場の試合を乗り切るために、取れない球は最初から見切って動かないですよね。「動けぬ」ではなく「動かぬ」なのです。

 

選句しました

 投稿者:オイ子です  投稿日:2019年 7月15日(月)10時58分46秒
  〇サンダルの大人とほくの木に登る
 ちょっと危ない。

○結界か青大将のどさと落つ
 かー?やなくてねキミ、結界、結界。

○高きからジャズピアノたつぷり大葉
 コンサートホールなどの食堂で、
 和風スパゲティとやらを食べてまんにゃろか。

○四万六千日大粒の餃子かな
 しっかり食べてお達者で。

○夕焼を大音量で聞いてゐる
 バイクなら夕焼は爆音で鳴るかも。

○一人づつ手花火の火をもらひけり
 火をもらうときの神妙な心持ちやら顔つきまで、思わせます。
 すばらしい。

〇旧友のすっかり東京人や夏
 夏休みが終わるころには元通り。

○人型のクッキーを焼く楸邨忌
 焼き菓子から始まる探求もきっとOK。

〇体重のちがふ愛人むぎこがし
 渋いものを食べてる二人。

○神様を人が揺らして神輿かな
 確かに!なんてがっちりとした把握。

○計量スプーン擦切り一杯星涼し
 擦切るという行為の丁寧さ。

○姪たちの計算高さ七変化
 仕方がないなぁ。
 なぁんて、計算通り財布の紐もゆるゆる。

○画家の家作家の家や棕櫚の花
 どちらも棕櫚、似合いますね。

〇画数の多きもの売る夜店かな
 烏賊焼き?焼玉蜀黍?ベビーカステラとかね。

○スカートのなかに玉虫がゐるはず
 虫愛ずる姫君。

○角打ちの涼しき月となりにけり
 いいなぁ。飲み方もさらりとしたもんで。
 憧れるなぁ。

〇釣堀に雨降って無人
 降ってを取ったら、放哉味。
 

選句です

 投稿者:本松天道  投稿日:2019年 7月14日(日)11時26分50秒
  ○かほ大きひとに抱かれて蓮の花
大仏様を連想してしまう、貧困発想の私

○クラシック聞けば大人し熱帯魚
寝てしまうかも

○大の字のつく小国や月見草
隣国の事かな?

○大好きで大嫌ひなのアマリリス
女心を表す表現としてよく使われますがつい選びたくなる言葉です

○梅雨晴れて樟の大きな影のなか
楠にはダニが生息しバランスのとれた捕食関係を構築、要注意

○夕焼を大音量で聞いてゐる
夕焼けを大音量に置き換えた発想に感服

○あつけない人の死しづか片かげり
死にゆく様は色々、死者は語る事も無く

○人としてどうなのと言う人に蟻
そういう言い回しをする人、苦手です

○人型のクッキーを焼く楸邨忌
人間探求派

○体重のちがふ愛人むぎこがし
春華堂を連想します

○神様を人が揺らして神輿かな
ただ、ただ、面白い!

○宇宙から計測さるる帰省かな
カーナビの事でしょうね

○画家の家作家の家や棕櫚の花
棕櫚縄って、朽ちると自然界に回帰するので好きです・・・造園家

○端つこに画架のぽつんと夏館
涼しそうな住環境!

○蟻塚を飽かず見てゐる三連休
徒然なるままに

○釣堀に雨降って無人
釣堀開店休業

○未確認飛行物体烏賊釣火
水平線上にUFO
 

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2019年 7月14日(日)09時44分59秒
  ○サンダルの大人とほくの木に登る
登ろうと思って来たんじゃないのだろうな。ふと思い立って。

○夕焼を大音量で聞いてゐる
すごい!!土手などで眺める夕焼けの、あの圧倒的な感じをこんなにシンプルに、それでいて上手にあらわせるなんて。

○一人づつ手花火の火をもらひけり
うれしかったですよね。線香花火とかは慎重に、慎重に。最近手花火をする機会がないです。

○旧友のすっかり東京人や夏
春に東京に来て、染まったのかなあ。

○人型のクッキーを焼く楸邨忌
よく考えれば、型って面白いですよね。

○鰺刺の並ぶ人工島のへり
鳥、やたらに並ぶところが怖いです。

○黴の香の駄菓子屋に人集りけり
近所に駄菓子屋さんがあるのですが、新しくて、よく掃除されていて、駄菓子屋さん感がないです(笑)

○神様を人が揺らして神輿かな
確かに確かにー!面白いです。

○計算の位置に涼しく星のあり
星ってとてもきれいなのに、天文はものすごく理系なのが不思議。

○ポンポンダーリア灰色の鉛筆画
緻密そうですね。

○画家の家作家の家や棕櫚の花
なんだか好きです。仲良さそう。

○画面には一本の滝無音なり
写実的ではない、激しくない絵な気がします。

○教室の画鋲の跡や大夕焼
無数に。

○向日葵がかつて画用紙だつた午後
不思議な言い回し。なんだか好き。

○人間違ひされし冷し中華かな
でも冷やし中華なら食べたくなりそう。関係ないのですが、最初、「にんげんちがい」と読んでちょっとぎょっとしました。

○窓からの日の届かざり竹婦人
ちょっと位置がはなれている。

○返球に動かぬ足や雲の峰
ほんの一瞬のことを切り取ったのだろうなあと思います。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2019年 7月14日(日)07時17分30秒
  ☆サンダルの大人とほくの木に登る
 邪気の無い人。

☆大好きと言はれ辣韭つや増しぬ
 浮かれてるね。

☆梅雨晴れて樟の大きな影のなか
 樟がイイね。

☆夕焼を大音量で聞いてゐる
 墨東アパートの二階って感じ。

☆一人づつ手花火の火をもらひけり
 衒いのない読みぶりに好感。

☆旧友のすっかり東京人や夏
 「木綿のハンカチーフ」シリーズだろうか。

☆恋人を鸚鵡が真似る夏の夕
 すこしヤキモチかな。

☆パリー祭ピンクの砂の砂時計
 うつくしく艶やか。

☆計算の位置に涼しく星のあり
 計算通りに行くと気持ちよい。

☆計量スプーン擦切り一杯星涼し
 コーヒーを淹れるのだろうか。

☆ジャムになる予定の杏画材とす
 最後の最後まで有効利用する。

☆画数の多きもの売る夜店かな
 あんまり思い浮かばないな。何だろう。

☆教室の画鋲の跡や大夕焼
 ノスタルジー。

☆主役だけよかつた映画夏の雨
 外れ映画だったのね。

☆角打ちの涼しき月となりにけり
 いいねぇ。酒が旨そうだ。

☆使用済電池を舐める晩夏かな
 舌がぴりぴりする。最近じゃ見なくなった光景。

☆脱ぐといふ苦しきかたち蝉の殻
 そのあとの解放感。

 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2019年 7月14日(日)06時57分43秒
編集済
  ◎ひまわりと顔の大きな先生と
なんか微笑ましくて可笑しい。きっといい先生なんだろな。

