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選句です

 投稿者:本松天道  投稿日:2018年11月14日(水)00時30分37秒
  〇七転びして八回目冬眠す
起き上がるのも面倒くさいので、寝る

〇鍋焼へ七味蓋ごと身投げせり
よくある、よくある、おまけに汁がしみ込んで

〇嚔して切り間違えし七対子
チョンボで高い嚔になりそう

〇言論の自由の女神冬の斧
女神にも、言ってほしくない事もある

〇風邪声に言ひ負かされてしまひけり
本日のドタキャン引き受けました

〇星冴ゆる一枚岩の絶壁群
エアーズロックを連想します

〇絶体絶命とりあへず冬眠す
危ない時は、目を瞑る、問題は目覚められるか

〇絶妙な配分となり木の葉髪
バーコードの変形バージョン

〇ふと一句浮かびて去りし夜長かな
浮かべば、まだしも、浮かばずじまい

〇謹呈の句集積み上げ冬に入る
句集は枕の高さがいい

〇句集並んで古本屋の小春日
こんな日は衝動買い、家に戻れば同じ本

〇風花のやうに俳句の降りて来よ
頭の中に風花が降りずに吹き抜ける

〇文句言ふ泉谷しげる日向ぼこ
怒った顔しか印象にない

〇ポリ袋どこまで飛べど冬の街
侘しい、冬の光景が、場景見えました

〇小春日や鉛筆削り錆びてゐて
フリクションばかり使っていたのかな
 
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2018年11月14日(水)00時02分34秒
  〇七人の前に二つのちやんこ鍋
真ん中の人は両方から頂きますから大丈夫。

〇七癖を並べるうちに時雨去る
いたたまれない、でも反省はしないとか。

〇冬薔薇七つの顔の使い方
銀座を支配してそうです。

〇かつてここに伝言板や日短
今はタッチパネルの案内板とか。

〇言論の自由の女神冬の斧
お台場にいる方の女神様ですか。

〇風邪声に言ひ負かされてしまひけり
今は手加減してますから。風邪治っても変わらないかも。

〇水仙の吹かれ絶壁へと続く道
犯人を追ううちにピンチ。絶壁に気を付けて。

〇星冴ゆる一枚岩の絶壁群
と思ったらブラタモリ。

〇絶壁のラストシーンの冬萌ゆる
あ、やっぱりサスペンス劇場。だから気を付けてといったのに。

〇初冬の句点小さき手紙かな
たまに全く句点がない人もいます。あるだけ上等。

〇小春日の句のたまりゆく袋かな
エンドレスの袋回しだったとか。

〇文句言ふ泉谷しげる日向ぼこ
文句言わない時は気弱なおじさん。

〇ポリ袋どこまで飛べど冬の街
そろそろ休ませてあげてください。

〇上も下もウールの毛布にして気が済んだ
衣替え終了。天然ものだと安心なんです。

〇母国語の渦の中なる酉の市
当人の母国語なので日本語ではありません。売る方も多国語で案内しないと。

 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2018年11月13日(火)21時43分3秒
  〇まづ七のカードを並べ冬ざるる
よく覚えていませんが、あまり盛り上がらないゲームだった気がします。

〇七人も居て誰も葱買わぬとは
せっかくの鍋なのに・・・。

〇かつてここに伝言板や日短
いつの間に無くなったんでしょうね。
今の時代にはあわないですね。

〇風邪声に言ひ負かされてしまひけり
風邪声だから、かもしれません。

〇気絶することのなかりし浮寝鳥
寝ててもどこか覚醒しているのです。

〇絶食ののちの重湯や冬浅し
胃を労わりたい季節。

〇絶妙な配分となり木の葉髪
ポジティブな捉え方。

〇百回は絶交したね石蕗の花
すぐ絶交という子、いました。

〇初冬の句点小さき手紙かな
そういう文字の癖なのでしょうね。

〇半分はへべれけ三の酉句会
三の酉ともなれば。

〇文句言ふ泉谷しげる日向ぼこ
そういうキャラなのです。

〇おにぎりの中身いろいろ花八つ手
食べるまでなんだかわからないのも楽しい。

〇古暦の裏に吊るせし暦かな
あるあるです。今まさにそうなっています。

〇短日やパイロン並び立つ舗道
短日とパイロンは合いますね。

〇冬ぬくし焼そばパンに紅生姜
色も味も存在感あり。



 

ゆかりさん

 投稿者:月犬  投稿日:2018年11月13日(火)21時00分30秒
  ファイル送ってくださいな。  

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年11月12日(月)20時56分44秒
  ○まづ七のカードを並べ冬ざるる
七並べ。やらなくなったなァ。

○七人の前に二つのちやんこ鍋
むむ。四人と三人。どうするか他人事ながら気になります。

○七人も居て誰も葱買わぬとは
あはは。葱らしい。葱はいるでしょ。

○かつてここに伝言板や日短
なくなりましたね伝言板。

○むささびが伝言ゲームに出ては消え
ゲームの中を飛んでいるような。

○言ひ訳が下手で白菜の芯を食む
案外歯触りがよくて下手がいい。

○山茶花に夕闇のきてひとり言
闇に解けていくような山茶花ですものね。

○絶食ののちの重湯や冬浅し
重湯のもったりとした質感が。

○百回は絶交したね石蕗の花
幼なじみと石蕗の花。

○初冬の句点小さき手紙かな
書き癖なんでしょうね。人柄まで伝わってくるような。

○半分はへべれけ三の酉句会
いよいよ寒くなってくるし。

○文句言ふ泉谷しげる日向ぼこ
言えば言うほどほんわかな日差し。

○おにぎりの中身いろいろ花八つ手
花八つ手がいい感じ。

○古暦の裏に吊るせし暦かな
来年の暦が届く頃ですね。

○冬ぬくし焼そばパンに紅生姜
確かに冬にはあの紅色か似合う気がしてきました。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2018年11月12日(月)19時43分31秒
  ○七人も居て誰も葱買わぬとは
鍋じゃないのかな~

○冬薔薇七つの顔の使い方
怪盗のよう。魅惑的。

○むささびが伝言ゲームに出ては消え
伝言ごとに飛んでいるような、不思議な存在。

○山茶花に夕闇のきてひとり言
綺麗で静かな瞬間。

○風邪声に言ひ負かされてしまひけり
余計、凄みがある。

○翻訳の女言葉や冬に入る
女言葉がいいですね。

○水仙の吹かれ絶壁へと続く道
海も空も風に磨かれて。

○初冬の句点小さき手紙かな
字も小さいのでしょうか。内容がいろいろ想像できていいです。

○冬めくやアムロの台詞は慣用句
「殴ったね」ですかね。お約束。

○文句言ふ泉谷しげる日向ぼこ
日向ぼこがなんとも愛らしい。

○フラメンコ達磨さんが転んだふう
経験者としては、「オレ」の言葉がかかる時の
決めの振り返りのポーズかと。
こういう風に詠んで下さると嬉しい。

○ポリ袋どこまで飛べど冬の街
音も風圧も感じられる。空っ風。

○冬ぬくし焼そばパンに紅生姜
甘く辛く、学生時代。

○母いまだ早寝早起き花八手
花八手が動きそうで、動かないのでは。

○母国語の渦の中なる酉の市
賑わいもひときわ。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年11月12日(月)16時25分50秒
  ◎まづ七のカードを並べ冬ざるる
ふむ。冬ざるる、は七並べに似合う。

◎七人の前に二つのちやんこ鍋
三人前なのか四人前なのか。気になる。ひとり遅れてくるのかなあ。

◎EDと言はれた帰り銀杏散る
誰に言われたのかが問題、切ないねえ。

◎言語学から棉虫の溢れ出す
言語学という学問はそういうところあるかも。

◎漆黒の伝言板や山眠る
誰も通らない山側の改札。

◎絶食ののちの重湯や冬浅し
ひと匙ひと匙。結構重病だったんだなあ。

◎謹呈の句集積み上げ冬に入る
本年も溜まる一方です。

◎小春日の句のたまりゆく袋かな
袋回し。みなさまの御健吟を祈念いたします。

◎風吹いて枯野に落ちる句読点
落ちるねえ。

◎おにぎりの中身いろいろ花八つ手
楽しそう。

◎ポリ袋どこまで飛べど冬の街
信号から信号へ。

◎枯蟷螂らせんに上る外階段
見た目はいいんだよね。上がるとなるとしんどい。

◎短日やパイロン並び立つ舗道
カラーコーンね、短日感あり。

◎冬ぬくし焼そばパンに紅生姜
確かに、はみ出し風に入ってるね。

◎母国語の渦の中なる酉の市
母国語の響きがいい。
 

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2018年11月12日(月)13時28分17秒
  ○まづ七のカードを並べ冬ざるる
七並べ、いまだにルールがわからない。

○七つの子歌ふ中年小春空
どうしたのかしら。

○七人の前に二つのちやんこ鍋
足りるか、足りないか。

○七人も居て誰も葱買わぬとは
もうー、ちゃんと打ち合わせないから。

○冬薔薇七つの顔の使い方
咲き始めとあと、気候によっても表情が変わる薔薇が、うまく合っている

○かつてここに伝言板や日短
今はもう使わないですもんね。

○きらきらと言葉の降りし饂飩すき
みんなで楽しいうどんすきをきれいに詠みますねー!

