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選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年 6月25日(月)10時39分58秒
  ○清潔な開襟シャツの昔かな
時代の夏の光景が見えます。おじさん、扇子ぱたぱたしてたり。

○姉はもう縞蛇となり野を急ぐ
姉、典型的長女タイプには蛇が似合うかも。

○白南風や模型のやうな野球場
横浜球場だと思う。

○トマトしか入っていない野菜室
それなりに広くて白いとこにトマトの赤。

○菜箸のひもの捩れや夏深し
わたし、切っちゃう派なんですけど、だからこそ納得。

○紫陽花の角を曲がれば惣菜屋
どんな角を曲がって何があるかって奴ですが、惣菜屋でそのの地域の匂いが伝わります。

○朝涼や色とりどりの生野菜
つやつやと涼やかな色。

○匿名の名前で通す蛇苺
蛇苺くらいなら許す。いや存外あやしい奴なのか。

○梅雨晴の名刺を足して名刺入
さ、外回り、外回り。

○さもありなみんなる梅雨の路地である
梅雨の路地としか言ってないけど、それを囲むあ音が結構効いてるのよね。

○遠雷や現像液の中に顔
暗室だなあと。

○交番へ祭の人の雪崩れ込む
祭ならでは。

○弱風のボタンの効かぬ扇風機
首は振るんですね。バオーッと風。

○白南風やフランスパンを買ふ工房
「工房」がいい。洒落た手作りパンだろうと思わせる。
 
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 6月24日(日)19時53分15秒
  ◯その姿清く正しき胡瓜かな
 あ~、胡瓜くんうれしそう。

◯宵宮や古くて清潔な浴衣
 古いけど清潔っていいなあ。昔はみんなそうだったような気がする。

◯あの日から野性の金魚売る女
 野生の金魚なんていないけど、野生の女、なのかもしれない。

◯野良犬のやうにながしの中を行く
 よくわからないけど、どことなく切なくていいですね。

◯トマトしか入っていない野菜室
 トマトが入っていればそれだけででリッチ!

◯菜箸のひもの捩れや夏深し
 ああ、そうか。菜箸を繋いだひも、そのままで使ってるんだ。私はすぐ切って使うけど。夏深しだね:笑

◯紫陽花の角を曲がれば惣菜屋
 紫陽花の角を曲がれば公民館、ではダメなのかなあ。

◯辛きが良し夏大根といふ根菜
 そうなんだけど、日野にある「ちばい」という蕎麦屋のおろし蕎麦は辛すぎてとても食べられたものじゃないよ。

◯どこか梅雨臭いね名刺印刷屋
 梅雨臭いというのに初めて出会った。そのあとの名刺印刷屋もすごい!

◯名曲のレコードジャケットアロハシャツ
 ビーチ・ボーイズかなあ。

◯名店の水羊羹を送ります
 ありがとうございます。が、いちいち名店と言うかなあ。

◯名盤の棚に並びし走り梅雨
 どこぞのジャズ喫茶だろうか。それとも個人のコレクションに悦にいってる図か。

◯雲の峰面白きほどパス繋ぎ
 なかなかそんな美しいパスの繋がりはないけど、あるときれいだろうね。

◯散髪始発茂み温泉官能派
 うむ、出たね。官能派で決まり!
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 6月24日(日)18時38分1秒
  ゆかりさん、ファイルお願いします。


〇水前寺清子と歩く夜店かな
 三百六十五歩・・

〇星涼し清めの塩をふりかける
 お通夜ですね。よい人生だった方かしらん。

〇清潔な開襟シャツの昔かな
 ほんと、昔ですねえ。

〇日本酒を清酒と呼んで梅雨の月
 どぶろくも日本酒なんですが。

〇遠花火武蔵野線がまだ来ない
 近所に新座駅ができたときは、こんな所にと思ったけれど。いまでも思ってますが。

〇大夕焼野手ら黒々戻りけり
 若さクログロ。影絵のように。

〇トマトしか入っていない野菜室
 トマトさえあれば!

〇朝曇ゆうべ湯がきし青菜喰む
 明朝の分もついでに作っておくのね、冷えた青菜はおいしい。

〇梅雨の夜の主菜副菜常備菜
 じつは主菜も副菜も常備菜でした!って。長梅雨だもの。

〇緑陰に研ぎ師菜つ切り刺身出刃
 和包丁はめんどくさい。うちではステンレスのを自分で研ぎます。

〇この重き陶枕祖母の名のありぬ
 どんなお名前かしらん。こだわりの名入れ陶枕。

〇はんざきの名状しがたいためいき
 俯せに臥せっているとき、そんな感じ。分かる。

〇遠雷や現像液の中に顔
 イエス・キリストの顔が・・・身体が。。。

〇曲がり角なき道を行く夏薊
 もう絶体絶命。暑い。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 6月24日(日)17時44分33秒
  ☆かたつむり清掃中の札返し
 清掃が始まったのか、終わったのか。

☆水前寺清子と歩く夜店かな
 なんか色々買ってもらえそう。

☆星涼し清めの塩をふりかける
 こういう刹那を詠ってしまうのが俳人かも。

☆清里の目抜き通りの氷菓かな
 原価率がとても低そう。

☆遠花火武蔵野線がまだ来ない
 主要駅以外、武蔵野線だとなかなか別ルートが無いんだよねぇ。

☆大噴水野外ライブのはじまりぬ
 夏フェスってこういう感じだろうか。

☆梅雨の月打者棒立ちの野球盤
 昔はバットだけだった。

☆トマトしか入っていない野菜室
 これはトマトが季語なのだろうか、野菜室が冷蔵庫の傍題としての扱いなのだろうか。

☆この重き陶枕祖母の名のありぬ
 陶枕の重さ、時代と世代の重さかもしれない。

☆花火師の今も四股名で呼ばれをり
 この職人さん、昔は相撲取りだったのだろうか。

☆名店の水羊羹を送ります
 では私はお返しに名店の栗最中を。こういう到来物のやりとりって結構楽しく嬉しい。

☆あんみつにアイスクリーム乗せますか
 あ、私は乗せない派。白玉だけ乗せてください。

☆弱風のボタンの効かぬ扇風機
 強風だけ使う人にとっては特に問題無い。

☆退屈な紫陽花に囲まれてゐる
 退屈が過ぎるとどんどん錆びてくるんだな。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 6月24日(日)16時26分26秒
  ◎かたつむり清掃中の札返し
裏返す札。待っているのはかたつむり。

◎遠花火武蔵野線がまだ来ない
間隔が長い感じ、確かにある。

◎化野の夕焼とてつもなく昏し
とてつもなく、とまで言えば一種無限性。

◎姉はもう縞蛇となり野を急ぐ
おやじは蝮。弟はヤマカガシ。自分が出れば藪蛇。

◎大夕焼野手ら黒々戻りけり
逆光のシルエット。

◎梅雨の月打者棒立ちの野球盤
確かに。

◎菜箸のひもの捩れや夏深し
あの紐ね。

◎緑陰に研ぎ師菜つ切り刺身出刃
三種の包丁の並びが見えます。

◎はんざきの名状しがたいためいき
そりゃあ名状しがたいよなあ。

◎梅雨晴の名刺を足して名刺入
補充は大事。

◎雲の峰面白きほどパス繋ぎ
面白きほど、ね。なるほど。

◎遠雷や現像液の中に顔
暗室の孤独。

◎交番へ祭の人の雪崩れ込む
白昼のエアポケット。

◎弱風のボタンの効かぬ扇風機
そうとう使い込んだのでしょう。
 

選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2018年 6月24日(日)15時52分20秒
  ◯日本酒を清酒と呼んで梅雨の月
 昔と今では区別がちがうようですが、日本人の感覚でしょうか。うっとうしい梅雨の月夜に、せめて冷酒でキリッと。そんな風情があっていい。

◯遠花火武蔵野線がまだ来ない
 武蔵野線のどの駅で遠花火が見えるのかわかりませんが、駅間が長くてホームが混んでいるというイメージしかない武蔵野線と遠花火がなんとも言えずマッチしていると思う。まだ来ないところも^^;

◯姉はもう縞蛇となり野を急ぐ
 こわー!! やっぱり男に捨てられたのか。……でもこの蛇は清姫方面じゃなくて、なんか達観した世捨て人っぽい趣き。

◯梅雨の月打者棒立ちの野球盤
 あはは、そりゃそうだ。子供の頃からこのゲームの面白さがわからない女子でありました。

◯梅雨の夜の主菜副菜常備菜
 常備菜まであるなんてすばらしい。

◯緑陰に研ぎ師菜つ切り刺身出刃
 今も流しの研ぎ師っているんでしょうか。緑陰はまさにぴったり。つか、そこしかない^^;

◯はんざきの名状しがたいためいき
 そりゃそうだ(その2)。あの顔がためいきをつくと考えるだけでも「名状しがたい」。

◯気になさらないで避暑地が名古屋でも
 あはは、名古屋の人におこられまっせ。でもまぁ、涼しくなきゃ避暑にならないですからねぇ。

◯匿名の名前で通す蛇苺
 実はすごい、貴族みたいな名前を持っているのかも。

◯さもありなみんなる梅雨の路地である
 あはは、うまい! 腰に手を当て飲み干したらVサインするんです。梅雨でも元気になる路地。

◯遠雷や現像液の中に顔
 渋い。じわじわ現れるところが遠雷と合っている。昔のミステリーとかサスペンスなら、ここで現れた顔にあっと驚く、という場面でしょうか^^;

