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不透明感句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 3月20日(水)10時39分26秒
  出題します。

【不】
【透】
【明】
【感】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:3月23日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 
 

天才頭脳句会・作者発表

 投稿者:百花  投稿日:2019年 3月20日(水)10時30分31秒
  天才頭脳句会・作者発表です。早めの選句のご協力ありがとうございました。
間違いありましたら、ご連絡ください。

浜にまぼろしの少年天に凧      なむ   さ月金
才気残らず消えました春の虹     なむ   さ洋け
肩こりも頭痛も遺伝春炬燵      なむ   ち天ゆ
鳥の脳ほどの朝寝となりにけり    なむ   朝らあち洋亜けゆ
自転車と犬青を踏む青が散る     なむ   あ

晴天にわたあめ掲げ卒園す      ちか   百
薔薇の芽や文才のあるパン屋さん   ちか   むらあ天さ金由
石巻復興音頭風光る         ちか   百さ
山笑ふ首脳会議をしてるらし     ちか
梅の花盲ひの犬のよく回る      ちか   天金

猪道の細り天南星の花        金魚
双蝶や犬に三才児の知能       金魚   ち
つい隠れてしまふ迷子よ姫烏頭よ   金魚   さ
樟脳のつつみを潰すゆび料峭     金魚   月亜
龍天に昇れば跡をつつく鳥      金魚   あ百天由

天に掌を合はせ木蓮開きけり     月犬   む百
如才なき知識人ゐて花の宴      月犬   ち
北国の遅い雪解や竜頭巻く      月犬
解剖図脳下垂体春の雨        月犬   さ
墓仕舞ふ話も尽きて蓬餅       月犬   朝ら洋亜け由ゆ
猫族の一員として見る春の月     月犬   あゆ

天ぬきに浮かぶ油や春の宵      朝比古  ち月金ゆ
蟻穴を出でて才気のなかりけり    朝比古  あ洋け
三鬼忌の掌に白々と頭痛薬      朝比古  むらあち百洋
行く春の脳撮る音の響きけり     朝比古  むあ百さけ由ゆ
雲間から光こぼれて弥生尽      朝比古  天

苦すぎる独活の天婦羅売るお店    天道   朝洋由
レトルトも春のメニューにする才女  天道   月けゆ
目が怖い尾頭付きの桜鯛       天道   百由
席順も左脳思考の花の宴       天道   さ
薄髪のなびくことなく春の風     天道   さ洋け

白木蓮まっすぐ天へ開きけり     らくだ  金ゆ
凡才は凡才らしく目貼剥ぐ      らくだ  朝
一頭と数えるふしぎ蝶生る      らくだ  む金洋ゆ
ニューロンへ霞棚引く俳句脳     らくだ  さ
ごめんなさい仏の座とは知らなくて  らくだ  む由ゆ

満天星のふいにオカリナむかうから  洋子   朝むあち月
亀鳴けりばらばらのまま漫才師    洋子
巣箱とか頭にのせて来たりけり    洋子   月
すもも咲き脳内麻薬あふれたり    洋子   百
花ぐもり紙石鹸の匂ひあり      洋子   朝むち百天金亜

春夕焼天神様に猫集ふ        百花   むら天月亜由
才媛と一度は言はれ雛遊       百花   さ
頭角は芍薬の芽が土を出て      百花
海老の脳甘しと啜るみどりの日    百花   ち金亜由ゆ
鷹鳩と化して日毎の老人パス     百花

天つ空へとあまたなるしやぼん玉   亜紀   さ
秀才も凡人もゐて蜆汁        亜紀   朝月洋
頭金かき集めたる朧の夜       亜紀   朝むち天洋け
灰色の脳細胞や冴返る        亜紀   むらさけ
ヒヤシンス確かめに行くきのふ    亜紀   ら
停車駅二駅ほどの春の夢       亜紀   あ天
春宵や路地から路地の猫の道     亜紀   朝天
二つ子のアシンメトリー桜草     亜紀   天
さくらさくら消されぬままの伝言板  亜紀   朝あ金

日本一高い地下鉄竜天に       さち
うぐひすと才能きそふてふをとこ   さち   月
「眼張って頭悪そう」あんたこそ   さち
脳波に異常この患者も春眠      さち   ら
白梅の次は紅梅の新駅        さち

卒業の夜に開けたる天袋       由季   朝ち亜けゆ
才能は水に溶けますチューリップ   由季   月金洋亜けゆ
朧夜の頭振りゐるロック歌手     由季   朝天
竜天に上りたゆたふ脳波かな     由季   ら
強引なおたまじやくしの頭かな    由季   朝あ百さ金洋け

かげろふの中に天使の羽すこし    あんこ  百天亜
才媛と呼ばれし祖母と苗木市     あんこ  朝むら月由
春の星頭の重きぬひぐるみ      あんこ  朝むち金洋亜け由
花人の脳よりプラグ抜かれをり    あんこ  ら百月金亜ゆ
三椏の花よ大きく地図に丸      あんこ  ち洋亜由

天上の取れないボールのまま卒業   けんじ  あさ
山焼くや才能は緩やかに開花     けんじ
地虫穴を出づ頭からとは限らない   けんじ  ら月金
わたくしは脳を運びし入れ物よ    けんじ  金ゆ
春の夜の伝言ゲームめく噂      けんじ  あ亜

春風や天地無用の向こう見ず     ゆかり
青二才にあをのいろいろ柳の芽    ゆかり  ら百
チューリップ今なら頭金不要     ゆかり  むらち洋亜け由
脳の皺のばして気持ちいい日永    ゆかり  むらち百天亜け由
右折すれば白木蓮また紫木蓮     ゆかり  あ百天由
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 3月20日(水)01時15分3秒
  ○卒業の夜に開けたる天袋
 もしかすると人は忘れるために天袋に収納するのかも知れません。

○天ぬきに浮かぶ油や春の宵
 「Nスタ」だったかで棋士の対局中の食事について延々とやっていて、羽生さんが天ぷら蕎麦の天ぷら抜きというのを注文したというエピソードを紹介していました。「ざる蕎麦を食べたかったのにお品書きになかったのでそうした」というなんとも理詰めな話で笑ってしまったのですが、「天ぬき」というのは蕎麦屋で蕎麦を頼まないという、なんとも不届きな裏メニューなのですね。認識を新たにしました。

○白木蓮まっすぐ天へ開きけり
 そのまんまなんだけど、なんともすなおでよいです。

○レトルトも春のメニューにする才女
 なんのレトルトだろう、「春のメニュー」…。

○才能は水に溶けますチューリップ
 「才能は水に溶けます」がすごいフレーズですね。

○一頭と数えるふしぎ蝶生る
 あれ、翻訳かなにかで学術的に決まっているのでしたっけ。「ふしぎ」です。

○肩こりも頭痛も遺伝春炬燵
 「いや、炬燵でじっとしているからだと思うな」という突っ込みを待っている感じの作りですね。

○わたくしは脳を運びし入れ物よ
 何なんでしょう、この脳の全能感は…。

○花人の脳よりプラグ抜かれをり
 USBかなにかでつながっているのですね。

○海老の脳甘しと啜るみどりの日
 海老の脳、検索しちゃいましたよ。https://futabagumi.com/archives/680.html

○行く春の脳撮る音の響きけり
 「けり」が効いていますね。

○鳥の脳ほどの朝寝となりにけり
 朝寝の形容としてすごいですね。

○ごめんなさい仏の座とは知らなくて
 無礼なことをしてしまったのですね。

○猫族の一員として見る春の月
 犬族なら吠えたりするのかもしれませんが、猫族はどうするのですか。

○墓仕舞ふ話も尽きて蓬餅
 友好的に話が尽きたのでしょう。
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2019年 3月19日(火)23時49分36秒
  〇苦すぎる独活の天婦羅売るお店
お店、まで言わなくてもいいと思うけれど、きっと好きなお店なんでしょう。

〇春夕焼天神様に猫集ふ
そうと知って猫も集っているよう。

〇才媛と呼ばれし祖母と苗木市
苗木市が似合いそうな祖母です。

〇薔薇の芽や文才のあるパン屋さん
POPとか、店頭の黒板などで隠し切れない。

〇チューリップ今なら頭金不要
あっけらかんとした感じが危険ですね。

〇春の星頭の重きぬひぐるみ
アンバランスな感じが春の星っぽい。

〇目が怖い尾頭付きの桜鯛
歯も怖いですよね。

〇海老の脳甘しと啜るみどりの日
みどりの日がなんだか怖い。

〇行く春の脳撮る音の響きけり
脳撮る音、という表現に味わいあり。

〇脳の皺のばして気持ちいい日永
のばしていいのか知りませんが、気持ちよさそう。

〇ごめんなさい仏の座とは知らなくて
植物名や特徴をうまく利用。

〇右折すれば白木蓮また紫木蓮
曲がる前からそこにあることを知っていそう。

〇三椏の花よ大きく地図に丸
春らしくて明るい感じ。

〇墓仕舞ふ話も尽きて蓬餅
話題がそれだけなのが、なんだかリアル。

〇龍天に昇れば跡をつつく鳥
わかるようなわからないような不思議な感じ。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2019年 3月19日(火)23時33分1秒
  ○卒業の夜に開けたる天袋
先祖からの秘伝の書とかが解禁されるのでしょうか。

○レトルトも春のメニューにする才女
店の雰囲気が良ければきっとバレない。

○蟻穴を出でて才気のなかりけり
予定より出るのが早かったらしい。

○才気残らず消えました春の虹
また冬眠して才気を養いましょう。

○才能は水に溶けますチューリップ
急いでその水を飲みましょう。

○チューリップ今なら頭金不要
オランダの歴史を思い出しました。

○春の星頭の重きぬひぐるみ
軽い材料に変えてほしいとか通気性のいいものにしてほしいとか、要望数多。

○頭金かき集めたる朧の夜
悪いことは言いませんので再考してください。

○灰色の脳細胞や冴返る
脳の実物をみたら心臓が冴返るかも。

○行く春の脳撮る音の響きけり
MRIだかCTだかの不快音。定期健診の時期でしょうか。

○鳥の脳ほどの朝寝となりにけり
そろそろ起きないと人でなくなりますよ。

○脳の皺のばして気持ちいい日永
さて私は誰でしょう、とかなりませんように。

○強引なおたまじやくしの頭かな
ズバリ二頭身ですから。

○薄髪のなびくことなく春の風
髪で風力が測れるという特技。

○墓仕舞ふ話も尽きて蓬餅
難しい話もとりあえず一休み。

 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2019年 3月19日(火)23時25分13秒
  ○かげろふの中に天使の羽すこし
かげろふという言の葉の成分に天使の羽が5%位あるある。

○春夕焼天神様に猫集ふ
猫のくつろぐ姿が見えますね。

○卒業の夜に開けたる天袋
特別な夜だから。

○才能は水に溶けますチューリップ
長所短所が絶妙。

○チューリップ今なら頭金不要
チューリップの明るさがいいなぁ。

○春の星頭の重きぬひぐるみ
すぐにこてんとうなだれのポーズ。

○花人の脳よりプラグ抜かれをり
そうか、あの状態はそうだったんだ。

○海老の脳甘しと啜るみどりの日
啜るがみどりの日と響いて生命力を感じる。

○樟脳のつつみを潰すゆび料峭
空になったつつみを潰すゆびがリアルで良いです。

○鳥の脳ほどの朝寝となりにけり
もっと寝たいのはやまやまだけど、ね。

○脳の皺のばして気持ちいい日永
相当伸びきった感じ。

○花ぐもり紙石鹸の匂ひあり
確かに。紙石鹸が懐かしいですね。

○三椏の花よ大きく地図に丸
目的地まで迷わぬように。

○春の夜の伝言ゲームめく噂
話の尾ひれが思わぬ方へ。

○墓仕舞ふ話も尽きて蓬餅
蓬餅の蓬の匂いの清涼感。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2019年 3月19日(火)12時39分19秒
  ○苦すぎる独活の天婦羅売るお店
 この天婦羅屋さんいいなぁ。

○蟻穴を出でて才気のなかりけり
 やれやれ。

○才気残らず消えました春の虹
 ただのひとだった。

○才能は水に溶けますチューリップ
 マボロシィ~。

○秀才も凡人もゐて蜆汁
 何もかもまるくおさめますね蜆汁って。

○チューリップ今なら頭金不要
 引っ張られるキャッチコピー。

○一頭と数えるふしぎ蝶生る
 そうなんですね。

○三鬼忌の掌に白々と頭痛薬
 なんか納得。

○春の星頭の重きぬひぐるみ
 首が据わらないの。

○頭金かき集めたる朧の夜
 朧の夜がいいのかな。

○鳥の脳ほどの朝寝となりにけり
 鳥の脳の比喩はなんだか多幸感。

○強引なおたまじやくしの頭かな
 そういえば。

○三椏の花よ大きく地図に丸
 三椏の花より固い蕾が気になります。

○薄髪のなびくことなく春の風
 この薄髪レベル高いですね。

○墓仕舞ふ話も尽きて蓬餅
 やれやれ。
 

選句です

 投稿者:抹茶金魚  投稿日:2019年 3月19日(火)01時51分23秒
  ○天ぬきに浮かぶ油や春の宵
天ぬき、私も勘違いしそうでした。油のゆったり浮かんでいる光景に、人物の気分が感じられます。

