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選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2018年 8月13日(月)20時19分20秒
  ○秋立つや指ひらひらとサキソフォン
ノッて演奏中。音色と初秋の相性がよい。

○開かずの踏切脇や立ち飲み屋の麦酒
狭くて、でも美味しそう。

○切れ目なくバラードつづく水蜜桃
一昔前の選曲。

○爪切りの羽根翻す夜の秋
「羽根」とはよい発想。

○夕凪の切手に海と灯台と
旅行先から出す葉書でしょうか。

○鈴虫の切れ目切れ目に父の声
お父さんの声は静かそうです。

○挙手の腕みな焼けている幹事会
筋肉もついていそう。

○拳骨で叩く鍵盤野分果つ
ショパンコンクールのfffですね。

○盆明けは北斗の拳を読む君と
私は、幽遊白書がいい。

○贈呈の万年筆や秋日和
万年筆の重さ、好きです。

○万屋に水着の子等の二三人
夏休みだなあ。万という題の使い方、いいですね。

○街は残暑ペットボトルを潰す
今年は本当に暑くて、こんな感じがことさら。

○降りて止む雨の東京ソーダ水
ゲリラ豪雨も相変わらずで、一休み。

○背もたれの無き椅子ひとつ秋はじめ
背もたれなくても座ってられる、少しの涼しさ。

○鼻先のやや下を向き茄子の馬
茄子の馬にも鼻がある、と言ったところが好きです。
 
 

選句します。

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年 8月13日(月)18時46分7秒
  ○ほんとうにうるさい蝉が指の中
ジージーとこもった振動と鳴き声と。

○指先のすべてに指紋ある残暑
暑苦しく感じるのでしょうね。

○指先も絵の具も溶けて秋落暉
何もかも溶けそうな落日の色。

○秋立つや指ひらひらとサキソフォン
確かにひらひらしていますね。

○ひぐらしの止み伐採の切断面
刹那を上手く切り取っています。

○鈴虫の切れ目切れ目に父の声
作者の冷静な洞察力。クスッと笑える。

○挙手の腕みな焼けている幹事会
アウトドア好きな幹事連中ですね~。

○隙間から月光漏れてゐる拳
美しき月光。

○幼子の拳の硬さ新豆腐
柔やわとした拳です。

○長き夜を山の名前の万年筆
山の名前が良いですね。

○百円で買へる万力夏休み
夏休みの宿題の強い味方の百均です。

○サボるのは楽しポンポンダリアかな
その時どきを楽しんで。

○手と足をミシンに置いて秋に入る
懐かしの足踏みミシン、軽やかに。

○秋の夜のやり過ぎてゐるストレッチ
ついついやりすぎてしまうんですよね…。

○真つ直ぐな言葉の先に秋の虹
素直であることは奇跡を呼び込む。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 8月13日(月)11時11分7秒
  ☆秋時雨甘噛された薬指
 薬指の思い出。

☆親指のバンドエイドや夏惜しむ
 サビオってのもあったなぁ。

☆夕凪の切手に海と灯台と
 ゆるやかな日常のよろしさ。

☆鈴虫の切れ目切れ目に父の声
 父はいつも脇役。

☆さつきから挙動不審の秋の蠅
 何を狙っているのか。

☆拳骨に息を吹きかけ稲光
 頑固オヤジ。

☆手を挙げて朝霧の中やつてきし
 テニスコートで待っている。

☆初秋の眼すぼめし万華鏡
 すぼめちゃうね。

☆贈呈の万年筆や秋日和
 昔頂いた入学祝だろうか。

☆万引は通報します生身魂
 はい、どんどん通報してください。

☆万屋に水着の子等の二三人
 海辺の光景。

☆サボるのは楽しポンポンダリアかな
 とても楽しい。

☆手と足をミシンに置いて秋に入る
 あの黒々とした足踏みミシン。昭和のよろしき景色。

☆背もたれの無き椅子ひとつ秋はじめ
 ぽつんと。座ってくれるひとを待つかの如く。

☆鼻先のやや下を向き茄子の馬
 前傾すると早く走れる。

 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 8月13日(月)09時01分18秒
編集済
  ◎ピック咥へ指で奏でる夜の秋
チューニングかなあ。

◎指圧師の関節太し秋風鈴
元柔道家はたいてい、そう。

◎指先のすべてに指紋ある残暑
あるねえ。残暑が効いてる。

◎指鳴らせばポール牧めく秋暑かな
曹洞宗ですよね。十三回忌越したぐらいか。

◎蛇穴に入るオーボエの運指表
面白いものを知ってるなあ。

◎円未満すべて切り上げ生ビール
1銭とか5厘とか。だよね。

◎切り株の穴を櫟の実で埋める
やる人いるよね。目撃はしていないけど、誰かが詰めたとしか思えない穴あるある。

◎切支丹伴天連彼岸花の村
赤く咲くのは曼珠沙華。ちょっと禍々しくていい。

◎拳骨で叩く鍵盤野分果つ
肘打ちは知ってるけど、拳だと痛めるんじゃないかなあ。

◎百円で買へる万力夏休み
百均性の俳味。

◎サボるのは楽しポンポンダリアかな
お馬鹿な句だけど、リズムがいい。

◎街は残暑ペットボトルを潰す
潰す前に中を洗ってね。

◎降りて止む雨の東京ソーダ水
どこかしら桑田の歌詞っぽくていい。

◎手と足をミシンに置いて秋に入る
足踏のやつ、まだあるのかなあ。

◎鼻先のやや下を向き茄子の馬
足を上手に付けないと傾く。
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 8月12日(日)22時14分6秒
  〇指先のすべてに指紋ある残暑
いつの間にか無くなっている・なんてことも。。

〇指組めば指の隙間を秋の風
祈りの指、そうそう聞いてもらえません。。

〇蛇穴に入るオーボエの運指表
蛇さん、ちゃんと覚えられたのかしら。。

〇切り株の穴を櫟の実で埋める
来年は櫟の芽が出ている。。

〇切れ切れに名前を言ひし生身魂
おなじく・・・まだ公認の生身魂ではないけれど。。

〇鈴虫の切れ目切れ目に父の声
鈴虫になりきれなくて声が混じってしまったオトーサン。。

〇隙間から月光漏れてゐる拳
月をも摑む、大きな手なのね。。

〇手を挙げて朝霧の中やつてきし
足はありましたでしょうか。。

〇新涼や太極拳が風を切り
スローモーションで見ると、風が切られているのが分かります。。

〇長き夜を山の名前の万年筆
万年筆好きな方は一つくらいは持っている。。

〇敗戦だ数百万の猫じやらし
民草の数百万の死者。。

〇万札で釣をもらひし十三夜
つい万札を出して、もらった釣銭を数えることも無く。。

〇サボるのは楽しポンポンダリアかな
そうです、こっそりと楽しいのです。。

〇新しき病棟ふるき夏木立
木立を残す良心。良い病院ですね。。

〇恋冷めて言の葉見えず遠花火
えー、そうなんですかー。。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 8月12日(日)20時56分2秒
  ○指先も絵の具も溶けて秋落暉
 究極の美を感じます。

○蛇穴に入るオーボエの運指表
 管楽器の運指表って●や○が並んでいて、3オクターブ目あたりから妙に難しくなるのですよね。季語がとぼけていて面白いです。

○親指のバンドエイドや夏惜しむ
 生活感がありますね。

○長崎忌天さす指に避雷針
 右手の人差し指にあるのだそうです。

○盆の月生命線をなぞる指
 ラブラブですね。

○爪切りの羽根翻す夜の秋
 握りの部分を裏返すと使えるようになる小型の爪切りのことだと思うんだけど、あれを「羽根翻す」と言いますか。ううむ。

○父として切れて案山子となりにけり
 ぶち切れて使いものにならなくなってしまったのですね。

○鈴虫の切れ目切れ目に父の声
 ほんとうは父はずっとしゃべっているのに、鈴虫の切れ目切れ目にしか聞こえてこないのだと思います。

○ポケットの握り拳や秋暑し
 ぐっとこらえているのですね。

○盆明けは北斗の拳を読む君と
 たわば!!

○ツェー万オール東京湾で月見酒
 連衆の皆様の中にバンドマンか業界人の方はいらっしゃいますか。

○長き夜を山の名前の万年筆
 ああ、あのマロンクリームをお蕎麦のようにした万年筆のことですね。

○サボるのは楽しポンポンダリアかな
 これは楽しそうです。

○手と足をミシンに置いて秋に入る
 しばし金属の冷たさに感じ入っているのでしょう。

○秋の夜のやり過ぎてゐるストレッチ
 先日小津夜景さんの対談を聞きに行ったら、なんとアイロンをかけながら開脚ストレッチされている由。ぶっ飛んでいます。
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 8月12日(日)16時51分50秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯秋時雨甘噛された薬指
 小指じゃなかったのか。

◯開かずの踏切脇や立ち飲み屋の麦酒
 すげえ字余り、いや自由律か:笑。しかしそれが開かずの踏切と立ち飲みの麦酒にぴったり:笑

◯秋晴れや片道切符で逢いに行く
 普通そうだと思うけど。わざわざ往復きっぷは買わないなあ。

◯切り株の穴を櫟の実で埋める
 ついやってしまいそう。

◯切れ切れに名前を言ひし生身魂
 怖いね。

◯切腹は痛いわ頓服は苦いわ
 だよね。

◯おさなごの拳の中の枇杷の種
 大事な宝物なのかもしれない。

◯拳骨で叩く鍵盤野分果つ
 ゴンゴンやります、あの人:笑

◯拳骨に息を吹きかけ稲光
 なんだか可笑しい。

◯長き夜を山の名前の万年筆
 はあ、あの獨逸製の、あれですか。

◯万華鏡栄華刹那の花野かな
 なんだか調子いいですね:笑

◯街は残暑ペットボトルを潰す
 潰す、ひたすら潰す。残暑だから。

◯秋の夜のやり過ぎてゐるストレッチ
 ほどほどに。

◯背もたれの無き椅子ひとつ秋はじめ
 年寄りには辛い椅子。

◯八月九日一本足の二の鳥居
 長崎忌。一本足、二の鳥居と数字の畳み掛けがいいですね。鳥居は嫌い。
 

指切拳万句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 8月12日(日)13時52分31秒
編集済
  遅くなりまして、すみません。投句一覧です。
【指】の三句目の文字化けはこっそり直してあります。