◯夏野来て笑ふ羅漢に挨拶す
 汗を拭きながらお参りする方もされる羅漢も笑顔。あっけらかんと明るい感じがすき。


◯交番へ祭の人の雪崩れ込む
 おまわりさんにしてみれば迷惑この上ない。けど祭の夜ならしょうがない。これもおつとめのうち。

◯退屈な紫陽花に囲まれてゐる
 有名な観光地に紫陽花を見に来ても主体は退屈。もうひとつの読みとして、退屈なのは紫陽花のほうで、観光客の主体が紫陽花の退屈しのぎに取り囲まれている。ちょっとホラー。いずれにしても、紫陽花と「退屈」の取り合わせが絶妙。
 

清野菜名句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 6月24日(日)12時55分56秒
  遅くなりましてすみません。
投句一覧です。

【清】
かたつむり清掃中の札返し
その姿清く正しき胡瓜かな
一息で終へる清書や明易し
根無草なれど逗子では清純派
宵宮や古くて清潔な浴衣
水前寺清子と歩く夜店かな
星涼し清めの塩をふりかける
清(きよし)の画用紙にひまわりがいっぱい
清らかな銀のモーター明易し
清らかな人には南風の来し
清潔な開襟シャツの昔かな
清里の目抜き通りの氷菓かな
日本酒を清酒と呼んで梅雨の月
母として清く正しく梅雨鯰

【野】
あの日から野性の金魚売る女
あふひから先に広がる夏野かな
ひとつづつ野蒜の花とむかごかな
遠花火武蔵野線がまだ来ない
化野の夕焼とてつもなく昏し
高校野球百回数え氷売
姉はもう縞蛇となり野を急ぐ
大噴水野外ライブのはじまりぬ
大夕焼野手ら黒々戻りけり
熱帯魚かしら野性の照明かしら
梅雨の月打者棒立ちの野球盤
白南風や模型のやうな野球場
野外映画に髪切虫の飛んで来し
野良犬のやうにながしの中を行く

【菜】
トマトしか入っていない野菜室
ビール党菜食主義者日和見派
根菜と呼ぶに憚る梅雨キノコ
菜箸のひもの捩れや夏深し
紫陽花の角を曲がれば惣菜屋
蛇衣を脱ぐ前菜の食べ放題
辛きが良し夏大根といふ根菜
朝曇ゆうべ湯がきし青菜喰む
朝涼や色とりどりの生野菜
梅雨の夜の主菜副菜常備菜
梅雨寒の野菜ジュースのパックかな
梅雨晴間中華菜箸忙しく
緑陰に研ぎ師菜つ切り刺身出刃
冷蔵庫野菜の部屋が現住所

【名】
この重き陶枕祖母の名のありぬ
どこか梅雨臭いね名刺印刷屋
はんざきの名状しがたいためいき
花火師の今も四股名で呼ばれをり
気になさらないで避暑地が名古屋でも
戯れの名を呼びながら糸を取る
題名はなんでしたつけ梅雨晴間
匿名の名前で通す蛇苺
俳号というまたの名よ浮いてこい
梅雨晴の名刺を足して名刺入
名曲のレコードジャケットアロハシャツ
名店の水羊羹を送ります
名盤の棚に並びし走り梅雨
呟けは涼しくなりしパンダの名

【当季雑詠】
あんみつにアイスクリーム乗せますか
さもありなみんなる梅雨の路地である
どろどろとなりて浜木綿真白なり
遺影の兜太笑ふよ白いカーネーション
雲の峰面白きほどパス繋ぎ
遠雷や現像液の中に顔
夏野来て笑ふ羅漢に挨拶す
曲がり角なき道を行く夏薊
交番へ祭の人の雪崩れ込む
散髪始発茂み温泉官能派
紫陽花の吸ひ漏らしたる妻の声
弱風のボタンの効かぬ扇風機
手水舎の清めの水を渡る蛇
扇風機斜めを向きしまま止まり
退屈な紫陽花に囲まれてゐる
天牛や喉を鳴らして缶コーヒー
白南風やフランスパンを買ふ工房

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:6月27日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

清野菜名句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 6月20日(水)22時45分50秒
  出題します。

【清】
【野】
【菜】
【名】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:6月23日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbsの下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とかお書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。

 

京極夏彦句会・作者発表です。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 6月20日(水)12時57分50秒
編集済
  京極夏彦句会・作者発表です。
早めの選句のご協力ありがとうございました。
間違いありましたら、ご連絡ください。

京の尼寺大阪の虹一十百       海太
極道が手伝ふ田植天邪鬼       海太   月
夏蝶と褥を共にする一夜       海太   百月け
彦頁と顔倍程違ふ夏勤行       海太

竹籠にあふれて京の夏野菜      なむ   朝百裕海
半夏生・不倫・双極性の磁場     なむ   月海苑
夏帽子椅子ないときゃあ尻に敷く   なむ   百
ひこにゃんが五体西日の彦根城    なむ   裕
抜くラムネむかし港に沖仲仕     なむ   月

夏草やいくつもかかる南京錠     裕美   ら朝亜ゆ
太極図描いてゐたる目高たち     裕美   海
六月の夏目雅子に似たる僧      裕美   むあ亜け由苑
郭公と山彦が何度も言ふよ      裕美   け
白靴を磨いて探偵の休暇       裕美   百月海亜由

蚊帳吊りに京都へ行つてしまひけり  朝比古  ら百月海亜由
地球儀の極に穴あり走り梅雨     朝比古  ら百む裕け苑ゆ
栓抜の錆のざらつき夏の月      朝比古  裕亜けゆ
山彦の潤ふごとし夏の霧       朝比古  裕け
走り梅雨胸のポケット振動す     朝比古  あゆ

梅雨闇の底からふいに京言葉     月犬   ら裕亜由苑
極楽にゐて飽きにけり蓮の花     月犬   ら百裕海苑
見下ろせば夏の運河に濁る顔     月犬   裕海
山彦も海彦も消え草いきれ      月犬   む
幸せなことばがありて蚊やりの夜   月犬   ら海亜け苑ゆ

未だ慣れぬ西東京市実梅落つ     らくだ  朝百む由苑
見極めが大事ニュースもあめんぼも  らくだ  月
とっておきの極め付き出す夏点前   らくだ
蠅止まる京極夏彦レンガ本      らくだ  月ゆ
口開けるほかは寝てをり燕の子    らくだ  百月あ由苑

東京の文明開化白日傘        百花
極上の籐のベッドの網代編      百花
夏至ひとひ雨に過ごして日を見ざる  百花   ら
田植うるや山幸彦の裔にして     百花   らむあ苑
ジャム一瓶ほの色づきし庭の梅    百花

東京と神奈川間の午睡かな      あんこ  け
名物は南極産のかき氷        あんこ  朝海
夏空を仰ぐ栴檀の木の下で      あんこ
後ろ向く浅見光彦夏帽子       あんこ
時の日やバッグ大きな相談員     あんこ  け由

西日追ふ京成線から京王線      けんじ  朝亜
極薄の壁なら抜ける蝸牛       けんじ  月裕海亜由
夏の日のおきつぱなしの回覧板    けんじ  朝むあ亜由苑ゆ
彦の字の意味はイケメン白薔薇    けんじ
早朝の健康診断アマリリス      けんじ  あ由

明易し東京駅で買ふ弁当       亜紀
極まりて滝音つよく強くなる     亜紀   月海
雨あとの駅頭に待つ夏帽子      亜紀   む
若き日の彦摩呂に似て心太      亜紀   む
封筒の重さの切手西日濃し      亜紀   あ海
交代のキャプテンマーク星涼し    亜紀   む
自動ドア開き老舗の渋団扇      亜紀   百む裕苑
夏鶯土曜日曜かしましく       亜紀   ら由

左京区の蛍思はせぶりに飛ぶ     由季   朝月苑ゆ
N極とS極ありしかたつむり      由季   ら百あ
ナマケモノ動く時間の夏の雲     由季   朝あ
端つこに摂津幸彦川床料理      由季
百年を生きし鸚鵡に風涼し      由季   あ苑

夏至の夜に京急蒲田駅を出る     苑を   朝むけ由ゆ
極北に昆布干されて沈む夕日     苑を   月ゆ
野良猫のナツコが居なくなつて夏   苑を   朝あ海けゆ
出目金を大久保彦左衛門と呼び    苑を   ら百あ裕亜
からだぢゆう川となりたる蛍の夜   苑を   ら朝百む裕亜け由

八王子麦茶京王八王子        ゆかり  ら朝あ裕
十薬が地主極月駐車場        ゆかり  む亜
梅雨寒やけふも夏川りみ太る     ゆかり
山彦と木霊ささやく梅雨の冷え    ゆかり  朝
ベンチある径を選べり海紅豆     ゆかり  け
 

選句です。

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 6月20日(水)12時13分44秒
編集済
  ○夏至の夜に京急蒲田駅を出る
 「に」がatではなくtoのような微妙な感じがあってよいです。