◎大好きと言はれ辣韭つや増しぬ
自意識過剰な、変な辣韭。それとも自分自身の比喩か。

◎夕焼を大音量で聞いてゐる
ふむ。なるほど。

◎一人づつ手花火の火をもらひけり
おちびさんたち、よかったね。

◎人型のクッキーを焼く楸邨忌
呪詛をかける陰陽師みたいでいい。

◎パリー祭ピンクの砂の砂時計
可愛いなあ。だけどほんとはバスティーユ襲撃記念日。血と泥と弾薬の臭気ふんぷんたる日なんだけど。

◎腕時計の硝子のひかり杜若
ピカッと、ね。一瞬自分の腕時計からだとは思わない。

◎画面には一本の滝無音なり
しばらくしてナレーションとBGM。

◎教室の画鋲の跡や大夕焼
黒板、柱、壁、窓枠。そこらじゅうでしたね。

◎端つこに画架のぽつんと夏館
そこだけ生活感なきアトリエ。いいね。

◎巴旦杏画力向上委員会
参加したいな。

◎塩漬けの茎を長めに島らつきよう
うん。旨そう。

◎使用済電池を舐める晩夏かな
昔、そんなオジサンいたなあ。

◎窓からの日の届かざり竹婦人
ほの暗さがいいですね。陰翳礼讃。

◎総立ちの駅のホームや夏燕
総立ち、という大仰な言い方がいい。

◎脱ぐといふ苦しきかたち蝉の殻
ああ、きっついジーパン床の上とかね。

◎返球に動かぬ足や雲の峰
こりゃ、テニスのバックストロークだね。充分に肩が入って構えられてクロスかダウンザラインかまったく読めない。一歩も動けない。雲の峰もいいですね。
 

大人計画句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月14日(日)02時16分41秒
  投句一覧です。

【大】
かほ大きひとに抱かれて蓮の花
クラシック聞けば大人し熱帯魚
さみだれや穴守稲荷大鳥居
サンダルの大人とほくの木に登る
ひまわりと顔の大きな先生と
煙幕や素通り辛し大鰻
遠き目の大谷直子あつぱつぱ
結界か青大将のどさと落つ
高きからジャズピアノたつぷり大葉
山影大なりいこーる虹と解く
四万六千日大粒の餃子かな
大いなる出アフリカや胡麻の花
大の字のつく小国や月見草
大好きで大嫌ひなのアマリリス
大好きと言はれ辣韭つや増しぬ
梅雨晴れて樟の大きな影のなか
夕焼を大音量で聞いてゐる
雷閉じて大夜解くとき鸚鵡かな

【人】
あつけない人の死しづか片かげり
悪妻は仙人草のようなもの
一人づつ手花火の火をもらひけり
家人といふ忙しなき人夕立晴
海鷂魚もらひ人馬貧しき永田町
旧友のすっかり東京人や夏
人としてどうなのと言う人に蟻
人型のクッキーを焼く楸邨忌
人口の減少止める羽蟻の夜
体重のちがふ愛人むぎこがし
滴りの岩襞人に似せた神
白玉や人疑ふを二度三度
罰せられ罪を得るなり仙人草
恋人の言葉不ぞろひ金魚草
恋人を鸚鵡が真似る夏の夕
鰺刺の並ぶ人工島のへり
黴の香の駄菓子屋に人集りけり
神様を人が揺らして神輿かな

【計】
ごはごはのスカート梅干す計画
パリー祭ピンクの砂の砂時計
もの計るときは全裸の初年兵
宇宙から計測さるる帰省かな
炎帝や限界のある温度計
夏の日や体温計の先光る
仇敵は蚊よ計略をめぐらしつ
計画の明るい家族夏の雲
計算の位置に涼しく星のあり
計算の途中気づきし桃の傷
計量スプーン擦切り一杯星涼し
計量スプーン螺旋を描き夏の夜
計量を終えてうな牛食ふてをり
田の口を乱歩で計る白靴や
日時計の天辺に立つ兜虫
姪たちの計算高さ七変化
腕時計の硝子のひかり杜若

【画】
ジャムになる予定の杏画材とす
ポンポンダーリア灰色の鉛筆画
夏の夜のホラー映画の一人かな
画家の家作家の家や棕櫚の花
画数の多きもの売る夜店かな
画鋲撒きたき違法駐車も道も灼け
画面には一本の滝無音なり
画用紙に滴る汗のグラデーション
甘豆腐画に一閃の蛇待つわ
缶ビール二本目笑ふ大画面
教室の画鋲の跡や大夕焼
向日葵がかつて画用紙だつた午後
主役だけよかつた映画夏の雨
水馬の水の油彩画めいてをり
赤富士つたつて画風が違ふぢやん
端つこに画架のぽつんと夏館
巴旦杏画力向上委員会

【当季雑詠】
アイネクライネナハトムジーク実梅落つ
うすものの向かふに木々の見えにけり
さうめんのうへのピンクのさくらんぼ
スカートのなかに玉虫がゐるはず
ダム湖この梅雨の亡者のありどころ
なぜそこでカメラフラッシュ日雷
みんみんや楮流るる角の川
塩漬けの茎を長めに島らつきよう
夏霖の夜机上の憂さの昨日今日
角打ちの涼しき月となりにけり
蟻塚を飽かず見てゐる三連休
決戦の踏みしだかるる夏の芝
差し込みて足りぬ物差し梅雨入穴
使用済電池を舐める晩夏かな
人間違ひされし冷し中華かな
窓からの日の届かざり竹婦人
総立ちの駅のホームや夏燕
脱ぐといふ苦しきかたち蝉の殻
釣堀に雨降って無人
薄壁や洩れる嗚咽と月見草
返球に動かぬ足や雲の峰
未確認飛行物体烏賊釣火

(以上)

17句選(特選、逆選なし)
選句締切:7月17日(水)21時(JST)
★★★★★★★★★★★★★★★★★
集計の方の負荷軽減のため、選句締切を水曜21:00(JST)に
繰り上げましたので、ご理解ご協力をお願い致します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★


投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

いいなあ

 投稿者:月犬  投稿日:2019年 7月11日(木)01時14分40秒
  ゆかりさん、旅に出るのですね。いいなあ。
フーテンの寅さん的な旅なのですね:笑。
 

あ、

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月10日(水)18時59分0秒
  いえ、大丈夫です。  

すみません

 投稿者:京野さち  投稿日:2019年 7月10日(水)18時34分32秒
  「俳句でそれを言うのは野暮ですね」「俳人ではなく、その手の専門家になっては」
はい、私です。まさか両方ともゆかりさんの句だったとは。そういうのに関係なくマズい評でしたが。
前者について言い訳させていただけるなら、電波が届くのは(夏の山ではなく)技術の進歩のお陰だろうと思ってしまった私が「野暮」と言いたかったのですが、それなら「俳句で」ではなく「俳句に対して」「句会で」などとするべきでした。
ところで今回「夫婦なら~」にどんどん点が入っていったのに驚きました。結果、苑をさんの「おおぞらや~」に次ぐ14点を頂きましたが、今まで上位どころか10点以上すらありませんでしたから、その意味でも恐縮しています。皆様ありがとうございました。
 

すごいな

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月10日(水)12時49分49秒
  苑をさんの15点句もすごいけど、けんじさんの密度もすごい。
私は「俳句でそれを言うのは野暮ですね」「俳人ではなく、その手の専門家になっては」と言われ、旅に出ます。
 

大人計画句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月10日(水)11時53分23秒
  出題します。

【大】
【人】
【計】
【画】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:7月13日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

望郷山河句会・作者発表

 投稿者:百花  投稿日:2019年 7月10日(水)11時27分57秒
  望郷山河句会・作者発表です。早めの選句のご協力ありがとうございました。
間違いありましたら、この板にご連絡ください。


望遠で狙ふ標的るりびたき       なむ   天月亜
水郷を揺れて去りゆく白日傘      なむ   ら苑亜
山系に消えし一族夏羽織        なむ   月
急坂を下れば全土河鹿笛        なむ   天洋
裸婦像のそこんところを黒揚羽     なむ   朝天ら百あ京金さ

高望みせずに内定豆の飯        百花   朝由
白蓮を出れば異郷よ合掌す       百花
青梅雨の山のあなたに住むあなた    百花   むち月亜洋
梅雨出水優しい川が河になり      百花   さ
昼顔に唾して伏せて人嫌ひ       百花   京