○白木蓮まっすぐ天へ開きけり
天へ咲く花は他にもあるでしょうが、白木蓮にそれを気づく視点が好きです。

○浜にまぼろしの少年天に凧
糸が切れてしまった凧でも飛んでいて、凧を飛ばした少年を思ったのでしょうか。まぼろしの少年、が大げさになりそうなところをそう感じられないところが好きです。

○才能は水に溶けますチューリップ
水彩絵の具で遊んでいる子供を思い浮かべました。あの頃のような絵は大人には絶対に描けないような。

○薔薇の芽や文才のあるパン屋さん
薔薇の芽と取り合わせているところが面白いです。

○一頭と数えるふしぎ蝶生る
こんなに素直に言われてしまうと。

○春の星頭の重きぬひぐるみ
座らせるように置くとお辞儀してしまうような。春の星の軽やかさと響きます。

○地虫穴を出づ頭からとは限らない
ふふふ。

○わたくしは脳を運びし入れ物よ
ということは体の方が本体・・・

○花人の脳よりプラグ抜かれをり
すごい比喩ですけど伝わります。

○海老の脳甘しと啜るみどりの日
すごくいいです。山の豊かさが海に伝わるような、みどりの日でこの措辞は出てこないです。

○さくらさくら消されぬままの伝言板
使われなくなると、最後に書かれたものがいつまでも残っていて。

○花ぐもり紙石鹸の匂ひあり
この感覚分かります。

○強引なおたまじやくしの頭かな
強引な、の状態が初め分からなかったのですが、そういえば群れていると中心に入ろうとして頭からぐいぐい泳いでいきますね。

○梅の花盲ひの犬のよく回る
老犬でしょうか。嗅覚が一番最後まで残るそうですね。よく回る、という冷ややかなようでいてよく見守っている眼差しがいいです。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2019年 3月18日(月)11時59分17秒
  ◯春夕焼天神様に猫集ふ
 猫の会議の始まりでしょうね。

◯天ぬきに浮かぶ油や春の宵
 なぜだかあまり美味しそうではない:笑

◯浜にまぼろしの少年天に凧
 少年の幽霊が凧を揚げている図でしょうか。いいですね。

◯満天星のふいにオカリナむかうから
 オカリナの唐突感がいいですね。

◯うぐひすと才能きそふてふをとこ
 いったいなんの才能でしょうか。猫八さんですか。

◯レトルトも春のメニューにする才女
 それを才女というのですか、きっと美人なのでしょうね:笑

◯才能は水に溶けますチューリップ
 溶けるんですか。

◯才媛と呼ばれし祖母と苗木市
 なんだかツンとした婆様、という感じ。

◯秀才も凡人もゐて蜆汁
 蜆汁ってなかなか便利な季語だと思う。

◯巣箱とか頭にのせて来たりけり
 巣箱男。

◯地虫穴を出づ頭からとは限らない
 尻からでます、基本。ウソ:笑

◯花人の脳よりプラグ抜かれをり
 アンドロイドは電気桜の夢を見る。

◯樟脳のつつみを潰すゆび料峭
 しょうのうとりょうしょうですか。

◯ごめんなさい仏の座とは知らなくて
 あやまってすむことではない。

◯強引なおたまじやくしの頭かな
 と言われてもなあ、とおたまじゃくし。
 

選句しました。

 投稿者:京野さち  投稿日:2019年 3月18日(月)00時45分52秒
  ○天つ空へとあまたなるしやぼん玉
 壮大すぎず、かと言って俗すぎず。絶妙な映像が浮かんできます。

○天上の取れないボールのまま卒業
 「ボール取れないまま」でなくて「取れないボールのまま」という語順が良いな、と。

○浜にまぼろしの少年天に凧
 「まぼろしの」という事は、この世にはもういないのでしょうか。天に凧しかないようで、寂しいイメージです。

○才気残らず消えました春の虹
 敢えての破調と、「消えにけり」でなく「消えました」という口語表現。つい先日に虹を見ましたが、まさにこういう感じの「春の虹」でした。

○才媛と一度は言はれ雛遊
 「一度は」が効いていますね。でも友達と仲良く「雛遊」している今の方が幸せなのかも。

○薔薇の芽や文才のあるパン屋さん
 店先のスタンド看板に手書きで文章を書いていそう。

○つい隠れてしまふ迷子よ姫烏頭よ
 「姫烏頭」という季語の「陰」のイメージが出ていますね。

○石巻復興音頭風光る
 これは良いですね。上五中七も良いですが「風光る」でぐっと前向きな句になっています。

○ニューロンへ霞棚引く俳句脳
 私はここまではいきません。だから点をもらえるような俳句が詠めないんでしょうね。

○解剖図脳下垂体春の雨
 脳下垂体ってあの辺かな?「春の雨」が響いてきました。

○灰色の脳細胞や冴返る
 あの名探偵の!「冴返る」に灰色のイメージが付いてくるのも上手いです。

○行く春の脳撮る音の響きけり
 一つ間違えれば無味乾燥になってしまいそうな所、「行く春」によって撮る人撮られる人の心情が想像されます。季語の力ですね。

○席順も左脳思考の花の宴
 右脳思考とか左脳思考って、科学的根拠のない俗説らしいんですけど、それでも人口に膾炙していますよね。

○強引なおたまじやくしの頭かな
 むしろ体が頭についてきていないとも。いずれにせよ成長すればバランスが取れますから。

○薄髪のなびくことなく春の風
 ちょっとした哀愁がありつつ、薄髪程度ではなびかないのが「春の風」の強さだと言っているようでもありますね。
 

選句です

 投稿者:本松天道  投稿日:2019年 3月17日(日)21時47分30秒
  ●かげろふの中に天使の羽すこし
かげろうと天使の羽根の組み合わせいいですね

●春夕焼天神様に猫集ふ
これから恋のバトルが・・・

●薔薇の芽や文才のあるパン屋さん
元、売れっ子コピーライター

●肩こりも頭痛も遺伝春炬燵
祖父母もそうでした

●頭金かき集めたる朧の夜
春は何かと物入りですから

●朧夜の頭振りゐるロック歌手
連獅子の毛振りを上回る

●脳の皺のばして気持ちいい日永
脳の皺が無くなると大変

●右折すれば白木蓮また紫木蓮
「木蓮の涙」ってありましたね

●雲間から光こぼれて弥生尽
場景が思い浮かびます

●花ぐもり紙石鹸の匂ひあり
感覚的に納得です

●春宵や路地から路地の猫の道
春宵の露路は恋猫の独占場

●停車駅二駅ほどの春の夢
束の間の夢ですね

●二つ子のアシンメトリー桜草
花弁が5枚で微妙に異なる

●梅の花盲ひの犬のよく回る
匂いだけでは、心もとないのでしょうね

●龍天に昇れば跡をつつく鳥
もわ~っとした雰囲気がいいですね
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2019年 3月17日(日)20時18分13秒
  ★ゆかりさん、ファイルよろしく。


〇かげろふの中に天使の羽すこし
あるように見えたのね。

〇晴天にわたあめ掲げ卒園す
かわいい。お天気良くて良かったですね。

〇天に掌を合はせ木蓮開きけり
似た句を作った覚えあります。

〇青二才にあをのいろいろ柳の芽
青二才なんて言われても風に流して。

〇三鬼忌の掌に白々と頭痛薬
頭痛薬もいろいろ危ないらしい。

〇石巻復興音頭風光る
復興、いいですね。

〇目が怖い尾頭付きの桜鯛
あんまり見ないでください。

〇すもも咲き脳内麻薬あふれたり
すももが良かったです。ちょっと変わった味。

〇花人の脳よりプラグ抜かれをり
どうなっちゃうんでしょうか。

〇行く春の脳撮る音の響きけり
ぎぎぎ・ががが・・

〇脳の皺のばして気持ちいい日永
皺のばしちゃっていいんでしょうか。

〇右折すれば白木蓮また紫木蓮
いい季節です。

〇花ぐもり紙石鹸の匂ひあり
花ぐもりが良い感じです。

〇強引なおたまじやくしの頭かな
そう言われても。

〇龍天に昇れば跡をつつく鳥
灯台下暗し。跡が良かったです。
 

選句です

 投稿者:ちか  投稿日:2019年 3月17日(日)16時29分27秒
  ◯卒業の夜に開けたる天袋
ずっと開けていなかったんですね。卒業の夜からドラマが生まれそう。

◯天ぬきに浮かぶ油や春の宵
天ぬきって、天ぷら蕎麦から蕎麦をぬいたものなのですね!逆(天ぷらなしのかけ蕎麦)だと思っていました。いずれにしても、春の宵に色気があっていいです。

◯満天星のふいにオカリナむかうから
満天星の花とオカリナが合っています。

◯双蝶や犬に三才児の知能
犬に三才児の知能って本当でしょうか。

◯如才なき知識人ゐて花の宴
知識人と花の宴が合いますね。知識人ってたいてい如才ない気がします。

◯チューリップ今なら頭金不要
おバカっぽい季語が響きますね。

◯肩こりも頭痛も遺伝春炬燵
春炬燵と肩こり、頭痛が合う気がするのは私だけでしょうか。

◯三鬼忌の掌に白々と頭痛薬
白じろと、がいいですね。三鬼は頭痛もちだったのかな?

◯春の星頭の重きぬひぐるみ
頭から転んじゃうぬいぐるみが見えました。

◯頭金かき集めたる朧の夜
朧がなんともいえないですね。

◯海老の脳甘しと啜るみどりの日
海老の脳がみどりだからみどりの日なのかな?わたしは海老の脳みそ、好きですー。

◯鳥の脳ほどの朝寝となりにけり
小さいたとえで鳥の脳とは、なんともシュール。

◯脳の皺のばして気持ちいい日永
なーんにも考えないでいい日ってことかな。

◯花ぐもり紙石鹸の匂ひあり
紙石鹸、いいですね。ノスタルジー。

◯三椏の花よ大きく地図に丸
三椏の花がある場所に丸したって読みました。おおらかな雰囲気が春っぽくていい句ですよね。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2019年 3月17日(日)15時57分23秒
  ○天上の取れないボールのまま卒業
何かなくした感じがある卒業の雰囲気に共感。

○満天星のふいにオカリナむかうから
決してそうではないのですが、満天星がオカリナの音になったようにも思えます。
そこが魅力的です。

○蟻穴を出でて才気のなかりけり
自分もそんな存在だなあと自嘲気味。そこがいい。

○薔薇の芽や文才のあるパン屋さん
薔薇の芽がいいですね。おいしそうですね。

○三鬼忌の掌に白々と頭痛薬
白々と、とあえていうことで、薬の効能と怖さが感じられます。
忌日もよいなと思います。

○行く春の脳撮る音の響きけり
自分自身が切り取られるかのようです。

○鳥の脳ほどの朝寝となりにけり
寝ているときはいい感じで縮小してた脳も働きはじめます。

○さくらさくら消されぬままの伝言板
伝言板なんて懐かしい。さくらさくらのリフレインもよい。

○右折すれば白木蓮また紫木蓮
あのくっきりした明快さが右折と合っている。

○強引なおたまじやくしの頭かな
強引、にハッとしました。

○自転車と犬青を踏む青が散る
走る車輪、走る犬。映像が鮮やかに浮かびます。
青を踏む青が散るが斬新。

○春の夜の伝言ゲームめく噂
これは季語の勝利だな。

○停車駅二駅ほどの春の夢
短い間にどんな夢を?

○猫族の一員として見る春の月
化けたくなりますか。

○龍天に昇れば跡をつつく鳥
壮大な季語の後に、静かなリアルな光景が胸をつきます。

 

選句です

 投稿者:らくだ  投稿日:2019年 3月17日(日)15時13分48秒
  ◯春夕焼天神様に猫集ふ
 春の夕方それも夕焼けの天神様、猫がぴったりの景。寅さんが出てきそう。

◯才媛と呼ばれし祖母と苗木市
 今もやっぱり才媛だと思います。そしてこのおばあさまは緑の手の持ち主なのです。うらやまし~!