○夏草やいくつもかかる南京錠
 【京】が出題されるたびに南京錠の数が増えているのです。

○左京区の蛍思はせぶりに飛ぶ
 「左京区」が思わせぶりでいいです。水路閣公園あたりが左京区でしたでしょうか。

○極北に昆布干されて沈む夕日
 「夕日かな」とかでもいいのにわざわざ字余りにして「沈む夕日」としたあたりに極北感があります。

○地球儀の極に穴あり走り梅雨
 わざわざ分解したのでしょうか。地球儀の穴に雨が吸い込まれて行くみたいな不思議感があります。

○夏の日のおきつぱなしの回覧板
 出前の寿司桶とかもおきっぱなしになっていますよね。

○栓抜の錆のざらつき夏の月
 昭和40年頃の古いロゴだったりしますよね。

○野良猫のナツコが居なくなつて夏
 野良猫なので、出没する家々で別の名で呼ばれているのでしょう。勝手にナツコと呼ぶ発話主体の心の痛みに思いを馳せます。

○蠅止まる京極夏彦レンガ本
 京極夏彦の本は鈍器として十分凶器になりうる厚さですよね。

○からだぢゆう川となりたる蛍の夜
 このびしょびしょ感、すごいです。

○幸せなことばがありて蚊やりの夜
 東山千栄子ですね。

○走り梅雨胸のポケット振動す
 違う読みもできますが、携帯のバイブレーションと捉えました。

○封筒の重さの切手西日濃し
 西日濃しって初めて見たかも。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年 6月20日(水)10時33分54秒
  ○左京区の蛍思はせぶりに飛ぶ
京は奥が深くて余所者には怖いところ。

○梅雨闇の底からふいに京言葉
これも京の怖さかも。

○未だ慣れぬ西東京市実梅落つ
あの辺り実梅がぴったり。

○極楽にゐて飽きにけり蓮の花
飽きるがあの世にもあるのか。なら退屈もあるな。

○地球儀の極に穴あり走り梅雨
走り梅雨がよいです。

○半夏生・不倫・双極性の磁場
よくわからないけど怖い。

○夏の日のおきつぱなしの回覧板
たいした中身がないのでしょうね。

○六月の夏目雅子に似たる僧
美僧。見惚れるだろうな。

○田植うるや山幸彦の裔にして
納得。

○口開けるほかは寝てをり燕の子
あの燕の子達の口の元気さを思うと優しい気持ちになりますね。

○幸せなことばがありて蚊やりの夜
蚊遣香の静かで穏やかな夜の気分が伝わります。

○自動ドア開き老舗の渋団扇
老舗の店が開くと大きな渋団扇が飾ってあるんじゃないかと。

○百年を生きし鸚鵡に風涼し
鸚鵡って長生きで百年生きた鸚鵡の話があるみたいですね。

 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2018年 6月19日(火)20時50分46秒
  ○夏至の夜に京急蒲田駅を出る
京急の限定が案外良いですね。

○蚊帳吊りに京都へ行つてしまひけり
帰ってくる気がしない。

○梅雨闇の底からふいに京言葉
この一言は怖い。

○未だ慣れぬ西東京市実梅落つ
ネーミングに問題があるのです。

○極薄の壁なら抜ける蝸牛
こういう嘘は好きです。

○夏の日のおきつぱなしの回覧板
内容は薄い。

○六月の夏目雅子に似たる僧
美そうすぎます。

○からだぢゆう川となりたる蛍の夜
そんな夜、素敵です。

○夏鶯土曜日曜かしましく
平日も鳴いているけれど、そういうところへ行かないので。

○口開けるほかは寝てをり燕の子
ストレートに可愛い。

○時の日やバッグ大きな相談員
何の相談員かはわかりませんが、資料とか入っていそう。

○早朝の健康診断アマリリス
食事抜きだから早く済ませたい。

○白靴を磨いて探偵の休暇
よくできたフィクション。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2018年 6月19日(火)20時16分53秒
  ◯夏至の夜に京急蒲田駅を出る
何故かJR蒲田とは違う雰囲気。

◯東京と神奈川間の午睡かな
ただいま多摩川通過中。

◯地球儀の極に穴あり走り梅雨
本当に穴が開いていると信じている子がたまにいます。赤道も。

◯夏蝶と褥を共にする一夜
芸者の名前かと思ったら猫の名前でしたとさ。

◯栓抜の錆のざらつき夏の月
それでも夜な夜なビールの栓を抜く。むしろ隠し味。

◯野良猫のナツコが居なくなつて夏
猫は縄張りを変えますから。また帰ってきますから元気出してください。

◯六月の夏目雅子に似たる僧
尼さんなのか美男子なのか。すごく穏やかに諭されそう。

◯郭公と山彦が何度も言ふよ
時々本物も郭公も鳴くのでエンドレス。

◯山彦の潤ふごとし夏の霧
男も化粧水の時代ですから。

◯からだぢゆう川となりたる蛍の夜
暗闇の中で蛍に囲まれていると、こんな気分になりそう。

◯ベンチある径を選べり海紅豆
備えあれば憂いなし的な。

◯幸せなことばがありて蚊やりの夜
何だろう。「バルス」とかですか。

◯時の日やバッグ大きな相談員
分厚いパンフレットとかいろいろ入ってます。今はタブレットが多いかも。
 

選句します。

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年 6月19日(火)17時12分41秒
  2018/06/19(火) 16:33

○夏草やいくつもかかる南京錠
南京錠がいくつもってどんだけ~。

○蚊帳吊りに京都へ行つてしまひけり
しばらく行ったきりになりそう。

○西日追ふ京成線から京王線
京成から京王で西日を追いますね、確かに。

○梅雨闇の底からふいに京言葉
女性の京ことばはあなどれまへん。

○極薄の壁なら抜ける蝸牛
こともなげに抜けそうですよ。

○十薬が地主極月駐車場
湿り気のある土地の感じがよくわかる。

○夏の日のおきつぱなしの回覧板
紙を止めるところが熱~くなっています。

○栓抜の錆のざらつき夏の月
どんな句材でもものにできますね。

○六月の夏目雅子に似たる僧
綺麗な六月にふさわしき美僧。

○出目金を大久保彦左衛門と呼び
あだ名で呼び合う馴染み客みたい。

○からだぢゆう川となりたる蛍の夜
幻想的。そんな景を体感してみたい。

○幸せなことばがありて蚊やりの夜
癒されてぐっすり眠れそう。

○白靴を磨いて探偵の休暇
普段忙しいからこそ、休暇をエンジョイできるのね
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2018年 6月19日(火)06時11分15秒
  ◯蚊帳吊りに京都へ行つてしまひけり
それっきり。

◯竹籠にあふれて京の夏野菜
盛ったきり。

◯極まりて滝音つよく強くなる
落ちたっきり。

◯極楽にゐて飽きにけり蓮の花
咲いたっきり。

◯極薄の壁なら抜ける蝸牛
どっきり。

◯太極図描いてゐたる目高たち
泳ぎっきり。

◯半夏生・不倫・双極性の磁場
やったきり。

◯名物は南極産のかき氷
すっきり。

◯見下ろせば夏の運河に濁る顔
悩んだきり。

◯野良猫のナツコが居なくなつて夏
消えたっきり。

◯幸せなことばがありて蚊やりの夜
掻いたっきり。

◯白靴を磨いて探偵の休暇
暇。

◯封筒の重さの切手西日濃し
貼ったきり。
 

選句しました

 投稿者:裕美  投稿日:2018年 6月19日(火)05時45分8秒
  ○竹籠にあふれて京の夏野菜
あざやかな色がいっぱいですね。

○梅雨闇の底からふいに京言葉
わ。怖い。

○八王子麦茶京王八王子
この麦茶の入れ方!

○極楽にゐて飽きにけり蓮の花
贅沢ー。

○極薄の壁なら抜ける蝸牛
こわー。でも確かにそれくらいやれそう。

○地球儀の極に穴あり走り梅雨
ああ!たしかに。

○見下ろせば夏の運河に濁る顔
ちょっと心象風景的にも感じる。

○栓抜の錆のざらつき夏の月
ビアガーデンかな。

○ひこにゃんが五体西日の彦根城
戦隊ものみたい。

○山彦の潤ふごとし夏の霧
気持ち良さそう。お肌に良さそう。

○出目金を大久保彦左衛門と呼び
わたしが持っている漫画の彦左さんも、目がぎょろっとしています。

○からだぢゆう川となりたる蛍の夜
せせらぎが聞こえてくる。

○自動ドア開き老舗の渋団扇
ぬっと出た感じがいい。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2018年 6月18日(月)20時44分34秒
  ○八王子麦茶京王八王子
東横線から横須賀線の武蔵小杉駅より遠いのでしょか。
麦茶が暑さをいい感じで演出しています。