向日葵といふ人望に似たるもの     朝比古  むオ天ら百あゆ京金さ亜
故郷の山滴るや飯喰へり        朝比古  百
築山の中腹あたり蟾蜍         朝比古  天
白南風や運河に貿易船満ちて      朝比古  ち苑ゆ金け由亜
甚平や画数多き名を持ちて       朝比古  オ百あゆ京け亜

梅雨明けやまづ望楼に人の影      月犬   天
はまなすは郷愁の花風強し       月犬   天ら
あるだけの山百合抱いて逢ひに行く   月犬   む朝ち百ゆ
夜を喰らひ夏の河口は膨れけり     月犬   オあ苑ゆ金さ
半眼の睡佛や梅雨の闇         月犬
口笛の異郷の唄や青鬼灯        月犬   らけ

待望の女子マネ迎え夏合宿       らくだ  朝百
同郷や薬味論議の冷奴         らくだ  苑ゆ金け
橋涼みして富士山のシルエット     らくだ  百亜洋
梅雨出水グリーン沈む河川敷      らくだ
おかえりのかわりに熟れたバナナの香  らくだ  朝月金け洋

餞別にハンカチーフを所望せり     ちか   朝月ゆ
みつ豆の本家本郷三丁目        ちか   むオら苑ゆさ
継母は山育ちなりかき氷        ちか   オ金由洋
七夕や発泡酒酌む河川敷        ちか   け洋
もどりきて我に席なしなすび漬け    ちか   むら百ゆ京金けさ由

水無月の望遠鏡のなかに馬       洋子   む朝ち月あ苑金由
夏痩せてうろうろ本郷うろうろ     洋子   オあ苑
水やうかん横山エンタツ笑ふなり    洋子   あさ
恋のやう河骨の黄のやはらかき     洋子   天
物語のやうさるすべりゆすらうめ    洋子   あ由

望月や騎士団帰還する西日       京急
二ツ谷分かれ黴雨の郷尋し       京急
眉山より泡立つところ天瓜粉      京急   天
啼く河の夢飯を焦がす大団扇      京急
紫陽花に擦過する杖本厚木       京急

望遠のレンズの中の黒揚羽       天道   朝月苑洋
グラナダの異郷の庭や花ざくろ     天道   むらさ
しなやかに李熟れたる山ふたつ     天道
昼顔や三河をんなの姦しき       天道   むオさ
愛の日は永久に消えまじ紅の花     天道   月京
寝ころびて君の肩越し雲の峰      天道
蚊帳ずれの音を背で聞き薄化粧     天道   ち

雪解富士祖父の形見の望遠鏡      さち
夫婦なら故郷は二つ遠花火       さち   む朝ちオ天ら百あゆ京金け由亜
山田君座布団二枚孔雀草        さち
須賀川やウルトラマンの夏銀河     さち   ら
本日の西瓜としてのスイカバー     さち   オ由

夕焼を二秒望んで遮音壁        金魚   ゆ由亜
故郷にゐて故郷の瓜むさぼる      金魚   あ
山鳩の鳴いて青葉へ小雨の夕      金魚
血を洗ふごとき流れや河骨咲く     金魚   さ
猫逃げて狂人の檻めく網戸       金魚   あ京け

望み得ぬものに光りや日雷       オイ子
西日濃し郷土史編纂事業室       オイ子  あ苑金さ由亜洋
ぴいと草笛嘘つきの山男        オイ子  月京洋
河童忌や崖線の駅濡れそぼち      オイ子  む京
捩子花のらせんよ舐めてゆく視線    オイ子  あ

望まるるままに切られし冷し瓜     けんじ  天百京由
西郷さんの見送つてゐし夏燕      けんじ  むら百あ苑由亜洋
山ほどの足跡のある夏座敷       けんじ  むオ天百苑ゆ金由洋
河童来てシャワーを貸してくれと言ふ  けんじ  む朝ちら百苑ゆ京金由亜洋
紫陽花の触つてみたき固さかな     けんじ  朝月あ苑ゆ金由亜

夏草や第二希望の旅先の        由季   ちオあさ亜
故郷には姉と白犬合歓の花       由季   ゆ金け洋
仏桑花高額チップ山と積む       由季
きつと河鵜もしかして海鵜かな     由季   月
七夕の悪い望みも混ぜておく      由季   オら苑京け

空蝉の託す望みや朝まだき       亜紀
郷土愛強きをとこや心太        亜紀   朝け
木道に山気吸ひこむ夏の朝       亜紀   オ
みちのくの河童見に行く夏の月     亜紀   朝ち天ら百苑京けさ由洋
丸窓の向かうを過ぎる水海月      亜紀   むちオあ苑ゆ洋
雨音の止まぬ一日水中花        亜紀   ち月苑
かき氷つんと頭に来ぬ度合       亜紀   けさ
蟻の穴狭間の土を盛り上げて      亜紀

万緑を踏みつけてをり展望台      あんこ  天月
桃源郷高きに金魚玉吊るし       あんこ  ち
山繭の平たく止まり雨の音       あんこ  ち天ら
河岸変へるほほづき市を抜けながら   あんこ  む朝ち洋
定食屋小さく動く扇風機        あんこ  朝ちオ百苑京け由亜洋

夜毎見る望遠鏡や夏休み        苑を   むち天ら月百け
青林檎がぶり郷ひろみと希林      苑を   む天月
世界の山ちやん取り敢へずビールと叫ぶ 苑を   オ月さ亜
やませ吹く河童と僕と橋桁と      苑を   天ゆ京金
おおぞらやアイスの棒の捨て処     苑を   む朝ちオら百あゆ京金けさ由亜洋

見届ける山の蒼さや潜望鏡       ゆかり  月
平泳ぎで迫る真白き郷ひろみ      ゆかり  朝ち京
電波まだ届いてゐたる夏の山      ゆかり  百さ亜
夏雲や支流あらはに河川敷       ゆかり  オけ
ひとまづは名を調べ抜く夏の草     ゆかり  朝ら月金さ
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2019年 7月10日(水)08時49分20秒
  ○望遠のレンズの中の黒揚羽
   黒揚羽のゲシュタルト崩壊しそう。

○故郷には姉と白犬合歓の花
    ぞわぞわする組合せ。

○西郷さんの見送つてゐし夏燕
     そうだったんですね。

  ○西日濃し郷土史編纂事業室
      あめ色になってしまったカーテン。
?      ?
○ぴいと草笛嘘つきの山男
     おとなもこどももよろこびそう。ぴい。

○橋涼みして富士山のシルエット
     ぼわーんとふじさん。

  ○継母は山育ちなりかき氷
     ワイルドなお継母さま。

○山ほどの足跡のある夏座敷
      山ほど?

  ○青梅雨の山のあなたに住むあなた
     青梅雨だけでいい。

  ○みちのく河童見に行く夏の月
    カッパドコヤ。

   ○河岸変へるほほづき市を抜けながら
      しぶい。

   ○河童来てシャワーを貸してくれと言ふ
      あ!河童の三平!