◯青二才にあをのいろいろ柳の芽
 なるほど!ジャンルが違えば才も違いますからね。青にもいろいろありそうです。柳の芽がしなやかにいろいろの青をすべて受け止める。

◯薔薇の芽や文才のあるパン屋さん
 実は密かに同人誌なんか出してたりして^^;

◯チューリップ今なら頭金不要
 普段は頭金が必要な、あこぎなチューリップ。

◯三鬼忌の掌に白々と頭痛薬
 リスペクトで三鬼句集を読んでいたら頭が痛くなった、とか^^;

◯地虫穴を出づ頭からとは限らない
 そうなんだ。おしりから出てくる虫って、なんかカッコ悪。

◯花人の脳よりプラグ抜かれをり
 うひゃー!アンドロイドが混じってたんですか。まぁ、酔っ払ってそんなふうになる人間もいるけど^^;

◯灰色の脳細胞や冴返る
 何一つ見逃さない。

◯鳥の脳ほどの朝寝となりにけり
 その程度ですむなんて羨ましい。

◯脳の皺のばして気持ちいい日永
 春はそんな気分になりますね。でも伸ばした後もとに戻せるのかなぁ……ちょっと心配。

◯脳波に異常この患者も春眠
 えー、春眠て異常な脳波なの?なんかアルファー波みたいなのが出てそうなんだけど。あ、それが異常ということなのか。

◯竜天に上りたゆたふ脳波かな
 龍がもたらす春の水に脳波がゆらめくのです。

◯ヒヤシンス確かめに行くきのふ
 せっかくのタイムトラベルなのにたった1日前ってもったいなくない?

◯墓仕舞ふ話も尽きて蓬餅
 意見がまとまらなかった可能性もありますが、蓬餅だからまぁ、丸く収まる結論になったのでしょう。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2019年 3月17日(日)09時21分25秒
  ◎春夕焼天神様に猫集ふ
あの細道ですね。

◎天に掌を合はせ木蓮開きけり
あっ、あなたは目連尊者。

◎満天星のふいにオカリナむかうから
あの音は、すぐわかる。

◎才媛と呼ばれし祖母と苗木市
祖母とか叔母に、ひとりいるよね。

◎薔薇の芽や文才のあるパン屋さん
変なメルヘン調じゃない命名の仕方でわかる。

◎チューリップ今なら頭金不要
ふむ、誘うねえ。

◎一頭と数えるふしぎ蝶生る
まあね。

◎三鬼忌の掌に白々と頭痛薬
似合うかも。

◎春の星頭の重きぬひぐるみ
そうかも。

◎頭金かき集めたる朧の夜
朧だなあ。

◎灰色の脳細胞や冴返る
冴返る、冴渡る、あのベルギー人。

◎行く春の脳撮る音の響きけり
脳撮るダムかと思った。

◎脳の皺のばして気持ちいい日永
それは気持いいだろうが、帰って来られなくなる。

◎ごめんなさい仏の座とは知らなくて
クスクス。

◎花ぐもり紙石鹸の匂ひあり
小学校んとき、女子が持ってたなあ。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2019年 3月17日(日)08時13分21秒
  ☆苦すぎる独活の天婦羅売るお店
 春の苦み。

☆卒業の夜に開けたる天袋
 卒業証書の筒を仕舞う。

☆満天星のふいにオカリナむかうから
 オカリナの郷愁って結構なパンチ力。

☆才媛と呼ばれし祖母と苗木市
 矍鑠と。

☆秀才も凡人もゐて蜆汁
 凡人が好ましい。

☆凡才は凡才らしく目貼剥ぐ
 らしさ…大事。

☆春の星頭の重きぬひぐるみ
 首が苦しそう。

☆頭金かき集めたる朧の夜
 購入するのは、車か家か。集まるとイイね。

☆朧夜の頭振りゐるロック歌手
 対極にいる庄司太郎・前川清を思い出すのは朧だからだろうか。

☆鳥の脳ほどの朝寝となりにけり
 この感覚、解る。

☆さくらさくら消されぬままの伝言板
 昔の駅頭にあったやつね。

☆花ぐもり紙石鹸の匂ひあり
 清潔感のある香り。

☆強引なおたまじやくしの頭かな
 強引・・・虚を突かれる表現。でも腑に落ちる。

☆春宵や路地から路地の猫の道
 猫の道には猫がいる。

☆墓仕舞ふ話も尽きて蓬餅
 蓬餅の香りがイイ感じ。
 

天才頭脳句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 3月17日(日)00時12分38秒
  投句一覧です。

【天】
かげろふの中に天使の羽すこし
苦すぎる独活の天婦羅売るお店
春風や天地無用の向こう見ず
春夕焼天神様に猫集ふ
晴天にわたあめ掲げ卒園す
卒業の夜に開けたる天袋
猪道の細り天南星の花
天つ空へとあまたなるしやぼん玉
天に掌を合はせ木蓮開きけり
天ぬきに浮かぶ油や春の宵
天上の取れないボールのまま卒業
日本一高い地下鉄竜天に
白木蓮まっすぐ天へ開きけり
浜にまぼろしの少年天に凧
満天星のふいにオカリナむかうから

【才】
うぐひすと才能きそふてふをとこ
レトルトも春のメニューにする才女
亀鳴けりばらばらのまま漫才師
蟻穴を出でて才気のなかりけり
才気残らず消えました春の虹
才能は水に溶けますチューリップ
才媛と一度は言はれ雛遊
才媛と呼ばれし祖母と苗木市
山焼くや才能は緩やかに開花
秀才も凡人もゐて蜆汁
青二才にあをのいろいろ柳の芽
双蝶や犬に三才児の知能
如才なき知識人ゐて花の宴
凡才は凡才らしく目貼剥ぐ
薔薇の芽や文才のあるパン屋さん

【頭】
「眼張って頭悪そう」あんたこそ
チューリップ今なら頭金不要
つい隠れてしまふ迷子よ姫烏頭よ
一頭と数えるふしぎ蝶生る
肩こりも頭痛も遺伝春炬燵
三鬼忌の掌に白々と頭痛薬
春の星頭の重きぬひぐるみ
石巻復興音頭風光る
巣箱とか頭にのせて来たりけり
地虫穴を出づ頭からとは限らない
頭角は芍薬の芽が土を出て
頭金かき集めたる朧の夜
北国の遅い雪解や竜頭巻く
目が怖い尾頭付きの桜鯛
朧夜の頭振りゐるロック歌手

【脳】
すもも咲き脳内麻薬あふれたり
ニューロンへ霞棚引く俳句脳
わたくしは脳を運びし入れ物よ
花人の脳よりプラグ抜かれをり
解剖図脳下垂体春の雨
海老の脳甘しと啜るみどりの日
灰色の脳細胞や冴返る
行く春の脳撮る音の響きけり
山笑ふ首脳会議をしてるらし
樟脳のつつみを潰すゆび料峭
席順も左脳思考の花の宴
鳥の脳ほどの朝寝となりにけり
脳の皺のばして気持ちいい日永
脳波に異常この患者も春眠
竜天に上りたゆたふ脳波かな

【当季雑詠】
ごめんなさい仏の座とは知らなくて
さくらさくら消されぬままの伝言板
ヒヤシンス確かめに行くきのふ
右折すれば白木蓮また紫木蓮
雲間から光こぼれて弥生尽
花ぐもり紙石鹸の匂ひあり
強引なおたまじやくしの頭かな
三椏の花よ大きく地図に丸
自転車と犬青を踏む青が散る
春の夜の伝言ゲームめく噂
春宵や路地から路地の猫の道
鷹鳩と化して日毎の老人パス
停車駅二駅ほどの春の夢
二つ子のアシンメトリー桜草
猫族の一員として見る春の月
梅の花盲ひの犬のよく回る
白梅の次は紅梅の新駅
薄髪のなびくことなく春の風
墓仕舞ふ話も尽きて蓬餅
龍天に昇れば跡をつつく鳥

(以上)

15句選(特選、逆選なし)
選句締切:3月20日(水)21時(JST)
★★★★★★★★★★★★★★★★★
集計の方の負荷軽減のため、選句締切を水曜21:00(JST)に
繰り上げましたので、ご理解ご協力をお願い致します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★


投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

天才頭脳句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 3月13日(水)21時46分12秒
  出題します。

【天】
【才】
【頭】
【脳】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:3月16日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

崩壊過程

 投稿者:月犬  投稿日:2019年 3月13日(水)21時06分8秒
編集済
  集計です。間違いありましたらご一報ください。

崩れざる嫁の敬語やさくら餅    ちか  京あけ由ゆ
壊れたるAIBO蛙の目借時    ちか  裕
わらび餅過去の話が好きなひと   ちか  京月洋天百けゆ
音程の外れる春の保留音      ちか  裕亜ゆ
木工のおもちやのすこし苗木市   ちか  苑京裕あ洋金さ由

阿鼻ありき流氷崩れゆく沖に    なむ  七裕百
少し壊れて竜天に昇りをり     なむ  由ゆ
鷹化して鳩となる駅通過する    なむ  ら七百金さ
ものの芽の程よき湿りなど愛でる  なむ  裕
鳥雲に入りては隠す通信簿     なむ  苑

春風にやさしく崩すミルフィーユ  らくだ ち月洋天亜百
ロッカーの扉壊したまま卒業    らくだ むち京月洋天亜金けさ由ゆ
過ぐるてふことなき春の眠りかな  らくだ 京
風光る音程なんて気にしない    らくだ 裕金ゆ
シール式切手を貼れば龍天に    らくだ あ

月朧ゆつくりと正座を崩す     裕美  む苑ち京洋亜けさゆ
黙るふらここ半壊の家の庭     裕美  京あ天け
寝過ごして昨日と違ふ茨の芽    裕美  七
啓蟄の何度も出して旅程表     裕美  苑ち京洋亜百由ゆ
春の夢身体の大部分に布      裕美  むあ百金け由ゆ

早々にジェンガ崩れて蓬餅     さち  け
壊滅と云はれ八年入社式      さち
桜真風ただいま厚狭駅を通過    さち
お花見の行程を組む犀星忌     さち  七あ洋
覆面の下の柔らか山笑ふ      さち  七

廃鉱の町連翹の崩れ咲く      月犬  むちら裕金由
春の午壊れ時計が打つ時報     月犬
永き日や五百羅漢を見て過ごす   月犬  七洋亜
春の夜をなにかが擦過してゆけり  月犬  む京洋天百由
方程式解けず穴から蛇の貌     月犬  七金さ
誰か死んだ真昼静かな松の花    月犬  苑ら

洗濯物たためば崩す子猫かな    金魚  む苑ちら京裕あ天亜百けさ由
空の紺壊してあさひ桔梗の芽    金魚
駅の灯のあはひに過ぎる春の闇   金魚
日溜まりを射程に実る菫かな    金魚
アンパンマンに出てきさうな春の雲 金魚  京洋

崩落に見惚れてをりぬ山遊び    京急  七裕百
江戸城を尻尾で壊す春の夢     京急  むらあ月天亜百由
過不足のある点数で入園す     京急  む
脱ぐもまた良し程原の遅い梅    京急  むらさ
白梅やジイジと呼ばれすぐ破顔   京急  苑天亜
初蝶やラーメン客の列が邪魔    京急  亜金さ

耐えに耐え雪崩のよふな夜の恋   天道  七月
胎盤の壊れ落ちたる朧月      天道  さ
通過する蓬にぎわう無人駅     天道
ふらここや程よく揺れる子らの声  天道
トンネルに入ればそこは春の闇   天道  月

鳥雲に蛇崩ぬけて下馬へ      洋子  む月さゆ
水ぬるむ少し壊れてすごします   洋子  む苑裕月百ゆ
うそどりの棒の折山過ぎゆけり   洋子
程ほどとか言うな筍どつさり    洋子  ら金け
雛まつり煙突のやうなお洋服    洋子  あ

菜種梅雨ベッドにナース崩れ落つ  あんこ むち七裕月けさゆ
踊りけり逃水の壊れるまでは    あんこ ちら
過去形ではじまる歌よクロッカス  あんこ 苑七洋け由
日程の話水菜に水はじけ      あんこ 苑ちら亜金さ
辛夷咲く乳房のことに冷えやすし  あんこ 苑ち京月天金けゆ

鋸南町大崩黄水仙萌ゆ       七   さ
破壊しにとふ乙女子の木の芽時   七
この虻も地球に棲まう過客かな   七   月
田螺鳴く程なく鍋の煮えるかな   七   裕
笑ひ顔ばかり思ふ日蓬餅      七   ら天