○N極とS極ありしかたつむり
不思議な味わい。

○ナマケモノ動く時間の夏の雲
夏の雲が大らかに見えてくる。

○夏の日のおきつぱなしの回覧板
懐かしい風景。

○野良猫のナツコが居なくなつて夏
リフレインがそこはかとない切なさを呼びます。

○六月の夏目雅子に似たる僧
頭の形も美しい。

○出目金を大久保彦左衛門と呼び
字面のよさ。出目金もよい。

○田植うるや山幸彦の裔にして
題が生きていて、季語とピッタリ。

○口開けるほかは寝てをり燕の子
可愛いし、燕の子の顔がよく見える。

○早朝の健康診断アマリリス
時間通りに行っても、待たされたり。アマリリスの存在感がユーモラス。

○走り梅雨胸のポケット振動す
スマホでしょうか。人間はいつからか、いつもいろいろ忙しい。

○百年を生きし鸚鵡に風涼し
もはや賢人の趣。

○封筒の重さの切手西日濃し
言われてみるとそうなんですけど、季語で中身は何か、
とかいろいろと想像してしまいます。
(以上)
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 6月18日(月)12時33分34秒
編集済
  ◎夏至の夜に京急蒲田駅を出る
大森駅近くのライヴハウスで『終点蒲田』という切ない歌に感動したことがあります。夏至の夜がいい。

◎未だ慣れぬ西東京市実梅落つ
慣れないだろうなあ。

◎十薬が地主極月駐車場
あんまり日が当らない駐車場。極月じゃなくて月極だけどね。見たことあるなあ。

◎地球儀の極に穴あり走り梅雨
軸のための穴。確かに。

◎雨あとの駅頭に待つ夏帽子
よき叙景。

◎夏の日のおきつぱなしの回覧板
雨に濡れたのが乾いたような紙が挟まってる。あるある。

◎六月の夏目雅子に似たる僧
三蔵法師。

◎山彦も海彦も消え草いきれ
消えるのがいい。

◎若き日の彦摩呂に似て心太
結構細くて可愛かったんだよね。

◎田植うるや山幸彦の裔にして
山岳狩猟系の山幸彦もついに農業従事か。辛いなあ。

◎からだぢゆう川となりたる蛍の夜
鳥羽吟行で数万匹の螢を見たことがあります。あれも川のほとり。

◎交代のキャプテンマーク星涼し
あれ手渡して、ベンチに下がる。交代選手が付けながら走り出すのが見える。

◎自動ドア開き老舗の渋団扇
切り取りが巧い。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 6月17日(日)21時55分30秒
  ◯蚊帳吊りに京都へ行つてしまひけり
 いまどき蚊帳など吊るのはアナクロ京都くらいか:笑

◯左京区の蛍思はせぶりに飛ぶ
 思わせぶりに蛍が飛ぶのはいまどき京都くらいか:笑

◯極まりて滝音つよく強くなる
 わかるんだけど、下五なんとかならんかなあ。

◯極道が手伝ふ田植天邪鬼
 極道もしのぎが足りぬ、で田植えの手伝いかあ、下五がよくわからぬ。

◯極薄の壁なら抜ける蝸牛
 子どもの頃、かたつむりの超能力という記事を読んだのを思い出した。静かに葉から葉へテレポートするらしい。

◯極北に昆布干されて沈む夕日
 この列島の最北端に昆布が干されて、夕日が沈んでゆくよ。ということか。

◯見極めが大事ニュースもあめんぼも
 そうなんですか。ニュース見ない、新聞とってない。ほとんど社会に興味ない。あめんぼは好き:笑

◯半夏生・不倫・双極性の磁場
 採りたくはないんだけど、採ってしまう私がバカね:笑。なんの意味もないところがスゴイ。

◯夏蝶と褥を共にする一夜
 いいですね。こういう句は好きです。

◯蠅止まる京極夏彦レンガ本
 京極夏彦の本って読んだことない。面白いの?蝿が止まるわけね:笑

◯口開けるほかは寝てをり燕の子
 う~む、本当にそうなのかなあ。食うて寝るだけかあ。遊んだりはしないのかなあ、子猫は食べて寝て、遊んでの繰り返し。鳥類は違うのか。

◯白靴を磨いて探偵の休暇
 休暇中に事件は起きる、そして仕事の依頼。松田優作死ぬのが早すぎたね。

◯抜くラムネむかし港に沖仲仕
 沖仲仕って仕事もうないのかなあ、子どもの頃は博多港や門司港で働く姿をよく見たけど。門司港あたりの沖仲仕は気性が荒かった。川筋者と呼ばれていたけど。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 6月17日(日)18時20分45秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。


○蚊帳吊りに京都へ行つてしまひけり
 クーラーかけて蚊帳吊って。

○竹籠にあふれて京の夏野菜
 竹籠が、らしさ横溢。

○未だ慣れぬ西東京市実梅落つ
 北多摩郡保谷町育ちです。そのころもずっと田無町との合併話があって
 やっと合併とはいえ、西東京市とはなんじゃい?ですね。

○N極とS極ありしかたつむり
 雌雄同体のあのN極とS極ね。

○極楽にゐて飽きにけり蓮の花
 天国に飽きたら薔薇の花・かな。

○地球儀の極に穴あり走り梅雨
 軸受けですね。東大所収の大きな地球儀見ました。やっぱり太平洋は広い!

○夏蝶と褥を共にする一夜
 すごく妖しいです。

○夏帽子椅子ないときゃあ尻に敷く
 冬帽子ではこうはいきません。

○出目金を大久保彦左衛門と呼び
 かわいいから名前を付けて飼うのね。

○からだぢゆう川となりたる蛍の夜
 水辺で見ている蛍。川風が気持ちよさそう。

○口開けるほかは寝てをり燕の子
 え、そうなんですか、そうでしょうね。

○自動ドア開き老舗の渋団扇
 ミスマッチともいえない普通の景色。

○白靴を磨いて探偵の休暇
 探偵って、じつはピンキリね。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 6月17日(日)15時20分54秒
  ☆夏至の夜に京急蒲田駅を出る
 蒲田のイメージ…とんかつ激戦区。ロースかつ定食の特上を頂いた夜だったら充足感かなりのものかも。

☆夏草やいくつもかかる南京錠
 廃屋だろうか。

☆左京区の蛍思はせぶりに飛ぶ
 その誘惑には乗ってみたい。

☆西日追ふ京成線から京王線
 あ、確かに。すとんと腑に落ちる句。京成・京王、盲点だったなぁ。

☆竹籠にあふれて京の夏野菜
 旨そうだねぇ。京都の老舗日本食店で会席料理として頂けたらなぁなどと妄想。

☆八王子麦茶京王八王子
 うむ、ちょうどそれくらいの距離感。

☆未だ慣れぬ西東京市実梅落つ
 私の生まれは保谷市なので、この感覚はよく解る。しかし、西東京市って命名センス無いよなぁ。

☆名物は南極産のかき氷
 本当は南極の氷を掻いて作ったかき氷なんだろうけど、南極でかき氷作って日本まで運んで来たと一瞬思わせる違和感が結構可笑しい。

☆ナマケモノ動く時間の夏の雲
 ナマケモノももの食う時は動く。

☆夏の日のおきつぱなしの回覧板
 町内のうるさ型のおば様に見つかる前に、ちゃちゃっと隣家へ回覧してしまおう。

☆野良猫のナツコが居なくなつて夏
 美人野良猫。

☆山彦と木霊ささやく梅雨の冷え
 「彦」という人名用漢字をを人名以外で使っているところ、作者の矜持。努力賞進呈。

☆からだぢゆう川となりたる蛍の夜
 ちょいと大袈裟だけれど、俳句的虚構としては結構きれい。


 

選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2018年 6月17日(日)15時07分31秒
  ◯夏草やいくつもかかる南京錠
 よっぽど危ない場所なんでしょうか? でも錆びて古くなって、役に立ってなさそうにも感じます。

◯蚊帳吊りに京都へ行つてしまひけり
 そういう職業かとも思いましたが、これはやっぱり、不実な女たらしが、京都の女に呼ばれてふらっと行っちゃったの図と読みたい。蚊帳吊り、京都、「しまひけり」という言い草がなんだか軽く明るくて、嫌われていない風なところが可笑しい。そのうちふらっと帰ってくるんでしょう。

◯梅雨闇の底からふいに京言葉
 それはきっとあやかしです。返事をしてはいけません。

◯八王子麦茶京王八王子
 あはは。地元民として一票。JRから京八まで歩く間、ペットボトルの麦茶をぐびり、というところでしょうか。乗り継ぎで通勤するのは大変だなぁ。

◯N極とS極ありしかたつむり
 取り合わせの句なんでしょうが、一章の句として面白がって読みました。のろのろのかたつむりが二匹、かち合った時反発するのかくっつくのか、そもそも、それまでがのろすぎて、想像しながら笑ってしまった。

◯極楽にゐて飽きにけり蓮の花
 何という贅沢っ!罰当たり!人間の分際で現実を例えて言っているならリア充死ねと炎上ものですが^^; 仏様ならそりゃあ飽きるかなぁ……でも仏様にバラの花とかじゃなぁ……

◯地球儀の極に穴あり走り梅雨
 また渋いとこみてますね~。外に出られないとこういうところまで目が行くということか。

◯夏至ひとひ雨に過ごして日を見ざる
 なるほど、そう言われると夏至とは太陽のイメージでありました。

◯出目金を大久保彦左衛門と呼び
 たらいで飼っているのか。そして長生きする運命。

◯田植うるや山幸彦の裔にして
 田舎の農家もそうですが、まちなかの住宅街に一枚二枚程度の田んぼを作っているひとも、そうなのですね、きっと。田んぼの景色はなくなってほしくない田舎生まれの一人であります。

◯からだぢゆう川となりたる蛍の夜
 なんという風流。しずかに眺めているうちに川の水に溶けていくような感覚かも。

◯夏鶯土曜日曜かしましく
 いや、曜日関係ないでしょ?と思うものの、場所によってはそういうこともあるのかしらん?たとえば鎌倉とか?