    ○急坂を下れば全土河鹿笛
       こここないだ歩いてきました。

      ○七夕や発泡酒酌む河川敷
        発泡酒のぷかぷかぐるーぶ。

     ○おおぞらやアイスの棒の捨て処
         やたらに棒を噛んでしまう。

       ○おかえりのかわりに熟れたバナナの香
          台湾とか行きたい。

         ○丸窓の向かうを過ぎる水海月
             なにげないサプライズ。

          ○定食屋小さく動く扇風機
              妙におちつく。
 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2019年 7月10日(水)08時26分13秒
  ○夏草や第二希望の旅先の
伸び放題の夏草の勢いもまたよし。

○向日葵といふ人望に似たるもの
向日葵に人望が本当に良く合います。

○望遠で狙ふ標的るりびたき
標的になるほどの美しさ。

○夕焼を二秒望んで遮音壁
『あっ』という間もなく。。

○水郷を揺れて去りゆく白日傘
上品な揺れ具合。

○西郷さんの見送つてゐし夏燕
今までどれほど見送ったことか。

○西日濃し郷土史編纂事業室
うだるような室内の雑然とした情景。

○夫婦なら故郷は二つ遠花火
確かに、反対方向かも。

○橋涼みして富士山のシルエット
涼やかなシルエット。

○世界の山ちやん取り敢へずビールと叫ぶ
待ってましたと言わんばかりに。

○青梅雨の山のあなたに住むあなた
だんだんと山深くなってきますね。

○電波まだ届いてゐたる夏の山
ぽつんと一軒家めいて。

○河童来てシャワーを貸してくれと言ふ
屈託のなさが河童ちゃんです。

○白南風や運河に貿易船満ちて
活気づいた運河、白南風が効いている。

○おおぞらやアイスの棒の捨て処
棒だけ残されて、、、。

○紫陽花の触つてみたき固さかな
固さという柔らかさ。

○甚平や画数多き名を持ちて
急いで書くときは大変なのよ。

○定食屋小さく動く扇風機
小さく動くでいろいろ状況を想像できます。
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2019年 7月10日(水)00時43分40秒
  〇高望みせずに内定豆の飯
こういうタイプ、わかります。

〇水無月の望遠鏡のなかに馬
望遠鏡の中に・・・で「馬」は意外でした。

〇望まるるままに切られし冷し瓜
ちょっと不思議な書き方ですね。

〇夕焼を二秒望んで遮音壁
映像だけでなく音まで遮断するところがすごい。

〇西郷さんの見送つてゐし夏燕
なんだか絵になりますね。

〇西日濃し郷土史編纂事業室
いかにも西日が濃そうです。

〇夫婦なら故郷は二つ遠花火
その人の立場によっていろいろに読める句。

〇継母は山育ちなりかき氷
手強そうな継母です。

〇山ほどの足跡のある夏座敷
ホラー味がちょっとあります。

〇みちのくの河童見に行く夏の月
みちのくなら会えそうな気がします。

〇河童来てシャワーを貸してくれと言ふ
この河童はコメディタッチ。

〇白南風や運河に貿易船満ちて
貿易船が運河で渋滞。

〇おおぞらやアイスの棒の捨て処
空に捨てられそうな気になります。

〇もどりきて我に席なしなすび漬け
そういうことは承知で席を立ちました。

〇紫陽花の触つてみたき固さかな
確かに触りたい。

〇定食屋小さく動く扇風機
昭和から時間が止まっている定食屋です。

〇物語のやうさるすべりゆすらうめ
童話のようです。

〇本日の西瓜としてのスイカバー
毎日西瓜を食べることがノルマ。
 

選句しました。

 投稿者:京野さち  投稿日:2019年 7月10日(水)00時37分13秒
編集済
  ○夏草や第二希望の旅先の
 集団旅行は大体第二希望。それでも充分楽しめるものです。この句に関しては「夏草や」と来ると平泉がやはり想起されます。

○向日葵といふ人望に似たるもの
 さんざん向日葵を見てきたはずなのに、なんで気付かなかったんだろう。参りました。

○グラナダの異郷の庭や花ざくろ
 グラナダに世界史要素が詰め込まれていて、しかも季語が動かない。

○みつ豆の本家本郷三丁目
 騙されたと思って行ってみな、と?

○西日濃し郷土史編纂事業室
 文字通りの斜陽。

○水やうかん横山エンタツ笑ふなり
 横には花菱アチャコ。元祖しゃべくり漫才ですね。テレビ黎明期の人でもあり、「水やうかん」が置かれた茶の間も見えてきます。

○世界の山ちやん取り敢へずビールと叫ぶ
 頭に固有名詞を大きく字余りで持ってきて、言わずもがなな気がしないでもない「叫ぶ」で締める。その大胆さは、そのまま居酒屋の客の態度か。叫んだ瞬間には世界の中心にいる気分になれるんだろうなぁ(笑)

○電波まだ届いてゐたる夏の山
 数年前には電波が届いていなかった場所に今は届いているとすれば技術の進歩のお陰ですが、俳句でそれを言うのは野暮ですね(笑)

○みちのくの河童見に行く夏の月
 おそらく北日本の人ではありませんね。相当な遠出になりそう。或いはそういう名目の被災地支援とか。

○血を洗ふごとき流れや河骨咲く
 人目につかない所を流れる小川は三途の川っぽいかも。

○昼顔や三河をんなの姦しき
 祖母が三河の出ですが、お盆などで親戚中が集まった時は、それはもう凄かったです。

○梅雨出水優しい川が河になり
 「川」と「河」。声で聞くと分からなくなってしまいますが字面の力というのは確かにあります。ネット句会はこの様な句の出しどころとして良いかもしれませんね。

○夜を喰らひ夏の河口は膨れけり
 一晩でとんでもない水量に。

○おおぞらやアイスの棒の捨て処
 「捨て処」を探すためだけに歩くので良い気分ではないけれども、イライラするでも途方に暮れるでもない微妙な心情。

○かき氷つんと頭に来ぬ度合
 自分に合った食べ方は、慣れて見つけるしかありません。

○ひとまづは名を調べ抜く夏の草
 学究肌ですね。俳人ではなく、その手の専門家になっては。

○もどりきて我に席なしなすび漬け
 お座敷の宴会っぽい。なすび漬けで残念感増し増し。

○裸婦像のそこんところを黒揚羽
 中七をぼかした事で逆にイヤらしい雰囲気になりましたね。私なら臆せず書いてしまいます。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2019年 7月 9日(火)23時29分59秒
  ◯七夕の悪い望みも混ぜておく
そもそも願いを叶えてくれるのは誰なのか。

◯夜毎見る望遠鏡や夏休み
いくら夜遅くてなっても怒られないので。

◯郷土愛強きをとこや心太
強い愛でも空回り気味。

◯故郷には姉と白犬合歓の花
存命なのか亡くなっているか、気になる。

◯口笛の異郷の唄や青鬼灯
口から出まかせだったら許しませんよ。

◯同郷や薬味論議の冷奴
葱、茗荷、醤油、あとマヨネーズ?

◯夫婦なら故郷は二つ遠花火
これが墓参りになると四つになったり。

◯みちのくの河童見に行く夏の月
全国河童伝説を制覇中。

◯夏雲や支流あらはに河川敷
そろそろ雨が降ってほしいところですかね。

◯七夕や発泡酒酌む河川敷
飲めればきっかけはなんでもいいわけで。

◯白南風や運河に貿易船満ちて
異国のような風情。

◯おおぞらやアイスの棒の捨て処
はずれ棒だー。

◯おかえりのかわりに熟れたバナナの香
はいおやつはバナナ。夕飯も?

