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望郷山河句会・投句一覧

 投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月 7日(日)00時47分42秒
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  投句一覧です。

【望】
夏草や第二希望の旅先の
空蝉の託す望みや朝まだき
見届ける山の蒼さや潜望鏡
向日葵といふ人望に似たるもの
高望みせずに内定豆の飯
七夕の悪い望みも混ぜておく
水無月の望遠鏡のなかに馬
雪解富士祖父の形見の望遠鏡
待望の女子マネ迎え夏合宿
梅雨明けやまづ望楼に人の影
望まるるままに切られし冷し瓜
望み得ぬものに光りや日雷
望遠で狙ふ標的るりびたき
望遠のレンズの中の黒揚羽
望月や騎士団帰還する西日
万緑を踏みつけてをり展望台
夜毎見る望遠鏡や夏休み
夕焼を二秒望んで遮音壁
餞別にハンカチーフを所望せり

【郷】
グラナダの異郷の庭や花ざくろ
はまなすは郷愁の花風強し
みつ豆の本家本郷三丁目
夏痩せてうろうろ本郷うろうろ
郷土愛強きをとこや心太
故郷には姉と白犬合歓の花
故郷にゐて故郷の瓜むさぼる
故郷の山滴るや飯喰へり
口笛の異郷の唄や青鬼灯
水郷を揺れて去りゆく白日傘
西郷さんの見送つてゐし夏燕
西日濃し郷土史編纂事業室
青林檎がぶり郷ひろみと希林
桃源郷高きに金魚玉吊るし
同郷や薬味論議の冷奴
二ツ谷分かれ黴雨の郷尋し
白蓮を出れば異郷よ合掌す
夫婦なら故郷は二つ遠花火
平泳ぎで迫る真白き郷ひろみ

【山】
あるだけの山百合抱いて逢ひに行く
しなやかに李熟れたる山ふたつ
ぴいと草笛嘘つきの山男
橋涼みして富士山のシルエット
継母は山育ちなりかき氷
山ほどの足跡のある夏座敷
山系に消えし一族夏羽織
山田君座布団二枚孔雀草
山鳩の鳴いて青葉へ小雨の夕
山繭の平たく止まり雨の音
水やうかん横山エンタツ笑ふなり
世界の山ちやん取り敢へずビールと叫ぶ
青梅雨の山のあなたに住むあなた
築山の中腹あたり蟾蜍
電波まだ届いてゐたる夏の山
眉山より泡立つところ天瓜粉
仏桑花高額チップ山と積む
木道に山気吸ひこむ夏の朝

【河】
きつと河鵜もしかして海鵜かな
みちのくの河童見に行く夏の月
やませ吹く河童と僕と橋桁と
夏雲や支流あらはに河川敷
河岸変へるほほづき市を抜けながら
河童忌や崖線の駅濡れそぼち
河童来てシャワーを貸してくれと言ふ
急坂を下れば全土河鹿笛
血を洗ふごとき流れや河骨咲く
七夕や発泡酒酌む河川敷
須賀川やウルトラマンの夏銀河
昼顔や三河をんなの姦しき
梅雨出水グリーン沈む河川敷
梅雨出水優しい川が河になり
白南風や運河に貿易船満ちて
夜を喰らひ夏の河口は膨れけり
恋のやう河骨の黄のやはらかき
啼く河の夢飯を焦がす大団扇

【当季雑詠】
おおぞらやアイスの棒の捨て処
おかえりのかわりに熟れたバナナの香
かき氷つんと頭に来ぬ度合
ひとまづは名を調べ抜く夏の草
もどりきて我に席なしなすび漬け
愛の日は永久に消えまじ紅の花
雨音の止まぬ一日水中花
蚊帳ずれの音を背で聞き薄化粧
丸窓の向かうを過ぎる水海月
蟻の穴狭間の土を盛り上げて
紫陽花に擦過する杖本厚木
紫陽花の触つてみたき固さかな
寝ころびて君の肩越し雲の峰
甚平や画数多き名を持ちて
昼顔に唾して伏せて人嫌ひ
定食屋小さく動く扇風機
猫逃げて狂人の檻めく網戸
半眼の睡佛や梅雨の闇
物語のやうさるすべりゆすらうめ
本日の西瓜としてのスイカバー
裸婦像のそこんところを黒揚羽
捩子花のらせんよ舐めてゆく視線

(以上)

18句選(特選、逆選なし)
選句締切:7月10日(水)21時(JST)
★★★★★★★★★★★★★★★★★
集計の方の負荷軽減のため、選句締切を水曜21:00(JST)に
繰り上げましたので、ご理解ご協力をお願い致します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★


投稿先:みしみし第二
http://6911.teacup.com/3434/bbs
(返信とかスレッドとか難しいことを考えないで、そのまま書き込んで下さい。)

題に関わらず全体から選句数分選句にてお願い致します。
★整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
(人力で集計しているので、順番を変えられると大変なんです!)

ではよろしくお願い致します。
 
 
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