◯幸せなことばがありて蚊やりの夜
 ことばそのものではなく、そのことばが示す平和でありがたい景が幸せなのです。蚊やりのけむもおだやか。
 

京極夏彦句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 6月17日(日)13時17分48秒
  遅くなりましてすみません。
投句一覧です。

【京】
夏至の夜に京急蒲田駅を出る
夏草やいくつもかかる南京錠
蚊帳吊りに京都へ行つてしまひけり
京の尼寺大阪の虹一十百
左京区の蛍思はせぶりに飛ぶ
西日追ふ京成線から京王線
竹籠にあふれて京の夏野菜
東京と神奈川間の午睡かな
東京の文明開化白日傘
梅雨闇の底からふいに京言葉
八王子麦茶京王八王子
未だ慣れぬ西東京市実梅落つ
明易し東京駅で買ふ弁当

【極】
N極とS極ありしかたつむり
極まりて滝音つよく強くなる
極楽にゐて飽きにけり蓮の花
極上の籐のベッドの網代編
極道が手伝ふ田植天邪鬼
極薄の壁なら抜ける蝸牛
極北に昆布干されて沈む夕日
見極めが大事ニュースもあめんぼも
十薬が地主極月駐車場
太極図描いてゐたる目高たち
地球儀の極に穴あり走り梅雨
半夏生・不倫・双極性の磁場
名物は南極産のかき氷

【夏】
とっておきの極め付き出す夏点前
ナマケモノ動く時間の夏の雲
雨あとの駅頭に待つ夏帽子
夏の日のおきつぱなしの回覧板
夏空を仰ぐ栴檀の木の下で
夏至ひとひ雨に過ごして日を見ざる
夏蝶と褥を共にする一夜
夏帽子椅子ないときゃあ尻に敷く
見下ろせば夏の運河に濁る顔
栓抜の錆のざらつき夏の月
梅雨寒やけふも夏川りみ太る
野良猫のナツコが居なくなつて夏
六月の夏目雅子に似たる僧

【彦】
ひこにゃんが五体西日の彦根城
郭公と山彦が何度も言ふよ
後ろ向く浅見光彦夏帽子
山彦と木霊ささやく梅雨の冷え
山彦の潤ふごとし夏の霧
山彦も海彦も消え草いきれ
若き日の彦摩呂に似て心太
出目金を大久保彦左衛門と呼び
端つこに摂津幸彦川床料理
田植うるや山幸彦の裔にして
彦の字の意味はイケメン白薔薇
彦頁と顔倍程違ふ夏勤行
蠅止まる京極夏彦レンガ本

【当季雑詠】
からだぢゆう川となりたる蛍の夜
ジャム一瓶ほの色づきし庭の梅
ベンチある径を選べり海紅豆
夏鶯土曜日曜かしましく
交代のキャプテンマーク星涼し
口開けるほかは寝てをり燕の子
幸せなことばがありて蚊やりの夜
時の日やバッグ大きな相談員
自動ドア開き老舗の渋団扇
早朝の健康診断アマリリス
走り梅雨胸のポケット振動す
白靴を磨いて探偵の休暇
抜くラムネむかし港に沖仲仕
百年を生きし鸚鵡に風涼し
封筒の重さの切手西日濃し

(以上)

13句選(特選、逆選なし)
選句締切:6月20日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。

 

すみません。

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 6月16日(土)21時24分15秒
  諸般の事情で日曜の13時くらいに開けます。
よろしくお願いします。
 

京極夏彦句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 6月13日(水)12時43分33秒
  出題します。

【京】
【極】
【夏】
【彦】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:6月16日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbsの下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とかお書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

覆下栽培句会

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 6月12日(火)22時55分44秒
  集計です。今回も早めの選句ありがとうございました!
間違いありましたらご一報ください。

顔覆ひてより水無月仮面と名乗る     海太  て
梅雨下の性具一ぺん出してから仕舞ふ   海太  月
「栽判長私刑」夏至の日の校正      海太  月
通信教育で培ふ空手バタフライ      海太
雑にして稚にして雅半夏生        海太  らゆ亞

日覆や影のやさしき商店街        朝比古 月亞
左右より上下気にしてかたつむり     朝比古 ら由
盆栽をどつと並べて梅雨晴間       朝比古 て月亜
夏めきて硝子の上に培養す        朝比古
六月や僅かに透きし薬包紙        朝比古 て由亜

日覆も犬も古びし荒物屋         月犬  らゆて由亜亞
溶岩の下の屍や蝶の道          月犬
貧相な盆栽並ぶ露台かな         月犬  朝ら
押入れに菌類培養して悲し        月犬  らゆ
棒立ちの向日葵踊り疲れた夜       月犬  ゆて亞

ソファーから覆いを外し夏館       らくだ 朝ゆ百由亜亞
夕立やみじめな靴と靴下と        らくだ 海月百
前栽にくちなしありて雨香る       らくだ
気がつけば黴を培う冷蔵庫        らくだ 百
路地物のきゅうりは冷やし中華用     らくだ 朝百亜

九穴をのこして覆ふ涼しさよ       百花  海亜
五月忌下にも置かぬ人なれど       百花
前栽のこぼれ初めたる大でまり      百花
細菌も卵も培養田植時          百花
日神の裔に豊かな夏落葉         百花  亞
父の日や夫をパパと呼び慣れて      百花  海
時の日や三分待つは常のこと       百花  ら亜

七変化店に覆面調査員          亞子  海
夏雲や補正下着がぶらさがる       亞子  ゆて
盆栽に新樹のひかり雨上り        亞子  朝百由
六月やシャーレに繁る培養菌       亞子  ら
紫陽花の下田歩けばなまこ壁       亞子

ひるがほに覆はれぬやう暮らしをリ    由季  朝ゆて亜
下流から来た人と見る蛍かな       由季  朝らゆ月百亜
栽培の日記最後に海月咲く        由季  ゆ亞
培養に少しコツあり夏の夜        由季
下駄履きの先生に会ふ銀座かな      由季  海月百亞

短夜の覆面座談会佳境          亜紀  らて百
青葉の夜下北沢に見る芝居        亜紀  朝て亞
型紙に合はせ裁断梅雨に入る       亜紀  由
培養土めきて梅雨の夜の君は       亜紀  朝て
どこまでも今日はとことん花柘榴     亜紀
梅雨晴れ間摩耗を知らぬ演歌歌手     亜紀  海由亞
六月を統べて話すよ三分間        亜紀  海
纏まらぬ髪の総量七変化         亜紀  朝ゆ

日覆に匿はれたる眠さかな        てふこ 由
野外劇下僕の台詞長きこと        てふこ 月百由
盆栽のたたずむやうに梅雨晴間      てふこ
入梅の部屋に匂へる培養土        てふこ 月由亜
都営バス走る薄暑の文京区        てふこ 朝

蠅帳に覆はれてゐる手紙かな       ゆかり 海百
藤棚の下まで駆けて枇杷すする      ゆかり
盆栽も箱庭もけふ梅雨に入る       ゆかり ら
六月の水耕栽培キットかな        ゆかり 海月
いにしへの愛の巣白い夾竹桃       ゆかり 海
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2018年 6月12日(火)21時28分33秒
  ◯ソファーから覆いを外し夏館
外す動きで部屋の広さがわかります。

◯日覆も犬も古びし荒物屋
焼けている日覆に老犬…荒物屋とはなつかしい。

◯日覆や影のやさしき商店街
個人商店が並んでいる。地元目線がいい。

◯青葉の夜下北沢に見る芝居
青葉が下北には似合う。

◯栽培の日記最後に海月咲く
海月は花。

◯下駄履きの先生に会ふ銀座かな
バンカラのようにもおシャレのようにも。

◯雑にして稚にして雅半夏生
老眼にはキツいが、「雅」がキマったと。

◯日神の裔に豊かな夏落葉
時空の大きさがステキ。

◯梅雨晴れ間摩耗を知らぬ演歌歌手
喉の強さ。

◯棒立ちの向日葵踊り疲れた夜
向日葵が踊り疲れてる。
 

選句します

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年 6月12日(火)17時21分36秒
  ○ソファーから覆いを外し夏館
具象を上手く使われて納得。