○むささびが伝言ゲームに出ては消え
言い間違えなのか、でもちょっと実際に出てきそうでおもしろい。

○翻訳の女言葉や冬に入る
かしら? とか、だわ? とか。

○星冴ゆる一枚岩の絶壁群
かっこいいです。長瀞とかかなあ。

○絶体絶命とりあへず冬眠す
逃げるのも大事。

○百回は絶交したね石蕗の花
雨降って地固まってますね。

○おにぎりの中身いろいろ花八つ手
食べてる人もたくさんいるんでしょうね。

○ポリ袋どこまで飛べど冬の街
あります!飛んでるとき!冬が一番いいですね。

○小春日や鉛筆削り錆びてゐて
鉛筆、あまり使わないですね。故郷かな。
 

腹ペコで選句しました。

 投稿者:月犬  投稿日:2018年11月12日(月)11時38分25秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。糖質制限中。

◯海鼠腸をすするや七代目は無口
 なんの七代目か言わぬところがよろしいかと。

◯七人の前に二つのちやんこ鍋
 どこの部屋かなあ。七人か。いや、ちゃんこ屋の景色か。

◯七人も居て誰も葱買わぬとは
 ほっとけよ。

◯鍋焼へ七味蓋ごと身投げせり
 たんに落としただけでしょうが。

◯きらきらと言葉の降りし饂飩すき
 饂飩すきに言葉がふるとは、めずらしい現象。

◯言ひ訳が下手で白菜の芯を食む
 芯が美味いんさあ。

◯信頼の一言主の杜氏来たる
 う~む、飲み食い句に入れちゃえ:笑

◯絶食ののちの重湯や冬浅し
 染み渡ります。

◯絶品の舌の加減や神の留守
 何食って呑んでいるのかなあ。

◯おとなしくしてゐた句会狸汁
 句会で狸汁が出るのか!あ、狸汁を詠んだ句か。

◯社会鍋同じ文句を繰り返し
 社会鍋は食べ物じゃないな:笑

◯半分はへべれけ三の酉句会
 まともな奴が半分いるだけで立派な句会だと思う。

◯おにぎりの中身いろいろ花八つ手
 おいしくてつい何個も食べてしまうなあ。糖質制限なんて知ったことかと:笑

◯冬ぬくし焼そばパンに紅生姜
 炭水化物摂りすぎ、だと思うぜよ。

◯東日本にて大根を厚く剥く
 薄く剥きましょう。それとも厚く剥いた皮はキンピラにでもするのでしょうか。
 

選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2018年11月12日(月)02時16分0秒
  ◯環七も環八も越え冬の蝶
 冬の蝶のわりには元気ですね。どこへ行きたいのかな。

◯七人も居て誰も葱買わぬとは
 いい葱だって力説したのに。「買わぬとは」というあきれた感が可笑しい。

◯冬薔薇七つの顔の使い方
 七つも顔を持っていることもすごいが、ちゃんとそれを使い分けるというのがプロっぽくておそろしい。冬薔薇ならなるほどそんな感じがする。

◯むささびが伝言ゲームに出ては消え
 「出ては消え」が可笑しい。はたしてはじめの伝言のなかにむささびはいたのかどうか。

◯寒桜きみの遺言らしきもの
 「らしきもの」から、今ここに二人でいて冗談のように言っている、というふうに読んだが、寒桜だと違う気もする。

◯言ひ訳が下手で白菜の芯を食む
 言い訳が下手ということは、正直者ということです。白菜の芯を食べるあたり、さらにお人好しっぽいです。

◯山茶花に夕闇のきてひとり言
 このひとり言はちょっと危うい感じがする。

◯水仙の吹かれ絶壁へと続く道
 水仙にはまだちょっと早いかもしれませんが、これは東尋坊だろうということで、いただきます。

◯絶食ののちの重湯や冬浅し
 この重湯はしみますね。まだ冬も浅いうちでよかったです。すぐに全粥、普通食と上がっていきますよ。お大事に。

◯絶体絶命とりあへず冬眠す
 すごい現実逃避!ほんとにこう出来たらいいんだけど。

◯絶妙な配分となり木の葉髪
 木の葉髪の絶妙な配分って、なんだか可笑しくて、そしてわびしい。

◯風花のやうに俳句の降りて来よ
 ふわふわゆっくり手のひらに、というイメージはきれい。でもすぐとけちゃうのは困る^^;

◯フラメンコ達磨さんが転んだふう
 「ふう」って^^;たとえが可笑しくて、今後フラメンコがだるまさんがころんだにしか見えなくなりそうで困る。

◯石蕗の黄や色に出ること憚らず
 石蕗は憚らなくて全然構いません。人の場合は、色と憚らなさ加減によると思う。

◯母国語の渦の中なる酉の市
 たくさんの母国語が渦巻く喧騒の酉の市。賑やかでいいと思います。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年11月12日(月)00時49分23秒
  ☆環七も環八も越え冬の蝶
 吉祥寺当りに。

☆七福神ひとつ欠けたる霜夜かな
 六福神はかたちにならない。

☆むささびが伝言ゲームに出ては消え
 何処へ。

☆風邪声に言ひ負かされてしまひけり
 悔しい。

☆絶好のカラオケ日和帰り花
 昼間から。

☆絶壁のラストシーンの冬萌ゆる
 火曜サスペンスだろうか・・・って古いね。

☆絶壁の枯蟷螂となつてをり
 しがみつくかたち。

☆ふと一句浮かびて去りし夜長かな
 こういう刹那がたくさん欲しい。

☆小春日の句のたまりゆく袋かな
 袋回しだろうか。

☆半分はへべれけ三の酉句会
 へべれけじゃない方の半分にいるのか、へべれけの方にいるのか。へべれけの方が幸せそうだ。

☆風花のやうに俳句の降りて来よ
 なかなか降りてこないんだこれが。

☆おにぎりの中身いろいろ花八つ手
 個人的には、ちょっと前まで鮭派だったのだけれど、最近は断然梅干し派。

☆しぐるるや渋滞中の路線バス
 これイライラする。

☆古暦の裏に吊るせし暦かな
 私は12月に入ると古暦捨てちゃいます。

☆小春日や鉛筆削り錆びてゐて
 鉛筆自体すでに懐かしい。

☆色鳥のこゑのいろいろ溢れをり
 いろいろだなぁ。

☆冬ぬくし焼そばパンに紅生姜
 この紅ショウガ、いらない。

☆東日本にて大根を厚く剥く
 西日本では薄いのだろうか。

☆母いまだ早寝早起き花八手
 母とは生涯そういうものかも。
 

選句しました。

 投稿者:京野さち  投稿日:2018年11月11日(日)23時06分23秒
  〇七ッの子歌つて古希の冬夕焼
 ベタベタですが、「人生七十古来稀なり」でもう一つ「七」が詠み込まれていて良いな、と。

〇七人も居て誰も葱買わぬとは
 七人を叱っているのか、七人の中に入っているのかで人間模様が変わってきますね。しかしどちらにしても買われなかった葱が店に残っている光景が映るのが上手い。

〇七転び七起き竈猫のハイ
 最後の「ハイ」が字面として異彩を放っていながら描写として的確。「灰」とかかっているのも良いですね。

〇鍋焼へ七味蓋ごと身投げせり
 手が滑ったんじゃなくて蓋が意思を持っているんです。

〇嚔して切り間違えし七対子
 人が集まって卓上で打っているとも、オンライン麻雀とも読めますね。

〇かつてここに伝言板や日短
 あの伝言板はもうないという感慨深さが「日短」に集約されています。

〇寒桜きみの遺言らしきもの
 遺言「らしきもの」なので「きみ」が死んでいるか否かがぼかされている。「寒桜」で分かれという事でしょうか。

〇漆黒の伝言板や山眠る
 こちらは現存しているが使われていない伝言板。「山眠る」で撤去すらされないという側面が前に出てきて、また違った寂れ具合が想像されます。

〇絶品の舌の加減や神の留守
 神様が出雲に行っている間の贅沢。

〇おとなしくしてゐた句会狸汁
 狸汁が出てきた瞬間はっちゃけるのですね。

〇ふと一句浮かびて去りし夜長かな
 浮かんだ句がどんな句だったか、今となっては当人すら分からない。しかしそのお陰でこの一句ができた。こういうメタなのも「あるある」ですね。

〇マスクしておちるすべるを禁句とす
 受験シーズン到来。

〇句碑よりも歌碑多き島冬すみれ
 自虐ですね。でも冬すみれは味方。

〇文句言ふ泉谷しげる日向ぼこ
 「俳句なんて性に合わねぇ」と言いながら、番組で頼まれたらちゃんと作ってくる律儀な人なんですよね(笑)

〇母いまだ早寝早起き花八手
 冬の早朝の光景が自然に浮かび上がってきます。「は」の韻も綺麗に響いてきますね。
 

七言絶句句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年11月11日(日)15時16分20秒
  遅くなりましてすみません。
投句一覧です。

【七】
まづ七のカードを並べ冬ざるる
海鼠腸をすするや七代目は無口
環七も環八も越え冬の蝶
七ッの子歌つて古希の冬夕焼
七つの子歌ふ中年小春空
七人の前に二つのちやんこ鍋
七人も居て誰も葱買わぬとは
七転びして八回目冬眠す
七転び七起き竈猫のハイ
七福神ひとつ欠けたる霜夜かな
七癖を並べるうちに時雨去る
冬薔薇七つの顔の使い方
鍋焼へ七味蓋ごと身投げせり
枇杷の花横に向かふや七回忌
嚔して切り間違えし七対子