【指】
ウロコグモ指数関数的ニ増ユ
ピック咥へ指で奏でる夜の秋
ほんとうにうるさい蝉が指の中
指し示す先にあるはずの天の川
指圧師の関節太し秋風鈴
指先のすべてに指紋ある残暑
指先も絵の具も溶けて秋落暉
指組めば指の隙間を秋の風
指鳴らせばポール牧めく秋暑かな
蛇穴に入るオーボエの運指表
秋時雨甘噛された薬指
秋立つや指ひらひらとサキソフォン
親指のバンドエイドや夏惜しむ
台風が逸れたと後ろ指をさす
長崎忌天さす指に避雷針
盆の月生命線をなぞる指

【切】
ひぐらしの止み伐採の切断面
円未満すべて切り上げ生ビール
開かずの踏切脇や立ち飲み屋の麦酒
秋晴れや片道切符で逢いに行く
切り株の穴を櫟の実で埋める
切り傷の尻にふたつや茄子の牛
切れ悪しきシャワーに秋暑つのりけり
切れ切れに名前を言ひし生身魂
切れ目なくバラードつづく水蜜桃
切支丹伴天連彼岸花の村
切腹は痛いわ頓服は苦いわ
爪切りの羽根翻す夜の秋
父として切れて案山子となりにけり
夕凪の切手に海と灯台と
鈴虫の切れ目切れ目に父の声

【拳】
おさなごの拳の中の枇杷の種
さつきから挙動不審の秋の蠅
ポケットの握り拳や秋暑し
挙手の腕みな焼けている幹事会
隙間から月光漏れてゐる拳
拳キチの丹下と名乗る竈馬
拳骨で叩く鍵盤野分果つ
拳骨に息を吹きかけ稲光
拳闘ジムありき拡幅地の朝顔
手を挙げて朝霧の中やつてきし
新涼や太極拳が風を切り
爽やかに絹の靴下野球拳
八月の拳と拳合はせけり
盆明けは北斗の拳を読む君と
幼子の拳の硬さ新豆腐

【万】
ツェー万オール東京湾で月見酒
十万の赤字に果つる夜店かな
初秋の眼すぼめし万華鏡
贈呈の万年筆や秋日和
端居かな万年青の鉢に風が来て
長き夜を山の名前の万年筆
敗戦だ数百万の猫じやらし
百円で買へる万力夏休み
万の星あるてふ下の台風禍
万引は通報します生身魂
万屋に水着の子等の二三人
万屋の万のひとつ茄子の牛
万華鏡栄華刹那の花野かな
万札で釣をもらひし十三夜
万葉の言の葉の浮く葦の湖

【当季雑詠】
あるだけの椅子出してきし砂糖黍
サボるのは楽しポンポンダリアかな
雲の峰球児の打てる金属音
応援のメガホン赤し夏帽子
崖線を越えて明るき夏の駅
街は残暑ペットボトルを潰す
血が出ると林檎食べたくなる歯茎
降りて止む雨の東京ソーダ水
手と足をミシンに置いて秋に入る
秋の蝉あふむけといふ死の舗道
秋の夜のやり過ぎてゐるストレッチ
新しき病棟ふるき夏木立
真つ直ぐな言葉の先に秋の虹
地下駅の分岐を夏の山目指す
背もたれの無き椅子ひとつ秋はじめ
八月九日一本足の二の鳥居
鼻先のやや下を向き茄子の馬
母方の一族およそみな橙々
木槿迫る信号待ちの朝日かな
恋冷めて言の葉見えず遠花火

(以上)

15句選(特選、逆選なし)
選句締切:8月15日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

指切拳万句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 8月10日(金)08時23分32秒
  出題します。

【指】
【切】
【拳】
【万】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:8月11日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

四色成形句会

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 8月 8日(水)12時43分51秒
  早めの選句ありがとうございました。
結果です。間違いありましたらご一報ください。

盂蘭盆の男声四部の子守唄       なむ  裕海
色即是空の晩夏となりにけり      なむ  天
その朝の全山秋の光合成        なむ  天
なにもかも承知の愚形芥子坊主     なむ  さ月
取り柄なき人生どこからが晩夏     なむ  ゆ

西日耐え起死回生の四暗刻       天道  さけ
夕立や空に七色夢の跡         天道  海
夏座敷夙成の子のそつの無さ      天道  月
形代や厄の大きさ正比例        天道
夏惜しむ錆びた海辺のパイプ椅子    天道  朝苑百

四人(よつたり)のうちの一人が昼顔で 海太  月裕亜
男色かマスクメロンか選びなさい    海太  朝苑月あけ
成るほどと思ふ快感なめくじり     海太  月
女形になりたいアタシ瑠璃蜥蜴     海太  天亜
逝かぬなら花野をすべて抜いてやる   海太  天け

新豆腐四方八方肘鉄砲         さち  月海
夢破れ色なき風のネオン街       さち  朝海
油照り店主成都の人らしい       さち  裕
正五十五角形かな今日の月       さち  ゆ月
渋谷スクランブル交差点残暑      さち  苑

風死して二死満塁に四番打者      苑を  さあ百け亜
山霧の無色透明なる闇よ        苑を  さゆ
成城石井豆腐の横のところてん     苑を  朝さ
夜の秋からくり人形近づいて      苑を  裕天け海
足首の冷たさ月見草ひらく       苑を  朝裕あ百海亜

四つ辻にリヤカーで売る茄子蕃茄    月犬  天
彼奴が来て少し色めく盆踊り      月犬  苑あ百由
蓮拝みあとは成人映画観る       月犬  む海
目を瞑る仏蘭西人形守宮の夜      月犬  天
人間がどろーんと浮かぶ晩夏かな    月犬  朝さ百由

ハンケチや四辺のひとつづつ伸ばし   朝比古 百け海由亜
江戸の色ちちと線香花火かな      朝比古 さむゆあ由亜
向日葵の時効成立してゐたり      朝比古 むゆ月あけ由亜
八月のとんかつ美しき形かな      朝比古 さ裕あ百亜
冷麦の透きて濡れたる器かな      朝比古 苑ゆ

四つまで数えてあとは夏の星      裕美  さむゆ海
色即是空空即是色蝉の鳴く       裕美  天亜
光合成いまだしてをり胡瓜揉      裕美  天
ミルク飲み人形生涯日焼けせず     裕美  天由
梅干の犇めき合つて濡れてをり     裕美  むゆ月あ百

四肢に汗君に見えないところにも    百花  天
色白な桃を供へて魂祭         百花  む海
成人病予防の体操してビール      百花  さけ
西瓜切るみごとに同じ三角形      百花  む
暑し暑しとハシビロコウが羽広ぐ    百花  む

帰省する家族四人となつてから     あんこ 朝苑ゆ由
色白き子の混じりをり蝉時雨      あんこ 裕け
夏の雲成田空港第2ビル        あんこ 裕
形から入る男よ心太          あんこ 朝ゆ月百
プチトマト夫の部屋へ転がりぬ     あんこ 朝

真四角の窓いつぱいに揚花火      亜紀  朝苑裕百け海由
汗拭きの色の褪せたる物干し台     亜紀  む
完成に近づく模型夏の月        亜紀  朝苑むゆ裕あ由
定形外の切手を貼つてゐる晩夏     亜紀  あけ由
一面の壁は灰いろ熱帯夜        亜紀  あ百
絵はがきの文字の小さし稲光      亜紀  苑
ひらがなで升目を埋めて行けば秋    亜紀  朝裕あ
風死して音のうるさきボールペン    亜紀  百け

秋麗四号室の隠し部屋         けんじ 天
色ひとつ秋風鈴に捧げたり       けんじ 天
秋の休日折り鶴の未完成        けんじ さ海亜
形容をし難き顔の案山子かな      けんじ 朝さ月
さつきから音のしてゐる捕中網     けんじ 苑むゆ由亜

四連のかつぱえびせん夏了る      由季  さゆ海
ワンルーム金魚の色を足してみる    由季  苑裕
完成の手前のつづく夏の蝶       由季  天
ぼうふらや形式的な挨拶し       由季  朝さ
夜の秋コード4つの曲を弾く      由季  朝苑ゆあ百け

四阿に電波来てゐる晩夏かな      ゆかり む海
敷物のごと色欲を虫干しす       ゆかり 月裕亜
髪洗ふ成人女子として洗ふ       ゆかり む月由亜
形状を記憶しきれぬ夏休み       ゆかり 苑裕由
片蔭や婦人雑誌を読む大工       ゆかり 苑む月あ百け由亜
 

選句です。

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年 8月 8日(水)11時59分8秒
  ○ハンケチや四辺のひとつづつ伸ばし
四角きものは四角くが美しい。