○ひるがほに覆はれぬやう暮らしをリ
メンテナンスできる気力、体力が大事と知る。

○九穴をのこして覆ふ涼しさよ
直射日光を上手く避けて。

○日覆も犬も古びし荒物屋
町中を散歩していると出合う景。

○下流から来た人と見る蛍かな
下流からがなにげに効いています。

○盆栽をどつと並べて梅雨晴間
晴間とみれば一斉に。

○入梅の部屋に匂へる培養土
観葉植物用に補充されたのでしょう、匂いますよね。

○時の日や三分待つは常のこと
三分位は苦にならず。

○路地物のきゅうりは冷やし中華用
路地物は栄養もぎゅっと。

○六月や僅かに透きし薬包紙
薬包紙、懐かしさがあります。
 

選句です。

 投稿者:由季  投稿日:2018年 6月12日(火)17時03分22秒
  ○ソファーから覆いを外し夏館
ちゃんと暮らしている夏館ですね。

○日覆に匿はれたる眠さかな
あけっぴろげよりも安心感が。

○日覆も犬も古びし荒物屋
良い古び方をしています。

○左右より上下気にしてかたつむり
かたつむりのこういう動き、目に浮かびます。

○野外劇下僕の台詞長きこと
下僕なんて、劇中でもないと登場しませんね。

○型紙に合はせ裁断梅雨に入る
丁寧な作業が入梅と合っています。

○盆栽に新樹のひかり雨上り
それでこそ盆栽。

○入梅の部屋に匂へる培養土
ベランダ園芸、土のおき場所に困るのです。

○梅雨晴れ間摩耗を知らぬ演歌歌手
いかにも。

○六月や僅かに透きし薬包紙
六月がちょうど良いような。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 6月12日(火)14時05分37秒
  ○ソファーから覆いを外し夏館
 籐のソファーに冬用の覆いをしていたのでしょうか。

○短夜の覆面座談会佳境
 覆面だけど誰だか判っている、ヤラセの座談会。

○蠅帳に覆はれてゐる手紙かな
 お母さんからのメモ。受け取るのはだれかな?

○下流から来た人と見る蛍かな
 きっと、下流のほうに駅があるのね。

○野外劇下僕の台詞長きこと
 ★ ギリシャ悲劇の野外劇場雨となり美男美女美女美女美男たち  長岡裕一郎
 濡れながら、下僕の台詞をじっと聞いている美男美女たち。。

○夕立やみじめな靴と靴下と
 すごく実感。

○盆栽に新樹のひかり雨上り
 盆栽といえどもレッキとした樹木。

○気がつけば黴を培う冷蔵庫
 新しい冷蔵庫なのに、ついつい。

○下駄履きの先生に会ふ銀座かな
 先生もお歳をとりました、てきな何か。

○路地物のきゅうりは冷やし中華用
 歯ごたえ重視。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 6月10日(日)22時34分34秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯日覆や影のやさしき商店街
 静かな暮らしの中に息づいている商店街の姿が目に浮かびます。

◯下流から来た人と見る蛍かな
 下流を階級と捉えるとダメなのかなあ。大層なホテルの庭園に潜り込んだ悪ガキたちというのも面白い。

◯梅雨下の性具一ぺん出してから仕舞ふ
 なんだかなあ。虫干ししておるんか、使う機会もなくて:笑

◯野外劇下僕の台詞長きこと
 下僕というのがすごい。おおむねよく喋るんだね。

◯夕立やみじめな靴と靴下と
 私の靴と靴下か、なんで知ってるの?

◯「栽判長私刑」夏至の日の校正
 可笑しい、きっと見逃すね。

◯盆栽をどつと並べて梅雨晴間
 数百の盆栽やってる知人がいます。「どつと」がリアル。

◯入梅の部屋に匂へる培養土
 部屋に置いてるんかい。ベランダの日陰に置くようにね。

◯六月の水耕栽培キットかな
 六月が効いているような。私はちょうど豆苗2回目の発芽を待っているところ。

◯下駄履きの先生に会ふ銀座かな
 会っちゃったのか、坊ちゃん気取りのバンカラ先生に。
 

選句です

 投稿者:松本てふこ  投稿日:2018年 6月10日(日)15時39分47秒
編集済
  ●ひるがほに覆はれぬやう暮らしをリ
※「り」がカタカナですが、誤植でしょうか
「暮らす」という動詞に漂う気だるい生活感が
なんとも言えず色っぽい。

●顔覆ひてより水無月仮面と名乗る
句自体に季感はほとんどないっちゃないんですが、
「水無月仮面」のネーミングのかっこよさに取らされました。

●短夜の覆面座談会佳境
高尚な方向ではなく、
ストレートに熱い議論が交わされるわけでもないけど、
盛り上がっていることがじんわりと伝わる。

●日覆も犬も古びし荒物屋
登場するひとつひとつのモノがピタリとはまっている。

●夏雲や補正下着がぶらさがる
「ぶらさがる」のげんなり感がリアル。

●青葉の夜下北沢に見る芝居
下北沢がベタで良い。

●盆栽をどつと並べて梅雨晴間
はーやれやれという感じ。

●培養土めきて梅雨の夜の君は
安心感とエロさ。

●棒立ちの向日葵踊り疲れた夜
見立てっぽいんですけど、面白い。
俗っぽさが句に厚みをもたらしている。

●六月や僅かに透きし薬包紙
「六月」があざとすぎない。
 

選句です。

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 6月10日(日)15時14分26秒
  ○ソファーから覆いを外し夏館
 ソファーにもいろいろあるけど、革のだったら夏は覆いを外したほうが涼しげですね。

○ひるがほに覆はれぬやう暮らしをリ
 あの旺盛さには圧倒されそうですね。十薬とかも。

○日覆も犬も古びし荒物屋
 「犬も古びし」が絶妙な措辞ですね。

○下流から来た人と見る蛍かな
 旅先でしょうか。ぜんぜん知らない人と蛍を見る共感っていいですね。

○夏雲や補正下着がぶらさがる
 夏雲がいい味を出していますね。

○栽培の日記最後に海月咲く
 下五が意表をついていますね。

○押入れに菌類培養して悲し
 サルマタケでしょうか。

○雑にして稚にして雅半夏生
 「雑にして稚にして」と来たらもう箸にも棒にもかからないような気がするのですが、それでいて「雅」というのが奇跡的ですね。

○纏まらぬ髪の総量七変化
 梅雨時は湿度でぼうぼうになりますよね。七変化で季感を出すところがさすがです。

○棒立ちの向日葵踊り疲れた夜
 夜の向日葵を詠んだ句は珍しいのではないでしょうか。
 

選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2018年 6月10日(日)12時49分47秒
  ◯短夜の覆面座談会佳境
 確実に匿名なら侃々諤々ともなりましょう。「佳境」が俳味。短夜ならではと思います。冬はあまりやりたくない。

◯日覆も犬も古びし荒物屋
 昭和のまま時が止まった感あり。犬まで古びているというのが切ないが、どっこい長生きと考えれば、店も犬もしぶとい!のかも。

◯下流から来た人と見る蛍かな
 主体は上流に居住しているのかしらん?うらやましい。

◯左右より上下気にしてかたつむり
 こんなところをとらえるのが俳人なのですね。

◯貧相な盆栽並ぶ露台かな
 自嘲と読んだ。盆栽って勉強したらうまく作れるようになるんでしょうか?(ちょっと興味あります^^;)

◯盆栽も箱庭もけふ梅雨に入る
 箱庭をググってみると、結構作っている人がいてびっくり。そしてこの「梅雨に入る」感覚はやっぱり日本人ならではと思います。

◯押入れに菌類培養して悲し
 きのこが生えれば男おいどんですが^^; 現代の住宅事情でさえ、押し入れに黴というのがなくならないところが日本だなぁ、と思う。

◯六月やシャーレに繁る培養菌
 きれい。菌を詠みながら無菌の景。でも六月で湿っぽい感じが出ていて、うまいなぁ。

◯雑にして稚にして雅半夏生
 二度見、三度見してしまったので^^;一票。

◯時の日や三分待つは常のこと
 時の記念日なんて失念していました。電車やバス、待ち合わせの「待つ」ではなく、これはもう、カップ麺でしょう。三分ですもんね^^;慣れてます、はい。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 6月10日(日)04時33分23秒
  ☆ソファーから覆いを外し夏館
 リネンサプライサービス。

☆ひるがほに覆はれぬやう暮らしをリ
 確かに注意していないと覆われそう。

☆下流から来た人と見る蛍かな
 源流近くに住んでいる。

☆青葉の夜下北沢に見る芝居
 小劇場の聖地。

☆貧相な盆栽並ぶ露台かな
 貧相って少々辛辣。

☆盆栽に新樹のひかり雨上り
 日本的世界観の凝縮。

☆培養土めきて梅雨の夜の君は
 うーん、寝てみたいって@三船敏郎・・・って古いね。

☆纏まらぬ髪の総量七変化
 多すぎるのか少なすぎるのかそれが問題だ。

☆都営バス走る薄暑の文京区
 23区どこでも走ってるけれど、文京区限定はちょっとだけ面白い。

☆路地物のきゅうりは冷やし中華用
 拘りの冷やし中華。美味しそう。




 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2018年 6月10日(日)04時08分47秒
編集済
  ◯九穴をのこして覆ふ涼しさよ
鉄は熱いうちに打て、穴(けつ)は臭いうちに拭け。