◯かき氷つんと頭に来ぬ度合
この年になっても度合がわかりません。残念。

◯もどりきて我に席なしなすび漬け
もう皆飲んでるんで勘弁してください。

◯甚平や画数多き名を持ちて
漢字が難しいと頭がいい子になるとかいいますよ。

◯定食屋小さく動く扇風機
初めからなのか、油まみれのせいなのか。

◯猫逃げて狂人の檻めく網戸
かなりの猫好きだったんですかね。なんかもう大変。

 

選句です

 投稿者:抹茶金魚  投稿日:2019年 7月 9日(火)19時31分38秒
  ○向日葵といふ人望に似たるもの
これは素敵な句です。

○水無月の望遠鏡のなかに馬
なにかの中にのぞき見る句って難しい気がするのですが、これは馬が印象的で、水無月が効いていると思いました。

○故郷には姉と白犬合歓の花
優しい取り合わせ。

○西日濃し郷土史編纂事業室
活気と無縁そうですね。

○同郷や薬味論議の冷奴
薬味は大事。

○夫婦なら故郷は二つ遠花火
同郷なら一つだろうと思うのですが、心の距離的なことなら頷けます。

○継母は山育ちなりかき氷
継母さん強そう。

○山ほどの足跡のある夏座敷
汚くて怖い。廃墟でしょうか。

○やませ吹く河童と僕と橋桁と
物語のワンシーンのようです。

○河童来てシャワーを貸してくれと言ふ
外の水道でいいですよね。

○白南風や運河に貿易船満ちて
すがすがしい満ち方。

○夜を喰らひ夏の河口は膨れけり
のっぺりした夜の河口の暗さを想像します。

○おおぞらやアイスの棒の捨て処
ポイ捨ては駄目だし、かといってポッケにも入れられず。

○おかえりのかわりに熟れたバナナの香
匂いから幸せを感じるのはこういう時でしょうか。

○ひとまづは名を調べ抜く夏の草
似たような草の同定は困難です。

○もどりきて我に席なしなすび漬け
そのまま帰っちゃわないところが大人の悲哀というか。

○紫陽花の触つてみたき固さかな
確かに紫陽花を見ると固さを想像します。

○裸婦像のそこんところを黒揚羽
そこんところ、で裸婦像のあちこちを想像させる仕掛けがエロにくい。
 

選句します。

 投稿者:京急  投稿日:2019年 7月 9日(火)10時48分39秒
  ◯向日葵といふ人望に似たるもの
   盛期を美事にとらえましたね。

◯七夕の悪い望みも混ぜておく
   悪いほうが成就?

◯望まるるままに切られし冷し瓜
   リアリティーありますね。

◯夫婦なら故郷は二つ遠花火
    同郷を切る省略が俳句の妙味。

◯平泳ぎで迫る真白き郷ひろみ
    長い足がエロい。

◯ぴいと草笛嘘つきの山男
    高田純次。

◯みちのくの河童見に行く夏の月
    遠野は意外に開けた盆地。

◯やませ吹く河童と僕と橋桁と
    山瀬まみとTBSと。

◯河童忌や崖線の駅濡れそぼち
   上手いなあ。

◯河童来てシャワーを貸してくれと言ふ
   許してしまう。

◯おおぞらやアイスの棒の捨て処
    チリ紙に丸める?厄介感あり。

◯もどりきて我に席なしなすび漬け
    そういうときもあるのでは。

◯愛の日は永久に消えまじ紅の花
    まじ。

◯甚平や画数多き名を持ちて
    イイですね。

◯昼顔に唾して伏せて人嫌い
    何かすごく人好きの感。

◯定食屋小さく動く扇風機
   小さくが上手いですね。

◯猫逃げて狂人の檻めく網戸
    実感あり。

◯裸婦像のそこんところを黒揚羽
    踝ですね、足フェチならば。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月 9日(火)00時21分42秒
  ○向日葵といふ人望に似たるもの
 これは文句なしに名句です。

○夕焼を二秒望んで遮音壁
 リニアモーターカーとか新幹線とかでしょうか。「二秒」が効いていますね。

○餞別にハンカチーフを所望せり
 若い頃は歌詞を鑑賞する能力がありませんでした。松本隆が「ハンカチを下さい/ハンカチを下さい」のように結句を繰り返すのはポール・サイモンの影響だと何かで読んだような気がします。

○みつ豆の本家本郷三丁目
 本郷三丁目の交差点にどんと和菓子屋があったなと検索したのですが、それは三原堂という最中や煎餅を売る店で、みつ豆の本家ではないようです。「蜜豆をギリシャの神は知らざりき 橋本夢道」という句があったなと検索したら、「銀座の汁粉屋「月ヶ瀬」で、蜜豆やあんみつを商品として開発・提供したのは、この夢道だった」というスピカの記事がヒットしました。さて掲句ですが、考証はさておき、「本家本元」を下敷きにした「本家本郷…」という語呂合わせが効いていて勢いがありますね。

○故郷には姉と白犬合歓の花
 なんともソフトバンク的な故郷ですね。

○同郷や薬味論議の冷奴
 故郷は豆腐が名産で、それをどう食べるかで持論が分かれているのでしょうか。

○夫婦なら故郷は二つ遠花火
 幼なじみとか同級生とかを考えると、この故郷は単に地理的なことを言っているのではない、伴侶とはいえ決して共有することはできないこころのふるさとのことをいっているのかもしれません。「遠花火」が哀切です。

○あるだけの山百合抱いて逢ひに行く
 生きているうちに逢いに行って下さいなどと、「ある程の菊投げ入れよ棺の中 漱石」を思い出しては感じるのです。

○山ほどの足跡のある夏座敷
 賊に襲われたのだか、ガサ入れがあったのだか…。

○やませ吹く河童と僕と橋桁と
 「河童と僕と橋桁と」の郷愁がいいですね。

○河童来てシャワーを貸してくれと言ふ
 助けてあげたい気もするのですが、元気を回復するやいなや尻小玉を抜かれそうな気もして、できればそんな状況には遭遇したくないですね。

○白南風や運河に貿易船満ちて
 明るさに満ちた気持ちのいい句ですね。撥音や長音があるので中八も気になりません。

○夜を喰らひ夏の河口は膨れけり
 これはシュールですね。

○おおぞらやアイスの棒の捨て処
 大空に向かって投げたのでしょうか。どうでもいいのですが、駅のホームの自販機で売っているアイスを食べ終わって包装の紙と芯のプラスティックを販売機備え付けのごみ箱に捨てようとしたとき、大抵あふれかえっていませんか。

○もどりきて我に席なしなすび漬け
 宴会あるあるですね。トイレから戻ると自分が座っていたところに別の人が座っていて、しょうがないので別の席に座って話し込んでいると、追加注文の漬物が来て、戻るに戻れず「すみません、私のお箸とお皿をとってくれませんか」みたいな展開となるという…。

○丸窓の向かうを過ぎる水海月
 豪華客船の旅でしょうか。

○紫陽花の触つてみたき固さかな
 これは曰く言い難いところを捉えていますね。

○甚平や画数多き名を持ちて
 壽範とかそんな名を付けられてしまったのですね。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2019年 7月 8日(月)22時29分9秒
編集済
  ○七夕の悪い望みも混ぜておく
たいして悪くもないのだね。