○四人(よつたり)のうちの一人が昼顔で
あとは朝顔二人と夕顔ひとりか。

○風死して二死満塁に四番打者
四番打者の魅せどころ。

○江戸の色ちちと線香花火かな
江戸の色とオノマトペのちちが良い具合。

○色即是空空即是色蝉の鳴く
だんだんと読経の境地に。

○敷物のごと色欲を虫干しす
しきの韻が効果的。

○向日葵の時効成立してゐたり
ひまわりの黄色と林立がそうさせたのかも。

○秋の休日折り鶴の未完成
秋の休日、出掛けたくもなります。

○髪洗ふ成人女子として洗ふ
成人女子ともなれば、それなりに。

○女形になりたいアタシ瑠璃蜥蜴
瑠璃蜥蜴という爬虫類が似合いすぎる。

○八月のとんかつ美しき形かな
八月が末広がりで美しいのかも。

○さつきから音のしてゐる捕中網
自ら網の中へ迷い込んでしまったのね。

○足首の冷たさ月見草ひらく
細き足首が色っぽい。

○片蔭や婦人雑誌を読む大工
何気に面白いですね~。w
 

選句です

 投稿者:由季  投稿日:2018年 8月 8日(水)00時42分20秒
  ○ハンケチや四辺のひとつづつ伸ばし
丁寧に真四角に戻す。

○帰省する家族四人となつてから
一昔前の典型的家族。

○真四角の窓いつぱいに揚花火
収まりきらない感じがよい。

○江戸の色ちちと線香花火かな
細かい火の色に粋を感じます。

○彼奴が来て少し色めく盆踊り
あくまで少しだけ。

○完成に近づく模型夏の月
壮大な模型なのでしょう。

○向日葵の時効成立してゐたり
しらんふりして立っている。

○髪洗ふ成人女子として洗ふ
この意識の仕方いいですね。

○ミルク飲み人形生涯日焼けせず
当たり前なんですがちょっと寂しい。

○形状を記憶しきれぬ夏休み
夏休みは色々なことが起こるのです。

○定形外の切手を貼つてゐる晩夏
定型内では俳句にならないですね。

○さつきから音のしてゐる捕中網
蝉とかではなく、割と静かな虫かも。

○人間がどろーんと浮かぶ晩夏かな
ひらがなが面白い効果。

○片蔭や婦人雑誌を読む大工
ちょっとしたずれに着目。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2018年 8月 8日(水)00時34分54秒
  ◯ハンケチや四辺のひとつづつ伸ばし
石原裕次郎vs太田裕美

◯四つまで数えてあとは夏の星
よその二階でする時にゃvs夜の夜中に飛び起きて

◯四阿に電波来てゐる晩夏かな
松村邦洋vs松本明子

◯四連のかつぱえびせん夏了る
ハニー・ナイツvsソニア・ローザ

◯新豆腐四方八方肘鉄砲
月亭vs光三郎

◯真四角の窓いつぱいに揚花火
両国vsPL

◯盂蘭盆の男声四部の子守唄
ブラームスvs一節太郎

◯色白な桃を供へて魂祭
三浦桃香vs桃井かおり

◯夢破れ色なき風のネオン街
杜甫vs石原慎太郎

夕立や空に七色夢の跡
朝勃vs夢精

◯秋の休日折り鶴の未完成
シューベルトv郷ひろみ

◯蓮拝みあとは成人映画観る
愛染恭子vs谷ナオミ

◯夜の秋からくり人形近づいて
高山祭vs長浜曳山祭

◯足首の冷たさ月見草ひらく
野村克也vs太宰治
 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2018年 8月 7日(火)22時12分12秒
  ○ハンケチや四辺のひとつづつ伸ばし
せめてもの身だしなみ。帰る頃には皴しわですが。

○真四角の窓いつぱいに揚花火
いい宿にお泊りですね。

○西日耐え起死回生の四暗刻
燃え尽きて灰になりませんように。

○風死して二死満塁に四番打者
待ってましたの大一番。

○色白き子の混じりをり蝉時雨
今は蝉も美白。

○男色かマスクメロンか選びなさい
はい、マスクメロンください。

○向日葵の時効成立してゐたり
そして足元には何か埋まってます。

○成人病予防の体操してビール
ゴルフとか登山の後の一杯。これが格別うまい。まさにエンドレス。

○定形外の切手を貼つてゐる晩夏
世の中決まりごとが多すぎます。

○夜の秋からくり人形近づいて
もちろん種も仕掛けもありませんよ。ふふふ。

○逝かぬなら花野をすべて抜いてやる
八つ当たりもはなはだしい。花だけに。

○風死して音のうるさきボールペン
なめらか過ぎても書きにくいって言うでしょ。文句ばっかり。

○片蔭や婦人雑誌を読む大工
芸能人の不倫とかに詳しそう。

○夜の秋コード4つの曲を弾く
シンプルでも名曲はあります。

 

選句します

 投稿者:本松天道  投稿日:2018年 8月 7日(火)20時04分3秒
  〇四つ辻にリヤカーで売る茄子蕃茄
  顔二つ緩き四つ辻赤き茄子

〇四肢に汗君に見えないところにも
   汗まみれ苔むす四股の道祖神

〇秋麗四号室の隠し部屋
  空の境界秋麗四号室

〇色ひとつ秋風鈴に捧げたり
 秋風や囲いもなしに鈴音色

〇色即是空の晩夏となりにけり
  色即是空般若波羅蜜多夏

〇色即是空空即是色蝉の鳴く
  色即是空般若波羅蜜多蝉

〇その朝の全山秋の光合成
  秋の朝酸素供給成功例

〇完成の手前のつづく夏の蝶
  黒揚羽僥倖のツケ羽一つ

〇光合成いまだしてをり胡瓜揉
 胡瓜揉み光合成は閨の中

〇ミルク飲み人形生涯日焼けせず
  相似形闇より溢るミルキーウェイ

〇女形になりたいアタシ瑠璃蜥蜴
  瑠璃蜥蜴控えの女形出番なく

〇目を瞑る仏蘭西人形守宮の夜
  絶壁の人形の家守宮住む

〇夜の秋からくり人形近づいて
  夜の秋からくり人形遠ざかる

〇逝かぬなら花野をすべて抜いてやる
  悠々と雑草だけ抜き花野美化
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 8月 6日(月)23時56分17秒
  〇ハンケチや四辺のひとつづつ伸ばし
アイロンを省略するときの干し方・・

〇真四角の窓いつぱいに揚花火
長四角の画面いっぱいに中継の揚花火・・

〇風死して二死満塁に四番打者
応援してしまう・・

〇彼奴が来て少し色めく盆踊り
ちょっと嫉妬心・・

〇形から入る男よ心太
女も・・

〇八月のとんかつ美しき形かな
形が微妙に違うのが美しい・・

〇一面の壁は灰いろ熱帯夜
眠れない夜の壁・・

〇夏惜しむ錆びた海辺のパイプ椅子
毎年買い替えてるわけでもない・・

〇人間がどろーんと浮かぶ晩夏かな
やっと持ち堪えた夏ですが・・

〇足首の冷たさ月見草ひらく
冷房効きすぎ・・

〇梅干の犇めき合つて濡れてをり
塩分9パーセントの紫蘇漬けで・・

〇風死して音のうるさきボールペン
芯を入れたり出したり色変えたり・・

〇片蔭や婦人雑誌を読む大工
女性の大工さん・・

〇夜の秋コード4つの曲を弾く
ウクレレかしら・・
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2018年 8月 6日(月)21時10分46秒
  ○風死して二死満塁に四番打者
息を潜めて見守ります。

○江戸の色ちちと線香花火かな
「ちち」が効いていますね。

○男色かマスクメロンか選びなさい
この大胆な言い方、好きです。

○彼奴が来て少し色めく盆踊り
彼奴という導入がいいですね。佃の盆踊りかな。

○完成に近づく模型夏の月
夏の月も大きくなるよう。

○向日葵の時効成立してゐたり
向日葵と時効成立はあう。

○定形外の切手を貼つてゐる晩夏
秋を呼ぶ手紙。

○八月のとんかつ美しき形かな
暑いけど食べたくなります。

○ひらがなで升目を埋めて行けば秋
子どもの成長も見えるような。

○一面の壁は灰いろ熱帯夜
すぐに起きてしまう、だるさ。

○足首の冷たさ月見草ひらく
朝露も感じる。

○梅干の犇めき合つて濡れてをり
今年は殊に美味しいですね、梅干し。

○片蔭や婦人雑誌を読む大工
結構真剣に。

○夜の秋コード4つの曲を弾く
静かないい夜。
 

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2018年 8月 6日(月)11時31分46秒
  〇四人(よつたり)のうちの一人が昼顔で
なんだかほかの3人もそれなりな気がします。

〇真四角の窓いつぱいに揚花火
いい場所ですね。

〇盂蘭盆の男声四部の子守唄
声が想像つきます。

〇ワンルーム金魚の色を足してみる
魚はいいですよねー。なごみます。

〇色白き子の混じりをり蝉時雨
地元の子じゃないのだろうか。

〇敷物のごと色欲を虫干しす
「し」という音がところどころに入っていて気持ちいい。ところで、虫干しされたら色欲はどうなるんだろう。

〇夏の雲成田空港第2ビル
旅立つわくわく感。

〇完成に近づく模型夏の月
なんだかんだはまって、夜までかかってしまった。

〇油照り店主成都の人らしい
油しっかり使ったマーボー豆腐がおいしそうな店だ。

〇形状を記憶しきれぬ夏休み
これが夏休みって感じがなく、いつの間にか新学期になってしまう。

〇八月のとんかつ美しき形かな
食べたくなります。

〇夜の秋からくり人形近づいて
怖いです。怪談。

〇ひらがなで升目を埋めて行けば秋
小さい子の夏休みの宿題かな。

〇足首の冷たさ月見草ひらく
清潔感がある。
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 8月 5日(日)17時30分58秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯四人(よつたり)のうちの一人が昼顔で
 あとの三人は?ヤモリ君とか、ひまわり君か。

◯新豆腐四方八方肘鉄砲
 はは、調子いいね。

◯男色かマスクメロンか選びなさい
 もう少し選択肢を増やしてほしい。

◯敷物のごと色欲を虫干しす
 はいはい。

◯夏座敷夙成の子のそつの無さ
 わ、すげ難しいことば。勉強になりました。

◯向日葵の時効成立してゐたり
 よかったね。でもこれからが大変かとも。

◯成るほどと思ふ快感なめくじり
 なんか気持ち悪いけど、採ってしまうなあ。

◯髪洗ふ成人女子として洗ふ
 くどいね:笑

◯なにもかも承知の愚形芥子坊主
 承知の愚形に発見があるなあ。

◯形から入る男よ心太
 それって意外と大事なのよね。

◯形容をし難き顔の案山子かな
 そこをなんとか形容しなくちゃ:笑

◯正五十五角形かな今日の月
 まあ、これだけの距離があればきっと正円に見えるね。

◯梅干の犇めき合つて濡れてをり
 そんな感じだなあ。

◯片蔭や婦人雑誌を読む大工
 それしかないのだろう。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 8月 5日(日)17時21分55秒
  ○帰省する家族四人となつてから
もうすぐ四人になるので、今はまだ帰省できないのですね。