崩し字の解読不能木の芽時     亜紀  苑ら月天金け
完璧の壊るる音や薄氷       亜紀
春一番過ぎてフィルムの雨滂沱   亜紀
音程のややぶれてをり春の月    亜紀  七あ
豆つぶのやうな歌ひ手山笑ふ    亜紀  む京あ百由
木の椅子の堅きに座り春惜しむ   亜紀  七京月洋百金由
牛乳を少し温めて桜守       亜紀  む苑ちらあ洋由
靴紐すぐにほどけてしまふ春愁   亜紀  苑月天金

彼の城の崩れて陽炎となりぬ    苑を  月
霾ぐもり壊れた玩具からメロディー 苑を  七裕あ亜
菜の花畑ドローンの通過せり    苑を  裕亜
音程の僅かに外れヒヤシンス    苑を  む由
木の芽雨やはらかく笑む人とゐる  苑を  洋天

完成の前に崩れし春の虹      けんじ ら京亜百由ゆ
壊さるる工業団地春の雷      けんじ 苑七京金由
木の実植え過ぎて深い深い森    けんじ 七裕あ天百由
革靴の程よき軽さ風信子      けんじ ち亜百金
注意:この石鹸玉は食べられません けんじ ら七裕あさ

積読の句集崩れぬ春炬燵      百花  ち天
鬱鬱と欠け春月の壊れゆく     百花  むらゆ
樹々もまた過客でありぬ春落葉   百花  天
はるばると旅程にありぬお水取   百花
一人静群れ咲きかすかなる孤独   百花  さ

春の夜や最後の人も足崩し     由季  ち京あ洋金けゆ
三月や壊して開ける貯金箱     由季  ちら七月洋天百けゆ
梅日和うすき過酸化水素水     由季  苑ちら洋亜金さ
行程の最後に光る蛍烏賊      由季  亜けさ
どのひともどこか壊れて春深し   由季  む苑ら月洋天百けゆ

崩落もまた日永なり大谷石     ゆかり ち
石あれば破壊する春の人体     ゆかり む裕月さ
何につけ摂取過多なり白木蓮    ゆかり あ
身の程を知るも知らぬも養花天   ゆかり
こひびとと花粉を払ふ日永かな   ゆかり 苑ち京裕亜け
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 3月13日(水)20時31分50秒
   遅くなりまして、すみません。

○完成の前に崩れし春の虹
 そんなことを言われると、私たちが見ている虹は完成しているのだろうかと思います。

○月朧ゆつくりと正座を崩す
 「ゆつくりと」に情感がありますね。でも却って難しいような気もします。

○菜種梅雨ベッドにナース崩れ落つ
 圧迫骨折しそうです。

○春の夜や最後の人も足崩し
 どこにもそんなことは書いてないのですが、通夜なのかも知れません。

○鳥雲に蛇崩ぬけて下馬へ
 中目黒から下馬までの行程はとても暗渠とは思えぬほどの高低差があり、まさに「蛇崩」の名に残る暴れ川だったことが偲ばれます。ずっと上り坂なので、自ずと視線は空を向きます。

○崩れざる嫁の敬語やさくら餅
 「さくら餅」の質感を思うと、じつはしたたかな嫁なのかもという気がします。

○ロッカーの扉壊したまま卒業
 後年になっても夢に出てきたり俳句に詠んだりするわけですね。

○三月や壊して開ける貯金箱
 お年玉を使う局面が訪れたのですね。がんばれ。

○少し壊れて竜天に昇りをり
 だらしない竜ですね。

○水ぬるむ少し壊れてすごします
 だらしない人ですね。

○鬱鬱と欠け春月の壊れゆく
 通常の満ち欠けではないことが起きているのですね。

○わらび餅過去の話が好きなひと
 思い出がきな粉のように干からびてしまっているのですね。

○音程の外れる春の保留音
 電話の保留音って、たしかにいい加減な音程のものがあります。発振回路に費用をかけていないのでしょう。「春の」が強引で面白いです。

○啓蟄の何度も出して旅程表
 「何度も出して」が啓蟄の本来の意味と響き合って面白いことになっていますね。

○風光る音程なんて気にしない
 気がつくんだから、それ、気にしてます。

○どのひともどこか壊れて春深し
 はい、みんな壊れています。

○春の夢身体の大部分に布
 「毛布」とか「蒲団」とか冬の季語だから使えないのですよね。

○辛夷咲く乳房のことに冷えやすし
 あまり考えたことがなかったのですが、出っぱっているのだからそうかも知れません。

 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2019年 3月13日(水)15時27分49秒
  〇完成の前に崩れし春の虹
虹は完成するものでもないと思うけれど、見る側の思いでしょうね。

〇洗濯物たためば崩す子猫かな
やっかいですが楽しい。

〇廃鉱の町連翹の崩れ咲く
ひとつの美の形。

〇崩れざる嫁の敬語やさくら餅
できがよい嫁は怖い。

〇ロッカーの扉壊したまま卒業
基本的にまじめな生徒だったのでしょう。

〇壊さるる工業団地春の雷
廃墟じゃなくてちゃんと壊す。

〇江戸城を尻尾で壊す春の夢
いかにもな春の夢。

〇少し壊れて竜天に昇りをり
何事にも犠牲がつきもの。

〇過去形ではじまる歌よクロッカス
早春ぽい。青春ぽい。

〇春の夜をなにかが擦過してゆけり
春の夜って何かが起こりそうです。

〇木の実植え過ぎて深い深い森
植えたの?神ですか。

〇音程の僅かに外れヒヤシンス
ありがちかもしれませんがヒヤシンスが効いている。

〇啓蟄の何度も出して旅程表
楽しみで仕方がないのですね。

〇牛乳を少し温めて桜守
お体大切に。

〇春の夢身体の大部分に布
状況がよくわかりませんが気になる句。

〇豆つぶのやうな歌ひ手山笑ふ
屋外スタジアムのライブでしょうか。

〇木の椅子の堅きに座り春惜しむ
堅きがよかった。

〇木工のおもちやのすこし苗木市
ありそうですね。買う機会がないけれど見てしまう。
 

選句しました。

 投稿者:京野さち  投稿日:2019年 3月13日(水)01時28分7秒
編集済
  ○鋸南町大崩黄水仙萌ゆ
 鋸南町で房総半島だとは分かりましたが、水仙の一大産地だったのですね。勉強不足でした。

○月朧ゆつくりと正座を崩す
 下五に季語を置けば五七五に出来るところ、敢えて破調にする事で出る「正座を崩す」その時の臨場感。

○菜種梅雨ベッドにナース崩れ落つ
 患者でなくナースが、という所から色々と想像されます。季語も合っています。

○洗濯物たためば崩す子猫かな
 可愛いけど迷惑。迷惑だけど可愛い。

○鳥雲に蛇崩ぬけて下馬へ
 動物の漢字が一句に三つも入っている字面のインパクトと、内容が東京都内の近場の移動である事とのギャップ。

○ロッカーの扉壊したまま卒業
 「卒業す」でなく「卒業」という名詞で止める事から見える投げやり感。

○石あれば破壊する春の人体
 超音波で。医療の進歩は凄いですよね。

○胎盤の壊れ落ちたる朧月
 医療が進んでも、やはり出産は命がけ。

○鷹化して鳩となる駅通過する
 これだけ長い季語をフルで使って俳句として成り立たせるという、それだけで脱帽ものです。

○梅日和うすき過酸化水素水
 俳句には凡そ似つかわしくなさそうな過酸化水素水が「うすき」によって春の季語と上手く取り合わさっていますね。

○行程の最後に光る蛍烏賊
 富山のグルメ旅行。最高の締めくくり。

○脱ぐもまた良し程原の遅い梅
 出落ちと見せかけて、「程原」という地名で読み手に考えさせる余地を与えているのが上手いです。中国山地ですか、梅が咲くのも遅いでしょうね。

○日程の話水菜に水はじけ
 京野菜なので選(笑)もう少し真面目に言うと「日程の話」というのが日常のようで毎日とまではいかないという絶妙な頻度。それに水菜が合っています。

○方程式解けず穴から蛇の貌
 これも出落ちめいているが、「蛇穴を出づ」と素直に使わないで最後に「貌」のアップを見せる憎い演出。

○一人静群れ咲きかすかなる孤独
 「一人静」の字面がこれでもかと生きている。

○初蝶やラーメン客の列が邪魔
 分かります。でも残念な事に、列に並ぶ客にしてみれば貴方や私の方が邪魔なのですよね。

○注意:この石鹸玉は食べられません
 アメリカ辺りの派手な色のお菓子を見ていると、石鹸玉のあの色を美味しそうという人もいるのではないかという気がしてきます。

○木工のおもちやのすこし苗木市
 「すこし」というのは素直に読めば数を指しているのでしょうが、置かれたおもちゃが「すこし苗木市」めいているとも読め、そうするとまた季節感が出てきます。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2019年 3月12日(火)23時03分37秒
  ○月朧ゆつくりと正座を崩す
もうしびれてしびれて。急には動けませんから。

○菜種梅雨ベッドにナース崩れ落つ
夜勤お疲れ様です。

○春の夜や最後の人も足崩し
やっと皆さん緊張が解けたようです。

○洗濯物たためば崩す子猫かな
文句を言いながらもうれしそう。

○早々にジェンガ崩れて蓬餅
やっと積んだのにね。

○崩し字の解読不能木の芽時
達筆と下手の違いは紙一重ですから。

○崩れざる嫁の敬語やさくら餅
とてもとても高い心理的な壁がそびえてます。

○ロッカーの扉壊したまま卒業
家に請求書回しておきました。

○三月や壊して開ける貯金箱
残高を確認後新しい貯金箱に入れます。

○黙るふらここ半壊の家の庭
そういうところを詠んでしまう俳人の性のようなものを感じます。

○わらび餅過去の話が好きなひと
まあ程々に。

○過去形ではじまる歌よクロッカス
あの時君は~若かった~、とか。

○行程の最後に光る蛍烏賊
これを合図に散会。

○程ほどとか言うな筍どつさり
ノルマが課せられています。

○こひびとと花粉を払ふ日永かな
それでくしゃみも一緒に、とか言うんでしょ。はいはい。

○どのひともどこか壊れて春深し
でも奇行はほどほどに。

○春の夢身体の大部分に布
大怪我かと思ったらミイラでしたか。よかったよかった。

○辛夷咲く乳房のことに冷えやすし
何か大変そうですね。

 

選句です

 投稿者:抹茶金魚  投稿日:2019年 3月12日(火)19時44分36秒
  ○春の夜や最後の人も足崩し
座敷での集まり。

○廃鉱の町連翹の崩れ咲く
崩れ咲く、が分かる気がします。廃鉱と連翹の対比も。

○崩し字の解読不能木の芽時
やわからさとむずむずした感じ。

○ロッカーの扉壊したまま卒業
部室とか。案外日本じゃなかったり。

○壊さるる工業団地春の雷
たんたんと進められていく工事。

○鷹化して鳩となる駅通過する
一度降りてみたいんだよなあ、と思いつついつも通過していそう。

○梅日和うすき過酸化水素水
殺菌のすがすがしさでしょうか。

○革靴の程よき軽さ風信子
程よきという程のよさが感触としてあります。

○程ほどとか言うな筍どつさり
当たり年ですね。猪に食べられても困らないくらい出る出る。

○日程の話水菜に水はじけ
ざっと洗いつつ。

○風光る音程なんて気にしない
春の図々しさ。

○方程式解けず穴から蛇の貌
早く解かないと出ちゃうぞ的な。

○靴紐すぐにほどけてしまふ春愁
煩わしさの程度感がちょどいいです。

○春の夢身体の大部分に布
そうなんですけど改めて言われると可笑しい感じが春の夢です。

○初蝶やラーメン客の列が邪魔
初蝶通ります。

○辛夷咲く乳房のことに冷えやすし
辛夷と乳房の体感がいいです。

○木の椅子の堅きに座り春惜しむ
木の椅子の堅さに温度や湿度も感じられます。

○木工のおもちやのすこし苗木市
なにげない光景が良いです。ちょっと行ってみたいです。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2019年 3月12日(火)11時59分34秒
  〇阿鼻ありき流氷崩れゆく沖に
鼻が効いています。温暖化こわい。