○水無月の望遠鏡のなかに馬
夏を感じます。

○望遠のレンズの中の黒揚羽
艶やかな黒。

○みつ豆の本家本郷三丁目
ありそうな気になる。

○夏痩せてうろうろ本郷うろうろ
これも、明治時代のような。

○水郷を揺れて去りゆく白日傘
白日傘は後ろ姿に限る。

○西郷さんの見送つてゐし夏燕
仁王立ちの西郷ドンが見える。

○西日濃し郷土史編纂事業室
いいな、ここ。

○同郷や薬味論議の冷奴
同郷でなければの薬味があるのかも。

○山ほどの足跡のある夏座敷
見えないけど、ある。

○みちのくの河童見に行く夏の月
夏の月の澄み方がよいですね。

○河童来てシャワーを貸してくれと言ふ
どうぞしか言いようがありません。

○白南風や運河に貿易船満ちて
白南風の明るさが満ちています。

○夜を喰らひ夏の河口は膨れけり
夏だからこそですね。

○雨音の止まぬ一日水中花
雨音の届かぬところで。

○丸窓の向かうを過ぎる水海月
動きが見えるような。

○紫陽花の触つてみたき固さかな
固さ、そうですよね。

○定食屋小さく動く扇風機
ほっとする俳句。
 

選句しました

 投稿者:あんこ  投稿日:2019年 7月 8日(月)12時25分2秒
  ○夏草や第二希望の旅先の
かえってそういう旅のほうが楽しそう

○向日葵といふ人望に似たるもの
向日葵から人望への飛びがいい

○水無月の望遠鏡のなかに馬
景がくっきり立ち上がるのは全ての言葉が的確だからでしょうね

○夏痩せてうろうろ本郷うろうろ
本郷はこういう感じあります。学究の風情の残る街に夏痩せは合う

○故郷にゐて故郷の瓜むさぼる
いえない言葉や気持ちがあるかわりに

○西郷さんの見送つてゐし夏燕
全体にやさしくて好きだなあ

○西日濃し郷土史編纂事業室
こういうのんびりした時間と仕事もよいなあ

○夫婦なら故郷は二つ遠花火
この夫婦をいろいろと想像すると遠花火がより味わい深いです

○水やうかん横山エンタツ笑ふなり
エンタツ~!

○夜を喰らひ夏の河口は膨れけり
大きくドラマチック

○おおぞらやアイスの棒の捨て処
夏休みを思い出す

○丸窓の向かうを過ぎる水海月
それだけなのに不思議

○紫陽花の触つてみたき固さかな
よくわかります

○甚平や画数多き名を持ちて
由緒正しき方?

○猫逃げて狂人の檻めく網戸
暴れ猫か?

○物語のやうさるすべりゆすらうめ
この重ね方が物語

○裸婦像のそこんところを黒揚羽
あっけらかんとした色気

○捩子花のらせんよ舐めてゆく視線
こちらは陰を漂わせる色気
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2019年 7月 8日(月)01時39分4秒
  ゆかりさん、ファイルお願いします。

〇向日葵といふ人望に似たるもの
明るい向日葵がだんだん暗くなって頭を垂れるまで。

〇待望の女子マネ迎え夏合宿
なつかしいけど今でもそうなのかしら。

〇望まるるままに切られし冷し瓜
笑う口とか△とか半分に切って刳り貫くとかお好きに。

〇夜毎見る望遠鏡や夏休み
小学生の夏休みにご自分の大きな望遠鏡を校庭に据えて希望者に星を見せてくださった先生、お元気ですか?

〇故郷の山滴るや飯喰へり
なんたってうちのメシ。

〇西郷さんの見送つてゐし夏燕
今まで何を見てるのかと気になっていたのですがそうですか。帰燕は秋ですが。

〇夫婦なら故郷は二つ遠花火
いつのまにか二つがひとつに。

〇あるだけの山百合抱いて逢ひに行く
あるだけですから一本かも。

〇橋涼みして富士山のシルエット
いくらかは明るいのね。これから一杯。

〇山ほどの足跡のある夏座敷
だから座敷の戸を開けっ放しにしてはダメって・猫の足跡?

〇電波まだ届いてゐたる夏の山
届かなくなるとそのあたりは平面図形に色が付いているだけに。

〇みちのくの河童見に行く夏の月
会いにじゃなくて見に行くのねちゃんと帰ってきてね。

〇河童来てシャワーを貸してくれと言ふ
連れて帰れとは言ってないけど。

〇おおぞらやアイスの棒の捨て処
あるある。だからいつもコンビニの小さい袋をバッグに用意。

〇もどりきて我に席なしなすび漬け
出戻りの茶の間の席・・

〇甚平や画数多き名を持ちて
小さい頃は苦労したけど年寄ると似合う名前かも。

〇定食屋小さく動く扇風機
頭の上で忙しなく動く・・

〇裸婦像のそこんところを黒揚羽
お茶の水の人体デッサン講習でそこんところをただ黒く塗っていた人にお茶に誘われたけど断った思い出。
 

選句しました。

 投稿者:月犬  投稿日:2019年 7月 8日(月)00時23分31秒
  ◯見届ける山の蒼さや潜望鏡
 水の中(海か川か湖か?)から山を見ているのだろうね。なんとなくわかるなあ。

◯水無月の望遠鏡のなかに馬
 競馬場の景と限定するとつまらんね。ふと望遠鏡の中に馬がいるという面白さ。

◯望遠で狙ふ標的るりびたき
 うまく撮れるといいですね。

◯望遠のレンズの中の黒揚羽
 これもうまく撮れるといいですね、と言いたいけど、夏の蝶は動きが早くてなかなか撮れない。まして望遠レンズならなおさら。ムリムリと言いたいね。

◯万緑を踏みつけてをり展望台
 そんな感じはわかります。

◯夜毎見る望遠鏡や夏休み
 ベランダに据え付けて。いいなあ。

◯餞別にハンカチーフを所望せり
 太田裕美ですかあ。

◯青林檎がぶり郷ひろみと希林
 まったく、また人名俳句かよ、とはいえこれは二人、なおかつ青林檎がグッド!

◯ぴいと草笛嘘つきの山男
 ははは、山男はだいたい嘘つきやねん:笑

◯山系に消えし一族夏羽織
 消えた一族というのはロマンをかきたてるが、夏羽織はどうだろう。

◯世界の山ちやん取り敢へずビールと叫ぶ
 ほらほら、叫ぶなよ。しずかにビールくださいと注文しろよ。呑み屋で大声出すヤツ大嫌い。

◯青梅雨の山のあなたに住むあなた
 なんだかなあ、でもいいや。

◯きつと河鵜もしかして海鵜かな
 難しいなあ。どっちでもいいや。

◯おかえりのかわりに熟れたバナナの香
 ふふふ、可笑しい。

◯ひとまづは名を調べ抜く夏の草
 それ大事。

◯愛の日は永久に消えまじ紅の花
 それは幻想、たんなる思い込み。

◯雨音の止まぬ一日水中花
 水っぽいね:笑

◯紫陽花の触つてみたき固さかな
 わかる、わたしは触ります。
 

選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2019年 7月 7日(日)16時28分4秒
  ◯向日葵といふ人望に似たるもの
 根暗人間には望みようのない明るさがある、人望ってそうかも。

◯七夕の悪い望みも混ぜておく
 七夕で悪い望みという発想がもう、すごい^^;

◯夜毎見る望遠鏡や夏休み
 自由研究とかかな。どこまで見えるんだろう。いつか彗星を見つけて名前をつけることになるかも。

◯グラナダの異郷の庭や花ざくろ
 アルハンブラ宮殿があるところですよね。花ざくろはスペインにもイスラムにも通じるかも。

◯はまなすは郷愁の花風強し
 はまなすの花というと知床慕情がすぐ浮かびます。風強しがまた、せつない感じがする。

◯みつ豆の本家本郷三丁目
 きっと美味しいんだろうなぁ。実在の店かもしれないが、本家本元という言葉からの語呂合わせっぽくておもしろい。

◯口笛の異郷の唄や青鬼灯
 口笛と異郷と青鬼灯、ほどよい付き具合でちょっとせつない。

◯水郷を揺れて去りゆく白日傘
 全体的に曖昧なぼんやりした感じがして、白日傘が幻想のように思えてくる。

◯西郷さんの見送つてゐし夏燕
 犬もいっしょに見送っています^^;

◯夫婦なら故郷は二つ遠花火
 すてき。こんなふうにしみじみ言えるなら理想的な夫婦と思う。遠花火が程々の熟年感。

◯山繭の平たく止まり雨の音
 ヤママユのなかでもオオミズアオはもうため息が出るほどきれいです。「平たく止まり」が上手い。雨で濡れないところに避難してきたんでしょう。