【言】
EDと言はれた帰り銀杏散る
かつてここに伝言板や日短
きらきらと言葉の降りし饂飩すき
マスク外さず口紅が言ふ何か
むささびが伝言ゲームに出ては消え
寒桜きみの遺言らしきもの
言の葉の枯れ逝く如く終わる恋
言ひ訳が下手で白菜の芯を食む
言語学から棉虫の溢れ出す
言論の自由の女神冬の斧
山茶花に夕闇のきてひとり言
漆黒の伝言板や山眠る
信頼の一言主の杜氏来たる
風邪声に言ひ負かされてしまひけり
翻訳の女言葉や冬に入る

【絶】
気絶することのなかりし浮寝鳥
水仙の吹かれ絶壁へと続く道
星冴ゆる一枚岩の絶壁群
絶えさうで絶えぬ木の葉の車窓かな
絶海の孤島のコナン冬の雷
絶好のカラオケ日和帰り花
絶食ののちの重湯や冬浅し
絶体絶命とりあへず冬眠す
絶対に百年生きる竈猫
絶品の舌の加減や神の留守
絶壁のラストシーンの冬萌ゆる
絶壁の枯蟷螂となつてをり
絶妙な配分となり木の葉髪
冬銀河ロンダの絶壁かけ登る
百回は絶交したね石蕗の花

【句】
おとなしくしてゐた句会狸汁
ふと一句浮かびて去りし夜長かな
マスクしておちるすべるを禁句とす
謹呈の句集積み上げ冬に入る
句集並んで古本屋の小春日
句碑よりも歌碑多き島冬すみれ
社会鍋同じ文句を繰り返し
初冬の句点小さき手紙かな
小春日の句のたまりゆく袋かな
凄まじきゲルニカに絶句虎落笛
先生の決まり文句や小六月
冬めくやアムロの台詞は慣用句
冬来る徴に句集買ひにけり
半分はへべれけ三の酉句会
風花のやうに俳句の降りて来よ
風吹いて枯野に落ちる句読点
文句言ふ泉谷しげる日向ぼこ

【当季雑詠】
アボットもコステロもゐて冬木立
おにぎりの中身いろいろ花八つ手
しぐるるや渋滞中の路線バス
フラメンコ達磨さんが転んだふう
ポリ袋どこまで飛べど冬の街
月冴ゆるしじまに映えし赤き城
古暦の裏に吊るせし暦かな
枯蟷螂らせんに上る外階段
黒帝の色した鳥がカァと鳴く
小春日や鉛筆削り錆びてゐて
上も下もウールの毛布にして気が済んだ
色鳥のこゑのいろいろ溢れをり
石蕗の黄や色に出ること憚らず
短日やパイロン並び立つ舗道
冬ぬくし焼そばパンに紅生姜
東日本にて大根を厚く剥く
母いまだ早寝早起き花八手
母国語の渦の中なる酉の市

(以上)

15句選(特選、逆選なし)
選句締切:11月14日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

デビュー挨拶

 投稿者:菅原慎矢  投稿日:2018年11月 8日(木)06時52分39秒
  南風所属の菅原と申します
初参加させていただきました。淡々とやっていく無常観が面白いですね。この短期間の題詠で面白いものが量産できる方はすごいなと思いました。今回は不発でしたがまたリベンジに来ますのでよろしくお願いします
選句時にも書きましたが、前衛ネット句会というものを始めたので、ご興味あればぜひ(リンク変更につき下記からお越しください)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdF4-8U1BiEP92lxvY_VR7IzZJuwBgiNHazyyGDhsz52ZwQRQ/viewform
 

七言絶句句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年11月 7日(水)22時27分43秒
  出題します。

【七】
【言】
【絶】
【句】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:11月10日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

慎矢さん

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年11月 7日(水)22時23分54秒
  慎矢さん、いらっしゃいませ。
よろしかったら簡単な自己紹介と初参加のご感想をお願いします。
 

群集心理句会

 投稿者:月犬  投稿日:2018年11月 7日(水)19時39分27秒
  集計です。間違いありましたらご一報ください。
天道さん、選句ありがとうございました。
ただ、この句会は出題にさいにありますように互選です。
投句のみ、選句のみはご遠慮ねがっています。
次からは投句してからの選句をお願いしますね。

雨後の根に群れて茸の白帽子     なむ  月ら百慎亜由
集会を終へし団栗風の朝       なむ
心眼に焼いて秋刀魚を注文す     なむ  月ゆ
その父に一理もあらず薄散る     なむ  月慎け
セーターをツンツル着たらテンでした なむ

秋うらら暴徒の群になつていく    慎矢  む百け
神の旅孤島に集ふ古灯台       慎矢
塔の月心さやけき拷問者       慎矢  月
「もう秋は来ない」理事会フロムヘル 慎矢
火口より出づる光ゆ鷹柱       慎矢  月

椋鳥の群れゆふぐれを占拠せり    らくだ 苑天百けち由
朝寒へなにか落として収集車     らくだ 朝苑慎亜けち由
文化の日さわり心地のいい句集    らくだ む朝百ゆけち由
秋惜しむ理研のふえるわかめちゃん  らくだ む朝苑亜
いま龍が通ったところ鱗雲      らくだ む苑百慎由

かけくらべ群馬に群れる鬼やんま   苑を  月
NHK集金人へ散るいてふ      苑を  月ゆ由
立冬の心霊写真うすれをり      苑を  天慎
干柿をちぎつて郷土料理なる     苑を  むけち由
初冬といふ日の匂ひしておはやう   苑を  朝月ら百慎亜由

群馬よりパン届きけり暮の秋     千佳  朝苑ゆ
木犀や二階はバーの集会所      千佳
黄落や心理テストのイエス・ノー   千佳  天由
秋澄むや物理教師の長き鼻      千佳
父方の酒呑みの血や菊なます     千佳  む百ゆ由

群るるまで息潜めたる蝗かな     朝比古 む月百慎け
人恋ふるやうに落葉の集まれり    朝比古 む百ゆち
副都心線は枯野に行けぬらし     朝比古 らけ
理科室の銀杏落葉と静電気      朝比古 天
紅葉かつ散れる京となりにけり    朝比古 む苑

君ハ羊晩秋ノ野ニ放ツ        月犬  慎亜
五六人をんな集まり茸汁       月犬  朝苑天慎
みな小き心臓をもち鳥渡る      月犬  む朝苑ら慎亜ゆ
理容師の鋏冷たき小春かな      月犬  天亜けち
晩秋の川ひそひそと声流る      月犬  む朝天ら慎亜ゆけ

群れぬ生き方放屁虫とか放哉とか   百花  月
水旨き冬の温泉宿(ゆやど)の集客力 百花
深秋を巡る信心うたごころ      百花
蒟蒻の柚子味噌の色義理堅き     百花  らゆ
秋蝶にベルの形の花たわわ      百花

小春日や群青色の海描けば      亜紀
集会所の灯り消えゆく霜夜かな    亜紀
細心の注意ゐのこづちの小道     亜紀  ら
理系文系混ざり合うたる草紅葉    亜紀
冬初め小さきノートの備忘録     亜紀  苑
鉄棒のファイナリストや蜜柑食ぶ   亜紀
長すぎる助走に惑ふ落葉かな     亜紀  天
半身をひねるポーズや秋惜しむ    亜紀  ゆ由

群青を焦がしてゐたる秋あかね    けんじ 天百
毬栗の毬のところに触れて悦     けんじ 天ら百
心から謝罪してから穴まどひ     けんじ 月
紅葉且つ散る理由は言へない     けんじ 苑ら
UターンIターンJターン鳥渡る    けんじ ち

鰯雲群れを大きくしてゐたり     由季  亜ゆ
集落にロケ隊の来る柿の秋      由季  朝苑ら百亜けち
冬隣犬の心音聞いてをり       由季  む朝苑ゆち
鵯の後からしたる理由付け      由季  ら
B面の方が売れたり鴨の群      由季  けち

医師団と重機群待つ天下の秋     ゆかり 慎
こそばゆき過去やセーター図案集   ゆかり 天月ら亜ち由
重婆の老婆心半そぞろ寒       ゆかり
一定の理解を示す鰯雲        ゆかり
木漏れ日の色づいてゐる文化の日   ゆかり 朝天亜ち
 

選句です。

 投稿者:由季  投稿日:2018年11月 7日(水)19時16分57秒
  〇雨後の根に群れて茸の白帽子
気が付けばたくさん。

〇椋鳥の群れゆふぐれを占拠せり
群れと言えば椋鳥ですね。

〇NHK集金人へ散るいてふ
いろいろご苦労がおありかと。

〇こそばゆき過去やセーター図案集
なんともいえずノスタルジック。

〇朝寒へなにか落として収集車
朝寒が効いています。

〇黄落や心理テストのイエス・ノー
一瞬ためらいながら。

〇文化の日さわり心地のいい句集
触感はだいじですね。

〇干柿をちぎつて郷土料理なる
見たことないのですが、そんな料理もあるのでしょう。

〇いま龍が通ったところ鱗雲
鱗がすこし乱れて。

〇初冬といふ日の匂ひしておはやう
ハ行がすごい。

〇半身をひねるポーズや秋惜しむ
冬に入る前に体を伸ばしておく

〇父方の酒呑みの血や菊なます
つい血筋のせいにしたくなる。
 

すみませんが

 投稿者:月犬  投稿日:2018年11月 7日(水)16時44分13秒
  現在12名の選句が終わっていますが、
これですべてではありません。
事情は集計の際に書きますが、
あとおひとりの選句待ちです。
 