○四つまで数えてあとは夏の星
すごいな、火星くらいしか分かりません。

○四連のかつぱえびせん夏了る
 かっぱえびせんはやめられない止まらないなのに、夏が了っちゃったんですね。ところで四連って、やめられるようにしてほしいという需要に応えて12gずつ四袋に分けても、結局全部食べちゃうんでしょうね。

○江戸の色ちちと線香花火かな
 「ちちと」が絶妙ですね。

○山霧の無色透明なる闇よ
 「無色透明」じゃないし、「闇」でもないし、どこも正しくないのに訴求力があります。

○完成に近づく模型夏の月
 「夏の月」が効いていますね。

○向日葵の時効成立してゐたり
 言われて見ると、向日葵って大罪を犯してメタモルフォーゼされてしまった風情がありますね。

○形から入る男よ心太
 出るときは心太式なのでしょうか。

○正五十五角形かな今日の月
 内接する三角形の面積の和が極限において円の面積となるような句ですね。名月を見てそんなことを考えているのでしょうか。

○さつきから音のしてゐる捕中網
 捕まえたまま忘れちゃったんですね。

○取り柄なき人生どこからが晩夏
 秋でも冬でもなく晩夏という辺り、どこまで図々しいんでしょう。

○梅干の犇めき合つて濡れてをり
 「犇めき合つて」がいいですね。

○夜の秋コード4つの曲を弾く
 ♪都会では~

○冷麦の透きて濡れたる器かな
 冷麦じゃなくて器が透いているんでしょうけど、涼しげです。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 8月 5日(日)16時25分26秒
  ◎四つまで数えてあとは夏の星
満天の星。

◎四阿に電波来てゐる晩夏かな
ポケモンか。土曜日、六義園で見た。

◎汗拭きの色の褪せたる物干し台
物持ちがいいね。

◎江戸の色ちちと線香花火かな
江戸の色とはよく言えています。

◎色白な桃を供へて魂祭
お供えは桃ですね、やっぱり。

◎完成に近づく模型夏の月
しんしん。

◎向日葵の時効成立してゐたり
このぐらいの心理なら逃げ切れます。

◎髪洗ふ成人女子として洗ふ
成人女子、とは笑えます。

◎蓮拝みあとは成人映画観る
不忍池。。。

◎西瓜切るみごとに同じ三角形
もの凄く鋭角なやつ。上手な人がいるものです。

◎さつきから音のしてゐる捕中網
そりゃなんかいるだろうに。

◎暑し暑しとハシビロコウが羽広ぐ
動いたのを見たことない。

◎梅干の犇めき合つて濡れてをり
旨そう。ぎっちり、紀州ものか。

◎片蔭や婦人雑誌を読む大工
ほかになんにもないときってある。
 

選句しました

 投稿者:京野さち  投稿日:2018年 8月 5日(日)16時19分58秒
  ご無沙汰しております、よろしくお願いいたしますm(__)m

〇四つまで数えてあとは夏の星
ベガ・アルタイル・デネブ・アルクトゥルス・その他。

〇四連のかつぱえびせん夏了る
ああ、アレ!

〇西日耐え起死回生の四暗刻
麻雀だったという落ちが見事。

〇風死して二死満塁に四番打者
夏の甲子園の場面の切り取りとして王道。

〇江戸の色ちちと線香花火かな
「ちち」を「遅々」と読んでも擬音に読んでも面白い。「かな」の締めも良いですね。

〇山霧の無色透明なる闇よ
言葉としてあり得ないのに映像が浮かぶ魔力。

〇秋の休日折り鶴の未完成
何故か分かりませんが「未完成」なのは「折り鶴」でなければいけないと思える不思議。

〇成城石井豆腐の横のところてん
成城石井にやられました。

〇成人病予防の体操してビール
この矛盾。これぞ人間、これぞ季節感。

〇なにもかも承知の愚形芥子坊主
あの人を食った様な形がまざまざと。

〇ぼうふらや形式的な挨拶し
たぶん「暑いですね」と言い合っている。

〇形容をし難き顔の案山子かな
そういう案山子ある(いる?)

〇八月のとんかつ美しき形かな
「美味しそう」という俗な思いを上品に。

〇人間がどろーんと浮かぶ晩夏かな
真ん中の字余りが正に「どろーん」とした感じ。物体としての「ドローン」との対照になっているのも良いですね。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年 8月 5日(日)15時41分22秒
  ○帰省する家族四人となつてから
夫婦と子ども2人、平凡な幸せを連れ故郷へなんだろうな。

○真四角の窓いつぱいに揚花火
小さな部屋の小さな窓に。

○ワンルーム金魚の色を足してみる
部屋の風景が変わる。

○男色かマスクメロンか選びなさい
複雑なようで難題のようで、答えはすぐ出る。

○彼奴が来て少し色めく盆踊り
色めくは色めき立つであり色っぽさってことでもあるんだろうな。無理はあるがわかる。

○完成に近づく模型夏の月
いつの間にか夜に。月さえざえと。

○形状を記憶しきれぬ夏休み
夏休みが過ぎるとなにかが変わっている。

○さつきから音のしてゐる捕中網
さて、なんだ。

○夏惜しむ錆びた海辺のパイプ椅子
ストレートに俳句。

○絵はがきの文字の小さし稲光
文字がぎっしりなんでしょうか。伝えたいことがあったのでしょうか。

○渋谷スクランブル交差点残暑
あの人混み。

○片蔭や婦人雑誌を読む大工
エッて気がするこっちがエッなんだけどね。

○夜の秋コード4つの曲を弾く
弾き慣れたあの曲を。

○冷麦の透きて濡れたる器かな
硝子の器によく冷えて。
 

すみません

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 8月 5日(日)13時25分48秒
  選が1つ多かったようです。削るのも大人げないのでこのままにてお願いします。  

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 8月 5日(日)13時24分23秒
  ☆帰省する家族四人となつてから
 真っ当な小市民的幸福感。

☆真四角の窓いつぱいに揚花火
 よろしき処にお住まいで。

☆男色かマスクメロンか選びなさい
 マスクメロンを選びます。

☆夢破れ色なき風のネオン街
 ネオン街の昼のわびしさ。

☆完成に近づく模型夏の月
 これお城の模型のような気がする。

☆成城石井豆腐の横のところてん
 こんにゃくも。

☆ぼうふらや形式的な挨拶し
 社交辞令的な。

☆形から入る男よ心太
 何事もこれが上達の秘訣だったりする。

☆形容をし難き顔の案山子かな
 抽象画的な。

☆ひらがなで升目を埋めて行けば秋
 クロスワードパズルを持って回って言うとこうなる。

☆プチトマト夫の部屋へ転がりぬ
 拾って食べてくれたのかしら。

☆夏惜しむ錆びた海辺のパイプ椅子
 錆と寂寥感は付き過ぎだけど。

☆人間がどろーんと浮かぶ晩夏かな
 ドローンに人が乗れるようになるのももうすぐだろう。

☆足首の冷たさ月見草ひらく
 野村克也的感慨。

☆夜の秋コード4つの曲を弾く
 コード4つって簡単な意外と簡単な曲なのかな。
 

四色成形句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 8月 5日(日)10時14分21秒
  遅くなりまして、すみません。投句一覧です。

【四】
ハンケチや四辺のひとつづつ伸ばし
帰省する家族四人となつてから
四つまで数えてあとは夏の星
四つ辻にリヤカーで売る茄子蕃茄
四阿に電波来てゐる晩夏かな
四肢に汗君に見えないところにも
四人(よつたり)のうちの一人が昼顔で
四連のかつぱえびせん夏了る
秋麗四号室の隠し部屋
新豆腐四方八方肘鉄砲
真四角の窓いつぱいに揚花火
西日耐え起死回生の四暗刻
風死して二死満塁に四番打者
盂蘭盆の男声四部の子守唄

【色】
ワンルーム金魚の色を足してみる
汗拭きの色の褪せたる物干し台
江戸の色ちちと線香花火かな
山霧の無色透明なる闇よ
色ひとつ秋風鈴に捧げたり
色即是空の晩夏となりにけり
色即是空空即是色蝉の鳴く
色白き子の混じりをり蝉時雨
色白な桃を供へて魂祭
男色かマスクメロンか選びなさい
彼奴が来て少し色めく盆踊り
敷物のごと色欲を虫干しす
夢破れ色なき風のネオン街
夕立や空に七色夢の跡

【成】
その朝の全山秋の光合成
夏の雲成田空港第2ビル
夏座敷夙成の子のそつの無さ
完成に近づく模型夏の月
完成の手前のつづく夏の蝶
光合成いまだしてをり胡瓜揉
向日葵の時効成立してゐたり
秋の休日折り鶴の未完成
成るほどと思ふ快感なめくじり
成城石井豆腐の横のところてん
成人病予防の体操してビール
髪洗ふ成人女子として洗ふ
油照り店主成都の人らしい
蓮拝みあとは成人映画観る

【形】
なにもかも承知の愚形芥子坊主
ぼうふらや形式的な挨拶し
ミルク飲み人形生涯日焼けせず
形から入る男よ心太
形状を記憶しきれぬ夏休み
形代や厄の大きさ正比例
形容をし難き顔の案山子かな
女形になりたいアタシ瑠璃蜥蜴
正五十五角形かな今日の月
西瓜切るみごとに同じ三角形
定形外の切手を貼つてゐる晩夏
八月のとんかつ美しき形かな
目を瞑る仏蘭西人形守宮の夜
夜の秋からくり人形近づいて