◯みちのくの河童見に行く夏の月
 いいですね。これぞ観光の正統派。

◯河童来てシャワーを貸してくれと言ふ
 あはは、お皿が乾いただけじゃなく甲羅も乾いちゃったんでしょう。

◯須賀川やウルトラマンの夏銀河
 なんと!「M78星雲光の国」と姉妹都市提携しているそうです、びっくり!しかもウルトラの父が植樹した牡丹があるらしい^^;

◯おおぞらやアイスの棒の捨て処
 食べ歩きしてたんですね。ポイ捨てはいけません、どこかのゴミ箱が見つかるまで持っててください。

◯ひとまづは名を調べ抜く夏の草
 いやー、夏の草むしりはそんな悠長なことしてられませんよ。とりあえず、花が咲いていたら勘弁する、程度かなぁ。

◯もどりきて我に席なしなすび漬け
 独立した息子がうちに帰ったら椅子がない、みたいな?単身赴任のお父さんだったら気の毒。

◯裸婦像のそこんところを黒揚羽
 これはエロい見方をしてはいけません^^;あくまでゲイジツです^^;
 

選句です

 投稿者:本松天道  投稿日:2019年 7月 7日(日)13時22分47秒
  ○向日葵といふ人望に似たるもの
虚栄とか偽りとかの花言葉もあるようですね

○梅雨明けやまづ望楼に人の影
晴れ渡る景色を一望してみたいものです

○望まるるままに切られし冷し瓜
食べられる人は沢山、そうでない人はそれなりに

○望遠で狙ふ標的るりびたき
幸せの青い鳥は、意外に近くにたりしてね

○万緑を踏みつけてをり展望台
山頂の展望台という場景が見事です

○夜毎見る望遠鏡や夏休み
えっ!? もしかして覗き!!

○はまなすは郷愁の花風強し
はまなすや夜行列車は海面下

○青林檎がぶり郷ひろみと希林
懐かし~い

○夫婦なら故郷は二つ遠花火
同郷でも、故郷は二つ、分かる気がします

○山ほどの足跡のある夏座敷
大勢でにぎわう料亭でしょうかね

○山繭の平たく止まり雨の音
平たく止まり・・・良い表現ですね、静かな雨音が連想出来ます

○築山の中腹あたり蟾蜍
庭園の主でしょうか

○眉山より泡立つところ天瓜粉
阿波踊りではなく、泡立つですか

○みちのくの河童見に行く夏の月
遠野行ってみたい

○やませ吹く河童と僕と橋桁と
今年は冷夏との噂も

○急坂を下れば全土河鹿笛
夏!

○恋のやう河骨の黄のやはらかき
嫉妬するのも恋のうち

○裸婦像のそこんところを黒揚羽
何処に止まったのでしょうかね
 

選句です

 投稿者:オイ子  投稿日:2019年 7月 7日(日)08時05分50秒
  ○夏草や第二希望の旅先の
夏草が明るくて、案外いい旅になってる感じ。

○向日葵といふ人望に似たるもの
リーダーかくありたし。ただし夏期限定。

○七夕の悪い望みも混ぜておく
なんじゃこれ?ってな短冊を見ることあります。
大人って悪い。

○みつ豆の本家本郷三丁目
ぜったい美味しいやつ。漱石とかが食べたやつ。

○夏痩せてうろうろ本郷うろうろ
ぎょろぎょろと目ばかり大きくなって。
明治時代の神経症の青年。

○夫婦なら故郷は二つ遠花火
並んで見てる同じ花火、胸に思うそれぞれの故郷。
遠花火が静かでよろしいじゃありませんか。

○継母は山育ちなりかき氷
山育ちの継母、どんな物語があるのかな。

○山ほどの足跡のある夏座敷
夏休み感。

○世界の山ちやん取り敢へずビールと叫ぶ
叫びますよ。名古屋のまんなかで。暑いもん。

○木道に山気吸ひこむ夏の朝
夏休み感。パート2。

○夏雲や支流あらはに河川敷
広々。これも気持のよいところ。

○昼顔や三河をんなの姦しき
じゃんだらりん!新派のお芝居みたいなをんな達。

○夜を喰らひ夏の河口は膨れけり
黒い水がむーっとね。見てると胸内にも黒い水が。

○おおぞらやアイスの棒の捨て処
まいっか、って、咥えたまま歩いちゃったり。

○丸窓の向かうを過ぎる水海月
涼やか~。

○甚平や画数多き名を持ちて
與吾郎とかね、古風なやつね。

○定食屋小さく動く扇風機
座る場所、選びます。

○本日の西瓜としてのスイカバー
もうスイカの傍題にしちゃおうと思う、スイカバー。
 

選句です

 投稿者:ちか  投稿日:2019年 7月 7日(日)07時43分21秒
  ◯夏草や第二希望の旅先の
第二希望、せつないです。あるあるです。

◯水無月の望遠鏡のなかに馬
このようにズームアップされると映像化されます。馬がいいですね。

◯夜毎見る望遠鏡や夏休み
隣のマンションとか見ていたらどうしよう‥と思いましたが、天体望遠鏡で星を見ているのでしょうね。夜だし。

◯桃源郷高きに金魚玉吊るし
高きに、がいいですね。光がみえます。

◯夫婦なら故郷は二つ遠花火
結婚っていいなぁと思いました。

◯平泳ぎで迫る真白き郷ひろみ
郷ひろみって水に入ると白くなるのでしょうか。平泳ぎで迫る。なんだかツボにハマります。

◯あるだけの山百合抱いて逢ひに行く
山男の恋だと思いました。ワイルド。

◯山繭の平たく止まり雨の音
山繭で勝負してきたところが渋いです。

◯青梅雨の山のあなたに住むあなた
調べがよい句だと思いました。「山のあなた」って映画ありましたよね。草なぎさんの。

◯みちのくの河童見に行く夏の月
この句はシンプルで好きです。

◯河岸変へるほほづき市を抜けながら
河の字のお題で正解は「河岸を変える」だったのね!と思ってしまいました。それくらい上手い句。

◯河童来てシャワーを貸してくれと言ふ
あははは。現代に河童。

◯白南風や運河に貿易船満ちて
運河としたことで貿易船が見えてきます。季語が気持ちいいです。

◯おおぞらやアイスの棒の捨て処
ひらがな「おおぞら」が効いてますね。小学生以下の子ども感。

◯雨音の止まぬ一日水中花
インドアライフを楽しんでいるのが素敵です。

◯蚊帳ずれの音を背で聞き薄化粧
昭和ですねぇ。しみじみ。

◯丸窓の向かうを過ぎる水海月
シンプルで絵が浮かんできていいと思いました。

◯定食屋小さく動く扇風機
ザ俳句ですね。小市民的な景。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2019年 7月 7日(日)06時50分50秒
  ☆高望みせずに内定豆の飯
 その組織、自分で高みに上げるような気概を持つのだ。

☆水無月の望遠鏡のなかに馬
 双眼鏡だったら競馬って感じ。

☆待望の女子マネ迎え夏合宿
 思春期・・・そりゃ待望やな。

☆望遠のレンズの中の黒揚羽
 でもピンボケになったりする。

☆餞別にハンカチーフを所望せり
 木綿?