選句です

 投稿者:ちか  投稿日:2018年11月 6日(火)21時23分58秒
  ☆椋鳥の群れゆふぐれを占拠せり
椋鳥はまさに占拠ですよね。

☆こそばゆき過去やセーター図案集
「セーター図案集」がなんともエモいです。

☆集落にロケ隊の来る柿の秋
情景が浮かびます。

☆人恋ふるやうに落葉の集まれり
シンプルに美しいです。

☆朝寒へなにか落として収集車
なにか落として、のざっくり感がいいですね。秋感あります。

☆冬隣犬の心音聞いてをり
犬の心音とは!犬の毛のあたたかさを感じました。

☆文化の日さわり心地のいい句集
触りごごち、大事ですよね。季語との取り合わせがぴったりです。

☆干柿をちぎつて郷土料理なる
柿ってサラダとかに入れると美味しいですよね。

☆理容師の鋏冷たき小春かな
目の付け所がいいですね。

☆B面の方が売れたり鴨の群
B面のほうが売れる、いいですね、エモいです。

☆UターンIターンJターン鳥渡る
田舎に住みたい願望があるので惹かれました。パワーのある句です。

☆木漏れ日の色づいてゐる文化の日
シンプル美しいです。黄色に見えます。

 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2018年11月 6日(火)21時23分16秒
  ○群るるまで息潜めたる蝗かな
ある日突然大発生。

○秋うらら暴徒の群になつていく
さっきの飛蝗ですね。

○椋鳥の群れゆふぐれを占拠せり
駅前の街路樹のインコとかもそう。ヒッチコック的。

○集落にロケ隊の来る柿の秋
しばらく聖地とか呼ばれますよ。

○朝寒へなにか落として収集車
ちゃんと回収してね。

○副都心線は枯野に行けぬらし
花野で勘弁してください。

○文化の日さわり心地のいい句集
というと中身は?

○その父に一理もあらず薄散る
そういう父の威厳みたいなものも今は昔。

○干柿をちぎつて郷土料理なる
すでに完全食ですから、とか。

○理容師の鋏冷たき小春かな
少し温めてから使ってほしい。

○B面の方が売れたり鴨の群
そのリスクを避けるため最近はオールA面とか言うらしい。

○晩秋の川ひそひそと声流る
河童ですね。この時期の風物詩ですね。とか。

 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年11月 6日(火)10時02分35秒
  ○鰯雲群れを大きくしてゐたり
 気がつけば雲が広がっているのですね。

○群馬よりパン届きけり暮の秋
 「より」「届き」に作者が都会の暮らしだと断定させる要素があるようです。物流費に糸目をつけず、ブルジョワなのでしょうか。でもチコちゃんは知っています、パンには旅をさせてはいけないのです。

○NHK集金人へ散るいてふ
 集金人への風当たりも強いのではないでしょうか。どうでもいいのですが、昔は「白黒契約でいいからお願いしますよ」という口上がありました。でも2007年秋から新規の白黒契約は廃止されました。

○人恋ふるやうに落葉の集まれり
 うつくしいです。

○みな小き心臓をもち鳥渡る
 目の句はあったような気がします。心臓という見えない臓器に着目しているのがいいですね。

○心眼に焼いて秋刀魚を注文す
 なにを心眼に焼いたのでしょうね。秋刀魚だけに「焼いて」が効いています。

○冬隣犬の心音聞いてをり
 あたたかそうです。

○文化の日さわり心地のいい句集
 布装が心地のいい季節になってきましたね。

○蒟蒻の柚子味噌の色義理堅き
 柚子のいろが残っていることを「義理堅き」と捉えているところが面白いです。

○半身をひねるポーズや秋惜しむ
 ヨガですね。公園で衆人環視のなかレオタードスーツのようなものに身を包み、やっている人を見たことがありますが、自信があるのでしょうね。

○晩秋の川ひそひそと声流る
 「川」と「声」が「流る」で結びつけられていて、面白いですね。

○父方の酒呑みの血や菊なます
 せっかく「父方」「血」と来たのだから「散紅葉」くらい行ってほしい気もします。
 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年11月 5日(月)17時16分27秒
  〇鰯雲群れを大きくしてゐたり
広々と気持ちよく。

〇雨後の根に群れて茸の白帽子
いつの間にという感じで群れていますね。

〇君ハ羊晩秋ノ野ニ放ツ
色彩の対比が美しい。

〇こそばゆき過去やセーター図案集
時が経ってみると、若さゆえのあれこれがこそばゆくて。

〇集落にロケ隊の来る柿の秋
一時賑やかになりますね。

〇朝寒へなにか落として収集車
落とし物にも朝寒の清涼感。

〇みな小き心臓をもち鳥渡る
鳥渡るの季語が生きています。

〇秋惜しむ理研のふえるわかめちゃん
使い勝手がいいんですよ。

〇理容師の鋏冷たき小春かな
季節の移ろいを敏感に感じとる皮膚感覚。

〇初冬といふ日の匂ひしておはやう
初冬といふ雰囲気が好いですね。

〇晩秋の川ひそひそと声流る
聴覚が刺激される川音。

〇木漏れ日の色づいてゐる文化の日
晴れの日が多い文化の日です。
 

選句

 投稿者:菅原慎矢  投稿日:2018年11月 5日(月)07時11分17秒
  〇医師団と重機群待つ天下の秋
俳句を詠んでいる場合ではなさそうな大惨事ですが。
〇雨後の根に群れて茸の白帽子
白い傘のキノコの妙にかわいいところが出ていると思います
〇君ハ羊晩秋ノ野ニ放ツ
逃がしちゃうんですか。余韻がある句です。
〇群るるまで息潜めたる蝗かな
蝗害って突然来るらしいですね。
〇五六人をんな集まり茸汁
毒ですね。毒汁ですね。誰に飲ませるのでしょうか。
〇朝寒へなにか落として収集車
とても嫌なものを落としていきそうです。
〇みな小き心臓をもち鳥渡る
そういわれると気味が悪くなります。
〇立冬の心霊写真うすれをり
成仏しましたか。
〇その父に一理もあらず薄散る
父も老いました。少し寂しいです。
〇いま龍が通ったところ鱗雲
本体を見たかったです。
〇初冬といふ日の匂ひしておはやう
季語が動く気もしますが、「おはやう」は良いですね。
〇晩秋の川ひそひそと声流る
雰囲気のある句ですね。悪だくみが広がっていくのでしょうか。

前衛ネット句会やってます。ゆかりりもいるよ!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdn_wIP6wl9uqbITyz3esOsvLtKeF_wVtaRoEugDHG2_UdmuQ/viewform?c=0&w=1
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2018年11月 4日(日)22時12分14秒
  〇雨後の根に群れて茸の白帽子
ちょっとかわいい。

〇群るるまで息潜めたる蝗かな
すぐ群れるのよ、凄い量。

〇群青を焦がしてゐたる秋あかね
目立ちます。

〇秋うらら暴徒の群になつていく
怖いです。

〇椋鳥の群れゆふぐれを占拠せり
あっという間に大樹に吸い込まれていきます。

〇集落にロケ隊の来る柿の秋
集落の一大事。

〇人恋ふるやうに落葉の集まれり
新しい落葉の道、踏んで行きたいですね。

〇毬栗の毬のところに触れて悦
ちょっとだけよ!って。

〇文化の日さわり心地のいい句集
それ、あります。見た目ではなく触り心地。

〇いま龍が通ったところ鱗雲
鱗の刻印。

〇初冬といふ日の匂ひしておはやう
初冬が新鮮。

〇父方の酒呑みの血や菊なます
それがお母さんでその子は「母方の」って詠む。
 

選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2018年11月 4日(日)14時46分1秒
  ◯雨後の根に群れて茸の白帽子
 森に限らず、庭の植木の根本でも生えてきますよね。白くてちっちゃいの。かわいいんだか気持ち悪いんだか微妙なの^^;

◯こそばゆき過去やセーター図案集
 その昔、好きな人にあげようとせっせと編んだ(けど渡せなかった)とか?

◯集落にロケ隊の来る柿の秋
 今どきはどこにでも来るロケ隊。「柿の秋」という景を撮りたいなら集落でないとね。

◯毬栗の毬のところに触れて悦
 痛気持ちいいって、マゾですか^^;

◯みな小き心臓をもち鳥渡る
 その小さい心臓の強いこと!何百キロ飛ぶんだか。

◯細心の注意ゐのこづちの小道
 それでも着いちゃうのよね~、そして取るのたいへん。

◯副都心線は枯野に行けぬらし
 通勤通学で乗っていて、ふっと枯野に行きたくなったんだろうか。どっかで乗り換えて行っちゃえ!

