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○向日葵といふ人望に似たるもの
虚栄とか偽りとかの花言葉もあるようですね
○梅雨明けやまづ望楼に人の影
晴れ渡る景色を一望してみたいものです
○望まるるままに切られし冷し瓜
食べられる人は沢山、そうでない人はそれなりに
○望遠で狙ふ標的るりびたき
幸せの青い鳥は、意外に近くにたりしてね
○万緑を踏みつけてをり展望台
山頂の展望台という場景が見事です
○夜毎見る望遠鏡や夏休み
えっ!? もしかして覗き!!
○はまなすは郷愁の花風強し
はまなすや夜行列車は海面下
○青林檎がぶり郷ひろみと希林
懐かし~い
○夫婦なら故郷は二つ遠花火
同郷でも、故郷は二つ、分かる気がします
○山ほどの足跡のある夏座敷
大勢でにぎわう料亭でしょうかね
○山繭の平たく止まり雨の音
平たく止まり・・・良い表現ですね、静かな雨音が連想出来ます
○築山の中腹あたり蟾蜍
庭園の主でしょうか
○眉山より泡立つところ天瓜粉
阿波踊りではなく、泡立つですか
○みちのくの河童見に行く夏の月
遠野行ってみたい
○やませ吹く河童と僕と橋桁と
今年は冷夏との噂も
○急坂を下れば全土河鹿笛
夏!
○恋のやう河骨の黄のやはらかき
嫉妬するのも恋のうち
○裸婦像のそこんところを黒揚羽
何処に止まったのでしょうかね
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