〇完成の前に崩れし春の虹
いつも完成の前に崩れているような。

〇春風にやさしく崩すミルフィーユ
あ、おやつに欲しくなりました。

〇洗濯物たためば崩す子猫かな
子猫もそうですが、一歳児もね。

〇崩落に見惚れてをりぬ山遊び
旅行中、通行止めに行き当たるとついつい見惚れちゃうのね。

〇江戸城を尻尾で壊す春の夢
大奥に住む九尾の狐が自爆。

〇三月や壊して開ける貯金箱
御年玉貯金、三ヵ月もたないのね。

〇水ぬるむ少し壊れてすごします
少しじゃなくて、もう少し、です。すみません。

〇わらび餅過去の話が好きなひと
わらべ餅。

〇春の夜をなにかが擦過してゆけり
春の夜ですねえ。

〇鷹化して鳩となる駅通過する
なんだか不思議な駅ですね。

〇木の実植え過ぎて深い深い森
植え過ぎというよりたくさん降ってでしょうね。

〇革靴の程よき軽さ風信子
ウオーキングシューズじゃなくて革靴。風信子とあっています。

〇啓蟄の何度も出して旅程表
啓蟄でなくても、出かけるたびに何度も出す人・・です。

〇どのひともどこか壊れて春深し
完全な人なんてそもそもいないんだけど。

〇春の夢身体の大部分に布
裸で寝る習慣はないのです。

〇豆つぶのやうな歌ひ手山笑ふ
人気者なのね。

〇木の椅子の堅きに座り春惜しむ
公園の木椅子の堅さは、物思いに最適です。
 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2019年 3月12日(火)08時25分59秒
編集済
  〇完成の前に崩れし春の虹
あとちょっとだったのに…。

〇月朧ゆつくりと正座を崩す
しびれきってしまひました。

〇春風にやさしく崩すミルフィーユ
優雅なティータイム。

〇洗濯物たためば崩す子猫かな
何でもおもちゃとなりますね。

〇ロッカーの扉壊したまま卒業
部室のロッカーとかあるあるですね。

〇江戸城を尻尾で壊す春の夢
焦って目が覚めて、夢で良かったとほっと一息。

〇霾ぐもり壊れた玩具からメロディー
トイストーリーのよう。玩具の反撃か。w

〇永き日や五百羅漢を見て過ごす
ゆっくり歩を進めつつ、あきないですね。

〇菜の花畑ドローンの通過せり
一瞬ドローンの影が過ぎった。

〇梅日和うすき過酸化水素水
季節感が合っている。

〇音程の外れる春の保留音
だいぶ経年劣化してきました。

〇革靴の程よき軽さ風信子
重過ぎは疲れますね、ほどほどが宜しいようで。

〇啓蟄の何度も出して旅程表
楽しみでウキウキがとまりません。

〇行程の最後に光る蛍烏賊
幻想的な光景で締めくくり。

〇日程の話水菜に水はじけ
お話も水菜もはじけてキラキラ。

〇こひびとと花粉を払ふ日永かな
今日は良く歩いたね~。

〇初蝶やラーメン客の列が邪魔
初蝶の行く手を阻む行列。

〇白梅やジイジと呼ばれすぐ破顔
嬉しいのうれしくないのって、嬉しすぎますね。
 

選句です

 投稿者:本松天道  投稿日:2019年 3月12日(火)00時12分45秒
  ○春風にやさしく崩すミルフィーユ
春の場景に似合いますね

○積読の句集崩れぬ春炬燵
句集を斜め読みしてまったりと

○洗濯物たためば崩す子猫かな
可愛いけれど、困りますね

○崩し字の解読不能木の芽時
崩してないのに、自分の文字が時折読めません

○ロッカーの扉壊したまま卒業
一生後悔しそう

○江戸城を尻尾で壊す春の夢
昔よくゴジラが学校の校舎を破壊する夢を見ました

○三月や壊して開ける貯金箱
目的達成か、それとも生活の為か

○黙るふらここ半壊の家の庭
殺伐とした場景が目に浮かびます

○わらび餅過去の話が好きなひと
響きがイイネ、取り合わせが良いのかな、でも、動きそう

○樹々もまた過客でありぬ春落葉
常緑広葉樹も必ず枯れて芽が出ての繰り返し

○春の夜をなにかが擦過してゆけり
艶っぽい気がします

○木の実植え過ぎて深い深い森
実生が沢山、でも日陰も出来て淘汰されそう

○どのひともどこか壊れて春深し
春ですからね~

○靴紐すぐにほどけてしまふ春愁
4月から新しい環境で、靴紐も馴染んでいないのでしょうね

○笑ひ顔ばかり思ふ日蓬餅
素朴な味が、素朴な人たちを思い浮かばせるのかしら

○辛夷咲く乳房のことに冷えやすし
真白きコブシのような乳房・・・冷やしてはなりませぬ

○白梅やジイジと呼ばれすぐ破顔
孫の声に、思わずにっこりと

○木の芽雨やはらかく笑む人とゐる
やわらかい雨、いかにも春の雨ですね
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2019年 3月11日(月)20時53分1秒
  ○月朧ゆつくりと正座を崩す

 しびれた。

○春の夜や最後の人も足崩し

 ごくろうさま。

○春風にやさしく崩すミルフィーユ

 あ。

○ロッカーの扉壊したまま卒業

 ロッカーのひとかな。

○三月や壊して開ける貯金箱

 なんかある。やったこと。

○わらび餅過去の話が好きなひと

 楽しい思い出ばっかりなのかな。

○永き日や五百羅漢を見て過ごす

 羅漢みあきない。

○過去形ではじまる歌よクロッカス

 咲いた咲いたクロッカスの花が。

○春の夜をなにかが擦過してゆけり

 だいぶ経ってから気がつくことある。

○梅日和うすき過酸化水素水

 カサンカスイソスイ。

○お花見の行程を組む犀星忌

 犀星忌!なんだかオシャレ。

○啓蟄の何度も出して旅程表

 ぞわぞわ。わくわく。

○アンパンマンに出てきさうな春の雲
 いいな。

○どのひともどこか壊れて春深し

 まあね。そう。

○牛乳を少し温めて桜守

 ちょっと生臭い牛乳かなぁ。

○木の椅子の堅きに座り春惜しむ

 堅さにしみじみ。

○木の芽雨やはらかく笑む人とゐる

 マイナスイオンでそう。

○木工のおもちやのすこし苗木市

 端っこの方にひっそり。
 

選句しました。

 投稿者:月犬  投稿日:2019年 3月11日(月)16時53分42秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯菜種梅雨ベッドにナース崩れ落つ
 いったいなにごとかと:笑

◯春風にやさしく崩すミルフィーユ
 春風でいいのかどうか、疑問はあるが。ミルフィーユは春っぽい。

◯耐えに耐え雪崩のよふな夜の恋
 笑っちゃいかんだろうが笑ってしまう。

◯鳥雲に蛇崩ぬけて下馬へ
 いいとこですが、私は個人的につらい思い出があるのです。

◯彼の城の崩れて陽炎となりぬ
 どの城ですかあ、尻尾でやられたやつ?

◯崩し字の解読不能木の芽時
 もうほとんど異国の文字のような古文書ありますね。

◯ロッカーの扉壊したまま卒業
 尾崎豊世代ですか:笑

◯江戸城を尻尾で壊す春の夢
 皇居と言っていいんじゃないかなあ。

◯三月や壊して開ける貯金箱
 壊すね、わたしもやりました。たいして入ってはいないもの。

◯水ぬるむ少し壊れてすごします
 というか、自分が壊れていないと思う人がヤバイ。

◯石あれば破壊する春の人体
 体内の石は怖いっす。

◯この虻も地球に棲まう過客かな
 そうなんす、なんて虻が答えます。

◯わらび餅過去の話が好きなひと
 もう未来の話する年齢ではないね。

◯どのひともどこか壊れて春深し
 そうそう、その自覚が大事:笑

◯トンネルに入ればそこは春の闇
 そうか、夏の闇も秋の闇も冬の闇もトンネルにはあるわけだ。

◯靴紐すぐにほどけてしまふ春愁
 しっかり結べよ。

◯辛夷咲く乳房のことに冷えやすし
 そういうものか、ふ~ん。

◯木の椅子の堅きに座り春惜しむ
 惜しむのはまだ早いと思うけど、椅子の堅きがいいかと。
 

選句しました

 投稿者:あんこ  投稿日:2019年 3月11日(月)12時29分37秒
  ○春の夜や最後の人も足崩し
これで正座の人もいなくなったのか? やわらかい春の夜がしみじみよい。

○洗濯物たためば崩す子猫かな
怒る声にも愛情があるのですね。

○崩れざる嫁の敬語やさくら餅
夫の家族との距離をさまざまに想像してしまいます。

○江戸城を尻尾で壊す春の夢
江戸時代に現れたゴジラか。無意識の破壊願望か。

○黙るふらここ半壊の家の庭
半壊が切ない。かつてふらここを彩ったであろうにぎわいを想起する。

○霾ぐもり壊れた玩具からメロディー
最後の命の声みたい。こちらも切ない。

○何につけ摂取過多なり白木蓮
本当に。白木蓮がまたボリューム感に一役買っています。

○木の実植え過ぎて深い深い森
最初通り過ぎたのだけど、面白いと思う。
大きい森としないで、深い深い森としたところがよい。

○お花見の行程を組む犀星忌
こういう人はきちんとした花見が好きなのかも。

○音程のややぶれてをり春の月
春の月がよいなあ。

○音程の外れる春の保留音
いろいろ外れるのが春なのかも。

○シール式切手を貼れば龍天に
このスケールの大きさ、想像力を刺激する季語の選択がいい。

○牛乳を少し温めて桜守
おいしそう。季語もいい。

○春の夢身体の大部分に布
なにがあったの? この春の夢は無意識の恐怖?

○雛まつり煙突のやうなお洋服
ゆったりとした女子の洋服か、子どもの服か。
いずれにせよ雛まつりがいい。

○注意:この石鹸玉は食べられません
もともと食べられないものをこう書かれるとにわかに石鹸玉が生き始める。

○豆つぶのやうな歌ひ手山笑ふ
俯瞰しているのでしょうか。明るい春の山と歌声がよいです。

○木工のおもちやのすこし苗木市
つい足を止めて。
 

(無題)

 投稿者:裕美  投稿日:2019年 3月11日(月)11時09分22秒
  阿鼻ありき流氷崩れゆく沖に
怖いです。

菜種梅雨ベッドにナース崩れ落つ
どうしたのだろう。疲れてしまったんだろうか。

洗濯物たためば崩す子猫かな
猫はやりますよ。

廃鉱の町連翹の崩れ咲く
レンギョウだけが変わらないんだなあ。

崩落に見惚れてをりぬ山遊び
くずれるものに心を奪われる気持ち、わかります。

壊れたるAIBO蛙の目借時
AIBOかわいそう。修理してあげて。

水ぬるむ少し壊れてすごします
それくらいでいいと思います。

石あれば破壊する春の人体
大きくなる前に破壊してください。

霾ぐもり壊れた玩具からメロディー
ときどき、ちょっとだけ鳴ることがありますよね。

菜の花畑ドローンの通過せり
きれいな画が撮れるでしょうね。

木の実植え過ぎて深い深い森
小動物とかがやったのかなあ。

ものの芽の程よき湿りなど愛でる
そうなんですよね!紫陽花の芽のしっとり感が好きです。

音程の外れる春の保留音
時々微妙にずれていて気持ち悪い電子音ってありますよね。

田螺鳴く程なく鍋の煮えるかな
田螺まで煮られてしまっていそう。

風光る音程なんて気にしない
元気でよろしい。

こひびとと花粉を払ふ日永かな
誰もかれもが花粉症。

注意:この石鹸玉は食べられません
本当にパッケージの裏面に書いてありそうで面白い。

木工のおもちやのすこし苗木市
ああ、売ってます、売ってますよね。竹とんぼとか。
 

選句します。

 投稿者:京急  投稿日:2019年 3月10日(日)23時46分5秒
  ◯完成の前に崩れし春の虹
   残念デス。

◯月朧ゆつくりと正座を崩す
    身体がくねるさまがエロい。

◯春の夜や最後の人も足崩し
    ああ、ゲームオーバー。

◯洗濯物たためば崩す子猫かな
    でも、いいの。許す。

◯崩れざる嫁の敬語やさくら餅
    あっぱれ。

◯ロッカーの扉壊したまま卒業
    ロッカーが  の がを使いたくない?