◯紅葉且つ散る理由は言へない
 そうか。別に理由なんていらないけど。

◯蒟蒻の柚子味噌の色義理堅き
 食べ物で、しかも色で義理堅いっていう発想が可笑しい。

◯鵯の後からしたる理由付け
 甘いもの大好きとか、ムクドリと違ってみかんなんか意外ときれいに食べるとか、いろいろあるけど、ぴえーと鳴いてすいすい泳ぐように飛ぶ、ひよはそれだけでいいんです。

◯初冬といふ日の匂ひしておはやう
 春とも秋ともちがう冬の、しかも朝の匂い。何となく分かる。

◯晩秋の川ひそひそと声流る
 よくよく考えるとホラーなんですが^^;晩秋の薄日が光る水の流れ、落ち葉などが川面を流れる、そんな景を音声にするとひそひそなのかも。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2018年11月 4日(日)11時42分38秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯かけくらべ群馬に群れる鬼やんま
 群れた鬼やんまは見たことがないなあ、群馬では群れるのか。

◯雨後の根に群れて茸の白帽子
 出る出る。うちのオリーブの鉢、根元から次々に白い茸。

◯群るるまで息潜めたる蝗かな
 映画『エクソシスト』の最初の方のイナゴの群れ、怖いよね。

◯群れぬ生き方放屁虫とか放哉とか
 いさぎよく、ね。

◯NHK集金人へ散るいてふ
 来るんだよね、突然。

◯こそばゆき過去やセーター図案集
 セーター図案集っていいですね。なんだか郷愁的。

◯心から謝罪してから穴まどひ
 ほんとかよ。

◯心眼に焼いて秋刀魚を注文す
 なんだか、うるさそうな客だな:笑

◯塔の月心さやけき拷問者
 こっわー。俳句で拷問者って始めて。

◯その父に一理もあらず薄散る
 すみません、重々わかってはおります。

◯火口より出づる光ゆ鷹柱
 やたらかっこいい句ですね。

◯初冬といふ日の匂ひしておはやう
 おはやう、がいいね。こんにちはも言って小津安二郎映画:笑
 

選句です

 投稿者:本松天道  投稿日:2018年11月 4日(日)11時08分43秒
  ご無沙汰しました
今回よりボチボチと参加させて頂きます
西班牙の固い敷石で膝を痛めて加療中!

●群青を焦がしてゐたる秋あかね
谷内六郎のよふな場景が目に浮かびます

●椋鳥の群れゆふぐれを占拠せり
一瞬空が真っ暗になったりしますね

●こそばゆき過去やセーター図案集
着てもらいたい人への甘酸っぱい思い出の図柄かな?

●五六人をんな集まり茸汁
姦しく、茸の傘の部分から口にほうばる情景が見えます

●毬栗の毬のところに触れて悦
あのチクチク感がたまりません

●黄落や心理テストのイエス・ノー
秋は花弁でなく黄落で、イエス・ノー

●立冬の心霊写真うすれをり
涼しさを誘う心霊写真も冬休み

●理科室の銀杏落葉と静電気
教室の窓から入った落葉の不思議な動き

●理容師の鋏冷たき小春かな
冷たき鋏の感触、冬間近

●長すぎる助走に惑ふ落葉かな
今の政権のようで、戸惑う国民みたいですね

●晩秋の川ひそひそと声流る
やがて、ひそひそ声も凍えて、途絶えるのでしょうね

●木漏れ日の色づいてゐる文化の日
オーソドックスですが、いかにも文化の日ですね
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年11月 4日(日)10時05分6秒
  ○群馬よりパン届きけり暮の秋
『群馬のおいしいパン屋さん』て本もあるのね。いまはネットで注文できる時代。きっとお洒落なパンなんだろうな。

○椋鳥の群れゆふぐれを占拠せり
椋鳥は凄い。まさに占拠。

○五六人をんな集まり茸汁
話が弾んでいそう。

○集落にロケ隊の来る柿の秋
静かな集落がいっとき賑やかに。

○朝寒へなにか落として収集車
そう。なにか。

○みな小き心臓をもち鳥渡る
生きとし生けるものが渡る。

○冬隣犬の心音聞いてをり
ぬくとい。

○紅葉且つ散る理由は言へない
言えないのか。わかった。

○秋惜しむ理研のふえるわかめちゃん
味噌汁にしますか。

○いま龍が通ったところ鱗雲
そういうことだったのね。

○紅葉かつ散れる京となりにけり
そうだ!京都に行こう。

○冬初め小さきノートの備忘録
小さきノートがいかにも。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年11月 4日(日)07時14分50秒
  ☆群馬よりパン届きけり暮の秋
 第一パンだろうか。

☆五六人をんな集まり茸汁
 おしゃべり三昧。楽しそうで美味しそう。

☆集落にロケ隊の来る柿の秋
 ロケ隊、なにやら懐かしい響きがするのは、季語の効用。

☆朝寒へなにか落として収集車
 なにを落としていったのか。

☆みな小き心臓をもち鳥渡る
 若干類句の有無が怖いけれど、素直に首肯できる佳句と思う。

☆冬隣犬の心音聞いてをり
 あたたかい世界観。

☆文化の日さわり心地のいい句集
 結構なお金が掛かった装丁。

☆秋惜しむ理研のふえるわかめちゃん
 あれは増えるねぇ。

☆初冬といふ日の匂ひしておはやう
 気持ちのよい冬青空が広がる朝。

☆晩秋の川ひそひそと声流る
 行く秋の風情あり。

☆父方の酒呑みの血や菊なます
 そうそう、母方は下戸だったりする。

☆木漏れ日の色づいてゐる文化の日
 文化の日が程よき照応。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年11月 4日(日)01時52分45秒
編集済
  ◎群るるまで息潜めたる蝗かな
あいつらって、そうなのかも。

◎秋うらら暴徒の群になつていく
蝗もそうだけど、ひとりひとりは暴徒と思ってないんだよね。

◎人恋ふるやうに落葉の集まれり
なんか綺麗に言い過ぎてるとも思うが、この綺麗はいい。

◎みな小き心臓をもち鳥渡る
いい感じ。つまりハツね。

◎冬隣犬の心音聞いてをり
可愛い。うちのは抱いて病院に近づくと震えだして、心臓ドッキドキになります。

◎文化の日さわり心地のいい句集
せめてさわり心地ぐらいはいい句集でありたい。

◎干柿をちぎつて郷土料理なる
なんだか分らないけど、ありそう。

◎秋惜しむ理研のふえるわかめちゃん
むかしCMソングもあったな。

◎いま龍が通ったところ鱗雲
そう見たか。いいかも。

◎紅葉かつ散れる京となりにけり
京(みやこ)感あり。秋はかなしき、ですな。

◎晩秋の川ひそひそと声流る
なぜかリバー・ランズ・スルー・イットを思い出しました。モンタナ感、フライフィッシング感がある。

◎父方の酒呑みの血や菊なます
思い当たるなあ。
 

群集心理句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年11月 4日(日)00時19分7秒
  投句一覧です。

【群】
かけくらべ群馬に群れる鬼やんま
医師団と重機群待つ天下の秋
鰯雲群れを大きくしてゐたり
雨後の根に群れて茸の白帽子
君ハ羊晩秋ノ野ニ放ツ
群るるまで息潜めたる蝗かな
群れぬ生き方放屁虫とか放哉とか
群青を焦がしてゐたる秋あかね
群馬よりパン届きけり暮の秋
秋うらら暴徒の群になつていく
小春日や群青色の海描けば
椋鳥の群れゆふぐれを占拠せり

【集】
NHK集金人へ散るいてふ
こそばゆき過去やセーター図案集
五六人をんな集まり茸汁
集会を終へし団栗風の朝
集会所の灯り消えゆく霜夜かな
集落にロケ隊の来る柿の秋
神の旅孤島に集ふ古灯台
人恋ふるやうに落葉の集まれり
水旨き冬の温泉宿(ゆやど)の集客力
朝寒へなにか落として収集車
木犀や二階はバーの集会所
毬栗の毬のところに触れて悦

【心】
みな小き心臓をもち鳥渡る
黄落や心理テストのイエス・ノー
細心の注意ゐのこづちの小道
重婆の老婆心半そぞろ寒
心から謝罪してから穴まどひ
心眼に焼いて秋刀魚を注文す
深秋を巡る信心うたごころ
冬隣犬の心音聞いてをり
塔の月心さやけき拷問者
副都心線は枯野に行けぬらし
文化の日さわり心地のいい句集
立冬の心霊写真うすれをり

【理】
「もう秋は来ない」理事会フロムヘル
その父に一理もあらず薄散る
一定の理解を示す鰯雲
干柿をちぎつて郷土料理なる
紅葉且つ散る理由は言へない
秋澄むや物理教師の長き鼻
秋惜しむ理研のふえるわかめちゃん
理科室の銀杏落葉と静電気
理系文系混ざり合うたる草紅葉
理容師の鋏冷たき小春かな
蒟蒻の柚子味噌の色義理堅き
鵯の後からしたる理由付け

【当季雑詠】
B面の方が売れたり鴨の群
UターンIターンJターン鳥渡る
いま龍が通ったところ鱗雲
セーターをツンツル着たらテンでした
火口より出づる光ゆ鷹柱
紅葉かつ散れる京となりにけり
秋蝶にベルの形の花たわわ
初冬といふ日の匂ひしておはやう
長すぎる助走に惑ふ落葉かな
鉄棒のファイナリストや蜜柑食ぶ
冬初め小さきノートの備忘録
半身をひねるポーズや秋惜しむ
晩秋の川ひそひそと声流る
父方の酒呑みの血や菊なます
木漏れ日の色づいてゐる文化の日



(以上)

12句選(特選、逆選なし)
選句締切:11月7日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

群集心理句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年10月31日(水)22時22分41秒
  出題します。

【群】
【集】
【心】
【理】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:11月3日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