☆郷土愛強きをとこや心太
 故郷のないものから見ると、郷土愛っていいなと思う。

☆夫婦なら故郷は二つ遠花火
 なるほど。

☆平泳ぎで迫る真白き郷ひろみ
 オールスター水泳大会。秀樹の方が速かったね。

☆あるだけの山百合抱いて逢ひに行く
 それは情熱的。

☆みちのくの河童見に行く夏の月
 見られるといいですね。

☆河岸変へるほほづき市を抜けながら
 ホッピー通りへ。

☆河童来てシャワーを貸してくれと言ふ
 どうぞどうぞ。

☆おおぞらやアイスの棒の捨て処
 はずれちゃったのね。

☆おかえりのかわりに熟れたバナナの香
 なんとなく愛おしい。

☆ひとまづは名を調べ抜く夏の草
 調べぬく…すごい。私は過去一度もそんなことしたことないなぁ。

☆紫陽花の触つてみたき固さかな
 確かに触ってみたくなる。

☆定食屋小さく動く扇風機
 かたかたかたと。

☆裸婦像のそこんところを黒揚羽
 あ、あそこね。エッチな視線。
 

選句です、

 投稿者:なむ。  投稿日:2019年 7月 7日(日)06時00分12秒
  ◎向日葵といふ人望に似たるもの
うん、向日性。あれは先天的なもので、真似できない。

◎水無月の望遠鏡のなかに馬
函館か福島競馬場の返し馬。ぼくは双眼鏡(CarlZeiss)で夏競馬対応しております。

◎夜毎見る望遠鏡や夏休み
おお天体に目覚めたか。いいぞ。

◎グラナダの異郷の庭や花ざくろ
ギターの、あのトレモロが聴こえてきます。

◎みつ豆の本家本郷三丁目
明治期からありそう。

◎西郷さんの見送つてゐし夏燕
西郷さんが、まるでオスカー・ワイルドの幸福な王子みたいに見えてくる。

◎青林檎がぶり郷ひろみと希林
林檎殺人事件。文字の並びは「希林とひろみ・郷」のほうがいいかも。

◎夫婦なら故郷は二つ遠花火
なるほど。思わず感心しました。

◎あるだけの山百合抱いて逢ひに行く
漱石のより、明るい分いいかも。

◎山ほどの足跡のある夏座敷
幽趣ゼロの夏座敷。これもいいね。

◎青梅雨の山のあなたに住むあなた
歌奴っぽくていい。新大久保とカール・ブッセだけで食ってたなあ。ありゃあ、いい。

◎河岸変へるほほづき市を抜けながら
観音裏へぬけると、みんな知らないいい店がいっぱい。

◎河童忌や崖線の駅濡れそぼち
風情です。

◎河童来てシャワーを貸してくれと言ふ
はい貸しますけど。でもあの人たち、あとがちょっと生臭いんだよな、洗えばいいんだけどね。

◎昼顔や三河をんなの姦しき
三河弁ってのが、これが名古屋弁より凄いんだ、これが。

◎おおぞらやアイスの棒の捨て処
うん、持ったまま歩くね。

◎もどりきて我に席なしなすび漬け
かくも長き不在の場合、当然,席なんてあるわけない。甘いよ。

◎丸窓の向かうを過ぎる水海月
ムワーっと、ね。
 

望郷山河句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月 7日(日)00時47分42秒
  投句一覧です。

【望】
夏草や第二希望の旅先の
空蝉の託す望みや朝まだき
見届ける山の蒼さや潜望鏡
向日葵といふ人望に似たるもの
高望みせずに内定豆の飯
七夕の悪い望みも混ぜておく
水無月の望遠鏡のなかに馬
雪解富士祖父の形見の望遠鏡
待望の女子マネ迎え夏合宿
梅雨明けやまづ望楼に人の影
望まるるままに切られし冷し瓜
望み得ぬものに光りや日雷
望遠で狙ふ標的るりびたき
望遠のレンズの中の黒揚羽
望月や騎士団帰還する西日
万緑を踏みつけてをり展望台
夜毎見る望遠鏡や夏休み
夕焼を二秒望んで遮音壁
餞別にハンカチーフを所望せり

【郷】
グラナダの異郷の庭や花ざくろ
はまなすは郷愁の花風強し
みつ豆の本家本郷三丁目
夏痩せてうろうろ本郷うろうろ
郷土愛強きをとこや心太
故郷には姉と白犬合歓の花
故郷にゐて故郷の瓜むさぼる
故郷の山滴るや飯喰へり
口笛の異郷の唄や青鬼灯
水郷を揺れて去りゆく白日傘
西郷さんの見送つてゐし夏燕
西日濃し郷土史編纂事業室
青林檎がぶり郷ひろみと希林
桃源郷高きに金魚玉吊るし
同郷や薬味論議の冷奴
二ツ谷分かれ黴雨の郷尋し
白蓮を出れば異郷よ合掌す
夫婦なら故郷は二つ遠花火
平泳ぎで迫る真白き郷ひろみ

【山】
あるだけの山百合抱いて逢ひに行く
しなやかに李熟れたる山ふたつ
ぴいと草笛嘘つきの山男
橋涼みして富士山のシルエット
継母は山育ちなりかき氷
山ほどの足跡のある夏座敷
山系に消えし一族夏羽織
山田君座布団二枚孔雀草
山鳩の鳴いて青葉へ小雨の夕
山繭の平たく止まり雨の音
水やうかん横山エンタツ笑ふなり
世界の山ちやん取り敢へずビールと叫ぶ
青梅雨の山のあなたに住むあなた
築山の中腹あたり蟾蜍
電波まだ届いてゐたる夏の山
眉山より泡立つところ天瓜粉
仏桑花高額チップ山と積む
木道に山気吸ひこむ夏の朝

【河】
きつと河鵜もしかして海鵜かな
みちのくの河童見に行く夏の月
やませ吹く河童と僕と橋桁と
夏雲や支流あらはに河川敷
河岸変へるほほづき市を抜けながら
河童忌や崖線の駅濡れそぼち
河童来てシャワーを貸してくれと言ふ
急坂を下れば全土河鹿笛
血を洗ふごとき流れや河骨咲く
七夕や発泡酒酌む河川敷
須賀川やウルトラマンの夏銀河
昼顔や三河をんなの姦しき
梅雨出水グリーン沈む河川敷
梅雨出水優しい川が河になり
白南風や運河に貿易船満ちて
夜を喰らひ夏の河口は膨れけり
恋のやう河骨の黄のやはらかき
啼く河の夢飯を焦がす大団扇

【当季雑詠】
おおぞらやアイスの棒の捨て処
おかえりのかわりに熟れたバナナの香
かき氷つんと頭に来ぬ度合
ひとまづは名を調べ抜く夏の草
もどりきて我に席なしなすび漬け
愛の日は永久に消えまじ紅の花
雨音の止まぬ一日水中花
蚊帳ずれの音を背で聞き薄化粧
丸窓の向かうを過ぎる水海月
蟻の穴狭間の土を盛り上げて
紫陽花に擦過する杖本厚木
紫陽花の触つてみたき固さかな
寝ころびて君の肩越し雲の峰
甚平や画数多き名を持ちて
昼顔に唾して伏せて人嫌ひ
定食屋小さく動く扇風機
猫逃げて狂人の檻めく網戸
半眼の睡佛や梅雨の闇
物語のやうさるすべりゆすらうめ
本日の西瓜としてのスイカバー
裸婦像のそこんところを黒揚羽
捩子花のらせんよ舐めてゆく視線

(以上)

18句選(特選、逆選なし)
選句締切:7月10日(水)21時(JST)
★★★★★★★★★★★★★★★★★
集計の方の負荷軽減のため、選句締切を水曜21:00(JST)に
繰り上げましたので、ご理解ご協力をお願い致します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★


投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

望郷山河句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月 3日(水)00時04分19秒
  出題します。

【望】
【郷】
【山】
【河】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:7月6日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

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