【当季雑詠】
さつきから音のしてゐる捕中網
ひらがなで升目を埋めて行けば秋
プチトマト夫の部屋へ転がりぬ
一面の壁は灰いろ熱帯夜
夏惜しむ錆びた海辺のパイプ椅子
絵はがきの文字の小さし稲光
取り柄なき人生どこからが晩夏
渋谷スクランブル交差点残暑
暑し暑しとハシビロコウが羽広ぐ
人間がどろーんと浮かぶ晩夏かな
逝かぬなら花野をすべて抜いてやる
足首の冷たさ月見草ひらく
梅干の犇めき合つて濡れてをり
風死して音のうるさきボールペン
片蔭や婦人雑誌を読む大工
夜の秋コード4つの曲を弾く
冷麦の透きて濡れたる器かな

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:8月8日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

四色成形句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 8月 2日(木)07時42分7秒
  出題します。

【四】
【色】
【成】
【形】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:8月4日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

大建中湯句会

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 8月 1日(水)20時21分3秒
  集計です。間違いありましたらご一報ください。
今回無点句が少なかったですね。


棹に干されて海パンの大中小     なむ  ゆ苑百裕け由亞
熱帯夜新建材はよく燃える      なむ  裕
鬼灯の中それぞれの冥々土      なむ  天
あくまでも白湯で浴衣のきみがゐる  なむ  ゆ亜海
各自適宜にみそぎぞ夏のしるし    なむ  天

大瑠璃やアリアのメロディ谷渡り   天道  海
土建屋のタンパが響く溽暑かな    天道  む月苑百
縁日や意味もなく買う水中花     天道  朝け海
塀越しの湯船で語る夏の恋      天道  海
灯を落とす紅差し指の日焼け痕    天道

萍の大き葉つぱと河童譚       苑を  むゆ裕あ
建前も本音も八月の雨に       苑を  海
青田青田中継車には人の影      苑を  むゆ
失恋や湯呑茶碗にサイダーを     苑を  朝
やんごとなき蛾の王遂に倒れたり   苑を  月百由

大皿の唐揚の山夏休み        裕美  あ亜
大噴水非建設的恋らしい       裕美  月け
真ん中に生まれて向日葵が嫌ひ    裕美  亜由海亞
油浮く酸辣湯や夏の昼        裕美  百
闘魚鉢眺めて眠くなつてをり     裕美  月

西日中泣いてゐるのか大女      月犬  天
月涼し徹夜楽しい建築家       月犬  朝百
炎昼の中華包丁中華鍋        月犬  ゆ苑由
まるまると太りし白蛾湯宿の夜    月犬  裕亜亞
道急ぐをんな蝙蝠の時刻かな     月犬  苑あ

大まかに泳いでプールあがりけり   亞子  朝月裕あけ由天
もたれれば建具はきしむ蚊遣香    亞子  朝む月苑百亜由海天
真ん中にまんじゅうのある昼寝かな  亞子  裕け由
湯に沈み色深くなる日焼けかな    亞子  朝むゆあ
忽然と悠然と夕凪のブーメラン    亞子  海

大胆に結ぶ線分夏の星        けんじ むゆ百裕あ亞
建て替えの小さき看板雲の峰     けんじ 天
標本の中心に置く夏の蝶       けんじ ゆ百裕あ亜
足湯から腰まで浸かる熱帯夜     けんじ 天
雷鳥のちんまりとゐる台所      けんじ む月あ海

大胆な音立てあつて庭花火      あんこ 朝亜天
蝉しぐれ封建的な門くぐり      あんこ 月亜由海
打水の水すぐ乾く中華街       あんこ 苑由亞
しばらくは湯の出ぬシャワー異邦人  あんこ ゆ苑百け海亞
幽霊と飯田橋ギンレイホール     あんこ む苑亞

大暑かな誰も夜風を待つ心      百花  海
建御雷神諏訪湖でとれた鯰食ふ    百花  月苑亞
中道は熟睡に似て風涼し       百花  ゆ亜
湯上がりの牛乳瓶と団扇かな     百花  む
七月の台風ひとつ折れやすき     百花  裕由

大家族のなかの一人が日傘差す    由季  朝月百け海
熱帯夜福建省に増ゆるビル      由季  あ
猿山の中腹の猿夕焼くる       由季  朝亞
ぬるま湯に浸る天神祭の夜      由季  海
ワンピース脱ぎて水着もワンピース  由季  朝ゆ苑百裕亞

夜の秋のひとりひも解く大辞泉    亜紀  月苑
体勢を建て直しつつ西瓜割      亜紀  朝亞
真ん中に当たるダーツや水中り    亜紀  天
湯 の湯気たつぷりと遠花火     亜紀
漢方を湯に溶いてゐる夏の雨     亜紀  む苑百由亞
秋隣白髪染めぬままのひと      亜紀  む
蝉時雨嵐近づく匂ひして       亜紀  け
焼酎や一枚板のカウンター      亜紀  朝ゆ苑あけ

消えてみて元の木阿弥大文字     海太  天
建設的な意見を取り入れて盆踊    海太  朝け天
大きさも中くらゐなり夏の排泄    海太  裕
湯に入ればみんな友達盆の月     海太  裕あ亜け
逆らはず従はず枝豆を喰らへ     海太  月

西国のもつとも西の大西日      朝比古 むゆ亜
三人でぱたぱた建てて海の家     朝比古 むゆ裕亜け由亞
レコードの中心虚ろ夏の果      朝比古 亜
熱湯を注ぎて待てり夜の秋      朝比古 け
当然のやうに向日葵枯れてをり    朝比古 苑あけ由

避暑地へと大型免許持つひとと    ゆかり 月百亜天
炎昼の倭建命かな          ゆかり 天
短夜を中国四千年の知恵       ゆかり 月
湯があれば三分大暑湯を沸かす    ゆかり 天
のこぎりを跨いで夏の蔵に入る    ゆかり 朝む百裕あ由亞
 

選句です

 投稿者:本松天道  投稿日:2018年 8月 1日(水)19時46分1秒
  遅くなりました。m(_ _)m

〇消えてみて元の木阿弥大文字
大文字二ツ山越え汗みどろ

〇西日中泣いてゐるのか大女
大女汗と涙の交じり合い

〇大まかに泳いでプールあがりけり
石鹸の泡をプールにおき忘れ

〇大胆な音立てあつて庭花火
蝶墜ちて大音響の結氷期(富澤赤黄男)

〇避暑地へと大型免許持つひとと
大胆に酷暑逃れて穴を掘る

〇炎昼の倭建命かな
やまとたけるのみこと暑すぎる

〇もたれれば建具はきしむ蚊遣香
もらすまい床をきしませきんちょうす

〇建て替えの小さき看板雲の峰
看板の効果も無くて夏終わる

〇建設的な意見を取り入れて盆踊
盆踊り盛沢山を絵に描いて

〇鬼灯の中それぞれの冥々土
冥冥に刻む戒名盂蘭盆会

〇真ん中に当たるダーツや水中り
英国の女王陛下も水中り

〇湯から腰まで浸かる熱帯夜
短夜も半身浴の効果かな

〇湯があれば三分大暑湯を沸かす
即席の冷麺昨今お湯要らず

〇各自適宜にみそぎぞ夏のしるし
大難や水無月祓夏来る
 

選句です。

 投稿者:亞子  投稿日:2018年 8月 1日(水)17時06分49秒
  ◯大胆に結ぶ線分夏の星
むかしの人の想像力を想像しつつ。

◯棹に干されて海パンの大中小
ほほえましい夏の景。

◯建御雷神諏訪湖でとれた鯰食ふ
あのあたりは神々しい。

◯三人でぱたぱた建てて海の家
そんな感じします。

◯体勢を建て直しつつ西瓜割
ぐらっときても大丈夫。

◯猿山の中腹の猿夕焼くる
猿山と夕焼はあう。中腹がなかなか。

◯真ん中に生まれて向日葵が嫌ひ
いまや三兄弟はまれ。

◯打水の水すぐ乾く中華街
夏でなくとも中華街は暑い。

◯しばらくは湯の出ぬシャワー異邦人
自分を異邦人と感じるとき。

◯まるまると太りし白蛾湯宿の夜
思いがけない場所に止っていたりする。

◯漢方を湯に溶いてゐる夏の雨
雨だし、ふっといい時間。

◯のこぎりを跨いで夏の蔵に入る
蔵がシブいです。のこぎりが意外です。

◯ワンピース脱ぎて水着もワンピース
マトリューシュカかい。

◯幽霊と飯田橋ギンレイホール
出そうです。
 

選句

 投稿者:海太  投稿日:2018年 8月 1日(水)08時52分29秒
  ◯大家族のなかの一人が日傘差す
日野てる子

◯大暑かな誰も夜風を待つ心
霧島昇&ミス・コロムビア

◯大瑠璃やアリアのメロディ谷渡り
東海林太郎

◯もたれれば建具はきしむ蚊遣香
美空ひばり

◯建前も本音も八月の雨に
ケツメイシ

◯蝉しぐれ封建的な門くぐり
福田こうへい

◯縁日や意味もなく買う水中花
松坂慶子

◯真ん中に生まれて向日葵が嫌ひ
伊藤咲子

◯あくまでも白湯で浴衣のきみがゐる
吉田拓郎

◯しばらくは湯の出ぬシャワー異邦人
久保田早紀

◯ぬるま湯に浸る天神祭の夜
藤島桓夫

◯塀越しの湯船で語る夏の恋
天地真理

◯忽然と悠然と夕凪のブーメラン
西城秀樹

◯雷鳥のちんまりとゐる台所
竜鉄也
 

選句です。

 投稿者:由季  投稿日:2018年 8月 1日(水)00時03分49秒
  ○大まかに泳いでプールあがりけり
しょっちゅう通ってる感じですね。

○棹に干されて海パンの大中小
リズムが楽しいです。

○もたれれば建具はきしむ蚊遣香
こんな感じ、ありました。

○三人でぱたぱた建てて海の家
海の家ならきっとそうでしょうね。

○蝉しぐれ封建的な門くぐり
どんな門だろう、と気になります。

○炎昼の中華包丁中華鍋
熱を感じます。

○真ん中にまんじゅうのある昼寝かな
ちゃぶ台が真ん中にあるのかな。

○真ん中に生まれて向日葵が嫌ひ
真ん中生まれなのでわかります。

○打水の水すぐ乾く中華街
打ち水しても気休めのような暑さ。

○漢方を湯に溶いてゐる夏の雨
夏ばてには漢方かもしれません。

○のこぎりを跨いで夏の蔵に入る
なんだか臨場感がありますね。

○やんごとなき蛾の王遂に倒れたり
確かに王様っぽい蛾がいます。

○七月の台風ひとつ折れやすき
前例の無い折れ方。

○当然のやうに向日葵枯れてをり
当然といわれるほど、当然でないような気がしてきます。

 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2018年 7月31日(火)21時45分2秒
  ○大まかに泳いでプールあがりけり
ターンが大分手前とか。