唐臼小屋句会

 投稿者:月犬  投稿日:2018年10月31日(水)22時02分9秒
  集計です。間違いありましたらご一報ください。

冷まじの唐三彩の小便器      なむ  ら苑
石臼のやうなお尻でいなつるび   なむ  さあ由
小生と名乗りて戻り鰹かな     なむ  裕らぽ百けゆ
廃屋を満タンにして藪虱      なむ  裕さゆ
弔電の束や去んぬる秋日照     なむ  苑

カラオケは先ず聖飢魔II唐辛子   さち  朝
色鳥や臼の眠りて十ヶ月      さち
小春かな君の生まれた日のやうな  さち  む
和菓子屋の甘くない栗ダイエット  さち
矢の様な返球釣瓶落し早      さち

金秋や唐の馬には唐の人      ぽぽな 月由ゆ
柿熟るる軽く脱臼くり返し     ぽぽな 月あけ
表裏武者小路を水の秋       ぽぽな ら
屋根裏に何か音するハロウィーン  ぽぽな 朝百苑亜
月満ちてママも黒猫も尖るよ    ぽぽな さあ百け

唐揚へ搾りすぎたる檸檬かな    朝比古 ぽ百由亜ゆ
挽き臼の音の漏れきし曼殊沙華   朝比古 ぽ
新蕎麦を手繰る小さんと談志かな  朝比古 む
屋上へ脆き階段秋の風       朝比古 け
新潟の潟の筆順蚯蚓鳴く      朝比古 むらさぽ苑由ゆ
鮭打の水のあがいてゐたりけり   朝比古 さ月百亜ゆ

ご自由にお持ちください唐辛子   らくだ
冷まじや臼歯の白いレントゲン   らくだ 裕
小じわなど笑いとばして今年米   らくだ
天高し屋根屋かるがる屋根のうえ  らくだ 裕百
ブルーライト浴び放題の夜業かな  らくだ さ百け亜ゆ

唐突に雌鹿の夜となつてをり    月犬  苑由ゆ
秋しぐれ臼と杵置く民芸館     月犬  むらあ朝ゆ
小走りの女コスモス揺れ止まず   月犬  さ朝苑け亜
桃剥けば桃の香みちる部屋となる  月犬
棒切れが見ている釣瓶落としかな  月犬  裕あ亜

唐突に笑ひ毒きのこと分かる    裕美  さけ
星月夜臼歯にわづかなる窪み    裕美  苑由
からすうり小さき墓の小さき花   裕美  朝
月光のかすかに匂ふ子供部屋    裕美  ぽ月朝百苑由亜ゆ
霜降の赤信号の明滅す       裕美  さ

唐揚げの黄金に変はる秋夕べ    苑を  あけゆ
秋落暉臼杵の磨崖仏破顔      苑を  む月
小さい秋みつけに単身赴任中    苑を  裕朝百
表具屋の背筋の伸びて冬近し    苑を  月亜ゆ
新聞紙結べば弛む文化の日     苑を  むぽ朝

大欲と無欲の狭間唐辛子      亜紀  さ
熟成の羅臼昆布や霜の夜      亜紀  裕むらぽ百苑
浅草の一席はねて小夜時雨     亜紀  ら朝苑
屋上へ競つて上る枯蟷螂      亜紀  月
しぐるるや雑音多きラジオニュース 亜紀  ぽ
潔きほどに老成枯蟷螂       亜紀  由
白線の延長線上黄落す       亜紀  さあ朝
冬隣右に鞄を持ち替へて      亜紀  あ苑

唐揚げを棒から抜ひてから月見   けんじ
紅葉且つ散る臼歯の奥に親不知   けんじ ぽ
小さめのどんぐり小さめのクレーターけんじ あ
灯火親しむ屋上の遊園地      けんじ 裕ぽあ
今月の上がりとしての通草の実   けんじ ら

唐黍よりとうもろこしがおいしさう 百花  裕さ由亜
大臼よゼズ・キリシトよ秋の虹   百花
星月夜天窓のある子の小部屋    百花  ぽ
廃屋の柿の生り年横目にす     百花  亜
倒木にも巻添のあり秋の山     百花  ら由

柿照るや唐子茶碗の唐子たち    由季  む月苑
さるかにの臼落ちてゆく秋日向   由季  ぽあけ
料亭の小庭にきつと鉦叩      由季  さ
風の色仏花ばかりの花屋かな    由季  裕らさ月あ朝百け
爽やかやパンダ座りて臼のごと   由季  裕ぽあ朝け亜
雀蛤と化し唐木田へ帰る人     由季  裕らゆ

唐辛子吊るされてゐし夜の扉    あんこ 裕む月由亜ゆ
曼珠沙華増ゆる石臼回すたび    あんこ ら百由亜
紅葉散る弁天小僧の背中から    あんこ 苑
すべすべの屋根の並びし運動会   あんこ け由
与太郎の突つ切つてゆく芒原    あんこ むら月朝苑け亜

毛唐なほ死語にあらずや菊日和   ゆかり 月
これやかの茶臼と発し虫のこゑ   ゆかり む月
小鳥来て小鳥のやうにしてゐたる  ゆかり むら月朝百由
屋台来れば西思ひ出す夜食かな   ゆかり むけ
ぎんなんの径で柔軟体操す     ゆかり 裕むぽあ百
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年10月31日(水)21時40分35秒
編集済
  ○金秋や唐の馬には唐の人
 支配者がエキゾチシズムを放っているのですね。

○雀蛤と化し唐木田へ帰る人
 相互乗入れの電車の終点駅であることは知っているのですが、行ったことがありません。こう書かれるとなんだか異界のようです。

○唐辛子吊るされてゐし夜の扉
 雑然と混んでる感と繁盛してる感があるのですよね。
○唐突に雌鹿の夜となつてをり
 発情し妖気を発しているのですね。

○唐揚げの黄金に変はる秋夕べ
 食べ物俳句じゃなくて料理俳句であるところがいいです。この人の作るところを見ていたい。

○唐揚へ搾りすぎたる檸檬かな
 高橋一生がしょうもない蘊蓄を語るドラマを思い出してしまいました。

○秋しぐれ臼と杵置く民芸館
 「秋しぐれ」がどうしようもなく付き過ぎですね。

○小生と名乗りて戻り鰹かな
 みんな次の言葉を待っているのに、頬張ってしまったのですね。

○月光のかすかに匂ふ子供部屋
 ああ、これ、いいです。

○廃屋を満タンにして藪虱
 よくもまあ駄洒落をここまで仕立てましたね。

○表具屋の背筋の伸びて冬近し
 「冬近し」が絶妙ですね。

○ブルーライト浴び放題の夜業かな
 私としては、このくらい豪快な方がいいです。

○鮭打の水のあがいてゐたりけり
 「水のあがいてゐたりけり」という措辞がいかにも俳句的ですね。

○新潟の潟の筆順蚯蚓鳴く
 「みみずののたくったような」という慣用句を下地にしているであろう「蚯蚓鳴く」に諧謔がありますね。

 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年10月31日(水)08時24分6秒
編集済
  ○唐黍よりとうもろこしがおいしさう
ぷりぷりのつぶつぶが見える。

○唐辛子吊るされてゐし夜の扉
まさにハロウィンの夜。

○唐揚へ搾りすぎたる檸檬かな
もう一滴も残っていません。w

○爽やかやパンダ座りて臼のごと
どっしりと可愛い。

○曼珠沙華増ゆる石臼回すたび
相乗効果的に増えて。

○小走りの女コスモス揺れ止まず
たおやかな女性。

○屋根裏に何か音するハロウィーン
ゾンビメイクの家人かも。

○月光のかすかに匂ふ子供部屋
静謐な空間が詩的。

○廃屋の柿の生り年横目にす
誰にも収穫されないという無常感。

○表具屋の背筋の伸びて冬近し
しゃきっと気合い入れ直し。

○ブルーライト浴び放題の夜業かな
納期までには何としても。

○鮭打の水のあがいてゐたりけり
水が生きているみたい。

○棒切れが見ている釣瓶落としかな
時間の経過ありありと。

○与太郎の突つ切つてゆく芒原
いつも一途な与太郎さん。
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2018年10月30日(火)22時59分54秒
  〇金秋や唐の馬には唐の人
たくさん並んでいそうです。

〇唐黍よりとうもろこしがおいしさう
確かにおいしそう。

〇唐辛子吊るされてゐし夜の扉
魔除けでしょうか。

〇唐突に雌鹿の夜となつてをり
鹿の存在感が圧倒的。

〇唐揚へ搾りすぎたる檸檬かな
絞りすぎても気にしません。

〇星月夜臼歯にわづかなる窪み
そこが臼らしい。

〇石臼のやうなお尻でいなつるび
頼もしく愛嬌があります。

〇曼珠沙華増ゆる石臼回すたび
なんだか凄みがあります。

〇小鳥来て小鳥のやうにしてゐたる
いかにも小鳥らしきふるまい。

〇すべすべの屋根の並びし運動会
俯瞰している感じが面白い。

〇月光のかすかに匂ふ子供部屋
清潔感があります。

〇潔きほどに老成枯蟷螂
あれを老成というのだろうか。

〇新潟の潟の筆順蚯蚓鳴く
筆順難しそう。

〇倒木にも巻添のあり秋の山
大木なら巻き添えも大きい。
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2018年10月30日(火)22時57分52秒
  ○唐突に笑ひ毒きのこと分かる
リスクが高すぎます。キノコ博士に聞きましょう。