◯七変化店に覆面調査員
琴姫七変化、泡姫七体位。

◯蠅帳に覆はれてゐる手紙かな
手紙はカナダから、手揉みは罠だから

◯夕立やみじめな靴と靴下と
夕立は馬の背を分ける、朝勃ちは妻の眼を瞠る。

◯六月の水耕栽培キットかな
六月の花嫁、毒ガスの花婿。

◯いにしへの愛の巣白い夾竹桃
新婚は愛の巣、出来婚は蜂の巣。

◯下駄履きの先生に会ふ銀座かな
3年B組金八先生、残念乳首金髪美人。

◯梅雨晴れ間摩耗を知らぬ演歌歌手
梅雨晴れの空、蚯蚓腫れの魔羅。

◯父の日や夫をパパと呼び慣れて
パパは吝気、ハハは呑気。

◯六月を統べて話すよ三分間
三分間で話されよ、三本間で挾まれよ。
 

覆下栽培句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 6月10日(日)00時56分7秒
  投句一覧です。

【覆】
ソファーから覆いを外し夏館
ひるがほに覆はれぬやう暮らしをリ
顔覆ひてより水無月仮面と名乗る
九穴をのこして覆ふ涼しさよ
七変化店に覆面調査員
短夜の覆面座談会佳境
日覆に匿はれたる眠さかな
日覆も犬も古びし荒物屋
日覆や影のやさしき商店街
蠅帳に覆はれてゐる手紙かな

【下】
下流から来た人と見る蛍かな
夏雲や補正下着がぶらさがる
五月忌下にも置かぬ人なれど
左右より上下気にしてかたつむり
青葉の夜下北沢に見る芝居
藤棚の下まで駆けて枇杷すする
梅雨下の性具一ぺん出してから仕舞ふ
野外劇下僕の台詞長きこと
夕立やみじめな靴と靴下と
溶岩の下の屍や蝶の道

【栽】
「栽判長私刑」夏至の日の校正
型紙に合はせ裁断梅雨に入る
栽培の日記最後に海月咲く
前栽にくちなしありて雨香る
前栽のこぼれ初めたる大でまり
貧相な盆栽並ぶ露台かな
盆栽に新樹のひかり雨上り
盆栽のたたずむやうに梅雨晴間
盆栽も箱庭もけふ梅雨に入る
盆栽をどつと並べて梅雨晴間

【培】
押入れに菌類培養して悲し
夏めきて硝子の上に培養す
気がつけば黴を培う冷蔵庫
細菌も卵も培養田植時
通信教育で培ふ空手バタフライ
入梅の部屋に匂へる培養土
培養に少しコツあり夏の夜
培養土めきて梅雨の夜の君は
六月の水耕栽培キットかな
六月やシャーレに繁る培養菌

【当季雑詠】
いにしへの愛の巣白い夾竹桃
どこまでも今日はとことん花柘榴
下駄履きの先生に会ふ銀座かな
雑にして稚にして雅半夏生
紫陽花の下田歩けばなまこ壁
時の日や三分待つは常のこと
纏まらぬ髪の総量七変化
都営バス走る薄暑の文京区
日神の裔に豊かな夏落葉
梅雨晴れ間摩耗を知らぬ演歌歌手
父の日や夫をパパと呼び慣れて
棒立ちの向日葵踊り疲れた夜
路地物のきゅうりは冷やし中華用
六月や僅かに透きし薬包紙
六月を統べて話すよ三分間

(以上)

10句選(特選、逆選なし)
選句締切:6月13日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

覆下栽培句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 6月 8日(金)20時15分49秒
  遅くなりましてすみません。
出題します。

【覆】
【下】
【栽】
【培】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:6月9日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

あれ?

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 6月 8日(金)12時38分1秒
  今週はお休みかな?  

間違いがありました。

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 6月 6日(水)11時13分6秒
  なむさんの「天道虫ふと来て消えて昼下がり」の句、
百花さん採っていらっしゃいました。
元を修正しています。
 

摩天楼層句会

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 6月 5日(火)23時57分39秒
編集済
  早めの選句、本当にありがとうございます。
集計に間違いありましたらご一報ください。

秩父多摩甲斐を縦走青嵐      なむ  月
天道虫ふと来て消えて昼下り    なむ  月百あ
弱冷房蟻の楼閣迷走す       なむ
縄文の古層に螢二匹舞ふ      なむ
瞑目の墓かたほとりかたつむり   なむ

三多摩に東はなくて更衣      らくだ
天文台構内古墳さみだるる     らくだ ゆ月あむ
楼閣はもう雷を恐れない      らくだ 月け
千の層なる菓子をはみだす苺かな  らくだ 朝ゆ由亜
汗ぬぐう介助のあとの歯型かな   らくだ 苑亜

黒南風や摩羅隠し持つ獣達     朝比古
熱帯夜天使の羽のやや汚れ     朝比古 月苑百
新緑の松本楼のカレーの香     朝比古 ゆ亜
我が脳の断層写真麦の秋      朝比古 ゆらあ苑け亜
夭折も晩成もなし冷奴       朝比古 ゆらあむ百け由

按摩来て畳の湿り六月の      月犬  あ苑
黒南風に天井暗き生家かな     月犬  亜
娼館の名は朝日楼さみだるる    月犬  朝ゆあむ苑
玉ほどく芭蕉や地層研究所     月犬  らむ由亜
胸薄き父の遺品の走馬灯      月犬

梅干と箸の間の摩擦かな      けんじ 朝ゆ
蛇衣を脱ぐ海老天の衣剥ぐ     けんじ 百
六月の楼閣を抜け風の谷      けんじ ら
逆断層の形や父の日のケーキ    けんじ ゆ
炎昼をまわす陽気な輪転機     けんじ ら苑

ひまはりを逃れし影の摩耗して   あんこ ゆら由
天敵の酌を受けをり額の花     あんこ 朝け
望楼や午後をしづかに水馬     あんこ 由
大層な話となりてかき氷      あんこ 朝百由
夜濯や別の地球にゐるごとし    あんこ ゆらむけ由

魔法瓶の残り湯捨てて明易し    亜紀  む
取り込んだ洗濯物に天道虫     亜紀  朝月あむ苑百け由
楼蘭てふ店のクーポン梅雨の月   亜紀  あむ苑百
高層階へ急ぐエレベーター夕立   亜紀  朝
BGM切らさぬやうに薔薇の花   亜紀  あ由
草引けば身の内軽くなりにけり   亜紀  朝ら
どくだみの花の増えゆく月曜日   亜紀  月け
黒南風や止まりさうなるオルゴール 亜紀

摩周湖の短き夏を見にゆかむ    百花  朝由
夏至近しその朝毎の日天子     百花  ら
夏の夜やスカイツリーといふ楼閣  百花
裳層にも扇垂木のすずしさよ    百花  ゆ
溽暑かな夢の中にも魔がさして   百花

行々子その鳴き方は摩耗する    由季  朝百亜
天幕に満ち六月の空気かな     由季  け亜
鐘楼を出入りしてをり夏の蝶    由季  月あむ苑百亜
あはあはと三層なせる氷菓かな   由季  ら亜
黒南風や天ぷらのエビまつすぐに  由季  苑け亜

摩訶般若波羅蜜多心濃紫陽花    苑を  月む百
有頂天へ入道雲迫り上がる     苑を
走り梅雨錦華楼にて老酒酌む    苑を  月む
黒南風や層はしかばねかんむりなり 苑を
家族てんでばらばら伸びて草いきれ 苑を  ら月け

多摩川の上流にある氷室かな    ゆかり あ苑百
天敵の行き交つてゐる青田かな   ゆかり 朝け由
楼蘭を甕びつしりと明易し     ゆかり
炎昼の成層圏に及びけり      ゆかり
紫陽花にかしこまりたる襟と衿   ゆかり
 

選句しました。

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年 6月 5日(火)22時30分26秒
  ○行々子その鳴き方は摩耗する
摩耗の措辞がよくでました。w

○黒南風に天井暗き生家かな
天井が低くて暗いのですね。

○天幕に満ち六月の空気かな
綺麗な空気であることよ。

○鐘楼を出入りしてをり夏の蝶
夏の蝶の動きがよく見えます。

○新緑の松本楼のカレーの香
新緑の中、美味しそうなカレー。

○あはあはと三層なせる氷菓かな
あはあはの表現が良いです。

○我が脳の断層写真麦の秋
スッキリくっきり、健康そう。

○玉ほどく芭蕉や地層研究所
地層研究所が渋くていい味。

○千の層なる菓子をはみだす苺かな
ミルフィーユをさくっと。

○汗ぬぐう介助のあとの歯型かな
介護する人、される人。。。

○黒南風や天ぷらのエビまつすぐに
大きくてはみ出すエビの存在感。
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2018年 6月 5日(火)17時08分21秒
  ○ひまはりを逃れし影の摩耗して
じりじりと暑い日、こういう精神状態はなんとなくわかります。

○摩周湖の短き夏を見にゆかむ
摩周湖行きたいです。

○取り込んだ洗濯物に天道虫
スズメバチとかでなくてよかった。

○天敵の行き交つてゐる青田かな
色々な生き物がいますから。天敵とは誰から見て?