◯崩さるる工業団地春の雷
    いいですね。

◯黙るふらここ半壊の家の庭
    擬人法が異界を招きます。

◯わらび餅過去の話が好きなひと
    未来志向で行きませう。エロがオススメ。

◯過ぐるてふことなき春の眠りかな
    どっかで起きないと一大事。

◯春の夜をなにかが擦過してゆけり
   エロい。

◯啓蟄の何度も出して旅程表
   入れたり出したり。忙しい。

◯アンパンマンに出てきさうな春の雲
    ばいきんまんがその中にいる。

◯こひびとと花粉を払ふ日永かな
    丹沢が花粉の一大拠点とか。もしや神奈川。

◯辛夷咲く乳房のことに冷えやすし
   あ、そうなんですか。分かりました。

◯豆つぶのやうな歌ひ手山笑ふ
   美事な景。

◯木の椅子の堅きに座り春惜しむ
   あら、お尻がもうひゃっこくないわ。春ね。

◯木工のおもちゃのすこし苗木市
   観察眼。
 

選句しました。

 投稿者:  投稿日:2019年 3月10日(日)22時36分33秒
  〇阿鼻ありき流氷崩れゆく沖に
トドか~!思い出したくないことを思い出します。

〇菜種梅雨ベッドにナース崩れ落つ
な、なんなのですか、この場面。

〇耐えに耐え雪崩のよふな夜の恋
してみたいな~忍び会う恋よ~映画のような恋。

〇崩落に見惚れてをりぬ山遊び
いけないのですが、美しいと思ってしまったり。

〇壊さるる工業団地春の雷
町が消えるみたいなものですね。三井三池炭鉱・・え、違う・・

〇三月や壊して開ける貯金箱
ブタ貯金箱四つ目割りました。

〇霾ぐもり壊れた玩具からメロディー
精霊の悪戯です。

〇永き日や五百羅漢を見て過ごす
いろ~んな表情に癒やされるんです。

〇過去形ではじまる歌よクロッカス
咲いた♪咲いた♪チュ-リップ・・・あれ。

〇寝過ごして昨日と違ふ茨の芽
毎日違う艱難辛苦で楽し。

〇鷹化して鳩となる駅通過する
降ります降ります!止めて下さい!

〇木の実植え過ぎて深い深い森
杉植えすぎて辛い辛い花粉症。何故かチェコのアニメを思い出した。

〇お花見の行程を組む犀星忌
仕切ってくれる方がいると助かります。

〇音程のややぶれてをり春の月
春は月もヒトの頭もぼ-っとする。

〇方程式解けず穴から蛇の貌
ますます絡まってしまいました。

〇注意:この石鹸玉は食べられません
超絶技巧の木彫です。

〇覆面の下の柔らか山笑ふ
デストロイヤ-は柔和な顔だったかも。

〇木の椅子の堅きに座り春惜しむ
長く居座らないよう椅子は硬い木にしてるんです。
 

選句です

 投稿者:らくだ  投稿日:2019年 3月10日(日)14時56分10秒
  ◯完成の前に崩れし春の虹
 実際のところ春の虹と夏の虹の科学的な差なんて分かりませんが、春の虹の写生句と思います。

◯洗濯物たためば崩す子猫かな
 顔がニマニマしているのが目に見えるようです。

◯廃鉱の町連翹の崩れ咲く
 たしかに、連翹なら崩れ咲くという表現がぴったり。そして廃鉱、連翹だけが色鮮やかで春爛漫なのにさびしい雰囲気たっぷり。

◯崩し字の解読不能木の芽時
 読めないと困るものだと困りますねぇ。

◯江戸城を尻尾で壊す春の夢
 これはやっぱりゴジラかしらん?誰でも一度はゴジラみたいに破壊してみたい願望ってあるのかも。

◯三月や壊して開ける貯金箱
 うわぁ、いまどき壊す貯金箱持ってるひとってまだいるのかな。やっぱり子供かな。ぜったいブタさん貯金箱!

◯踊りけり逃水の壊れるまでは
 一句で耽美小説みたい。ひっそりと狂っていくような。

◯鬱鬱と欠け春月の壊れゆく
 上の句とコラボして耽美小説みたい。(その2)月が壊れたらぜったい怪しい世界が開きそう。

◯鷹化して鳩となる駅通過する
 ああ残念、見たいんですけど。

◯梅日和うすき過酸化水素水
 過酸化水素水ってノスタルジー。実験は中学生?小学生の時だったか? 梅日和だから現在は若くないんだろう。

◯脱ぐもまた良し程原の遅い梅
 エロいのにさっぱりした感じ。程原って分かりませんが遅い梅が「また良し」を後押ししているようで、面白い。

◯程ほどとか言うな筍どつさり
 あはは、まぁ食べるときはほどほどにしといた方がいいですよ。

◯日程の話水菜に水はじけ
 春の光る水が見えるよう。日程というのが楽しいことだとわかる。

◯どのひともどこか壊れて春深し
 春って不穏なんだなぁ。つか、花粉症だとみんなどこか壊れたような状況ですけど^^;

◯牛乳を少し温めて桜守
 まだ冷たいままではちょっと、という季節。お酒じゃないところがやさしい桜守。

◯笑ひ顔ばかり思ふ日蓬餅
 いいことだと思います。蓬餅もまたほんわかで。眉間にシワ寄せてるよりよっぽどいいです。

◯誰か死んだ真昼静かな松の花
 うん、松の花は静か。鎮魂の真昼。

◯注意:この石鹸玉は食べられません
 そういえば子供の頃はあれをパクっとしようとしたような。陽にかがやいているときれいでおいしそうにみえるのかも。
 

選句です

 投稿者:ちか  投稿日:2019年 3月10日(日)12時49分56秒
  ◯月朧ゆつくりと正座を崩す
ゆっくりとした動作と朧が合っていて綺麗。

◯菜種梅雨ベッドにナース崩れ落つ
ナースがエロいです。

◯春の夜や最後の人も足崩し
とうとうあの人も足を崩したか、ということでしょうか。

◯春風にやさしく崩すミルフィーユ
ミルフィーユがいいですね。

◯積読の句集崩れぬ春炬燵
わかります、すぐに机の上が句集でいっぱいになる。

◯洗濯物たためば崩す子猫かな
みなさん猫好きなんですね。

◯廃鉱の町連翹の崩れ咲く
崩れ咲くという表現の巧!

◯崩落もまた日永なり大谷石
つい先日、大谷石資料館に行ってきました!

◯ロッカーの扉壊したまま卒業
いいですね、高校生って感じ(トオイメ)

◯三月や壊して開ける貯金箱
思い切りがよくていいですね。昭和感もある。

◯踊りけり逃水の壊れるまでは
青春感のある句。躍動感があって。好きです!

◯梅日和うすき過酸化水素水
お掃除でしょうか。匂いが感じられます。

◯革靴の程よき軽さ風信子
うんうん、重い革靴は疲れます。風信子の季語も格調高くていいと思います。

◯啓蟄の何度も出して旅程表
なんだかいじらしさがありますね。

◯日程の話水菜に水はじけ
日常の言葉しか使っていないのが好感もてます。

◯こひびとと花粉を払ふ日永かな
付き合いの長い二人って感じがしました。

◯牛乳を少し温めて桜守
牛乳と桜でうすピンク色がみえる不思議な句ですね。好きです!

◯辛夷咲く乳房のことに冷えやすし
乳房冷えやすしと感じたことはないのですが、繊細な感覚が素敵です。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2019年 3月10日(日)11時00分5秒
編集済
  ○月朧ゆつくりと正座を崩す
上品そうな女性が浮かびます。

○洗濯物たためば崩す子猫かな
なにしたって可愛い!

○崩し字の解読不能木の芽時
木の芽どき感。

○壊さるる工業団地春の雷
人出溢れていた時代があったのですね。

○水ぬるむ少し壊れてすごします
私もそうしようっと。

○過去形ではじまる歌よクロッカス
あの頃♪は歌の定石。

○梅日和うすき過酸化水素水
オキシドールですかね。梅に合うなあ。

○啓蟄の何度も出して旅程表
ぞわぞわと旅心が。

○日程の話水菜に水はじけ
水菜洗いながら話している。家庭の情景。

○こひびとと花粉を払ふ日永かな
いちにちをごゆっくりお過ごし下さい。

○どのひともどこか壊れて春深し
確かに確かに。むしろ完璧なひとがいたら怖い。

○牛乳を少し温めて桜守
桜守ならそうだなと納得いたしました。、

○靴紐すぐにほどけてしまふ春愁
そういう靴はイライラするんだけど、また履く。このイライラ感は愁いに通ず。なるほど。

○辛夷咲く乳房のことに冷えやすし
そうとも言える。

○誰か死んだ真昼静かな松の花
松の花は無常感かもしれぬ。

○鳥雲に入りては隠す通信簿
親に見せず鳥曇り、ですね。

○白梅やジイジと呼ばれすぐ破顔
いるいる。あいつだな。

○木工のおもちやのすこし苗木市
絶対立ち止まる。

 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2019年 3月10日(日)05時59分5秒
編集済
  ◎月朧ゆつくりと正座を崩す
二日目終盤、最後の長考に入った本因坊。

◎菜種梅雨ベッドにナース崩れ落つ
何があったのか。ただの疲労か。いずれにしろ受け止めてあげるべき。

◎洗濯物たためば崩す子猫かな
わー可愛いすぎる。

◎鳥雲に蛇崩ぬけて下馬へ
目黒から世田谷。あそこ、いい豆腐屋がある。

◎廃鉱の町連翹の崩れ咲く
この崩れ咲く、はいいなあ。

◎ロッカーの扉壊したまま卒業
だいたいベコベコに壊れています。

◎江戸城を尻尾で壊す春の夢
歴代のゴジラもあそこだけは避けてるのに。

◎水ぬるむ少し壊れてすごします
ここんとこ、ぼくもそうです。

◎石あれば破壊する春の人体
胆石とか尿道結石とか。

◎鬱鬱と欠け春月の壊れゆく
ひとり居酒屋、出たときの感慨。

◎過不足のある点数で入園す
過不足ないなら判るけど。裏口か。そういえば過不足だらけの裏口卒業の総理もいるなあ。

◎春の夜をなにかが擦過してゆけり
痛みに気づかないやつ。感染症に注意。

◎音程の僅かに外れヒヤシンス
音程ものではこれかな。季語が効いています。

◎脱ぐもまた良し程原の遅い梅
どこ、広島? 脱ぐもまた良しって(笑)ああ、あの人ならいいかも。

◎どのひともどこか壊れて春深し
私たちの句会。どこかというより全部壊れてる人もいます。

◎牛乳を少し温めて桜守
これはいい。むかしは瓶ごとお湯に差して売ってたなあ。

◎春の夢身体の大部分に布
全身火傷か、木乃伊か。怖い夢だなあ。

◎豆つぶのやうな歌ひ手山笑ふ
野外コンサートのうしろの方。山笑う、がピッタリ。
 

崩壊過程句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 3月10日(日)00時18分51秒
  投句一覧です。

【崩】
阿鼻ありき流氷崩れゆく沖に
完成の前に崩れし春の虹
鋸南町大崩黄水仙萌ゆ
月朧ゆつくりと正座を崩す
菜種梅雨ベッドにナース崩れ落つ
春の夜や最後の人も足崩し
春風にやさしく崩すミルフィーユ
積読の句集崩れぬ春炬燵
洗濯物たためば崩す子猫かな
早々にジェンガ崩れて蓬餅
耐えに耐え雪崩のよふな夜の恋
鳥雲に蛇崩ぬけて下馬へ
廃鉱の町連翹の崩れ咲く
彼の城の崩れて陽炎となりぬ
崩し字の解読不能木の芽時
崩れざる嫁の敬語やさくら餅
崩落に見惚れてをりぬ山遊び
崩落もまた日永なり大谷石

【壊】
ロッカーの扉壊したまま卒業
壊さるる工業団地春の雷
壊れたるAIBO蛙の目借時
壊滅と云はれ八年入社式
完璧の壊るる音や薄氷
空の紺壊してあさひ桔梗の芽
江戸城を尻尾で壊す春の夢
三月や壊して開ける貯金箱
春の午壊れ時計が打つ時報
少し壊れて竜天に昇りをり
水ぬるむ少し壊れてすごします
石あれば破壊する春の人体
胎盤の壊れ落ちたる朧月
破壊しにとふ乙女子の木の芽時
黙るふらここ半壊の家の庭
踊りけり逃水の壊れるまでは
鬱鬱と欠け春月の壊れゆく
霾ぐもり壊れた玩具からメロディー

【過】
うそどりの棒の折山過ぎゆけり
この虻も地球に棲まう過客かな
わらび餅過去の話が好きなひと
永き日や五百羅漢を見て過ごす
駅の灯のあはひに過ぎる春の闇
何につけ摂取過多なり白木蓮
過ぐるてふことなき春の眠りかな
過去形ではじまる歌よクロッカス
過不足のある点数で入園す
菜の花畑ドローンの通過せり
桜真風ただいま厚狭駅を通過
樹々もまた過客でありぬ春落葉
春の夜をなにかが擦過してゆけり
春一番過ぎてフィルムの雨滂沱
寝過ごして昨日と違ふ茨の芽
鷹化して鳩となる駅通過する
通過する蓬にぎわう無人駅
梅日和うすき過酸化水素水
木の実植え過ぎて深い深い森