○唐揚げの黄金に変はる秋夕べ
なんともおいしそう。

○さるかにの臼落ちてゆく秋日向
そういえば柿も出てくるので秋でしたね。

○柿熟るる軽く脱臼くり返し
条件反射的に柿を見ると脱臼するとか。

○爽やかやパンダ座りて臼のごと
確かに臼っぽい。

○小生と名乗りて戻り鰹かな
自分の半生をつらつら話始めそう。

○小走りの女コスモス揺れ止まず
かろやかというよりはドシドシですか。

○すべすべの屋根の並びし運動会
雨上がりですかね。晴れてよかった。

○屋上へ脆き階段秋の風
上がれますが降りれませんよ。

○屋台来れば西思ひ出す夜食かな
詳しくはあしたのジョーをご覧ください。西を責めないで。

○風の色仏花ばかりの花屋かな
しまった、もうとっくに彼岸が終わってるのに。

○ブルーライト浴び放題の夜業かな
残業お疲れ様です。せめて目を守ってください。

○月満ちてママも黒猫も尖るよ
スーパー・イリュージョーン。

○与太郎の突つ切つてゆく芒原
与太郎はいつも走ってますから。てーへんだてーへんだ。

 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年10月30日(火)16時55分14秒
  ○柿照るや唐子茶碗の唐子たち
柿と唐子の藍の色合いがいいな。

○唐突に雌鹿の夜となつてをり
なんだか蠱惑的な夜。

○冷まじの唐三彩の小便器
それは古美術なのでしょうか。

○熟成の羅臼昆布や霜の夜
ますます旨味が増しそうな夜。

○星月夜臼歯にわづかなる窪み
こどもの歯ならいいな。

○紅葉散る弁天小僧の背中から
ばかばかしい気もするけど、懐かしくもある弁天小僧。見得を切ってるところか。

○小走りの女コスモス揺れ止まず
映画のようでも。

○浅草の一席はねて小夜時雨
粋または粋がり。

○屋根裏に何か音するハロウィーン
夜の屋根裏にはなにかがいる。お化けかも。

○月光のかすかに匂ふ子供部屋
子供は眠っているのだろうか。。

○新潟の潟の筆順蚯蚓鳴く
思わず書いてみてしまいました。

○弔電の束や去んぬる秋日照
葬儀のあとの日々。

○冬隣右に鞄を持ち替へて
さて。

○与太郎の突つ切つてゆく芒原
なにを急いで。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2018年10月29日(月)23時09分42秒
  ★ ゆかりさん、ファイルよろしく。

〇唐揚へ搾りすぎたる檸檬かな
でもおいしそう。

〇熟成の羅臼昆布や霜の夜
おいしそ。常温で一杯。

〇曼珠沙華増ゆる石臼回すたび
私にも回させて!

〇小さい秋みつけに単身赴任中
すでにして秋。

〇小生と名乗りて戻り鰹かな
その昔、世界史の先生が小生と仰っていました。

〇小鳥来て小鳥のやうにしてゐたる
初心のころ間違えていた、小鳥ですね。

〇屋根裏に何か音するハロウィーン
なんだかナーの渋谷。不健全なハロウィーンにならないで欲しい。

〇月光のかすかに匂ふ子供部屋
夢いっぱい。

〇天高し屋根屋かるがる屋根のうえ
命綱、付けませんね。でも事故ってあるの、ホントは。

〇風の色仏花ばかりの花屋かな
JR高尾駅前の花屋さん達。いつも。

〇ぎんなんの径で柔軟体操す
踏まないようにご注意。

〇ブルーライト浴び放題の夜業かな
夜業なんですね。つい夜更かしするのとは違って。

〇月満ちてママも黒猫も尖るよ
耳が。。?

〇鮭打の水のあがいてゐたりけり
水も打たれておりますのよ。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年10月29日(月)18時56分25秒
  ☆カラオケは先ず聖飢魔II唐辛子
 喉をつぶさないように。

☆秋しぐれ臼と杵置く民芸館
 民芸館らしき風情。

☆爽やかやパンダ座りて臼のごと
 あの座り方は臼だったのね。首肯。

☆からすうり小さき墓の小さき花
 なにやら既視感のある日本の風景。

☆小さい秋みつけに単身赴任中
 だれかさんが、だれかさんが、だれかさんが・・・のだれかさんは単身赴任。

☆小走りの女コスモス揺れ止まず
 小走りってイイ感じ。

☆小鳥来て小鳥のやうにしてゐたる
 そりゃそうなんだけれど、こう詠われるとなんだか普段は違うのかもって思ってしまう不思議。

☆浅草の一席はねて小夜時雨
 浅草の猥雑さは上野、新宿、池袋とは一線を画している。

☆屋根裏に何か音するハロウィーン
 ハロウィーン、日本には馴染まないと思っていたんだけどなぁ・・・

☆月光のかすかに匂ふ子供部屋
 匂うはかなり上手。

☆風の色仏花ばかりの花屋かな
 いい風情。

☆新聞紙結べば弛む文化の日
 何故だか緩む。

☆白線の延長線上黄落す
 その先はどうなっているのか。

☆与太郎の突つ切つてゆく芒原
 可愛げのある所作で。
 

選句しました

 投稿者:あんこ  投稿日:2018年10月29日(月)12時44分0秒
  ○唐揚げの黄金に変はる秋夕べ
つまみ食いの手が伸びてくる。

○さるかにの臼落ちてゆく秋日向
昔話の題材なのに、シュールな重さ。

○柿熟るる軽く脱臼くり返し
やだな。

○秋しぐれ臼と杵置く民芸館
元々何となく暗く、落ち着いた空間ですね。

○石臼のやうなお尻でいなつるび
比喩がたまりません。

○爽やかやパンダ座りて臼のごと
こちらの比喩もキューと

○小さめのどんぐり小さめのクレーター
このリフレイン、心惹かれます。

○灯火親しむ屋上の遊園地
小さくて古いデパート屋上。

○風の色仏花ばかりの花屋かな
季語が絶妙。

○ぎんなんの径で柔軟体操す
明るく香ばしく楽しく。

○月満ちてママも黒猫も尖るよ
そして、魔女になるのでしょうか。

○冬隣右に鞄を持ち替へて
なんてことないしぐさに冬隣という季語がよく合っています。

○白線の延長線上黄落す
不思議な光のようです。

○棒切れが見ている釣瓶落としかな
「棒切れが見ている」がよかった。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2018年10月29日(月)11時40分13秒
  ◯柿照るや唐子茶碗の唐子たち
 唐子茶碗も描かれた唐子たちも可愛らしいですね。

◯金秋や唐の馬には唐の人
 大陸の秋をゆく馬上の唐人の姿。いいですね。

◯唐辛子吊るされてゐし夜の扉
 たんに干しているわけではなさそう。魔除けなら柊にイワシの頭とかニンニクだろうけど。

◯毛唐なほ死語にあらずや菊日和
 あっちゃあ、毛唐言いますかあ。

◯これやかの茶臼と発し虫のこゑ
 おお、これがかのとか、じい様がふたりで自慢しあっているのでしょう。たいしたもんじゃあないでしょうけど。

◯柿熟るる軽く脱臼くり返し
 軽い脱臼ってないです、病院へいきませうね。くせになってますぞ。

◯秋落暉臼杵の磨崖仏破顔
 おお、臼で臼杵の磨崖仏!!素晴らしい。

◯小鳥来て小鳥のやうにしてゐたる
 だね:??

◯屋上へ競つて上る枯蟷螂
 ????なにしに屋上へ??

◯月光のかすかに匂ふ子供部屋
 そして、ピーター・パンがやってくる。

◯表具屋の背筋の伸びて冬近し
 うむ、気合入れて一仕事!

◯風の色仏花ばかりの花屋かな
 お寺近くの花屋さんはみんなそうね。

◯鮭打の水のあがいてゐたりけり
 鮭打ってひどい漁法なんだよね。そこを水のあがきと捉えたところが秀逸!