○大家族のなかの一人が日傘差す
兄弟は全員男なのか。意外に父親の日傘かも。

○棹に干されて海パンの大中小
こちらも兄弟か。鯉のぼりみたい。

○建設的な意見を取り入れて盆踊
バク転が入るとか、ラップもOKとか。

○三人でぱたぱた建てて海の家
今年の夏は早かったのでぎりぎり間に合いました。

○大噴水非建設的恋らしい
W不倫とか。最後は大花火。

○縁日や意味もなく買う水中花
縁日でヒヨコを買うよりいいです。

○真ん中にまんじゅうのある昼寝かな
目覚めてすぐに食欲を満たすためですかね。

○しばらくは湯の出ぬシャワー異邦人
故障してますってフランス語でどういうんでしょう。しょうがないので我慢。

○湯に入ればみんな友達盆の月
よくみたら狸の集まりだったとか。

○熱湯を注ぎて待てり夜の秋
夜食で腹ごしらえして夜更かし。

○焼酎や一枚板のカウンター
男の隠れ家的バー。一杯飲んですぐ退散。

○蝉時雨嵐近づく匂ひして
本当に天気が目まぐるしい。

○当然のやうに向日葵枯れてをり
今年は咲くのも枯れるのも早いかと。
 

選句します。

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年 7月31日(火)17時24分0秒
  ○西国のもつとも西の大西日
西が3つも!たまらなく暑そう~。

○大皿の唐揚の山夏休み
賑やかな食事の景がありありと。

○大胆な音立てあつて庭花火
庭花火にしては大がかり。

○避暑地へと大型免許持つひとと
キャンピングカーに一度乗ってみたいなぁ。

○もたれれば建具はきしむ蚊遣香
いたるところきしきしと音たてて。

○三人でぱたぱた建てて海の家
手慣れたものであっという間に完成。

○蝉しぐれ封建的な門くぐり
威圧感あり、避けられぬ処かも。

○レコードの中心虚ろ夏の果
中心の虚ろ!そういわれれば。

○真ん中に生まれて向日葵が嫌ひ
真ん中生まれの気持ちが少し分かった。

○中道は熟睡に似て風涼し
簡単なようで難しい境地。

○標本の中心に置く夏の蝶
手先の器用さも大事、

○あくまでも白湯で浴衣のきみがゐる
白湯へのこだわり強し。

○まるまると太りし白蛾湯宿の夜
温泉の効能かもしれない。w

○湯に入ればみんな友達盆の月
盆の月がみんなを包み込んで見ているようだ。
 

選句しました。

 投稿者:あんこ  投稿日:2018年 7月31日(火)16時19分37秒
  〇大まかに泳いでプールあがりけり
ひとりで泳ぎに来ている感じ。

〇大皿の唐揚の山夏休み
帰省の風景。

〇大胆に結ぶ線分夏の星
夏の星がオチっぽいけど、題が生きている。

〇萍の大き葉つぱと河童譚
遠野物語の世界のようです。

〇熱帯夜福建省に増ゆるビル
車のクラクションが響いていそう。

〇標本の中心に置く夏の蝶
鮮やか。

〇湯に沈み色深くなる日焼けかな
露天風呂でしょうか。しみじみいい夕日、いい湯だな~♪

〇湯に入ればみんな友達盆の月
なんとなく話してしまいますよね、湯に入ると。
盆の月がいい味出しています。

〇のこぎりを跨いで夏の蔵に入る
暗さ、黴臭さ、涼しさ。

〇焼酎や一枚板のカウンター
夜な夜な常連が集う。

〇当然のやうに向日葵枯れてをり
これは、向日葵があっているなあ。

〇闘魚鉢眺めて眠くなつてをり
闘わないんでしょか。

〇道急ぐをんな蝙蝠の時刻かな
黄金バット。

〇雷鳥のちんまりとゐる台所
よく見たら、丸い猫の幻想?
 

選句しました。

 投稿者:裕美  投稿日:2018年 7月30日(月)11時43分51秒
  〇大まかに泳いでプールあがりけり
平日の午前中に、市のプールセンターとかにいるとたくさん見る光景。

〇大胆に結ぶ線分夏の星
星座って、結構無理がありますよね。

〇棹に干されて海パンの大中小
家族で海水浴に行ったんでしょうね。

〇萍の大き葉つぱと河童譚
「はっぱ」「かっぱ」と語感がいいですね。

〇三人でぱたぱた建てて海の家
そんな感じなのかもなあ。

〇熱帯夜新建材はよく燃える
よく燃える、なんて言ってる場合じゃない。

〇真ん中にまんじゅうのある昼寝かな
まんじゅうの異物感がいいです。

〇大きさも中くらゐなり夏の排泄
「夏の排泄」!

〇標本の中心に置く夏の蝶
シンメトリーなところがいい。

〇まるまると太りし白蛾湯宿の夜
本当に高原辺りの旅行といえば、という感じです。怖すぎる。

〇湯に入ればみんな友達盆の月
なぜかたぬきたちが仲良く入っているのを想像してしまう。

〇のこぎりを跨いで夏の蔵に入る
のこぎりでもなんでも、無造作に転がっていそうです。

〇ワンピース脱ぎて水着もワンピース
中に着てた!

〇七月の台風ひとつ折れやすき
あまりにも折れすぎませんでしたか?
 

選句しました。

 投稿者:百花  投稿日:2018年 7月29日(日)21時30分11秒
編集済
  〇大家族のなかの一人が日傘差す
色白で、焼けると春まで抜けないので。

〇大胆に結ぶ線分夏の星
夏の大三角、目で結びます。都会の星として現役。

〇避暑地へと大型免許持つひとと
そういうひと(男)もよかったかな~。

〇棹に干されて海パンの大中小
棹ですか。民宿ですね。

〇もたれれば建具はきしむ蚊遣香
もたれるようには作られてないのですよ。

〇月涼し徹夜楽しい建築家
夜になると目がらんらんとしてしまうタイプ。

〇土建屋のタンパが響く溽暑かな
ドンドンドンドン・・・・暑い。

〇標本の中心に置く夏の蝶
色も大きさも見事な悲しさ。

〇しばらくは湯の出ぬシャワー異邦人
個人で黙想に行った修道院の昼の大きな浴室、いくら待っても湯がでないので即退室。
ボイラー遠くにあるんでしょうね。

〇漢方を湯に溶いてゐる夏の雨
夏の雨が懈怠を伝えます。

〇油浮く酸辣湯や夏の昼
夏こそ酸辣湯。

〇のこぎりを跨いで夏の蔵に入る
蔵の中は涼しそう。

〇やんごとなき蛾の王遂に倒れたり
やんごとなき・と思わせる蛾がいたのですね。

〇ワンピース脱ぎて水着もワンピース
一昔前の景。
 

選句です。

 投稿者:苑を  投稿日:2018年 7月29日(日)20時09分29秒
  ○夜の秋のひとりひも解く大辞泉
夜の秋らしさ。解くとか泉とかの字面がよろしいのだと。

○棹に干されて海パンの大中小
大中小句はいろいろあれど、父と兄弟と泳ぎに行ったあとの気怠さと満足感が夏休み的でいいです。

○もたれれば建具はきしむ蚊遣香
微かな軋みに我が家とか実家とかの安堵がある。

○建御雷神諏訪湖でとれた鯰食ふ
なんだか畏れ多ような。

○土建屋のタンパが響く溽暑かな
溽暑!がぴったり。

○炎昼の中華包丁中華鍋
忙しい時間帯の中華屋の厨房は暑さの極み。

○打水の水すぐ乾く中華街
あの色彩に乾きそう。

○しばらくは湯の出ぬシャワー異邦人
海外詠として、あるある。異国にいるんだなァと。

○漢方を湯に溶いてゐる夏の雨
雨の日は匂いもね。

○ワンピース脱ぎて水着もワンピース
あらかじめ水着を着て行ったのですね。

○焼酎や一枚板のカウンター
むかしウヰスキーいま焼酎の水割り。

○当然のやうに向日葵枯れてをり
首を垂れて晩夏。

○道急ぐをんな蝙蝠の時刻かな
終戦後な感じ。今年も八月が。

○幽霊と飯田橋ギンレイホール
いるな。
 

選句です

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 7月29日(日)11時58分58秒
  ゆかりさん、ファイルよろしく。