【程】
お花見の行程を組む犀星忌
はるばると旅程にありぬお水取
ふらここや程よく揺れる子らの声
ものの芽の程よき湿りなど愛でる
音程のややぶれてをり春の月
音程の外れる春の保留音
音程の僅かに外れヒヤシンス
革靴の程よき軽さ風信子
啓蟄の何度も出して旅程表
行程の最後に光る蛍烏賊
身の程を知るも知らぬも養花天
脱ぐもまた良し程原の遅い梅
程ほどとか言うな筍どつさり
田螺鳴く程なく鍋の煮えるかな
日程の話水菜に水はじけ
日溜まりを射程に実る菫かな
風光る音程なんて気にしない
方程式解けず穴から蛇の貌

【当季雑詠】
アンパンマンに出てきさうな春の雲
こひびとと花粉を払ふ日永かな
シール式切手を貼れば龍天に
どのひともどこか壊れて春深し
トンネルに入ればそこは春の闇
一人静群れ咲きかすかなる孤独
牛乳を少し温めて桜守
靴紐すぐにほどけてしまふ春愁
春の夢身体の大部分に布
初蝶やラーメン客の列が邪魔
笑ひ顔ばかり思ふ日蓬餅
辛夷咲く乳房のことに冷えやすし
雛まつり煙突のやうなお洋服
誰か死んだ真昼静かな松の花
注意:この石鹸玉は食べられません
鳥雲に入りては隠す通信簿
豆つぶのやうな歌ひ手山笑ふ
白梅やジイジと呼ばれすぐ破顔
覆面の下の柔らか山笑ふ
木の椅子の堅きに座り春惜しむ
木の芽雨やはらかく笑む人とゐる
木工のおもちやのすこし苗木市

(以上)

18句選(特選、逆選なし)
選句締切:3月13日(水)21時(JST)
★★★★★★★★★★★★★★★★★
集計の方の負荷軽減のため、選句締切を水曜21:00(JST)に
繰り上げましたので、ご理解ご協力をお願い致します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★


投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

崩壊過程句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 3月 6日(水)12時50分40秒
  出題します。

【崩】
【壊】
【過】
【程】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:3月9日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

仏足石歌句会

 投稿者:月犬  投稿日:2019年 3月 6日(水)12時18分34秒
  早めの選句ありがとうございました。
集計です。間違いありましたら、ご一報ください。

てつぺんに梅の簪磨崖仏      なむ  百火
うんそれは蛇足にすぎぬ春の雪   なむ  ら苑洋
ああ君も石になつたか梅の寺    なむ  ら百月苑由け亜
腹押せば歌ふ人形春の闇      なむ  さら百ゆちあ金由け京ぽ
お彼岸を待つ百年の空家かな    なむ  らゆち金京

大仏のなかへと降りて春暑し    ちか  むら百月苑あ
うすらひや満足ゆかぬ寮の飯    ちか  洋
鴨川の大き飛石春の空       ちか  むさ百苑あけ
賛美歌をしつかり歌ふ春の虹    ちか  朝む月天由けぽ
営業の派手なネクタイさくら餅   ちか  さ苑天洋京火

仏壇の灯りと雛壇の灯り      ぽぽな 朝百ゆ由京亜
足崩したるを直して雛に朝     ぽぽな
花冷の指輪の石の位置直す     ぽぽな ち天金洋由け京
春は夕ぐれ数え歌恐ろしき     ぽぽな ら百月ち天金け
前よりも後ろは淋し朝の梅     ぽぽな 朝ゆ金け火亜

三鬼忌の仏蘭西麺麭と独逸麺麭   朝比古 さ月ゆ洋由
一本足打法を真似て桜守      朝比古 む天あけ京火ぽ
石積みし城の周りや花大根     朝比古 む金
歌ふ人踊る人ゐて入学す      朝比古 亜
羽欲しき鶯餅の形かな       朝比古 百苑洋火

狭小の庭に一面仏の座       天道  由け
花冷えの短足隠す腰ズボン     天道  さあ京亜
石女と誹る義母の目余寒かな    天道
入学や不協和音の校歌かな     天道
宜女の夜は微かに沈丁花      天道  苑

神と仏のすきまから蜷の道     らくだ む百苑天洋由
うららかや秘伝のタレを継ぎ足して らくだ 朝さ苑京火亜ぽ
陽炎や宝としての玉と石      らくだ
卒業の歌をいまでも歌えます    らくだ ゆ京
鉢の芽はいったい何を蒔いたもの  らくだ さ天金火

仏壇の金具のくもり暖かし     月犬  苑亜
仏頂面して恋猫の戻りけり     月犬  ら苑洋けぽ
涅槃図に獣の足が並びをり     月犬  ら百ゆ由火ぽ
棒立ちの墓石並び涅槃西風     月犬  百あ亜
沈丁花夜のラヂオに恋の歌     月犬  朝むゆあ由ぽ
春愁といふ不確かな象の鼻     月犬  朝む百苑ゆ金由亜
定刻に溶けだす春の消防車     月犬  むゆち火亜

春まけて仏具のやはきひかりかな  金魚  天
多喜二忌の足のかたちの痺れかな  金魚  ら月由
石鹸玉怒号かすかに響く空     金魚  朝ゆ火
「ぞうさん」の歌の母なる春陰よ  金魚  あ火
習はしと言はれふつふつ萍生ふ   金魚

クロッカス仏蘭西人形関節人形   洋子  京
リラの花が足りない木靴が足りない 洋子  月
花さんしゅゆ石のトルソー探しけり 洋子  ぽ
かげろふへ彫刻のやう歌ふこゑ   洋子
裸眼からメガネ蒲公英たんぽぽ   洋子  あ亜

仏門の人等もすなる磯遊      苑を  むら百月け京
足許にスミレ人待つ昼下がり    苑を  む洋ぽ
春闇や石橋蓮司薄笑ひ       苑を  むら天洋亜
春夕べ猥歌哀しく漂へり      苑を  月ゆ京火
下校する一群過ぎて梅の家     苑を  む百ゆちあ由け京

大仏のすらりと春の夜の牛久    亜紀  月ち洋由火
足裏をだんだん強く圧す朧     亜紀  ちあ京ぽ
春霞ここはかつての石切り場    亜紀  朝さ月苑金
何十年ぶりの校歌や水温む     亜紀  さら天
付箋紙の粘着強し山笑ふ      亜紀  さ洋火ぽ
点眼の沁みる一滴冴返る      亜紀  朝
春疾風コーナリングを制したる   亜紀  朝ち金
ぽつりぽつりと家人の揃ふ雛の間  亜紀  朝苑ゆち天け京

仏頭のつぶつぶチョコに初蝶来   京急
飯蛸の足ねじ式のねじばかり    京急  ら月金け亜
恋猫や墓石店から暮石店      京急  ち金ぽ
円楽と歌丸は馬春の夢       京急  月ち由ぽ
地上では礫飛び交う百千鳥     京急
踊り場でコブラツイスト卒業歌   京急  む百月ゆち金け火亜

妓王妓女仏御前の春の夢      百花  む苑
足取りの軽さに殖ゆるいぬふぐり  百花  金洋ぽ
虎は死して土に還りぬ大石忌    百花
卒業歌君が代息の続かざる     百花  さ
白梅の萼のふたいろボーイズラブ  百花  らあぽ

仏蘭西の水をリュックに踏青す   由季  朝むさ百ゆちあ洋け火亜ぽ
足の出て蝌蚪愛せなくなつてをり  由季  朝百ゆけ京
石舞台蝶の入りて出てきたり    由季  むら苑あ洋
春蔭に歌手の巨大な衣装かな    由季  む洋
春宵の韓流歌手の喉仏       由季  ち

目をひらく仏蘭西人形三月来    けんじ 月天あ金洋ぽ
引鶴の足を小さく畳みをり     けんじ 朝さ月苑天あ由火
青き踏む障害物のやうに石     けんじ ら金
鼻歌の少女の廻す春日傘      けんじ 朝ら苑天京
山焼きて証拠隠滅してゐたり    けんじ 天京火

合格や野良猫の仏像のごと     さち  あ洋
尻取りの足切り君の蜆汁      さち
喋りながら歩く春昼いけず石    さち  ち火
佐保姫の鼻歌風とハモる朝     さち
華盛頓の桜と鬼怒鳴門と      さち  百

花粉症対策見事なる仏師      火尖
足指のあやとりの紐春眠し     火尖  さ月ち亜
春浅き歯石除去後の舌の荒れ    火尖  さ天金
スーパーのラジカセ鮠の歌流す   火尖  ち
輸入せし物種雑な説明書      火尖  さらあ洋由け

大仏の螺髪のあをし春の山     あんこ 朝さ百ち亜
七色にひと色足らぬ石鹸玉     あんこ 朝さ苑ゆ天け
石仏の足へ白梅散りにけり     あんこ 朝天金由
歌声を攫つてゆきし枝垂梅     あんこ 亜
雛祭ひかりを放つ楽器かな     あんこ 朝ゆ

ミモザ咲くバグパイプのごと仏蘭西麺麭 ゆかり
足湯して切りたる爪や春の昼    ゆかり さ月天由亜ぽ
石赤き供養塔あり梅匂ふ      ゆかり 金
歌手だからじやんけんもする紫木蓮 ゆかり ら月あ
夏蜜柑揺さぶる子らに大人をり   ゆかり 京
 

選句です

 投稿者:ぽぽな  投稿日:2019年 3月 6日(水)10時30分2秒
  ◯仏頂面して恋猫の戻りけり
大丈夫、明日があるよ。


◯仏蘭西の水をリュックに踏青す
こだわり有り。

◯目をひらく仏蘭西人形三月来
碧いね。

◯うららかや秘伝のタレを継ぎ足して
美味しそう。

◯一本足打法を真似て桜守
最近はイチロー派も。

◯足許にスミレ人待つ昼下がり
恋っぽいですね。

◯足取りの軽さに殖ゆるいぬふぐり
春です。

◯足湯して切りたる爪や春の昼
心も柔らかくていい具合。

◯足裏をだんだん強く圧す朧
痛きも。

◯涅槃図に獣の足が並びをり
ほんとだ。

◯花さんしゅゆ石のトルソー探しけり
ちょっとひんやり感。

◯恋猫や墓石店から暮石店
生と死は日常。

◯円楽と歌丸は馬春の夢
声まで聞こえてきます。
◯歌ふ人踊る人ゐて入学す
明るくて良いです。

◯賛美歌をしつかり歌ふ春の虹
これが楽しみの人多し。

◯沈丁花夜のラヂオに恋の歌
雰囲気あります。

◯腹押せば歌ふ人形春の闇
うちにもいます。

◯白梅の萼のふたいろボーイズラブ
ボーイズラブが良かった。

◯付箋紙の粘着強し山笑ふ
外そうと思った時の思いがけない感がいいです。


3月8日(金)読売新聞夕刊『短歌俳句の題詠』欄にぽぽな5句が掲載されます。機会がありましたらご覧ください。

ありがとうございました。

http://www.facebook.com/PoponaTsukino

 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2019年 3月 6日(水)08時19分58秒
  〇大仏の螺髪のあをし春の山
硬質なものと春の山、合いますね。