○望楼や午後をしづかに水馬
水面が見える程度の高さの望楼なんでしょうか。

○玉ほどく芭蕉や地層研究所
芭蕉と地質学的なものがなんとなく合う。

○千の層なる菓子をはみだす苺かな
もって回った言い方が結構好き。

○大層な話となりてかき氷
話すうちに深みにはまった。

○BGM切らさぬやうに薔薇の花
薔薇のご機嫌を損ねぬよう。

○夜濯や別の地球にゐるごとし
ひんやりとして心地いい。そんな感じします。

○夭折も晩成もなし冷奴
直球ですが共感。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2018年 6月 4日(月)22時24分5秒
  ○取り込んだ洗濯物に天道虫
しまった見つかった。そそくさと退散。

○天敵の行き交つてゐる青田かな
嫌いな虫が飛んでいるのでしょうか。あるいはいじめっ子とか。

○天敵の酌を受けをり額の花
武士たる者、時に我慢も必要。武士じゃないけど。

○天幕に満ち六月の空気かな
蒸す蒸す。天気がいい日によく干しましょう。

○楼閣はもう雷を恐れない
強力な避雷針をつけました。あるいは完全絶縁体とか。

○我が脳の断層写真麦の秋
変な影とかありませんように。

○どくだみの花の増えゆく月曜日
週明けに頑張るタイプなんです。金曜は息切れ。

○家族てんでばらばら伸びて草いきれ
きれいに揃ってる家族はちょっと怖い。

○黒南風や天ぷらのエビまつすぐに
そして衣をたっぷり付けて太さは二倍。

○夜濯や別の地球にゐるごとし
いわゆるパラレルワールドですか。月が2個あるとか。

○夭折も晩成もなし冷奴
でも人生100年時代ですから、のんびりいきましょう。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 6月 4日(月)21時42分33秒
  ○行々子その鳴き方は摩耗する
 こちらの耳が摩耗しまする。

○多摩川の上流にある氷室かな
 けっこうな上流です。小さな氷室でしたが。

○摩訶般若波羅蜜多心濃紫陽花
 般若心経って楽しい。

○蛇衣を脱ぐ海老天の衣剥ぐ
 年取るとどうしても油を控えたくなるから。

○取り込んだ洗濯物に天道虫
 かわいい。

○天道虫ふと来て消えて昼下り
 振り向いたらもういない。

○熱帯夜天使の羽のやや汚れ
 守護の天子を汚してしまいました。

○鐘楼を出入りしてをり夏の蝶
 なんの因果か。

○楼蘭てふ店のクーポン梅雨の月
 クーポンね・・

○大層な話となりてかき氷
 ああ、頭痛い。

○夭折も晩成もなし冷奴
 まだ諦めない。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年 6月 4日(月)14時12分12秒
  ○按摩来て畳の湿り六月の
梅雨がなんとも梅雨であった昭和以前の湿り。

○多摩川の上流にある氷室かな
多摩川を遡る語順でなんとも涼しげ。

○取り込んだ洗濯物に天道虫
乾いて白っぽい洗濯物にね。

○熱帯夜天使の羽のやや汚れ
熱帯夜感あります。

○娼館の名は朝日楼さみだるる
この朝日楼には襦袢の娼婦がいそう。

○鐘楼を出入りしてをり夏の蝶
小さくひらひらと。

○楼蘭てふ店のクーポン梅雨の月
楼蘭、クーポン、梅雨の月。取り合わせの妙。

○我が脳の断層写真麦の秋
黄一色の麦の秋が効果的。

○炎昼をまわす陽気な輪転機
陽気なに救われます。

○汗ぬぐう介助のあとの歯型かな
いまだに痕がうっすら残る介護体験者としはワッとなります。

○黒南風や天ぷらのエビまつすぐに
立ち食い蕎麦屋かな。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 6月 3日(日)20時26分57秒
  ◎摩訶般若波羅蜜多心濃紫陽花
まかはんにゃはらみたごころ、こりゃ面白い。

◎魔法瓶の残り湯捨てて明易し
摩の字がなくてルール違反だけど、なんともな日常感に一票。

◎取り込んだ洗濯物に天道虫
太陽のいい匂いがプンプンする。いいね。

◎天文台構内古墳さみだるる
三鷹市大沢2丁目。

◎娼館の名は朝日楼さみだるる
The House of the Rising Sun 日本語バージョンもカッコいい。

◎鐘楼を出入りしてをり夏の蝶
いかにもな古刹が見えてきます。

◎走り梅雨錦華楼にて老酒酌む
雑味すごいよ。

◎楼蘭てふ店のクーポン梅雨の月
広東か四川。いずれにしろ本格中華だね。

◎玉ほどく芭蕉や地層研究所
季語だけの勝負って、好きです。

◎夜濯や別の地球にゐるごとし
この感じわかります。

◎夭折も晩成もなし冷奴
夭折はしそこなったけど、晩成は忘れた頃にやってくるかも。あきらめないよーに。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2018年 6月 3日(日)19時28分37秒
  ○按摩来て畳の湿り六月の
なんだかほの暗い狭い空間の、指と畳の感触をリアルに感じる。

○多摩川の上流にある氷室かな
本当にそうでもそうでなくても、氷室、という言葉で
想像が遠く飛ばせるのが魅力的です。

○取り込んだ洗濯物に天道虫
ありますね。洗濯物の匂いと空、暑さを肌感覚で感じられます。

○天道虫ふと来て消えて昼下り
リズムのよさ、絵のよさ。

○天文台構内古墳さみだるる
季語がい。降りこめられていく古墳。
い不思議な空間と時間が頭に浮かぶ。

○娼館の名は朝日楼さみだるる
この句も同じ季語で、やはりいい。何とも言えない味わい。

○鐘楼を出入りしてをり夏の蝶
夏蝶の速い明るさ、鐘楼の大きさ。

○楼蘭てふ店のクーポン梅雨の月
ありそう。何となくぼけたプリントのような気がする。

○我が脳の断層写真麦の秋
金色に広がって飛んで。

○BGM切らさぬやうに薔薇の花
中七がよかったです。

○夭折も晩成もなし冷奴
切ないなあ。
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 6月 3日(日)16時23分52秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯秩父多摩甲斐を縦走青嵐
 豪快な青嵐ですね。それにしても摩はむずかしかった。地名に逃げるが、摩擦、磨耗くらいしか思い浮かばない。

◯摩訶般若波羅蜜多心濃紫陽花
 そして、仏教用語の当て字くらい。

◯取り込んだ洗濯物に天道虫
 天道虫くらいならいいが、大きな蜘蛛とかゴキブリだったら大変。

◯天道虫ふと来て消えて昼下り
 けだるい昼下がりの感じがよく出ていると思います。

◯天文台構内古墳さみだるる
 三鷹ですね。あのへんから府中にかけては古墳がたくさんありますね。出土品を展示している、みたか遺跡展示室は簡素なプレハブ作りですが、なかなか充実しています。

◯熱帯夜天使の羽のやや汚れ
 汚れた羽の天使って、小説のタイトルみたいですね:笑

◯鐘楼を出入りしてをり夏の蝶
 鐘楼はおおむね壁がないから出入り自由。

◯走り梅雨錦華楼にて老酒酌む
 出ましたね、錦華楼:笑。私も錦華楼で一句と思いましたができませんでした。

◯楼閣はもう雷を恐れない
 避雷針つけたのでしょうか。

◯どくだみの花の増えゆく月曜日
 この時期、どくだみの花ってどんどん増えていくような気がします。

◯家族てんでばらばら伸びて草いきれ
 てんでばらばらでいいと思います。私が言うのもなんですが:笑
 

選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2018年 6月 3日(日)15時31分58秒
  ◯ひまはりを逃れし影の摩耗して
 ひまわりから逃げたがる影も不穏だが、その影が摩耗するというのもさらに不穏。明るいひまわりなのにホラー感満載。逃れたのが作中主体の人間と読むと、もう、時間外労働でへろへろ、過労死寸前みたいな暗さで、どっちにしても怖い。

◯夏至近しその朝毎の日天子
 夏至を心待ちにすることはあまりないと思うが、お日さまが毎日違うというのは、月と違ってあまり意識しなかったのでちょっと盲点でした。

◯六月の楼閣を抜け風の谷
 なんだか、千と千尋からナウシカへ異世界移動したみたい。

◯あはあはと三層なせる氷菓かな
 水色でもミントグリーンでもオレンジでも黄色でもピンクでも、とにかくグラデーションがきれいでおいしそう。

◯我が脳の断層写真麦の秋
 健康診断の季節なんですね。変な病原がないことを祈ります。

◯玉ほどく芭蕉や地層研究所
 渋い季語と渋い場所。

◯炎昼をまわす陽気な輪転機
 炎昼なのに「陽気」と言われるとなんだか暑さから不快感だけ抜ける気がします。がんばれ輪転機。

◯家族てんでばらばら伸びて草いきれ
 これは夏草の家族です。野放図極まりないのですが、草だって生きるのに必死です。

◯草引けば身の内軽くなりにけり
 草むしりってだんだん無心になっていくところがあって、「身の内軽く」とはうまいこと言うなぁと思いました。ひと仕事終えたあとはどっと疲れるんですけどね^^;

◯夜濯や別の地球にゐるごとし
 別の地球があればいいなと思う時もあります。

◯夭折も晩成もなし冷奴
 それが普通で、普通も悪くない。冷奴のように。
 

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