◯大まかに泳いでプールあがりけり
 大まかに泳ぐ?可笑しい。

◯大家族のなかの一人が日傘差す
 ひとりだけ日焼けしたくないご婦人がいるわけですね、浮いています。

◯避暑地へと大型免許持つひとと
 トラックの運転手かダンプでしょうかね。ちょっと危ない避暑地の出来事:笑

◯夜の秋のひとりひも解く大辞泉
 大辞泉にしても広辞苑にしても重くてめったに広げません。夜の秋ならでは、かなあ。

◯もたれれば建具はきしむ蚊遣香
 これまで何気なく使っていた建具、調べてみると面白かった。

◯建御雷神諏訪湖でとれた鯰食ふ
 タケミカヅチノカミと読むのですね。もったいぶった鯰、蒲焼ですか。

◯蝉しぐれ封建的な門くぐり
 どんな門だよ:笑。でも蝉しぐれといい取り合わせ、かも。藤沢周平とかね。

◯大噴水非建設的恋らしい
 そうかい。そんなもんだよ、恋なんて:笑

◯土建屋のタンパが響く溽暑かな
 あ、あれタンパという名前なんだ、知らなかった。

◯短夜を中国四千年の知恵
 怪しい知恵やね。

◯やんごとなき蛾の王遂に倒れたり
 おお、あの蛾の王もついに……。

◯逆らはず従はず枝豆を喰らへ
 はい、昨日ひとり静かに茹でて食べました、群馬の枝豆です。

◯闘魚鉢眺めて眠くなつてをり
 ベタですね。一尾だけならいいけど二尾いるとすぐ追いかけてくるくる回り始めます。というか、闘いはじめます。一尾でしか飼えません。姿はきれいで見ているとたしかに眠りに誘われるようですね。

◯雷鳥のちんまりとゐる台所
 雷鳥は特別天然記念物。飼ったりできないその鳥がちんまりと台所にいるというのが、すごくいいです。こういう句に憧れるなあ。
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 7月29日(日)10時22分34秒
  ○西国のもつとも西の大西日
 国境があってその西に別の国があるのではなく、海で終わっていて壮大な入り日が見えるのだと読みたいです。

○大胆に結ぶ線分夏の星
 「夏の大三角」とかプラネタリウムで聞かされた記憶が…。

○棹に干されて海パンの大中小
 これ、七五五のリズムで「大中小」に着地するところがじつに効いていますね。

○萍の大き葉つぱと河童譚
 尻小玉を抜かれるような話ですね。

○三人でぱたぱた建てて海の家
 「ぱたぱた建てて」の執拗なt音の連鎖が効いています。

○炎昼の中華包丁中華鍋
 よく分からないので検索しました。「その万能性と引き換えに中華包丁は重く、扱いが難しい包丁であり、扱いを誤ると指を切り落としてしまう危険性もあります」、ひえ~。中華包丁中華鍋という畳みかけが昼飯時のスピード感を表現していると思います。

○青田青田中継車には人の影
 「青田青田」という謎の畳みかけが、テステステス…みたいな感じで報道準備の雰囲気を感じさせます。いったい何のために中継するんだろう、みたいな違和感も。

○中道は熟睡に似て風涼し
 漢文の授業でそんなようなのがあったような気がします。忘却の彼方。

○標本の中心に置く夏の蝶
 オオムラサキとか豪奢な蝶ですね。

○あくまでも白湯で浴衣のきみがゐる
 吉田拓郎の「旅の宿」は酔っ払ってできない、という情けない歌でしたが、この「浴衣のきみ」はあくまでもするぞという意気込みなのですね。

○しばらくは湯の出ぬシャワー異邦人
 自分の家だと、それが当然のことなのか故障なのか分かるけど、旅先だとちょっと不安ですよね。

○湯に沈み色深くなる日焼けかな
 「色深くなる」がいいですね。

○ワンピース脱ぎて水着もワンピース
 いいですね。

○焼酎や一枚板のカウンター
 これ、合板でないという意味だったら、ものすごい高級感なんだけど、簡素なカウンター席しかないというこのなのかなあ。「焼酎」は夏の季語だけど、きょうび焼酎もピンキリなので情報不足な感もあります。
 

選句です。

 投稿者:なむ。  投稿日:2018年 7月29日(日)10時21分43秒
  ◎西国のもつとも西の大西日
西三つ重なった広がりがいいです。

◎大胆に結ぶ線分夏の星
そうとう大胆に結んだうえで、ふわーっとふくらませて絵を描く。

◎萍の大き葉つぱと河童譚
真夏の遠野性あり。

◎もたれれば建具はきしむ蚊遣香
全体をたった一本の柱で支えていることがあるので御用心。

◎三人でぱたぱた建てて海の家
ふむ、あるかも。

◎土建屋のタンパが響く溽暑かな
固めるやつかな、専門的な用語知ってるなあ。

◎青田青田中継車には人の影
一句のなかの光量が凄い。

◎漢方を湯に溶いてゐる夏の雨
よい時間だなあ。

◎湯に沈み色深くなる日焼けかな
少女性。

◎湯上がりの牛乳瓶と団扇かな
あまりに分りやすいが、ぬけぬけとしてこれはこれでいいのかも。

◎のこぎりを跨いで夏の蔵に入る
ちょっと腰をかがめて拾って立て懸けないんだよね。跨ぐんだなあ。

◎秋隣白髪染めぬままのひと
ナチュラルライフ。シンプリライフ。

◎幽霊と飯田橋ギンレイホール
あのビルは出ます。

◎雷鳥のちんまりとゐる台所
あまりに不思議。口があんぐり。
 

選句

 投稿者:朝比古  投稿日:2018年 7月29日(日)09時53分20秒
  ☆大まかに泳いでプールあがりけり
 タイムも距離も決めず。

☆大家族のなかの一人が日傘差す
 一人くらいはおしとやかに。

☆大胆な音立てあつて庭花火
 隣家から苦情が来ない程度に。

☆もたれれば建具はきしむ蚊遣香
 木造家屋の良き風情。

☆月涼し徹夜楽しい建築家
 実は楽しい振りをしているだけかも。

☆建設的な意見を取り入れて盆踊
 常に建設的な意見がいいわけではないけれど。

☆体勢を建て直しつつ西瓜割
 おっとっとっと。

☆猿山の中腹の猿夕焼くる
 いつかはボスになる野望。

☆縁日や意味もなく買う水中花
 見ると買いたくなってしまうものってあるなぁ。

☆失恋や湯呑茶碗にサイダーを
 お茶をちゃちゃっと捨てて。

☆湯に沈み色深くなる日焼けかな
 沁みて痛かったりする。

☆のこぎりを跨いで夏の蔵に入る
 妙なリアリティ。

☆ワンピース脱ぎて水着もワンピース
 それはそれで艶っぽい。

☆焼酎や一枚板のカウンター
 女将と差し向いに。
 

大建中湯句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 7月29日(日)09時19分50秒
  遅くなりまして、すみません。投句一覧です。
【湯】の8句目に文字化けがあります。申し出があれば訂正します。

【大】
消えてみて元の木阿弥大文字
西国のもつとも西の大西日
西日中泣いてゐるのか大女
大まかに泳いでプールあがりけり
大家族のなかの一人が日傘差す
大皿の唐揚の山夏休み
大暑かな誰も夜風を待つ心
大胆な音立てあつて庭花火
大胆に結ぶ線分夏の星
大瑠璃やアリアのメロディ谷渡り
避暑地へと大型免許持つひとと
夜の秋のひとりひも解く大辞泉
棹に干されて海パンの大中小
萍の大き葉つぱと河童譚

【建】
もたれれば建具はきしむ蚊遣香
炎昼の倭建命かな
月涼し徹夜楽しい建築家
建て替えの小さき看板雲の峰
建御雷神諏訪湖でとれた鯰食ふ
建設的な意見を取り入れて盆踊
建前も本音も八月の雨に
三人でぱたぱた建てて海の家
蝉しぐれ封建的な門くぐり
体勢を建て直しつつ西瓜割
大噴水非建設的恋らしい
土建屋のタンパが響く溽暑かな
熱帯夜新建材はよく燃える
熱帯夜福建省に増ゆるビル

【中】
レコードの中心虚ろ夏の果
炎昼の中華包丁中華鍋
猿山の中腹の猿夕焼くる
縁日や意味もなく買う水中花
鬼灯の中それぞれの冥々土
真ん中にまんじゅうのある昼寝かな
真ん中に生まれて向日葵が嫌ひ
真ん中に当たるダーツや水中り
青田青田中継車には人の影
打水の水すぐ乾く中華街
大きさも中くらゐなり夏の排泄
短夜を中国四千年の知恵
中道は熟睡に似て風涼し
標本の中心に置く夏の蝶

【湯】
あくまでも白湯で浴衣のきみがゐる
しばらくは湯の出ぬシャワー異邦人
ぬるま湯に浸る天神祭の夜
まるまると太りし白蛾湯宿の夜
漢方を湯に溶いてゐる夏の雨
失恋や湯呑茶碗にサイダーを
足湯から腰まで浸かる熱帯夜
湯?の湯気たつぷりと遠花火
湯があれば三分大暑湯を沸かす
湯に沈み色深くなる日焼けかな
湯に入ればみんな友達盆の月
湯上がりの牛乳瓶と団扇かな
熱湯を注ぎて待てり夜の秋
塀越しの湯船で語る夏の恋
油浮く酸辣湯や夏の昼

【当季雑詠】
のこぎりを跨いで夏の蔵に入る
やんごとなき蛾の王遂に倒れたり
ワンピース脱ぎて水着もワンピース
各自適宜にみそぎぞ夏のしるし
逆らはず従はず枝豆を喰らへ
忽然と悠然と夕凪のブーメラン
七月の台風ひとつ折れやすき
秋隣白髪染めぬままのひと
焼酎や一枚板のカウンター
蝉時雨嵐近づく匂ひして
灯を落とす紅差し指の日焼け痕
当然のやうに向日葵枯れてをり
闘魚鉢眺めて眠くなつてをり
道急ぐをんな蝙蝠の時刻かな
幽霊と飯田橋ギンレイホール
雷鳥のちんまりとゐる台所

(以上)

14句選(特選、逆選なし)
選句締切:8月1日(水)23時(JST)