〇仏壇の金具のくもり暖かし
質感、空気感、あたたかし。

〇仏壇の灯りと雛壇の灯り
共存の灯りの明度。

〇仏蘭西の水をリュックに踏青す
ふらんすというだけで、なんか良い。

〇うららかや秘伝のタレを継ぎ足して
継ぎ足し継ぎ足しうらうらと。

〇花冷えの短足隠す腰ズボン
見映え的には今ひとつかも。

〇足指のあやとりの紐春眠し
足がつることもなく、只眠し。

〇足湯して切りたる爪や春の昼
柔らかくなった爪を切り、まったり。

〇飯蛸の足ねじ式のねじばかり
シュールな取り合わせ。

〇ああ君も石になつたか梅の寺
梅の花が雄弁ですね。

〇春闇や石橋蓮司薄笑ひ
薄笑ひがどんぴしゃ。

〇棒立ちの墓石並び涅槃西風
棒立ち、の措辞に一票。

〇歌ふ人踊る人ゐて入学す
これからが楽しみ。

〇歌声を攫つてゆきし枝垂梅
何気にホラーです。

〇踊り場でコブラツイスト卒業歌
意味もなくじゃれあった頃が懐かしい。

〇春愁といふ不確かな象の鼻
下五の象の鼻で映像化されました。

〇前よりも後ろは淋し朝の梅
後ろがすうすうする感じわかります。

〇定刻に溶けだす春の消防車
定刻に溶けだすが詩の言葉に。

〇裸眼からメガネ蒲公英たんぽぽ
漢字とカタカナとひらがな表記を上手く使っています。
 

選句しました

 投稿者:火尖  投稿日:2019年 3月 6日(水)07時13分45秒
  ○てつぺんに梅の簪磨崖仏
見立てとしてすごく自然

○大仏のすらりと春の夜の牛久
春の夜と牛久の響き合いがいい。大仏はその2つを持ち出す説得力がある。

○仏蘭西の水をリュックに踏青す
仏蘭西のモノ感

○うららかや秘伝のタレを継ぎ足して
連綿と続いていくものに穏やかな季節が寄り添う感じ

○一本足打法を真似て桜守
暇を持て余してのどか

○引鶴の足を小さく畳みをり
飛行機のような仕組み感がいい

○涅槃図に獣の足が並びをり
ああ、これ、すごいいいですよ

○石鹸玉怒号かすかに響く空
それでシャボン玉にその響きをちょっと感じたりして、ちょっと仕掛けが見え過ぎな気もするけどでも上手いなぁと。

○喋りながら歩く春昼いけず石
ふと目についた、存在感

○「ぞうさん」の歌の母なる春陰よ
優しく覆うけど少しだけ翳りも感じる

○春夕べ猥歌哀しく漂へり
哀しくも漂へりも、何なれば春夕べも過剰に感じるが、猥歌であればこれくらい濃くてもありに思える。

○踊り場でコブラツイスト卒業歌
ブルーハーツというかハイロウズみがある。

○羽欲しき鶯餅の形かな
そしたらぽてぽて飛んでいきそう。

○営業の派手なネクタイさくら餅
ネクタイは派手だが句はオーソドックスな良さで攻めるのいいも思う。

○山焼きて証拠隠滅してゐたりかな
かなはミスかな。かなも焼こう。

○前よりも後ろは淋し朝の梅
三橋敏雄感がある

○定刻に溶けだす春の消防車
春ってのがこの超現実の、超と現実の両方に効いている

○鉢の芽はいったい何を蒔いたもの
気になる気になる

○付箋紙の粘着強し山笑ふ
合うなぁ。合う。
 

選句します。

 投稿者:京急  投稿日:2019年 3月 5日(火)23時56分27秒
  〇クロッカス仏蘭西人形関節人形
 関節部分の黒味がエロいと思います。

〇仏壇の灯りと雛壇の灯り
 うっとり。

〇うららかや秘伝のタレを継ぎ足して
 どんなタレかしらん?

〇一本足打法を真似て桜守
 フラミンゴ打法。今夜はホームランだ!

〇花冷えの短足隠す腰ズボン
 安定感あり。

〇仏門の人等もすなる磯遊
 エロス感濃厚。

〇足の出て蝌蚪愛せなくなってをり
 元蝌蚪。

〇足裏をだんだん強く圧す朧
 エクスタシーへの道筋。

〇花冷の指輪の石の位置直す
 ゑ・ロ・い。

〇春夕べ猥歌哀しく漂へり
 なんだか、もう、凄いですね。

〇卒業の歌をいまでも歌えます
 記憶力強化マニュアル。

〇鼻歌の少女の廻す春日傘
 アナクロニズムが最新流行に。

〇腹押せば歌ふ人形春の闇
 S,ですか。

〇お彼岸を待つ百年の空家かな
 百年耐える空家の凄み。

〇ぽつりぽつりと家人の揃ふ雛の間
 何か、こわ~い。

〇営業の派手なネクタイさくら餅
 吉本新喜劇。

〇下校する一群過ぎて梅の家
 俳句。

〇夏蜜柑揺さぶる子らに大人をり
 今はすべてが大人の管理下。

〇山焼きて証拠隠滅してゐたり
 火に強い証拠物件がぞろぞろ。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2019年 3月 5日(火)22時41分38秒
  〇狭小の庭に一面仏の座
信心深くなりそう。

〇仏頂面して恋猫の戻りけり
勝者もあれば敗者もあり。

〇仏門の人等もすなる磯遊
これも修行の一環らしい。

〇仏蘭西の水をリュックに踏青す
ミネラルの違いで気分も変わります。

〇一本足打法を真似て桜守
何時間続けられるかギネスに挑戦中。

〇七色にひと色足らぬ石鹸玉
なかなかすべては揃わないです。

〇足の出て蝌蚪愛せなくなつてをり
小学生が中学生になると可愛くなくなるのに似てます。

〇飯蛸の足ねじ式のねじばかり
なんとなく似てるけど違う。

〇ああ君も石になつたか梅の寺
現生に永遠に残るつもりですね。

〇花冷の指輪の石の位置直す
常に定位置にないと不安。

〇鴨川の大き飛石春の空
川に落ちるとまだ寒いので気をつけましょう。

〇賛美歌をしつかり歌ふ春の虹
いいことがあるような気がします。

〇春は夕ぐれ数え歌恐ろしき
はないちもんめ、とか。最後は一人に。

〇腹押せば歌ふ人形春の闇
悲しい歌なんですかね。

〇踊り場でコブラツイスト卒業歌
中高生男子ってバカっぽい。

〇ぽつりぽつりと家人の揃ふ雛の間
全員そろったら夕飯にします。

〇下校する一群過ぎて梅の家
やっと静かになってよかったです。

〇前よりも後ろは淋し朝の梅
そちらから見られるのは想定外ですから。

〇輸入せし物種雑な説明書
日本製が丁寧すぎるのかも。

 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2019年 3月 5日(火)21時43分45秒
  〇狭小の庭に一面仏の座
わかります。蔓延ります。

〇三鬼忌の仏蘭西麺麭と独逸麺麭
麺麭という漢字が三鬼にぴったり。

〇神と仏のすきまから蜷の道
良い隙間を見つけました。

〇大仏のすらりと春の夜の牛久
大仏がすらりというのはいい風情ですね。

〇仏壇の灯りと雛壇の灯り
どちらが明るいのかな。

〇引鶴の足を小さく畳みをり
普通なんですがなぜか引鶴がよいような。

〇足湯して切りたる爪や春の昼
ゆっくりできてよかったですね。

〇多喜二忌の足のかたちの痺れかな
足のかたちの痺れが面白い。多喜二がわかるようなわからないような。

〇涅槃図に獣の足が並びをり
脚に着目すると確かにくらくらしそうです。

〇ああ君も石になつたか梅の寺
石になるものなのでしょうか。

〇花冷の指輪の石の位置直す
くるくる回っちゃう。寒いと殊に。

〇石仏の足へ白梅散りにけり
奥ゆかしいですね。

〇円楽と歌丸は馬春の夢
そんな断定しなくても・・・。

〇賛美歌をしつかり歌ふ春の虹
みんなもごもご歌う中で、しっかり歌う人もいる。

〇沈丁花夜のラヂオに恋の歌
雰囲気たっぷりですね。

〇腹押せば歌ふ人形春の闇
変な人形ですね。

〇下校する一群過ぎて梅の家
その時以外は静か。

〇春愁といふ不確かな象の鼻
抽象的なのですが象の鼻のインパクト。

〇輸入せし物種雑な説明書
経験あります。
 

選句しました。

 投稿者:洋子  投稿日:2019年 3月 5日(火)21時10分45秒
  ○合格や野良猫の仏像のごと

 しれーっと座って猫だけクール。

○三鬼忌の仏蘭西麺麭と独逸麺麭

 ハイカラだったんでしょうか三鬼。

○神と仏のすきまから蜷の道

 なんかありがたいすきま。

○大仏のすらりと春の夜の牛久

 牛久という地名がなんとも。

○仏頂面して恋猫の戻りけり

 なんかやらかした?

○仏蘭西の水をリュックに踏青す

 あら。

○目をひらく仏蘭西人形三月来

 ぱっちり。

○うすらひや満足ゆかぬ寮の飯

 きびしいぞ。

○うんそれは蛇足にすぎぬ春の雪

 うん。

○足許にスミレ人待つ昼下がり

 楽しそう。

○足取りの軽さに殖ゆるいぬふぐり

 そうね。犬ふぐり。


○花冷の指輪の石の位置直す

 ぐるぐる回ってしまうの困る確かに。

○春闇や石橋蓮司薄笑ひ

 浅草公園で後ろ姿見たことある。かっこよかったなぁ。

○石舞台蝶の入りて出てきたり

 ありそう。

○春蔭に歌手の巨大な衣装かな

 あの歌手?

○羽欲しき鶯餅の形かな

 そういえば。

○営業の派手なネクタイさくら餅

 派手ってなんか愛嬌ある。

○付箋紙の粘着強し山笑ふ

 いい仕事してます。

○輸入せし物種雑な説明書

 読めないし。
 

選句です

 投稿者:抹茶金魚  投稿日:2019年 3月 5日(火)21時08分28秒
  ○目をひらく仏蘭西人形三月来
ぱっちりした感じがまさに。

○足取りの軽さに殖ゆるいぬふぐり
いぬふぐりが群生しているってことは手入れされている道なり土手なりなので、歩きやすいのは間違いないですね。春の軽やかさ。

○飯蛸の足ねじ式のねじばかり
ねじ式のねじ、というフレーズで押し切って吸盤のみっしりした足を想像させます。

○花冷の指輪の石の位置直す
石の部分だけ温度が違う感触があります。

○春霞ここはかつての石切り場
霞の向こうに見え隠れする異様な風景。

○春浅き歯石除去後の舌の荒れ
つるつるになった歯ばかりに意識が行くところを、舌の荒れに着目しているところが面白いです。

○青き踏む障害物のやうに石
小さくても踏めば石は石の違和感がありますね。

○石積みし城の周りや花大根
白の石積みと花大根の広がりがいいです。

○石赤き供養塔あり梅匂ふ
白梅の萼の赤さ、あるいは紅梅を想像します。

○石仏の足へ白梅散りにけり
足へ、が素敵。なにげない中に、石や地面や花びらの散り具合が見えてきます。

○恋猫や墓石店から暮石店
猫の移動を眺められる範囲に二つの店が並んでいると読みたいです。わざわざそこからそこへ移動するか、という恋猫がいいです。

○春は夕ぐれ数え歌恐ろしき
枕草子の語り口で、横溝正史的な世界観が立ち上がる面白さ。

○腹押せば歌ふ人形春の闇
腹を押すというところがミソでしょうか。話しかけて歌う人形なら、また違う感じになりそうです。

○踊り場でコブラツイスト卒業歌
踊り場でしているところが、危険性まで気の回らない学生っぽいですね。

○お彼岸を待つ百年の空家かな
築百年ということでしょうか。そこが分り辛かったですが、彼岸を待つ家の時間と空間がいいです。

○春疾風コーナリングを制したる
気持ちいい風です。

○春愁といふ不確かな象の鼻
象の鼻に春愁がいいです。

○前よりも後ろは淋し朝の梅
行列の最後尾でしょうか。

○鉢の芽はいったい何を蒔いたもの
実は蒔いていなかったりすることも。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2019年 3月 5日(火)20時58分27秒
  ○合格や野良猫の仏像のごと
周りは喜んでいるのに、猫だけどこ吹く風なのでしょうか。
その対比の風景がいいです。

○大仏のなかへと降りて春暑し
鎌倉でしょうか。いい陽気の頃の弾みが感じられます。

○仏蘭西の水をリュックに踏青す
全般的に雰囲気があってていい。オシャレ。

○目をひらく仏蘭西人形三月来
三月の明るさに仏蘭西人形のぱっちり開いた眼。一抹の怖さを感じます。

○一本足打法を真似て桜守
普段は無口だけど、たまにお茶目?

○引鶴の足を小さく畳みをり
本当にそうかは知りませんが、「小さく畳む」はよく出たなと思います。

○花冷えの短足隠す腰ズボン
足を少しでも長く見せたい気持ち、わかるなあ。
花冷えが微妙な気持ちを伺わせます。

○足裏をだんだん強く圧す朧
整体でしょうか。ツボにはまると気持ちよいですね。

○鴨川の大き飛石春の空
石を見せながら、流れも人も見えます。

○石舞台蝶の入りて出てきたり
今時分の奈良はよさそう。

○棒立ちの墓石並び涅槃西風
棒立ちがいい。

○「ぞうさん」の歌の母なる春陰よ
母と春陰。思い出の中の風景。

○歌手だからじやんけんもする紫木蓮
お仕事ですから。紫木蓮のきっぱり現実感がよい。

○沈丁花夜のラヂオに恋の歌
十七音全体がいい。懐かしい恋の歌であってほしい。

○腹押せば歌ふ人形春の闇
ホラー!

○下校する一群過ぎて梅の家
喧騒の後の静けさの中の梅。

○白梅の萼のふたいろボーイズラブ
確かにこれはBLかも。

○輸入せし物種雑な説明書
怪しげな日本語で書かれていたりしそう。

○裸眼からメガネ蒲公英たんぽぽ
急にピントが合うから、蒲公英もくっきりはっきり綺麗。
 

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