◯与太郎の突つ切つてゆく芒原
 与太郎なにを急いでいるのやら:笑
 

選句です

 投稿者:ぽぽな  投稿日:2018年10月29日(月)01時41分8秒
  ◯唐揚へ搾りすぎたる檸檬かな
結構だくだくが好みです。

◯さるかにの臼落ちてゆく秋日向
佳境に入ってきましたね。

◯紅葉且つ散る臼歯の奥に親不知
舌がいきまさうね。

◯熟成の羅臼昆布や霜の夜
おいしそー。

◯爽やかやパンダ座りて臼のごと
ははは。かも。

◯挽き臼の音の漏れきし曼殊沙華
ありそうです。

◯小生と名乗りて戻り鰹かな
何人か知っています。

◯星月夜天窓のある子の小部屋
いいね。

◯月光のかすかに匂ふ子供部屋
いいね。

◯灯火親しむ屋上の遊園地
郷里にもありました。

◯ぎんなんの径で柔軟体操す
匂います。

◯しぐるるや雑音多きラジオニュース
山国のラジオです。

◯新潟の潟の筆順蚯蚓鳴く
いつも違います。

◯新聞紙結べば弛む文化の日
緩まない結び方教わって忘れました。

ありがとうございました。

http://www.facebook.com/PoponaTsukino

 

選句しました。

 投稿者:京野さち  投稿日:2018年10月28日(日)22時42分43秒
編集済
  〇大欲と無欲の狭間唐辛子
 激辛メニューに挑戦するか否か。どちらにしても残る後悔。

〇唐黍よりとうもろこしがおいしさう
 単に言い方と字面の問題なんですけどね。

〇唐突に笑ひ毒きのこと分かる
 きのこが笑ったという理解でよろしいでしょうか。

〇石臼のやうなお尻でいなつるび
 ギャグマンガ的な描写。下品でどうしようもない(笑)

〇小走りの女コスモス揺れ止まず
 実際には「小走りの女」の人ってあまり見かけない気がしますが。

〇料亭の小庭にきつと鉦叩
 「きつと」と推測するより他なし、と。

〇廃屋を満タンにして藪虱
 ただのシャレで終わらせない「藪虱」がお見事。

〇風の色仏花ばかりの花屋かな
 墓参りの道中。

〇ブルーライト浴び放題の夜業かな
 体には良くないですね。

〇月満ちてママも黒猫も尖るよ
 今夜は眠れない。

〇鮭打の水のあがいてゐたりけり
 迫力ある動きが見えます。

〇新潟の潟の筆順蚯蚓鳴く
 蚯蚓が這ったような字を書くんでしょう。

〇霜降の赤信号の明滅す
 チカチカと。

〇白線の延長線上黄落す
 手前には黄色い点字ブロック。
 

選句しました

 投稿者:らくだ  投稿日:2018年10月28日(日)17時26分33秒
  ◯雀蛤と化し唐木田へ帰る人
 この季語と、唐木田というローカルさがなんだか合っていて可笑しい。「帰る人」というのがまた、ダメ押しな感じでさらに可笑しい。

◯冷まじの唐三彩の小便器
 うひゃー、そんなのあるんでしょうか。お道具ですから使ったほうがいいですよね^^;

◯秋しぐれ臼と杵置く民芸館
 侘しい。天気のせいだけでなく人が来なそう^^;

◯熟成の羅臼昆布や霜の夜
 熟成の行程の途中と勝手読みしました。霜の夜の静けさのなかに昆布の熟成する音がしそう。

◯曼珠沙華増ゆる石臼回すたび
 こわ~。ありえないでしょ!とつっこみつつ、ホラー感に一票。

◯小生と名乗りて戻り鰹かな
 なんだか、他より肉付きが細そうな鰹。

◯小鳥来て小鳥のやうにしてゐたる
 句意とは違うと思いますが、小鳥が小鳥のようにしている、というふうに読んでほほえましくなりました。

◯浅草の一席はねて小夜時雨
 この時期、帰りに降られると寒いんですよね。

◯表裏武者小路を水の秋
 どの流派にしても、水は大事。

◯風の色仏花ばかりの花屋かな
 菊の季節でもありますし。墓地の近くだったりして^^;

◯今月の上がりとしての通草の実
 トトロの世界みたい。何の上がりだろう?ほのぼの。

◯新潟の潟の筆順蚯蚓鳴く
 あまり難しく考えずに^^; つか、ここにも臼が!

◯倒木にも巻添のあり秋の山
 そういうこともありましょう。

◯与太郎の突つ切つてゆく芒原
 芒原を出る頃には、どこへ行くつもりだったか忘れていそう。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年10月28日(日)16時14分43秒
  ◎柿照るや唐子茶碗の唐子たち
あの子たちって、思い思いにいっぱい遊んでいるのが可愛いよね。

◎唐辛子吊るされてゐし夜の扉
近所のビストロ、まさにこれ。ちなみに開店18時。

◎これやかの茶臼と発し虫のこゑ
可笑しい。笑えた。

◎秋しぐれ臼と杵置く民芸館
それでいいです。

◎秋落暉臼杵の磨崖仏破顔
破顔とはおそれいった言い回し。

◎熟成の羅臼昆布や霜の夜
鋏でちょっとづつ切って大事に使おうね。

◎小春かな君の生まれた日のやうな
そこまであけっぴろげに幸せなら、こちらからは何もいうことないでげす。

◎小鳥来て小鳥のやうにしてゐたる
それでいいです。

◎新蕎麦を手繰る小さんと談志かな
あっちでは仲良くしとるんだろなあ、結局のとこ。

◎屋台来れば西思ひ出す夜食かな
こらこら、マンモス西かい。

◎ぎんなんの径で柔軟体操す
深呼吸すると臭いよ。

◎新潟の潟の筆順蚯蚓鳴く
ほんとはどういう順序だったけか。

◎新聞紙結べば弛む文化の日
リアルでんなあ。

◎与太郎の突つ切つてゆく芒原
何か思い立ったんだろうね、きっと。
 

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2018年10月28日(日)15時44分44秒
  ○雀蛤と化し唐木田へ帰る人
なんで唐木田。

○唐黍よりとうもろこしがおいしさう
ひらがな、濁点なしの丸っこい感じ、確かに。

○唐辛子吊るされてゐし夜の扉
魔除けかな。

○熟成の羅臼昆布や霜の夜
夜じゅうかけて、いいだし取れそうです。

○爽やかやパンダ座りて臼のごと
どっしり。

○冷まじや臼歯の白いレントゲン
詰め物の部分かなあ。

○小さい秋みつけに単身赴任中
そんな気軽に。

○小生と名乗りて戻り鰹かな
そんな戻り鰹をおいしくいただきます。

○天高し屋根屋かるがる屋根のうえ
プロフェッショナルでかっこいいです。

○灯火親しむ屋上の遊園地
最近は見なくなりましたね。

○廃屋を満タンにして藪虱
笑いました。

○風の色仏花ばかりの花屋かな
そんな花屋ありますねー。

○ぎんなんの径で柔軟体操す
大きく深呼吸、したくない

○棒切れが見ている釣瓶落としかな
棒切れとの静と動の対比がいい。
 

唐臼小屋句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年10月28日(日)14時58分32秒
  遅くなりまして、すみません。
投句一覧です。

【唐】
カラオケは先ず聖飢魔II唐辛子
ご自由にお持ちください唐辛子
柿照るや唐子茶碗の唐子たち
金秋や唐の馬には唐の人
雀蛤と化し唐木田へ帰る人
大欲と無欲の狭間唐辛子
唐黍よりとうもろこしがおいしさう
唐辛子吊るされてゐし夜の扉
唐突に雌鹿の夜となつてをり
唐突に笑ひ毒きのこと分かる
唐揚げの黄金に変はる秋夕べ
唐揚げを棒から抜ひてから月見
唐揚へ搾りすぎたる檸檬かな
毛唐なほ死語にあらずや菊日和
冷まじの唐三彩の小便器

【臼】
これやかの茶臼と発し虫のこゑ
さるかにの臼落ちてゆく秋日向
柿熟るる軽く脱臼くり返し
紅葉且つ散る臼歯の奥に親不知
秋しぐれ臼と杵置く民芸館
秋落暉臼杵の磨崖仏破顔
熟成の羅臼昆布や霜の夜
色鳥や臼の眠りて十ヶ月
星月夜臼歯にわづかなる窪み
石臼のやうなお尻でいなつるび
爽やかやパンダ座りて臼のごと
大臼よゼズ・キリシトよ秋の虹
挽き臼の音の漏れきし曼殊沙華
冷まじや臼歯の白いレントゲン
曼珠沙華増ゆる石臼回すたび

【小】
からすうり小さき墓の小さき花
紅葉散る弁天小僧の背中から
小さい秋みつけに単身赴任中
小さめのどんぐり小さめのクレーター
小じわなど笑いとばして今年米
小春かな君の生まれた日のやうな
小生と名乗りて戻り鰹かな
小走りの女コスモス揺れ止まず
小鳥来て小鳥のやうにしてゐたる
新蕎麦を手繰る小さんと談志かな
星月夜天窓のある子の小部屋
浅草の一席はねて小夜時雨
表裏武者小路を水の秋
料亭の小庭にきつと鉦叩

【屋】
すべすべの屋根の並びし運動会
屋根裏に何か音するハロウィーン
屋上へ競つて上る枯蟷螂
屋上へ脆き階段秋の風
屋台来れば西思ひ出す夜食かな
月光のかすかに匂ふ子供部屋
天高し屋根屋かるがる屋根のうえ
桃剥けば桃の香みちる部屋となる
灯火親しむ屋上の遊園地
廃屋の柿の生り年横目にす
廃屋を満タンにして藪虱
表具屋の背筋の伸びて冬近し
風の色仏花ばかりの花屋かな
和菓子屋の甘くない栗ダイエット

【当季雑詠】
ぎんなんの径で柔軟体操す
しぐるるや雑音多きラジオニュース
ブルーライト浴び放題の夜業かな
潔きほどに老成枯蟷螂
月満ちてママも黒猫も尖るよ
今月の上がりとしての通草の実
鮭打の水のあがいてゐたりけり
新潟の潟の筆順蚯蚓鳴く
新聞紙結べば弛む文化の日
霜降の赤信号の明滅す
弔電の束や去んぬる秋日照
倒木にも巻添のあり秋の山
冬隣右に鞄を持ち替へて
白線の延長線上黄落す
棒切れが見ている釣瓶落としかな
矢の様な返球釣瓶落し早
与太郎の突つ切つてゆく芒原

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:10月31日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

唐臼小屋句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年10月25日(木)21時50分51秒
  出題します。

【唐】
【臼】
【小】
【屋】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:10月27日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

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