投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 

大建中湯句会・ご案内

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 7月26日(木)23時13分25秒
  出題します。

【大】
【建】
【中】
【湯】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:7月28日(土)24:00(JST)
投句宛先:掲示板http://6911.teacup.com/3434/bbs
     下の方の「管理者へメール」からお願いします。

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。
 メールアドレスだけだとどなたか分らないので、★タイトルに俳号とか本名とか
お書き添えください。

この句会は互選です。投句のみ、選句のみの参加はご遠慮下さい。

 よろしくどうぞ。
 

赤道直下句会・作者発表

 投稿者:百花  投稿日:2018年 7月25日(水)22時41分16秒
  赤道直下句会・作者発表です。早めの選句のご協力ありがとうございました。
間違いありましたら、ご連絡ください。


海の子のおやつ真つ赤なトマトかな   なむ   朝
塞翁が馬なりの道独活の花       なむ   海
直伝の冷やし中華に似たサラダ     なむ   天月け
岩奔る垂水の下の真桑瓜        なむ
いにしへの奈良漬発見冷蔵庫      なむ   天月

赤と白サーモグラフィの炎帝画     天道
吉野道過去より高し雲の峰       天道   海
直伝の糠にのの字を茄子で掻く     天道   む百亜
盂蘭盆会親の代理の下心        天道
汗しずくジュポッと一声アスファルト  天道
竜の髭濡れて際立つ道祖神       天道   む

夏の月赤いセロファン遠い井戸     月犬   む
声ひそめゆく向日葵の夜道かな     月犬   朝苑海天亜けゆ
夜の瀧聞く真つ直ぐな足二本      月犬
もう下山はできぬと雷鳥が云ふ     月犬   む朝百天け
軽雷や座敷に誰もをらぬなり      月犬   由

赤チンと絆創膏と捕虫網        朝比古  月
道に買ふ西瓜割用西瓜かな       朝比古  海由
冷房を出でて直帰の人となる      朝比古  苑亜由ゆ
下向きて夜の白百合の蕾かな      朝比古  亜
夏雲やばたばたばたばヘリコプター   朝比古

野苺を摘む半世紀赤裸々に       海太
海月にも浄土へつづく波の道      海太   月ゆ
直球の次も直球決め球はトマト     海太
下剋上いま百日草の天下        海太
救急車呼ぶよりそしれ花糸瓜      海太

みなみかぜ眠れば育つ赤ん坊      苑を   朝月亜由ゆ
道の駅甘藍胡瓜真桑瓜         苑を   海
緑陰踏んで直履きのスニーカー     苑を
下手人は誰だ熱帯夜は続く       苑を
老姉妹くじらを待つてゐる晩夏     苑を   む百月亜

炎暑かな夜ごと近付く赤い星      百花   月亜けゆ
真直ぐな道を日傘がまつすぐに     百花   朝海月け由
寄り道のつもりのはまち竟の道     百花   海
下味がきいて薄味新牛蒡        百花   朝苑け由ゆ
バス停の屋根たのもしき炎暑かな    百花   苑ゆ

皮ぱんと張つてトマトの真つ赤つ赤   亜紀   苑ゆ
指で追ふ地図の道順油照        亜紀   む苑海けゆ
夕端居ほぼ直球で問ひただす      亜紀   百け由ゆ
階下よりラジオ体操籐寝椅子      亜紀   朝苑天月
嘗て住む家までの距離大夕焼      亜紀   む百
紅白のワインの宴遠花火        亜紀   百
冷房の風をよけ合ふ事務社員      亜紀
締めきつて空気膨らむ熱帯夜      亜紀

草いきれ赤き車に乗るをんな      けんじ  朝天
参道の向かい合はせの金魚売      けんじ  む苑海天ゆ
直接に右脳に届く蝉時雨        けんじ  天亜
海水浴下りホームで待ち合はす     けんじ  百
冷蔵庫あけてしばらくぐだぐだす    けんじ  朝苑百天亜由

赤兎馬とともに泉に立ち止まる     由季
道産子の毛色いろいろ夏の雲      由季   む海天
背泳ぎの子の直線を反れてゆく     由季   む朝苑百月け
下向きの線香花火横から見る      由季   百
弁当が赤飯の日や柿の花        由季   苑月亜

緑陰のシナントロプス赤面す      ゆかり  天由
食道のながさをマックシェイクかな   ゆかり  朝海け由
直腸とS字結腸明易し         ゆかり
手のひらを脳下垂体滴れる       ゆかり
信号を待つて夏帽子を拾ふ       ゆかり  む百亜け由
 

選句です

 投稿者:ゆかり  投稿日:2018年 7月25日(水)22時07分49秒
  ○みなみかぜ眠れば育つ赤ん坊
 大人は眠っても育たないですからねえ。

○炎暑かな夜ごと近付く赤い星
 不吉です。火星でしょうか。

○皮ぱんと張つてトマトの真つ赤つ赤
 美味しそうです。

○海月にも浄土へつづく波の道
 海月なりに成仏してほしいです。

○参道の向かい合はせの金魚売
 お客が来るまで緊張感がありそうです。

○指で追ふ地図の道順油照
 じとっとした感じがいいですね。

○声ひそめゆく向日葵の夜道かな
 不吉です。

○夕端居ほぼ直球で問ひただす
 端居って、大声だせませんからね。怖いです。

○冷房を出でて直帰の人となる
 これ、絶対サボってます。冷房の効いた喫茶店かパチンコ屋を出てから、「直帰しますね~」と電話だけ入れてます。

○下味がきいて薄味新牛蒡
 牛蒡はそれ自体味が濃いのでそのくらいでいいのです。

○バス停の屋根たのもしき炎暑かな
 状況が状況だけに、あの屋根をたのもしいといいますか。
 

選句

 投稿者:由季  投稿日:2018年 7月25日(水)10時05分27秒
  ○みなみかぜ眠れば育つ赤ん坊
「れば」に微かな屈折あり。

○緑陰のシナントロプス赤面す
緑と赤の対比が少しわかりすぎるかな?

○食道のながさをマックシェイクかな
ストローの続きに食道がある。

○真直ぐな道を日傘がまつすぐに
日傘でまっすぐはやや意外。

○道に買ふ西瓜割用西瓜かな
それほど高級ではないが味は良さそう。

○夕端居ほぼ直球で問ひただす
端居の機会を伺っていたのでしょうね。

○冷房を出でて直帰の人となる
明日出社してくるか心配です。

○下味がきいて薄味新牛蒡
説明っぽいが美味しそう。

○軽雷や座敷に誰もをらぬなり
軽雷という言葉を知りませんでした。

○信号を待つて夏帽子を拾ふ
ありますあります。

○冷蔵庫あけてしばらくぐだぐだす
そして家族に叱られる。


 

選句しました

 投稿者:けんじ  投稿日:2018年 7月24日(火)22時00分46秒
  ○炎暑かな夜ごと近付く赤い星
死兆星ではありませんから。

○指で追ふ地図の道順油照
あまり暑いので指で確認しないと間違えそうです。

○食道のながさをマックシェイクかな
食道ってストローっぽいですね。

○真直ぐな道を日傘がまつすぐに
お中元のCMにありそう。

○声ひそめゆく向日葵の夜道かな
見つかると帰れなくなりますよ。

○直伝の冷やし中華に似たサラダ
秘伝だと思ってたのに実は普通だったというリアル。

○背泳ぎの子の直線を反れてゆく
気が付くとスタートラインにいます。

○夕端居ほぼ直球で問ひただす
でも変化球で答えるのでさらに延長戦。

○もう下山はできぬと雷鳥が云ふ
呪われていますね。終バスを逃すとかなりパニック。

○下味がきいて薄味新牛蒡
塩分控えめでよろしいかと。

○信号を待つて夏帽子を拾ふ
トラックが通りませんように。
 

選句します。

 投稿者:亜紀  投稿日:2018年 7月24日(火)17時18分26秒
  ○みなみかぜ眠れば育つ赤ん坊
健やかに、すくすくと。

○炎暑かな夜ごと近付く赤い星
ひたひたと近づいて。

○声ひそめゆく向日葵の夜道かな
上から見られているような恐怖感があるかも。

○直接に右脳に届く蝉時雨
蝉時雨という団体。

○直伝の糠にのの字を茄子で掻く
明日の朝が楽しみだ。

○冷房を出でて直帰の人となる
直帰となるとなんとなく嬉しさにほころぶ。

○下向きて夜の白百合の蕾かな
重量感にぽってり。

○信号を待つて夏帽子を拾ふ
じりじりと暑い中の信号待ち。

○弁当が赤飯の日や柿の花
晴れの日はいつでも嬉しいですね。

○冷蔵庫あけてしばらくぐだぐだす
冷蔵庫はピーピー言うけど気にしない。

○老姉妹くじらを待つてゐる晩夏
気長にねとりとめのない話をしつつ。
 

選句しました

 投稿者:月犬  投稿日:2018年 7月23日(月)09時42分21秒
  ◯みなみかぜ眠れば育つ赤ん坊
 うちの二匹の子猫も眠るたびに育っていきます。

◯炎暑かな夜ごと近付く赤い星
 人類滅亡。

◯赤チンと絆創膏と捕虫網
 あまりにも付きすぎ。その大胆さがいいかと:笑

◯海月にも浄土へつづく波の道
 そう思う。

◯真直ぐな道を日傘がまつすぐに
 映像がすぐに浮かんできます。それも言葉の力ですね。

◯直伝の冷やし中華に似たサラダ
 昨日、冷やしサラダうどん食べました。

◯背泳ぎの子の直線を反れてゆく
 わたしはクロールでもそれていきます、トホホです。

◯階下よりラジオ体操籐寝椅子
 いい感じ。

◯いにしへの奈良漬発見冷蔵庫
 食べない方がいいですね。

◯弁当が赤飯の日や柿の花
 柿の花が効いてます。

◯老姉妹くじらを待つてゐる晩夏
 はい、リリアン・ギッシュとベティ・デイヴィス。1987年の映画そのまんま:笑
 

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